JP2001134518A - データ通信装置およびデータ通信システム - Google Patents

データ通信装置およびデータ通信システム

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JP2001134518A
JP2001134518A JP31212199A JP31212199A JP2001134518A JP 2001134518 A JP2001134518 A JP 2001134518A JP 31212199 A JP31212199 A JP 31212199A JP 31212199 A JP31212199 A JP 31212199A JP 2001134518 A JP2001134518 A JP 2001134518A
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Masahiro Fujii
正弘 藤井
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの送信側あるいはネットワークに負荷
をかけることなく、あらゆる種類の表示機能に応じて受
信データの最適な表示を可能とするデータ通信装置およ
びデータ通信システムを提供する。 【解決手段】 あらかじめ所定の情報記述言語で記述さ
れたコンテンツデータのヘッダ部あるいはデータ部に、
データ通信装置の表示色、表示サイズ、表示ドット数あ
るいは機種名といった表示機能ごとに、最適な表示形式
を特定する文字属性情報を記述したものをコンテンツサ
ーバ14に格納し、MS101、102が、ゲートウェイ
サーバ15、交換機12、基地局13を介してこれを受
信する。各MSでは、受信したコンテンツデータを解析
して、複数の属性情報の中から自装置の表示機能に対応
する属性情報のみを選択して、これに基づいてコンテン
ツデータから表示部に表示させるための表示情報を生成
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信装置お
よびデータ通信システムに係わり、詳細には文字、図
形、画像等の各種データを表示するデータ通信装置およ
びデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の集積化技術、実装化技術あるいは
通信技術の進歩にともない、携帯型のデータ通信装置を
用いた電子メールの送受や文字、図形、画像等の各種デ
ータ形式の情報からなるコンテンツデータの閲覧などが
可能となった。このようなデータ通信装置として代表的
なものとして、携帯電話機や情報携帯端末(Personal D
igital Assistants:以下、PDAと略す。)がある。
特に、携帯電話機については、小型軽量化が進み、携帯
性が非常に優れるに至っている。そればかりか、本来、
散在する基地局に無線回線で接続され音声による通話を
行うものであったが、コンピュータネットワークが相互
に接続されたインターネット上の各種情報を取得するこ
とができるようになった。すなわち、携帯電話機は、無
線回線を介して基地局に接続し、この基地局に所定のデ
ータ通信回線を介して接続された各種サーバから、文字
や画像等による電子メールやインターネット上のコンテ
ンツデータを受信し、その表示部に表示させるといった
非音声情報の取り扱いもできるようになった。
【0003】このような携帯電話機が受信する文字、図
形や画像等の情報が含まれるコンテンツデータは、コン
パクトハイパーテキストマークアップ言語(Compact Hy
perText Markup Language:C−HTML)や、ワイヤ
レスアプリケーションプロトコル(Wireless Applicati
on Protocol:以下、WAPと略す。)システムで用い
られるワイヤレスマークアップ言語(Wireless Markup
Language:以下、WMLと略す。)等の所定の情報記述
言語で記述される。
【0004】データ通信装置としての携帯電話機等によ
るデータ通信サービスが普及する一方で、各種形態のデ
ータを送受信するデータ通信装置自体も多種多様化して
いる。その1つが、データ通信装置の表示機能の多様化
である。これに起因するいくつかの問題が発生してい
る。
【0005】例えば、データの送受信を行う携帯電話機
の各機種やPDAとの間で、表示色が白黒のものとカラ
ー表示できるものとが混在し、表示結果の精細さを決定
付ける表示ドット数等も異なる。したがって、送信側の
データ通信装置で作成した文字や画像を含む電子メール
の送信データが、受信側のデータ通信装置で送信側の意
図に沿った形式で表示できないといった場合があるばか
りか、受け取ったメールの内容を受信側で判別できない
こともある。
【0006】また、受信側の白黒表示のデータ通信装置
では、カラー表示可能なデータ通信装置で作成した色情
報を含む送信データについて、送信側が通知したい内容
を表示することができなかったり、逆に白黒表示のデー
タ通信装置で作成した送信データの場合、受信側のカラ
ー表示可能なデータ通信装置ではその表示機能を十分に
発揮することができないといったこともある。
【0007】そこで、受信側装置の表示機能に応じて通
信データの表示を可能とするデータ通信装置に関する技
術が、種々提案されている。
【0008】例えば特開昭63−18771号公報「デ
ータ通信装置」には、所定のブロックごとに、通信デー
タに対して文字フォント指定等の表示形式に関する情報
を付加することで、送信側の意図した正確な通信を可能
とするデータ通信装置に関する技術が開示されている。
【0009】また、特開平10−301546号公報
「階調データ送受信装置および階調データ送受信方法」
には、受信した複数の異なる階調数ごとに設けられた階
調データの中から最適な階調データを選択して表示する
ようにしたデータ通信装置に関する技術が開示されてい
る。
【0010】さらにまた、特開平11−168498号
公報「ネットワークシステム、電子メール補助装置およ
び記録媒体」には、サーバ側であらかじめ受信側のデー
タ通信装置から通知された属性情報に基づいて変換した
データを、受信側のデータ通信装置に送信する技術が開
示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来提案
された例えば特開昭63−18771号公報に開示され
た技術を適用したデータ通信装置およびデータ通信シス
テムでは、データの送信側であらかじめ決められたブロ
ックごとにあらかじめ設定された文字フォント指定が付
加されたデータを受信して、指定された形式で表示する
ようにしているため、例えばインターネット上のコンテ
ンツデータのように文字に限らずこれにリンクされた各
種形態の画像データを、多種多様な互いに異なる表示機
能を有するデータ通信装置それぞれに対応させた最適な
表示を行うことが困難である。
【0012】また、特開平10−301546号公報に
開示された技術を適用したデータ通信装置およびデータ
通信システムでは、受信側の表示機能に最適な形式で表
示させることが可能であるが、送信側で取得要求を行う
全ての受信側装置に対応させて、送信データを用意させ
ることは不可能であり、また通信データ量の増加を招
き、ネットワークに負荷をかけるという問題がある。
【0013】さらに、特開平11−168498号公報
に開示された技術を適用したデータ通信装置およびデー
タ通信システムでは、送信側で、受信側から通知された
多種多様な属性情報それぞれに対応した変換処理を行う
必要があり、変換データを生成する送信側の装置に負荷
がかかってしまい、変換の必要のないデータの送信にま
で処理遅延が発生し、スループットを低下させてしまう
という問題がある。
【0014】そこで本発明の目的は、データの送信側あ
るいはネットワークに負荷をかけることなく、あらゆる
種類の表示機能に応じて受信データの最適な表示を可能
とするデータ通信装置およびデータ通信システムを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)あらかじめ送信先の表示機能に対応した複数
の属性情報が付与されたデータを受信するデータ受信手
段と、(ロ)このデータ受信手段によって受信されたデ
ータに付与された属性情報の中から自装置の表示機能に
応じて選択した属性情報に基づいてデータを表示するた
めの表示情報を生成する表示情報生成手段と、(ハ)こ
の表示情報生成手段によって生成された表示情報にした
がって表示する表示手段とをデータ通信装置に具備させ
る。
【0016】すなわち請求項1記載の発明では、あらか
じめ送信先の表示機能に対応した複数の属性情報が付与
されたデータを受信し、これら属性情報の中から自装置
の表示機能に応じて選択した属性情報に基づいてデータ
を表示するための表示情報を生成して表示手段に表示さ
せるようにしている。
【0017】請求項2記載の発明では、(イ)自装置の
表示機能に対応した属性情報を送信する属性情報送信手
段と、(ロ)データの送信を要求するデータ送信要求手
段と、(ハ)このデータ送信要求手段による要求に対応
して送信されるデータが属性情報送信手段によって送信
された属性情報に基づいて変換された変換データを受信
するデータ受信手段と、(ニ)このデータ受信手段によ
って受信された変換データを表示する表示手段とをデー
タ通信装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、まず自
装置の表示機能に対応した属性情報を送信し、これに続
いてデータ送信を要求する。そして、この送信した属性
情報に基づいて、データ送信の要求に対応して送信され
るデータが変換された変換データを受信し、これを表示
手段で表示するようにしている。
【0019】請求項3記載の発明では、(イ)あらかじ
めデータの送信先の表示機能に対応した属性情報を記憶
する属性情報記憶手段と、(ロ)この属性情報記憶手段
によって記憶されている属性情報のいずれか1つを選択
するための選択手段と、(ハ)この選択手段によって選
択された属性情報が付加された送信データを生成するた
めのデータ生成手段と、(ニ)このデータ生成手段によ
って生成された送信データを送信するデータ送信手段と
をデータ通信装置に具備させる。
【0020】すなわち請求項3記載の発明では、あらか
じめ送信先の表示機能に対応した属性情報を記憶し、こ
れらの中から選択した属性情報を付加した送信データを
生成し、これを送信するようにした。これにより、送信
データの送信先では、受信データを変換することなく、
自装置で最適な表示形式で表示させることができる。
【0021】請求項4記載の発明では、(イ)あらかじ
め送信すべきデータを記憶するデータ記憶手段と、
(ロ)データの送信先の表示機能に対応した属性情報の
送信を要求する属性情報送信要求手段と、(ハ)この属
性情報送信要求手段による送信要求に対応して送信され
た属性情報を受信する属性情報受信手段と、(ニ)属性
情報受信手段によって受信された属性情報に基づいてデ
ータ記憶手段に記憶されたデータを変換するデータ変換
手段と、(ホ)このデータ変換手段によって変換された
データを送信するデータ送信手段とをデータ通信装置に
具備させる。
【0022】すなわち請求項4記載の発明では、送信先
に対して、その表示機能に対応した属性情報の送信を要
求し、これに対応して受信された属性情報に基づいて、
あらかじめ記憶された送信データを変換して、この送信
先に送信するようにしている。
【0023】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
データ通信装置で、表示情報生成手段は、データが自装
置の表示機能に対応していないとき属性情報を無視して
あらかじめ決められた形式で表示する表示情報を生成す
るものであることを特徴としている。
【0024】すなわち請求項5記載の発明では、自装置
に表示機能に対応したデータ生成ができないときは、あ
らかじめ決められた表示形式で表示させることで、送信
されたデータの情報性を損なわないようにした。
【0025】請求項6記載の発明では、請求項1〜請求
項5記載のデータ通信装置で、データはハイパーテキス
トマークアップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の
所定の情報記述言語で記述され、属性情報はデータのヘ
ッダ部で定義され、データ中の付加すべき位置にヘッダ
部の定義情報が挿入されていることを特徴としている。
【0026】請求項7記載の発明では、請求項1〜請求
項5記載のデータ通信装置で、データはハイパーテキス
トマークアップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の
所定の情報記述言語で記述され、属性情報はデータ中の
付加すべき位置に直接付加されていることを特徴として
いる。
【0027】請求項8記載の発明では、(イ)あらかじ
め送信先の表示機能に対応した複数の属性情報が付与さ
れたデータを送信するデータ送信手段を備えるデータ送
信装置と、(ロ)このデータ送信手段によって送信され
たデータを受信するデータ受信手段と、このデータ受信
手段によって受信されたデータに付与された属性情報の
中から自装置の表示機能に応じて選択した属性情報に基
づいてデータを表示するための表示情報を生成する表示
情報生成手段と、この表示情報生成手段によって生成さ
れた表示情報にしたがって表示する表示手段とを備える
データ受信装置とをデータ通信システムに具備させる。
【0028】すなわち請求項8記載の発明では、送信側
であらかじめ送信先の表示機能に対応した複数の属性情
報が付与されたデータを送信し、受信側で受信データに
付与された属性情報の中から自装置の表示機能に応じて
選択した属性情報に基づいてデータを表示するための表
示情報を生成して表示手段に表示させるようにしてい
る。
【0029】請求項9記載の発明では、(イ)受信され
た装置の属性情報に基づいてデータを変換するデータ変
換手段を備える第1の装置と、(ロ)自装置の表示機能
に対応した属性情報を第1の装置に対して送信する属性
情報送信手段と、データの送信を要求するデータ送信要
求手段と、データ変換手段によって変換されたデータを
受信するデータ受信手段と、このデータ受信手段によっ
て受信されたデータを表示する表示手段とを備えるデー
タ受信装置と、(ハ)データ送信要求手段によって送信
されたデータの送信要求に対応してあらかじめ記憶され
ているデータを第1の装置に対して送信するデータ送信
手段を備えるデータ送信装置とをデータ通信システムに
具備させる。
【0030】すなわち請求項9記載の発明では、受信側
から自装置の表示機能に対応した属性情報を第1の装置
に対して送信し、これに続いて送信側に対してデータ送
信を要求する。送信側では、このデータ送信の要求に対
応して第1の装置に対してデータを送信する。第1の装
置では、受信側からの属性情報に基づいて、受信したデ
ータを変換し、これを変換データとして受信側に送信す
る。
【0031】請求項10記載の発明では、(イ)あらか
じめデータの送信先の表示機能に対応した属性情報を記
憶する属性情報記憶手段と、この属性情報記憶手段によ
って記憶されている属性情報のいずれか1つを選択する
ための選択手段と、この選択手段によって選択された属
性情報が付加された送信データを生成するためのデータ
生成手段と、このデータ生成手段によって生成された送
信データを送信するデータ送信手段とを備えるデータ送
信装置と、(ロ)データ送信手段によって送信されたデ
ータを受信するデータ受信手段と、このデータ受信手段
によって受信されたデータを表示する表示手段とを備え
るデータ受信装置とをデータ通信システムに具備させ
る。
【0032】すなわち請求項10記載の発明では、あら
かじめ送信先の表示機能に対応した属性情報を記憶し、
これらの中から選択した属性情報を付加した送信データ
を生成し、これを送信し、受信側では受信データを変換
することなく、自装置で最適な表示形式で表示させる。
【0033】請求項11記載の発明では、(イ)あらか
じめ送信すべきデータを記憶するデータ記憶手段と、デ
ータの送信先の表示機能に対応した属性情報の送信を要
求する属性情報送信要求手段と、この属性情報送信要求
手段による送信要求に対応して送信された属性情報を受
信する属性情報受信手段と、属性情報受信手段によって
受信された属性情報に基づいてデータ記憶手段に記憶さ
れたデータを変換するデータ変換手段と、このデータ変
換手段によって変換されたデータを送信するデータ送信
手段とを備えるデータ送信装置と、(ロ)属性情報送信
要求手段による送信要求に基づいて自装置の表示機能に
対応する属性情報を送信する属性情報送信手段と、デー
タ送信手段によって送信されたデータを受信するデータ
受信手段と、このデータ受信手段によって受信されたデ
ータを表示する表示手段とを備えるデータ受信装置とを
データ通信システムに具備させる。
【0034】すなわち請求項11記載の発明では、送信
側から受信側の表示機能に対応した属性情報の送信を要
求し、受信側はまず自装置の表示機能に対応した属性情
報を返信する。これを受信した送信側は、この属性情報
に基づいて、あらかじめ記憶された送信データを変換し
て、受信側に送信する。受信側は、これを受信して表示
手段に表示させる。
【0035】請求項12記載の発明では、請求項8記載
のデータ通信システムで、データ受信装置はあらかじめ
自装置の表示機能に応じてデータの属性情報を変換する
ための変換表を保持する変換表保持手段を備え、表示情
報生成手段はデータ受信手段によって受信されたデータ
に付与された属性情報の中から自装置の表示機能に応じ
て選択した属性情報あるいは自装置の表示機能に対応す
る属性情報がないときは変換表保持手段に保持された変
換表に基づいてデータを表示するための表示情報を生成
するものであることを特徴としている。
【0036】すなわち請求項12記載の発明では、受信
側では、あらかじめ自装置の表示機能に応じてデータの
属性情報を変換するための変換表を保持し、受信された
データに付与された属性情報が自装置の表示機能に対応
するものであるときは、受信データ中の属性情報の中か
ら自装置の表示機能に応じて選択した属性情報に基づい
て表示情報を生成し、受信されたデータに付与された属
性情報が自装置の表示機能に対応するものではないとき
には変換表保持手段に保持された変換表に基づいて表示
情報を生成するようにしている。これにより、受信側の
表示機能が送信側で認識されていない場合であっても、
受信側にとって最適な表示形式で表示させることができ
る。
【0037】請求項13記載の発明では、請求項9記載
のデータ通信システムで、第1の装置は、あらかじめ複
数の属性情報それぞれに対応した変換表を記憶する変換
表記憶手段と、この変換表記憶手段に記憶された属性情
報のうち受信されたデータ受信装置の属性情報と一致す
るものを択一的に選択しこれに対応する変換表に基づい
てデータを変換するデータ変換手段を備えることを特徴
としている。
【0038】すなわち請求項13記載の発明では、第1
の装置ではあらかじめ複数の属性情報それぞれに対応し
た変換表を記憶するようにし、これら属性情報のうち受
信されたデータ受信装置の属性情報と一致するものの中
から択一的に選択した変換表に基づいてデータを変換す
るようにしている。これにより、データ受信装置および
データ送信装置に処理負荷をかけることなく、多種多様
な表示機能を有するデータ受信装置に最適な表示形式の
データに容易に変換することができるようになる。
【0039】請求項14記載の発明では、請求項13記
載のデータ通信システムで、データ変換手段はデータ受
信装置の属性情報と一致するものがないとき属性情報の
項目ごとにあらかじめ定められた優先順位にしたがって
最も近いものを択一的に選択してこれに対応する変換表
に基づいてデータを変換するデータ変換手段を備えるこ
とを特徴としている。
【0040】すなわち請求項14記載の発明では、第1
の装置では、さらにデータ受信装置の属性情報と一致す
るものがないとき属性情報の項目ごとにあらかじめ定め
られた優先順位にしたがって最も近いものを択一的に選
択し、これに対応する変換表に基づいてデータを変換す
るようにした。これにより、データ受信装置およびデー
タ送信装置に処理負荷をかけることなく、受信側の表示
機能が送信側で認識されていない場合であっても、受信
側にとって最適な表示形式で表示させることができる。
【0041】請求項15記載の発明では、請求項8記載
のデータ通信システムで、表示情報生成手段は、データ
が自装置の表示機能に対応していないとき属性情報を無
視してあらかじめ決められた形式で表示する表示情報を
生成するものであることを特徴としている。
【0042】すなわち請求項15記載の発明では、自装
置に表示機能に対応したデータ生成ができないときは、
あらかじめ決められた表示形式で表示させることで、送
信されたデータの情報性を損なわないようにした。
【0043】請求項16記載の発明では、請求項8〜請
求項15記載のデータ通信システムで、データはハイパ
ーテキストマークアップ言語やワイヤレスマークアップ
言語等の所定の情報記述言語で記述され、属性情報はデ
ータのヘッダ部で定義され、データ中の付加すべき位置
にヘッダ部の定義情報が挿入されていることを特徴とし
ている。
【0044】すなわち請求項6あるいは請求項16記載
の発明では、通信されるデータを、ハイパーテキストマ
ークアップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定
の情報記述言語で記述するとともに、属性情報をデータ
のヘッダ部で定義し、データ中の付加すべき位置にヘッ
ダ部の定義情報で挿入するようにしたので、既存のイン
ターネットシステムに容易に適用することができるとと
もに、繰返し同じ属性情報が付加されるデータの容量の
増加を抑え、受信側の表示機能に応じて最適なデータ表
示を行うことができる。
【0045】請求項17記載の発明では、請求項8〜請
求項15記載のデータ通信システムで、データはハイパ
ーテキストマークアップ言語やワイヤレスマークアップ
言語等の所定の情報記述言語で記述され、属性情報はデ
ータ中の付加すべき位置に直接付加されていることを特
徴としている。
【0046】すなわち請求項7あるいは請求項17記載
の発明では、通信されるデータを、ハイパーテキストマ
ークアップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定
の情報記述言語で記述するとともに、属性情報をデータ
の付加すべき位置に直接挿入するようにしたので、既存
のインターネットシステムに容易に適用することができ
るとともに、属性情報に基づいたデータ処理を簡素化し
て処理負荷を軽減し、受信側の表示機能に応じて最適な
データ表示を行うことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
【0048】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0049】第1の実施例
【0050】図1は、本発明の第1の実施例におけるデ
ータ通信システムの構成の概要を表わしたものである。
ここでは、コンピュータネットワークが相互に接続され
たインターネット上に設けられたコンテンツサーバか
ら、データ通信装置としての移動体端末(Mobile Stati
on:以下、MSと略す。)が各種コンテンツデータを取
得して、その表示部に表示させる場合について説明す
る。また、以下では、MSは携帯電話機であるものとす
る。
【0051】第1の実施例におけるデータ通信システム
は、無線回線によるデータ通信が可能なMS101、1
2と、一般電話回線ネットワークである公衆網11に
収容される交換機12と、MS101、102と無線回線
を介して接続され交換機12に接続される基地局13と
を有している。さらに、第1の実施例におけるデータ通
信システムは、インターネット上に設けられ、文字、図
形あるいは画像等の非音声データである各種コンテンツ
データを格納するコンテンツサーバ14と、交換機12
およびコンテンツサーバ14とデータ通信回線を介して
接続され基地局13を介してMS101、102までの伝
送路に対応した通信手順と、コンテンツサーバ14まで
のデータ通信回線に対応した通信手順とを変換するゲー
トウェイサーバ15とを備えている。以下、MS1
1、102の構成は同様であるものとする。
【0052】このような構成のデータ通信システムで
は、MS101、102は互いに無線回線を介して基地局
13と接続することで音声による通話を行うとともに、
交換機12が収容される公衆網11の加入者電話との間
で音声による通話も行うことができる。また、図示しな
いメールサーバを介し、あるいは交換機12にメールサ
ーバの機能を組み込むことで、音声による通話のみなら
ず、電子メール等のデータ通信を行うことができるよう
になっている。さらに、MS101、102は、ゲートウ
ェイサーバ15、交換機12、基地局13経由で、無線
回線を介してコンテンツサーバ14に格納されたコンテ
ンツデータを受信し、図示しない表示部に表示させるこ
とができるようになっている。コンテンツサーバ14か
らMS10 1、102へのデータ通信は、MS101、1
2からの取得要求にしたがって行われるプル技術か、
あるいはMS101、102からの取得要求なしに行われ
るプッシュ技術により行われる。この際、ゲートウェイ
サーバ15は、このゲートウェイサーバ15から交換機
12、基地局13、無線回線を介したMSまでの伝送路
に対応した通信手順と、ゲートウェイサーバ15からコ
ンテンツサーバ14までのデータ通信回線に対応した通
信手順とを相互に変換して、各種データの中継を行う。
【0053】コンテンツサーバ15に格納されているコ
ンテンツデータは、HTMLやWML等の所定の情報記
述言語で記述されている。この情報記述言語は、テキス
トファイル形式で、タグと呼ばれる記号“<”、“>”
で挟まれた予約語コードに応じて、文字の修飾やレイア
ウトの指定を行う。このような種々の指定は、“<”と
“>”で挟まれたタグと、このタグと同一の予約語コー
ドが“</”と“>”で挟まれたタグとの間で行われ
る。さらにこの情報記述言語の特徴とするところは、特
定の表示データを他のコンテンツデータにリンクするこ
とができる点である。これにより、表示しているコンテ
ンツデータ自体は表示用の記述だけを有していれば、リ
ンク先の大容量データを必要なときだけ取り込むといっ
たことが可能となる。
【0054】図2は、情報記述言語としてHTMLで記
述されたコンテンツデータの構成の一例を表わしたもの
である。コンテンツデータ20は、コンテンツデータ開
始タグ21である“<HTML>”とコンテンツデータ
終了タグ22である“</HTML>”との間でコンテ
ンツの内容が規定される。コンテンツは、ヘッダ部23
と、データ部24とから構成されている。ヘッダ部23
には、ヘッダ部開始タグ25である“<HEAD>”と
ヘッダ部終了タグ26である“</HEAD>”の間
に、作成日やタイトル等の所定のヘッダ情報27が記述
される。さらに第1の実施例におけるデータ通信システ
ムのコンテンツサーバが格納するコンテンツデータは、
ヘッダ部23に、受信側装置の表示機能に応じた文字属
性情報が複数記述されていることを特徴とする。例え
ば、図2では、次の2文により、データ部24で指定さ
れたフォントに対応して、受信側がカラー表示機能を有
するデータ通信装置である場合と、白黒表示機能のみを
有するデータ通信装置である場合とにおける文字の表示
形式を規定している。
【0055】FONT1:COLOR=RED,MON
OCHROME=BOLDFONT2:COLOR=B
LUE,MONOCHROME=ITALIC
【0056】コンテンツデータを表示させるデータ通信
装置が、カラー表示機能を有している場合、“COLO
R=”で指定される文字属性情報にしたがって、データ
部においてフォント名“FONT1”により指定された
文字を図示しない表示部に表示させる。また、コンテン
ツデータを表示させるデータ通信装置が、白黒表示機能
のみを有している場合、“MONOCHROME=”で
指定される文字属性情報にしたがって、データ部におい
てフォント名“FONT2”により指定された文字を図
示しない表示部に表示させる。ここでは、カラー表示機
能か白黒表示機能かで表示色を規定しているが、その他
表示サイズや表示ドット数、機種の直接指定によって
も、文字の表示形式を規定することができる。
【0057】データ部24は、データ部開始タグ28で
ある“<BODY>”とデータ部終了タグ29である
“</BODY>”との間で、具体的な内容が規定され
る。その中で、フォント名“FONT1”の文字属性開
始タグ30である“<FONT1>”と、その文字属性
終了タグ31である“</FONT>”の間の文字につ
いては、ヘッダ部23の“FONT1:”で規定される
属性が付加されている。
【0058】このようなコンテンツデータにより、フォ
ント名“FONT1”あるいは“FONT2”で指定さ
れたデータ部24のコンテンツデータを、カラー表示機
能および白黒表示機能を有するデータ通信装置に対し
て、それぞれ最適な表示形式で表示させることが可能と
なる。
【0059】図3は、図2に示したコンテンツデータを
受信する第1の実施例におけるデータ通信装置としての
MS101の構成の概要を表わしたものである。MS1
1は、基地局13との間で無線回線を介して無線信号
を送受するためのアンテナ40と、アンテナ40で送受
信される無線信号の周波数選択や周波数変換等を行う無
線部41と、無線部41で受信された受信信号が音声信
号のとき復調してレシーバ42により音響信号として出
力させるとともに、マイク43より入力された音響信号
に対応して電気信号に変換された音声信号を変調して無
線部41から送信させる音声処理部44とを備えてい
る。また、MS101は、このような音声信号による通
話を制御する制御部45を備える。この制御部45は、
無線部41で受信された受信信号が非音声信号のとき、
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:以下、L
CDと略す。)からなる表示部46に、文字、図形、画
像等からなるコンテンツデータの情報として表示させ
る。さらに、MS101は、キー操作部47を備えてお
り、制御部45によって検出されたキー操作結果に応じ
て、コンテンツデータの表示や、音声による通話を切り
替えることができる。
【0060】このようなMS101を制御する制御部4
5は、図示しない中央処理装置(Central Processing U
nit:以下、CPUと略す。)を有しており、読み出し
専用メモリ(Read Only Memory:以下、ROMと略
す。)などの所定の記憶装置に格納された制御プログラ
ムに基づいて、無線回線を介して無線信号の送受信処理
を行うことができるようになっている。制御部45は、
例えば受信信号について、図2に示したヘッダ部の記述
内容に基づいて、コンテンツデータであるか、音声によ
る通話信号であるかを判別する。
【0061】図4は、制御部45によるコンテンツデー
タの受信処理の概要を表わしたものである。MS101
は、図2に示したようにHTMLで記述されデータ部に
文字のみならず図形、画像がリンクされたコンテンツデ
ータを受信することができるようになっている。制御部
45は、無線部41でこのようなコンテンツデータの受
信を監視し(ステップS50:N)、これを検出したと
き(ステップS50:Y)、MS101の有する機能に
基づいて、ヘッダ部に記述された文字属性情報を参照し
ながらデータ部の記述内容を解析する装置属性情報解析
処理を行う(ステップS51)。
【0062】ここで、例えばMS101がカラー表示機
能を有し、受信したコンテンツデータが図2のヘッダ部
のように、フォント名“FONT1”および“FONT
2”について規定され、データ部には次のような記述内
容が含まれているものとする。
【0063】“<FONT2>願書には、</FONT
><FONT1>明細書、必要な図面および要約書</
FONT><FONT2>を添付しなければならない。
</FONT>”
【0064】この場合、制御部45は、ステップS51
における装置属性情報解析処理において、ヘッダ部の文
字属性情報から、カラー表示機能に対応した“COLO
R=”で指定された属性情報を参照して、“<FONT
1>”と“</FONT>”の間は赤字、“<FONT
2>”と“</FONT>”の間は青字で表示するよう
に、表示部46に対応した表示情報を生成する(ステッ
プS52)。
【0065】すなわち、「明細書、必要な図面および要
約書」には“FONT1”で規定される赤字、「願書に
は、」と「を添付しなければならない。」には“FON
T2”で規定される青字で表示するように表示情報を生
成する。
【0066】なお、MS101が白黒表示機能のみを有
している場合には、ヘッダ部の文字属性情報から白黒表
示機能に対応した“MONOCHROME=”で指定さ
れた属性情報を参照して、“<FONT1>”と“</
FONT>”の間は強調文字、“<FONT2>”と
“</FONT>”の間は斜体で表示するように、表示
部46に対応した表示情報を生成する。
【0067】すなわち、「明細書、必要な図面および要
約書」には“FONT1”で規定される強調文字、「願
書には、」と「を添付しなければならない。」には“F
ONT2”で規定される斜体で表示するように表示情報
を生成する。
【0068】また、MS101が白黒表示機能のみを有
し、受信したコンテンツデータのヘッダ部に“FONT
1:COLOR=RED”と規定され、そのデータ部に
“願書には、<FONT1>明細書、必要な図面および
要約書</FONT>を添付しなければならない。”と
いう記述内容が含まれているときは、その文字属性を無
視して、全ての文字を通常のフォントで表示させる表示
情報を生成する。
【0069】制御部45は、このようにしてステップS
52で表示情報を生成すると、これを表示部46に対し
て供給することで、MS101の表示機能に対応した最
適な表示形式でLCDに表示させる(ステップS5
3)。
【0070】このようなデータ通信装置が受信するコン
テンツデータは、ヘッダ部に文字属性情報が定義されて
いる必要はない。
【0071】図5は、情報記述言語としてHTMLで記
述されたコンテンツデータの構成の他の例を表わしたも
のである。この場合、コンテンツデータ60は、コンテ
ンツデータ開始タグ21である“<HTML>”とコン
テンツデータ終了タグ22である“</HTML>”と
の間でコンテンツの内容が規定される。コンテンツは、
ヘッダ部61と、データ部62とから構成されている。
ヘッダ部61には、ヘッダ部開始タグ25である“<H
EAD>”とヘッダ部終了タグ26である“</HEA
D>”の間に、作成日やタイトル等の所定のヘッダ情報
27が記述される。
【0072】データ部62は、データ部開始タグ28で
ある“<BODY>”とデータ部終了タグ29である
“</BODY>”との間で、コンテンツデータが規定
される。その中で、直接、表示機能に対応した文字属性
を規定している。すなわち、“<FONT COLOR
=RED,MONOCHROME=BOLD>”および
“</FONT>”の間の文字について、MS101
カラー表示機能を有している場合、“COLOR=”で
指定される文字属性情報にしたがって生成した表示情報
を表示部に表示させ、MS101が白黒表示機能のみを
有している場合、“MONOCHROME=”で指定さ
れる文字属性情報にしたがって生成した表示情報を表示
部に表示させる。
【0073】例えばMS101がカラー表示機能を有
し、受信したコンテンツデータのデータ部に、直接次の
ような記述内容が含まれているものとする。
【0074】“願書には、<FONT COLOR=R
ED,MONOCHROME=BOLD>明細書、必要
な図面および要約書</FONT>を添付しなければな
らない。”
【0075】この場合、制御部45は、装置属性情報解
析処理において、カラー表示機能に対応した“COLO
R=”で指定された属性情報を参照して、「明細書、必
要な図面および要約書」は赤字で表示するように表示部
46に対応した表示情報を生成する。
【0076】同様に、例えばMS101が白黒表示機能
のみを有している場合には、白黒表示機能に対応した
“MONOCHROME=”で指定された属性情報を参
照して、「明細書、必要な図面および要約書」を強調文
字で表示するように表示部46に対応した表示情報を生
成する。
【0077】また、MS101が白黒表示機能のみを有
し、受信したコンテンツデータのデータ部に“願書に
は、<FONT COLOR=RED>明細書、必要な
図面および要約書</FONT>を添付しなければなら
ない。”という記述内容が含まれているときは、“MO
NCHROME=”の属性情報が記述されないため、コ
ンテンツデータに付与された文字属性を無視して、全て
の文字を通常のフォントで表示させる表示情報を生成す
る。
【0078】文字属性情報をコンテンツデータのヘッダ
部に記述するか、データ部に直接記述するかは、繰返し
使用される文字属性の数に応じて選択されるものであ
る。すなわち、繰返し使用される文字属性が多い場合、
ヘッダ部に文字属性情報を記述した方が、伝送すべきデ
ータ量を削減することができる。一方、データ部に直接
記述する場合、属性情報に基づいたデータ変換処理を簡
素化して、処理負荷を軽減することができる。
【0079】ここでは、カラー表示機能か白黒表示機能
かを示す表示色を規定しているが、その他表示サイズや
表示ドット数、機種の直接指定によっても、文字の表示
形式を規定することができる。
【0080】このように第1の実施例におけるデータ通
信装置は、あらかじめ所定の情報記述言語で記述された
コンテンツデータのヘッダ部あるいはデータ部に、デー
タ通信装置の表示色、表示サイズ、表示ドット数あるい
は機種名といった表示機能ごとに、最適な表示形式を特
定する文字属性情報を記述したものを受信し、これを解
析して表示部に表示させるようにした。これにより、コ
ンテンツサーバ側では、コンテンツデータを取得するデ
ータ通信装置の表示機能ごとに複数種類のデータを用意
する必要がなく、あらかじめ図2あるいは図5に示した
コンテンツデータを格納させておくだけで、多種多様な
表示機能を有するデータ通信装置それぞれ個々に最適な
表示形式でコンテンツを表示させることができる。
【0081】第2の実施例
【0082】第1の実施例におけるデータ通信システム
では、あらかじめ想定されている装置の各種機能に対応
した文字属性情報が設定されたコンテンツデータを、受
信側であるデータ通信装置で装置属性情報を解析するこ
とによって、各種表示形態に最適な形式で表示させるよ
うにしていた。これに対して、第2の実施例におけるデ
ータ通信システムでは、ゲートウェイサーバで、あらか
じめ送信された受信側のデータ通信装置装で置属性情報
を解析し、これに基づいてコンテンツサーバからの図2
あるいは図5で示した情報記述言語で記述された文字属
性情報が付与されたコンテンツデータを変換して受信側
に中継することによって、各種表示形態に最適な形式で
表示させるようにしている。
【0083】第2の実施例におけるデータ通信システム
およびデータ通信装置の構成は、図1および図3に示し
た第1の実施例におけるデータ通信システムおよびデー
タ通信装置の構成と同様なので、その図示および説明を
省略する。
【0084】図6は、第2の実施例におけるゲートウェ
イサーバの構成の概要を表わしたものである。このゲー
トウェイサーバ70は、第1の実施例におけるゲートウ
ェイサーバ15と同様に交換機およびコンテンツサーバ
とデータ通信回線を介して接続され基地局を介してMS
までの伝送路に対応した通信手順と、コンテンツサーバ
までのデータ通信回線に対応した通信手順とを変換して
転送データを中継するデータ転送部71と、MSからの
装置属性情報を受信して解析する装置属性解析部72
と、MSから通知される装置属性情報ごとにあらかじめ
想定されている装置の各種機能に対応した文字属性情報
が設定されたコンテンツデータを変換するための変換表
を記憶する変換表記憶部73と、この変換表記憶部73
で記憶された変換表に基づいてコンテンツサーバからの
コンテンツデータを変換するデータ変換部74とを備え
ている。
【0085】図7は、変換表記憶部73に記憶されてい
る変換表の構成の概要を表わしたものである。すなわ
ち、変換表記憶部73は、装置属性情報74に対応して
変換表75が記憶されている。第1の装置属性情報76
は、機種名、表示色、画面サイズおよび表示文字数から
なる。機種名は、受信側のデータ通信装置の機種を特定
するためのものである。表示色は、受信側のデータ通信
装置がカラー表示機能を有するか、白黒表示機能のみを
有するかを示す。画面サイズは、受信側のデータ通信装
置の表示部に表示される文字等の情報の精細さを決定付
けるドット数を示す。表示文字数は、受信側のデータ通
信装置の表示部に表示される文字の表示可能な範囲を示
す。第1の装置属性情報76に対応する変換表は、コン
テンツサーバから受信したコンテンツデータの変換前お
よび変換後の文字属性情報が規定されている。ここで
は、コンテンツサーバに“RED”という文字属性情報
が規定されているときには“BOLD”に変換し、同様
に“BLUE”という文字属性情報が規定されていると
きには“ITALIC”に変換することを示す。
【0086】このようなゲートウェイサーバは、受信側
であるデータ通信装置から表示機能について、図7に示
した各種情報からなる装置属性情報を受信し、これに対
応して変換表記憶部73に記憶される変換表にしたがっ
て、コンテンツサーバから受信したコンテンツデータを
変換して受信側のデータ通信装置に対して転送すること
ができるようになっている。このような制御を可能とす
るゲートウェイサーバは、図示しないCPUを有してお
り、ROMなどの所定の記憶装置に格納された制御プロ
グラムに基づいて、上述した変換処理を行うことができ
るようになっている。
【0087】図8は、第2の実施例におけるゲートウェ
イサーバのデータ変換処理の処理内容の概要を表わした
ものである。ゲートウェイサーバは、装置属性解析部7
2で、受信側のデータ通信装置から、装置の機種名、表
示画面ドット数、文字の縦横の表示可能文字数あるいは
表示色からなる装置属性情報を、無線回線および基地局
を介して受信する(ステップS80)。その後、受信し
た装置属性情報を解析して、図7に示した変換表記憶部
73から対応する変換表を決定する(ステップS8
1)。続いて、この決定した変換表に基づいてデータ変
換部74により、コンテンツサーバから受信したコンテ
ンツデータを変換し(ステップS82)、データ転送部
71によりコンテンツデータの送信先であるデータ通信
装置に対して送信する(ステップS83)。
【0088】図9は、図8に示したステップS81にお
ける変換表決定処理の処理内容の一例を表わしたもので
ある。まず、受信側のデータ通信装置の装置属性情報を
解析して、これに機種名が含まれているか否かを判別し
(ステップS90)、含まれていると判別されたとき
(ステップS90:Y)、変換表記憶部73に記憶され
ている複数の装置属性情報から一致する機種名を全て選
択する(ステップS91)。ステップS90で、受信し
た装置属性情報に機種名が含まれていないと判別された
とき(ステップS90:N)には変換表記憶部73に記
憶されている全ての装置属性情報を選択候補とし、ある
いはステップS91で機種名から選択された装置属性情
報を選択候補として、これら選択候補とされた装置属性
情報に表示色を含むものがあるか否かを判別する(ステ
ップS92)。
【0089】選択候補とされた装置属性情報のうち表示
色の指定を含むものがあると判別されたとき(ステップ
S92:Y)、これを含む装置属性情報を新たな選択候
補とする(ステップS93)。ステップS92で、選択
候補の装置属性情報に表示色の指定が含まれていないと
判別されたとき(ステップS92:N)には、ステップ
S92における選択候補の装置属性情報を新たな選択候
補とし、あるいはステップS93で表示色から選択され
た装置属性情報を選択候補として、これら選択候補とさ
れた装置属性情報に画面サイズを含むものがあるか否か
を判別する(ステップS94)。
【0090】選択候補とされた装置属性情報のうち画面
サイズの指定を含むものがあると判別されたとき(ステ
ップS94:Y)、これを含む装置属性情報を新たな選
択候補とする(ステップS95)。ステップS94で、
選択候補の装置属性情報に画面サイズの指定が含まれて
いないと判別されたとき(ステップS94:N)には、
ステップS94における選択候補の装置属性情報を新た
な選択候補とし、あるいはステップS95で画面サイズ
から選択された装置属性情報を選択候補として、これら
選択候補とされた装置属性情報に表示文字数を含むもの
があるか否かを判別する(ステップS96)。
【0091】選択候補とされた装置属性情報のうち表示
文字数の指定を含むものがあると判別されたとき(ステ
ップS96:Y)、これを含む装置属性情報を新たな選
択候補とする(ステップS97)。ステップS96で、
選択候補の装置属性情報に表示文字数の指定が含まれて
いないと判別されたとき(ステップS96:N)には、
ステップS96における選択候補の装置属性情報を新た
な選択候補とし、あるいはステップS97で表示文字数
から選択された装置属性情報を選択候補として、複数の
選択候補が存在するときは、あらかじめ決められた優先
順位にしたがって1つだけ選択する(ステップS9
8)。また、選択候補が存在しない場合は、ステップS
96、ステップS94、ステップS92、ステップS9
0の順に戻って、その時点で受信した装置属性情報の各
項目の中で最も近いものを択一的に選択する。
【0092】このように、受信側のデータ通信装置から
の装置属性情報について、変換表記憶部73に複数設定
されている装置属性情報とこれに対応する変換表の中か
ら、あらかじめ決められた項目に対して優先順位を設け
て、択一的に最適な装置属性情報に対応した変換表を選
択できるようにしている。これにより、次々と登場する
新しいデータ通信装置の多種多様な表示機能に対して、
受信すべきコンテンツデータを常に最適な表示形式で変
換できるようにしている。
【0093】図10は、第2の実施例におけるデータ通
信システムの動作の概要を表わしたものである。受信側
のデータ通信装置であるMSからは、まずコンテンツデ
ータを取得するために、基地局、交換機、ゲートウェイ
サーバを介してコンテンツサーバに対して接続要求10
0を送信する。コンテンツサーバがこれを受信して接続
を了承すると、ゲートウェイサーバ、交換機および基地
局を介して、接続確認101を返送する。これにより、
コンテンツサーバと受信側のデータ通信装置であるMS
との間のセッションが開設される。
【0094】続いて、MSは、自装置の装置属性情報1
02を、基地局および交換機を介してゲートウェイサー
バに対して送信する。さらに、基地局、交換機、ゲート
ウェイサーバを介してコンテンツサーバに対して、コン
テンツデータの送信要求103を送信する。これにより
コンテンツサーバは、MSに対して取得要求されたコン
テンツデータを、受信側のMSに対して送信するが、ゲ
ートウェイサーバにおいて、あらかじめ受信されている
MSの装置属性情報に基づいて決定した変換表にしたが
って、例えば第1の実施例で説明したように文字属性情
報を参照しながらコンテンツデータを変換する(変換1
04)。ゲートウェイサーバは、この変換したコンテン
ツデータを、交換機および基地局を介してMSに対して
送信する(コンテンツデータ105)。
【0095】このように第2の実施例におけるデータ通
信システムでは、あらかじめ受信側のデータ通信装置か
ら装置属性情報を送信させ、これを受信したゲートウェ
イサーバが、自装置にあらかじめ記憶されている複数の
装置属性情報それぞれに対応する変換表の中から択一的
に選択する。この際、装置属性情報の各項目には優先順
位をつけて、一致する装置属性情報が存在しない場合、
できるだけ近い装置属性情報を選択させる。ゲートウェ
イサーバは、このようにして選択した変換表にしたがっ
てコンテンツサーバから受信したコンテンツデータを変
換し、受信側のデータ通信装置に送信する。これによ
り、第1の実施例におけるデータ通信システムでは、伝
送されるデータ自体に受信側のデータ通信装置の機能に
応じた文字属性情報を複数付与する必要があり、装置機
能の種類が多くなればなるほどデータ量が多くなってし
まい、データ伝送の実効速度を低下させてしまうといっ
た問題を回避することができる。
【0096】第3の実施例
【0097】第1および第2の実施例におけるデータ通
信システムは、受信側であるデータ通信装置としてのM
Sが、インターネット上のコンテンツサーバからコンテ
ンツデータを受信する場合について説明したが、第3の
実施例におけるデータ通信システムは互いに種類の異な
る表示機能を有するMS間で行われる、電子メール等の
データ通信を行う場合について説明する。
【0098】図11は、第3の実施例におけるデータ通
信システムの構成の概要を表わしたものである。ただ
し、図1に示す第1の実施例におけるデータ通信システ
ムと同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略す
る。第3の実施例におけるデータ通信システムは、無線
回線によるデータ通信が可能な送信側および受信側MS
1101、1102と、これらMS1101、1102と無
線回線を介して接続され公衆網に収容される交換機11
1と接続される送信側および受信側基地局1121、1
122とを有している。さらに、第3の実施例における
データ通信システムは、インターネット上に設けられ、
文字、図形あるいは画像等の非音声データである各種コ
ンテンツデータを格納するコンテンツサーバ113と、
交換機111およびコンテンツサーバ113とデータ通
信回線を介して接続され送信側あるいは受信側基地局1
121、1122を介して送信側あるいは受信側MS11
1、1102までの伝送路に対応した通信手順と、コン
テンツサーバ113までのデータ通信回線に対応した通
信手順とを変換するゲートウェイサーバ114とを備え
ている。以下、送信側および受信側MS1101、11
2の構成は同様であるものとする。
【0099】ここで、伝送データをゲートウェイサーバ
114に一端送信した後に、受信側MS1102に対し
て送信するように構成することも可能である。
【0100】第3の実施例におけるデータ通信システム
では、送信側MS1101から、送信側基地局1121
交換機111、受信側基地局1122を介して受信側M
S1102に対してコンテンツデータを送信することが
できるようになっている。MS1101が白黒表示機能
のみを有し、MS1102がカラー表示機能を有してい
るものとすると、送信側MS1101はあらかじめ受信
側1102等の受信側のデータ通信装置の各機能に応じ
た文字属性情報の一覧を備えている。
【0101】図12は、第3の実施例における送信側M
S1101が備える文字属性情報の一覧の構成の一例を
表わしたものである。すなわち、複数の受信側のデータ
通信装置の各機能それぞれに対して、設定すべき文字属
性情報があらかじめ送信側MS1101に記憶されてい
る。例えば、表示色が“白黒表示”のときは第1の文字
属性情報、“カラー表示”のときは第2の文字属性情報
が、それぞれ記憶されている。
【0102】送信側MS1101で、コンテンツデータ
を作成する場合、操作者は、受信側のデータ通信装置に
適合した文字色等の文字属性情報を、一覧の中から選択
しながら入力する。例えば受信側のデータ通信装置が
“カラー表示”で、“200×200ドット”であると
きには、ユーザは、コンテンツデータのカラー表示した
い箇所に第2の文字属性情報を付与し、所定の画面サイ
ズの設定箇所に第4の文字属性情報を付与することで、
操作者が白黒表示画面のため作成できないようなカラー
表示のコンテンツデータを作成することができ、受信側
では操作者によって作成されたコンテンツデータを正確
に表示させることが可能となる。MS1101がカラー
表示機能を有し、MS1102が白黒表示機能のみを有
している場合も同様である。
【0103】このように第3の実施例におけるデータ通
信システムでは、送信側MS110 1であらかじめ受信
側のデータ通信装置の機能に応じた文字属性情報を記憶
し、操作者によって適宜選択されて文字属性情報が付与
されたコンテンツデータを作成することができるように
した。これにより、例えば送信側が白黒表示機能のみを
有しているため、カラー表示のコンテンツデータを作成
することができない場合であっても、操作者が一覧表か
ら受信側のデータ通信装置の機能に応じた文字属性情報
を適宜選択してコンテンツデータを生成することができ
るので、受信側のカラー表示機能を有するデータ通信装
置で正確にコンテンツデータを表示させることができ
る。
【0104】第4の実施例
【0105】第3の実施例におけるデータ通信システム
では、送信側のデータ通信装置にあらかじめ受信側のデ
ータ通信装置の各機能に応じた文字属性情報を記憶し、
送信側で適宜選択してカラー表示に対応できるコンテン
ツデータを作成させるようにしていたが、第4の実施例
におけるデータ通信システムでは、受信側のデータ通信
装置の装置属性情報を直接送信側のデータ通信装置に送
信するようにしている。
【0106】第4の実施例におけるデータ通信システム
の構成は、図11に示した第3の実施例におけるデータ
通信システムの構成と同様であるため、その図示および
説明を省略する。
【0107】図13は、第4の実施例におけるデータ通
信システムの動作の一例を表わしたものである。送信側
のデータ通信装置であるMS1101からは、コンテン
ツデータを送信するために、送信側基地局1121に対
して接続要求120が送信される。送信側基地局112
1は、これを交換機111および受信側基地局1122
介して、呼出121として受信側のデータ通信装置であ
るMS1102に送信する。受信側のMS1102がこれ
を受信して接続を了承すると、受信側基地局1122
対して、接続確認122を返信する。受信側基地局11
2は、これを交換機111および送信側基地局1121
を介して、接続確認123として送信側のデータ通信装
置であるMS1101に送信する。これにより、送信側
および受信側のデータ通信装置であるMS1101、1
102との間のセッションが開設される。
【0108】このようにしてセッションが開設される
と、送信側MS1101は、受信側MS1102に対して
MS1102の装置属性情報送信要求124を送信し
て、装置属性情報の送信を要求する。受信側MS110
2は、これを受信するとあらかじめ設定されている自装
置の装置属性情報125を送信側MS1101に対して
返信する。これを受けて、送信側MS1101は、既に
作成されて記憶されているコンテンツデータ、あるいは
新たにコンテンツ作成されたコンテンツデータを、受信
側MS1102の機能に対応して変換して、このコンテ
ンツデータ126を受信側MS1102に対して送信す
る。これにより、受信側MS1102では、自装置内で
変換処理等を行うことなく、受信したコンテンツデータ
をそのまま表示部に表示させるだけでよい。ここで、装
置属性情報の受信先を、送信側サーバとして、この送信
側サーバで受信側のMSに適合したコンテンツに変換、
あるいは適合したコンテンツを選択して、受信側に対し
て送信するようにしてもよい。
【0109】このように第4の実施例におけるデータ通
信システムでは、送信側からの要求により、受信側から
適宜装置属性情報を取得するようにしたので、送信側で
あらかじめ送信先のデータ通信装置の機能について登録
しておく必要がなく、常に最適な形態のコンテンツデー
タを送信することができるとともに、受信側のデータ通
信装置ではコンテンツデータの変換処理を一切不要にす
ることができる。
【0110】なお、第1の実施例におけるデータ通信シ
ステムでは、コンテンツデータに付加される文字属性情
報が規定されていない場合、その規定を無視して通常の
フォントで表示させるものとして説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、あらかじめ受信側のデ
ータ通信装置が白黒表示機能のみを有する場合、内部に
“RED”を“強調文字”に変換する旨の変換表を備え
させることによって、“願書には、<FONT COL
OR=RED>明細書、必要な図面および要約書</F
ONT>を添付しなければならない。”というコンテン
ツデータに対して、“COLOR=”以降で指定された
文字である「明細書、必要な図面および要約書」を強調
文字で表示させることができる。
【0111】なお、第1〜第4の実施例におけるデータ
通信システムでは、装置属性情報として、表示色、画面
サイズ、表示桁数等からなるものとして説明したが、こ
れらに限定されるものではない。例えば、受信側のバッ
ファサイズ等を含めることができる。
【0112】なお、第1〜第4の実施例におけるデータ
通信システムでは、装置属性情報として、表示機能につ
いて説明したが、これに限定されるものではない。
【0113】なお、第1〜第4の実施例におけるデータ
通信システムでは、コンテンツデータの文字の書式を規
定する文字属性情報について説明したが、例えば、図
形、静止画像、動画像、音楽その他のデジタルデータの
各種属性にも容易に適用することができる。
【0114】なお、第1の実施例におけるデータ通信シ
ステムにおいて、コンテンツデータの属性情報の付加に
ついて具体的に説明したが、第2〜第4のデータ通信シ
ステムについても、図2あるいは図5に示したコンテン
ツデータを送信することで、受信側のデータ通信装置の
表示機能に応じてコンテンツデータに対する文字属性情
報を適切に表現することができるとともに、例えば繰返
し使用される文字属性が多い場合、ヘッダ部に文字属性
情報を記述した方が、伝送すべきデータ量を削減するこ
とができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項8記載の発明によれば、送信側では、受信側のデータ
受信装置の表示機能ごとに複数種類のデータを用意する
必要がなく、あらかじめデータ受信装置の表示機能に対
応した属性情報を付与したデータを格納させておくだけ
で、多種多様な表示機能を有するデータ受信装置それぞ
れ個々に最適な表示形式でデータを表示させることがで
きる。
【0116】また請求項2または請求項9記載の発明に
よれば、伝送されるデータ自体に受信側の表示機能に応
じた属性情報は、表示機能の種類が多くなればなるほど
データ量が多くなってしまうことを回避して、データ伝
送の実行速度の低下を抑えることができる。
【0117】さらに請求項3または請求項10記載の発
明によれば、送信側と受信側とで表示機能が異なる場合
であっても、送信側で操作者があらかじめ記憶されてい
る属性情報の中から適宜選択してデータを生成すること
ができるので、受信側の装置では正確に送信側の意図し
たデータを表示させることができる。
【0118】さらにまた請求項4または請求項11記載
の発明によれば、送信側であらかじめ受信側の装置の表
示機能について登録しておく必要がなく、常に最適な形
態でデータを受信させることができるとともに、受信側
の装置ではデータ変換処理を一切不要にすることができ
る。
【0119】さらに請求項5または請求項15記載の発
明によれば、自装置に表示機能に対応したデータ生成が
できないときは、あらかじめ決められた表示形式で表示
させることで、送信されたデータの情報性を損なわない
ようにした。
【0120】さらにまた請求項6または請求項16記載
の発明によれば、既存のインターネットシステムに容易
に適用することができるとともに、繰返し同じ属性情報
が付加されるデータの容量の増加を抑え、受信側の表示
機能に応じて最適なデータ表示を行うことができる。
【0121】さらに請求項7または請求項17記載の発
明によれば、既存のインターネットシステムに容易に適
用することができるとともに、属性情報に基づいたデー
タ処理を簡素化して処理負荷を軽減し、受信側の表示機
能に応じて最適なデータ表示を行うことができる。
【0122】また請求項12記載の発明によれば、受信
側の表示機能が送信側で認識されていない場合であって
も、受信側にとって最適な表示形式で表示させることが
できる。
【0123】また請求項13記載の発明によれば、デー
タ受信装置およびデータ送信装置に処理負荷をかけるこ
となく、多種多様な表示機能を有するデータ受信装置に
最適な表示形式のデータに容易に変換することができる
ようになる。
【0124】また請求項14記載の発明によれば、デー
タ受信装置およびデータ送信装置に処理負荷をかけるこ
となく、受信側の表示機能が送信側で認識されていない
場合であっても、受信側にとって最適な表示形式で表示
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ通信シス
テムの構成の概要を示す構成図である。
【図2】第1の実施例におけるHTMLで記述されたコ
ンテンツデータの一例を示す説明図である。
【図3】第1の実施例におけるMSの構成の概要を示す
ブロック図である。
【図4】第1の実施例におけるMSのコンテンツデータ
受信処理の概要を示す流れ図である。
【図5】第1の実施例におけるHTMLで記述されたコ
ンテンツデータの他の例を示す説明図である。
【図6】第2の実施例におけるゲートウェイサーバの構
成の概要を示すブロック図である。
【図7】第2の実施例における変換表記憶部の記憶内容
を示す説明図である。
【図8】第2の実施例におけるゲートウェイサーバのデ
ータ変換処理の概要を示す流れ図である。
【図9】第2の実施例におけるゲートウェイサーバの変
換表決定処理の概要を示す流れ図である。
【図10】第2の実施例におけるデータ通信システムの
動作の概要を示すシーケンス図である。
【図11】第3の実施例におけるデータ通信システムの
構成の概要を示す構成図である。
【図12】第3の実施例における送信側MSに記憶され
る文字属性情報の一覧を示す説明図である。
【図13】第4の実施例におけるデータ通信システムの
動作の概要を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
101、102 MS 11 公衆網 12 交換機 13 基地局 14 コンテンツサーバ 15 ゲートウェイサーバ 40 アンテナ 41 無線部 42 レシーバ 43 マイク 44 音声処理部 45 制御部 46 表示部 47 キー操作部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ送信先の表示機能に対応した
    複数の属性情報が付与されたデータを受信するデータ受
    信手段と、 このデータ受信手段によって受信されたデータに付与さ
    れた属性情報の中から自装置の表示機能に応じて選択し
    た属性情報に基づいて前記データを表示するための表示
    情報を生成する表示情報生成手段と、 この表示情報生成手段によって生成された表示情報にし
    たがって表示する表示手段とを具備することを特徴とす
    るデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 自装置の表示機能に対応した属性情報を
    送信する属性情報送信手段と、 データの送信を要求するデータ送信要求手段と、 このデータ送信要求手段による要求に対応して送信され
    るデータが前記属性情報送信手段によって送信された前
    記属性情報に基づいて変換された変換データを受信する
    データ受信手段と、 このデータ受信手段によって受信された変換データを表
    示する表示手段とを具備することを特徴とするデータ通
    信装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめデータの送信先の表示機能に
    対応した属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、 この属性情報記憶手段によって記憶されている前記属性
    情報のいずれか1つを選択するための選択手段と、 この選択手段によって選択された属性情報が付加された
    送信データを生成するためのデータ生成手段と、 このデータ生成手段によって生成された送信データを送
    信するデータ送信手段とを具備することを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ送信すべきデータを記憶する
    データ記憶手段と、 前記データの送信先の表示機能に対応した属性情報の送
    信を要求する属性情報送信要求手段と、 この属性情報送信要求手段による送信要求に対応して送
    信された属性情報を受信する属性情報受信手段と、 前記属性情報受信手段によって受信された前記属性情報
    に基づいて前記データ記憶手段に記憶されたデータを変
    換するデータ変換手段と、 このデータ変換手段によって変換されたデータを送信す
    るデータ送信手段とを具備することを特徴とするデータ
    通信装置。
  5. 【請求項5】 前記表示情報生成手段は、前記データが
    自装置の表示機能に対応していないとき前記属性情報を
    無視してあらかじめ決められた形式で表示する表示情報
    を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の
    データ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記データはハイパーテキストマークア
    ップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定の情報
    記述言語で記述され、前記属性情報は前記データのヘッ
    ダ部で定義され、前記データ中の付加すべき位置に前記
    ヘッダ部の定義情報が挿入されていることを特徴とする
    請求項1〜請求項5記載のデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データはハイパーテキストマークア
    ップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定の情報
    記述言語で記述され、前記属性情報は前記データ中の付
    加すべき位置に直接付加されていることを特徴とする請
    求項1〜請求項5記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 あらかじめ送信先の表示機能に対応した
    複数の属性情報が付与されたデータを送信するデータ送
    信手段を備えるデータ送信装置と、 このデータ送信手段によって送信された前記データを受
    信するデータ受信手段と、このデータ受信手段によって
    受信されたデータに付与された属性情報の中から自装置
    の表示機能に応じて選択した属性情報に基づいて前記デ
    ータを表示するための表示情報を生成する表示情報生成
    手段と、この表示情報生成手段によって生成された表示
    情報にしたがって表示する表示手段とを備えるデータ受
    信装置とを具備することを特徴とするデータ通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 受信された装置の属性情報に基づいてデ
    ータを変換するデータ変換手段を備える第1の装置と、 自装置の表示機能に対応した属性情報を前記第1の装置
    に対して送信する属性情報送信手段と、データの送信を
    要求するデータ送信要求手段と、前記データ変換手段に
    よって変換されたデータを受信するデータ受信手段と、
    このデータ受信手段によって受信されたデータを表示す
    る表示手段とを備えるデータ受信装置と、 前記データ送信要求手段によって送信された前記データ
    の送信要求に対応してあらかじめ記憶されているデータ
    を前記第1の装置に対して送信するデータ送信手段を備
    えるデータ送信装置とを具備することを特徴とするデー
    タ通信システム。
  10. 【請求項10】 あらかじめデータの送信先の表示機能
    に対応した属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、こ
    の属性情報記憶手段によって記憶されている前記属性情
    報のいずれか1つを選択するための選択手段と、この選
    択手段によって選択された属性情報が付加された送信デ
    ータを生成するためのデータ生成手段と、このデータ生
    成手段によって生成された送信データを送信するデータ
    送信手段とを備えるデータ送信装置と、 前記データ送信手段によって送信されたデータを受信す
    るデータ受信手段と、このデータ受信手段によって受信
    されたデータを表示する表示手段とを備えるデータ受信
    装置とを具備することを特徴とするデータ通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 あらかじめ送信すべきデータを記憶す
    るデータ記憶手段と、前記データの送信先の表示機能に
    対応した属性情報の送信を要求する属性情報送信要求手
    段と、この属性情報送信要求手段による送信要求に対応
    して送信された属性情報を受信する属性情報受信手段
    と、前記属性情報受信手段によって受信された前記属性
    情報に基づいて前記データ記憶手段に記憶されたデータ
    を変換するデータ変換手段と、このデータ変換手段によ
    って変換されたデータを送信するデータ送信手段とを備
    えるデータ送信装置と、 前記属性情報送信要求手段による送信要求に基づいて自
    装置の表示機能に対応する属性情報を送信する属性情報
    送信手段と、前記データ送信手段によって送信されたデ
    ータを受信するデータ受信手段と、このデータ受信手段
    によって受信されたデータを表示する表示手段とを備え
    るデータ受信装置とを具備することを特徴とするデータ
    通信システム。
  12. 【請求項12】 前記データ受信装置はあらかじめ自装
    置の表示機能に応じて前記データの属性情報を変換する
    ための変換表を保持する変換表保持手段を備え、前記表
    示情報生成手段は前記データ受信手段によって受信され
    たデータに付与された属性情報の中から自装置の表示機
    能に応じて選択した属性情報あるいは自装置の表示機能
    に対応する属性情報がないときは前記変換表保持手段に
    保持された前記変換表に基づいて前記データを表示する
    ための表示情報を生成するものであることを特徴とする
    請求項8記載のデータ通信システム。
  13. 【請求項13】 前記第1の装置は、あらかじめ複数の
    属性情報それぞれに対応した変換表を記憶する変換表記
    憶手段と、この変換表記憶手段に記憶された属性情報の
    うち受信された前記データ受信装置の属性情報と一致す
    るものを択一的に選択しこれに対応する変換表に基づい
    て前記データを変換するデータ変換手段を備えることを
    特徴とする請求項9記載のデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 前記データ変換手段は前記データ受信
    装置の属性情報と一致するものがないとき前記属性情報
    の項目ごとにあらかじめ定められた優先順位にしたがっ
    て最も近いものを択一的に選択してこれに対応する変換
    表に基づいて前記データを変換するデータ変換手段を備
    えることを特徴とする請求項13記載のデータ通信シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記表示情報生成手段は、前記データ
    が自装置の表示機能に対応していないとき前記属性情報
    を無視してあらかじめ決められた形式で表示する表示情
    報を生成するものであることを特徴とする請求項8記載
    のデータ通信システム。
  16. 【請求項16】 前記データはハイパーテキストマーク
    アップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定の情
    報記述言語で記述され、前記属性情報は前記データのヘ
    ッダ部で定義され、前記データ中の付加すべき位置に前
    記ヘッダ部の定義情報が挿入されていることを特徴とす
    る請求項8〜請求項15記載のデータ通信システム。
  17. 【請求項17】 前記データはハイパーテキストマーク
    アップ言語やワイヤレスマークアップ言語等の所定の情
    報記述言語で記述され、前記属性情報は前記データ中の
    付加すべき位置に直接付加されていることを特徴とする
    請求項8〜請求項15記載のデータ通信システム。
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