JP2001145061A - 記録装置及び符号化装置 - Google Patents

記録装置及び符号化装置

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JP2001145061A JP2000265949A JP2000265949A JP2001145061A JP 2001145061 A JP2001145061 A JP 2001145061A JP 2000265949 A JP2000265949 A JP 2000265949A JP 2000265949 A JP2000265949 A JP 2000265949A JP 2001145061 A JP2001145061 A JP 2001145061A
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秀樹 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク106に記録されているオーディ
オビデオストリームを再生する際には、光ディスクにお
ける、ビデオ属性あるいはオーディオ属性の変化が生じ
ているストリームの記録位置に対して高速にアクセス可
能とする。 【解決手段】 ビデオ属性を検出する検出器107と、
オーディオ属性を検出する検出器109と、該両検出器
107及び109の検出出力に基づいて、ビデオ属性あ
るいはオーディオ属性が変化した時点でのデータ書込み
アドレスを示す特定アドレス情報Isaを生成するアドレ
ス情報生成器108とを備え、該特定アドレス情報Isa
を、各VOBの管理情報(VMG情報)10aを構成す
るVMGI10b1に対応する、光ディスク106の記録
領域に書き込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置及び符号
化装置に関し、特にオーディオビデオ信号を記録媒体に
記録する装置、およびビデオ信号を符号化する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】再生専用のDVD(Digital Video Dis
k)には、所定の番組などに対応するオーディオビデオ
信号として、該オーディオビデオ信号に圧縮符号化処理
を施して得られる符号化データが記録されている。ここ
で、上記オーディオビデオ信号は、オーディオ信号及び
ビデオ信号を含むものであり、上記DVDには、上記符
号化データとして、オーディオ信号の符号化処理により
得られたオーディオ符号化データと、ビデオ信号の符号
化処理により得られたビデオ符号化データとが記録され
ている。また、オーディオ符号化データ及びビデオ符号
化データは、それぞれのパック化されている。つまり、
これらの符号化データは、所定のデータサイズ(例えば
2048バイト)を第1のデータ単位として区分されて
いる。
【0003】なお、以下、第1のデータ単位に対応する
オーディオ符号化データをオーディオパックといい、第
1のデータ単位に対応するビデオ符号化データをビデオ
パックという。そして、各オーディオパック及び各ビデ
オパックは多重化されてDVDに記録されている。
【0004】また、上記DVDに記録されている符号化
データは、該符号化データを管理する単位である、上記
第1のデータ単位を複数含む第2のデータ単位毎に区分
されている。この第2のデータ単位はビデオオブジェク
ト(VOB)と呼ばれている。
【0005】例えば、1つの番組(プログラム)に対応
する符号化データは、1つ以上のVOBから構成されて
おり、DVDROMに関するビデオ規格では、この1つ
以上のVOBのまとまりは、ビデオオブジェクトセット
(VOBS)と呼ばれ、1つのタイトルとしてDVDに
記録される。
【0006】また、DVDには、各タイトル(プログラ
ム)の符号化データとともに、各タイトル(プログラ
ム)の管理情報として、該タイトルに対応する符号化デ
ータの、DVDの記録領域における記録位置を示す情報
(記録位置情報)、該符号化データに対応するビデオ属
性情報及びオーディオ属性情報などが記録される。但
し、これらの管理情報は、上述したようにVOB毎に記
録されている。
【0007】上記記録位置情報は、DVDの記録領域に
おける種々のアドレス情報であり、例えば、タイトルに
対応するVOBSの符号化データが記録されている領域
の先頭アドレスおよび最終アドレス、さらに予めユーザ
が設定したサーチポイントを示すアドレスなどの情報で
ある。
【0008】また、ビデオ属性情報は、圧縮符号化モー
ド、テレビシステム、アスペクトレシオ、ディスプレイ
モード等に関する情報である。ここで、上記DVDの圧
縮符号化モードには、MPEG−1に対応する符号化方
式に基づくモードと、MPEG−2に対応する符号化方
式に基づくモードとがあり、圧縮符号化モード情報は、
各VOBの符号化データが、いずれの符号化方式に対応
したものであるかを示している。
【0009】また、テレビシステムには、NTSC方式
(ライン数525本/フレーム周波数59.97Hz)
に対応するシステムと、PAL方式(ライン数625本
/フレーム周波数50Hz)に対応するシステムとがあ
り、テレビシステム情報は、各VOBの符号化データ
が、いずれの方式に対応するものであるかを示してい
る。
【0010】アスペクトレシオは、画像の水平方向のサ
イズとその垂直方向のサイズの比率であり、具体的には
アスペクトレシオとして、4:3と16:9の2つの比
率が用いられており、アスペクトレシオ情報は、各VO
Bの符号化データがいずれのアスペクトレシオに対応し
たものであるかを示している。
【0011】さらに、ディスプレイモードは、符号化デ
ータから得られるビデオ信号に基づいて画像表示を行う
方法に関するモード、例えばパン・スキャン表示モード
やレターボックス表示モードであり、ディスプレイモー
ド情報は、各VOBの符号化データから得られるビデオ
信号が、どのような表示方法により表示されるべきかを
示す情報である。なお、上記パン・スキャン表示モード
は、アスペクトレシオが16:9であるワイド画像を、
該ワイド画像の左右両側領域を除いて、アスペクトレシ
オが4:3である標準画面上に表示するモードである。
また、レターボックス表示モードは、アスペクトレシオ
が16:9であるワイド画像を、該ワイド画像の上下両
側に一定色の領域を付加して、アスペクトレシオが4:
3である標準画面上に表示するモードである。
【0012】ところで、ビデオ信号(以下、画像データ
ともいう。)の圧縮符号化方法の国際標準方式として、
MPEG符号化方式がある。これは、画像データの符号
化処理として、画素値のフレーム内相関を利用して画像
データを符号化するフレーム内符号化処理と、画素値の
フレーム間相関を利用して画像データを符号化するフレ
ーム間符号化処理とを、適応的に切り替えて行うもので
ある。このMPEG符号化方式では、連続する複数のフ
レームに対応する符号化データが1つの単位として画像
データの符号化処理が行われる。ここで連続する複数の
フレームからなる画像は、グループオブピクチャ(GO
P)と呼ばれる。
【0013】具体的には、このMPEG符号化方式で
は、このGOPを構成する複数のフレームのうち少なく
とも1つのフレームの画像データに対してはフレーム内
符号化処理が施され、残りのフレームの画像データに対
してはフレーム間符号化処理が施される。
【0014】上記フレーム間符号化処理には、前方向フ
レーム間予測符号化処理と両方向フレーム間予測符号化
処理の2つの処理がある。上記前方向フレーム間予測符
号化処理が施されるフレームはPフレームと呼ばれ、両
方向フレーム間予測符号化処理が施されるフレームはB
フレームと呼ばれる。Pフレームの画像データは、該P
フレームの前に位置するフレーム(参照フレーム)の画
像データを参照して予測符号化処理が施される。Bフレ
ームの画像データは、該Bフレームに近接してその前後
に位置する2つのフレーム(参照フレーム)の画像デー
タを参照して予測符号化処理が施される。通常は、Pフ
レームの符号化処理では、該Pフレームに近接するIフ
レームが参照フレームとして用いられ、Bフレームの符
号化処理では、該Pフレームに近接するIフレーム及び
Pフレーム、あるいはPフレームが参照フレームとして
用いられる。
【0015】図17は、上記GOPの構成例を説明する
ための図であり、連続する複数のフレームF(k-5)〜
F(k+12)と、各フレームに対応する符号化データD
(k-5)〜D(k+12)とを対比して示している。なお、
kは任意の整数である。
【0016】ここでは、BフレームF(k-2)からPフ
レームF(k+9)での12のフレームによって、1つのG
OPが構成されている。例えば、PフレームF(k+3)
に対してはIフレームF(k)を参照フレームとしてフレー
ム間予測符号化処理が施される。また、PフレームF(k
+6)に対しては、PフレームF(k+3)を参照フレームとし
てフレーム間予測符号化処理が施される。また、Bフレ
ームF(k+1)及びF(k+2)に対しては、IフレームF
(k)及びPフレームF(k+3)を参照フレームとしてフ
レーム間予測符号化処理が施される。
【0017】上記符号化処理により得られた各フレーム
に対応する符号化データに対しては、復号化処理の際に
使用されるメモリの容量を削減するため、該符号化デー
タの配列を、各フレームの画像を表示する順番に従った
配列から各フレームの復号化処理を行う順番に従った配
列に変更する処理(配列変更処理)が施される。具体的
には、上記GOPに対応する符号化データに上記配列変
更処理を施して得られる符号化データでは、図17に示
すように、IフレームF(k)の符号化データD(k)が
該GOP対応の符号化データの先頭に位置し、その後
に、BフレームF(k-2)の符号化データD(k-2)、
BフレームF(k-1)の符号化データD(k-1)、Pフ
レームF(k+3)の符号化データD(k+3)が順に続
いている。そして、上記GOP対応の符号化データは、
上記配列変更処理後の順序で記録媒体に記録され、ある
いは伝送媒体を介して伝送される。
【0018】MPEG規格に準拠したビデオストリーム
(ビデオ信号の符号化処理により得られる符号化デー
タ)のヘッダ情報には、ビデオ解像度情報として、水平
及び垂直画面サイズ,フレーム周波数,及びアスペクト
比に関する情報が含まれる。また、上記ヘッダ情報に
は、上記ビデオストリームがインターレース信号とプロ
グレッシブ信号のいずれに対応するものであるかを認識
する情報も含まれる。
【0019】DVDに関する規格では、1つ以上のGO
Pに対応しかつ0.4秒以上1.0秒以下の表示時間に
相当する符号化データが、ビデオオブジェクトユニット
(VOBU)(第3のデータ単位)として定義されてお
り、上記VOBは、複数のVOBUから構成されてい
る。
【0020】また、上記VOBUは、上記第1のデータ
単位であるパックを複数含んでおり、VOBUの先頭位
置とパックの先頭位置とは一致している。また、VOB
Uの先頭部には、再生制御情報(PCI)、データサー
チ情報(DSI)といった情報を含むナビゲーションパ
ックと呼ばれるパックが配置されている。
【0021】現在、テレビ放送の分野では、CS(comm
unication satellite)放送が先駆けてデジタル化され
ているが、スタンダードテレビ信号のデジタル放送に続
いて、ハイビジョンテレビ信号のデジタル放送も開始さ
れる。したがって、同じ放送系列にてスタンダードテレ
ビ信号とハイビジョンテレビ信号とが混在する場合、ま
た、同じ放送系列にてインターレース信号とプログレッ
シブ信号とが混在する場合が想定される。このような場
合、同じ放送系列にて放送されるテレビ信号のビデオ解
像度が、番組の切り替わりの際などに変化することとな
る。
【0022】また、このようなデジタルテレビ放送で
は、ビデオストリームとオーディオストリームはMPE
G規格にしたがって多重化されて、トランスポートスト
リームとして送信される。
【0023】一方、上記ビデオストリーム及びオーディ
オストリームをDVDに記録する際には、特殊再生機能
を持たせるために、上記ビデオストリーム及びオーディ
オストリームを含むトランスポートストリームはプログ
ラムストリームに変換され、このプログラムストリーム
がDVDに記録される。したがって、デジタルテレビ放
送信号を受信してオーディオビデオストリームをDVD
に記録するには、オーディオビデオストリームをトラン
スポートストリームからプログラムストリームに変換
(TS/PS)する必要があり、このようなストリーム
の変換に関する技術はすでに開発されている。例えば、
特開平11−45512号公報(株式会社日立製作所)
には、TS/PS変換、つまりトランスポートストリー
ムをプログラムストリームに変換する技術が開示されて
いる。
【0024】そこで、以下、上記プログラムストリーム
を光ディスクなどの記録媒体に記録するためのレコーデ
ィング規格について詳しく説明する。まず、図18は、
上記レコーディング規格に基づく記録データのフォーマ
ットを説明するための図であり、ビデオ属性情報(V_
ATR)10d1の詳しい内容を示している。
【0025】記録データ10は、上記レコーディング規
格に準拠したレコーダにより記録媒体に記録されたデー
タであり、この記録データ10は、ビデオマネージャ
(VMG)10aと、3つのビデオオブジェクト,つま
りビデオオブジェクト(1)(VOB(1))10a1,ビデオ
オブジェクト(2)(VOB(2))10a2,ビデオオブジェ
クト(3)(VOB(3))10a3とから構成されている。上
記VOB(1)10a1〜VOB(3)10a3にはオーディオビ
デオストリームが含まれており、上記VMG10aに
は、各VOBの管理情報が含まれている。
【0026】ここで、上記記録データ10は1つのテレ
ビ放送番組に対応するものである。また、この記録デー
タ10は、ユーザがこの番組のオーディオビデオストリ
ームの記録中に2回の一時停止(ポーズ)操作を行った
ことにより、上記レコーディング規格に従って3つのV
OBに区分されて記録されている。つまりVOB(1)1
0a1とVOB(2)10a2の境界位置が第1回目のポーズ
位置に対応し、VOB(2)10a2とVOB(3)10a3の境
界位置が第2回目のポーズ位置に対応している。言い換
えると、DVDのレコーディング規格に基づく記録処理
では、オーディオビデオストリームの記録処理を一時停
止すると、一時停止位置の前後のストリームは別々のV
OBとして記録媒体に記録されることとなる。
【0027】上述したように上記VMG10aは、記録
された各VOBの管理情報であり、ビデオマネージャ情
報(VMGI)10b1及びオーディオビデオファイル情
報テーブル(AVFIT)10b2から構成されている。
VMGI10b1には、サーチ情報として、各VOBが記
録媒体に記録された時間(記録時間)、及び各VOBに
対応する記録媒体における記録領域のアドレス(記録ア
ドレス)に関する情報が含まれている。
【0028】また、上記AVFIT10b2には、オーデ
ィオビデオファイルテーブル情報(AVFITI)10
cと、上記記録されているVOBの個数と同じ個数のビ
デオオブジェクトストリーム情報(VOB_STI),
つまりVOB_STI(1)10c1,VOB_STI(2)1
0c2,VOB_STI(3)10c3が含まれている。上記
AVFITI10cには、記録されたVOBの個数情報
などが含まれる。また上記各VOB_STI10c1〜1
0c3には、対応するVOBの属性情報が記述されてお
り、例えば、VOB_STI(1)10c1は、ビデオ属性
情報(V_ATR)10d1及びオーディオ属性情報(A
_ATR)10d2からなる。
【0029】以下まず、ビデオ属性情報(V_ATR)
10d1について詳しく説明する。上記V_ATR10d1
には、圧縮モード(compression mode)情報10e1,水
平解像度(H_Video resolution)情報10e2、垂直解像
度(V_Video resolution)情報10e3、フレーム周波数
(Frame frequency)情報10e4、テレビシステム(TV
System)情報10e5、アスペクトレシオ(Aspect rati
o)情報10e6が含まれる。
【0030】ここで、上記圧縮モード情報10e1は、各
VOBのビデオストリームが、MPEG−1の符号化方
式とMPEG−2の符号化方式のいずれであるかを認識
するための情報である。
【0031】水平解像度情報10e2には、各VOBに対
応する水平方向の画面サイズを識別するための情報が記
述されている。具体的には、水平方向の画素数として、
352、480、544、704、720、1440、
1920などの値が記述されている。
【0032】垂直解像度情報10e3には、各VOBに対
応する垂直方向の画面サイズを識別するための情報が記
述されている。具体的には、走査線のライン数として、
240、480、576、720、1080などの値が
記述されている。
【0033】フレーム周波数情報10e4は、各VOBに
対応するフレーム周波数を識別するための情報であり、
例えば、24、29.97、30、25、50、60H
zなどの周波数情報である。
【0034】テレビシステム情報10e5は、各VOBに
対応するビデオ信号が、インターレース信号であるかあ
るいはプログレシップ信号であるかを識別するための情
報である。
【0035】アスペクトレシオ情報10e6は、各VOB
に対応するビデオ信号のアスペクト比を識別するための
情報であり、例えば、アスペクト比の値(4:3あるい
は16:9)、レターボックスの種類などを示す情報で
ある。
【0036】なお、図18では、V_ATR10d1とし
て、圧縮モード情報10e1,水平解像度情報10e2、垂
直解像度情報10e3、フレーム周波数情報10e4、テレ
ビシステム情報10e5、アスペクトレシオ情報10e6を
含むものを示したが、図19に示すように、上記V_A
TR10d1は、これらの情報10e1〜10e6に加えて、
字幕データ情報(Line21_switch)10e7を含むもので
あってもよい。この字幕データ情報10e7は、第1フィ
ールドのビデオ信号及び第2フィールドのビデオ信号の
各々にLine21データが含まれているか否かを識別
するための情報である。なお、Line21データ(Cl
osed Caption Data)は、ビデオ信号の21ライン目に
相当する部分に重畳される字幕データである。
【0037】次に、上記オーディオ属性情報(A_AT
R)10d2について詳しく説明する。図20は、上記記
録データのフォーマットを説明するための図であり、オ
ーディオ属性情報(A_ATR)10d2の詳しい内容を
示している。
【0038】このA_ATR10d2には、各VOBに対
応するオーディオ信号の属性を識別するための情報とし
て、符号化方式(Codeing Mode)情報10f1,量子化情
報(Quantization)10f2,ダイナミックレンジ制御情
報(DRC)10f3,サンプリング周波数情報(fs)1
0f4,オーディオチャンネル数情報(Number of Audio
channels)10f5,オーディオビットレート情報(Bitr
ate)10f6が含まれている。
【0039】ここで、符号化方式(Codeing Mode)情報
10f1は、各VOBに対応するオーディオストリームの
種類を識別するための情報であり、例えば、オーディオ
ストリームが、Dolby AC3方式,MPEG−1方
式,MPEG−2方式,LinearPCMなどのいずれの方式
に対応するかを示している。
【0040】量子化情報10f2は、各VOBに対応する
オーディオストリームがLinear PCM(Pulse Code Modul
ation)が施されたものである場合に、Linear PCMの際
の量子化ビット数(16bit,20bit,24bit等)を
識別するための情報である。
【0041】ダイナミックレンジ制御情報10f3は、各
VOBに対応するオーディオストリームに、MPEG−
1あるいはMPEG−2の符号化処理におけるダイナミ
ックレンジ制御データ(Dynamic range control data)
が存在するか否かを識別するための情報である。
【0042】サンプリング周波数情報10f4は、各VO
Bに対応するオーディオストリームのサンプリング周波
数(48kHz,96kHzなど)を識別するための情
報である。
【0043】オーディオチャンネル数情報10f5は、各
VOBに対応するオーディオストリームから得られる再
生オーディオ信号のチャネル数(1ch(mono),2ch
(stereo), 2ch(dual mono),3ch,4ch,5ch,
6ch,7ch,8chなど)を識別するための情報である。
【0044】オーディオビットレート情報(Bitrate)
10f6は、各VOBに対応するオーディオストリームの
ビットレート(64kbps,89kbps,112kbps,
128kbps,160kbps,192kbps,224kbp
s,256kbps,320kbps,384kbps,448k
bps,768kbps,1536kbps)を識別するための
情報である。
【0045】上記のように記録媒体(光ディスク)に記
録されている記録データからVMG10aを読み出すこ
とにより、各VOBのオーディオビデオストリームの記
録時間及びその記録アドレス、さらに各VOBの属性情
報などを認識することができる。
【0046】次に、記録データ10におけるVOBの構
成について説明する。図21及び図22は、上記記録デ
ータ10におけるVOBの構成を説明するための図であ
り、図21(a)及び図22(a)は、記録データ10のVO
B(1)10a1の詳細な構成を示している。
【0047】上記VOB(1)10a1は、いくつかのビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)(ここでは、VO
BU(1)10g1,VOBU(2)10g2,VOBU(3)10g
3,VOBU(4)10g4,・・・,VOBU(n)10gn)
から構成されている。
【0048】また、1つのVOBUには、0.4〜1.
0秒の表示時間に相当する、1以上のGOPに対応する
オーディオビデオストリームが含まれている。例えば、
VOBU(1)10g1は、複数のビデオパック(V_PC
K)10h(1),10h(2) ,10h(3),・・・,10h
(r)と、複数のオーディオパック(A_PCK)10i
(1),10i(2) ,・・・,10i(s)とからなる。上記ビ
デオパック及びオーディオパックはそれぞれ所定のデー
タサイズを有するものであり、ここでは、上記ビデオパ
ック及びオーディオパックのデータサイズは2048バ
イトとしている。
【0049】図21(b)は、VOBU(1)10g1を構成す
るパックのうちのビデオパック10h(1)〜10h(8)と、
GOPを構成する各フレームのストリームとの対応関係
を示している。
【0050】ここでVOBU(1)10g1は、1つのGO
Pに対応するビデオストリームを含んでいる。具体的に
は上記VOBU(1)10g1に含まれるビデオストリーム
は、Iフレームの符号化データDv1,Bフレームの符
号化データDv2及びDv3,Pフレームの符号化デー
タDv4,Bフレームの符号化データDv5及びDv
6,Pフレームの符号化データDv7,Bフレームの符
号化データDv8及びDv9,並びにパディングデータ
Dpudから構成される。
【0051】ここで、各VOBUは、2048バイトの
ビデオパック及びオーディオパックによって構成されて
いるため、VOBUのデータサイズは2048バイトの
整数倍のサイズにしなくてはならない。そこで、1つの
GOPのビデオストリームに対してパディングデータD
pudを付加することにより、VOBUに含まれるビデオ
ストリームのデータサイズが、2048バイトの整数倍
と一致するようにしている。
【0052】また、図22(b)は、VOBU(1)10g1を
構成するパックのうちのオーディオパック10i(1)〜1
0i(4)と、各オーディオフレームのストリームとの対応
関係を示している。
【0053】上記VOBU(1)10g1は、1つのGOP
に対応するオーディオストリームを含んでいる。具体的
には上記VOBU(1)10g1に含まれるオーディオスト
リームは、オーディオフレームDa1〜Da8の符号化デー
タと、各オーディオパック(A_PCK)10i(1) 〜
10i(4)に対応するパディングデータDpud1〜Dpud4と
から構成されている。つまり、上記A_PCK10i(1)
には、オーディオフレームDa1,Da2の符号化データと
パディングデータDpud1が含まれ、A_PCK10i(2)
には、オーディオフレームDa3,Da4の符号化データと
パディングデータDpud2が含まれ、A_PCK10i(3)
には、オーディオフレームDa5,Da6の符号化データと
パディングデータDpud3が含まれ、A_PCK10i(4)
には、オーディオフレームDa7,Da8の符号化データと
パディングデータDpud4が含まれている。
【0054】このように、1つのA_PCK10i(s)の
オーディオストリームを、2つのオーディオフレームの
符号化データとパディングデータとから構成することに
より、VOBUに含まれるオーディオストリームのデー
タサイズが、2048バイトの整数倍と一致するように
している。
【0055】なお、図21(b)及び図22(b)では、VO
B10a1及びVOBU(1)10g1の構成についてのみ詳
細に示しているが、上記VOB10a1以外のVOB10
a2及び10a3、並びに、VOBU(1)10g1以外のVO
BU(2)10g2〜VOBU(n)10gnについてもそれぞ
れ、VOB10a1及びVOBU(1)10g1と同様な構成
となっている。
【0056】このように、VOBUを、所定のデータサ
イズ(2048バイト)のデータ単位で区分したデータ
構造とすることにより、VOBUに対するアドレス管理
が単純化され、記録媒体に対するVOBU単位でのデー
タのアクセスが容易となる。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の記録
装置では通常オーディオビデオストリームは1つのVO
Bとして記録され、その属性の管理がオーディオビデオ
ストリーム全体としてまとめて行われることとなる。こ
のため、以下のような種々の問題があった。
【0058】以下これらの問題について詳述する。従来
の記録装置では、オーディオビデオストリームの記録す
る際、オーディオビデオストリームの記録を開始してか
らその記録を終了するまでの間に記録装置に入力された
ストリームは、1つのVOBとして記録媒体に記録され
る。但し、上記ストリームの記録の途中で、記録動作を
一時停止した場合には、一時停止前に入力されたストリ
ームと、一時停止後に入力されたストリームとは、別の
VOBとして記録媒体に記録される。また、その他の要
因より、オーディオビデオストリームが複数のVOBと
して記録される場合がある。
【0059】言いかえると、従来の記録装置では、通
常、1つの番組に対応するオーディオビデオストリーム
は、1つのVOBとして記録媒体に記録される。また、
上記ストリームの記録中に、一時停止操作により、該ス
トリームにおける、CM(コマーシャル)などに相当す
る部分が記録されないようにした場合には、1つの番組
に対応するオーディオビデオストリームは、複数の異な
るVOBとして記録されることとなる。
【0060】ところで、デジタル放送信号は、通常はM
PEGストリーム(MPEG規格に対応したオーディオ
ビデオストリーム)として記録装置に入力されるため、
デジタル放送信号を受信して記録する場合は、アナログ
放送信号を受信して記録する場合とは異なり、画像のシ
ーンによって、記録途中で、ビデオ解像度などのビデオ
属性が変化する。例えば、水平方向の解像度が、720
画素から352画素に変化する場合などがある。
【0061】また、スタンダードテレビ放送の番組とハ
イビジョンテレビ放送の番組とを続けて録画した場合に
は、これらの番組に対応する記録データの属性であるア
スペクトレシオは、2つの番組の切り替わり点で、4:
3から16:9に変化することとなる。
【0062】このような場合には、1つのVOBとし
て、その属性が異なる2つのオーディオビデオストリー
ムが記録されることとなり、記録媒体に記録されたスト
リームのビデオ属性の管理が困難になるという問題があ
った。
【0063】また、記録媒体に記録されているオーディ
オビデオストリームを再生する再生処理では、ビデオス
トリーム(符号化データ)の復号化処理がビデオ解像度
をパラメータとして行われるため、ビデオ属性としての
ビデオ解像度の管理が不完全であり、ビデオ解像度の変
化を、上記復号化処理を行うデコーダに通知できない場
合にはビデオストリームに対する復号化処理が破綻する
という問題もある。
【0064】さらに、オーディオビデオストリームの記
録位置は、VOBを構成する各VOBUに対応するアド
レスにより管理されているため、VOBUに含まれるス
トリームの、ビデオ解像度の変化が発生した位置に対し
て、直接アクセスすることができず、ビデオ解像度の変
化に基づいた番組の頭だしなどを高速で行うことができ
ないという問題もあった。
【0065】また、上記VOBUに含まれる符号化デー
タは、パック化により、一定のデータサイズ(2048
バイト)を有するデータ単位(パック)毎に区分され、
各パックはその先頭データの記録位置を示すアドレスに
より管理されているが、ストリームにおけるビデオ解像
度の変化点に対応する位置と、アクセスの単位でもある
パックの先頭位置とは必ずしも一致しておらず、このた
め、パックの記録位置を示すアドレスを用いても、スト
リームにおける、ビデオ解像度の変化位置にアクセスす
ることはできないという問題があった。
【0066】また、MPEG−2符号化方式によりビデ
オ信号を符号化する場合には、各フレームに対する符号
化モードが所定の規則に基づいて決定され、決定された
符号化モードに応じて、少なくとも1つのIフレーム,
複数のPフレーム及び複数のBフレームからなるGOP
が構成されるよう符号化処理が行われるため、ビデオ解
像度が変化すると、1つのGOPを構成するフレームの
間でビデオ解像度が異なる場合が生じ、MPEG−2の
規格に対応したストリームが生成できないという問題が
あった。
【0067】さらに、MPEG符号化方式では、処理対
象となる現フレームのビデオ信号を、処理済みの参照フ
レームのビデオ信号を参照して符号化するフレーム間予
測符号化処理が行われるため、ビデオ解像度が変化する
と、現フレームと参照フレームの間での解像度の違いが
発生し、フレーム間予測符号化処理が破綻するという問
題もあった。
【0068】また、ビデオアスペクト比が変化するテレ
ビ信号を符号化して得られる符号化データを記録する場
合にも、上記のようにビデオ解像度が変化する場合と同
様、以下のような問題が生ずる。
【0069】つまり、ビデオアスペクト比の変化によ
り、記録されたオーディオビデオストリーム(符号化デ
ータ)に対するビデオ属性の管理が困難になる。また、
再生処理では、ビデオアスペクト比の変化に起因して、
符号化データの復号化処理が破綻する。さらに、ビデオ
ストリームの、ビデオアスペクト比が変化した部分に対
する高速アクセスが不可能である。
【0070】さらに、MPEG符号化方式では、ビデオ
アスペクト比が変化すると、上記のようにビデオ解像度
が変化する場合と同様、MPEG−2の規格に対応した
ストリームが生成できない、フレーム間予測符号化処理
が破綻するという問題が生ずる。
【0071】なお、ビデオ解像度やビデオアスペクト比
だけでなく、符号化方式などのその他の複数のビデオ属
性をもつビデオ信号では、記録されたビデオストリーム
の、上記ビデオ属性の変化が発生した位置にアクセスす
ることができないという問題がある。
【0072】また、ビデオ信号だけでなくこの信号に付
随するオーディオ信号も含まれているオーディオビデオ
信号では、このオーディオビデオ信号に対応する、記録
された符号化データにおける、オーディオ信号の符号化
方式,チャンネル数,ビットレートなどのオーディオ属
性が変化した位置に対するアクセスも不可能であるとい
う問題がある。
【0073】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、符号化方式,ビデオ解像度,ビデオアスペ
クト比等のビデオ属性と、符号化方式,チャンネル数,
ビットレートなどのオーディオ属性の少なくとも一方の
属性が変化するテレビ信号に対応する符号化データを、
その属性の変化が発生した部分に高速にアクセスできる
よう記録する記録装置を提供することを目的とする。
【0074】本発明は、上記ビデオ属性及びオーディオ
属性の少なくとも一方の属性が変化するテレビ信号に対
応する符号化データを、その復号化処理が良好に行われ
るよう管理しつつ記録媒体に記録することができる記録
装置を提供することを目的とする。
【0075】本発明は、符号化方式,ビデオ解像度,ビ
デオアスペクト比等のビデオ属性が変化するビデオ信号
を、MPEG等の符号化方式に従って符号化することが
できる符号化装置を得ることを目的とする。
【0076】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る記録装置は、オーディオ信号及びビデオ信号を含む
オーディオビデオ信号を符号化して得られるオーディオ
ビデオストリームを記録媒体に記録する装置であって、
上記オーディオビデオストリームに基づいて、上記ビデ
オ信号及びオーディオ信号の少なくとも一方の信号に関
する属性を検出し、該属性を示す属性データを出力する
属性検出部と、上記属性データに基づいて、上記属性が
変化した時点に対応する、上記記録媒体に記録されるオ
ーディオビデオストリームの記録位置、あるいは上記属
性変化時点に対応する、基準時刻に対するオーディオビ
デオストリームの記録時刻を検出し、該記録位置あるい
は記録時刻を示す属性変化情報を出力する情報生成部
と、上記属性データ及び上記属性変化情報を上記記録媒
体に記録する記録部とを備えたものである。
【0077】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ信号
に関するビデオ属性及びオーディオ信号に関するオーデ
ィオ属性を検出し、それぞれの属性を示す属性データを
出力するものとし、上記記録部を、上記ビデオ属性を示
す属性データおよび上記オーディオ属性を示す属性デー
タを、それぞれ上記記録媒体の所定の記録領域に記録す
るものとしたものである。
【0078】この発明(請求項3)は、請求項1記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ信号
に関する属性として、該ビデオ信号のビデオ解像度を検
出し、該解像度を示すビデオ解像度データを出力するも
のとし、上記情報生成部を、上記ビデオ解像度データに
基づいて、上記ビデオ解像度が変化した時点に対応す
る、上記記録媒体に記録されるストリームの記録位置、
あるいは該ビデオ解像度の変化時点に対応する、基準時
刻に対するストリームの記録時刻を検出し、該記録位置
あるいは記録時刻を示す解像度変化情報を出力するもの
とし、上記記録部を、上記ビデオ解像度データ及び上記
解像度変化情報を上記記録媒体に記録するものとしたも
のである。
【0079】この発明(請求項4)は、請求項1記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ信号
に関する属性として、該ビデオ信号のアスペクトレシオ
を検出し、該アスペクトレシオを示すアスペクトレシオ
データを出力するものとし、上記情報生成部を、上記ア
スペクトレシオデータに基づいて、上記アスペクトレシ
オが変化した時点に対応する、上記記録媒体に記録され
るストリームの記録位置、あるいは該アスペクトレシオ
の変化時点に対応する、基準時刻に対するストリームの
記録時刻を検出し、該記録位置あるいは記録時刻を示す
アスペクトレシオ変化情報を出力するものとし、上記記
録部を、上記アスペクトレシオ及び上記アスペクトレシ
オ変化情報を上記記録媒体に記録するものとしたもので
ある。
【0080】この発明(請求項5)に係る記録装置は、
オーディオ信号及びビデオ信号を含むオーディオビデオ
信号を符号化して得られるオーディオビデオストリーム
を記録媒体に記録する装置であって、上記オーディオビ
デオストリームを所定サイズ毎にデータ単位としてのパ
ックが形成されるよう区分するパック化処理を行って、
各パックに対応するオーディオビデオストリームをパッ
クデータとして出力するパック化処理部と、上記パック
データを、上記記録媒体に対するアクセス単位として該
記録媒体に記録する記録部と、上記オーディオビデオス
トリームに基づいて、上記ビデオ信号及びオーディオ信
号の少なくとも一方の信号に関する属性を検出し、該属
性を示す属性データを出力する属性検出部とを備え、上
記パック化処理部を、上記属性データに基づいて、上記
オーディオビデオストリームにおける上記属性が変化し
た位置が、上記パックの先頭に位置するよう上記パック
化処理を行うものとしたものである。
【0081】この発明(請求項6)は、請求項5記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記オーディオ
ビデオストリームに基づいて、上記ビデオ信号に関する
ビデオ属性及びオーディオ信号に関するオーディオ属性
を検出し、上記ビデオ属性を示すビデオ属性データおよ
び上記オーディオ属性を示すオーディオ属性データを出
力するものとし、上記記録部を、上記ビデオ属性を示す
ビデオ属性データおよび上記オーディオ属性を示すオー
ディオ属性データを、それぞれ上記記録媒体の所定の記
録領域に記録するものとしたものである。
【0082】この発明(請求項7)は、請求項5記載の
記録装置において、上記属性データに基づいて、上記オ
ーディオ属性及びビデオ属性の少なくとも一方の属性が
変化した時点に対応する、上記記録媒体に記録されるオ
ーディオビデオストリームの記録位置、あるいは該属性
変化時点に対応する、基準時刻に対するオーディオビデ
オストリームの記録時刻を検出し、該記録位置あるいは
記録時刻を示す属性変化情報を出力する情報生成部を備
え、上記属性変化情報を上記記録媒体に記録するもので
ある。
【0083】この発明(請求項8)は、請求項5記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ信号
に関する属性として、上記ビデオ信号のビデオ解像度を
検出し、該解像度を示すビデオ解像度データを出力する
ものとし、上記パック化処理部を、上記ビデオ解像度デ
ータに基づいて、上記ビデオストリームにおける上記ビ
デオ解像度が変化した位置が、上記パックの先頭に位置
するよう上記パック化処理を行うものとしたものであ
る。
【0084】この発明(請求項9)は、請求項5記載の
記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ信号
に関する属性として、上記ビデオ信号のアスペクトレシ
オを検出し、該アスペクトレシオを示すアスペクトレシ
オデータを出力するものとし、上記パック化処理部を、
上記アスペクトレシオデータに基づいて、上記ビデオス
トリームにおける上記アスペクトレシオが変化した位置
が、上記パックの先頭に位置するよう上記パック化処理
を行うものとしたものである。
【0085】この発明(請求項10)に係る記録装置
は、オーディオ信号及びビデオ信号を含むオーディオビ
デオ信号を符号化して得られるオーディオビデオストリ
ームを記録媒体に記録する装置であって、上記オーディ
オビデオストリームを、該ストリームを管理するための
管理単位毎に区分し、該ストリームの各管理単位に対応
する部分をビデオオブジェクトデータとして出力するビ
デオオブジェクト構成器と、上記各ビデオオブジェクト
データを管理するための管理情報を上記記録媒体に記録
する記録部と、上記オーディオビデオストリームに基づ
いて、上記ビデオ信号及びオーディオ信号の少なくとも
一方の信号に関する属性を検出し、該属性を示す属性デ
ータを出力する属性検出部とを備え、上記ビデオオブジ
ェクト構成器を、上記属性データに基づいて、上記属性
が変化したとき、上記オーディオビデオストリームの、
該属性の変化点より前の部分と、該オーディオビデオス
トリームの、該属性の変化点以降の部分とが別々のビデ
オオブジェクトデータとして出力されるよう上記オーデ
ィオビデオストリームの区分を行うものとしたものであ
る。
【0086】この発明(請求項11)は、請求項10記
載の記録装置において、上記管理情報には、各ビデオオ
ブジェクトデータの、記録媒体に対する記録位置、ある
いは、各ビデオオブジェクトデータの、基準時刻に対す
る記録時刻に関する情報が含まれているものである。
【0087】この発明(請求項12)は、請求項10記
載の記録装置において、上記属性検出部を、上記オーデ
ィオビデオストリームに基づいて、上記ビデオ信号に関
するビデオ情報及びオーディオ信号に関するオーディオ
属性を検出し、上記ビデオ属性を示すビデオ属性データ
および上記オーディオ属性を示すオーディオ属性データ
を出力するものとし、上記管理情報を、上記ビデオ属性
を示すビデオ属性情報および上記オーディオ属性を示す
オーディオ属性情報を含む情報としたものである。
【0088】この発明(請求項13)は、請求項10記
載の記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ
信号に関する属性として、上記ビデオ信号のビデオ解像
度を検出し、該解像度を示すビデオ解像度データを出力
するものとし、上記ビデオオブジェクト構成器を、上記
ビデオ解像度データに基づいて、上記ビデオ解像度が変
化したとき、上記ビデオストリームの、上記ビデオ解像
度の変化点より前の部分と、該ビデオストリームの、該
ビデオ解像度の変化点以降の部分とが、別々のビデオオ
ブジェクトデータとして出力されるよう上記ビデオスト
リームの区分を行うものとしたものである。
【0089】この発明(請求項14)は、請求項10記
載の記録装置において、上記属性検出部を、上記ビデオ
信号に関する属性として、上記ビデオ信号のアスペクト
レシオを検出し、該アスペクトレシオを示すアスペクト
レシオデータを出力するものとし、上記ビデオオブジェ
クト構成器を、上記アスペクトレシオデータに基づい
て、上記アスペクトレシオが変化したとき、上記ビデオ
ストリームの、アスペクトレシオの変化点より前の部分
と、上記ビデオストリームの、アスペクトレシオの変化
点以降の部分とが、別々のビデオオブジェクトデータと
して出力されるよう上記ビデオストリームの区分を行う
ものとしたものである。
【0090】この発明(請求項15)に係る符号化装置
は、ビデオ信号を符号化する装置であって、上記ビデオ
信号に対するフレーム内符号化処理あるいはフレーム間
符号化処理を、該フレーム内符号化処理が施されたフレ
ームを少なくとも1つ含むフレーム群が構成され、かつ
該フレーム群に対応するビデオストリームがランダムア
クセス可能なストリーム単位として出力されるよう行う
ビデオ符号化部と、上記ビデオ信号に基づいてそのビデ
オ属性を検出し、該ビデオ属性を示すビデオ属性データ
を出力するビデオ属性検出器とを備え、上記ビデオ符号
化部を、上記ビデオ属性が直前のフレームとは異なる特
定フレームが、上記フレーム群の先頭フレームとなるよ
う上記フレーム群を構成するものとしたものである。
【0091】この発明(請求項16)は、請求項15記
載の符号化装置において、上記ビデオ信号に付随したオ
ーディオ信号に基づいてそのオーディオ属性を検出し、
該オーディオ属性を示すオーディオ属性データを出力す
るオーディオ属性検出器を備え、上記ビデオ符号化部
を、上記ビデオ属性あるいはオーディオ属性が直前のフ
レームとは異なる特定フレームが上記フレーム群の先頭
フレームとなるよう上記フレーム群を構成するものとし
たものである。
【0092】この発明(請求項17)は、請求項16記
載の符号化装置において、上記ビデオストリームを所定
サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成されるよう
区分するパック化処理を行って、各パックに対応するス
トリームをパックデータとして出力するパック化処理部
を備え、上記パック化処理部を、上記ビデオストリーム
における上記ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化
した位置が、上記パックの先頭に位置するよう上記パッ
ク化処理を行うものとしたものである。
【0093】この発明(請求項18)は、請求項15記
載の符号化装置において、上記ビデオ符号化部を、上記
特定フレームを含む特定フレーム群における各フレーム
に対する符号化処理を、上記特定フレーム群以前に符号
化処理が施されたフレーム群におけるフレームに対応す
るビデオ信号を参照せずに行うものとしたものである。
【0094】この発明(請求項19)は、請求項15記
載の符号化装置において、上記ビデオ属性検出部を、上
記ビデオ信号に基づいて上記ビデオ属性として該ビデオ
信号のビデオ解像度を検出し、該ビデオ解像度を示すビ
デオ解像度データを出力するものとし、上記ビデオ符号
化部を、上記ビデオ解像度データに基づいて、上記ビデ
オ解像度が直前のフレームとは異なる特定フレームが、
上記フレーム群の先頭フレームとなるよう上記フレーム
群を構成するものとしたものである。
【0095】この発明(請求項20)は、請求項19記
載の符号化装置において、上記ビデオストリームを所定
サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成されるよう
区分するパック化処理を行って、各パックに対応するス
トリームをパックデータとして出力するパック化処理部
を備え、上記パック化処理部を、上記ビデオストリーム
における上記ビデオ解像度が変化した位置が、上記パッ
クの先頭に位置するよう上記パック化処理を行うものと
したものである。
【0096】この発明(請求項21)は、請求項15記
載の符号化装置において、上記属性検出器を、上記ビデ
オ信号に基づいて、上記ビデオ属性として該ビデオ信号
のアスペクトレシオを検出し、該アスペクトレシオを示
すアスペクトレシオデータを出力するものとし、上記ビ
デオ符号化部を、上記アスペクトレシオデータに基づい
て、上記アスペクトレシオが直前のフレームとは異なる
特定フレームが、上記フレーム群の先頭フレームとなる
よう上記フレーム群を構成するものとしたものである。
【0097】この発明(請求項22)は、請求項21記
載の符号化装置において、上記ビデオストリームを所定
サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成されるよう
区分するパック化処理を行って、各パックに対応するス
トリームをパックデータとして出力するパック化処理部
を備え、上記パック化処理部を、上記ビデオストリーム
における上記アスペクトレシオが変化した位置が、上記
パックの先頭に位置するよう上記パック化処理を行うも
のとしたものである。
【0098】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0099】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態1の記録装置100aは、デジタル
放送信号Sbrを受信して、オーディオビデオストリーム
Savを出力する放送受信器102と、該オーディオビデ
オストリームSavをビデオ規格のフォーマットに従って
記録形式のデータに変換して、VOBデータDvobを出
力するVOB構成器103とを有している。
【0100】ここで、上記放送受信器102は、伝送形
式のストリーム(トランスポートストリーム)を記録形
式のストリーム(プログラムストリーム)に変換するT
S/PS変換機能を有しており、上記放送受信器102
から出力されるオーディオビデオストリームSavは、プ
ログラムストリームとなっている。また、上記放送受信
器102とVOB構成器103の間には、オーディオビ
デオストリームSavに対して、一定サイズ(ここでは2
Kバイト)を有する第1のデータ単位毎に区分するパッ
ク化処理を施すパック化器(図示せず)が設けられてお
り、該パック化器からは、各データ区分(パック)に対
応するデータ(PCKデータ)が順次VOB構成器10
3に出力されるようになっている。またこのパック化器
は、上記PCKデータとして、オーディオストリームを
格納したオーディオパック(A_PCK)と、ビデオス
トリームを格納したビデオパック(V_PCK)とを出
力する構成となっている。なお、ここでは、PCKデー
タは2Kバイトの固定長データとしているが、PCKデ
ータは可変長データとしてもよい。この場合には、各パ
ックのヘッダにそのデータサイズが書きこまれることと
なる。また、上記VOB構成器103は、上記パック化
器からのPCKデータに基づいて、図21及び図22に
示すように複数のパックからなる第3のデータ単位(V
OBU)を形成し、さらに複数のVOBUからなる第2
のデータ単位(VOB)を形成し、該VOBに対応する
データを、上記VOBデータDvobとして出力する構成
となっている。
【0101】上記記録装置100aは、上記オーディオ
ビデオストリームSavを受け、これに含まれるビデオス
トリームのヘッダ情報の解析により、該ビデオストリー
ムに対応するビデオ属性を検出し、該ビデオ属性を示す
データ(ビデオ属性データ)Dvaを出力するビデオ属性
検出器107と、上記オーディオビデオストリームSav
を受け、これに含まれるオーディオストリームのヘッダ
情報の解析により該オーディオストリームに対応するオ
ーディオ属性を検出し、該オーディオ属性を示すデータ
(オーディオ属性データ)Daaを出力するオーディオ属
性検出器109とを有している。
【0102】ここで、上記ビデオ属性には、符号化方式
のモード(例えば、MPEG−1方式あるいはMPEG
−2方式など)、水平画面サイズ、垂直画面サイズ、フ
レーム周波数、画素サンプリング周波数、色信号成分フ
ォーマット、アスペクトレシオ、レターボックス、ビッ
トレート、走査モード(つまりインターレースあるいは
プログレッシブ)のなどがある。上記ビデオ属性検出器
107は、これらの属性を示す情報のうち少なくとも1
つ以上の属性情報を検出する構成となっている。また、
オーディオ属性には、符号化方式、チャンネル数、サン
プリング周波数、量子化ビット数、ダイナミックレンジ
コントロール、ビットレートなどがあり、上記オーディ
オ属性検出器109は、これらの属性を示す情報のうち
少なくとも一つ以上の属性情報を検出する構成となって
いる。
【0103】上記記録装置100aは、上記記録媒体1
06の記録領域におけるデータを書き込む位置(書込み
アドレス)を示す書込みアドレス情報Iwaを発生するシ
ステムコントローラ111と、上記ビデオ属性データD
aa,オーディオ属性情報Dva及びアドレス情報Iwaに基
づいて、属性変化が発生した時点の書込みアドレスを示
す特定アドレス情報Isaを出力するアドレス情報生成器
108と、上記ビデオ属性データDva,オーディオ属性
データDaa及び特定アドレス情報Isaに基づいて、各V
OBに対応する管理情報であるVMG情報Dvmgを生成
するVMG生成器110とを有している。このVMG生
成器110は、オーディオビデオストリームSavのビデ
オ属性及びオーディオ属性の変化があった場合、上記V
MG情報Dvmgとして、属性変化が発生した時点の書込
みアドレスを示す特定アドレス情報Isaを含む情報を出
力する構成となっている。
【0104】上記記録装置100aは、上記VOB構成
器103からのVOBデータDvob及びVMG生成器1
10からのVMG情報Dvmgに対して、誤り訂正符号の
付加処理及び記録変調処理を施して、該VOBデータに
対応する記録信号Sreを出力する記録信号処理器110
と、該記録信号Sreを光ディスクなどの記録媒体106
に書き込む記録ヘッド105とを有している。なお、図
1中、101は上記デジタル放送信号を受信するアンテ
ナであり、このアンテナ101の出力は上記放送受信器
102に入力されるようになっている。
【0105】次に動作について説明する。アンテナ10
1からの放送信号Sbrが放送受信器102に受信される
と、該放送受信器102では、該放送信号Sbrに対する
所定の処理によりオーディオビデオストリームSavが抽
出される。このオーディオビデオストリームSavは、パ
ック化器(図示せず),ビデオ属性検出器107及びオ
ーディオ属性検出器109に出力される。なお、上記放
送受信器102からは、上記オーディオビデオストリー
ムSavが、該受信器102のTS/PS変換機能により
プログラムストリームとして出力される。
【0106】そして上記パック化器では、オーディオビ
デオストリームSavに対してパック化処理が施され、該
オーディオビデオストリームSavは、パック化処理によ
り得られたPCKデータとして上記VOB構成器103
に出力される。
【0107】すると、VOB構成器103では、オーデ
ィオビデオストリーム(PCKデータ)SavはDVDの
レコーディング規格のフォーマットに従ってVOBデー
タDvob(図21及び図22参照)に変換され、該VO
BデータDvobは記録信号処理器104へ出力される。
【0108】このVOBデータDvobは、上記記録信号
処理器104にて誤り訂正符号の付加処理及び記録変調
処理が施されて、該VOBデータDvobに対応する記録
信号Sreが生成される。この記録信号Sreは、システム
コントローラ111にて生成される書込みアドレス情報
Iwaに従って、記録ヘッド105により光ディスク(記
録媒体)106の所定の記録領域に書き込まれる。
【0109】また、ビデオ属性検出器107では、上記
オーディオビデオストリームSavに含まれるビデオスト
リームのヘッダ情報の解析により、該ビデオストリーム
に対応するビデオ属性が検出され、このビデオ属性を示
すデータ(ビデオ属性データ)Dvaがアドレス情報生成
器108及びVMG生成器110に出力される。
【0110】一方、オーディオ属性検出器109では、
上記オーディオビデオストリームSavに含まれるオーデ
ィオストリームのヘッダ情報の解析により、該オーディ
オストリームに対応するオーディオ属性が検出され、こ
のオーディオ属性を示すデータ(オーディオ属性デー
タ)Daaがアドレス情報生成器108及びVMG生成器
110に出力される。
【0111】該アドレス情報生成器108では、ビデオ
属性及びオーディオ属性の少なくとも一方が変化したと
き、上記書込みアドレス情報Iwa、ビデオ属性データD
va及びオーディオ属性データDaaに基づいて、ビデオ属
性あるいはオーディオ属性の変化が発生した時点の書込
みアドレスを示す特定アドレス情報Isaが生成され、該
特定アドレス情報IsaがVMG生成器110に出力され
る。
【0112】このVMG生成器110では、上記ビデオ
属性情報Dva,オーディオ属性情報Daa及び特定アドレ
ス情報Isaに基づいて、上記各VOBに対応する管理情
報であるVMG情報Dvmgが生成される。そして、この
VMG情報Dvmgは、上記記録信号処理器104にて誤
り訂正符号の付加処理及び記録変調処理が施されて、該
VMG情報Dvmgに対応する記録信号Sreが生成され
る。この記録信号Sreは記録ヘッド105により光ディ
スク106に書き込まれる。なお、上記VMG情報Dvm
gに対応する記録信号Sreは、VOBデータDvobに対応
する記録信号Sreの記録媒体への記録が完了した後に、
記録媒体の所定の記録領域に書き込まれる。このとき、
上記特定アドレス情報Isaは、VMGI情報10b1に対
応する記録領域に書き込まれる。また、ビデオ属性デー
タDvaおよびオーディオ属性データDaaはVMG情報1
0a内のV_ATR10d1及びA_ATR10d2に記録
される。
【0113】このように本実施の形態1の記録装置10
0aでは、ビデオ属性を検出する検出器107と、オー
ディオ属性を検出する検出器109と、該両検出器10
7及び109の検出出力に基づいて、ビデオ属性あるい
はオーディオ属性が変化した時点でのデータ書込みアド
レスを示す特定アドレス情報Isaを生成するアドレス情
報生成器108とを備え、該特定アドレス情報Isaを、
各VOBの管理情報(VMG情報)10aを構成するV
MGI10b1に対応する、光ディスク106の記録領域
に書き込むようにしたので、光ディスク106に記録さ
れているオーディオビデオストリームを再生する際に
は、上記VMG情報10aを読み出すことにより、オー
ディオビデオストリームにおける、ビデオ属性あるいは
オーディオ属性が変化した部分に対応する記録位置を認
識することができ、オーディオビデオストリームの再生
時に、光ディスクにおける、ビデオ属性あるいはオーデ
ィオ属性変化が生じているストリームの記録位置に対し
て高速にアクセスすることが可能となる。
【0114】なお、上記実施の形態1では、ビデオ属性
あるいはオーディオ属性が変化した時点でのデータ書込
みアドレスを示す特定アドレス情報Isaを記録媒体に記
録するようにしているが、上記特定アドレス情報Isaに
代えて、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化した
時点での、基準時刻に対する記録時刻を示す情報を記録
媒体に記録するようにしてもよい。
【0115】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態2の記録装置100bは、上記実施
の形態1の記録装置100aのパック化器(図示せず)
に代えて、上記パック化処理を行うとともに、オーディ
オ属性あるいはビデオ属性が変化したとき、属性変化前
のストリームと属性変化後のストリームが1つのパック
内に含まれることがないよう、作成中のパックには属性
変化直前のストリームに続けてパディングデータを挿入
するパック化器112と、上記ビデオ属性データDva,
オーディオ属性データDaa,及びパック化器112にお
ける内部信号Sopに基づいて、上記パディングデータの
サイズを算出し、該サイズを示すデータ(サイズデー
タ)Dpsを上記パック化器112に出力するパディング
サイズ生成器113とを備えている。なお、上記パディ
ングデータはスタッフィングデータとも呼ばれている。
【0116】そして、この実施の形態2の記録装置10
0bのその他の構成は、実施の形態1の記録装置100
aと同一となっている。なお、103bは、この実施の
形態2の記録装置100bにおけるVOB構成器であ
り、このVOB構成器103bは、実施の形態1のVO
B構成器103と同様、上記パック化器112からのP
CKデータDpckをビデオ規格のフォーマットに従って
VOBデータDvobに変換する構成となっている。
【0117】次に動作について説明する。この実施の形
態2の記録装置100bでは、放送受信器102からの
オーディオビデオストリームSavはパック化器112に
て、一定データサイズを有するデータ単位(第1のデー
タ単位)毎に区分されて、各データ区分(パック)に対
応するPCKデータDpckがVOB構成器103bに出
力される。このとき、オーディオストリームはオーディ
オPCKデータ(以下単にオーディオパックともい
う。)として、ビデオストリームはビデオPCKデータ
(以下単にビデオパックともいう。)として上記VOB
構成器103bに出力される。
【0118】すると、該VOB構成器103bでは、所
定の表示時間に対応する個数のオーディオパック及びビ
デオパックがVOBU(第3のデータ単位)としてまと
められ、記録開始から記録終了までの間に入力されたオ
ーディオビデオストリームSavに相当する、複数のVO
BUからなるVOBデータDvobが生成される。
【0119】そして、このVOBデータDvobは記録信
号処理器104にて記録信号Sreに変換され、光ヘッド
105により書込みアドレスIwaに基づいて記録媒体1
06に記録される。
【0120】また、ビデオ属性検出器107ではビデオ
属性の検出によりビデオ属性データDvaが出力され、オ
ーディオ属性検出器109ではオーディオ属性の検出に
よりオーディオ属性データDaaが出力される。
【0121】アドレス情報生成器108では、ビデオ属
性データDva,オーディオ属性データDaa,及び書込み
アドレス情報Iwaに基づいて、オーディオ属性あるいは
ビデオ属性が変化した時点での書込みアドレスを示す特
定アドレス情報Isaが出力される。
【0122】また、パディングサイズ生成器113で
は、ビデオ属性データDva,オーディオ属性データDa
a,及びパック化器112でのパック処理状態を示す内
部信号Sopを受け、ビデオ属性あるいはオーディオ属性
が変化したときには、パディングデータのサイズが算出
され、該データサイズを示す情報(サイズ情報)Dpsが
出力される。具体的には、パック化器112にて所定の
パックにストリーム(つまりビデオストリームあるいは
オーディオストリーム)を格納している状態で属性変化
が検出されると、この時点でのパックの空きデータサイ
ズが、上記パディングデータのサイズとして算出され
る。
【0123】そして、上記データサイズ情報Dpsがパッ
ク化器112に入力されると、その時点でのパックの空
き部分には、ストリームにおける、属性変化が発生した
位置以降の部分に代えて、パディングデータが、サイズ
情報Dpsが示すデータ量だけ挿入される。これにより所
定のパックの作成中に属性変化が発生しても、該所定の
パックに、属性変化前のストリームデータと属性変化後
のストリームが含まれることはない。言い換えると、属
性変化が発生したときには、属性変化前のストリームと
属性変化後のストリームとは、隣接する別々のパックに
格納されるとこととなり、属性変化後のストリームデー
タは、上記所定のパックに続く後続パックにその先頭か
ら格納されることとなる。
【0124】そして、この記録装置100bにおけるそ
の他の動作は、上記実施の形態1の記録装置100aと
同様に行われ、各VOBに対応するVMG情報Dvmgに
対応する記録信号Sreが記録媒体106に記録される。
【0125】このように本実施の形態2の記録装置10
0bでは、実施の形態1のパック化器に代えて、オーデ
ィオ属性あるいはビデオ属性が変化したとき、パックに
パディングデータを挿入するパック化器112と、上記
パディングデータのサイズを算出するディングサイズ生
成器113とを備え、属性変化が発生したとき、作成中
のパックには、属性変化後のストリームに代えてパディ
ングデータを挿入するようにしたので、ストリームは属
性変化後のストリームの先頭とパックの先頭とが一致す
るよう記録されることとなる。
【0126】このため、光ディスク106に記録された
オーディオビデオストリームを再生する際には、上記V
MG情報10aを読み出すことにより、パック単位で記
録アドレスが管理されているオーディオビデオストリー
ムにおける、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化
した部分に対応する記録位置を認識することができ、オ
ーディオビデオストリームの再生時に、光ディスクにお
ける、属性変化が生じているストリームの記録位置に高
速にアクセスすることが可能となる。
【0127】なお、上記実施の形態2では、ストリーム
の所定位置と、パックの先頭位置とを、パックにパディ
ングデータを挿入することにより一致させるようにして
いるが、ストリームの所定位置とパックの先頭位置とを
一致させる方法は、これに限らず、例えば、パックヘッ
ダ等に記載されるパックデータのサイズ情報を変更する
ようにしてもよい。
【0128】また、上記実施の形態1,2では、ビデオ
属性及びオーディオ属性の両方を検出し、これらの変化
に応じて特定アドレス情報Isaを発生するようにしてい
るが、上記ビデオ属性及びオーディオ属性の一方のみを
検出し、検出した属性の変化に応じて特定アドレス情報
Isaを発生するようにしてもよい。
【0129】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態3の記録装置100cは、上記実施
の形態1の記録装置100aにおけるアドレス情報生成
器108及びVMG生成器110に代えて、各属性検出
器107,109からのビデオ属性データDva,オーデ
ィオ属性データDaaに基づいて、VOBの管理情報であ
るVMG情報Dvmgを生成するVMG生成器110cを
備えている。
【0130】さらに、上記記録装置100cは、上記記
録装置100aにおけるVOB構成器103に代えて、
上記ビデオ属性データDva及びオーディオ属性データD
aaに基づいて、オーディオ属性及びビデオ属性のいずれ
かが変化したとき、属性変化前のストリームと属性変化
後のストリームが、別々のVOBデータとして区分され
るよう、VOBデータを生成するVOB構成器103c
を備えている。そしてこの実施の形態3の記録装置10
0cにおけるその他の構成は、上記実施の形態1の記録
装置100aにおけるものと同一である。
【0131】次に動作について説明する。この実施の形
態3では、アンテナ101からの放送信号Sbrが放送受
信器102に受信され、該受信器102からのオーディ
オビデオストリームSavが、VOB構成器103c,ビ
デオ属性検出器107及びオーディオ属性検出器109
に入力されると、VOB構成器103cでは、オーディ
オビデオストリームSavは、DVDのレコーディング規
格のフォーマットに従ってVOBデータDvob(図21
及び図22参照)に変換される。このVOBデータDvo
bは、記録信号処理器104により記録信号Sreに変換
され、さらに記録信号Sreは記録ヘッド105により光
ディスク106に書き込まれる。
【0132】また、ビデオ属性検出器107では、上記
オーディオビデオストリームSavに基づいてビデオ属性
が検出され、ビデオ属性データDvaがVOB構成器10
3c及びVMG生成器110に出力される。オーディオ
属性検出器109では、上記オーディオビデオストリー
ムSavに基づいてオーディオ属性が検出され、オーディ
オ属性データDaaがVOB構成器103c及びVMG生
成器110に出力される。
【0133】なお、上記受信器102,VOB構成器1
03c,記録信号処理器104,記録ヘッド105及び
各属性検出器107,109の動作は、上記実施の形態
1におけるものと全く同一である。
【0134】そして、この実施の形態3では、上記オー
ディオビデオストリームSavの記録中にビデオ属性ある
いはオーディオ属性が変化したときには、VOB構成器
103cでは、属性変化前のストリームと属性変化後の
ストリームとが別々のVOBデータとなるよう、上記オ
ーディオビデオストリームSavに対応するVOBデータ
Dvobが形成される。
【0135】上記VMG生成器110cでは、記録され
たVOBデータに対応する管理情報であるVMG情報D
vmgが生成され、該VMG情報Dvmgは記録信号処理器1
04に出力される。この処理器104では、該VMG情
報Dvmgに誤り訂正符号の付加処理及び記録変調処理が
施されて、該VMG情報Dvmgに対応する記録信号Sre
が生成される。該記録信号Sreは光ヘッド105により
光ディスク106に記録される。
【0136】なお、上記VMG情報Dvmgには、図18
に示すように、各VOBデータに対応する管理情報とし
て、その記録開始アドレス情報、サーチ情報、ビデオ属
性情報、及びオーディオ属性情報が含まれている。ここ
で、サーチ情報は、記録されているオーディオビデオス
トリームの所定位置を検出するための情報である。
【0137】このように本実施の形態3の記録装置10
0cでは、オーディオ属性及びビデオ属性のいずれかが
変化したとき、属性変化前のストリームと属性変化後の
ストリームとが、別々のVOBデータとして区分される
ようVOBデータを形成するVOB構成器103cを備
えたので、1つのVOBデータに対してはビデオ属性お
よびオーディオ属性を統一することできる。これによ
り、光ディスク106に記録された記録信号を再生する
際には、各VOB単位で管理されているビデオ属性およ
びオーディオ属性に基づいて各VOBデータに対する復
号化処理を容易に行うことが可能となる。
【0138】また、VMG情報Dvmgを読み出すことに
より、オーディオビデオストリームの再生時に、光ディ
スクに記録されているストリームの、属性変化が生じて
いる記録位置に対して高速にアクセスすることが可能と
なる。
【0139】なお、上記実施の形態3では、ビデオ属性
及びオーディオ属性の両方を検出し、これらの変化に応
じてVOBデータを生成するようにしているが、上記ビ
デオ属性及びオーディオ属性の一方のみを検出し、検出
した属性の変化に応じて、上記VOBデータを生成する
ようにしてもよい。
【0140】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態4の記録装置100dは、実施の形
態1の記録装置100aと同様、デジタル放送信号Sbr
を受信し、デジタル放送信号Sbrから得られるオーディ
オビデオストリームSavを、DVDのレコーディング規
格のフォーマットに従って記録媒体に記録するものであ
る。
【0141】つまり、この記録装置100dは、アンテ
ナ101からのデジタル放送信号Sbrを受信して、オー
ディオビデオストリームSavを出力する放送受信器10
2と、該オーディオビデオストリームSavを、DVDの
レコーディング規格のフォーマットに対応したVOBデ
ータDvobに変換するVOB構成器103と、該VOB
データDvobに対して誤り訂正符号の付加処理及び記録
変調処理を施して、該VOBデータに対応する記録信号
Sreを出力する記録信号処理器110と、該記録信号S
reを記録媒体106に書き込む記録ヘッド105とを有
している。また、この記録装置100dでは、実施の形
態1と同様、放送受信器102とVOB構成器103と
の間にはオーディオビデオストリームSavに対してパッ
ク化処理を施すパック化器(図示せず)が設けられてお
り、VOB構成器103には、オーディオビデオストリ
ームSavとして、PCKデータが入力されるようになっ
ている。
【0142】なお、上記アンテナ101,受信器10
2,VOB構成器103,記録信号処理器104,記録
ヘッド105,及び記録媒体106、並びにパック化器
(図示せず)は、実施の形態1におけるものと全く同一
のものである。
【0143】また、この記録装置100dは、上記オー
ディオビデオストリームSavを受け、これに含まれるビ
デオストリームのヘッダ情報の解析によりビデオ解像度
を検出し、ビデオ解像度を示すデータ(ビデオ解像度デ
ータ)Dvrを出力するビデオ解像度検出器107dを有
している。
【0144】ここで、上記ビデオ解像度検出器107d
は、上記ビデオ解像度として、水平解像度,垂直解像
度,時間解像度(フレーム周波数)のうち、少なくとも
一つを検出する構成となっている。
【0145】上記水平解像度は、水平方向の画像サイズ
を表すものであり、具体的には、該画像サイズとして、
352、480、544、704、720、1440、
1920画素などの情報が用いられる。
【0146】また、上記垂直解像度は、垂直方向の画像
サイズを表すものであり、具体的には、該画像サイズと
して、240、480、576、720、1080ライ
ンなどの情報が用いられる。
【0147】さらに、時間解像度は、フレーム周波数に
より表されるものであり、具体的には、フレーム周波数
の値として、24、30、50、59.97、60Hz
などの値が用いられる。
【0148】なお、上記ビデオ解像度検出器107d
は、時間解像度として、オーディオビデオストリームS
avがインターレース信号とプログレッシブ信号のいずれ
に対応する符号化データであるかを検出する構成として
もよい。
【0149】さらに、上記記録装置100dは、上記記
録媒体の、記録信号が書込まれる領域のアドレスを示す
書込みアドレス情報Iwaを発生するシステムコントロー
ラ111と、上記ビデオ解像度データDvr及び書込みア
ドレス情報Iwaに基づいて、ビデオ解像度の変化が発生
した時点の書込みアドレスを示す特定アドレス情報Isa
を出力するアドレス情報生成器108dと、上記検出器
107dからのビデオ解像度データDvr及びアドレス情
報生成器108からの特定アドレス情報Isaに基づい
て、VOBデータの管理情報であるVMG情報Dvmgを
生成するVMG生成器110とを有している。
【0150】なお、オーディオビデオストリームSavの
ビデオ解像度の変化があった場合、上記VMG情報Dvm
gには、実施の形態1と同様、解像度変化が発生した時
点の書込みアドレスを示す特定アドレス情報Isaが含ま
れることとなる。
【0151】次に動作について説明する。この実施の形
態4では、アンテナ101からの放送信号Sbrが放送受
信器102に受信され、該受信器102からのオーディ
オビデオストリームSavが、パック化器(図示せず)を
介してVOB構成器103に入力されると、VOB構成
器103では、オーディオビデオストリームSavは、D
VDのレコーディング規格のフォーマットに対応したV
OBデータDvob(図21及び図22参照)に変換され
る。このVOBデータDvobは、記録信号処理器104
により記録信号Sreに変換され、さらに記録信号Sreは
記録ヘッド105により光ディスク106に書き込まれ
る。
【0152】なお、上記受信器102,VOB構成器1
03,記録信号処理器104,及び記録ヘッド105,
及びパック化器(図示せず)の動作は、上記実施の形態
1におけるものと全く同一である。
【0153】また、ビデオ解像度検出器107dでは、
上記受信器102からのオーディオビデオストリームS
avに基づいてビデオ解像度が検出され、ビデオ解像度デ
ータDvrがアドレス情報生成器108d及びVMG生成
器110dに出力される。
【0154】また、この記録装置100dでは、システ
ムコントローラ111にて、上記データの書込みアドレ
ス情報Iwaが発生されており、該アドレス情報生成器1
08dでは、ビデオ解像度が変化したとき、上記検出器
107dの出力及び書込みアドレス情報Iwaに基づい
て、ビデオ解像度の変化が発生した時点の書込みアドレ
スを示す特定アドレス情報IsaがVMG生成器110d
に出力される。
【0155】このVMG生成器110dでは、上記ビデ
オ解像度データDvr及びアドレス情報生成器108dの
出力に基づいて、上記各VOBに対応する管理情報であ
るVMG情報Dvmgが生成される。そして、このVMG
情報Dvmgは、上記記録信号処理器104にて誤り訂正
符号の付加処理及び記録変調処理が施されて、該VMG
情報Dvmgに対応する記録信号Sreが生成される。この
記録信号Sreは記録ヘッド105により光ディスク10
6に書き込まれる。
【0156】なお、上記VMG情報Dvmgに対応する記
録信号Sreは、VOBデータDvobに対応する記録信号
Sreの記録媒体への記録が完了した後に、記録媒体の所
定の記録領域に書き込まれる。このとき、上記特定アド
レス情報Isaは、サーチ情報として、VMGI情報10b
1に対応する記録領域に書き込まれる。また、ビデオ解
像度データDvrはVMG情報10a内のV_ATR10
d1に記録される。
【0157】このように本実施の形態4の記録装置10
0dでは、ビデオ解像度の変化を検出するビデオ解像度
検出器107dと、該検出器107の検出出力に基づい
て、ビデオ解像度が変化した時点でのデータ書込みアド
レスを示す特定アドレス情報Isaを生成するアドレス情
報生成器108dとを備え、該特定アドレス情報Isa
を、各VOBの管理情報(VMG情報)10aを構成す
るVMGI10b1に含めるようにしたので、光ディスク
106に記録されているオーディオビデオストリームを
再生する際には、上記VMG情報10aを読み出すこと
により、オーディオビデオストリームにおける、ビデオ
解像度が変化した部分に対応する記録位置を認識するこ
とができ、オーディオビデオストリームの再生時に、記
録されているストリームの、ビデオ解像度の変化が生じ
ている位置に高速にアクセスすることが可能となる。
【0158】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態5の記録装置100eは、上記実施
の形態4の記録装置100dのパック化器(図示せず)
に代えて、上記パック化処理を行うとともに、ビデオ解
像度が変化したとき、解像度変化前のストリームと解像
度変化後のストリームが1つのパック内に含まれること
がないよう、作成中のパックには解像度変化直前のスト
リームに続けてパディングデータを挿入するパック化器
112と、上記ビデオ解像度データDvr及びパック化器
112における内部信号Sopに基づいて、上記パディン
グデータのサイズを算出し、該サイズを示すデータ(サ
イズデータ)Dpsを上記パック化器112に出力するパ
ディングサイズ生成器113とを備えている。
【0159】そして、この実施の形態5の記録装置10
0eのその他の構成は、実施の形態4の記録装置100
dと同一となっている。なお、103bは、この実施の
形態5の記録装置100eにおけるVOB構成器であ
り、このVOB構成器103bは、実施の形態4のVO
B構成器103と同様、上記パック化器112からのP
CKデータDpckをDVDのレコーディング規格のフォ
ーマットに従ってVOBデータDvobに変換する構成と
なっている。
【0160】次に動作について説明する。この実施の形
態5の記録装置100eでは、放送受信器102からの
オーディオビデオストリームSavはパック化器112に
て、一定データサイズを有するデータ単位(第1のデー
タ単位)毎に区分されて、各データ区分(パック)に対
応するPCKデータDpckがVOB構成器103bに出
力される。このとき、オーディオストリームはオーディ
オPCKデータ(オーディオパック)として、ビデオス
トリームはビデオPCKデータ(ビデオパック)として
上記VOB構成器103bに出力される。
【0161】すると、該VOB構成器103bでは、所
定の表示時間に対応する個数のオーディオパック及びビ
デオパックがVOBU(第3のデータ単位)としてまと
められ、記録開始から記録終了までの間に入力されたオ
ーディオビデオストリームSavに相当する、複数のVO
BUからなるVOBデータDvobが生成される。そし
て、このVOBデータDvobは記録信号処理器104に
て記録信号Sreに変換され、光ヘッド105により書込
みアドレスIwaに基づいて記録媒体106に記録され
る。
【0162】また、ビデオ解像度検出器107dではビ
デオ解像度の検出によりビデオ解像度データDvrが出力
される。すると、アドレス情報生成器108では、ビデ
オ解像度データDvr及び書込みアドレス情報Iwaに基づ
いて、ビデオ解像度が変化した時点での書込みアドレス
を示す特定アドレス情報Isaが出力される。
【0163】また、パディングサイズ生成器113で
は、ビデオ解像度データDvr及びパック化器112での
パック処理状態を示す内部信号Sopを受け、ビデオ解像
度が変化したときにはパディングデータのサイズが算出
され、該データサイズを示す情報(サイズ情報)Dpsが
出力される。具体的には、パック化器112にて所定の
パックにストリーム(つまりビデオストリームあるいは
オーディオストリーム)を格納している状態で解像度変
化が検出されると、この時点でのパックの空きデータサ
イズが、上記パディングデータのサイズとして算出され
る。
【0164】そして、上記データサイズ情報Dpsがパッ
ク化器112に入力されると、その時点でのパックの空
き部分には、ストリームにおける、解像度変化が発生し
た位置以降の部分に代えて、パディングデータが、サイ
ズ情報Dpsが示すデータ量だけ挿入される。これにより
所定のパックの作成中に解像度変化が発生しても、該所
定のパックに、解像度変化前のストリームデータと解像
度変化後のストリームが含まれることはない。言い換え
ると、解像度変化が発生したときには、解像度変化前の
ストリームと解像度変化後のストリームとは、隣接する
別々のパックに格納されるとこととなり、解像度変化後
のストリームデータは、上記所定のパックに続く後続パ
ックにその先頭から格納されることとなる。そして、こ
の記録装置100eにおけるその他の動作は、上記実施
の形態4の記録装置100dと同様に行われ、各VOB
に対応するVMG情報Dvmgに対応する記録信号Sreが
記録媒体106に記録される。
【0165】このように本実施の形態5の記録装置10
0eでは、実施の形態4のパック化器に代えて、ビデオ
解像度が変化したとき、パックにはパディングデータを
挿入するパック化器112と、上記パディングデータの
サイズを算出するディングサイズ生成器113とを備
え、解像度変化が発生したとき、作成中のパックには、
解像度変化後のストリームに代えてパディングデータを
挿入するようにしたので、ストリームは解像度変化後の
ストリームの先頭とパックの先頭とが一致するよう記録
されることとなる。
【0166】このため、光ディスク106に記録された
オーディオビデオストリームを再生する際には、上記V
MG情報10aを読み出すことにより、パック単位で記
録アドレスが管理されているオーディオビデオストリー
ムにおける、ビデオ解像度が変化した部分に対応する記
録位置を認識することができ、オーディオビデオストリ
ームの再生時に、光ディスクにおける、ビデオ解像度の
変化が生じているストリームの記録位置に高速にアクセ
スすることが可能となる。
【0167】なお、上記実施の形態5では、ストリーム
の所定位置と、パックの先頭位置とを、パックにパディ
ングデータを挿入することにより一致させるようにして
いるが、ストリームの所定位置とパックの先頭位置とを
一致させる方法は、これに限らず、例えば、パックヘッ
ダ等に記載されるパックデータのサイズ情報を変更する
ようにしてもよい。
【0168】(実施の形態6)図6は本発明の実施の形
態6による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態6の記録装置100fは、上記実施
の形態4の記録装置100dにおけるアドレス情報生成
器108d及びVMG生成器110dに代えて、ビデオ
解像度検出器107dからのビデオ解像度データDvrに
基づいて、VOBの管理情報であるVMG情報Dvmgを
生成するVMG生成器110fを備えている。
【0169】さらに、上記記録装置100fは、上記記
録装置100dにおけるVOB構成器103に代えて、
上記ビデオ解像度データDvrに基づいて、ビデオ解像度
が変化したとき、解像度変化前のストリームと解像度変
化後のストリームが、別々のVOBデータとして区分ざ
れるよう、VOBデータを生成するVOB構成器103
fを備えている。そしてこの実施の形態6の記録装置1
00fにおけるその他の構成は、上記実施の形態4の記
録装置100dにおけるものと同一である。
【0170】次に動作について説明する。この実施の形
態6では、アンテナ101からの放送信号Sbrが放送受
信器102に受信され、該受信器102からのオーディ
オビデオストリームSavが、VOB構成器103f及び
ビデオ解像度検出器107dに入力されると、VOB構
成器103fでは、オーディオビデオストリームSav
は、DVDのレコーディング規格のフォーマットに従っ
てVOBデータDvob(図21及び図22参照)に変換
される。このVOBデータDvobは、記録信号処理器1
04により記録信号Sreに変換され、さらに記録信号S
reは記録ヘッド105により光ディスク106に書き込
まれる。
【0171】また、ビデオ解像度検出器107dでは、
上記オーディオビデオストリームSavに基づいてビデオ
解像度が検出され、ビデオ解像度データDvaがVOB構
成器103f及びVMG生成器110fに出力される。
なお、上記受信器102,VOB構成器103f,記録
信号処理器104,記録ヘッド105及びビデオ解像度
検出器107dの動作は、上記実施の形態4におけるも
のと全く同一である。
【0172】そして、この実施の形態6では、上記オー
ディオビデオストリームSavの記録中にビデオ解像度が
変化したときには、VOB構成器103fでは、解像度
変化前のストリームと解像度変化後のストリームとが別
々のVOBデータとなるよう、上記オーディオビデオス
トリームSavに対応するVOBデータDvobが形成され
る。
【0173】上記VMG生成器110fでは、記録され
たVOBデータに対応する管理情報であるVMG情報D
vmgが生成され、該VMG情報Dvmgは記録信号処理器1
04に出力される。この処理器104では、該VMG情
報Dvmgに誤り訂正符号の付加処理及び記録変調処理が
施されて、該VMG情報Dvmgに対応する記録信号Sre
が生成される。該記録信号Sreは光ヘッド105により
光ディスク106に記録される。
【0174】なお、上記VMG情報Dvmgには、図18
に示すように、各VOBデータに対応する管理情報とし
て、その記録開始アドレス情報、サーチ情報、ビデオ解
像度情報などのビデオ属性情報、及びオーディオ属性情
報が含まれている。
【0175】このように本実施の形態6の記録装置10
0fでは、ビデオ解像度が変化したとき、解像度変化前
のストリームと解像度変化後のストリームとが、別々の
VOBデータとして区分されるようVOBデータを形成
するVOB構成器103fを備えたので、1つのVOB
データに対してはビデオ解像度を統一することできる。
これにより、光ディスク106に記録された記録信号を
再生する際には、各VOB単位で管理されているビデオ
解像度に基づいて各VOBデータに対する復号化処理を
容易に行うことが可能となる。また、VMG情報Dvmg
を読み出すことにより、オーディオビデオストリームの
再生時に、光ディスクに記録されているストリームの、
ビデオ解像度の変化が生じている記録位置に対して高速
にアクセスすることが可能となる。
【0176】(実施の形態7)図7は本発明の実施の形
態7による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態7の記録装置100gは、上記実施
の形態4の記録装置100dにおけるビデオ解像度検出
器107d及びアドレス情報生成器108dに代えて、
オーディオビデオストリームSavを受け、これに含まれ
るビデオストリームのヘッダ情報の解析により、該ビデ
オストリームに対応するアスペクトレシオを検出し、該
アスペクトレシオを示すデータDarを出力するアスペク
トレシオ検出器107gと、該検出器107gの出力D
ar及びシステムコントローラ111からの書込みアドレ
ス情報Iwaに基づいて、アスペクトレシオが変化した時
点の書込みアドレスを示す特定アドレス情報Isaを生成
するアドレス情報生成器108gとを備え、該特定アド
レス情報Isa及び上記アスペクトレシオデータDarをV
MG生成器110に出力するよう構成したものである。
その他の構成は実施の形態4の記録装置100dと同一
である。
【0177】ここで、アスペクトレシオ検出器107g
は、具体的にはアスペクトレシオとして、16:9ある
いは4:3といった値、レターボックスの種類などを検
出する構成となっている。
【0178】次に動作について説明する。この実施の形
態7では、実施の形態4と同様、放送信号Sbrが放送受
信器102にて受信され、該受信器102から出力され
たオーディオビデオストリームSavはパック化器(図示
せず)を介してVOB構成器103に出力される。さら
にVOP構成器103からのVOPデータDvobは記録
信号処理器104にて記録信号Sreに変換され、該記録
信号Sreは光ヘッド105により光ディスク106に記
録される。なお、上記受信器102,パック化器(図示
せず),VOB構成器103,記録信号処理器104,
及び記録ヘッド105の動作は、上記実施の形態4にお
けるものと全く同一である。
【0179】そしてこの実施の形態7では、アスペクト
レシオ検出器107gにて、上記オーディオビデオスト
リームSavに含まれるビデオストリームのヘッダの解析
により、ビデオ画像のアスペクトレシオを示すアスペク
トレシオデータDarが検出され、該アスペクトレシオデ
ータDarがアドレス情報生成器108g及びVMG生成
器110dに出力される。
【0180】上記アドレス情報生成器108gでは、ア
スペクトレシオが変化したとき、上記検出器107gの
出力Sar及びシステムコントローラ111からの書込み
アドレス情報Iwaに基づいて、アスペクトレシオの変化
が発生した時点の書込みアドレスを示す特定アドレス情
報IsaがVMG生成器110dに出力される。
【0181】このVMG生成器110dでは、上記アス
ペクトレシオ検出器107gの出力Dar及びアドレス情
報生成器108gの出力Isaに基づいて、上記各VOB
に対応する管理情報であるVMG情報Dvmgが生成され
る。そして、このVMG情報Dvmgは、上記記録信号処
理器104にて誤り訂正符号の付加処理及び記録変調処
理が施されて、該VMG情報Dvmgに対応する記録信号
Sreが生成される。この記録信号Sreは記録ヘッド10
5により光ディスク106に書き込まれる。
【0182】なお、上記VMG情報Dvmgに対応する記
録信号Sreは、VOBデータDvobに対応する記録信号
Sreの記録媒体への記録が完了した後に、記録媒体の所
定の記録領域に書き込まれる。このとき、上記特定アド
レス情報Isaは、サーチ情報として、VMGI情報10b
1に対応する記録領域に書き込まれる。また、アスペク
トレシオデータDarはVMG情報10a内のV_ATR
10d1に記録される。
【0183】このように本実施の形態7の記録装置10
0gでは、オーディオビデオストリームSavに基づい
て、ビデオ画像のアスペクトレシオデータDarを検出す
るアスペクトレシオ検出器107gと、該検出器107
gからのアスペクトレシオデータDarに基づいて、アス
ペクトレシオが変化した時点でのデータ書込みアドレス
を示す特定アドレス情報Isaを生成するアドレス情報生
成器108gとを備え、該特定アドレス情報Isaを、各
VOBの管理情報(VMG情報)10aを構成するVM
GI10b1に対応する光ディスク106の記録領域に書
き込むようにしたので、光ディスク106に記録されて
いるオーディオビデオストリームを再生する際には、上
記VMG情報10aを読み出すことにより、オーディオ
ビデオストリームにおける、アスペクトレシオが変化し
た記録位置を認識することができ、オーディオビデオス
トリームの再生時に、光ディスクに記録されているスト
リームの、アスペクトレシオが変化している位置に高速
にアクセスすることが可能となる。
【0184】(実施の形態8)図8は本発明の実施の形
態8による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態8の記録装置100hは、上記実施
の形態5の記録装置100eにおけるビデオ解像度検出
器107d及びアドレス情報生成器108dに代えて、
オーディオビデオストリームSavを受け、これに含まれ
るビデオストリームのヘッダ情報の解析により該ビデオ
ストリームに対応するアスペクトレシオを検出し、該ア
スペクトレシオを示すデータDarを出力するアスペクト
レシオ検出器107gと、該検出器107gの出力Dar
及びシステムコントローラ111からの書込みアドレス
情報Iwaに基づいて、アスペクトレシオが変化した時点
の書込みアドレスを示す特定アドレス情報Isaを生成す
るアドレス情報生成器108gとを備え、該特定アドレ
ス情報Isa及び上記アスペクトレシオデータDarをVM
G生成器110に、上記アスペクトレシオデータDarを
パック化器112及びパディングサイズ生成器113に
出力するよう構成したものである。その他の構成は上記
実施の形態5の記録装置100eと同一である。
【0185】ここで、アスペクトレシオ検出器107g
は、上記実施の形態7と同様、具体的にはアスペクトレ
シオとして、16:9あるいは4:3といった値、レタ
ーボックスの種類などを検出する構成となっている。
【0186】次に動作について説明する。この実施の形
態8の記録装置100hでは、放送受信器102からの
オーディオビデオストリームSavはパック化器112に
て、一定データサイズを有するデータ単位(パック)毎
に区分されて、各パックに対応するデータDpckがVO
B構成器103bに出力される。すると、該VOB構成
器103bでは、所定の表示時間に対応する個数のPC
KデータDpckが1つのデータ単位であるVOBUとし
てまとめられ、記録開始から記録終了までの間に入力さ
れたオーディオビデオストリームSavに相当する、複数
のVOBUからなるVOBデータDvobが生成される。
【0187】そして、このVOBデータDvobは記録信
号処理器104にて記録信号Sreに変換され、光ヘッド
105により記録媒体106に記録される。また、アス
ペクトレシオ検出器107gでは、アスペクトレシオデ
ータDarが検出され、アスペクトレシオデータDarがア
ドレス情報生成器108g,パディングサイズ生成器1
13及びパック化器112に出力される。
【0188】上記アドレス情報生成器108gでは、ア
スペクトレシオデータDar及びシステムコントローラ1
11からの書込みアドレス情報Iwaに基づいて、アスペ
クトレシオが変化した時点での書込みアドレスを示す特
定アドレス情報Isaが出力される。
【0189】また、パディングサイズ生成器113で
は、上記アスペクトレシオが変化すると、パック化器1
12でのパック処理状態を示す内部信号Sopに基づい
て、パディングデータのサイズが算出され、該データサ
イズを示す情報Dpsが出力される。具体的には、所定の
パックにストリームを格納している状態で、アスペクト
レシオデータDarに基づいてアスペクトレシオ変化が検
出されると、この時点でのパックの空きデータサイズ
が、上記パディングデータのサイズとして算出される。
【0190】そして、上記データサイズ情報Dpsがパッ
ク化器112に入力されると、その時点でのパックの空
き部分には、ストリームにおける、アスペクトレシオ変
化が発生した位置以降の部分に代えて、パディングデー
タが、データサイズ情報Dpsが示すデータ量だけ挿入さ
れる。これにより上記所定のパックの作成中にアスペク
トレシオが変化しても、所定のパックに、アスペクトレ
シオ変化前のストリームデータとアスペクトレシオ変化
後のストリームデータが含まれることが回避される。言
い換えると、アスペクトレシオ変化が発生したときに
は、アスペクトレシオ変化前のストリームと、アスペク
トレシオ変化後のストリームとは、隣接する別々のパッ
クに格納されるとこととなり、上記所定のパックに続く
パックにはその先頭からアスペクトレシオ変化後のスト
リームデータが格納されることとなる。
【0191】そしてこの記録装置100eにおけるその
他の動作は、上記実施の形態5の記録装置100eと同
様に行われ、各VOBに対応するVMG情報Dvmgに対
応する記録信号Sreが記録媒体106に記録される。
【0192】なお、上記VMG情報Dvmgに対応する記
録信号Sreは、VOBデータDvobに対応する記録信号
Sreの記録媒体への記録が完了した後に、記録媒体の所
定の記録領域に書き込まれる。このとき、上記特定アド
レス情報Isaは、サーチ情報として、VMGI情報10b
1に対応する記録領域に書き込まれる。また、アスペク
トレシオデータDarはVMG情報10a内のV_ATR
10d1に記録される。
【0193】このように本実施の形態8の記録装置10
0hでは、オーディオビデオストリームSavをパック化
処理により一定データサイズのデータ単位毎に区分する
パック化器112を備え、アスペクトレシオの変化が発
生したとき、作成中のパックには、アスペクトレシオ変
化後のストリームに代えてパディングデータを挿入する
ようにしたので、ストリームはアスペクトレシオ変化後
のストリームの先頭とパックの先頭とが一致するよう記
録されることとなる。
【0194】このため、光ディスク106に記録された
オーディオビデオストリームを再生する際には、上記V
MG情報10aを読み出すことにより、パック単位で記
録アドレスが管理されているオーディオビデオストリー
ムにおける、アスペクトレシオが変化した部分に対応す
る記録位置を認識することができ、オーディオビデオス
トリームの再生時に、光ディスクにおける、アスペクト
レシオの変化が生じているストリームの記録位置に高速
にアクセスすることが可能となる。
【0195】なお、上記実施の形態8では、ストリーム
の所定位置と、パックの先頭位置とは、パックにパディ
ングデータを挿入することにより一致させるようにして
いるが、ストリームの所定位置とパックの先頭位置とを
一致させる方法は、これに限らず、例えば、パックヘッ
ダ等に記載されるパックデータのサイズ情報を変更する
ようにしてもよい。
【0196】(実施の形態9)図9は本発明の実施の形
態9による記録装置を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態9の記録装置100iは、上記実施
の形態6の記録装置100fにおけるビデオ解像度検出
器107dに代えて、オーディオビデオストリームSav
を受け、これに含まれるビデオストリームのヘッダ情報
の解析により、該ビデオストリームに対応するアスペク
トレシオを検出し、該アスペクトレシオを示すデータD
arを出力するアスペクトレシオ検出器107gを備え、
上記アスペクトレシオデータDarをVOP構成器103
f及びVMG生成器110fに出力するよう構成したも
のである。その他の構成は実施の形態6の記録装置10
0fと同一である。ここで、アスペクトレシオ検出器1
07gは、具体的にはアスペクトレシオとして、16:
9あるいは4:3といった値、レターボックスの種類な
どを検出する構成となっている。
【0197】次に動作について説明する。この実施の形
態9の記録装置100iでは、放送信号Sbrが放送受信
器102にて受信され、該受信器102から出力された
オーディオビデオストリームSavはパック化器(図示せ
ず)を介してVOB構成器103に出力される。さらに
VOP構成器103からのVOPデータDvobは記録信
号処理器104にて記録信号Sreに変換され、該記録信
号Sreは光ヘッド105により光ディスク106に記録
される。なお、上記受信器102,パック化器(図示せ
ず),VOB構成器103,記録信号処理器104,及
び記録ヘッド105の動作は、上記実施の形態6におけ
るものと全く同一である。
【0198】そしてこの実施の形態9では、アスペクト
レシオ検出器107gにて、上記オーディオビデオスト
リームSavに含まれるビデオストリームのヘッダの解析
により、ビデオ画像のアスペクトレシオを示すアスペク
トレシオデータDarが検出され、該アスペクトレシオデ
ータDarがVOP構成器103f及びVMG生成器11
0fに出力される。
【0199】上記VOB構成器103fでは、上記オー
ディオビデオストリームSavの記録中にアスペクトレシ
オが変化したときには、アスペクトレシオ変化前のスト
リームとアスペクトレシオ変化後のストリームとが別々
のVOBデータとなるよう、上記オーディオビデオスト
リームSavに対応するVOBデータDvobが構成され
る。
【0200】上記VMG生成器110fでは、記録され
たVOBデータの管理情報であるVMG情報Dvmgが生
成され、該VMG情報Dvmgは記録信号処理器104に
出力される。この処理器104では、該VMG情報Dvm
gに誤り訂正符号の付加処理及び記録変調処理が施され
て、該VMG情報Dvmgに対応する記録信号Sreが生成
される。該記録信号Sreは光ヘッド105により光ディ
スク106に記録される。
【0201】上記VMG情報Dvmgには、図18に示す
ように、各VOBデータに対応する管理情報として、そ
の記録開始アドレス情報、サーチ情報、ビデオ属性情
報、及びオーディオ属性情報が含まれている。
【0202】このように本実施の形態9の記録装置10
0iでは、オーディオビデオストリームSavを、DVD
のレコーディング規格のフォーマットに従ってVOBデ
ータに変換するVOB構成器として、アスペクトレシオ
が変化したとき、その変化前のストリームとその変化後
のストリームとを、別々のVOBデータとして区分する
VOB構成器103fを備えたので、1つのVOBデー
タに対してアスペクトレシオを統一することできる。こ
れにより、光ディスク106に記録された記録信号を再
生する際には、各VOB単位で管理されているアスペク
トレシオに基づいて各VOBデータに対する復号処理を
容易に行うことが可能となる。
【0203】また、VMG情報Dvmgを読み出すことに
より、オーディオビデオストリームの再生時に、光ディ
スクに記録されているストリームの、アスペクトレシオ
が変化している位置に高速にアクセスすることが可能と
なる。
【0204】なお、上記実施の形態1ないし9では、記
録装置に入力される放送信号が、デジタル放送信号であ
る場合について説明したが、記録装置に入力される放送
信号はデジタル放送信号に限らず、アナログテレビ信号
であってもよい。
【0205】この場合、ビデオ解像度やアスペクトレシ
オ、その他のビデオ属性に関する情報やオーディオ属性
に関する情報は、垂直帰線期間等に重畳された情報に基
づいて検出する。
【0206】また、実施の形態1ないし9では、放送信
号を受信する受信器102の出力を、DVDのレコーデ
ィング規格に従ったデータに変換して記録するようにし
ているが、受信器102の出力に対して圧縮符号化処理
を施す符号化圧縮手段を備え、この符号化圧縮手段の出
力を、DVDのレコーディング規格に従ったデータに変
換して記録するようにてもよい。
【0207】さらに、上記実施の形態1ないし9では、
ビデオ解像度やアスペクトレシオなどのビデオ属性,あ
るいはオーディオ属性の変化点の記録アドレスに関する
情報を、各VOPに対応する管理情報であるVMG情報
として記録するようにしているが、ビデオ属性あるいは
オーディオ属性の変化点に関する情報はアドレス情報に
限らず、記録開始時刻を基準とする、属性変化時点の記
録時刻をVMG情報として記録してもよい。
【0208】この場合、所定の記録時刻に対応する記録
データに対して高速にアクセスするためには、記録時刻
と記録アドレスとを対応付けるタイムマップ表を示す情
報を保持し、記録時刻をタイムマップ表にしたがって記
録アドレスに変換し、得られた記録アドレスに対応する
記録情報にアクセスすればよい。
【0209】(実施の形態10)図10は本発明の実施
の形態10による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態10の符号化装置100j
は、オーディオビデオ信号に含まれるビデオ信号を、ビ
デオ属性及びオーディオ属性に基づいて符号化する装置
である。
【0210】すなわち、この符号化装置100jは、ビ
デオ信号Sviにフレーム内符号化処理を施して第1の符
号化データEv1を生成するフレーム内符号化器122a
と、ビデオ信号Sviにフレーム間符号化処理を施して第
2の符号化データEv2を生成するフレーム間符号化器1
22bとを有している。
【0211】ここで、上記フレーム内符号化器122a
は、処理対象となるフレームのビデオ信号Sviに対して
フレーム内の情報のみを用いて独立に符号化処理を施す
ものであり、例えば、MPEG符号化方式におけるIフ
レームの符号化処理を行うものである。また、フレーム
間符号化器122bは、処理対象となる対象フレームに
対応するビデオ信号Sviに対して、該対象フレーム以外
の処理済みフレームの画像情報を参照フレームの画像情
報として用いるフレーム間予測符号化処理を施すもので
あり、例えば、MPEG符号化方式におけるPフレーム
あるいはBフレームの符号化処理を行うものである。
【0212】また、上記符号化装置100jは、上記ビ
デオ信号Sviを制御信号Scntに基づいて上記両符号化
器122a及び122bの一方に供給する入力側スイッ
チ121と、上記第1及び第2の符号化データEv1及び
Ev2の一方を制御信号Scntに基づいて選択し、該選択
された符号化データをビデオストリームDstrとして出
力する出力側スイッチ123とを有している。
【0213】ここで、上記入力側スイッチ121は、上
記ビデオ信号Sviが入力される入力端子121aと、該
ビデオ信号Sviをフレーム内符号化器122aに供給す
るための第1の出力端子121bと、該ビデオ信号Svi
をフレーム間符号化器122bに供給するための第2の
出力端子121cとを有しており、上記スイッチ制御信
号Scntに基づいて、入力端子121aと第1の出力端
子121bの接続状態と、入力端子121aと第2の出
力端子121cの接続状態とが切り替わるようになって
いる。また、上記出力側スイッチ123は、上記第1の
符号化データEv1が入力される第1の入力端子123a
と、上記第2の符号化データEv2が入力される第2の入
力端子123bと、上記ビデオストリームDstrを出力
するための出力端子123cとを有しており、上記スイ
ッチ制御信号Scntに基づいて、第1の入力端子123
aと出力端子123cの接続状態と、第2の入力端子1
21bと出力端子123cの接続状態とが切り替わるよ
うになっている。
【0214】さらに、上記符号化装置100jは、上記
オーディオビデオ信号に含まれるビデオ信号Sviに基づ
いてビデオ属性を検出し、ビデオ属性データDvaを出力
するビデオ属性検出器124と、上記オーディオビデオ
信号に含まれるオーディオ信号Sauに基づいてオーディ
オ属性を検出し、オーディオ属性データDaaを出力する
オーディオ属性検出器125とを有している。
【0215】また、上記符号化装置100jは、ビデオ
属性データDva及びオーディオ属性データDaaに基づい
て、上記スイッチ制御信号Scntを上記各スイッチ12
1,123に出力する符号化制御器126と、ビデオ属
性データDva及びオーディオ属性データDaaに基づい
て、フレーム間符号化処理を制御する符号化制御信号P
cntを上記フレーム間符号化器122bに出力する予測
モード制御器127とを有している。
【0216】ここで、上記符号化制御器126は、ビデ
オ属性あるいはオーディオ属性の変化がない状態では、
図17に示すように、周期的にフレーム内符号化処理と
フレーム間符号化処理が行われるよう、上記入力側及び
出力側スイッチ121及び123を制御して、一定数の
フレームからなるGOPを構成し、一方、ビデオ属性あ
るいはオーディオ属性が変化したときには、フレーム内
符号化処理及びフレーム間符号化処理が行われる周期を
変更して、ビデオ属性の変化およびオーディオ属性の変
化後のストリームの先頭と、GOPを構成するストリー
ムの先頭とが一致するよう、上記入力側及び出力側スイ
ッチ121及び123を制御する構成となっている。
【0217】また、上記予測モード制御器127は、ビ
デオ属性あるいはオーディオ属性の変化がない状態で
は、Bフレームに対する符号化処理として、該Bフレー
ムの前後に位置する2つのフレームを参照フレームとし
て用いる処理が行われるよう上記フレーム間符号化器1
22bを制御し、一方、ビデオ属性あるいはオーディオ
属性が変化したときには、Bフレームに対する符号化処
理として、処理対象のフレームが属する特定GOPとは
ビデオ属性あるいはオーディオ属性が異なる処理済みG
OPに属するフレームが参照フレームとして用いられる
ことがないよう上記フレーム間符号化器122bを制御
する構成となっている。ここで、処理済みGOPは、特
定GOPより以前に各フレームに対する符号化処理が行
われたものである。
【0218】なお、ビデオ属性変化点の直前フレームを
GOPの最終フレームとする方法としては、GOPの最
後の数フレームをPフレームもしくはIフレームとして
符号化処理を連続的に行うことにより、GOPを構成す
るフレームの種類を調整する方法が考えられる。
【0219】次に動作について説明する。本実施の形態
10の符号化装置100jにオーディオビデオ信号が入
力されると、該オーディオビデオ信号に含まれる、各フ
レームに対応するビデオ信号Sviは、入力側スイッチ1
21を介してフレーム内符号化器122a及びフレーム
間符号化器122bの一方に供給される。
【0220】フレーム内符号化器122aでは、対象フ
レームのビデオ信号Sviに対して、他のフレームの画像
情報を参照しない符号化処理が施され、該符号化処理に
より第1の符号化データ(イントラ符号化データ)Ev1
が生成される。つまり、フレーム内符号化器122aで
は、対象フレーム内の画像情報のみを用いてビデオ信号
に対して独立に符号化処理が施され、具体的には、MP
EG符号化方式におけるIフレームに対する符号化処理
が行われる。一方、フレーム間符号化器122bでは、
対象フレームのビデオ信号Sviに対して、他のフレーム
の画像情報を参照する符号化処理が施され、該符号化処
理により第2の符号化データ(インター符号化データ)
Ev2が生成される。つまり、フレーム間符号化器122
bでは、対象フレームのビデオ信号Sviには、所定のフ
レームの画像情報を参照フレームの画像情報として用い
るフレーム間予測符号化処理が施される。具体的には、
MPEG符号化方式におけるPフレームあるいはBフレ
ームに対する符号化処理が行われる。
【0221】そして、各符号化器にて生成された符号化
データは、出力側スイッチ123aを介してビデオスト
リームDstrとして出力される。またビデオ属性検出器
124では、入力されたオーディオビデオ信号に含まれ
るビデオ信号Sviのビデオ属性が検出され、ビデオ属性
データDvaが符号化制御器126及び予測モード制御器
127に出力される。またオーディオ属性検出器125
では、入力されたオーディオビデオ信号に含まれるオー
ディオ信号Sauのオーディオ属性が検出され、オーディ
オ属性データDauが符号化制御器126及び予測モード
制御器127に出力される。
【0222】上記符号化制御器126では、上記ビデオ
属性データDva及びオーディオ属性データDaaに基づい
て、上記入力側及び出力側スイッチ121及び123に
対して制御信号Scntが出力され、該両スイッチ121
及び123は、対象フレームのビデオ信号Sviに対して
フレーム内符号化処理とフレーム間符号化処理のいずれ
かの処理が施されるよう切り替え制御される。
【0223】例えば、ビデオ属性あるいはオーディオ属
性の変化がない状態では、図17に示すように、周期的
にフレーム内符号化処理とフレーム間符号化処理が行わ
れるよう、上記スイッチ121及び123が制御され、
これにより一定数のフレームからなるGOPが構成され
る。一方、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化し
たときには、フレーム内符号化処理及びフレーム間符号
化処理が行われる周期にかかわらず、ビデオ属性の変化
あるいはオーディオ属性の変化後のストリームの先頭
と、GOPを構成するストリームの先頭とが一致するよ
う、上記両スイッチ121及び123が制御される。
【0224】また、予測モード制御器127では、ビデ
オ属性あるいはオーディオ属性の変化がない状態では、
Bフレームに対する符号化処理として、該Bフレームの
前後に位置する2つのフレームを参照フレームとして用
いる処理が行われるよう上記フレーム間符号化器122
bに対する制御が行われる。一方、ビデオ属性あるいは
オーディオ属性が変化したときには、Bフレームに対す
る符号化処理として、処理対象のフレームが属する特定
GOPとはビデオ属性あるいはオーディオ属性が異なる
処理済みGOPに属するフレームが参照フレームとして
用いられることがないよう上記フレーム間符号化器12
2bに対する制御が行われる。
【0225】このように本実施の形態10の符号化装置
100jでは、ビデオ属性データDva及びオーディオ属
性データDaaに基づいて各フレームのビデオ信号Sviに
対してフレーム内符号化処理及びフレーム間符号化処理
のいずれの処理を施すかを制御する符号化制御器126
と、上記属性データDva及びDaaに基づいてフレーム間
符号化処理における予測モードを制御する予測モード制
御器127とを備え、ビデオ属性及びオーディオ属性が
変化したとき、属性変化後のストリームの先頭とGOP
を構成するストリームの先頭とが一致し、かつ、処理対
象のフレームが属するGOPとは属性が異なるGOPに
属するフレームが参照フレームとして用いられることが
ないようにしたので、符号化方式,ビデオ解像度,ビデ
オアスペクト比等のビデオ属性が変化するビデオ信号
を、MPEG等の符号化方式に従って符号化することが
できる。
【0226】つまり、本実施の形態10の符号化装置1
00jでは、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化
したときでも、属性変化後の最初のフレームのストリー
ムとGOPの先頭フレームのストリームとが一致してい
るため、GOPをアクセス単位として記録媒体に記録さ
れているビデオストリームのビデオ属性変化点およびオ
ーディオ属性変化点に対して容易にアクセスすることが
可能となる。
【0227】また、対象フレームに対する参照フレーム
として、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が対象フレ
ームの属性とは異なるGOPのフレームを用いることを
禁止することにより、ビデオ属性およびオーディオ属性
の変化点の前後のGOPに対して独立に符号化処理ある
いは復号化処理を施すことができ、ビデオ属性あるいは
オーディオ属性が変化しても、符号化処理および復号処
理を破綻することなく実行することか可能となる。
【0228】(実施の形態11)図11は本発明の実施
の形態11による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態11の符号化装置100k
は、上記実施の形態10の符号化装置100jの構成に
加えて、ビデオ属性データDva及びオーディオ属性デー
タDaaに基づいて、上記出力側スイッチから出力される
ビデオストリームDstrに対してパック化処理を施し、
パック化されたビデオストリームDpckを出力するパッ
ク化器128を備えたものである。ここでパック化処理
は、該ビデオストリームを所定サイズのデータ単位(パ
ック)毎に区分する処理である。
【0229】このパック化器128は、ビデオ属性ある
いはオーディオ属性の変化が発生していない状態では、
ビデオストリームに対するパック化処理により、該ビデ
オストリームを所定サイズのデータ単位(パック)毎に
区分し、一方、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変
化したときには、ビデオ属性およびオーディオ属性の変
化後のストリームの先頭と、パックに格納されているス
トリームの先頭が一致するよう上記パック化処理を行
う。
【0230】具体的には上記パック化器128は、所定
のパック内にストリームを格納している状態で上記属性
変化が生じたときには、該パックには、属性変化後のス
トリームに代えて、所定のパディングデータを挿入する
ようになっている。なお、属性変化が発生したとき、パ
ック内には同じ属性のストリームのみが含まれるように
する方法は、上記のように属性変化後のストリームに代
えて、所定のパディングデータを挿入する方法に限ら
ず、例えば、属性変化が発生したときには、属性変化後
のストリームが属性変化前のストリームに続いてパック
内に含まれることがないよう、このパックのヘッダ情報
におけるパックサイズを変更するようにしてもよい。そ
してその他の構成は実施の形態10の符号化装置100
jと同一である。
【0231】次に作用効果について説明する。本実施の
形態11の符号化装置100kでは、実施の形態10の
符号化装置100jと同様に、ビデオ属性あるいはオー
ディオ属性が変化したときには、属性変化後の最初のフ
レームのストリームとGOPの先頭フレームのストリー
ムとが一致するよう、ビデオ信号に対する符号化処理が
行われる。
【0232】そしてパック化器128では、ビデオスト
リームを所定サイズのパックに区分するパック化処理
は、ストリームの、ビデオ属性あるいはオーディオ属性
の変化点がパックの先頭と一致するよう行われる。具体
的には、所定のパック内にストリームを格納している状
態で上記属性変化が生じたときには、該パックには、属
性変化後のストリームに代えて、所定のパディングデー
タが挿入される。
【0233】このように本実施の形態11の符号化装置
100kでは、実施の形態10の構成に加えて、所定の
パック内にストリームを格納している状態で上記属性変
化が生じたとき、該パックには、属性変化後のストリー
ムに代えて、所定のパディングデータを挿入するパック
化器128を備えたので、パック単位のアドレス管理を
行って記録媒体に記録されたパックデータDpckに対し
て、ビデオ解像度などのビデオ属性の変化点への高速な
アクセスを行うことが可能となる。
【0234】(実施の形態12)図12は本発明の実施
の形態12による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態12の符号化装置100m
は、上記実施の形態10の符号化装置100jのビデオ
属性検出器124,オーディオ属性検出器125に代え
て、上記オーディオビデオ信号に含まれるビデオ信号S
viに基づいてビデオ解像度を検出し、ビデオ解像度デー
タDvrを出力するビデオ解像度検出器129を備えてい
る。このビデオ解像度検出器129は、ビデオ解像度と
して実施の形態4のビデオ解像度検出器107dと同様
に、水平画面サイズ、垂直画面サイズ、フレーム周波数
の少なくとも1つを検出する構成となっている。なお、
上記ビデオ解像度検出器129は、ビデオ解像度とし
て、ビデオ信号がインターレース信号であるかプログレ
ッシブ信号であるかを検出する構成としてもよい。
【0235】さらに、この実施の形態12の符号化装置
100mは、実施の形態10の符号化装置100jの符
号化制御器126及び予測モード制御器127に代え
て、ビデオ解像度データDvrに基づいて、スイッチ制御
信号Scntにより上記各スイッチ121,123を制御
する符号化制御器126mと、上記ビデオ解像度データ
Dvrに基づいて符号化制御信号Pcntにより上記フレー
ム間符号化器122bを制御する予測モード制御器12
7mとを備えたものである。
【0236】ここで、上記符号化制御器126mは、ビ
デオ解像度の変化がない状態では、図17に示すよう
に、周期的にフレーム内符号化処理とフレーム間符号化
処理が行われるよう上記スイッチ121及び123を制
御し、一方、ビデオ解像度が変化したときには、フレー
ム内符号化処理及びフレーム間符号化処理が行われる周
期を変更して、ビデオ解像度の変化後のストリームの先
頭と、GOPを構成するストリームの先頭とが一致する
よう、上記スイッチ121及び123を制御する構成と
なっている。
【0237】また、上記予測モード制御器127mは、
ビデオ解像度の変化がない状態では、Bフレームに対す
る符号化処理として、該Bフレームの前後に位置する2
つのフレームを参照フレームとして用いる処理が行われ
るよう上記フレーム間符号化器122bを制御し、一
方、ビデオ解像度が変化したときには、Bフレームに対
する符号化処理として、処理対象のフレームが属する特
定GOPとはビデオ解像度が異なる処理済みGOPに属
するフレームが参照フレームとして用いられることがな
いよう上記フレーム間符号化器122bを制御する構成
となっている。そして、その他の構成は実施の形態10
の符号化装置100jと同一である。
【0238】次に動作について説明する。図13は、こ
の実施の形態12の符号化装置100mに入力されるテ
レビ信号(ビデオ信号)を示している。ここでは、フレ
ームF(j-3)までのビデオ信号はハイビジョン信号であ
り、フレームF(j-2)以降のビデオ信号は標準テレビ信
号である。つまり、フレームF(j-2)が、上記ビデオ信
号におけるビデオ解像度が変化した位置に対応するフレ
ームである。なお、図13中、F(j-5) ,F(j-4)はハ
イビジョン信号に対応するフレーム、F(j-1)〜F(j+9)
はハイビジョン信号に対応するフレームである。
【0239】図13に示すビデオ信号が上記符号化装置
100mに入力されると、該ビデオ信号はそのビデオ解
像度の変化及び符号化モードに応じて、フレーム内符号
化器122a及びフレーム間符号化器122bの一方に
て符号化処理が施され、該符号化処理により得られるビ
デオストリームDstrが出力される。なお、上記符号化
モードは、ビデオ信号に基づいて、各フレームに対し
て、Iフレーム,Pフレーム,あるいはBフレームのい
ずれのフレームに対する符号化処理を施すべきかを示す
情報である。
【0240】以下、図13に示すビデオ信号が上記符号
化装置100mに入力されたときのビデオ解像度検出器
129,符号化制御器126m及び予測モード制御器1
27mの動作を簡単に説明する。上記ビデオ解像度検出
器129では、上記符号化装置100mに入力されたビ
デオ信号Sviに基づいてビデオ解像度が検出され、ビデ
オ解像度データDvrが符号化制御器126m及び予測モ
ード制御器127mに出力される。
【0241】すると、符号化制御器126mでは、フレ
ームF(j-3)にて1つのGOPが完結し、かつその次の
フレームF(j-2)から新たなGOPが構成されるよう上
記スイッチ121及び123を切り替える制御が行われ
る。これにより、1つのGOPを構成するフレームはす
べてビデオ解像度が等しいフレームとなり、1つのGO
P内にはビデオ解像度が異なるフレームが混在しないこ
ととなる。さらに、予測モード制御器127mでは、B
フレームF(j-2)及びF(j-1)に対するフレーム間符号化
処理の際には、IフレームF(j)のみが参照フレームと
して用いられるようフレーム間符号化器122bに対す
る制御が行われる。
【0242】このように本実施の形態12の符号化装置
100mでは、ビデオ信号に基づいてビデオ解像度を検
出するビデオ解像度検出器129と、ビデオ解像度デー
タDvrに基づいて各フレームのビデオ信号Sviに対して
フレーム内符号化処理及びフレーム間符号化処理のいず
れの処理を施すかを制御する符号化制御器126mと、
上記ビデオ解像度データDvrに基づいてフレーム間符号
化処理における予測モードを制御する予測モード制御器
127とを備え、ビデオ解像度の変化点ではGOPを分
離し、さらに、ビデオ解像度の変化点に相当するフレー
ムを先頭フレームとするGOPを、その直前のGOPの
フレームを参照することなく各フレームの符号化処理が
施されたものとするようにしたので、ビデオ解像度が変
化するビデオ信号を、MPEG等の符号化方式に従って
符号化することができる。
【0243】つまり、本実施の形態12の符号化装置1
00mでは、ビデオ解像度が変化したときでも、解像度
変化後の最初のフレームのストリームとGOPの先頭フ
レームのストリームとが一致しているため、GOPをア
クセス単位として記録媒体に記録されているビデオスト
リームのビデオ解像度変化点に対して容易にアクセスす
ることが可能となる。
【0244】また、対象フレームに対する参照フレーム
として、ビデオ解像度が対象フレームのビデオ解像度と
は異なるGOPのフレームを用いることを禁止すること
により、ビデオ解像度の変化点の前後のGOPに対して
独立に符号化処理あるいは復号化処理を施すことがで
き、ビデオ解像度が変化しても、符号化処理および復号
処理を破綻することなく実行することか可能となる。
【0245】なお、上記実施の形態12では、ビデオ解
像度が変化した後の最初のGOP(特定GOP)の先頭
フレームはBフレームとしているが、この特定GOPの
最初のフレームは、Iフレームとしてもよい。このよう
に特定GOPの先頭フレームをIフレームとすることに
より、該特定GOPに対するフレーム間符号化処理で
は、該特定GOPとはビデオ解像度の異なるGOPのフ
レームが参照フレームとして用いられることはないこと
になる。
【0246】また、ビデオ解像度の変化直前のフレーム
を、上記特定GOPの直前のGOP(直前GOP)の最
終フレームと一致させるには、該直前GOPの最後の数
フレームをPフレームもしくはIフレームとする符号化
処理を連続的に行うことにより、各フレームの種類を調
整すればよい。
【0247】また、上記実施の形態12では、隣接する
IフレームとPフレームの間、及び隣接する2つのPフ
レーム間の2フレームをBフレームとして符号化処理を
行うようにしているが、Bフレームの個数は限定される
ものでなく、例えばBフレームは存在しなくてもよい。
【0248】(実施の形態13)図14は本発明の実施
の形態13による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態13の符号化装置100n
は、上記実施の形態12の符号化装置100mの構成に
加えて、ビデオ解像度データDvrに基づいて、上記出力
側スイッチから出力されるビデオストリームDstrに対
してパック化処理を施し、パック化されたビデオストリ
ームDpckを出力するパック化器128nを備えたもの
である。ここでパック化処理は、該ビデオストリームを
所定サイズのデータ単位(パック)毎に区分する処理で
ある。
【0249】このパック化器128nは、実施の形態1
1のパック化器128における入力信号であるビデオ属
性データDva及びオーディオ属性データDaaに代えて、
ビデオ解像度データDvrを受けるものであり、このパッ
ク化器128nのその他の構成は実施の形態11のパッ
ク化器128と全く同一である。
【0250】つまり、このパック化器128nは、ビデ
オ解像度の変化が発生していない状態では、ビデオスト
リームに対するパック化処理により、該ビデオストリー
ムを所定サイズのデータ単位(パック)毎に区分し、一
方、ビデオ解像度が変化したときには、ビデオ解像度の
変化後のストリームの先頭と、パックに格納されている
ストリームの先頭が一致するよう上記パック化処理を行
うものである。
【0251】具体的には上記パック化器128は、所定
のパック内にストリームを格納している状態で上記解像
度変化が生じたときには、該パックには、解像度変化後
のストリームに代えて、所定のパディングデータを挿入
するようになっている。そしてこの実施の形態13のそ
の他の構成は実施の形態12の符号化装置100mと同
一である。
【0252】次に作用効果について説明する。本実施の
形態13の符号化装置100nでは、実施の形態12の
符号化装置100mと同様に、ビデオ解像度が変化した
ときには、解像度変化後の最初のフレームのストリーム
とGOPの先頭フレームのストリームとが一致するよ
う、ビデオ信号に対する符号化処理が行われる。
【0253】そしてパック化器128nでは、ビデオス
トリームを所定サイズのパックに区分するパック化処理
は、ストリームのビデオ解像度の変化点がパックの先頭
とが一致するよう行われる。具体的には、所定のパック
内にストリームを格納している状態で上記ビデオ解像度
変化が生じたときには、該パックには、解像度変化後の
ストリームに代えて、所定のパディングデータが挿入さ
れる。
【0254】このように本実施の形態13の符号化装置
100nでは、実施の形態12の構成に加えて、所定の
パック内にストリームを格納している状態で上記ビデオ
解像度変化が生じたとき、該パックには、解像度変化後
のストリームに代えて、所定のパディングデータを挿入
するパック化器128nを備えたので、パック単位のア
ドレス管理を行って記録媒体に記録されたパック化デー
タDpckに対して、ビデオ解像度の変化点への高速なア
クセスを行うことが可能となる。
【0255】(実施の形態14)図15は本発明の実施
の形態14による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態14の符号化装置100p
は、上記実施の形態10の符号化装置100jのビデオ
属性検出器124,オーディオ属性検出器125に代え
て、上記オーディオビデオ信号に含まれるビデオ信号S
viに基づいてビデオアスペクトレシオを検出し、アスペ
クトレシオデータDarを出力するアスペクトレシオ検出
器130を備えている。このアスペクトレシオ検出器1
30は、ビデオ信号の垂直帰線期間に埋め込まれている
アスペクトレシオ情報を読み出すことにより検出する。
また、このアスペクトレシオ検出器130は、アスペク
トレシオとしては、実施の形態7のアスペクトレシオ検
出器107gと同様に、アスペクトレシオの値(16:
9あるいは4:3)、レターボックス情報などを検出す
る。
【0256】さらに、この実施の形態14の符号化装置
100nは、実施の形態10の符号化装置100jの符
号化制御器126及び予測モード制御器127に代え
て、アスペクトレシオデータDarに基づいて、スイッチ
制御信号Scntにより上記各スイッチ121,123を
制御する符号化制御器126pと、上記アスペクトレシ
オデータDarに基づいて符号化制御信号Pcntにより上
記フレーム間符号化器122bを制御する予測モード制
御器127pとを備えたものである。
【0257】ここで、上記符号化制御器126pは、ア
スペクトレシオの変化がない状態では、図17に示すよ
うに、周期的にフレーム内符号化処理とフレーム間符号
化処理が行われるよう上記スイッチ121及び123を
制御し、一方、アスペクトレシオが変化したときには、
フレーム内符号化処理及びフレーム間符号化処理が行わ
れる周期を変更して、アスペクトレシオの変化後のスト
リームの先頭と、GOPを構成するストリームの先頭と
が一致するよう、上記スイッチ121及び123を制御
する構成となっている。
【0258】また、上記予測モード制御器127pは、
アスペクトレシオの変化がない状態では、Bフレームに
対する符号化処理として、該Bフレームの前後に位置す
る2つのフレームを参照フレームとして用いる処理が行
われるよう上記フレーム間符号化器122bを制御し、
一方、アスペクトレシオが変化したときには、Bフレー
ムに対する符号化処理として、処理対象のフレームが属
する特定GOPとはビデオ解像度が異なる処理済みGO
Pに属するフレームが参照フレームとして用いられるこ
とがないよう上記フレーム間符号化器122bを制御す
る構成となっている。そして、その他の構成は実施の形
態10の符号化装置100jと同一である。
【0259】次に動作について説明する。この実施の形
態14の符号化装置100pにビデオ信号Sviが入力さ
れると、該ビデオ信号はそのアスペクトレシオの変化に
応じて、フレーム内符号化器122a及びフレーム間符
号化器122bの一方にて符号化処理が施され、該符号
化処理により得られるビデオストリームDstrが出力さ
れる。つまり、上記アスペクトレシオ検出器130で
は、上記符号化装置100pに入力されたビデオ信号S
viに基づいてアスペクトレシオが検出され、アスペクト
レシオデータDarが符号化制御器126p及び予測モー
ド制御器127pに出力される。
【0260】すると、符号化制御器126pでは、アス
ペクトレシオ変化直前のフレームにて1つのGOPが完
結し、かつその次のフレームから新たなGOPが構成さ
れるするよう上記スイッチ121及び123を切り替え
る制御が行われる。これにより、1つのGOPを構成す
るフレームはすべてアスペクトレシオが等しいフレーム
となり、1つのGOP内にはアスペクトレシオが異なる
フレームが混在しないこととなる。
【0261】さらに、予測モード制御器127pでは、
対象フレームに対する参照フレームとして、アスペクト
レシオが対象フレームのアスペクトレシオとは異なるG
OPのフレームを用いることがないようフレーム間符号
化器122bに対する制御が行われる。
【0262】このように本実施の形態14の符号化装置
100pでは、ビデオ信号に基づいてアスペクトレシオ
を検出するビデオ解像度検出器130と、アスペクトレ
シオデータDarに基づいて各フレームのビデオ信号Svi
に対してフレーム内符号化処理及びフレーム間符号化処
理のいずれの処理を施すかを制御する符号化制御器12
6pと、上記アスペクトレシオデータDarに基づいてフ
レーム間符号化処理における予測モードを制御する予測
モード制御器127とを備え、アスペクトレシオの変化
点ではGOPを分離し、さらに、アスペクトレシオの変
化点に相当するフレームを先頭フレームとするGOP
を、その直前のGOPのフレームを参照することなく各
フレームの符号化処理が施されたものとするようにした
ので、アスペクトレシオが変化するビデオ信号を、MP
EG等の符号化方式に従って符号化することができる。
【0263】つまり、本実施の形態14の符号化装置1
00pでは、アスペクトレシオが変化したときでも、ア
スペクトレシオ変化後の最初のフレームのストリームと
GOPの先頭フレームのストリームとが一致しているた
め、GOPをアクセス単位として記録媒体に記録されて
いるビデオストリームのアスペクトレシオ変化点に対し
て容易にアクセスすることが可能となる。
【0264】また、対象フレームに対する参照フレーム
として、アスペクトレシオが対象フレームのアスペクト
レシオとは異なるGOPのフレームを用いることを禁止
することにより、アスペクトレシオの変化点の前後のG
OPに対して独立に符号化処理あるいは復号化処理を効
果的に施すことができ、アスペクトレシオが変化して
も、符号化処理および復号処理を破綻することなく実行
することか可能となる。
【0265】なお、上記実施の形態14では、アスペク
トレシオが変化した後の最初のGOP(特定GOP)の
先頭フレームはBフレームとしているが、この特定GO
Pの最初のフレームは、Iフレームとしてもよい。この
ように特定GOPの先頭フレームをIフレームとするこ
とにより、該特定GOPに対するフレーム間符号化処理
では、該特定GOPとはアスペクトレシオの異なるGO
Pのフレームが参照フレームとして用いられることはな
いことになる。
【0266】また、アスペクトレシオの変化直前のフレ
ームを、上記特定GOPの直前のGOP(直前GOP)
の最終フレームと一致させるには、該直前GOPの最後
の数フレームをPフレームもしくはIフレームとする符
号化処理を連続的に行うことにより、各フレームの種類
を調整すればよい。
【0267】また、上記実施の形態14では、隣接する
IフレームとPフレームの間、及び隣接する2つのPフ
レーム間の2フレームをBフレームとして符号化処理を
行うようにしているが、Bフレームの個数は限定される
ものでなく、例えばBフレームは存在しなくてもよい。
【0268】(実施の形態15)図16は本発明の実施
の形態15による符号化装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態15の符号化装置100q
は、上記実施の形態14の符号化装置100pの構成に
加えて、アスペクトレシオデータDarに基づいて、上記
出力側スイッチから出力されるビデオストリームDstr
に対してパック化処理を施し、パック化されたビデオス
トリームDpckを出力するパック化器128qを備えた
ものである。ここでパック化処理は、該ビデオストリー
ムを所定サイズのデータ単位(パック)毎に区分する処
理である。
【0269】このパック化器128qは、実施の形態1
1のパック化器128における入力信号であるビデオ属
性データDva及びオーディオ属性データDaaに代えて、
アスペクトレシオデータDarを受けるものであり、この
パック化器128qのその他の構成は実施の形態11の
パック化器128と全く同一である。
【0270】つまり、このパック化器128qは、アス
ペクトレシオの変化が発生していない状態では、ビデオ
ストリームに対するパック化処理により、該ビデオスト
リームを所定サイズのデータ単位(パック)毎に区分
し、一方、アスペクトレシオが変化したときには、アス
ペクトレシオの変化後のストリームの先頭と、パックに
格納されているストリームの先頭が一致するよう上記パ
ック化処理を行うものである。
【0271】具体的には上記パック化器128qは、所
定のパック内にストリームを格納している状態で上記ア
スペクトレシオ変化が生じたときには、該パックには、
アスペクトレシオ変化後のストリームに代えて、所定の
パディングデータを挿入するようになっている。そして
この実施の形態15のその他の構成は実施の形態14の
符号化装置100kと同一である。
【0272】次に作用効果について説明する。本実施の
形態15の符号化装置100qでは、実施の形態14の
符号化装置100pと同様に、アスペクトレシオが変化
したときには、アスペクトレシオ変化後の最初のフレー
ムのストリームとGOPの先頭フレームのストリームと
が一致するよう、ビデオ信号に対する符号化処理が行わ
れる。
【0273】そしてパック化器128qでは、ビデオス
トリームを所定サイズのパックに区分するパック化処理
は、ストリームのアスペクトレシオの変化点がパックの
先頭とが一致するよう行われる。具体的には、所定のパ
ック内にストリームを格納している状態で上記アスペク
トレシオの変化が生じたときには、該パックには、アス
ペクトレシオ変化後のストリームに代えて、所定のパデ
ィングデータが挿入される。
【0274】このように本実施の形態15の符号化装置
100qでは、実施の形態14の構成に加えて、所定の
パック内にストリームを格納している状態で上記アスペ
クトレシオ変化が生じたとき、該パックには、アスペク
トレシオ変化後のストリームに代えて、所定のパディン
グデータを挿入するパック化器128qを備えたので、
パック単位のアドレス管理を行って記録媒体に記録され
たパックデータDpckに対して、アスペクトレシオの変
化点への高速なアクセスを行うことが可能となる。
【0275】なお、上記実施の形態1〜9の記録装置及
び実施の形態10〜15の符号化装置は、コンピュータ
システムにてソフトウエアにより実現することもでき
る。この場合も上記各実施の形態と同様な効果が得られ
る。また、上記実施の形態1〜9では、記録媒体として
光ディスクを示しているが、オーディオビデオストリー
ムを記録する記録媒体は、これに限るものでなく、デジ
タルデータを記録できるものであればどのようなもので
あってもよい。
【0276】
【発明の効果】以上のようにこの発明(請求項1)によれ
ば、オーディオビデオストリームを記録媒体に記録する
記録装置において、オーディオビデオストリームに基づ
いて、ビデオ属性及びオーディオ属性の少なくとも一方
を検出する属性検出部を備え、上記属性が変化した時、
属性変化時点に対応する、上記記録媒体に記録されるオ
ーディオビデオストリームの記録位置、あるいは上記属
性変化時点に対応する、基準時刻に対するオーディオビ
デオストリームの記録時刻を示す属性変化情報を、上記
記録媒体に記録するようにしたので、記録媒体に記録さ
れているオーディオビデオストリームを再生する際に
は、オーディオビデオストリームにおける、ビデオ属性
あるいはオーディオ属性が変化した部分を認識すること
ができ、これにより、オーディオビデオストリームの、
ビデオ属性あるいはオーディオ属性の変化が生じている
部分に対して高速にアクセスすることが可能となる。
【0277】この発明(請求項2)によれば、請求項1
記載の記録装置において、上記ビデオ属性及びオーディ
オ属性を検出し、それぞれの属性を示す属性データを記
録媒体の所定の記録領域に記録するので、オーディオビ
デオストリームの再生時には、該ストリームの、ビデオ
属性及びオーディオ属性のいずれかの変化が生じている
部分に対しても高速にアクセスすることが可能となる。
【0278】この発明(請求項3)によれば、請求項1
記載の記録装置において、上記ビデオ信号に関する属性
として、該ビデオ信号のビデオ解像度を検出し、上記ビ
デオ解像度が変化した時点に対応する、上記記録媒体に
記録されるストリームの記録位置、あるいは該ビデオ解
像度の変化時点に対応する、基準時刻に対するストリー
ムの記録時刻を検出し、該記録位置あるいは記録時刻を
示す解像度変化情報を、上記ビデオ解像度を示すビデオ
解像度データとともに記録するので、オーディオビデオ
ストリームの再生時には、そのビデオ解像度の変化が生
じている部分に対して高速にアクセスすることが可能と
なる。
【0279】この発明(請求項4)によれば、請求項1
記載の記録装置において、上記ビデオ信号に関する属性
として、該ビデオ信号のアスペクトレシオを検出し、上
記アスペクトレシオが変化した時点に対応する、上記記
録媒体に記録されるストリームの記録位置、あるいは該
アスペクトレシオの変化時点に対応する、基準時刻に対
するストリームの記録時刻を検出し、該記録位置あるい
は記録時刻を示すアスペクトレシオ変化情報を、上記ア
スペクトレシオを示すアスペクトレシオデータとともに
記録するので、オーディオビデオストリームの再生時に
は、そのアスペクトレシオの変化が生じている部分に対
して高速にアクセスすることが可能となる。
【0280】この発明(請求項5)によれば、オーディ
オビデオストリームを記録媒体に記録する記録装置にお
いて、上記オーディオビデオストリームを所定サイズ毎
にデータ単位としてのパックが形成されるよう区分する
パック化処理を行って、各パックに対応するオーディオ
ビデオストリームをパックデータとして出力するパック
化処理部を備え、該パック化処理部では、上記オーディ
オビデオストリームにおける上記ビデオ信号及びオーデ
ィオ信号の一方の属性が変化した位置が、上記パックの
先頭に位置するようにしたので、パック単位で記録アド
レスが管理されているオーディオビデオストリームにお
ける、ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化した部
分を認識することができ、オーディオビデオストリーム
の再生時には、その属性変化が生じている部分に対して
高速にアクセスすることが可能となる。
【0281】この発明(請求項6)によれば、請求項5
記載の記録装置において、上記属性として、上記ビデオ
信号に関するビデオ属性及びオーディオ信号に関するオ
ーディオ属性を検出し、これらの属性を示す属性データ
を記録媒体の所定の記録領域に記録するので、記録媒体
に記録されているオーディオビデオストリームの再生時
には、これに対応するビデオ属性及びオーディオ属性を
識別することができる。
【0282】この発明(請求項7)によれば、請求項5
記載の記録装置において、オーディオ属性及びビデオ属
性の少なくとも一方の属性が変化した時点に対応する、
上記記録媒体に記録されるオーディオビデオストリーム
の記録位置、あるいは該属性変化時点に対応する、基準
時刻に対するオーディオビデオストリームの記録時刻
を、上記記録媒体に記録するので、記録媒体に記録され
ているオーディオビデオストリームを再生する際には、
上記属性変化時点に対応する記録位置あるいは記録時刻
を読み出すことにより、オーディオビデオストリーム
の、ビデオ属性あるいはオーディオ属性の変化が生じて
いる部分に対して高速にアクセスすることが可能とな
る。
【0283】この発明(請求項8)によれば、請求項5
記載の記録装置において、属性検出部では、上記ビデオ
信号に関する属性として、上記ビデオ信号のビデオ解像
度を検出し、パック化処理部では、上記ビデオストリー
ムにおける上記ビデオ解像度が変化した位置が、上記パ
ックの先頭に位置するよう上記パック化処理を行うの
で、パック単位で記録アドレスが管理されているオーデ
ィオビデオストリームにおける、ビデオ解像度が変化し
た部分を認識することができ、オーディオビデオストリ
ームの再生時には、そのビデオ解像度の変化が生じてい
る部分に対して高速にアクセスすることが可能となる。
【0284】この発明(請求項9)によれば、請求項5
記載の記録装置において、属性検出部では、上記ビデオ
信号に関する属性として、上記ビデオ信号のアスペクト
レシオを検出し、上記パック化処理部では、上記ビデオ
ストリームにおける上記アスペクトレシオが変化した位
置が、上記パックの先頭に位置するよう上記パック化処
理を行うので、パック単位で記録アドレスが管理されて
いるオーディオビデオストリームにおける、アスペクト
レシオが変化した部分を認識することができ、オーディ
オビデオストリームの再生時には、そのアスペクトレシ
オの変化が生じている部分に対して高速にアクセスする
ことが可能となる。
【0285】この発明(請求項10)によれば、オーデ
ィオ信号及びビデオ信号を含むオーディオビデオ信号を
符号化して得られるオーディオビデオストリームを記録
媒体に記録する装置において、オーディオビデオストリ
ームを、該ストリームを管理するための管理単位毎に区
分し、該ストリームの各管理単位に対応する部分をビデ
オオブジェクトデータとして出力するビデオオブジェク
ト構成器を備え、該ビデオオブジェクト構成器では、上
記属性が変化したとき、上記オーディオビデオストリー
ムの、該属性の変化点より前の部分と、該オーディオビ
デオストリームの、該属性の変化点以降の部分とが別々
のビデオオブジェクトデータとして出力されるようにし
たので、1つのビデオオブジェクトデータに対してはビ
デオ属性あるいはオーディオ属性を統一することでき
る。これにより、記録媒体に記録されたオーディオビデ
オストリームを再生する際には、各ビデオオブジェクト
単位で管理されているビデオ属性あるいはオーディオ属
性に基づいて各ビデオオブジェクトデータに対する復号
化処理を容易に行うことが可能となる。
【0286】この発明(請求項11)によれば、請求項
10記載の記録装置において、上記オーディオビデオス
トリームを管理するための管理情報に、各ビデオオブジ
ェクトデータの、記録媒体に対する記録位置、あるい
は、各ビデオオブジェクトデータの、基準時刻に対する
記録時刻に関する情報を含めたので、記録媒体に記録さ
れているオーディオビデオストリームをビデオオブジェ
クト単位で管理することができる。
【0287】この発明(請求項12)によれば、請求項
10記載の記録装置において、ビデオ信号に関するビデ
オ情報及びオーディオ信号に関するオーディオ属性を検
出し、上記管理情報に、上記ビデオ属性を示すビデオ属
性情報および上記オーディオ属性を示すオーディオ属性
情報を含めたので、記録媒体に記録されているオーディ
オビデオストリームの属性をビデオオブジェクト単位で
管理することができる。
【0288】この発明(請求項13)によれば、請求項
10記載の記録装置において、ビデオオブジェクト構成
器では、ビデオ解像度が変化したとき、ビデオストリー
ムの、上記ビデオ解像度の変化点より前の部分と、該ビ
デオストリームの、該ビデオ解像度の変化点以降の部分
とが、別々のビデオオブジェクトデータとして出力され
るよう上記ビデオストリームの区分を行うので、1つの
ビデオオブジェクトデータに対してはビデオ解像度を統
一することできる。これにより、記録媒体に記録された
オーディオビデオストリームを再生する際には、各ビデ
オオブジェクト単位で管理されているビデオ解像度に基
づいて各ビデオオブジェクトデータに対する復号化処理
を容易に行うことが可能となる。
【0289】この発明(請求項14)によれば、請求項
10記載の記録装置において、ビデオオブジェクト構成
器では、アスペクトレシオが変化したとき、上記ビデオ
ストリームの、アスペクトレシオの変化点より前の部分
と、上記ビデオストリームの、アスペクトレシオの変化
点以降の部分とが、別々のビデオオブジェクトデータと
して出力されるよう上記ビデオストリームの区分を行う
ので、1つのビデオオブジェクトデータに対してはアス
ペクトレシオを統一することできる。これにより、記録
媒体に記録されたオーディオビデオストリームを再生す
る際には、各ビデオオブジェクト単位で管理されている
アスペクトレシオに基づいて各ビデオオブジェクトデー
タに対する復号化処理を容易に行うことが可能となる。
【0290】この発明(請求項15)によれば、ビデオ
信号を符号化する装置において、上記ビデオ信号に対す
るフレーム内符号化処理あるいはフレーム間符号化処理
を、該フレーム内符号化処理が施されたフレームを少な
くとも1つ含むフレーム群が構成され、かつ該フレーム
群に対応するビデオストリームがランダムアクセス可能
なストリーム単位として出力されるよう行うビデオ符号
化部を備え、該ビデオ符号化部では、上記ビデオ属性が
直前のフレームとは異なる特定フレームが、上記フレー
ム群の先頭フレームとなるよう上記フレーム群を構成す
るので、上記フレーム群をアクセス単位として記録媒体
に記録されているビデオストリームの再生の際には、該
ビデオストリームのビデオ属性変化点に対して容易にア
クセスすることが可能となる。
【0291】この発明(請求項16)によれば、請求項
15記載の符号化装置において、上記ビデオ符号化部で
は、上記ビデオ属性、あるいはビデオ信号に付随するオ
ーディオ信号のオーディオ属性が直前のフレームとは異
なる特定フレームが上記フレーム群の先頭フレームとな
るよう上記フレーム群を構成するので、上記フレーム群
をアクセス単位として記録媒体に記録されているビデオ
ストリームの再生の際には、該ビデオストリームの、ビ
デオ属性あるいはオーディオ属性の変化点に対応する位
置に対して容易にアクセスすることが可能となる。
【0292】この発明(請求項17)によれば、請求項
16記載の符号化装置において、上記ビデオストリーム
を所定サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成され
るよう区分するパック化処理を行って、各パックに対応
するストリームをパックデータとして出力するパック化
処理部を備え、上記パック化処理部では、上記ビデオス
トリームにおける上記ビデオ属性あるいはオーディオ属
性が変化した位置が、上記パックの先頭に位置するよう
上記パック化処理を行うので、パック単位のアドレス管
理を行って記録媒体に記録されたビデオストリームに対
して、ビデオ属性あるいはオーディオ属性の変化点への
高速なアクセスを行うことが可能となる。
【0293】この発明(請求項18)によれば、請求項
15記載の符号化装置において、上記ビデオ符号化部で
は、上記特定フレームを含む特定フレーム群における各
フレームに対する符号化処理を、上記特定フレーム群以
前に符号化処理が施された処理済みフレーム群における
フレームに対応するビデオ信号を参照せずに行うので、
特定フレーム群に対応するビデオストリームをランダム
に再生することが可能である。
【0294】つまり、特定フレーム群に対する符号化処
理が、該特定フレーム群とはビデオ属性(ビデオ解像
度)が異なる処理済みフレーム群のビデオ信号を参照す
ることなく行われるので、符号化処理の対象となる対象
フレームのフレーム間予測符号化処理では、該対象フレ
ームとビデオ解像度が同一であるフレームのみが参照フ
レームとして用いられることとなり、ビデオストリーム
に対する復号化処理を容易に行うことができる。
【0295】また、対象フレームのフレーム間予測符号
化処理では、該対象フレームとアスペクトレシオが同一
であるフレームのみが参照フレームとして用いられるこ
ととなり、効率的に符号化処理を行うことができる。
【0296】この発明(請求項19)によれば、請求項
15記載の符号化装置において、上記ビデオ符号化部で
は、ビデオ解像度が直前のフレームとは異なる特定フレ
ームが、上記フレーム群の先頭フレームとなるよう上記
フレーム群を構成するので、上記フレーム群をアクセス
単位として記録媒体に記録されているビデオストリーム
の再生の際には、該ビデオストリームのビデオ解像度の
変化点に対して容易にアクセスすることが可能となる。
【0297】この発明(請求項20)によれば、請求項
19記載の符号化装置において、ビデオストリームを所
定サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成されるよ
う区分するパック化処理を行って、各パックに対応する
ストリームをパックデータとして出力するパック化処理
部を備え、上記パック化処理部では、上記ビデオストリ
ームにおける上記ビデオ解像度が変化した位置が、上記
パックの先頭に位置するよう上記パック化処理を行うの
で、パック単位のアドレス管理を行って記録媒体に記録
されたビデオストリームに対して、ビデオ解像度の変化
点への高速なアクセスを行うことが可能となる。
【0298】この発明(請求項21)によれば、請求項
15記載の符号化装置において、上記ビデオ符号化部で
は、アスペクトレシオが直前のフレームとは異なる特定
フレームが、上記フレーム群の先頭フレームとなるよう
上記フレーム群を構成するので、上記フレーム群をアク
セス単位として記録媒体に記録されているビデオストリ
ームの再生の際には、該ビデオストリームのアスペクト
レシオの変化点に対して容易にアクセスすることが可能
となる。
【0299】この発明(請求項22)によれば、請求項
21記載の符号化装置において、上記ビデオストリーム
を所定サイズ毎にデータ単位としてのパックが形成され
るよう区分するパック化処理を行って、各パックに対応
するストリームをパックデータとして出力するパック化
処理部を備え、上記パック化処理部では、上記ビデオス
トリームにおけるアスペクトレシオが変化した位置が、
上記パックの先頭に位置するよう上記パック化処理を行
うので、パック単位のアドレス管理を行って記録媒体に
記録されたビデオストリームに対して、アスペクトレシ
オの変化点への高速なアクセスを行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態4による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態5による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態6による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態7による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態8による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態9による記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態10による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態11による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態12による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図13】上記実施の形態12の符号化装置の動作を説
明するための模式図であり、1つのGOPを構成する複
数のフレームを示している。
【図14】本発明の実施の形態13による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態14による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態15による符号化装置を
説明するためのブロック図である。
【図17】MPEG符号化方式の1つGOPの構成及び
該GOPに対応する符号化データの構成を示す図であ
る。
【図18】オーディオビデオストリームを記録媒体に記
録する際の記録フォーマットを説明するための図であ
り、ビデオ属性情報の詳細を示している。
【図19】オーディオビデオストリームを記録媒体に記
録する際のその他の記録フォーマットを示す図であり、
ビデオ属性情報の詳細を指名している。
【図20】オーディオビデオストリームを記録媒体に記
録する際の記録フォーマットを説明するための図であ
り、オーディオ属性情報の詳細を示している。
【図21】オーディオビデオストリームを記録媒体に記
録する際の、ビデオオブジェクトのフォーマット(図
(a))、及び該ビデオオブジェクトを構成するビデオパ
ケットを示す図である。
【図22】オーディオビデオストリームを記録媒体に記
録する際の、ビデオオブジェクトのフォーマット(図
(a))、及び該ビデオオブジェクトを構成するオーディ
オパケットを示す図である。
【符号の説明】
10 記録データ 10a ビデオマネージャ(VMG)のデータ 10a1,10a2,10a3 VOB(1),(2),(3)のデー
タ 10b1 ビデオマネージャ情報(VMGI) 10b2 オーディオビデオファイルテーブル(AVFI
T) 10c オーディオビデオファイルテーブル情報(AV
FITI) 10c1,10c2,10c3 VOB_STI(1),(2),
(3) 10d1 ビデオ属性情報(V_ATR) 10d2 オーディオ属性情報(A_ATR) 10e1 圧縮モード 10e2 水平解像度 10e3 垂直解像度 10e4 フレーム周波数 10e5 テレビシステム情報 10e6 アスペクトレシオ 10e7 ライン21スイッチ 10f1 符号化モード 10f2 量子化ビット数 10f3 DRC判別子 10f4 サンプリング周波数 10f5 オーディオチャネル数 10f6 オーディオビットレート 10g1,10g2,10g3,10g4,10gn VOBU
(1), (2),(3),(4),(n)のデータ 10h(1)〜10h(8),10h(r) ビデオパック(V_P
CK)のデータ 10i(1)〜10i(8),10i(s) オーディオパック(A
_PCK)のデータ 100a,100b,100c,100d,100e,
100f,100g,100h,100i 記録装置 100j,100k,100m,100n,100p,
100q 符号化装置 101 アンテナ 102 放送受信器 103,103b,103c,103f VOB構成器 104 記録信号処理器 105 記録ヘッド 106 光ディスク 107,124 ビデオ属性検出器 107d,129 ビデオ解像度検出器 107g,130 アスペクトレシオ検出器 108,108d,108g アドレス情報生成器 109,125 オーディオ属性検出器 110,110b,110c,110d,110f V
MG生成器 111 システムコントローラ 112,128,128n,128q パック化器 113 パディングサイズ生成器 121 第1の切替スイッチ 122a フレーム内符号化器 122b フレーム間符号化器 123 第2の切替スイッチ 126,126m,126p 符号化制御器 127,127m,127p 予測モード制御器 Daa オーディオ属性データ Dar アスペクトレシオデータ Dpck PCKデータ(パックストリーム) Dps サイズデータ Dstr ビデオストリーム Dva ビデオ属性データ Dvmg VMGデータ Dvob VOBデータ Dvr ビデオ解像度データ Isa 特定アドレス情報 Iwa 書込みアドレス情報 Pcnt 予測モード制御信号 Sau オーディオ信号 Sav オーディオビデオストリーム Sbr 放送信号 Scnt スイッチ制御信号 Sre 記録信号 Svi ビデオ信号 F(j),F(j+9),F(k),F(k+12) フレーム内符号化
フレーム(Iフレーム) F(j-3),F(j+3) ,F(j+6),F(k-3),F(k+3),F(k
+6),F(k+9) 前方向フレーム間予測符号化フレーム
(Pフレーム) F(j-5),F(j-4) ,F(j-2) F(j-1),F(j+1),F(j+
2) ,F(j+3),F(j+4) ,F(j+7),F(j+8),F(k-
5),F(k-4),F(k-2),F(k-1),F(k+1),F(k+2),
F(k+4),F(k+5),F(k+7),F(k+10),F(k+11) 両
方向フレーム間予測符号化フレーム(Bフレーム) D(k),D(k+12) Iフレームの符号化データ D(k+3),D(k+6),D(k+9) Pフレームの符号化デー
タ D(k-5),D(k-4),D(k-2),D(k-1),D(k+1),D(k+
2),D(k+4),D(k+5),D(k+7),D(k+10),D(k+11)
Bフレームの符号化データ Da1〜Da16 オーディオフレームのデータ Dv1 Iフレームの符号化データ Dv4,Dv7 Pフレームの符号化データ Dv2,Dv3,Dv5,Dv6,Dv8,Dv9 Bフレームの符
号化データ Dpud,Dpud1〜Dpud8 パディングデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 103 G11B 27/00 A 27/00 D H04N 5/76 B 27/034 5/85 B H04N 5/76 5/92 Z 5/85 H 5/93 5/93 Z G11B 27/02 K

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号及びビデオ信号を含むオ
    ーディオビデオ信号を符号化して得られるオーディオビ
    デオストリームを記録媒体に記録する装置であって、 上記オーディオビデオストリームに基づいて、上記ビデ
    オ信号及びオーディオ信号の少なくとも一方の信号に関
    する属性を検出し、該属性を示す属性データを出力する
    属性検出部と、 上記属性データに基づいて、上記属性が変化した時点に
    対応する、上記記録媒体に記録されるオーディオビデオ
    ストリームの記録位置、あるいは上記属性変化時点に対
    応する、基準時刻に対するオーディオビデオストリーム
    の記録時刻を検出し、該記録位置あるいは記録時刻を示
    す属性変化情報を出力する情報生成部と、 上記属性データ及び上記属性変化情報を上記記録媒体に
    記録する記録部とを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関するビデオ属性
    及びオーディオ信号に関するオーディオ属性を検出し、
    それぞれの属性を示す属性データを出力するものであ
    り、 上記記録部は、上記ビデオ属性を示す属性データおよび
    上記オーディオ属性を示す属性データを、それぞれ上記
    記録媒体の所定の記録領域に記録することを特徴とする
    記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、該ビデオ信号のビデオ解像度を検出し、該解像度を
    示すビデオ解像度データを出力するものであり、 上記情報生成部は、上記ビデオ解像度データに基づい
    て、上記ビデオ解像度が変化した時点に対応する、上記
    記録媒体に記録されるストリームの記録位置、あるいは
    該ビデオ解像度の変化時点に対応する、基準時刻に対す
    るストリームの記録時刻を検出し、該記録位置あるいは
    記録時刻を示す解像度変化情報を出力するものであり、 上記記録部は、上記ビデオ解像度データ及び上記解像度
    変化情報を上記記録媒体に記録するものであることを特
    徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、該ビデオ信号のアスペクトレシオを検出し、該アス
    ペクトレシオを示すアスペクトレシオデータを出力する
    ものであり、 上記情報生成部は、上記アスペクトレシオデータに基づ
    いて、上記アスペクトレシオが変化した時点に対応す
    る、上記記録媒体に記録されるストリームの記録位置、
    あるいは該アスペクトレシオの変化時点に対応する、基
    準時刻に対するストリームの記録時刻を検出し、該記録
    位置あるいは記録時刻を示すアスペクトレシオ変化情報
    を出力するものであり、 上記記録部は、上記アスペクトレシオ及び上記アスペク
    トレシオ変化情報を上記記録媒体に記録するものである
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 オーディオ信号及びビデオ信号を含むオ
    ーディオビデオ信号を符号化して得られるオーディオビ
    デオストリームを記録媒体に記録する装置であって、 上記オーディオビデオストリームを所定サイズ毎にデー
    タ単位としてのパックが形成されるよう区分するパック
    化処理を行って、各パックに対応するオーディオビデオ
    ストリームをパックデータとして出力するパック化処理
    部と、 上記パックデータを、上記記録媒体に対するアクセス単
    位として該記録媒体に記録する記録部と、 上記オーディオビデオストリームに基づいて、上記ビデ
    オ信号及びオーディオ信号の少なくとも一方の信号に関
    する属性を検出し、該属性を示す属性データを出力する
    属性検出部とを備え、 上記パック化処理部は、上記属性データに基づいて、上
    記オーディオビデオストリームにおける上記属性が変化
    した位置が、上記パックの先頭に位置するよう上記パッ
    ク化処理を行うことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記オーディオビデオストリームに
    基づいて、上記ビデオ信号に関するビデオ属性及びオー
    ディオ信号に関するオーディオ属性を検出し、上記ビデ
    オ属性を示すビデオ属性データおよび上記オーディオ属
    性を示すオーディオ属性データを出力するものであり、 上記記録部は、上記ビデオ属性を示すビデオ属性データ
    および上記オーディオ属性を示すオーディオ属性データ
    を、それぞれ上記記録媒体の所定の記録領域に記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の記録装置において、 上記属性データに基づいて、上記オーディオ属性及びビ
    デオ属性の少なくとも一方の属性が変化した時点に対応
    する、上記記録媒体に記録されるオーディオビデオスト
    リームの記録位置、あるいは該属性変化時点に対応す
    る、基準時刻に対するオーディオビデオストリームの記
    録時刻を検出し、該記録位置あるいは記録時刻を示す属
    性変化情報を出力する情報生成部を備え、 上記属性変化情報を上記記録媒体に記録することを特徴
    とする記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、上記ビデオ信号のビデオ解像度を検出し、該解像度
    を示すビデオ解像度データを出力するものであり、 上記パック化処理部は、上記ビデオ解像度データに基づ
    いて、上記ビデオストリームにおける上記ビデオ解像度
    が変化した位置が、上記パックの先頭に位置するよう上
    記パック化処理を行うものであることを特徴とする記録
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、上記ビデオ信号のアスペクトレシオを検出し、該ア
    スペクトレシオを示すアスペクトレシオデータを出力す
    るものであり、 上記パック化処理部は、上記アスペクトレシオデータに
    基づいて、上記ビデオストリームにおける上記アスペク
    トレシオが変化した位置が、上記パックの先頭に位置す
    るよう上記パック化処理を行うものであることを特徴と
    する記録装置。
  10. 【請求項10】 オーディオ信号及びビデオ信号を含む
    オーディオビデオ信号を符号化して得られるオーディオ
    ビデオストリームを記録媒体に記録する装置であって、 上記オーディオビデオストリームを、該ストリームを管
    理するための管理単位毎に区分し、該ストリームの各管
    理単位に対応する部分をビデオオブジェクトデータとし
    て出力するビデオオブジェクト構成器と、 上記各ビデオオブジェクトデータを管理するための管理
    情報を上記記録媒体に記録する記録部と、 上記オーディオビデオストリームに基づいて、上記ビデ
    オ信号及びオーディオ信号の少なくとも一方の信号に関
    する属性を検出し、該属性を示す属性データを出力する
    属性検出部とを備え、 上記ビデオオブジェクト構成器は、上記属性データに基
    づいて、上記属性が変化したとき、上記オーディオビデ
    オストリームの、該属性の変化点より前の部分と、該オ
    ーディオビデオストリームの、該属性の変化点以降の部
    分とが別々のビデオオブジェクトデータとして出力され
    るよう上記オーディオビデオストリームの区分を行うこ
    とを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の記録装置において、 上記管理情報は、各ビデオオブジェクトデータの、記録
    媒体に対する記録位置、あるいは、各ビデオオブジェク
    トデータの、基準時刻に対する記録時刻に関する情報を
    含むことを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記オーディオビデオストリームに
    基づいて、上記ビデオ信号に関するビデオ情報及びオー
    ディオ信号に関するオーディオ属性を検出し、上記ビデ
    オ属性を示すビデオ属性データおよび上記オーディオ属
    性を示すオーディオ属性データを出力するものであり、 上記管理情報は、上記ビデオ属性を示すビデオ属性情報
    および上記オーディオ属性を示すオーディオ属性情報を
    含むことを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、上記ビデオ信号のビデオ解像度を検出し、該解像度
    を示すビデオ解像度データを出力するものであり、 上記ビデオオブジェクト構成器は、上記ビデオ解像度デ
    ータに基づいて、上記ビデオ解像度が変化したとき、上
    記ビデオストリームの、上記ビデオ解像度の変化点より
    前の部分と、該ビデオストリームの、該ビデオ解像度の
    変化点以降の部分とが、別々のビデオオブジェクトデー
    タとして出力されるよう上記ビデオストリームの区分を
    行うものであることを特徴とする記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の記録装置において、 上記属性検出部は、上記ビデオ信号に関する属性とし
    て、上記ビデオ信号のアスペクトレシオを検出し、該ア
    スペクトレシオを示すアスペクトレシオデータを出力す
    るものであり、 上記ビデオオブジェクト構成器は、上記アスペクトレシ
    オデータに基づいて、上記アスペクトレシオが変化した
    とき、上記ビデオストリームの、アスペクトレシオの変
    化点より前の部分と、上記ビデオストリームの、アスペ
    クトレシオの変化点以降の部分とが、別々のビデオオブ
    ジェクトデータとして出力されるよう上記ビデオストリ
    ームの区分を行うものであることを特徴とする記録装
    置。
  15. 【請求項15】 ビデオ信号を符号化する装置であっ
    て、 上記ビデオ信号に対するフレーム内符号化処理あるいは
    フレーム間符号化処理を、該フレーム内符号化処理が施
    されたフレームを少なくとも1つ含むフレーム群が構成
    され、かつ該フレーム群に対応するビデオストリームが
    ランダムアクセス可能なストリーム単位として出力され
    るよう行うビデオ符号化部と、 上記ビデオ信号に基づいてそのビデオ属性を検出し、該
    ビデオ属性を示すビデオ属性データを出力するビデオ属
    性検出器とを備え、 上記ビデオ符号化部は、上記ビデオ属性が直前のフレー
    ムとは異なる特定フレームが、上記フレーム群の先頭フ
    レームとなるよう上記フレーム群を構成することを特徴
    とする符号化装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオ信号に付随したオーディオ信号に基づいてそ
    のオーディオ属性を検出し、該オーディオ属性を示すオ
    ーディオ属性データを出力するオーディオ属性検出器を
    備え、 上記ビデオ符号化部は、上記ビデオ属性あるいはオーデ
    ィオ属性が直前のフレームとは異なる特定フレームが上
    記フレーム群の先頭フレームとなるよう上記フレーム群
    を構成することを特徴とする符号化装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオストリームを所定サイズ毎にデータ単位とし
    てのパックが形成されるよう区分するパック化処理を行
    って、各パックに対応するストリームをパックデータと
    して出力するパック化処理部を備え、 上記パック化処理部は、上記ビデオストリームにおける
    上記ビデオ属性あるいはオーディオ属性が変化した位置
    が、上記パックの先頭に位置するよう上記パック化処理
    を行うことを特徴とする符号化装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオ符号化部は、上記特定フレームを含む特定フ
    レーム群における各フレームに対する符号化処理を、上
    記特定フレーム群以前に符号化処理が施されたフレーム
    群におけるフレームに対応するビデオ信号を参照せずに
    行うことを特徴とする符号化装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオ属性検出部は、上記ビデオ信号に基づいて上
    記ビデオ属性として該ビデオ信号のビデオ解像度を検出
    し、該ビデオ解像度を示すビデオ解像度データを出力す
    るものであり、 上記ビデオ符号化部は、上記ビデオ解像度データに基づ
    いて、上記ビデオ解像度が直前のフレームとは異なる特
    定フレームが、上記フレーム群の先頭フレームとなるよ
    う上記フレーム群を構成することを特徴とする符号化装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオストリームを所定サイズ毎にデータ単位とし
    てのパックが形成されるよう区分するパック化処理を行
    って、各パックに対応するストリームをパックデータと
    して出力するパック化処理部を備え、 上記パック化処理部は、上記ビデオストリームにおける
    上記ビデオ解像度が変化した位置が、上記パックの先頭
    に位置するよう上記パック化処理を行うことを特徴とす
    る符号化装置。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の符号化装置におい
    て、 上記属性検出器は、上記ビデオ信号に基づいて、上記ビ
    デオ属性として該ビデオ信号のアスペクトレシオを検出
    し、該アスペクトレシオを示すアスペクトレシオデータ
    を出力するものであり、 上記ビデオ符号化部は、上記アスペクトレシオデータに
    基づいて、上記アスペクトレシオが直前のフレームとは
    異なる特定フレームが、上記フレーム群の先頭フレーム
    となるよう上記フレーム群を構成するものであることを
    特徴とする符号化装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の符号化装置におい
    て、 上記ビデオストリームを所定サイズ毎にデータ単位とし
    てのパックが形成されるよう区分するパック化処理を行
    って、各パックに対応するストリームをパックデータと
    して出力するパック化処理部を備え、 上記パック化処理部は、上記ビデオストリームにおける
    上記アスペクトレシオが変化した位置が、上記パックの
    先頭に位置するよう上記パック化処理を行うことを特徴
    とする符号化装置。
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