JP2001136152A - Cdma方式を用いた移動局側の通信装置 - Google Patents

Cdma方式を用いた移動局側の通信装置

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JP2001136152A
JP2001136152A JP31732999A JP31732999A JP2001136152A JP 2001136152 A JP2001136152 A JP 2001136152A JP 31732999 A JP31732999 A JP 31732999A JP 31732999 A JP31732999 A JP 31732999A JP 2001136152 A JP2001136152 A JP 2001136152A
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power
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signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局において複数チャネルで多重送信する
場合の電力制御を適切に行う。 【解決手段】 複数チャネルのデータ信号S1〜SNを変
調処理部101〜10Nにて変調処理し、第1電力制御部
201〜20Nにて電力制御を行い、電力制御されたデー
タを加算部30にて加算し、加算されたデータを直交変
調部40にて直交変調し、直交変調されたデータと搬送
波信号とをミキサ部50にて混合し、ミキサ部50から
出力された信号の電力を第2電力制御部60にて制御す
るように構成され、電力制御係数決定部80から出力さ
れる第1制御信号EK1〜EKN、第2制御信号EAによ
り、第1電力制御部201〜20Nはチャネル毎のデータ
の振幅電圧の和が一定になるように電力制御を行い、第
2電力制御部60は第2電力制御部60の出力が電力制
御信号P1〜PNと整合するように電力制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code Di
vision Mu1tipIe Access)方式を用いた移動局側の通信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、CDMA方式を用いた通信システムでは、基地局に
おいて、各ユーザに割り当てた拡散符号で拡散した後、
同一の周波数帯域の無線信号に変調し、多重して送信す
る。このとき、基地局からの距離が異なるそれぞれの移
動局での受信レベルを平均化し、チャネル干渉を減らす
ために、送信電力制御が行われる。
【0003】従来のCDMA方式を用いた通信システム
では、移動局は1チャネルの送信データを基地局に送信
する。しかしながら、移動局から複数チャネルで多重送
信すること、例えば、移動局から電話、ファクシミリ、
映像などのデータを送信することが考えられる。
【0004】この場合、CDMA方式を用いた通信装置
では、周波数分離(FDNA:FrequencyDivision Mu1tipIe A
ccesss)方式のように周波数で分離したり、時間分離(TD
MA:Time Division Multip1e Access)方式のように時間
で分離せずに、コードによって各チャネルの分離をする
ため、基地局の入力段において受信電力のバラツキが大
きいと、コードによる識別が妨げられる可能性がある。
このため、移動局において各チャネルの送信電力を厳密
に制御する必要がある。
【0005】従来、基地局において、チャネル毎に送信
電力の制御を行うものが提案されている(特開平10−
322270号公報参照)。しかしながら、このもの
は、基地局での電力制御であり、移動局において複数チ
ャネルで多重送信する場合の電力制御とは、異なる技術
を開示するものである。
【0006】本発明は上記問題に鑑みたもので、移動局
において複数チャネルで多重送信する場合の電力制御を
適切に行える通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、複数チャネルのデータ
信号(S1〜SN)をチャネル毎にベースバンド処理する
ベースバンド処理手段(101〜10N)と、ベースバン
ド処理されたチャネル毎のデータの電力を制御する第1
電力制御手段(201〜20N)と、電力制御されたチャ
ネル毎のデータを加算する加算手段(30)と、加算さ
れたデータを直交変調する直交変調手段(40)と、直
交変調されたデータと搬送波信号とを混合するミキサ手
段(50)と、ミキサ手段(50)から出力された信号
の電力を制御する第2電力制御手段(60)と、チャネ
ル毎の電力制御信号(P1〜PN)に基づいて、ベースバ
ンド処理されたチャネル毎のデータの振幅電圧の和が一
定になるように、第1電力制御手段に第1制御信号を出
力するとともに、第2電力制御手段の出力が電力制御信
号と整合するように、第2電力制御手段に第2制御信号
を出力する制御信号生成手段(80)とを備え、第1、
第2電力制御手段は、制御信号生成手段から出力される
第1、第2制御信号に基づいてそれぞれの電力制御を行
うことを特徴としている。
【0008】このように第1電力制御手段による電力制
御にてベースバンド処理されたチャネル毎のデータの振
幅電圧の和を一定にしているため、直交変調手段に入力
される信号の振幅電圧が一定になり、直交変調手段を複
雑にすることなく簡単化することができる。また、第2
の電力手段による電力制御にて電力制御信号と整合した
電力にて送信を行うことができる。
【0009】上記した制御信号生成手段は、請求項2に
記載の発明のように、チャネル毎の電力制御信号に基づ
いて第1制御信号を生成する第1の生成手段(81、8
3、87)と、チャネル毎の電力制御信号とチャネル数
(N)に基づいて第2制御信号を生成する第2の生成手
段(82、84、88)とを有して構成することができ
る。
【0010】この場合、請求項3に記載の発明のよう
に、第1の生成手段を、チャネル毎の電力制御信号をア
ドレスとして第1制御信号を生成する第1のテーブル・
ルック・アップ回路(83)で構成し、第2の生成手段
を、チャネル毎の電力制御信号とチャネル数をアドレス
として第2制御信号を生成する第2のテーブル・ルック
・アップ回路(84)で構成すれば、演算器を用いて第
1、第2生成手段を構成した場合に比べ、それぞれの処
理を高速化しかつ簡易に行うことが可能になる。
【0011】また、請求項4に記載の発明のように、チ
ャネル毎の電力制御信号を加算する第1加算手段(8
5)を有し、第1の生成手段を、第1加算手段で加算さ
れた値と電力制御信号の個々をアドレスとして第1制御
信号を生成する第3のテーブル・ルック・アップ回路
(87)で構成し、第2の生成手段を、チャネル毎の電
力制御信号とチャネル数をアドレスとして第2制御信号
を生成する第4のテーブル・ルック・アップ回路(8
8)で構成するようにすることもできる。
【0012】また、上記した第1電力制御手段は、請求
項5に記載の発明のように、チャネル数と同数の乗算器
(211〜21N)で構成することができる。
【0013】また、上記した第2電力制御手段は、請求
項6に記載の発明のように、増幅係数に基づいてミキサ
手段から出力された信号を増幅する増幅手段(61)を
有して構成することができる。増幅係数は、請求項7に
記載の発明のように、第2制御信号に基づいて増幅係数
を生成する増幅係数生成手段(63)から得ることがで
き、この場合、請求項8に記載の発明のように、第2制
御信号をアドレスとして増幅係数を出力する第5のテー
ブル・ルック・アップ回路(631)を有して構成すれ
ば、増幅係数を容易に得ることができる。
【0014】また、上記した増幅係数は、請求項9に記
載の発明のように、第2の生成手段から直接得るように
することもできる。
【0015】また、増幅係数は、請求項10に記載の発
明のように、初期増幅係数に第2制御信号の変化に対す
る増幅係数の変化分を加えて得るようにすれば、初期値
に変化分を加減算することで増幅係数が得られるため、
テーブル・ルック・アップ回路で構成する場合よりも必
要に応じて小型化することができる。
【0016】また、請求項11に記載の発明のように、
チャネル数に応じたオフセット値を生成する第6のテー
ブル・ルック・アップ回路(632)を有し、このオフ
セット値により増幅係数が補正されて出力されるように
構成すれば、各チャネルを多重した場合の平均電力の低
下を低減することができる。
【0017】さらに、請求項12に記載の発明のよう
に、チャネルの拡散コードに応じたオフセット値を生成
する第7のテーブル・ルック・アップ回路(637)を
有する、および/または請求項13に記載の発明のよう
に、チャネルの伝送レートに応じたオフセット値を生成
する第8のテーブル・ルック・アップ回路(638)を
有して、増幅係数を補正するようにしても、各チャネル
を多重した場合の平均電力の低下の低減に効果を奏す
る。
【0018】また、請求項14に記載の発明のように、
チャネル毎の電力制御信号をチャネル毎の電力増減信号
(TPC1〜TPCN)によって増減させたチャネル毎の
電力制御信号(CLP1〜CLPN)を生成する制御回路
(90)を有し、この制御回路からの電力制御信号に基
づいて第1、第2制御信号を生成するようにすれば、移
動機が移動することで生じる“見かけ上の”電力変化に
リアルタイムに対応して、送信電力を所望の値に制御す
ることができる。
【0019】この場合、請求項15に記載の発明のよう
に、電力増減信号に基づいて電力制御が安定したことを
検出する検出手段(95)と、その検出時に増減量を微
調整する手段(92、96)とを有すれば、電力制御が
安定した後の電力を微少範囲内で目標電力に近づけるこ
とが可能になる。
【0020】また、請求項16に記載の発明では、複数
チャネルのデータ信号(S1〜SN)を、チャネル毎の電
力制御信号(P1〜PN、CLP1〜CLPN)によって、
電力制御して、RF帯の送信信号を出力する、CDMA
方式を用いた移動局側の通信装置であって、複数チャネ
ルのデータ信号(S1〜SN)に対し、ベースバンド処理
を行った後、加算処理を行い、その加算処理された信号
に対して直交変換を行う第1の手段(101〜10N、2
1〜20N、30、40)と、第1の手段から出力され
る信号に基づいて送信信号を生成する第2の手段(5
0、60、70)と、チャネル毎の電力制御信号に基づ
いて、直交変換を行う信号の振幅電圧を一定にするため
の第1制御信号を生成するとともに、送信信号の電力を
電力制御信号と整合させるための第2制御信号を生成す
る制御信号生成手段(80)とを備え、第1の手段は、
第1制御信号に基づいてチャネル毎のデータの電力を制
御する第1電力制御手段(201〜20N)を有し、第2
の手段は、第2制御信号に基づいて送信信号の電力を制
御する第2の電力制御手段(60)を有する、ことを特
徴としている。
【0021】この発明においても、請求項1に記載の発
明と同様の効果を得ることができる。
【0022】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態にか
かる通信装置、具体的には、CDMA方式を用いた通信
システムにおける移動局の送信部分の構成を示す。
【0024】この通信装置は、複数チャネルのデータ信
号S1〜SN(Nは自然数)と、各チャネルの送信電力を
規定する電力制御信号P1〜PN(各々最大送信電力を1
とする規格値)を入力とし、RF帯のデータ信号を出力
とする。データ信号S1〜SNは、移動局から電話、ファ
クシミリ、映像などの、複数チャネルで多重送信する場
合の送信データを示す。また、電力制御信号P1〜PN
は、基地局からの指令に応じてそれぞれのチャネルでの
電力を制御するための信号を示す。
【0025】通信装置は、チャネル毎の変調処理部10
1〜10Nと、第1電力制御部201〜20Nと、加算部3
0と、直交変調部40と、ミキサ部50と、第2電力制
御部60と、増幅部70と、電力制御係数決定部80と
を備えている。
【0026】各チャネルのデータ信号S1〜SNは、変調
処理部101〜10N、第1電力制御部201〜20Nで各
々処理された後、加算部30で1つの信号にまとめら
れ、直交変調部40、ミキサ部50、第2電力制御部6
0、増幅部70でそれぞれの処理が行われて、RF帯の
送信データとして出力される。
【0027】変調処理部101〜10Nでは、ベースバン
ド処理が行われる。例えば、拡散コードを用いた拡散処
理や畳込み等の誤り訂正符号の付加が行われる。直交変
調部40では、QAM(Quadrature Amplitude Modulati
on)等の変調方式に合わせて変調処理が行われる。ミキ
サ部50は、直交変調部40で直交変調された信号と、
キャリア周波数の搬送波信号とを混合する。増幅部70
は、アンテナから信号を放射するために最終増幅を行
う。
【0028】また、各チャネルの電力制御信号P1〜PN
とチャネル数Nは、電力制御係数決定部80に入力さ
れ、ここで各チャネルの「電圧の乗数」信号EK1〜E
N(第1制御信号)と「全チャネル電圧の乗数」信号
EA(第2制御信号)が生成される。「電圧の乗数」信
号EK1〜EKNは、第1電力制御部201〜20Nに入力
され、「全チャネル電圧の乗数」信号EAは、第2電力
制御部60に入力される。
【0029】上記した「電圧の乗数」信号EK1〜EKN
は、数式1により求められる。
【0030】
【数1】
【0031】「電圧の乗数」信号EK1〜EKNは、各チ
ャネルのデータ信号S1〜SNを変調処理した後の各チャ
ネルの振幅電圧の和、すなわち直交変調部40への出力
振幅電圧を一定にするために用いられる。以下、この点
について3チャネルのデータ信号S1、S2、S3を例に
とり、図2を参照して説明する。
【0032】図2において、3チャネルのデータ信号に
対して電力制御信号P1、P2、P3(最大電力を1とし
たとき、すなわち1に正規化したときの値で、図ではそ
れぞれ0.9、0.7、0.6で示されている)がそれ
ぞれ設定されている。電力制御係数決定部80は、電力
制御信号P1、P2、P3の比から、電圧の比に換算(電
力の比が0.9:0.7:0.6の場合、電圧の比は例
えば0.9:0.8:0.7となる)する。換算したそ
れぞれの電圧の和xは、2.4であるから、それぞれの
電圧の比の値EK1、EK2、EK3は、0.9/2.
4、0.8/2.4、0.7/2.4となる。
【0033】そして、第1電力制御部201〜20Nにお
いて、データ信号S1、S2、S3と「電圧の乗数」E
1、EK2、EK3をそれぞれ乗算し、その和を加算部
30で求めるようにすれば、その加算結果、すなわち直
交変調部40に入力される振幅電圧は一定になる。すな
わち、正規化される。
【0034】従って、上記した説明から理解されるよう
に、第1電力制御部201〜20Nの処理により、電力制
御信号P1〜PNで定義されるチャネル毎の電力比Pl
2…:PNを振幅電圧比とするように、各チャネルの振
幅電圧を変化させ、変調処理した後の各チャネルの振幅
電圧の和すなわち直交変調器への出力振幅電圧を一定に
する。
【0035】また、上記したように各チャネルの振幅電
圧を変化させたままにすると、送信電力が小さくなるた
め、各チャネルの電力を元に戻す必要がある。ここで、
1チャネルだけの送信電力に対し、Nチャネル同時に送
信を行うときの送信電力がN倍になるのであれば、電力
制御信号P1〜PNの和の分だけ送信電力を大きくすれば
よく、電力制御信号P1〜PNの和が、「全チャネル電圧
の乗数」信号EAとなる。
【0036】しかし、Nチャネル同時に送信を行うとき
の送信電力がN倍にならないときには、数式2から「全
チャネル電圧の乗数」信号EAが求められる。
【0037】
【数2】
【0038】ここで、α(N)は、チャネル数Nによって
異なる最大送信電力(1チャネルだけの時の送信電力を
1とした場合の値)を示す。例えば、図2の3チャネル
の場合に、α(3)=3.4とすると、「全チャネル電圧
の乗数」信号EAは、3.4×2.4/3となる。な
お、数式2において、Nチャネル同時に送信を行うとき
の送信電力がN倍になる場合には、α(N)=Nとなり、
電力制御信号P1〜PNの和となる。
【0039】第2電力制御部60は、ミキサ部50の出
力であるチャネル毎のデータ信号を、「全チャネル電圧
の乗数」信号EAにより増幅する。このことにより、電
力制御信号P1〜PN に応じた電力で各チャネルのデー
タが送信される。
【0040】上記した実施形態によれば、第1電力制御
部201〜20N、第2電力制御部60、および電力制御
係数決定部80を具備しているため、チャネル毎に独立
して2段階で電力制御を行うことができる。
【0041】また、直交変調前の入力である多重したデ
ータ信号の総振幅電圧が一定となるので、直交変調時の
入力は広範囲の振幅電圧をカバーしなくてもよく、小型
化、低コスト化ができる。
【0042】以下、図1に示す各部の具体的な構成につ
いて説明する。 (電力制御係数決定部80について) [電力制御係数決定部80の第1の具体例]図3に、電
力制御係数決定部80の第1の具体例を示す。この例で
は、電力制御係数決定部80は、第1演算回路81と第
2演算回路82とから構成されている。第1演算回路8
1は、電力制御信号P1〜PN から上記した数式1を用
いて「電圧の乗数」信号EK1〜EKN を求める。ま
た、第2演算回路82は、電力制御信号P1〜PN とチ
ャネル数Nから上記した数式2を用いて「全チャネル電
圧の乗数」信号EAを求める。なお、第1演算回路8
1、第2演算回路82は、加算器等の演算器を用いて構
成されている。
【0043】[電力制御係数決定部80の第2の具体
例]図4に、電力制御係数決定部80の第2の具体例を
示す。この例では、電力制御係数決定部80は、第1R
OM83と第2ROM84とから構成されるテーブル・
ルック・アップ回路となっている。
【0044】第1ROM83は、電力制御信号P1〜PN
をアドレスとし、各チャネルの「電圧の乗数」EK1
EKNをテーブル値として保持する。図5(a)に、第
1ROM83内の第1テーブルの構成を示す。また、第
2ROM84は、電力制御信号P1〜PNとチャネル数N
の連接をアドレスとし、「全チャネル電圧の乗数」EA
をテーブル値として保持する。図5(b)に、第2RO
M84内の第2テーブルの構成を示す。
【0045】電力制御信号P1〜PNにより第1テーブル
を参照して「電圧の乗数」EK1〜EKNが求められ、電
力制御信号P1〜PNとチャネル数Nにより第2テーブル
を参照して「全チャネル電圧の乗数」EAが求められ
る。このようにテーブル・ルック・アップ回路を用い、
アドレス指定のみでデータが抽出できるので、第1の具
体例に比べ、処理が高速で、かつ構成を簡単にすること
ができる。
【0046】[電力制御係数決定部80の第3の具体
例]図6に、電力制御係数決定部80の第3の具体例を
示す。この例では、電力制御係数決定部80は、第1加
算器85と、選択器86と、第3ROM87と、第4R
OM88とから構成されるテーブル・ルック・アップ回
路となっている。
【0047】第1加算器85は、電力制御信号P1〜PN
の総和APを計算して出力する。選択器86は、各チャ
ネルの電力制御信号Pi(iは1〜Nのうちの任意の数
を表す)を順次選択する。第3ROM87は、電力制御
信号P1〜PNの総和APと電力制御信号Piの連接をア
ドレスとし、各チャネルの「電圧の乗数」EK1〜EK N
をテーブル値として保持する。図7(a)に、第3RO
M87の内部データである第3テーブルを示す。第4R
OM88は、電力制御信号P1〜PNの総和APとチャネ
ル数Nの連接をアドレスとし、「全チャネル電圧の乗
数」EAをテーブル値として保持する。図7(b)に、
第4ROM88の内部データである第4テーブルを示
す。
【0048】この第3の具体例によれば、第2の具体例
に比べ、2つのテーブルを小型化できる。特に、第3R
OM87に関しては、図7(a)に示すように、全ての
チャネルの「電圧の乗数」EK1〜EKNを、1つの第3
テーブルを参照して簡単に得ることができるので、チャ
ネル数が多い程、小型化の効果が大きくなる。 (第1電力制御部201〜20Nについて)図8に、第1
電力制御部201〜20Nの具体的な構成を示す。第1電
力制御部201〜20Nは、チャネル数Nと同数の乗算器
211〜21Nから構成されている。チャネル毎の乗算器
21iは、データ信号Siと「電圧の乗数」EKiを入力
とし、各々を乗算した結果を出力する。 (第2電力制御部60について)図9に、第2電力制御
部60の具体的な構成を示す。第2電力制御部60は、
増幅器(オペアンプ)61と、DA(Digital-Analog)変
換器62と、増幅係数演算回路63とからなる回路が、
1セット設けられている。
【0049】増幅係数演算回路63は、「全チャネル電
圧の乗数」EAから増幅係数PKを演算する演算器であ
り、増幅部70からの出力電力と電力制御信号とが整合
するように実験的に求めた関数に従って演算する。この
増幅係数演算回路63から出力される増幅係数PKは、
DA変換器62でアナログ信号に変換され、増幅器61
の反転入力端子に入力される。増幅器61の非反転入力
端子には、ミキサ部50の出力であるデータ信号Sが入
力される。そして、増幅器61は、増幅係数PKの値に
応じた増幅率で、電力制御された信号データを出力す
る。
【0050】上記した増幅係数演算回路63としては、
以下に示す種々の変形例を採用することができる。
【0051】[増幅係数演算回路63の第1の変形例]
図10に、増幅係数演算回路63の第1の変形例を示
す。この例では、増幅係数演算回路63は、第5ROM
631から構成されるテーブル・ルック・アップ回路と
なっており、予め「全チャネル電圧の乗数」EAをポイ
ンタとした増幅係数PKをテーブルの要素として記憶し
ており、これを参照して増幅係数PKを決定する。図1
1に、第5ROM631内の第5テーブルの構成を示
す。
【0052】図9に示すもののように増幅係数演算回路
63を演算器で構成した場合には、実験的に求めた関数
が非線形等で容易に回路化できないと、回路規模が大き
くなってしまうが、この例に示すようなテーブル・ルッ
ク・アップ回路にすることで、容易に回路化することが
できる。また、回路規模の小型化も可能である。
【0053】この増幅係数演算回路63は、図12に示
すようには第2電力制御部60から独立して設けられて
いてもよい。また図6に示す電力制御係数決定部80に
おいて第4ROM88に図13に示すテーブルを設け、
「全チャネル電圧の乗数」EAの代わりに増幅係数PK
を直接求めるようにしてもよい。このように増幅係数P
Kを直接を求めるようにすれば、回路の小型化を図るこ
とができる。
【0054】[増幅係数演算回路63の第2の変形例]
図14に、増幅係数演算回路63の第2の変形例を示
す。この例では、図10に示す第5ROM631に加
え、第6ROM632および第3演算回路633が設け
られている。第6ROM632は、チャネル数が2チャ
ネル以上の場合のチャネル毎のオフセット値を第6テー
ブル(図15参照)として記憶している。
【0055】この例においては、「全チャネル電圧の乗
数」EAにより第5ROM631から抽出した値と、チ
ャネル数により第6ROM632から抽出したオフセッ
ト値とを、第3演算回路633で演算(例えば加算)す
ることで増幅係数PKを求めている。言い換えれば、
「全チャネル電圧の乗数」EAにより第5ROM631
から抽出した増幅係数を、上記したオフセット値により
補正して増幅係数PKが出力されるようになっている。
【0056】各チャネルを多重すると、相互に強調し合
う部位と打ち消し合う部位が発生する。特に、打ち消し
合う部位では、所望の振幅を維持することができず平均
電力が所望値を下回る。そこで、この例に示すように、
多重チャネルに応じてオフセットをつけることで、平均
電力を持ち上げ、所望の送信電力での転送を可能にする
ことができる。
【0057】[増幅係数演算回路63の第3の変形例]
図16に、増幅係数演算回路63の第3の変形例を示
す。この例では、第2の変形例における第6ROM63
2、第3演算回路633の代わりに、第1減算器63
4、第2乗算器635、および第2加算器636が設け
られている。また、この増幅係数演算回路63は、1チ
ャネルのみ送信する場合の、ある1つの「全チャネル電
圧の乗数」EA0における増幅係数を初期値PK0として
保持している。
【0058】第1減算器634は、ある1つの「全チャ
ネル電圧の乗数」EA0と現状(現在)の「全チャネル
電圧の乗数」EAとを入力とし、減算してEAの変化分
ΔEAを計算して出力する。第2乗算器635は、「全
チャネル電圧の乗数」EAが最小制御幅変動した場合の
変化量をΔPとして、ΔEAとΔPを乗算して出力す
る。そして、第2加算器636は、チャネル数により第
6テーブルから抽出したオフセット値と、増幅係数の初
期値PK0と、第2乗算器の出力信号(ΔEA×ΔP)
を加算して増幅係数PKを出力する。
【0059】すなわち、この例においては、初期増幅係
数PK0に、EAの変化の変化に対する増幅係数の変化
分(ΔEA×ΔP)を加えて増幅係数を生成し、この増
幅係数を、第6テーブルから抽出したオフセット値によ
り補正して、増幅係数PKを出力するように構成されて
いる。
【0060】求めるべき事象が線形近似できる場合は、
この例のように、初期値を与え、変化分を求めて初期値
に加減算することで所望値を求める方が、テーブル・ル
ック・アップ回路で構成する場合よりも小型化すること
ができる。
【0061】[増幅係数演算回路63の第4の変形例]
図17に、増幅係数演算回路63の第4の変形例を示
す。この例では、第2の変形例における第5ROM63
1および第6ROM632に加え、第7ROM637お
よび第8ROM638が設けられており、チャネル数、
チャネルの拡散コードの組み合わせ、およびチャネルの
伝送レートの組み合わせの違いにより増幅係数PKを変
化させるようにしている。
【0062】第7ROM637は、チャネルの拡散コー
ドの組み合わせ毎のオフセット値を第7テーブル(図1
8(a)参照)として記憶している。また、第8ROM
638は、チャネルの伝送レートの組み合わせ毎のオフ
セット値を第8テーブル(図18(b))として記憶し
ている。
【0063】この例においては、「全チャネル電圧の乗
数」EAにより第5ROM631から抽出した値と、チ
ャネル数により第6ROM632から抽出したオフセッ
ト値と、拡散コードの組み合わせにより第7ROM63
7から抽出した値と、伝送レートの組み合わせにより第
8ROM638から抽出した値とを、第4演算回路63
9で演算(例えば加算)することで増幅係数PKを求め
る。伝送レート、チャネル数、拡散コードは送信電力に
影響を及ぼすため、これらの補正を加えることで、より
精度良く送信電力を制御することができる。
【0064】なお、この例においては、チャネルの拡散
コードのオフセット値とチャネルの伝送レートの両方を
用いるものを示したが、そのいずれか一方のみでもよ
く、また第5ROM631の代わりに、図16で示した
第1減算器634、第2乗算器635、および初期値P
0を用いた構成を採用してもよい。 (通信装置の他の実施形態)図19に、本発明の他の実
施形態にかかる通信装置のブロック構成を示す。この実
施形態にかかる通信装置は、図1に示す実施形態に対
し、電力制御信号P1〜PNが外部からのチャネル毎の電
力増減信号TPC1〜TPCNにより制御されるようにな
っている点が異なる。このため、この実施形態において
は、クローズド・ループ制御回路90が設けられてい
る。このクローズド・ループ制御回路90は、電力増減
信号TPC1〜TPCNと電力制御信号P1〜PNから、ク
ローズド・ループ制御後のチャネル毎の電力制御信号C
LP1〜CLPNを求める。
【0065】図20に、クローズド・ループ制御回路9
0の具体的な構成を示す。クローズド・ループ制御回路
90は、第1選択器91と、第3加算器92と、第4加
算器93と、遅延器94と、パターン検出器95と、第
2選択器96とからなる回路が、チャネル毎にNセット
設けられた構成になっている。
【0066】第1選択器91は、電力増減信号TPCi
がupの場合は所定量D、downの場合は所定量Dの
負数を選択して、電力変化量DPiを出力する。この電
力変化量DPiは、第3加算器92で後述する補正量と
加算され、さらに第4加算器93で電力制御信号Pi
加算されて、電力制御信号CLPiとして出力される。
なお、電力変化量DPiは、電力制御信号Piと同様に各
々最大送信電力を1とする規格値である。
【0067】ここで、この実施形態においては、上記し
た所定量Dよりも小さい微小変化量E(D>E)によ
り、電力変化量DPiを補正するようにしている。これ
は、電力制御が安定した場合、すなわち電力増減信号T
PCiが各々up−down、down−upの順列で
変化した場合、微小変化量Eを考慮しないと、図21
(a)に示すように、送信電力が目標電力に達しても±
Dの誤差を持ち、チャネル数、拡散コード等の差異によ
り生じる誤差を解消することはできないからである。そ
こで、チャネル毎の電力増減信号TPCiが各々up−
down、down−upの順列で検知された場合は、
D−Eを各チャネルの電力変化量DPiとする。このこ
とにより、図21(b)に示すように、電力制御が安定
した後、電力変化量DPiがD−Eと小さくなるため、
±Eの誤差まで目標電力に近づけることが可能となる。
【0068】このため、図20に示すクローズド・ルー
プ制御回路90においては、電力増減信号TPCiと、
遅延器94で遅延させた先の電力増減信号TPCiとか
ら、パターン検出器95において、電力増減信号TPC
iが各々up−down、down−upの順列で変化
したか否かを検出する。その変化が検出されない場合
は、第2選択器96で補正なしを選択する。また、変化
が検出された場合は、そのときの電力増減信号TPCi
がupで第1選択器91で所定量Dが選択されるとき
は、第2選択器96で−Eが選択され、電力増減信号T
PCiがdownで第1選択器91で所定量−Dが選択
されるときは、第2選択器96でEが選択される。この
第2選択器96の出力と電力変化量DPiを第3選択器
で加算することにより、電力制御が安定していないとき
は、電力変化量DPiが出力され、電力制御が安定して
いるときには、±(D−E)が出力される。その結果、
図21(b)に示すように、±Eの誤差まで目標電力に
近づけることが可能となる。
【0069】上記したように、この実施形態によれば、
チャネル毎に電力制御信号Piに電力変化量DPiを加算
して、チャネル毎の電力制御信号CLPiを求め、さら
に最終的な総電力を、Eを最小単位とする精度で制御す
ることができる。このようにすれば、移動機が移動する
ことで生じる“見かけ上の”電力変化にリアルタイムに
対応して、外部からの電力増減信号TPC1〜TPCN
より、所望の電力へ自動的にかつ精度良く移行させるこ
とができる。 (通信装置のさらに他の実施形態)図1、図19に示す
電力制御係数決定部80において、Nチャネルでかつ全
てのチャネルの伝送レートが同一場合には、各チャネル
の「電圧の乗数」を1/Nとする。
【0070】このようにすることで、1つのデータを複
数回線に分けて伝送する場合のように、同一種類かつ同
一伝送レートで多重送信する時の回路構成をより簡易化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる通信装置のブロッ
ク構成を示す図である。
【図2】3チャネルのデータ信号S1、S2、S3に対し
て「電圧の乗数」信号EK1、EK2、EK3を求める場
合の作動説明に供する説明図である。
【図3】電力制御係数決定部80の第1の具体例を示す
図である。
【図4】電力制御係数決定部80の第2の具体例を示す
図である。
【図5】図4中の第1ROM83、第2ROM84にお
ける第1、第2テーブルの構成を示す図である。
【図6】電力制御係数決定部80の第3の具体例を示す
図である。
【図7】図6中の第3ROM87、第4ROM88にお
ける第3、第4テーブルの構成を示す図である。
【図8】第1電力制御部201〜20Nの具体的な構成を
示す図である。
【図9】第2電力制御部60の具体的な構成を示す図で
ある。
【図10】図9中の増幅係数演算回路63の第1の変形
例を示す図である。
【図11】図9中の第5ROM631内の第5テーブル
の構成を示す図である。
【図12】増幅係数演算回路63を第2電力制御部60
から独立して設けた例を示す図である。
【図13】図6に示す電力制御係数決定部80中の第4
ROM88により、増幅係数PKを直接求めるようにし
た場合の第4ROM88内のテーブルの構成を示す図で
ある。
【図14】図9中の増幅係数演算回路63の第2の変形
例を示す図である。
【図15】図14中の第6ROM632内の第5テーブ
ルの構成を示す図である。
【図16】図9中の増幅係数演算回路63の第3の変形
例を示す図である。
【図17】図9中の増幅係数演算回路63の第4の変形
例を示す図である。
【図18】図6中の第7ROM637、第8ROM63
8における第7、第8テーブルの構成を示す図である。
【図19】本発明の他の実施形態にかかる通信装置のブ
ロック構成を示す図である。
【図20】図19中のクローズド・ループ制御回路90
の具体的な構成を示す図である。
【図21】送信電力が安定した場合における送信電力の
変化パターンを示す図である。
【符号の説明】
101〜10N…変調処理部、201〜20N…第1電力制
御部、30…加算部、40…直交変調部、50…ミキサ
部、60…第2電力制御部、70…増幅部、80…電力
制御係数決定部、90…クローズド・ループ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 5K060 CC04 CC11 DD04 FF06 HH01 HH06 HH16 KK03 LL01 5K067 AA03 AA23 AA41 CC10 GG08 HH22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのデータ信号(S1〜SN
    をチャネル毎にベースバンド処理するベースバンド処理
    手段(101〜10N)と、 前記ベースバンド処理されたチャネル毎のデータの電力
    を制御する第1電力制御手段(201〜20N)と、 前記電力制御されたチャネル毎のデータを加算する加算
    手段(30)と、 前記加算されたデータを直交変調する直交変調手段(4
    0)と、 前記直交変調されたデータと搬送波信号とを混合するミ
    キサ手段(50)と、 前記ミキサ手段(50)から出力された信号の電力を制
    御する第2電力制御手段(60)と、 チャネル毎の電力制御信号(P1〜PN)に基づいて、前
    記ベースバンド処理されたチャネル毎のデータの振幅電
    圧の和が一定になるように、前記第1電力制御手段に第
    1制御信号を出力するとともに、前記第2電力制御手段
    の出力が前記電力制御信号と整合するように、前記第2
    電力制御手段に第2制御信号を出力する制御信号生成手
    段(80)とを備え、 前記第1、第2電力制御手段は、前記制御信号生成手段
    から出力される第1、第2制御信号に基づいてそれぞれ
    の電力制御を行うことを特徴とするCDMA方式を用い
    た移動局側の通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号生成手段は、前記チャネル
    毎の電力制御信号に基づいて前記第1制御信号を生成す
    る第1の生成手段(81、83、87)と、前記チャネ
    ル毎の電力制御信号とチャネル数(N)に基づいて前記
    第2制御信号を生成する第2の生成手段(82、84、
    88)とを有することを特徴とする請求項1に記載の通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の生成手段は、前記チャネル毎
    の電力制御信号をアドレスとして前記第1制御信号を生
    成する第1のテーブル・ルック・アップ回路(83)で
    構成され、前記第2の生成手段は、前記チャネル毎の電
    力制御信号と前記チャネル数をアドレスとして前記第2
    制御信号を生成する第2のテーブル・ルック・アップ回
    路(84)で構成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号生成手段は、前記チャネル
    毎の電力制御信号を加算する第1加算手段(85)を有
    し、前記第1の生成手段は、前記第1加算手段で加算さ
    れた値と前記電力制御信号の個々をアドレスとして前記
    第1制御信号を生成する第3のテーブル・ルック・アッ
    プ回路(87)で構成され、前記第2の生成手段は、前
    記チャネル毎の電力制御信号と前記チャネル数をアドレ
    スとして前記第2制御信号を生成する第4のテーブル・
    ルック・アップ回路(88)で構成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1電力制御手段は、前記チャネル
    数と同数の乗算器(211〜21N)で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記第2電力制御手段は、増幅係数に基
    づいて前記ミキサ手段から出力された信号を増幅する増
    幅手段(61)を有することを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1つに記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第2制御信号に基づいて増幅係数を
    生成する増幅係数生成手段(63)を有することを特徴
    とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記増幅係数生成手段は、前記第2制御
    信号をアドレスとして増幅係数を出力する第5のテーブ
    ル・ルック・アップ回路(631)を有していることを
    特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の生成手段は、前記チャネル毎
    の電力制御信号と前記チャネル数に基づき前記第2制御
    信号として前記増幅係数を出力するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記増幅係数生成手段は、初期増幅係
    数に前記第2制御信号の変化に対する増幅係数の変化分
    を加えて前記増幅係数を生成する手段(634、63
    5)を有することを特徴とする請求項7に記載の通信装
    置。
  11. 【請求項11】 前記増幅係数生成手段は、前記チャネ
    ル数に応じたオフセット値を生成する第6のテーブル・
    ルック・アップ回路(632)を有し、このオフセット
    値により前記増幅係数が補正されて出力されるように構
    成されていることを特徴とする請求項8または10に記
    載の通信装置。
  12. 【請求項12】 前記増幅係数生成手段は、前記チャネ
    ルの拡散コードに応じたオフセット値を生成する第7の
    テーブル・ルック・アップ回路(637)を有し、この
    オフセット値により前記増幅係数が補正されて出力され
    るように構成されていることを特徴とする請求項8、1
    0、11のいずれか1つに記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 前記増幅係数生成手段は、前記チャネ
    ルの伝送レートに応じたオフセット値を生成する第8の
    テーブル・ルック・アップ回路(638)を有し、この
    オフセット値により前記増幅係数が補正されて出力され
    るように構成されていることを特徴とする請求項8、1
    0、11のいずれか1つに記載の通信装置。
  14. 【請求項14】 前記チャネル毎の電力制御信号をチャ
    ネル毎の電力増減信号(TPC1〜TPCN)によって増
    減させたチャネル毎の電力制御信号(CLP 1〜CL
    N)を生成する制御回路(90)を有し、前記制御信
    号生成手段(80)は、前記制御回路からの前記電力制
    御信号に基づいて前記第1、第2制御信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記
    載の通信装置。
  15. 【請求項15】 前記制御回路は、前記電力増減信号に
    基づいて電力制御が安定したことを検出する検出手段
    (95)と、その検出時に前記増減量を微調整する手段
    (92、96)とを有することを特徴とする請求項14
    に記載の通信装置。
  16. 【請求項16】 複数チャネルのデータ信号(S1
    N)を、チャネル毎の電力制御信号(P1〜PN、CL
    1〜CLPN)によって、電力制御して、RF帯の送信
    信号を出力する、CDMA方式を用いた移動局側の通信
    装置であって、 前記複数チャネルのデータ信号(S1〜SN)に対し、ベ
    ースバンド処理を行った後、加算処理を行い、その加算
    処理された信号に対して直交変換を行う第1の手段(1
    1〜10N、201〜20N、30、40)と、 前記第1の手段から出力される信号に基づいて前記送信
    信号を生成する第2の手段(50、60、70)と、 前記チャネル毎の電力制御信号に基づいて、前記直交変
    換を行う信号の振幅電圧を一定にするための第1制御信
    号を生成するとともに、前記送信信号の電力を前記電力
    制御信号と整合させるための第2制御信号を生成する制
    御信号生成手段(80)とを備え、 前記第1の手段は、前記第1制御信号に基づいて前記チ
    ャネル毎のデータの電力を制御する第1電力制御手段
    (201〜20N)を有し、 前記第2の手段は、前記第2制御信号に基づいて前記送
    信信号の電力を制御する第2の電力制御手段(60)を
    有する、ことを特徴とするCDMA方式を用いた移動局
    側の通信装置。
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