JP2001106112A - 自動車駆動ステアリング車軸用の車輪端部アセンブリ - Google Patents

自動車駆動ステアリング車軸用の車輪端部アセンブリ

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JP2001106112A
JP2001106112A JP28568399A JP28568399A JP2001106112A JP 2001106112 A JP2001106112 A JP 2001106112A JP 28568399 A JP28568399 A JP 28568399A JP 28568399 A JP28568399 A JP 28568399A JP 2001106112 A JP2001106112 A JP 2001106112A
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constant velocity
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A Cricia James
ジェイムズ、エイ、クリシァ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の駆動ステアリング車軸用の簡単であ
りかつ費用対効果比の向上した構造を持つ車輪端部アセ
ンブリを提供することにある。 【解決手段】 車輪端部アセンブリ10は、スピンドル
として作用する外側部材すなわち外レース26を持つ恒
速度(CV)継手22を備える。ステアリング・ナック
ル14を貫いて延びる穴20内に位置させた外方に延び
るスナップ・リングみぞ54内のスナップ・リング56
により保持した外径部取付軸受アセンブリ50、52を
恒速度(CV)継手と協働させることにより、この恒速
度(CV)継手22の外側部材すなわち外レース26の
外径部は、ハブ・フランジ取付部材60と自動車タイヤ
を取付けた車輪を備えハブ・フランジ取付部材60に回
転できるように結合したハブ・フランジ70とに対し案
内を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に新規な自動車車輪
端部アセンブリに関する。ことに本発明は、ハブ・フラ
ンジ取付部材用の案内を形成する外側部材すなわち外レ
ースを持つ恒速度(CV)継手と、ハブ・フランジ取付
け部材に回転できるように結合した自動車タイヤを取付
けた車輪を持つハブ・フランジとを備えた自動車の駆動
ステアリング車軸(driving and stee
ring axle)用の車輪端部アセンブリ(whe
el end assembly)に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の駆動ステアリング車軸は典型的
には、内端部がデイフアレンシヤルから始まり外端部を
恒速度(CV)継手〔constant veloci
ty(CV) joint〕に連結する車軸又は軸を備
える。この恒速度(CV)継手は通常、車軸に回転する
ように連結されトルクを受ける内レースとトルク伝達ボ
ールのようなトルク・トランスフア構造を介して一定角
速度で内レースからトルクを受ける外レースとを備え
る。この外レースは一般に車輪ハブに回転するように結
合したスピンドルに回転するように結合してある。車輪
ハブは典型的には、ステアリング・ナックルを貫いて形
成した穴内に位置させた1個又は複数の軸受アセンブリ
により回転するように支えてある。車輪ハブは一般に、
外方領域に形成した車輪取付けフランジを備え、複数個
の車輪取付植込みボルト及び協働するめねじ付き車輪取
付けラグナットを使い車輪を前記フランジに取付け車輪
ハブに一緒に回転するように固定できるようにしてあ
る。ディスク・ブレーキ・ロータは又典型的には車輪取
付けフランジに隣接して車輪取付植込みボルトにより固
定してある。
【0003】このような従来の自動車車輪端部アセンブ
リは一般にこのような従来の自動車車輪端部アセンブリ
の複雑さ、重量費用、組立て分解の容易さ及び調整の容
易さを増大する種種の部品を備える。
【0004】従って本発明の好適な実施例は自動車の駆
動ステアリング車軸用の自動車車輪端部アセンブリを提
供する。
【0005】本発明による自動車車輪端部アセンブリ
は、ステアリング・ナックルを貫いて延びる穴内に位置
させた外方に延びるスナップ・リングみぞ内のスナップ
・リングにより保持した外径部取付け軸受アセンブリを
協働させスピンドルとして作用する外側部材すなわち外
レースを持ちこの外側部材すなわち外レースがハブ・フ
ランジ取付部材の案内を形成するようにした恒速度(C
V)継手と、自動車タイヤを取付ける車輪を備え前記ハ
ブ・フランジ取付部材に回転するように結合したハブ・
フランジとを包含する。
【0006】従って本発明による車輪端部アセンブリ
は、自動車の駆動ステアリング車軸用の簡単であり、か
つ費用対効果比の向上した構造を提供する。
【0007】本発明の他の利点及び新規な特徴は添付図
面による本発明の以下の詳細な説明から明らかである。
【0008】
【実施例】以下本発明の好適な実施例を添付図面により
詳細に説明する。添付図面は本発明による自動車車輪端
部アセンブリの好適な実施例を示す。本発明の好適な実
施例による自動車車輪端部アセンブリ10を一部を軸断
面にした側面図である図1によれば、車輪端部アセンブ
リ10は自動車の駆動ステアリング車軸に使うようにし
てある。従って車輪端部アセンブリ10は典型的には、
前輪駆動自動車の前車軸と共に又は四輪駆動自動車の前
車軸と共に利用する。ただし本アセンブリの使用は必ず
しもこのような場合だけに限定するものではない。自動
車の駆動ステアリング車軸は通常、トランスアクスル又
は四輪駆動トランスフア・ケース(図示してない)から
トルクを受けこのようにして受けたトルクをトルク移送
車軸12を経ていずれか又は両方の車輪端部アセンブリ
10に伝達するように2組の車輪端部アセンブリ10の
間に位置させたデイフアレンシアル(図示してない)を
備える。トルク移送車軸12は又所望により非回転車軸
管ハウジング(図示してない)内に納めてもよい。
【0009】車輪端部アセンブリ10は一般に、上部取
付けボス16及び下部取付けボス18を持つステアリン
グ・ナックル14を備える。これ等のボスによりステア
リング・ナックル14を自動車シヤシ(図示してない)
に取付けることができる。ステアリング・ナックル14
は又これを貫いて延びる少なくとも1個の穴20を備え
る。
【0010】車輪端部アセンブリ10は又恒速度(C
V)継手22を備える。恒速度(CV)継手22は一般
に、トルク移送車軸12にスプラインばめするか又はそ
の他の方法で駆動作用が得られるように結合した内側部
材すなわち内レース24と第1の軸受アセンブリ28及
び第2の軸受アセンブリ30によりステアリング・ナッ
クル14の穴20内に回転するように支えた外側部材す
なわち外レース26とを備える。外側部材すなわち外レ
ース26はその外端部の近くに直径を細くした部分32
を備える。この直径を細くした部分32は軸線方向に延
びるスプライン34を備える。
【0011】図1に2個だけ示した円周方向に互いに間
隔を置いたトルク伝達ボール36は内側部材すなわち内
レース23及び外側部材すなわち外レース26の間に位
置させてある。円周方向に互いに間隔を置いたトルク伝
達ボール36は、内側部材すなわち内レース24に形成
した複数条のみぞのうちの1条のみぞと外側部材すなわ
ち外レース26に形成した複数条のみぞのうちの協働し
対応する1条のみぞとに受入れられ内側部材すなわち内
レース24から外側部材すなわち外レース26にトルク
を伝達するようにしてある。円周方向に互いに間隔を置
いたトルク伝達ボール36及びみぞは互いに協働して、
内側部材すなわち内レース24から外側部材すなわち外
レース26に車輪端部アセンブリ10のステアリング運
動の範囲にわたって一定角速度でトルクを伝えるように
する。円周方向に互いに間隔を置いたトルク伝達ボール
36は典型的には内側部材すなわちレース24及び外側
部材すなわちレース26の各みぞ内にケージ部材(図示
してない)により保持してある。本説明に述べる本発明
の好適な実施例による車輪端部アセンブリ10では、ス
テアリング・ナックル14は取りはずさなくても恒速度
(CV)継手22を車輪端部アセンブリ10から取りは
ずすことができる。又内側部材すなわち内レース24及
び外側部材すなわち外レース26の一定角速度継手を形
成する他の構造もよく知られているが、本発明は内側部
材すなわち内レース24及び外側部材すなわち外レース
26の間にこのような一定角速度継手を形成する特定の
構造に限定するものではない。
【0012】恒速度(CV)継手22とくにその外側部
材すなわち外レース26は第1軸受アセンブリ28及び
第2軸受アセンブリ30によりステアリング・ナックル
14の穴20内で回転するように支えられる。内側シー
ル38及び外側シール40は、ほこり、水及びその他の
異物をステアリング・ナックル14の穴20に入らない
ように又第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセンブ
リ30の作動の妨げにならないように設けるのがよい。
第1軸受アセンブリ28はリテーナ又はケージ42を備
え、又第2軸受アセンブリ30はリテーナ又はケージ4
4を備える。リテーナ又はケージ42及びリテーナ又は
ケージ44は、それぞれ第1軸受アセンブリ28及び第
2軸受アセンブリ30のまわりの複数個の軸受46,4
8をそれぞれ互いに隔離し円周方向に互いに間隔を置い
ている。第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセンブ
リ30は共通の内レース50及び共通の外レース52を
共有するのがよい。ただし第1軸受アセンブリ28及び
第2軸受アセンブリ30に対し各別の内レース及び外レ
ースを交互に使ってもよい。第1軸受アセンブリ28及
び第2軸受アセンブリ30はそれぞれ外径部がステアリ
ング・ナックル14の穴20内で案内される一体の軸受
アセンブリがよい。第1軸受アセンブリ28の軸受46
と第2軸受アセンブリ30の軸受48とは円すいころ型
又はキャリッジ型の軸受である。ただし本発明はとくに
このような軸受又はその他いずれの形式の軸受アセンブ
リにも限定するものではない。たとえば第1軸受アセン
ブリ28及び第2軸受アセンブリ30で円すいころ型又
はキャリッジ型の軸受の代りに玉軸受を利用することが
できる。
【0013】前記したように車軸端部アセンブリ10の
組立て又は分解中に第1軸受アセンブリ28及び第2軸
受アセンブリ30はステアリング・ナックル14の穴2
0内で案内され又はこれ等のアセンブリの位置から取り
はずすことができる。すなわち第1軸受アセンブリ28
及び/又は第2軸受アセンブリ30のいずれか又は両方
を取替える必要がある場合には、第1軸受アセンブリ2
8及び第2軸受アセンブリ30をステアリング・ナック
ル14の穴20から取りはずして廃棄し代りに同様な比
較的安価な軸受アセンブリを使えばよい。このようにし
て第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセンブリ30
は容易に取替えそして/又は修理することができる。さ
らに恒速度(CV)継手22の外側部材すなわち外レー
ス26の外径部とは別個に内レース50を形成すること
により又ステアリング・ナックル14の穴20の内径部
とは別個に外レース52を形成することにより、恒速度
(CV)継手22の外径部材すなわち外レース26とス
テアリング・ナックル14とは、恒速度(CV)継手2
2の外側部材すなわち外レース26の外径部とステアリ
ング・ナックル14の穴20の内径部とを第1軸受アセ
ンブリ28及び第2軸受アセンブリ30に直接境界面を
接するように利用する場合に一般的であるように、高価
高品質の軸受合金鋼から作る必要はない。さらに第1軸
受アセンブリ28及び第2軸受アセンブリ30は、恒速
度(CV)継手22の外側部材すなわち外レース26又
はステアリング・ナックル14を取りはずし又は交換し
ないで取替えることができる。
【0014】ステアリング・ナックル14の穴20は
又、外レース52と従って第1軸受アセンブリ28及び
第2軸受アセンブリ30との適正な位置決めに役立ち又
第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセンブリ30の
軸線方向移動を妨げるようにスナップ・リング56が内
部に係合する外方に延びるスナップ・リングみぞ54を
備えるのがよい。トーン・リング(tone rin
g)58は恒速度(CV)自在継手22の外側部材すな
わち外レース26に一体にしてセンサ(図示してない)
と協働しアンテイスキッド・ブレーキ作用(ABS)ブ
レーキ・システム、牽引制御システム又は車輪速度の測
定値を利用する類似のシステムに対し入力信号を送るよ
うにするのがよい。恒速度(CV)継手22の外側部材
すなわち外レース26とトーン・リング(tone r
ing)58とは、たとえばネット・フォーミング(n
et−forming)鍛造処理を利用することによっ
て一体に作るのがよい。
【0015】車輪端部アセンブリ10は又軸線方向に延
びるスプライン64を形成した円筒形の穴62を持つハ
ブ・フランジ取付部材60を備える。スプライン64
は、恒速度(CV)継手22の外側部材すなわち外レー
ス26の直径を細くした部分32から外方に延び恒速度
(CV)継手22の外側部材すなわち外レース26から
ハブ・フランジ取付部材60にトルクを伝える軸線方向
に延びるスプライン34に対応しスプライン34に係合
する。恒速度(CV)継手22の外側部すなわち外レー
ス26とハブ・フランジ取付部材60との間のスプライ
ン連結により、これ等両者間に半径方向の同心性を保持
しトルクを伝える。ハブ・フランジ取付部材60の軸線
方向の揺れを、典型的には第1軸受アセンブリ28及び
第2軸受アセンブリ30の幅に伴う低次元の振動によっ
て最小になる。
【0016】ハブ・フランジ取付け部材60はこれに複
数個の穴66を形成するのがよい。複数個の車輪取付植
込みボルト68を穴66に挿入し、自動車タイヤ(図示
してない)を取付けた車輪を備えたハブ・フランジ70
をハブ・フランジ取付部材60と共に回転するように受
け入れて固着する。ハブ・フランジ取付け部材60及び
ハブ・フランジ70と恒速度(CV)継手22の外側部
材すなわち外レース26との間にスプライン連結部を設
けることにより、ハブ・フランジ取付部材60及びハブ
・フランジ70は恒速度(CV)継手22の外側部材す
なわち外レース26に対して軸線方向に動くことができ
るが、これ等の間の半径方向の動きは妨げられる。さら
にハブ・フランジ70及びハブ・フランジ取付部材60
は容易に取りはずしスナップ・リング56と共に第1軸
受アセンブリ28及び第2軸受アセンブリ30をその修
理及び/又は取りはずし及び交換のために操作すること
ができる。
【0017】ハブ・フランジ取付部材60はその外径表
面に軸線方向に延びる第2の組のスプライン72を備え
る。スプライン72は、ハブ・フランジ取付部材60及
びブレーキ・ロータ76の回転運動を伴う係合のために
ブレーキ・ロータ76の内径部に形成した対応する組の
スプライン74に対応し係合する。ハブ・フランジ取付
部材60及びブレーキ・ロータ76の間のこのスプライ
ン連結部によりハブ・フランジ取付部材60及びブレー
キ・ロータ76の間の相対的軸線方向移動ができる。す
なわちハブ・フランジ取付部材60及びブレーキ・ロー
タ76は部分的に一体化され、ブレーキ・キャリパ90
はステアリング・ナックル14に固定されるがブレーキ
・ロータ76は軸線方向に移動させることができる。
【0018】車輪端部アセンブリ10は又恒速度(C
V)カバー又はブーツ78を備えるのがよい。恒速度
(CV)カバー又はブーツ78は、ゴムのようなたわみ
性材料から作るのがよくほこり、水及びその他の異物が
恒速度(CV)継手22に入ってその作動の妨げになる
のを防ぐ作用をする。恒速度(CV)カバー又はブーツ
78は、恒速度(CV)カバー又はブーツ78の外端部
の近くで恒速度(CV)カバー又はブーツ78の側部か
ら外方に延びるフランジ80を備えるのがよい。フラン
ジ80は、スリンガとして作用しトーン・リング58及
びその協働するセンサ(図示してない)を、トーン・リ
ング58及びその共同センサ(図示してない)の作動を
妨げる過度のほこり、水及びその他の異物から保護する
のに役立つ。
【0019】車輪端部アセンブリ10は、第1軸受アセ
ンブリ28及び第2軸受アセンブリ30の検査、清掃、
グリース補給及び/又は交換のために容易に分解するこ
とができる。同様に第1軸受アセンブリ28及び第2軸
受アセンブリ30を取りはずしできる軸受アセンブリと
して設けると、第1軸受アセンブリ28及び第2軸受ア
センブリ30は恒速度(CV)継手22、ハブ・フラン
ジ取付部材60又はハブ・フランジ70のいずれの部品
も交換しないで容易に取りはずし交換することができ
る。さらに前記したように第1軸受アセンブリ28及び
第2軸受アセンブリ30を車輪端部アセンブリ10で取
りはずしできるものとして設けると又、恒速度(CV)
継手22、ハブ・フランジ取付部材60及びハブ・フラ
ンジ70は費用対効果比の向上するよう(cost e
ffecive manner)に作ることができる。
その理由は、第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセ
ンブリ30がこれ等の部品に対し直接の妨げにならない
のでこれ等の部品を作るのに高価高品質の軸受用鋼材を
利用する必要がないからである。
【0020】運転時にはトルク伝達車軸12はディファ
レンシャル(図示してない)からトルクを受ける。恒速
度(CV)継手22の内側部材すなわち内レース24
は、このトルクをトルク伝達車軸12からスプライン連
結部又はその他を経て受けこのトルクを円周方向に互い
に間隔を隔てたトルク伝達ボール36を経て恒速度(C
V)継手22の外側部材すなわち外レース26に伝え
る。恒速度(CV)継手22の外側部材すなわち外レー
ス26はスプライン連結部又はその他を経てハブ・フラ
ンジ取付部材60にトルクを伝える。次いでハブ・フラ
ンジ取付部材60はトルクを車輪取付植込みボルト68
に次いでボルト締め連結部を経て車輪とこの車輪に取付
けた自動車タイヤ(図示してない)とを備えたハブ・フ
ランジ70に伝える。ブレーキ・ロータ76は又ハブ・
フランジ取付部材60にスプライン連結部又はその他を
経て回転できるように結合してあるから、ハブ・フラン
ジ取付部材60の回転は又ブレーキ・ロータ76により
制御される。
【0021】本発明による車輪端部アセンブリ10は従
来知られている自動車車輪端部アセンブリに勝った複数
の利点がある。たとえば車輪端部アセンブリ10のスク
ラブ(scrub)半径は、第1軸受アセンブリ28及
び第2軸受アセンブリ30の直径を増して恒速度(C
V)継手22を外方への再配置ができるようにすること
によって減らすことができる。又第1軸受アセンブリ2
8及び第2軸受アセンブリ30は、典型的にはこのよう
な用途に使われる一層高価なフランジ付き軸受の代りに
一層安価なカートリッジ形軸受を利用することができ
る。さらに第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセン
ブリ30は、典型的には公知の従来の自動車車輪端部ア
センブリに使われる3本ボルト取付構造でなくてステア
リング・ナックル14の穴20内の外方に延びるスナッ
プ・リングみぞ54内に位置させたスナップ・リング5
6により保持する。さらに本発明による車輪端部アセン
ブリ10では、ブレーキ・キャリパを浮動させブレーキ
・ロータを固定させた比較的普通の構造より一層ブレー
キ・ロータ76を浮動させブレーキ・キャリパ90を固
定させることができる。さらに恒速度(CV)継手22
の外側部材すなわち外レース26から外方に延びるおね
じ84に締付けためねじ付き保持ナット82は、ハブ・
フランジ取付部材60の軸線方向の動きが生じないよう
にし第1軸受アセンブリ28及び第2軸受アセンブリ3
0に予荷重を加える。さらにめねじ付き保持ナット82
の外径部86はハブ・フランジ70の穴88内に位置さ
せ恒速度(CV)継手22の外側部材すなわち外レース
26に対してハブ・フランジ70を軸線方向に位置決め
する。
【0022】以上本発明を詳細に説明したが、この説明
では本発明を例示しただけで限定するものではない。た
とえば前記したように種種の形式の軸受アセンブリが本
発明による自動車車輪端部アセンブリと協働して容易に
利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車車輪端部アセンブリの好適
な実施例を一部を側面図で示した軸断面図である。
【符号の説明】
10 車輪端部アセンブリ 12 車軸 14 ステアリング・ナックル 20 穴 22 恒速度(CV)継手 24 内側部材すなわち内レース 26 外側部材すなわち外レース 28 第1軸受アセンブリ 30 第2軸受アセンブリ 60 ハブ・フランジ取付部材 68 車輪取付植込みボルト 70 ハブ・フランジ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通穴を形成したステアリング・ナック
    ルと、 車軸と一緒に回転するように駆動作用を伴って結合さ
    れ、前記車軸からトルクを受け取ることのできる内側部
    材すなわち内レースと、この内側部材すなわち内レース
    に駆動作用を伴って結合した外側部材すなわち外レース
    とを持つ恒速度(CV)継手であって、前記外側部材す
    なわち外レースに、少なくとも1個の取りはずしできる
    軸受アセンブリにより前記ステアリング・ナックルの前
    記穴内に回転するように支えられた一体のスピンドル部
    分を設けて成る恒速度(CV)継手と、 前記恒速度(CV)継手の前記外側部材すなわち外レー
    スの前記スピンドル部分に一緒に回転するように駆動作
    用を伴って結合され、複数個の車輪取付植込みボルトを
    備えたハブ・フランジ取付部材と、 自動車タイヤを取付ける車輪を持つハブ・フランジであ
    って、このハブ・フランジと前記ハブ・フランジ取付部
    材とを回転できるように結合するために、前記ハブ・フ
    ランジ取付部材の前記複数個の車輪取付植込みボルトに
    取りはずしできるように取付けられたハブ・フランジ
    と、を包含する車輪端部アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1個の取りはずしできる
    軸受アセンブリに、第1軸受アセンブリ及び第2軸受ア
    センブリを設け、これ等の第1軸受アセンブリ及び第2
    軸受アセンブリを、前記ステアリング・ナックルの前記
    穴内で案内されるようにした請求項1の車輪端部アセン
    ブリ。
  3. 【請求項3】 前記ステアリング・ナックルの前記穴
    に、外方に延びるスナップ・リングみぞを設け、前記少
    なくとも1個の取りはずしできる軸受アセンブリが、第
    1軸受アセンブリ及び第2軸受アセンブリを備え、これ
    等の第1軸受アセンブリ及び第2軸受アセンブリを、前
    記ステアリング・ナックルの前記穴内で案内し、前記ス
    テアリング・ナックルの前記穴内の前記外方に延びるス
    ナップ・リングみぞ内に係合したスナップ・リングによ
    り軸線方向に保持した請求項1の車輪端部アセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記ステアリング・ナックルの前記穴
    に、外方に延びるスナップ・リングみぞを設け、前記少
    なくとも1個の取りはずしできる軸受アセンブリが、第
    1軸受アセンブリ及び第2軸受アセンブリを備え、これ
    等の第1軸受アセンブリ及び第2アセンブリが前記外レ
    ースを共有し、この外レースが、前記ステアリング・ナ
    ックルの前記穴内で案内され、前記ステアリング・ナッ
    クルの前記穴内の前記外方に延びるスナップ・リングみ
    ぞ内に係合したスナップ・リングにより軸線方向に保持
    された請求項1の車輪端部アセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1軸受アセンブリ及び第2軸受ア
    センブリが、テーパ付き又はカートリッジ型の軸受アセ
    ンブリである請求項4の車輪端部アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1軸受アセンブリ及び第2軸受ア
    センブリが、玉軸受アセンブリである請求項4の車輪端
    部アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記恒速度(CV)継手の外側部材すな
    わち外レースが、或る外径を持ち、前記恒速度(CV)
    継手の外側部材すなわち外レースの前記外径に一体に形
    成したトーン・リングを設けた請求項1の車輪端部アセ
    ンブリ。
  8. 【請求項8】 前記恒速度(CV)継手の外側部材すな
    わち外レースと、前記一体に形成したトーン・リングと
    を、ネット・フォーム鍛造処理を利用して作った請求項
    7の車輪端部アセンブリ。
  9. 【請求項9】 さらに前記恒速度(CV)継手の内部で
    前記車軸のまわりに位置させた恒速度(CV)カバー又
    はブーツを備え、前記恒速度(CV)継手の作動の妨げ
    になるほこり、水及びその他の異物が入込むのを防ぐよ
    うにした請求項7に記載の車輪端部アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記恒速度(CV)カバー又はブーツ
    が、たわみ性材料で作られ、そして前記トーン・リング
    の作動の妨げになるほこり、水及びその他の異物が入込
    むのを防ぐようにスリンガとして作用する外方に延びる
    フランジを備えた請求項9の車輪端部アセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記ハブ・フランジ及びハブ・フラン
    ジ取付部材を、前記恒速度(CV)継手の前記外側部材
    すなわち外レースに取りはずしできるように取付け、前
    記ハブ・フランジ及びハブ・フランジ取付部材の取りは
    ずしができ、又前記スナップ・リングと前記の第1軸受
    アセンブリ及び第2軸受アセンブリとに接近できるよう
    にした請求項4の車輪端部アセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記ステアリング・ナックルを前記車
    輪端部アセンブリから取りはずすことなく、前記恒速度
    (CV)継手を前記車輪端部アセンブリから取りはずす
    ことができるようにした請求項1の車輪端部アセンブ
    リ。
  13. 【請求項13】 さらに前記ハブ・フランジ取付部材に
    回転できるように結合したブレーキ・ロータを備えた請
    求項1の車輪端部アセンブリ。
  14. 【請求項14】 さらにブレーキ・ロータを備え、この
    ブレーキ・ロータと前記ハブ・フランジ取付部材との間
    の軸線方向の相対運動を許容するスプライン連結部によ
    り、前記ブレーキ・ロータを前記ハブ・フランジ取付部
    材に回転できるように結合した請求項1の車輪端部アセ
    ンブリ。
  15. 【請求項15】 前記恒速度(CV)継手の外側部材す
    なわち外レースが或る外径を持ち、前記恒速度(CV)
    継手の外側部材すなわち外レースの前記外径部に一体形
    成のトーン・リングを設けた請求項4の車輪端部アセン
    ブリ。
  16. 【請求項16】 前記恒速度(CV)継手の作動の妨げ
    になるほこり、水及びその他の異物が入込むのを防止す
    るように、前記車軸のまわりにかつ前記恒速度(CV)
    継手の内部に位置させた恒速度(CV)カバー又はブー
    ツをさらに備えた請求項15の車輪端部アセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記恒速度(CV)カバー又はブーツ
    が、たわみ性材料で作られ、前記トーン・リングの作動
    の妨げになるほこり、水及びその他の異物が入込むのを
    防止するようにスリンガとして作用する外方に延びるフ
    ランジを備えた請求項16の車輪端部アセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記ハブ・フランジ及びハブ・フラン
    ジ取付部材を、前記恒速度(CV)継手の前記外側部材
    すなわち外レースに取りはずしできるように取付け、前
    記ハブ・フランジ及びハブ・フランジ取付部材を取りは
    ずし、前記スナップ・リングと前記の第1軸受アセンブ
    リ及び第2軸受アセンブリとに接近できるようにした請
    求項17の車輪端部アセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記車輪端部アセンブリから前記ステ
    アリング・ナックルを取りはずすことなく前記恒速度
    (CV)継手を前記車輪端部アセンブリから取りはずす
    ことができるようにした請求項18の車輪端部アセンブ
    リ。
  20. 【請求項20】 前記恒速度(CV)継手の作動の妨げ
    になるほこり、水及びその他の異物が入込むのを防止す
    るように、前記車軸のまわりにかつ前記恒速度(CV)
    継手の内部に位置させた恒速度(CV)カバー又はブー
    ツをさらに備えた請求項1の車輪端部アセンブリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1477328A3 (de) * 2003-05-14 2006-11-02 MAN Nutzfahrzeuge Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Lagerung eines gelenkten Fahrzeugrades

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