JP2001112675A - 掃除機 - Google Patents

掃除機

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JP2001112675A
JP2001112675A JP29204999A JP29204999A JP2001112675A JP 2001112675 A JP2001112675 A JP 2001112675A JP 29204999 A JP29204999 A JP 29204999A JP 29204999 A JP29204999 A JP 29204999A JP 2001112675 A JP2001112675 A JP 2001112675A
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Japan
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air
cleaned
outlet
suction
vacuum cleaner
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JP29204999A
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English (en)
Inventor
Yasushi Niwatsukino
恭 庭月野
Takeshi Yoshida
剛 吉田
Seiji Urano
誠二 浦野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出しを備えた吸引掃除機において、吹付け
た空気が吸込ノズル外に漏れるのを防止することを目的
とする。 【解決手段】 送風機4aに接続されるとともに、被掃
除面Xを覆うことにより塵埃を吸引するための吸込室2
0aが形成される吸込ノズル2aと、吸込室20a内に空
気を噴出するための空気吹付け装置6と、吸込ノズルで
吸引した塵埃を捕集する捕集部5とを備えた掃除機であ
って、吸込室20aには、被掃除面Xに向けて空気を噴
出する第1吹出口23と、前記吸込室20aの周縁に設
けられ被掃除面Xに沿って内部に空気を噴出する第2吹
出口24が設けられた掃除機であり、第2吹出口24か
ら被掃除面Xに沿って内部に空気を吹出すようになって
いるので、塵埃を浮かすため第1吹出口23から被掃除
面Xに向けて吹付けた空気が吸込ノズル外に漏れるのを
防止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル内に吸込口
のほか空気の吹出口を備え、被掃除面に空気を吹付けて
浮遊した塵埃を吸引する掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における吹出しを備えた吸引掃除機
は、たとえば実開昭63−18946号公報および特開
平11−9507号公報に記載されているようなものが
知られている。
【0003】ここで、実開昭63−18946号公報に
記載の吸引掃除機は、図8に示すように、ファン等の吸
込手段(図示しない)に接続され、塵埃を吸込むための
吸引口102および吸込室103が形成された吸込ノズ
ル101と、先端側が該吸込ノズル101の吸込室10
3内に貫通するとともに吹出口114を形成し、後端側
が吸込ノズル101の上面側に開口した空気導入管11
3と、空気導入管113の後端側から外気を取込むため
のファン115とで構成されている。
【0004】そして、ファン115を駆動すると、空気
導入管113内に外気が取込まれ、該外気は吹出口11
4から被掃除面に向けて吹付けられ、その吹付け空気に
より被掃除面上の塵埃は浮き上がり、吸引口102から
吸引されるようになっていた。
【0005】特開平11−9507号公報に記載の吸引
掃除機は、図9に示すように、吸引掃除機本体201に
は、下部に吸込部202が取付けられ、上部にハンドル
203が突設されれている。また、吸引掃除機本体20
1内には、電動送風機204と、集塵部としての集塵フ
ィルター205とが内蔵されており、該電動送風機20
4によって吸込部202内の空気を吸込部202の後部
に形成された吸入口206から吸入し、その空気に含ま
れる塵を前記集塵フィルター205で捕集するようにな
っている。電動送風機204の先方から吸込部202の
前部にかけて空気の還流路207が形成されており、当
該還流路207の先端は吸込部202の前端部において
吸込部202内に開口し、吹出口208を形成してい
る。この吹出口208は、被掃除面に対する角度αが3
0〜45°をなすように、斜め後下方に向かって開口し
ている。
【0006】そして、電動送風機204により吸込部2
02内の空気が吸入口6から吸入され、集塵フィルター
205で塵を除去された後、電動送風機204を通過し
て還流路207に送られ、吹出口208から吸込部20
2内に噴出されて、再度電動送風機204によって吸入
口206から吸入される。このとき、吹出口208から
噴出する空気は、被掃除面に対して30〜45°の角度
で後下方に向かって放出されるので、絨毯などの毛脚の
内部に吹き込まれて、塵を下から押して表面に浮き上が
らせ、吸入口206に運んで吸入させるようになってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の吹出しを備えた吸引掃除機では、その吹付け空
気流によって被掃除面から塵埃を浮き上がらせることが
できるので、絨毯など塵埃が埋もれ易い被掃除面に対し
ては非常に有利であるが、被掃除面に衝突した空気流に
よって乱流が発生し、それに伴い被掃除面と吸込室の底
部との間の隙間から吹付けた空気の一部が外部に向かっ
て漏れ易いため、木で板張りされた床面や畳などの平坦
度が高い被掃除面にあっては、吸込室の動きに従い軽い
塵埃が前記外部に漏れる空気流によって吹飛ばされてし
まい、その吸込みが難しいという課題があった。
【0008】このような課題を解決するために、吸込室
底の周縁部にブラシ毛を取付けたり、弾性変形が容易な
ゴム製のリップを取付けることが、特開昭61−282
1号公報で提案され、吸込室底の前側又は後側に被掃除
面と接して回転可能なシールローラを取付けることが、
特開平11−216084号公報で提案されている。
【0009】しかし、特開昭61−2821号公報に記
載の構造では、前記隙間から外に向って吹出す空気を止
めることはできるが、この逆に、吸込室を被掃除面に沿
って動かすに際に、前記ブラシ毛やリップ等の防風手段
が被掃除面上の塵埃を押し動かしてしまうから、被掃除
面上の塵埃を容易に吸込んで掃除することが難しいとい
う課題があった。
【0010】また、特開平11−216084号公報に
記載の構造では、シールローラに塵埃の一部が乗り上げ
たり、シールローラの回転方向とは違う方向に吸込室を
動かす際にシールローラがスリップして被掃除面上の塵
埃を押し動かしてしまうから、被掃除面上の塵埃を容易
に吸込んで掃除することが難しいという課題があった。
【0011】さらに、このような掃除機の吸込室にあっ
ては、吸込室を被掃除面から離したとき、被掃除面に向
けて空気を吹付けているので、被掃除面の塵埃をまき散
らしてしまうという課題もあった。
【0012】このような課題を解決するものとして特開
平11−187997号公報では、吹出口近傍を除いた
縁部にリップを取付け、同時に排気を被掃除面に沿って
吸込室の内側に吹出すということを提案している。
【0013】しかし、特開平11−187997号公報
に記載の構造では、吹出した空気が吸引室から外に漏れ
ることは防止できるが、被掃除面に向けて空気を吹出し
ていないから、絨毯など塵埃が埋もれ易い被掃除面に対
しては塵埃を十分浮き上がらせることができないため、
被掃除面上の塵埃を容易に吸込んで掃除することが難し
いという課題があった。
【0014】そこで、本発明は、どのような被掃除面に
対しても塵埃の吸込性能を向上させることができる吸引
掃除機を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、吸込ノズルを被掃除面か
ら離した際に塵埃をまき散らすことのない掃除機を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に発明の掃除機は、空気とともに塵埃を吸引する送風機
と、前記送風機に接続されるとともに、被掃除面を覆う
ことにより塵埃を吸引するための吸込室が形成される吸
込ノズルと、前記吸込室内に空気を噴出するための空気
吹付け装置と、前記吸込ノズルで吸引した塵埃を捕集す
る捕集部とを備えた掃除機であって、前記吸込室には、
前記被掃除面に向けて空気を吹付けることができる第1
吹出口と、前記吸込室の周縁に設けられ前記被掃除面に
沿って空気を噴出する第2吹出口が設けられ、前記空気
吹付け装置からの空気を前記第1吹出口と前記第2吹出
口から噴出させることを特徴とする。
【0017】これにより、第2吹出口から被掃除面に沿
って内部に空気を吹出すようになっているので、塵埃を
浮かすため第1吹出口から被掃除面に向けて吹付けた空
気が吸込ノズル外に漏れるのを防止することが可能にな
る。
【0018】また、本発明の掃除機は、第1吹出口から
噴出する第1空気風量と前記第2吹出口から噴出する第
2空気風量との比率を調節する風量調節手段が設けら
れ、風量調節手段が、前記比率を調整することにより吸
込ノズル下面が被掃除面と密着すると第1空気風量を増
加させ、吸込ノズル下面が被掃除面から離れると第1空
気風量を減少させるような構成としたものである。
【0019】これにより、吸込ノズル下面が被掃除面か
ら離れると塵埃を浮かすため第1吹出口から被掃除面に
向けて吹付けた空気の風量を減少させるようになってい
るので、吸込ノズルを被掃除面から離した際に塵埃をま
き散らすのを防止することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、空気とともに塵埃を吸引する送風機と、前記送風機
に接続されるとともに、被掃除面を覆うことにより塵埃
を吸引するための吸込室が形成される吸込ノズルと、前
記吸込室内に空気を噴出するための空気吹付け装置と、
前記吸込ノズルで吸引した塵埃を捕集する捕集部とを備
えた掃除機であって、前記吸込室には、前記被掃除面に
向けて空気を吹付けることができる第1吹出口と、前記
吸込室の周縁に設けられ前記被掃除面に沿って空気を噴
出する第2吹出口が設けられ、前記空気吹付け装置から
の空気を前記第1吹出口と前記第2吹出口から噴出させ
ることを特徴とする掃除機であるから、第2吹出口から
被掃除面に沿って内部に向けて空気を吹出すことがで
き、これによって、塵埃を浮かすため第1吹出口から被
掃除面に向けて吹付けた空気が吸込ノズル外に漏れるの
を防止することが可能になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項2に記載の発明は、前記第
2吹出口が吸込ノズルの走行方向前方側の周縁に設けら
れたことを特徴とする請求項1記載の掃除機であるか
ら、吸込ノズルの走行方向前方側から被掃除面に沿って
内部に空気を吹出すことができ、壁際まで塵埃を吸引す
ることが可能になるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項3に記載の発明は、前記第
2吹出口近傍を除いた前記吸込室周縁に被掃除面と前記
吸込室との隙間を遮るシール部材を設けたことを特徴と
する請求項1または2に記載の掃除機であるから、被掃
除面と吸込室との隙間からの空気の漏れをシール部材が
遮り、これによって、塵埃を浮かすために第1吹出口か
ら被掃除面に向けて吹付けた空気が吸込ノズル外に漏れ
るのを確実に防止することが可能になるという作用を有
する。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、前記吸
込室には、前記第1吹出口が設けられ空気の吹付けとと
もに浮遊した塵埃と空気の吸引を行える第1吸込室と、
塵埃とともに空気の吸引を行うことができる第2吸込室
が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の掃除機であるから、第1吸込室と、空気を吹付
けるとともに吸引を行う第2吸込室の両者で塵埃の吸引
を行うことができ、吸込性能を更に向上させることが可
能になるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項5に記載の発明は、前記第
1吹出口から噴出する第1空気風量と前記第2吹出口か
ら噴出する第2空気風量との比率を調節する風量調節手
段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載の掃除機であるから、第1吹出口と第2吹出口
の風量を調節できるので、どのような被掃除面に対して
も塵埃の吸込性能を向上することが可能になるいう作用
を有する。
【0025】本発明の請求項6に記載の発明は、前記風
量調節手段が、前記比率を調整することにより吸込ノズ
ル下面が被掃除面と密着すると前記第1空気風量を増加
させ、吸込ノズル下面が被掃除面から離れると前記第1
空気風量を減少させることを特徴とする請求項5に記載
の掃除機であるから、吸込ノズル下面が被掃除面から離
れると、塵埃を浮かすために第1吹出口から被掃除面に
向けて吹付けた空気の風量を減少させるようになってい
るので、吸込ノズルを被掃除面から離した際に塵埃をま
き散らすのを防止することが可能になるという作用を有
する。
【0026】本発明の請求項7に記載の発明は、前記風
量調節手段が、前記空気吹付け装置と前記第1吹出口と
の間に設けられた第1調整弁であり、被掃除面との接触
によって上下動する掃除面フォロアと連動して開閉され
ることを特徴とする請求項6に記載の掃除機であるか
ら、第1調整弁と掃除面フォロアとで風量比率を調整で
きるので、調整を行うための複雑な制御装置は不要とな
り、低コスト化、小型化を図ることが可能になるという
作用を有する。
【0027】本発明の請求項8に記載の発明は、前記風
量調節手段が、前記空気吹付け装置と前記第2吹出口と
の間に設けられた第2調整弁であり、被掃除面との接触
によって上下動する掃除面フォロアと連動して開閉され
ることを特徴とする請求項6に記載の掃除機であるか
ら、第2調整弁と掃除面フォロアとで風量比率を調整で
きるので、調整を行うための複雑な制御装置は不要とな
り、低コスト化、小型化を図ることが可能になるという
作用を有する。
【0028】本発明の請求項9に記載の発明は、前記掃
除面フォロアとして前記シール部材を用いて接触の検出
を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の掃除
機であるから、掃除面フォロアをシール部材と共用で
き、さらに低コスト化、小型化を図ることが可能になる
という作用を有する。
【0029】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
掃除面フォロアとして前記吸込ノズルの下部に設けられ
た走行車輪を用いて接触の検出を行うことを特徴とする
請求項7または8に記載の掃除機であるから、掃除面フ
ォロアを走行車輪と共用でき、さらに低コスト化、小型
化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
空気吹付け装置と前記送風機とが同一の送風機から構成
され、吸引した空気を第1吹出口と第2吹出口から噴出
させることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記
載の掃除機であるから、空気吹付け装置を送風機と共用
でき、さらに低コスト化、小型化を図ることが可能にな
るという作用を有する。
【0031】本発明の請求項12に記載の発明は、前記
送風機が容積型送風機であることを特徴とする請求項1
〜11のいすれかに記載の掃除機であるから、容積型送
風機により吹出し圧力を高めて塵埃を十分浮き上がらせ
ることができ、被掃除面上の塵埃の吸込性能を更に向上
することが可能になるいう作用を有する。
【0032】本発明の請求項13に記載の発明は、前記
送風機によって吸引された空気を第1吹出口と第2吹出
口にすべて循環する循環路が設けられたことを特徴とす
る請求項1〜12のいすれかに記載の掃除機であるか
ら、外部への排気がなくなるので衛生的な掃除が可能に
なるという作用を有するとともに、排気を吹出し空気に
利用するので省エネルギー化が可能になるという作用を
有する。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0034】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における掃除機の全体構成図を示す断面図、図2は
図1の掃除機の吸込ノズルの詳細断面図、図3は図1の
掃除機の吸込ノズルの斜視図である。
【0035】図1に示すように、1aは掃除機本体、2a
は被掃除面を覆うことにより塵埃を吸引する吸込ノズル
であり、掃除機本体1aに接続管3を介して接続されて
いる。掃除機本体1a内には送風機4aと、集塵フィルタ
ー等の捕集部5、空気吹付け装置6とが内蔵されてお
り、送風機4aによって吸込ノズル2a内の空気を塵埃と
ともに吸引し、塵埃を捕集部5で捕集するようになって
いる。吸引ノズル2aには、図2、3に示すように、被
掃除面Xを覆うことにより塵埃を吸引するための吸込室
20aが形成されており、吸引ノズル2aの被掃除面X上
での走行を安定にするための走行車輪21が吸込室20
aの前後に一対づつ設けられている。吸込室20a内に
は、空気とともに塵埃を吸引する吸込口22と、被掃除
面Xに向けて空気を噴出する第1吹出口23と、被掃除
面Xに沿ってほぼ平行に内部に空気を噴出する第2吹出
口24が設けられている。第1吹出口23は被掃除面X
へ所定の角度で空気を吹出すように設けられており、吸
込ノズル2aの長手方向に横断的に延びた吹出口が設け
られることが好ましい。また、第1吹出口23の空気を
吹出す角度は、回動可能な管継手を用いるなどして被掃
除面Xの種類や使用者の用途に応じて変更可能なように
しても良い。第2吹出口24は吸込室20aの走行方向
前側の周縁に設けられており、第2吹出口24近傍を除
いた吸込室20aの周縁には被掃除面Xと吸込室20aと
の隙間を通過する空気流を遮るシール部材25が設けら
れている。ここで、シール部材25は、ブラシまたはゴ
ム等の弾性体で構成することが望ましい。31は送風機
4と吸込口22を接続する吸込用接続管、32は空気吹
付け装置6と第1吹出口23および第2吹出口24とを
接続する吹出用接続管である。ここで、空気吹付け装置
6により吸込室20a内に噴出される空気風量は、送風
機4aにより吸込室20a内から吸引される空気風量と同
じか、若しくは少なく設定している。
【0036】次に本実施の形態における掃除機の動作に
ついて説明する。空気吹付け装置6および送風機4aを
同時に作動させると、空気吹付け装置6の動作により第
1吹出口23から被掃除面Xに向けて空気が噴出され、
その吹付けられた空気流によって被掃除面X上の塵埃が
浮き上がる。そして、浮き上がった塵埃は、空気吹付け
装置6の動作により第2吹出口24から被掃除面Xに沿
って吸込室21内に噴出された空気流および送風機4a
による吸引空気流によって吸込口22から空気とともに
吸込用接続管31を通って掃除機本体1a内の捕集部5
に導かれ、ここに捕集される。ここで、空気吹付け装置
6により吸込室20a内に噴出された空気は、第2吹出
口24から被掃除面Xに沿って吸込室20a内に噴出さ
れた空気流および第2吹出口24近傍を除いた吸込室2
0aの周縁に設けたシール部材25により、被掃除面X
と吸込室20aとの隙間から漏れ出るの妨げられる。
【0037】以上説明したように本、本実施の形態1に
よれば、第2吹出口24から被掃除面Xに沿って内部に
空気を吹出すようになっているので、塵埃を浮かすため
第1吹出口23から被掃除面に向けて吹付けた空気が吸
込ノズル外に漏れるのを防止することが可能になる。
【0038】また、吸込ノズル2aの走行方向前方側か
ら被掃除面に沿って内部に空気を吹出すようになってい
るので、壁際まで塵埃を吸引することが可能になる。
【0039】さらに、第2吹出口24の近傍を除いた吸
込室20a周縁に被掃除面Xと吸込室20aとの隙間から
の空気の漏れをシール部材25が遮るので、塵埃を浮か
すため第1吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付けた
空気が吸込ノズル2a外に漏れるのを確実に防止するこ
とが可能になる。
【0040】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における掃除機の全体構成を示す断面図、図5は図
4の掃除機の吸込ノズルの詳細断面図である。
【0041】図4に示すように、1bは掃除機本体、2b
は被掃除面を覆うことにより塵埃を吸引する吸込ノズル
であり、掃除機本体1bに接続管3を介して接続されて
いる。掃除機本体1b内には送風機4bと、捕集部5とが
内蔵されており、送風機4bによって吸込ノズル2b内へ
空気を噴出し、浮き上がった塵埃を空気をとともに吸引
し、塵埃を捕集部5で捕集するようになっている。吸引
ノズル2aには、図5に示すように、被掃除面Xを覆う
ことにより塵埃を吸引するための吸込室20bが形成さ
れており、吸引ノズル2bの被掃除面X上での走行を安
定にするための走行車輪21が吸込室20bの前後に一
対づつ設けられている。吸込室20bには、送風機4bに
よって空気とともに塵埃の吸引を行う第2吸込室26
と、送風機4bによって空気を吹付けるとともに空気と
塵埃の吸引を行う第1吸込室27とが設けられており、
この第2吸込室26と第1吸込室27は吸込ノズル2b
内で互いに隣接し、ともに吸込口22に連通している。
好ましくは吸込ノズル2bの通常走行方向に対して第2
吸込室26が第1吸込室27の前方に配置されると良
く、また、吸込ノズル2bで被掃除面Xを覆ったとき
に、第2吸込室26が第1吸込室27とを区画する内壁
28と被掃除面Xとの間に所定の間隙を設けると吸込性
能が向上する。また、第1吸込室27内には、被掃除面
Xに向けて空気を噴出する第1吹出口23が、第2吸込
室26内には被掃除面Xに沿って内部に空気を噴出する
第2吹出口24が設けられている。第1吹出口23は被
掃除面Xへ所定の角度で空気を吹出すように設けられて
おり、吸込ノズル2bの長手方向に長く延びた吹出口に
形成されることが好ましい。また、第1吹出口23の空
気を吹出す角度は、被掃除面Xの種類や使用者の用途に
応じて管継手などを用い変更可能なようにしても良い。
第2吹出口24は吸込室20bの走行方向前側の周縁に
設けられており、第2吹出口24近傍を除いた吸込室2
0bの周縁には被掃除面Xと吸込室20bとの隙間を通過
する空気流を遮るシール部材25が設けられている。こ
こで、シール部材25は、ブラシまたはゴム等の弾性体
で構成することが望ましい。31は送風機4bの吸入側
と吸込口22を接続する吸込用接続管、32は送風機4
bの吐出側と第1吹出口23および第2吹出口24とを
接続する吹出用接続管である。
【0042】次に本実施の形態2における掃除機の動作
について説明する。送風機4bを作動させると、その吸
引空気流により、第2吸込室26から勢いよく空気とと
もに塵埃が吸込まれて、吸込用接続管31を通って掃除
機本体1b内の捕集部5に導かれ、ここに捕集される。
吸込ノズル2bを通常走行方向に動作させ、第2吸込室
26だけでは、吸引捕集できなかった塵埃を第1吸込室
27によって捕集できる。すなわち、第1吹出口23か
ら被掃除面Xに向けて空気が噴出され、その吹付けられ
た空気流によって被掃除面X上の塵埃が浮き上がる。そ
して、浮き上がった塵埃は、第2吹出口24から被掃除
面Xに沿って吸込室20b内に噴出された空気流および
送風機4bによる吸引空気流によって吸込口22から空
気とともに吸込用接続管31を通って掃除機本体1a内
の捕集部5に導かれ、ここで捕集される。また、送風機
4bにより吸込室20b内に噴出された空気は、第2吹出
口24から被掃除面Xに沿って吸込室20b内に噴出さ
れた空気流および第2吹出口24近傍を除いた吸込室2
0bの周縁に設けたシール部材25により、被掃除面X
と吸込室20bとの隙間から漏れ出るの妨げられる。
【0043】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、空気とともに塵埃の吸引を行う第2吸込室26と、
空気を吹付けるとともに空気と塵埃の吸引を行う第1吸
込室27の両者で塵埃の吸引を行うようになっているの
で、吸込性能を更に向上させることが可能になる。
【0044】また、空気吹付けと吸引を同一の送風機4
bで構成しているので、低コスト化、小型化を図ること
が可能になる。
【0045】さらに、送風機4bによって吸引された空
気を第1吹出口26と第2吹出口27にすべて循環させ
ており、外部への排気がなくなるので衛生的な掃除が可
能になり、排気を吹出し空気に利用するので省エネルギ
ー化が可能になる。
【0046】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3における掃除機の吸込ノズルの断面図である。
【0047】図6において、吸込ノズル2cには、第1
吹出口23から噴出する第1空気風量を調節するための
第1調整弁40が設けられており、スライド部材41に
よりシール部材25と連結されている。42はスライド
部材41に取付けられシール部材25を下方に付勢する
ためのバネ等の弾性体であり、43はスライド部材42
が上下にスムーズにスライドさせるためのガイド板であ
る。実施の形態3のシール部材25は、被掃除面との接
触によって上下動する掃除面フォロアとして共用されて
いる。
【0048】そして、第1調整弁40は、第1吹出口2
3から噴出する第1空気風量と第2吹出口24から噴出
する第2空気風量との比率を調節する風量調節手段の役
割を果たし、シール部材25が被掃除面Xから離れると
第1吹出口23から噴出する第1空気風量を減少させ、
被掃除面Xと密着すると、第1空気風量を増加させるよ
うに構成されている。特に、被掃除面Xから塵埃を吸引
できなくなるほど十分離れると第1空気風量をゼロに
し、被掃除面Xが絨毯等の毛足の長い材質の場合でそれ
と密着すると、第1空気風量を最大とすることが望まし
い。
【0049】このような掃除機によれば、吸込ノズル2
cを持ち上げて吸込ノズル2c下面が被掃除面Xから離れ
ると、掃除面フォロアとしてのシール部材25がスライ
ド部材41とともに弾性体42の弾性力により押し下げ
られ、それに連結された第1調整弁40が閉じて、第1
吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付けた第1空気風
量を減少させるようになっているので、吸込ノズル2c
を被掃除面Xから離した際に塵埃をまき散らすことはな
い。また、吸込ノズル2cを被掃除面Xと密着させて掃
除をおこなえば、シール部材25とスライド部材41が
被掃除面Xにより弾性体42の弾性力に打ち勝って押し
上げられ、それに伴って第1調整弁40が開いて、第1
吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付けた第1空気風
量を増加させるようになっているので、被掃除面X上の
塵埃を吹付けた空気流により浮き上がらせ吸込口22か
らの吸引を容易にする。特に、被掃除面Xが絨毯などの
毛足が長いものの場合には、その毛足によりシール部材
25がさらに押し上げられ、それに伴って、第1調整弁
40もさらに開くため、第1吹出口23から被掃除面X
に向けて吹付けた空気流が強まり、毛足の奥に埋もれた
塵埃も浮き上がらせることができる。
【0050】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、吸込ノズル2c下面が被掃除面Xから離れると塵埃
を浮かすため第1吹出口23から被掃除面に向けて吹付
けた空気の風量を減少させるようになっているので、吸
込ノズルを被掃除面から離した際に塵埃をまき散らすの
を防止することが可能になる。
【0051】また、被掃除面の材質(平坦度)により第
1吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付けた空気の風
量を調整できるので、何れの被掃除面に対しても被掃除
面上の塵埃の吸込性能を向上することが可能になる。
【0052】さらに、シール部材25と連動した第1調
整弁40で風量比率を調整できるので、掃除面フォロア
としてシール部材を共用して用いるから、調整を行う制
御装置が不要となり、低コスト化、小型化を図ることが
可能になる。
【0053】(実施の形態4)図7は本発明の実施の形
態4における掃除機の吸込ノズルの断面図である。
【0054】図7において、吸込ノズル2dには、第2
吹出口24から噴出する第2空気風量を調節するための
第2調整弁50が設けられており、回動部材51により
走行車輪21と連結されている。53は回転部材52に
取付けられたバネ等の弾性体であり、53は回動部材5
1を回動させるための回転軸である。実施の形態4の走
行車輪は、被掃除面との接触によって上下動する掃除面
フォロアとして共用されている。
【0055】そして、第2調整弁50は、第1吹出口2
3から噴出する第1空気風量と第2吹出口24から噴出
する第2空気風量との比率を調節する風量調節手段の役
割を果たし、シール部材25が被掃除面Xから離れると
第1吹出口23から噴出する第1空気風量を減少させ、
被掃除面Xと密着すると、第1空気風量を増加させるよ
うに構成されている。特に、被掃除面Xから塵埃を吸引
できなくなるほど十分離れると第1空気風量をゼロに
し、被掃除面Xが絨毯等の毛足の長い材質の場合でそれ
と密着すると、第1空気風量を最大とすることが望まし
い。
【0056】このような掃除機によれば、吸込ノズル2
d下面が被掃除面Xから離れると、掃除面フォロアとし
ての走行車輪21が回動部材51とともに弾性体52の
弾性力により回動軸53回りに押し下げられ、それに連
結された第2調整弁50が開いて、第2吹出口24から
被掃除面Xに沿って吹付けた第2空気風量を増加させ、
その結果、第1吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付
けた第1空気風量を減少させるようになっているので、
吸込ノズル2dを被掃除面Xから離した際に塵埃をまき
散らすことはない。また、吸込ノズル2dを被掃除面X
と密着させて掃除をおこなえば、走行車輪21と回動部
材51が被掃除面Xにより弾性体52の弾性力に打ち勝
って押し上げられ、それに伴って第2調整弁50が閉じ
て、第2吹出口24から被掃除面Xに沿って吹付けた第
2空気風量を減少させ、その結果、第1吹出口23から
被掃除面Xに向けて吹付けた第1空気風量を増加させる
ようになっているので、被掃除面X上の塵埃を吹付けた
空気流により浮き上がらせ吸込口22からの吸引を容易
にする。特に、被掃除面Xが絨毯などの毛足が長いもの
の場合には、その毛足により走行車輪21がさらに押し
上げられ、それに伴って、第2調整弁50もさらに閉じ
るため、第1吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付け
た空気流が強まり、毛足の奥に埋もれた塵埃も浮き上が
らせることができる。
【0057】以上説明したように、本実施の形態4によ
れば、吸込ノズル2d下面が被掃除面Xから離れると塵
埃を浮かすため第1吹出口23から被掃除面に向けて吹
付けた空気の風量を減少させるようになっているので、
吸込ノズルを被掃除面から離した際に塵埃をまき散らす
のを防止することが可能になる。
【0058】また、被掃除面の材質(平坦度)により第
1吹出口23から被掃除面Xに向けて吹付けた空気の風
量を調整できるので、何れの被掃除面に対しても被掃除
面上の塵埃の吸込性能を向上することが可能になる。
【0059】さらに、走行車輪21と連動した第2調整
弁50で風量比率を調整できるので、制御装置等が不要
となり、低コスト化、小型化を図ることが可能になる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2吹出
口から被掃除面に沿って内部に空気を吹出すようになっ
ているので、塵埃を浮かすため第1吹出口から被掃除面
に向けて吹付けた空気が吸込ノズル外に漏れるのを防止
することが可能になるという有効な効果が得られる。
【0061】また、本発明によれば、吸込ノズルの走行
方向前方側から被掃除面に沿って内部に空気を吹出すよ
うになっているので、壁際まで塵埃を吸引することが可
能になるという有効な効果が得られる。
【0062】さらに、本発明によれば、第2吹出口近傍
を除いた吸込室周縁に被掃除面と吸込室との隙間からの
空気の漏れをシール部材が遮るので、塵埃を浮かすため
第1吹出口から被掃除面に向けて吹付けた空気が吸込ノ
ズル外に漏れるのを確実に防止することが可能になると
いう有効な効果が得られる。
【0063】そして、本発明によれば、第1吹出口が設
けられ空気吹付け装置によって空気を吹付けるとともに
浮遊した塵埃と空気の吸引を行える第1吸込室と、塵埃
とともに空気の吸引を行うことができる第2吸込室の両
者で塵埃の吸引を行うので、吸込性能を更に向上させる
ことが可能になるという有効な効果が得られる。
【0064】第1吹出口と第2吹出口の風量を調節すれ
ば、何れの被掃除面に対しても被掃除面上の塵埃の吸込
性能を向上することが可能になるいう有効な効果が得ら
れる。
【0065】吸込ノズル下面が被掃除面から離れると塵
埃を浮かすため第1吹出口から被掃除面に向けて吹付け
た空気の風量を減少させるようにすれば、吸込ノズルを
被掃除面から離した際に塵埃をまき散らすのを防止する
ことが可能になるという有効な効果が得られる。
【0066】第1調整弁と掃除面フォロアとで風量比率
を調整すれば、制御装置等が不要となり、低コスト化、
小型化を図ることが可能になるという有効な効果が得ら
れる。
【0067】第2調整弁と掃除面フォロアとで風量比率
を調整すれば、制御装置等が不要となり、低コスト化、
小型化を図ることが可能になるという有効な効果が得ら
れる。
【0068】掃除面フォロアをシール部材と共用してい
るので、さらに低コスト化、小型化を図ることが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【0069】掃除面フォロアを走行車輪と共用している
ので、さらに低コスト化、小型化を図ることが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【0070】空気吹付け装置を送風機と共用化すれば、
さらに低コスト化、小型化を図ることが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0071】容積型送風機により吹出し圧力を高めるよ
うにすれば、塵埃を十分浮き上がらせることができ、被
掃除面上の塵埃の吸込性能を更に向上することが可能に
なるいう有効な効果が得られる。
【0072】送風機によって吸引された空気を第1吹出
口と第2吹出口にすべて循環する循環路を設ければ、外
部への排気がなくなるので衛生的な掃除が可能になると
いう有効な効果が得られる。また、排気を吹出し空気に
利用するので省エネルギー化が可能になるという作用を
有する有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における掃除機の全体構
成を示す断面図
【図2】図1の掃除機の吸込ノズルの詳細断面図
【図3】図1の掃除機の吸込ノズルの斜視図
【図4】本発明の実施の形態2における掃除機の全体構
成を示す断面図
【図5】図4の掃除機の吸込ノズルの詳細断面図
【図6】本発明の実施の形態3における掃除機の吸込ノ
ズルの断面図
【図7】本発明の実施の形態4における掃除機の吸込ノ
ズルの断面図
【図8】従来の掃除機の一例を示す断面図
【図9】従来の掃除機の他の一例を示す断面図
【符号の説明】
1a,1b 掃除機本体 2a,2b,2c,2d 吸込ノズル 3 接続管 4a,4b 送風機 5 捕集部 6 空気吹付け装置 20a,20b 吸込室 21 走行車輪 22 吸込口 23 第1吹出口 24 第2吹出口 25 シール部材 26 第2吸込室 27 第1吸込室 28 内壁 31 吸込用接続管 32 吐出用接続管 40 第1調整弁 41 スライド部材 42 弾性体 43 ガイド板 50 第2調整弁 51 回動部材 52 弾性体 53 回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B061 AH01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気とともに塵埃を吸引する送風機と、前
    記送風機に接続されるとともに、被掃除面を覆うことに
    より塵埃を吸引するための吸込室が形成される吸込ノズ
    ルと、前記吸込室内に空気を噴出するための空気吹付け
    装置と、前記吸込ノズルで吸引した塵埃を捕集する捕集
    部とを備えた掃除機であって、前記吸込室には、前記被
    掃除面に向けて空気を吹付けることができる第1吹出口
    と、前記吸込室の周縁に設けられ前記被掃除面に沿って
    空気を噴出する第2吹出口が設けられ、前記空気吹付け
    装置からの空気を前記第1吹出口と前記第2吹出口から
    噴出させることを特徴とする掃除機。
  2. 【請求項2】前記第2吹出口が吸込ノズルの走行方向前
    方側の周縁に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の掃除機。
  3. 【請求項3】前記第2吹出口近傍を除いた前記吸込室周
    縁に被掃除面と前記吸込室との隙間を遮るシール部材を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の掃除
    機。
  4. 【請求項4】前記吸込室には、前記第1吹出口が設けら
    れ空気の吹付けとともに浮遊した塵埃と空気の吸引を行
    える第1吸込室と、塵埃とともに空気の吸引を行うこと
    ができる第2吸込室が設けられたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の掃除機。
  5. 【請求項5】前記第1吹出口から噴出する第1空気風量
    と前記第2吹出口から噴出する第2空気風量との比率を
    調節する風量調節手段が設けられたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の掃除機。
  6. 【請求項6】前記風量調節手段が、前記比率を調整する
    ことにより吸込ノズル下面が被掃除面と密着すると前記
    第1空気風量を増加させ、吸込ノズル下面が被掃除面か
    ら離れると前記第1空気風量を減少させることを特徴と
    する請求項5に記載の掃除機。
  7. 【請求項7】前記風量調節手段が、前記空気吹付け装置
    と前記第1吹出口との間に設けられた第1調整弁であ
    り、被掃除面との接触によって上下動する掃除面フォロ
    アと連動して開閉されることを特徴とする請求項6に記
    載の掃除機。
  8. 【請求項8】前記風量調節手段が、前記空気吹付け装置
    と前記第2吹出口との間に設けられた第2調整弁であ
    り、被掃除面との接触によって上下動する掃除面フォロ
    アと連動して開閉されることを特徴とする請求項6に記
    載の掃除機。
  9. 【請求項9】前記掃除面フォロアとして前記シール部材
    を用いて接触の検出を行うことを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の掃除機。
  10. 【請求項10】前記掃除面フォロアとして前記吸込ノズ
    ルの下部に設けられた走行車輪を用いて接触の検出を行
    うことを特徴とする請求項7または8に記載の掃除機。
  11. 【請求項11】前記空気吹付け装置と前記送風機とが同
    一の送風機から構成され、吸引した空気を第1吹出口と
    第2吹出口から噴出させることを特徴とする請求項1〜
    10のいずれかに記載の掃除機。
  12. 【請求項12】前記送風機が容積型送風機であることを
    特徴とする請求項1〜11のいすれかに記載の掃除機。
  13. 【請求項13】前記送風機によって吸引された空気を第
    1吹出口と第2吹出口にすべて循環する循環路が設けら
    れたことを特徴とする請求項1〜12のいすれかに記載
    の掃除機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020185169A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 由紀夫 牧戸 掃除機用吸込口部材及び掃除機
CN113499004A (zh) * 2021-07-09 2021-10-15 广东工业大学 一种爬壁机器人末端清洁吸附模块

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JP2020185169A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 由紀夫 牧戸 掃除機用吸込口部材及び掃除機
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