JP2001127770A - ノードの状態確認方法、システム及び記憶媒体 - Google Patents

ノードの状態確認方法、システム及び記憶媒体

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JP2001127770A
JP2001127770A JP30496399A JP30496399A JP2001127770A JP 2001127770 A JP2001127770 A JP 2001127770A JP 30496399 A JP30496399 A JP 30496399A JP 30496399 A JP30496399 A JP 30496399A JP 2001127770 A JP2001127770 A JP 2001127770A
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JP30496399A
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English (en)
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Junji Shibata
淳司 柴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は,アドレス体系の異なる複数の
ネットワークが接続され,一つのネットワークの体系に
従ったアドレスを他のネットワークの体系に従ったアド
レスに変換することによって互いのネットワークに属す
るノードが接続するようなネットワーク環境において,
一つの体系のアドレスから他の体系のアドレスへ変換す
るアドレス変換の対応付けが動的に変化するような環境
下においても,ネットワーク管理部が,ノードの状態を
判別できるノードの状態管理方法を提供することにあ
る。 【解決手段】ネットワーク管理部10は,ノードに対して
グローバルアドレスを用いて状態確認要求を送り(ステ
ップ100),このノードからの応答の有無に基づいて,
ノードの状態を確認する(ステップ104,110,122)。こ
こで,状態確認要求に対して応答したノードを,プライ
ベートアドレスとノードまでの経路であるところのアド
レス変換ルータとを用いて識別し(ステップ116,118,12
0,124),識別されたノードが動作状態であると判断す
る(ステップ110,122)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ノードの状態管理
方法に係り,特に,互いにアドレス体系が異なる複数の
ネットワークを接続し,一つのネットワークの体系に従
ったアドレスを他のネットワークの体系に従ったアドレ
スに変換することによって,互いのネットワークに属す
るノードが接続するようなネットワーク環境下で提供す
るに好適なネットワーク管理部のノード状態管理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のノードの状態管理方法において
は,例えば大鐘久生著,「TCP/IPとOSIネット
ワーク管理」,1993年4月,株式会社ソフト・リサ
ーチ・センター,p.339に記載されているように,
ネットワーク管理部は,例えばIPアドレスに基づいて
ノードを識別し,IPアドレス宛ての要求に対する応答
の有無により,ノードの状態(動作状態/停止状態)を
判断するようにしている。ここで,IPアドレスはネッ
トワーク管理部が管理するネットワーク全体に渡って一
意になるように,個々のノードに対して固定的に割り当
てられている。
【0003】また、特開平10−200526ではIP
ノードに対して状態確認要求を送り、このIPノードか
らの応答の有無に基づいて、IPノードの状態を確認す
るTCP/IPネットワーク管理システムが開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,最近利
用され始めているプライベートアドレスを用いたプライ
ベートネットワークと,NAT(Network Ad
dress Translator)を用いて接続する
ネットワーク環境においては,1つのアドレス体系を持
つグローバルネットワークと,グローバルネットワーク
とも他のものとも異なるアドレス体系を持つ1つまたは
複数のプライベートネットワークがグローバルネットワ
ークに接続し,プライベートネットワーク内のノードが
グローバルネットワークに接続する時には,プライベー
トネットワークにおけるアドレス体系に従って割り当て
られたアドレスを,グローバルネットワークにおけるア
ドレス体系に従って割り当てられたアドレスに変換する
処理を,プライベートネットワークとグローバルネット
ワークを接続するルータにおいて行う。プライベートネ
ットワークとNATを用いたネットワーク環境は,一般
に,プライベートネットワークに属するノードの数が,
プライベートネットワークに対して割り当てることので
きるグローバルアドレスの数よりも多いときに用いる。
NATによるアドレス変換機能を有するルータは,プラ
イベートネットワークに属するノードがグローバルネッ
トワークに対して通信を行おうとした時に,グローバル
アドレスを割り当てるようにする。また,グローバルア
ドレスを割り当てられたプライベートネットワークに属
するノードがグローバルネットワークとの間の通信を終
えたならば,そのグローバルアドレスは他のプライベー
トネットワークに属するノードのために再利用されるよ
うにする。従って,ネットワーク管理部は,グローバル
アドレスを用いて,ノードの状態を判断することができ
ないという問題が発生しつつある。
【0005】なお,プライベートネットワークについて
は,例えば,IETF RFC1597 “Addres
s Allocation for Private In
ternets”に記載されている。また,NATにつ
いては,例えば,IETFRFC 1631 “The
IP Network Address Transla
tor (NAT)”に記載されている。
【0006】NATによるアドレス変換機能を有するル
ータは,グローバルアドレスの割り当てを実行している
ため,ネットワーク管理部が管理するネットワーク全体
に存在する全てのNATによるアドレス変換機能を有す
るルータが,ネットワーク管理部に対して,グローバル
アドレスの割り当ての変更を通知すれば,ネットワーク
管理部は,従来同様にノードの状態管理を行うことがで
きる。しかしながら,現在のNATによるアドレス変換
機能を有するルータは,変更情報の通知機能は有してい
ないものである。
【0007】本発明の目的は,アドレス体系の異なる複
数のネットワークが接続され,一つのネットワークの体
系に従ったアドレスを他のネットワークの体系に従った
アドレスに変換することによって互いのネットワークに
属するノードが接続するようなネットワーク環境におい
て,一つの体系のアドレスから他の体系のアドレスへ変
換するアドレス変換の対応付けが動的に変化するような
環境下においても,ネットワーク管理部が,ノードの状
態を判別できるノードの状態管理方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,ノードに対して状態確認要求を送り,こ
のノードからの応答の有無に基づいて,ノードの状態を
確認するネットワーク管理部によるノードの状態管理方
法において,アドレス体系の異なる2つのネットワーク
が接続され,一方のネットワークの体系に従ったアドレ
スを他方のネットワークの体系に従ったアドレスに変換
することによって,互いのネットワークに属するノード
が接続するようなネットワーク環境において,一方の体
系のアドレスから他方の体系のアドレスへ変換するアド
レス変換の対応付けが動的に変化するような環境下にお
いても,前記ネットワーク管理部は前記ネットワーク管
理部が属するネットワークの体系のアドレスを用いて,
前記ネットワーク管理部が属さないネットワークに属す
るノードの状態管理を行い,前記状態確認要求に対して
応答したノードを,前記ノードのネットワーク管理部が
属さないネットワークにおけるアドレスを用いて識別
し,識別されたノードが動作状態であると判断するよう
にしたものであり,かかる方法によれば,上記ネットワ
ーク環境下においても,ネットワーク管理部が,ノード
の状態を判別し得るものとなる。
【0009】上記ノードの状態管理方法において,さら
にはネットワーク管理部が属するアドレス体系のネット
ワークに,互いにアドレス体系の異なる2つ以上のネッ
トワークが接続され,一つのネットワークの体系に従っ
たアドレスを他のネットワークの体系に従ったアドレス
に変換することによって,互いのネットワークに属する
ノードが接続するようなネットワーク環境において,一
つの体系のアドレスから他の体系のアドレスへ変換する
アドレス変換の対応付けが動的に変化するような環境下
においても,前記ネットワーク管理部は前記ネットワー
ク管理部が属するネットワークの体系のアドレスを用い
て,前記ネットワーク管理部が属さないネットワークに
属するノードの状態管理を行い,前記状態確認要求に対
して応答したノードを,前記ノードのネットワーク管理
部が属さないネットワークにおけるアドレスと,前記ノ
ードまでの経路情報とを用いて識別し,識別されたノー
ドが動作状態であると判断するようにしたものであり,
かかる方法によれば,上記ネットワーク環境下において
も,ネットワーク管理部が,ノードの状態を判別し得る
ものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,図1〜図4を用いて,本発
明の一実施形態によるノードの状態管理方法について説
明する。
【0011】最初に,図1及び図2を用いて,本発明の
一実施形態によるノードの状態管理方法を用いるネット
ワークのある時点T0及び時点Tnにおけるネットワー
ク環境について説明する。
【0012】図1は,本発明の一実施形態によるノード
の状態管理方法を用いるネットワークのある時点T0に
おけるネットワーク環境を示す説明図であり,図2は,
本発明の一実施形態によるノードの状態管理方法を用い
るネットワークのある時点Tnにおけるネットワーク環
境を示す説明図である。
【0013】図1は,ある時点T0におけるネットワー
ク環境を示している。ネットワーク管理部10は,LA
N等のネットワーク20によってルータ30と接続され
ている。ネットワーク管理部10は,その内部に,ノー
ド属性情報40を有している。ノード属性情報40の詳
細については図3を用いて後述する。ルータ30は,L
AN等のネットワーク50によって,複数のノード60
A,60Bと接続されている。
【0014】ネットワーク管理部10は,グローバルネ
ットワーク70に属する。グローバルネットワーク70
に属する全てのノードは,グローバルネットワーク70
内で一意に定まるアドレスであるところのグローバルア
ドレスを持つ。グローバルネットワーク内では,ノード
はグローバルアドレスを用いて通信を行っている。
【0015】一方,ノードA60A,ノードB60Bはプラ
イベートネットワーク80に属する。プライベートネッ
トワーク80に属するノードはプライベートネットワー
ク80内で一意に定まるアドレスであるところのプライ
ベートアドレスを持つ。プライベートネットワーク80
内では,ノードはプライベートアドレスを用いて通信を
行っている。グローバルネットワーク70とプライベー
トネットワーク80はアドレス体系が異なるため,その
ままではグローバルネットワーク70内のノードとプラ
イベートネットワーク80内のノードとは通信はできな
い。
【0016】このような場合,例えばルータ30におい
てNATと呼ばれる技術を用いてアドレス変換を行い,
グローバルネットワークから見るとノードA60A,ノ
ードB60Bがあたかもグローバルアドレスを持ってい
るかのように振る舞わせることにより,プライベートネ
ットワーク80に属するノードもグローバルネットワー
ク70に属するノードと通信ができるようにする。実際
にはノードA60A,ノードB60Bはプライベートア
ドレスを用いて通信を行うが,通信パケットがルータ3
0を通過する際にアドレス情報を書換えることによっ
て,あたかもノードA60A,ノードB60Bがグロー
バルアドレスを持っているかのような振る舞いを得る。
【0017】プライベートネットワークとNATを使っ
たネットワーク構成は,一般に,プライベートネットワ
ークに属するノードの数が,プライベートネットワーク
に対して割り当てることのできるグローバルアドレスの
数よりも多いときに用いる。プライベートネットワーク
に属するノードは,常にその全てのノードがグローバル
ネットワークに接続しているわけではない。一部のノー
ドはグローバルネットワークと接続するが,他の一部の
ノードはプライベートネットワーク内だけで通信を行
い,さらに残りのノードは通信を行わない。また,どの
ノードがグローバルネットワークに接続するかは時によ
り異なる。
【0018】そこでプライベートネットワークに属する
ノードがグローバルネットワークに対して通信を行おう
とした時に,グローバルアドレスを割り当てるようにす
る。また,グローバルアドレスを割り当てられたプライ
ベートネットワークに属するノードがグロバールネット
ワークとの間の通信を終えたならば,そのグローバルア
ドレスは他のプライベートネットワークに属するノード
のために再利用されるようにする。
【0019】時点T0においては,ノード60Aはプラ
イベートアドレス「L」を持ち,グローバルアドレス
「G」が割り当てられているものとする。ノード60B
はプライベートアドレス「M」を持ち,グローバルアド
レス「H」が割り当てられているものとする。
【0020】図2は,ある時点Tnにおけるネットワー
ク環境を示している。図1と同一符号は,同一部分を示
している。図1に示した時点T0において,ノード60
Aはグローバルネットワークに接続しており,その後,
一旦接続することを止めたものとする。そして,その後
ノード60Aが再びグローバルネットワークに接続しよ
うとすると,ノード60Aに対してルータ30により,
改めて,グローバルアドレスが割り当てられるため,一
般に,前回とは異なるグローバルアドレスが割り当てら
れる。
【0021】即ち,時点T0とは異なる時点Tnにおい
ては,ノード60Aに対しては,グローバルアドレスと
して,「I」が割り当てられており,プライベートアド
レスとして,「L」が割り当てられているものとする。
ここでプライベートアドレスは,予め個々のノードに対
して固定的に割り当て変更しないものとする。また,ノ
ード60Bに対してはグローバルアドレスとして,
「G」が割り当てられており,プライベートアドレスと
して,「M」が割り当てられているものとする。即ち,
時点T0においては,ノード60Aに割り当てられてい
たグローバルアドレス「G」は,時点Tnにおいては,
ノード60Bに割り当てられているものとする。
【0022】次に,図3を用いて,本発明の一実施形態
によるノードの状態管理方法を用いるネットワーク管理
部が有するノードの属性情報について説明する。
【0023】図3は,本発明の一実施形態によるノード
の状態管理方法を用いるネットワーク管理部が有するノ
ードの属性情報の説明図である。
【0024】図3(A)は,時点T0におけるノードの
属性情報40を示している。ノードの属性情報40は,
ノード42とグローバルアドレス情報44と,プライベ
ートアドレス情報46とが,1対1に対応するテーブル
形式である。ここで,ノード42とプライベートアドレ
ス情報46との対応関係は,固定的なものとする。即
ち,ノード「A」に対しては,プライベートアドレス
「L」が固定的に対応し,ノード「B」に対しては,プ
ライベートアドレス「M」が固定的に対応している。
【0025】一方,グローバルアドレス44は,ノード
42に対して,動的に対応している。即ち,図3(A)
に示す時点T0においては,ノード「A」に対しては,
グローバルアドレス「G」が対応し,ノードBに対して
は,グローバルアドレス「H」が対応しているが,この
対応関係は,動的なものである。
【0026】図3(B).(C)は,それぞれ,異なる
時点におけるノードの属性情報40を示しており,これ
らについては,図4に示すフローチャートと合わせて説
明する。
【0027】次に,図4を用いて,本発明の一実施形態
によるノードの状態管理方法について説明する。図4
は,本発明の一実施形態によるノードの状態管理方法の
処理フローを説明するフローチャートである。
【0028】図4に示すフローチャートは,ネットワー
ク管理部10によって,一定の周期で実行されるものと
する。ここで,一定の周期とは,例えば,5分である。
【0029】ステップ100において,ネットワーク管
理部10は,グローバルアドレス「G」宛てに状態確認
の要求を送信する。ここで,ネットワーク管理部10が
状態確認の要求を送信する時点Tiは,図1に示した時
点T0よりも後の時点とする。ネットワーク管理部10
は,ノードAに割り当てられているグローバルアドレス
「G」に対して,ノードの属性情報40を用いて,ネッ
ト20,ルータ30及びネットワーク50を介して,状
態確認の要求を送信する。
【0030】次に,ステップ102において,ネットワ
ーク管理部10は,ノードに対する状態確認要求に対す
る応答の有無をチェックし,応答がない場合には,ステ
ップ104に進み,応答が有ると,ステップ106に進
む。
【0031】ここで,時点Tiにおいて,ノード60A
が停止しているか又はグローバルネットワークとの接続
を切断しているとすると,ノード60Aは応答しないた
め,ステップ104に進む。ステップ104において,
ネットワーク管理部10は,グローバルアドレス「G」
を有するノード「A」は,「停止状態」であると判断す
る。
【0032】一方,ステップ102において,ノードか
らの応答があったと判断されると,ステップ106に進
む。
【0033】ステップ106において,ネットワーク管
理部10は,応答したノード60のプライベートアドレ
スを確認する。時点Tiにおいては,図1に示したよう
に,ノード60Aが応答した場合もあるし,また,図2
に示したように,ノード60Bが応答した場合もあるの
で,応答したノードのプライベートアドレスを求める。
【0034】ノード60のプライベートアドレスは,例
えばSNMP(Simple Network Mana
gement Protocol)要求を通じて,ノー
ド60から直接求めることができる。なお,SNMPに
ついては,例えば,IETFRFC 1157 “A S
imple Network ManagementPr
otocol”に記載されている。
【0035】ステップ108において,ネットワーク管
理部10は,ステップ106において求めたプライベー
トアドレスの変更の有無を判断し,変更が無ければ,ス
テップ110に進み,変更があれば,ステップ112に
進む。
【0036】ここで,求められたプライベートアドレス
が,「L」であるとすると,ネットワーク管理部10
は,図3(A)に示したノードの属性情報40を用い
て,状態確認要求を送信したグローバルアドレス「G」
に対するプライベートアドレス「L」は,求められたプ
ライベートアドレス「L」と一致しているため,ステッ
プ110に進む。
【0037】ステップ110において,ネットワーク管
理部10は,状態確認要求を送信したグローバルアドレ
ス「G」に対するノード「A」は,「動作状態」である
と判断する。
【0038】一方,求められたプライベートアドレスが
「M」であるとすると,ネットワーク管理部10は,図
3(A)に示したノードの属性情報40を用いて,状態
確認要求を送信したグローバルアドレス「G」に対する
プライベートアドレス「L」から,求められたプライベ
ートアドレス「M」に,変更されているため,ステップ
112に進む。
【0039】ステップ112において,ネットワーク管
理部10は,図3(A)に示したノードの属性情報40
を用いて,求められたプライベートアドレス「M」を持
つノード「B」が「動作状態」であると判断する。
【0040】次に,ステップ114において,ネットワ
ーク管理部10は,図3(B)に示すように,ノードの
属性情報40の中のノード「B」のグローバルアドレス
を「G」に書換え,ノード「A」の属性情報は,削除す
る。
【0041】なお,求めたプライベートアドレスが,ノ
ードの属性情報40の中にない場合,新しいノードの検
出を意味するため,そのプライベートアドレスとグロー
バルアドレスの値を,ノードの属性情報の中に登録す
る。
【0042】次に,ステップ130において,ネットワ
ーク管理部10は,次のノードの状態確認を行う。
【0043】以上のステップを繰り返すことにより,全
てのグローバルアドレスに対応するノードの状態確認を
行うことができる。
【0044】なお,ネットワーク管理部10は,使用さ
れているノードの自動検出が可能であるため,例えば,
ノード「A」に対して,新たなグローバルアドレス
「I」が割り当てられると,ネットワーク管理部10
は,グローバルアドレスの割り当てを検出して,図3
(C)に示すように,ノードの属性情報40の中のノー
ド「A」に対してグローバルアドレス「I」を登録す
る。これによって,以降は,ノード「A」に対する状態
確認を行うことができる。
【0045】以上説明したように,ネットワーク管理部
10は,所定の周期で,ノードの属性情報に登録されて
いるノードに割り当てられているグローバルアドレスに
対して,状態確認要求を行い,応答のあったノードに対
しては,プライベートアドレスを確認することにより,
グローバルアドレスが動的に割り当てられていても,そ
のプライベートアドレスに対応するノードの状態を確認
することが可能となる。
【0046】本実施形態によれば,ネットワーク管理部
は,グローバルアドレスが動的に割り当てられるネット
ワーク環境下においても,ノードの状態を判別すること
が可能となる。
【0047】次に,図5〜図8を用いて,本発明の他の
実施形態によるノードの状態管理方法について説明す
る。
【0048】最初に,図5及び図6を用いて,本発明の
他の実施形態によるノードの状態管理方法を用いるネッ
トワークのある時点T0及び時点Tnにおけるネットワ
ーク環境について説明する。
【0049】図5は,本発明の他の実施形態によるノー
ドの状態管理方法を用いるネットワークのある時点T0
におけるネットワーク環境を示す説明図であり,図6
は,本発明の他の実施形態によるノードの状態管理方法
を用いるネットワークのある時点Tnにおけるネットワ
ーク環境を示す説明図である。
【0050】図5は,ある時点T0におけるネットワー
ク環境を示している。ネットワーク管理部10は,LA
N等のネットワーク20によってルータ30A及びルー
タ30Bと接続されている。ネットワーク管理部10
は,その内部に,ノード属性情報40を有している。ノ
ード属性情報40の詳細については図7を用いて後述す
る。ルータ30Aは,LAN等のネットワーク50Aに
よって,複数のノード60A,60Bと接続されてい
る。ルータ30Bは,LAN等のネットワーク50Bに
よって,ノード60Cと接続されている。なお,ネット
50Aやネット50Bには,さらに図示されていない複
数のノードが接続されているとする。
【0051】ネットワーク管理部10は,グローバルネ
ットワーク70に属する。グローバルネットワーク70
に属する全てのノードは,グローバルネットワーク70
内で一意に定まるアドレスであるところのグローバルア
ドレスを持つ。グローバルネットワーク内では,ノード
はグローバルアドレスを用いて通信を行っている。
【0052】一方,ノード60A,ノード60Bはプライ
ベートネットワーク80Aに属する。プライベートネッ
トワーク80Aに属するノードはプライベートネットワ
ーク80A内で一意に定まるアドレスであるところのプ
ライベートアドレスを持つ。プライベートネットワーク
80A内では,ノードはプライベートアドレスを用いて
通信を行っている。他方,ノード60Cはプライベート
ネットワーク80Bに属する。プライベートネットワー
ク80Bに属するノードはプライベートネットワーク8
0B内で一意に定まるアドレスであるところのプライベ
ートアドレスを持つ。プライベートネットワーク80B
内では,ノードはプライベートアドレスを用いて通信を
行っている。
【0053】ここで,グローバルネットワーク70とプ
ライベートネットワーク80Aはアドレス体系が異な
る。グローバルネットワーク70とプライベートネット
ワーク80Bはアドレス体系は異なる。さらに,プライ
ベートネットワーク80Aとプライベートネットワーク
80Bはアドレス体系が異なる。
【0054】ルータ30A及びルータ30Bは,例えば
NATによるアドレス変換機能を有し,ネットワーク管
理部10は,ルータ30Aによって,ノード60A及び
ノード60Bに割り当てられたグローバルアドレスを用
いて,ノード60Aとノード60Bに接続することがで
き,ルータ30Bによって,ノード60Cに割り当てら
れたグローバルアドレスを用いて,ノード60Cと接続
することができる。
【0055】時点T0においては,ノード60Aはプラ
イベートアドレス「L」を持ち,グローバルアドレス
「G」が割り当てられているものとする。ノード60B
はプライベートアドレス「M」を持ち,グローバルアド
レス「H」が割り当てられているものとする。ノード6
0Cはプライベートアドレス「M」を持ち,グローバル
アドレス「J」が割り当てられているものとする。
【0056】プライベートネットワーク80Aとプライ
ベートネットワーク80Bとはアドレス体系が異なるた
め,ノード60Bとノード60Cが同じプライベートア
ドレス「M」を持つことが有り得る。
【0057】図6は,ある時点Tnにおけるネットワー
ク環境を示している。図5と同一符号は,同一部分を示
している。図5に示した時点T0において,ノード60
Aはグローバルネットワークに接続しており,その後,
一旦接続することを止めたものとする。そして,その後
ノード60Aが再びグローバルネットワークに接続しよ
うとすると,ノード60Aに対してルータ30Aによ
り,改めて,グローバルアドレスが割り当てられるた
め,一般に,前回とは異なるグローバルアドレスが割り
当てられる。
【0058】即ち,時点T0とは異なる時点Tnにおい
ては,ノード60Aに対しては,グローバルアドレスと
して,「I」が割り当てられており,プライベートアド
レスとして,「L」が割り当てられているものとする。
ここでプライベートアドレスは,予め個々のノードに対
して固定的に割り当て変更しないものとする。また,ノ
ード60Bに対してはグローバルアドレスとして,
「G」が割り当てられており,プライベートアドレスと
して,「M」が割り当てられているものとする。さら
に,ノード60Cに対してはグローバルアドレス「J」
が割り当てられており,プライベートアドレスとして,
「M」が割り当てられているものとする。
【0059】即ち,時点T0においては,ノード60A
に割り当てられていたグローバルアドレス「G」は,時
点Tnにおいては,ノード60Bに割り当てられている
ものとする。
【0060】次に,図7を用いて,本発明の他の実施形
態によるノードの状態管理方法を用いるネットワーク管
理部が有するノードの属性情報について説明する。
【0061】図7は,本発明の他の実施形態によるノー
ドの状態管理方法を用いるネットワーク管理部が有する
ノードの属性情報の説明図である。
【0062】図7(A)は,時点T0におけるノードの
属性情報40を示している。ノードの属性情報40は,
ノード42とグローバルアドレス情報44と,プライベ
ートアドレス情報46と,アドレス変換ルータ48と
が,1対1に対応するテーブル形式である。ここで,ノ
ード42と,プライベートアドレス情報46とアドレス
変換ルータ48との組との対応関係は,固定的なものと
する。即ち,ノード「A」に対しては,プライベートア
ドレス「L」とアドレス変換ルータ「X」との組が固定
的に対応し,ノード「B」に対しては,プライベートア
ドレス「M」とアドレス変換ルータ「X」との組が固定
的に対応し,ノード「C」に対しては,プライベートア
ドレス「M」とアドレス変換ルータ「Y」との組が固定
的に対応している。
【0063】一方,グローバルアドレス44は,ノード
42に対して,動的に対応している。即ち,図7(A)
に示す時点T0においては,ノード「A」に対しては,
グローバルアドレス「G」が対応し,ノード「B」に対
しては,グローバルアドレス「H」が対応し,ノード
「C」に対しては,グローバルアドレス「J」が対応し
ているが,この対応関係は,動的なものである。
【0064】図7(B).(C)は,それぞれ,異なる
時点におけるノードの属性情報40を示しており,これ
らについては,図8に示すフローチャートと合わせて説
明する。
【0065】次に,図8を用いて,本発明の他の実施形
態によるノードの状態管理方法について説明する。図8
は,本発明の他の実施形態によるノードの状態管理方法
の処理フローを説明するフローチャートである。
【0066】図8に示すフローチャートは,ネットワー
ク管理部10によって,一定の周期で実行されるものと
する。ここで一定の周期とは例えば5分間隔である。一
定の周期で実行する以外にもSNMPの標準トラップで
コールドスタートと呼ばれるノード起動時に送信される
トラップやリンクアップ、リンクダウンなどのインタフ
ェースの動作状態を通知するトラップを受信したときな
ど、ノードからのイベントを受信したときに実行するこ
とや、ユーザの指示によりノードの状態を確認するとき
に実行することが考えられる。このようなイベント受信
やユーザからの指示により実行することによりノードの
状態管理によるシステムの負荷を押さえることができ
る。
【0067】ステップ100において,ネットワーク管
理部10は,グローバルアドレス「G」宛てに状態確認
の要求を送信する。ここで,ネットワーク管理部10が
状態確認の要求を送信する時点Tiは,図5に示した時
点T0よりも後の時点とする。ネットワーク管理部10
は,ノードAに割り当てられているグローバルアドレス
「G」に対して,ノードの属性情報40を用いて,ネッ
ト20,ルータ30A及びネットワーク50Aを介し
て,状態確認の要求を送信する。
【0068】次に,ステップ102において,ネットワ
ーク管理部10は,ノードに対する状態確認要求に対す
る応答の有無をチェックし,応答がない場合には,ステ
ップ104に進み,応答が有ると,ステップ106に進
む。
【0069】ここで,時点Tiにおいて,ノード60A
が停止しているか又はグローバルネットワークとの接続
を切断しているとすると,ノード60Aは応答しないた
め,ステップ104に進む。ステップ104において,
ネットワーク管理部10は,グローバルアドレス「G」
を有するノード「A」は,「停止状態」であると判断す
る。
【0070】一方,ステップ102において,ノードか
らの応答があったと判断されると,ステップ106に進
む。
【0071】ステップ106において,ネットワーク管
理部10は,応答したノード60のプライベートアドレ
スを確認する。時点Tiにおいては,図5に示したよう
に,ノード60Aが応答した場合もあるし,また,図6
に示したように,ノード60Bが応答した場合もあるの
で,応答したノードのプライベートアドレスを求める。
【0072】ノード60のプライベートアドレスは,例
えばSNMP要求を通じて,ノード60から直接求める
ことができる。
【0073】ステップ108において,ネットワーク管
理部10は,ステップ106において求めたプライベー
トアドレスの変更の有無を判断し,変更が無ければ,ス
テップ110に進み,変更があれば,ステップ112に
進む。
【0074】ここで,求められたプライベートアドレス
が,「L」であるとすると,ネットワーク管理部10
は,図7(A)に示したノードの属性情報40を用い
て,状態確認要求を送信したグローバルアドレス「G」
に対するプライベートアドレス「L」と,求められたプ
ライベートアドレス「L」は変更がないため,ステップ
110に進む。
【0075】ステップ110において,ネットワーク管
理部10は,状態確認要求を送信したグローバルアドレ
ス「G」に対するノード「A」は,「動作状態」である
と判断する。
【0076】一方,求められたプライベートアドレスが
「M」であるとすると,ネットワーク管理部10は,図
7(A)に示したノードの属性情報40を用いて,状態
確認要求を送信したグローバルアドレス「G」に対する
プライベートアドレス「L」と,求められたプライベー
トアドレス「M」は,変更されているため,ステップ1
16に進む。
【0077】ここで,状態確認要求に応答した,プライ
ベートアドレス「M」を持つノードは,図6におけるノ
ード「B」60Bであるか,ノード「C」60Cである
かはわからない。
【0078】ステップ116において,ネットワーク管
理部10は,グローバルアドレスGへの経路情報を用
い,グローバルアドレス「G」についてのアドレス変換
を行っているアドレス変換ルータを求める。
【0079】ステップ118において,ネットワーク管
理部10は,図7(A)に示したノードの属性情報40
を用いて,求められたプライベートアドレス「M」を持
つノードを1つ検索する。
【0080】ステップ120において,ネットワーク管
理部10は,ノードの属性情報40から検索した,プラ
イベートアドレス「M」を持つノードのアドレス変換ル
ータと,ステップ116で求めた,グローバルアドレス
「G」のアドレス変換ルータとを比較し,アドレス変換
ルータが同じであったならばステップ122に進み,異
なっていれば124に進む。
【0081】本実施例ではルータを用いて説明している
が,ルータに限らずスイッチングハブなどのアドレス変
換機能を有する装置を用いても良い。
【0082】ここで,ステップ100で応答を返したノ
ードがノード60Bであるとすると,ステップ116で
求まるアドレス変換ルータは,ルータ30Aとなる。さ
らに,ステップ118で検索されたノードが,ノード
「B」であるとすると,ノード「B」のアドレス変換ル
ータは「X」であり,ルータ30Aであるから,ステッ
プ116で求まるアドレス変換ルータと同じであり,ス
テップ122に進む。一方,ステップ118で検索され
たノードが,ノード「C」であるとすると,ノード
「C」のアドレス変換ルータは「Y」であり,ルータ3
0Bであるから,ステップ116で求まるアドレス変換
ルータと異なり,ステップ124に進む。
【0083】ステップ122においては,ネットワーク
管理部10は,ステップ118で検索したノードが「動
作状態」であると判断する。さらに,図7(B)に示す
ように,ノードの属性情報40の中のノード「B」のグ
ローバルアドレスを「G」に書換える。
【0084】ステップ124においては,ネットワーク
管理部10は,図7(A)に示したノードの属性情報4
0に,まだ他にもプライベートアドレス「M」を持つノ
ードが登録されているかどうかをチェックし,登録され
ていれば他のプライベートアドレス「M」を持つノード
についてステップ118からを繰り返す。もう他にプラ
イベートアドレス「M」を持つノードが登録されていな
ければ,ステップ126へ進む。
【0085】ステップ126においては,新しいノード
の検出を意味するため,グローバルアドレスとプライベ
ートアドレスとアドレス変換ルータの値を,ノードの属
性情報の中に登録する。
【0086】次に,ステップ128において,ネットワ
ーク管理部10は,図7(B)に示すように,「G」を
グローバルアドレスに持っていた ノード「A」の属性
情報は,削除する。
【0087】次に,ステップ130において,ネットワ
ーク管理部10は,次のノードの状態確認を行う。
【0088】以上のステップを繰り返すことにより,全
てのグローバルアドレスに対応するノードの状態確認を
行うことができる。
【0089】なお,ネットワーク管理部10は,使用さ
れているノードの自動検出が可能であるため,例えば,
ノード「A」に対して,新たなグローバルアドレス
「I」が割り当てられると,ネットワーク管理部10
は,グローバルアドレスの割り当てを検出して,図7
(C)に示すように,ノードの属性情報40の中のノー
ド「A」に対してグローバルアドレス「I」を登録す
る。これによって,以降は,ノード「A」に対する状態
確認を行うことができる。
【0090】次に,図9を用いて本発明の一実施形態に
よるネットワーク管理部10の構成について説明する。
図9は,本発明の一実施形態によるネットワーク管理部
10の構成を表す図である。
【0091】管理契機決定部11は,図4や図8で示し
たフローチャートによるノードの状態確認処理を実行す
る契機を決定する。ノードの状態確認処理を実行する契
機は管理基準情報12に格納された実行条件に基づいて
決定される。管理基準情報12に格納された実行条件の
一つの例は,5分ごとにノードの状態管理処理を実行す
ることである。管理基準情報12に格納された実行条件
の他の例は,ネットワーク管理部の利用者の要求があっ
たときにノードの状態管理処理を実行することである。
管理基準情報12に格納された実行条件のさらに他の例
は,停止していると認識しているノードから何かしらの
通知を受信したときにノードの状態管理処理を実行する
ことである。
【0092】管理契機決定部11は,ノードの状態確認
処理を実行する契機になったならば,アドレス比較部1
3を呼び出す。
【0093】アドレス比較部13は,図4または図8に
示したフローチャートによるノードの状態確認処理を主
として実行する部分である。
【0094】アドレス比較部13は,状態確認要求を送
信するために,状態確認要求送受信部14を呼び出す。
このとき状態確認要求を送信するノードのグローバルア
ドレスを状態確認要求送受信部14に指示する。状態確
認要求送受信部14は,指示されたノードに対して状態
確認要求を送信し,送信した状態確認要求に対するノー
ドからの応答を待ち,応答の有無を判別する。状態確認
要求送受信部14は,ノードからの応答の有無をアドレ
ス比較部13に通知する。
【0095】アドレス比較部13は,ノードのプライベ
ートアドレスを取得するために,アドレス取得部15を
呼び出す。このとき取得するノードのグローバルアドレ
スをアドレス取得部15に指示する。アドレス取得部1
5は,指示されたノードからプライベートアドレスを取
得し,アドレス比較部13に通知する。
【0096】アドレス比較部13は,ノードへの経路情
報を取得するために経路取得部16を呼び出す。このと
き取得するノードのグローバルアドレスを経路取得部1
6に指示する。経路取得部16は,指示されたノードへ
の経路情報を取得する。経路情報は,例えばSNMP要
求を用いてノードへの経由点となるノードから順次経路
情報を取得して,次の経由点となるノードを見つけるこ
とを繰り返すことで求めることができる。
【0097】アドレス比較部13は,ノードの属性情報
40を参照するために,ノード属性情報参照部17を呼
び出す。このとき,例えばグローバルアドレスを指定し
て,対応するプライベートアドレスを検索するよう指示
したり,プライベートアドレスを指定して,そのプライ
ベートアドレスを持つノードを検索するように指示した
りする。ノード属性情報参照部は,指示されたようにノ
ードの属性情報40を参照し,結果をアドレス比較部1
3に通知する。
【0098】アドレス比較部13は,状態確認要求送受
信部14から通知された状態確認要求に対する応答の有
無と,アドレス取得部15から通知されたプライベート
アドレスと,経路取得部16から通知された経路情報
と,ノード属性情報参照部17から通知された検索結果
とを,図4または図8のフローチャートに従って比較す
ることによって,ノードの状態を判断する。
【0099】アドレス比較部13は,判断したノードの
状態をノード動作状態表示部18に通知する。ノード動
作状態表示部18は,例えばディスプレイ装置上に表示
したグラフィカルなネットワークマップ上のノードのシ
ンボルの色を変化させることによって,ノードの状態が
変化したことを,ネットワーク管理部の利用者に通知す
る。他のノード動作状態表示部18の例では,ノードが
動作状態になったあるいは停止状態になった旨を表すメ
ッセージを出力したり,ノードが停止状態になった場合
にサイレンやポケットベル(登録商標)を鳴らしたりす
ることで,ネットワーク管理部の利用者に通知する。
【0100】さらに,例えば予め定められた任意のソフ
トウェア,ハードウェアあるいはシステムに,ノードの
状態を通知する。
【0101】以上説明したように,ネットワーク管理部
10は,所定の周期で,ノードの属性情報に登録されて
いるノードに割り当てられているグローバルアドレスに
対して,状態確認要求を行い,応答のあったノードに対
しては,プライベートアドレスを確認することにより,
グローバルアドレスが動的に割り当てられていても,そ
のプライベートアドレスに対応するノードの状態を確認
することが可能となる。
【0102】本実施形態によれば,ネットワーク管理部
は,1つのグローバルネットワークに複数の異なるアド
レス体系のプライベートネットワークが接続されてい
て,プライベートネットワークに属するノードに対して
グローバルアドレスが動的に割り当てられるネットワー
ク環境下においても,ノードの状態を判別することが可
能となる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば管理対象のシステムで用
いるアドレスと個々のノードに静的に割り当てられたア
ドレスの対応が変化するシステムにおいても個々のノー
ドの状態を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるノードの状態管理方
法を用いるネットワークのある時点T0におけるネット
ワーク環境を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態によるノードの状態管理方
法を用いるネットワークのある時点Tnにおけるネット
ワーク環境を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態によるノードの状態管理方
法を用いるネットワーク管理部が有するノードの属性情
報の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態によるノードの状態管理方
法の処理フローを説明するフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態によるノードの状態管理
方法を用いるネットワークのある時点T0におけるネッ
トワーク環境を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態によるノードの状態管理
方法を用いるネットワークのある時点Tnにおけるネッ
トワーク環境を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態によるノードの状態管理
方法を用いるネットワーク管理部が有するノードの属性
情報の説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態によるノードの状態管理
方法の処理フローを説明するフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態によるネットワーク管理部
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10…ネットワーク管理部 20,50,70,80・・・ネットワーク 30・・・ルータ 40・・・ノードの属性情報 60・・・IPノード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークで接続された複数のアドレス
    を持つノードの状態確認方法において、 ネットワーク管理部がノードに動的に割り当てられた第
    一のアドレスに対応するノードの静的に割り当てられた
    第二のアドレスを前記ノードに問い合わせ、 ノード属性記憶部に格納された前記ノードに問い合わせ
    るときに使用するアドレス変換装置の識別子と前記問い
    合わせに使用したアドレス変換装置の識別子が一致する
    ことを確認し、 ノード属性記憶部に格納された第二のアドレスと前記問
    い合わせで得た第二のアドレスとが一致すれば前記ノー
    ドは稼動状態であるとすることを特徴とするノードの状
    態確認方法。
  2. 【請求項2】請求項1のノードの状態確認方法におい
    て、 前記問い合わせを予め定められた基準に従い行うことを
    特徴とするノードの状態確認方法。
  3. 【請求項3】請求項1のノードの状態確認方法におい
    て、 前記問い合わせに対する当該ノードからの応答が無けれ
    ば当該ノードは停止しているとすることを特徴とするノ
    ードの状態確認方法。
  4. 【請求項4】請求項1のノードの状態確認方法におい
    て、 前記問い合わせにより得た当該ノードの第二のアドレス
    が前記ノード属性記憶部に格納された当該ノードの第一
    アドレスに対応する第二のアドレスと異なるとき前記ノ
    ード属性記憶部に格納された当該ノードの第一アドレス
    に対応する第二のアドレスを前記問い合わせにより得た
    当該ノードの第二のアドレスに変更することを特徴とす
    るノードの状態確認方法。
  5. 【請求項5】ネットワークで接続された複数のアドレス
    を持つノードの状態確認システムにおいて、 ノードに動的に割り当てられた第一のアドレスとノード
    に静的に割り当てられた第一のアドレスに対応する第二
    のアドレスと前記ノードに問い合わせるときに使用する
    アドレス変換装置の識別子とを対応付けて格納するノー
    ド属性記憶部と、 前記ノードに割り当てられた第一のアドレスを指定して
    第二のアドレスを問い合わせ、 ノード属性記憶部に格納された前記ノードに問い合わせ
    るときに使用するアドレス変換装置の識別子と前記問い
    合わせに使用したアドレス変換装置の識別子が一致する
    ことを確認し、 ノード属性記憶部に格納された第二のアドレスと前記問
    い合わせで得た第二のアドレスとが一致すれば前記ノー
    ドは稼動状態であるとするネットワーク管理部とを備え
    ることを特徴とするノードの状態確認システム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の方法を実現するプログラ
    ムを格納した計算機に読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002190810A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Hitachi Ltd ネットワーク管理システム
WO2004051936A1 (ja) * 2002-12-05 2004-06-17 Allied Telesis Holdings K.K. ユーザ特定システム、ユーザ特定装置、ユーザ特定方法、アドレス変換装置、及びプログラム
JP2012029221A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 通信システム、制御装置及び制御プログラム

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