JP2001148962A - 小動物用埋込型医学的計測送信装置 - Google Patents

小動物用埋込型医学的計測送信装置

Info

Publication number
JP2001148962A
JP2001148962A JP33250099A JP33250099A JP2001148962A JP 2001148962 A JP2001148962 A JP 2001148962A JP 33250099 A JP33250099 A JP 33250099A JP 33250099 A JP33250099 A JP 33250099A JP 2001148962 A JP2001148962 A JP 2001148962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
oscillation
signal
measurement
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33250099A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kawada
諭 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
STAR MEDICAL KK
Original Assignee
STAR MEDICAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by STAR MEDICAL KK filed Critical STAR MEDICAL KK
Priority to JP33250099A priority Critical patent/JP2001148962A/ja
Publication of JP2001148962A publication Critical patent/JP2001148962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の計測を行う小動物用埋込型医学的計
測送信装置の同じ容量の電池を用いた場合における生物
学的計測期間を長くする。 【解決手段】医学的計測用のセンサSからの信号を受け
てその信号のレベルに応じた時間間隔毎に所定のパルス
幅のタイミングパルスを発生するタイミングパルス発生
回路4、5、6、7と、タイミングパルス発生回路4、
5、6、7の出力信号を受けるとその受けている時間所
定周波数の発振信号を出力する発振回路9と、発振回路
9の出力信号を送信するアンテナ10を少なくとも備
え、センサSからの信号のレベルを一つの発振信号発生
期間と次の発振信号発生期間との時間間隔に変換するよ
うにした計測送信回路1を複数11、12備え、各計測送
信回路11、12の発振回路9の発振周波数を互いに異な
らせてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラット、マウス等
の小動物に埋め込んでその小動物の特定種類の医学的計
測値(例えば脳波、筋電、心電、消化管運動、PH解析
等の計測値)を求め、その求めた計測値を無線で小動物
外部の受信装置に送信する小動物用埋込型医学的計測送
信装置に関し、低消費電力で計測送信が可能で、同じ容
量の電池を用いた場合における計測送信期間を著しく長
くすることができる小動物用埋込型医学的計測送信装置
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】新薬の効果等を確認する方法或いは小動
物の生態の研究をする方法の一つとして、例えばラッ
ト、マウス等の小動物に小動物用埋込型医学的計測送信
装置を埋め込み、特定の種類の医学的計測、例えば脳
波、筋電、心電、消化管運動、PH解析等の計測値を求
め、その求めた計測値を無線で小動物外部の受信装置に
送信し、その受信装置で受信した信号による計測値を分
析するという方法がある。このような方法は、普通の生
活をしている状態の小動物に対して医学的計測を為し得
るので、開腹状態の小動物の医学的計測しかできない有
線による医学的計測値の送信をする場合に比較して優れ
た医学的分析ができる。
【0003】そして、その小動物に埋め込む小動物用埋
込型医学的計測送信装置として、バッテリ(電源)と、
低周波増幅器と、変調器と、アンテナからなり、センサ
で検出した電気信号を低周波増幅器で増幅し、それを変
調器によって変調し、その変調器の出力をアンテナを通
じて小動物の外部へ送信するようにしたものがあった。
【0004】また、同じ小動物に対して医学的計測をす
る計測の種類数は一個で済む場合もあるが、複数必要な
場合がある。例えば脳波と筋電の二つの種類の医学的計
測をする場合がその一例である。それに対しては、医学
的計測の種類に対応して設けた二つのセンサの出力を多
重変調により送信をするようにすることにより対応する
ことが試みられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の小動
物用埋込型医学的計測送信装置において大きな問題とな
っていたのは、消費電力が大きく、小さな電池を電源と
して使用した場合、充分な期間生物学的計測ができない
と言う問題があった。即ち、小動物内に埋め込む計測送
信装置の占有容積、重量が増える程、小動物が小動物用
埋込型医学的計測送信装置を埋め込まれることにより生
じる生体リズムの変調が大きくなり、測定結果に重大な
影響を及ぼす。従って、計測装置の電源として埋め込め
られる電池も大きくすることが制約される。
【0006】そのため、必然的に電池の寿命が短くな
り、生物学的計測を継続できる期間が短くなるという問
題があった。即ち、生物学的計測を2〜3週間というよ
うな比較的短い期間行えば済む場合もあれば、2〜3ヶ
月あるいは半年間あるいは1年以上というように長期に
渡り生物学的計測を続ける必要のある場合もある。従っ
て、同じ容量の電池を用いた場合における生物学的計測
期間を長くする必要に迫られていた。
【0007】本発明はこのような要請に応えるべく為さ
れたものであり、複数種の計測を行う小動物用埋込型医
学的計測送信装置の同じ容量の電池を用いた場合におけ
る生物学的計測期間を長くすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の小動物用埋込
型医学的計測送信装置は、医学的計測用のセンサからの
信号を受けてその信号のレベルに応じた時間間隔毎に所
定のパルス幅のタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生回路と、該タイミングパルス発生回路の出力
信号を受けるとその受けている時間所定周波数の発振信
号を出力する発振回路と、該発振回路の出力信号を送信
するアンテナを少なくとも備え、上記センサからの信号
のレベルを一つの上記発振信号の発生期間と次の発振信
号発生期間との時間間隔に変換するようにした計測送信
回路を複数備え、該各計測送信回路の発振回路の発振周
波数を互いに異ならせてなることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1の小動物用埋込型医学的
計測送信装置によれば、上記センサからの信号が入力さ
れるとそのレベルに応じた時間間隔で上記タイミングパ
ルス発生回路によりタイミングパルスを発生し、その発
生時間上記発振回路に発振動作を行わせるので、該セン
サからの信号のレベルを一つの上記発振信号の発生期間
と次の発振信号発生期間との時間間隔に変換することが
できる。即ち、上記該センサからの信号のレベルを、一
つの上記発振信号の発生期間と次の発振信号発生期間と
の時間間隔に、変換することができる。
【0010】依って、発振回路を常時発振させる必要は
なく、間欠的に発振させれば良く、その発振しない期間
は小動物用埋込型医学的計測送信装置の消費電力は極め
て小さくできる。そして、発振しない期間に対する発振
をする期間の比を、例えば数100〜数1000:1に
することにより小動物用埋込型医学的計測送信装置の同
じ容量の電池を用いた場合における生物学的計測期間を
極めて長くすることができる。また、同一ケージ内で複
数の個体(小動物)に医学的計測送信装置を埋め込み一
つの受信装置でその複数の送信装置からの信号を受信
し、データ処理するようにすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明小動物用埋込型医学的計測
送信装置、基本的には、医学的計測用のセンサからの信
号を受けてその信号のレベルに応じた時間間隔毎に所定
のパルス幅のタイミングパルスを発生するタイミングパ
ルス発生回路と、該タイミングパルス発生回路の出力信
号を受けるとその受けている時間所定周波数の発振信号
を出力する発振回路と、該発振回路の出力信号を送信す
るアンテナを少なくとも備え、上記センサからの信号の
レベルを一つの上記発振信号の発生期間と次の発振信号
発生期間との時間間隔に変換するようにした計測送信回
路を複数備え、該各計測送信回路の発振回路の発振周波
数を互いに異ならせてなるものであり、医学的計測の種
類として例えば、脳波、筋電、心電、消化管運動、PH
解析、あるいは心室容積等が挙げられるが、消化管運動
測定等に極めて有効である。計測送信する信号の数は複
数、例えば2であるが、必ずしもそれに制約されるもの
ではない。因みに、心室容積を測定する場合には、少な
くとも3以上の信号を送信することが必要である。
【0012】各計測送信回路の発振回路の発振周波数は
例えば数100KHz〜数MHzが妥当であり、後で述
べる実施例では例えば1.75MHz、5MHzに設定
されている。勿論、例えば5MHzと10MHzという
ようにしても良い等、周波数設定は種々の設定態様があ
り得るものであり、実施例に限定されない。上記タイミ
ングパルス発生回路は、上記センサの検出信号により充
電する充放電回路と、該充放電回路の出力電圧と基準電
圧を比較し、該充放電回路の出力電圧が該基準電圧に達
したとき該充放電回路を強制的に急速放電させる比較回
路と、該比較回路の出力電圧を微分する微分回路により
構成するのが好適である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1は本発明小動物用埋込型医学的計測送信装
置の一つの実施例の概略構成を示す回路ブロック図であ
る。図において、11、12は各々計測送信回路で、この
計測送信回路は小動物用埋込型医学的計測送信装置の各
チャンネル毎に設けられ、各別の生物学的計測信号を送
信する。該各計測送信回路11、12は互いに同じ構成
で、単に発振回路の発振周波数が異なるに過ぎないの
で、一方の計測送信回路11についてのみ構成、動作を
説明する。2はセンサSにより検出された信号、例えば
脳波、筋電等を示す信号を増幅する低周波増幅回路であ
る。尚、当然のことながら、計測送信回路11のセンサ
Sと、計測送信回路12のセンサSとでは互いに異なる
種類の生物学的計測を行う。
【0014】3はゲートで、低周波増幅回路(アンプ)
2からの信号をオンオフする。4は充放電回路で、該ゲ
ート3を経由して伝送されたセンサからの検出信号で充
電され、後述する比較回路5の出力電圧で高速放電され
る。勿論、低周波増幅回路2からの信号のレベルに応じ
て充電速度が異なり、レベルが高いほどそれに比例して
充電速度が高くなる。5は比較回路で、上記充放電回路
4の出力電圧と、基準電圧発生回路5の基準電圧Vsと
を比較する。具体的には、充放電回路4の出力電圧が基
準電圧Vsを越えると、その越えたときに出力電圧が低
下し、その出力電圧の低下により上記充放電回路4を急
速放電する。従って、該充放電回路4の出力電圧は急速
に低下する。
【0015】しかして、充放電回路4は、低周波増幅回
路2からの信号により充電されて出力電圧がその信号レ
ベルに応じた速度で上昇し、その出力電圧がVsに達す
ると比較回路5の出力パルスによる急速放電により急速
に0Vに低下するので、鋸歯状波(図2(A)参照)を
発生し、そのパルス幅tは低周波増幅回路2の信号のレ
ベルにより相違し、信号のレベルが高い程短くなる。
【0016】7は上記比較回路6の出力電圧を微分する
微分回路で、該比較回路6の出力電圧が低下したときそ
の立ち下がりに同期して所定のパルス幅(例えば20マ
イクロ秒)のタイミングパルスを発生する。8は該タイ
ミングパルスに制御される駆動回路8で、発振回路9を
制御すると共に、ゲート3を制御する。発振回路9は所
定の周波数(計測送信回路11の発振回路8が例えば
1.75MHz、計測送信回路12の発振回路8が例え
ば5MHzというように計測送信回路毎(チャンネル
毎)に発振回路8の発振周波数が異ならしめられてい
る。混信を防止するためである。)で発振する。この発
振回路9が動作するのは駆動回路8が駆動信号(タイミ
ングパルス)を出力しているときのみであり、駆動信号
を出力していないときは発振回路9は動作しないように
なっている。
【0017】10はアンテナで、発振回路9の発振出力
を送信する。尚、該アンテナ10は各計測送信回路毎1
毎に設けるようにしても良いが、複数の計測送信回路で
一つのアンテナ10を共有するようにしても良い。11
は電源回路で、バッテリBを電源とし、小動物用埋込型
医学的計測送信装置の各部に電源電圧を供給する。12
はリードスイッチで、外部からの磁界によりスイッチン
グされ、電源回路11をスイッチングすることができる
ようになっている。電源回路11はリードスイッチ12
が磁界によりスイッチングされる毎にオンからオフへ、
或いはオフからオンへのスイッチング状態の反転動作を
するためのフリップフロップ等を内蔵している。このよ
うに、外部から電源回路11をオンオフできるようにす
るのは、動作を要しないときにバッテリBが無駄に電力
が消耗するのを防止するためである。
【0018】図2は図1に示す小動物用埋込型医学的計
測送信装置の動作を説明するための動作説明図で、
(A)は充放電回路4の出力電圧を示す波形図、(B)
は計測送信回路1の送信出力波形図である。以下にこの
図2を参照して小動物用埋込型医学的計測送信装置の動
作を説明する。低周波増幅回路2で増幅されたセンサS
による検出信号がゲート3を経由して充放電回路4に入
力され、この検出信号が該充放電回路4を充電する。す
ると、その検出信号のレベルに応じた速度で該充放電回
路4の出力電圧が上昇し、基準電圧Vsに達する。該出
力電圧が上昇を開始してからその基準電圧Vsに達する
までの時間tはセンサSの検出信号のレベルにより異な
り、そのレベルが高いほど短くなる。尚、図2では、そ
の時間tが変化することを、t2>t1>t3の例によ
り示している。尚、この時間tの平均的値は例えば0.
1〜20mS(ミリ秒)程度である。
【0019】上記充放電回路4の上昇する出力電圧が基
準電圧Vsを越えた瞬間、比較回路5の出力が反転し、
それにより充放電回路4が急速放電されると共に、微分
回路7がその出力の反転に同期して所定のパルス幅(例
えば20μS:20マイクロ秒)を有するタイミングパ
ルスを発生する。駆動回路8はこのタイミングパルスが
発生している期間、上記ゲート3をカットオフすると共
に、上記発振回路9を動作させて(例えば発振回路9へ
の電源電圧の供給を許容する状態にする)その発振出力
をアンテナ10を通じて外部へ送信させる。しかし、こ
の発振動作はタイミングパルスが発生している期間(例
えば20μS:20マイクロ秒)経過すると動作が停止
する。
【0020】そして、それと同時に、ゲート3がオン状
態になり、センサSの検出信号がそのゲート3を通じて
充放電回路4に供給され始め、延いては充電が開始され
る。以後上述したと同じ動作が繰り返される。従って、
計測送信回路1からは図2(B)に示すように、センサ
Sの検出信号のレベルに応じた時間間隔t1、t2、t
3、・・・で所定期間所定周波数の発振信号が動物から
外部に送信される。従って、その小動物の外部では、そ
の送信された発振信号を受信し、その時間間隔t1、t
2、t3、・・・を検出することにより計測値を認識す
ることができる。
【0021】このような小動物用埋込型医学的計測送信
装置によれば、上記センサSからの検出信号が入力され
るとそのレベルに応じた時間間隔でよりタイミングパル
スを発生し、その発生時間上記発振回路に発振動作を行
わせるので、該センサSからの信号のレベルを一つの上
記発振信号の発生期間と次の発振信号発生期間との時間
間隔に変換することができる。即ち、該センサSからの
信号のレベルを、一つの上記発振信号の発生期間と次の
発振信号発生期間との時間間隔tに、変換することがで
きる。
【0022】依って、発振回路を常時発振させる必要は
なく、間欠的に発振させれば良く、その発振しない期間
は小動物用埋込型医学的計測送信装置の消費電力は極め
て小さくできる。そして、発振しない期間の平均は例え
ば0.1mS〜数十mS程度に、それに対して発振をす
る期間を例えば20μS程度にでき、その比を、例えば
数100〜数1000:1にすることができ、動作期間
に対する発振動作期間の比を極めて小さくすることがで
きる。そして、発振動作をしない動作期間中は電力を全
く消費しないというわけではないが、発振動作をすると
きの消費電力に比較して発振動作をしないときの消費電
力は略0と同一視できる程度に小さい。
【0023】従って、同じ容量の電池を用いた場合にお
ける小動物用埋込型医学的計測送信装置による生物学的
計測期間を極めて長くすることができる。具体的には、
従来数日、数週間程度しか生物学的計測できなかったの
が、本発明の実施により数ヶ月〜数年における長期に渡
る生物学的計測が可能になる。これは、見方を変えれ
ば、同じ生物学的計測期間を確保するのに要求されるバ
ッテリBの容量が小さくて済むということに他ならず、
小動物に埋め込むバッテリBとして小さなものを使用で
き得ることでもある。
【0024】図3は上記小動物用埋込型医学的計測送信
装置が埋め込まれた小動物の外部にて該小動物用埋込型
医学的計測送信装置からの信号を受信する受信装置の一
例の一つのチャンネル分の概略構成を示すブロック図で
ある。このような回路は各チャンネル毎に存在する。2
1は受信アンテナ、22は受信アンテナで受けた信号の
内、自己のチャンネルの周波数の発振出力に同調するよ
うにされた同調回路で、この同調周波数は例えば1.7
5MHzと5MHzというように、或いは5MHzと1
0MHzというように、チャンネル毎に異なる。
【0025】23は同調回路22の出力を増幅する高周
波増幅回路、24は該高周波増幅回路23で増幅された
ところの小動物からの送信出力をAM検波するAM検波
回路、25は該AM検波回路24によりAM検波された
信号を増幅する低周波増幅回路、26は該低周波増幅回
路25の出力と、しきい値電圧発生回路27の出力とを
比較するコンパレータで、しきい値電圧に達しない小さ
なレベルのノイズにより誤動作するのを防止するべく、
ノイズ成分をカットする役割を果たす。
【0026】29はコンパレータ26の出力をFV変換
するFV変換回路、30は該FV変換回路29の出力を
増幅する直流増幅回路であり、該回路29の各出力パル
ス間の時間間隔を測定する等により低周波増幅回路2で
検出した測定値(例えば筋電、脳波等の測定値)を認識
することができる。
【0027】図4は上記小動物用埋込型医学的計測送信
装置の一つの計測送信回路1の具体的回路例を示す回路
図である。同図において、2はオペアンプOP1を用い
た低周波増幅回路(アンプ)で、その入力側にはセンサ
Sの出力端子が接続されている。このセンサSは、図4
の右下部分に示すように歪みセンサSS(例えば消化管
にセットされる)を主体とし、それに接続された抵抗R
0と、上記アンプ2の抵抗R1及びR2とでブリッジを
構成し、このブリッジに電源電圧を受け、該ブリッジの
出力電圧が消化管運動を示す信号としてオペアンプ2に
入力される。3はトランスファーゲートで、低周波増幅
回路2の出力の充放電回路4への伝送を許容したり阻止
したりするスイッチングをする。該ゲート3は後述する
駆動回路(8)の出力により制御されてオンオフ動作す
る。
【0028】4はオペアンプOP1、コンデンサC2、
抵抗R4、電界効果トランジスタQ1等を用いた充放電
回路で、抵抗R4が充電抵抗、コンデンサC2が充電コ
ンデンサを成し、上記ゲート3を経由して伝送されてき
たセンサSからの検出信号をコンデンサC2に充電し、
電界効果トランジスタQ1により急速放電する。
【0029】5はオペアンプOP2からなる比較回路
で、上記充放電回路4の出力電圧と、基準電圧Vsとを
比較する。6は該基準電圧Vsを発生する基準電圧発生
回路で、抵抗R11とR12による抵抗分圧回路からな
る。該比較回路5の出力電圧は上記電界効果トランジス
タQ1に送られると共に、次に述べる微分回路(7)に
も送られる。該比較回路5はセンサSからの信号により
充電される充放電回路4の出力電圧が基準電圧Vsより
も低い間(大部分の時間)はハイレベルを出力している
が、充放電回路4の出力電圧がその基準電圧Vsを越え
るとその瞬間ロウレベルに反転する。すると、その比較
回路5の出力電圧を受けているトランジスタQ1がター
ンオンして上記コンデンサC2を急速放電するのであ
る。
【0030】7は微分回路で、コンデンサC3と抵抗R
14からなり、上記比較回路5の出力電圧がハイレベル
からロウレベルに反転したとき例えば20μSのパルス
幅を有するタイミングパルスを発生する。8は駆動回路
で、上記微分回路7の出力電圧を反転するインバータI
NVとその出力電圧を受けるトランジスタQ2からな
る。該トランジスタQ2はインバータINVにより制御
されて発振回路9を非動作状態にしたり、動作状態にし
たりする。
【0031】具体的には、トランジスタQ2は、インバ
ータINVの出力電圧がハイのとき(換言すれば上記微
分回路7からタイミングパルスが発生していないとき)
は発振回路7に対してその動作に必要な電源電圧の印加
を阻み、インバータINVの出力電圧がロウになったと
き(換言すれば上記微分回路7からタイミングパルスが
発生したとき)はその出力電圧がロウの期間、発振回路
7に対してその動作に必要な電源電圧の印加を許容す
る。このトランジスタQ2は前記ゲート(トランスファ
ーゲート)3をも制御し、発振回路9を発振動作させる
期間は該ゲート3をオフ状態にし、その期間が終了する
と(上記タイミングパルスが消えたとき)ゲート3をオ
フからオンに反転させ、センサSの検出信号(上記ブリ
ッジの出力電圧)を増幅する低周波増幅回路2の出力電
圧の前記充放電回路4への印加を開始させる。
【0032】発振回路9はトランジスタ、抵抗R16、
コンデンサC6、C7、C5等からなり、例えば1.7
5MHz、5MHz等所定の周波数(チャンネルにより
互いに異ならしめられている。)の発振信号を発生す
る。この発振信号はアンテナ10を通じて小動物外に送
信される。勿論、発振回路9が発振動作をするのは、上
記微分回路7からタイミングパルスが発生したときのみ
であり、タイミングパルスが発生していない期間は発振
動作をしない。
【0033】11は小動物用埋込型医学的計測送信装置
の各部に必要な電源電圧を供給する電源回路で、集積回
路ICと、リードスイッチ12と、バッテリBからな
る。集積回路ICはリードスイッチ12が磁気によりオ
ンされる毎に電源回路11をオンからオフ、オフからオ
ンに状態変化するようにするために必要なフリップフロ
ップ回路等を有する。
【0034】
【発明の効果】請求項1の小動物用埋込型医学的計測送
信装置によれば、上記センサからの信号が入力されると
そのレベルに応じた時間間隔で上記タイミングパルス発
生回路によりタイミングパルスを発生し、その発生時間
上記発振回路に発振動作を行わせるので、該センサから
の信号のレベルを一つの上記発振信号の発生期間と次の
発振信号発生期間との時間間隔に変換することができ
る。即ち、上記該センサからの信号のレベルを、一つの
上記発振信号の発生期間と次の発振信号発生期間との時
間間隔に、変換することができる。
【0035】依って、発振回路を常時発振させる必要は
なく、間欠的に発振させれば良く、その発振しない期間
は小動物用埋込型医学的計測送信装置の消費電力は極め
て小さくできる。そして、発振しない期間に対する発振
をする期間の比を、例えば数100〜数1000:1に
することにより小動物用埋込型医学的計測送信装置の同
じ容量の電池を用いた場合における生物学的計測期間を
極めて長くすることができる。また、また、同一ケージ
内で複数の個体(小動物)に医学的計測送信装置を埋め
込み一つの受信装置でその複数の送信装置からの信号を
受信し、データ処理するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明小動物用埋込型医学的計測送信装置の一
つの実施例の概略構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示す小動物用埋込型医学的計測送信装置
の動作を説明するための動作説明図で、(A)は充放電
回路の出力電圧を示す波形図、(B)は計測送信回路の
送信出力波形図である。
【図3】小動物用埋込型医学的計測送信装置からの信号
を受信する受信装置の一例の一つのチャンネル分の概略
構成を示すブロック図である。
【図4】図1の小動物用埋込型医学的計測送信装置の一
つの計測送信回路の具体的回路例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、12・・・計測送信回路、4・・・充放電回路、5
・・・比較回路、6・・・基準電圧発生回路、7・・・
微分回路、8・・・駆動回路、9・・・発振回路、10
・・・アンテナ、11・・・電源回路、SS・・・セン
サSの要部を成す歪みセンサ、B・・・バッテリ、Vs
・・・基準電圧。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医学的計測用のセンサからの信号を受け
    てその信号のレベルに応じた時間間隔毎に所定のパルス
    幅のタイミングパルスを発生するタイミングパルス発生
    回路と、該タイミングパルス発生回路の出力信号を受け
    るとその受けている時間所定周波数の発振信号を出力す
    る発振回路と、該発振回路の出力信号を送信するアンテ
    ナを少なくとも備え、上記センサからの信号のレベルを
    一つの上記発振信号の発生期間と次の発振信号発生期間
    との時間間隔に変換するようにした計測送信回路を複数
    備え、 上記各計測送信回路の発振回路の発振周波数を互いに異
    ならせてなることを特徴とする小動物用埋込型医学的計
    測送信装置。
  2. 【請求項2】 上記タイミングパルス発生回路が、 上記センサの出力により充電する充放電回路と、 該充放電回路の出力電圧と基準電圧を比較し、該充放電
    回路の出力電圧が該基準電圧に達したとき該充放電回路
    を強制的に急速放電させる比較回路と、 該比較回路の出力電圧を微分する微分回路と、 からなることを特徴とする請求項1記載の小動物用埋込
    型医学的計測送信装置。
JP33250099A 1999-11-24 1999-11-24 小動物用埋込型医学的計測送信装置 Pending JP2001148962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33250099A JP2001148962A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 小動物用埋込型医学的計測送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33250099A JP2001148962A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 小動物用埋込型医学的計測送信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001148962A true JP2001148962A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18255640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33250099A Pending JP2001148962A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 小動物用埋込型医学的計測送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001148962A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190131A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Seiko Instruments Inc 生体情報送信機
JP2007530104A (ja) * 2004-03-25 2007-11-01 ウニヴェルジテート ブレーメン 電気的な生物活性の検出およびこの生物活性に影響を与えるためのシステム並びに生物の組織に植え込み可能な装置
JP2014007717A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Hisahide Kasahara 無線送信機用の高速度変換処理による消費電力低減回路及び、その電源操作手段
CN107427252A (zh) * 2015-03-31 2017-12-01 德尔格制造股份两合公司 测量信号放大器和用于测量信号放大器的能量供应的方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530104A (ja) * 2004-03-25 2007-11-01 ウニヴェルジテート ブレーメン 電気的な生物活性の検出およびこの生物活性に影響を与えるためのシステム並びに生物の組織に植え込み可能な装置
JP2007190131A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Seiko Instruments Inc 生体情報送信機
JP2014007717A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Hisahide Kasahara 無線送信機用の高速度変換処理による消費電力低減回路及び、その電源操作手段
CN107427252A (zh) * 2015-03-31 2017-12-01 德尔格制造股份两合公司 测量信号放大器和用于测量信号放大器的能量供应的方法
JP2018510022A (ja) * 2015-03-31 2018-04-12 ドレーゲルヴェルク アクチェンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト アウフ アクチェンDraegerwerk AG & Co.KGaA 測定信号増幅器および測定信号増幅器のエネルギー供給方法
CN107427252B (zh) * 2015-03-31 2020-04-14 德尔格制造股份两合公司 测量信号放大器和用于测量信号放大器的能量供应的方法
US11089986B2 (en) 2015-03-31 2021-08-17 Drägerwerk AG & Co. KGaA Measurement signal amplifier and a method for supplying energy to a measurement signal amplifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10003862B2 (en) Wireless sensor reader
US5769873A (en) Meter for measuring battery charge delivered in an implantable device
US20170347927A1 (en) Method and System for Powering an Electronic Device
US4177800A (en) Implantable biotelemetry transmitter and method of using same
EP2417590B1 (en) Wireless sensor reader
US8744581B2 (en) Cross-band communications in an implantable device
US4026305A (en) Low current telemetry system for cardiac pacers
US5179950A (en) Implanted apparatus having micro processor controlled current and voltage sources with reduced voltage levels when not providing stimulation
US20100308974A1 (en) Wireless sensor reader
US20050085872A1 (en) Multi-channel biological signal telemetry systems
US20070164752A1 (en) Biometric information transmitter
US20110190850A1 (en) Clock synchronization in an implantable medical device system
RU2001109353A (ru) Система медицинского имплантанта
EP1554010A2 (en) Multi-mode crystal oscillator system selectively configurable to minimize power consumption or noise generation
KR20190034901A (ko) 저전력 기기의 전력 제어 방법 및 이를 수행하는 저전력 기기
JP2001148962A (ja) 小動物用埋込型医学的計測送信装置
US8660659B2 (en) Cross-band communications in an implantable device
JP2643327B2 (ja) 生体内外エネルギ伝送装置
US4087637A (en) Pacer pulse width signaling system for telephonic communication
JP2713149B2 (ja) 無線式生体内埋め込み受信機制御方式
EP3902466A1 (en) Distance measuring device for detecting sleep disorders
EP3871495A1 (en) Energy-saving label for attachment to an animal
AU2015264867A1 (en) Wireless sensor reader
Yonezawa et al. A miniaturised radio telemetry two channel ultrasonic cardiac dimension gauge
JP2001169683A (ja) 小動物用埋込型医学的計測送信装置