JP2001137225A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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- JP2001137225A JP2001137225A JP32102999A JP32102999A JP2001137225A JP 2001137225 A JP2001137225 A JP 2001137225A JP 32102999 A JP32102999 A JP 32102999A JP 32102999 A JP32102999 A JP 32102999A JP 2001137225 A JP2001137225 A JP 2001137225A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 11
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 7
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 235000012489 doughnuts Nutrition 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線CT装置のガントリにおいて、スキャン
スピードの高速化に対応して耐性を改善すると共に、振
動及び騒音等を低減する。 【解決手段】 中央部分に円筒状に形成された開口部2
を有する固定フレーム1と、この固定フレーム1の円筒
状の開口部2の内周壁に沿って回転可能に支持された少
なくともX線管装置7及びX線検出器6と、中心部に被
検体の挿入孔9を有し上記円筒状の開口部2内で上記X
線管装置7及びX線検出器6を対向配置して連結する連
結部材8と、この連結部材8と固定フレーム1との間に
設けられ該連結部材8を円筒状の開口部2内で回転させ
る駆動力発生手段(13,14)を備えて成るものであ
る。これにより、スキャンスピードの高速化に対応して
耐性を改善すると共に、振動及び騒音等を低減すること
ができる。
スピードの高速化に対応して耐性を改善すると共に、振
動及び騒音等を低減する。 【解決手段】 中央部分に円筒状に形成された開口部2
を有する固定フレーム1と、この固定フレーム1の円筒
状の開口部2の内周壁に沿って回転可能に支持された少
なくともX線管装置7及びX線検出器6と、中心部に被
検体の挿入孔9を有し上記円筒状の開口部2内で上記X
線管装置7及びX線検出器6を対向配置して連結する連
結部材8と、この連結部材8と固定フレーム1との間に
設けられ該連結部材8を円筒状の開口部2内で回転させ
る駆動力発生手段(13,14)を備えて成るものであ
る。これにより、スキャンスピードの高速化に対応して
耐性を改善すると共に、振動及び騒音等を低減すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線源及びX線検
出器を用いて被検体の透過X線像を計測し画像再構成し
てCT画像を得るX線CT装置に係り、特に被検体の周
りに上記X線源及びX線検出器を回転させるガントリを
スキャンスピードの高速化に対応して耐性を改善すると
共に、振動及び騒音等を低減することができるX線CT
装置に関する。
出器を用いて被検体の透過X線像を計測し画像再構成し
てCT画像を得るX線CT装置に係り、特に被検体の周
りに上記X線源及びX線検出器を回転させるガントリを
スキャンスピードの高速化に対応して耐性を改善すると
共に、振動及び騒音等を低減することができるX線CT
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線CT装置のガントリは、固定
フレームに回転可能に設けられた円板状の回転板の半径
方向外側部分に、X線管装置やX線検出器等の回転物を
ボルト締め等で搭載していた。又は、固定フレームに回
転可能に設けられたシリンダ状の回転筒の外周面に、X
線管装置やX線検出器等の回転物をボルト締め等で搭載
していた。しかし、このようなガントリの構造では、ス
キャンスピードが1秒/回転より速くなり、例えば、0.
7秒/回転となると作用する遠心力は約7Gとなり、0.5
秒/回転となると作用する遠心力は約13Gとなるもの
であった。
フレームに回転可能に設けられた円板状の回転板の半径
方向外側部分に、X線管装置やX線検出器等の回転物を
ボルト締め等で搭載していた。又は、固定フレームに回
転可能に設けられたシリンダ状の回転筒の外周面に、X
線管装置やX線検出器等の回転物をボルト締め等で搭載
していた。しかし、このようなガントリの構造では、ス
キャンスピードが1秒/回転より速くなり、例えば、0.
7秒/回転となると作用する遠心力は約7Gとなり、0.5
秒/回転となると作用する遠心力は約13Gとなるもの
であった。
【0003】また、上記回転するX線管装置やX線検出
器等の重心位置と、支持ベアリングの位置とが回転中心
軸に対してオフセットしていることがあり、アンバラン
ス状態における遠心力により、回転するX線管装置やX
線検出器等がその回転中心軸に対して振れ回りを起こす
ことがあった。
器等の重心位置と、支持ベアリングの位置とが回転中心
軸に対してオフセットしていることがあり、アンバラン
ス状態における遠心力により、回転するX線管装置やX
線検出器等がその回転中心軸に対して振れ回りを起こす
ことがあった。
【0004】さらに、上記円板状の回転板又はシリンダ
状の回転筒を回転させるのに、回転板又は回転筒側に取
り付けた大プーリと固定フレーム側に取り付けたモータ
駆動の小プーリとをタイミングベルトを介して連結し、
上記モータの駆動力で回転板又は回転筒を回転させてい
たので、減速機構及び歯の付いたタイミングベルトの回
転により騒音が発生し、特に高速スキャン時において騒
音が大きくなるものであった。
状の回転筒を回転させるのに、回転板又は回転筒側に取
り付けた大プーリと固定フレーム側に取り付けたモータ
駆動の小プーリとをタイミングベルトを介して連結し、
上記モータの駆動力で回転板又は回転筒を回転させてい
たので、減速機構及び歯の付いたタイミングベルトの回
転により騒音が発生し、特に高速スキャン時において騒
音が大きくなるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のX線
CT装置のガントリにおいては、スキャンスピードが例
えば1秒/回転より速い高速スキャンの場合に作用する
大きい遠心力に対する耐性が十分とは言えない面があっ
た。また、アンバランス状態における遠心力により、回
転するX線管装置やX線検出器等がその回転中心軸に対
して振れ回りを起こすことがあり、得られる画像が劣化
することがあった。さらに、高速スキャン時における騒
音も大きくなるものであった。
CT装置のガントリにおいては、スキャンスピードが例
えば1秒/回転より速い高速スキャンの場合に作用する
大きい遠心力に対する耐性が十分とは言えない面があっ
た。また、アンバランス状態における遠心力により、回
転するX線管装置やX線検出器等がその回転中心軸に対
して振れ回りを起こすことがあり、得られる画像が劣化
することがあった。さらに、高速スキャン時における騒
音も大きくなるものであった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、スキャンスピードの高速化に対応して耐性を改善
すると共に、振動及び騒音等を低減することができるX
線CT装置を提供することを目的とする。
処し、スキャンスピードの高速化に対応して耐性を改善
すると共に、振動及び騒音等を低減することができるX
線CT装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるX線CT装置のガントリは、中央部分
に円筒状に形成された開口部を有する固定フレームと、
この固定フレームの円筒状の開口部の内周壁に沿って回
転可能に支持された少なくともX線源及びX線検出器
と、前記回転中心部に被検体の挿入孔を有し上記円筒状
の開口部内で上記X線源及びX線検出器を対向配置して
連結する連結部材と、この連結部材と固定フレームとの
間に設けられ該連結部材を円筒状の開口部内で回転させ
る駆動力発生手段を備えて成るものである。
に、本発明によるX線CT装置のガントリは、中央部分
に円筒状に形成された開口部を有する固定フレームと、
この固定フレームの円筒状の開口部の内周壁に沿って回
転可能に支持された少なくともX線源及びX線検出器
と、前記回転中心部に被検体の挿入孔を有し上記円筒状
の開口部内で上記X線源及びX線検出器を対向配置して
連結する連結部材と、この連結部材と固定フレームとの
間に設けられ該連結部材を円筒状の開口部内で回転させ
る駆動力発生手段を備えて成るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるX
線CT装置のガントリの実施形態を示す正面図であり、
図2は図1のA‐A線による部分断面図である。このX
線CT装置のガントリは、X線源及びX線検出器を用い
て被検体の透過X線像を計測し画像再構成してCT画像
を得るX線CT装置において被検体の周りに上記X線源
及びX線検出器を回転させるものである。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるX
線CT装置のガントリの実施形態を示す正面図であり、
図2は図1のA‐A線による部分断面図である。このX
線CT装置のガントリは、X線源及びX線検出器を用い
て被検体の透過X線像を計測し画像再構成してCT画像
を得るX線CT装置において被検体の周りに上記X線源
及びX線検出器を回転させるものである。
【0009】図1に示す固定フレーム1は、ガントリの
筐体部分となるもので、正面視で矩形の箱状に形成さ
れ、中央部分には円筒状に形成された開口部2を有して
いる。この開口部2は、後述のX線管装置7及びX線検
出器6等の回転物を配置する部分となると共に、被検体
を挿入する部分となるものである。
筐体部分となるもので、正面視で矩形の箱状に形成さ
れ、中央部分には円筒状に形成された開口部2を有して
いる。この開口部2は、後述のX線管装置7及びX線検
出器6等の回転物を配置する部分となると共に、被検体
を挿入する部分となるものである。
【0010】上記固定フレーム1の円筒状の開口部2の
内周壁には、図1及び図2に示すように、上記内周壁に
沿ってリング状のレール3が2本所定間隔で平行に設置
されている。この2本のレール3,3には、図2に示す
ように、支持部材4がその両側部に形成された凹溝によ
りスライド可能に跨乗されている。そして、上記支持部
材4から開口部2の中心側に延びた補助部材5によりX
線検出器6が取り付けられている。これにより、X線検
出器6は、上記円筒状の開口部2の内周壁に沿って回転
可能に支持される。なお、このとき上記X線検出器6の
重心は2本のレール3,3の中心線上に一致している。
内周壁には、図1及び図2に示すように、上記内周壁に
沿ってリング状のレール3が2本所定間隔で平行に設置
されている。この2本のレール3,3には、図2に示す
ように、支持部材4がその両側部に形成された凹溝によ
りスライド可能に跨乗されている。そして、上記支持部
材4から開口部2の中心側に延びた補助部材5によりX
線検出器6が取り付けられている。これにより、X線検
出器6は、上記円筒状の開口部2の内周壁に沿って回転
可能に支持される。なお、このとき上記X線検出器6の
重心は2本のレール3,3の中心線上に一致している。
【0011】同様に、上記2本のレール3,3を利用し
て、図1に示すように、X線管装置7が取り付けられて
いる。すなわち、図2に示すX線検出器6の場合と同様
にして、レール3,3にスライド可能に跨乗された支持
部材4及び開口部2の中心側に延びた補助部材5により
X線源としてのX線管装置7が取り付けられている。こ
れにより、X線管装置7は、上記円筒状の開口部2の内
周壁に沿って回転可能に支持される。なお、このとき上
記X線管装置7の重心は2本のレール3,3の中心線上
に一致している。
て、図1に示すように、X線管装置7が取り付けられて
いる。すなわち、図2に示すX線検出器6の場合と同様
にして、レール3,3にスライド可能に跨乗された支持
部材4及び開口部2の中心側に延びた補助部材5により
X線源としてのX線管装置7が取り付けられている。こ
れにより、X線管装置7は、上記円筒状の開口部2の内
周壁に沿って回転可能に支持される。なお、このとき上
記X線管装置7の重心は2本のレール3,3の中心線上
に一致している。
【0012】上記X線検出器6とX線管装置7とは、連
結部材8で連結されている。この連結部材8は、上記円
筒状の開口部2内で上記X線管装置7及びX線検出器6
を対向配置して連結するもので、中心部に被検体の挿入
孔9を有して例えばドーナツ板状に形成されている。そ
して、図2に示すように上記連結部材8の周上の一部に
X線検出器6側の補助部材5をボルト等により結合する
と共に、同様にしてX線管装置7側の補助部材5をボル
ト等により結合することで、上記X線管装置7及びX線
検出器6を被検体の挿入孔9を挟んで対向配置し、回転
中心軸10を中心にして回転可能としている。
結部材8で連結されている。この連結部材8は、上記円
筒状の開口部2内で上記X線管装置7及びX線検出器6
を対向配置して連結するもので、中心部に被検体の挿入
孔9を有して例えばドーナツ板状に形成されている。そ
して、図2に示すように上記連結部材8の周上の一部に
X線検出器6側の補助部材5をボルト等により結合する
と共に、同様にしてX線管装置7側の補助部材5をボル
ト等により結合することで、上記X線管装置7及びX線
検出器6を被検体の挿入孔9を挟んで対向配置し、回転
中心軸10を中心にして回転可能としている。
【0013】なお、図1及び図2において、符号11
は、前記X線検出器6側の支持部材4を利用して搭載さ
れた制御ユニットを示しており、上記支持部材4の表面
に設けられたスライドガイド12,12により位置調整
及び固定が可能となっている。このスライドガイド1
2,12を用いて、上記制御ユニット11を位置調整し
て固定することにより、スキャンによるアンバランス力
により発生するレール3に対する偏荷重を除去したり、
製作誤差による偏荷重も除去することができる。このよ
うにすることにより、スキャン中の揺れや振動を低減す
ることができる。
は、前記X線検出器6側の支持部材4を利用して搭載さ
れた制御ユニットを示しており、上記支持部材4の表面
に設けられたスライドガイド12,12により位置調整
及び固定が可能となっている。このスライドガイド1
2,12を用いて、上記制御ユニット11を位置調整し
て固定することにより、スキャンによるアンバランス力
により発生するレール3に対する偏荷重を除去したり、
製作誤差による偏荷重も除去することができる。このよ
うにすることにより、スキャン中の揺れや振動を低減す
ることができる。
【0014】上記連結部材8と固定フレーム1との間に
は、駆動力発生手段が設けられている。この駆動力発生
手段は、上記連結部材8を円筒状の開口部2内で回転中
心軸10の周りに回転させるもので、図1に示す駆動源
部13と、図2に示す磁性体14とから成る。上記磁性
体14は、例えば永久磁石から成り、図2に示すよう
に、固定フレーム1の円筒状の開口部2の内周壁に沿っ
て中心線上に埋め込み式に設けられ、全体として所定幅
のリング状に形成されている。
は、駆動力発生手段が設けられている。この駆動力発生
手段は、上記連結部材8を円筒状の開口部2内で回転中
心軸10の周りに回転させるもので、図1に示す駆動源
部13と、図2に示す磁性体14とから成る。上記磁性
体14は、例えば永久磁石から成り、図2に示すよう
に、固定フレーム1の円筒状の開口部2の内周壁に沿っ
て中心線上に埋め込み式に設けられ、全体として所定幅
のリング状に形成されている。
【0015】また、駆動源部13は、例えばコイル及び
その電源並びに制御装置を内蔵しており、図2に示すX
線検出器6の場合と同様にして、レール3,3にスライ
ド可能に跨乗された支持部材4及び開口部2の中心側に
延びた補助部材5により取り付けられており、上記補助
部材5が前記連結部材8の周上の一部にボルト等により
結合されて、回転中心軸10を中心にして回転可能とさ
れている。そして、前記磁性体14をステータとし上記
駆動源部13をアーマチャとして、リニアモータの原理
によりダイレクトドライブモータを構成しており、駆動
源部13がレール3に沿って回転移動する駆動力を発生
するようになっている。
その電源並びに制御装置を内蔵しており、図2に示すX
線検出器6の場合と同様にして、レール3,3にスライ
ド可能に跨乗された支持部材4及び開口部2の中心側に
延びた補助部材5により取り付けられており、上記補助
部材5が前記連結部材8の周上の一部にボルト等により
結合されて、回転中心軸10を中心にして回転可能とさ
れている。そして、前記磁性体14をステータとし上記
駆動源部13をアーマチャとして、リニアモータの原理
によりダイレクトドライブモータを構成しており、駆動
源部13がレール3に沿って回転移動する駆動力を発生
するようになっている。
【0016】このように構成されたX線CT装置のガン
トリにおいては、CT画像の計測シーケンスに従って上
記駆動力発生手段の駆動源部13に電力を供給すること
により、該駆動源部13がレール3に沿って回転移動
し、これに伴って連結部材8を介して対向配置されたX
線管装置7とX線検出器6とが、固定フレーム1の円筒
状の開口部2内で回転中心軸10を中心にして回転す
る。
トリにおいては、CT画像の計測シーケンスに従って上
記駆動力発生手段の駆動源部13に電力を供給すること
により、該駆動源部13がレール3に沿って回転移動
し、これに伴って連結部材8を介して対向配置されたX
線管装置7とX線検出器6とが、固定フレーム1の円筒
状の開口部2内で回転中心軸10を中心にして回転す
る。
【0017】このとき、上記X線管装置7やX線検出器
6等の回転物は、固定フレーム1の円筒状の開口部2の
内周壁によって囲まれた形となり、高速スキャンの場合
に作用する大きい遠心力に対する耐性が向上する。ま
た、上記X線管装置7やX線検出器6等の回転物は、2
本の平行なレール3によって回転を案内されるので、揺
れや振動が低減される。さらに、駆動源部13と磁性体
14とから成る駆動力発生手段は、プーリやタイミング
ベルトや減速機構等を用いていないので、駆動時の騒音
が低減される。
6等の回転物は、固定フレーム1の円筒状の開口部2の
内周壁によって囲まれた形となり、高速スキャンの場合
に作用する大きい遠心力に対する耐性が向上する。ま
た、上記X線管装置7やX線検出器6等の回転物は、2
本の平行なレール3によって回転を案内されるので、揺
れや振動が低減される。さらに、駆動源部13と磁性体
14とから成る駆動力発生手段は、プーリやタイミング
ベルトや減速機構等を用いていないので、駆動時の騒音
が低減される。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
中央部分に円筒状に形成された開口部を有する固定フレ
ームと、この固定フレームの円筒状の開口部の内周壁に
沿って回転可能に支持された少なくともX線源及びX線
検出器と、中心部に被検体の挿入孔を有し上記円筒状の
開口部内で上記X線源及びX線検出器を対向配置して連
結する連結部材と、この連結部材と固定フレームとの間
に設けられ該連結部材を円筒状の開口部内で回転させる
駆動力発生手段を備えて成ることにより、スキャンスピ
ードの高速化に対応して耐性を改善すると共に、振動及
び騒音等を低減することができる。したがって、スキャ
ンスピードが例えば1秒/回転より速い高速スキャンの
場合に作用する大きい遠心力に対する耐性を向上するこ
とができる。また、アンバランス状態における遠心力に
より、回転するX線管装置やX線検出器等がその回転中
心軸に対して振れ回りを起こすことを防止して、得られ
る画像の劣化を防止することができる。さらに、高速ス
キャン時における騒音を低減して、被検体への不安感を
除去することができる。
中央部分に円筒状に形成された開口部を有する固定フレ
ームと、この固定フレームの円筒状の開口部の内周壁に
沿って回転可能に支持された少なくともX線源及びX線
検出器と、中心部に被検体の挿入孔を有し上記円筒状の
開口部内で上記X線源及びX線検出器を対向配置して連
結する連結部材と、この連結部材と固定フレームとの間
に設けられ該連結部材を円筒状の開口部内で回転させる
駆動力発生手段を備えて成ることにより、スキャンスピ
ードの高速化に対応して耐性を改善すると共に、振動及
び騒音等を低減することができる。したがって、スキャ
ンスピードが例えば1秒/回転より速い高速スキャンの
場合に作用する大きい遠心力に対する耐性を向上するこ
とができる。また、アンバランス状態における遠心力に
より、回転するX線管装置やX線検出器等がその回転中
心軸に対して振れ回りを起こすことを防止して、得られ
る画像の劣化を防止することができる。さらに、高速ス
キャン時における騒音を低減して、被検体への不安感を
除去することができる。
【図1】本発明によるX線CT装置のガントリの実施形
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線による部分断面図である。
1…固定フレーム 2…開口部 3…レール 4…支持部材 5…補助部材 6…X線検出器 7…X線管装置 8…連結部材 9…被検体の挿入孔 10…回転中心軸 13…駆動源部 14…磁性体
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部分に円筒状に形成された開口部を
有する固定フレームと、この固定フレームの円筒状の開
口部の内周壁に沿って回転可能に支持された少なくとも
X線源及びX線検出器と、前記回転中心部に被検体の挿
入孔を有し上記円筒状の開口部内で上記X線源及びX線
検出器を対向配置して連結する連結部材と、この連結部
材と固定フレームとの間に設けられ該連結部材を円筒状
の開口部内で回転させる駆動力発生手段を備えて成るこ
とを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32102999A JP2001137225A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32102999A JP2001137225A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137225A true JP2001137225A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18128014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32102999A Pending JP2001137225A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001137225A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010063775A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Toshiba Corp | X線ct装置 |
JP2010075596A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 医療用x線ct装置 |
JP2010201026A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32102999A patent/JP2001137225A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010063775A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Toshiba Corp | X線ct装置 |
JP2010075596A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 医療用x線ct装置 |
JP2010201026A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
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