JP2001143406A - ディスク記憶装置、同装置に適用されるデータ復号方法並びにディスク媒体 - Google Patents

ディスク記憶装置、同装置に適用されるデータ復号方法並びにディスク媒体

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JP2001143406A
JP2001143406A JP32832699A JP32832699A JP2001143406A JP 2001143406 A JP2001143406 A JP 2001143406A JP 32832699 A JP32832699 A JP 32832699A JP 32832699 A JP32832699 A JP 32832699A JP 2001143406 A JP2001143406 A JP 2001143406A
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sync
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synchronization
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Atsushi Esumi
淳 江角
Akibumi Okazaki
晃文 岡崎
Yuji Sakai
裕児 酒井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のSYNCを利用しながら、ディスク記憶
装置の復号器の回路規模並びに消費電力を一般的なリー
ドソロモン符号の復号器と同程度で実現する。 【解決手段】第1SYNC及び第2SYNCを含む複数
のSYNCを持つセクタのデータフォーマットとして、
図3(c)または(d)の例のように、第1SYNCと
第2SYNCとの間にデータに対するECCが記録さ
れ、第2SYNCより後ろに当該データを含む情報が記
録されるデータフォーマットを適用し、目標セクタから
の読み出し時のSYNC検出で第1SYNCが検出でき
た場合には、第1SYNCと第2のSYNCとの間のE
CCを利用した誤り訂正を含む復号操作を行って復号結
果を決定し、第1SYNCが検出できなくても第2SY
NCが検出できた場合には、当該第2SYNCより後ろ
の情報に基づき復号結果を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を記録し或い
は読み出すディスク記憶装置、特に複数の同期パターン
(SYNC)を有し、情報バイトと誤り訂正符号(EC
Cバイト)の配置を制御した高密度ディスク記憶装置、
同装置に適用されるデータ復号方法並びにディスク媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】データを記録する記録媒体にディスク媒
体(ディスク記憶媒体)を用いたディスク記憶装置の代
表的なものに磁気ディスク装置がある。この磁気ディス
ク装置においては、セクタ単位でデータが記録され、同
期を確保するためにデータの前にSYNC(同期パター
ン)が書き込まれる。しかし、SYNC部に傷があった
り、SYNC部で熱アスペリティ(Thermal Asperity;
TA)という現象が発生するなどの要因で、SYNCが
検出できない場合、データを正確にリードすることが不
可能となる。なお、熱アスペリティ、いわゆるTAと
は、ディスク媒体の表面に微小な突起があった場合に、
ヘッドと当該突起との接触(衝突)により発生する熱で
再生波形(リード信号波形)が乱される現象をいう。
【0003】そこで、米国特許5,844,920(以
下、公知文献と称する)には、通常のSYNCの他に、
1つ以上のSYNCを追加し、第1SYNC(1番目の
SYNC)が検出できない場合でも第2SYNC(2番
目のSYNC)を検出することにより、同期を確保して
データを正確にリードすることを可能とした技術が記載
されている。現在、ディスク媒体上の傷やTAなどによ
りSYNCが検出できない現象が生じており、2つ以上
のSYNCを利用することの有効性は明らかである。
【0004】しかし、第1SYNCが検出できない場合
には、第2SYNCが検出されたとしても、両SYNC
間のデータは依然としてリード不可能である。このため
上記公知文献には、両SYNC間のデータを復元するた
めの方法の1つとして、イレージャーポインタを用いた
誤り訂正をON−THE−FLYで行う方法が示されて
いる。即ち、両SYNC間のデータに対してイレージャ
ーポインタを出力する。
【0005】一般に、磁気ディスク装置において広く利
用されているリードソロモン符号では、t個の誤りを訂
正するために2t個の冗長シンボルを必要とする。これ
に対し、s個のイレージャーに対してはs個の冗長シン
ボルのみで訂正可能である。したがって、誤りの発生位
置が分かっている場合、イレージャーポインタを導入す
ることにより効率的に誤り訂正を行うことができる。ま
た、s個のイレージャーとt個の誤りを訂正するために
は、s+2t個の冗長シンボルが必要となる。このこと
から、訂正できるイレージャーの個数とランダム誤りの
個数にはトレードオフの関係がある。
【0006】一方、磁気ディスク装置の記録密度の増大
と共にディスク媒体(メディア)上の傷やTAなどによ
るデータの破壊が多くのビットに亘って生じるようにな
る。このようなことを考慮すると、第1SYNCと第2
SYNCとの間隔は必然的に大きくなる。このとき、上
記公知文献に記載の手法ではイレージャーの個数が増加
し、訂正できるランダム誤りの数が減少する。第1SY
NCと第2SYNCの間隔が訂正可能イレージャー数、
すなわち冗長シンボル数と等しくなると、ランダム誤り
を全く訂正できなくなる。これが両SYNCの間隔の上
限値である。
【0007】イレージャーポインタを導入することによ
り、リードソロモン符号の復号において最も複雑な計算
を要する誤り位置多項式、並びに誤り評価多項式を求め
るための回路規模が増大する。今後、誤り訂正符号が強
化されていくことが予想できるが、その場合、回路規模
の差はより顕著になる。そして、消費電力も大きくなる
ため、磁気ディスク装置の低消費電力化には不利とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】今日の磁気ディスク装
置では、データはセクタ単位で記録されることが多い。
そして、各セクタにおいて、データの先頭にはSYNC
が書き込まれる。SYNCは、データの同期を確保する
ために用いられる。SYNCが正確に検出できない場
合、即ちデータの同期が確保されていない場合、そのま
まリード動作を行うと、例えば数ビットずつタイミング
がずれたデータが読み出されることになる。これは、フ
レーミングエラーと呼ばれるもので、リードエラーはセ
クタ全体に亘ることになる。このような大きなバースト
エラーはECCでも訂正不可能である。従って、SYN
Cの検出はドライブの性能を左右する重要な要素となっ
ている。
【0009】ここで、磁気ディスク装置の記録密度を上
げていくことを考える。このとき、半径方向のトラック
密度を大きくすると共に、円周方向の線記録密度も大き
くする方向で開発が進められる。線記録密度が増大する
と、ディスク媒体における小さな傷が多くのビットに影
響を与えるようになる。また、線記録密度の増大と共に
転送レートが高くなるため、TAの影響も多くのビット
に亘るようになる。
【0010】データ部で生じたメディア上の傷やTAな
どによるエラーは、ECC(誤り訂正符号)、つまりデ
ータ部のデータを書き込む際に当該データ及びEDC
(誤り検出符号)をもとに生成されたECCにより訂正
可能である場合が多い。ところが、SYNC部にはEC
Cが適用されていないことから、SYNC部におけるデ
ィスク媒体上の傷やTAなどによるエラーは、致命的な
エラーとなる。この場合、リトライを繰り返してもSY
NCを正しく検出できないことが多い。
【0011】そこで、上記公知文献では、1つのセクタ
に2つ以上のSYNCを用い、第1SYNCが検出でき
ない場合でも第2SYNCを検出することでデータのリ
ードを可能にする方式が提案されている。但し、依然と
して両SYNC間のデータは正確にリードすることは難
しく、イレージャーを利用して誤り訂正を行うことにな
る。
【0012】一方、先に述べたように、記録密度が増大
するとディスク媒体上の傷やTAによるデータの破壊が
多くのビットに亘って生じるようになる。したがって、
複数のSYNCを有することによる利点を生かすために
は、第1SYNCと第2SYNCの間隔を大きくする必
要がある。この場合、両SYNC間のデータをイレージ
ャーとして扱うと、イレージャーの個数が増加し、訂正
できるランダム誤りの数が減少する。それゆえに、両S
YNCの間隔には上限値が存在し、その上限値は訂正可
能なイレージャー数、即ち冗長シンボル数に等しい。
【0013】イレージャーポインタを導入すると、リー
ドソロモン符号の復号において最も複雑な計算を要する
誤り位置多項式、並びに誤り評価多項式を求めるための
回路規模が増大する。今後、誤り訂正符号が強化されて
いくことが予想できるが、その場合、回路規模の差はよ
り顕著になる。そして、消費電力も大きくなるため、磁
気ディスク装置の低消費電力化には不利となる。
【0014】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、SYNC(同期パターン)検出能力を高めるために
複数のSYNCを利用しながら、ディスク記憶装置の復
号器の回路規模並びに消費電力を一般的なリードソロモ
ン符号の復号器と同程度で実現できるようにすることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク記憶装
置の基本構成は、ディスク媒体上の所定の記録単位毎
に、第1SYNC(第1同期パターン)及び第2SYN
C(第2同期パターン)を含む同期確保用の複数のSY
NC(同期パターン)が離間して記録され、且つ第1S
YNCと第2SYNCとの間にデータに対する誤り訂正
符号が記録され、第2SYNCより後ろに当該データの
全てを含む情報が記録されるデータフォーマットを適用
し、次の各構成要素、即ち、目標とする記録単位から読
み出された再生信号からSYNCを検出して同期を確保
することでデータを再生する再生手段と、この再生手段
によるSYNC検出で第1SYNCが検出できた場合に
は、この再生手段により再生された第1SYNCと第2
のSYNCとの間の誤り訂正符号を利用した誤り訂正を
含む復号操作を行って復号結果を決定し、第1SYNC
が検出できなくても第2SYNCが検出できた場合に
は、当該第2SYNCより後ろの情報に基づき復号結果
を決定する復号操作手段を持つディスクコントローラと
を備えたことを特徴とする。
【0016】このような構成においては、データ(情報
シンボル)は全て第2SYNCより後ろに記録されてい
るため、目標記録単位(例えばセクタ)から第1SYN
Cが検出できない場合でも、第2SYNCが検出できる
ならば、データは全てリードでき、リードできないのは
誤り訂正符号(ECCバイト)であり、復号結果を決定
することは可能である。これにより、通常のリードソロ
モン符号の復号器と同程度の回路規模や消費電力で復号
器を構成することが可能となり、イレージャーを用いた
場合の復号器と比較して、回路規模や消費電力を小さく
することができる。
【0017】ここで、上記基本構成に、目標記録単位か
らの読み出しを、第1SYNCが検出できずに第2SY
NCが検出できる状態が継続する限り所定回数繰り返す
制御を行う繰り返し読み出し制御手段と、この繰り返し
読み出し制御手段の制御により目標記録単位から読み出
されて上記再生手段により再生された第2SYNCより
後ろの上記データを含む上記所定回数分の情報から多数
決判定により再生情報を決定する多数決判定手段とを追
加し、上記復号操作手段では、第1SYNCが検出でき
ずに第2SYNCが検出できた結果、多数決判定手段に
よる多数決判定が行われた場合には、当該多数決判定手
段により決定された情報に基づき復号結果を決定する構
成とすることも可能である。
【0018】このような構成では、目標記録単位からの
繰り返し読み出し(繰り返しリード)で読み出された第
2SYNCより後ろの所定回数分の情報に対する多数決
判定で決定された情報に基づき復号結果が決定されるこ
とから、先の基本構成で適用された復号操作手法と比較
して、やや複雑な復号操作手法となるものの、より良好
な復号誤り確率を実現することができる。
【0019】また、第2SYNCより後ろに記録される
上記データを含む情報中に、(第1SYNCと第2SY
NCとの間の)上記ECCバイト(冗長シンボル)より
小さいサイズの当該データに対する第2のECCバイト
(冗長シンボル)が含まれるようにし、復号操作手段で
は、第1SYNCが検出できずに第2SYNCが検出で
きた場合に、当該第2SYNCより後ろの上記第2EC
Cバイトを利用した誤り訂正を含む復号操作を行って復
号結果を決定する構成とすることも可能である。
【0020】このような構成においては、第1SYNC
が検出できなくても第2SYNCが検出できるならば、
データ及び第2ECCバイトはリードでき、したがっ
て、当該第2ECCバイトを利用した誤り訂正を含む復
号操作が行えるため、先の基本構成と比較して、回路規
模や消費電力がやや増大するが、より良好な復号誤り確
率を実現することができる。
【0021】また、上記繰り返し読み出し制御手段と多
数決判定手段を備えた構成と、第2SYNCの後ろに記
録される情報中にデータの他に第2ECCバイトも含め
た構成とを組み合わせ、上記復号操作手段では、第1S
YNCが検出できずに第2SYNCが検出できた結果、
上記多数決判定手段による多数決判定が行われた場合に
は、当該多数決判定手段により決定された情報中の上記
第2ECCバイトを利用した誤り訂正を含む復号操作を
行って復号結果を決定する構成とすることも可能であ
る。
【0022】このような構成においては、先に挙げた各
構成と比較して、回路規模や消費電力がやや増大する
が、より良好な復号誤り確率を実現することができる。
つまり、本構成で適用される復号操作手法は、復号誤り
確率が最も良好な手法となる。
【0023】また、これまでに挙げた構成において、第
2SYNCより後ろに記録される上記データを含む情報
中に、冗長シンボルの1つである当該データに対する誤
り検出符号(EDCバイト)も含まれるようにし、上記
復号操作手段では、復号結果の決定に上記EDCバイト
を利用した誤り検出をも適用する構成とすることも可能
である。
【0024】このような構成においては、EDCを利用
するため、フォーマット効率は低下するものの、ECC
による誤訂正確率は小さくなる。ECCを用いない復号
操作手法が適用される場合でも、誤り検出を行うことに
より、誤ったデータを転送してしまう確率は小さくな
る。したがって、エラーレートが良好でない場合に特に
有効である。
【0025】なお、上記各構成において、第1SYNC
が検出されたこと、或いは第1SYNCは検出されない
が第2SYNCは検出されたことが認識できるように、
上記再生手段によりSYNCが検出された場合、何番目
のSYNCが検出されたかを判定するSYNC(同期パ
ターン)判定手段を追加するとよい。また、このSYN
C判定手段での判定のためには、目標記録単位に記録さ
れている複数のSYNCの各検出可能期間を判定して、
当該各検出期間毎に対応する検出可能期間通知を行うS
YNC(同期パターン)タイミング通知手段を更に追加
し、再生手段によりSYNCが検出された場合、その際
に上記SYNCタイミング通知手段から通知されている
検出可能期間がいずれのSYNCに対応するかにより、
何番目のSYNCが検出されたかの判定を行うようにす
るとよい。この他に、各SYNCのパターン種類を変え
ることで、そのパターン種類をもとに何番目のSYNC
が検出されたかが判定可能な構成としてもよい。
【0026】なお、以上の構成の装置(ディスク記憶装
置)で適用される復号操作の手法は、方法(データ復号
方法)に係る発明として成立し得る。また本発明は、上
記のデータフォーマットを適用するディスク媒体を備え
たディスク記憶装置としても成立する。また、上記のデ
ータフォーマットを適用するディスク媒体は、ディスク
媒体自体の発明としても成立する。
【0027】また本発明のディスク記憶装置は、ディス
ク媒体上の所定の記録単位毎に、第1SYNC及び第2
SYNCを含む同期確保用の複数のSYNCが離間して
記録されるデータフォーマットを適用し、次の各手段、
即ち、目標とする記録単位から読み出された再生信号に
基づいてTA(熱アスペリティ)の発生を検出するTA
検出手段と、上記目標記録単位からの読み出しで第1S
YNCが検出できないときに熱アスペリティ検出手段に
よりTAの発生が検出された場合、目標記録単位をディ
フェクトとして登録するディフェクト登録手段とを備え
たことをも特徴とする。
【0028】このような構成においては、第1SYNC
が検出できないときにTAが生じている場合、該当する
記録単位を何度リードしても第1SYNCが検出できな
いことが多いことを考慮して、そのような記録単位はデ
ィフェクト登録されるようにしているため、パフォーマ
ンスの悪化を防止することができる。
【0029】また本発明のディスク記憶装置は、ディス
ク媒体上の所定の記録単位毎に、第1SYNC及び第2
SYNCを含む同期確保用の複数のSYNCが離間して
記録されるデータフォーマットを適用し、次の各手段、
即ち、目標とする記録単位からの読み出しの繰り返しで
第1SYNCが検出できない状態が連続して発生する回
数をカウントするカウント手段と、このカウント手段の
カウント数が所定回数以上の場合、上記目標記録単位を
ディフェクトとして登録するディフェクト登録手段とを
備えたことをも特徴とする。
【0030】このような構成においては、同一記録単位
からの読み出しの繰り返しで第1SYNCが検出できな
い現象が何度も連続して発生する場合、その記録単位の
第1SYNC部にはディスク媒体上の傷などの欠陥があ
ることを考慮して、そのような記録単位はディフェクト
登録されるようにしているため、パフォーマンスの悪化
を防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき、図面を参照して説明す
る。
【0032】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。図1の磁気デ
ィスク装置は、大きく分けて、ハードディスクコントロ
ーラ(HDC)1、CPU2、R/W(リード/ライ
ト)チャネル3、VCM/SPM制御部4、及びディス
クエンクロージャ(DE)5からなる。一般に、HDC
1、CPU2、R/Wチャネル3、及びVCM/SPM
制御部4は同一の基板上に構成される。
【0033】HDC1は、HDC1全体を制御する主制
御部11、データフォーマット制御部12、ECC(誤
り訂正符号)制御部13、及びバッファRAM14を有
する。HDC1は、インタフェース部を介してホスト
(ホストシステム)と接続されると共にR/Wチャネル
3と接続されており、主制御部11の制御により、ホス
トと磁気ディスク装置間のデータ転送を行う。このHD
C1には、R/Wチャネル3で生成されるリードリファ
レンスクロック(RRCK)が入力される。
【0034】データフォーマット制御部12は、ホスト
から転送されたデータをディスク媒体(磁気ディスク)
50上に記録するのに適したフォーマットに変換し、逆
に、ディスク媒体50から再生されたデータをホストに
転送するのに適したフォーマットに変換する。
【0035】ECC制御部13は、ディスク媒体50か
ら再生されたデータに含まれる誤りの訂正及び検出を可
能にするために、記録するデータ(情報シンボル)に冗
長データ(冗長シンボル)を付加する。またECC制御
部13は、再生されたデータに誤りが生じているかを判
断し、誤りがある場合は訂正或いは検出を行う。但し、
誤りを訂正できるバイト数は有限であり、冗長データの
長さに関係する。即ち、多くの冗長データを付加するこ
とにより多くの誤りを訂正できるようになる。多くの冗
長データを付加するとフォーマット効率が悪化するた
め、誤り訂正可能バイト数とはトレードオフとなる。
【0036】バッファRAM14は、ホストから転送さ
れたデータを一時的に保存し、適切なタイミングでR/
Wチャネル3に転送する。逆に、R/Wチャネル3から
転送されたリードデータを一時的に保存し、ECC復号
処理などの終了後、適切なタイミングでホストに転送す
る。
【0037】HDC1は、上記主制御部11、データフ
ォーマット制御部12、ECC制御部13、及びバッフ
ァRAM14の他に、図2の構成のSYNCタイミング
通知部15を有する。
【0038】図2のSYNCタイミング通知部15にお
いて、カウンタ151には、リードリファレンスクロッ
ク(RRCK)とディスク媒体50上の各セクタのプリ
アンブルに対応したタイミングで真となるリードゲート
(RG)が入力される。カウンタ151は、RGの入力
でリセットされる。そしてカウンタ151は、RRCK
の立ち上がりをトリガとしてカウントを行う。カウンタ
151の出力D0〜Dnはコンパレータ152のB側入
力に接続される。コンパレータ152のA側入力には、
レジスタ153の出力D0〜Dnが接続される。このレ
ジスタ153の内容はCPU2から設定可能である。こ
こでは、レジスタ153には、RGの立ち上がりからS
YNC検出までの許容時間が設定される。コンパレータ
152は、レジスタ153からの入力値Aとカウンタ1
51からの入力値Bとの比較を行う。そしてコンパレー
タ152は、A<Bのとき出力を論理“1”に、それ以
外のとき(A≧Bのとき)“0”にする。レジスタ15
3の出力は、SYNCフラグとして主制御部11に導か
れる。
【0039】本実施形態では、第1SYNCと第2SY
NCの2つのSYNCがある場合、RGの立ち上がりか
ら第1SYNCが検出されるまでの許容時間をレジスタ
153にセットするようにしている。これにより、SY
NCが検出されたときにSYNCフラグの値を参照する
ことで、“0”であれば第1SYNCが、“1”であれ
ば第2SYNCが検出されたことを確認できる。3つ以
上のSYNCを有する場合も、レジスタとコンパレータ
を増設することで簡単に対応できる。例えば、3つのS
YNCの場合であれば、RGの立ち上がりから第1SY
NCが検出されるまでの第1の許容時間と、RGの立ち
上がりから第2SYNCが検出されるまでの第2の許容
時間とをそれぞれレジスタに設定し、各レジスタの値と
カウンタの値とをそれぞれコンパレータにより比較すれ
ばよい。また、各SYNCのパターンを変えることによ
り、どのSYNCが検出されたかを判定してもよい。
【0040】CPU2は、HDC1、R/Wチャネル
3、VCM/SPM制御部4、及びDE5と接続され
る。CPU2は、FROM21、及びRAM22を有す
る。FROM21には、CPU2の動作プログラムが保
存されている。
【0041】R/Wチャネル3はHDC1と接続され、
HDC1との間でデータ転送を行う。また、R/Wチャ
ネル3はDE5と接続され、記録信号の送信、再生信号
の受信を行う。R/Wチャネル3は、図示せぬ記録系
(ライトチャネル)と再生系(リードチャネル)とに大
別される。またR/Wチャネル3は、TA検出部31も
有する。
【0042】R/Wチャネル3の記録系には、スクラン
ブラ、RLL(Run Length Limitted)エンコーダ、デ
ータジェネレータ、ライトプリコンペ、ライトドライバ
などが含まれる。HDC1から転送されてきたデータ
は、スクランブラ、RLLエンコーダにより記録に適し
た系列に変換される。データジェネレータは、データの
先頭に付加されるプリアンブルやSYNCのデータを生
成する。本実施形態では、1つのセクタ中で複数のSY
NCを用いるため、プリアンブルやSYNCはデータの
先頭のみに付加されるとは限らない。そして、ライトプ
リコンペによりNLTS(Non-Linear Transition Shif
t)の前補償が行われた後、ライトドライバにより生成
された記録信号をDE5に供給する。
【0043】一方、R/Wチャネル3の再生系は、自動
利得制御(AGC)、サンプルホールド(S/H)、デ
ィジタル/アナログ変換器(A/D)、等化器、Vit
erbi(ビタビ)ディテクタ、RLLデコーダ、デス
クランブラ、SYNCディテクタなどから構成される。
DE5から転送されてきた再生信号は、まず、AGCに
よりゲイン調整が行われた後、S/H、A/Dによりデ
ィジタルデータに変換される。次に、等化器によりパー
シャルレスポンスのクラスに合わせた等化が行われる。
最後に、Viterbiディテクタにより最尤復号が行
われ、RLLデコーダ、デスクランブラにより生成され
たデータをHDC1に転送する。SYNCディテクタ
は、Viterbiディテクタの出力からSYNCを検
出し、RLLデコーダにおけるデータの同期を確保す
る。
【0044】R/Wチャネル3のTA検出部31は、再
生信号の信号レベルを監視することによりTAの検出を
行う。ここではTA検出部31は、信号レベルが所定の
値以上になるとTAとみなす。
【0045】VCM/SPM制御部4は、ボイスコイル
モータ(VCM)52と、スピンドルモータ(SPM)
53の制御を行う。
【0046】DE5は、R/Wチャネル3と接続され、
記録信号の受信、再生信号の送信を行う。またDE5
は、VCM/SPM制御部4と接続されている。DE5
は、ディスク媒体50、ヘッド51、VCM52、SP
M53、及びプリアンプ54等を有している。図では、
ディスク媒体50が1枚であり、且つヘッド51がディ
スク媒体50の一方の面側にのみ配置されている場合を
想定しているが、複数のディスク媒体50が積層配置さ
れた構成であっても構わない。また、ヘッド51はディ
スク媒体50の各面に対応してそれぞれ設けられるのが
一般的である。
【0047】R/Wチャネル3により送信された記録信
号は、DE5内のプリアンプ54を経由してヘッド51
に供給され、ディスク媒体50に記録される。逆に、ヘ
ッド51によりディスク媒体50から再生された信号
は、プリアンプ54を経由してR/Wチャネル3に送信
される。
【0048】DE5内のVCM52は、ヘッド51をデ
ィスク媒体50上の目標位置に位置決めするために、ヘ
ッド51を当該ディスク媒体50の半径方向に移動させ
る。また、SPM53は、ディスク媒体50を回転す
る。
【0049】ここで、ディスク媒体50での1セクタに
おけるデータフォーマットについて、図3を参照して説
明する。従来、1セクタにおけるデータフォーマットは
図3(a)のようになっているのが一般的である。但
し、図では、プリアンブル、SYNC、データ、ED
C、ECCのみのフォーマットを示してある。
【0050】プリアンブルは、フェーズロックを行うた
めに用いられる。RLLデコーダにおけるデータの同期
は、SYNCを利用することにより達成される。データ
にはEDC(誤り検出信号)及びECC(誤り訂正符
号)が付加される。ECC復号により誤りを訂正した
後、EDC復号を行い誤りを検出することで、ECCに
よる誤訂正確率を減少することができる。
【0051】以上に述べた図3(a)のデータフォーマ
ット、即ち磁気ディスク装置(HDD)で従来から一般
に適用されているデータフォーマットでは、同図に示す
ように、プリアンブル、SYNC、データ、EDC、E
CCの順に記録される。
【0052】さて、[従来の技術]の欄で挙げた公知文
献では、ディスク媒体上の傷やTAなどがSYNC部に
生じたときSYNCの検出が不可能となる問題に対応す
るために、複数のSYNCを用いることが提案されてい
る。この場合、データフォーマットは図3(b)のよう
になる。つまり、データ部の途中にSYNCを1つ以上
(図では1つ)追加するという方式である。ここで、n
個目のSYNCを第nSYNCと呼び、第nSYNCと
次の第(n+1)SYNCの間を第nセクションと呼ぶ
ことにする。但し、最終セクションは、最終SYNCの
後ろ(最終SYNCの直後からセクタ終端まで)の部分
を示す。
【0053】図3(b)のデータフォーマットを用いる
ことにより、第1SYNCが検出できない場合でも、第
2SYNCを検出することでデータの正確なリードが可
能となる。
【0054】これに対して本実施形態では、一般的なリ
ードソロモン符号の復号器と同程度の回路規模や消費電
力で復号器を構成するために、図3(c)または図3
(d)に示すデータフォーマットを適用する。このデー
タフォーマットの特徴は、第1セクションにECCを記
録し、データは全て第2セクションに記録する点、即ち
データより前にECCバイトを記録する点にある。な
お、図3(c)はEDCを利用しない場合のデータフォ
ーマット、図3(d)はEDCを利用する場合のデータ
フォーマットである。
【0055】図3(c)のデータフォーマットを適用す
る場合、HDC1内のデータフォーマット制御部12は
ディスク媒体50へのデータ記録時に、ECCバイト、
データの順でR/Wチャネル3に記録情報を送信する。
R/Wチャネル3は、内部生成のプリアンブル、第1S
YNC、第2SYNCを用い、プリアンブル、第1SY
NC、ECCバイト、第2SYNC、データの順にディ
スク媒体50に記録されるように処理する。
【0056】また、図3(d)のデータフォーマットを
適用する場合のデータ記録時には、データフォーマット
制御部12は、ECCバイト、データ、EDCの順でR
/Wチャネル3に記録情報を送信する。R/Wチャネル
3は、内部生成のプリアンブル、第1SYNC、第2S
YNCを用い、プリアンブル、第1SYNC、ECCバ
イト、第2SYNC、データ、EDCの順にディスク媒
体50に記録されるように処理する。
【0057】ここで、ECCバイト及びEDCバイトは
HDC1内のECC制御部13により生成される。具体
的には、EDCバイトは記録するデータに基づいて生成
され、ECCバイトは当該データ及び生成されたEDC
データに基づいて生成される。
【0058】このような図3(c)(図3(d))のデ
ータフォーマットを適用する構成では、第1SYNCが
検出されず第2SYNCが検出された場合、ECCはリ
ード不可能となるが、データ(とEDC)はリード可能
となる。このとき、データ(とEDC)を利用して簡単
な復号操作を行うことにより、従来方式と比較して同等
か、或いはそれ以上に良好な復号誤り確率を実現するこ
とができる。
【0059】以下、本実施形態において図3(d)のデ
ータフォーマットを適用したとき、つまりEDCを利用
するときの復号操作について述べる。図4は図3(d)
のデータフォーマットを適用した場合の復号操作のフロ
ーチャートを示す。
【0060】まず、R/Wチャネル3の再生系では、デ
ィスク媒体50に記録された目標セクタのデータの再生
時に、SYNCの検出を行う。R/Wチャネル3でSY
NCが検出された場合、R/Wチャネル3からHDC1
に、その旨を示すSYNC検出フラグが通知される。
【0061】HDC1の主制御部11は、図4のフロー
チャートに従ってSYNC検出フラグの状態を監視し、
第2SYNCを検出するのに十分な期間を超えてもSY
NCが検出できたことを示していない場合にはリトライ
処理に入る(ステップS1,S2)。
【0062】一方、上記期間内にSYNCが検出できた
場合、主制御部11は検出したSYNCが第1SYNC
であるか、或いは第2SYNCであるかを、HDC1に
設けられた図2の構成のSYNCタイミング通知部15
から出力されるSYNCフラグの状態に基づいて、次の
ように判定する(ステップS3)。まず、SYNCフラ
グが“0”の場合には、RGの立ち上がりから第1SY
NCが検出されるまでの許容時間内にSYNCが検出さ
れたことから、その検出されたSYNCは第1SYNC
であると判定される。これに対し、SYNCフラグが
“1”の場合には、RGの立ち上がりから第1SYNC
が検出されるまでの許容時間を経過した後にSYNCが
検出されたことから、その検出されたSYNCは第2S
YNCであると判定される。
【0063】第1SYNCが検出されたことが判定され
た場合、主制御部11は第1セクションと第2セクショ
ンをリードする(ステップS4,S5)。即ち主制御部
11は、ECC、データ、EDCの全てをリードする。
そして、主制御部11はECC制御部13を利用してE
CC復号操作を行い、訂正不可能な誤りが生じていると
判定されるとリトライ処理に入る(ステップS6,S
7)。訂正可能であれば、主制御部11はECC制御部
13を利用して訂正を行ってEDC復号操作に移り、そ
のEDC復号操作で誤りが検出されたならばリトライ処
理に入る(ステップS8,S9)。誤りが検出されなか
ったならば、主制御部11は復号操作を終了する。
【0064】これに対し、SYNC検出判定で、第1S
YNCが検出されず第2SYNCが検出されたことが判
定された場合、主制御部11は第2SYNCに後続する
第2セクションのみをリードする(ステップS10)。
そして、主制御部11は第2セクションのリードデータ
を対象としてEDC復号操作を行い、誤りが検出された
ならばリトライ処理に入り(ステップS11,S1
2)、誤りが検出されなかったならば復号操作を終了す
る。
【0065】以上は、図3(d)のデータフォーマット
を適用した場合の復号操作について説明したが、図3
(c)のデータフォーマットを適用した場合、つまりE
DCを利用しない場合でも、図4のフローチャートから
EDCに関連する処理部分を外すことで同様に実施し得
る。
【0066】次に、図3(d)または図3(c)のデー
タフォーマットを用い、上記復号操作を行ったときの復
号誤り率特性について考える。磁気ディスク装置の高密
度化に伴い、第1セクションに記録するバイト数は大き
くする方向で開発が進められると考えられる。したがっ
て、第1セクションに記録するバイト数を可能な限り大
きくとるとする。本実施形態において、第1セクション
に記録できるバイト数の上限値はECCバイト数に等し
い。また、前記公知文献に記載されたイレージャーを利
用して復号を行う手法においても、第1セクションに記
録できるバイト数の上限値はECCバイト数に等しい。
この場合、ECCの誤り訂正能力の全てをイレージャー
訂正に利用することになるため、ランダム誤りの訂正能
力はない。よって、本実施形態で適用した手法の復号誤
り率特性とイレージャーを利用した公知文献記載の手法
の復号誤り率特性は等しい。
【0067】本実施形態で適用した手法を実現するため
に必要なハードウェアの変更点は、図2に示すSYNC
タイミング通知部15のみである。図4のフローチャー
トに示した復号操作は、FROM21に格納される動作
プログラム(ファームウェア)の変更のみで実現でき
る。これに対し、イレージャーを利用した手法では、イ
レージャー処理を行うための回路をECC復号回路に追
加する必要がある。以上のことから、本実施形態におい
ては、通常のリードソロモン符号の復号器と同程度の回
路規模や消費電力で復号器を構成することが可能とな
る。
【0068】[第1の変形例]次に、前記実施形態の第
1の変形例について説明する。この第1の変形例は、第
1SYNCが検出できず、第2SYNCが検出できた場
合の復号処理において、多数決判定処理を適用したもの
である。このため、第1の実施形態とは主制御部11の
処理手順が一部異なるだけであり、図1を援用する。
【0069】以下、第1の変形例での復号操作につい
て、図3(d)のデータフォーマットを適用した場合を
例に、図5のフローチャートを参照して説明する。まず
主制御部11は、ループカウンタ(ループ回数)iを0
にセットする(ステップS11)。そして主制御部11
は、図4中のステップS1と同様のSYNCの検出を行
い(ステップS12)、検出できない場合にはリトライ
処理に入る(ステップS13)。SYNCが検出できた
場合、主制御部11は図4中のステップS3と同様にし
て、SYNCタイミング通知部15からのSYNCフラ
グの状態により、検出したSYNCが第1SYNCであ
るか、或いは第2SYNCであるかを判定する(ステッ
プS14)。
【0070】第1SYNCが検出された場合、図4中の
ステップS4〜S9と同様のステップS15〜S20が
行われるため、具体的な動作説明は省略する。必要があ
れば、前記実施形態におけるステップS4〜S9の説明
をステップS15〜S20に読み替えられたい。
【0071】これに対し、SYNC検出において、第1
SYNCが検出されず第2SYNCが検出された場合、
主制御部11は第2SYNCに後続する第2セクション
のみをリードする(ステップS21)。そして、主制御
部11はリードデータをバッファRAM14へ転送して
蓄積する(ステップS22)。
【0072】次に主制御部11は、ループカウンタiを
1インクリメントし(ステップS23)、そのインクリ
メント後の当該カウンタiの値を予め定められている定
数(基準値)Mと比較する(ステップS24)。もし、
カウンタiの値がMより小さい場合、即ちi<Mのとき
は、主制御部11は目標セクタについて再びステップS
1のSYNC検出に戻り、一連の操作(つまり同一セク
タのリード)を繰り返す。
【0073】このようにして、第1SYNCが検出され
ず第2SYNCが検出されて、第2セクションのみをリ
ードする動作がM回連続して行われた結果、i=Mとな
った場合、つまり目標セクタからの連続するM回のリー
ド動作(繰り返しリード)を実行した場合、主制御部1
1は詳細を後述する多数決判定処理を行う(ステップS
25)。そして主制御部11は、多数決判定処理終了後
にEDC復号操作を行い、誤りが検出されたならばリト
ライ処理に入り(ステップS26,S27)、誤りが検
出されなかったならば復号操作を終了する。
【0074】以上は、図3(d)のデータフォーマット
を適用した場合の復号操作について説明したが、図3
(c)のデータフォーマットを適用した場合、つまりE
DCを利用しない場合でも、図5のフローチャートから
EDCに関連する処理部分を外すことで同様に実施し得
る。
【0075】次に、上記図5中の多数決判定処理(ステ
ップS25)の詳細について、図6のフローチャートを
参照して説明する。まず、1回目,2回目,…,M回目
のリードデータ、多数決判定後のリードデータを、それ
ぞれ、1回目のリードデータ:d1(1)〜d1(N),2回目
のリードデータ:d2(1)〜d2(N),…,M回目のリード
データ:dM(1)〜dM(N),多数決判定後のリードデー
タ:d'(1)〜d'(N)とおく。但し、Nは第2セクション
のバイト数である。
【0076】また、多数決関数maj(a1,a2,…,an)を、a1
〜anのうち最大数を占める値をとると定義する。最大数
を占める値が複数存在する場合、それらの中で任意の値
をとる。
【0077】主制御部11は、図6のフローチャートに
示すように、多数決判定処理の最初のステップS31
で、ループカウンタjを0にセットする。そして主制御
部11は、M回のリードデータの第jバイトに関して多
数決関数を適用し、d'(j)を求める(ステップS3
2)。次に主制御部11は、ループカウンタjを1イン
クリメントする。
【0078】以上の操作を、j=Nとなるまで繰り返す
ことにより(ステップS34)、多数決判定後のリード
データd'(1)〜d'(N)が求められる。このリードデータ
d'(1)〜d'(N)が、図5中の多数決判定処理(ステップ
S25)後のEDC復号操作の対象となる。
【0079】次に、上記した多数決判定処理で取得され
たリードデータを対象としてEDC復号操作を行ったと
きの復号誤り率特性について考える。磁気ディスク装置
の高密度化に伴い、第1セクションに記録するバイト数
は大きくする方向で開発が進められると考えられる。し
たがって、第1セクションに記録するバイト数を可能な
限り大きくとるとする。第1の変形例において、第1セ
クションに記録できるバイト数の上限値はECCバイト
数に等しい。また、前記公知文献に記載されたイレージ
ャーを利用して復号を行う手法においても、第1セクシ
ョンに記録できるバイト数の上限値はECCバイト数に
等しい。この場合、ECCの誤り訂正能力の全てをイレ
ージャー訂正に利用することになるため、ランダム誤り
の訂正能力はない。
【0080】まず、イレージャーを利用して復号を行う
手法について、第1SYNCが検出できず、第2SYN
Cが検出できたときの復号誤り率を求める。データバイ
ト数を512バイト、ECCバイト数を40バイト、E
DCバイト数を8バイトとする。このとき、イレージャ
ー数が40バイトとなり、残りの520バイトのうち1
バイトでも誤ってリードすると誤り訂正不可能となる。
例えば、シンボル誤り率が0.0001のとき、復号誤
り確率は0.0499となる。この後、EDCによる誤
り検出が行われる。
【0081】次に、第1の変形例で適用した復号操作に
ついて、同様の条件下での復号誤り確率を求める。この
場合でも誤り訂正は行われないため1バイトでも誤って
リードすると復号誤りとなる。しかし、繰り返しリー
ド、多数決判定を行うため復号誤り確率は小さくなる。
今、M=3であり、3回の繰り返しリードを行うとする
と、各バイトについて3回のリード中1回の誤りは許さ
れることになる。このとき復号誤り確率は、シンボル誤
り率が0.0001のとき0.0000154となる。
明らかなように、イレージャーを利用して復号を行う手
法での復号誤り確率0.0499と比較して、3桁以上
良好な復号誤り確率が得られる。
【0082】[第2の変形例]次に、前記実施形態の第
2の変形例について説明する。この第2の変形例は、第
1SYNCが検出できず、第2SYNCが検出できた場
合の復号処理において、第2ECC(ECC2)を用い
るようにしたものである。そのため第2の変形例では、
図7(a)に示すデータフォーマットを適用している。
この図7(a)のデータフォーマットの特徴は、第1セ
クションに記録されるECC(第1ECC)とは別に、
当該ECCと同様の第2ECC(ECC2)を第2セク
ション内に記録した点にある。
【0083】ここで、ECCとECC2のバイト数は、
ECC>ECC2の関係があるように設定されている。
つまり、ECC2のバイト数(サイズ)はECCより少
なく(小さく)設定されている。したがって、ECC2
の誤り訂正能力はECCに比べて低い。
【0084】ECC>ECC2とした理由は、第1セク
ション(中のECC)が読める確率pは、読めない確率
(1−p)より著しく大きく(p≫1−p)、したがっ
てECCに代えてECC2を利用して誤り訂正を行う確
率は極めて低く、ECC2をECCと同程度、或いはそ
れ以上のバイト数にして高い誤り訂正能力を持たせたと
しても、効果が少ないことによる。この理由について、
更に詳細に述べる。まず、ECCを使って誤りを訂正で
きない確率をE1、ECC2を使って誤りを訂正できな
い確率をE2とすると、「全体として誤りを訂正できな
い確率」はp*E1+(1−p)*E2となる。ここ
で、p≫1−pであることから、「全体として誤りを訂
正できない確率」に対して(1−p)*E2の占める割
合は、p*E1と比較して極めて小さい。したがって、
たとえECC2のバイト数を増やしてE2を小さくした
としても、「全体として誤りを訂正できない確率」を小
さくすることは難しい。なお、図7(a)の例では、第
2セクションにおいて、データ、EDC、ECC2の順
の配置を適用しているが、この順番の配置である必要は
ない。
【0085】以下、第2の変形例での復号操作につい
て、図7(a)のデータフォーマットを適用した場合を
例に、便宜的に図1を援用して、図8のフローチャート
を参照して説明する。
【0086】まず主制御部11は、図4中のステップS
1と同様のSYNCの検出を行い(ステップS41)、
検出ができない場合にはリトライ処理に入る(ステップ
S42)。SYNCが検出できた場合、主制御部11は
図4中のステップS3と同様にして、SYNCタイミン
グ通知部15からのSYNCフラグの状態により、検出
したSYNCが第1SYNCであるか、或いは第2SY
NCであるかを判定する(ステップS43)。
【0087】第1SYNCが検出された場合、図4中の
ステップS4〜S9と同様のステップS44〜S49が
行われる。
【0088】これに対し、SYNC検出において、第1
SYNCが検出されず第2SYNCが検出された場合、
主制御部11は第2SYNCに後続する第2セクション
のみをリードする(ステップS50)。ここでは、デー
タ、EDC、及びECC2がリードされる、次に、主制
御部11は第2ECC復号操作を行い、訂正不可能な誤
りが生じていると判定されるとリトライ処理に入る(ス
テップS51,S52)。訂正可能であれば、主制御部
11は訂正を行ってEDC復号操作に移り、そのEDC
復号操作で誤りが検出されたならばリトライ処理に入る
(ステップS53,S54)。誤りが検出されなかった
ならば、主制御部11は復号操作を終了する。
【0089】以上に述べた第2の変形例では、図7
(a)のデータフォーマットを適用した場合の復号操作
について説明したが、図7(b)に示すようなEDCを
持たないデータフォーマットを適用した場合、つまりE
DCを利用しない場合でも、図8のフローチャートから
EDCに関連する処理部分を外すことで同様に実施し得
る。
【0090】上記第2の変形例では、前記実施形態と比
較して、ECC2(第2ECC)を利用するためのハー
ドウェアの追加が必要となる。但し、通常のECC回路
を共有することによりこの問題は回避できる。復号誤り
確率は、前記実施形態と比較して良好となる。即ち復号
誤り確率は、ECC2の冗長バイト数に比例して小さく
なる。但し、フォーマット効率を悪化させるため、冗長
バイト数は復号誤り確率とフォーマット効率の兼ね合い
から決定することになる。
【0091】[第3の変形例]次に、前記実施形態の第
3の変形例について説明する。この第3の変形例は、前
記第1の変形例と第2の変形例とを組み合わせたもの
で、第1SYNCが検出できず、第2SYNCが検出で
きた場合の復号処理において、多数決判定並びに第2E
CCを用いるようにしたものである。そのため第3の変
形例では、前記第2の変形例と同様に図7(a)に示す
データフォーマットを適用している。
【0092】以下、第3の変形例での復号操作につい
て、図7(a)のデータフォーマットを適用した場合を
例に、便宜的に図1を援用して、図9のフローチャート
を参照して説明する。
【0093】まず主制御部11は、ループカウンタiを
0にセットする(ステップS61)。そして主制御部1
1は、SYNCの検出を行い(ステップS62)、検出
ができない場合にはリトライ処理に入る(ステップS6
3)。SYNCが検出できた場合、主制御部11はSY
NCタイミング通知部15からのSYNCフラグの状態
により、検出したSYNCが第1SYNCであるか、或
いは第2SYNCであるかを判定する(ステップS6
4)。
【0094】第1SYNCが検出された場合、図4中の
ステップS4〜S9と同様のステップS65〜S70が
行われる。これに対し、SYNC検出において、第1S
YNCが検出されず第2SYNCが検出された場合、主
制御部11は図5中のステップS21〜S23と同様の
ステップS71〜S73の処理、即ち第2セクションの
みをリードしてバッファRAM14に蓄積し、ループカ
ウンタiを1インクリメントする動作を行う。以上の動
作は、第1SYNCが検出されず第2SYNCが検出さ
れる状態が続く限り、ループカウンタiの値がMとなる
まで繰り返される(ステップS74)。そして、i=M
となると、主制御部11は図5中のステップS25と同
様の多数決判定処理(ステップS75)を、図6に示し
た手順で実行する。
【0095】主制御部11は多数決判定処理により、リ
ードデータd'(1)〜d'(N)を取得すると、リードデータ
d'(1)〜d'(N)を対象に、前記第2の変形例と同様に、
第2ECCの復号操作を行い、訂正不可能な誤りが生じ
ていると判定されるとリトライ処理に入る(ステップS
76,S77)。訂正可能であれば、主制御部11は訂
正を行ってEDC復号操作に移り、そのEDC復号操作
で誤りが検出されたならばリトライ処理に入る(ステッ
プS78,S79)。誤りが検出されなかったならば、
主制御部11は復号操作を終了する。
【0096】以上に述べた第3の変形例では、図7
(a)のデータフォーマットを適用した場合の復号操作
について説明したが、図7(b)に示すようなEDCを
持たないデータフォーマットを適用した場合でも、図9
のフローチャートからEDCに関連する処理部分を外す
ことで同様に実施し得る。
【0097】上記第3の変形例における復号誤り確率
は、前記実施形態、及び前記第1、第2の変形例の中で
最も良好となる。
【0098】なお、上記第3の変形例と、前記実施形
態、及び前記第1、第2の変形例とにおいては、図10
(a),(b),(c)に示すデータフォーマットも適
用可能である。図10(a)は、ECCバイトの一部を
第1セクションに記録し、残りのECCバイトを第2セ
クションに記録するデータフォーマットを示す。図10
(a)の例では、第2セクションに記録するECCバイ
トは、データの直前に配置されているが、その配置位置
は任意であり、データの直後、或いはEDCの直後であ
っても構わない。
【0099】図10(b)は、3つ以上のSYNCを有
する場合のデータフォーマットを示す。図中の符号10
1で示される部分は、SYNCが3つの場合には、その
直前のデータが続くことを示し、SYNCが3つを超え
る場合には、SYNCとデータの組が、総SYNC数−
3だけ続くことを示す。ここで、ECCバイトの一部が
図10(a)のデータフォーマットと同様に、第1セク
ション以外に記録されるものであっても構わない。
【0100】図10(c)は、第2SYNCの前にもプ
リアンブルを記録するデータフォーマットを示す。この
データフォーマットを適用することで、第1プリアンブ
ルでフェーズロックができない場合でも第2プリアンブ
ルを用いてフェーズロックを行うことができる。ここ
で、ECCバイトの一部が図10(a)のデータフォー
マットと同様に、第1セクション以外に記録されるも
の、或いは図10(b)のデータフォーマットと同様
に、3つ以上のSYNCを有するもの、或いは3つ以上
のプリアンブルを有するものであっても構わない。ま
た、第2ECC(ECC2)を用いる場合は、第1セク
ション以外のセクションに当該第2ECCを記録すれば
よい。
【0101】[第4の変形例]次に、前記実施形態の第
4の変形例について説明する。この第4の変形例は、前
記実施形態において第1SYNCが検出できないときに
TAが生じているならば、一定の条件のもとで該当する
セクタをディフェクトセクタとして登録するディフェク
ト登録機能を追加したものである。
【0102】以下、第4の変形例での復号操作につい
て、図3(d)のデータフォーマットを適用した場合を
例に、便宜的に図1を援用して、図11のフローチャー
トを参照して説明する。
【0103】まず主制御部11は、リード対象となるセ
クタでTAが発生しているか否かを示すディフェクトフ
ラグを0にセットする(ステップS81)。次に主制御
部11は、SYNCの検出を行い(ステップS82)、
検出ができない場合にはリトライ処理に入る(ステップ
S83)。SYNCが検出できた場合、主制御部11は
SYNCタイミング通知部15からのSYNCフラグの
状態により、検出したSYNCが第1SYNCである
か、或いは第2SYNCであるかを判定する(ステップ
S84)。
【0104】第1SYNCが検出された場合、図4中の
ステップS4〜S9と同様のステップS85〜S90が
行われる。
【0105】これに対し、SYNC検出において、第1
SYNCが検出されず第2SYNCが検出された場合、
主制御部11はR/Wチャネル3のTA検出部31の出
力から、TAが生じているか否かを判定する(ステップ
S91)。
【0106】もし、TAが生じている(と判定できる)
場合、主制御部11はディフェクトフラグを1にセット
し(ステップS92)、しかる後に図4中のステップS
3で、第1SYNCが検出されず第2SYNCが検出さ
れた場合と同様に、第2セクションのみをリードする
(ステップS93)。一方、TAが生じていない場合
は、主制御部11はディフェクトフラグを操作せずに、
そのまま第2セクションのみをリードする(ステップS
93)。
【0107】主制御部11は、第2セクションのみをリ
ードすると、そのリードデータを対象としてEDC復号
操作を行い、誤りが検出されたならばリトライ処理に入
る(ステップS94,S95)。これに対し、誤りが検
出されなかったならば、主制御部11はディフェクト登
録判定のためのディフェクトフラグチェックを行う(ス
テップS96)。もし、ディフェクトフラグが1なら
ば、主制御部11は現在のセクタは第1SYNC部でT
Aが発生している可能性が高いと判定し、当該セクタを
ディフェクトとして登録し、他の代替セクタを割り当て
るディフェクト登録処理を行って(ステップS97)、
復号操作を終了する。一方、ディフェクトフラグが0な
らば、主制御部11は現在のセクタは第1SYNC部で
TAは発生していないと判断し、そのまま復号操作を終
了する。
【0108】以上は、図3(d)のデータフォーマット
を適用した場合の復号操作について説明したが、図3
(c)のデータフォーマットを適用した場合、つまりE
DCを利用しない場合、或いは第1セクションにデータ
を除くECCバイト以外の情報も記録されている場合
(例えば、図10(c)のように第2SYNCの前にも
プリアンブルが記録されている場合)にも適用可能であ
る。また、この第4の変形例で適用したディフェクト登
録手法は、前記第1乃至第3の変形例にも適用可能であ
る。
【0109】また、この第4の変形例では、第1SYN
Cは検出できないものの、第2SYNCが検出できた場
合に、TA発生の有無を調べて、TA発生の場合にディ
フェクトフラグを1にセットするものとして説明したが
これに限るものではない。例えば第1SYNC及び第2
SYNCが共に検出できない場合(ステップS82でN
Oとなった場合)にもTA発生の有無を調べ、TA発生
の場合にディフェクトフラグを1にセットし、復号操作
終了直前に上記ステップS96の判定(ディフェクトフ
ラグ=1の判定)を実行してディフェクト登録するよう
にしてもよい。
【0110】[第5の変形例]次に、前記第1の変形例
の変形例(以下、第5の変形例と称する)について説明
する。この第5の変形例は、第1SYNCが検出できな
い現象が予め定められた回数Dだけ続けて生じた場合に
は、一定の条件のもとで該当するセクタをディフェクト
セクタとして登録するディフェクト登録機能を追加した
ものである。
【0111】以下、第5の変形例での復号操作につい
て、図3(d)のデータフォーマットを適用した場合を
例に、便宜的に図1を援用して、図12のフローチャー
トを参照して説明する。
【0112】まず主制御部11は、ループカウンタiを
0にセットする(ステップS101)。次に主制御部1
1は、SYNCの検出を行い(ステップS102)、検
出ができない場合にはリトライ処理に入る(ステップS
103)。SYNCが検出できた場合、主制御部11は
SYNCタイミング通知部15からのSYNCフラグの
状態により、検出したSYNCが第1SYNCである
か、或いは第2SYNCであるかを判定する(ステップ
S104)。
【0113】第1SYNCが検出された場合、図4中の
ステップS4〜S9と同様のステップS105〜S11
0が行われる。ここで、EDC復号操作が行われて誤り
が検出されなかったならば、主制御部11は後述するデ
ィフェクト登録判定(ステップS118)に移る。
【0114】これに対し、SYNC検出において、第1
SYNCが検出されず第2SYNCが検出された場合、
主制御部11は図5中のステップS21〜S23と同様
のステップS111〜S113の処理、即ち第2セクシ
ョンのみをリードしてバッファRAM14に蓄積し、ル
ープカウンタiを1インクリメントする動作を行う。以
上の動作は、第1SYNCが検出されず第2SYNCが
検出される限り、ループカウンタiの値がMとなるまで
繰り返される(ステップS114)。そして、i=Mと
なると、主制御部11は図5中のステップS25と同様
の多数決判定処理(ステップS115)を、図6に示し
た手順で実行する。
【0115】主制御部11は多数決判定処理により、リ
ードデータd'(1)〜d'(N)を取得すると、リードデータ
d'(1)〜d'(N)を対象に、前記第1の変形例と同様に、
EDCの復号操作を行い、誤りが検出されたならばリト
ライ処理に入る(ステップS116,S117)。
【0116】一方、誤りが検出されなかったならば、主
制御部11は前記第1の変形例とは異なって復号操作を
終了せずに、ディフェクト登録判定(ステップS11
8)に移る。
【0117】主制御部11は、ステップS118のディ
フェクト登録判定を、ループカウンタiの値に基づいて
実行する。即ち主制御部11は、ループカウンタiの値
と予め定められた定数D(但し、D≦M)とを比較し、
iの値がD以上であるか否かにより、現在のセクタをデ
ィフェクトセクタとして登録するか否かを判定する。
【0118】もし、ループカウンタiの値がD以上の場
合、つまり連続してD回以上、第1SYNCが検出され
ず第2SYNCが検出されて繰り返しリードが行われた
場合、主制御部11は現在のセクタをディフェクトセク
タとして登録し、他の代替セクタを割り当てるディフェ
クト登録処理を行って(ステップS119)、復号操作
を終了する。一方、ループカウンタiの値がD未満の場
合には、主制御部11は現在のセクタはディフェクトセ
クタでないとして判断し、そのまま復号操作を終了す
る。
【0119】以上は、図3(d)のデータフォーマット
を適用した場合の復号操作について説明したが、図3
(c)のデータフォーマットを適用した場合、つまりE
DCを利用しない場合、或いは第1セクションにデータ
を除くECCバイト以外の情報も記録されている場合
(例えば、図10(c)のように第2SYNCの前にも
プリアンブルが記録されている場合)にも適用可能であ
る。また、この第5の変形例で適用したディフェクト登
録手法は、前記第3の変形例にも適用可能である。
【0120】また、この第5の変形例では、第1SYN
Cは検出できないものの、第2SYNCが検出できた状
態が継続する限り、M回を限度に目標セクタからの読み
出しを繰り返すものとして説明したが、これに限るもの
ではない。例えば第1SYNCが検出できない場合に
は、第2SYNCが検出されたか否かに無関係に、目標
セクタからの読み出しを繰り返すようにしてもよい。こ
の場合、第1SYNCは検出できないものの第2SYN
Cが検出されたことによる、目標セクタからの読み出し
の繰り返し数をカウントするループカウンタiとは別
に、単に第1SYNCが検出されないことによる、目標
セクタからの読み出しの繰り返し数をカウントするカウ
ンタjを設け、このjの値がD以上となったならば、当
該セクタをディフェクト登録すればよい。
【0121】なお、以上の各変形例を含む実施形態で
は、本発明を磁気ディスク装置に適用した場合について
説明したが、これに限るものではなく、本発明は、光磁
気ディスク装置、フロッピーディスク装置など、所定の
記録単位毎に、複数のSYNCが記録されるデータフォ
ーマットを適用するディスク媒体を備えたディスク記憶
装置全体に実施可能である。また、以上の実施形態で適
用したディスク媒体上のセクタ(記録単位)のデータフ
ォーマットは、書き換えが可能なディスク媒体に限ら
ず、CD−ROMなど、読み出し専用のディスク媒体に
も適用可能である。
【0122】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
YNC検出能力を高めるために複数のSYNCを利用し
ながら、第1SYNCと第2SYNCとの間に誤り検出
符号(ECCバイト)が記録され、第2SYNCの後ろ
にデータの全てを含む情報が記録されるデータフォーマ
ットを適用したことにより、第1SYNCが検出できな
い場合でも第2SYNCが検出できる限りデータは全て
リードでき、これにより復号器の回路規模並びに消費電
力を一般的なリードソロモン符号の復号器と同程度で実
現できる。
【0123】また本発明によれば、第1SYNCが検出
できなくても第2SYNCが検出できたときは、繰り返
しリードと多数決判定により得られる情報に基づいて復
号結果を決定するようにしたので、より良好な復号誤り
確率を実現できる。
【0124】また本発明によれば、第2SYNCより後
ろに、データだけでなく、第1SYNCと第2SYNC
との間のECCバイトより小さいサイズの第2のECC
バイトが記録されるデータフォーマットを適用した構成
とすることで、第1SYNCが検出できなくても第2S
YNCが検出できたときは、第2ECCバイトを利用す
ることで誤り訂正を含む復号操作を行って復号結果を決
定できるため、より良好な復号誤り確率を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1中のSYNCタイミング通知部15の構成
を示すブロック図。
【図3】図1中のディスク媒体50で適用されるセクタ
(記録単位)のデータフォーマットを従来のデータフォ
ーマットと対比して示す図。
【図4】同実施形態において図3(d)のデータフォー
マットを適用した場合の復号操作の手順を示すフローチ
ャート。
【図5】同実施形態の第1の変形例において図3(d)
のデータフォーマットを適用した場合の復号操作の手順
を示すフローチャート。
【図6】図5中の多数決判定処理(ステップS25)の
詳細な手順を示すフローチャート。
【図7】同実施形態の第2の変形例で適用されるセクタ
のデータフォーマットを示す図。
【図8】上記第2の変形例において図7(a)のデータ
フォーマットを適用した場合の復号操作の手順を示すフ
ローチャート。
【図9】同実施形態の第3の変形例において図7(a)
のデータフォーマットを適用した場合の復号操作の手順
を示すフローチャート。
【図10】セクタのデータフォーマットの変形例を示す
図。
【図11】同実施形態の第4の変形例において図3
(d)のデータフォーマットを適用した場合の復号操作
の手順を示すフローチャート。
【図12】同実施形態の第5の変形例において図3
(d)のデータフォーマットを適用した場合の復号操作
の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…HDC(ディスクコントローラ) 2…CPU 3…R/Wチャネル(再生手段、記録手段) 4…VCM/SPM制御部 5…DE(ディスクエンクロージャ) 11…主制御部(繰り返し読み出し制御手段、多数決判
定手段、同期パターン判定手段、復号操作手段、ディフ
ェクト登録手段、カウント手段) 12…データフォーマット制御部 13…ECC(誤り訂正符号)制御部(復号操作手段) 14…バッファRAM 15…SYNCタイミング通知部(同期パターンタイミ
ング通知手段) 31…TA検出部(熱アスペリティ検出手段) 50…ディスク媒体 151…カウンタ 152…コンパレータ 153…レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 570 G11B 20/18 570G (72)発明者 酒井 裕児 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 5D031 AA04 EE07 FF03 5D044 BC01 CC04 DE02 DE03 DE32 DE68 GM23 GM26 GM27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体上の所定の記録単位毎に、
    第1同期パターン及び第2同期パターンを含む同期確保
    用の複数の同期パターンが離間して記録され、且つ前記
    第1同期パターンと前記第2同期パターンとの間にはデ
    ータに対する誤り訂正符号が、前記第2同期パターンよ
    り後ろには当該データの全てを含む情報が、それぞれ記
    録されるデータフォーマットを適用することを特徴とす
    るディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 ディスク媒体上の所定の記録単位毎に、
    第1同期パターン及び第2同期パターンを含む同期確保
    用の複数の同期パターンが離間して記録され、且つ前記
    第1同期パターンと前記第2同期パターンとの間にはデ
    ータに対する誤り訂正符号が、前記第2同期パターンよ
    り後ろには当該データの全てを含む情報が、それぞれ記
    録されるデータフォーマットを適用するディスク記憶装
    置であって、 目標とする前記記録単位から読み出された再生信号から
    前記同期パターンを検出して同期を確保することでデー
    タを再生する再生手段と、 前記再生手段による同期パターン検出で前記第1同期パ
    ターンが検出できた場合には、前記再生手段により再生
    された当該第1同期パターンと前記第2の同期パターン
    との間の前記誤り訂正符号を利用した誤り訂正を含む復
    号操作を行って復号結果を決定し、前記第1同期パター
    ンが検出できなくても前記第2同期パターンが検出でき
    た場合には、当該第2同期パターンより後ろの情報に基
    づき復号結果を決定する復号操作手段を備えたディスク
    コントローラとを具備することを特徴とするディスク記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記目標とする記録単位からの読み出し
    を、前記第1同期パターンが検出できずに前記第2同期
    パターンが検出できる状態が継続する限り所定回数繰り
    返す制御を行う繰り返し読み出し制御手段と、 前記繰り返し読み出し制御手段の制御により前記目標と
    する記録単位から読み出されて前記再生手段により再生
    された前記第2同期パターンより後ろの前記データを含
    む前記所定回数分の情報から多数決判定により再生情報
    を決定する多数決判定手段とを更に具備し、 前記復号操作手段は、前記第1同期パターンが検出でき
    ずに前記第2同期パターンが検出できた結果、前記多数
    決判定手段による多数決判定が行われた場合には、前記
    多数決判定手段により決定された情報に基づき復号結果
    を決定するように構成されていることを特徴とする請求
    項2記載のディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記記録単位の前記第2同期パターンよ
    り後ろに記録される情報には前記誤り訂正符号より小さ
    いサイズの前記データに対する第2の誤り訂正符号が含
    まれており、 前記復号操作手段は、前記第1同期パターンが検出でき
    ずに前記第2同期パターンが検出できた場合には、当該
    第2同期パターンより後ろの前記第2誤り訂正符号を利
    用した誤り訂正を含む復号操作を行って復号結果を決定
    するように構成されていることを特徴とする請求項2記
    載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記記録単位の前記第2同期パターンよ
    り後ろに記録される情報には前記誤り訂正符号より小さ
    いサイズの前記データに対する第2の誤り訂正符号が含
    まれており、 前記目標とする記録単位からの読み出しを、前記第1同
    期パターンが検出できずに前記第2同期パターンが検出
    できる状態が継続する限り所定回数繰り返す制御を行う
    繰り返し読み出し制御手段と、 前記繰り返し読み出し制御手段の制御により前記目標と
    する記録単位から読み出されて前記再生手段により再生
    された前記第2同期パターンより後ろの前記データを含
    む前記所定回数分の情報から多数決判定により再生情報
    を決定する多数決判定手段とを更に具備し、 前記復号操作手段は、前記第1同期パターンが検出でき
    ずに前記第2同期パターンが検出できた結果、前記多数
    決判定手段による多数決判定が行われた場合には、前記
    多数決判定手段により決定された情報中の前記第2の誤
    り訂正符号を利用した誤り訂正を含む復号操作を行って
    復号結果を決定するように構成されていることを特徴と
    する請求項2記載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記記録単位の前記第2同期パターンよ
    り後ろに記録される情報には前記データに対する誤り検
    出符号が含まれており、 前記復号操作手段は、前記復号結果の決定に前記誤り検
    出符号を利用した誤り検出をも適用するように構成され
    ていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれ
    かに記載のディスク記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記目標とする記録単位に記録されてい
    る前記複数の同期パターンの各検出可能期間を判定し
    て、当該各検出期間毎に対応する検出可能期間通知を行
    う同期パターンタイミング通知手段と、 前記再生手段により同期パターンが検出された場合、そ
    の際に前記同期パターンタイミング通知手段から通知さ
    れている検出可能期間がいずれの同期パターンに対応す
    るかにより、何番目の同期パターンが検出されたかを判
    定する同期パターン判定手段とを更に具備することを特
    徴とする請求項2記載のディスク記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の同期パターンのパターン種類
    がそれぞれ異なっており、 前記再生手段により同期パターンが検出された場合、そ
    の検出された同期パターンのパターン種類から、何番目
    の同期パターンが検出されたかを判定する同期パターン
    判定手段とを更に具備することを特徴とする請求項2記
    載のディスク記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記目標とする記録単位へのデータの記
    録時に、当該データに対する誤り訂正符号が当該データ
    より先に前記ディスクコントローラから送出されるよう
    に制御するデータフォーマット制御手段と、 前記データフォーマット制御手段の制御により前記ディ
    スクコントローラから出力される前記誤り訂正符号及び
    データを受けて、前記第1同期パターンと前記第2同期
    パターンとの間に当該誤り訂正符号が位置し、前記第2
    同期パターンより後ろに当該データが位置する並びの記
    録信号を生成して前記ディスク媒体側に送出する記録手
    段とを更に具備することを特徴とする請求項2記載のデ
    ィスク記憶装置。
  10. 【請求項10】 ディスク媒体上の所定の記録単位毎
    に、第1同期パターン及び第2同期パターンを含む同期
    確保用の複数の同期パターンが離間して記録されるデー
    タフォーマットを適用するディスク記憶装置であって、 目標とする前記記録単位から読み出された再生信号に基
    づいて熱アスペリティの発生を検出する熱アスペリティ
    検出手段と、 前記目標とする記録単位からの読み出しで前記第1同期
    パターンが検出できないときに前記熱アスペリティ検出
    手段により前記熱アスペリティの発生が検出された場
    合、前記目標とする記録単位をディフェクトとして登録
    するディフェクト登録手段とを具備することを特徴とす
    るディスク記憶装置。
  11. 【請求項11】 ディスク媒体上の所定の記録単位毎
    に、第1同期パターン及び第2同期パターンを含む同期
    確保用の複数の同期パターンが離間して記録されるデー
    タフォーマットを適用するディスク記憶装置であって、 目標とする前記記録単位からの読み出しの繰り返しで前
    記第1同期パターンが検出できない状態が連続して発生
    する回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段のカウント数が所定回数以上の場合、
    前記目標とする記録単位をディフェクトとして登録する
    ディフェクト登録手段とを具備することを特徴とするデ
    ィスク記憶装置。
  12. 【請求項12】 ディスク媒体上の所定の記録単位毎
    に、第1同期パターン及び第2同期パターンを含む同期
    確保用の複数の同期パターンを離間して記録し、且つ前
    記第1同期パターンと前記第2同期パターンとの間には
    データに対する誤り訂正符号を、前記第2同期パターン
    より後ろには当該データの全てを含む情報をそれぞれ記
    録し、 目標とする前記記録単位からの読み出し時に、当該記録
    単位から読み出された再生信号から前記第1同期パター
    ンが検出できた場合には、当該第1同期パターンと前記
    第2の同期パターンとの間の前記誤り訂正符号を利用し
    た誤り訂正を含む復号操作を行って復号結果を決定し、
    前記第1同期パターンが検出できなくても前記第2同期
    パターンが検出できた場合には、当該第2同期パターン
    より後ろの情報に基づき復号結果を決定することを特徴
    とするディスク記憶装置に適用されるデータ復号方法。
  13. 【請求項13】 データが記録される記録単位の群を有
    するディスク媒体であって、 前記記録単位のデータフォーマットに、第1同期パター
    ン及び第2同期パターンを含む同期確保用の複数の同期
    パターンが離間して記録され、且つ前記第1同期パター
    ンと前記第2同期パターンとの間にはデータに対する誤
    り訂正符号が、前記第2同期パターンより後ろには当該
    データの全てを含む情報が、それぞれ記録されるデータ
    フォーマットを適用したことを特徴とするディスク媒
    体。
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