JP2001127644A - 転送データ変換装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

転送データ変換装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001127644A
JP2001127644A JP30938699A JP30938699A JP2001127644A JP 2001127644 A JP2001127644 A JP 2001127644A JP 30938699 A JP30938699 A JP 30938699A JP 30938699 A JP30938699 A JP 30938699A JP 2001127644 A JP2001127644 A JP 2001127644A
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computer
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function
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Koji Muramatsu
孝治 村松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分散処理システムにおけるデータ転送の効率化
を図る。 【解決手段】本発明は、発生したデータを転送用に変換
する転送データ変換装置1、2に関する。この発明で
は、予測特性3aが、発生済みのデータから発生するデ
ータを予測するために、データの発生傾向に基づいて定
義されている。また、予測手段6が、発生済みのデータ
と予測特性3aとに基づいて、発生すると予測される予
測データ5aを求める。そして、差分演算手段7が、予
測手段6によって求められた予測データ5aと、この予
測データ5aに対応するものとして現実に発生したデー
タとの差分値を演算し、この差分値を転送用のデータと
して提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送するデータの
効率化を図るための転送データ変換装置及びプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0002】
【従来の技術】分散処理システムの代表的な例であるク
ライアント・サーバシステムは、クライアントマシンと
サーバマシンとの間で処理を分散させる。
【0003】ここで、クライアントマシンとサーバマシ
ンとの間でデータを転送する場合には、通信回線にかか
る負荷を低減させるために、データを圧縮後に転送する
ことがある。この様なデータ転送時の圧縮には、例えば
オペレーティング・システム(以下、「OS」という)
に備えられている所定の圧縮機能によるものやJPEG
等のような汎用的な圧縮方法が利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分散処理システムにおけるデータ圧縮・転送には、以下
のような問題がある。
【0005】まず、第1に、上記のような汎用的な圧縮
方法では、圧縮率と圧縮自体にかかる時間とのバランス
が適切でない場合が生じる。つまり、汎用的な圧縮方法
では、圧縮率を優先するあまり圧縮時間が長くなり、デ
ータ転送に遅延が発生する場合がある。
【0006】また、第2に、汎用的であるがために、転
送するデータの特性を活かすことが困難となる。例えば
転送するデータに固有のルールが存在する場合であって
も、そのルールを把握して活かすこともなく所定の圧縮
手法で圧縮を行うため、結果として圧縮効率が低下する
場合もある。
【0007】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、転送するデータの特性を活かして次に転送
すべきデータを予測し、実際にはこの差分値を圧縮して
転送するための転送データ変換装置及びプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、発生した
データを転送用に変換する転送データ変換装置に関す
る。この第1の発明では、発生済みのデータから発生す
るデータを予測するために、データの発生傾向に基づい
て予測特性が定義されている。また、予測手段が、発生
済みのデータと予測特性とに基づいて、発生すると予測
される予測データを求める。そして、差分演算手段が、
予測手段によって求められた予測データと、この予測デ
ータに対応するものとして現実に発生したデータとの差
分値を演算し、この差分値を転送用のデータとして提供
する。
【0009】これにより、データの特性から予測したデ
ータと現実に発生したデータとの差分値を転送用のデー
タとすることができる。特に、転送用のデータとして、
発生したデータと予測したデータとの差分値を利用する
ため、発生したデータを単に先に発生済みのデータとの
差分値で表す場合よりも、一層小さい値で表すことがで
きる。そして、値の小さいデータほど高圧縮可能であ
る。
【0010】したがって、この第1の発明を適用するこ
とで、データの特性に応じた高速なデータの転送、及び
通信回線にかかる負荷を低減させることができる。
【0011】第2の発明は、第1の発明と同様の転送デ
ータ変換装置であるが、差分演算手段から提供されるデ
ータを圧縮する圧縮手段を付加している。これにより、
転送するデータの特性に応じた圧縮ができる。
【0012】第3の発明は、転送するデータを圧縮する
転送データ変換装置に関する。この第3の発明では、圧
縮手段が、少なくとも一つの転送するデータに対して、
転送するデータを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に
格納し、転送するデータの前記必要な桁数までの部分を
データ部に格納して圧縮データを生成する。したがっ
て、桁数の小さいデータほど、効果的に圧縮することが
できる。
【0013】第4の発明は、転送用に変換されたデータ
を元の状態に逆変換する転送データ変換装置に関する。
この第4の発明では、逆変換済みのデータから逆変換さ
れるデータを予測するために、元の状態のデータの発生
傾向に基づいて予測特性が定義されている。また、予測
手段が、逆変換済みのデータと予測特性とに基づいて、
逆変換すると予測される予測データを求める。そして、
補正手段が、予測手段によって求められた予測データ
を、この予測データに対応するものとして転送用に変換
されたデータである差分値により補正する。これによ
り、転送用に変換されたデータを元のデータに逆変換す
ることができる。
【0014】第5の発明は、第4と同様の転送データ変
換装置であるが、圧縮されたデータを解凍する解凍手段
を付加し、補正手段が、予測手段によって求められた予
測データを、解凍手段によって解凍されたデータにより
補正する。これにより、転送用に変換され、その後圧縮
されたデータを解凍することができ、また元のデータに
逆変換することができる。
【0015】第6の発明は、転送用に圧縮されたデータ
を解凍する転送データ変換装置に関する。この第6の発
明では、解凍手段が、ヘッダ部を参照して必要な桁数を
識別し、データ部を参照して必要な桁数分のデータを抽
出して少なくとも一つの解凍データを生成する。
【0016】この第6の発明を適用することで、例えば
第3の発明によって圧縮されたデータを解凍することが
できる。
【0017】第7の発明は、一方の計算機における命令
に基づいて発生するデータを利用して他方の計算機で処
理を実行する分散処理システムに配置され、一方の計算
機から他方の計算機に転送されるデータを変換する転送
データ変換装置に関する。この第7の発明では、命令に
基づいて発生済みのデータから発生するデータを予測す
るために、データの発生傾向に基づいて予測特性が定義
されている。また、第1の予測手段が、一方の計算機に
おける命令に基づいて発生済みのデータと予測特性とに
基づいて、発生すると予測される第1の予測データを求
め、差分演算手段が、第1の予測手段によって求められ
た第1の予測データと、この第1の予測データに対応す
るものとして一方の計算機における命令に基づいて現実
に発生したデータとの差分値を演算し、この差分値を転
送用のデータとして提供し、圧縮手段が、差分演算手段
から提供されたデータを圧縮し、解凍手段が、圧縮手段
によって圧縮されたデータを他方の計算機上で解凍し、
第2の予測手段が、他方の計算機における処理実行に利
用されたデータと予測特性とに基づいて、処理実行に利
用されると予測される第2の予測データを求め、補正手
段が、第2の予測手段によって求められた第2の予測デ
ータを、この第2の予測データに対応するものとして解
凍手段によって解凍されたデータにより補正し、一方の
計算機における命令に基づいて発生したデータとして提
供する。これにより、データの特性を活かした転送を実
現することができる。
【0018】第8の発明は、第2又は第7の発明と同様
の転送データ変換装置であるが、圧縮手段が、差分演算
手段から提供される少なくとも一つのデータに対して、
データを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納し、
データの前記必要な桁数までの部分をデータ部に格納し
て圧縮する。これにより、値の小さいデータほど、高圧
縮可能とすることができる。
【0019】第9の発明は、第5又は第7の発明と同様
の転送データ変換装置であるが、解凍手段が、圧縮され
たデータのヘッダ部を参照して必要な桁数を識別し、デ
ータ部を参照して必要な桁数分のデータを抽出して少な
くとも一つの解凍データとする。この第9の発明を適用
することで、第8の発明により圧縮されたデータを解凍
することができる。
【0020】第10の発明は、第1から第9までの発明
と同様の転送データ変換装置であるが、データは、命令
に基づいて発生する座標データであり、予測特性は、同
種の命令に基づく座標データの発生傾向に基づいて定義
される。この場合、描画データの転送に有効なデータ変
換を実現できる。
【0021】第11の発明は、第10の発明と同様の転
送データ変換装置であるが、予測特性は、最新の同種の
命令に基づいて発生した座標データと、最新の同種の命
令の次に新しい同種の命令に基づいて発生した座標デー
タとの差を、最新の同種の命令に基づいて発生する座標
データに加える旨を示す。この第11の発明は、同種の
命令に基づいて連続して発生する描画データには規則性
のあるものが多い点を考慮したものであり、これにより
有効に発生予定のデータを求めることができ、これらの
描画データを小さい値で表すことができる。
【0022】第12の発明は、一方の計算機から他方の
計算機に転送する画像データを変換する転送データ変換
装置に関する。この第12の発明は、差分演算手段が、
画像データを構成する画素値とこの画素値に対する少な
くとも一つの周辺画素の状態との差分値を求め、この差
分値を転送用のデータとして提供し、圧縮手段が、差分
演算手段から提供された少なくとも一つの転送用のデー
タに対して、データを特定するのに必要な桁数をヘッダ
部に格納し、データの前記必要な桁数までの部分をデー
タ部に格納して圧縮し、他方の計算機上の解凍手段が、
圧縮手段によって圧縮されたデータのヘッダ部を参照し
て必要な桁数を識別し、データ部を参照して必要な桁数
分のデータを抽出して少なくとも一つの解凍データと
し、補正手段が、少なくとも一つの周辺画素の状態を、
この状態に対応するものとして解凍手段によって解凍さ
れたデータを利用して補正し、画像データを構成する画
素値として提供する。
【0023】この第12の発明は、画像データを構成す
るある画素値とその周辺の画素値の状態との間では差が
小さいという特性を利用している。
【0024】したがって、各画像値をその画素の周辺状
態との差分値で表すことで小さい値とし、この小さくし
た値を表すのに必要な桁数までを転送データとすること
で、画像データの特性を利用した高速な圧縮を行うこと
ができる。ゆえに、データの特性に応じた高速なデータ
の転送、及び通信回線にかかる負荷を低減させることが
できる。
【0025】第13の発明は、第12の発明と同様の転
送データ変換装置であるが、差分演算手段が、前記画素
値の各要素毎に差分値を求め、補正手段が、少なくとも
一つの周辺画素の状態を各要素毎の差分値によって補正
する。したがって、画素値が例えばR・G・Bや明度・
色相・彩度のように複数の要素で表される場合であって
も、この画素値を転送用のデータとして適切に変換し、
転送することができる。
【0026】第14の発明は、コンピュータに、発生済
みのデータから発生するデータを予測させるために、デ
ータの発生傾向に基づいて定義された予測特性を記憶さ
せる機能と、発生済みのデータと予測特性とに基づい
て、発生すると予測される予測データを求めさせる予測
機能と、予測機能によって求められた予測データと、こ
の予測データに対応するものとして現実に発生したデー
タとの差分値を演算させ、この差分値を転送用のデータ
として提供させる差分演算機能とを実現させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0027】第15の発明は、第14の発明と同様のプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であるが、コンピュータに、差分演算機能によって提
供されるデータを圧縮させる圧縮機能を付加したプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
ある。
【0028】第16の発明は、コンピュータに、少なく
とも一つの転送するデータに対して、転送するデータを
特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納させ、転送す
るデータの必要な桁数までの部分をデータ部に格納させ
て圧縮データを生成させる圧縮機能を実現させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
ある。
【0029】第17の発明は、転送用に変換されたデー
タを元の状態に逆変換するためのプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピ
ュータに、逆変換済みのデータから逆変換されるデータ
を予測させるために、元の状態のデータの発生傾向に基
づいて定義された予測特性を記憶させる機能と、逆変換
済みのデータと予測特性とに基づいて、逆変換すると予
測される予測データを求めさせる予測機能と、予測機能
によって求められた予測データを、この予測データに対
応するものとして転送用に変換されたデータである差分
値により補正させる補正機能とを実現させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0030】第18の発明は、第17の発明と同様のプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であるが、コンピュータに、圧縮されたデータを解凍
させる解凍機能を付加し、補正機能は、予測機能によっ
て求められた予測データを、解凍機能によって解凍され
たデータにより補正させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0031】第19の発明は、転送用に圧縮されたデー
タを解凍するためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータに、ヘ
ッダ部を参照させて必要な桁数を識別させ、データ部を
参照させて必要な桁数分のデータを抽出させて少なくと
も一つの解凍データを生成させる解凍機能を実現させる
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0032】第20の発明は、一方の計算機における命
令に基づいて発生するデータを利用して他方の計算機で
処理を実行する分散処理システムにおいて、一方の計算
機から他方の計算機に転送されるデータを変換するプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、コンピュータに、命令に基づいて発生済みの
データから発生するデータを予測させるために、データ
の発生傾向に基づいて定義された予測特性を記憶させる
機能と、一方の計算機における命令に基づいて発生済み
のデータと前記予測特性とに基づいて、発生すると予測
される第1の予測データを求めさせる第1の予測機能
と、第1の予測機能によって求められた第1の予測デー
タと、この第1の予測データに対応するものとして一方
の計算機における命令に基づいて現実に発生したデータ
との差分値を演算させ、この差分値を転送用のデータと
して提供させる差分演算機能と、差分演算機能によって
提供されたデータを圧縮させる圧縮機能と、圧縮機能に
よって圧縮されたデータを解凍させる解凍機能と、他方
の計算機における処理実行に利用されたデータと予測特
性とに基づいて、処理実行に利用されると予測される第
2の予測データを求めさせる第2の予測機能と、第2の
予測機能によって求められた第2の予測データを、この
第2の予測データに対応するものとして解凍機能によっ
て解凍されたデータにより補正させ、一方の計算機にお
ける命令に基づいて発生したデータとして提供させる補
正機能とを実現させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
【0033】第21の発明は、第15又は第20の発明
と同様のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であるが、圧縮機能が、差分演算機能によ
って提供される少なくとも一つのデータに対して、デー
タを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納させ、デ
ータの必要な桁数までの部分をデータ部に格納させて圧
縮させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体である。
【0034】第22の発明は、第18又は第20と同様
の発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であるが、解凍機能が、圧縮されたデータ
のヘッダ部を参照させて必要な桁数を識別させ、データ
部を参照させて必要な桁数分のデータを抽出して少なく
とも一つの解凍データとさせるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0035】第23の発明は、一方の計算機から他方の
計算機に転送する画像データを変換するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、コンピュータに、画像データを構成する画素値と
この画素値に対する少なくとも一つの周辺画素の状態と
の差分値を求めさせ、この差分値を転送用のデータとし
て提供させる差分演算機能と、差分演算機能によって提
供された少なくとも一つの転送用のデータに対して、デ
ータを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納させ、
データの必要な桁数までの部分をデータ部に格納させて
圧縮させる圧縮機能と、圧縮手段によって圧縮されたデ
ータのヘッダ部を参照させて必要な桁数を識別させ、デ
ータ部を参照させて必要な桁数分のデータを抽出させて
少なくとも一つの解凍データとさせる解凍機能と、少な
くとも一つの周辺画素の状態を、この状態に対応するも
のとして解凍機能によって解凍されたデータを利用して
補正させ、画像データを構成する画素値として提供させ
補正機能とを実現させるプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体である。
【0036】上記第14乃至第23の発明は、それぞれ
第1乃至第9及び第12の発明で説明した転送データ変
換装置の機能をコンピュータにより実現するためのプロ
グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
である。
【0037】このようなプログラムを記憶した記憶媒体
を用いることによって、上述した機能を有していない計
算機、コンピュータ、分散処理システムに対しても、簡
単に上述した機能を付加することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0039】本実施の形態においては、過去に発生した
データから次に発生すると予測される予測データを求
め、この予測データと実際に次に発生したデータとの差
分値を転送用のデータとして利用する転送データ変換装
置について説明する。
【0040】図1は、本実施の形態に係る転送データ変
換装置の構成を示すブロック図である。
【0041】本実施の形態に係る転送データ変換装置
1、2は同様の装置であるが、ここでは転送データ変換
装置1がデータの転送元として動作し、転送データ変換
装置2がデータの転送先として動作する場合について説
明する。
【0042】転送元である転送データ変換装置1では、
予測特性記憶部3と発生済みデータ記憶部4との内容か
ら予測データ記憶部5に記憶する予測データを求める予
測部6と、予測データと実際に発生したデータとから転
送用のデータを求める差分演算部7と、圧縮部8とが動
作する。
【0043】予測特性3aは、発生する頻度の高いデー
タの間の関係を一般化した数式により定義されており、
予測特性記憶部3に記憶されている。
【0044】例えば、線分の描画命令に基づく線分デー
タは当該線分の描画命令発生順に等間隔かつ平行になる
確立が高い場合がある。このような場合には、過去に発
生したn番目、n+1番目の線分描画命令に基づく線分
データの内容から、将来発生するn+2番目の線分描画
命令に基づく線分データの内容を予測する数式が予測特
性3aとされ、予測特性記憶部3に記憶される。
【0045】なお、この予測特性3aとしては、その他
の命令に対応するものが定義されていてもよい。
【0046】発生済みデータ記憶部4は、過去に発生し
たデータを発生済みデータとして逐次記憶する記憶装置
ある。例えば、先に述べたn、n+1番目の線分描画命
令に基づく線分データ4a、4bの内容が記憶される。
【0047】予測部6は、予測特性記憶部3内の予測特
性3aと発生済みデータ記憶部4の発生済みデータとを
参照し、将来発生する命令に基づくデータを予測し、予
測データとして予測データ記憶部5に記憶する。
【0048】例えば、先に述べたn、n+1番目の線分
描画命令に基づく線分データ4a、4bの内容から、n
+2番目の線分描画命令に基づく線分データの内容を予
測して予測データ5aとして記憶する。
【0049】差分演算部7は、現実に発生したデータと
予め予測部6において予測された予測データとの差分値
を測定し、転送用のデータとして圧縮部8に提供する。
【0050】例えば、実際に発生したn+2番目の線分
描画命令に基づく線分データとn+2番目の線分描画命
令に対応する予測データ(n、n+1番目の線分描画命
令に基づく線分データ4a、4bの内容から予測された
線分データ)の内容5aとの差分値を転送用データとす
る。
【0051】圧縮部8は、変換により得られた転送用の
データを圧縮するが、ここでは転送用のデータを特定す
るのに必要な最小限の桁数をヘッダ部に格納し、この必
要な最小限の桁数分のデータ内容をデータ部に格納して
圧縮データとする。この際、複数の転送用のデータを圧
縮データに含めてもよい。
【0052】例えば転送用のデータとして「0010
0」「00011」とがある場合を考える。「0010
0」を特定するのに必要な桁数は3桁であり、「000
11」を特定するのに必要な桁数は2桁である。ゆえ
に、圧縮部8は、ヘッダ部に「3」「2」を格納し、デ
ータ部に「100」「11」を格納した圧縮データを生
成する。
【0053】転送先である転送データ変換装置2では、
圧縮データを解凍して転送用のデータとする解凍部9
と、予測特性記憶部3と逆変換済みデータ記憶部11と
の内容から予測データ記憶部12に記憶する予測データ
を求める予測部13と、予測データを解凍部9で解凍さ
れた転送用データによって補正する補正部14とが動作
する。
【0054】解凍部9は、圧縮された転送用のデータを
解凍するが、ここでは圧縮されたデータのヘッダ部を参
照して転送用のデータを特定するのに必要な最小限の桁
数を識別し、その後データ部を参照して必要な最小限の
桁数分のデータ内容を抽出することで解凍を行い、解凍
した結果を転送用のデータとする。この際、圧縮データ
から複数の転送用のデータが得られる場合もある。
【0055】逆変換済みデータ記憶部11は、解凍部9
によって解凍された転送用のデータを利用して元のデー
タに逆変換された逆変換済みデータを逐次記憶する記憶
装置ある。ここでは例として発生済みデータ4a、4b
と同様の内容が逆変換済みデータ11a、11bとして
記憶されているとする。
【0056】予測部13は、予測特性記憶部3内の予測
特性3aと逆変換済みデータ記憶部11に記憶されてい
る逆変換済みデータ11a、11bとを参照し、将来逆
変換すると予測される予測データ12aを予測し、予測
データ記憶部12に記憶する。なお、この場合には、予
測データ5aと予測データ12aは同一のものとなる。
【0057】補正部14は、前記予測データ記憶部12
に記憶されている予測データ12aの内容を、解凍部9
によって解凍されて得られた転送用のデータである差分
値により補正する。そして、この補正によって得られた
データを逆変換済みデータとして出力し、かつ逆変換済
みデータ記憶部11に記憶する。
【0058】次に、上記のような本実施の形態に係る転
送データ変換装置1、2を備えた分散処理システムの例
として、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)
遠隔化システムの場合について説明する。
【0059】図2は、このGUI遠隔化システムの概略
を示すブロック図である。
【0060】このGUI遠隔化システム15は、サーバ
マシン16とクライアントマシン17とが通信可能に接
続されて構成される。
【0061】サーバマシン16は、アプリケーション・
プログラム(以下、「アプリケーションという」)18
を実行し、表示命令中継ライブラリ19を備えている。
【0062】アプリケーション18は、GUIを含んだ
アプリケーションである。
【0063】表示命令中継ライブラリ19は、アプリケ
ーション18からリンクされて動作し、アプリケーショ
ン18からのGUI表示命令をクライアントマシン17
に中継する。この表示命令中継ライブラリ19は、表示
命令中継部19a、転送データ変換装置1、サーバ側通
信部19bから構成される。
【0064】表示命令中継部19aは、アプリケーショ
ン18からのGUI表示命令を通信パケットに変える。
転送データ変換装置1は、先で述べたように、主に転送
用データへの変換と圧縮を行う。サーバ側通信部19b
は、表示命令中継部19aから渡される通信パケットを
表示処理デーモン20に送信する。
【0065】一方、クライアントマシン16は、アプリ
ケーション18のGUI表示処理を実行するための表示
処理デーモン20を備えている。
【0066】この表示処理デーモン20は、表示命令中
継ライブラリ19と通信接続を行い、このライブラリ1
9からの分散処理命令を受信・実行する。表示処理デー
モン20は、命令処理部20a、転送データ変換装置
2、クライアント側通信部20bから構成される。
【0067】命令処理部20aは、表示命令を実行す
る。転送データ変換装置2は、先で述べたように、主に
圧縮データの解凍と転送用データから元のデータへの変
換とを行う。クライアント側通信部20bは、表示命令
中継ライブラリ19から受信した通信パケットを命令処
理部20aに渡す。
【0068】上記のような構成を持つGUI遠隔化シス
テム15の動作について詳細に説明する。
【0069】まず、表示処理デーモン20を起動させ、
次にアプリケーション18を表示命令中継ライブラリ1
9とリンクして実行させる。すると、表示命令中継ライ
ブラリ19内のサーバ側通信部19bから表示処理デー
モン20内のクライアント側通信部20bへの通信接続
が行われ、続いて初期化処理等が実行される。
【0070】その後、アプリケーション18から表示命
令が発生する度に、この発生した表示命令が表示命令中
継ライブラリ19内の表示命令中継部19aによって受
け付けられ、転送データ変換装置1に渡される。
【0071】転送データ変換装置1では、渡された表示
命令に含まれるデータの特性を活かして転送用のデータ
への変換が実行され、この転送用のデータが圧縮されて
表示命令中継部19aに返される。この際、必要に応じ
て同種の表示命令における過去のデータ(発生済みデー
タ)がデータ変換に利用される。
【0072】表示命令中継部19aでは、返された圧縮
処理済みの表示命令が通信パケットとされ、サーバ側通
信部19bに渡される。
【0073】これにより、サーバ側通信部19bからク
ライアント側通信部20bにこの通信パケットが送信さ
れる。
【0074】クライアント側通信部20bに受信された
通信パケットは命令処理部20aに渡される。
【0075】命令処理部20aでは、通信パケットが圧
縮処理済みの表示命令とされ、転送データ変換装置2に
渡される。
【0076】転送データ変換装置2では、圧縮処理済み
の表示命令内の圧縮済みデータが解凍されて転送用のデ
ータとされ、さらに転送用のデータから元のデータに逆
変換され、この元のデータが命令処理部20aに返され
る。この際、必要に応じてデータが過去のデータとして
登録される。
【0077】命令処理部20aでは、この転送データ変
換装置2から返されたデータに基づいて処理が実行され
る。
【0078】図3は、本実施の形態に係る転送データ変
換装置1における転送用データへの変換を説明するため
の図であり、ここでは線分データ及び点データ転送時の
座標データの変換について説明する。
【0079】線分を描画する場合には、平行線(1つ前
の命令において描画された線分と平行な線)を描くこと
になる場合が多いという第1の特性があるとする。
【0080】また、線分を描画する場合には、始点と終
点とを同一として点を描くことになる場合が多いという
第2の特性があるとする。
【0081】まず、第1の特性を活かすと、始点(x1
1,y11)であり終点(x12,y12)の線分L1、始点
(x21,y21)であり終点(x22,y22)の線分L2、
始点(x31,y31)であり終点(x32,y32)の線分L
3から以下の式(1)〜(4)の関係が得られる。
【0082】 x11=x21=x31 …(1) x12=x22=x32 …(2) y21−y11=y31−y21=y22−y12=y32−y22=l …(3) y11−y12=y21−y22=y31−y32=0 …(4) この式(1)〜(4)の関係から、以下の式(5)〜
(8)が得られる。
【0083】 x31=x21+(x21−x11) …(5) y31=y21+(y21−y11) …(6) x32=x31+(x22−x21) …(7) y32=y31+(y22−y21) …(8) この式(5)〜(8)は、線分L1、L2が描画された時
点で、次に描画される線分L3の座標データを予測する
ための予測式として利用される。
【0084】ここで、実際に線分L1、L2描画後に描画
命令の発生した線分の始点が(x31,y31)であり終点
が(x32,y32)であったとすると、この実際に発生し
たデータと、予測式(5)〜(8)により得られる予測
データとは同一であるため、差分値は全て0となる。
【0085】次に、第2の特性を活かすと、始点(x4
1,y41)と終点(x42,y42)とが同一の線分として
描かれる点P1、始点(x51,y51)と終点(x52,y5
2)とが同一の線分として描かれる点P2、始点(x61,
y61)と終点(x62,y62)とが同一の線分として描か
れる点P3から以下の式(9)〜(14)の関係が得ら
れる。
【0086】 x41=x42 …(9) y41=y42 …(10) x51=x52 …(11) y51=y52 …(12) x61=x62 …(13) y61=y62 …(14) この式(1)〜(4)の関係から、以下の式(15)〜
(18)が得られる。
【0087】 x61=x51+(x51−x41) …(15) y61=y51+(y51−y41) …(16) x62=x61+(x52−x51) …(17) y62=y61+(y52−y51) …(18) この式(15)〜(18)は、点P1、P2が描画された
時点で、次に描画される点P3の座標データを予測する
ための予測式として利用される。
【0088】ここで、実際に線分P1、P2描画後に描画
命令の発生した点P3の座標データが始点(x51+(x5
1−x41)+α,y51+(y51−y41)+β)であり終
点が(x61+(x52−x51),y61+(y52−y51))
であったとする。この場合には、実際に発生したデータ
と、予測式(15)〜(18)により得られる予測デー
タとの差分値はα、β、0、0となる。
【0089】なお、上記予測式(5)〜(8)と予測式
(15)〜(18)は同様な計算手法である。したがっ
て、このような予測式を予測特性3aとして利用するこ
とができる。
【0090】一般的にデータ列を圧縮する場合には、0
や0に近い値が多く含まれている程圧縮率が高くなる。
したがって、上記の計算により算出される予測データと
実際のデータとの差分値を転送用のデータとして利用す
れば、転送用のデータには0や0に近い値が多く含まれ
ることになり、圧縮時のデータ量の大幅縮小が可能とな
る。
【0091】図4は、本実施の形態に係る転送データ変
換装置1において画像データの各画素値を転送用の画素
値に変換する場合を説明するための図である。
【0092】画像データ21において、隣り合った画素
間のRGB値を各要素(RGB)毎に比較すると、同一
あるいは近い値となる。
【0093】すなわち、画素21nの各RGB値(r
1,g1,b1)と画素21n+1の各RGB値(r2,g
2,b2)とは互いに近似しており、また画素21n+1
の各RGB値(r2,g2,b2)と画素21n+2の各
RGB値(r3,g3,b3)とは互いに近似している。
【0094】したがって、画素21nのRGB値が分か
っている場合に、画素21n+1のRGB値を予測する
ための予測式として式(19)〜(21)が得られる。
【0095】 r2=r1 …(19) g2=g1 …(20) b2=b1 …(21) ここで、実際の画素21n+1の値が(r1+δ,g1+
ε,b1+ζ)であったとすると、実際に発生したデー
タと予測式(19)〜(21)により得られる予測デー
タとの差分値はδ、ε、ζとなり、これらの差分値は0
あるいは0に近い値となる。
【0096】なお、ここでは、予測すべき画素のRGB
値を隣りの画素のRGB値のみによって予測する手法に
ついて説明しているが、これに限定されるものではな
く、予測すべき画素の近傍のRGB値を様々な手法で利
用し、予測を行うとしてもよい。例えば予測すべき画素
の一定の近傍範囲の各RGB値の平均値等を利用しても
よい。
【0097】また、画素値はRGBではなく、明度・色
相・彩度等のような他の要素で表されていてもよい。
【0098】一般的にデータ列を圧縮する場合には、0
や0に近い値が多く含まれている程圧縮率が高くなる。
したがって、1つ前の画素のRGB値(予測データ)と
実際のRGB値との各要素(RGB)毎の差分値を転送
用の画素値として利用すれば、転送用の画素値には0や
0に近い値が多く含まれることになり、圧縮時のデータ
量の大幅縮小が可能となる。
【0099】図5は、転送用のデータに対して採用する
圧縮データの構造例を示すブロック図である。
【0100】この圧縮データ22は、4つの転送用のデ
ータをまとめて格納する。主に、固定長(8ビット)の
ヘッダ部221と可変長(0バイト以上16バイト以
下)のデータ部222とから構成される。なお、圧縮デ
ータ22に格納される転送用データの数は4つに限定さ
れるものではなく、いくつであってもよい。
【0101】ヘッダ部221には、格納される4つの各
転送用データを特定するのに必要なバイト数(有効バイ
ト数)を表すために、それぞれ2ビットの領域221a
〜221dが設けられている。
【0102】また、データ部222には、格納される4
つの各転送用データを特定するのに必要なバイト数の領
域222a〜222dが設けられている。
【0103】ヘッダ部221の各領域221a〜221
dとデータ部222各領域222a〜222dとは、そ
れぞれが対となっている。
【0104】また、表1は、転送用のデータを圧縮デー
タに格納する場合の規則を示すテーブルである。
【0105】
【表1】
【0106】例えば、第1の転送用データの値が2バイ
トで表せる桁数以下かつ1バイトで表せる桁数より大き
い場合には、有効バイト数が2であるため、ヘッダ部2
21の領域221aに「10」が格納され、2バイトの
領域222aが確保される。そして、この領域222a
に第1の転送用データにおける2バイト以下の値が格納
される。以下、第2から第4の転送用データに関しても
順次同様に格納される。
【0107】なお、この圧縮データ22を解凍する場合
には、ヘッダ部221を参照してデータ部から抽出する
データの長さを識別し、その識別した長さのデータを順
次読み出せばよい。
【0108】この圧縮方法を採用すれば、有効バイト数
が小さい程、効率のよい圧縮が実現できる。また、この
圧縮方法においては、転送用データをバイト毎に扱って
圧縮するため、ビット操作があまり必要とされない。し
たがって、例えばJava言語等のインタープリタ式言
語においても高速な圧縮を実現できる。
【0109】図6は、画像データを構成する画素値を変
換した転送用画素値に対して採用する圧縮データの構造
例を示すブロック図である。
【0110】一般的に、画像データを構成する1つの画
素値23は、R値を格納する1バイトの領域23a、G
値を格納する1バイトの領域23b、B値を格納する1
バイトの領域23c、その他のデータを格納する1バイ
トの領域23dの計4バイトから構成される。
【0111】圧縮データ24は、複数の転送用画素値を
まとめて格納する。主に、固定長のヘッダ部241と可
変長のデータ部242とから構成される。
【0112】ヘッダ部241には、格納される複数の転
送用画素値の各領域23d、23a〜23cの値が0か
否かを格納する。領域の値が0の場合には「0」が格納
され、その他の場合には「1」が格納される。
【0113】また、データ部242には、転送用画素値
の各領域23d、23a〜23cのうち、値が0でなも
のだけが格納される。
【0114】ヘッダ部241において「1」が格納され
ている領域とデータ部242の1バイト毎の領域とは、
それぞれが対となっている。
【0115】例えば、転送用画素値23のうち、その他
のデータ用の領域23d及びGの領域23bが0である
とする。この場合、まず、領域23dが0であるため、
ヘッダ部241の第1ビットに「0」が格納され、デー
タ部242には何も格納されない。次に、領域23aは
0ではないため、ヘッダ部241の第2ビットに「1」
が格納され、データ部242に領域23aの値が格納さ
れる。以下、同様に画素値を構成するバイト領域の値が
0か否かを確認し、0でない場合のみデータ部への格納
が行われる。
【0116】なお、この圧縮データ24を解凍する場合
には、ヘッダ部221を参照して0か否かを識別し、そ
の識別結果が0ではない場合にデータをデータ部から読
み出せばよい。
【0117】この圧縮方法を採用すれば、転送用画素値
に0のバイトが多い程、効率のよい圧縮が実現できる。
また、この圧縮方法においては、転送用画素値をバイト
毎に扱って圧縮するため、ビット操作があまり必要とさ
れない。したがって、例えばJava言語等のインター
プリタ式言語においても高速な圧縮を実現できる。
【0118】以上説明したように、本実施の形態に係る
転送データ変換装置1、2を適用すれば、分散処理シス
テムにおける命令により発生したデータを、このデータ
の特性を活かして効率よくかつ高速に圧縮し、転送する
ことができる。また、通信回線にかかる負荷を低減させ
ることができる。
【0119】例えばGUI遠隔化システムにおける表示
命令のデータ転送に対して、座標データと予測データと
の差分値やRGB値と周辺画素のRGB値との差分値を
演算すれば0又は0に近い値の転送用データを得ること
ができる。また、この転送用データをバイト単位で扱う
圧縮方法・解凍方法を利用することで、高圧縮で高速な
転送を実現することができる。
【0120】なお、本実施の形態に係る転送データ変換
装置1、2においては、表示命令に基づくデータや画像
データを例として説明しているが、その他各種のデータ
に対しても同様に適用可能である。
【0121】また、予測特性に関しても、上述した予測
特性ではない他の予測特性を利用してもよい。
【0122】また、本実施の形態に係る転送データ変換
装置1、2の各機能、各要素は、コンピュータに実行さ
せることのできるプログラムとして、例えば磁気ディス
ク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリなどの記録媒体に書き込んで適用したり、通信媒
体により伝送して、計算機あるいは計算機システム、分
散処理システムに適用することも可能である。上記各機
能を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、プログラムによって動作が制御さ
れることにより、上述した処理を実行する。
【0123】
【発明の効果】以上詳記したように本発明を適用する
と、転送する実際のデータと予測データとの差分を利用
するため、データ量の少ないデータ転送を行うことがで
きる。
【0124】また、転送する実際のデータとその近傍の
データの状態との差分を利用するため、上記と同様にデ
ータ量の少ないデータ転送を行うことができる。
【0125】また、上記の差分値を圧縮して転送するこ
とで、リアルタイムのデータ転送に適した圧縮、解凍を
行うことができる。
【0126】これにより、データの特性を活かして効率
よくかつ高速に圧縮し、転送することができる。また、
通信回線にかかる負荷を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る転送データ変換装置
の構成を示すブロック図。
【図2】転送データ変換装置を備えたGUI遠隔化シス
テムの概略を示すブロック図。
【図3】転送データ変換装置における転送用データへの
変換を説明するための図。
【図4】転送データ変換装置において画像データの各画
素値を転送用の画素値に変換する場合を説明するための
図。
【図5】転送用のデータに対して採用する圧縮データの
構造例を示すブロック図。
【図6】画像データを構成する画素値を変換した転送用
画素値に対して採用する圧縮データの構造例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1、2…転送データ変換装置 3…予測特性記憶部 4…発生済みデータ記憶部 5、12…予測データ記憶部 6、13…予測部 7…差分演算部 8…圧縮部 9…解凍部 11…逆変換済みデータ記憶部 14…補正部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生したデータを転送用に変換する転送
    データ変換装置であって、 発生済みのデータから発生するデータを予測するため
    に、データの発生傾向に基づいて定義された予測特性
    と、 発生済みのデータと前記予測特性とに基づいて、発生す
    ると予測される予測データを求める予測手段と、 前記予測手段によって求められた予測データと、この予
    測データに対応するものとして現実に発生したデータと
    の差分値を演算し、この差分値を転送用のデータとして
    提供する差分演算手段とを具備することを特徴とする転
    送データ変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転送データ変換装置にお
    いて、 前記差分演算手段から提供されるデータを圧縮する圧縮
    手段を付加したことを特徴とする転送データ変換装置。
  3. 【請求項3】 転送するデータを圧縮する転送データ変
    換装置であって、 少なくとも一つの転送するデータに対して、転送するデ
    ータを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納し、転
    送するデータの前記必要な桁数までの部分をデータ部に
    格納して圧縮データを生成する圧縮手段を具備したこと
    を特徴とする転送データ変換装置。
  4. 【請求項4】 転送用に変換されたデータを元の状態に
    逆変換する転送データ変換装置であって、 逆変換済みのデータから逆変換されるデータを予測する
    ために、元の状態のデータの発生傾向に基づいて定義さ
    れた予測特性と、 逆変換済みのデータと前記予測特性とに基づいて、逆変
    換すると予測される予測データを求める予測手段と、 前記予測手段によって求められた予測データを、この予
    測データに対応するものとして転送用に変換されたデー
    タである差分値により補正する補正手段とを具備するこ
    とを特徴とする転送データ変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の転送データ変換装置にお
    いて、 圧縮されたデータを解凍する解凍手段を付加し、 前記補正手段は、前記予測手段によって求められた予測
    データを、前記解凍手段によって解凍されたデータによ
    り補正することを特徴とする転送データ変換装置。
  6. 【請求項6】 転送用に圧縮されたデータを解凍する転
    送データ変換装置であって、 ヘッダ部を参照して必要な桁数を識別し、データ部を参
    照して必要な桁数分のデータを抽出して少なくとも一つ
    の解凍データを生成する解凍手段を具備したことを特徴
    とする転送データ変換装置。
  7. 【請求項7】 一方の計算機における命令に基づいて発
    生するデータを利用して他方の計算機で処理を実行する
    分散処理システムに配置され、前記一方の計算機から前
    記他方の計算機に転送されるデータを変換する転送デー
    タ変換装置であって、 命令に基づいて発生済みのデータから発生するデータを
    予測するために、データの発生傾向に基づいて定義され
    た予測特性と、 前記一方の計算機における命令に基づいて発生済みのデ
    ータと前記予測特性とに基づいて、発生すると予測され
    る第1の予測データを求める第1の予測手段と、 前記第1の予測手段によって求められた第1の予測デー
    タと、この第1の予測データに対応するものとして前記
    一方の計算機における命令に基づいて現実に発生したデ
    ータとの差分値を演算し、この差分値を転送用のデータ
    として提供する差分演算手段と、 前記差分演算手段から提供されたデータを圧縮する圧縮
    手段と、 前記圧縮手段によって圧縮されたデータを解凍する前記
    他方の計算機上の解凍手段と、 前記他方の計算機における処理実行に利用されたデータ
    と前記予測特性とに基づいて、処理実行に利用されると
    予測される第2の予測データを求める第2の予測手段
    と、 前記第2の予測手段によって求められた第2の予測デー
    タを、この第2の予測データに対応するものとして前記
    解凍手段によって解凍されたデータにより補正し、前記
    一方の計算機における命令に基づいて発生したデータと
    して提供する補正手段とを具備したことを特徴とする転
    送データ変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項2又は請求項7記載の転送データ
    変換装置において、前記圧縮手段は、前記差分演算手段
    から提供される少なくとも一つのデータに対して、デー
    タを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納し、デー
    タの前記必要な桁数までの部分をデータ部に格納して圧
    縮することを特徴とする転送データ変換装置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は請求項7記載の転送データ
    変換装置において、 前記解凍手段は、圧縮されたデータのヘッダ部を参照し
    て必要な桁数を識別し、データ部を参照して必要な桁数
    分のデータを抽出して少なくとも一つの解凍データとす
    ることを特徴とする転送データ変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のうちのいずれ
    か1項に記載した転送データ変換装置において、 前記データは、命令に基づいて発生する座標データであ
    り、 前記予測特性は、同種の命令に基づく座標データの発生
    傾向に基づいて定義されることを特徴とする転送データ
    変換装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の転送データ変換装置
    において、 前記予測特性は、最新の同種の命令に基づいて発生した
    座標データと、前記最新の同種の命令の次に新しい同種
    の命令に基づいて発生した座標データとの差を、前記最
    新の同種の命令に基づいて発生する座標データに加える
    旨を示すことを特徴とする転送データ変換装置。
  12. 【請求項12】 一方の計算機から他方の計算機に転送
    する画像データを変換する転送データ変換装置であっ
    て、 画像データを構成する画素値とこの画素値に対する少な
    くとも一つの周辺画素の状態との差分値を求め、この差
    分値を転送用のデータとして提供する差分演算手段と、 差分演算手段から提供された少なくとも一つの転送用の
    データに対して、データを特定するのに必要な桁数をヘ
    ッダ部に格納し、データの前記必要な桁数までの部分を
    データ部に格納して圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段によって圧縮されたデータのヘッダ部を参
    照して必要な桁数を識別し、データ部を参照して必要な
    桁数分のデータを抽出して少なくとも一つの解凍データ
    とする前記他方の計算機上の解凍手段と、 前記少なくとも一つの周辺画素の状態を、この状態に対
    応するものとして前記解凍手段によって解凍されたデー
    タを利用して補正し、前記画像データを構成する画素値
    として提供する補正手段とを具備したことを特徴とする
    転送データ変換装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の転送データ変換装置
    において、 前記差分演算手段は、前記画素値の各要素毎に差分値を
    求めるとし、 前記補正手段は、前記少なくとも一つの周辺画素の状態
    を、各要素毎の差分値によって補正し、画素値として提
    供することを特徴とする転送データ変換装置。
  14. 【請求項14】 コンピュータに、発生済みのデータか
    ら発生するデータを予測させるために、データの発生傾
    向に基づいて定義された予測特性を記憶させる機能と、 発生済みのデータと前記予測特性とに基づいて、発生す
    ると予測される予測データを求めさせる予測機能と、 前記予測機能によって求められた予測データと、この予
    測データに対応するものとして現実に発生したデータと
    の差分値を演算させ、この差分値を転送用のデータとし
    て提供させる差分演算機能とを実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 コンピュータに、 前記差分演算機能によって提供されるデータを圧縮させ
    る圧縮機能を付加したことを特徴とするプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、 少なくとも一つの転送するデータに対して、転送するデ
    ータを特定するのに必要な桁数をヘッダ部に格納させ、
    転送するデータの前記必要な桁数までの部分をデータ部
    に格納させて圧縮データを生成させる圧縮機能を実現さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 転送用に変換されたデータを元の状態
    に逆変換するためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 逆変換済みのデータから逆変換されるデータを予測させ
    るために、元の状態のデータの発生傾向に基づいて定義
    された予測特性を記憶させる機能と、 逆変換済みのデータと前記予測特性とに基づいて、逆変
    換すると予測される予測データを求めさせる予測機能
    と、 前記予測機能によって求められた予測データを、この予
    測データに対応するものとして転送用に変換されたデー
    タである差分値により補正させる補正機能とを実現させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 圧縮されたデータを解凍させる解凍機能を付加し、 前記補正機能は、前記予測機能によって求められた予測
    データを、前記解凍機能によって解凍されたデータによ
    り補正させることを特徴とするプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 転送用に圧縮されたデータを解凍する
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 コンピュータに、 ヘッダ部を参照させて必要な桁数を識別させ、データ部
    を参照させて必要な桁数分のデータを抽出させて少なく
    とも一つの解凍データを生成させる解凍機能を実現させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 一方の計算機における命令に基づいて
    発生するデータを利用して他方の計算機で処理を実行す
    る分散処理システムにおいて、前記一方の計算機から前
    記他方の計算機に転送されるデータを変換するためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 コンピュータに、 命令に基づいて発生済みのデータから発生するデータを
    予測させるために、データの発生傾向に基づいて定義さ
    れた予測特性を記憶させる機能と、 前記一方の計算機における命令に基づいて発生済みのデ
    ータと前記予測特性とに基づいて、発生すると予測され
    る第1の予測データを求めさせる第1の予測機能と、 前記第1の予測機能によって求められた第1の予測デー
    タと、この第1の予測データに対応するものとして前記
    一方の計算機における命令に基づいて現実に発生したデ
    ータとの差分値を演算させ、この差分値を転送用のデー
    タとして提供させる差分演算機能と、 前記差分演算機能によって提供されたデータを圧縮させ
    る圧縮機能と、 前記圧縮機能によって圧縮されたデータを解凍させる解
    凍機能と、 前記他方の計算機における処理実行に利用されたデータ
    と前記予測特性とに基づいて、処理実行に利用されると
    予測される第2の予測データを求めさせる第2の予測機
    能と、 前記第2の予測機能によって求められた第2の予測デー
    タを、この第2の予測データに対応するものとして前記
    解凍機能によって解凍されたデータにより補正させ、前
    記一方の計算機における命令に基づいて発生したデータ
    として提供させる補正機能とを実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項15又は請求項20記載のプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 前記圧縮機能は、前記差分演算機能によって提供される
    少なくとも一つのデータに対して、データを特定するの
    に必要な桁数をヘッダ部に格納させ、データの前記必要
    な桁数までの部分をデータ部に格納させて圧縮させるこ
    とを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項18又は請求項20記載のプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 前記解凍機能は、圧縮されたデータのヘッダ部を参照さ
    せて必要な桁数を識別させ、データ部を参照させて必要
    な桁数分のデータを抽出して少なくとも一つの解凍デー
    タとさせることを特徴とするプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 一方の計算機から他方の計算機に転送
    する画像データを変換するためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 画像データを構成する画素値とこの画素値に対する少な
    くとも一つの周辺画素の状態との差分値を求めさせ、こ
    の差分値を転送用のデータとして提供させる差分演算機
    能と、 差分演算機能によって提供された少なくとも一つの転送
    用のデータに対して、データを特定するのに必要な桁数
    をヘッダ部に格納させ、データの前記必要な桁数までの
    部分をデータ部に格納させて圧縮させる圧縮機能と、 前記圧縮手段によって圧縮されたデータのヘッダ部を参
    照させて必要な桁数を識別させ、データ部を参照させて
    必要な桁数分のデータを抽出させて少なくとも一つの解
    凍データとさせる解凍機能と、 前記少なくとも一つの周辺画素の状態を、この状態に対
    応するものとして前記解凍機能によって解凍されたデー
    タを利用して補正させ、前記画像データを構成する画素
    値として提供させ補正機能とを実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219626A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Casio Comput Co Ltd コンピュータシステムのサーバ装置、サーバ制御プログラム、およびそのクライアント装置
JP2012074026A (ja) * 2010-09-03 2012-04-12 Arm Ltd 相対および絶対デルタ値を使用するデータ圧縮および復元
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