JP2001106436A - 中空部材用フランジ - Google Patents

中空部材用フランジ

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JP2001106436A
JP2001106436A JP31351699A JP31351699A JP2001106436A JP 2001106436 A JP2001106436 A JP 2001106436A JP 31351699 A JP31351699 A JP 31351699A JP 31351699 A JP31351699 A JP 31351699A JP 2001106436 A JP2001106436 A JP 2001106436A
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JP
Japan
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flange
hollow
cylindrical insertion
hollow member
hinge
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JP31351699A
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English (en)
Inventor
Kazunori Mizuno
水野和則
Yoshiaki Miyake
三宅嘉明
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状感光材料を使用する前まではフラン
ジと巻心がしっかりと嵌合して外れないが、感光材料の
使用後容易に外すことができるフランジ。 【解決手段】 中空巻心の端部に着脱可能に取り付けら
れるフランジ20であって、中心に同心円状の穴2を有
する円板1と、穴2から中心軸に沿って延びる中空円筒
状挿入部材3とを備え、切り欠き部分5が中心軸を挟ん
で2個設けられており、切り欠き部分5内に対称の外形
を持つ2つの揺動片8が対称に配置され、一方の揺動片
8は一方の側縁6にヒンジAで連結され、他方の揺動片
8は他方の側縁6にヒンジCで連結され、揺動片8、8
相互はヒンジBで連結されており、ヒンジA,Cの回転
中心線を通る直線が、ヒンジBと中心軸とを結ぶ直線に
略平行になるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空部材用フラン
ジに関し、特に、長尺な感光フィルム又は印画紙をロー
ル状に巻き取った心棒の紙管等の端部に取り付ける中空
部材用フランジに関する。
【0002】
【従来の技術】感光フィルム又は印画紙等の帯状の長尺
感光材料を紙管等からなる中空の心棒にロール状に巻き
取って包装、搬送、装置への装着等が行われている。こ
のロール状感光材料の保護、遮光、取り扱い易さ等のた
めに、ロール状感光材料の中空の紙管の両端に円盤状の
フランジが取り付けられる。
【0003】このフランジの取り付け方法に関するもの
としては、従来、実公平6−31465号、特開平9−
211800号、特願平10−269511号、実開平
6−78953号、実開平6−57893号、実公平1
−38582号等のものが提案されている。特公平6−
31465号のものは、リブの突入高さを挿入方向に向
かう程低く形成したものである。特開平9−21180
0号のものは、2つの側板を中空部を通って連結するも
のである。特願平10−269511号のものは、フラ
ンジに連なる円筒部に切り欠きを設けその部分に揺動片
を設けてその揺動片の移動でフランジのロック、ロック
解除を行うものである。実開平6−78953号のもの
は、遮光性を備えた巻心に関するものである。実開平6
−57893号のものは、遮光リーダーに関するもので
ある。実公平1−38582号のものは、接着剤でフラ
ンジを巻心に貼り付けた遮光方式に関するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
6−31465号のものは、フランジの突起が紙管に食
い込み、分離が困難であったり、紙管から受ける強い圧
力によりフランジが破損する現象が発生している。
【0005】また、実公平1−38582号のものは、
接着剤でフランジを貼り付ける構造であり、構造的に複
雑で特異的な部材を使うため、コストが高く、生産性も
悪いという問題点があった。
【0006】また、特開平9−211800号のもの
は、分離しやすくするために連結する方式であるが、外
すための特別な工具が必要になったり、構造的に複雑に
なるため、コストが高くなったり、重量アップし、ハン
ドリングし難くなったり、生産適性が悪化する等の問題
がある。
【0007】なお、実開平6−78953号の遮光層を
含む巻心、実開平6−57893号実開平6−5789
3号の遮光リーダーの構造等は、後記する本発明に適用
可能である。
【0008】ところで、ロール状の感光材料の巻心とし
て紙製の巻心を使うことが、主にコストが安いという点
で標準的である。
【0009】一方、遮光リーダー、フランジ等の部材
は、遮光性、形状安定性等の観点からプラスチック部品
を使用することが標準的である。
【0010】特に、印刷用感光材料のロールに使用する
フランジは、すでに市場で使われている各種の装置への
適合性から、フランジ外形形状、フランジ内部構造等、
現在のフランジの形状を変更できない部分を持ってお
り、かつ、形状の安定性が要求される。そのため、射出
成形のプラスチックフランジが一般的に使用されてい
る。
【0011】昨今の環境への配慮から、このような複合
材料は紙とプラスチックに分離することにより廃棄適性
を向上させることが強く要望されているが、現状では、
紙管とプラスチックフランジを分離しやすくすると、製
品の搬送中にフランジが抜ける現象が発生し、巻心から
フランジが5mm以上抜けてくると、遮光リーダーとフ
ランジの間から光が入り、遮光不良となる現象が発生す
るという問題があった。
【0012】本発明者等はこのような問題を解決するた
めに、特願平10−269511号の特許出願を行って
いる。この発明は、搬送中に巻心抜けを防止するための
巻心とフランジの嵌合力確保と、感光材料を使用後に巻
心とフランジを容易に分離できることを同時に実現した
画期的な発明であるが、以下の問題点を持っている。
【0013】ロックを掛けると、ロック爪部分がフラン
ジ外周方向に倒れやすく、ロック後、振動や外部圧力が
かかると、爪部分が破損する現象が発生した。
【0014】また、ロックを掛ける力が強すぎるため、
加工機でロックを破損することがあった。
【0015】また、イメージセッター等のフィルム製版
装置に感光材料を掛けるときの取り扱いにおいて、フラ
ンジの中央部に製版装置の駆動軸を通すとき、内部構造
部分に駆動軸が接触して衝撃を与えると、破損すること
があった。また、その駆動軸に案内部材として設けられ
たワイヤや駆動軸先端がフランジのスリット等に引っ掛
かって外れなくなる現象が発生し、製版装置の駆動軸を
フランジに安定して通すことができなくなり、装置のト
ラブルの原因となっている。
【0016】本発明は、従来技術のこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、ロール状感光
材料を使用する前までは、フランジと巻心がしっかりと
嵌合して外れないが、感光材料の使用後、巻心とフラン
ジを外そうとした場合には容易に外すことができるフラ
ンジを提供することであり、また、加工機において、フ
ランジのメカニカルロックが安定に容易に掛けられる構
造のものを提供することであり、さらに、このメカニカ
ルロックが掛かった状態が搬送中にも安定で戻ることの
ない構造のものを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の中空部材用フランジは、パイプ状の中空部材の端部
に着脱可能に取り付けられる中空部材用フランジであっ
て、中心に同心円状の穴を有する円板と、前記穴から中
心軸に沿って延びる中空円筒状挿入部材とを備え、前記
円筒状挿入部材の先端部にその先端縁から凹状に切り欠
かれた切り欠き部分が中心軸を挟んで2個設けられてお
り、前記切り欠き部分各々の相互に対向する側縁内に相
互に対称の外形を持つ2つの揺動片が対称に配置され、
一方の揺動片は一方の側縁に1つのヒンジで連結され、
他方の揺動片は他方の側縁に1つのヒンジで連結され、
揺動片相互は1つのヒンジで連結されており、前記円筒
状挿入部材の円筒壁に沿って両方の揺動片を思案点を挟
んで2つの位置間で中心軸に沿った前後に旋回させるこ
とにより、前記円筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡
大した状態とその拡大を解除した状態をとらせるように
して、前記円筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡大し
た状態で前記中空部材用フランジをその中空部材端部に
取り付け、前記円筒状挿入部材の先端の円周の長さの拡
大を解除した状態で前記中空部材用フランジをその中空
部材端部から取り外し可能にする中空部材用フランジに
おいて、揺動片と側縁とを連結するヒンジの回転中心線
を通る直線が、揺動片相互を連結するヒンジと中心軸と
を中心軸に垂直に結ぶ直線に略平行になるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0018】この場合に、円筒状挿入部材の先端の円周
の長さが拡張していない状態において、揺動片の内面の
面形状が、揺動片相互を連結するヒンジと中心軸とを中
心軸に垂直に結ぶ直線に垂直な直線を含み中心軸に平行
な平面形状、あるいは、揺動片相互を連結するヒンジ位
置でこの直線より中心軸側に凸となっている面形状に構
成されていることが望ましい。
【0019】また、切り欠き部分内の一方の揺動片が一
方の側縁に連結されているヒンジと、他方の揺動片が他
方の側縁に連結されているヒンジとの間の寸法が、15
mm以上、25mm以下であり、巻心内径が50mm以
上80mm以下であることが望ましい。
【0020】本発明のもう1つの中空部材用フランジ
は、パイプ状の中空部材の端部に着脱可能に取り付けら
れる中空部材用フランジであって、中心に同心円状の穴
を有する円板と、前記穴から中心軸に沿って延びる中空
円筒状挿入部材とを備え、前記円筒状挿入部材の先端部
にその先端縁から凹状に切り欠かれた切り欠き部分が中
心軸を挟んで2個設けられており、前記切り欠き部分各
々の相互に対向する側縁内に相互に対称の外形を持つ2
つの揺動片が対称に配置され、一方の揺動片は一方の側
縁に1つのヒンジで連結され、他方の揺動片は他方の側
縁に1つのヒンジで連結され、揺動片相互は1つのヒン
ジで連結されており、前記円筒状挿入部材の円筒壁に沿
って両方の揺動片を思案点を挟んで2つの位置間で中心
軸に沿った前後に旋回させることにより、前記円筒状挿
入部材の先端の円周の長さを拡大した状態とその拡大を
解除した状態をとらせるようにして、前記円筒状挿入部
材の先端の円周の長さを拡大した状態で前記中空部材用
フランジをその中空部材端部に取り付け、前記円筒状挿
入部材の先端の円周の長さの拡大を解除した状態で前記
中空部材用フランジをその中空部材端部から取り外し可
能にする中空部材用フランジにおいて、前記中空円筒状
挿入部材の先端縁から前記切り欠き部分を除いた部分に
中心軸方向に2つの対称なリング状部材が延びており、
各リング状部材と前記中空円筒状挿入部材の先端縁との
間には、各リング状部材の略中心部を除いてスリットが
形成されており、前記各リング状部材からは中心軸方向
に平板状で半径方向に略等間隔に配置された3枚のフィ
ンが前記リング状部材内面に一体に取り付けられてお
り、前記中空円筒状挿入部材の各リング状部材の両端の
フィンに対応する側面には肉抜き開口が設けられてお
り、前記リング状部材の両端のフィンの先端が前記スリ
ットを横切って前記中空円筒状挿入部材の肉抜き開口内
に入り込むように伸びて形成されていることを特徴とす
るものである。
【0021】この場合に、各リング状部材の両端面とそ
の両端のフィンとは略同じ位置に配置されており、各リ
ング状部材の両端面各々には直線部が形成されており、
対向するリング状部材の端面の直線部は相互に略平行に
なるように形成されていることが望ましい。
【0022】本発明においては、揺動片と側縁とを連結
するヒンジの回転中心線を通る直線が、揺動片相互を連
結するヒンジと中心軸とを中心軸に垂直に結ぶ直線に略
平行になるように構成されているので、揺動片を旋回さ
せてロック(固定)を掛ける場合に、揺動片が中空巻心
の内面に沿ってスムーズに旋回し、円筒状挿入部材のラ
ジアル方向あるいは中心方向に向かう余分な力が何れの
揺動片にも掛からないため、ロック後に振動や外部圧力
が掛かっても、揺動片が破損したり、ロック解除が起こ
ることはない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして本発明の
中空部材用フランジの実施例について説明する。この中
空部材用フランジは、原理的には、特願平10−269
511号で提案したものと同じである。
【0024】図1は、本発明による中空部材用フランジ
20の1実施例の斜視図、図2はその中空部材用フラン
ジ20の正面図、図3はその中空部材用フランジ20の
側面図である。この中空部材用フランジ20は全ての構
成部品がプラスチックから一体成形されており、中心に
同心円状の穴2を有する円板(フランジ)1と、円板1
の穴2から中心軸O−O’に沿って一定の長さ延びる中
空の円筒状挿入部材3を含でいる。この円筒状挿入部材
3の剛性を上げるために、円筒状挿入部材3の先端から
は中心軸O−O’方向にリング状部材4が延びている。
【0025】円筒状挿入部材3の先端の中心軸O−O’
を挟んで対向する2か所に円筒状挿入部材3の円筒壁を
その先端から凹状に切り欠いている切り欠き部分5が設
けられている。その切り欠き部分5の対応する位置にお
いて、リング状部材4も2つに分割されている。
【0026】各切り欠き部分5は、円筒状挿入部材3の
リング状部材4に接する先端縁と、中心軸O−O’に略
平行で対向する側縁6、6と、円筒状挿入部材3の先端
縁と対向する底縁7とで囲まれている。その切り欠き部
分5内には、相互に対称の外形を持つ2つの揺動切片
8、8が対称に配置され、一方の揺動切片8は一方の側
縁6にヒンジAで、他方の揺動切片8は他方の側縁6に
ヒンジCで連結され、揺動切片8、8相互はヒンジBで
連結されている。また、切り欠き部分5の底縁7には、
円筒状挿入部材3の軸方向に根元部34に向かって幅が
広がる形状の溝9が設けられており、両方の切り欠き部
分5、5の隣接する側縁6と溝9とで挟まれた円筒状挿
入部材3の拡張可能部分10、10(中心軸O−O’を
挟んで対称の位置にある。)は、この溝9によって相互
に反対の外側へ拡張するように撓むことができる。
【0027】そして、この例においては、各拡張可能部
分10先端内側に設けられたリング状部材4と円筒状挿
入部材3先端との間に、両側の切り欠き部分5、5から
途中まで円周方向に伸びるスリット32を設けて、円筒
状挿入部材3とリング状部材4との結合断面積を小さく
して拡張可能部分10先端の剛性を低下させ、拡張可能
部分10、10を相互に開いて円筒状挿入部材3先端の
円周が拡大された状態においても、拡張可能部分10の
先端形状が半円を保つようにし、円筒状挿入部材3先端
全体の形状が略円形になるようにしている。
【0028】また、図4に、図1の直線V−V’を含み
中空部材用フランジ20の中心軸を含む拡張可能部分1
0先端部の断面図を示すように、拡張可能部分10の先
端外周に円周方向に伸びる複数のリブ突起11が設けら
れており、後記のように、拡張可能部分10が外側へ拡
張されたときにそのリブ突起11が紙管内面に食い込ん
で中空部材用フランジ20を紙管端部により固く固定す
ることができるようになっている。
【0029】ところで、図1、図2、図3(a)は、こ
れら円板1、円筒状挿入部材3、拡張可能部分10、リ
ング状部材4、揺動切片8が一体成形された状態であっ
て、円筒状挿入部材3の先端の直径が拡張していない状
態を示しており、円筒状挿入部材3、拡張可能部分10
及び揺動切片8は円筒状挿入部材3の内面に沿って中空
の殻構造になるように配置されている。図3(b)は、
図3(a)の矢印方向へ力を加えて、揺動切片8、8を
ヒンジA、Cを支点として思案点を越えて円板1側へ旋
回させた状態を示しており、図3(b)の状態では、円
筒状挿入部材3の先端の直径が拡張した状態となってい
る。以下、その機構をより詳しく説明する。
【0030】図3(a)の非拡張状態では、ABとBC
のなす角度は例えば114°であり、図3(a)の状態
で揺動切片8、8を矢印のように円板1方向へ引くと、
揺動切片8、8はヒンジBで相互に結合したままヒンジ
A、Cを支点として旋回し、思案点を越え、切り欠き部
分5の底縁7に各揺動切片8、8が突き当たって、図3
(b)の状態に静止する。図3(a)の状態で、ABと
BCのなす角度が例えば114°、図3(b)の状態
で、ABとBCのなす角度が例えば−160°とすれ
ば、図3(b)の状態では拡張可能部分10は外側へ撓
まされて拡張する。図3(b)の状態でのABとBCの
なす角度の絶対値が図3(a)の状態でのABとBCの
なす角度の絶対値より大きい限り、円筒状挿入部材3の
先端の円周の長さが拡大され、円筒状挿入部材3の先端
の直径がD<D’となり、図3(b)の状態での円筒状
挿入部材3の先端の直径が拡張した状態となる。なお、
図3(b)の拡張状態においても、円筒状挿入部材3、
拡張可能部分10及び揺動切片8は1つの円筒面に略沿
った中空の殻になっている。
【0031】したがって、図5に示すような、中空の紙
管21を心棒として感光フィルム又は印画紙等の帯状の
長尺感光材料22を巻き付けたロール状感光材料23の
端部に、上記中空部材用フランジ20を取り付けるに
は、図5(a)に示すように、図3(a)の非拡張状態
のままの中空部材用フランジ20の円筒状挿入部材3を
紙管21端部内に挿入し、次いで、図5(b)に示すよ
うに、穴2から治具を挿入して揺動切片8、8を円板1
方向へ引っ張って旋回させ、図3(b)の拡張状態にす
ればよい。この状態では、中空部材用フランジ20の円
筒状挿入部材3の先端の直径が拡張しているので、ロー
ル状感光材料23の端部の紙管21内に固く取り付けら
れ、外れることはない。しかも、拡張可能部分10の先
端外周に設けたリブ突起11が紙管21内面に食い込む
ことになり、その固定力はさらに強いものとなる。な
お、揺動切片8、8を引っ張る設備は、リング状部材
4、4の間から挿入された後、揺動切片8、8の先端に
あたる幅まで拡張された後、図3(a)の矢印方向に引
っ張る機構が考えられる図5(b)の状態で感光材料2
2を使い切った後には、穴2から別の治具あるいは同じ
治具を挿入して揺動切片8、8を円板1とは反対方向へ
旋回させることにより、図3(a)の非拡張状態に戻
り、中空部材用フランジ20の紙管21への固着は解除
されるので両者を容易に分離できる。揺動切片8、8を
非拡張状態に戻す治具は、例えばボールペンの尻部のよ
うな単純な細い棒でよい。
【0032】なお、上記実施例では、各拡張可能部分1
0には、円筒状挿入部材3の筒壁を切り抜いて形成され
た2つの肉抜き開口36が、円筒状挿入部材3の円筒状
根元部34から中心軸に沿う方向に伸びる中心の撓み柱
部材37に対して対称に設けられおり、溝9を画成して
いる各拡張可能部分10の両側の柱部材33、33と上
記の中心の撓み柱部材37との各々3本の柱部材33、
37を介して、各拡張可能部分10は円筒状挿入部材3
の円筒状根元部34に連結されており、中心軸を挟んで
弾性に抗して相互に外側へ撓んで拡張可能な2個の拡張
可能部分10、10を構成している。この構成におい
て、中心の柱部材37は拡張可能部分10を円筒状根元
部34に対して弾性的に撓ませる作用を主として担って
おり、両側の柱部材33、33は、揺動切片8、8を設
けた拡張可能部分10、10間の相互のずれを防ぐ作用
を担っている。
【0033】ところで、先の発明が解決しようとする課
題の項でも説明したように、上記のような構成の中空部
材用フランジ20において、揺動切片8、8を操作して
円筒状挿入部材3の先端の直径を拡張させて、ロール状
感光材料23の端部の紙管21内にロック(固定)を掛
ける場合に、揺動切片8、8がフランジ外周方向に倒れ
やすく、ロック後、振動や外部圧力がかかると、揺動切
片8、8が破損することがある。
【0034】そこで、本発明においては、この現象を防
止するために、図2に示すように、各切り欠き部分5内
の揺動切片8、8を対応する側縁6に連結するヒンジ
A、Cの回転中心線を通る直線L1 、L2 が、揺動切片
8、8相互を連結するヒンジBと円板1の穴2の中心
(円筒状挿入部材3の中心)Oとを結ぶ中心軸O−O’
に垂直な直線L0 に略平行になるように構成する。
【0035】このように構成すると、揺動切片8、8を
図3(a)の状態から図3(b)の状に旋回させてロッ
ク(固定)を掛ける場合に、揺動切片8、8が紙管21
の内面に沿ってスムーズに旋回し、円筒状挿入部材3の
ラジアル方向あるいは中心方向に向かう余分な力が何れ
の揺動切片8にも掛からないため、ロック後に振動や外
部圧力が掛かっても、揺動切片8、8が破損したり、ロ
ック解除が起こることはない。
【0036】なお、上記で、ヒンジA、Cの回転中心線
を通る直線L1 、L2 がヒンジBと円板1の穴2の中心
Oとを結ぶ直線L0 に略平行であるとは、完全に平行で
なくとも相互に5°以内の角度をなすものも含む意味で
あり、この範囲内であれば、揺動切片8、8の破損、ロ
ック解除が起こり難く望ましい範囲である。
【0037】次に、円筒状挿入部材3の先端の直径が拡
張していない状態(図1、図2、図3(a))におい
て、各切り欠き部分5内の揺動切片8、8の中心O側の
内面の面形状としては、図2に示すように、上記直線L
0 に垂直な直線L3 を含み中心軸O−O’に平行な平面
形状、あるいは、ヒンジB位置でこの直線L3 より中心
軸O−O’側に凸となっている面形状に構成されている
ことが望ましい。
【0038】揺動切片8、8の内面形状をこのような形
状とすると、揺動切片8、8を図3(a)の状態から図
3(b)の状に旋回させてロック(固定)を掛ける場合
に、円筒状挿入部材3のラジアル方向あるいは中心方向
に向かう余分な力が何れの揺動切片8にも掛からないた
め、上記のロック後に振動や外部圧力が掛かっても、揺
動切片8、8が破損したり、ロック解除が起こることは
ない作用がより確実になる。
【0039】なお、円筒状挿入部材3の先端の直径が拡
張していない状態における揺動切片8、8の外面の形状
としては、円筒状挿入部材3の外面と同じ円筒面とする
ことが望ましい。
【0040】次に、各切り欠き部分5内の揺動切片8、
8に関する望ましい寸法について説明する。図6は一方
の切り欠き部分5の円筒状挿入部材3の先端の直径が拡
張していない状態の展開図であり、前記のように、一方
の揺動切片8は一方の側縁6にヒンジAで、他方の揺動
切片8は他方の側縁6にヒンジCで連結され、揺動切片
8、8相互はヒンジBで連結されている。この状態で、
ヒンジA、C部の厚みをa、ヒンジB部の厚みをbとす
ると、本発明の中空部材用フランジ20をポリスチレン
で一体成形する場合は、a、b共に0.5mm以上、
1.0mm以下の厚みに成形することが望ましい。ポリ
プロピレン、ポリカーボネート等のヒンジ性の良い材料
では、a、b共に0.3mm以上、1.0mm以下の厚
みに成形することが望ましい。ポリスチレンで成形する
場合、a、bが0.5mm以下だと、衝撃で欠けてしま
い、ハンドリング適性が不良となる。1.0mmを越え
ると、ロックを掛ける力が高くなったり、思案点を越え
ないものも出てきて、ロックが戻ってしまう現象が発生
する恐れがある。
【0041】また、ヒンジA、C間の寸法sは、15m
m以上、25mm以下に形成することが、ロックを掛け
るために必要な力(ロック力)、嵌合力、ロックの安定
性から望ましい。
【0042】なお、ヒンジA、Cとその下側の底縁7部
分との間に間隙dを設けることが、揺動切片8が確実に
底縁7にもたれ掛かってロックが掛かるために必要であ
る。この間隙dとしては、0.3mm以上、0.7mm
以下に形成することが望ましい。
【0043】図7に、上記実施例の中空部材用フランジ
20の裏面図(図2と反対方向から見た図)を示す。中
空部材用フランジ20の円筒状挿入部材3内部には、こ
の中空部材用フランジ20を端部に固定したロール状感
光材料23(図5(b))に回転力を与えるために用い
られる、中心軸方向に平板状で半径方向に60°の等間
隔に配置された6枚のフィン381 〜386 がリング状
部材4内面に一体に取り付けられている。
【0044】この場合、従来は、6枚のフィン381
386 全てが円筒状挿入部材3の壁から分離されてリン
グ状部材4内面にのみ取り付けられていたため、先の発
明が解決しようとする課題の項でも説明したように、フ
ランジの中央部に製版装置の駆動軸を通すとき、内部構
造部分に駆動軸が接触して衝撃を与えると、リング状部
材4等が破損することがあった。
【0045】そこで、本発明においては、2つのリング
状部材4各々の中央に位置するフィン382 と385
円筒状挿入部材3の壁内面に一体に取り付けている。こ
のように、リング状部材4の中央のフィン382 、38
5 を円筒状挿入部材3に一体に取り付けても、拡張可能
部分10の撓み特性にはほとんど影響がなく、拡張可能
部分10、10及びその先端のリング状部材4、4の剛
性及び耐衝撃性を向上させることができ、破損し難くす
ることができる。
【0046】図8(a)は、一方のリング状部材4内面
近傍を円板1の穴2側から見た図であり、上記のよう
に、リング状部材4の中央に位置するフィン382 のみ
が円筒状挿入部材3の壁内面に一体に取り付けているこ
とが分かる。その取り付け方として、応力集中を避ける
ために、円周方向のコーナー、軸方向のコーナー共に、
図示のように曲率Rを付けてフィン382 と円筒状挿入
部材3の内壁を接続する。図8(b)は図8(a)の直
線X−X’を含み中心軸に沿う断面図であり、フィン3
2 の軸方向のコーナーに曲率Rを付けて円筒状挿入部
材3の内壁に接続されている様子が明らかである。これ
らの曲率Rとしては、半径R=2mmを標準とし、0.
5〜4mmの範囲にあることが望ましい。R>4mmに
すると、直線部分の寸法が少なくなり、装置適性上支障
を来すことになる。このような曲率Rを付けないで接続
したり、R<0.5mmであると、拡張可能部分10、
10及びその先端のリング状部材4、4の剛性及び耐衝
撃性が不足する。
【0047】ところで、図9(a)は、本発明による中
空部材用フランジ20を両端に取り付けたロール状感光
材料23の紙管21内に製版装置の駆動軸71、72を
通す様子を模式的に示す図であり、一方の駆動軸71は
一方の端部から、他方の駆動軸72は他方の端部からそ
れぞれに固定された中空部材用フランジ20を通してロ
ール状感光材料23の紙管21内で相互の先端が近づく
ように挿入し、一方の駆動軸71先端に設けたピン73
を他方の駆動軸72先端に設けた穴74に嵌合させて一
体化することにより使用される。このとき、紙管21の
中心に沿ってそれぞれの駆動軸71、72を通すため
に、各駆動軸71、72の周囲には3組計6本の弾性ワ
イヤ75が軸に沿って径方向に拡張性を与えて取り付け
られており、各駆動軸71、72を紙管21の中心軸に
沿うようにガイドの役割をしている。
【0048】また、図9(b)は、別の形式の駆動軸7
6を中空部材用フランジ20を両端に取り付けたロール
状感光材料23の紙管21内に通す様子を模式的に示す
図であり、ロール状感光材料23と紙管21の図示は省
いてある。この形式の駆動軸76は1本からなり、一方
の端部の中空部材用フランジ20から他方の端部の中空
部材用フランジ20へ通して使用される。この駆動軸7
6の先端77は図示のように断面正六角形をしている。
【0049】このような駆動軸71、72又は76を図
1〜図7の実施例の中空部材用フランジ20の穴2に通
すと、次のような問題が発生し得る。すなわち、図9
(a)の駆動軸71、72を中空部材用フランジ20の
穴2に通すと、図10に示すように、駆動軸71、72
の周囲に取り付けられた弾性ワイヤ75が、中空部材用
フランジ20のリング状部材4と円筒状挿入部材3先端
との間に設けられたスリット32の間に入り込む可能性
が出てくる。そのため、駆動軸71、72を紙管21内
を通すことができなくなったり、リング状部材4等を破
損する恐れがある。また、図9(b)の駆動軸76を中
空部材用フランジ20の穴2に通すと、同じ図10に実
線で示すように、駆動軸76先端77の断面正六角形部
分の角度関係によっては、駆動軸76先端77がリング
状部材4、4間の隙間78から揺動切片8、8に近づく
方向に入り込み、その後、駆動軸76と中空部材用フラ
ンジ20が相対的に回転して図10に破線で示すような
角度関係になることが起こる。その際、駆動軸76の先
端77の寸法によっては、直径が相対的に大きくなるの
で、駆動軸76がリング状部材4、4間の隙間78から
中心方向へ出られず、そのため、駆動軸76を中空部材
用フランジ20の中心に通すことができなくなり、ま
た、リング状部材4等を破損する恐れがある。
【0050】そこで、本発明の別の実施例においては、
図11に一方のリング状部材4内面近傍を円板1の穴2
側から見た図、図12に中空部材用フランジ20の裏面
図(図7と同様)、図13に正面図(図2と同様)、図
14に図13の直線X−X’を含み中空部材用フランジ
20の中心軸を含む断面図を示すように、各リング状部
材4の両端に位置するフィン381 、383 、384
386 の先端41を、図1〜図7の実施例のようにスリ
ット32の位置で終端させるのではなく、円筒状挿入部
材3の筒壁を切り抜いて形成された肉抜き開口36中に
入り込むように伸ばし、それらの先端41の端面が円筒
状挿入部材3の外壁と略同じ面に位置するようにする。
そして、それと同時に、各リング状部材4の両端をこれ
らフィン381 、383 、384 、386 の位置で終端
するように両端を切り欠いて構成する。その際、その切
り欠き端面各々に直線部79を形成し、対向する直線部
79が相互に平行になるように形成する。
【0051】このように各リング状部材4の両端に位置
するフィン381 、383 、384、386 の先端41
を円筒状挿入部材3の肉抜き開口36中に入り込むよう
に伸ばし、かつ、各リング状部材4の両端をこれらフィ
ン381 、383 、384 、386 の位置で終端するよ
うに切り欠くと、駆動軸71、72の周囲に取り付けら
れた弾性ワイヤ75はこれらフィン381 、383 、3
4 、386 でスリット32中に入り込むことが規制さ
れ、スリット32中に入り込むことがなくなるので、図
9(a)の駆動軸71、72を中空部材用フランジ20
の穴2の中心に安定して通すことができ、また、リング
状部材4等を破損することも起きなくなる。また、図9
(b)の駆動軸76の先端77がリング状部材4、4間
の隙間78から揺動切片8、8に近づく方向に入り込ん
でも十分入り切らず、駆動軸76と中空部材用フランジ
20が相対的に回転できないか、あるいは、隙間78が
十分に広くなったので、駆動軸76は隙間78から簡単
に中心方向へ出られるようになり、駆動軸76を中空部
材用フランジ20の穴2の中心に安定して通すことがで
き、また、リング状部材4等を破損することも起きなく
なる。
【0052】次に、図15〜図22に本発明の第1の実
施例に基づく中空部材用フランジの1設計例を示す。図
面中に寸法を示す数字はmmである。
【0053】図15は図3に対応する側面図、図16は
図2に対応する正面図、図17は図7に対応する裏面
図、図18は本発明に基づく拡張機構部を示す部分側面
図、図19は中心軸を含む断面図、図20は図4に対応
する拡張可能部分先端部の部分断面図、図21は円板部
の中心軸を含む部分断面図、図22は根元部に設けられ
る回転止めリブ部の部分断面図である。
【0054】若干説明を補足すると、この設計例におい
ては、円筒状挿入部材3の根元部34の表面には等間隔
で軸方向に伸びる回転止めリブ39が8個設けられてお
り、図22に示すような角度に構成されている。また、
円筒状挿入部材3の根元部34の回転止めリブ39より
先端側には、中空部材用フランジの紙管へ挿入、取り外
しを容易にするネジ突起40が図15に示すように設け
られている。なお、図中の数字の意味は図示の寸法線等
から明らかであるので説明は省く。フランジの直径は9
0〜180mmの範囲で選ばれるが、この設計例では1
31mmとなっている(図19)。
【0055】なお、第2の実施例における直線部79、
79間の間隔は例えば17mmに形成する。
【0056】前記したように、本発明による中空部材用
フランジは、ポリスチレンあるいはポリプロピレン、ポ
リカーボネートで一体成形することが望ましいが、その
他、ポリエチレン、スチレン変性ポリフェニレンエーテ
ル、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、メタロセン触媒で合
成したポリスチレンやポリエチレン、ポリプロピレン等
が使用できる。
【0057】上述の樹脂には、樹脂流動性及び滑性の向
上のため各種の滑剤を添加することができる。その滑剤
の好ましい添加量は種類により異なり、脂肪酸金属塩等
のように感光材料の写真性能維持を主目的とした滑剤効
果が小さい滑剤の場合は好ましくは0.03〜5重量
%、更に好ましくは0.05〜3重量%、特に好ましく
は0.1〜1.5重量%の任意の量である。脂肪酸アミ
ド系滑剤及びビス脂肪酸アミド系滑剤等のように滑剤効
果が大きく、ブリードアウト等により感光材料に悪影響
を与える滑剤の場合は、好ましくは0.01〜1重量
%、更に好ましくは0.03〜0.5重量%、特に好ま
しくは0.05〜0.3重量%の任意の量である。具体
的な滑剤としては、以下のものがあげられる。
【0058】 (1)脂肪酸アミド系滑剤 (2)非イオン界面活性剤系滑剤 (3)炭化水素系滑剤 (4)脂肪酸系滑剤 (5)エステル系滑剤 (6)アルコール系滑剤 (7)金属石鹸 (8)モンタン酸エステル部分酸化物系滑剤 (9)シリコーン系滑剤 さらに、上述の樹脂には、摩擦により生じた静電気を導
通分散させるため帯電防止剤を添加することができる。
帯電防止剤の中では、特に、写真性、人体への影響、及
びスタッチマーク防止効果の点から非イオン(ノニオ
ン)系帯電防止剤が特に好ましい。その帯電防止剤の添
加量は、樹脂100重量部に対して、好ましくは0.0
1〜5重量部、更に好ましくは0.05〜3重量部、特
に好ましくは0.1〜1.5重量部の任意の量である。
具体的な帯電防止剤としては、以下のものがあげられ
る。
【0059】 (1)ノニオン系(非イオン系) (2)アニオン系 (3)カチオン系 (4)両性イオン系 (5)導電性樹脂 (6)その他 また、樹脂の酸化による酸化分解を防止するため、前記
樹脂には、酸化防止剤を添加することができる。その酸
化防止剤には、遊離基連鎖停止剤と過酸化物分解剤とが
ある。前記遊離基連鎖停止剤としてはアルキルフェノー
ル系酸化防止剤と芳香族アミン系酸化防止剤とがある。
前記過酸化物分解剤としては硫黄系酸化防止剤と燐系酸
化防止剤とがある。熱可塑性樹脂の熱劣化による黄変又
は褐変及びブツ(異物状の黒色の固まり)の発生を防止
するために前記遊離基連鎖停止酸化防止剤と過酸化分解
酸化防止剤とを併用することが好ましい。また、樹脂の
熱劣化防止のために樹脂組成物中に有機環状燐酸化合物
を、好ましくは0.001〜1重量%、更に好ましくは
0.005〜0.8重量%、特に好ましくは0.01〜
0.5重量%の任意の量添加してもよい。更にラジカル
捕獲剤を併せて添加してもよい。
【0060】各種酸化防止剤は、ハロゲン化銀感光材料
に悪影響を与える還元剤でもあるのでその量は厳密に管
理され、上記樹脂組成物100重量部に対して、好まし
くは0.0005〜2.0重量部、更に好ましくは0.
001〜1.0重量部、特に好ましくは0.005〜
0.45重量部の任意の量である。また、中空部材用フ
ランジ全体に対する添加量としては、0.0008〜
0.8重量%が好ましく、更に好ましくは0.0015
〜0.4重量%の任意の量である。具体的な酸化防止剤
としては、以下のものがあげられる。
【0061】 (1)フェノール系酸化防止剤 (2)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 (3)アリルアミン系酸化防止剤 (4)イミダゾール系酸化防止剤 (5)ホスファイト系酸化防止剤 (6)チオ尿素系酸化防止剤 (7)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 上述の樹脂組成物には、遮光性を確保するために遮光性
物質が添加される。その遮光性物質の添加量は樹脂組成
物中に、好ましくは0.1〜48重量%、更に好ましく
は0.3〜30重量%、特に好ましくは0.5〜20重
量%、最も好ましくは1.0〜7.0重量%の任意の量
である。遮光性物質の代表例を以下に記載する。0.1
重量%未満では中空部材用フランジの厚さを0.5mm
以上に厚くしないと遮光性を確保するのが困難であり、
48重量%を越えると物理強度が小さく、成形も困難で
ある。
【0062】これらの遮光性物質の中で、遮光能力が非
常に大きく、安価であり、写真性に悪影響を及ぼすこと
が少なく、かつ滑剤や酸化防止剤のフリードアウト量を
減少させることができる点から、カーボンブラックが好
ましい。特に好ましいカーボンブラックの原料による分
類例をあげると、ガスブラック、ファーネスブラック、
チャンネルブラック、アントラセンブラック、アセチレ
ンブラック、ケッチェンカーボンブラック、サーマルブ
ラック、ランプブラック、油煙、松煙、アニマルブラッ
ク、ベジタブルブラック等がある。遮光性、コスト、物
性向上の点ではファーネスカーボンブラックがより好ま
しく、高価であるが帯電防止効果と遮光性向上の点では
アセチレンカーボンブラック、変性副生カーボンブラッ
クであるケッチェンカーボンブラックがより好ましい。
必要によりこれらを混合して用いてもよい。
【0063】中空部材用フランジとして用いる上で、ハ
ロゲン化銀感光材料に対しカブリの発生がなく、感光度
の増減の発生が少なく、遮光能力が大きく、本発明によ
る中空部材用フランジの遮光性材料として外観・物理強
度等も優れており、中空部材用フランジの樹脂組成物中
に添加した場合でもカーボンブラックの固まり(ブツ)
の発生やフィッシュアイ等によるピンホールが発生しに
くい点で、カーボンブラックの中でもpH6.0〜9.
0で、平均粒子径10〜120nmのものが好ましく、
これらの中でも特に揮発成分が2.0%以下、吸油量が
50ml/100g以上のファーネスカーボンブラック
が好ましい。
【0064】好ましいカーボンブラックの市販品として
は、例えば三菱化学製のカーボンブラック#20
(B)、#30(B)、#33(B)、#40(B)、
#44(B)、#45(B)、#50、#55、#10
0、#600、#950、#1000、#2200
(B)、#2400(B)、MA8、MA11、MA1
00等があげられる。海外の製品としては、例えばキャ
ボット社のBlack Pearls2、46、70、
71、74、80、81、607等、Regal30
0、330、400、660、991、SRF−S等、
Vulcan3、6等、Sterling10、SO、
V、S、FT−FF、MT−FF等があげられる。さら
に、アシュランドケミカル社のUnited R、B
B、15、102、3001、3004、3006、3
007、3008、3009、3011、3012、X
C−3016、XC−3017、3020等があげられ
る。
【0065】遮光性物質を配合する形態は種々あるが、
マスターバッチ法がコスト、作業場の汚染防止等の点で
好ましい。例えば特公昭40−26196号公報におい
て示されているように、有機溶媒に溶解した重合体の溶
液中にカーボンブラックを分散させ、重合体−カーボン
ブラックのマスターバッチを作る方法、特公昭43−1
0362号公報において示されているように、カーボン
ブラックをポリエチレンに分散してマスターバッチを作
る方法等がある。
【0066】また、上述の滑剤、帯電防止剤、酸化防止
剤、遮光性物質の他にも、有機環状燐酸化合物、ラジカ
ル捕獲剤、紫外線吸収剤、有機造核剤、防滴剤、相溶化
剤、芳香剤、吸水性樹脂等を樹脂の特性や目的に適合さ
せて添加してもよい。
【0067】次に、本発明による中空部材用フランジを
端部に取り付けるロール状感光材料の中空巻心の材料と
しては、特に限定されず、例えばプラスチック、天然
紙、合成紙等からなるものであってもよい。中空巻心の
内周を構成する材料は滑り難く、適度な硬さを持ってい
る材料が好ましい。この点では、紙材料が最も好ましい
材料であるが、これに限定されるものではない。
【0068】中空巻心の内周を構成する材料が硬すぎる
と、取り付けた中空部材用フランジが滑りやすく、十分
な嵌合力も得られないし、逆に柔らかすぎると、嵌合し
た中空部材用フランジが抜けやすく、この場合も嵌合力
を確保できない。
【0069】紙管用原紙としては、巻き付ける感光材料
に悪影響を与えない材料であり、例えばSP、KPのよ
うな化学パルプ、CTMP、CGPで代表されるセミ化
学パルプ、及び、機械パルプを使用することができる
し、また、新聞故紙、ダンボール故紙等も使用すること
ができる。好ましい紙管原紙としては、特開平3−18
058号に記載のイオウ化合物、ホルマリン等の発生が
少ない中性紙がある。
【0070】1実施例として、内周3層を坪量380g
/m2 の高収率パルプ、外周1層を坪量360g/m2
のKP(クラフトパルプ)を使用し、(株)コニシ製ボ
ンドCN−1で貼り付けた。
【0071】さらに、防湿フィルム金属箔、金属蒸着フ
ィルムとのラミネート紙であってもかまわないし、各層
の一部にポリウレタンフォーム、発泡ポリエチレンシー
ト、発泡ポリエチレンペーパー等を積層して、感光材料
への巻心凹凸の映りを防止した巻心も使用できる。
【0072】紙管用原紙を接着させる接着剤は、特開平
5−323519号や特開平10−142744号記載
の写真性に影響の少ない酢酸ビニル樹脂系エマルジョン
からなる接着剤が好ましい。
【0073】これらの材料の選定は、巻心強度、防湿
性、巻心伸縮性、表面及び内面の滑り性、クッション
性、感光材料への映り、コスト等から総合的に決めら
れ、特に内部を構成する原紙について、上記のフランジ
嵌合力を確保できるような材料を選定すればよい。
【0074】紙管用原紙は、0.2mm〜1.0mmの
厚さが好ましく、坪量150〜750g/m2 のものが
好ましい。1実施例の坪量の原紙は、1層当たり約0.
5mmの厚みであり、遮光性、防湿性を考慮すると3層
以上必要であり、1実施例では4層以上巻き付けて、厚
みを2mmとした。この厚みが2.5mm(この実施例
の原紙だと5層巻付け)までであれば、長尺のロールフ
ィルムを使用した後に巻心を廃棄する際に、素手で折り
曲げて廃棄することができる。
【0075】巻心の製造方法について、図23のロール
状写真感光材料用紙管の一部を展開した斜視図、図24
のロール状写真感光材料用紙管を製造するラングストン
型紙管製造装置の概略図を用いて説明する。図23にお
いて、ロール状写真感光材料用紙管51は、テープ状の
複数の紙管原紙52が螺旋状に巻かれて円筒状に形成さ
れており、各紙管原紙52は、コニシ製ボンドCN−1
の接着剤53で接着されている。
【0076】図24の紙管製造装置60で上記のような
ロール状写真感光材料用紙管51を製造するには、まず
滑剤塗布手段63で滑剤を塗布した紙管原紙52をマン
ドレル61に巻つけ、次にこの紙管原紙52の上に接着
剤塗布手段62でコニシ製ボンドCN−1が塗布された
紙管原紙52を順次巻き付けると共に接着する。これに
より、この円筒状に形成されたロール状写真感光材料用
紙管の連続体が形成され、この紙管51は加圧ベルト6
4で順次マンドレル61から排出される。
【0077】次に、ヒンジA、C間寸法sを変えた場合
と、中央フィン382 、385 の接続の有無の場合の具
体的な測定例を示す。 測定法: ロックに必要な力:巻心の反対側から巻心内径に略等しい棒を挿入し、ロッ クを同時に揺動させる力を測定する. ロックしたものを 引き抜くための力:ロックを掛けた状態で45℃3日加温した後、ストログ ラムを使いフランジを引き抜く力を測定する. ロック安定性 :n=10個のロックを掛けた巻心付きフランジを50c mから落下させてロック状態を観察する. 良い:10個共破損なし。 以上、本発明の中空部材用フランジを実施例に基づいて
説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種
々の変形が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の中空部材用フランジによると、揺動片と側縁とを連結
するヒンジの回転中心線を通る直線が、揺動片相互を連
結するヒンジと中心軸とを中心軸に垂直に結ぶ直線に略
平行になるように構成されているので、揺動片を旋回さ
せてロック(固定)を掛ける場合に、揺動片が中空巻心
の内面に沿ってスムーズに旋回し、円筒状挿入部材のラ
ジアル方向あるいは中心方向に向かう余分な力が何れの
揺動片にも掛からないため、ロック後に振動や外部圧力
が掛かっても、揺動片が破損したり、ロック解除が起こ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空部材用フランジの1実施例の
斜視図である。
【図2】図1の中空部材用フランジの正面図である。
【図3】図1の中空部材用フランジの側面図である。
【図4】拡張可能部分先端部の断面図である。
【図5】図1の実施例の中空部材用フランジをロール状
感光材料の端部に取り付ける前後の断面図である。
【図6】切り欠き部分の円筒状挿入部材の先端の直径が
拡張していない状態の展開図である。
【図7】図1の中空部材用フランジの裏面図である。
【図8】リング状部材内面近傍を円板の穴側から見た図
と中央フィンの断面図である。
【図9】本発明による中空部材用フランジを取り付けた
ロール状感光材料に製版装置の駆動軸を通す様子を模式
的に示す図である。
【図10】第1の実施例の問題点を説明するための図で
ある。
【図11】本発明による第2の実施例の中空部材用フラ
ンジのリング状部材内面近傍を円板の穴側から見た図で
ある。
【図12】第2の実施例の中空部材用フランジの裏面図
である。
【図13】第2の実施例の中空部材用フランジの正面図
である。
【図14】図13の直線X−X’に沿う断面図である。
【図15】1設計例の図3に対応する側面図である。
【図16】1設計例の図2に対応する正面図である。
【図17】1設計例の図7に対応する裏面図である。
【図18】1設計例の本発明に基づく拡張機構部を示す
部分側面図である。
【図19】1設計例の中心軸を含む断面図である。
【図20】1設計例の図4に対応する拡張可能部分先端
部の部分断面図である。
【図21】1設計例の円板部の中心軸を含む部分断面図
である。
【図22】1設計例の根元部に設けられる回転止めリブ
部の部分断面図である。
【図23】ロール状写真感光材料用紙管の一部を展開し
た斜視図である。
【図24】ロール状写真感光材料用紙管を製造するラン
グストン型紙管製造装置の概略図である。
【符号の説明】
A,B,C…ヒンジ 1…円板(フランジ) 2…穴 3…円筒状挿入部材 4…リング状部材 5…切り欠き部分 6…側縁 7…底縁 8…揺動切片 9…溝 10…拡張可能部分 11…リブ突起 20…中空部材用フランジ 21…紙管 22…長尺感光材料 23…ロール状感光材料 32…スリット 33…柱部材 34…円筒状根元部 36…肉抜き開口 37…撓み柱部材 381 、382 、383 、384 、385 、386 …フ
ィン 39…回転止めリブ 40…ネジ突起 41…フィンの先端 51…ロール状写真感光材料用紙管 52…紙管原紙 53…接着剤 60…紙管製造装置 61…マンドレル 62…接着剤塗布手段 63…滑剤塗布手段 64…加圧ベルト 71、72…駆動軸 73…ピン 74…穴 75…弾性ワイヤ 76…駆動軸 77…駆動軸先端 78…リング状部材間の隙間 79…フィン端面の直線部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状の中空部材の端部に着脱可能に
    取り付けられる中空部材用フランジであって、中心に同
    心円状の穴を有する円板と、前記穴から中心軸に沿って
    延びる中空円筒状挿入部材とを備え、前記円筒状挿入部
    材の先端部にその先端縁から凹状に切り欠かれた切り欠
    き部分が中心軸を挟んで2個設けられており、前記切り
    欠き部分各々の相互に対向する側縁内に相互に対称の外
    形を持つ2つの揺動片が対称に配置され、一方の揺動片
    は一方の側縁に1つのヒンジで連結され、他方の揺動片
    は他方の側縁に1つのヒンジで連結され、揺動片相互は
    1つのヒンジで連結されており、前記円筒状挿入部材の
    円筒壁に沿って両方の揺動片を思案点を挟んで2つの位
    置間で中心軸に沿った前後に旋回させることにより、前
    記円筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡大した状態と
    その拡大を解除した状態をとらせるようにして、前記円
    筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡大した状態で前記
    中空部材用フランジをその中空部材端部に取り付け、前
    記円筒状挿入部材の先端の円周の長さの拡大を解除した
    状態で前記中空部材用フランジをその中空部材端部から
    取り外し可能にする中空部材用フランジにおいて、 揺動片と側縁とを連結するヒンジの回転中心線を通る直
    線が、揺動片相互を連結するヒンジと中心軸とを中心軸
    に垂直に結ぶ直線に略平行になるように構成されている
    ことを特徴とする中空部材用フランジ。
  2. 【請求項2】 前記円筒状挿入部材の先端の円周の長さ
    が拡張していない状態において、揺動片の内面の面形状
    が、揺動片相互を連結するヒンジと中心軸とを中心軸に
    垂直に結ぶ直線に垂直な直線を含み中心軸に平行な平面
    形状、あるいは、揺動片相互を連結するヒンジ位置でこ
    の直線より中心軸側に凸となっている面形状に構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の中空部材用フラ
    ンジ。
  3. 【請求項3】 前記切り欠き部分内の一方の揺動片が一
    方の側縁に連結されているヒンジと、他方の揺動片が他
    方の側縁に連結されているヒンジとの間の寸法が、15
    mm以上、25mm以下であり、巻心内径が50mm以
    上80mm以下であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の中空部材用フランジ。
  4. 【請求項4】 パイプ状の中空部材の端部に着脱可能に
    取り付けられる中空部材用フランジであって、中心に同
    心円状の穴を有する円板と、前記穴から中心軸に沿って
    延びる中空円筒状挿入部材とを備え、前記円筒状挿入部
    材の先端部にその先端縁から凹状に切り欠かれた切り欠
    き部分が中心軸を挟んで2個設けられており、前記切り
    欠き部分各々の相互に対向する側縁内に相互に対称の外
    形を持つ2つの揺動片が対称に配置され、一方の揺動片
    は一方の側縁に1つのヒンジで連結され、他方の揺動片
    は他方の側縁に1つのヒンジで連結され、揺動片相互は
    1つのヒンジで連結されており、前記円筒状挿入部材の
    円筒壁に沿って両方の揺動片を思案点を挟んで2つの位
    置間で中心軸に沿った前後に旋回させることにより、前
    記円筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡大した状態と
    その拡大を解除した状態をとらせるようにして、前記円
    筒状挿入部材の先端の円周の長さを拡大した状態で前記
    中空部材用フランジをその中空部材端部に取り付け、前
    記円筒状挿入部材の先端の円周の長さの拡大を解除した
    状態で前記中空部材用フランジをその中空部材端部から
    取り外し可能にする中空部材用フランジにおいて、 前記中空円筒状挿入部材の先端縁から前記切り欠き部分
    を除いた部分に中心軸方向に2つの対称なリング状部材
    が延びており、各リング状部材と前記中空円筒状挿入部
    材の先端縁との間には、各リング状部材の略中心部を除
    いてスリットが形成されており、 前記各リング状部材からは中心軸方向に平板状で半径方
    向に略等間隔に配置された3枚のフィンが前記リング状
    部材内面に一体に取り付けられており、 前記中空円筒状挿入部材の各リング状部材の両端のフィ
    ンに対応する側面には肉抜き開口が設けられており、 前記リング状部材の両端のフィンの先端が前記スリット
    を横切って前記中空円筒状挿入部材の肉抜き開口内に入
    り込むように伸びて形成されていることを特徴とする中
    空部材用フランジ。
  5. 【請求項5】 前記各リング状部材の両端面とその両端
    のフィンとは略同じ位置に配置されており、前記各リン
    グ状部材の両端面各々には直線部が形成されており、対
    向するリング状部材の端面の直線部は相互に略平行にな
    るように形成されていることを特徴とする請求項4記載
    の中空部材用フランジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7100859B2 (en) 2002-02-22 2006-09-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Holder device of recording paper roll
CN100415623C (zh) * 2003-11-03 2008-09-03 郑渊韶 用来卷绕由帘线制成的织物带的卷轴组件

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US7100859B2 (en) 2002-02-22 2006-09-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Holder device of recording paper roll
CN100415623C (zh) * 2003-11-03 2008-09-03 郑渊韶 用来卷绕由帘线制成的织物带的卷轴组件

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