JP2001141763A - 電源周波数測定装置および方法 - Google Patents

電源周波数測定装置および方法

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JP2001141763A
JP2001141763A JP32443699A JP32443699A JP2001141763A JP 2001141763 A JP2001141763 A JP 2001141763A JP 32443699 A JP32443699 A JP 32443699A JP 32443699 A JP32443699 A JP 32443699A JP 2001141763 A JP2001141763 A JP 2001141763A
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frequency
averaging
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Misa Kasahara
みさ 笠原
Kenji Tabei
憲治 田部井
Makoto Sube
信 須部
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源コンセントから交流電圧または電流を取
り出すことなく、交流電源の周波数を測定することが可
能な電源周波数測定装置および方法を提供する。 【解決手段】 映像信号の画素レベルを1ライン毎に積
算する積算手段1と、積算手段1の出力を複数フレーム
における同一画像位置の1ライン毎に平均化する平均化
手段3と、積算手段1の1ライン毎の積算結果を平均化
手段3の1ライン毎の平均化出力で除算する除算手段4
と、除算手段4の出力からフリッカ周波数を求めること
により、電源周波数を判定する電源周波数判定手段5と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源の周波数
を測定する装置および方法に関し、特に、電源コンセン
トから交流電圧または電流を取り出すことなく、その周
波数を測定することを可能にした電源周波数測定装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電源の周波数を測定する手段として
は、例えば特開昭62-134567号公報に示されているよう
に、商用電源周波数を取り出して倍周波数を作成し、フ
ォトカプラのフォトダイオードにかかる前記倍周波電圧
のパルス周期を測定するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電源周
波数測定方法では、電源コンセントから交流電圧または
電流を取り出すことが必要であった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、電源コンセントから交流電圧または電
流を取り出すことなく、交流電源の周波数を測定するこ
とが可能な電源周波数測定装置および方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電源周波数測定
装置は、電源周波数で明るさが変動する照明光のもとで
被写体を撮像して生成した映像信号のフリッカ成分を検
出するフリッカ成分検出手段と、前記検出されたフリッ
カ成分をもとに前記電源周波数を判定する電源周波数判
定手段とを備えた。この構成により、映像信号のフリッ
カ成分から電源周波数を測定することができるため、電
源コンセントから交流電圧または電流を取り出すことな
く、その周波数を測定することが可能となる。
【0006】また、本発明の電源周波数測定方法は、電
源周波数で明るさが変動する照明光のもとで被写体を撮
像して生成した映像信号のフリッカ成分を検出し、前記
検出されたフリッカ成分をもとに前記電源周波数を判定
することを特徴とする。この構成により、映像信号のフ
リッカ成分から電源周波数を測定することができるた
め、電源コンセントから交流電圧または電流を取り出す
ことなく、その周波数を測定することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。なお、本発明はフレーム処
理またはフィールド処理のいずれにも適用可能である
が、以下の説明はフレーム処理の場合について記載す
る。
【0008】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態の電源周波数測定装置は、電源周波数で明るさが
変動する照明光のもとで被写体を撮像して生成した映像
信号のフレーム内の画素レベルを1ライン毎に積算する
積算手段と、複数フレームにおける同一画像位置の1ラ
イン毎の積算結果を平均化する平均化手段と、前記積算
手段の1ライン毎の積算結果を前記平均化手段の1ライ
ン毎の平均化結果で除算する除算手段と、前記除算手段
の除算結果の波形の特徴を用いて電源周波数を判定する
電源周波数判定手段とを備えている。
【0009】ここで、本実施の形態について説明する前
に、本発明における電源周波数測定の原理について説明
する。本発明では、電源周波数で明るさが変動する照明
光のもとで撮像された映像信号にその周波数に関連した
フリッカ成分が含まれていることに着目し、そのフリッ
カ成分の周波数を求めることにより、電源周波数を測定
する。以下、図8と図9を用いて、フリッカの発生する
原理を説明する。
【0010】図9は電源周波数が50Hzの場合の、フリ
ッカの発生原理を説明するための図である。
【0011】この図9(a)に示すような周波数が50
Hzの交流電源で蛍光灯などを点灯した場合、その照明光
は電源電流の振幅が最も大きくなったときに最も明るく
なるので、(b)に示すように、電源周波数の2倍の周
波数(ここでは100Hz)で光量が変動する。
【0012】このように明るさが周期的に変動する蛍光
灯のもとで、l/30秒蓄積のMOS型撮像素子で撮像
した場合の蓄積タイミングと撮像素子出力を(c),
(d)に示す。この場合、(c)に示すように、読み出
し点A1からB1までの入射光量を積分した値が撮像素
子の第1ラインの出力信号になる。同様にして、読み出
し点A2からB2までの入射光量の積分が第2ラインの
出力信号となり、以下最終ラインまで同様の結果とな
る。
【0013】このとき、入射される光量に対応して、撮
像素子出力に(d)に示すような変動が現れ、画面上で
輝度レベルの変動となるため、フリッカとして認識され
る。フレーム周期が30Hzの場合、3フレーム周期で照
明の明るさの位相が揃うため、3フレーム周期毎の輝度
レベルの変動となる。さらにMOS型撮像素子の場合
は、(b)に示したように、1ライン毎に蓄積タイミン
グが異なるため、1フレーム内にこのフリッカが現れ、
画面上で黒い縞模様として認識される。
【0014】図10は電源周波数が60Hzの場合の、フ
リッカの発生原理を説明するための図である。
【0015】この図10(a)に示すように、周波数が
60Hzの交流電源で蛍光灯などを点灯した場合、50Hz
の場合と同様、(b)に示すように、電源周波数の2倍
の周波数(この場合は120Hz)で光量が変動する。
【0016】このように明るさが120Hzの周期で変動
する蛍光灯のもとで、1/50秒蓄積のMOS型撮像素
子で撮像した場合、(c)に示すように読み出し点A1
からB1までの入射光量を積分した値が撮像素子の第1
ラインの出力信号になる。同様にして、読み出し点A2
からB2までの入射光量の積分が第2ラインの出力信号
となり、以下最終ラインまで同様の結果となる。
【0017】このとき、入射される光量に対応して、撮
像素子出力に(d)に示すような変動が現れ、画面上で
輝度レベルの変動となるため、フリッカとして認識され
る。
【0018】電源周波数が60Hzの場合は、フレーム周
期が光量変動周期の整数倍であるため、50Hzの場合に
発生するようなフレーム毎の輝度レベルの変動は発生し
ない。しかし、電源周波数が60Hz付近で変動すると、
画面上の黒い縞模様がフレーム毎に動くように見え、画
質劣化を引き起こす。さらにMOS型撮像素子の場合
は、50Hzの場合と同様に1ライン毎に蓄積タイミング
が異なるため、1フレーム内にこのフリッカが現れ、画
面上で黒い縞模様として認識される。
【0019】図9(d)と図10(d)とを比較するこ
とにより、次のことが分かる。電源周波数が50Hz、フ
レーム周期が1/30秒のMOS型撮像素子の場合、シ
ャッター速度を電源周波数の整数倍以外の値に設定して
撮像した映像信号には、1フレーム内に3+1/3周期
のフレーム内フリッカが発生する。また、電源周波数が
60Hz、フレーム周期が1/30秒のMOS型撮像素子
の場合、シャッター速度を電源周波数の整数倍以外の値
に設定して撮像した映像信号には、1フレーム内に4周
期のフレーム内フリッカが発生する。
【0020】そこで、本発明の実施の形態では、電源周
波数で明るさが変動する照明光のもとで撮像された映像
信号からフレーム内フリッカ成分を検出し、その波形の
特徴または周波数スペクトルを用いて電源周波数を測定
するように構成した。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態の電源
周波数測定装置の構成を示すブロック図である。この電
源周波数測定装置は、積算手段1と、積算手段1の出力
が入力される記憶手段2と、積算手段1の出力および記
憶手段2の出力が入力される平均化手段3と、積算手段
1の出力および平均化手段3の出力が入力される除算手
段4と、除算手段4の出力が入力される電源周波数判定
手段5とから構成されている。ここで、積算手段1、平
均化手段3、除算手段4、および電源周波数判定手段5
は、ハードロジック、DSP、またはコンピュータによ
るソフト処理のいずれを用いて実現しても良い。
【0022】積算手段1には、図示されていないMOS
型撮像素子で生成された有効走査期間の映像信号が入力
される。この映像信号は明るさが50Hzまたは60Hzで
変動する光源のもとで生成されたものである。積算手段
1は1フレームの有効走査期間の映像信号の画素をライ
ン毎に加算または平均化する。図2(a)に示すよう
に、第nフレームの第iラインの画素レベルをライン毎
に加算または平均化した結果をSUMniと記述する。し
たがって、映像信号の1フレームが480ラインで構成
されている場合には、i=1〜480について、SUM
n1〜SUMn480を演算する。
【0023】記憶手段2は積算手段1の出力を一時的に
予め定められたフレーム分記憶する。平均化手段3は、
積算手段1から出力されたSUMniと、SUMniが出力
される以前に積算手段1から出力され、記憶手段2に記
憶されていたSUMn-1i、SUMn-2i、SUMn-3,i
の加算または平均化を行う。ここで、SUMn-1,i、S
UMn-2,i、SUMn-3,iは、図2(b)に示すように、
それぞれ第n−1フレーム、第n−2フレーム、第n−
3フレームの第iラインにおける画素レベルを加算また
は平均化したものである。この場合、記憶手段2は積算
手段1の出力を3フレーム分蓄積している。ここで、S
UMniと、SUMn-1iと、SUMn-2,iと、SUMn-3,i
とを加算または平均化した値をAVEniと記述する。な
お、ここでは過去の3フレーム分との加算または平均化
を行ったが、2フレーム分以上であればよい。除算手段
4は、積算手段1の出力であるSUMniと平均化手段3
の出力であるAVEniとを用いてSUMni/AVEni
算出する。
【0024】電源周波数判定手段5は、除算手段4の出
力の波形の特徴から、映像信号のフリッカの有無を判定
する。図3は除算手段4の除算結果を示す図である。こ
の図において横軸はライン数、すなわちiであり、縦軸
は除算結果のレベル、すなわちSUMni/AVEniを示
している。また、図4は電源周波数判定手段5の動作を
示すフローチャートである。以下、図4を用いて電源周
波数判定手段5の動作を説明する。
【0025】電源周波数判定手段5は、除算手段4から
除算結果を取得する(ステップS1)と、まず、除算結
果のレベルが1.0と交差するポイント(以下、クロス
ポイントという)のライン位置を検出する(ステップS
2)。そして、隣り合うクロスポイントの間隔d1、d
2、d3、・・・を算出する(ステップS3)。図3は、
隣り合うクロスポイントの間隔がd1、d2、d3、・・
・d7であることを示している。
【0026】次に、カウンタを0にリセットし(ステッ
プS4)、1フレームにおいて、前記クロスポイントの
間隔d1、d2、d3、・・・が、電源周波数が50Hzの
場合のフレーム内フリッカ成分の1周期に相当するライ
ン数の1/2のライン数を持っているか否かを判定する
(ステップS5、S6)。ここで、対象とするフリッカ
成分の1周期に相当するライン数の理論値は、図8、図
9に示したように、映像信号のフレーム周波数と撮像時
に使用している照明の電源周波数より決定されるフリッ
カ成分の周波数から算出することができる。ただし、ス
テップS6の判定では、d1、d2、d3、・・・が理論
値に対して上下に幅を持たせた範囲(FREQ_50_MINか
らFREQ_50_MAX)内に存在すれば、そのクロスポイン
ト間隔がフレーム内フリッカ成分の1周期に相当するラ
イン数の1/2のライン数を持っていると判定してい
る。
【0027】ステップS6において、Yesと判定された
場合には、カウンタ値を一つカウントアップ(ステップ
S7)した後、ステップS5へ戻る。ステップS6にお
いて、Noと判定された場合には、そのままステップS5
へ戻る。
【0028】そして、1フレーム内の全てのクロスポイ
ントの間隔について、ステップS6の判定を行った後、
カウンタの値がある一定のしきい値以上であるか否かを
判定する(ステップS8)。ステップS8でYesの場
合、このフレームは電源周波数が50Hzの場合のフレー
ム内フリッカ成分を持っていると判断し、電源周波数が
50Hzであると判定する(ステップS9)。ステップS
8でNoの場合、電源周波数が50Hzの場合のフレーム内
フリッカ成分を持っているかどうか不明であると判断
し、別の周波数(ここでは、60Hz)を検出するように
処理を変更する(ステップS10)。どちらの場合も、次
のフレームへ以降(ステップS11)した後、ステップS
1から繰り返す。
【0029】このように、本発明の第1の実施の形態で
は、電源周波数で明るさが変動する照明光のもとで被写
体を撮像して生成した映像信号のフレーム内の画素レベ
ルを1ライン毎に積算し、現在のフレームおよび過去の
複数フレームにわたって、各フレームの同一の画像位置
のラインに対し、前記1ライン毎の積算結果を平均化
し、前記1ライン毎の積算結果を前記1ライン毎の平均
化結果で除算し、前記除算結果の波形の特徴を用いて電
源周波数を判定するので、電源コンセントから交流電圧
または電流を取り出すことなく、その周波数を測定する
ことが可能となる。また、複数フレームの平均値を用い
ているので、被写体の動きなどによる輝度レベルの変動
に影響されずに、電源周波数を正確に測定することが可
能となる。
【0030】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態の電源周波数測定装置は、第1の実施の形態にお
ける電源周波数判定手段に代えて、DFT(Discrete F
ourier Transform:離散フーリエ変換)手段と、その出
力をしきい値処理して電源周波数を判定するしきい値処
理手段とからなる電源周波数判定手段を用いたものであ
る。
【0031】図5は、本発明の第2の実施の形態の電源
周波数測定装置の構成を示すブロック図であり、図6は
その電源周波数判定手段6の構成を示すブロック図であ
る。図5において、図1と同一の構成要素には、図1で
使用した符号と同一の符号を付した。
【0032】この電源周波数測定装置は、積算手段1
と、積算手段1の出力が入力される記憶手段2と、積算
手段1の出力および記憶手段2の出力が入力される平均
化手段3と、積算手段1の出力および平均化手段3の出
力が入力される除算手段4と、除算手段4の出力が入力
される電源周波数判定手段6とから構成されている。積
算手段1、記憶手段2、平均化手段3、および除算手段
4の構成と動作は、前述した第1の実施の形態と同様で
ある。
【0033】電源周波数判定手段6は、除算手段4の出
力が入力されるDFT手段21と、その出力をしきい値処
理してフリッカの有無を判定するしきい値処理手段22と
から構成されている。
【0034】図7(a)は、除算手段4の出力であるS
UMni/AVEniを波形で示した一例である。ここで、
横軸はライン数、すなわちiであり、縦軸は除算結果の
レベル、すなわちSUMni/AVEniを示している。図
7(b)は、DFT手段21の出力の一例である。ここ
で、横軸は周波数、縦軸は周波数成分のレベルの大きさ
を示している。そして、50Hzの周波数成分を検出する
ために、50Hz用のDFT演算を行ったときの周波数成
分レベルが図中のF50であり、60Hzの周波数成分を検
出するために、60Hz用のDFT演算を行ったときの周
波数成分レベルが図中のF60である。
【0035】しきい値処理手段22では、DFT部21の出
力に対して、4つのしきい値、TH50 -ON、TH60-ON、TH
50-OFF、TH60-0FFを予め設定しておく。これらのしきい
値には、TH50-ON>TH50-OFF、TH60-ON>TH60-0FFの関係
が成り立つ。そのしきい値と、前述した50Hzの周波数
成分および60Hzの周波数成分とを比較し、その大小関
係により、電源周波数の判定を行う。
【0036】すなわち、 α×F60<F50 かつF50>TH50-ONのとき 電源周波数が50Hzであると判定し、 β×F50<F60 かつF60>TH60-ONのとき 電源周波数が60Hzであると判定し、上記以外の場合は
不明と判定する。
【0037】上記の判定式において、αは50Hzの電源
周波数検出用の重み係数、βは60Hzの電源周波数検出
用の重み係数である。これらの係数はいずれも1より十
分大きな値に設定されているので、50Hz(または60
Hz)の周波数成分が60Hz(または50Hz)の周波数成
分よりも予め設定された重み係数倍より大きい場合に、
50Hz(または60Hz)の電源周波数であると判定して
いることになる。これによって、被写体のパターンによ
るフレーム内の輝度レベルの変化により電源周波数を誤
判定するおそれを低減している。
【0038】このように、本発明の第2の実施の形態に
よれば、電源周波数で明るさが変動する照明光のもとで
被写体を撮像して生成した映像信号のフレーム内の画素
レベルを1ライン毎に積算し、現在のフレームおよび過
去の複数フレームにわたって、各フレームの同一のライ
ンに対し、前記1ライン毎の積算結果を平均化し、前記
1ライン毎の積算結果を前記1ライン毎の平均化結果で
除算し、前記除算結果をDFTにより周波数領域に変換
して電源周波数を判定するので、電源コンセントから交
流電圧または電流を取り出すことなく、その周波数を測
定することが可能となる。また、複数フレームの平均値
を用いているので、被写体の動きなどによる輝度レベル
の変動に影響されずに、電源周波数を正確に測定するこ
とが可能となる。
【0039】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態の電源周波数測定装置は、第1の実施の形態の電
源周波数測定装置における積算手段の入力側に撮像手段
を付加したものである。
【0040】図8は、本発明の第3の実施の形態の電源
周波数測定装置の構成を示すブロック図である。図8に
おいて、図1と同一の構成要素には、図1で使用した符
号と同一の符号を付した。
【0041】この電源周波数測定装置は、撮像手段7
と、撮像手段7の出力が入力される積算手段1と、積算
手段1の出力が入力される記憶手段2と、積算手段1の
出力および記憶手段2の出力が入力される平均化手段3
と、積算手段1の出力および平均化手段3の出力が入力
される除算手段4と、除算手段4の出力が入力される電
源周波数判定手段5とから構成されている。
【0042】撮像手段7はMOS型撮像素子を有してお
り、被写体を撮像して映像信号を出力する。積算手段1
から電源周波数判定手段5までの各手段は第1の実施の
形態と同一である。
【0043】以上の構成を有する電源周波数測定装置に
おいて、撮像手段7は、電源周波数で明るさが変動する
照明光のもとで被写体を撮像して映像信号を生成し、積
算手段1に出力する。積算手段1以降の各手段は、第1
の実施の形態と同じ動作により、電源周波数を判定す
る。
【0044】なお、第2の実施の形態の電源周波数測定
装置における積算手段の入力側に撮像手段を付加しても
よい。
【0045】本発明の第3の実施の形態によれば、電源
コンセントから交流電圧または電流を取り出すことな
く、その周波数を測定することが可能となる。また、被
写体の動きなどによる輝度レベルの変動に影響されず
に、電源周波数を正確に測定することが可能となる。さ
らに、撮像手段を備えているので、外部から映像信号が
与えられなくても、電源周波数の測定が可能である。
【0046】なお、上記の各実施の形態では、積算手段
においてフレーム内の全ラインについて積算している
が、フリッカ成分の周期に対して十分に短い間隔で間引
きしたラインに対して積算を行っても良い。この場合
は、積算手段以降の平均化、除算、およびフリッカ検出
手段も間引きしたラインの信号に対して処理を行う。こ
のように構成することで、記憶手段2の容量を削減する
ことができる。
【0047】また、上記各実施の形態では、平均化手段
において現在のフレームと過去の複数フレームとを平均
化したが、現在のフレームを用いず、過去の複数フレー
ムだけを平均化しても同様な効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電源周波
数測定装置および方法によれば、電源周波数で明るさが
変動する照明光のもとで被写体を撮像して生成した映像
信号のフリッカ成分を検出し、前記検出されたフリッカ
成分をもとに前記電源周波数を判定することにより、電
源コンセントから交流電圧または電流を取り出すことな
く、電源周波数を測定することが可能になるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電源周波数測定装
置の構成を示すブロック図、
【図2】図1における積算手段と平均化手段の演算を説
明するための図、
【図3】図1における電源周波数判定手段の判定原理を
説明するための図、
【図4】図1における電源周波数判定手段の判定動作を
説明するためのフローチャート、
【図5】本発明の第2の実施の形態の電源周波数測定装
置の構成を示すブロック図、
【図6】図5における電源周波数判定手段の構成を示す
ブロック図、
【図7】図5における除算手段およびDFT手段の出力
の一例を示す図、
【図8】本発明の第3の実施の形態の電源周波数測定装
置の構成を示すブロック図、
【図9】電源周波数が50Hzの場合の、フリッカの発生
原理を説明するための図、
【図10】電源周波数が60Hzの場合の、フリッカの発
生原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 積算手段 2 記憶手段 3 平均化手段 4 除算手段 5、6 電源周波数判定手段 7 撮像手段 21 DFT手段 22 しきい値処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須部 信 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2G029 AA02 AB01 AH07 2G065 AA12 AB04 AB27 BA06 BC15 BC16 BC33 DA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源周波数で明るさが変動する照明光の
    もとで被写体を撮像して生成した映像信号のフリッカ成
    分を検出するフリッカ成分検出手段と、前記検出された
    フリッカ成分をもとに前記電源周波数を判定する電源周
    波数判定手段とを備えた電源周波数測定装置。
  2. 【請求項2】 前記フリッカ成分検出手段は、前記映像
    信号のフレームまたはフィールド内の所定の領域毎の画
    素レベルを積算する積算手段と、複数フレームまたはフ
    ィールドにおける同一の画像位置の前記領域毎の積算結
    果を平均化する平均化手段と、前記積算手段の前記領域
    毎の積算結果を前記平均化手段の前記領域毎の平均化結
    果で除算する除算手段とを有する請求項1記載の電源周
    波数測定装置。
  3. 【請求項3】 前記電源周波数判定手段は、前記フリッ
    カ成分の波形の特徴を用いて前記電源周波数を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電源周波数測
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記電源周波数判定手段は、前記フリッ
    カ成分を数学的解析手法により周波数領域に変換して前
    記電源周波数を判定することを特徴とする請求項1また
    は2記載の電源周波数測定装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の領域は1ラインである請求項
    2記載の電源周波数測定装置。
  6. 【請求項6】 撮像手段と、電源周波数で明るさが変動
    する照明光のもとで前記撮像手段から出力された映像信
    号のフリッカ成分を検出するフリッカ成分検出手段と、
    前記検出されたフリッカ成分をもとに前記電源周波数を
    判定する電源周波数判定手段とを備えた電源周波数測定
    装置。
  7. 【請求項7】 電源周波数で明るさが変動する照明光の
    もとで被写体を撮像して生成した映像信号のフリッカ成
    分を検出し、前記検出されたフリッカ成分をもとに前記
    電源周波数を判定することを特徴とする電源周波数測定
    方法。
  8. 【請求項8】 前記映像信号のフレームまたはフィール
    ド内の所定の領域毎の画素レベルを積算し、複数フレー
    ムまたはフィールドにおける同一の画像位置の前記領域
    毎の積算結果を平均化し、前記領域毎の積算結果を前記
    領域毎の平均化結果で除算することにより、前記フリッ
    カ成分を検出することを特徴とする請求項7記載の電源
    周波数測定方法。
  9. 【請求項9】 前記フリッカ成分の波形の特徴を用いて
    前記電源周波数を判定することを特徴とする請求項7ま
    たは8記載の電源周波数測定方法。
  10. 【請求項10】 前記フリッカ成分を数学的解析手法に
    より周波数領域に変換して前記電源周波数を判定するこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の電源周波数測定
    方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の領域は1ラインである請求
    項8記載の電源周波数測定方法。
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