JP2001148534A - Iii族窒化物半導体の電極形成方法 - Google Patents

Iii族窒化物半導体の電極形成方法

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JP2001148534A JP2000270989A JP2000270989A JP2001148534A JP 2001148534 A JP2001148534 A JP 2001148534A JP 2000270989 A JP2000270989 A JP 2000270989A JP 2000270989 A JP2000270989 A JP 2000270989A JP 2001148534 A JP2001148534 A JP 2001148534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、非常に高抵抗であったIII族窒化物
系半導体素子のp型電極に関して、製造プロセスの最適
化の観点から改良・低抵抗化を図る。 【解決手段】 III族窒化物半導体からなる半導体発
光素子の製造プロセスにおいて、p型電極を形成する工
程におけるコンタクト層表面への誘電体膜の被覆回数を
0回とする製造プロセスを採用することにより、p型電
極の電気特性を低抵抗化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の詳細な説明〕
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、III族窒化物か
らなる化合物半導体素子の電極の形成方法に関する。
【0003】
【従来の技術】InxGayAlzN(ただしx+y+z
=1、0≦x、y、z≦1)で表わされるIII族窒化
物半導体は大きなエネルギーバンドギャップや高い熱安
定性を有し、発光素子や高温デバイスを初めとして様々
な応用展開が可能な有望な材料系である。特に発光素子
としては、青〜緑の波長域で数cdの光出力を有する発
光ダイオード(Light Emitting Dio
de;LED)が既に実用化されており、同材料系を用
いたレーザダイオード(Laser Diode;L
D)の実用化も間近である。
【0004】これらのIII族窒化物系(以下、GaN
系と記す)素子を実際の各種機器に搭載して使用する場
合には、素子自体が消費する電力、動作する電圧を十分
に低くする必要がある。
【0005】特にGaN系LDの場合、GaN系LED
に比べて電流注入面積が小さく、p型電極部での電圧降
下が素子全体の動作電圧に及ぼす影響を無視できない。
従ってGaN系LDでは、このp型電極のオーミック化
・低抵抗化が素子特性の向上に欠かせない。
【0006】現在、GaN系素子に対するp型電極とし
てよく知られている電極構造としてはAu/Ni電極が
挙げられる(なお本明細書内では、Au/Niという表
記はNi層をAu層よりも先に形成し、Au層が電極の
表面側に位置しているものとして統一する)。図1は、
発明者らが試作したp型GaN上のAu/Niドット電
極の電流−電圧特性を示したものである。
【0007】図1に特性を示した電極は、図2に示した
模式図のような構造で、サファイア基板201上にエピ
タキシャル成長したp型GaN層202(Mg不純物濃
度2×1020cm-3、アクセプタ濃度3×1019
-3)の表面を有機洗浄及び希釈塩酸にて処理したあ
と、電子ビーム(EB)真空蒸着装置でNiを15n
m、Auを200nm成膜して角型電極203を形成し
てある。電極の大きさは一辺300μmの正方形、また
電極間の間隔は50μmである。さらに、真空雰囲気中
にて550℃で10分間熱処理を施し、電極構造を製作
した。
【0008】図1に示したとおり、Au/Ni電極はp
型GaN層に対してオーミック特性を示す。また、電極
−p型GaN層間の比コンタクト抵抗を測定したとこ
ろ、5×10-3Ωcm2であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発明者
らが上記のAu/Ni電極をp型電極、p型GaN層を
コンタクト層として適用したLD素子を製作し、その電
気特性を測定したところ、素子内部のエピタキシャル層
のシリーズ抵抗や前記の比コンタクト抵抗から予測され
るよりもはるかに大きな動作電圧を示す結果が得られ
た。具体的には、電流を100mA注入時に予想される
動作電圧は6〜7V程度であったが、実際に100mA
の電流を注入してみると12〜13Vの動作電圧が確認
された。
【0010】動作電圧が予想値と違う原因を探るため、
いくつかの解析を試みた。このうち、p型電極近傍に対
するEBIC(Electron Beam Indu
ced Current)解析を行ったところ、Au/
Ni電極の特性がショットキー性を示していることが明
らかになった。p型電極が本来のAu/Ni電極の特性
を示さず、ショットキー性になっているために、p型電
極部分で異常な電圧降下が生じ、その結果、素子の動作
電圧を大きく増加させていたのである。
【0011】上記のような解析結果を得て、発明者らは
更に該LD素子のp型電極がショットキー性を示す起源
がどこにあるのかを探るため、エピタキシャル成長やド
ライエッチング、電極形成などLDの製作プロセスを見
直した。その結果、エピタキシャル成長後のGaN系半
導体ウェハに電極やメサ構造などの素子構造を作り込む
過程において、絶縁膜もしくはエッチングマスクなどの
用途に用いられる誘電体膜が、上記のp型電極のショッ
トキー性の起源となっていることを見出した。以下に、
発明者らが用いたLD素子製作プロセスを、図18、図
19を参照しながら順を追って記す。
【0012】まず、GaN系LDの基板としてよく用い
られるサファイア基板1501を用意し、その上に有機
金属気相成長(MOCVD)法により、バッファ層15
02、n型クラッド層1503、活性層1504、p型
クラッド層1505、p型コンタクト層1506からな
るGaN系半導体層構造を結晶成長した。その後、該G
aN系半導体層構造表面の全面にわたって、SiO2
1507を成膜した(図18(a))。
【0013】次に、フォトリソグラフィプロセス及びH
FウェットエッチングプロセスによりSiO2層150
7の一部を除去し、SiO2層の残した部分をエッチン
グマスクとして、RIE(Reactive Ion
Etching)プロセスにより、前記GaN系半導体
層構造をn型クラッド層1503の半ばまで掘り下げ、
メサ構造を形成した(図18(b))。
【0014】続いて、マスクとしたSiO2層1503
をHFウェットエッチングにより完全に除去し、改めて
SiO2層1508をメサ構造全体の上に形成した。更
に、メサ上部及びメサ底部のSiO2層1508の一部
をフォトリソグラフィプロセス及びHFウェットエッチ
ングプロセスにより除去し、p型及びn型電極用の開口
部を形成した(図19(a))。
【0015】最後に、該開口部にそれぞれp型電極とし
てAu/Ni電極1509、n型電極としてAl/Ti
電極1510を形成し、LD素子を製作した(図19
(b))。
【0016】上記に示したプロセスにより製作したLD
素子は、図19(b)に明らかなように、絶縁基板上に
形成されたメサ構造を有し、p型電極の電流注入部はい
わゆる電極ストライプ構造を採っている。この形式のL
D素子の場合、p型電極のうち電流注入部として機能す
るストライプ部分と接するp型コンタクト層表面(図1
9(b)のS部に示す)は、メサ構造形成時のマスク用
及び電極の電流注入部形成用として、2度にわたってS
iO2層により被覆されることになる(よって以下の文
中では、上記プロセスを便宜的に2回被覆プロセスと記
す)。
【0017】さらに、発明者らは以下の検証実験を行っ
た。図3には、図2に示した構造のAu/Niドット電
極と同構造の電極をp型GaN層上に形成する前に、S
iO 2による被覆を1回及び2回実施した場合の電流−
電圧特性を、それぞれ一点鎖線及び点線で示してある。
なお図3には、比較のために図1にも示した事前にSi
2被覆していないAu/Ni電極の特性も同時に示し
ている。
【0018】図3に示したように、電極形成前にSiO
2でp型GaN表面を2回被覆した場合の特性はオーミ
ック性が損なわれ、電流−電圧特性が著しく劣化してい
る。SiO2被覆を1回に減らしても、やはり被覆しな
い場合と比べて特性の劣化とオーミック性の喪失がみら
れる。
【0019】この検証実験の結果から、上記のLD素子
製作プロセスにおけるp型電極のショットキー性は、2
度にわたるSiO2のp型コンタクト層表面への被覆が
もたらしたものであることことを明らかになった。
【0020】上記の例では、すでに述べたようにサファ
イア基板上の電極ストライプLD素子についてプロセス
を記したが、LD素子の素子の別の形式として、GaN
基板上のLD素子を製作する場合、上記のプロセスで示
したメサ構造の形成は不要だが電流注入部の形成時には
SiO2による被覆がプロセス上生じる。また、さらに
別の素子の形式として、単純な電極ストライプ構造では
なくいわゆるリッジストライプ構造を有するLD素子を
製作する場合には、リッジ部分を形成するドライエッチ
ングプロセスにおいて、p型コンタクト層表面をSiO
2などのマスクにより保護してエッチングを行う手法が
よく用いられる。
【0021】このように、III族窒化物半導体LD素
子の製作プロセスにおいて、SiO 2をはじめとする各
種の誘電体膜を電極部分の一部を構成する絶縁層や、ド
ライエッチング時のエッチングマスクとして利用するこ
とはごく一般的に行われている。にも関わらず、誘電体
膜をプロセス内で使用することが素子の特性に及ぼす影
響や、またその影響を回避する手段等については従来論
じられることがなかった。しかし、先に述べたようにG
aN系LDにおいてp型電極部分の電圧降下が素子全体
の動作電圧に占める割合は大きく、プロセスの違いによ
り図3に示したほどの特性差がp型電極部分に生じる
と、素子特性に与える影響は非常に大きい。よって、誘
電体膜のプロセス内で使用する際にその影響を回避ある
いは低減する手法を規定することは重要である。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を鑑みる
と、p型電極異常を解決するには、素子製作プロセスに
おいてp型電極形成前のSiO2誘電体によるp型Ga
N表面への被覆を行わないようにすれば良いのである。
メサエッチ時にはレジストなどをマスク材料として用い
たり、電極ストライプ形成時にウェットエッチングでは
なくリフトオフ法を用いるなど、代替のプロセスを適用
することによってSiO2膜の被覆を回避することで、
本発明が課題とすることが解決される。具体的には以下
のような方法を用いる。
【0023】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、p型III族窒化物半導体と金属層が接するI
II族窒化物半導体の電極形成方法において、前記p型
III族窒化物半導体形成後、前記p型III族窒化物
半導体上の前記金属層と接する領域の少なくとも一部
は、酸化物あるいは窒化物からなる誘電体に被覆される
工程を含まないことを特徴とする。
【0024】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、p型III族窒化物半導体上に、電流注入領域
に対応したフォトレジストパターンを形成する工程と、
前記フォトレジストパターンとp型III族窒化物半導
体の上に前記誘電体を被覆する工程と、前記フォトレジ
ストパターン上の該誘電体をフォトレジストのリフトオ
フにより除去し、p型III族窒化物半導体を露出させ
る工程と、露出させたp型III族窒化物半導体に接触
させて第1の金属層を積層する工程を含むことを特徴と
する。
【0025】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記フォトレジストパターンを形成する工程の
後に、前記誘電体上に第2の金属層を形成する工程を含
み、前記誘電体と同時に第2の金属層を除去することを
特徴とする。
【0026】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、p型III族窒化物半導体上に、第1の金属層
を形成する工程と、前記第1の金属層上に電流注入領域
に対応したマスクパターンを形成する工程と、前記マス
クパターンにしたがって前記金属層をエッチング除去す
る工程を含むことを特徴とする。
【0027】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、p型III族窒化物半導体上に、電流注入領域
に対応した開口部を有するフォトレジストパターンを形
成する工程と、前記フォトレジストパターンとp型II
I族窒化物半導体上に金属層を形成する工程と、フォト
レジストパターン上の金属層をフォトレジストのリフト
オフにより除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0028】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記電流注入領域に隣接する部分のp型III
族窒化物半導体をエッチングにより掘り下げ、以って該
電流注入領域を頂部とするリッジを形成することを特徴
とする。
【0029】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記フォトレジストパターンを形成する工程に
引き続いて、前記フォトレジストパターンをマスクとし
て、前記p型III族窒化物半導体をエッチングしリッ
ジを形成する工程を含むことを特徴とする。
【0030】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、p型III族窒化物半導体上に、第1のフォト
レジストパターンを形成する工程と、該第1のフォトレ
ジストパターンをマスクとして該p型III族窒化物半
導体をエッチングし、リッジ構造を形成する工程と、該
リッジ構造頂上に第2のフォトレジストパターンを形成
する工程と、該第2のフォトレジストパターンを含むp
型III族窒化物半導体上に前記誘電体を形成する工程
と、第2のフォトレジストパターン上の該誘電体膜を第
2のフォトレジストのリフトオフにより除去し、p型I
II族窒化物半導体を露出させる工程と、露出させたp
型III族窒化物半導体に接触させて金属層を積層し、
所定のパターンの電流注入領域を形成する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0031】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記第1の金属層は、Ni、Pd、Pt、R
u、Rh、Os、Ir、Co、Crのいずれかを含んで
なることを特徴とする。
【0032】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記p型III族窒化物半導体は、Mgをドー
パントとして含有するAlGaInNであることを特徴
とする。
【0033】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記誘電体は、SiO2、Al23、TiO2
SiN、AlN、SiOx、SiON、ZrO2のいずれ
かを含んでなることを特徴とする。
【0034】本発明のIII族窒化物半導体の電極形成
方法は、前記第2の金属は、Al、Mg、W、Mo、N
i、Fe、Cr、Ta、V、Zr、Tiのいずれかであ
ることを特徴とする。
【0035】なお、図3で示したSiO2被覆を1回も
しくは2回施した後に形成されたp型電極とp型コンタ
クト層の界面に対し、SIMS(二次イオン質量分析装
置)やAES(オージェ電子分光分析装置)による解析
を試みたが、誘電体が残留している痕跡は見られなかっ
た。図3で示した電極のショットキー性は、SiO2
エッチング不足によるp型GaN表面への残留が原因と
いうわけではないと思われる。むしろ、SiO2の被覆
によりp型GaN表面が何らかの変成を起こした可能性
がるものと考えられる。
【0036】また、上記の例ではp型コンタクト層表面
を被覆する材料としてSiO2のみを取り上げている
が、前述のp型電極特性異常はSiO2に限らず、他の
誘電体を用いても発生する。発明者らはSiO2の他
に、Al23、TiO2、SiN、AlN、SiOx、S
iON、ZrO2などを含む酸化物あるいは窒化物誘電
体で、上記と同様のp型電極特性異常が発生することを
確認した。
【0037】また、上記の例ではp型電極としてAu/
Ni電極を用いているが、前述のp型電極特性異常はp
型コンタクト層に接する側の金属がNiの場合だけでな
く、他の金属からなる場合でも発生する。発明者らはA
u/Ni電極の他に、Au/Pd電極やAu/Pt電
極、Au/Co電極などで、上記と同様にp型電極の特
性に異常を来たすことを確認した。
【0038】また、p型コンタクト層の材質は、GaN
系半導体素子のp型コンタクト層としてよく用いられる
p型GaNのほかに、AlGaNやInGaN、AlI
nGaNを用いても、前述のp型電極特性異常が発生す
ることが確認できた。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に示す各実施例は、前記の2
回被覆プロセスを手直しし、LD素子の特性改善を図る
ために実施した各種のLD素子製作プロセスである。な
お、各実施例において製作したLD素子のp型電極にお
ける電流注入部の大きさは、特性の比較のため、すべて
幅10μm、長さ500μmの長方形に統一した。 (実施例1)図4及び5は、本発明の第1の実施例に係
るGaN系LD素子の断面構造を、製作プロセスを追っ
て模式的に示したものである。
【0040】最初に、サファイア基板401上に、Ga
Nバッファ層402、n型AlGaNクラッド層40
3、MQW(多重量子井戸構造)活性層404、p型A
lGaNクラッド層405、p型GaNコンタクト層4
06をMOCVD法により順次エピタキシャル成長し、
GaN系半導体積層構造を製作する。続いて該積層構造
上にフォトレジストによるドライエッチングマスク40
7を形成した後、該マスク407で被覆されていない部
分を、RIEによりn型クラッド層403の半ばまで掘
り下げ、メサ構造を形成する。(図4(a))。
【0041】次に、マスク407を完全に除去した後、
メサ上部にフォトレジストによるストライプパターン4
08を形成する。さらに、その上からメサ構造全面にわ
たってSiO2層409を成膜する(図4(b))。
【0042】次に、ストライプパターン408及びその
直上に形成されたSiO2層409の一部をリフトオフ
プロセスにより除去し、続いてメサ構造の底部に位置す
るSiO2層409の一部をフォトリソグラフィプロセ
ス及びHFウェットエッチングプロセスにより除去し、
SiO2層408に開口部を設ける(図5(a))。な
おこの際、リフトオフプロセス特有の現象として、開口
部端のSiO2が若干捲れ上がる場合があるが、素子の
特性には特に影響は与えないので問題にしなくてよい。
【0043】最後に、開口部を形成するために形成した
フォトレジストマスク410を除去した後、メサ上部及
びメサ底部のSiO2開口部にそれぞれp型電極として
Au/Ni電極411、n型電極としてAl/Ti電極
412を形成し、LD素子を完成する(図5(b))本
実施例のプロセスでは、先に示した2回被覆プロセスか
ら、メサ構造形成のためのRIEマスクとして使用する
材料をSiO2からフォトレジストに変更し、また電流
注入用のストライプ部を形成するためにフォトレジスト
をリフトオフする工程を採用している。このようなプロ
セスを実施することにより、p型電極のうち電流注入部
にあたる部分のp型GaNコンタクト層表面へのSiO
2被覆の履歴を、まったく無くすことができる。
【0044】本実施例の製作プロセスにより製作された
LD素子と、前記の2回被覆プロセスによるLD素子の
動作電圧を比較したところ、注入電流100mAの時そ
れぞれ6.5Vと12Vとなった。これは、本実施例の
LD素子製作プロセスの効果が明確に現れた結果であ
り、p型電極の電流注入部にSiO2被覆の履歴を付け
ないことがLD素子の動作電圧低減に非常に有効である
ことを示すものである。 (実施例2)本発明の第2の実施例は、第1の実施例で
示したようなp型電極の電流注入部へのSiO2被覆履
歴がないLD素子を、第1の実施例とは異なるプロセス
で実現したものである。
【0045】図6及び図7に、本発明の第2の実施例に
係るGaN系LD素子の断面構造を、製作プロセスを追
って模式的に示す。
【0046】最初に、サファイア基板601上に、Ga
Nバッファ層602、n型AlGaNクラッド層60
3、MQW活性層604、p型AlGaNクラッド層6
05、p型GaNコンタクト層606をMOCVD法に
より順次エピタキシャル成長し、GaN系半導体積層構
造を製作する。続いて、該半導体積層構造の上から全面
にわたり、Ni層607、Au層608を成膜する(図
6(a))。
【0047】次に、Ni層607、Au層608を電流
注入部を残して王水、希硝酸にてウェットエッチした
後、フォトレジストによるドライエッチングマスク60
9を形成し、該マスク609で被覆されていない部分
を、RIEによりn型クラッド層603の半ばまで掘り
下げ、メサ構造を形成する(図6(b))。
【0048】メサ構造形成後、マスク609を完全に除
去し、改めてフォトリソグラフィプロセスにより、メサ
底部に開口部を有するフォトレジストパターン610を
形成する(図7(a))。
【0049】最後に、メサ構造上面から全面にわたって
Ti層611、Al層612を順次成膜した後、フォト
レジストパターン610をリフトオフしてAi/Ti電
極を形成し、LD素子を完成する(図7(b))。
【0050】本実施例で示したプロセスでは、第1の実
施例と異なり、p型電極のうち電流注入部にあたる部分
の形成には、フォトレジストによるリフトオフではな
く、電極の直接成膜及び電極エッチングという工程を使
用している。しかし、該部分のSiO2による被覆が無
いという点では共通しており、製作したLD素子の特性
に関しても、100mA通電時に6.7Vと、第1の実
施例とほぼ同様の電流−電圧特性が得られた。
【0051】なお、本実施例においては、p型電極の電
流注入部の形成方法として酸によるウェットエッチング
を用いたが、電流注入部の形成方法としてはこれに限ら
ず、フォトレジストによるリフトオフ法を用いても良
い。
【0052】すなわち、図8に基づいて説明すると、上
記の実施例2と同様にサファイア基板601上に、Ga
Nバッファ層602、n型AlGaNクラッド層60
3、MQW活性層604、p型AlGaNクラッド層6
05、p型GaNコンタクト層606をMOCVD法に
より順次エピタキシャル成長し、p型GaNコンタクト
層606上面に、開口部を有するフォトレジストパター
ン613を形成する。その後、前記開口部を含む全面に
Ni層607、Au層608を成膜する(図8
(a))。
【0053】次に、フォトレジストパターン613と、
Ni層607、Au層608のうちフォトレジストパタ
ーン613上に形成された分をリフトオフすることで、
ストライプ状のp型電極部が形成される(図8
(b))。
【0054】このようにしてp型電極部を形成した場合
には、電極部の構造は上記の第2の実施例とほぼ同じと
なるが、電極の形成前にp型GaNコンタクト層表面を
フォトレジストが一回被覆するため、厳密には第2の実
施例とはプロセスが異なる。しかしながら、SiO2
よる被覆とは異なり、フォトレジストによる被覆は、電
極の特性になんら影響を与えないので、製作したLD素
子の特性は、第2の実施例によるLD素子と概略同じ特
性を示す。 (実施例3)図9及び図10には、本発明の第3の実施
例に係るGaN系LD素子の断面構造を、プロセスを追
って模式的に示す。
【0055】最初に、サファイア基板801上に、Ga
Nバッファ層802、n型AlGaNクラッド層80
3、MQW活性層804、p型AlGaNクラッド層8
05、p型GaNコンタクト層806をMOCVD法に
より順次エピタキシャル成長し、GaN系半導体積層構
造を製作する。続いて該積層構造上にフォトレジストに
よるドライエッチングマスク807を形成した後、該マ
スク807で被覆されていない部分を、RIEによりn
型クラッド層803の半ばまで掘り下げ、メサ構造を形
成する。(図9(a))。
【0056】次に、マスク807を完全に除去した後、
メサ上部にフォトレジストによるストライプパターン8
08を形成する。さらに、その上からメサ構造全面にわ
たってSiO2層809、Mo層810、Au層811
を成膜する(図9(b))。
【0057】次に、ストライプパターン808及びその
直上に形成されたSiO2層809、Mo層810、A
u層811の一部をリフトオフプロセスにより除去し、
続いてメサ構造の底部に位置するSiO2層809、M
o層810、Au層811の一部をフォトリソグラフィ
プロセス及びウェットエッチングプロセスにより除去
し、SiO2層809に開口部を設ける(図10
(a))。なおこの際、リフトオフプロセス特有の現象
として、開口部端のSiO2が若干捲れ上がる場合があ
るが、素子の特性には特に影響は与えないので問題にし
なくてよい。
【0058】最後に、開口部を形成するために形成した
フォトレジストマスクを除去した後、メサ上部及びメサ
底部のSiO2開口部にそれぞれp型電極としてAu/
Pd電極812、n型電極としてAl/Ti電極813
を形成し、LD素子を完成する(図10(b)) 本実施例のプロセスでは、第1及び第2の実施例と同様
に、p型電極のうち電流注入部になる部分のp型GaN
コンタクト層表面へのSiO2被覆履歴をまったく無く
することで、電極部分での良好なオーミック性が達成さ
れている。
【0059】なお、本実施例の製作プロセスにより製作
されたLD素子の注入電流100mAの時の動作電圧は
5.5Vとなり、第1及び第2の実施例と比較して大幅
に低くなった。これはp型電極をAu/Ni電極からA
u/Pd電極に変更したことの効果が現れた結果であっ
て、Au/Pd電極はAu/Ni電極と比較して、より
低抵抗なオーミック電極をもたらすためである。
【0060】また、本実施例においては、SiO2層8
09の上に、Mo層810及びAu層811を成膜して
いるが、これもまた本実施例がp電極としてAu/Pd
電極を採用している故である。図10(b)に示したA
u/Pd電極のうち、電流注入部を除いた部分はPdと
Au/Mo/SiO2積層部が接している。第1及び第
2の実施例と同じようにMo層810、Au層811を
成膜しなければ、Pd層はSiO2層と直接接触するこ
とになる。しかしながら、Pdは本質的にSiO2との
密着性が極めて弱いという性質を有しているため、Pd
層がSiO2層と直接接触するように形成するとp型電
極が剥がれてしまう。これを避けるため、本実施例では
SiO2と密着性の良好なMo層をスペーサ層として用
いている。
【0061】本実施例の製作プロセスは、また、次に述
べるように、SiO2とPd層と直接接触する領域が、
極めて少なく、事実上p電極が剥がれる事がない構造
を、簡便に製作できるという効果も有している。
【0062】即ち、本実施例の製作プロセスに依らず
に、例えば、SiO2層に開口部を設けてから、該開口
部をフォトレジスト等でマスキングした後にMo層を形
成し、その後リフトオフプロセスより、該開口部上のM
o層を除去する場合は、該開口部上のみに正確にフォト
レジストマスクを形成する事が必要であるが、実際に
は、形成するマスクの位置、幅には、0.1〜0.5μ
m程度のばらつきが生じることが不可避であり、このよ
うなフォトレジストマスクの形成は非常に困難である。
また、SiO2層、Mo層、Au層を形成してから、A
u層上に開口部を有するフォトレジストマスクを形成
し、ウェットエッチングにより、AuやMoに開口部を
設ける場合では、サイドエッチングの影響で、所望の開
口部幅よりも、実際にエッチングされるAuやMoの領
域の幅が大きくなってしまい、かつその幅の制御が非常
に困難であるため、やはり、本実施例による製作プロセ
スの場合の様に、該開口部以外のSiO2層上を、完全
にMo層、Au層で覆う構造の形成は困難である。
【0063】これに対し、本実施例の製作プロセスにお
いては、SiO2膜809に、p型電極のうちの電流注
入部となる開口部を形成するにあたって、ストラプパタ
ーン808上に、SiO2膜809、Mo層810、A
u層811を形成してから、ストラプパターン808、
SiO2膜809、Mo層810、Au層811をリフ
トオフプロセスにより、同時に除去している。このた
め、該開口部には、Mo層810、Au層811が全く
被っておらず、逆に、該開口部以外のSiO2層上は、
完全にMo層810、Au層811で覆われている。こ
のため、上にPd層を形成してやる際に、SiO2とP
d層と直接接触するのは、開口部でSiO2の断面が露
出している極めて微小な領域に限られ、事実上、p電極
が剥がれる事はない。
【0064】また、Au層811の役割は、Mo層積層
後のリフトオフプロセスやフォトリソグラフィプロセス
の間、Mo層810の表面を保護することにある。
【0065】また、本実施例のLD素子を形成する過程
においては、上記のようにp型電極のストライプ状の電
流注入部を形成する手法として、第1の実施例と同様に
SiO2層のリフトオフプロセスを用いているが、第2
の実施例に記載したプロセスと同様にp型電極のウェッ
トエッチングを用いて形成しても、本実施例とほぼ同等
の特性を有する素子を得ることができ、なんら問題はな
い。なお、p型電極の形成手法としてウェットエッチン
グプロセスを用いる場合には、上記のうちSiO2層8
09を成膜する必要がないので、Mo層810、Au層
811も不要であることは言うまでもない。 (実施例4)図11、図12及び図13には、本発明の
第4の実施例に係るGaN系LD素子の断面構造を、プ
ロセスを追って模式的に示す。
【0066】最初に、サファイア基板1001上に、G
aNバッファ層1002、n型AlGaNクラッド層1
003、MQW活性層1004、p型AlGaNクラッ
ド層1005、p型GaNコンタクト層1006をMO
CVD法により順次エピタキシャル成長し、GaN系半
導体積層構造1000を製作する。続いて該コンタクト
層1006表面の一部に、フォトレジストによるエッチ
ングマスクパターン1007を形成した後、該マスクパ
ターン1007で被覆されていない部分を、RIEによ
りp型クラッド層1005の半ばまで掘り下げ、リッジ
構造を形成する。(図11(a))。
【0067】続いて、マスクパターン1007を完全に
除去した後、該リッジ構造を含む半導体積層構造100
0の上面の一部に、フォトレジストによるドライエッチ
ングマスク1008を形成した後、該マスク1008で
被覆されていない部分を、RIEによりn型クラッド層
1003の半ばまで掘り下げ、メサ構造を形成する。
(図11(b))。
【0068】次に、マスク1008を完全に除去し、リ
ッジ上部にフォトレジストによるストライプパターン1
009を形成する。さらに、その上からメサ構造全面に
わたってSiO2層1010、Mo層1011、Au層
1012を成膜する(図12(a))。
【0069】次に、ストライプパターン1009及びそ
の直上に形成されたSiO2層1010、Mo層101
1、Au層1012の一部をリフトオフプロセスにより
除去し、続いてメサ構造の底部に位置するSiO2層1
010、Mo層1011、Au層1012の一部をフォ
トリソグラフィプロセス及びウェットエッチングプロセ
スにより除去し、SiO2層1010に開口部を設ける
(図12(b))。なおこの際、リフトオフプロセス特
有の現象として、開口部端のSiO2が若干捲れ上がる
場合があるが、素子の特性には特に影響は与えないので
問題にしなくてよい。
【0070】最後に、開口部を形成するために形成した
フォトレジストマスクを除去した後、メサ上部及びメサ
底部のSiO2開口部にそれぞれp型電極としてAu/
Pd電極1013、n型電極としてAl/Ti電極10
14を形成し、LD素子を完成する(図13)。
【0071】本実施例のプロセスでは、第1〜第3の実
施例と同様に、p型電極のうち電流注入部になる部分の
p型GaNコンタクト層表面へのSiO2被覆履歴をま
ったく無くすることで、電極部分での良好なオーミック
性が達成されている。
【0072】なお、本実施例のLD素子はリッジ構造を
採っており、同種のp型電極を有する第3の実施例と比
較して電流−電圧特性が改善されている。このため、注
入電流100mAの時の動作電圧は5.3Vとなり、第
3の実施例よりも更に低くなった。
【0073】また、本実施例のLD素子を形成する過程
においては、上記のようにp型電極のストライプ状の電
流注入部を形成する手法として、第1の実施例と同様に
SiO2層のリフトオフプロセスを用いているが、第2
の実施例に記載したプロセスと同様にp型電極のウェッ
トエッチングを用いて形成しても、本実施例とほぼ同等
の特性を有する素子を得ることができ、なんら問題はな
い。なお、p型電極の形成手法としてウェットエッチン
グプロセスを用いる場合には、上記のうちSiO2層1
010を成膜する必要がないので、Mo層1011、A
u層1012も不要であることは言うまでもない。
【0074】また、本実施例におけるp型電極として
は、第3の実施例と同様にAu/Pd電極を用いている
が、第1及び第2の実施例と同様にAu/Ni電極を用
いても、本発明の素子製作プロセスの特徴が損なわれる
ものではない。この場合、素子への注入電流が100m
Aの時の動作電圧は6.5Vとなる。 (実施例5)図14及び図15には、本発明の第5の実
施例に係るGaN系LD素子の断面構造を、プロセスを
追って模式的に示す。
【0075】最初に、n型GaN基板1301上に、n
型GaNバッファ層1302、n型AlGaNクラッド
層1303、MQW活性層1304、p型AlGaNク
ラッド層1305、p型GaNコンタクト層1306を
MOCVD法により順次エピタキシャル成長し、GaN
系半導体積層構造1300を製作する。続いて該コンタ
クト層1306表面の一部に、フォトレジストによるエ
ッチングマスクパターン1307を形成した後、該マス
クパターン1307で被覆されていない部分を、RIE
によりp型クラッド層1305の半ばまで掘り下げ、リ
ッジ構造を形成する。(図14(a))。
【0076】次に、マスクパターン1307を完全に除
去した後、リッジ上部にフォトレジストによるストライ
プ状の電流注入パターン1308を形成する。さらに、
その上からリッジ構造全面にわたってSiO2層130
9、Mo層1310、Au層1311を成膜する(図1
4(b))。
【0077】最後に、ストライプパターン1308及び
その直上に形成されたSiO2層1309、Mo層13
10、Au層1311の一部をリフトオフプロセスによ
り除去し、リッジ構造上面にp型電極の電流注入部とな
る開口部を形成する。なおこの際、リフトオフプロセス
特有の現象として、開口部端のSiO2が若干捲れ上が
る場合があるが、素子の特性には特に影響は与えないの
で問題にしなくてよい。
【0078】その後、該開口部を含むリッジ上面及び基
板1301裏面にそれぞれp型電極としてAu/Pd電
極1312、n型電極としてAl/Ti電極1313を
形成し、LD素子を完成する(図15)。
【0079】本実施例のプロセスでは、第1〜第4の実
施例とは異なり、LD素子の基板として絶縁性のサファ
イアではなく、導電性のGaN基板を用いている。この
ため、n型電極を基板裏面より直接取ることが可能で、
第1〜第4の実施例で必要であったRIEによるメサ構
造の形成が不要になっている。
【0080】本実施例においても、第3及び第4の実施
例と同様、p型電極としてAu/Pd電極を用いている
が、素子構造としてリッジ構造をとっており、またGa
N基板を使用することで基板とその上のエピタキシャル
層の格子不整合及び格子欠陥の発生が抑止され、その結
果として第4の実施例よりもさらに電流−電圧特性が改
善されている。そのため注入電流100mAの時の動作
電圧は5.1Vとなり、第4の実施例と比較して低くな
った。
【0081】また、本実施例のLD素子を形成する過程
においては、上記のようにp型電極のストライプ状の電
流注入部を形成する手法として、第1の実施例と同様に
SiO2層のリフトオフプロセスを用いているが、第2
の実施例に記載したプロセスと同様にp型電極のウェッ
トエッチングを用いて形成しても、本実施例とほぼ同等
の特性を有する素子を得ることができ、なんら問題はな
い。なお、p型電極の形成手法としてウェットエッチン
グプロセスを用いる場合には、上記のうちSiO2層1
309を成膜する必要がないので、Mo層1310、A
u層1311も不要であることは言うまでもない。
【0082】また、本実施例におけるp型電極として
は、第3及び第4の実施例と同様にAu/Pd電極を用
いているが、第1及び第2の実施例と同様にAu/Ni
電極を用いても、本発明の素子製作プロセスの特徴が損
なわれるものではない。この場合、素子への注入電流が
100mAの時の動作電圧は6.3Vとなる。
【0083】また、本実施例のLD素子は第4の実施例
と同様にリッジ構造を有しているが、第3の実施例のよ
うにリッジ構造を有していない場合でも、本発明の素子
製作プロセスの特徴が損なわれるものではない。但しこ
の場合、リッジ構造によるp型電極直下部での電流狭窄
効果は失われるため、LD素子の特性は本実施例のLD
素子よりも若干悪くなり、素子への注入電流が100m
Aの時の動作電圧は6.5Vとなる。
【0084】なお、GaN基板の面方位に関しては、G
aN基板の{0001}面、{1−100}面、{11
−20}面、{1−101}面、{11−22}面、
{01−12}面を用いることが好ましい。また、各面
方位から±2度程度の面ずれが生じても、素子特性には
ほとんど影響を及ぼさないことが確認できた。
【0085】(実施例6)図16と図17には、本発明
の第6の実施例に係るGaN系LD素子の断面構造を、
模式的に示す。本実施例は、先述の、本発明の第1の実
施例に、本発明の第4の実施例で用いた、リッジストラ
イプ形成プロセスを組み合わせたものである。
【0086】最初に、サファイア基板1401上に、G
aNバッファ層1402、n型AlGaNクラッド層1
403、MQW活性層1404、p型AlGaNクラッ
ド層1405、p型GaNコンタクト層1406を、M
OCVD法により順次エピタキシャル成長し、GaN系
半導体積層構造を製作する。続いて、該積層構造上にフ
ォトレジストストライプパターン1408を形成した
後、該マスクで被覆されていない部分を、RIEにより
p型AlGaNクラッド層1405の半ばまで掘り下
げ、リッジ構造を形成する。(図16(a)) 次に、マスクを残したまま、SiO2層1409、Mo
層1411、Au層1412を成膜する。次に、前記フ
ォトレジストストライプパターン1408、及びその直
上に形成されたSiO2層1409、Mo層1411、
Au層1412の一部を、リフトオフプロセスにより除
去し、SiO2層1409に開口部を設ける。(図16
(b)) 次に、該SiO2層1409の開口部とその近傍のAu
層1412上に、p型電極としてAu/Pd電極141
3を形成する。続いて、該Au/Pd電極1413およ
びその近傍のAu層1412上に、フォトレジストによ
るドライエッチングマスク1407を形成した後、ま
ず、王水によるウェットエッチングにより、該マスクで
被覆されていない部分のAu層1412を除去し、その
後、RIEにより、Mo層1411、及びSiO2層1
409を除去し、更にRIEにより、GaN系半導体積
層構造をn型AlGaNクラッド層1403の半ばまで
掘り下げ、メサ構造を形成する。(図17(a)) 最後に、RIEにより露出したn型AlGaNクラッド
層1403の表面に、n型電極としてAl/Ti電極1
410を形成し、LD素子を完成する。(図17
(b)) 本実施例のプロセスでは、第4の実施例と同様にリッジ
構造を有しているが、第4の実施例の場合と異なり、リ
ッジ形成後に、ドライエッチングマスクを除去する事な
くSiO2層を被覆し、リフトオフによりp型GaNコ
ンタクト層上のドライエッチングマスク及びSiO2
を除去する。このため、工程数が減り、より簡便に素子
化する事ができる。また、p型電極をリッジ上面に形成
するためのフォトレジストによるストライプパターンを
形成する必要がないので、リッジ上面に該ストライプパ
ターンをアライメントする際の位置、線幅のばらつきに
起因する特性のばらつきも、全くない。
【0087】上記の6つの実施例では、p型コンタクト
層に接触する金属としてNi、Pdを示したが、発明者
らの検討によれば、他にもPt、Ru、Rh、Os、I
r、Co、Crといった金属で、本明細書で示したよう
な誘電体膜被覆の影響があることが分かった。従ってこ
れらの金属をGaN系半導体素子のp型電極として用い
る場合、本発明の製作プロセスを実施することで、電極
部分での電圧降下の低減に大きく寄与する。
【0088】また上記の6つの実施例では、p型コンタ
クト層としてp型GaNを用いて説明したが、発明者ら
の検討によれば、本発明の効果はGaNに限定されず、
In xGayAlzN(ただしx+y+z=1、0≦x、
y、z≦1)なる組成を満たし、Mgをドーパントとす
るコンタクト層であれば、有効であることが分かった。
【0089】また、上記の6つの実施例では、素子製作
プロセスでp型電極の電流注入部が被覆を避けなければ
ならない誘電体膜としてSiO2膜を対象としたが、発
明者らの検討によれば、SiO2に限らず、Al23
TiO2,SiN,AlN,SiOx,SiON,ZrO
2のいずれかを含む酸化物あるいは窒化物誘電体による
被覆に関しても、電流−電圧特性への影響が確認され
た。よってSiO2以外のこれらの誘電体に関しても、
上記に示したようなp型電極の電流注入部への被覆を回
避する製作プロセスは非常に有益である。
【0090】また、上記の6つの実施例では、LD素子
の基板としてサファイア基板及びn型GaN基板を用い
ているが、いずれの基板を用いる場合でも、本発明の特
徴であるp型電極の電流注入部に対し電極を形成する前
の誘電体被覆を回避する素子製作プロセスが有効である
ことは、既に示した通りである。従って、上記の5つの
実施例においてサファイア基板をn型GaN基板に置き
換えても、あるいは逆にn型GaN基板をサファイア基
板に置き換えても、素子構造や電流−電圧特性に違いは
あるが、本発明の素子製作プロセスによるp型電極の低
抵抗化は確実に達成される。
【0091】また、上記の実施例1〜4及び6では、n
型電極を、n型AlGaNクラッド層の上に設けている
が、n型GaNバッファ層とn型AlGaNクラッド層
の間にn型コンタクト層が挿入された構造とし、n型電
極をn型コンタクト層の上に設けても、何ら問題はな
い。
【0092】また、実施例3、4、5、及び6に於いて
は、SiO2との密着性が良好なスペーサ層として、M
oを用いているが、Al、Mg、W、Ni、Fe、C
r、Ta、V、Zr、Tiなどを少なくとも一種類用い
ても、同様の効果が得られる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、LDをはじめとするG
aN系半導体素子において、p型電極の電流注入部と接
するGaNコンタクト層表面を、電極金属の形成前に誘
電体膜で被覆しないことにより、電極部での電流−電圧
特性を良好に保ち、その結果として素子の動作電圧が大
幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】p型GaNに対するAu/Ni電極の、電流−
電圧特性を示す模式図である。
【図2】第1図に特性を示した電極構造の、概観を示す
斜視図である。
【図3】電極の形成前のp型GaNコンタクト層表面へ
のSiO2膜被覆回数を変化させた場合の、各Au/N
i電極の電流−電圧特性を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施例のLD素子製作プロセス
を、LD素子断面構造により順を追って示した模式図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施例のLD素子製作プロセス
を、LD素子断面構造により順を追って示した模式図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例のLD素子製作プロセス
を、LD素子断面構造により順を追って示した模式図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施例のLD素子製作プロセス
を、LD素子断面構造により順を追って示した模式図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施例の変形例である。
【図9】本発明の第3の実施例のLD素子製作プロセス
を、LD素子断面構造により順を追って示した模式図で
ある。
【図10】本発明の第3の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図11】本発明の第4の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図12】本発明の第4の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図13】本発明の第4の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図14】本発明の第5の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図15】本発明の第5の実施例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図16】本発明の第6の実施例のLD素子作成プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図17】本発明の第6の実施例のLD素子作成プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図18】本発明に対する従来例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【図19】本発明に対する従来例のLD素子製作プロセ
スを、LD素子断面構造により順を追って示した模式図
である。
【符号の説明】
201…サファイア基板 202…p型GaN層 203…Au/Ni電極 401、601、801、1001、1401、150
1…サファイア基板 402、602、802、1002、1402、150
2…GaNバッファ層 403、603、803、1003、1403、130
3、1503…n型AlGaNクラッド層 404、604、804、1004、1304、140
4、1504…MQW活性層 405、605、805、1005、1305、140
5、1505…p型AlGaNクラッド層 406、606、806、1006、1306、140
6、1506…p型GaNコンタクト層 407、807、1008、1407…ドライエッチン
グマスク 408、808、1009、1408…フォトレジスト
ストライプパターン 409、809、1010、1409…SiO2層 410…フォトレジストマスク 411…Au/Ni電極 412、813、1014、1313、1410、15
10…Al/Ti電極 607…Ni層 608…Au層 609…ドライエッチングマスク 610、613…フォトレジストパターン 611…Ti層 612…Al層 810、1011、1411…Mo層 811、1012、1412…Au層 812、1013、1312、1413…Au/Pd電
極 1007…リッジ構造形成用ドライエッチングマスク 1301…n型GaN基板 1302…n型GaNバッファ層 1307…ドライエッチングマスク 1308…ストライプ状電流注入パターン 1309…SiO2層 1310…Mo層 1311…Au層 1507…SiO2層 1508…SiO2層 1509…Au/Ni電極

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型III族窒化物半導体と金属層が接
    するIII族窒化物半導体の電極形成方法において、前
    記p型III族窒化物半導体形成後、前記p型III族
    窒化物半導体上の前記金属層と接する領域の少なくとも
    一部は、酸化物あるいは窒化物からなる誘電体に被覆さ
    れる工程を含まないことを特徴とするIII族窒化物半
    導体の電極形成方法。
  2. 【請求項2】 p型III族窒化物半導体上に、電流注
    入領域に対応したフォトレジストパターンを形成する工
    程と、前記フォトレジストパターンとp型III族窒化
    物半導体の上に前記誘電体を被覆する工程と、前記フォ
    トレジストパターン上の該誘電体をフォトレジストのリ
    フトオフにより除去し、p型III族窒化物半導体を露
    出させる工程と、露出させたp型III族窒化物半導体
    に接触させて第1の金属層を積層する工程を含むことを
    特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物半導体の電
    極形成方法。
  3. 【請求項3】 前記フォトレジストパターンを形成する
    工程の後に、前記誘電体上に第2の金属層を形成する工
    程を含み、前記誘電体と同時に第2の金属層を除去する
    ことを特徴とする請求項2に記載のIII族窒化物半導
    体の電極形成方法。
  4. 【請求項4】 p型III族窒化物半導体上に、第1の
    金属層を形成する工程と、前記第1の金属層上に電流注
    入領域に対応したマスクパターンを形成する工程と、前
    記マスクパターンにしたがって前記金属層をエッチング
    除去する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    III族窒化物半導体の電極形成方法。
  5. 【請求項5】 p型III族窒化物半導体上に、電流注
    入領域に対応した開口部を有するフォトレジストパター
    ンを形成する工程と、前記フォトレジストパターンとp
    型III族窒化物半導体上に金属層を形成する工程と、
    フォトレジストパターン上の金属層をフォトレジストの
    リフトオフにより除去する工程とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のIII族窒化物半導体の電極形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記電流注入領域に隣接する部分のp型
    III族窒化物半導体をエッチングにより掘り下げ、以
    って該電流注入領域を頂部とするリッジを形成すること
    を特徴とする請求項2、3、4、5のいずれかに記載の
    III族窒化物半導体の電極形成方法。
  7. 【請求項7】 前記フォトレジストパターンを形成する
    工程に引き続いて、前記フォトレジストパターンをマス
    クとして、前記p型III族窒化物半導体をエッチング
    しリッジを形成する工程を含むことを特徴とする請求項
    2に記載のIII族窒化物半導体の電極形成方法。
  8. 【請求項8】 p型III族窒化物半導体上に、第1の
    フォトレジストパターンを形成する工程と、該第1のフ
    ォトレジストパターンをマスクとして該p型III族窒
    化物半導体をエッチングし、リッジ構造を形成する工程
    と、該リッジ構造頂上に第2のフォトレジストパターン
    を形成する工程と、該第2のフォトレジストパターンを
    含むp型III族窒化物半導体上に前記誘電体を形成す
    る工程と、第2のフォトレジストパターン上の該誘電体
    膜を第2のフォトレジストのリフトオフにより除去し、
    p型III族窒化物半導体を露出させる工程と、露出さ
    せたp型III族窒化物半導体に接触させて金属層を積
    層し、所定のパターンの電流注入領域を形成する工程を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物
    半導体の電極形成方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の金属層は、Ni、Pd、P
    t、Ru、Rh、Os、Ir、Co、Crのいずれかを
    含んでなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載のIII族窒化物半導体の電極形成方法。
  10. 【請求項10】 前記p型III族窒化物半導体は、M
    gをドーパントとして含有するAlGaInNであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のI
    II族窒化物半導体の電極形成方法。
  11. 【請求項11】 前記誘電体は、SiO2、Al23
    TiO2、SiN、AlN、SiOx、SiON、ZrO
    2のいずれかを含んでなることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれかに記載のIII族窒化物半導体の電極
    形成方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の金属は、Al、Mg、W、
    Mo、Ni、Fe、Cr、Ta、V、Zr、Tiのいず
    れかであることを特徴とする請求項3に記載のIII族
    窒化物半導体の電極形成方法。
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