JP2001128570A

JP2001128570A - 養液栽培装置

Info

Publication number: JP2001128570A
Application number: JP31780499A
Authority: JP
Inventors: Noriomi Watanabe; 渡辺憲臣
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-11-09
Filing date: 1999-11-09
Publication date: 2001-05-15

Abstract

(57)【要約】【課題】近年養液栽培が急速に普及しているが、養液栽
培の課題は、廃養液処理である、課題である再生利用
の、廃養液雑菌、廃養液濃度低下、廃養液温度低下等
を、解決再利用する事で、環境汚染等を無くする事であ
る。【解決手段】廃養液を、流水通過紫外線殺菌装置を、介
することで照射殺菌し、無菌養液灌水を行う事も出来る
が、供給灌水配管に熱源供給装置と、マイコン制御温度
調整混合バルブを接続する事で、養液適温灌水、さらに
養液濃度混合機の接続で、最適養液濃度になる、又請求
項４，請求項５、等と同時に連結施設する事で、環境汚
染等の、課題を解決する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】農業用ハウス等で、農作物を栽培
する為の、養液栽培システム装置である。

【０００２】

【従来の技術】養液栽培での、廃養液の処分は、殆ど排
水講への垂れ流し処理、又高価な薬品処理、加熱殺菌等
があるが、いずれも課題を残したままで、廃液処理され
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】不要の廃養液再利用
で、薬品による二次汚染、加熱機導入によるコスト高、
垂れ流し処理よる環境汚染等を、解消する事である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、ジャケット内
に納められた、殺菌ランプの、消耗、ランニングコスト
の軽減に、廃養液灌水運転時のみ、照射殺菌する事で廃
液の、再使用を、可能にした。

【０００５】養液流水通過紫外線殺菌装置の出口に、養
液濃度混合機の接続で、廃液殺菌、源水等で、不適当バ
ランスの養液濃度を、必要養液濃度に保つ事で、廃液を
無くする事を実現した。

【０００６】再生養液濃度、源水等による温度低下を、
熱源水供給装置により設定温度に保つ事で、作物の低温
障害を解消した。

【０００７】栽培容器内のフィルター（２０）を、設け
る事で、粒状培地（１）からの塵を除く事が出来る為、
灌水パイプ（７）に取り付けた、ノズル（８）の、目づ
まりを無くした。

【０００８】微細粒状培地では、発芽を早めて、下の大
粒粒状培地は、目詰まりでの酸素欠乏等を、解消した。

【０００９】

【実施例】図１は、本発明の、請求項１、請求項２、請
求項３、請求項４が、連結施工されて、灌水散布で廃養
液となった廃液、水位低下で供給された源水、過流水等
が、貯められた混合タンク（１８）に取り付けた、ポン
プ（１３）の駆動、又は流水センサー等で、灌水供給配
管に接続された、流水通過紫外線殺菌装置（１１ａ）、
マイコン制御温度調整混合バルブ（２５ａ）、養液濃度
混合機（１０ａ）等各装置の運転を開始する事で、殺菌
処理、設定温度、設定養液濃度に再生された養液を、作
物栽培培地（１）に供給する、養液栽培装置の概略実施
例である。

【００１０】図２は、請求項１の、必要量混合水が、灌
水供給配管（２６）に、接続された流水通過紫外線殺菌
装置（１１ａ）を介して照射殺菌され、作物栽培培地
（１）に灌水散布の、概略実施例である。

【００１１】図３では、灌水供給配管（２６）に、養液
濃度混合機を接続、マイコン制御可変速ポンプ運転で、
照射殺菌された混合水を、必要濃度養液に混合して、作
物栽培培地（１）に、灌水散布の、概略実施例である。

【００１２】図４で、示すよう、灌水供給配管（２６）
に接続の、マイコン制御温度調整混合バルブの、開き、
閉じ制御運転で、設定温度の養液を、作物栽培培地
（１）に、灌水散布の、概略実施例である。

【００１３】図５で示す、栽培容器内の、粒状培地の右
横面、底面、左横面と、三方向を防根シートで包み、底
面に微細な塵をとるフィルター（２０）を設けた、養液
栽培装置の、概略実施例である。

【００１４】図６は下面を、大粒粒状培地、上面を微細
粒状培地の、概略実施例である。

【００１５】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載の効果がある。

【００１６】流水通過紫外線殺菌装置で、養液栽培の最
も弱点の、病原菌感染を防ぐ事ができる。

【００１７】養液栽培での課題である、再生養液濃度安
定を、マイコン制御可変速ポンプ運転で、簡単に行い、
肥料のコスト軽減出来る。

【００１８】作物栽培培地温度を安定さすことで、低温
でのリン酸欠乏障害等、未然に防ぐ事が出来る。

【００１９】フィルター（２０）を養液通過さすこと
で、粒状栽培培地で発生の微細塵、養液の固形等が、直
接混合タンク（１８）に戻らない、以上組み合わせ施設
する事で廃液処理等の環境汚染等、一挙に解決出来る。

【００２０】上面の微細粒状作物培地、下面の大粒粒状
作物培地で、底根の目詰まりをなくし酸素欠乏等を解消
する事で、根腐病気等防ぐ事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体施設の概略実施図である

【図２】流水が紫外線殺菌装置を通過の、断面の概略実
施図である

【図３】殺菌水が養液濃度混合機を通過の、断面の概略
実施図である

【図４】灌水供給配管に接続された、熱源水供給装置、
温度センサー、マイコン制御温度調整混合バルブ等の、
一部断面の概略施設図である。

【図５】栽培容器内に、施設されたフィルターの、断面
の概略施設図である。

【図６】微細粒状培地、大粒粒状培地の、断面の概略施
設図である。

【符号の説明】

１作物栽培培地１ａ微細粒状培地１ｂ大粒粒状培地２防根シート４栽培容器７灌水管８ノズル１０養液混合タンク１０ａ養液濃度混合機１１ａ流水通過紫外線殺菌装置１２過流水戻しバルブ１３ポンプ１４養液濃度センサー１５過流水戻し配管１６源水供給配管１８混合タンク１９水位調整センサー２０フィルター２３温度センサー２４ａ熱源供給装置２４熱源水供給配管２５ａマイコン制御温度調整混合バルブ２６灌水供給配管２８マイコン制御可変速ポンプ３０円筒パイプ３１ジャケット３２殺菌ランプ３３源養液タンク３４廃液戻り配管３５源液供給配管３７供給配管３８攪拌盤４０流水方向矢印４１オーバー水逃がし管

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】廃養液、源水、戻り混合水等を、貯める
事が目的の混合タンク（１８）に接続された、ポンプ
（１３）の駆動で、供給配管（３７）に、接続された円
筒パイプ（３０）の内側に、設置された殺菌ランプ（３
２）を、流水通過時のみ点灯照射殺菌する、流水通過紫
外線殺菌装置（１１ａ）を介して粒状又は固形の、作物
栽培培地（１）に灌水が目的の、養液栽培装置。
【請求項２】養液混合タンク（１０）、養液濃度セン
サー（１４）マイコン制御可変速ポンプ（２８）等で構
成され、灌水供給配管（２６）に接続された養液濃度混
合機（１０ａ）を、流水通過時に、マイコン制御可変速
ポンプ（２１）の運転で、設定濃度養液に混合した養液
を、粒状又は固形の作物栽倍培地（１）に、灌水する事
が目的の、養液栽培装置。
【請求項３】熱源水供給装置（２４ａ）、温度センサ
ー（２３）マイコン制御温度調整混合バルブ（２５
ａ）等が、灌水供給配管（２６）に接続され流水通過時
に、下限温度でバルブを開き、上限温度でバルブを閉じ
ながら、灌水供給配管（２６）を介して、設定温度に
て、粒状又は固形の作物栽培培地（１）に灌水する事が
目的の、養液栽培装置。
【請求項４】栽培容器内（４）に、施設された粒状培
地（１）で発生する微細な塵をとる、フィルター（２
０）を、設ける事を目的とした、請求項１、請求項２，
請求項３、記載の養液栽培装置。
【請求項５】栽培容器内（４）の、培地上面を微細粒
状培地（１ａ）下面を大粒粒状培地（１ｂ）と、異なる
培地とすることが目的の、作物栽培培地。