JP2001150659A - インクジェット射出検査装置 - Google Patents
インクジェット射出検査装置Info
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- JP2001150659A JP2001150659A JP34045099A JP34045099A JP2001150659A JP 2001150659 A JP2001150659 A JP 2001150659A JP 34045099 A JP34045099 A JP 34045099A JP 34045099 A JP34045099 A JP 34045099A JP 2001150659 A JP2001150659 A JP 2001150659A
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Abstract
し、インクヘッドから吐出される液滴の状態を正確に検
出することができるインクジェット射出検査装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】 点光源を結像させる一つ又は複数のレン
ズから構成される光学系の光源と像との間に、被測定対
象である液滴を配置し、光源の結像位置に周辺の光を遮
断する機構を設け、かつ被測定対象である液滴の像を結
像させる光学系を新たに設け、この液滴の結像位置に撮
像素子を配置して構成される。
Description
検査装置に関し、更に詳しくは液滴を正確に検出するこ
とができるようにしたインクジェット射出検査装置に関
する。
て、高解像度の向上、プリント速度の高速化、低価格の
方向が求められている。このため、マルチノズルでチャ
ネル数の増加、着弾精度の向上、液滴量の低下、射出速
度の増加、製造コストの低減が挙げられている。
ドのインク吐出検査は、紙等に印字された媒体を用いて
検査していた。この方法の場合、検査作業が煩雑になる
という問題があり、更に記録媒体が必要となるため、そ
のコストが発生し、ヘッド自体の製造コストが増加する
という問題があった。
が開発されてきている(例えば特開平11−22717
2号公報)。図9は従来装置の構成例を示す図である。
図において、1はストロボ光源、2は該ストロボ光源1
を取り囲むように配置された反射鏡である。3はストロ
ボ発光を受ける2次光源で、例えば白色散乱体又は拡散
板等が用いられる。2次光源3からの光は、液滴A、B
に入射し、その透過光はレンズ4を介してCCD6上に
結像される。7は、CCDを移動させるカメラ移動機構
である。
液滴A、B間の距離でその視野は2dで表される。θは
光束の広がり角で、2次光源3からレンズ4までの距離
をL、レンズ4の口径をDとすると、θ=D/Lで表さ
れる。また、光束の入射角φは、φ=d/Lで表され
る。そして、液滴像は、CCD6上に結像することにな
る。
トロボ等閃光光源でとらえることは周知の技術となって
きている。例えば、特開平5−149769号公報記載
の発明では、照明の記載がなく、特開平11−2271
72号公報記載の発明では、ストロボ照明を複数回測定
しており、照明方法の記載はなかった。
ものであって、インクヘッドから吐出される液滴の状態
を正確に検出することができるインクジェット射出検査
装置を提供することを目的としている。
明は、点光源を結像させる一つ又は複数のレンズから構
成される光学系の光源と像との間に、被測定対象である
液滴を配置し、光源の結像位置に周辺の光を遮断する機
構を設け、かつ被測定対象である液滴の像を結像させる
光学系を設け、この液滴の結像位置に撮像素子を配置し
て構成されることを特徴とする。
液滴を配置することにより、インクヘッドから吐出され
る液滴の状態を正確に検出することができる。 (2)請求項2記載の発明は、前記光源としてストロボ
ライト又はレーザのパルス発光を用いることを特徴とす
る。
しても、正確な状態で検出することができる。 (3)請求項3記載の発明は、前記結像位置にシャッタ
付きカメラを配置することを特徴とする。
切ることにより、吐出された液滴をほぼ静止した状態で
撮影することができる。(4)請求項4記載の発明は、
前記点光源の結像位置に絞り機構を設けたことを特徴と
する。
断し、直線光のみを通過させることにより、液滴の画像
を正確に検出することができる。 (5)請求項5記載の発明は、前記絞りを変化させるこ
とを特徴とする。
て最適な絞りを用いることができ、正確な液滴画像を得
ることができる。 (6)請求項6記載の発明は、液滴中央の明るい部分を
重心測定前にマスクすることを特徴とする。
して好ましい液滴画像を得ることができ、液滴を正確に
認識することができる。 (7)請求項7記載の発明は、前記撮像素子から出力さ
れた液滴外形部分の濃度値から液滴外径を認識すること
を特徴とする。
ストが向上するため、液滴外径部分の濃度値から最大の
分解能で液滴外径を認識することができる。 (8)請求項8記載の発明は、測定視野を移動させた
際、予め液滴のない状態で撮像した画像を記憶してお
き、液滴がある状態で撮像した画像から前記液滴のない
状態で撮像した画像を差し引くことを特徴とする。
のシェーディング補正を行なうことができる。 (9)請求項9記載の発明は、前記インクの代わりに着
色していないダミーインクを使用することを特徴とす
る。
用することにより、検査後、コンタミネーションを防止
するため、洗浄或いはインクの再充填の必要がない。
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態例を示す図である。図9と同一のものは、同一
の符号を付して示す。図において、10は光源、11は
該光源10からの光を集束させるレンズ、A、Bは液滴
である。12は光源10の像が結像される位置に配置さ
れたスリットである。該スリット12を通過した光は、
CCD6上に液滴の像を結ぶ。このように、本発明で
は、光源10と像との間に液滴A、Bを配置しており、
光源の像を結ばせる光学系レンズ11と、液滴の像を結
ばせる光学系を兼用させている。ここで、光源10とし
ては、ストロボライト又はレーザのパルス発光を使用す
るようにする。これにより、移動中の液滴に対しても、
正確な状態で検出することができる。
滴A、BはCCD6上に結像する。この結果、液滴A、
Bの画像を得ることができる。ここで、光源10の結像
点にスリット12を配置しているのは、曲げられた光を
遮断し、直線光のみを通過させて、液滴の像を正確に検
出するためである。ここで、このスリットを変化させる
ようにすることができる。これによれば、液滴の状態に
応じて最適な絞りを用いることができ、正確な液滴画像
を得ることができる。
像との間に液滴を配置することにより、インクヘッドか
ら吐出される液滴の状態を正確に検出することができ
る。即ち、高精度で複数の液滴の形状が計測できる。ま
た、広視野(1回当たり測定できる液滴数を増加でき
る)で計測が可能になる。これにより、射出速度、射出
角度(着弾位置精度)、液滴量等が高精度で高速に測定
できるようになる。
として着色していない粘度等同等なダミーインクを用い
ることができ、検査後コンタミネーションを防止するた
め、洗浄或いはインクの再充填の必要がないようにする
ことができる。
置してカメラで液滴を撮影することができる。これによ
れば、ストロボの代わりに通常の例えばハロゲンランプ
等の光源を用いても、吐出した液滴をほぼ静止した状態
で撮影することができ、被測定対象の移動による測定誤
差を除去することができる。図2は光の液滴入射の説明
図である。光が、液滴21に入射すると、液滴内に入射
する光と入射しない光に分けられる。液滴21に入射し
た光は、液滴21を透過して角度βで抜けていく。液滴
21に入射しない光は入射点で反射し、角度αで反射す
る。ここで、液滴中心から入射光までの距離をXとする
と、前記α=2×arccos(X/r)で表され、前
記β=2×(arcsin(X/r)−arcsin
(X/r×n))で表される。ここで、nは屈折率、r
は液滴の半径である。ここで、θ>βである場合には、
液滴内部に抜けが発生し、θ>αの場合には液滴外径が
細る。ここで、θは図9の光束広がり角である。この図
より、θが小さいほど特性が向上することが分かる。つ
まり、本発明によりこのθを測定視野全体に均一に小さ
くすることが可能となる。
図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示
す。閃光光源10から出射された光は、スリット13を
通過し、続くレンズ20で平行光に変換される。この平
行光を続くレンズ22で集束し、スリット12を通過し
た液滴像をCCD6上に結像させる。ここで、液滴21
はレンズ20と22との間に配置される。
焦点深度が増加し、多段ノズルの測定の際のピントの調
整しなおしの必要がなくなり、測定時間を短縮すること
ができる。
滴中央の明るい部分を液滴の重心或いは径を測定前にマ
スクするようにすれば、液滴中央をマスクして好ましい
液滴画像を得ることができ、液滴を正確に測定すること
ができる。
って、液滴外径部分のコントラストが向上する。この効
果を利用し、撮像素子(例えばCCD)から出力された
液滴外形部分の濃度値から1画素以内の分解能で、液滴
外径を認識することができる。
象である液滴を除き、照明光学系と受光光学系の関係が
変わらないことを利用し、予め液滴のない状態で撮像し
た画像を記憶しておき、液滴がある状態で撮像した画像
から、液滴のない状態で撮像した画像を差し引くように
する。これにより、得られた液滴画像のシェーディング
補正を行なうことができる。
図である。図1、図3と同一のものは、同一の符号を付
して示す。図において、10は閃光光源、23はスリッ
ト13を通過して閃光光源10の光を集束するレンズ、
12はスリットで、6はスリット12を通過してきた画
像を結像させるCCDである。24は液滴像を結像させ
るレンズである。
を受けて、高速で液滴の画像処理を行なう高速画像処理
ボード、31は該高速画像処理ボード30と接続され、
装置全体の制御を行なうパソコン(PC)、32はヘッ
ド駆動、ステージ駆動、ストロボ駆動を行なう駆動部
で、パソコン31と接続されている。液滴は、レンズ2
3とレンズ24との間に配置されている。このように構
成された装置の動作を図5のタイミングチャートを使用
しながら説明すれば、以下の通りである。
同期信号に同期してヘッド駆動パルスが(a)に示すよ
うに立ち上がると、ストロボ駆動信号は(c)に示すよ
うにヘッド駆動パルスの立ち上がりからτ1だけ遅れて
立ち上がる。それから更にΔτ1だけ遅れて閃光源(ス
トロボ)10が発光する。
CCD6上に結像する。このCCD6で検出された信号
は、続く高速画像処理ボード30に入り、画像処理が行
われる。この時の画像をf1とする。次の、ヘッド駆動
パルスの立ち上がりで立ち上がりからτ2だけ遅れてス
トロボ駆動信号(c)が立ち上がる。それから更にΔτ
2だけ遅れて閃光源10が発光する。この時の液滴像
は、レンズ24を介してCCD6上に結像する。この時
の画像をf2とする。f1の液滴画像と、f2の液滴画
像の差から液滴の速度その他の情報を測定することがで
きる。
化状況を示している。縦軸はラジアンα、横軸はX/r
である。rは液滴の半径である。この図からX/rが小
さくなるほどαが大きくなることが分かる。αは前述し
たθに関する関数であり、θは光がCCDに集まる範囲
を示している。
滴の輪郭がぼやける範囲を示している。縦軸はΔr=
(r−X)/rを、横軸は光線の広がり(θ)を示して
いる。φはパラメータである(図9参照)f1はΔrが
Δr(0)の場合を、f2はΔrがΔr(0.015)
の場合を、f3はΔrがΔr(0.03)の場合を示し
ている。θが広がると光線の広がりが大きくなり、コン
トラストが悪くなる。そこで、θを減らすことにより液
滴検出精度を向上させ、視野も広げるようにしている。
化を示している。縦軸はラジアンα、横軸はXである。
Xが増加するにつれてラジアンも増加していることが分
かる。
ば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、点光源を結像させ
る光学系の光源と像との間に、被測定対象である液滴を
配置し、光源の結像位置に周辺の光を遮断する機構を設
け、かつ被測定対象である液滴の像を結像させる光学系
を設け、この液滴の結像位置に撮像素子を配置すること
により、光源と像との間に液滴を配置することで、イン
クヘッドから吐出される液滴の状態を正確に検出するこ
とができる。
光源としてストロボライト又はレーザのパルス発光を用
いることにより、移動中の液滴に対しても、正確な状態
で検出することができる。
結像位置にシャッタ付きカメラを配置することにより、
高速でシャッタを切ることで、吐出された液滴をほぼ静
止した状態で撮影することができる。
点光源の結像位置に絞り機構を設けたことにより、曲げ
られた光を遮断し、直線光のみを通過させることで、液
滴の画像を正確に検出することができる。
絞りを変化させることにより、液滴の状態に応じて最適
な絞りを用いることができ、正確な液滴画像を得ること
ができる。
中央の明るい部分を重心測定前にマスクすることによ
り、液滴中央をマスクして好ましい液滴画像を得ること
ができ、液滴を正確に測定することができる。
撮像素子から出力された液滴外形部分の濃度値から液滴
外径を認識することにより、液滴外径部分のコントラス
トが向上するため、液滴外径部分の濃度値から最大の分
解能で液滴外径を認識することができる。
視野を移動させた際、予め液滴のない状態で撮像した画
像を記憶しておき、液滴がある状態で撮像した画像から
前記液滴のない状態で撮像した画像を差し引くことによ
り、得られた液滴画像のシェーディング補正を行なうこ
とができる。
インクの代わりに着色していないダミーインクを使用す
ることにより、ダミーインクを使用することで、検査
後、コンタミネーションを防止するため、洗浄或いはイ
ンクの再充填の必要がない。
ドから吐出される液滴の状態を正確に検出することがで
きるインクジェット射出検査装置を提供することができ
る。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 点光源を結像させる一つ又は複数のレン
ズから構成される光学系の光源と像との間に、被測定対
象である液滴を配置し、 光源の結像位置に周辺の光を遮断する機構を設け、かつ
被測定対象である液滴の像を結像させる光学系を設け、 この液滴の結像位置に撮像素子を配置して構成されるイ
ンクジェット射出検査装置。 - 【請求項2】 前記光源としてストロボライト又はレー
ザのパルス発光を用いることを特徴とする請求項1記載
のインクジェット射出検査装置。 - 【請求項3】 前記結像位置にシャッタ付きカメラを配
置することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
射出検査装置。 - 【請求項4】 前記点光源の結像位置に絞り機構を設け
たことを特徴とする請求項1記載のインクジェット射出
検査装置。 - 【請求項5】 前記絞りを変化させることを特徴とする
請求項4記載のインクジェット射出検査装置。 - 【請求項6】 液滴中央の明るい部分を重心測定前にマ
スクすることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
ト射出検査装置。 - 【請求項7】 前記撮像素子から出力された液滴外形部
分の濃度値から液滴外径を測定することを特徴とする請
求項1記載のインクジェット射出検査装置。 - 【請求項8】 測定視野を移動させた際、予め液滴のな
い状態で撮像した画像を記憶しておき、液滴がある状態
で撮像した画像から前記液滴のない状態で撮像した画像
を差し引くことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
ット射出検査装置。 - 【請求項9】 前記インクの代わりに無色透明のダミー
インクを使用することを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット射出検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34045099A JP4023053B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | インクジェット射出検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34045099A JP4023053B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | インクジェット射出検査装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001150659A true JP2001150659A (ja) | 2001-06-05 |
JP4023053B2 JP4023053B2 (ja) | 2007-12-19 |
Family
ID=18337086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34045099A Expired - Fee Related JP4023053B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | インクジェット射出検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4023053B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184162A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Seiko Epson Corp | 計測装置および液滴吐出装置 |
JP2007033387A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Ccs Inc | 光照射装置及び光伝達素子 |
JP2007112078A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットヘッドノズル検査装置及び検査方法 |
CN100376394C (zh) * | 2003-08-27 | 2008-03-26 | 精工爱普生株式会社 | 液滴的辨认方法、液滴喷头检查装置和液滴喷出装置 |
JP2009012206A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットヘッド検査装置及び検査方法 |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34045099A patent/JP4023053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100376394C (zh) * | 2003-08-27 | 2008-03-26 | 精工爱普生株式会社 | 液滴的辨认方法、液滴喷头检查装置和液滴喷出装置 |
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JP4492346B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-06-30 | セイコーエプソン株式会社 | 液滴吐出装置 |
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JP2009012206A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットヘッド検査装置及び検査方法 |
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