JP2001101806A - ディジタル信号記録方法、及びその装置、記録媒体 - Google Patents
ディジタル信号記録方法、及びその装置、記録媒体Info
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Abstract
しに容易にバーストエラー訂正能力を向上させたディジ
タル信号を生成し、ディスクへ高密度記録する。 【解決手段】ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行(i、jは正の整数)のデータ配列において、
符号長jバイトの系列に対する第1の訂正符号pバイト
(pは正の整数)を生成、次に符号長iバイトの系列に対
する第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成する
ことで構成した(i+q)バイト×(j+p)行の訂正配列を少
なくとも2つ用意し、少なくとも第1、第2の訂正配列そ
れぞれにおけるj行の行データに対しr行(rは正の整
数でjの約数)単位のインタリーブを行い構成した配列
に対し、更に変調処理を行うことでディジタル信号を生
成する。
Description
録方法、及びその装置、記録媒体に関し、特に記録する
情報に対するディスク記録媒体への記録に適したディジ
タル信号を生成、それをディスク記録媒体上に記録ピッ
ト或いは、記録マークとして記録し、その読み取り信号
に対するディジタル信号処理で記録前の情報を得るディ
ジタル信号記録方法、及びその装置、記録媒体に関す
る。
タル信号に変換し、ディスク記録媒体上の記録マークあ
るいは記録ピットとして記録するディスク記録媒体の一
例としてDVD(Digital Versatile Disc)が挙げられる。
例えば読み取り専用のDVD-ROM(DVD - Read Only Dis
c)へのディジタル情報記録に適したディジタル信号の
生成方法は、「映像情報メディア学会誌 Vol.51,No.7,p
p.942〜944、pp.957〜960 (1997) 小特集 これが今のDV
D」に記載されている技術のように、スクランブル処理
を行った記録情報に対し、ディスク上の物理的な記録単
位であるセクタに格納する2キロ(2048)バイトの記録情
報にセクタID番号をはじめとするセクタ固有の情報と、
セクタデータの誤りの有無を検出するEDC(Error Detect
ing Code)を付加した配列、172バイト×12行の2064バイ
トでセクタデータを構成する。次にセクタデータ16個を
集めた172バイト×(12行×16セクタ)= 32キロバイトの
配列に対して、内符号、外符号の各誤り訂正符号を付加
する。具体的には内符号としてデータ配列の横方向にPI
訂正符号10バイトを、外符号として縦方向にPO訂正符号
16バイトを付加し一つの訂正ブロックを構成する。更に
PO訂正符号を含む行データについては12行の1セクタデ
ータ毎に1行をインターリーブすることで再生時に発生
が予想されるバーストエラーに対し、PO訂正符号がすべ
てエラーデータとならないようにインタリーブ配列を構
成する。ディスクへ記録する際にはインタリーブ配列に
含まれるPI、PO訂正符号を含むセクタデータに対して変
調処理を行いディスクへの記録に適したディジタル信号
に変換、フレーム単位で同期信号の付加を行いディスク
上の記録マーク或いは記録ピットとして記録される。再
生時には記録マーク、ピットに対し光学ヘッドを用いて
再生し、その再生信号に対して同期信号の検出、8ビッ
トのデータをディスクへの記録に適した16ビットデータ
に変換する8−16復調処理を行い、復調データに含まれ
るエラーデータに対する訂正を訂正符号の復号で行う。
PI訂正符号でデータ配列の横方向に発生したエラー(ラ
ンダムエラー)、PO訂正符号で縦方向に発生したエラー
(バーストエラー)の訂正をそれぞれ行い、スクランブ
ル解除を行うことで元の記録情報を再生する。
スク(DVD -R)、書き換えが可能なディスク(DVD−RW、+
RW、DVD-RAM)については、「日経産業新聞 1999年5月7
日第6面 ディジタル家電 ポストVTR」の記事に記載さ
れている技術のように、記録マークの記録はディスク上
に形成されたランド(山)、グルーブ(溝)の内、例えば一
方のグルーブを記録トラックとし、そこにレーザーパル
スを照射し、記録するディジタル信号に対する記録マー
クを形成する。これらのディスク再生信号に対するディ
ジタル信号処理の再生互換を確保するため、上記したデ
ータ配列の形成、誤り訂正符号の付加、変調方式が用い
られる。また、記録トラックの側面を一定周期でうねら
せたウォブリングが形成されており、その検出信号より
ディスク回転数の制御に用いたり、記録時に必要となる
記録クロックの生成を行う。
DVD等の光ディスクなどのディスク記録媒体には、長時
間の映像、音声情報や単位あたりの情報量が多い高品位
映像情報の記録を目的として、記憶容量の向上、高転送
レート化が要求されている。上記要求に対応するため、
例えば光ディスクの場合上記要求は、ディスク記録媒体
上のトラックピッチを従来ディスクの1/m(mは小数でm
>1)に、トラック上に記録する記録マーク(ピット)長を
1/n(nは小数でn>1)にそれぞれ縮小することで高密度
記録を行う方法、記録するディジタル信号における変調
方式を8−16変調からもっと効率の良い変調方式、例え
ば8ビットのデータを12ビットに変調する8−12変
調に変更して生成したディジタル信号を記録する方法、
誤り訂正符号など記録情報とは関係の無い冗長なデータ
を削減して生成したディジタル信号を記録する方法、上
記した方法を組み合せるなど方法がいくつか考えられ
る。しかしながら記録マーク(ピット)長の縮小で高密度
記録を行った場合や、変調方式をより効率の良いものに
変更したディジタル信号を記録した場合には、ディスク
上に発生したスクラッチ傷や付着したゴミが原因となり
再生信号中に発生するバーストエラーがより増加する。
この場合バーストエラー量がディジタル信号の生成時に
付加されている誤り訂正能力を超えるため再生不能とな
ってしまう。つまりディスクのリーダビリティが低下す
るという問題がある。つまり高密度記録ディスクであっ
ても、傷、ゴミの付着に対して実用上耐えうるリーダビ
リティを確保する必要が有り、エラー訂正能力の向上が
必要となる。
能力を向上させるため、単に訂正の対象となる符号長を
延長したり訂正符号の割当て数を増やした場合は、記録
情報とは関係の無い冗長なデータの増加を招いたり、符
号長が長すぎる場合には目的のエラー訂正能力を実現す
るための訂正符号が生成できない可能性がある。満足の
いくエラー訂正能力を持った訂正符号の生成が可能だと
しても、ディスク再生に必要な誤り訂正処理を行う回路
の負担が増加したり、ディスクの下位再生互換のため別
の誤り訂正回路を必要とし回路規模の増大を招きかねな
い。つまり再生時に必要とされるディジタル信号処理を
実現するための回路動作、構成の互換性が大きく損なわ
れるという課題がある。
密度ディスクを再生する際に求められるバーストエラー
訂正能力を向上させ、かつディジタル信号処理における
下位互換性を高いレベルで維持可能なディジタル信号記
録方法を提供し、更に高密度ディスクに対するディジタ
ル情報の記録、再生を行う装置、その記録方法でディジ
タル信号の記録を行った記録媒体を提供する。
題点を解決するための記録方法は、ディジタル信号の構
成単位の一つであるiバイト×j行(i、jは正の整数)の
データ配列において、符号長jバイトの系列に対する第1
の訂正符号pバイト(pは正の整数)を生成、次に符号長
iバイトの系列に対する第2の訂正符号qバイト(qは正
の整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j+
p)行の訂正配列を少なくとも2つ用意し、少なくとも第
1、第2の訂正配列それぞれにおけるj行の行データに対
しr行(rは正の整数でjの約数)単位のインタリーブ
を行い構成した配列に対し、更に変調処理を少なくとも
行うことでディジタル信号を生成する。
て説明する。
についての第1の実施例を示す図であって、ディスクへ
の高密度記録に適したディジタル信号の生成を行う過程
の一例を示してある。図1(a)、(b)はディスクへのディ
ジタル情報の記録単位の一つであるセクタデータを複数
集めて構成した配列に対し、その配列中に発生したエラ
ーデータの訂正を行うための訂正符号を付加した訂正ブ
ロックの構成を示してある。訂正ブロックに対する訂正
符号の付加については、ディスク再生時に発生するバー
ストエラーに対応する目的で、縦方向のPO系列に含まれ
る符号長12×16バイトに対し16バイトのPO訂正符号を付
加し、更にランダムエラーに対応する目的で、横方向の
PI系列に含まれる符号長172バイトに対し10バイトのPI
訂正符号を付加する。更に図1(c)においてバーストエ
ラー発生時に1訂正ブロックの配列中に含まれるバース
トエラーを分散させる目的で、(a)の訂正ブロック1と
(b)の訂正ブロック2に含まれるセクタデータとPO訂正
符号の含まれる行に対して交互にインターリーブを行
い、変調処理を行う前のインタリーブ配列の構成を示し
てある。
クに適したディジタル信号の生成過程の一例を図2を用
いて説明する。図2において(a)はディスクに記録する
ディジタル信号の構成単位の一つであるセクタデータの
構成を示してあり、ディスク上の物理的な記録位置を示
すセクタID、セクタIDに発生したエラーの検出、訂正を
行うIED訂正符号、6バイトの付加情報、それ以降にディ
スクへの記録情報を格納するメインデータ1〜12、セク
タデータに含まれるエラー有無のチェックを行うEDC(Er
ror detecting code)の172バイト×12行の配列で構成す
る。このセクタデータ16個の単位で誤り訂正符号を付加
した配列が(b)である。(b)においてディスク再生時に発
生するバーストエラーに対応するため、縦方向のPO系列
において符号長12×16バイトのセクタデータに対しPO訂
正符号16バイトを生成、付加し、更にディスク再生時に
発生するランダムエラーに対応するため、横方向のPI系
列において符号長172バイトのセクタデータと生成したP
O訂正符号に対してPI訂正符号10バイトを生成、付加す
ることで訂正ブロックを構成する。PI訂正符号について
はディスク再生時の符号間干渉などの原因でディスク再
生信号中に発生するランダムエラー、PO訂正符号につい
てはディスク上の傷、ごみの付着が原因で再生信号中に
発生するバーストエラーそれぞれに対し、実用上十分な
リーダビリティが確保できるように、つまり訂正可能と
なるようにPI、PO系列の符号長とPI、PO訂正符号の付加
バイト数、訂正バイト(シンボル)数つまり訂正能力が決
められている。更にバーストエラー発生時にPO訂正符号
を含む行データの大部分がエラーとなることを避けるた
め、訂正ブロック配列中先頭から12行毎にPO訂正符号を
1行インターリーブさせ、インタリーブ配列(c)を構成
する。またインタリーブ配列におけるセクタデータに含
まれるセクタID番号については、例えば訂正ブロック先
頭のセクタ0については4バイトセクタIDの下位4ビット
に0を格納し、セクタ15にはF(16進数)となる、つまりID
番号が連続するようにインタリーブが行われる。ディス
ク再生時にこのセクタIDの検出、下位4ビットのデコー
ドで訂正ブロックの先頭、或は終了を判断する。最後に
ディスク上の記録ピット(マーク)として記録する前に、
変調処理、フレーム単位での同期信号の付加を行い(d)
に示すフレームを構成する。(d)において行インターリ
ーブ後の配列(c)に含まれるセクタデータ及びPI、PO訂
正符号に対し8ビット(1バイト)のデータをディスク
への記録に適した16ビットのディジタル信号に変換する
8−16変調処理を行い、変調データ1456ビット毎に32ビ
ットの同期信号(SY0〜7)を付加、配列(c)の中で、セク
タIDを1つ含むセクタデータと、PO訂正符号を含む13行
の単位対する26フレームの変調データと同期信号で構成
する。特にセクタIDを含むフレーム先頭に付加する同期
信号は、特別な同期信号SY0が付加され、再生時のセク
タ先頭検出に用いられる。フレームを生成後のディスク
への記録は、SY0を含むフレームを先頭に順にSY5、SY
1、SY5、・・・、SY4、SY7を含むフレーム順に、読み取り
専用のディスクの場合はディスク上に記録ピットとして
形成され、ディスク内周から外周方向に向かい螺旋状の
トラックとなるように記録ピットが形成される。追記、
或は書き換え可能なディスクの場合は、ディスクの記録
トラック(ランド、或はグルーブ)に沿って記録マークと
して連続的に記録或いは、記録トラック上に存在する26
フレームのデータ量単位の非連続的な格納領域に記録マ
ークとして連続的に記録する。
に必要な2つの訂正ブロックに含まれるセクタデータに
含まれる情報、セクタデータ内に含めるセクタIDと、デ
ィスク記録媒体へ記録する一連のディジタル情報との対
応を説明する。図3はディスクへ記録目的の一連のディ
ジタル情報と、図1(a)、(b)の訂正ブロック中に含まれ
るセクタデータ0〜15、0'〜15'との対応、セクタIDの振
り分け方法の一例をいくつか示してある。図3において
(a)は記録情報の順列に、セクタデータ0、0'、1、1'、
2、2'…、14、14'、15、15'の順番に交互に割り当てた
場合を示してあり、その場合のセクタID下位4ビットの
振り分けは00、01、02、03、…、1C、1D、1E、1F(16進
数)が割り当てられる。この場合図1(a)、(b)の訂正ブ
ロック1、2におけるセクタデータは、記録情報に対し
1セクタデータ単位で飛び飛びに配列され、 セクタID
はID番号が飛び飛びになる。(c)のインターリーブ配列
においてはセクタ0、0'、1、1'、…、14、14'、15、15'
までの配列と記録情報との順列の一致が取れ、かつセク
タID番号の連続性を維持することができる。図3(b)は
記録情報に対しセクタデータ0、1、2、…、14、15、
0'、1'、2'…、14'、15'の順番に割り当てた場合を示し
てあり、その場合のセクタID下位4ビットの振り分けは0
0、02、04、06、…、1C、1E、01、03、05、07、…、1
D、1F (16進数)を割り当てる。この場合図1(a)、(b)
の訂正ブロック1、2におけるセクタデータは、記録情
報の順列と一致し、セクタIDはID番号が飛び飛びにな
る。(c)のインターリーブ配列においてはセクタ0からセ
クタ15'までの配列と記録情報との順列の一致が取れな
くなるが、セクタID番号の連続性は維持することができ
る。
について詳細を説明する。図1において、セクタデータ
の構成、訂正ブロックの構成は図2と同様であり、セク
タデータと含まれるセクタIDについては、図3(a)、(b)
で説明したいづれかの方法の記録情報とセクタデータと
の対応が図られている。しかしながら高効率の変調処理
を行ったディジタル信号を生成し記録した場合や、高密
度記録を行った場合のバーストエラーの増加に対応する
ために、訂正ブロックにおける縦方向と横方向に対する
訂正可能なバイト(シンボル)数、つまり訂正能力をそ
のまま利用したい、或いは訂正能力の大幅な向上が図れ
なく、最小の訂正能力向上で対応したい場合には、イン
ターリーブ配列中に占めるバーストエラーの分散が必要
となってくる。そこでセクタデータ0〜15を含む訂正ブ
ロック1とセクタデータ0'〜15'を含む訂正ブロック2
を用意し、例えば訂正ブロック1のセクタデータ0を含
む12行と、PO訂正符号を含む最初の1行の後に、訂正ブ
ロック2のセクタデータ0'を含む12行と、PO訂正符号を
含む最初の1行を並べ、次にセクタデータ1を含む12行
とPO訂正符号を含む1行、セクタデータ1'を含む12行
とPO訂正符号を含む1行という具合にを交互に並べ、セ
クタデータを含む12行と、PO訂正符号を含む1行単位で
インターリーブを行う。この後インターリーブを行った
後のセクタIDを1つのみ含むセクタデータとインターリ
ーブ後のPO訂正符号1行を含む13行単位のデータに対し
て、例えば図2において行われる変調処理に対して更に
冗長なデータの少ない高効率の変調処理、更にフレーム
同期信号の(SY0〜SY7)の付加を行い構成したフレームに
対するディジタル信号をディスク上に高密度記録する。
ブロックを用意し、変調処理後に生成する26フレームデ
ータに格納される変調データ量に対応したセクタデータ
12行とPO訂正符号1行の合計13行単位で交互にインター
リーブを行うことにより、図3の訂正ブロックと同じ誤
り訂正符号、つまり訂正能力をそのまま利用可能で、か
つ冗長なデータの増加なくバーストエラー訂正能力の向
上を図ったディジタル信号の生成が可能となる。更に変
調処理後のフレームに含まれる振り分けられるセクタID
番号の連続性維持が可能で、次のセクタIDを含むフレー
ムまでのフレーム数を均等に維持することができ、訂正
ブロック構造、PI、PO訂正符号との互換性維持も可能な
点から、高いレベルでのディジタル信号処理互換性を維
持することが可能となる。
についての第2の実施例を示す図であって、図4(a)、
(b)はディスクへのディジタル情報の記録単位の一つで
あるセクタデータを複数集めて、訂正符号を付加して構
成した訂正ブロック1,2それぞれにおいて、PO訂正符
号を含む1行単位のインターリーブを行った後の配列を
一旦構成した後(図2(c)に相当)、図4(c)に示すよう
に(a)、(b)の配列中に含まれる1セクタデータに相当す
る12行とPO訂正符号を含む1行の合計13行単位を交互に
図示するような配列となるようにインターリーブを行
い、変調処理直前のインターリーブ配列を構成する場合
を示してある。図4(a)、(b)に含まれるセクタデータ、
セクタID番号と、ディスクへの記録情報との対応は、第
1の実施例と同様、図2に示した対応が適用される。
つの訂正ブロックに対してPO訂正符号を含み行のインタ
ーリーブを行った後のそれぞれの配列に対して、変調処
理後の26フレームに対応するセクタデータ12行とPO訂正
符号を含む1行の合計13行単位で交互にインターリーブ
を行い、変調処理直前のインターリーブ配列を構成する
ことで、第1の実施例で説明した場合と同等の効果が得
られ、更にディスクへ記録を行うディジタル信号の生成
過程において、図1(c)の配列を構成する後に、説明し
たようなインターリーブ処理のみを追加すれば良いこと
になる。
トエラーの分散による訂正能力の向上効果について、例
えばバーストエラーの発生が図2のインターリーブ配列
においてPO訂正能力の限界、例えば16行に渡り発生する
程度と同等の傷、ごみの付着が、例えば記録密度の向上
のため記録マーク(ピット)長を1/2に縮小し高密度記
録したディスクや、冗長なデータの発生を最小限押えた
高効率変調方式の採用や、記録マーク(ピット)長の縮
小と高効率変調方式の採用で記録密度が2倍になった高
密度ディスクに発生した場合は、約2倍の約32行に渡り
バーストエラーが発生する。この高密度ディスクが図2
に示す方法で生成したディジタル信号を記録している場
合は、PO訂正能力の限界を超えることになり再生不能と
なる。しかしながら図1に示す方法で生成したディジタ
ル信号を記録している場合、32行のバーストエラーが訂
正ブロック1、訂正ブロック2の配列に16行毎に分散で
きた場合には、訂正符号の訂正能力を超えないエラー状
態となるため訂正可能、つまり再生可能である。しかし
ながらインターリーブ配列内のバーストエラーの発生開
始場所によっては、例えばセクタ0の先頭から32行のバ
ーストエラーの場合、訂正ブロック2については、13行
のエラーに分散されるが、訂正ブロック1については13
行+6行の合計19行のエラーに分散される。つまり訂正
ブロック1,2のいづれか一方に16行を超えるバースト
エラーが分散される場合もある。この場合は訂正不能と
なり傷、ゴミ付着に対するリーダビリティが若干低下す
る。しかしながらリーダビリティを確保するためPO訂正
符号の符号数の増加などにより訂正能力向上を少々させ
ることで対策が可能となる。
についての第3の実施例を示す図であって、図5(a)、
(b)は図1(a)、(b)と同様の方法でセクタデータに対す
るPO、PI訂正符号の付加を行い構成した訂正ブロック
1、2を示しており、ディスクへ記録する記録情報と、
訂正ブロック1、2に含まれるセクタデータ、セクタID
番号の対応は図3に示した対応方法が適用される。図5
(c)は訂正ブロック1,2中のセクタデータを含む行デ
ータに対してk行(kは正の整数でk=1,2,3,
4,6,12)毎にインターリーブを行い、PO訂正符号を
含む16行については、1行毎にインターリーブを行って
配列を構成した場合を示してある。但し、k=12の場合
は第1、第2の実施例で説明したインターリーブ配列と結
果的に同じになる。図5(c)は例えばインターリーブ行
数k=3の場合について示してある。インターリーブ方
法について、インタリーブ処理後の配列に対して行われ
る変調処理後の26フレームに格納されるデータ構造の互
換性(セクタの先頭フレームにはセクタIDを含む変調デ
ータが含まれ、最終の2フレームにはPO訂正符号に対す
る変調データを含む)を維持する目的で、例えば訂正ブ
ロック1,2にそれぞれのセクタIDを含む3行を、訂正
ブロック1についてはインターリーブ配列の1行目から
3行目、訂正ブロック2については14行目から16行目と
いう具合に配置し、PO訂正符号を含む1行については図
1に示すインターリーブ方法と同様に、訂正ブロック1
については13行目、訂正ブロック2については26行目と
いう具合に配置していく。次に訂正ブロック1の4行目
から6行目は17行目から19行目、7行目から9行目は7
行目から9行目という具合に、訂正ブロック2の4行目
から6行目は4行目から6行目、7行目から9行目につ
いては20行目から22行目という具合に、インターリーブ
配列におけるセクタIDを含む3行と、PO訂正符号1行の
範囲内で3行毎に訂正ブロック1,2に対応するデータ
が入れ替わるように配置する。
つの訂正ブロックに対してセクタID番号を含むk行とPO
訂正符号を含む1行について、変調後のフレームデータ
の構成に変更が生じないインターリーブを行い、次にセ
クタID番号を含むk行とPO訂正符号を含む行の間で、同
じ訂正ブロックに対するk行の行データが連続しないよ
うに交互にインタリーブを行うことで、第1、第2の実施
例で説明した場合と同等或いは、インタリーブ行数kの
値によってはそれ以上の効果が得られる。
ラーの分散による訂正能力の向上の効果について、例え
ばバーストエラーが図2のインターリーブ配列において
PO訂正能力限界の例えば16行に渡り発生する程度と同等
の傷、ごみの付着が例えば記録密度の向上のため記録マ
ーク(ピット)長を1/2に縮小し高密度記録したディス
クや、冗長なデータの発生を最小限押えた高効率変調方
式の採用や、記録マーク(ピット)長の縮小と高効率変
調方式の採用で記録密度が2倍になった高密度ディスク
に発生した場合は、再生時には約2倍の約32行に渡りバ
ーストエラーが発生する。例えばインタリーブ行数がk
=3の場合で、図5(c)のインタリーブ配列の先頭から3
2行のバーストエラーが発生した場合、訂正ブロック
1、2に含まれるエラー行数は16行に分散される。イン
タリーブ配列の2行目、3行目から発生した場合も同様
に1訂正ブロック中に含まれるバーストエラー行数は16
行に分散されるため訂正可能である。つまりつまり再生
可能である。このことから第1、第2の実施例よりも1
訂正ブロックあたりのバーストエラー分散がより効率よ
く行われる。つまり高密度ディスクにおいて、バースト
エラー訂正能力が1訂正ブロックあたりの訂正能力の向
上無しに確保できる。インタリーブ行数がk=1の場合
も上記した同様の効果を得ることができる。しかしなが
らk=2、4、6、12の場合は1訂正ブロックあたり
のエラー行数の分散が場合によっては16行を超えて分散
されることも有る。この場合、第1、第2の実施例と同
様、リーダビリティが若干低下する。しかしながらリー
ダビリティを確保するためPO訂正符号の符号数の増加な
どにより訂正能力向上を少々させることで対策が可能と
なる。
の実施例で説明したように、訂正ブロック1,2に対し
てそれぞれの訂正ブロックごとにPO訂正符号を含む1行
単位のインターリーブを行った後の配列を一旦構成した
後に、図5(c)に示す配列となるようにインターリーブ
を行ってもかまわない。
例において、リーダビリティの維持や、高効率変調方式
の採用で更にバーストエラーに対する訂正能力の向上が
必要となった場合には、訂正ブロック内でPO系列の符号
長、PO訂正符号の符号数を変えずに符号長に対して更に
訂正能力の高い訂正符号の符号化を行い付加する方法
や、PO系列の符号長のみを変えずにPO訂正符号の符号数
を16バイトから訂正符号の付加可能な範囲で増やす場合
もある。例えば32バイト増やして誤り訂正符号の符号
化、付加を行い、PO系列に対する訂正能力を向上する方
法が考えられる。この場合訂正ブロック1,2に含まれ
るPO訂正符号を含む行データはインタリーブ配列におい
て1行単位或いは、2行単位でインタリーブ配列内で均
等な間隔となるように配置される。また訂正ブロックに
おけるPI系列の符号長を訂正符号で訂正可能な範囲で延
長し、PI訂正符号数も符号化可能な範囲で増やして付加
することでバーストエラーの発生する行数を減少させ訂
正能力の向上を行う方法も考えられる。またディスクへ
のディジタル信号の記録が高密度化することに伴いラン
ダムエラーの発生が増加し、それに対応するため訂正能
力向上の必要性がある場合には、PI系列の符号長に対し
て符号化可能な範囲で訂正符号の符号数を増やして付加
する方法が考えられる。以上の場合、記録情報とは無関
係な冗長なデータが増えてしまったり、PI、PO訂正符号
の復号方法の変更が必要となるが、第1、第2、第3の実
施例に示したようなインタリーブ方法と組み合せること
で、エラー訂正能力の向上を効果的に行うことができ
る。
タのインタリーブ方法は第1、第2、第3の実施例におけ
る方法に限定されす、ディスク再生時にインタリーブを
解いた後の1訂正ブロックあたりに含まれるバーストエ
ラーの行数が、訂正ブロックに与えられているバースト
エラー訂正能力を超えないように分散されるインタリー
ブ方法でさえあれば良い。またインタリーブ配列におい
て少なくともセクタIDを含む行データがセクタID番号の
連続性を維持したまま均等な行間隔で配置され、残りに
ついては訂正ブロック1,2に対する行データがそのイ
ンタリーブ単位で連続しない方法であればよく、訂正ブ
ロックに含まれる行データに対し、インタリーブ配列に
おける行データの配置する順番については特に制限はな
い。
おいては、インターリーブを行う対象の訂正ブロック数
を2つに限定してバースト訂正能力の向上について説明
を行ってきたが、例えば記録密度の向上のため記録マー
ク(ピット)長を1/4に縮小し高密度記録したディスク
や、記録マーク(ピット)長の縮小と高効率変調方式の
採用で記録密度が4倍になった高密度ディスクは、その
再生時にバーストエラーが4倍になるため更に訂正能力
の向上が必要となる。また2つの訂正ブロックのインタ
リーブにより高められた訂正能力を更に向上させたいと
いう場合もある。そのため、インターリーブの対象とな
る訂正ブロック数を3個、4個、5個…と増やし、更に訂
正ブロックに対するインタリーブ行数kの値と組み合せ
ることで、1訂正ブロックあたりに含まれるエラー行数
の分散を更に効率よく行うことも考えられる。例えば記
録情報とセクタデータ、セクタID番号との対応を図3と
同じ要領で64セクタに対して行い、4つの訂正ブロック
を構成した後、各訂正ブロックに含まれるセクタデータ
12行とPO訂正符号を含む1行単位で、訂正ブロック1,
2,3,4の順に交互にインターリーブを行う第1、第2
の実施例を応用した方法や、インターリーブ行数kで、
セクタIDを含むk行とPO訂正符号を含む間に同一の訂正
ブロックに含まれるk行単位の行データが連続して配置
されないようにインターリーブを行う第3の実施例を応
用した方法が用いられる。
明したn2個の訂正ブロックを対象としたインタリーブを
行い生成したディジタル信号を記録マーク(ピット)1/n
の縮小で高密度記録を行ったディスクや、冗長なデータ
の発生を最小限押えた高効率変調方式の採用や、記録マ
ーク(ピット)の縮小と高効率変調との組み合せでn倍
の記録密度で記録したディスクの再生が可能な装置の一
例を示してある。図6において1は複数の訂正ブロック
に対するインタリーブ処理で生成したディジタル信号を
n倍の記録密度で記録した光ディスク、2は高密度ディス
ク上の記録マーク(ピット)の読み取りも可能な高密度対
応ヘッド、3はプリアンプ、4はフレーム同期信号の検出
とフレームデータの抽出を行う同期検出回路、5は変調
されているフレームデータに対する復調処理を行う復調
回路、6はセクタデータの先頭検出に従いセクタIDを検
出するセクタID検出回路、7はフレーム同期信号の検出
とセクタIDから1訂正ブロックの配列に対するメモリへ
の書き込みアドレスを生成するアドレス生成回路、8は
セクタIDの検出結果から1訂正ブロックの先頭を判定す
るブロック先頭判定回路、9はメモリへの復調データ転
送を制御し、1訂正ブロックに含まれる復調データ量の
転送終了を検出するデータ転送制御回路、10はメモリ11
への復調データ書き込み読み出しを制御し、1訂正ブロ
ックのデータ量単位でメモリマップの領域を管理するメ
モリコントローラー、11は復調データを一時的に蓄積す
るメモリ、12、16は復調データで構成される訂正ブロッ
クに対して、PI系列、PO系列それぞれに対する訂正符号
の復号を行い含まれるエラーデータの検出、訂正を行う
PI訂正回路、PO訂正回路、13は訂正処理が終了した復調
データにかけられているスクランブル解除を行うデスク
ランブル回路、14は再生装置を構成する各回路とシステ
ムコントローラー15間のやり取りを行うインターフェイ
ス回路、15は装置全体の制御を行うシステムコントロー
ラである。なお復調回路5、アドレス生成回路7、ブロ
ック先頭判定回路8、メモリコントローラ10、PO訂正回
路12はインタフェース回路14を介して設定される処理モ
ード切替信号に従い、訂正ブロック数の値に従ったイン
タリーブ配列で生成されたディジタル信号に対する動作
の切替が可能となっている。
われる光ディスク1の判別動作について説明する。光デ
ィスク1が装置に挿入(セット)されると、システムコン
トローラ15はヘッド2をディスクの最内周に移動アクセ
スを制御を行い、最内周のリードインエリアに対する再
生を試みる。ヘッド2はフォーカス制御によりディスク
上の記録マーク(ピット)の読取りに最適なレーザー光
を照射し、記録マーク(ピット)に対する再生を開始す
る。再生信号に対して、プリアンプ回路3で増幅し、復
調処理、誤り訂正処理を実行、リードインエリアに格納
されている情報の再生行う。例えば再生信号に対するデ
ィジタル信号処理において、PO訂正回路12で訂正不能と
なった場合には、ディスクに記録されたディジタル信号
を構成するインタリーブ配列が、PO訂正回路12をはじめ
とする各回路に設定された動作モードに適さない場合が
考えられる。そこでシステムコントローラ15はインター
フェイス回路14を介して処理モード切替信号を生成す
る。再生ディジタル信号における変調方式と、複数(例
えば1,2,3、4…)の訂正ブロックに対するインタ
リーブ方式、訂正ブロックに含まれる誤り訂正符号の復
号方法については、その組み合わせがディスク規格によ
りあらかじめ決められており、処理モード切替信号に従
い各回路は担当する処理方法を切り替える。処理モード
切替信号の生成後リードインエリア再生に対する信号処
理を再度行い、PO訂正回路12で訂正不能の検出がなくな
るまで各回路の動作モード切替を順次行っていく。訂正
不能が検出され無い場合にはデスクランブル回路13にお
いてスクランブルを解き1セクタデータに対するEDCチ
ェックを実行後、再生情報を出力する。その再生情報か
らシステムコントローラ15はリードインエリアに含まれ
る記録密度、転送レート、高密度ディスクの識別情報、
マーク長縮小率n、変調方式、インタリーブ方法、イン
タリーブ対象の訂正ブロック数を示す情報などを取り込
んだり、ディスク規格で決められている記録密度、転送
レート、高密度ディスクの識別情報と、変調方式、イン
タリーブ方式、訂正ブロック数の組み合わせの対応か
ら、光ディスク1に記録されているディジタル信号の変
調方式やインタリーブ方法、インタリーブ対象の訂正ブ
ロック数の値を最終的に判断し、処理モード切替信号に
従った各回路の動作モードを決定する。
に対する信号処理動作を図7と共に説明する。図6にお
いて、前述したディスク判別処理により例えば訂正ブロ
ック数1のディジタル信号(図2に相当)を記録したデ
ィスクとして判定され、処理モード切替信号により装置
に含まれる回路が図2に示す様な再生ディジタル信号に
対する信号処理動作を図7(a)に示す。まず光ディスク1
からヘッド2を介して読み取られた再生信号をプリアン
プ回路3で増幅し、同期検出回路4において再生データに
含まれる同期信号の検出でそれ以降に続くフレームデー
タに対する同期化を行い、復調処理回路5から復調デー
タを出力、同時に同期パターンコード(SY0〜SY7)の検出
が行われる。セクタID検出回路6は検出されている同期
パターンコードの中からセクタ先頭を示すSY0検出に呼
応してSY0フレームに対する復調データからセクタIDの
検出を行う。アドレス生成回路7は検出されたSY0〜7コ
ードの検出順より1セクタデータ内のフレーム位置を判
定し、その判定結果と検出したセクタID下位4ビットよ
り、1訂正ブロックに対するインタリーブ配列の行に同
期したブロック内アドレス0〜(12+1)×16−1(=207:1
0進数表示)を生成する。ブロック先頭判定回路8におい
て例えば、検出されたセクタIDの下位4ビット全てが0と
なる場合をデコードすることでブロック先頭を検出す
る。データ転送制御回路9ではそのブロック先頭検出結
果とシステムコントローラ15により制御される転送制御
信号から、メモリコントローラ10に対してメモリ11への
書込みを制御するメモリ転送イネーブル信号と、1訂正
ブロック(182×(12+1)×16)バイト単位のデータ量の転
送終了毎にブロック終了検出信号を生成する。メモリコ
ントローラー10はブロック内アドレス、メモリ転送イネ
ーブル信号に従い、メモリ11に1訂正ブロック分の(182
×(12+1)×16)バイト単位の復調データを格納し、ブロ
ック終了検出に従い1訂正ブロック単位の復調データ格
納領域を順次更新し、メモリ上で1訂正ブロック(182×
(12+1)×16)バイト単位のリングバッファとなるように
メモリ11への書込み動作を制御する。またメモリコン
トローラ10はブロック終了検出に従い、PO訂正回路12に
対して1訂正ブロックのデータ書込みが終了した領域に
対しアクセスを許可し、PO訂正回路12はメモリ11から(1
2+1)×16バイト単位のPO系列に対する復調データをPO
訂正符号の行インターリーブを解きながら読み出し、訂
正符号の復号、エラー検出処理を行い、訂正データをメ
モリコントローラ10を介してメモリ11へ書込み動作を行
う。更にPO系列(12+1)×16バイト単位の訂正を例えばP
I訂正符号の部分を除いた172列に対して行った後、訂正
終了検出を出力する。PO訂正回路12は次のブロック終了
検出に従い、PO系列に対するデータの読みだし、誤り訂
正処理を順次行い、訂正処理が終了する度に訂正終了検
出を出力する。メモリコントローラ10は訂正終了検出に
呼応してデスクランブル回路13に対して訂正処理の終了
した(182×(12+1)×16)バイト単位の復調データのアク
セスを許可し、デスクランブル回路13は読み出されたデ
ータに対してEDCのデコード、スクランブル解除の処理
を行った後、もとのディジタル情報を出力する。出力さ
れたディジタル情報はホストコンピュータへ転送された
り、映像、音声処理回路に出力され、映像、音声信号に
復号される。
ば図1に示すような訂正ブロック数2のディジタル信号
を記録したディスクとして判定され、処理モード切替信
号により装置に含まれる回路がそのディスク再生に適し
た信号処理モードで動作する場合を図7(b)に示す。ア
ドレス生成回路7は検出されたSY0〜7のコードの検出順
より判定された1セクタデータ内のフレーム位置と、検
出されたセクタID下位5ビットより図1に示すようなイ
ンタリーブ配列の行に同期したアドレス0〜(12+1)×16
×n2(=2)−1(=415:10進数表示)を生成する。ブロック
先頭判定回路8における先頭検出についても検出セクタI
D下位5ビット全てが例えば0をデコードすることで行わ
れる。データ転送制御回路9では先頭検出結果と転送制
御信号から、メモリコントローラ10に対してメモリ転送
イネーブル信号と、2つの訂正ブロックを含む(182×20
8×n2(=2))バイト単位のデータ量の転送終了毎にブロッ
ク終了検出信号を生成する。メモリコメモリコントロー
ラー10はブロック内アドレス、メモリ転送イネーブル信
号に従い(182×208×n2(=2))バイト単位の復調データを
格納し、ブロック終了検出に従い(182×208×n2(=2))バ
イト単位の格納領域を順次更新し、メモリ上で(182×20
8×n2(=2))バイト単位のリングバッファとなるようにメ
モリ11への書込み動作を制御する。またメモリコント
ローラ10はブロック終了検出に従い、 PO訂正回路12に
対して(182×208×n2(=2))バイト単位の復調データ書込
み終了した領域に対しアクセスを許可しする。PO訂正回
路12はメモリ11からメモリコントローラ10を介して第1
の訂正ブロックに対するPO系列に対する行データとPO訂
正符号を、(182×208×n2(=2))バイトのデータ配列にか
けられたインターリーブを解きながら行い、(12+1)×1
6バイトのPO系列に対する訂正処理を172列に対して行
う。第1の訂正ブロックに対するPO訂正処理が終了する
と、それに連続して第2の訂正ブロックに対する行デー
タとPO訂正符号を(182×208×n2(=2))バイトのデータ配
列にかけられたインターリーブを解きながら行い、(12
+1)×16バイトのPO系列に対する訂正処理を172列に対
して行う。第1、第2の訂正ブロックに対するPO訂正処理
がすべて終了すると訂正終了検出信号を出力する。それ
以降の動作は前述したとおりである。なお再生ディジタ
ル信号においてインタリーブの対象となる訂正ブロック
数が4個、8個、…の場合のブロック先頭判定条件は例え
ばセクタID下位6ビット全てが0、下位7ビット全てが0を
デコードするという具合になり、アドレス生成回路7で
生成する訂正ブロック内の行アドレスは0〜(12+1)×16
×4−1、0〜(12+1)×16×8−1、…となる。メモリコン
トローラ10で管理されるデータ量は182×(12+1)×16×
4、182×(12+1)×16×8、…バイトでそれに含まれる
訂正ブロック数は4個、8個となり、PO訂正回路12は含
まれる訂正ブロック数に応じて、訂正終了信号を生成す
るまでに連続的に処理を行う訂正ブロック数の切替を行
う。
スク再生前に行われる判別処理によりインタリーブの方
法、対象となる訂正ブロック数の判別を行い、その判別
結果に応じた処理モード切替信号を、復調回路、アドレ
ス生成回路、ブロック先頭判定回路、メモリコントロー
ラ、PO訂正回路に設定、各回路は切替信号に従いそれぞ
れの動作を切り替えることで、変調方式、訂正ブロック
数、インタリーブ方法の異なるディジタル信号を記録し
たディスク再生が可能となり、その装置が実現可能であ
る。各回路における変更は必要最小限に留めることがで
きる。復調回路については追加された変調方式への対
応、アドレス生成回路、ブロック先頭判定回路について
は処理モード切替信号に従ったセクタIDに対するデコー
ド動作の追加のみ、PO訂正回路については処理モード切
替信号信号に従った連続処理を行う訂正ブロック数の切
替制御と、訂正符号の符号化が異なる場合には復号方法
の追加、メモリコントローラについては大容量メモリに
対応するメモリマップの拡張、インタリーブの解読方法
の変更で対応でき、装置の構成に必要な各回路の流用、
処理の兼用化を効果的に行うことができる。
列のディジタル信号を生成しマーク長を1/nに縮小して
ディスクに記録する、或いは冗長なデータの発生を最小
限押えた高効率変調方式の採用や、マーク長の縮小と高
効率変調方式との組み合せでn倍の記録密度でディスク
に記録することの可能な装置の一例を示してある。17は
光ディスク1上に記録マークを生成する際に必要となる
書込みパルスの生成を行うライトパルス生成回路、18は
光ディスク1中の記録トラック側面をうねらせ、そのう
ねり(ウォブリング)をヘッド2で検出することでウォブ
リングに同期した記録クロックの生成を行うウォブル検
出回路、19は変調回路、20はセクタデータに格納するデ
ィジタル情報に対しセクタID、EDC符号などを付加する
セクタデータ生成回路、21は1訂正ブロック単位のデー
タ配列においてPO系列に対する訂正符号の生成を行うPO
符号生成回路、22は同配列のPI系列に対する誤り訂正符
号の生成を行うPI符号生成回路、23は変調後のフレーム
データに対してその先頭を示す同期信号(SY0〜SY7)を付
加する同期信号付加回路、24は記録マークとして記録さ
れる変調後のディジタル信号と記録トラック上の記録位
置との間でフレーム単位での同期を取るためにあらかじ
め記録トラック上に刻まれているプリピットの検出を行
うプリピット検出回路であり、図6と重複する符号につ
いては説明を省略する。なおこの実施例の場合もセクタ
データ生成回路20、メモリコントローラ10、PO符号生成
回路21、変調回路19については処理モード切替信号に従
い、ディスクへ記録するディジタル信号の生成の際のイ
ンタリーブ方法、訂正ブロック数、変調方法の切替が可
能となっている。また図8はディスクへの記録動作に必
要な回路のみを記載しており、実際には図6の再生装置
を構成する回路も含まれ、システムコントローラ15によ
ってディスクへの記録動作、再生動作の切替を制御す
る。
る光ディスク1に記録されたディジタル信号に対するイ
ンタリーブ方法、訂正ブロック数、変調方式についての
判別については、先に説明した再生装置と同様の判別処
理に従って行われ、システムコントローラ15はインター
フェイス回路14を介してセクタデータ生成回路20、メモ
リコントローラ10、PO符号生成回路21、変調回路19に対
して処理モードの設定を行う。例えば図1で示した方法
でディジタル信号を生成する場合には、ホストコンピュ
ータからの転送データや映像、音声符号化回路からの転
送ストリームデータに対してスクランブル処理の行われ
た一連のディジタル情報がセクタデータ生成回路20に入
力され、一連のディジタル信号に対して172バイト×12
行のセクタデータ配列中に含まれるセクタID、EDC符号
の付加を行う。一連のディジタル情報とセクタデータ配
列、セクタID番号との対応は例えば図3の対応方法が適
用される。生成されたセクタデータはメモリコントロー
ラ10を介してメモリ11上の記憶領域に書き込まれる。メ
モリコントローラ10で行われるメモリ11に対応したメモ
リマップ上の領域は、セクタデータ172バイト×192×2
とPO訂正符号172バイト×16×2のデータ量を1単位で管
理される。更にセクタデータ生成回路20はセクタデータ
172バイト×192×2の書込み終了に呼応してブロックデ
ータ転送終了信号を生成、メモリコントローラ10はそれ
に呼応して、次のセクタデータに対する書込み領域を順
次更新していくと共に、PO符号生成回路21に対してセク
タデータ書込みの終了領域に対するアクセスを許可す
る。PO訂正回路は172バイト×192×2のデータ配列中、
第1の訂正ブロックに対応する全てのPO系列のセクタデ
ータ192バイトに対し16バイトのPO訂正符号を生成、PO
訂正符号の格納領域に書き込む。次に第2の訂正ブロッ
クを構成する全てのPO系列のセクタデータ192バイトに
ついても同様に16バイトの訂正符号生成書込みを行う。
PO訂正符号の生成は、図1に示すようにインタリーブ配
列に対する第1、第2の訂正ブロックの生成に必要なPO系
列に対して行われる。その後データレディ信号と訂正符
号の生成終了を示す符号生成終了信号を生成する。符号
生成終了信号に従いメモリコントローラはPO訂正符号の
生成の対象となるアクセス領域を順次更新し、ブロック
データ転送終了信号に呼応して次の領域に対するPO訂正
符号の付加を行う。またシステムコントローラ15はディ
スク上の書込み開始位置付近にヘッド2を移動するよう
に制御し、ヘッド2の移動終了とデータレディ信号の検
出の条件成立で転送イネーブル信号を生成、第1、第2の
訂正ブロックに対するPO訂正符号の付加が終了した格納
領域に含まれるデータのPI符号生成回路22への出力を許
可する。メモリコントローラはPI符号生成回路へのデー
タ転送の際に、図1(c)に示した配列となるように行デ
ータのインタリーブを行いながらデータを転送、PI符号
生成回路22においてPI系列の172バイト単位で10バイト
のPI符号を生成、変調回路19への172バイトデータ転送
の後に10バイトのPI訂正符号を転送する。このあと変調
回路19において高効率変調方法によって変調処理、同期
信号付加回路23においてフレームデータに変換される。
一方でシステムコントローラ15はデータレディ信号に従
い、ライトパルス生成回路17に対して記録マークをトラ
ック上に生成する際に必要なライトパルスの発生を許
可、ライトパルス発生回路17はウォブル検出回路18で検
出、生成した記録クロックを用いてフレームデータに応
じた書込みパルスを生成、更にプリピット検出回路24で
検出されたプリピットタイミングを用いてフレームデー
タに対する記録マークの生成位置と記録トラック位置と
の同期化をフレーム単位で行い、ヘッド2を介すことで1
/nの記録マークとして高密度記録を行う。
記録前にディスク判別を行うことで、ディスクへの記録
に適したディジタル信号のインタリーブ方法、訂正ブロ
ック数、変調方法の判定を行い、それに呼応した処理モ
ード切替信号を生成、セクタデータ生成回路、メモリコ
ントローラ、PO符号生成回路、変調回路における動作の
切替でディジタル信号の生成、ディスクへの高密度記録
が可能な記録装置を容易に実現できる。
インタリーブ方法、訂正ブロック数、変調方法について
などディスク判別動作については、再生装置の実施例に
おいて説明した判別動作に限定されるものではなく、例
えばマーク(ピット)長とそれに対応するインタリーブ
方法、訂正ブロック数、変調方法、誤り訂正符号の符号
化、復号化方法の組合せがディスク規格上あらかじめ決
められている場合には、記録マークに対する再生ディジ
タル信号のパルス間隔を、高速クロックなどを用いて計
測、例えば最大或いは最小パルス幅間隔の計測結果か
ら、それに対応するインターリーブ方法、訂正ブロック
数、変調方法、誤り訂正符号の符号化、復号化方法の組
合せを判別することも考えられる。
別動作については、例えばディスクのトラック側面に形
成されるウォブリングの周期あるいはプリピットの刻ま
れる間隔と、記録するディジタル信号のインタリーブ方
法、訂正ブロック数、変調方法、誤り訂正符号の符号
化、復号化方法の組合せがディスク規格上あらかじめ決
められている場合には、ウォブル検出回路18やプリピッ
ト検出回路24において、ウォブリングの検出信号の周期
やプリピット検出間隔を計測し、その計測結果との対応
からインターリーブ方法、訂正ブロック数、変調方法、
誤り訂正符号の符号化、復号化方法の組合せを判別する
ことも考えられる。
いて、記録の対象となる光ディスクは変調後のデータを
連続してトラック上に書き込むものに限定されず、書換
え可能なディスク上のプリピットとしてディスク中の物
理アドレスが刻まれ、そのプリピットの間にセクタ単位
で非連続的にセクタデータの記録を行い、再生時に複数
のセクタデータを集めることで訂正ブロックを構成する
場合の光ディスクにも適応できる。
録するディジタル信号の構成単位の一つである訂正ブロ
ックを例えば2つ用い、第1の訂正ブロックに含まれる
数行のデータと、第2の訂正ブロックに含まれる数行の
データに対し交互にインタリーブを行い構成した配列に
よって生成したディジタル信号をディスクに記録するこ
とで再生時に発生するバーストエラーを第1、第2の訂正
ブロックに分散させることで訂正能力の向上がはかれ
る。更にインタリーブのみで第1、第2の訂正ブロックに
含まれるバーストエラーの分散ができるため、1つの訂
正ブロックを構成する訂正符号の符号化方法の大幅変
更、訂正符号の大幅な追加無しにバーストエラー訂正能
力を容易に向上させることができる。また生成されるデ
ィジタル信号に含まれる冗長なデータの増加が最小に押
えられる、或いは無いことから記録効率を維持すること
も可能である。
実施例を示す図。
の一例を示す図。
号の対応を示す図。
示すブロック図。
示すブロック図。
プ回路、4…同期検出回路、5…復調回路、6…セクタ
ID検出回路、7…アドレス生成回路、8…ブロック先頭
判定回路、9…データ転送制御回路、10…メモリコン
トローラ、11…メモリ、12…PO訂正回路、14…イ
ンターフェイス回路、15…システムコントローラ、1
6…PI訂正回路、17…ライトパルス生成回路、18…
ウォブル検出回路、19…変調回路、20…セクタデー
タ生成回路、21…PO符号生成回路、22…PI符号生成
回路、23…同期信号付加回路、24…プリピット検出
回路。
Claims (21)
- 【請求項1】ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行(i、jは正の整数)のデータ配列において、
符号長jバイトの系列に対する第1の訂正符号pバイト
(pは正の整数)を生成、次に符号長iバイトの系列に対
する第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成する
ことで構成した(i+q)バイト×(j+p)行の訂正配列を少
なくとも2つ用意し、少なくとも第1、第2の訂正配列そ
れぞれにおけるj行の行データに含まれるr行(rは正
の整数でjの約数)単位でインタリーブを行うことで配
列を構成し、それに対する変調処理を少なくとも行うこ
とでディジタル信号を生成することを特徴とするディジ
タル信号記録方法。 - 【請求項2】ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行(i、jは正の整数)のデータ配列k個(kは
正の整数)で構成されるiバイト×(j×k)行の配列にお
いて、符号長(j×k)バイトの系列に対する第1の訂正
符号p(pは正の整数でp≧k)バイトを生成、次に符号長
iバイトの系列に対する第2の訂正符号qバイト(qは正の
整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j×k
+p)行の訂正配列を少なくとも2つ用意し、少なくとも
第1、第2の訂正配列それぞれにおける(j×k)行の行デ
ータに含まれるr行(rは正の整数でjの約数)単位で
インタリーブを行うことで配列を構成し、それに対する
変調処理を少なくとも行うことでディジタル信号を生成
することを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項3】ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行(i、jは正の整数)のデータ配列k個(kは
正の整数)で構成されるiバイト×(j×k)行の配列にお
いて、符号長(j×k)バイトの系列に対する第1の訂正
符号p(pは正の整数でp≧k)バイトを生成、次に符号長
iバイトの系列に対する第2の訂正符号qバイト(qは正の
整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j×k
+p)行の訂正配列を少なくとも2つ用意し、少なくとも
第1、第2の訂正配列それぞれにおける(j×k)行の行デ
ータに含まれるr行(rは正の整数でjの約数)単位
で、第1の訂正符号を含むp行の行データに含まれるn(n
は正の整数でn≦p)行単位でインタリーブを行うことで
配列を構成し、それに対する変調処理を少なくとも行う
ことでディジタル信号を生成することを特徴とするディ
ジタル信号記録方法。 - 【請求項4】ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行(i、jは正の整数)のデータ配列k個(kは
正の整数)で構成されるiバイト×(j×k)行の配列にお
いて、符号長(j×k)バイトの系列に対する第1の訂正
符号kバイトを生成、次に符号長iバイトの系列に対する
第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成することで
構成した(i+q)バイト×(j×k+k)行の訂正配列を少な
くとも2つ用意し、少なくとも第1、第2の訂正配列それ
ぞれにおける(j×k)行の行データに含まれるj行と、
第1の訂正符号に含まれる行データ1行の合計(j+1)行
単位でインタリーブを行うことで配列を構成し、それに
対する変調処理を少なくとも行うことでディジタル信号
を生成することを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項5】請求項1,2,3、4の方法で生成したデ
ィジタル信号におけるインタリーブ後の配列は、第1、
第2の訂正配列に属するr行単位の行データ、第1の訂正
符号を含むn行単位の行データが交互に配置されること
を特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項6】請求項1,2,3、4のディジタル信号を
生成する方法であって、インタリーブの対象となる訂正
ブロック数は、m個(mは正の整数でm≧2)であるこ
とを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項7】請求項2,3、4のディジタル信号記録方
法において、ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行のデータ配列の先頭行にディスク記録媒体
上におけるデータ配列のアドレスを示すアドレス番号が
含まれる場合には、訂正配列に対するr行単位の行デー
タのインタリーブ後の配列に含まれるアドレス番号は連
続であり、配列間においても連続であることを特徴とす
るディジタル信号記録方法。 - 【請求項8】請求項2,3、4のディジタル信号記録方
法において、ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行のデータ配列の先頭行にディスク記録媒体
上におけるデータ配列のアドレスを示すアドレス番号が
含まれる場合には、訂正配列に対するr行単位の行デー
タのインタリーブ後の配列において、少なくとも等間隔
の行にアドレス番号を含むデータ行が配置されることを
特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項9】請求項2,3、4のディジタル信号記録方
法において、ディジタル信号の構成単位の一つであるi
バイト×j行のデータ配列の先頭行にディスク記録媒体
上におけるデータ配列のアドレスを示すアドレス番号が
含まれる場合に、訂正配列に対するインタリーブによっ
て構成される配列において少なくとも等間隔にアドレス
番号を含むデータ行が配置される場合には、アドレス番
号を含む行データから次のアドレズ番号を含む行データ
一つ手前までの単位で、少なくとも変調処理、同期信号
の付加が行われることを特徴とするディジタル信号記録
方法。 - 【請求項10】請求項1、2、3、4におけるディジタ
ル信号記録方法で生成したディジタル信号を記録したデ
ィスク記録媒体であって、少なくとも生成したディジタ
ル信号に対する記録マーク或いは記録ピットを1/n(n
は小数でn≧1)に縮小することで記録を行ったディス
ク記録媒体。 - 【請求項11】請求項1、2,3、4におけるディジタ
ル信号記録方法で生成したディジタル信号を記録したデ
ィスク記録媒体であって、少なくともディジタル信号の
生成過程における変調方式の変更でn(nは小数でn≧
1)倍の記録密度で記録を行った特徴とするディスク記
録媒体。 - 【請求項12】請求項1、2,3、4におけるディジタ
ル信号記録方法で生成したディジタル信号を記録したデ
ィスク記録媒体であって、少なくともディジタル信号の
生成過程における変調方式と生成したディジタル信号に
対する記録マーク或いは記録ピットの縮小の組合せによ
ってn(nは小数でn≧1)倍の記録密度で記録を行った
ディスク記録媒体。 - 【請求項13】請求項10,11、12のディスク記録
媒体は、生成したディジタル信号をディスク記録媒体へ
記録する際には、記録媒体上に存在する記録トラックに
沿って連続的に、或いは一定のデータ量毎に非連続的に
記録することを特徴としたディスク記録媒体。 - 【請求項14】請求項10,11、12のディスク記録
媒体は、記録媒体中のリードイン領域に記録密度、ディ
スクの種類、変調方式、インタリーブ方法等についての
識別情報のいづれかを少なくとも含むことを特徴とした
ディスク記録媒体。 - 【請求項15】請求項9,10,11,12、13のデ
ィスク記録媒体に記録されたディジタル信号の再生を行
う装置であって、高密度記録した記録媒体上の記録マー
ク或いは記録ピットの読取りも可能な読取り手段と、記
録媒体に記録されているディジタル信号を判別する判別
手段と、再生されたディジタル信号を一時的に記憶する
メモリ手段と、メモリ手段へのディジタル信号の記憶を
制御する制御手段と、メモリ手段に記憶されたディジタ
ル信号に対し第1、第2の訂正符号の復号を行い、第1、
第2の訂正符号を付加した系列中に発生した誤りの訂正
を行う訂正手段とを少なくとも有し、上記判別手段にお
ける判別結果に従って、少なくとも上記制御手段はメモ
リ手段に記憶するディジタル信号のデータ量を切り替
え、デインタリーブ方法に従った動作を行い、訂正手段
は記憶されたデータに含まれる複数の訂正配列に対し、
訂正処理を連続して行うことを特徴とする装置。 - 【請求項16】請求項1,2,3、4において生成した
ディジタル信号を高密度にディスク記録媒体に記録、あ
るいは再生する装置であって、ディジタル信号の記録媒
体への記録を高密度に記録マーク或いは記録ピットとし
て書込みが可能で、更に読取りも可能な書込み、読取り
手段と、記録媒体に記録されているディジタル信号を判
別する判別手段、再生されたディジタル信号、あるいは
記録するディジタル信号を一時的に記憶するメモリ手
段、メモリ手段へのディジタル信号の記憶を制御する制
御手段、メモリ手段に記憶されたディジタル信号に対し
第1、第2の訂正符号の復号を行い、第1、第2の訂正符号
を付加した系列中に発生した誤りの訂正を行う訂正手
段、メモリ手段に記憶されたディジタル信号に対し第
1、第2の訂正符号を生成する符号生成手段とを少なくと
も有し、上記判別手段における判別結果に従って、少な
くとも上記制御手段はメモリ手段に記憶するディジタル
信号のデータ量を切り替え、記録時には記憶されたデー
タに対するインタリーブ方法に従った動作、再生時には
デインタリーブ方法に従った動作を行い、記録時に上記
符号生成手段は記憶されたデータに対する複数の訂正配
列に対し連続して訂正符号の生成、付加を行い、再生時
に上記訂正手段は記憶されたデータに含まれる複数の訂
正配列に対し、訂正処理を連続して行うことを特徴とす
る装置。 - 【請求項17】請求項15、請求項16の装置の判別手
段において行われる判別方法であって、リードイン領域
に含まれる記録密度、ディスクの種類、変調方式、イン
タリーブ方法についての識別情報のなかで少なくとも1
つの識別情報から、記録媒体に記録されたディジタル信
号の変調方式、インタリーブ方法、訂正配列数を判別す
ることを特徴とする装置。 - 【請求項18】請求項15、請求項16の装置の判別手
段において行われる判別方法であって、少なくとも記録
ピット或いは記録マークの長さに対応した再生パルスの
幅計測を行い、その結果から記録媒体に記録されたディ
ジタル信号の変調方式、インタリーブ方法、訂正配列数
を判別することを特徴とする装置。 - 【請求項19】請求項15、請求項16の装置の判別手
段において行われる判別方法であって、少なくともディ
スク状の記録媒体中のトラック側面をうねらせて形成さ
れたウォブル信号を再生し、再生ウォブル信号の周期計
測結果から記録媒体に記録されたディジタル信号の変調
方式、インタリーブ方法、訂正配列数を判別することを
特徴とする装置。 - 【請求項20】請求項15、請求項16の装置の判別手
段において行われる判別方法であって、少なくともディ
スク記録媒体中のトラック上にあらかじめ刻まれたプリ
ピットを検出し、そのプリピットの検出周期の計測結果
から記録媒体に記録されたディジタル信号の変調方式、
インタリーブ方法、訂正配列数を判別することを特徴と
する装置。 - 【請求項21】請求項15、請求項16の装置の判別手
段において行われる判別方法であって、少なくともディ
スク記録媒体中のトラック側面をうねらせて形成された
ウォブル信号を再生すると同時に、ディスク記録媒体中
のトラック上にあらかじめ刻まれたプリピットを検出
し、そのプリピットの検出期間中に再生されるウォブル
信号の繰り返し周期の回数を計測した結果から記録媒体
に記録されたディジタル信号の変調方式、インタリーブ
方法、訂正配列数を判別することを特徴とする装置。
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JP27178299A JP2001101806A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | ディジタル信号記録方法、及びその装置、記録媒体 |
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- 1999-09-27 JP JP27178299A patent/JP2001101806A/ja active Pending
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