JP2001133338A - トルクセンサ及び舵取装置 - Google Patents

トルクセンサ及び舵取装置

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JP2001133338A
JP2001133338A JP31039999A JP31039999A JP2001133338A JP 2001133338 A JP2001133338 A JP 2001133338A JP 31039999 A JP31039999 A JP 31039999A JP 31039999 A JP31039999 A JP 31039999A JP 2001133338 A JP2001133338 A JP 2001133338A
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shaft
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torque
output voltage
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Kenichi Furutaka
研一 古高
Naoki Maeda
直樹 前田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気センサの出力電圧特性にだれ部分が存在
しても、検出が可能であり、製造時の磁気センサの出力
電圧の精度管理が容易なトルクセンサの提供。 【解決手段】 連結軸37により連結された入力軸31
及び出力軸33の各外周部に変位して設けられた磁性的
に不連続な部分32,34と、入力軸31及び出力軸3
3の該部分32,34の軸方向の位置を検出する第1磁
気センサ1A及び第2磁気センサ2Aが検出する位置か
ら各所定間隔離隔した前記部分32,34の軸方向の位
置を検出する第3磁気センサ1B及び第4磁気センサ2
Bと、磁気センサ1A,2A,1B,2Bが検出した位
置が、所定範囲にあるか否かを判定する手段35と、そ
の判定結果に基づき、連結軸37の捩れ角度を検出する
為の前記位置を、入力軸31及び出力軸33のそれぞれ
について選択する手段35と、その選択した各位置に基
づき捩れ角度を検出する手段35とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力軸と出力軸と
を連結する連結軸に生じる捩れ角度によって入力軸に加
わるトルクを検出するトルクセンサ、及びこのトルクセ
ンサの検出結果に基づいて電動モータを駆動し、操舵補
助力を発生させる舵取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用の舵取装置に電動モータを駆動
して操舵補助を行ない、運転者の負担を軽減するものが
ある。これは、操舵輪(ステアリングホイール)に繋が
る入力軸と、ピニオン及びラック等により操向車輪に繋
がる出力軸と、入力軸及び出力軸を連結する連結軸とを
備え、連結軸に生じる捩れ角度によって、トルクセンサ
が入力軸に加わる操舵トルクを検出し、トルクセンサが
検出した操舵トルクに基づき、出力軸に連動する操舵補
助用の電動モータを駆動制御するものである。
【0003】図16は、本出願人が、平成11年第10
0665号特許願において提案してあるトルクセンサの
要部構成例を示す原理図である。このトルクセンサは、
舵取装置に使用した場合を示しており、上端部にステア
リングホイール30が連結され、下端部にトーションバ
ー37が連結されたステアリングシャフト(操舵軸)の
上部軸31(入力軸)の中間部の周面に沿わせて螺旋状
に、磁性材からなる突起物32(突起)を設けてある。
また、上部軸31が回転したときに、上部軸31の軸方
向に移動する磁性材からなる突起物32の位置を検出す
る為に、MRセンサ1A(磁気抵抗効果素子、磁気セン
サ)が上部軸31と適当な隙間を空けて平行に設けら
れ、車体の動かない部位に固定されている。
【0004】ステアリングシャフトの下部軸33(出力
軸)は、上端部がトーションバー37に連結され、下端
部がピニオン38に連結されている。上部軸31と同様
に、下部軸33の中間部の周面に沿わせて螺旋状に、磁
性材からなる突起物34(突起)を設けてある。また、
下部軸33が回転したときに、下部軸33の軸方向に移
動する磁性材からなる突起物34の位置を検出する為
に、MRセンサ2A(磁気抵抗効果素子、磁気センサ)
が下部軸33と適当な隙間を空けて平行に設けられ、車
体の動かない部位に固定されている。
【0005】MRセンサ1A及び2Aは、それぞれ例え
ば、2つの磁気抵抗からなる分圧回路と、ステアリング
シャフトに面しない側に設けられたバイアス用磁石とを
備えている。バイアス用磁石は、磁性材からなる突起物
32及び34による磁界の変化を大きくして、MRセン
サ1A及び2Aの感度を高める為に、ステアリングシャ
フト表面の磁界を強化する。
【0006】MRセンサ1Aの出力電圧は減算回路39
に与えられ、MRセンサ2Aの出力電圧は減算回路39
とアンプ41とに与えられる。アンプ41の出力電圧
は、下部軸33、磁性材からなる突起物34及びMRセ
ンサ2Aからなる回転角度検出装置が検出した、ステア
リングシャフトの回転角度(舵角)を示す信号として出
力される。減算回路39の出力電圧はアンプ40に与え
られ、アンプ40の出力電圧は、トルクセンサが検出し
た、ステアリングホイール30に加えられた操舵トルク
をを示す信号として出力される。
【0007】このような構成のトルクセンサは、上部軸
31及び下部軸33が、0≦θ<360°の範囲で回転
するのに応じて、MRセンサ1A及び2Aの検出面に最
近接する磁性材からなる突起物32及び34が、上部軸
31及び下部軸33の軸方向に移動する。磁性材からな
る突起物32及び34は、上部軸31及び下部軸33の
周面に沿わせて螺旋状に設けてあるので、MRセンサ1
A及び2Aの検出面に最近接する磁性材からなる突起物
32及び34の、上部軸31及び下部軸33の軸方向の
位置と、上部軸31及び下部軸33の回転角度とを対応
させることが出来る。
【0008】例えば、MRセンサ1A及び2Aの出力電
圧と、上部軸31及び下部軸33の回転角度(舵角)と
が同様の直線的な関係になるように設定しておき、上部
軸31及び下部軸33を複数回回転させれば、MRセン
サ1A及び2Aの各出力は、360°周期の電圧波形を
示し、MRセンサ1A及び2Aの各出力電圧により、そ
れぞれ上部軸31及び下部軸33の各回転角度を検出す
ることが出来る。
【0009】ここで、ステアリングホイール30に操舵
トルクが加えられ、トーションバー37に捩じれ角度が
生じていれば、MRセンサ1A及び2Aの各出力電圧
は、その捩じれ角度に応じた電圧差が生じるので、その
電圧差を減算回路39により算出することにより、その
捩じれ角度が求まり、その操舵トルクを示す信号を、ア
ンプ40から出力することが出来る。また、下部軸3
3、磁性材からなる突起物34及びMRセンサ2Aから
なる回転角度検出装置が検出した、ステアリングシャフ
トの回転角度(舵角)を示す信号を、アンプ41から出
力することが出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなトルク
センサでは、MRセンサ1A及び2Aの各出力電圧は、
磁性材からなる突起物32及び34のそれぞれの始端と
終端との間の切れ目においては、図17(a)に示すよ
うに、その特性が崩れて非線形となり、トルク検出には
使用出来ないだれ部分が生じるという問題があった。そ
の為、従来は、複数のMRセンサを用い、図17(b)
に示すように、その各出力電圧に位相のずれを与えて、
だれ部分の出力電圧を補正(補間)する方法が知られて
いる。
【0011】また、例えば、図17(c)に示すよう
に、2つのMRセンサの出力電圧に180°の位相のず
れを与え、更に一方の出力電圧を反転させて、2つの出
力電圧を比較することにより、絶対角度を検出する方法
がある。しかし、これらは、2つのMRセンサの出力電
圧の交点の精度管理が困難であり、例えば、2つのMR
センサの出力電圧を10ビット精度で扱う場合には、こ
の交点の出力電圧の精度も0.1%以上が要求され、製
造時のMRセンサの出力電圧の精度管理が難しい。
【0012】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、第1〜7発明では、磁気センサの出
力電圧の特性にだれ部分が存在しても、トルク検出が可
能であり、製造時の磁気センサの出力電圧の精度管理が
容易なトルクセンサを提供することを目的とする。第8
発明では、トルクセンサの磁気センサの出力電圧の特性
にだれ部分が存在しても、トルク検出が可能であり、ト
ルクセンサの製造時の磁気センサの出力電圧の精度管理
が容易な舵取装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】互いに補正し合う為の2
つの磁気センサの出力電圧は、与えた位相のずれに対し
て出力だれ部分が小さければ、図15に示すように、出
力切り換え部分に有効データ(直線部分)が重なる。磁
気センサの出力電圧を補正するときは、この有効データ
が重なった幅内で、出力電圧を切り換えれば良い。図1
5に示すように、この幅内に、上下共磁気センサの出力
電圧を切り換えるレベルを設定し、磁気センサの出力電
圧が、このレベル間の範囲を逸脱した時点で切り換え
る。
【0014】例えば、2つの磁気センサは、検出すべき
位置が、入力軸及び出力軸共その各外周部の周方向に1
80°相違するように設け、トルクが発生していないと
き(連結軸に捩じれが生じていないとき)、入力軸及び
出力軸の同じ位置を検出すべき磁気センサ同士の出力電
圧が同じになるように設定する。また、トルク検出開始
時には、入力側及び出力側共、磁気センサの出力電圧
が、切り換えるレベルを通過するようにし、出力電圧を
使用する磁気センサをそれぞれ選択し確定しておき、入
力側及び出力側の何れか又は両方で、出力電圧を使用す
る磁気センサが確定していないときは、トルクを検出し
ない。
【0015】第1発明に係るトルクセンサは、連結軸に
より連結された入力軸及び出力軸の各外周部に、その軸
方向及び周方向に変位して設けられた磁性的に不連続な
部分と、前記入力軸及び出力軸の該部分の前記軸方向の
位置をそれぞれ検出する第1磁気センサ及び第2磁気セ
ンサと、該第1磁気センサ及び第2磁気センサがそれぞ
れ検出する前記部分の位置から前記周方向及び/又は前
記軸方向に各所定間隔離隔した前記部分の前記軸方向の
位置をそれぞれ検出する第3磁気センサ及び第4磁気セ
ンサと、前記第1〜4磁気センサがそれぞれ検出した位
置が、所定範囲にあるか否かを判定する判定手段と、該
判定手段の判定結果に基づき、前記連結軸の捩れ角度を
検出する為の前記位置を、前記入力軸及び出力軸のそれ
ぞれについて選択する選択手段と、該選択手段が選択し
た各位置に基づき前記捩れ角度を検出する捩れ角度検出
手段とを備え、該捩れ角度検出手段が検出した捩れ角度
に基づいて、前記入力軸に加わるトルクを検出すべくな
してあることを特徴とする。
【0016】このトルクセンサでは、連結軸により連結
された入力軸及び出力軸の各外周部に、磁性的に不連続
な部分が、その軸方向及び周方向に変位して設けられ、
第1磁気センサ及び第2磁気センサが、それぞれ入力軸
及び出力軸の前記部分の軸方向の位置をそれぞれ検出す
る。第3磁気センサ及び第4磁気センサは、第1磁気セ
ンサ及び第2磁気センサがそれぞれ検出する前記部分の
位置から周方向及び/又は軸方向に各所定間隔離隔した
前記部分の軸方向の位置をそれぞれ検出し、判定手段
は、第1〜4磁気センサがそれぞれ検出した位置が、所
定範囲にあるか否かを判定する。選択手段は、判定手段
の判定結果に基づき、連結軸の捩れ角度を検出する為の
前記位置を、入力軸及び出力軸のそれぞれについて選択
し、捩れ角度検出手段は、選択手段が選択した各位置に
基づき捩れ角度を検出し、捩れ角度検出手段が検出した
捩れ角度に基づいて、入力軸に加わるトルクを検出す
る。
【0017】これにより、磁気センサの出力電圧の特性
にだれ部分が存在しても、トルク検出が可能であり、製
造時の磁気センサの出力電圧の精度管理が容易なトルク
センサを実現することが出来る。
【0018】第2発明に係るトルクセンサは、前記捩れ
角度検出手段が検出した捩れ角度を、前記選択手段が選
択した各位置及び前記各所定間隔に基づき補正する手段
を更にそなえることを特徴とする。
【0019】このトルクセンサでは、捩れ角度検出手段
が検出した捩れ角度を、補正する手段が、選択手段が選
択した各位置及び各所定間隔に基づき補正するので、第
1,2磁気センサが検出する位置と所定角度相違する位
置を検出すべき第3,4磁気センサの出力電圧を使用し
て、第1,2磁気センサの出力電圧のだれ部分を補正す
ることが出来、磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分
が存在しても、トルク検出が可能であり、製造時の磁気
センサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセンサを実
現することが出来る。
【0020】第3発明に係るトルクセンサは、前記捩れ
角度検出手段が検出した捩れ角度を補正する為の補正値
を、前記選択手段が選択した各位置と前記第1〜4磁気
センサがそれぞれ検出した位置とに基づき演算する手段
と、該手段が演算した補正値及び前記選択手段が選択し
た各位置に基づき、前記捩れ角度を補正する手段とを更
にそなえることを特徴とする。
【0021】このトルクセンサでは、捩れ角度検出手段
が検出した捩れ角度を補正する為の補正値を、演算する
手段が、選択手段が選択した各位置と第1〜4磁気セン
サがそれぞれ検出した位置とに基づき演算し、補正する
手段が、演算する手段が演算した補正値及び選択手段が
選択した各位置に基づき、捩れ角度を補正する。これに
より、第1,2磁気センサが検出する位置と所定角度相
違する位置を検出すべき第3,4磁気センサの出力電圧
を使用して、第1,2磁気センサの出力電圧のだれ部分
を補間することが出来、磁気センサの出力電圧の特性に
だれ部分が存在しても、トルク検出が可能であり、製造
時の磁気センサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセ
ンサを実現することが出来る。
【0022】第4発明に係るトルクセンサは、前記磁性
的に不連続な部分は、前記入力軸及び出力軸の各外周部
に沿って螺旋状に設けてあることを特徴とする。
【0023】このトルクセンサでは、磁性的に不連続な
部分は、入力軸及び出力軸の各外周部に沿って螺旋状に
設けてあるので、各磁気センサが検出する軸方向の位置
と周方向の角度とを対応させることが出来、磁気センサ
の出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、トルク検出
が可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧の精度管
理が容易なトルクセンサを実現することが出来る。
【0024】第5発明に係るトルクセンサは、前記磁性
的に不連続な部分は、前記入力軸及び出力軸の各外周部
に沿って等間隔にそれぞれ複数設けてあることを特徴と
する。
【0025】このトルクセンサでは、磁性的に不連続な
部分は、入力軸及び出力軸の各外周部に沿って等間隔に
それぞれ複数設けてあるので、周方向の角度当たりの磁
気センサの出力電圧を大きくすることが出来、磁気セン
サの出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、トルク検
出が可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧の精度
管理が容易なトルクセンサを実現することが出来る。
【0026】第6発明に係るトルクセンサは、前記磁性
的に不連続な部分は、磁性材からなる突起であることを
特徴とする。
【0027】このトルクセンサでは、磁性的に不連続な
部分は、磁性材からなる突起であるので、磁気センサの
出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、トルク検出が
可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧の精度管理
が容易なトルクセンサを実現することが出来る。
【0028】第7発明に係るトルクセンサは、前記第1
〜4磁気センサが、それぞれ検出した位置に応じて出力
する各電気信号、及び予め設定され、前記第1〜4磁気
センサがそれぞれ検出した位置に応じて出力すべき各電
気信号を対応させて記憶してある各記憶手段と、前記第
1〜4磁気センサがそれぞれ出力した電気信号と前記各
記憶手段が記憶してある内容とに基づき、前記出力すべ
き各電気信号を出力する手段とを備え、該手段が出力し
た各電気信号を、前記第1〜4磁気センサがそれぞれ検
出した位置を示す各信号とすべくなしてあることを特徴
とする。
【0029】このトルクセンサでは、各記憶手段が、第
1〜4磁気センサが、それぞれ検出した各位置に応じて
出力する各電気信号、及び予め設定され、第1〜4磁気
センサがそれぞれ検出した各位置に応じて出力すべき各
電気信号を対応させて記憶してある。出力する手段は、
第1〜4磁気センサがそれぞれ出力した各電気信号と各
記憶手段が記憶してある内容とに基づき、前記出力すべ
き各電気信号を出力する。そして、出力する手段が出力
した各電気信号を、第1〜4磁気センサがそれぞれ検出
した各位置を示す各信号とする。これにより、磁気セン
サの出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、トルク検
出が可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧の精度
管理が容易なトルクセンサを実現することが出来る。
【0030】第8発明に係る舵取装置は、操舵輪に繋が
る入力軸と、前記操舵輪に加わる操舵トルクに基づき駆
動制御される操舵補助用の電動モータと、該電動モータ
に連動する出力軸と、前記入力軸に加わる操舵トルク
を、前記入力軸及び出力軸を連結する連結軸に生じる捩
れ角度によって検出する請求項1〜7の何れかに記載さ
れたトルクセンサとを備えることを特徴とする。
【0031】この舵取装置では、入力軸が操舵輪に繋が
り、操舵補助用の電動モータが、操舵輪に加わる操舵ト
ルクに基づき駆動制御される。出力軸が電動モータに連
動し、請求項1〜7の何れかに記載されたトルクセンサ
が、入力軸に加わる操舵トルクを、入力軸及び出力軸を
連結する連結軸に生じる捩れ角度によって検出する。こ
れにより、トルクセンサの磁気センサの出力電圧の特性
にだれ部分が存在しても、トルク検出が可能であり、ト
ルクセンサの製造時の磁気センサの出力電圧の精度管理
が容易な舵取装置を実現することが出来る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係るトルクセンサの実
施の形態の要部構成を示す原理図である。このトルクセ
ンサは、舵取装置に使用した場合を示しており、上端部
にステアリングホイール30が連結され、下端部にトー
ションバー37が連結されたステアリングシャフト(操
舵軸)の上部軸31(入力軸)の中間部の周面に沿わせ
て螺旋状に、磁性材からなる突起物32(突起)を設け
てある。
【0033】上部軸31が回転したときに、上部軸31
の軸方向に移動する磁性材からなる突起物32の位置を
検出する為に、MRセンサ1A(磁気抵抗効果素子、第
1磁気センサ)が、上部軸31と適当な隙間を空けて平
行に設けられ、車体の動かない部位に固定されている。
また、MRセンサ1Aが検出する位置と上部軸31の周
方向に180°相違すべき位置を検出するように、MR
センサ1B(第3磁気センサ)が、上部軸31と適当な
隙間を空けて平行に設けられ、車体の動かない部位に固
定されている。
【0034】ステアリングシャフトの下部軸33(出力
軸)は、上端部がトーションバー37に連結され、下端
部がピニオン38に連結されている。上部軸31と同様
に、下部軸33の中間部の周面に沿わせて螺旋状に、磁
性材からなる突起物34(突起)を設けてある。また、
下部軸33が回転したときに、下部軸33の軸方向に移
動する磁性材からなる突起物34の位置を検出する為
に、MRセンサ2A(第2磁気センサ)が下部軸33と
適当な隙間を空けて平行に設けられ、車体の動かない部
位に固定されている。
【0035】また、MRセンサ2Aが検出する位置と下
部軸33の周方向に180°相違すべき位置を検出する
ように、MRセンサ2B(第4磁気センサ)が、下部軸
33と適当な隙間を空けて平行に設けられ、車体の動か
ない部位に固定されている。MRセンサ1A,1B,2
A,2Bは、上部軸31及び下部軸33にトルクが発生
していないとき(連結軸に捩じれが生じていないと
き)、MRセンサ1A,2Aの出力電圧が同じになり、
MRセンサ1B,2Bの出力電圧が同じになるように設
定されている。
【0036】MRセンサ1A,1B,2A,2Bは、そ
れぞれ例えば、2つの磁気抵抗からなる分圧回路と、ス
テアリングシャフトに面しない側に設けられたバイアス
用磁石とを備えている。バイアス用磁石は、磁性材から
なる突起物32及び34による磁界の変化を大きくし
て、MRセンサ1A,1B,2A,2Bの感度を高める
為に、ステアリングシャフト表面の磁界を強化する。M
Rセンサ1A,1B,2A,2Bの各出力電圧は信号処
理部35に与えられて処理され、信号処理部35の出力
信号は、トルクセンサが検出した、ステアリングホイー
ル30に加えられた操舵トルクをを示す信号として出力
される。
【0037】以下に、このような構成のトルクセンサの
動作を、それを示す図2〜4のフローチャートを参照し
ながら説明する。このトルクセンサは、上部軸31及び
下部軸33が、0≦θ<360°の範囲で回転するのに
応じて、MRセンサ1A,1B及び2A,2Bの検出面
に最近接する磁性材からなる突起物32及び34が、上
部軸31及び下部軸33の軸方向に移動する。磁性材か
らなる突起物32及び34は、上部軸31及び下部軸3
3の周面に沿わせて螺旋状に設けてあるので、MRセン
サ1A,1B及び2A,2Bの検出面に最近接する突起
物32及び34の、上部軸31及び下部軸33の軸方向
の位置と、上部軸31及び下部軸33の回転角度とを対
応させることが出来る。
【0038】ここで、ステアリングホイール30に操舵
トルクが加えられ、トーションバー37に捩じれ角度が
生じていれば、MRセンサ1A及び2Aの各出力電圧
は、その捩じれ角度に応じた電圧差が生じ、MRセンサ
1B及び2Bの各出力電圧も、同様にその捩じれ角度に
応じた電圧差が生じるので、それらの電圧差を信号処理
部35で算出することにより、その捩じれ角度が求ま
り、その操舵トルクを示す信号を出力することが出来
る。
【0039】信号処理部35は、先ず、MRセンサ1
A,1B,2A,2Bの各出力電圧MR1A,MR1
B,MR2A,MR2Bをアナログ/デジタル変換する
(S2)。ここで、信号処理部35は、図5(a)に示
すように、MRセンサ1A,1B(2A,2B)の各出
力電圧MR1A,MR1B(MR2A,MR2B)の有
効データ(直線部分)が重なる部分内で、出力電圧MR
1A,MR1B(MR2A,MR2B)を切り換えるこ
とができるように、その切り換える為の上下のレベルL
IMH,LIMLを設定している。各出力電圧MR1
A,MR1B(MR2A,MR2B)の有効データ部分
(直線部分)は、互いに平行であるとする。
【0040】信号処理部35は、次に、MRセンサ1A
の出力電圧MR1AがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR1AがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S4)、その結果、何れかで有れば、MRセン
サ1Bを上部軸31(入力軸)側の、トルク検出に使用
するMRセンサとして決定し(S6)、その出力を出力
電圧MR1Bに決定し記憶する(S8)。
【0041】信号処理部35は、MRセンサ1Aの出力
電圧MR1AがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR1AがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S4)結果、何れでも無ければ、MRセンサ1Bの
出力電圧MR1BがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR1BがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S10)、その結果、何れかで有れば、MRセ
ンサ1Aを上部軸31(入力軸)側の、トルク検出に使
用するMRセンサとして決定し(S12)、その出力を
出力電圧MR1Aに決定し記憶する(S14)。
【0042】信号処理部35は、MRセンサ1Bの出力
電圧MR1BがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR1BがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S10)結果、何れでも無ければ、前回のトルク検
出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMR
センサがMRセンサ1Aであったか否かを判定する(S
11)。その結果、前回はMRセンサ1Aであったとき
は、MRセンサ1Aを上部軸31(入力軸)側の、トル
ク検出に使用するMRセンサとして決定する(S1
2)。
【0043】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ1Aであったか否かを判定した(S11)
結果、MRセンサ1Aでなかったときは、前回のトルク
検出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)側のM
RセンサがMRセンサ1Bであったか否かを判定する
(S13)。その結果、前回はMRセンサ1Bであった
ときは、MRセンサ1Bを上部軸31(入力軸)側の、
トルク検出に使用するMRセンサとして決定する(S
6)。
【0044】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側の、トルク検出に使用するMRセンサの出力を出力電
圧MR1Bに決定したとき(S8)、又は上部軸31側
の、トルク検出に使用するMRセンサの出力を出力電圧
MR1Aに決定したとき(S14)、MRセンサ2Aの
出力電圧MR2AがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR2AがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S16)、その結果、何れかで有れば、MRセ
ンサ2Bを下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使
用するMRセンサとして決定し(S18)、その出力を
出力電圧MR2Bに決定し記憶する(S20)。
【0045】信号処理部35は、MRセンサ2Aの出力
電圧MR2AがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR2AがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S16)結果、何れでも無ければ、MRセンサ2B
の出力電圧MR2BがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR2BがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S22)、その結果、何れかで有れば、MRセ
ンサ2Aを下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使
用するMRセンサとして決定し(S24)、その出力を
出力電圧MR2Aに決定し記憶する(S26)。
【0046】信号処理部35は、MRセンサ2Bの出力
電圧MR2BがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR1BがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S22)結果、何れでも無ければ、前回のトルク検
出サイクル時に使用した下部軸33(出力軸)側のMR
センサがMRセンサ2Aであったか否かを判定する(S
23)。その結果、前回はMRセンサ2Aであったとき
は、MRセンサ2Aを下部軸33(出力軸)側の、トル
ク検出に使用するMRセンサとして決定する(S2
4)。
【0047】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した下部軸33(出力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ2Aであったか否かを判定した(S23)
結果、MRセンサ2Aでなかったときは、前回のトルク
検出サイクル時に使用した下部軸33(出力軸)側のM
RセンサがMRセンサ2Bであったか否かを判定する
(S25)。その結果、前回はMRセンサ2Bであった
ときは、MRセンサ2Bを下部軸33(出力軸)側の、
トルク検出に使用するMRセンサとして決定する(S1
8)。
【0048】次に、信号処理部35は、上部軸31(入
力軸)側の、トルク検出に使用するMRセンサが決定し
ていないか(センサ1≠A∩センサ1≠B)、又は下部
軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用するMRセン
サが決定していないか(センサ2≠A∩センサ2≠B)
を判定し(S28)、その判定結果が、何れか又は両方
のMRセンサが決定していない((センサ1≠A∩セン
サ1≠B)∪(センサ2≠A∩センサ2≠B))とき
は、検出したトルクを0として信号を出力する(S3
8)。
【0049】これは、上部軸31(入力軸)及び下部軸
33(出力軸)の何れか又は両方で、レベルLIMHよ
り大きい出力電圧、又はレベルLIMLより小さい出力
電圧を出力したMRセンサが存在せず(S4,10,1
6,22)、また、前回のトルク検出サイクル時に使用
したMRセンサが存在せず(S13,25)、トルク検
出に使用するMRセンサを確定出来ない場合である。
【0050】レベルLIMHより大きい出力電圧、又は
レベルLIMLより小さい出力電圧を出力したMRセン
サが有れば、図5(a)に示すように、その他方のMR
センサを、トルク検出に使用するMRセンサとして決定
することが出来、また、レベルLIMHより大きい出力
電圧、又はレベルLIMLより小さい出力電圧を出力し
たMRセンサが存在しないときでも、前回のトルク検出
サイクル時に使用したMRセンサが存在すれば(S1
1,13,23,25)、引き続き、そのMRセンサを
トルク検出に使用することが出来る。
【0051】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側の、トルク検出に使用するMRセンサが決定してお
り、下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用する
MRセンサが決定している((センサ1=A∪センサ1
=B)∩(センサ2=A∪センサ2=B))ときは、ト
ルク=入力軸側のMRセンサの出力電圧−出力軸側のM
Rセンサの出力電圧、を演算する(S30)。
【0052】次に、信号処理部35は、トルク検出に使
用するMRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMRセ
ンサ1Aであり、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ
2Aであるか、又は上部軸31側がMRセンサ1Bであ
り、下部軸33側がMRセンサ2Bであるかを判定し
(S32)、その何れかであるときは、つまり、トルク
検出に使用するMRセンサの何れもが、上部軸31及び
下部軸33に対して同じ側に有り、図5(a)に示すよ
うに、同じ出力特性を有しているとき、検出するトルク
は、同じ出力特性上のずれとして表示されるから、トル
ク補正は不要であり、演算したトルク(S30)を検出
したトルクとして出力する。
【0053】信号処理部35は、判定した(S32)結
果が、その何れでもないとき、つまり、トルク検出に使
用するMRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMRセ
ンサ1Aであり、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ
2Bであるとき、又は上部軸31側がMRセンサ1Bで
あり、下部軸33側がMRセンサ2Aであるとき(S3
2)、入力軸側のMRセンサの出力電圧が出力軸側のM
Rセンサの出力電圧より大きいか否か判定し(S3
4)、入力軸側の方が大きいとき、演算したトルク(S
30)から、予め設定してある電圧値Tを差し引いてト
ルク補正を行い(S36)、この補正したトルクを検出
したトルクとして出力する。
【0054】信号処理部35は、入力軸側のMRセンサ
の出力電圧が出力軸側のMRセンサの出力電圧より大き
いか否か判定し(S34)、出力軸側の方が大きいと
き、演算したトルク(S30)に、予め設定してある電
圧値Tを加算してトルク補正を行い(S40)、この補
正したトルクを検出したトルクとして出力する。トルク
検出に使用する2つのMRセンサが、上部軸31(入力
軸)及び下部軸33(出力軸)に対して互いに異なる側
に有るとき(S32)、図5(b)に示すように、それ
らの出力特性は、それぞれ検出すべき位置の差(上部軸
31及び下部軸33の周方向に180°)に相当する電
圧値Tだけ相違している。
【0055】従って、入力軸側のMRセンサの出力電圧
が出力軸側のMRセンサの出力電圧より大きいとき(S
34)、図5(b)より、上部軸31(入力軸)側はM
Rセンサ1Aであり、下部軸33(出力軸)側はMRセ
ンサ2Bであるので、MRセンサ2Bの出力電圧MR2
Bに電圧値Tを加算して、MRセンサ2Aの出力電圧M
R2Aに換算し、トルク補正を行う(S36)。一方、
入力軸側のMRセンサの出力電圧が出力軸側のMRセン
サの出力電圧より小さいとき(S34)、図5(b)よ
り、入力軸側はMRセンサ1Bであり、出力軸側はMR
センサ2Aであるので、MRセンサ1Bの出力電圧MR
1Bに電圧値Tを加算して、MRセンサ1Aの出力電圧
MR1Aに換算し、トルク補正を行う(S40)。
【0056】実施の形態2.図6〜11は、本発明に係
るトルクセンサの実施の形態2の動作を示すフローチャ
ートである。このトルクセンサの構成は、実施の形態1
で説明したトルクセンサの構成(図1)と同様であるの
で、説明を省略する。但し、MRセンサ1A,1Bがそ
れぞれ検出すべき位置の差、及びMRセンサ2A,2B
がそれぞれ検出すべき位置の差は、それぞれ上部軸31
及び下部軸33の周方向に180°でなくても良く、ま
た、それぞれ上部軸31及び下部軸33の軸方向に所定
距離存在しても良い。
【0057】以下に、このトルクセンサの動作を、図6
〜11のフローチャートを参照しながら説明する。この
トルクセンサは、上部軸31及び下部軸33が、0≦θ
<360°の範囲で回転するのに応じて、MRセンサ1
A,1B及び2A,2Bの検出面に最近接する磁性材か
らなる突起物32及び34が、上部軸31及び下部軸3
3の軸方向に移動する。突起物32及び34は、上部軸
31及び下部軸33の周面に沿わせて螺旋状に設けてあ
るので、MRセンサ1A,1B及び2A,2Bの検出面
に最近接する突起物32及び34の、上部軸31及び下
部軸33の軸方向の位置と、上部軸31及び下部軸33
の回転角度とを対応させることが出来る。
【0058】ここで、ステアリングホイール30に操舵
トルクが加えられ、トーションバー37に捩じれ角度が
生じていれば、MRセンサ1A及び2Aの各出力電圧
は、その捩じれ角度に応じた電圧差が生じ、MRセンサ
1B及び2Bの各出力電圧も、同様にその捩じれ角度に
応じた電圧差が生じるので、それらの電圧差を信号処理
部35で算出することにより、その捩じれ角度が求ま
り、その操舵トルクを示す信号を出力することが出来
る。
【0059】信号処理部35は、先ず、MRセンサ1
A,1B,2A,2Bの各出力電圧MR1A,MR1
B,MR2A,MR2Bをアナログ/デジタル変換する
(S42)。ここで、信号処理部35は、図12(a
(b))に示すように、MRセンサ1A,1B(2A,
2B)の各出力電圧MR1A,MR1B(MR2A,M
R2B)の有効データ(直線部分)が重なる部分内で、
出力電圧MR1A,MR1B(MR2A,MR2B)を
切り換えることができるように、その切り換える為の上
下のレベルLIMH,LIMLを設定している。各出力
電圧MR1A,MR1B(MR2A,MR2B)の有効
データ部分(直線部分)は、互いに平行であるとする。
【0060】信号処理部35は、次に、MRセンサ1A
の出力電圧MR1AがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR1AがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S44)、その結果、何れかで有れば、前回の
トルク検出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)
側のMRセンサがMRセンサ1Aであるか否かを判定す
る(S46)。その結果、前回はMRセンサ1Aであっ
たときは、MRセンサ1Aの出力電圧MR1Aがレベル
LIMHより大きいか否かを判定し(S48)、出力電
圧MR1Aの方が大きいときは、換算の為の電圧値T1
BA=MR1A−MR1Bを算出して記憶しておく(S
50)。出力電圧MR1Aの方が小さいときは(S4
8)、換算の為の電圧値T1AB=MR1B−MR1A
を算出して記憶しておく(S68)。
【0061】信号処理部35は、次に、MRセンサ1B
を上部軸31(入力軸)側の、トルク検出に使用するM
Rセンサとして決定し(S52)、その出力を出力電圧
MR1Bに決定し記憶する(S54)。上部軸31のト
ルク検出に使用するMRセンサが1Aから1Bに切り換
わるとき、それぞれの出力電圧は検出すべき位置の差に
相当する電圧値だけ相違しているので、換算する必要が
ある。そこで、MRセンサ1Aの出力電圧MR1Aがレ
ベルLIMHより大きいとき(S48)、図12(a)
より、換算する為の電圧値T1BAを算出して記憶して
おく。一方、MRセンサ1Aの出力電圧MR1Aがレベ
ルLIMHより小さいとき(S48)、つまり、出力電
圧MR1AがレベルLIMLより小さいとき、図12
(a)より、換算する為の電圧値T1ABを算出して記
憶しておく。
【0062】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ1Aでなければ(S46)、つまり、前回
もMRセンサ1Bであり、MRセンサが切り換わらない
とき、換算する必要はなく、MRセンサ1Bを上部軸3
1側の、トルク検出に使用するMRセンサとして決定し
(S52)、その出力を出力電圧MR1Bに決定し記憶
する(S54)。
【0063】信号処理部35は、MRセンサ1Aの出力
電圧MR1AがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR1AがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S44)結果、何れでも無ければ、MRセンサ1B
の出力電圧MR1BがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR1BがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S56)、その結果、何れかで有れば、前回の
トルク検出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)
側のMRセンサがMRセンサ1Bであるか否かを判定す
る(S58)。その結果、前回はMRセンサ1Bであっ
たときは、MRセンサ1Bの出力電圧MR1Bがレベル
LIMHより大きいか否かを判定し(S60)、出力電
圧MR1Bの方が大きいときは、換算の為の電圧値T1
AB=MR1B−MR1Aを算出して記憶しておく(S
62)。出力電圧MR1Bの方が小さいときは(S6
0)、換算の為の電圧値T1BA=MR1A−MR1B
を算出して記憶しておく(S70)。
【0064】信号処理部35は、次に、MRセンサ1A
を上部軸31(入力軸)側の、トルク検出に使用するM
Rセンサとして決定し(S64)、その出力を出力電圧
MR1Aに決定し記憶する(S66)。上部軸31のト
ルク検出に使用するMRセンサが1Bから1Aに切り換
わるとき、それぞれの出力電圧は検出すべき位置の差に
相当する電圧値だけ相違しているので、換算する必要が
ある。そこで、MRセンサ1Bの出力電圧MR1Bがレ
ベルLIMHより大きいとき(S60)、図12(a)
より、換算する為の電圧値T1ABを算出して記憶して
おく。一方、MRセンサ1Bの出力電圧MR1Bがレベ
ルLIMHより小さいとき(S60)、つまり、出力電
圧MR1BがレベルLIMLより小さいとき、図12
(a)より、換算する為の電圧値T1BAを算出して記
憶しておく。
【0065】信号処理部35は、MRセンサ1Bの出力
電圧MR1BがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR1BがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S56)結果、何れでも無ければ、前回のトルク検
出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMR
センサがMRセンサ1Aであったか否かを判定する(S
57)。その結果、前回はMRセンサ1Aであったとき
は、MRセンサ1Aを上部軸31(入力軸)側の、トル
ク検出に使用するMRセンサとして決定する(S6
4)。
【0066】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ1Aであったか否かを判定した(S57)
結果、MRセンサ1Aでなかったときは、前回のトルク
検出サイクル時に使用した上部軸31(入力軸)側のM
RセンサがMRセンサ1Bであったか否かを判定する
(S59)。その結果、前回はMRセンサ1Bであった
ときは、MRセンサ1Bを上部軸31(入力軸)側の、
トルク検出に使用するMRセンサとして決定する(S5
2)。
【0067】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した上部軸31(入力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ1Bであったか否かを判定した(S59)
結果、MRセンサ1Bでもなかったときは、上部軸31
(入力軸)側の、トルク検出に使用するMRセンサが決
定していないか(センサ1≠A∩センサ1≠B)、又は
下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用するMR
センサが決定していないか(センサ2≠A∩センサ2≠
B)を判定する(S100)。
【0068】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側の、トルク検出に使用するMRセンサの出力を出力電
圧MR1Bに決定したとき(S54)、又は上部軸31
(入力軸)側の、トルク検出に使用するMRセンサの出
力を出力電圧MR1Aに決定したとき(S66)、MR
センサ2Aの出力電圧MR2AがレベルLIMHより大
きいか、又は、出力電圧MR2AがレベルLIMLより
小さいかを判定し(S72)、その結果、何れかで有れ
ば、前回のトルク検出サイクル時に使用した下部軸33
(出力軸)側のMRセンサがMRセンサ2Aであるか否
かを判定する(S74)。
【0069】信号処理部35は、前回のMRセンサがM
Rセンサ2Aであるか否かを判定した(S74)結果、
前回はMRセンサ2Aであったときは、MRセンサ2A
の出力電圧MR2AがレベルLIMHより大きいか否か
を判定し(S76)、出力電圧MR2Aの方が大きいと
きは、換算の為の電圧値T2BA=MR2A−MR2B
を算出して記憶しておく(S78)。出力電圧MR2A
の方が小さいときは(S76)、換算の為の電圧値T2
AB=MR2B−MR2Aを算出して記憶しておく(S
84)。
【0070】信号処理部35は、次に、MRセンサ2B
を下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用するM
Rセンサとして決定し(S80)、その出力を出力電圧
MR2Bに決定し記憶する(S82)。下部軸33のト
ルク検出に使用するMRセンサが2Aから2Bに切り換
わるとき、それぞれの出力電圧は検出すべき位置の差に
相当する電圧値だけ相違しているので、換算する必要が
ある。
【0071】そこで、MRセンサ2Aの出力電圧MR2
AがレベルLIMHより大きいとき(S76)、図12
(b)より、換算する為の電圧値T2BAを算出して記
憶しておく(S78)。一方、MRセンサ2Aの出力電
圧MR2AがレベルLIMHより小さいとき(S7
6)、つまり、出力電圧MR2AがレベルLIMLより
小さいとき、図12(b)より、換算する為の電圧値T
2ABを算出して記憶しておく(S84)。
【0072】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した下部軸33(出力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ2Aでなければ(S74)、つまり、前回
もMRセンサ2Bであり、MRセンサが切り換わらない
とき、換算する必要はなく、MRセンサ2Bを下部軸3
3側の、トルク検出に使用するMRセンサとして決定し
(S80)、その出力を出力電圧MR2Bに決定し記憶
する(S82)。
【0073】信号処理部35は、MRセンサ2Aの出力
電圧MR2AがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR2AがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S72)結果、何れでも無ければ、MRセンサ2B
の出力電圧MR2BがレベルLIMHより大きいか、又
は、出力電圧MR2BがレベルLIMLより小さいかを
判定し(S86)、その結果、何れかで有れば、前回の
トルク検出サイクル時に使用した下部軸33(出力軸)
側のMRセンサがMRセンサ2Bであるか否かを判定す
る(S88)。その結果、前回はMRセンサ2Bであっ
たときは、MRセンサ2Bの出力電圧MR2Bがレベル
LIMHより大きいか否かを判定し(S90)、出力電
圧MR2Bの方が大きいときは、換算の為の電圧値T2
AB=MR2B−MR2Aを算出して記憶しておく(S
92)。出力電圧MR2Bの方が小さいときは(S9
0)、換算の為の電圧値T2BA=MR2A−MR2B
を算出して記憶しておく(S98)。
【0074】信号処理部35は、次に、MRセンサ2A
を下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用するM
Rセンサとして決定し(S94)、その出力を出力電圧
MR2Aに決定し記憶する(S96)。下部軸33のト
ルク検出に使用するMRセンサが2Bから2Aに切り換
わるとき、それぞれの出力電圧は検出すべき位置の差に
相当する電圧値だけ相違しているので、換算する必要が
ある。
【0075】そこで、MRセンサ2Bの出力電圧MR2
BがレベルLIMHより大きいとき(S90)、図12
(b)より、換算する為の電圧値T2ABを算出して記
憶しておく(S92)。一方、MRセンサ2Bの出力電
圧MR2BがレベルLIMHより小さいとき(S9
0)、つまり、出力電圧MR2BがレベルLIMLより
小さいとき、図12(b)より、換算する為の電圧値T
2BAを算出して記憶しておく(S98)。
【0076】信号処理部35は、MRセンサ2Bの出力
電圧MR2BがレベルLIMHより大きいか、又は、出
力電圧MR2BがレベルLIMLより小さいかを判定し
た(S86)結果、何れでも無ければ、前回のトルク検
出サイクル時に使用した下部軸33(出力軸)側のMR
センサがMRセンサ2Aであったか否かを判定する(S
87)。その結果、前回はMRセンサ2Aであったとき
は、MRセンサ2Aを下部軸33(出力軸)側の、トル
ク検出に使用するMRセンサとして決定する(S9
4)。
【0077】信号処理部35は、前回のトルク検出サイ
クル時に使用した下部軸33(出力軸)側のMRセンサ
がMRセンサ2Aであったか否かを判定した(S87)
結果、MRセンサ2Aでなかったときは、前回のトルク
検出サイクル時に使用した下部軸33(出力軸)側のM
RセンサがMRセンサ2Bであったか否かを判定する
(S89)。その結果、前回はMRセンサ2Bであった
ときは、MRセンサ2Bを下部軸33(出力軸)側の、
トルク検出に使用するMRセンサとして決定する(S8
0)。
【0078】次に、信号処理部35は、上部軸31(入
力軸)側の、トルク検出に使用するMRセンサが決定し
ていないか(センサ1≠A∩センサ1≠B)、又は下部
軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用するMRセン
サが決定していないか(センサ2≠A∩センサ2≠B)
を判定し(S100)、その判定結果が、何れか又は両
方のMRセンサが決定していない((センサ1≠A∩セ
ンサ1≠B)∪(センサ2≠A∩センサ2≠B))とき
は、検出したトルクを0として信号を出力する(S11
2)。
【0079】これは、上部軸31(入力軸)及び下部軸
33(出力軸)の何れか又は両方で、レベルLIMHよ
り大きい出力電圧、又はレベルLIMLより小さい出力
電圧を出力したMRセンサが存在せず(S44,56,
72,86)、また、前回のトルク検出サイクル時に使
用したMRセンサが存在せず(S59,89)、トルク
検出に使用するMRセンサを確定出来ない場合である。
【0080】信号処理部35は、レベルLIMHより大
きい出力電圧、又はレベルLIMLより小さい出力電圧
を出力したMRセンサが存在すれば、図12(a)
(b)に示すように、その他方のMRセンサを、トルク
検出に使用するMRセンサとして決定することが出来
る。また、レベルLIMHより大きい出力電圧、又はレ
ベルLIMLより小さい出力電圧を出力したMRセンサ
が存在しないときでも、前回のトルク検出サイクル時に
使用したMRセンサが存在すれば、そのMRセンサを、
引き続き、トルク検出に使用するMRセンサとして決定
することが出来る。
【0081】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側の、トルク検出に使用するMRセンサが決定してお
り、下部軸33(出力軸)側の、トルク検出に使用する
MRセンサが決定している((センサ1=A∪センサ1
=B)∩(センサ2=A∪センサ2=B))ときは、ト
ルク=入力軸側のMRセンサの出力電圧−出力軸側のM
Rセンサの出力電圧、を演算する(S102)。
【0082】次に、信号処理部35は、トルク検出に使
用するMRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMRセ
ンサ1Aであり、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ
2Aであるか、又は上部軸31側がMRセンサ1Bであ
り、下部軸33側がMRセンサ2Bであるかを判定し
(S104)、その何れかであるときは、トルク検出に
使用するMRセンサが、MRセンサ1A,2Aであるか
否かを判定する(S114)。その結果、トルク検出に
使用するMRセンサが、MRセンサ1A,2Aであると
き、つまり、トルク検出に使用するMRセンサの何れも
が、上部軸31及び下部軸33に対して同じ側に有り、
図12(a)(b)に示すように、同じ出力特性を有し
ているとき、検出するトルクは、同じ出力特性上のずれ
として表示されるから、トルク補正は不要であり、演算
したトルク(S102)を検出したトルクとして出力す
る。
【0083】信号処理部35は、トルク検出に使用する
MRセンサが、MRセンサ1A,2Aであるか否かを判
定し(S114)、その結果がMRセンサ1A,2Aで
はなくMRセンサ1B,2Bであるとき、演算したトル
ク(S102)に、予め算出してある(S50)電圧値
T1BAを加算し、予め算出してある(S78)電圧値
T2BAを減算してトルク補正を行い(S116)、こ
の補正したトルクを検出したトルクとして出力する。
【0084】信号処理部35は、判定した(S104)
結果が、その何れでもないとき、つまり、トルク検出に
使用するMRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMR
センサ1Aであり、下部軸33(出力軸)側がMRセン
サ2Bであるとき、又は上部軸31側がMRセンサ1B
であり、下部軸33側がMRセンサ2Aであるとき(S
104)、トルク検出に使用するMRセンサが、上部軸
31側がMRセンサ1Aであるか否かを判定する(S1
06)。
【0085】信号処理部35は、トルク検出に使用する
MRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMRセンサ1
Aであるとき(S106)、上部軸31側のMRセンサ
の出力電圧が下部軸33(出力軸)側のMRセンサの出
力電圧より大きいか否か判定し(S108)、上部軸3
1側の方が大きいとき、演算したトルク(S102)
に、予め算出してある(S78)電圧値T2BAを減算
してトルク補正を行い(S110)、この補正したトル
クを検出したトルクとして出力する。
【0086】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側のMRセンサの出力電圧が下部軸33(出力軸)側の
MRセンサの出力電圧より大きいか否か判定し(S10
8)、下部軸33側の方が大きいとき、演算したトルク
(S102)に、予め算出してある(S84)電圧値T
2ABを加算してトルク補正を行い(S124)、この
補正したトルクを検出したトルクとして出力する。
【0087】信号処理部35は、トルク検出に使用する
MRセンサが、上部軸31(入力軸)側がMRセンサ1
Aであるか否かを判定し(S106)、上部軸31側が
MRセンサ1Aでないとき、つまり、上部軸31側がM
Rセンサ1Bであるとき、上部軸31側のMRセンサの
出力電圧が下部軸33(出力軸)側のMRセンサの出力
電圧より大きいか否か判定し(S118)、上部軸31
側の方が大きいとき、演算したトルク(S102)に、
予め算出してある(S68)電圧値T1ABを減算して
トルク補正を行い(S120)、この補正したトルクを
検出したトルクとして出力する。
【0088】信号処理部35は、上部軸31(入力軸)
側のMRセンサの出力電圧が下部軸33(出力軸)側の
MRセンサの出力電圧より大きいか否か判定し(S11
8)、下部軸33側の方が大きいとき、演算したトルク
(S102)に、予め算出してある(S50)電圧値T
1BAを加算してトルク補正を行い(S122)、この
補正したトルクを検出したトルクとして出力する。
【0089】トルク検出に使用する2つのMRセンサ
が、MRセンサ1B,2Bの何れか又は両方であると
き、MRセンサ1B,2Bの出力電圧MR1B,MR2
Bを、MRセンサ1A,2Aの出力電圧MR1A,MR
2Aに換算する。
【0090】上部軸31(入力軸)側がMRセンサ1
A、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ2Bであり
(S106)、上部軸31側のMRセンサの出力電圧が
下部軸33側のMRセンサの出力電圧より大きいとき
(S108)、図12(a)(b)より、MRセンサ2
Bの出力電圧MR2Bに電圧値T2BAを加算して、M
Rセンサ2Aの出力電圧MR2Aに換算する(S11
0)。上部軸31側がMRセンサ1A、下部軸33側が
MRセンサ2Bであり(S106)、上部軸31側のM
Rセンサの出力電圧が出力軸側のMRセンサの出力電圧
より小さいとき(S108)、図12(a)(b)よ
り、MRセンサ2Bの出力電圧MR2Bに電圧値T2A
Bを減算して、MRセンサ2Aの出力電圧MR2Aに換
算する(S124)。
【0091】上部軸31(入力軸)側がMRセンサ1
B、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ2Aであり
(S106)、入力軸側のMRセンサの出力電圧が出力
軸側のMRセンサの出力電圧より大きいとき(S10
8)、図12(a)(b)より、MRセンサ1Bの出力
電圧MR1Bに電圧値T1ABを減算して、MRセンサ
1Aの出力電圧MR1Aに換算する。入力軸側がMRセ
ンサ1B、出力軸側がMRセンサ2Aであり(S10
6)、入力軸側のMRセンサの出力電圧が出力軸側のM
Rセンサの出力電圧より小さいとき(S108)、図1
2(a)(b)より、MRセンサ1Bの出力電圧MR1
Bに電圧値T1BAを加算して、MRセンサ1Aの出力
電圧MR1Aに換算する。
【0092】上部軸31(入力軸)側がMRセンサ1B
であり、下部軸33(出力軸)側がMRセンサ2Bであ
るとき(S114)、図12(a)(b)より、MRセ
ンサ1Bの出力電圧MR1Bに電圧値T1BAを加算し
て、MRセンサ1Aの出力電圧MR1Aに換算し、MR
センサ2Bの出力電圧MR2Bに電圧値T2BAを加算
して、MRセンサ2Aの出力電圧MR2Aに換算する
(S116)。
【0093】ところで、この場合、T1BA+T1AB
=T2BA+T2AB=360°に相当する電圧値(一
定)、であるから、MRセンサ1Bの出力電圧MR1B
に電圧値T1ABを減算して、MRセンサ1Aの出力電
圧MR1Aに換算し、MRセンサ2Bの出力電圧MR2
Bに電圧値T2ABを減算して、MRセンサ2Aの出力
電圧MR2Aに換算しても、電圧値T1BA,T2BA
を使用してそれぞれ換算したときと結果は同じである。
つまり、図12(a)(b)より、演算したトルク(S
102)に、予め算出してある(S68)電圧値T1A
Bを減算し、予め算出してある(S84)電圧値T2A
Bを加算してトルク補正を行っても、上述したようにト
ルク補正を行う(S116)場合と補正後のトルク値は
同じである。
【0094】以上の本発明に係るトルクセンサの実施の
形態2では、MRセンサ1AとMRセンサ1Bとの検出
すべき位置の差及びMRセンサ2AとMRセンサ2Bと
の検出すべき位置の差が、上部軸31及び下部軸33の
周方向に正確に180°でない場合でも、トルク検出を
高精度に行うことが可能である。
【0095】実施の形態3.図13は、本発明に係るト
ルクセンサの実施の形態3の要部構成を示す原理図であ
る。このトルクセンサは、MRセンサ1A,1B,2
A,2B(磁気抵抗効果素子、磁気センサ)がそれぞれ
検出した位置に応じて出力した各出力電圧が、信号処理
部35aに与えられ、信号処理部35aは、与えられた
各出力電圧をアナログ/デジタル変換し、内蔵する各出
力電圧毎のテーブル36aa,36ab,36ba,3
6bb(記憶手段)にそれぞれ入力する。テーブル36
aa,36ab,36ba,36bbは、それぞれ入力
されたデジタル信号に応じたデジタル信号を出力するよ
うに、マトリクスに構成されたEPROM(Erasable a
nd Programmable ROM )により構成されている。
【0096】テーブル36aa,36ab,36ba,
36bbには、トルクセンサの製造組立時に、MRセン
サ1A,1B,2A,2Bの、検出位置及び出力電圧の
各特性と検出位置及び出力すべき電圧の特性とを対応さ
せて記憶させておく。テーブル36aa,36ab,3
6ba,36bbは、MRセンサ1A,1B,2A,2
Bがそれぞれ位置を検出したときに、その出力した各電
圧値(デジタル信号)に応じて、出力すべき電圧値(デ
ジタル信号)を出力するようになっている。
【0097】特に、テーブル36aa,36abは、M
Rセンサ1A,1Bを切り換えるときに、その出力すべ
き電圧値にずれが生じず、円滑に切り換えることが可能
なように、また、テーブル36ba,36bbは、MR
センサ2A,2Bを切り換えるときに、その出力すべき
電圧値にずれが生じず、円滑に切り換えることが可能な
ように、MRセンサ1A,1B,2A,2Bの各出力電
圧を補正する。信号処理部35aは、テーブル36a
a,36ab,36ba,36bbが補正したMRセン
サ1A,1B,2A,2Bの各出力電圧を使用して、実
施の形態1,2において説明した信号処理部35の動作
を実行する。このトルクセンサのその他の構成及び動作
は、実施の形態1,2において説明したトルクセンサの
構成及び動作と同様であるので、説明を省略する。
【0098】実施の形態4.図14は、本発明に係る舵
取装置の実施の形態の要部構成を示す縦断面図である。
この舵取装置は、上端部にステアリングホイール3aが
取付けられる上部軸3bを備え、上部軸3bの下端部に
は、第1ダウエルピン4を介して筒状の入力軸5及びこ
れの内側に挿入される連結軸6(トーションバー)の上
端部が連結されている。連結軸6の下端部には、第2ダ
ウエルピン7を介して筒状の出力軸8が連結されてお
り、上部軸3b、入力軸5及び出力軸8が軸受9,1
0,11を介してハウジング12内にそれぞれ回転が可
能に支持されている。
【0099】このハウジング12内には、前記連結軸6
を介して連結される入力軸5及び出力軸8の相対変位量
により操舵トルクを検出するトルクセンサ13と、トル
クセンサ13の検出結果に基づいて駆動される操舵補助
用の電動モータ14の回転を減速して、前記出力軸8に
伝達する減速機構15とを備え、ステアリングホイール
3aの回転に応じた舵取機構の動作を前記電動モータ1
4の回転により補助し、舵取の為の運転者の労力負担を
軽減するように構成されている。出力軸8の下端部は、
ユニバーサルジョイントを介してラックピニオン式の舵
取機構に連結されている。
【0100】トルクセンサ13は、前記入力軸5の周面
13aに沿わせて螺旋状に、磁性材からなる突起物13
c(突起)を設けてあり、入力軸5が回転したときに、
入力軸5の軸方向に移動する磁性材からなる突起物13
cの位置を検出する為に、MRセンサ16a(磁気抵抗
効果素子、第1磁気センサ)が入力軸5と適当な隙間を
空けて平行に設けられ、MRセンサ16aと入力軸5の
周方向に180°相違すべき位置に、MRセンサ16b
(第3磁気センサ)が入力軸5と適当な隙間を空けて平
行に設けられ、それぞれ車体の動かない部位に固定され
ている。
【0101】出力軸8は、入力軸5と同様に、出力軸8
の周面13bに沿わせて螺旋状に、磁性材からなる突起
物13d(突起)を設けてある。また、出力軸8が回転
したときに、出力軸8の軸方向に移動する磁性材からな
る突起物13dの位置を検出する為に、MRセンサ17
a(第3磁気センサ)が出力軸8と適当な隙間を空けて
平行に設けられ、MRセンサ17aと出力軸8の周方向
に180°相違すべき位置に、MRセンサ17b(第4
磁気センサ)が出力軸8と適当な隙間を空けて平行に設
けられ、それぞれ車体の動かない部位に固定されてい
る。
【0102】以下に、このような構成の舵取装置の動作
を説明する。連結軸6が捩れずに入力軸5及び出力軸8
が回転する場合には、入力軸5、出力軸8及び連結軸6
は一体的に回転する。入力軸5及び出力軸8が回転する
のに応じて、MRセンサ16a,16b及び17a,1
7bの各検出面に最近接する磁性材からなる突起物13
c及び13dが、入力軸5及び出力軸8の軸方向に移動
する。突起物13c及び13dは、入力軸5及び出力軸
8の周面13a及び13bに沿わせて螺旋状に設けてあ
るので、MRセンサ16a,16b及び17a,17b
の各検出面に最近接する磁性材からなる突起物13c及
び13dの、入力軸5及び出力軸8の軸方向の位置と、
入力軸5及び出力軸8の回転角度とを対応させることが
出来る。
【0103】例えば、MRセンサ16a,16b及び1
7a,17bの各出力電圧と、入力軸5及び出力軸8の
各回転角度(舵角)とが同様の直線的な関係になるよう
に設定しておき、入力軸5及び出力軸8を複数回回転さ
せれば、MRセンサ16a,16b及び17a,17b
の各出力は、360°周期の電圧波形を示し、MRセン
サ16a,16b及び17a,17bの各出力電圧によ
り、それぞれ入力軸5及び出力軸8の回転角度を検出す
ることが出来る。
【0104】ステアリングホイール3aに操舵トルクが
加えられ、連結軸6が捩れて入力軸5及び出力軸8が回
転する場合には、MRセンサMRセンサ16a,16b
及び17a,17bの各出力電圧には、その捩じれ角度
に応じた電圧差が生じる。MRセンサ16a,16b及
び17a,17bの各出力電圧は、各出力ケーブルを通
じて、図示しない信号処理部に与えられ、信号処理部
は、実施の形態1〜3において説明した信号処理部3
5,35aと同様に、その電圧差を算出することによ
り、その捩じれ角度を求め、その操舵トルクに応じた信
号を出力する。
【0105】
【発明の効果】第1発明に係るトルクセンサによれば、
磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、
トルク検出が可能であり、製造時の磁気センサの出力電
圧の精度管理が容易なトルクセンサを実現することが出
来る。
【0106】第2発明に係るトルクセンサによれば、第
1,2磁気センサが検出する位置と所定角度相違する位
置を検出すべき第3,4磁気センサの出力電圧を使用し
て、第1,2磁気センサの出力電圧のだれ部分を補正す
ることが出来、磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分
が存在しても、トルク検出が可能であり、製造時の磁気
センサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセンサを実
現することが出来る。
【0107】第3発明に係るトルクセンサによれば、第
1,2磁気センサが検出する位置と所定角度相違する位
置を検出すべき第3,4磁気センサの出力電圧を使用し
て、第1,2磁気センサの出力電圧のだれ部分を補間す
ることが出来、磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分
が存在しても、トルク検出が可能であり、製造時の磁気
センサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセンサを実
現することが出来る。
【0108】第4発明に係るトルクセンサによれば、各
磁気センサが検出する軸方向の位置と周方向の角度とを
対応させることが出来、磁気センサの出力電圧の特性に
だれ部分が存在しても、トルク検出が可能であり、製造
時の磁気センサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセ
ンサを実現することが出来る。
【0109】第5発明に係るトルクセンサによれば、周
方向の角度当たりの磁気センサの出力電圧を大きくする
ことが出来、磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分が
存在しても、トルク検出が可能であり、製造時の磁気セ
ンサの出力電圧の精度管理が容易なトルクセンサを実現
することが出来る。
【0110】第6発明に係るトルクセンサによれば、磁
気センサの出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、ト
ルク検出が可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧
の精度管理が容易なトルクセンサを実現することが出来
る。
【0111】第7発明に係るトルクセンサによれば、磁
気センサの出力電圧の特性にだれ部分が存在しても、ト
ルク検出が可能であり、製造時の磁気センサの出力電圧
の精度管理が容易なトルクセンサを実現することが出来
る。
【0112】第8発明に係る舵取装置によれば、トルク
センサの磁気センサの出力電圧の特性にだれ部分が存在
しても、トルク検出が可能であり、トルクセンサの製造
時の磁気センサの出力電圧の精度管理が容易な舵取装置
を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクセンサの実施の形態の要部
構成を示す原理図である。
【図2】図1に示すトルクセンサの動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1に示すトルクセンサの動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】図1に示すトルクセンサの動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】図1に示すトルクセンサの動作を説明する為の
説明図である。
【図6】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明に係るトルクセンサの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明に係るトルクセンサの動作を説明する
為の説明図である。
【図13】本発明に係るトルクセンサの実施の形態の要
部構成を示す原理図である。
【図14】本発明に係る舵取装置の構成を示す縦断面図
である。
【図15】本発明に係るトルクセンサの動作を説明する
為の説明図である。
【図16】従来のトルクセンサの要部構成例を示す原理
図である。
【図17】従来のトルクセンサの動作を説明する為の説
明図である。
【符号の説明】
1A,16a MRセンサ(磁気抵抗効果素子、第1磁
気センサ) 2A,17a MRセンサ(磁気抵抗効果素子、第2磁
気センサ) 1B,16b MRセンサ(磁気抵抗効果素子、第3磁
気センサ) 2B,17b MRセンサ(磁気抵抗効果素子、第4磁
気センサ) 3a,30 ステアリングホイール 3b 上部軸 5 入力軸 6,37 連結軸(トーションバー) 8 出力軸 13 トルクセンサ 13a,13b 周面 13c,13d,32,34 突起物(突起、磁性的に
不連続な部分) 14 電動モータ 31 上部軸(入力軸) 33 下部軸(出力軸) 35,35a 信号処理部 36aa,36ab,36ba,36bb テーブル
(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結軸により連結された入力軸及び出力
    軸の各外周部に、その軸方向及び周方向に変位して設け
    られた磁性的に不連続な部分と、前記入力軸及び出力軸
    の該部分の前記軸方向の位置をそれぞれ検出する第1磁
    気センサ及び第2磁気センサと、 該第1磁気センサ及び第2磁気センサがそれぞれ検出す
    る前記部分の位置から前記周方向及び/又は前記軸方向
    に各所定間隔離隔した前記部分の前記軸方向の位置をそ
    れぞれ検出する第3磁気センサ及び第4磁気センサと、 前記第1〜4磁気センサがそれぞれ検出した位置が、所
    定範囲にあるか否かを判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づき、前記連結軸の捩れ角度
    を検出する為の前記位置を、前記入力軸及び出力軸のそ
    れぞれについて選択する選択手段と、 該選択手段が選択した各位置に基づき前記捩れ角度を検
    出する捩れ角度検出手段とを備え、 該捩れ角度検出手段が検出した捩れ角度に基づいて、前
    記入力軸に加わるトルクを検出すべくなしてあることを
    特徴とするトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 前記捩れ角度検出手段が検出した捩れ角
    度を、前記選択手段が選択した各位置及び前記各所定間
    隔に基づき補正する手段を更にそなえる請求項1記載の
    トルクセンサ。
  3. 【請求項3】 前記捩れ角度検出手段が検出した捩れ角
    度を補正する為の補正値を、前記選択手段が選択した各
    位置と前記第1〜4磁気センサがそれぞれ検出した位置
    とに基づき演算する手段と、該手段が演算した補正値及
    び前記選択手段が選択した各位置に基づき、前記捩れ角
    度を補正する手段とを更にそなえる請求項1記載のトル
    クセンサ。
  4. 【請求項4】 前記磁性的に不連続な部分は、前記入力
    軸及び出力軸の各外周部に沿って螺旋状に設けてある請
    求項1〜3の何れかに記載のトルクセンサ。
  5. 【請求項5】 前記磁性的に不連続な部分は、前記入力
    軸及び出力軸の各外周部に沿って等間隔にそれぞれ複数
    設けてある請求項4記載のトルクセンサ。
  6. 【請求項6】 前記磁性的に不連続な部分は、磁性材か
    らなる突起である請求項1〜5の何れかに記載のトルク
    センサ。
  7. 【請求項7】 前記第1〜4磁気センサが、それぞれ検
    出した位置に応じて出力する各電気信号、及び予め設定
    され、前記第1〜4磁気センサがそれぞれ検出した位置
    に応じて出力すべき各電気信号を対応させて記憶してあ
    る各記憶手段と、前記第1〜4磁気センサがそれぞれ出
    力した電気信号と前記各記憶手段が記憶してある内容と
    に基づき、前記出力すべき各電気信号を出力する手段と
    を備え、該手段が出力した各電気信号を、前記第1〜4
    磁気センサがそれぞれ検出した位置を示す各信号とすべ
    くなしてある請求項1〜6の何れかに記載のトルクセン
    サ。
  8. 【請求項8】 操舵輪に繋がる入力軸と、前記操舵輪に
    加わる操舵トルクに基づき駆動制御される操舵補助用の
    電動モータと、該電動モータに連動する出力軸と、前記
    入力軸に加わる操舵トルクを、前記入力軸及び出力軸を
    連結する連結軸に生じる捩れ角度によって検出する請求
    項1〜7の何れかに記載されたトルクセンサとを備える
    ことを特徴とする舵取装置。
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