JP2001119733A - 非対称デジタル加入者回線(adsl)下り方向高速セルバスインタフェースプロトコル - Google Patents

非対称デジタル加入者回線(adsl)下り方向高速セルバスインタフェースプロトコル

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JP2001119733A
JP2001119733A JP2000248143A JP2000248143A JP2001119733A JP 2001119733 A JP2001119733 A JP 2001119733A JP 2000248143 A JP2000248143 A JP 2000248143A JP 2000248143 A JP2000248143 A JP 2000248143A JP 2001119733 A JP2001119733 A JP 2001119733A
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トニー・ヒユーアング
Prakash Appanna
パラカツシユ・アパンナ
Jensheng Lee
ジエンシエン・リー
Hamid Baradaran
ハミツド・バラダラン
Hans Christian Mogensen
ハンス・クリステイアン・モーゲンセン
James Lotz
ジエームス・ロツツ
Tom Kwang-Tsai-Koai
トム・クワン−ツアイ・カイ
Osama Bahgat
オサマ・バーガツト
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
    • H04M11/062Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors using different frequency bands for speech and other data

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  • Communication Control (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称デジタル加入者回線(ADSL)下り
方向高速セルバスインタフェースプロトコルを提供する
こと。 【解決手段】 非対称デジタル加入者回線(ADSL)
下り方向高速セルバスインタフェースプロトコルでは、
ADSLセルパケットを、ADSLバンク制御ユニット
(ABCU)から複数のADSL回線ユニットへ、高レ
ートの下り方向スループットで、柔軟的かつ効率的に帯
域幅を割り振り、誤りの確率を減らして、下り方向に伝
送することが可能となる。ADSLフレームのフレーム
境界が、従来の狭帯域の普通の旧電話サービス(POT
S)トラフィックを搬送するために、従来の加入者バス
インタフェース(SBI)フレームから導出され、それ
によって、ABCUおよびADSL回線ユニットを、標
準のチャネルバンクバックプレーントレースを有する既
存のチャネルバンクで実装することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信のた
めのシステムおよびプロトコルに関し、より詳細には、
非対称デジタル加入者回線(ADSL)インタフェース
のためのシステムおよびプロトコルに関する。
【0002】
【従来の技術】通信業界では、電話の信号を、デジタル
フォーマットで、たとえば、従来の加入者バスインタフ
ェース(SBI)などの物理層インタフェースを介した
伝送用の時分割多重化(TDM)信号の形式で、伝送す
る方式を開発してきた。従来のSBIを介した伝送は、
一般的には、業界標準のフレーム化フォーマットを用い
て達成され、このフォーマットでは、デジタル通信ペイ
ロードデータが、それぞれ125μsの時間を有する複
数のSBIフレームに割り当てられる。各SBIフレー
ムは、通信ペイロードデータを、従来のタイプのデジタ
ル電話サービスで搬送するように、32個のSBIタイ
ムスロットに分割される。従来の電話サービスの一例
は、普通の旧電話サービス(POTS)であり、これは
当業者に知られている業界標準のデジタルフォーマット
を使用する。
【0003】多数の従来のチャネルバンクが、POTS
トラフィックなど、従来の狭帯域の電話トラフィックを
サポートするように配備されてきた。狭帯域POTSト
ラフィックをサポートする従来のチャネルバンクでは、
従来の狭帯域チャネルバンク制御ユニット(BCU)
が、複数の従来のPOTS回線カードに接続されて、デ
ジタル化電話信号が、従来の業界標準のSBIフレーム
フォーマットで転送される。各SBIフレームは、それ
ぞれ3.90625μsの時間を有する32個のSBI
タイムスロットからなる。
【0004】典型的なチャネルバンク構成では、従来の
標準チャネルバンクバックプレーンが、従来のBCUと
従来のPOTS回線カードの間に接続される複数の金属
バックプレーントレースを備え、狭帯域POTSトラフ
ィックの伝送が行われる。チャネルバンクバックプレー
ンは、一般的には、従来のBCUおよび従来のPOTS
回線カードを受け入れることができる標準の機器ラック
の背面に取り付けられる。複数の標準回線カードスロッ
トが、典型的なチャネルバンクバックプレーンに設けら
れて、従来のPOTS回線カードが受け入れられる。チ
ャネルバンクの容量は、従来のPOTS回線カードを、
チャネルバンクバックプレーン上の回線カードスロット
に差し込んだり外したりすることによって、柔軟に増減
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高速の広帯域データ通
信トラフィックが、すでに幅広く配備されている既存の
チャネルバンクでサポートされることが望ましい。具体
的には、非対称デジタル加入者回線(ADSL)トラフ
ィックが、既存のチャネルバンクバックプレーンでサポ
ートされて、すでに配備されている多数のチャネルバン
クが利用されることが望ましい。さらに、新しい「下り
方向高速セルバスインタフェース(high spee
d downstream cell bus int
erface)」プロトコルおよびシステムが、ADS
Lトラフィック用に設けられ、速度、効率およびデータ
の完全性を向上させ、すでに従来の電話交換網に配備さ
れている既存のチャネルバンクを利用することが望まし
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、非対称デジタ
ル加入者回線(ADSL)下り方向高速セルバスインタ
フェースプロトコル、および速度、効率およびデータの
完全性が向上したADSLトラフィックの下り方向伝送
用のシステムを提供する。本発明によれば、データ伝送
方法は、おおよそ、(a)非対称デジタル加入者回線
(ADSL)フレームのフレーム境界を、所定数のSB
Iタイムスロットからなる加入者バスインタフェース
(SBI)フレームを使用することによって同期化する
ステップと、(b)複数のセルパケットをADSLフレ
ームに割り当てるステップであって、前記ADSLフレ
ームのセルパケット数が、SBIフレームのSBIタイ
ムスロット数とは異なるステップと、さらに、(c)セ
ルパケットの1つの内部にあり、複数のルーティングタ
グバイトおよび複数のペイロードバイトを含む伝送用の
内部セルを提供するステップとを含む。
【0007】一実施形態では、内部セルが、さらに複数
のヘッダバイトを含む。一実施形態では、各セルパケッ
トの内部セルが符号化されて、符号化された内部セルが
生成される。さらなる実施形態では、畳込み順方向誤り
訂正(FEC)符号化が、内部セルに適用されて、符号
化された内部セルが生成される。符号化された内部セル
が、下り方向伝送用に、ADSLフレームのセルパケッ
トの1つに割り当てられる。
【0008】一実施形態では、ADSLフレームのセル
パケットが、ADSLバンク制御ユニット(ABCU)
から複数のADSL回線ユニットへ、下り方向に伝送さ
れる。さらなる実施形態では、各セルパケットのルーテ
ィングタグバイトが、第1のルーティングタグバイトお
よび第2のルーティングタグバイトを含む。一実施形態
では、第1のルーティングタグバイトが、ADSL回線
ユニットのうちセルパケットが伝送される先として選択
されたもののカードスロット番号を指定する複数のカー
ドスロットビットを含む。
【0009】一実施形態では、各ADSL回線ユニット
が、セルパケットが下り方向に伝送されることが可能な
複数の宛先ポートを有する。さらなる実施形態では、第
2のルーティングタグバイトが、宛先ポートのうちセル
パケットがさらに下り方向に伝送される先の少なくとも
1つを選択されたADSL回線ユニットに指示する複数
のセルタイプインジケータビットを含む。
【0010】一実施形態では、ABCUが、ADSL回
線ユニットに、複数のデータラインおよびクロックライ
ンをそれぞれ含む複数のデータバスを介して接続され
る。さらなる実施形態では、第1のルーティングタグバ
イトが、ただ1つのセルパケットが、ABCUからAD
SL回線ユニットへ、すべてのデータバスを介して一度
に伝送されるか、または、異なるセルパケットが、同時
にABCUからADSL回線ユニットへ、異なるデータ
バスを介してそれぞれ伝送されるかを指示することがで
きるバージョンインジケータビットをさらに含む。別の
実施形態では、バージョンインジケータビットが、ルー
ティングタグバイトが実装されるフォーマットを指示す
ることができる。
【0011】一実施形態では、第1のルーティングタグ
バイトが、カードスロットビットに時間的に先行する予
約ビットをさらに含む。さらなる実施形態では、バージ
ョンインジケータビットが、第1のルーティングタグバ
イトの予約ビットに時間的に先行する。
【0012】一実施形態では、セルタイプインジケータ
ビットが、宛先ポートの1つを、セルパケットをADS
L回線ユニットから下り方向に伝送するために選択され
たユニキャスト宛先として指示することができる。さら
なる実施形態では、セルパケットが、選択されたユニキ
ャスト宛先へ、セルタイプインジケータビットに基づい
てそれぞれの下り方向キューを介して伝送される。
【0013】さらなる実施形態では、セルタイプインジ
ケータビットがさらに、複数のマルチキャストグループ
のうち、セルパケットをADSL回線ユニットから下り
方向に伝送するために選択されたものを指示することが
でき、各マルチキャストグループは、複数の宛先ポート
からなる。さらなる実施形態では、セルパケットが、選
択されたマルチキャストグループの宛先ポートに、セル
タイプインジケータビットに基づいて複数の各下り方向
キューを介して伝送される。
【0014】さらなる実施形態では、セルタイプインジ
ケータビットがさらに、アイドルセルインジケータを搬
送して、選択されたADSL回線ユニットに、セルパケ
ットが廃棄されることを示すことができる。さらなる実
施形態では、セルタイプインジケータビットがさらに、
中央処理装置(CPU)セルインジケータを搬送して、
選択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセ
ルバスデータリンク(CBDL)下り方向キューを介し
て伝送されることを示すことができる。
【0015】さらなる実施形態では、セルタイプインジ
ケータビットがさらに、ループバックセルインジケータ
を搬送して、選択されたADSL回線ユニットに、セル
パケットがループバックキューにおいて、選択されたA
DSL回線ユニットからABCUへ伝送されることを示
すことができる。一実施形態では、第2のルーティング
タグバイトがさらに、セルタイプインジケータビットに
時間的に先行する複数の予約ビットをさらに含む。
【0016】一実施形態では、ABCUからADSL回
線ユニットへ下り方向に伝送される、各セルパケットの
データビットが、50%デューティサイクルで立上りお
よび立下りエッジを有するクロック信号を基準としてい
る。一実施形態では、データビットが、クロック信号の
立上りおよび立下りエッジで伝送され、それによって、
データビットを下り方向に伝送するためのクロック周波
数の2倍のデータ速度が生じる。さらなる実施形態で
は、データビットが、クロック信号について90°の位
相偏移(phase shift)で伝送される。
【0017】符号化された内部セルが、セルパケットを
完全に占有するために十分なビット長を有していない一
実施形態では、未使用ビットが、符号化された内部セル
の後に埋め込まれて、セルパケットが満たされる。AD
SLフレームに割り当てられたセルパケットの長さの合
計が、ADSLフレームを完全に占有するには十分でな
い一実施形態では、未使用バイトがセルパケットの後に
埋め込まれて、ADSLフレームが満たされる。各セル
パケットの内部セルが符号化される一実施形態では、未
使用ビットが符号化されない。
【0018】本発明によれば、データを下り方向に伝送
する通信システムが、おおよそ、(a)複数のセルバス
を含む非対称デジタル加入者回線(ADSL)バンク制
御ユニット(ABCU)と、(b)セルバスに接続され
た複数の組のデータラインおよび複数のクロックライン
と、(c)複数の行に配列された複数のADSL回線ユ
ニットであって、各行のADSL回線ユニットが、セル
バスのそれぞれ1つに、データラインの組のそれぞれ1
つおよびクロックラインのそれぞれ1つを介して接続さ
れるADSL回線ユニットとを含み、データビットが、
ADSLフレームの複数のセルパケットの複数の内部セ
ルの内部で、データラインを介してABCUからADS
L回線ユニットへ伝送され、クロック信号が、各クロッ
クラインを介して提供され、セルパケット数がSBIフ
レームのSBIタイムスロット数とは異なるADSLフ
レームのフレーム境界が、所定数のSBIタイムスロッ
トからなる加入者バスインタフェース(SBI)フレー
ムを使用することによって同期化され、各内部セルが、
複数のルーティングタグバイト、複数のヘッダバイト、
および複数のペイロードバイトを含む。
【0019】一実施形態では、各ADSL回線ユニット
が、複数の宛先ポートを含み、各内部セルのルーティン
グタグバイトが、第1のルーティングタグバイトおよび
第2のルーティングタグバイトを含む。一実施形態で
は、第1のルーティングタグバイトが、ADSL回線ユ
ニットのうち、セルパケットがABCUから伝送される
先として選択されたもののカードスロット番号を指定す
る複数のカードスロットビットを含む。さらなる実施形
態では、第1のルーティングタグバイトが、ただ1つの
セルパケットが、ABCUからADSL回線ユニット
へ、すべてのセルバスを介して一度に伝送されるか、ま
たは、異なるセルパケットが、同時にABCUから異な
る行のADSL回線ユニットへ、異なるセルバスを介し
てそれぞれ伝送されるかを指示することができるバージ
ョンインジケータビットをさらに含む。
【0020】一実施形態では、第2のルーティングタグ
バイトが、複数のセルタイプインジケータビットを含
む。一実施形態では、各ADSL回線ユニットが、セル
パケットをセルタイプインジケータビットに基づいて少
なくとも1つの宛先ポートに向けて送るルータをさらに
含む。一実施形態では、セルタイプインジケータビット
が、宛先ポートのうちセルパケットのためのユニキャス
ト宛先として選択されたものを指示することができる。
さらなる実施形態では、ADSL回線ユニットのルータ
が、セルパケットを、セルタイプインジケータビットに
基づいて選択されたユニキャスト宛先ポートに向けて送
る。
【0021】一実施形態では、複数のマルチキャストグ
ループが設けられて、異なる組み合わせの下り方向宛先
が含まれる。さらなる実施形態では、セルタイプインジ
ケータビットがさらに、マルチキャストグループのうち
セルパケットを下り方向に伝送するために選択されたも
のを指示することができる。各マルチキャストグループ
は、複数の宛先ポートからなる。この実施形態では、ル
ータが、セルパケットを、セルタイプインジケータビッ
トに基づいて選択されたマルチキャストグループの宛先
ポートに向けて送ることができる。
【0022】一実施形態では、データビットをABCU
からADSL回線ユニットへ下り方向に伝送するセルバ
スが、高速セルバス(HSCB)を含む。さらなる実施
形態では、システムがさらに、複数のセルバスを有する
追加のABCUを含み、各セルバスが、各行のADSL
回線ユニットに接続されて、セルパケットを下り方向に
伝送するための冗長性および障害保護が提供される。
【0023】本発明によるADSL下り方向高速セルバ
スインタフェースプロトコルによって、既存のチャネル
バンクバックプレーンが、少なくとも1つのABCUを
従来のチャネルバンクで実装すること、および複数の広
帯域ADSL回線ユニットをチャネルバンクバックプレ
ーン上の既存の回線カードスロットに差し込むことによ
って、広帯域ADSLトラフィックをサポートすること
が可能となるので有利である。さらに、チャネルバンク
バックプレーン上のデータの完全性を、本発明による一
実施形態におけるADSLフレームのセルパケットの内
部セルを符号化することによって、向上させることがで
きる。
【0024】さらに、データビットが、クロック信号の
立上りおよび立下りエッジで位相偏移で伝送される一実
施形態では、データラインおよびクロックラインがAB
CUおよびADSL回線ユニットの間で動作する、バッ
クプレーントレースを介した信号周波数を低減させるこ
とができる。クロック周波数が、データ速度よりも低い
ので、よりクリーンなクロック信号をADSL回線ユニ
ットに提供することができる。さらに、ADSLフレー
ムのフレーム境界が標準のSBIフレームから導出され
る一実施形態では、設計の複雑さを減らして、フレーム
同期化を達成することができる。
【0025】さらに、各セルパケットが複数のルーティ
ングタグバイトを含む一実施形態では、複数のカードス
ロットビットが、セルパケットを受信するために選択さ
れたADSL回線ユニットを指定するように提供され
て、複数のセルタイプインジケータビットが、選択され
たADSL回線ユニットからセルパケットをさらに下り
方向に伝送するように提供される。一実施形態では、バ
ージョンインジケータビットが、ルーティングタグバイ
トが実装されるフォーマットを指示するように、ルーテ
ィングタグバイトの1つにおいて提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を、特定の実施形態に関し
て記載し、図面を参照する。
【0027】図1は、本発明によるADSL下り方向高
速セルバスインタフェースプロトコルを使用して、非対
称デジタル加入者回線(ADSL)フレームを下り方向
に伝送するシステムの一実施形態のブロック図である。
図1では、2つのADSLバンク制御ユニット(ABC
U)2および4が、チャネルバンクのADSLセルパケ
ットを下り方向に伝送するシステムにおける冗長性およ
び障害保護のために実装される。ABCU2および4の
うち1つのみが、いかなるときにも動作可能である。た
とえば、第1のABCU2を第1次ABCUとして実装
することができ、第2のABCU4をバックアップAB
CUとして実装する。一実施形態では、第1次ABCU
2のみが、通常動作中に、第1次ABCU2内で問題が
発生しない限り、ADSLセルパケットを下り方向に伝
送する。バックアップABCU4は、第1次ABCU2
に等しいものであり、ABCU2が動作可能でないとき
にのみ、活動化されてADSLセルパケットを下り方向
に伝送する。
【0028】第1次ABCU2は、複数のセルバス6、
8および10を有し、バックアップABCU4は、複数
のセルバス12、14および16を有する。一実施形態
では、すべてのセルバス6、8、10、12、14およ
び16が、広帯域ADSLトラフィック用の高速セルバ
ス(HSCB)であり、従来の狭帯域バスよりも高いデ
ータ速度で動作する。一実施形態では、第1次およびバ
ックアップABCU2および4を、従来のチャネルバン
クで実装して、従来の狭帯域の普通の旧電話サービス
(POTS)トラフィック用の従来のバンク制御ユニッ
ト(BCU)を置き換えることができる。従来のチャネ
ルバンクは、通常、当業者に知られている標準のチャネ
ルバンクバックプレーンを有する標準の機器ラック上で
実装される。複数の金属線トレースが、通常、チャネル
バンクバックプレーン上に設けられ、当業者に知られて
いる従来の方法で、互いに平行してバックプレーン上で
動作する。
【0029】複数の標準回線カードスロットが、従来の
チャネルバンクバックプレーン上に設けられて、従来の
POTS回線カードを差し込んで、従来のPOTS回線
カードと従来の狭帯域BCUとの間で、バックプレーン
金属線トレースを介して電気的接続を確立することがで
きる。一実施形態では、複数の広帯域ADSL回線ユニ
ットを従来のチャネルバンクバックプレーン上の既存の
回線カードスロットに差し込むことによって、および本
発明によるADSL下り方向高速セルバスインタフェー
スプロトコルを使用してADSLセルパケットを移送す
るために、チャネルバンクにおいて、狭帯域POTSト
ラフィック用の従来のBCUを広帯域ABCUで置きか
えることによって、広帯域の下り方向ADSLトラフィ
ックをサポートするために、既存の従来のチャネルバン
クを利用することができる。
【0030】図1に示すように、ADSL回線ユニット
は、ADSL回線カードとも呼ばれ、複数の行18、2
0および22に配列される。第1の行18は、ADSL
回線ユニット24、26および28を含み、第2の行2
0は、ADSL回線ユニット30、32および34を含
む。第3の行22は、ADSL回線ユニット36、38
および40を含む。各行のADSL回線ユニットの数
は、必要に応じて柔軟に増減することができる。さら
に、異なる行に沿ったADSL回線ユニットの数は、互
いに等しくする必要がない。図1では、第1の行18の
ADSL回線ユニット24、26および28が、第1次
ABCU2の第1のセルバス6に、1組の4つの並列デ
ータライン42および単一のクロックライン44を介し
て接続される。
【0031】ABCUおよびADSL回線ユニットが従
来のチャネルバンクで実装される一実施形態では、5つ
の並列金属線トレースが、バックプレーン上に設けられ
て、4つのデータライン42およびクロックライン44
としての機能を果たす。この実施形態では、4つのデー
タライン42が、4ビットのデータを並列に、すなわち
0.5バイトのデータを同時に伝送する。クロックライ
ン44は、一実施形態ではバックプレーン上の1ビット
のクロックトレースとして実装される。第1次ABCU
2に加えてバックアップABCU4が設けられる一実施
形態では、追加の組の4ビットのデータライン46およ
び追加のクロックライン48が、設けられて、バックア
ップABCU4の第1のセルバス12と第1の行18の
ADSL回線ユニット24、26および28との間で、
電気的接続が確立される。
【0032】類似の方法で、第2の行20に沿ったAD
SL回線ユニット30、32および34が、第1次AB
CU2の第2のセルバス8に、1組の4ビットのデータ
ライン50および1ビットのクロックライン52を介し
て接続される。バックアップABCU4もチャネルバン
クに設けられる一実施形態では、第2の行20のADS
L回線ユニット30、32および34も、バックアップ
ABCU4の第2のセルバス14に、別の組の4ビット
のデータライン54および1ビットのクロックライン5
6を介して接続される。
【0033】さらに、第3の行22のADSL回線ユニ
ット36、38および40が、第1のABCU2の第3
のセルバス10に、追加の組の4ビットのデータライン
58および追加の1ビットのクロックライン60を介し
て接続される。類似の方法で、バックアップABCU4
もチャネルバンクで実施される一実施形態では、第3の
行22のADSL回線ユニット36、38および40
も、バックアップABCU4の第3のセルバス16に、
4ビットのデータライン62および1ビットのクロック
ライン64を介して接続される。
【0034】追加の行のADSL回線ユニットも、追加
のバックプレーントレースの可用性および各ABCUの
容量に応じて、異なる実施形態で設けることができる。
チャネルバンクで実装できるADSL回線ユニットの最
大数は、本発明によるADSL下り方向高速セルバスイ
ンタフェースプロトコルの一実施形態において、ルーテ
ィングタグバイトの1つに割り当てられたカードスロッ
トビットの数によって制限され、これについては以下で
詳細に記載する。さらに、追加のABCUを、必要に応
じて、さらなる冗長性のために実装することができる。
【0035】図2は、本発明によるADSLセルパケッ
トの下り方向伝送用の通信システムの一実施形態のブロ
ック図であり、単一のABCU66をチャネルバンクで
実装して、広帯域ADSLセルパケットを複数のADS
L回線ユニットに伝送する。図2に示すように、ABC
U66が、データおよびクロック信号を出力する複数の
高速セルバス(HSCB)68、70および72を含
む。HSCB68、70および72は、従来の狭帯域P
OTS信号を下り方向に伝送する従来の狭帯域BCUに
おける、従来の時分割多重化(TDM)バスによって達
成されるデータ速度よりも高いデータ速度で、下り方向
高速ADSLトラフィックを移送することができる。
【0036】図2に示すように、ABCU66の第1の
HSCBが、1組の4ビットのデータライン74および
1ビットのクロックライン76に接続される。複数のA
DSL回線ユニット78、80および82は、単一の行
に配置され、ABCU66の第1のHSCB68に、1
組の4ビットのデータライン74および1ビットのクロ
ックライン76を介して接続される。さらに、回線ユニ
ット81、83、85および87などの追加のADSL
回線ユニットを、第2および第3のHSCB70および
72に、追加の組の4ビットのデータラインおよびクロ
ックラインを介して接続することができる。一実施形態
では、従来のチャネルバンクのバックプレーントレース
を、本発明によるADSL下り方向高速セルバスインタ
フェースプロトコルを使用して、ABCUからADSL
回線ユニットへの下り方向ADSLトラフィック用のデ
ータラインおよびクロックラインとして、使用すること
ができる。
【0037】図2に示すように、各ADSL回線ユニッ
トは、ADSLセルパケットをさらに下り方向に伝送す
る複数の宛先ポートを含む。たとえば、ADSL回線ユ
ニット78は、ADSLセルパケットを、異なるADS
Lモデムに下り方向に伝送する4つの宛先ポート84
a、84b、84cおよび84dを含む。たとえば、4
つのADSLモデム86a、86b、86cおよび86
dが、ADSL回線ユニット78の宛先ポート84a、
84b、84cおよび84dにそれぞれ接続される。各
ADSLセルパケットを、本発明によるADSL下り方
向高速セルバスインタフェースプロトコルの一実施形態
において、ルーティングタグバイトの1つのセルタイプ
インジケータビットに基づいて、セルパケットがユニキ
ャストセルタイプであるかマルチキャストセルタイプで
あるかに応じて、ADSL回線ユニットから、ただ1つ
の宛先ポートへ、あるいは複数の宛先ポートへ移送する
ことができる。これについては、以下で詳細に記載す
る。
【0038】図3は、ADSL回線ユニット88の一実
施形態であり、ADSLセルパケットによって搬送され
たデータを、本発明によるADSL下り方向高速セルバ
スインタフェースプロトコルの一実施形態において、1
つまたは複数の下り方向宛先ポートにルーティングする
ルータ90を含む。ADSL回線カード88のルータ9
0は、ADSLセルパケットを、セルパケットがユニキ
ャストセルタイプの場合は8つの下り方向宛先ポート9
2a、92b、92c、..92hのうち1つに、セル
パケットがマルチキャストセルタイプの場合は複数の下
り方向宛先ポート92a、92b、92c、..92h
に向けて送る。8つのADSLモデム94a、94b、
94c、..94hが、下り方向宛先ポート92a、9
2b、92c、..92hにそれぞれ接続される。
【0039】ADSLセルパケットは、図3に示す実施
形態において、ADSL回線ユニット88へ、1組の4
ビットのデータライン96を介して移送される。クロッ
ク信号は、ADSL回線ユニット88へ、1ビットのク
ロックライン98を介して伝送される。セルパケットの
ルーティングタグバイトの1つに割り当てられたセルタ
イプインジケータビットが、ADSL回線ユニット88
のルータ90に、セルパケットがユニキャストセルタイ
プであることを指示したとき、ルータ90が、セルパケ
ットを、下り方向宛先ポート92a、92b、92
c、..92hのうちユニキャスト宛先として選択され
たものに向けて送る。
【0040】複数の下り方向キュー100a、100
b、100c、...100hが、下り方向宛先ポート
92a、92b、92c、...92hに対してそれぞ
れ設けられる。セルパケットは、それぞれのADSLモ
デムに接続されている、選択された下り方向宛先ポート
へ、それぞれの下り方向キューを介して伝送される。た
とえば、セルパケットのセルタイプインジケータビット
が、ルータに、宛先ポート92dが選択されたユニキャ
スト宛先であり、セルパケットを受信するように意図さ
れたものであることを指示した場合、ルータ90が、セ
ルパケットを、宛先ポート92dへ、下り方向キュー1
00dを介して伝送する。
【0041】一実施形態では、セルパケットのルーティ
ングタグバイトの1つに割り当てられたセルタイプイン
ジケータビットが、セルパケットがマルチキャストセル
タイプであることを、ADSL回線ユニットに指示する
こともできる。セルパケットが、マルチキャストセルタ
イプであるとき、マルチキャストグループが、それぞれ
が複数の下り方向宛先ポートからなる複数の所定のマル
チキャストグループから選択される。各マルチキャスト
グループを、当業者に知られている従来の方法で、セル
パケットを受信するように意図された宛先ポートを指定
する宛先ポート番号で、プログラミングすることができ
る。各マルチキャストグループは、2つ以上の下り方向
宛先ポートからなる可能性がある。
【0042】マルチキャストグループがそれぞれ同じ数
の宛先ポートを含む必要はない。マルチキャストグルー
プの1つは、ADSL回線ユニットのすべての宛先ポー
トからなる可能性がある。マルチキャストグループのい
くつかは、互いに近接していない宛先ポートからなる可
能性がある。たとえば、マルチキャストグループが、3
つの下り方向宛先ポート92b、92dおよび92gか
らなる可能性がある。この例では、セルタイプインジケ
ータビットが、ADSL回線ユニット88のルータ90
に、宛先ポート92b、92dおよび92gからなるマ
ルチキャストグループが下り方向伝送用に選択されたこ
とを指示したとき、ルータ90が、セルパケットを、宛
先ポート92b、92d、92gに向けて、それぞれの
下り方向キュー100b、100dおよび100gを介
して伝送されるように送る。本発明によるADSL下り
方向高速セルバスインタフェースプロトコルを使用し
て、ADSLセルパケットを下り方向に伝送する、ルー
ティングタグバイトおよびセルタイプインジケータビッ
トの実施形態を、以下でより詳細に記載する。
【0043】図4は、本発明によるADSL下り方向高
速セルバスインタフェースプロトコルを使用した、AD
SLフレームの一実施形態のフレームフォーマットを示
す。この実施形態では、業界標準の加入者バスインタフ
ェース(SBI)フレームが、ADSLフレームのフレ
ーム境界を同期化するように使用される。典型的な標準
のSBIフレームは、32個のSBIタイムスロットか
らなり、これを図4のタイムスロットts0、ts1、
ts2、..ts31として示す。典型的なSBIフレ
ームは、しっかりと定義されたフレーム境界を備えた1
25μsの時間を有する。SBIタイムスロットts
0、ts1、ts2、..ts31は、一般的には、当
業者に知られている従来の狭帯域POTSトラフィック
を伝送するように使用される。
【0044】図4に示す実施形態では、パルス102お
よび104が、SBIタイムスロットts0、ts1、
ts2、..ts31からなるSBIフレームのフレー
ム境界106および108から導出される。例えば、フ
レーム定義パルス102および104は、SBIフレー
ムのフレーム境界を検出することによって、あるいは、
32個のSBIタイムスロット毎にフレーム定義パルス
を生成することによって、SBIフレームから導出する
ことができる。図4に示す実施形態では、フレーム定義
パルス102および104のリーディングエッジが、S
BIフレームのフレーム境界106および108に対応
する。しかし、異なる実施形態では、フレーム定義パル
ス102および104のリーディングエッジが、SBI
フレーム境界と厳密に一致する必要はない。標準のSB
Iフレームは、同じく125μsの時間を有するADS
Lフレーム用のタイミング基準を提供するためにのみ使
用される。一実施形態では、フレーム定義パルス102
および104が、本発明によるADSL下り方向高速セ
ルバスインタフェースプロトコルを使用した下り方向伝
送のために、複数のADSLセルパケットを搬送するA
DSLフレームのフレーム境界を同期化するように使用
される。
【0045】図4に示す実施形態では、ADSLフレー
ムのフレーム境界110および112が、フレーム定義
パルス102および104のリーディングエッジとそれ
ぞれ同期化され、フレーム定義パルス102および10
4は、125μsの時間を有する標準SBIフレームの
フレーム境界106および108から導出される。図4
に示す実施形態では、連続的にc0、c1、c2、..
c33のように指定された34個のセルパケットが、A
DSLフレームに割り当てられる。さらに、8つの未使
用バイトが、最後のセルパケットc33の後に埋め込ま
れて、ADSLフレームが満たされる。広帯域ADSL
トラフィックを移送するために各ADSLフレームに割
り当てられたセルパケットの数は、狭帯域POTSトラ
フィックを移送するために標準SBIフレームに割り当
てられたSBIタイムスロットの数とは異なる。
【0046】図4に示す実施形態では、第1のセルパケ
ットc0に、連続的にb0、b1、b2、..b59の
ように番号が付けられた60バイトが割り振られる。類
似の方法で、他のセルパケットc1、c2、c3、..
c33にそれぞれ、広帯域の下り方向ADSLトラフィ
ックを移送するために60バイトが割り当てられる。図
4に示す実施形態では、各ADSLフレームの34個の
セルパケットが、合計2,040バイトからなる。8つ
の未使用バイトがセルパケットの後に埋め込まれたと
き、ADSLフレームは合計2,048バイトからな
る。
【0047】図5は、本発明のADSL下り方向高速セ
ルバスインタフェースプロトコルによる、ADSLフレ
ームの各セルパケット用のセルフォーマットの一実施形
態を示す。内部セルが、符号化されてABCUからAD
SL回線ユニットへの下り方向伝送のためにセルパケッ
トに割り当てられる前に、各セルパケットについて設け
られる。図5に示す実施形態では、内部セルが、2つの
ルーティングタグバイトrt0およびrt1、ルーティ
ングタグバイトに時間的に後続する2つの予約バイトr
v0およびrv1、予約バイトに時間的に後続する4つ
のヘッダバイトh1、h2、h3およびh4、およびヘ
ッダバイトに時間的に後続する48のペイロードバイト
p1、p2、p3、..p48からなる。
【0048】この実施形態では、符号化されていない内
部セルが56バイトからなる。ヘッダ情報は、ヘッダバ
イトh1、h2、h3およびh4に、当業者に知られて
いる従来の方法で含めることができる。ペイロードデー
タは、48のペイロードバイトp1、p2、p3、..
p48に、当業者に知られている従来の方法で割り当て
られる。ADSLフレームの各セルパケットの下り方向
ルーティングは、本発明による一実施形態におけるルー
ティングタグバイトrt0およびrt1によって決定さ
れる。
【0049】一実施形態では、56バイトからなる内部
セルが、畳込み順方向誤り訂正(FEC)符号化を内部
セルに適用することによって、符号化される。従来の畳
込みFEC符号化アルゴリズムは、当業者にはよく知ら
れている。符号化された内部セルは、一般的には、同じ
データを搬送する符号化されていない内部セルよりも長
いビット長を有する。たとえば、56バイトの長さを有
する符号化されていない内部セルを、従来の畳込みFE
Cアルゴリズムを使用することによって符号化して、5
9.5バイトの長さを有する符号化された内部セルを生
成することができる。一実施形態では、畳込みFEC符
号化が、ADSLフレームの内部セルにのみ適用され、
ADSLフレームの末端の8つの未使用バイトには適用
されない。
【0050】典型的なFEC誤り訂正符号化アルゴリズ
ムによって生成された、符号化された内部セルは、通
常、同じデータを搬送する符号化されていない内部セル
よりも長いビット長を有するが、誤り訂正符号化では、
ADSLフレームのセルパケットが典型的なチャネルバ
ンクバックプレーントレースに沿って伝送されたとき
に、誤りの確率を著しく減らすことができる。これは、
「クリーンでない」信号が、狭帯域POTSトラフィッ
ク向けに設計された従来のチャネルバンクの金属バック
プレーントレースに沿って存在する可能性があるからで
ある。図5に示す実施形態では、4つの未使用ビット
が、符号化された内部セルの後に埋め込まれて、合計6
0バイトからなるADSLセルパケットが満たされる。
一実施形態では、畳込みFEC符号化が、内部セルのみ
に適用され、ADSLセルパケットの4つの未使用ビッ
トには適用されない。
【0051】図5に示すようなルーティングタグバイト
rt0およびrt1は、セルパケットが下り方向で伝送
される方法を決定するために、異なるタイプのルーティ
ングタグビットを搬送する。本発明によるADSL下り
方向高速セルバスインタフェースプロトコルの一実施形
態における、各ADSLセルパケットの2つのルーティ
ングタグバイトのルーティングタグフォーマットの一例
を、以下の表Aに例示する。
【0052】
【表1】 表Aでは、文字「V」がバージョンインジケータビット
を示し、文字「R」が予約ビットを示し、文字「S」が
カードスロットビットを示し、文字「T」がセルタイプ
インジケータビットを示す。表Aでは、第1のルーティ
ングタグバイトRTAG0が、第2のルーティングタグ
バイトRTAG1に時間的に先行する。各ルーティング
タグバイト内で、ビット7が最上位のビットであり、ビ
ット0が最下位のビットである。RTAG0内で、最後
の6ビットRTAG0(5:0)が、ADSLセルパケ
ットをABCUから受信するために選択されたADSL
回線ユニットを指定するカードスロット番号を搬送する
カードスロットビットとして割り振られる。
【0053】ADSL回線ユニットが接続されるチャネ
ルバンクの各回線カードスロットは、一意のスロット識
別番号によって識別される。図1に示す実施形態では、
各行のすべてのADSL回線ユニットが、第1次ABC
Uの同じセルバスに、同じ組のデータラインおよびクロ
ックラインを介して接続される。ADSLセルパケット
を同じセルバスから、同じ組のデータラインを介して受
信したとき、同じ行の各ADSL回線ユニットが、第1
のルーティングタグバイトRTAG0のカードスロット
ビットによって搬送されたカードスロット番号を、AD
SL回線ユニット用のスロット識別番号と比較する。
【0054】ADSL回線ユニットが、第1のルーティ
ングタグバイトRTAG0のカードスロットビットによ
って搬送されたカードスロット番号が、ADSL回線ユ
ニット用のスロット識別番号と合致すると判定した場
合、合致するスロット識別番号を有するADSL回線ユ
ニットが、セルパケットをさらに下り方向に伝送するた
めに選択されたものである。次いで、セルパケットが、
選択されたADSL回線カードのルータに転送されて、
さらにセルパケットが下り方向にルーティングされる。
【0055】ADSL回線ユニットが、第1のルーティ
ングタグバイトRTAG0のカードスロットビットによ
って搬送されたカードスロット番号が、ADSL回線ユ
ニット用のスロット識別番号とは異なると判定した場
合、ADSL回線ユニットは、セルパケットをさらに下
り方向に伝送するために受信するために選択された回線
ユニットではないので、単にセルパケットを無視する。
【0056】表Aに例示したルーティングタグフォーマ
ットの実施形態では、6ビットがカードスロットビット
として割り振られる。6ビットが、カードスロットビッ
トとして割り振られたとき、最大64のADSL回線ユ
ニットをABCUに接続することができる。ADSL回
線ユニットの回線カードスロットを識別するための10
進のカードスロット番号は、0から63の範囲である。
図1および図2に示す実施形態では、表Aのルーティン
グタグフォーマットが使用された場合、各行が同じ数の
ADSL回線ユニットからなる必要はないが、最大64
のADSL回線ユニットを、異なる3行の3組のチャネ
ルバンクバックプレーントレースに沿った回線カードス
ロットに差し込むことができる。
【0057】表Aに示すようなルーティングタグフォー
マットの実施形態では、第1のルーティングタグバイト
RTAG0がさらに、5つのカードスロットビットRT
AG0(5:0)に時間的に先行する予約ビットを含
む。さらに、ADSLセルパケットを異なる行のADS
L回線ユニットへ伝送するために複数のセルバスがAB
CU上に設けられる一実施形態では、第1のルーティン
グタグバイトRTAG0の最初のビットが、バージョン
インジケータビットとして割り振られる。バージョンイ
ンジケータビットは、ただ1つのセルパケットが、AB
CUからADSL回線ユニットへ、すべてのデータバス
を介して一度に伝送されるか、または、異なるセルパケ
ットが、同時にABCUから異なる行のADSL回線ユ
ニットへ、異なるデータバスを介してそれぞれ伝送され
るかを指示することができる。
【0058】たとえば、第1のルーティングタグバイト
のバージョンインジケータビットが「0」である場合、
これは、ADSL回線ユニットに、同じセルパケット
が、すべてのADSL回線ユニットへ、ABCU上のす
べてのセルバスから同時に伝送されることを示す。他方
では、第1のルーティングタグバイトのバージョンイン
ジケータビットが「1」である場合、これは、ADSL
回線ユニットに、異なるセルパケットが、ABCU上の
異なるデータバスから異なる行のADSL回線ユニット
へ同時に伝送されることを示す。
【0059】一実施形態では、ABCUが、図1および
図2の実施形態に示すように多数の高速セルバスを含
み、異なるセルパケットを異なる行のADSL回線ユニ
ットへ、異なるセルバスを介して伝送することによっ
て、合計のチャネルバンクの下り方向スループットを増
すことができる。バージョンインジケータビットは、ル
ーティングタグバイトを実装するフォーマットを示すこ
とができる。
【0060】第1のルーティングタグバイトRTAG0
内のルーティングタグビットの配列で、表Aに示したも
の以外も、本発明の範囲内で実施することができる。た
とえば、第1のルーティングタグバイトRTAG0の7
ビットのRTAG0(6:0)が、カードスロットビッ
トとして割り振られて、選択されたADSL回線ユニッ
トのカードスロット識別番号が、搬送された場合、最大
128のADSL回線ユニットをABCUに接続するこ
とができる。さらに、異なる実施形態では、バージョン
インジケータビットおよびカードスロットビットを異な
る順序で配列することができる。たとえば、カードスロ
ットビットを、第1のルーティングタグバイトRTAG
0のより上位のビットに割り当てることができ、このと
きバージョンインジケータビットはより下位のビットに
割り当てられる。異なる実施形態では、第1のルーティ
ングタグバイトRTAG0に割り当てられたカードスロ
ットビットの数を、既存のチャネルバンクの回線カード
スロットに差し込む必要のあるADSL回線ユニットの
最大数に応じて、増減することができる。
【0061】表Aは、第2のルーティングタグバイトR
TAG1のルーティングタグフォーマットの一実施形態
も示す。この実施形態では、5ビットのRTAG1
(4:0)が、第2のルーティングタグバイトRTAG
1へのセルタイプインジケータビットとして割り振られ
る。この実施形態では、第2のルーティングタグバイト
RTAG1がさらに、セルタイプインジケータビットR
TAG1(4:0)に時間的に先行する3つの予約ビッ
トRTAG1(7:5)を含む。セルタイプインジケー
タビットRTAG1(4:0)のビットフォーマットの
一例を、以下の表Bに例示する。
【0062】
【表2】 第2のルーティングタグバイトRTAG1の、表Aおよ
び表Bに示すようなビットフォーマットの実施形態は、
8つの下り方向宛先ポートを有するADSL回線ユニッ
トによる、ADSLセルパケットの下り方向ルーティン
グに適用可能である。たとえば、図3に示すようなAD
SL回線ユニット88は、ADSLセルパケットを8つ
の宛先ポート92a、92b、92c、..92hに向
けて、複数の高速セルバス(HSCB)下り方向キュー
100a、100b、100c、..100hをそれぞ
れ介して送ることができるルータ90を有する。宛先ポ
ート92a、92b、92c、...92hが、セルパ
ケットがさらに下り方向へ、複数のADSLモデム94
a、94b、94c、..94hに伝送されるように接
続される。
【0063】一実施形態では、ADSLセルパケット
が、ADSL回線ユニットのルータによって、セルパケ
ットを受信するために選択されたただ1つの宛先ポート
に向けて送られる。この実施形態では、セルパケットを
受信するように意図された宛先ポートが、ユニキャスト
宛先ポートと呼ばれる。表Bを参照すると、8つのユニ
キャスト宛先ポートが、セルタイプインジケータビット
RTAG1(4:0)によって01000、0100
1、01010、..01111のように指定される。
この実施形態では、最初の2つのセルタイプインジケー
タビットRTAG1(4:3)が、すべてのユニキャス
ト宛先について「01」であり、ADSL回線ユニット
に、セルパケットがユニキャストセルタイプであること
を示す。
【0064】ADSLセルパケットが、ユニキャストセ
ルタイプである場合、3つの後続のセルタイプインジケ
ータビットRTAG1(2:0)が、ADSLセルパケ
ットを受信するために選択されたユニキャスト宛先ポー
トを指定する。3つのセルタイプインジケータビット
が、ユニキャスト宛先ポートのポート番号を表すために
割り振られた場合、最大8つのユニキャスト宛先ポート
を、各ADSL回線ユニットに設けることができる。一
実施形態では、3つの後続セルタイプインジケータビッ
トRTAG1(2:0)が、単に、ユニキャスト宛先ポ
ート0から7の10進のポート番号の2進表現である。
ADSL回線ユニットのルータが、セルパケットが伝送
される先として選択されたユニキャスト宛先ポートを指
定するセルタイプインジケータビットを受信したとき、
ルータは、セルパケットを、選択されたユニキャスト宛
先ポートに向けて、それぞれのHSCB下り方向キュー
を介して送る。
【0065】さらなる実施形態では、第2のルーティン
グタグバイトRTAG1のセルタイプインジケータビッ
トがさらに、ADSL回線ユニットに、ADSLセルパ
ケットが、マルチキャストセルタイプであることを指示
することができる。ADSLセルパケットが、マルチキ
ャストセルタイプであるとき、これを複数の宛先に伝送
することができる。一実施形態では、複数のマルチキャ
ストグループが設けられて、様々な組み合わせの下り方
向宛先ポートを、マルチキャストグループ内に含めるこ
とが可能となる。各マルチキャストグループは、異なる
数の宛先ポートからなる可能性がある。
【0066】一実施形態では、2つ以上の下り方向宛先
ポート番号が、当業者に知られている従来の方法で、各
マルチキャストグループにプログラミングされる。たと
えば、マルチキャストグループ0を、宛先ポート番号
0、2、5および7からなるようにプログラミングする
ことができるのに対し、マルチキャストグループ1を、
宛先ポート番号2、3および6からなるようにプログラ
ミングすることができる。いかなる組み合わせの下り方
向宛先ポート番号も、各マルチキャストグループにプロ
グラミングすることができる。たとえば、マルチキャス
トグループの1つを、すべての下り方向宛先ポートから
なるようにプログラミングすることができる。
【0067】表Bに例示した実施形態では、0から7の
8つのマルチキャストグループが、セルタイプインジケ
ータビット11000、11001、11010、..
11111によって指定される。この実施形態では、セ
ルタイプインジケータビットRTAG1(4:0)の最
初の2ビットRTAG1(4:3)が、すべてのマルチ
キャスト宛先について「11」である。3つの後続のセ
ルタイプインジケータビットRTAG1(2:0)は、
マルチキャストグループ0から7の10進のグループ番
号の2進表現である。したがって、最初の2つのセルタ
イプインジケータビットRTAG1(4:3)が2進数
「11」を搬送するとき、これはADSL回線ユニット
に、ADSLセルパケットがマルチキャストセルタイプ
であることを示す。
【0068】ADSLセルパケットが、マルチキャスト
セルタイプである場合、次の3つのセルタイプインジケ
ータビットRTAG1(2:0)が、ADSL回線ユニ
ットのルータに、さらに下り方向に伝送するためにマル
チキャストグループのどれが選択されたかを指示する。
セルパケットがマルチキャストセルタイプであることを
指示するセルタイプインジケータビットを受信したと
き、ルータは、セルパケットを、選択されたマルチキャ
ストグループにプログラミングされた宛先ポート番号に
従って宛先ポートに向けて、複数のHSCB下り方向キ
ューを介して送る。たとえば、選択されたマルチキャス
トグループが、図3に示すような宛先ポート92a、9
2c、92fおよび92hを表すポート番号0、2、5
および7からなる場合、セルパケットが、これらの宛先
ポートへ、HSCB下り方向キュー100a、100
c、100fおよび100hをそれぞれ介して伝送され
る。
【0069】表Bは、第2のルーティングタグバイトR
TAG1のセルタイプインジケータのビットフォーマッ
トの一例を示し、8つのマルチキャストグループが含ま
れているが、追加のマルチキャストグループをプログラ
ミングして、異なる組み合わせのセルタイプインジケー
タビットRTAG1(4:0)によって識別することが
できる。たとえば、セルタイプインジケータビットの組
み合せのいくつかは、表Bで「予約」としてリストされ
ており、異なる実施形態では、追加のマルチキャストグ
ループを指定するように使用することができる。たとえ
ば、最大8つの追加マルチキャストグループを、2進数
10をセルタイプインジケータビットRTAG1(4:
0)の最初の2ビットのRTAG1(4:3)に割り当
てることによって、指定することができる。予約セルタ
イプインジケータビットの組み合わせで、最初の2ビッ
トRTAG1(4:3)が2進数00を搬送するものも
あり、これもたとえば追加のマルチキャストグループを
指定するように使用することができる。
【0070】ADSL回線ユニットが8つより多い宛先
ポートを有する場合、追加のユニキャスト宛先ポート番
号を、表Bで「予約」としてリストされている、セルタ
イプインジケータビットRTAG1(4:0)の少なく
ともいくつかの組み合せに割り振ることができる。たと
えば、最初の2ビットが、2進数「00」または「1
0」を搬送する、少なくともいくつかの「予約」セルタ
イプインジケータビットの組み合わせを使用して、追加
のユニキャストポート番号を指定することができる。さ
らに、第2のルーティングタグバイトRTAG1の1つ
または複数の予約ビットRTAG1(7:5)を、必要
であれば1つまたは複数の追加セルタイプインジケータ
ビットとして割り振り、追加のユニキャストポート番号
または追加のマルチキャストグループを指定することが
できる。
【0071】一実施形態では、セルタイプインジケータ
ビットが、上述のユニキャストおよびマルチキャストセ
ルタイプ以外の、ADSLセルパケットの追加のセルタ
イプを指示することもできる。さらなる実施形態では、
セルタイプインジケータが、ADSL回線回線ユニット
に、セルパケットがアイドルセルを含むことを示すこと
ができる。表Bに例示したような、セルタイプインジケ
ータビットRTAG1(4:0)のビットフォーマット
の実施形態では、2進数00000を搬送するセルタイ
プインジケータビットが、セルパケットがアイドルセル
を含むことを指示する。セルタイプインジケータビット
によって、セルパケットがアイドルセルを含むという指
示を受信したとき、一実施形態では、ADSL回線ユニ
ットが、単にセルパケットを廃棄する。ADSL回線ユ
ニットによって廃棄されたアイドルセルは、いかなる宛
先ポートへも、さらに下り方向に伝送されることがな
い。
【0072】さらなる実施形態では、セルタイプインジ
ケータビットがさらに、ADSL回線ユニットに、AD
SLセルパケットが中央処理装置(CPU)セルを含む
ことを示すことができる。CPUセルを、ペイロードデ
ータを1つまたは複数の宛先ポートへ伝送すること以外
の機能に使用することができる。たとえば、CPUセル
は、チャネルバンクの動作および保守機能に使用される
動作および保守(OAM)セルを含むことができる。一
実施形態では、セルタイプインジケータビットRTAG
1(4:0)によって、セルパケットがCPUセルを含
むという指示を受信したとき、ADSL回線ユニット
が、CPUセルを、セルバスデータリンク(CBDL)
下り方向キューを介して伝送する。表Bに例示するよう
なセルタイプインジケータビットRTAG1(4:0)
のビットフォーマットの実施形態では、2進数0000
1を搬送するセルタイプインジケータビットが、ADS
LセルパケットがCPUセルタイプであることを指示す
る。
【0073】一実施形態では、セルタイプインジケータ
ビットがさらに、ADSL回線ユニットに、セルパケッ
トが高速セルバス(HSCB)ループバックセルを含む
ことを示すことができる。セルタイプインジケータビッ
トRTAG1(4:0)によって、セルパケットがHS
CBループバックセルを含むという指示を受信したと
き、ADSL回線ユニットが、セルパケットを、ループ
バックキューにおいてABCUへ上り方向に伝送する。
HSCBループバックセルを含むADSLセルパケット
は、いかなる下り方向宛先ポートへも、さらに下り方向
に伝送されることがない。表Bに示したセルタイプイン
ジケータビットRTAG1(4:0)のビットフォーマ
ットの実施形態では、2進数00010を搬送するセル
タイプインジケータビットが、セルパケットがHSCB
ループバックセルタイプであることを指示する。別の実
施形態では、他の組み合せのセルタイプインジケータビ
ットで、ユニキャスト宛先またはマルチキャストグルー
プのどちらを指定するためにも使用されないものを、セ
ルパケットの特殊なセルタイプを指定するために使用す
ることもできる。
【0074】表Aおよび表Bは、本発明によるADSL
下り方向高速セルバスインタフェースプロトコルを使用
して、チャネルバンクにおいて下り方向ADSLトラフ
ィックを向けて送るルーティングタグフォーマットの特
殊な例を例示する。バージョンインジケータビット、カ
ードスロットビットおよびセルタイプインジケータビッ
トの様々な配列を、本発明の範囲内で、2つのルーティ
ングタグバイトRTAG0およびRTAG1内で実装す
ることができる。さらに、様々な組み合わせのセルタイ
プインジケータビットを使用して、ユニキャストおよび
マルチキャストセルタイプ、ならびに特殊なセルタイプ
を、本発明の範囲内の様々な方法で指定することができ
る。
【0075】表Aの予約ビットRTAG0(6)および
RTAG1(7:5)を、追加のカードスロットビット
および追加のセルタイプインジケータビットとして使用
して、たとえば追加のADSL回線ユニットカードスロ
ットならびに追加のユニキャスト宛先またはマルチキャ
ストグループのための数の割り当てを提供することがで
きる。さらに、異なる実施形態では、バージョンインジ
ケータビット、カードスロットビットおよびセルタイプ
インジケータビットを、異なるルーティングタグバイト
に割り当てることができる。たとえば、カードスロット
ビットを第2のルーティングタグバイトRTAG1に割
り当てることができ、セルタイプインジケータビットを
第1のルーティングタグバイトRTAG0に割り当てる
ことができる。
【0076】追加のルーティングタグバイトが必要であ
る場合、異なる実施形態では、図5に示すような予約バ
イトrv0およびrv1を、追加のルーティングタグバ
イトとして使用することができる。たとえば、表Aに示
すような最初の2つのルーティングタグバイトRTAG
0およびRTAG1の4つの予約ビットがすでに使用さ
れている場合、少なくともいくつかの追加のカードスロ
ットビットまたはセルタイプインジケータビットを、図
5に示すような予約バイトrv0およびrv1の一方ま
たは両方に、追加のADSL回線ユニットカードスロッ
ト、ユニキャスト宛先、またはマルチキャストグループ
を指定するために、割り振ることができる。
【0077】一実施形態では、ADSLセルパケットの
データビットが、クロック信号の立上りおよび立下りエ
ッジの両方で伝送される。図6に示す一実施形態では、
クロック信号120が、50%デューティサイクルの実
質的に方形パルスの波形を有する。各クロック信号パル
スは、立上りおよび立下りエッジを有する。各データラ
インによって搬送されたデータビットを、図6のビット
ストリーム122として示す。この実施形態では、ビッ
トストリームのデータビットが、クロック信号に対して
90°の位相偏移で伝送される。ビットストリームの各
データビットが、1または0のいずれかの2進数を搬送
する。ビットストリーム122の上のバー124が2進
数1を表すことができ、ビットストリーム122の下の
バー126が2進数0を表すことができ、その逆も可能
である。
【0078】図6に示す実施形態では、ビットストリー
ム122の各データビットが、クロック信号のそれぞれ
の立上りおよび立下りエッジから90°の位相遅延で伝
送される。たとえば、ビットストリーム122の各デー
タビット128が、クロック信号120の立下りエッジ
130に対して90°の位相偏移によって遅延される。
90°の位相偏移は、クロック信号の周期Tの4分の1
に対応する。データビット128が、1または0のいず
れかの2進数を搬送する。類似の方法で、データビット
132が、クロック信号120の立上りエッジ134に
対して90°の位相偏移によって遅延される。
【0079】位相偏移では、図7に示すような従来のD
フリップフロップ140など、典型的なフリップフロッ
プの適切なセットアップ時間が可能となり、データビッ
トのクロック基準を提供する。90°の位相偏移で、デ
ータビットがクロック信号によってラッチされることを
保証するように、十分に長いセットアップ時間が提供さ
れて、。90°の位相偏移では、Dフリップフロップ1
40のホールド時間が、ほぼセットアップ時間に等し
い。
【0080】図6に示すように、各クロック周期Tで
は、データビットがクロック信号の立上りおよび立下り
エッジ上で伝送される場合、2ビットのデータを伝送す
ることが可能となる。たとえば、クロック信号が、クロ
ックライン上で16.384MHzのクロック周波数で
伝送された場合、データビットが、各データライン上で
32.768メガビット/秒(Mbps)のビットレー
トで伝送される。図1および図2に示す実施形態では、
ABCU上の各セルバスが、ADSL回線ユニットのそ
れぞれの行に、それぞれの4つの並列データラインの組
および単一のクロックラインを介して接続されており、
4つのデータラインによって搬送されたデータビットが
すべて、クロックラインに沿って同じセルバスからそれ
ぞれの行のADSL回線ユニットへ伝送されたクロック
信号の立上りおよび立下りエッジで伝送される。
【0081】4つの並列データラインでは、ABCU上
の各セルバスが、データを131.072Mbpsのス
ループットで伝送し、クロックライン上のクロック周波
数は16.384MHzのままである。クロックライン
上のクロック周波数がより低いので、よりクリーンなク
ロック信号をADSL回線ユニット上に存在させること
ができ、チャネルバンクバックプレーントレースを介し
て伝送された信号パワーを低減させることができる。
【0082】図1および図2に示す実施形態では、各A
BCUが、3つの高速セルバス(HSCB)を含んで、
ADSLセルパケットを3つの別々のチャネルを介して
伝送し、3つの別々のパケットを、HSCBから同時
に、3つの別々のチャネルに沿って、上述の第1のルー
ティングタグバイトRTAG0のバージョンインジケー
タビットに応じて伝送することができる。131.07
2Mbpsのチャネルスループットの、各チャネルの4
つの並列データラインにおいて、各セルパケットの第1
のルーティングタグバイトのバージョンインジケータビ
ットによる、セルパケットが高スループットモードで伝
送されるという指示によって、3つのセルパケットが3
つのHSCBによって同時に伝送される場合、合計のチ
ャネルバンクの下り方向スループットを393.216
Mbpsまで高くすることができる。
【0083】本発明によるADSL下り方向高速セルバ
スインタフェースプロトコルを使用して、各セルパケッ
トのルーティングタグバイト内で搬送された情報は、A
BCUの同じHSCBに接続された異なるADSL回線
ユニットの間で、柔軟的に帯域幅を共有することを可能
とする。さらに、ルーティングタグバイトによって搬送
されたルーティングタグ情報は、ADSL回線ユニット
のいずれか1つの帯域幅を、必要に応じて多数のADS
L下り方向宛先ポートの間で共有することを可能とす
る。
【0084】さらに、多数のHSCBがABCU上に設
けられるチャネルバンクでは、バージョンインジケータ
ビットによって、異なるセルパケットを同時に異なるH
SCBから高スループットモードで伝送して、必要に応
じてチャネルバンクの合計の下り方向データスループッ
トを増すことが可能となる。従来のチャネルバンクにお
いて、各チャネルの異なる回線カードの間、および各回
線カード上の異なる宛先ポートの間で、帯域幅を固定で
割り振る代りに、本発明によるADSL下り方向高速セ
ルバスインタフェースプロトコルの実施形態では、ルー
ティングタグバイト内のカードスロットビットおよびセ
ルタイプインジケータビットによって搬送されたルーテ
ィングタグ情報によって、チャネルバンクが、ADSL
トラフィックの使用可能な合計の帯域幅を柔軟的かつ効
率的に利用することが可能となる。
【0085】本発明を特定の実施形態に関して記載した
が、特許請求の範囲で述べたような本発明の範囲内の多
数の修正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるADSLフレームにおける非対称
デジタル加入者回線(ADSL)セルパケットを下り方
向に伝送する通信システムの一実施形態を示すブロック
図である。
【図2】本発明による通信システムの一実施形態のブロ
ック図であり、各ADSL回線ユニットが、セルパケッ
トを下り方向に伝送するの複数の宛先ポートを有する通
信システムの図である。
【図3】本発明による通信システムにおけるADSL回
線ユニットの1つの一実施形態であり、セルパケットを
ADSL回線ユニットから1つまたは複数の宛先ポート
へさらに下り方向に伝送するルータを含む通信システム
の図である。
【図4】本発明によるADSL下り方向高速セルバスイ
ンタフェースプロトコル用のフレームフォーマットの一
実施形態であり、各ADSLフレームが複数のセルパケ
ットを含む図である。
【図5】本発明によるADSL下り方向高速セルバスイ
ンタフェースプロトコルを使用した、ADSLフレーム
の各セルパケット用のセルフォーマットの一実施形態を
示す図である。
【図6】本発明による一実施形態における、クロック信
号、および所定の位相偏移でクロック信号の立上りおよ
び立下りエッジで伝送されるデータ信号を、例示する図
である。
【図7】本発明による一実施形態における、図6に示す
ようなデータ信号のためのタイミング基準を提供するク
ロック入力を有するフリップフロップを示す図である。
【符号の説明】
2、4、66 ADSLバンク制御ユニット(ABC
U) 6、8、10、12、14、16、68、70、72
セルバス 24、26、28、30、32、34、36、38、4
0、78、80、81、82、83、85、87、88
ADSL回線ユニット 42、46、50、54、58、62、74、96 デ
ータライン 44、48、52、56、60、64、76、98 ク
ロックライン 86a、86b、86c、86d、94a、94b、9
4c、94d、94e、94f、94g、94h モデ
ム 90 ルータ 100a、100b、100c、100d、100e、
100f、100g、100h 下り方向キュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パラカツシユ・アパンナ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94536、 フレモント、セントラル・アベニユー・ 4945、アパートメント・257 (72)発明者 ジエンシエン・リー アメリカ合衆国、カリフオルニア・94954、 ペタルマ、ストーン・クリーク・ドライ ブ・1722 (72)発明者 ハミツド・バラダラン アメリカ合衆国、カリフオルニア・94949、 ノーバト、アーロン・ドライブ・51 (72)発明者 ハンス・クリステイアン・モーゲンセン アメリカ合衆国、カリフオルニア・94952、 ペタルマ、グレイローン・アベニユー・ 110、アパートメント・デイ (72)発明者 ジエームス・ロツツ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94558、 ナパ、サマーフイールド・ドライブ・4441 (72)発明者 トム・クワン−ツアイ・カイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94539、 フレモント、サウザーランド・ウエイ・ 43696 (72)発明者 オサマ・バーガツト アメリカ合衆国、カリフオルニア・94952、 ペタルマ、カンブリツジ・レイン・259

Claims (209)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)非対称デジタル加入者回線(AD
    SL)フレームのフレーム境界を、所定数の加入者バス
    インタフェース(SBI)タイムスロットからなるSB
    Iフレームを使用することによって同期化するステップ
    と、 (b)複数のセルパケットをADSLフレームに割り当
    てるステップであって、前記ADSLフレームのセルパ
    ケット数が、前記SBIフレームのSBIタイムスロッ
    ト数とは異なるステップと、さらに、 (c)セルパケットの1つの内部にあり、複数のルーテ
    ィングタグバイトおよび複数のペイロードバイトを含む
    伝送用の内部セルを、提供するステップとを含むデータ
    伝送方法。
  2. 【請求項2】 SBIフレームが、125μsの時間を
    有し、32個のSBIタイムスロットからなり、ADS
    Lフレームが、それぞれ60バイトからなる34個のセ
    ルパケットを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ADSLフレームのセルパケットの後
    に、8つの未使用バイトを埋め込むステップをさらに含
    む請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 (d)符号化された内部セルを生成する
    ように、内部セルを符号化するステップと、(e)符号
    化された内部セルを、セルパケットに割り当てるステッ
    プとをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 内部セルが、2つのルーティングタグバ
    イトと、ルーティングタグバイトに時間的に後続する2
    つの予約バイトと、予約バイトに時間的に後続する4つ
    のヘッダバイトと、ヘッダバイトに時間的に後続する4
    8のペイロードバイトとからなる請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 符号化された内部セルが、59.5バイ
    トからなる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 セルパケットの符号化された内部セルの
    後に、4つの未使用ビットを埋め込むステップをさらに
    含む請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 内部セルを符号化するステップが、畳込
    み順方向誤り訂正符号化を、内部セルに適用するステッ
    プを含む請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 セルパケットを、ADSLバンク制御ユ
    ニット(ABCU)から複数のADSL回線ユニットに
    対して、下り方向に伝送することが可能であり、 ルーティングタグバイトが、第1のルーティングタグバ
    イトおよび第2のルーティングタグバイトからなり、 第1のルーティングタグバイトが、セルパケットが伝送
    される先として、複数のADSL回線ユニットの中から
    選択されたADSL回線ユニット用のカードスロット番
    号を指定する複数のカードスロットビットを含む請求項
    1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1のルーティングタグバイトが、予
    約ビットをさらに含む請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 第1のルーティングタグバイトが、バ
    ージョンインジケータビットをさらに含む請求項9に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 ABCUが、ADSL回線ユニット
    に、複数のデータラインおよびクロックラインをそれぞ
    れ含む複数のデータバスを介して接続され、 バージョンインジケータビットが、ただ1つのセルパケ
    ットが、ABCUからADSL回線ユニットへ、すべて
    のデータバスを介して一度に伝送されるか、または、異
    なるセルパケットが、同時にABCUからADSL回線
    ユニットへ、異なるデータバスを介して伝送されるかを
    指示することができる請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 カードスロットビットが、6ビットか
    らなり、カードスロット番号が、0から63の範囲であ
    る請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルパケットが伝送される先として、複数の宛先ポートの
    中の少なくとも1つの宛先ポートを、選択されたADS
    L回線ユニットに指示する複数のセルタイプビットを含
    む請求項9に記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2のルーティングタグバイトが、複
    数の予約ビットをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 セルタイプビットが、セルパケット用
    のユニキャスト宛先として、複数の宛先ポートの中から
    選択された宛先ポートを指示することができる請求項1
    4に記載の方法。
  17. 【請求項17】 セルパケットを、ユニキャスト宛先
    へ、セルタイプビットに基づいて、複数の下り方向キュ
    ーの中から選択された下り方向キューを介して伝送する
    ステップをさらに含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 セルタイプビットが、セルパケットの
    ために、複数のマルチキャストグループの中から選択さ
    れたマルチキャストグループを指示することができ、各
    マルチキャストグループが、複数の宛先ポートからなる
    請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 セルパケットを、セルタイプビットに
    基づいて、複数の各下り方向キューを介して、選択され
    たマルチキャストグループの宛先ポートに伝送するステ
    ップをさらに含む請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 セルタイプビットが、少なくとも8つ
    のユニキャスト宛先の中から選択されたユニキャスト宛
    先、または、少なくとも8つのマルチキャストグループ
    の中から選択されたマルチキャストグループを指定する
    ことができる5ビットからなる請求項14に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄され
    ることを示すアイドルセルインジケータを搬送すること
    ができる請求項14に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記セルタイプビットが、さらに、選
    択されたADSL回線ユニットに、前記セルパケット
    が、セルバスデータリンク(CBDL)下り方向キュー
    を介して伝送されることを示す中央処理装置(CPU)
    セルインジケータを搬送することができる請求項14に
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ループ
    バックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニッ
    トからABCUへ伝送されることを示すループバックセ
    ルインジケータを搬送することができる請求項14に記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 セルパケットが、ADSLバンク制御
    ユニット(ABCU)から複数のADSL回線ユニット
    へ、複数のデータラインと、立上りおよび立下りエッジ
    を有するクロック信号を搬送するクロックラインとを含
    むデータバスを介して、下り方向に伝送される複数のデ
    ータビットを含み、 クロック信号が、50%デューティサイクルを有し、 データビットが、クロック信号の立上りおよび立下りエ
    ッジで伝送される請求項1に記載の方法。
  25. 【請求項25】 データビットが、クロック信号に対し
    て90°の位相偏移で伝送される請求項24に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 (a)非対称デジタル加入者回線(A
    DSL)フレームのフレーム境界を、所定数の加入者バ
    スインタフェース(SBI)タイムスロットからなる加
    入者バスインタフェース(SBI)フレームを基準とし
    て使用することによって同期化するステップと、 (b)複数のデータバイトをそれぞれ含む複数のセルパ
    ケットを、ADSLフレームに割り当てるステップであ
    って、ADSLフレームのセルパケット数が、SBIフ
    レームのSBIタイムスロット数とは異なるステップ
    と、 (c)ADSLフレームを満たすように、セルパケット
    の後に少なくとも1つの未使用バイトを埋め込むステッ
    プと、 (d)それぞれ、第1および第2のルーティングタグバ
    イトと、ルーティングタグバイトに時間的に後続する複
    数の予約バイトと、予約バイトに時間的に後続する複数
    のヘッダバイトと、ヘッダバイトに時間的に後続する複
    数のペイロードバイトとからなる複数の内部セルを提供
    するステップと、 (e)畳込み順方向誤り訂正符号化を内部セルに適用す
    ることによって、複数の符号化された内部セルを生成す
    るように、内部セルを符号化するステップと、 (f)符号化された内部セルのそれぞれを、ADSLフ
    レームのセルパケットのそれぞれ1つに割り当てるステ
    ップとを含むデータ伝送方法。
  27. 【請求項27】 各内部セルの予約バイトが、2バイト
    からなり、各内部セルのヘッダバイトが、2バイトから
    なり、各内部セルのペイロードバイトが、48バイトか
    らなる請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 符号化された内部セルが、それぞれ5
    9.5バイトからなる請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 各セルパケットにおける符号化された
    内部セルの後に、4つの未使用ビットを埋め込むステッ
    プをさらに含む請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 各セルパケットを、ADSLバンク制
    御ユニット(ABCU)から複数のADSL回線ユニッ
    トに対して、下り方向に伝送することが可能であり、 第1のルーティングタグバイトが、セルパケットが伝送
    される先として、複数のADSL回線ユニットの中から
    選択されたADSL回線ユニット用のカードスロット番
    号を指定する複数のカードスロットビットを含む請求項
    26に記載の方法。
  31. 【請求項31】 第1のルーティングタグバイトが、カ
    ードスロットビットに時間的に先行する予約ビットをさ
    らに含む請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記第1のルーティングタグバイト
    が、予約ビットに時間的に先行するバージョンインジケ
    ータビットをさらに含む請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 ABCUが、ADSL回線ユニット
    に、複数のデータラインおよびクロックラインをそれぞ
    れ含む複数のデータバスを介して接続され、 バージョンインジケータビットが、ただ1つのセルパケ
    ットが、ABCUからADSL回線ユニットへ、すべて
    のデータバスを介して一度に伝送されるか、または、異
    なるセルパケットが、同時にABCUからADSL回線
    ユニットへ、異なるデータバスを介して伝送されるかを
    指示することができる請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 第1のルーティングタグバイトのカー
    ドスロットビットが、6ビットからなり、カードスロッ
    ト番号が、0から63の範囲である請求項30に記載の
    方法。
  35. 【請求項35】 第2のルーティングタグバイトが、前
    記セルパケットが伝送される先として、複数の宛先ポー
    トの中から少なくとも1つの宛先ポートを、選択された
    ADSL回線ユニットに指示する複数のセルタイプビッ
    トを含む請求項30に記載の方法。
  36. 【請求項36】 第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビットを
    さらに含む請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 第2のルーティングタグバイトのセル
    タイプビットが、セルパケット用のユニキャスト宛先と
    して、複数の宛先ポートの中から選択された宛先ポート
    を指示することができる請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 セルパケットを、ユニキャスト宛先
    へ、前記セルタイプビットに基づいて、複数の下り方向
    キューの中から選択された下り方向キューを介して伝送
    するステップをさらに含む請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 セルタイプビットが、さらに、セルパ
    ケットのために、複数のマルチキャストグループの中か
    ら選択されたマルチキャストグループを指示することが
    でき、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポート
    からなる請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 セルパケットを、セルタイプビットに
    基づいて、複数の各下り方向キューを介して、選択され
    たマルチキャストグループの宛先ポートに伝送するステ
    ップをさらに含む請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 セルタイプビットが、少なくとも8つ
    のユニキャスト宛先の中から選択されたユニキャスト宛
    先、または、少なくとも8つのマルチキャストグループ
    の中から選択されたマルチキャストグループを指定する
    ことができる5ビットからなる請求項39に記載の方
    法。
  42. 【請求項42】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄され
    ることを示すアイドルセルインジケータを搬送すること
    ができる請求項35に記載の方法。
  43. 【請求項43】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバス
    データリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝送
    されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジケ
    ータを搬送することができる請求項35に記載の方法。
  44. 【請求項44】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ループ
    バックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニッ
    トからABCUへ伝送されることを示すループバックセ
    ルインジケータを搬送することができる請求項35に記
    載の方法。
  45. 【請求項45】 各セルパケットが、ADSLバンク制
    御ユニット(ABCU)から複数のADSL回線ユニッ
    トに対して、複数のデータラインと、立上りおよび立下
    りエッジを有するクロック信号を搬送するクロックライ
    ンとを含むデータバスを介して、下り方向に伝送される
    複数のデータビットを含み、 クロック信号が、50%デューティサイクルを有し、 データビットが、クロック信号の立上りおよび立下りエ
    ッジで伝送される請求項26に記載の方法。
  46. 【請求項46】 データビットが、クロック信号に対し
    て90°の位相偏移で伝送される請求項45に記載の方
    法。
  47. 【請求項47】 非対称デジタル加入者回線(ADS
    L)バンク制御ユニット(ABCU)から複数のADS
    L回線ユニットに対して、複数のデータラインと、立上
    りおよび立下りエッジを有するクロック信号を搬送する
    クロックラインとを含む少なくとも1つのデータバスを
    介して、データを下り方向に伝送する方法であって、 (a)非対称デジタル加入者回線(ADSL)フレーム
    のフレーム境界を、所定数のSBIタイムスロットから
    なる加入者バスインタフェース(SBI)フレームを使
    用することによって同期化するステップと、 (b)複数のセルパケットを、ADSLフレームに割り
    当てるステップであって、ADSLフレームのセルパケ
    ット数が、SBIフレームのSBIタイムスロット数と
    は異なり、各セルパケットが、複数のデータビットを含
    むステップと、 (c)複数のルーティングタグバイトと、ルーティング
    タグバイトに時間的に後続する複数の予約バイトと、予
    約バイトに時間的に後続する複数のヘッダバイトと、ヘ
    ッダバイトに時間的に後続する複数のペイロードバイト
    とからなる内部セルを提供するステップと(d)符号化
    された内部セルを生成するように、内部セルを符号化す
    るステップと、 (e)符号化された内部セルを、ADSLフレームのセ
    ルパケットの1つに割り当てるステップと、 (f)セルパケットのデータビットを、クロック信号の
    立上りおよび立下りエッジで伝送するステップとを含む
    方法。
  48. 【請求項48】 クロック信号が、50%デューティサ
    イクルを有し、データビットが、クロック信号に対して
    90°の位相偏移で伝送される請求項47に記載の方
    法。
  49. 【請求項49】 SBIフレームが、125μsの時間
    を有し、32個のSBIタイムスロットからなり、AD
    SLフレームが、それぞれ60バイトからなる34個の
    セルパケットを含む請求項47に記載の方法。
  50. 【請求項50】 ADSLフレームのセルパケットの後
    に、8つの未使用バイトを埋め込むステップをさらに含
    む請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 符号化された内部セルが、59.5バ
    イトからなる請求項47に記載の方法。
  52. 【請求項52】 セルパケットにおける符号化された内
    部セルの後に、4つの未使用ビットを埋め込むステップ
    をさらに含む請求項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】 内部セルを符号化するステップが、畳
    込み順方向誤り訂正符号化を内部セルに適用するステッ
    プを含む請求項47に記載の方法。
  54. 【請求項54】 ルーティングタグバイトが、第1のル
    ーティングタグバイトと、第1のルーティングタグバイ
    トに時間的に後続する第2のルーティングタグバイトと
    からなり、 第1のルーティングタグバイトが、前記セルパケットが
    伝送される先として、複数のADSL回線ユニットの中
    から選択されたADSL回線ユニット用のカードスロッ
    ト番号を指定する複数のカードスロットビットを含む請
    求項47に記載の方法。
  55. 【請求項55】 第1のルーティングタグバイトが、予
    約ビットをさらに含む請求項54に記載の方法。
  56. 【請求項56】 第1のルーティングタグバイトが、バ
    ージョンインジケータビットをさらに含む請求項54に
    記載の方法。
  57. 【請求項57】 ABCUが、ADSL回線ユニット
    に、複数のデータラインおよびクロックラインをそれぞ
    れ含む複数のデータバスを介して接続され、 バージョンインジケータビットが、ただ1つのセルパケ
    ットが、ABCUからADSL回線ユニットに対して、
    すべてのデータバスを介して一度に伝送されるか、また
    は、異なるセルパケットが、同時にABCUからADS
    L回線ユニットに対して、異なるデータバスを介して伝
    送されるかを指示することができる請求項56に記載の
    方法。
  58. 【請求項58】 カードスロットビットが、6ビットか
    らなり、カードスロット番号が、0から63の範囲であ
    る請求項54に記載の方法。
  59. 【請求項59】 第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルパケットが伝送される先として、複数の宛先ポートの
    中から少なくとも1つの宛先ポートを、選択されたAD
    SL回線ユニットに指示する複数のセルタイプビットを
    含む請求項54に記載の方法。
  60. 【請求項60】 第2のルーティングタグバイトが、複
    数の予約ビットをさらに含む請求項59に記載の方法。
  61. 【請求項61】 セルタイプビットが、セルパケット用
    のユニキャスト宛先として、複数の宛先ポートの中から
    選択された宛先ポートを指示することができる請求項5
    9に記載の方法。
  62. 【請求項62】 セルパケットを、ユニキャスト宛先
    へ、セルタイプビットに基づいて、複数の下り方向キュ
    ーの中から選択された下り方向キューを介して伝送する
    ステップをさらに含む請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 セルタイプビットが、さらに、セルパ
    ケットのために、複数のマルチキャストグループの中か
    ら選択されたマルチキャストグループを指示することが
    でき、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポート
    からなる請求項61に記載の方法。
  64. 【請求項64】 セルパケットを、セルタイプビットに
    基づいて、複数の各下り方向キューを介して、選択され
    たマルチキャストグループの宛先ポートに伝送するステ
    ップをさらに含む請求項63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 セルタイプビットが、少なくとも8つ
    のユニキャスト宛先の中から選択されたユニキャスト宛
    先、または、少なくとも8つのマルチキャストグループ
    の中から選択されたマルチキャストグループを指定する
    ことができる5ビットからなる請求項63に記載の方
    法。
  66. 【請求項66】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄され
    ることを示すアイドルセルインジケータを搬送すること
    ができる請求項59に記載の方法。
  67. 【請求項67】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが、セルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項59に記載の方
    法。
  68. 【請求項68】 セルタイプビットが、さらに、選択さ
    れたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ループ
    バックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニッ
    トからABCUへ伝送されることを示すループバックセ
    ルインジケータを搬送することができる請求項59に記
    載の方法。
  69. 【請求項69】 非対称デジタル加入者回線(ADS
    L)バンク制御ユニット(ABCU)から複数のADS
    L回線ユニットへ、それぞれ複数のデータラインおよび
    クロックラインを並列に含む複数のデータバスを介し
    て、データを下り方向にルーティングする方法であり、
    各ADSL回線ユニットが、データを複数の宛先ポート
    へ伝送することができ、 (a)少なくとも2つのルーティングタグバイトと、複
    数のヘッダバイトと、複数のペイロードバイトとを含む
    セルパケットを提供するステップと、 (b)セルパケットが伝送される先として、ADSL回
    線ユニットの中から選択されたADSL回線ユニット用
    のカードスロット番号を指示するカードスロットビット
    を、ルーティングタグバイトの1つに割り当てるステッ
    プと、 (c)セルパケットが伝送される先として、複数のユニ
    キャスト宛先ポートの中から選択されたユニキャスト宛
    先ポートを、あるいは、セルパケットが伝送される先と
    して、複数のマルチキャストグループの中から選択され
    たマルチキャストグループを、選択されたADSL回線
    ユニットに指示するセルタイプインジケータを、ルーテ
    ィングタグバイトの別の1つに割り当てるステップとを
    含む方法であって、 各マルチキャストグループが、ユニキャスト宛先ポート
    から選択された複数の宛先ポートからなる方法。
  70. 【請求項70】 ルーティングタグバイトが、第1のル
    ーティングタグバイトおよび第2のルーティングタグバ
    イトからなり、カードスロットビットが、第1のルーテ
    ィングタグバイトに割り当てられ、セルタイプインジケ
    ータが、第2のルーティングタグバイトに割り当てられ
    る請求項69に記載の方法。
  71. 【請求項71】 第1のルーティングタグバイトが、カ
    ードスロットビットに時間的に先行する予約ビットをさ
    らに含む請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルタイプインジケータに時間的に先行する複数の予約ビ
    ットをさらに含む請求項70に記載の方法。
  73. 【請求項73】 バージョンインジケータビットを、第
    1のルーティングタグバイトの1つに割り当てるステッ
    プをさらに含む請求項69に記載の方法。
  74. 【請求項74】 バージョンインジケータビットが、た
    だ1つのセルパケットが、ABCUからADSL回線ユ
    ニットに対して、すべてのデータバスを介して一度に伝
    送されるか、または、異なるセルパケットが、同時にA
    BCUからADSL回線ユニットに対して、異なるデー
    タバスを介して伝送されるかを指示することができる請
    求項73に記載の方法。
  75. 【請求項75】 カードスロットビットが、6ビットか
    らなり、カードスロット番号が、0から63の範囲であ
    る請求項69に記載の方法。
  76. 【請求項76】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがユニ
    キャストセルタイプであることを示したとき、セルパケ
    ットを、選択されたユニキャスト宛先ポートへ、複数の
    下り方向キューの中から選択された下り方向キューを介
    して伝送するステップをさらに含む請求項69に記載の
    方法。
  77. 【請求項77】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがマル
    チキャストセルタイプであることを示したとき、セルパ
    ケットを、選択されたマルチキャストグループの宛先ポ
    ートへ、複数の各下り方向キューを介して伝送するステ
    ップをさらに含む請求項69に記載の方法。
  78. 【請求項78】 セルタイプインジケータが、少なくと
    も8つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユ
    ニキャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマル
    チキャストグループの中から選択されたマルチキャスト
    グループを指定することができる5ビットからなる請求
    項69に記載の方法。
  79. 【請求項79】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットがアイドルセルを含むことを示すことがで
    きる請求項69に記載の方法。
  80. 【請求項80】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがアイ
    ドルセルを含むことを示したとき、セルパケットを廃棄
    するステップをさらに含む請求項71に記載の方法。
  81. 【請求項81】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットが中央処理装置(CPU)セルを含むこと
    を示すことができる請求項69に記載の方法。
  82. 【請求項82】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがCP
    Uセルを含むことを示したとき、セルパケットを、セル
    バスデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して
    伝送するステップをさらに含む請求項81に記載の方
    法。
  83. 【請求項83】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットがループバックセルを含むことを示すこと
    ができる請求項69に記載の方法。
  84. 【請求項84】 ループバックセルが、高速セルバス
    (HSCB)ループバックセルを含む請求項83に記載
    の方法。
  85. 【請求項85】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがルー
    プバックセルを含むことを示したとき、セルパケット
    を、ループバックキューにおいて、選択されたADSL
    回線ユニットからABCUへ伝送するステップをさらに
    含む請求項83に記載の方法。
  86. 【請求項86】 クロックラインが、50%デューティ
    サイクルで、立上りおよび立下りエッジを有するクロッ
    ク信号を搬送することができる請求項69に記載の方
    法。
  87. 【請求項87】 セルパケットが、クロック信号の立上
    りおよび立下りエッジで伝送される複数のデータビット
    を含む請求項86に記載の方法。
  88. 【請求項88】 データビットが、クロック信号に対し
    て90°の位相偏移で伝送される請求項87に記載の方
    法。
  89. 【請求項89】 畳込み順方向誤り訂正符号化を内部セ
    ルに適用することによって、セルパケットを符号化する
    ステップをさらに含む請求項69に記載の方法。
  90. 【請求項90】 データを複数の宛先ポートのうちの少
    なくとも1つに伝送することができる非対称デジタル加
    入者回線(ADSL)回線カードによって、データを下
    り方向にルーティングする方法であって、 (a)第1および第2のルーティングタグバイトと、デ
    ータを搬送する複数のペイロードバイトとを含むセルパ
    ケットを受信するステップであって、第1のルーティン
    グタグバイトが、セルパケットを受信するために、複数
    のADSL回線ユニットの中から選択されたいずれか1
    つのカードスロット番号を指定する複数のカードスロッ
    トビットを含み、第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルパケットが、選択されたADSL回線ユニットから伝
    送される先として、複数のユニキャスト宛先ポートの中
    から選択されたユニキャスト宛先ポートを指定すること
    によって、セルパケットがユニキャストセルタイプであ
    ることを、選択されたADSL回線ユニットに示すか、
    あるいは、セルパケットが、選択されたADSL回線ユ
    ニットから伝送される先として、複数のマルチキャスト
    グループの中から選択されたマルチキャストグループを
    指定することによって、セルパケットがマルチキャスト
    セルタイプであることを、選択されたADSL回線ユニ
    ットに示すセルタイプインジケータを含み、各マルチキ
    ャストグループが、ユニキャスト宛先ポートから選択さ
    れた複数の宛先ポートからなるステップと、 (b)第1のルーティングタグバイトのカードスロット
    ビットによって搬送されたカードスロット番号が、当該
    ADSL回線ユニットを、セルパケットを受信するため
    に選択されたADSL回線ユニットとして識別するかど
    うかを判定するステップと、 (c)セルパケットを、選択されたADSL回線ユニッ
    トから、セルタイプインジケータに応じて、選択された
    ユニキャスト宛先ポートへ、あるいは選択されたマルチ
    キャストグループの宛先ポートへ伝送するステップとを
    含む方法。
  91. 【請求項91】 第1のルーティングタグバイトが、カ
    ードスロットビットに時間的に先行する少なくとも1つ
    の予約ビットをさらに含む請求項90に記載の方法。
  92. 【請求項92】 第2のルーティングタグバイトが、セ
    ルタイプインジケータに時間的に先行する少なくとも1
    つの予約ビットをさらに含む請求項90に記載の方法。
  93. 【請求項93】 カードスロットビットが、6ビットか
    らなり、カードスロット番号が、0から63の範囲であ
    る請求項90に記載の方法。
  94. 【請求項94】 セルタイプインジケータが、少なくと
    も8つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユ
    ニキャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマル
    チキャストグループの中から選択されたマルチキャスト
    グループを指定することができる5ビットからなる請求
    項90に記載の方法。
  95. 【請求項95】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットがアイドルセルを含むことを示すことがで
    きる請求項90に記載の方法。
  96. 【請求項96】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがアイ
    ドルセルを含むことを示したとき、セルパケットを廃棄
    するステップをさらに含む請求項90に記載の方法。
  97. 【請求項97】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットが中央処理装置(CPU)セルを含むこと
    を示すことができる請求項90に記載の方法。
  98. 【請求項98】 セルタイプインジケータによって、選
    択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがCP
    Uセルを含むことを示したとき、セルパケットを、セル
    バスデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して
    伝送するステップをさらに含む請求項97に記載の方
    法。
  99. 【請求項99】 セルタイプインジケータが、さらに、
    セルパケットがループバックセルを含むことを示すこと
    ができる請求項90に記載の方法。
  100. 【請求項100】 ループバックセルが、高速セルバス
    (HSCB)ループバックセルを含む請求項99に記載
    の方法。
  101. 【請求項101】 セルタイプインジケータによって、
    選択されたADSL回線ユニットに、セルパケットがル
    ープバックセルを含むことを示したとき、セルパケット
    を、ループバックキューにおいて、選択されたADSL
    回線ユニットからABCUへ伝送するステップをさらに
    含む請求項99に記載の方法。
  102. 【請求項102】 (a)複数のセルバスを含む非対称
    デジタル加入者回線(ADSL)バンク制御ユニット
    (ABCU)と、 (b)前記セルバスに接続された複数のデータラインの
    組および複数のクロックラインと、 (c)複数の行に配列された複数のADSL回線ユニッ
    トであって、各行のADSL回線ユニットが、前記セル
    バスのそれぞれ1つに、データラインの組のそれぞれ1
    つおよびクロックラインのそれぞれ1つを介して接続さ
    れるADSL回線ユニットを含む通信システムであっ
    て、 データビットが、ADSLフレームの複数のセルパケッ
    トの複数の内部セルの内部で、データラインを介して、
    ABCUからADSL回線ユニットへ伝送され、 クロック信号が、各クロックラインを介して提供され、 ADSLフレームのフレーム境界が、所定数のSBIタ
    イムスロットからなる加入者バスインタフェース(SB
    I)フレームを使用することによって同期化され、前記
    ADSLフレームのセルパケット数が、前記SBIフレ
    ームのSBIタイムスロット数とは異なり、 各内部セルが、複数のルーティングタグバイト、複数の
    ヘッダバイト、および複数のペイロードバイトを含むシ
    ステム。
  103. 【請求項103】 SBIフレームが、125μsの時
    間を有し、32個のSBIタイムスロットからなり、A
    DSLフレームが、それぞれ60バイトからなる34個
    のセルパケットを含む請求項102に記載のシステム。
  104. 【請求項104】 ADSLフレームが、セルパケット
    に時間的に後続する8つの未使用バイトをさらに含む請
    求項103に記載のシステム。
  105. 【請求項105】 セルパケットのそれぞれ1つの内部
    の符号化された伝送用の内部セルを生成するように、各
    内部セルが符号化される請求項102に記載のシステ
    ム。
  106. 【請求項106】 各内部セルが、2つのルーティング
    タグバイトと、ルーティングタグバイトに時間的に後続
    する2つの予約バイトと、予約バイトに時間的に後続す
    る4つのヘッダバイトと、ヘッダバイトに時間的に後続
    する48のペイロードバイトとからなる請求項105に
    記載のシステム。
  107. 【請求項107】 各セルパケットにおける符号化され
    た内部セルが、59.5バイトからなる請求項106に
    記載のシステム。
  108. 【請求項108】 各セルパケットが、符号化された内
    部セルに時間的に後続する4つの未使用ビットをさらに
    含む請求項107に記載のシステム。
  109. 【請求項109】 符号化された内部セルを生成するよ
    うに、畳込み順方向誤り訂正符号化が、内部セルに適用
    される請求項105に記載のシステム。
  110. 【請求項110】 ルーティングタグバイトが、第1の
    ルーティングタグバイトおよび第2のルーティングタグ
    バイトからなり、第1のルーティングタグバイトが、前
    記セルパケットが伝送される先として、複数のADSL
    回線ユニットの中から選択されたADSL回線ユニット
    用のカードスロット番号を指定する複数のカードスロッ
    トビットを含む請求項102に記載のシステム。
  111. 【請求項111】 第1のルーティングタグバイトが、
    予約ビットをさらに含む請求項110に記載のシステ
    ム。
  112. 【請求項112】 第1のルーティングタグバイトが、
    バージョンインジケータビットをさらに含む請求項11
    0に記載のシステム。
  113. 【請求項113】 バージョンインジケータビットが、
    ただ1つのセルパケットが、ABCUからADSL回線
    ユニットへ、すべてのセルバスを介して一度に伝送され
    るか、または、異なるセルパケットが、同時にABCU
    から異なる行のADSL回線ユニットへ、異なるセルバ
    スを介して伝送されるかを指示することができる請求項
    112に記載のシステム。
  114. 【請求項114】 カードスロットビットが、6ビット
    からなり、カードスロット番号が、0から63の範囲で
    ある請求項110に記載のシステム。
  115. 【請求項115】 各ADSL回線ユニットが、複数の
    宛先ポートを含み、第2のルーティングタグバイトが、
    セルパケットが伝送される先として、複数の宛先ポート
    のうちの少なくとも1つを、選択されたADSL回線ユ
    ニットに指示する複数のセルタイプビットを含む請求項
    110に記載のシステム。
  116. 【請求項116】 第2のルーティングタグバイトが、
    セルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビット
    をさらに含む請求項115に記載のシステム。
  117. 【請求項117】 セルタイプビットが、セルパケット
    用のユニキャスト宛先ポートとして、複数の宛先ポート
    の中から選択された宛先ポートを指示することができる
    請求項115に記載のシステム。
  118. 【請求項118】 各ADSL回線ユニットが、セルパ
    ケットを、セルタイプビットに基づいて、ユニキャスト
    宛先ポートに向けて送るルータをさらに含む請求項11
    7に記載のシステム。
  119. 【請求項119】 セルタイプビットが、さらに、セル
    パケットのために、複数のマルチキャストグループの中
    から選択されたマルチキャストグループを指示すること
    ができ、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポー
    トからなり、ルータが、セルパケットを、セルタイプビ
    ットに基づいて選択されたマルチキャストグループの宛
    先ポートに向けて送ることができる請求項118に記載
    のシステム。
  120. 【請求項120】 前記宛先ポートにそれぞれ接続され
    た複数のモデムをさらに含む請求項115に記載のシス
    テム。
  121. 【請求項121】 セルタイプビットが、少なくとも8
    つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユニキ
    ャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマルチキ
    ャストグループの中から選択されたマルチキャストグル
    ープを指定することができる5ビットからなる請求項1
    15に記載のシステム。
  122. 【請求項122】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄さ
    れることを示すアイドルセルインジケータを搬送するこ
    とができる請求項115に記載のシステム。
  123. 【請求項123】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項115に記載のシ
    ステム。
  124. 【請求項124】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがループ
    バックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニッ
    トからABCUへ伝送されることを示すループバックセ
    ルインジケータを搬送することができる請求項115に
    記載のシステム。
  125. 【請求項125】 クロック信号が、立上りおよび立下
    りエッジで50%デューティサイクルを有し、データビ
    ットが、クロック信号の立上りおよび立下りエッジで伝
    送される請求項102に記載のシステム。
  126. 【請求項126】 データビットが、クロック信号に対
    して90°の位相偏移で伝送される請求項125に記載
    のシステム。
  127. 【請求項127】 各セルバスが、高速セルバス(HS
    CB)を含む請求項102に記載のシステム。
  128. 【請求項128】 それぞれがADSL回線ユニットの
    行のそれぞれ1つに接続された複数のセルバスを含む追
    加のABCUをさらに含む請求項102に記載のシステ
    ム。
  129. 【請求項129】 (a)複数のセルバスを含む非対称
    デジタル加入者回線(ADSL)バンク制御ユニット
    (ABCU)と、 (b)前記セルバスに接続された複数のデータラインの
    組および複数のクロックラインと、 (c)各々が複数の宛先ポートを含み、各行において、
    前記セルバスのそれぞれ1つに、データラインの組のそ
    れぞれ1つおよびクロックラインのそれぞれ1つを介し
    て接続される、複数の行に配列された複数のADSL回
    線ユニットとを含む通信システムであって、 データビットが、ADSLフレームの複数のセルパケッ
    トの複数の内部セルの内部で、データラインを介して、
    ABCUからADSL回線ユニットへ伝送され、 クロック信号が、データビット用のタイミング基準を提
    供するように、各クロックラインを介して伝送されて、 ADSLフレームのフレーム境界が、所定数のSBIタ
    イムスロットからなる加入者バスインタフェース(SB
    I)フレームを使用することによって同期化され、AD
    SLフレームのセルパケット数が、SBIフレームのS
    BIタイムスロット数とは異なり、 各内部セルが、第1のルーティングタグバイトと、第2
    のルーティングタグバイトと、ルーティングタグバイト
    に時間的に後続する複数のヘッダバイトと、ヘッダバイ
    トに時間的に後続する複数のペイロードバイトとを含
    み、 第1のルーティングタグバイトが、前記セルパケットが
    伝送される先として、複数のADSL回線ユニットの中
    から選択されたADSL回線ユニット用のカードスロッ
    ト番号を指定する複数のカードスロットビットを含み、 第2のルーティングタグバイトが、前記セルパケットが
    伝送される先として、複数の宛先ポートのうちの少なく
    とも1つを、選択されたADSL回線ユニットに指示す
    る複数のセルタイプビットを含むシステム。
  130. 【請求項130】 SBIフレームが、125μsの時
    間を有し、32個のSBIタイムスロットからなり、A
    DSLフレームが、それぞれ60バイトからなる34個
    のセルパケットを含む請求項129に記載のシステム。
  131. 【請求項131】 ADSLフレームが、セルパケット
    に時間的に後続する8つの未使用バイトをさらに含む請
    求項130に記載のシステム。
  132. 【請求項132】 セルパケットのそれぞれ1つの内部
    にある符号化された伝送用の内部セルを生成するよう
    に、各内部セルが符号化される請求項129に記載のシ
    ステム。
  133. 【請求項133】 符号化された内部セルが、59.5
    バイトからなる請求項132に記載のシステム。
  134. 【請求項134】 各セルパケットが、符号化された内
    部セルに時間的に後続する4つの未使用ビットをさらに
    含む請求項133に記載のシステム。
  135. 【請求項135】 符号化された内部セルを生成するよ
    うに、畳込み順方向誤り訂正符号化が、内部セルに適用
    される請求項132に記載のシステム。
  136. 【請求項136】 第1のルーティングタグバイトが、
    カードスロットビットに時間的に先行する予約ビットを
    さらに含む請求項129に記載のシステム。
  137. 【請求項137】 第1のルーティングタグバイトが、
    バージョンインジケータビットをさらに含む請求項12
    9に記載のシステム。
  138. 【請求項138】 バージョンインジケータビットが、
    ただ1つのセルパケットが、ABCUからADSL回線
    ユニットへ、すべてのセルバスを介して一度に伝送され
    るか、または、異なるセルパケットが、同時にABCU
    から異なる行のADSL回線ユニットへ、異なるセルバ
    スを介して伝送されるかを指示することができる請求項
    137に記載のシステム。
  139. 【請求項139】 カードスロットビットが、6ビット
    からなり、カードスロット番号が、0から63の範囲で
    ある請求項129に記載のシステム。
  140. 【請求項140】 第2のルーティングタグバイトが、
    セルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビット
    をさらに含む請求項129に記載のシステム。
  141. 【請求項141】 各ADSL回線ユニットが、セルパ
    ケットを、前記セルタイプビットに基づいて、複数の宛
    先ポートの中から選択された宛先ポートに向けて送るル
    ータをさらに含む請求項129に記載のシステム。
  142. 【請求項142】 セルタイプビットが、さらに、セル
    パケットのために、複数のマルチキャストグループの中
    から選択されたマルチキャストグループを指示すること
    ができ、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポー
    トからなり、ルータが、セルパケットを、セルタイプビ
    ットに基づいて選択されたマルチキャストグループの宛
    先ポートに向けて送ることができる請求項141に記載
    のシステム。
  143. 【請求項143】 前記宛先ポートにそれぞれ接続され
    た複数のモデムをさらに含む請求項129に記載のシス
    テム。
  144. 【請求項144】 セルタイプビットが、少なくとも8
    つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユニキ
    ャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマルチキ
    ャストグループの中から選択されたマルチキャストグル
    ープを指定することができる5ビットからなる請求項1
    29に記載のシステム。
  145. 【請求項145】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄さ
    れることを示すアイドルセルインジケータを搬送するこ
    とができる請求項129に記載のシステム。
  146. 【請求項146】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項129に記載のシ
    ステム。
  147. 【請求項147】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがループ
    バックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニッ
    トからABCUへ伝送されることを示すループバックセ
    ルインジケータを搬送することができる請求項129に
    記載のシステム。
  148. 【請求項148】 クロック信号が、立上りおよび立下
    りエッジで50%デューティサイクルを有し、データビ
    ットが、クロック信号の立上りおよび立下りエッジで伝
    送される請求項129に記載のシステム。
  149. 【請求項149】 データビットが、クロック信号に対
    して90°の位相偏移で伝送される請求項148に記載
    のシステム。
  150. 【請求項150】 各セルバスが、高速セルバス(HS
    CB)を含む請求項129に記載のシステム。
  151. 【請求項151】 それぞれがADSL回線ユニットの
    行のそれぞれ1つに接続された複数のセルバスを含む追
    加のABCUをさらに含む請求項129に記載のシステ
    ム。
  152. 【請求項152】 (a)複数のセルバスを含む非対称
    デジタル加入者回線(ADSL)バンク制御ユニット
    (ABCU)と、 (b)前記セルバスに接続された複数のデータラインの
    組および複数のクロックラインと、 (c)各行において、前記セルバスのそれぞれ1つに、
    データラインの組のそれぞれ1つおよびクロックライン
    のそれぞれ1つを介して接続される、複数の行に配列さ
    れた複数のADSL回線ユニットとを含む通信システム
    であって、 畳込み順方向誤り訂正符号化されたデータビットが、A
    DSLフレームの複数のセルパケットの内部で、データ
    ラインを介して、ABCUからADSL回線ユニットへ
    伝送され、 クロック信号が、データビット用のタイミング基準を提
    供するように、各クロックラインを介して伝送されて、 ADSLフレームのフレーム境界が、所定数の加入者バ
    スインタフェース(SBI)タイムスロットからなる加
    入者バスインタフェース(SBI)フレームを使用する
    ことによって同期化され、ADSLフレームのセルパケ
    ット数が、SBIフレームのSBIタイムスロット数と
    は異なり、 各セルパケットが、複数のルーティングタグバイトと、
    ルーティングタグバイトに時間的に後続する複数のヘッ
    ダバイトと、ヘッダバイトに時間的に後続する複数のペ
    イロードバイトとを含む内部セルを搬送し、 クロック信号が、立上りおよび立下りエッジを有し、 データビットが、クロック信号の立上りおよび立下りエ
    ッジで、クロック信号に対する位相偏移で伝送されるシ
    ステム。
  153. 【請求項153】 ADSLフレームが、それぞれ60
    バイトからなる34個のセルパケットを含む請求項15
    2に記載のシステム。
  154. 【請求項154】 ADSLフレームが、セルパケット
    に時間的に後続する8つの未使用バイトをさらに含む請
    求項153に記載のシステム。
  155. 【請求項155】 ルーティングタグバイトが、第1の
    ルーティングタグバイトと、第1のルーティングタグバ
    イトに時間的に後続する第2のルーティングタグバイト
    とからなり、第1のルーティングタグバイトが、セルパ
    ケットが伝送される先として、複数のADSL回線ユニ
    ットの中から選択されたADSL回線ユニット用のカー
    ドスロット番号を指定する複数のカードスロットビット
    を含む請求項152に記載のシステム。
  156. 【請求項156】 第1のルーティングタグバイトが、
    カードスロットビットに時間的に先行する予約ビットを
    さらに含む請求項155に記載のシステム。
  157. 【請求項157】 第1のルーティングタグバイトが、
    バージョンインジケータビットをさらに含む請求項15
    5に記載のシステム。
  158. 【請求項158】 バージョンインジケータビットが、
    ただ1つのセルパケットが、ABCUからADSL回線
    ユニットへ、すべてのセルバスを介して一度に伝送され
    るか、または、異なるセルパケットが、同時にABCU
    から異なる行のADSL回線ユニットへ、異なるセルバ
    スを介して伝送されるかを指示することができる請求項
    157に記載のシステム。
  159. 【請求項159】 カードスロットビットが、6ビット
    からなり、カードスロット番号が、0から63の範囲で
    ある請求項155に記載のシステム。
  160. 【請求項160】 各ADSL回線ユニットが、複数の
    宛先ポートを含み、第2のルーティングタグバイトが、
    セルパケットが伝送される先として、宛先ポートのうち
    の少なくとも1つを、選択されたADSL回線ユニット
    に指示する複数のセルタイプビットを含む請求項155
    に記載のシステム。
  161. 【請求項161】 第2のルーティングタグバイトが、
    セルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビット
    をさらに含む請求項160に記載のシステム。
  162. 【請求項162】 セルタイプビットが、セルパケット
    用のユニキャスト宛先ポートとして、複数の宛先ポート
    の中から選択された宛先ポートを指示することができる
    請求項160に記載のシステム。
  163. 【請求項163】 各ADSL回線ユニットが、セルパ
    ケットを、セルタイプビットに基づいて、ユニキャスト
    宛先ポートに向けて送るルータをさらに含む請求項16
    2に記載のシステム。
  164. 【請求項164】 セルタイプビットが、さらに、セル
    パケットのために、複数のマルチキャストグループの中
    から選択されたマルチキャストグループを指示すること
    ができ、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポー
    トからなり、 ルータが、セルパケットを、セルタイプビットに基づい
    て、選択されたマルチキャストグループの宛先ポートに
    向けて送ることができる請求項163に記載のシステ
    ム。
  165. 【請求項165】 セルタイプビットが、少なくとも8
    つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユニキ
    ャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマルチキ
    ャストグループの中から選択されたマルチキャストグル
    ープを指定することができる5ビットからなる請求項1
    64に記載のシステム。
  166. 【請求項166】 前記宛先ポートにそれぞれ接続され
    た複数のモデムをさらに含む請求項160に記載のシス
    テム。
  167. 【請求項167】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄さ
    れることを示すアイドルセルインジケータを搬送するこ
    とができる請求項160に記載のシステム。
  168. 【請求項168】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項160に記載のシ
    ステム。
  169. 【請求項169】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ルー
    プバックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニ
    ットからABCUへ伝送されることを示すループバック
    セルインジケータを搬送することができる請求項160
    に記載のシステム。
  170. 【請求項170】 データビットが、クロック信号に対
    して90°で位相偏移される請求項152に記載のシス
    テム。
  171. 【請求項171】 各セルバスが、高速セルバス(HS
    CB)を含む請求項152に記載のシステム。
  172. 【請求項172】 それぞれがADSL回線ユニットの
    行のそれぞれ1つに接続された複数のセルバスを含む追
    加のABCUをさらに含む請求項152に記載のシステ
    ム。
  173. 【請求項173】 (a)複数のセルバスを含む非対称
    デジタル加入者回線(ADSL)バンク制御ユニット
    (ABCU)と、 (b)前記セルバスに接続された複数のデータラインの
    組および複数のクロックラインと、 (c)各行において、セルバスのそれぞれ1つに、デー
    タラインの組のそれぞれ1つおよびクロックラインのそ
    れぞれ1つを介して接続される、複数の行に配列された
    複数のADSL回線ユニットとを含む通信システムであ
    って、 データビットが、ADSLフレームの複数のセルパケッ
    トの内部で、データラインを介して、ABCUからAD
    SL回線ユニットへ伝送され、 クロック信号が、データビット用のタイミング基準を提
    供するように、各クロックラインを介して伝送されて、 ADSLフレームのフレーム境界が、所定数のSBIタ
    イムスロットからなる加入者バスインタフェース(SB
    I)フレームを使用することによって同期化され、AD
    SLフレームのセルパケット数が、SBIフレームのS
    BIタイムスロット数とは異なり、 各セルパケットが、第1のルーティングタグバイト、第
    2のルーティングタグバイト、複数のヘッダバイト、お
    よび複数のペイロードバイトを含む内部セルを搬送し、 第1のルーティングタグバイトが、ただ1つのセルパケ
    ットが、ABCUからADSL回線ユニットへ、すべて
    のセルバスを介して一度に伝送されるか、または、異な
    るセルパケットが、同時にABCUから異なる行のAD
    SL回線ユニットへ、異なるセルバスを介して伝送され
    るかを指示することができるバージョンインジケータビ
    ットを含むシステム。
  174. 【請求項174】 SBIフレームが、32個のSBI
    タイムスロットからなり、ADSLフレームが、それぞ
    れ60バイトからなる34個のセルパケットを含む請求
    項173に記載のシステム。
  175. 【請求項175】 ADSLフレームが、セルパケット
    に時間的に後続する8つの未使用バイトをさらに含む請
    求項174に記載のシステム。
  176. 【請求項176】 セルパケットの内部にある符号化さ
    れた伝送用の内部セルを生成するように、内部セルが符
    号化される請求項173に記載のシステム。
  177. 【請求項177】 符号化された内部セルを生成するよ
    うに、畳込み順方向誤り訂正符号化が、内部セルに適用
    される請求項176に記載のシステム。
  178. 【請求項178】 第1のルーティングタグバイトが、
    セルパケットが伝送される先として、複数のADSL回
    線ユニットの中から選択されたADSL回線ユニット用
    のカードスロット番号を指定する複数のカードスロット
    ビットをさらに含む請求項173に記載のシステム。
  179. 【請求項179】 第1のルーティングタグバイトが、
    カードスロットビットに時間的に先行する予約ビットを
    さらに含む請求項178に記載のシステム。
  180. 【請求項180】 カードスロットビットが、6ビット
    からなり、カードスロット番号が、0から63の範囲で
    ある請求項178に記載のシステム。
  181. 【請求項181】 各ADSL回線ユニットが、複数の
    宛先ポートを含み、 第2のルーティングタグバイトが、セルパケットが伝送
    される先として、複数の宛先ポートのうちの少なくとも
    1つを、選択されたADSL回線ユニットに指示する複
    数のセルタイプビットを含む請求項178に記載のシス
    テム。
  182. 【請求項182】 第2のルーティングタグバイトが、
    セルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビット
    をさらに含む請求項181に記載のシステム。
  183. 【請求項183】 セルタイプビットが、セルパケット
    用のユニキャスト宛先ポートとして、複数の宛先ポート
    の中から選択された宛先ポートを指示することができる
    請求項181に記載のシステム。
  184. 【請求項184】 各ADSL回線ユニットが、セルパ
    ケットを、セルタイプビットに基づいて、ユニキャスト
    宛先ポートに向けて送るルータをさらに含む請求項18
    3に記載のシステム。
  185. 【請求項185】 セルタイプビットが、さらに、セル
    パケットのために、複数のマルチキャストグループの中
    から選択されたマルチキャストグループを指示すること
    ができ、各マルチキャストグループが、複数の宛先ポー
    トからなり、 ルータが、セルパケットを、セルタイプビットに基づい
    て、選択されたマルチキャストグループの宛先ポートに
    向けて送ることができる請求項184に記載のシステ
    ム。
  186. 【請求項186】 セルタイプビットが、少なくとも8
    つのユニキャスト宛先ポートの中から選択されたユニキ
    ャスト宛先ポート、または、少なくとも8つのマルチキ
    ャストグループの中から選択されたマルチキャストグル
    ープを指定することができる5ビットからなる請求項1
    81に記載のシステム。
  187. 【請求項187】 前記宛先ポートにそれぞれ接続され
    た複数のモデムをさらに含む請求項181に記載のシス
    テム。
  188. 【請求項188】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄さ
    れることを示すアイドルセルインジケータを搬送するこ
    とができる請求項181に記載のシステム。
  189. 【請求項189】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項181に記載のシ
    ステム。
  190. 【請求項190】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ルー
    プバックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニ
    ットからABCUへ伝送されることを示すループバック
    セルインジケータを搬送することができる請求項181
    に記載のシステム。
  191. 【請求項191】 クロック信号が、立上りおよび立下
    りエッジで50%デューティサイクルを有し、データビ
    ットが、クロック信号の立上りおよび立下りエッジで伝
    送される請求項173に記載のシステム。
  192. 【請求項192】 データビットが、クロック信号に対
    して90°の位相偏移で伝送される請求項191に記載
    のシステム。
  193. 【請求項193】 各セルバスが、高速セルバス(HS
    CB)を含む請求項173に記載のシステム。
  194. 【請求項194】 それぞれがADSL回線ユニットの
    行のそれぞれ1つに接続された複数のセルバスを含む追
    加のABCUをさらに含む請求項173に記載のシステ
    ム。
  195. 【請求項195】 (a)複数のセルバスを含む非対称
    デジタル加入者回線(ADSL)バンク制御ユニット
    (ABCU)と、 (b)前記セルバスに接続された複数のデータラインの
    組および複数のクロックラインと、 (c)各行において、セルバスのそれぞれ1つに、デー
    タラインの組のそれぞれ1つおよびクロックラインのそ
    れぞれ1つを介して接続される、複数の行に配列された
    複数のADSL回線ユニットとを含む通信システムであ
    って、 前記各ADSL回線ユニットが、 (i)複数の宛先ポートと、 (ii)前記宛先ポートに接続されたルータとを含み、 データビットが、ADSLフレームの複数のセルパケッ
    トの内部で、データラインを介して、ABCUからAD
    SL回線ユニットへ伝送され、 クロック信号が、データビット用のタイミング基準を提
    供するように、各クロックラインを介して伝送されて、 ADSLフレームのフレーム境界が、所定数のSBIタ
    イムスロットからなる加入者バスインタフェース(SB
    I)フレームを使用することによって同期化され、AD
    SLフレームのセルパケット数が、SBIフレームのS
    BIタイムスロット数とは異なり、 各セルパケットが、第1のルーティングタグバイトと、
    第2のルーティングタグバイトと、ルーティングタグバ
    イトに時間的に後続する複数のヘッダバイトと、ヘッダ
    バイトに時間的に後続する複数のペイロードバイトとを
    含む内部セルを搬送し、 第1のルーティングタグバイトが、セルパケットをAB
    CUから受信するように、複数のADSL回線ユニット
    の中から選択されたADSL回線ユニット用のカードス
    ロット番号を指定する複数のカードスロットビットを含
    み、 第2のルーティングタグバイトが、セルパケットを、ユ
    ニキャスト宛先として、複数の宛先ポートの中から選択
    された宛先ポートへ、または、マルチキャストグループ
    の複数の宛先ポートへ伝送するように、選択されたAD
    SL回線ユニットのルータに指示する複数のセルタイプ
    ビットを含むシステム。
  196. 【請求項196】 第1のルーティングタグバイトが、
    カードスロットビットに時間的に先行する予約ビットを
    さらに含む請求項195に記載のシステム。
  197. 【請求項197】 第1のルーティングタグバイトが、
    バージョンインジケータビットをさらに含む請求項19
    5に記載のシステム。
  198. 【請求項198】 バージョンインジケータビットが、
    ただ1つのセルパケットが、ABCUからADSL回線
    ユニットへ、すべてのセルバスを介して一度に伝送され
    るか、または、異なるセルパケットが、同時にABCU
    から異なる行のADSL回線ユニットへ、異なるセルバ
    スを介して伝送されるかを指示することができる請求項
    197に記載のシステム。
  199. 【請求項199】 カードスロットビットが、6ビット
    からなり、カードスロット番号が、0から63の範囲で
    ある請求項195に記載のシステム。
  200. 【請求項200】 第2のルーティングタグバイトが、
    セルタイプビットに時間的に先行する複数の予約ビット
    をさらに含む請求項195に記載のシステム。
  201. 【請求項201】 前記宛先ポートにそれぞれ接続され
    た複数のモデムをさらに含む請求項195に記載のシス
    テム。
  202. 【請求項202】 セルタイプビットが、少なくとも8
    つのユニキャスト宛先の中から選択されたユニキャスト
    宛先、または、少なくとも8つのマルチキャストグルー
    プの中から選択されたマルチキャストグループを指定す
    ることができる5ビットからなる請求項195に記載の
    システム。
  203. 【請求項203】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが廃棄さ
    れることを示すアイドルセルインジケータを搬送するこ
    とができる請求項195に記載のシステム。
  204. 【請求項204】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットがセルバ
    スデータリンク(CBDL)下り方向キューを介して伝
    送されることを示す中央処理装置(CPU)セルインジ
    ケータを搬送することができる請求項195に記載のシ
    ステム。
  205. 【請求項205】 セルタイプビットが、さらに、選択
    されたADSL回線ユニットに、セルパケットが、ルー
    プバックキューにおいて、選択されたADSL回線ユニ
    ットからABCUへ伝送されることを示すループバック
    セルインジケータを搬送することができる請求項195
    に記載のシステム。
  206. 【請求項206】 クロック信号が、立上りおよび立下
    りエッジで50%デューティサイクルを有し、データビ
    ットが、クロック信号の立上りおよび立下りエッジで伝
    送される請求項195に記載のシステム。
  207. 【請求項207】 データビットが、クロック信号に対
    して90°の位相偏移で伝送される請求項206に記載
    のシステム。
  208. 【請求項208】 各セルバスが、高速セルバス(HS
    CB)を含む請求項195に記載のシステム。
  209. 【請求項209】 それぞれがADSL回線ユニットの
    行のそれぞれ1つに接続された複数のセルバスを含む追
    加のABCUをさらに含む請求項195に記載のシステ
    ム。
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