JP2001128993A - 医療用システム - Google Patents

医療用システム

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JP2001128993A
JP2001128993A JP31268799A JP31268799A JP2001128993A JP 2001128993 A JP2001128993 A JP 2001128993A JP 31268799 A JP31268799 A JP 31268799A JP 31268799 A JP31268799 A JP 31268799A JP 2001128993 A JP2001128993 A JP 2001128993A
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medical system
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Withdrawn
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JP31268799A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Hoshino
義亜 星野
Takao Tabata
孝夫 田畑
Junichi Onishi
順一 大西
Makoto Tsunakawa
誠 綱川
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Takashi Ozaki
孝史 尾崎
Satoshi Honma
聡 本間
Kazunori Taniguchi
一徳 谷口
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の医療機器を有する医療用システムにおい
て、医療機器を新たに増設した場合であっても、医療機
器の設定や設定値の確認を容易に行うことができるよう
にする。 【解決手段】各医療機器1〜4の前面部に設けられてい
る操作パネル8〜11は、各医療機器1〜4に対して取
り外し自在にされており、設定操作を行う際には、操作
者が操作し易い位置、すなわち手元側に操作パネル8〜
11のみを移動させて設定操作を行うことができる。操
作パネル8〜11が各医療機器1〜4に対して個別に設
けられているため、医療機器を新たに増設した場合であ
っても、当該医療機器に対する設定を手元側で行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の医療機器を
組み合わせて成る医療用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手技、器具の発達に伴い、患
者への負担を軽くすべく、内視鏡下での手術が行われる
ようになってきている。
【0003】しかし、内視鏡下手術に必要な機器は、観
察手段である硬性内視鏡、光源装置及び超音波吸引装置
や電気メス等に代表されるエネルギー処置など多種多様
であるため、それらの医療機器同士の接続や各種設定が
複雑化され、手術前のセットアップや手術中の設定変更
に多大なる労力を強いられるようになっていた。
【0004】そのため現在では、手術前のセットアップ
の労力の軽減、及び手術中の設定変更を容易化する目的
から、各種の医療システムが提案されている。
【0005】例えば、特開平7−124174号公報、
或いは特開平7−303654号公報には、複数の医療
機器の操作を別体で設けられた集中設定制御パネルを用
いて集中的に行うことで、操作性の向上を図る技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−1
24174号公報に開示されている集中設定制御パネル
を用いることで、医療システムを1ヶ所で集中操作する
ことが可能になるため、操作に精通している術者が使用
する場合には良好な操作性を得ることができるが、通常
は単体の医療機器を組み合わせて使用している術者にと
っては、複数の医療機器に対する設定を1つの集中設定
制御パネルで行わなければならないため、医療機器毎に
設定画面を切換えて表示させなければ成らず、操作部が
別々に備えられている場合に比べて直感的に操作を行う
ことが難く、操作に手間取ってしまう不都合がある。
【0007】又、使用する医療機器をシステムとして構
成しているため、医療機器単体を組み合わせて使用する
場合に比較して高価であるという問題がある。
【0008】一方、特開平7−303654号公報で
は、予め想定された医療用システムに対してのみ、集中
設定制御パネルを通して設定することが可能であるた
め、医療機器を新たに増設した場合や、複数のメーカー
の医療機器を組み合わせて使用する場合には、その医療
機器のみの設定を別に行わなければならず、操作が却っ
て煩雑化してしまう不都合がある。
【0009】従って、本発明の目的は、複数の医療機器
を有する医療用システムにおいて、医療機器を増設した
場合であっても、当該医療機器の設定や設定値の確認が
容易に行え、手術効率が向上し、手術時間の短縮化を実
現することのできる医療用システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は、生体に対して観察、検査又は処置を行
うために使用される複数の医療機器を組み合わせて成る
医療用システムにおいて、前記各医療機器の内、少なく
とも1つの医療機器の本体外面に操作部が設けられてお
り、前記操作部が医療機器の本体又は医療用システム全
体に対して独立に若しくは移動手段を介して位置変更自
在に設けられており、更に前記操作部と前記医療機器の
本体との通信を行う通信手段を備えていることを特徴と
する。
【0011】このような構成では、複数の医療機器を組
み合わせて使用する場合であっても、各医療機器の設定
は、個々の医療機器に設けられている操作部で行い、し
かも、この操作部が医療機器の本体に対して位置変更可
能に設けられてるため、術者は操作部を操作しやすい位
置に移動させて操作することができる。
【0012】第2発明は、生体に対して観察、検査又は
処置を行うために前記生体側に配置される第1の医療機
器と、前記生体と離れた位置に配置され且つ前記第1の
医療機器に接続される第2の医療機器と、前記第1の医
療機器と前記第2の医療機器とを接続する接続手段とを
有する医療用システムにおいて、前記第2の医療機器は
回動可能な回転手段上に設置されていると共に、前記第
2の医療機器の電源供給線もしくは前記第1の医療機器
との接続手段の少なくとも一方は回転手段の回転中心近
傍に配置されていることを特徴とする。
【0013】このような構成では、第2の医療機器を設
定する場合、この第2の医療機器が設置されている回転
手段を回転させて、設定操作し易い位置へ移動させる。
このとき、電源供給線と接続手段との少なくとも一方が
回転手段の回転中心近傍に配置されているため、回転手
段を回転させる際に電源供給線と接続手段との少なくと
も一方に無理な力が作用せず、良好な耐久性を得ること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の一
実施の形態を説明する。図1に本発明の第1実施の形態
による医療用システム全体の構成図を示す。
【0015】一般に、医療用システムは、それぞれ異な
る機能を備える複数の医療機器で構成されている。例え
ば図1に示す医療用システムは、術部を切除、吸引する
ための超音波吸引装置本体1及びこの超音波吸引装置本
体1に接続するハンドピース5、術部に高周波による作
用を与えるための電気メス本体2及びこの電気メス本体
2に接続するハンドピース6、術部を照明するための光
源装置3及びこの光源装置3からの照明光を伝達するた
めのライトガイド12、術部を撮像し、画像信号を生成
するためのTV画像生成装置4及びこのTV画像生成装
置4に接続すると共に、体腔内を観察するための内視鏡
7に接続する、光学観察像を画像データに変換するため
のカメラヘッド13等で構成されている。
【0016】又、超音波吸引装置本体1、電気メス本体
2、光源装置3及びTV画像生成装置4の前面部には、
操作部の一例である操作パネル8、9、10、11がそ
れぞれ着脱自在に設けられており、更に超音波吸引装置
本体1と操作パネル8とは、通信手段の一例である伝達
ケーブル14を介して電気的に接続されている。同様
に、電気メス本体2、光源装置3及びTV画像生成装置
4においても、操作パネル9、10、11とは図示しな
い伝達ケーブルを介して電気的に接続されている。
【0017】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。先ず、術者は術部を観察するために
内視鏡7を体腔内へ挿入する。その際、光源装置3から
照射された照明光はライトガイド12及び内視鏡7の図
示しない照明光路を経て出射され、図示しない術部を照
射する。
【0018】術部の画像情報は、内視鏡7に設けられて
いる図示しない観察光路を通過し、カメラヘッド13上
に結像する。カメラヘッド13では、術部の画像情報を
電気信号に変換した後にTV画像生成装置4へ入力す
る。TV画像生成装置4では入力された電気信号を画像
信号へ変換する。
【0019】術者は、TV画像生成装置4からの映像信
号を図示しないTVモニタで観察することにより、体腔
内の状況を把握することが可能となる。
【0020】電気メス本体2を使用して術部の処置を行
う場合、術者は、ハンドピース6を体腔内へ挿入し、術
部に先端を突き当ててから、図示しない入力手段により
高周波出力をONさせる。
【0021】すると、電気メス本体2は入力信号に応じ
た高周波駆動信号をハンドピース6へ出力し、ハンドピ
ース6を駆動させて、術部に高周波出力を作用させる。
【0022】一方、超音波吸引装置本体1を使用して超
音波処置を行う場合、術者は、ハンドピース5を体腔内
へ挿入し、術部に先端を突き当ててから図示しない入力
手段により超音波出力をONする。
【0023】すると、超音波吸引装置本体1は入力信号
に応じた超音波駆動信号をハンドピース5へ出力し、ハ
ンドピース5を駆動させて、術部に対し超音波処置を施
す。
【0024】続いて、治療中に超音波吸引装置本体1の
設定を変更する場合、先ず、術者は操作パネル8を超音
波吸引装置1の前面部から取り外し、操作が行いやすい
術部近傍、すなわち術者の手元側に移動させる。
【0025】そして、術者が操作パネル8を操作して、
希望の設定値に変更すると、その設定信号が伝達ケーブ
ル14を介して超音波吸引装置1に伝達される。超音波
吸引装置1では、この設定信号に応じてハンドピース5
の駆動状態を変更する。その結果、術者は自己の希望す
る駆動状態でハンドピース5を操作することができる。
【0026】尚、本実施の形態においては、超音波吸引
装置本体1の設定値を変更する場合について説明した
が、電気メス本体2、光源装置3及びTV画像生成装置
4においても同様に、操作パネル9、10、11を本体
からそれぞれ取り出し、術者が操作し易い、手元側の位
置において各種設定を行うことができる。
【0027】このように、本実施の形態によれば、複数
の医療機器を離れた位置からそれぞれ個別に操作するこ
とが可能になるため、医療機器の設定をスムーズに行う
ことができる。その結果、手術効率が向上し、手術に要
する時間を短縮することができる。
【0028】又、各医療機器は単独で設定することが可
能であるため、システム化された医療機器に不慣れな術
者であっても、画面を選択しながら設定を行う必要性が
ないため、従来の個別の医療機器と同様に直感的に操作
が分かりやすく、誤った設定を行ってしまったり、設定
に多大な時間を要してしまうという不都合が解消され
る。
【0029】尚、本実施の形態においては、操作パネル
と本体との間を電気的に接続して設定情報を伝達すると
いう通信手段を開示したが、赤外光や微弱電波を用いた
コードレス方式とし、操作パネルを本体から完全別体化
させても同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0030】次に、図2に基づいて本発明の第2実施の
形態を説明する。同図には本実施の形態で採用する医療
用システムの全体構成図が示されている。尚、第1の実
施形態と同じ構成については同一の符号を記して、詳細
な説明を省略する。
【0031】図2に示す医療用システムは、超音波吸引
装置本体1、電気メス本体2、光源装置3、画像生成装
置4等の異なる機能を有する医療機器が順次搭載されて
構成されている。
【0032】各医療機器はトロリー20に設けられた各
棚21〜24に載置されている。この各棚21〜24に
は、回転手段の一例である回転テーブル25〜28が回
動自在に支持されている。
【0033】又、回転テーブル25の回転中心にはケー
ブル穴29が穿設されており、このケーブル穴29に、
超音波吸引装置本体1に接続される電源ケーブル34や
各種接続ケーブル35が挿通されている。尚、図示しな
いが、他の回転テーブル26〜28においても、ケーブ
ル等を挿通するケーブル穴が、回転テーブル25と同
様、それらの回転中心に穿設されている。
【0034】又、各回転テーブル25〜28には、この
各回転テーブル25〜28を所望の回転位置で固定させ
る固定機構30〜33が併設されている。
【0035】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。術者が治療中に超音波吸引装置1の
設定を変更する場合について説明する。尚、術者が本医
療用システムを用いて術部を観察し、或いは処置行う際
の操作は、第1実施の形態と同様であるため、ここでの
説明は省略する。
【0036】術者は、トロリー20に搭載されている超
音波吸引装置1の操作パネル8を操作が行いやすい方向
に向ける。具体的には固定機構30を解除して、回転テ
ーブル25を回転させて、超音波吸引装置本体1の指向
方向を所望の位置に移動させる。
【0037】そして、この超音波吸引装置本体1が所望
の位置に指向したとき、固定機構30を操作して、回転
テーブル25を固定する。
【0038】この時、超音波吸引装置本体1に接続され
ている電源ケーブル34及び各種の接続ケーブル35は
回転テーブル25の回転中心に穿設されているケーブル
穴29に挿通されているため、無理な力が印加されるこ
とはない。
【0039】尚、他の棚22〜24に設けられた回転テ
ーブル26〜28及び固定機構31〜33についても、
棚21及び固定機構30と同様の構造であるため、電気
メス本体2、光源装置3、TV画像生成装置4の指向方
向も、それらを載置する回転テーブル26〜28を回転
させることで、術者が使用しやすい位置に移動させるこ
とができ、固定機構31〜33を介して固定することが
できる。
【0040】このように、本実施の形態によれば、医療
機器を回転テーブルに載置するようにしたので、術者は
複数の医療機器を、操作が行いやすい位置に回転させて
操作を行うことが可能となる。
【0041】その結果、医療機器の設定をスムーズに行
うことができ、手術効率が向上し、手術時間を短縮する
ことができる。
【0042】又、各回転テーブル25〜28には固定機
構30〜33が設けられているため、手術中、不意に医
療機器が回転して、それらの医療機器に接続されている
ハンドピースや内視鏡に無理な力を与えてしまうことが
なく、手術の進行に支障を来すことがない。
【0043】又、トロリー20単体にすべての機構を搭
載しているため、既にユーザーが医療機器を所有してい
る場合や複数メーカー製品が混在する医療用システムの
場合、更には後日新しい医療機器を購入した場合のいず
れにおいても同等の効果を得ることができる。このた
め、本実施の形態では安価に操作性の向上を図ることが
可能になる。
【0044】又、図3、図4に本発明の第3実施の形態
を示す。ここにおいて、図3は医療用システム全体の構
成図、図4はトロリーと医療機器との接続手段を示す斜
視図である。尚、第1、第2の実施形態と同一の構成に
ついては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】この医療用システムで採用するトロリー2
0に設けられている格段の棚21〜24は、それぞれ2
段構造となっており、各棚21〜24上にはスライド棚
40〜43が、図示しないガイドレール等を介して、前
後方向への移動が許容された状態で載置されている。
【0046】又、スライド棚40の背後部には超音波吸
引装置本体1の接続部に設けられている雌コネクタ46
に接続される雄コネクタ45が設けられている。電気的
な接続は雄コネクタ45に設けられている複数の接続ピ
ン47が雌コネクタ46内に設けられている複数の接続
穴48に係入されて、両者が接触することにより行われ
る。
【0047】尚、他のスライド棚41〜43も、スライ
ド棚40と同一の構成を備えているため、説明を省略す
る。
【0048】又、各スライド棚40〜43には、この各
スライド棚40〜43の前後方向への移動を固定する固
定機構30〜33が設けられている。
【0049】各スライド棚40〜43には、異なる機能
を有する医療機器がそれぞれ搭載されている。すなわ
ち、本実施の形態では、各スライド棚40〜43に対
し、超音波吸引装置本体1、電気メス本体2、光源装置
3、画像生成装置4が、順に載置されている。
【0050】又、超音波吸引装置本体1の前面部に設け
られた操作パネル8は、この装置本体1に対して、操作
角度が可変設定可能な状態で配設されており、任意の操
作角度に調整できるように構成されている。尚、電気メ
ス本体2、光源装置3及び画像生成装置4の前面に設け
られた操作パネル9、10、11についても同様に、操
作角度が可変設定可能な構造となっている。
【0051】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。術者が治療中に超音波吸引装置1の
設定を変更する場合について説明する。尚、術者が本医
療用システムを用いて術部を観察し、或いは処置行う際
の操作は、第1実施の形態と同様であるため、ここでの
説明は省略する。
【0052】術者は、トロリー20に搭載されている超
音波吸引装置1の前面部に設けられている操作パネル8
を操作が行いやすい方向に角度変更する。具体的には、
操作パネル8のみを、超音波吸引装置1の前面部から傾
斜させ、所望の角度に可変設定し、固定する。
【0053】又、スライド棚40に設けられている固定
機構30を解除した後、スライド棚40を任意の位置ま
で引き出し、或いは収納させ、所望の位置に臨まされた
とき、再び固定機構30を操作し、スライド棚40を固
定する。
【0054】このとき、超音波吸引装置本体1の接続
は、背面に設けられた雌コネクタ46内の接続穴48
が、スライド棚40の背面に設けられた雄コネクタ45
内の接続ピン47に係入して行われているため、両コネ
クタ45,46は、スライド棚40と一体に移動するの
で、スライド棚40を移動させる際に外れることはな
い。
【0055】又、他の棚22〜24に設けられたスライ
ド棚41〜43、及び固定機構31〜33についても同
様の構成であるため、これらに載置されている電気メス
本体2、光源装置3、TV画像生成装置4においても同
様に、スライド棚41〜43をスライドさせて、術者が
使用しやすい位置に装置本体を移動させ、又、各装置本
体の前面に設けられている操作パネル9〜11を傾斜さ
せて術者の見やすい位置に指向させることが可能とな
る。
【0056】このように、本実施の形態によれば、術者
が操作しやすい方向に操作パネルのみを傾斜させること
が可能となる。又トロリーの各棚にスライド棚を介して
医療機器を載置するようにしたので、術者は医療機器を
棚から引き出し、或いは収納することで、医療機器を操
作の行いやすい位置に設置することが可能となる。
【0057】その結果、医療機器の設定をスムーズに行
うことができ、手術効率が向上し、手術時間を短縮させ
ることができる。
【0058】又、トロリーと医療機器との接続は、背面
に設けられたコネクタ間の接続により行うようにしたの
で、医療機器をスライド棚に対して所定の位置に載置す
るだけで、コネクタ間の接続が完了するため、誰でも簡
単に、短時間で正確にセットアップを完了させることが
できる。
【0059】又、図5〜図7に本発明の第4実施の形態
を示す。ここにおいて、図5は本実施の形態で採用する
医療システムの全体構成図、図6は医療機器の斜視図、
図7はトロリーの要部断面図である。
【0060】本実施の形態では、トロリー50の各段を
仕切る棚51に載置される各種の医療機器52の底面5
2aに電気接点53を設け、この電気接点53を接続す
る電気接点54が棚51に配設されている。
【0061】両電気接点53,54の周囲は絶縁されて
おり、又、棚51には、医療機器52の底面52aに設
けられている4個の脚52bが係入する位置決め穴50
aが穿設されている。
【0062】医療機器52を各段を仕切る棚51に載置
し、底面52aに設けた脚52bを、棚51に穿設され
ている位置決め穴50aに係入させると、この位置決め
穴50aがガイドとなり、医療機器52の底面52aに
設けた電気接点53が、棚51に設けた電気接点54に
対して正確に係合される。
【0063】その結果、棚51に医療機器52を載置す
るだけで、電気的接続が完了されるため、配線図を見る
ことなく誰でも簡単に各医療機器の接続を行うことがで
きる。
【0064】尚、電気接点54に接続されている配線コ
ード55は、トロリー50内に埋設されているため、意
匠的にも優れた外観を得ることができる。
【0065】[付記]以上、詳述したように、本発明に
よれば、以下に示す構成を得ることができる。 (1)生体に対して観察、検査又は処置を行うために使
用される複数の医療機器を組み合わせて成る医療用シス
テムにおいて、前記各医療機器の内、少なくとも1つの
医療機器の本体外面に操作部が設けられており、前記操
作部が医療機器の本体又は医療用システム全体に対して
独立に若しくは移動手段を介して位置変更自在に設けら
れており、更に前記操作部と前記医療機器の本体との通
信を行う通信手段を備えていることを特徴とする医療用
システム。
【0066】(2)生体に対して観察、検査又は処置を
行うために前記生体側に配置される第1の医療機器と、
前記生体と離れた位置に配置され且つ前記第1の医療機
器に接続される第2の医療機器と、前記第1の医療機器
と前記第2の医療機器とを接続する接続手段とを有する
医療用システムにおいて、前記第2の医療機器は回動可
能な回転手段上に設置されていると共に、前記第2の医
療機器の電源供給線もしくは前記第1の医療機器との接
続手段の少なくとも一方は回転手段の回転中心近傍に配
置されていることを特徴とする医療用システム。
【0067】(3)(1)において、前記通信手段は、
赤外線通信のための受発光素子であることを特徴とす
る。
【0068】(4)(1)において、前記通信手段は、
微弱電波による通信のための送受信回路であることを特
徴とする。
【0069】(5)(1)において、前記通信手段は、
電気的な導通を有するコネクターであることを特徴とす
る。
【0070】(6)(1)において、前記操作部は、着
脱可能に構成されていることを特徴とする。
【0071】(7)(2)において、前記回転手段は、
固定手段により少なくとも固定/移動のいずれか一方を
選択可能に構成されていることを特徴とする。
【0072】(8)(2)において、前記回転手段の回
転軸は、中空構造であることを特徴とする。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、複数の医療機器を有する医療用システムにおいて、
医療機器を新たに増設した場合であっても、医療機器の
設定や設定値の確認を容易に行うことができ、手術効率
が向上し、手術時間の短縮化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による医療用システム全体の構
成図
【図2】第2実施の形態による医療用システムの全体構
成図
【図3】第3実施の形態による医療用システム全体の構
成図
【図4】同、トロリーと医療機器との接続手段を示す斜
視図
【図5】第4実施の形態による医療システムの全体構成
【図6】同、医療機器の斜視図
【図7】同、トロリーの要部断面図
【符号の説明】
1〜4,52 医療機器 8〜11 操作部(操作パネル) 14 通信手段(伝達ケーブル) 25〜28 回転手段(回転テーブル) 34 電源供給線(電源ケーブル) 35 接続手段(接続ケーブル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 順一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 綱川 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 晴山 典彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 孝史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本間 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷口 一徳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 EE03 EE15 FF23 FF40 GG21 JJ12 JJ30 KK02 KK50 MM24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体に対して観察、検査又は処置を行う
    ために使用される複数の医療機器を組み合わせて成る医
    療用システムにおいて、 前記各医療機器の内、少なくとも1つの医療機器の本体
    外面に操作部が設けられており、 前記操作部が医療機器の本体又は医療用システム全体に
    対して独立に若しくは移動手段を介して位置変更自在に
    設けられており、 更に前記操作部と前記医療機器の本体との通信を行う通
    信手段を備えていることを特徴とする医療用システム。
  2. 【請求項2】 生体に対して観察、検査又は処置を行う
    ために前記生体側に配置される第1の医療機器と、前記
    生体と離れた位置に配置され且つ前記第1の医療機器に
    接続される第2の医療機器と、前記第1の医療機器と前
    記第2の医療機器とを接続する接続手段とを有する医療
    用システムにおいて、 前記第2の医療機器は回動可能な回転手段上に設置され
    ていると共に、 前記第2の医療機器の電源供給線もしくは前記第1の医
    療機器との接続手段の少なくとも一方は回転手段の回転
    中心近傍に配置されていることを特徴とする医療用シス
    テム。
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