JP2001104377A - 万能背負い具 - Google Patents

万能背負い具

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JP2001104377A
JP2001104377A JP28509399A JP28509399A JP2001104377A JP 2001104377 A JP2001104377 A JP 2001104377A JP 28509399 A JP28509399 A JP 28509399A JP 28509399 A JP28509399 A JP 28509399A JP 2001104377 A JP2001104377 A JP 2001104377A
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vertical frames
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vertical
chair
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Tetsuo Hosonuma
哲夫 細沼
Kazuo Suzuki
一夫 鈴木
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NIPPON SHINKAN KK
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NIPPON SHINKAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部フレームから上部フレームが外れること
を防止し、万能背負い具を容易に移動することができる
万能背負い具を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 万能背負い具10を、左右一対の中空の
縦フレーム18a,18bを有する下部フレーム12
と、多段状に伸縮自在に連結される複数の縦フレーム2
4a,24b,26a,26b,28a,28bを有
し、前記下部フレーム12の上方に配置され連結される
中空の上部フレーム14と、下部フレーム12の下方に
配置され取り付けられる中空の椅子用フレーム16とで
構成し、前記下部フレーム12の縦フレーム18a,1
8bと上部フレーム14の最下段の縦フレーム24a,
24bの連結箇所を、縦フレーム24a,24bを締め
付けて固定するためのフレーム締付用ナット30a,3
0bを用いて固定する。これにより、下部フレーム12
と上部フレーム14とが一体に形成される。また、前記
椅子用フレーム16にキャスター48a,48bを取り
付け、そのキャスター48a,48bを用いることで万
能背負い具10の移動を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、救急医療活動にお
いて使用される救急医療用具一式を取り付けて背負うた
めの万能背負い具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大震災時の人命救助活動や国際紛
争発生時における難民救済活動において、消防庁やNG
O(民間海外援助団体)等の救援隊による医療活動が行
われている。その医療活動を行うために、救援隊は携帯
救急医療用具一式を万能背負い具に取り付けて持ち歩い
ている。ここで、従来の万能背負い具を図4に示す。万
能背負い具70は、サック等の大きな荷物を取り付けて
背負うための下部フレーム72と、点滴容器,バック等
の小さな物を掛けるための上部フレーム74と、その上
部フレーム74を下部フレーム72に連結するための連
結用フレーム76a,76bと、治療のため負傷者を掛
けさせるための椅子用フレーム78とから構成されてい
る。下部フレーム72, 上部フレーム74, 連結用フレ
ーム76a,76b及び椅子用フレーム78はアルミニ
ウム材からなる中空のフレームによって形成されてい
る。
【0003】前記下部フレーム72は、左右一対の縦フ
レーム80a,80bと、その左右一対の縦フレーム8
0a,80b間に形成される背当てフレーム82と、左
右一対の縦フレーム80a,80bの下端に連なって左
右一対の縦フレーム80a,80bの後方(背負う側の
反対側)に向かって水平に伸びる左右一対の水平フレー
ム84a,84bを有する荷載せ台フレーム84とから
なる。左右一対の縦フレーム80a,80bと左右一対
の水平フレーム84a,84bは一本のフレームを折曲
して形成されるものである。この下部フレーム72は、
山登り用の背負い子として一般に知られているものと同
型のもので、左右一対の縦フレーム80a,80bの上
方部分を途中から切除したものを使用している。なお、
下部フレーム72の背当てフレーム82には、万能背負
い具70を背負う際に使用するカラビナ等の着脱手段を
その両端に備える背負いベルトが取り付けられている
(図示せず)。
【0004】上部フレーム74は、前記下部フレーム7
2の左右一対の縦フレーム80a,80bの上方に配置
され連結される。この上部フレーム74は、下部フレー
ム72とは別体に形成される梯子状のものである。ま
た、上部フレーム74は、適宜の長さを有し、太さ
(径)の異なる複数の左右一対の縦フレーム86a,8
6b、88a,88b、90a(なお、最上段の縦フレ
ーム90aのみ1本からなり、中空のものではない。)
を多段状に連結して形成されている。各左右一対の縦フ
レーム86a,86b間、88a,88b間及び最上段
の縦フレーム90aには一本の横フレーム86c,88
c,90cが架橋状に設けられている。多段状に連結し
て形成される複数の縦フレーム86a,86b,88
a,88b,90aは、下段に位置する縦フレーム86
a,86b,88aの中空部の内径がその上段に位置す
る縦フレーム88a,88b,90aの外径よりも広く
なるように設定されている。上段の縦フレーム88a,
88b,90aの下端を下段の縦フレーム86a,86
b,88aの中空部に差し込み、その差込箇所(連結箇
所)は下段の縦フレーム86a,86b,88aの上端
部に備えるネジ止め部材92a,92b,94aによっ
て固定されている。
【0005】連結用フレーム76a,76bは左右一対
の縦フレームで、下部フレーム72の左右一対の縦フレ
ーム80a,80bにそれぞれ溶接され(溶接部95)
固定されている(図5)。連結用フレーム76a,76
bの中空部の内径は、上部フレーム74の最下段に位置
する縦フレーム86a,86bの外径より広くなるよう
に設定されている。連結用フレーム76a,76bの中
空部に最下段の縦フレーム86a,86bの下端を差し
込み、その連結箇所は連結用フレーム76a,76bの
上端部に備えたネジ止め部材96a,96bによって固
定されている。ネジ止め部材92a,92b,94a,
96a,96bには長ネジ97が使用され、長ネジ97
の固定を解除することにより各段の縦フレーム86a,
86b,88a,88b,90aの長さを調節すること
ができる。このように、上部フレーム74は、ネジ止め
部材92a,92b,94a,96a,96bの固定解除
により自在に伸縮できるように設定されており、連結す
る連結用フレーム76a,76bを介して下部フレーム
72に固定されている。なお、上部フレーム74の横フ
レーム86c,88c,90cには複数のフック98が
設けられている。このフック98には、点滴液や輸血用
の血液が入った容器やバック等の荷物を掛けることがで
きる。
【0006】椅子用フレーム78は下部フレーム72と
は別体に形成されるもので、椅子の座面を形成する左右
一対の水平フレーム100a,100bと、椅子の脚部
を形成する左右一対の垂直フレーム102a,102b
からなる(図6)。左右一対の水平フレーム100a,
100bと左右一対の垂直フレーム102a,102b
は、一本のフレームを折曲して形成されるものである。
椅子用フレーム78の水平フレーム100a,100b
の先端部103a,103bと下部フレーム72の左右
一対の縦フレーム80a,80bとが連結部材104
a,104bによって連結されており、椅子用フレーム
78は荷載せ台フレーム84の下方に配置されている
(図6(a))。また、椅子用フレーム78は、連結部
材104a,104bによって、荷載せ台フレーム84
の下方から前方に回転できるように設置されている。椅
子として利用する場合は、椅子用フレーム78を前方に
回転させる(同図(b))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
万能背負い具70では、下部フレーム72に溶接によっ
て固定される連結用フレーム76a,76bを介して、
上部フレーム74と下部フレーム72とが連結されてい
る。溶接による接着力は、一体に形成されるものに比べ
その接着部の強度はかなり弱い。よって、医療活動中
に、上部フレーム74に掛けられる荷物の荷重により下
部フレーム72から上部フレーム74が外れてしまう心
配があった。また、従来の万能背負い具70では、多段
状に連結される縦フレーム86a,86b,88a,8
8b,90aは長ネジ97の先端一点で固定されている
ため、固定される縦フレーム86a,86b,88a,
88b,90aに傷が付き易く、各段の縦フレーム86
a,86b,88a,88b,90aを固定する力が弱
いという欠点があった。さらに、医療活動などにおいて
は、万能背負い具70を背負うばかりではなく、場合に
よっては引きずる場合もあり、引きずる場合に従来の万
能背負い具では利便が悪いという欠点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、下部フレームから上部フレームが外れることを防止
し、万能背負い具を容易に移動することができる万能背
負い具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、左右一対の中空の縦フレームを有する下部
フレームと、多段状に形成され伸縮自在に連結される複
数の左右一対の中空の縦フレームを有し、前記下部フレ
ームの左右一対の縦フレームの上方に配置し連結される
上部フレームと、前記下部フレームの下方に配置し取り
付けられる中空の椅子用フレームとで構成され、下部フ
レームの縦フレームと上部フレームの最下段の縦フレー
ムとを連結し、下部フレームと上部フレームとを固定し
た万能背負い具において、上部フレームの最下段の縦フ
レームの外径を下部フレームの縦フレームの中空部分の
内径より狭く設定し、下部フレームの縦フレームの中空
部分に上部フレームの最下段の縦フレームを伸縮自在に
挿入して連結し、その同軸上にある上部フレームの最下
段の縦フレームと下部フレームの縦フレームの連結箇所
を、フレームを締め付けて固定するフレーム締付手段を
用いて固定することによって、下部フレームと上部フレ
ームとを一体に形成するようにしたものである。
【0010】さらに、本発明は、前記椅子用フレームに
キャスターを取り付け、そのキャスターを用いて万能背
負い具を移動できるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る万能背負い具を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る万能背負い具
の一実施形態を示す斜視図、図2は本発明に係る万能背
負い具の椅子用フレームの側面図、図3は図2のA−A
線の部分断面図である。本発明の万能背負い具10は、
サック等の大きな荷物を背負うための下部フレーム12
と、点滴容器,バック等の小さな物を掛けるための上部
フレーム14と、治療のために負傷者等を掛けさせるた
めの椅子用フレーム16とからなる。また、下部フレー
ム12, 上部フレーム14及び椅子用フレーム16は、
ジュラルミン等の高力合金材からなる中空のフレームを
用いる。従来のアルミニウム材のものと比較すると、約
30%程度軽量化が可能となる。さらに、フレームの表
面はアルマイト加工によって表面処理が行われている。
これにより、従来の万能背負い具70に使用されるアル
ミニウム材に比べ、軽量化が図られると共にフレームの
強度を増すことができるようになる。
【0012】前記下部フレーム12は、左右一対の縦フ
レーム18a,18bと、その左右一対の縦フレーム1
8a,18b間に形成される背当てフレーム20と、左
右一対の縦フレーム18a,18bの下端に連なって左
右一対の縦フレーム18a,18bの後方(背負う側の
反対側)に向かって水平に伸びる左右一対の水平フレー
ム22a,22bを有する荷載せ台フレーム22とから
なる。左右一対の縦フレーム18a,18bと左右一対
の水平フレーム22a,22bは一本のフレームを折曲
して形成されるものである。なお、下部フレーム12の
背当てフレーム20には、万能背負い具10を背負う際
に使用するカラビナ等の着脱手段をその両端に備える背
負いベルトが取り付けられている(図示せず)。
【0013】前記上部フレーム14は梯子状に形成され
るもので、前記下部フレーム12の左右一対の縦フレー
ム18a,18bの上方に配置され連結される。この上
部フレーム14は、適宜の長さを有し、太さの異なる複
数の左右一対の縦フレーム24a,24b、26a,2
6b、28a,28bを多段状に連結して形成されてい
る。各左右一対の縦フレーム24a,24b,26a,
26b,28a,28bの間には一本の横フレーム24
c,26c,28cが架橋状に設けられている。下段に
位置する縦フレーム24a,24b,26a,26bの
中空部の内径はその上段に位置する縦フレーム26a,
26b,28a,28bの外径より広く設定されてい
る。下段の縦フレーム24a,24b,26a,26b
の中空部に上段の縦フレーム26a,26b,28a,
28bの下端をそれぞれ差し込み、各段の縦フレーム2
4a,24b,26a,26b,28a,28bを連結
し、上部フレーム14が多段状に形成されている。従っ
て、下部フレーム12及び上部フレーム14は従来の万
能背負い具70のものとほぼ同じに形成される。
【0014】最下段の縦フレーム24a,24bの外径
は下部フレーム12の縦フレーム18a,18bの中空
部の内径より狭く設定されている。下部フレーム12の
縦フレーム18a,18bの中空部に最下段の縦フレー
ム24a,24bの下端を差し込むことで、最下段の縦
フレーム24a,24bと下部フレーム12の縦フレー
ム18a,18bとを同軸上で連結することができる。
【0015】また、最下段の縦フレーム24a,24b
と下部フレーム12の縦フレーム18a,18bとの連
結箇所は、フレーム締付手段としてのフレーム締付用ナ
ット30a,30bで固定される。このフレーム締付用
ナット30a,30bは、多段状の伸縮自在に形成され
るカメラの三脚の脚の連結箇所を固定するために用いら
れている締付部材と同じものであり、ここではその構造
の説明を省略する。三脚の締付部材は、脚の外周全体、
即ち360度すべての方向から脚の周囲を締め付けるも
のであるため、従来の長ネジ97の固定力より極めて強
いものである。この締付部材、即ちフレーム締付用ナッ
ト30a,30bで、最下段の縦フレーム24a,24
bと下部フレーム12の縦フレーム18a,18bとの
連結箇所を固定することにより、上部フレーム14と下
部フレーム12とを一体に形成することができる。この
ように、本発明の万能背負い具10では、最下段の縦フ
レーム24a,24bと下部フレーム12の縦フレーム
18a,18bとを同軸上でフレーム締付用ナット30
a,30bを介して連結し固定することによって、下部
フレーム12に上部フレーム14を固定している。従っ
て、異なる軸上にある連結用フレーム76a,76bと
下部フレーム72の縦フレーム80a,80bとを溶接
によって連結し固定する従来の万能背負い具70とは異
なり、本発明の万能背負い具10においては上部フレー
ム14が下部フレーム12から外れるということはな
い。
【0016】また、上部フレーム14の縦フレーム26
a,26b,28a,28bの連結箇所をフレーム締付
用ナット32a,32b,34a,34bにより固定す
る。フレーム締付用ナット32a,32b,34a,3
4bは、上述したように360度すべての方向から縦フ
レーム26a,26b,28a,28bを締め付けて固
定するため、縦フレーム26a,26b,28a,28
bを傷付けることはなく、従来の長ネジ97に比べ極め
て強く固定することができる。
【0017】フレーム締付用ナット30a,30b,3
2a,32b,34a,34bは、下部フレーム12の
縦フレーム18a,18b及び上部フレーム14の下段
の縦フレーム24a,24b,26a,26bの各上端
部に備えられる。フレーム締付用ナット30a,30
b,32a,32b,34a,34bを時計回り又は反
時計回りに回転させて縦フレーム24a,24b,26
a,26b,28a,28bを固定(締め付け)又は固
定解除することにより、上部フレーム14の各段の縦フ
レーム24a,24b,26a,26b,28a,28
bを伸縮でき上部フレーム14の長さを調節することが
できる。なお、上部フレーム14の各横フレーム24
c,26c,28cには、点滴容器,バック等の小さな
物を掛けるフック36を取り付ける。また、最上段の横
フレーム28cにはその左右端にフック36のストッパ
ー38が固定されている。
【0018】椅子用フレーム16は従来の万能背負い具
70と同じ形状のもので、下部フレーム12とは別体に
形成され、椅子の座面を形成する左右一対の水平フレー
ム40a,40bと、椅子の脚部を形成する左右一対の
垂直フレーム42a,42bからなる。椅子用フレーム
16の水平フレーム40a,40bの先端部44a,4
4bと下部フレーム12の左右一対の縦フレーム18
a,18bとが連結部材46a,46bによって連結さ
れ、荷載せ台フレーム22の下方に配置される(図2
(a))。また、椅子用フレーム16は、連結部材46
a,46bによって、荷載せ台フレーム22の下方から
前方に回転できるように設置されている(同図
(b))。
【0019】椅子用フレーム16にはキャスター48
a,48bが取り付けられている。このキャスター48
a,48bは椅子用フレーム16の左右一対の水平フレ
ーム40a,40b又はその水平フレーム40a,40b
と垂直フレーム42a,42bが連続する湾曲部分に取
り付けられている。また、このキャスター48a,48
bは、フレームに回転自在に取り付けられるキャスター
取付用リング50a,50bを介して椅子用フレーム1
6に取り付けられ、そのフレーム16の周りを自在に変
位できるように設置されている。万能背負い具10を引
いて移動するときは、キャスター48a,48bを進行
方向に向けて配置する(図2(a))、椅子として使用
する場合はキャスター48a,48bを反対側の位置に
移動し、座したときにキャスター48a,48bが邪魔
にならないようにする(同図(b))。
【0020】ここで、図2の椅子用フレーム16に取り
付けられるキャスター48a,48bのA−A線の部分
断面図を図3に示す。このキャスター48a,48b
は、車輪52a,52bと、車輪52a,52bに連絡
する軸54a,54bと、その軸54a,54bを椅子
用フレーム16に付勢させるスプリング56a,56b
と、軸54a,54bに固定されるスプリング受け58
a,58bと、キャスター取付用リングと50a,50
bからなる。前記軸54a,54b、スプリング56
a,56b及びスプリング受け58a,58bは、キャ
スター取付用リング50a,50bと連結するハウジン
グ59a,59b内に設けられ、軸54a,54bはハ
ウジング59a,59b内でスプリング56a,56b
によって椅子用フレーム16に付勢させられた状態にあ
る。一方、椅子用フレーム16には車輪52a,52b
に連絡する軸54a,54bを椅子用フレーム16に係
止させキャスター48a,48bを固定するための一対
のキャスター固定穴60a,61a、60b,61bが
形成されている。一方のキャスター固定穴60a,60
bはキャスター48a,48bを使用するときに軸54
a,54bを差し込むためのもので、他方のキャスター
固定穴61a,61bは椅子用フレーム16を椅子とし
て使用する場合(キャスター48a,48bを使用しな
い場合)に軸54a,54bを差し込むためのものであ
る。軸54a,54b(又はキャスター48a,48
b)をキャスター固定穴60a,61a、60b,61
bの位置まで移動させると、スプリング56a,56b
により軸54a,54bは椅子用フレーム16側に付勢
され、キャスター固定穴60a,61a、60b,61
bに係止される。キャスター48a,48bを一方のキ
ャスター固定穴60a,60bから他方のキャスター固
定穴61a,61bに移動する場合は、軸54a,54
bを一方のキャスター固定穴60a,60bから引き出
し(矢印X)、その引き出した状態で椅子用フレーム1
6を中心にキャスター48a,48bを他方のキャスタ
ー固定穴61a,61bの位置まで回転させる(矢印Y
及び矢印Z)。なお、このキャスター48a,48bは
従来の万能背負い具70に使用することもできる。ま
た、キャスター48a,48bの構成並びに取付位置に
ついては上述のものに限定ものではない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る万能背負い
具によれば、上部フレームの最下段の縦フレームと下部
フレームの縦フレームとの連結箇所をフレーム締付用ナ
ットを用いて固定することで、下部フレームと上部フレ
ームとを一体に形成することができる。このため、従来
のように上部フレームが荷物の荷重によって下部フレー
ムから外れる心配はなくなる。また、多段状に形成され
る縦フレームの連結箇所を同じようにフレーム締付用ナ
ットを用いて固定することによって、上部フレームを傷
つけることを防止でき、かつ連結箇所を強く固定できる
ようになる。また、本発明の万能背負い具の椅子用フレ
ームに変位可能なキャスターを取り付けることによっ
て、万能背負い具の運搬が楽にできるようになり、医療
活動の迅速化が図れるようになる。さらに、本発明の万
能背負い具においては、フレームの材質を従来のアルミ
ニウムから高力合金に変えたことで、軽量かつ強度の高
いフレームからなる万能背負い具を救援隊に提供できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る万能背負い具の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る万能背負い具の椅子用フレームの
使用状態を示す図である。
【図3】図2のA−A線の部分断面図である。
【図4】従来の万能背負い具の斜視図である。
【図5】従来の万能背負い具における下部フレームと上
部フレームの固定状態を示す図である。
【図6】従来の万能背負い具の椅子用フレームの使用状
態を示す図である。
【符号の説明】
10 万能背負い具 12 下部フレーム 14 上部フレーム 16 椅子用フレーム 18a,18b 縦フレーム 24a,24b,26a,26b,28a,28b 縦
フレーム 30a,30b,32a,32b,34a,34b フ
レーム締付用ナット 48a,48b キャスター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の中空の縦フレームを有する下
    部フレームと、多段状に形成され伸縮自在に連結される
    複数の左右一対の中空の縦フレームを有し、前記下部フ
    レームの左右一対の縦フレームの上方に配置し連結され
    る上部フレームと、前記下部フレームの下方に配置し取
    り付けられる中空の椅子用フレームとで構成され、下部
    フレームの縦フレームと上部フレームの最下段の縦フレ
    ームとを連結し、下部フレームと上部フレームとを固定
    した万能背負い具において、上部フレームの最下段の縦
    フレームの外径を下部フレームの縦フレームの中空部分
    の内径より狭く設定し、下部フレームの縦フレームの中
    空部分に上部フレームの最下段の縦フレームを伸縮自在
    に挿入して連結し、その同軸上にある上部フレームの最
    下段の縦フレームと下部フレームの縦フレームの連結箇
    所を、フレームを締め付けて固定するフレーム締付手段
    を用いて固定することによって、下部フレームと上部フ
    レームとを一体に形成するようにしたことを特徴する万
    能背負い具。
  2. 【請求項2】 前記多段状に形成され伸縮自在に連結さ
    れる上部フレームの縦フレームの連結箇所を、フレーム
    を締め付けて固定するためのフレーム締付手段を用いて
    固定することを特徴とする請求項1記載の万能背負い
    具。
  3. 【請求項3】 前記フレーム締付手段としてフレーム締
    付用ナットを用いることを特徴とする請求項1乃至2記
    載の万能背負い具。
  4. 【請求項4】 前記椅子用フレームにキャスターを取り
    付け、そのキャスターを用いて移動できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の万能背負い具。
  5. 【請求項5】 前記椅子用フレームのキャスターを、椅
    子用フレームの周りを回転自在に変位できるように取り
    付けることを特徴とする請求項4記載の万能背負い具。
  6. 【請求項6】 前記中空のフレームを高力合金材で形成
    し、そのフレームの表面処理にアルマイト加工を用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載の万能背負い具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114081726A (zh) * 2021-11-08 2022-02-25 上海品兴医疗设备有限公司 多用碳纤维便携式担架

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