JP2001134642A - 社会的反応特性を利用したエージェントシステム - Google Patents

社会的反応特性を利用したエージェントシステム

Info

Publication number
JP2001134642A
JP2001134642A JP31176499A JP31176499A JP2001134642A JP 2001134642 A JP2001134642 A JP 2001134642A JP 31176499 A JP31176499 A JP 31176499A JP 31176499 A JP31176499 A JP 31176499A JP 2001134642 A JP2001134642 A JP 2001134642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
user
agent system
personal information
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31176499A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Katagiri
恭弘 片桐
Isataka Takeuchi
勇剛 竹内
Toru Takahashi
徹 高橋
Yasuyuki Sumi
康之 角
Kenji Mase
健二 間瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATR Media Integration and Communication Research Laboratories
Original Assignee
ATR Media Integration and Communication Research Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATR Media Integration and Communication Research Laboratories filed Critical ATR Media Integration and Communication Research Laboratories
Priority to JP31176499A priority Critical patent/JP2001134642A/ja
Publication of JP2001134642A publication Critical patent/JP2001134642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガイドエージェントシステム(以下、単に
「システム」という。)10はCPU14を含み、CP
U14はROM28に記憶されたプログラムなどに従っ
てエージェントを制御して、ユーザをガイドする。たと
えば、システム10がミュージアムに設置された場合に
は、ユーザがキーボード40を操作して性別などのユー
ザの個人情報およびシステムの利用頻度(利用回数)を
入力すると、これに応じてCPU14はエージェントの
性別,動作および言葉使いを決定する。つまり、ユーザ
に応じてエージェントの制御を変えることができる。し
たがって、ミュージアムをガイドする回数が増えるにつ
れて、エージェントの動作や言葉使いを変えることがで
きる。 【効果】 より人間らしく振る舞うガイドシステムを得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は社会的反応特性を利用
したエージェントシステムに関し、特にたとえばエージ
ェントをディスプレイに表示し、そのエージェントが発
する言葉をディスプレイまたはスピーカから出力する、
社会的反応特性を利用したエージェントシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエージェントシステム
は、ミュージアムにおける情報案内システムに適用さ
れ、たとえばシステムに設けられたボタン等の操作に応
答して、展示物に関する情報がディスプレイおよびスピ
ーカの少なくとも一方から出力される。つまり、ユーザ
は文字および音声の少なくとも一方によって、展示物に
関する情報を入手していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、固定的に決められた情報(ガイド)がディスプレ
イまたはスピーカから出力されるため、たとえユーザが
システムに対して人間に対して振る舞うように操作等を
しても、システムと人間(ユーザ)との間の社会的距離
が縮まることはなかった。言い換えると、従来のガイド
システムでは、単に機械的にガイドするだけで、ユーザ
の個性を反映したガイドを行うことができなかった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、ユ
ーザの個性に応じたガイドができる、社会的反応特性を
利用したエージェントシステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、エージェン
トをディスプレイに表示し、エージェントが発する言葉
をディスプレイまたはスピーカから出力する社会的反特
性を利用したエージェントシステムであって、ユーザの
個人情報を取得する取得手段、システムの利用頻度を検
出する検出手段、および個人情報および利用頻度の少な
くとも一方に応じて前記エージェントの属性を決定する
決定手段を備えることを特徴とする、社会的反応特性を
利用したエージェントシステムである。
【0006】
【作用】この社会的反応特性を利用したエージェントシ
ステムでは、女性または男性のエージェントがディスプ
レイに表示され、エージェントが発する言葉がディスプ
レイまたはスピーカから出力される。ユーザがキーボー
ドなどの接触入力装置を用いて個人情報を入力すると、
取得手段がその個人情報を取得する。また、検出手段が
ユーザがシステムを利用する利用 頻度を検出する。決
定手段は、個人情報および利用頻度の少なくとも一方に
応じてエージェントの属性を決定する。つまり、ユーザ
に応じてエージェントの属性を変えることができる。
【0007】たとえば、個人情報がユーザの性別および
性格の少なくとも一方を含む場合、性格に応じてエージ
ェントの性別を決定することができ、また性格に応じて
エージェントの動作や言葉使いを決定することができ
る。
【0008】また、利用頻度がシステムの利用回数や利
用時間を含む場合、利用回数が増えまたは利用時間が長
くなるにつれてエージェントの言葉使いを変え、比較的
荒い言葉使いで親密な程度を表現することができる。つ
まり、人間関係が深まるように、システムと人間との距
離を縮めることができる。
【0009】さらに、属性がエージェントの性別を含む
場合、上述のようにユーザの性別に応じてエージェント
の性別を決定することができる。たとえば、ユーザが男
性であれば、エージェントは女性とする。
【0010】さらにまた、属性がエージェントの動作や
言葉使いを含む場合、ユーザの性格に応じてエージェン
トの動作を決定し、また上述のようにシステムの利用頻
度に応じて言葉使いを変えることができる。
【0011】たとえば、速く大きな動作やゆっくり小さ
な動作などのような動作に対する少なくとも2種類以上
のキャラクタデータファイルを記憶しておけば、ユーザ
の性格に応じて動作を決定することができる。
【0012】このような社会的反応特性を利用したエー
ジェントシステムは、エージェントがたとえば展示物等
の案内をするようなガイドエージェントシステムに用い
ることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、ユーザの個人情報や
システムの利用頻度に応じてエージェントの動作および
言葉使いなどの属性を変えることができるので、より人
間らしく振る舞うエージェントシステムが得られる。
【0014】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1を参照して、この実施例のガイドエージ
ェントシステム(以下、単に「システム」という。)1
0は、コンピュータ12を含む。コンピュータ12はC
PU14を含み、CPU14はバス16を介してコンピ
ュータ12に含まれる画像認識回路18,音声合成回路
20,画像生成回路22,音声認識回路24,RAM2
6,ROM28およびメモリ30に接続される。また、
システム10は、マイク32,モニタ34,スピーカ3
6、カラーカメラ(カメラ)38およびキーボード40
を含む。マイク32は、図示しないインターフェイス
(I/F)を介して音声認識回路24に接続される。ま
た、モニタ34は、I/F(図示せず)を介して画像生
成回路22に接続される。さらに、スピーカ36は、I
/F(図示せず)を介して音声合成回路20に接続され
る。さらにまた、カメラ38は、I/F(図示せず)を
介して画像認識回路18に接続される。また、キーボー
ド40は、I/F(図示せず)を介してCPU14に接
続される。
【0016】画像認識回路18は、カメラ38で撮影さ
れた人物(ユーザ)の顔を撮影し、撮影した映像に基づ
いて顔画像を生成する。また、生成した顔画像をRAM
26から読み出された顔画像と比較し、ユーザの性別を
認識する。そして、認識した結果をCPU14に出力す
る。
【0017】音声合成回路20は、CPU14の指示に
従ってRAM26から読み出された音声合成データに基
づいて、ガイドする女性または男性のエージェントが発
する言葉をスピーカ36から出力する。したがって、女
性または男性のエージェントが発する言葉がシステム1
0の周辺に発声される。
【0018】画像生成回路22は、CPU14の指示に
従ってRAM26から読み出された女性または男性のエ
ージェントのキャラクタデータをコンピュータグラフィ
ックス(CG)の手法によりモニタ34に表示するため
のデータに変換して、出力する。また、画像生成回路2
2はCPU14の指示に従ってRAM26から与えられ
るエージェントが発する言葉を文字で表示するためのデ
ータ(ガイドデータ)をキャラクタデータ(画像デー
タ)に上書きし、モニタ34に出力する。したがって、
モニタ34には、女性および男性のエージェントのCG
キャラクタが表示されるとともに、エージェントが発す
る言葉(所定のメッセージ)に対応する文字が表示され
る。
【0019】音声認識回路24は、マイク32を介して
入力されるユーザの音声を認識し、認識した言葉をRA
M26に保持された音声認識用のデータ(音声認識用デ
ータ)を参照して、ユーザの性別を認識し、認識した結
果をCPU14に知らせる。具体的には、音声認識回路
24は、本件出願人によって先に出願された特願平11
−202514号「仮想変身装置」に詳細に示されるピ
ッチ周波数に基づいて性別を認識する。また、音声認識
回路24は、音声認識用データを参照して、入力された
言葉を例えばDPマッチング法により認識する。なお、
HMM(HiddenMarkov model: 隠れマルコフモデル)に
よる方法を用いて、入力された言葉を認識するようにし
てもよい。さらに、音声認識回路24は、所定のタイミ
ングで音声認識を実行し、女性または男性のエージェン
トが質問等の所定のメッセージを発してから所定時間
(たとえば10秒間)マイク32を介して入力される音
声を録音し、これを認識している。
【0020】ROM28はメモリエリア28a,28
b,28c,28dおよび28eを含み、メモリエリア
28aにはガイドのためのプログラムが記憶されてい
る。また、メモリエリア28bには、女性のエージェン
トに対応する画像ファイルおよび音声合成ファイル、お
よび男性のエージェントに対応する画像ファイルおよび
音声合成ファイルが記憶される。
【0021】ここで、画像ファイルは、エージェントの
動きに応じて2種類のキャラクタデータファイルを含
む。つまり、エージェントの動きを速く大きく表示する
ためのキャラクタデータファイルおよびエージェントの
動きをゆっくり小さく表示するためのキャラクタデータ
ファイルを含む。キャラクタデータファイルには、それ
ぞの動きに対応してエージェントのCGキャラクタをモ
ニタ34に表示するためのキャラクタデータが含まれ
る。音声合成ファイルもまた、2種類の音声合成データ
ファイルを含む。この実施例では、「です、ます」など
の丁寧な表現の言葉でガイドするための音声合成データ
ファイルおよび「だ、ぞ」などの親しげな表現の言葉で
ガイドするための音声合成データファイルが含まれる。
音声合成データファイルにはそれぞれの言葉使いに応じ
た複数の言葉に対応する音声合成データが含まれる。
【0022】また、メモリエリア28cには、2種類の
ガイドデータファイルが記憶される。つまり、上述した
丁寧な表現の言葉および親しげな表現の言葉に対応する
ガイドデータファイルを含む。ガイドデータファイルに
は、エージェントが発する所定のメッセージに使用する
ための複数のガイドデータが含まれる。さらに、メモリ
エリア28dには、上述した音声認識用データが記憶さ
れる。音声認識用データは、女性または男性のエージェ
ントが発する質問等に対してユーザが入力する言葉に対
応するデータであり、複数の老若男女が発した複数の言
葉に対するデータが予め記憶されたものである。さらに
また、メモリエリア28eには、複数の人物の顔画像に
対応する複数の顔画像データが記憶され、カメラ38で
撮影した顔画像に基づいて性別を判断する場合に使用さ
れる。
【0023】なお、この実施例では、コンピュータ12
の内部に設けられたROM28に種々のデータを記憶す
るようにしているが、CD−ROMやDVD−ROMな
どの外部記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
【0024】たとえば、システム10はミュージアムに
おける情報案内システムに適用できる。ユーザがキーボ
ード40に設けられたリターンキー(図示せず)を操作
すると、ROM28のメモリエリア28aに記憶された
ガイドのプログラムに従ってガイドが開始される。する
と、モニタ34に初期画面が表示される。この初期画面
では、性別などのユーザの個人情報やシステム10の利
用頻度を入力するための項目がモニタ34に表示され
る。さらに、女性または男性のエージェントの声で“入
力して下さい。”などのメッセージをスピーカ36を介
して出力するようにしてもよい。
【0025】したがって、ユーザはキーボード40を操
作して、性別,氏名,住所および電話番号などの個人情
報およびシステム10の利用頻度(利用回数)を入力す
ることができる。また、個人情報にはユーザの性格も含
まれ、ユーザの性格はたとえば性格判断テストで判断さ
れる。なお、この実施例では、簡単に説明するため、性
格判断テストでは、内向的または外向的のいずれかを判
断している。
【0026】すべての個人情報が入力されると、個人情
報はCPU14の指示に従ってRAM26のワーキング
エリア26aに一旦格納される。つまり、個人情報が取
得される。CPU14は、ワーキングエリア26a内の
個人情報を参照して、エージェントの性別,動作および
言葉使いを決定してから、個人情報をメモリ30に記憶
する。なお、この実施例では、キーボード40を用いて
接触入力するようにしているが、タッチパネルを用いる
ようにしてもよい。また、マイク32を介して音声で個
人情報および使用頻度を入力するようにしてもよい。さ
らに、性別のみの情報を取得する場合には、カメラ38
で撮影された顔画像から判断するようにしてもよい。さ
らにまた、一度システム10を利用して、個人情報を入
力したユーザであれば、たとえば氏名と電話番号のみを
入力するようにし、入力した氏名と電話番号とに基づい
てメモリ30から個人情報を検索して読み出し、RAM
26のワーキングエリア26aに書き込むようにしても
よい。したがって、一度性格判断テストをしたユーザに
対しては、性格判断テストは省略される。
【0027】具体的には、CPU14は図2に示すフロ
ー図に従って処理し、エージェントの性別、動作および
言葉使いを決定する。つまり、個人情報を取得するとC
PU14は処理を開始し、ステップS1でユーザが男性
かどうかを判断する。ステップS1で“YES”であれ
ば、つまりユーザが男性であれば、ステップS3でガイ
ドするエージェントを女性に決定して、ステップS7に
進む。一方、ステップS1で“NO”であれば、つまり
ユーザが女性であれば、ステップS5でガイドするエー
ジェントを男性に決定し、ステップS7に進む。
【0028】ステップS7では、ユーザの性格が外向的
かどうかを判断する。ステップS7で“YES”であれ
ば、つまり性格が外向的であれば、ステップS9でエー
ジェントの表現を「強い」に決定する。具体的には、C
PU14は音声合成回路20を制御して、エージェント
が発する言葉(ガイド)の音量を大きくするとともに、
高い声にする。続くステップS11では、ステップS3
またはS5で決定した女性または男性のエージェントが
速く大きな動作をするキャラクタデータファイルをRO
M28のメモリエリア28bに記憶された画像ファイル
から読み出し、RAM26のワーキングエリア26bに
書き込む。
【0029】一方、ステップS7で“NO”であれば、
つまり性格が内向的であれば、ステップS13でエージ
ェントの表現を「弱い」に決定する。具体的には、CP
U14は音声合成回路20を制御して、エージェントが
発するガイドの音量を小さくするとともに、低い声にす
る。続くステップS15では、女性または男性のエージ
ェントがゆっくり小さな動作をするキャラクタデータフ
ァイルをメモリエリア28bに記憶された画像ファイル
から読み出し、ワーキングエリア26bに書き込む。
【0030】続いて、ステップS17では、システム1
0の利用回数が3回以上であるかどうかを判断する。つ
まり、使用頻度が判断される。ステップS17で“YE
S”であれば、つまりシステム10の使用頻度が高けれ
ば、ステップS19でROM28のメモリエリア28b
に記憶された女性または男性のエージェントの音声合成
ファイルから親しげな表現の言葉に対応する音声合成デ
ータファイルを読み出し、RAM26のワーキングエリ
ア26cに書き込む。
【0031】一方、ステップS17で“NO”であれ
ば、つまりシステム10の使用頻度が低ければ、ステッ
プS21でメモリエリア28bに記憶された女性または
男性のエージェントの音声合成ファイルから丁寧な表現
の言葉に対応する音声合成データファイルを読み出し、
ワーキングエリア26cに書き込む。
【0032】続いて、ステップS23では、ステップS
19またはS23で決定された親しげな表現または丁寧
な表現で所定のメッセージをモニタ34に表示するため
の、ガイドデータファイルをROM28のメモリエリア
28cから読み出し、RAM26のワーキングエリア2
6dに書き込む。続いて、ステップS25でワーキング
エリア26aの個人情報をメモリ30に書き込み、処理
を終了する。
【0033】したがって、システム10は、決定された
性別等でエージェントおよびガイドをモニタ34に表示
するとともに、そのエージェントが発するガイドをスピ
ーカ36から出力する。
【0034】たとえば、ユーザが内向的な男性であり、
初めてシステム10を利用する場合には、エージェント
は女性に決定され、エージェントの動きはゆっくりと小
さく表示される。また、女性のエージェントは丁寧な表
現でガイドする。したがって、“3番の展示を見に行っ
て下さい。”や“次は5番の展示に行きましょうよ。”
などの言葉でユーザをガイドする。このとき、女性のエ
ージェントが発する言葉の音量は小さくされ、声は低く
される。
【0035】また、ユーザが外向的な女性であり、何度
もシステム10を利用している場合には、男性のエージ
ェントに決定され、エージェントの動きは速く大きく表
示される。また、男性のエージェントは親しげな表現で
ガイドする。したがって、“3番の展示を見に行ってく
れる?”や“次は5番の展示に行こう。”などの言葉で
ユーザをガイドする。このとき、男性のエージェントが
発する言葉の音量は大きくされ、声は高くされる。
【0036】なお、この実施例では、ミュージアムの1
箇所でガイドを受けられるようにしているが、要所毎に
ガイドを受けられるようにしてもよい。この場合には、
コンピュータ12に接続されるマイク32などの入力装
置およびモニタ34などの出力装置をミュージアムの要
所毎に設置して、ユーザが要所毎に入力装置を操作し、
エージェントから情報を入手すればよい。また、この場
合には、初期画面でシステム10の使用頻度を入力する
のではなく、ユーザが要所に設置されているシステム1
0の利用回数をカウントするようにして使用頻度を検出
するようにしてもよい。なお、この場合には、たとえば
ユーザが予め割り当てられた番号をキーボード40を用
いて入力することによって、ユーザを識別するための情
報がシステム10で取得される。
【0037】この実施例によれば、ユーザの個人情報お
よびシステムの利用頻度に応じて決定したエージェント
の性別、動作および言葉使いでガイドするので、より人
間らしく振る舞うガイドシステムを得ることができる。
したがって、人間とシステムとの社会的距離を縮めるこ
とができる。言い換えると、親密度を高めることができ
る。
【0038】なお、この実施例では、利用頻度はシステ
ムを利用した回数で判断するようにしているが、システ
ムを利用している時間の長さで判断するようにしてもよ
い。この場合には、初めてミュージアムに来たユーザで
あっても、長時間システムを利用することにより、人間
同士の社会的距離が縮まるように、システムとユーザと
の間の親密度が高まると考えられる。したがって、ミュ
ージアムに入ったときには、エージェントは丁寧な表現
でガイドするが、ユーザがミュージアムを出る頃には、
親しげな表現でガイドするようにしてもよい。
【0039】また、この実施例では、性別、氏名、住所
およ電話番号などの個人情報を入力するようにしたが、
さらに年齢を入力するようにしてもよい。つまり、年齢
をパラメータとして、年齢層に応じたエージェントを表
示するようにしてもよい。たとえば、ユーザが年配の男
性であれば、若い女性のエージェントをモニタ34に表
示するようなことが考えられる。
【0040】さらに、個人情報に趣味,好きな画家また
は好きなジャンルなどの情報を加えることにより、ユー
ザに適合したガイドをすることができる。たとえば、日
本画が好きなユーザに対しては、日本画を順序よく見れ
るようにミュージアムをガイドすることができる。
【0041】さらにまた、エージェントの動作や言葉使
いに対して2種類のキャラクタデータファイル、2種類
の音声合成データファイルおよび2種類のガイドデータ
ファイルからそれぞれ1種類に決定するようにしている
が、さらに種類を増やしてもよい。
【0042】このように、個人情報(パラメータ)の数
やファイルの種類を増加させることにより、よりユーザ
に対して適切な情報を提供することができる。また、パ
ラメータの種類を変えることにより、他の目的に使用す
るようなシステムに適用することができる。つまり、電
子広告、電子モールおよびカーナビゲーションなどの様
々な情報案内システムやレコメンデーションシステムに
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例に示すCPUの処理の一部を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
10 …ガイドエージェントシステム 12 …コンピュータ 14 …CPU 18 …画像認識回路 20 …音声合成回路 22 …画像生成回路 24 …音声認識回路 26 …RAM 28 …ROM 30 …メモリ 32 …マイク 34 …モニタ 36 …スピーカ 38 …カメラ 40 …キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 勇剛 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール知能映 像通信研究所内 (72)発明者 高橋 徹 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール知能映 像通信研究所内 (72)発明者 角 康之 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール知能映 像通信研究所内 (72)発明者 間瀬 健二 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール知能映 像通信研究所内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 CC02 DD00 DD03 EE00 EE07 FF06 5C082 AA03 CB01 CB06 DA87 MM05 MM08 5D015 LL06 LL08 5D045 AB02 9A001 HH18 HH32 JJ72

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エージェントをディスプレイに表示し、前
    記エージェントが発する言葉を前記ディスプレイまたは
    スピーカから出力する社会的反応特性を利用したエージ
    ェントシステムであって、 ユーザの個人情報を取得する取得手段、 システムの利用頻度を検出する検出手段、および前記個
    人情報および前記利用頻度の少なくとも一方に応じて前
    記エージェントの属性を決定する決定手段を備えること
    を特徴とする、社会的反応特性を利用したエージェント
    システム。
  2. 【請求項2】前記個人情報は性別および性格の少なくと
    も一方を含む、請求項1記載の社会的反応特性を利用し
    たエージェントシステム。
  3. 【請求項3】前記利用頻度は利用回数および利用時間の
    少なくとも一方を含む、請求項1または2記載の社会的
    反応特性を利用したエージェントシステム。
  4. 【請求項4】前記属性は前記エージェントの性別を含
    む、請求項1ないし3のいずれかに記載の社会的反応特
    性を利用したエージェントシステム。
  5. 【請求項5】前記属性は前記エージェントの動作および
    言葉使いの少なくとも一方をさらに含む、請求項4記載
    の社会的反応特性を利用したエージェントシステム。
  6. 【請求項6】前記エージェントの前記動作に対する少な
    くとも2種類以上のキャラクタデータファイルを記憶す
    る第1メモリをさらに備え、 前記決定手段は前記2種類以上のキャラクタデータファ
    イルから1種類のキャラクタデータファイルに決定す
    る、請求項5記載の社会的反応特性を利用したエージェ
    ントシステム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の社会
    的反応特性を利用したエージェントシステムを用いたガ
    イドエージェントシステム。
JP31176499A 1999-11-02 1999-11-02 社会的反応特性を利用したエージェントシステム Pending JP2001134642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31176499A JP2001134642A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 社会的反応特性を利用したエージェントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31176499A JP2001134642A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 社会的反応特性を利用したエージェントシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001134642A true JP2001134642A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18021213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31176499A Pending JP2001134642A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 社会的反応特性を利用したエージェントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001134642A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341985A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Fujitsu Ltd キャラクタインタフェースシステム
JP2005257747A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Corp 音声合成装置、声質生成装置及びプログラム
JP2006030464A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Nec Corp 音声出力装置、キャラクタ画像表示装置、音声出力方法、およびキャラクタ画像表示方法
JP2007133728A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Kenwood Corp エージェント装置、エージェント機能付車載用ナビゲーション装置、エージェント出力方法
JP2012002856A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Nissan Motor Co Ltd 音声情報提示装置および音声情報提示方法
JP2012185303A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Tec Corp 情報処理装置およびプログラム
JP2016218692A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 富士通株式会社 処理プログラム、処理方法及び処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249779A (ja) * 1998-03-03 1999-09-17 Atr Chino Eizo Tsushin Kenkyusho:Kk 見学者案内支援装置および方法
JPH11259446A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Aqueous Reserch:Kk エージェント装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249779A (ja) * 1998-03-03 1999-09-17 Atr Chino Eizo Tsushin Kenkyusho:Kk 見学者案内支援装置および方法
JPH11259446A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Aqueous Reserch:Kk エージェント装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341985A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Fujitsu Ltd キャラクタインタフェースシステム
JP2005257747A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Corp 音声合成装置、声質生成装置及びプログラム
JP4530134B2 (ja) * 2004-03-09 2010-08-25 日本電気株式会社 音声合成装置、声質生成装置及びプログラム
JP2006030464A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Nec Corp 音声出力装置、キャラクタ画像表示装置、音声出力方法、およびキャラクタ画像表示方法
JP2007133728A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Kenwood Corp エージェント装置、エージェント機能付車載用ナビゲーション装置、エージェント出力方法
JP2012002856A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Nissan Motor Co Ltd 音声情報提示装置および音声情報提示方法
JP2012185303A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Tec Corp 情報処理装置およびプログラム
JP2016218692A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 富士通株式会社 処理プログラム、処理方法及び処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10062376B2 (en) Electronic apparatus and voice recognition method for the same
CN110634483A (zh) 人机交互方法、装置、电子设备及存储介质
KR102193029B1 (ko) 디스플레이 장치 및 그의 화상 통화 수행 방법
US20110276327A1 (en) Voice-to-expressive text
KR102628211B1 (ko) 전자 장치 및 그 제어 방법
CN111145777A (zh) 一种虚拟形象展示方法、装置、电子设备及存储介质
US11281707B2 (en) System, summarization apparatus, summarization system, and method of controlling summarization apparatus, for acquiring summary information
CN111128183B (zh) 语音识别方法、装置和介质
WO2021169365A1 (zh) 声纹识别的方法和装置
CN110826637A (zh) 情绪识别方法、系统及计算机可读存储介质
WO2019021553A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2018105373A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム
JP6973380B2 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法
JP2001134642A (ja) 社会的反応特性を利用したエージェントシステム
US11443738B2 (en) Electronic device processing user utterance and control method thereof
CN112673423A (zh) 一种车内语音交互方法及设备
JP6950708B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム
JPH11288295A (ja) 音声認識雑音除去方式
CN113873165B (zh) 拍照方法、装置和电子设备
US11929081B2 (en) Electronic apparatus and controlling method thereof
JP3199972B2 (ja) あいづち応答のある対話装置
JP6044490B2 (ja) 情報処理装置、話速データ生成方法、及びプログラム
CN111312212A (zh) 一种语音处理方法、装置和介质
JP3846500B2 (ja) 音声認識対話装置および音声認識対話処理方法
JP2002268667A (ja) プレゼンテーションシステムおよびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031125