JP2001101065A - データベース統合システム - Google Patents

データベース統合システム

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JP2001101065A
JP2001101065A JP27726699A JP27726699A JP2001101065A JP 2001101065 A JP2001101065 A JP 2001101065A JP 27726699 A JP27726699 A JP 27726699A JP 27726699 A JP27726699 A JP 27726699A JP 2001101065 A JP2001101065 A JP 2001101065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より少ない資源消費量で、複数のデータベース
上のデータを透過的にアクセスすることを可能とする。 【解決手段】オブジェクト仮想統合サーバ101の仮想オ
ブジェクト管理部103は、業務アプリケケーション100か
ら、共通オブジェクトインスタンスへの参照要求を、参
照を要求する共通オブジェクトインスタンスの範囲を特
定する変数の指定と共に受け取ると、あらかじめ定義し
ておいた共通オブジェクトモデルに従って共通オブジェ
クトインスタンスを作成し、これに各データベースシス
テム120上のデータを集約し、要求された参照を行い結
果を返す。共通オブジェクトインスタンスは、前記集約
の結果指定された変数を属性値として備えることになる
もののみを、各データベースシステム120を参照しなが
ら作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
から透過的にアクセスできるよう、複数のデータベース
を統合する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データベースを利用した業務システムと
しては、たとえば、通信事業におけるオペレータの各種
作業を支援するオペレーション支援システム(以下単に
「OSS」と記す)などがある。従来、これらOSSでは、OS
S毎にそれぞれ規定されたアクセス法によってアクセス
されるデータベースが、各種データの蓄積に利用されて
きた。
【0003】さて、通信事業の事業形態の変化等に伴
い、個別の業務毎に設けられてきた複数のOSSの各デー
タベースのデータを統合的に用いるOSSの構築が必要と
なる場合がある。そして、このような各データベースの
データを統合的に用いるOSSの構築には、これらデータ
を利用する業務アプリケーションが、各データベースの
データに同じアクセス方法で透過的にアクセスできるよ
うにすることが極めて重要となる。
【0004】このような複数のシステムの複数のデータ
ベース上のデータを透過的にアクセスすることを可能と
するために用いることのできる技術としては、ソフトリ
サーチセンター「分散オブジェクト指向技術CORBA」小
野沢博文著、1996年に記載のオブジェクト・リクエスト
・ブローカ等のオブジェクト分散システムの技術が知ら
れている。
【0005】また、特開平11−96054号公報「データベ
ース統合アプリケーション構築システム」に記載の、統
一されたアクセス法によって業務アプリケーションがア
クセス可能な中間的なオブジェクトを設け、これに個々
のデータベース上のオブジェクトを統合することによ
り、個々のアプリケーションが、中間的なオブジェクト
を介して、個々のデータベース上のオブジェクトに透過
的にアクセスできるようにした技術も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のオブジ
ェクト・リクエスト・ブローカ単独ではデータベースへ
のアクセス透過性を提供していないため、異なるアクセ
スインターフェース毎に変換プログラムを実装する必要
があり、システムの拡張性や変更に対応していくことが
困難である。また、前記の特開平11−96054号公報記載
の技術は、前提として、常時、業務アプリケーションか
ら直接もしくは間接的にアクセスされる可能性のある全
てのオブジェクト(オブジェクトインスタンス)が生成
され管理されていることが必要となる。
【0007】このために、OSSなどのデータ数の多いシ
ステムでは、オブジェクトの数の膨大なものとなるため
に、その管理に要する資源量が過大なものとなることが
ある。また、業務の変更などにより、個々のオブジェク
ト(オブジェクトインスタンス)の構造を定義するオブ
ジェクトモデルを変更する度に、全てのオブジェクト
(オブジェクトインスタンス)を再生成しなけらばなら
ならないために、オブジェクトモデルに要する資源量も
過大なものとなることがあった。
【0008】そこで、本発明は、より少ない資源消費量
で、複数のデータベース上のデータを透過的にアクセス
することを可能とすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、複数のデータベースと、アプリケ
ーションからの要求に従って前記データベースのデータ
にアクセスするサーバ装置とを備えたデータベース統合
システムであって、前記サーバ装置は、1または複数の
データベースのデータを含むオブジェクトの構造を定義
するオブジェクトモデルを記憶するオブジェクトモデル
記憶手段と、前記アプリケーションから、前記オブジェ
クトに対するアクセスの要求を受け取った場合に、前記
オブジェクトモデル記憶手段に記憶されたオブジェクト
モデルに従って、前記データベースにアクセスして、オ
ブジェクトに含めるべきデータを収集し、オブジェクト
を作成するオブジェクト作成手段と、作成したオブジェ
クトに、前記アプリケーションから要求されたアクセス
を行い、その結果を前記アプリケーションに応答するオ
ブジェクトアクセス処理手段とを有することを特徴とす
るデータベース統合システムを提供する。
【0010】このようなデータベース統合システムによ
れば、アプリケーションからアクセスの要求があった時
点で、オブジェクトを作成するので、常時、アプリケー
ションからアクセスされる可能性のある全てのオブジェ
クト(オブジェクトインスタンス)が生成され管理され
ている必要がなくなる。したがって、より少ない資源消
費量で、複数のデータベース上のデータを透過的にアク
セスすることを可能とすることができる。
【0011】また、さらに、このようなデータベース統
合システムにおいて、前記オブジェクト作成手段は、前
記アプリケーションから、前記オブジェクトに対するア
クセスの要求を、アクセスを要求するオブジェクトの範
囲を特定する変数の指定と共に受付け、作成の結果、指
定された変数で特定される範囲に含まれることになるオ
ブジェクトのみを作成するように構成すれば、アプリケ
ーションが必要とするオブジェクトのみを、アプリケー
ションが必要とするときに作成することができるので、
アプリケーションからアクセス要求があった際の処理
を、より少ない資源消費量で行うことができるようにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、通信事業者が使用するOSS(オペレーション支援シ
ステム)への適用を例にとり説明する。
【0013】まず、第1の実施形態について説明する。
【0014】図1に、本実施形態に係るOSSのシステム構
成を示す。
【0015】図中、オブジェクト仮想統合サーバ101
は、複数の業務アプリケーション100から複数のデータ
ベースシステム120への参照要求や操作要求を一括して
処理する仮想統合化インターフェース部102と、業務ア
プリケーション100からの要求に応じて共通オブジェク
トインスタンスを生成・削除し、当該状態を管理する仮
想オブジェクト管理部103と、共通オブジェクトインス
タンスを格納するオブジェクトインスタンス格納部104
と、共通オブジェクトモデルの定義情報である共通オブ
ジェクトモデル等を格納するオブジェクトモデル格納部
105と、共通オブジェクトモデル等を定義するためのオ
ブジェクトモデル定義・抽出部106と、データベース120
へのアクセスを処理するデータアクセスインターフェー
ス部108と、顧客データベース300とからなる。インター
フェースリポジトリ107は共通オブジェクトモデルのイ
ンターフェース情報を仮想統合化インターフェース部10
2及びデータアクセスインターフェース部108に提供す
る。なお、データアクセスインターフェース部108から
個々のデータベースシステムへのアクセスは、データア
ダプタ110が、データアクセスインターフェース部108が
データベースシステム120のデータにアクセスするため
のインターフェースを規定するデータ定義を保持してお
り、このデータ定義が規定するインターフェース上で、
データアクセスインターフェース部108よりのデータベ
ースシステム120のデータへのアクセスを受付け、受け
付けた内容に従って、データベースシステム120固有の
アクセス方法に従ってデータベースシステム120にアク
セスし、結果をデータアクセスインターフェース部108
に返す。
【0016】ここで、オブジェクト仮想統合サーバ101
は、図2に示すように、CPU201、メモリ202、入出力イン
ターフェース203、表示装置204、入力装置205、記憶装
置206、ネットワーク装置207のハードウェアを搭載した
コンピュータ上に構築することができる。この場合、オ
ブジェクト仮想統合サーバの各機能を実現するプログラ
ムは記憶装置206の記憶媒体からメモリ202に読み込ま
れ、プロセスとして具体化される。また、仮想統合サー
バ101と外部のシステム208(図1の100、110、120)と
は、たとえば、ネットワーク装置207を介して接続され
る。
【0017】さて、以上に示したOSSは、たとえば、図3
に示すような、通信事業者Zが、サービスを利用してい
る複数の顧客に対して、サービスオーダーや料金に関す
る問合せサービスを提供するOSSに適用することができ
る。
【0018】図示するように、通信事業者ZのOSS303
は、顧客からの問合せを受け付けて応答を返す顧客問合
せシステム10010、電話サービス料金システム12010、そ
の料金明細データベース12011、外部からのデータアク
セスのために付加されたデータアダプタ11010(“Phone
_BL_adapter”という識別子を持つ)、データ通信サー
ビスの料金システム12020、その料金明細データベース1
2021、外部からのデータアクセスのために付加されたデ
ータアダプタ11020(“Data_BL_adapter”という識別子
を持つ)、電話サービスのオーダーシステム12030、そ
のサービスオーダーデータベース12031、外部からのデ
ータアクセスのために付加されたデータアダプタ11030
(“Phone_SO_adapter”という識別子を持つ)、データ
通信サービスのオーダーシステム12040、そのサービス
オーダーデータベース12041、外部からのデータアクセ
スのために付加されたデータアダプタ11040(“Data_SO
_adapter”という識別子を持つ)、複数のシステムに分
散するデータへの透過的なアクセスを実行するオブジェ
クト仮想統合サーバ101、顧客データベース300とで構成
されている。
【0019】ここで、顧客問合せシステム10010が図1の
業務アプリケーション100に対応する。また、電話サー
ビス料金システム12010と料金明細データベース12011、
データ通信サービスの料金システム12020と料金明細デ
ータベース12021、電話サービスのオーダーシステム120
30とサービスオーダーデータベース12031、データ通信
サービスのオーダーシステム12040とサービスオーダー
データベース12041が、それぞれ図1のデータベースシス
テムに相当する。また、この例では、個々のデータベー
スシステムは、それぞれ独立したOSSを構成している。
たとえば、電話サービスのオーダーシステム12030とサ
ービスオーダーデータベース12031は、顧客からのサー
ビスオーダーの受付や、サービスオーダーの実施に関す
る業務を支援するためのOSSを構成している。
【0020】このような構成において、オブジェクト仮
想統合サーバ101は顧客A301からの問い合わせ要求があ
ると共通オブジェクトインスタンス10110を、顧客X302
からの問い合わせ要求があると共通オブジェクトインス
タンス10120を作成し、これら共通オブジェクトを用い
て、各データベースの、顧客A301、顧客X302のサービス
オーダーや料金についての情報を収集し、問い合わせ要
求に対する応答を行う。
【0021】以下、このようなオブジェクト仮想統合サ
ーバ101の動作について、図3に示した通信事業者のOSS
を例にとり説明する。
【0022】図4に、顧客からの問い合わせの要求の処
理に先立ち予め行うオブジェクトモデルの定義処理の手
順を示す。
【0023】図示するように、この処理では、まず、オ
ブジェクトモデル定義・抽出部106が、管理者の記述に
従って、共通オブジェクトモデルを作成する(ステップ
601)。
【0024】ここでは、共通オブジェクトモデルとし
て、図5に示すオブジェクトインスタンスの構造を規定
するオブジェクトモデルを作成する。
【0025】図5に示した共通オブジェクトインスタン
スは、共通オブジェクトクラス名称900(例えば“Custo
mer_Support")、顧客ID901(オブジェクトインスタン
スにおいて例えば”011-233-12345"が代入される)、顧
客名称902(オブジェクトインスタンスにおいて例えば
“株式会社日立製作所”が代入される)、顧客所在地90
3(オブジェクトインスタンスにおいて例えば“横浜市
戸塚区吉田町292番地”が代入される)、サービスオー
ダー番号-1(オブジェクトインスタンスにおいて例えば
“SO-K-05876921”が代入される)…番号-n 904、料金
請求番号1(オブジェクトインスタンスにおいて例えば
“BL-K-4456789”が代入される)…番号-n 905、とから
構成される。共通オブジェクトのインスタンスは例えば
全てのシステムで一意に割り当てられる顧客IDによって
識別される。
【0026】ただし、このような共通オブジェクトイン
スタンスを規定する共通オブジェクトモデル、すなわち
ステップ601で作成する共通オブジェクトモデルでは、
図6に示すように、共通オブジェクトクラス名称900のみ
値が設定され、他は、その構造のみが規定されている。
また、サービスオーダー番号、料金請求番号は、任意数
の配列として規定されており、これに従い、オブジェク
トインスタンスの作成時に、オブジェクトインスタンス
に必要に応じてサービスオーダー番号-1…番号-n 904、
料金請求番号1…番号-n 905の項目が生成され、その値
が設定されることになる。また、図6に示した共通オブ
ジェクトモデル中のデータ定義は、このステップ601の
段階では、設定されない。
【0027】さて、図4に戻り、共通オブジェクトモデ
ルを作成したならば、管理者は、次に、オブジェクトモ
デル定義・抽出部106を介して、データベースシステム
毎の個別オブジェクトモデルを定義する(ステップ60
2)。
【0028】ここでは、個別オブジェクトモデルとして
は、電話サービス料金システム12010と料金明細データ
ベース12011、電話サービスのオーダーシステム12030と
サービスオーダーデータベース12031、データ通信サー
ビスのオーダーシステム12040とサービスオーダーデー
タベース12041に対しては図7に示すようなサービスオー
ダーオブジェクトインスタンスを規定する個別オブジェ
クトモデルを、データ通信サービスの料金システム1202
0と料金明細データベース12021に対しては図8に示すよ
うな料金明細オブジェクトインスタンスを規定する個別
オブジェクトモデルを定義する。
【0029】図7のサービスオーダーオブジェクトイン
スタンスは、オブジェクトクラス名称9010(例えば“Se
rvice_Order”)、サービスオーダー番号9011(例えば
“SO_D_0234567”)、顧客ID901、オーダー種別9013
(例えば“新規加入”)、申込みサービス種別-1(例え
ば“ショートメールサービス”)…種別-n 9014、サー
ビス開始希望日9015(例えば“99/08/01”)、工事要否
9016(例えば“不要”)、サービス開始予定日9017(例
えば“99/08/01”)とから構成され、この個別オブジェ
クトインスタンスはサービスオーダー番号によって一意
に識別される。
【0030】ただし、このような個別オブジェクトイン
スタンスを規定する個別オブジェクトモデル、すなわち
ステップ602で作成する個別オブジェクトモデルでは、
図9に示すように、オブジェクトクラス名称9010だけ値
が設定され、他は、その構造と、データベースシステム
120上の、その項目のデータにアクセスするためのイン
ターフェースであるデータ定義のみが規定されている。
【0031】また図8の料金明細オブジェクトインスタ
ンスは、共通オブジェクトクラス名称9020(例えば“Bi
lling_Info”)、料金請求番号9021(例えば“BL_K_445
6789”)、顧客ID901、契約サービス種別9023(例えば
“携帯電話サービス”)、基本料金種別9024(例えば
“プランSS”)、割引料金種別9025(例えば“長期優待
割引き”)、オプションサービス種別9026(例えば“割
込通話”)、料金明細書番号-1(例えば“DT_9906_1234
56”)…番号-n 9027、料金未払い状況9028(例えば
“未払いなし”)、とから構成され、この個別オブジェ
クトインスタンスは、料金請求番号によって一意に識別
される。
【0032】ただし、このような個別オブジェクトイン
スタンスを規定する個別オブジェクトモデル、すなわち
ステップ602で作成する個別オブジェクトモデルでは、
図10に示すように、オブジェクトクラス名称9020だけ値
が設定され、他は、その構造と、データベースシステム
120上の、その項目のデータにアクセスするためのイン
ターフェースであるデータ定義のみが規定されている。
【0033】ここで、これら各個別オブジェクトモデル
には、その個別オブジェクトモデルを、それに対して作
成したシステムが電話サービスのものかデータ通信サー
ビスのものかに応じて、電話サービスかデータ通信サー
ビスの属性を与えて設定する。
【0034】さて、図4に戻り、個別オブジェクトモデ
ルを作成したならば、管理者は、次に、オブジェクトモ
デル定義・抽出部106を介して、共通オブジェクトモデ
ルと個別オブジェクトモデルの参照関係を定義する(ス
テップ603)。
【0035】ここでは、参照関係として、図11に示すよ
うなデータ項目参照関係テーブルを作成する。
【0036】データ項目参照関係テーブルは、参照元共
通オブジェクトクラス名称911(“Customer_Suppor
t”)、参照先1-管理オブジェクトクラス名称912(“Se
rvice_Order”)、参照先1-インスタンス識別名称913
(“サービスオーダー番号”)、参照先1-データアダプ
タ名称914(“Phone_SO_adapter”)、以下参照先2 915
-917、参照先3 918-920、参照先4 921-923についても同
様、とから構成される。また参照先1-データアダプタ名
称914については、属性として、そのデータアダプタ部1
10が設けられたシステムが電話サービスのものかデータ
通信サービスのものかに応じて、電話サービスかデータ
通信サービスの属性を与えて設定する。
【0037】このデータ項目参照関係テーブルは、参照
元共通オブジェクトクラス名称911の共通オブジェクト
モデルの、参照先n-インスタンス識別名称と同じ名称の
項目に対して、参照先n-個別オブジェクトクラス名称の
個別オブジェクトモデルを参照すべきことと、参照先n-
データアダプタ名称のデータアダプタ部110が設けられ
たデータベースシステム120が、参照元共通オブジェク
トクラス名称911の共通オブジェクトモデルの、参照先n
-インスタンス識別名称と同じ名称の項目と、参照先n-
個別オブジェクトクラス名称の個別オブジェクトモデル
に対応するデータを保持していることを表している。
【0038】ここで、同じ、参照先n-インスタンス識別
名称913が複数登録されている場合には、その項目に対
して参照すべき参照先が複数あることになる。
【0039】さて、図4に戻り、このようにして、共通
オブジェクトモデルと個別オブジェクトモデルの参照関
係を定義したならば、次に、データ項目参照関係テーブ
ルを用いて、ステップ602で作成した個別オブジェクト
モデルを検索して共通オブジェクトモデルの項目に対応
するデータ定義を抽出し、共通オブジェクトモデルに、
当該データ定義を抽出した個別オブジェクトモデルに対
して設定されている属性(電話サービスもしくはデータ
通信サービス)を与えて、設定する(ステップ604)処
理を、すべての個別オブジェクトモデルをついて行う
(ステップ605)。
【0040】具体的には、たとえば、図6の共通オブジ
ェクトモデルの項目サービスオーダー番号については、
図11のデータ項目参照関係テーブルの参照先n-インスタ
ンス識別名称がサービスオーダー番号であるものを探
し、この参照先n-インスタンス識別名称に対して設定さ
れている参照先n-管理オブジェクトクラス名称の個別オ
ブジェクトモデルを参照し、個別オブジェクトモデル中
の項目サービスオーダー番号に対して設定されているデ
ータ定義を、共通オブジェクトモデルの項目サービスオ
ーダー番号に対して設定する。
【0041】そして、次に、作成した共通オブジェクト
モデルと個別オブジェクトモデルとデータ項目参照関係
テーブルをオブジェクトモデル格納部105に格納する
(ステップ606)。
【0042】そして、業務アプリケーションが共通オブ
ジェクトモデルにアクセスするためのインターフェース
情報を生成し(ステップ607)、インターフェースリポ
ジトリに格納する(ステップ608)。
【0043】以上、顧客からの問い合わせの要求の処理
に先立ち予め行うオブジェクトモデルの定義処理につい
て説明した。
【0044】次に、オブジェクト仮想統合サーバ101の
顧客からの問い合わせ要求に対して応答を行う際の処理
について説明する。
【0045】図12に、本処理の手順を示す。
【0046】図示するように、顧客問合せシステム1001
0は起動時に、インターフェースリポジトリに格納され
たインターフェース情報に従って、仮想統合化インター
フェース部102に特定のオブジェクト初期化要求を発行
する(ステップ701)。このオブジェクト初期化要求
を、仮想統合化インターフェース部102を介して受け取
った仮想オブジェクト管理部103は、オブジェクトモデ
ル格納部105より共通オブジェクトモデルを読み込む
(ステップ702)。さらにデータアクセスインターフェ
ース部108は、読み込まれた共通オブジェクトに対し
て、データ項目参照関係テーブルで、参照先n-データア
ダプタ名称のデータアダプタ部110として定義されてい
る各データアダプタ部110に接続する(ステップ703)。
【0047】そして、その後、顧客A301から、顧客IDと
サービス種別(電話サービス又はデータ通信サービス)
を指定した共通オブジェクトインスタンスの参照要求が
発行されたならば、仮想オブジェクト管理部103はこれ
を仮想統合化インターフェース部102を介してに受け取
る(ステップ704)。
【0048】仮想オブジェクト管理部103は、参照要求
を受け取ると、指定された顧客IDを項目顧客IDの値とし
て持ち、指定されたサービス種別を属性として持つ共通
オブジェクトインスタンスが既に生成されているかどう
かを調べ、生成されていない場合には(ステップ70
5)、この顧客IDの共通オブジェクトインスタンス10110
のみを生成し、オブジェクトインスタンス格納部104に
格納する(ステップ706)。
【0049】共通オブジェクトインスタンス10110の生
成においては、オブジェクトクラス名称の項目について
は共通オブジェクトモデルで設定された値を設定する。
そして、顧客名称902、顧客所在地903の項目について
は、オブジェクト仮想統合サーバ101付属の顧客データ
ベース300から、顧客IDに対応する顧客名称902、顧客所
在地を検索して設定する。サービスオーダー番号、料金
請求番号の項目については、これら項目に対して指定さ
れたサービス種別の属性をもって設定されているデータ
定義が規定するインターフェースに従って、これら項目
の名称と同じ参照先n-インスタンス識別名称に対してデ
ータ項目参照関係テーブルに、指定されたサービス種別
の属性をもって設定されている参照先n-データアダプタ
名称のデータアダプタ部110に、指定された顧客IDに対
応する、その項目データを問い合わせ、その応答の結果
得られた値を設定する。そして、生成した共通オブジェ
クトモデルに、指定されたサービス種別を、その属性と
して設定する。
【0050】このようにして指定された顧客IDを持つ共
通オブジェクトインスタンスが生成されたならば、次
に、共通オブジェクトインスタンスが参照しているデー
タを収集する(ステップ707)。
【0051】ここでは、この共通オブジェクトモデルに
ついてのデータ項目参照関係テーブルに、参照先n-個別
オブジェクトモデルとして登録されている個別オブジェ
クトモデルのうち、指定されたサービス種別の属性をも
っている個別オブジェクトモデルをオブジェクトモデル
格納部105より読み出し、この個別オブジェクトモデル
に従った、参照先n-インスタンス識別名称として登録さ
れている共通オブジェクトインスタンスの項目の値を識
別値として持つ個別オブジェクトインスタンスを生成
し、オブジェクトインスタンス格納部104に格納する。
ただし、値が設定されていない共通オブジェクトインス
タンスの項目については個別オブジェクトインスタンス
を生成しない。
【0052】個々の個別オブジェクトインスタンスの生
成に際しては、たとえば、その個別オブジェクトインス
タンスが図7に示したサービスオーダーオブジェクトイ
ンスタンスであれば、まず、オブジェクトクラス名称90
10の項目については個別オブジェクトモデルに設定され
た値を設定する。サービスオーダー番号9011の項目につ
いては、共通オブジェクトインスタンスの同名称の項目
の値を設定する。他の項目については、これら項目に対
して設定されているデータ定義が規定するインターフェ
ースに従って、サービスオーダー番号の名称と同じ参照
先n-インスタンス識別名称に対してデータ項目参照関係
テーブルに設定されている参照先n-データアダプタ名称
のデータアダプタ部110に、設定したサービスオーダー
番号に対応する、その項目データを問い合わせ、その応
答の結果得られた値を設定する。
【0053】このようにして、個別オブジェクトインス
タンスを作成したならば、作成した共通オブジェクトイ
ンスタンスと個別オブジェクトインスタンスのデータを
適宜加工し、仮想統合化インターフェース部102を介し
て顧客問合せシステム10010に応答する(ステップ70
8)。なお、ステップ705で、指定された顧客IDを項目顧
客IDの値として持ち、指定されたサービス種別を属性と
して持つ共通オブジェクトインスタンスが既に生成され
ている場合には、ステップ706、707の処理は行わすに、
直ちにこのステップ708の処理を行うことになる。
【0054】さて、応答を受けた顧客問合せシステム10
010は顧客Aからの問合せ結果を例えば図13に示すような
顧客サポート情報表示画面1500に表示する。当該画面に
は、図示するようにたとえば、顧客ID、顧客名称、顧客
所在地等の顧客基本情報を表示・入力するフィールド15
10、顧客ID等をキーとして検索を行うためのボタン151
1、サービス種別、基本プラン、オプション等の契約サ
ービスを表示するフィールド1520、基本使用料、通話
料、オプション料、割引き、滞納料金、請求合計等の料
金明細を表示するフィールド1530、過去の料金明細を検
索し表示するためのボタン1531、オーダー番号、オーダ
ー種別、サービス開始希望日、サービス開始予定日等を
表示するフィールド1540、サービスオーダーの詳細情報
を表示するためのボタン1541、とを設ける。
【0055】さて、図12に戻り、顧客問合せシステムか
ら参照要求があれば、704ステップに戻って処理を継続
し、顧客IDとサービス種別を指定した共通オブジェクト
削除要求があれば(ステップ709)、指定された顧客ID
を項目顧客IDの値として持ち、指定されたサービス種別
を属性として持つ共通オブジェクトインスタンスに対し
て生成した個別オブジェクトインスタンスを生成時とは
逆の方法によって抽出し、これら個別オブジェクトイン
スタンスと共通オブジェクトインスタンスとをオブジェ
クトインスタンス格納部104から削除する(ステップ71
0)。
【0056】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0057】なお、以上の実施形態では、顧客データベ
ースのみ、データ定義やデータアダプタ部を介さずに、
オブジェクト仮想統合サーバから直接アクセス可能に構
成したが、これは他のデータベースシステム120と同様
に、データ定義やデータアダプタ部を介してアクセスす
るものとしてよい。
【0058】また、以上の実施形態では、データベース
システムのデータの参照を行う場合を例にとり説明した
が、本オブジェクト仮想統合サーバは、上記実施形態に
おけるデータベースシステムのデータの参照をデータベ
ースシステムのデータ操作に置き換えることにより、デ
ータベースシステムのデータの更新等の各種データ操作
にも同様に適用することができる。
【0059】また、以上の実施形態では、個別オブジェ
クトモデルや個別オブジェクトインスタンスの生成を、
オブジェクト仮想統合サーバ側で行ったが、個別オブジ
ェクトインスタンスの生成もしくは個別オブジェクトモ
デルと個別オブジェクトインスタンスの生成は、それぞ
れ対応するデータアダプタ部110において行うようにし
てもよい。
【0060】また、本実施形態では、共通オブジェクト
モデルを1種のみ作成する場合を例にとり説明したが、
共通オブジェクトモデルは複数種作成するようにしてよ
い。また、この際に、異なる共通オブジェクトモデルに
おいて、同じ個別オブジェクトモデルを参照するように
してかまわない。
【0061】以上、第1実施形態によれば、オブジェク
トインスタンスを業務アプリケーションが必要とすると
きに、必要とする範囲内においてのみ生成し管理するの
で、より少ない資源消費量で、複数のデータベース上の
データを透過的にアクセスすることを可能とすることが
できる。
【0062】以下、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0063】本第2実施形態は、移動通信ネットワーク4
10を統合的に監視する監視システムとして適用されるOS
Sを例にとり説明する。
【0064】図14に、本実施形態に係る監視システムの
構成を示す。
【0065】図示するように、監視システムは、サービ
スエリア測定システム12050、そのカバレッジデータベ
ース12051、外部からのデータアクセスのために付加さ
れたデータアダプタ11050(“BTS_Test_adapter"という
識別子を持つ)、地理情報システム12060、その地図デ
ータベース12061、外部からのデータアクセスのために
付加されたデータアダプタ11060("AreaMap_adapter"と
いう識別子を持つ)、障害監視システム12070、そのア
ラームデータベース12071、外部からのデータアクセス
のために付加されたデータアダプタ11070("BTS_Alarm_
adapter"という識別子を持つ)、性能監視システム1208
0、そのトラヒックデータベース12081、外部からのデー
タアクセスのために付加されたデータアダプタ11070("
BTS_Traffic_adapter"という識別子を持つ)、オブジェ
クト仮想統合サーバ101、移動体基地局監視システム100
20、エリア単位での操作画面を表示するエリア1監視端
末401…エリアn監視端末402から構成される。
【0066】本実施形態における、各データベースシス
テム120のデータの参照や操作は第1の実施形態と同様で
あるが、本第2実施形態では前記第1実施形態における個
別オブジェクトモデルを共通オブジェクトモデル中に吸
収する形で、共通オブジェクトモデルを作成している。
したがって、本第2実施形態では個別オブジェクトは使
用しない。また、したがって、データ項目参照関係テー
ブルには、共通オブジェクトモデルと個別オブジェクト
との関係は記述されず、共通オブジェクトモデルの項目
とその項目が参照するデータベースシステム120のデー
タアダプタ部110の名称のみが記述されることになる。
【0067】図15に、本実施形態に係る共通オブジェク
トインスタンスを示す。
【0068】図示するように、共通オブジェクトモデル
インスタンスは、共通オブジェクトクラス名称1300
(“BTS_Management")、基地局ID1301("BTS-012
5")、基地局設置場所1302("横浜市戸塚区上倉田")、
基地局X座標1303("198765")、基地局Y座標1304("432
178")、セクタ1のカバレッジデータ1305、セクタ1の上
りトラヒックデータ1306、セクタ1の下りトラヒックデ
ータ1307、セクタ1で発生しているアラームデータ1308
…セクタnについても同様1309〜1312、データの収集日
付1313("99/08/10 12:15:30")より構成される。
【0069】なお、このような共通オブジェクトインス
タンスを定義する共通オブジェクトモデルは、図16に示
すように、共通オブジェクトクラス名称の項目のみ値が
設定され、他の項目は、その構造のみを規定するものと
なる。また、本共通オブジェクトモデルでは、基地局I
D、基地局設置場所、基地局X座標1303、基地局Y座標の
項目群に対して参照項目番号1を、セクタ1のカバレッジ
データの項目対して参照項目番号2を、セクタ1の上りト
ラヒックデータ、セクタ1の下りトラヒックデータの項
目群に対して参照項目番号3を、アラームデータの項目
に対して参照項目番号4を設定している。
【0070】また、本実施形態のデータ項目参照関係テ
ーブルは図17に示すように、参照元共通オブジェクトク
ラス名称1321("BTS_Management")、参照先1のデータ
アダプタ名称1322("AreaMap_adapter")、参照先2のデ
ータアダプタ名称1323("BTS_Test_adapter")、参照先
3のデータアダプタ名称1324("BTS_Alarm_adapter")、
参照先4のデータアダプタ名称1325("BTS_Traffic_adap
ter")が記述されたものとなる。参照先nのデータアダ
プタ名称は、共通オブジェクトモデルの参照項目番号n
の項目が参照するデータを保持するデータベースシステ
ム120に設けられたデータアダプタ部110の名称である。
【0071】さて、本実施形態に係る監視システムで
は、オブジェクト仮想統合サーバ101は、エリア1監視端
末401からは移動体基地局監視システム10020を介して、
エリア1を指定した共通オブジェクトインスタンスへの
アクセスが要求される。この要求を受けた場合、オブジ
ェクト仮想統合サーバ101は、まず、エリア1の座標範囲
を指定して、その座標範囲にある移動体基地局の基地局
ID、基地局設置場所、基地局X座標1303、基地局Y座標の
組を、その項目の共通オブジェクトモデル中の参照項目
番号に対応してデータ項目参照関係テーブルに登録され
ている"AreaMap_adapter"のデータアダプタ部110を介し
て、地理情報システム12060と地図データベース12061よ
りなるデータベースシステム問い合わせ、得られた各組
に対応して共通オブジェクトインスタンスを作成する。
そして、作成した共通オブジェクトインスタンスの基地
局ID、基地局設置場所、基地局X座標1303、基地局Y座標
の項目に、対応する組の対応する項目の値を設定し、デ
ータ収集日付を除く残りの項目の値を、基地局IDの値と
共に、それぞれ、その項目の参照項目番号に対応してデ
ータ項目参照関係テーブルに登録されたデータアダプタ
部110を介して各データベースシステム問い合わせ、得
られた結果を設定する。データ収集日付には共通オブジ
ェクトインスタンスの作成日付を設定する。そして、生
成した各共通オブジェクトインスタンス、すなわち、エ
リア1内の基地局の共通オブジェクトインスタンスに対
して、エリア1監視端末401から要求されたアクセスを行
う。
【0072】同様に、エリアn監視端末402からの移動体
基地局監視システム10020を介した共通オブジェクトイ
ンスタンスへのアクセス要求に対しては、エリアn内の
基地局に対応する共通オブジェクトインスタンスを作成
し、これに対して要求されたアクセスを行う。
【0073】一方、移動体基地局監視システム10020に
接続された各監視端末は監視結果を例えば図18に示すよ
うな基地局監視マップ画面に表示する。当該画面では、
たとえば、対応する監視エリアに対応する地図データ16
00上に、基地局"BTS-0125"の設置場所及びアラーム状態
・トラヒック状態の表示1610、基地局"BTS-0125"のカバ
ーするサービスエリアの表示1620とを行う。
【0074】さて、本実施形態に係るオブジェクト仮想
統合サーバ101は、データベースシステム120側からの要
求に応じた共通オブジェクトインスタンスの状態更新
と、そのエリアn監視端末への通知を行う。
【0075】図19に、このような処理の手順を示す。
【0076】図示するように、本処理では、まず、デー
タアダプタ部110からデータアクセスインターフェース
部108に対してイベント発行登録を行う(ステップ80
1)。ここではBTS_Alarm_adapter 11070が障害監視シス
テム12070が受信したアラームイベント発行登録を行
い、BTS_Traffic_adapter 11080が性能監視システム120
80が判定処理を行ったトラヒックしきい値超過イベント
発行登録を行う。
【0077】次に移動体基地局監視システム10020か
ら、仮想統合化インターフェース部102に対してイベン
ト受取り登録を行う(ステップ802)。イベント発行登
録を行ったデータアダプタ部110は、データベースシス
テムにおいて、発行登録したイベントが生じると、これ
をデータアクセスインターフェース部108に送信する。
【0078】データアクセスインターフェース部108は
接続されているデータアダプタ部からイベントを受信す
ると(ステップ803)、仮想オブジェクト管理部103に伝え
る。仮想オブジェクト管理部103はイベントの起因元に
対応する共通オブジェクトインスタンスの状態に、イベ
ントの内容を反映する(ステップ804)。その結果オブ
ジェクトの状態が変更されていれば(ステップ805)、
イベント受取り登録をした移動体基地局監視システム10
020に対して状態変更を通知する(ステップ806)。移動
体基地局監視システム10020は、状態変化があった基地
局があるエリアを監視する監視端末に状態の変更を通知
し、監視端末は、状態の変更に合わせて図18の表示画面
を更新するなどして、監視者に、更新の内容を提示す
る。
【0079】そして、データアダプタ部がイベント発行
取消しを行わなければ(ステップ807)、ステップ803に
戻ってイベント受信処理を継続する。
【0080】以上、本第2実施形態によれば、データア
ダプタから非同期に通知されるイベントを基に共通オブ
ジェクトの状態を管理することにより、リアルタイムに
状態が更新されるネットワークの管理を適切に行うこと
ができるようになる。
【0081】以下、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0082】本第3実施形態は、前記第2実施形態の監視
システムに、トラヒックデータやアラームデータを統計
的に分析して将来の基地局設置を決定する移動体基地局
設備計画システム10030と第2のオブジェクト仮想統合サ
ーバ1012を付加したものである。
【0083】第2のオブジェクト仮想統合サーバ1012が
取り扱う共通オブジェクトは図14、16、データ項目参照
関係テーブルは図17に示したものと同様である。
【0084】さて、第2のオブジェクト仮想統合サーバ1
012は、動体基地局設備計画システム10030から、期間を
指定した共通オブジェクトインスタンスへのアクセス要
求があると、アラームデータベース12071の指定された
期間中の履歴データやトラヒックデータベース12081の
指定された期間中の履歴データを、対応するデータアダ
プタ部110を介して問い合わせ、その応答毎に共通オブ
ジェクトインスタンスを作成し、各共通オブジェクトイ
ンスタンスの各項目に問い合わせの結果得られた値を設
定する。そして、作成した共通オブジェクトインスタン
スに要求されたアクセスを行う。
【0085】このように、オブジェクト仮想統合サーバ
1012は複数設けてもよく、業務アプリケーションからの
要求に応じて生成する共通オブジェクトインスタンスの
範囲は、時間的なもの、地理的なものを含め任意の次元
によって設定するものであってよい。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、より少
ない資源消費量で、複数のデータベース上のデータを透
過的にアクセスすることを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るオペレーション支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るオブジェクト仮想統合
サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るオペレーション支
援システムの顧客問合せシステムへの適用例を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施例に係るオブジェクトモデルの定
義処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係る共通オブジェクト
インスタンスを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る共通オブジェクト
モデルを示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る個別オブジェクト
インスタンスを示す図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る個別オブジェクト
インスタンスを示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る個別オブジェクト
モデルを示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る個別オブジェク
トモデルを示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係るデータ項目参照
関係テーブルを示す図である。
【図12】本発明の実施例に係る問い合わせ要求に対し
て応答を行う際の処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】本発明の第1実施形態に係る問合せ結果表示
画面を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係るオペレーション
支援システムの監視システムへの適用例を示すブロック
図である。
【図15】本発明の第2実施形態に係る共通オブジェク
トインスタンスを示す図である。
【図16】本発明の第2実施形態に係る共通オブジェク
トモデルを示す図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係るデータ項目参照
関係テーブルを示す図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係る監視結果表示画
面を示す図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係る状態更新通知処
理の手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第3実施形態に係るオペレーション
支援システムの監視システムへの適用例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101…オブジェクト仮想統合サーバ、102…仮想統合化イ
ンターフェース部、103…仮想オブジェクト管理部、104
…オブジェクトインスタンス格納部、105…オブジェク
トモデル格納部、106…オブジェクトモデル定義・抽出
部、107…インターフェースリポジトリ、108…データア
クセスインターフェース部、110…データアダプタ部、2
01…CPU、202…メモリ、203…入出力インターフェース
部、204…表示装置、205…入力装置、206…記憶装置、2
07…ネットワーク装置、208…外部のシステム
フロントページの続き (72)発明者 仙石 浩明 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 草間 一宏 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 太田 正孝 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 Fターム(参考) 5B075 KK02 NR02 PQ05 5B082 GA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータベースと、アプリケーション
    からの要求に従って前記データベースのデータにアクセ
    スするサーバ装置とを備えたデータベース統合システム
    であって、 前記サーバ装置は、 1または複数のデータベースのデータを含むオブジェク
    トの構造を定義するオブジェクトモデルを記憶するオブ
    ジェクトモデル記憶手段と、 前記アプリケーションから、前記オブジェクトに対する
    アクセスの要求を受け取った場合に、前記オブジェクト
    モデル記憶手段に記憶されたオブジェクトモデルに従っ
    て、前記データベースにアクセスして、オブジェクトに
    含めるべきデータを収集し、オブジェクトを作成するオ
    ブジェクト作成手段と、 作成したオブジェクトに、前記アプリケーションから要
    求されたアクセスを行い、その結果を前記アプリケーシ
    ョンに応答するオブジェクトアクセス処理手段とを有す
    ることを特徴とするデータベース統合システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータベース統合システム
    であって、 前記オブジェクト作成手段は、前記アプリケーションか
    ら、前記オブジェクトに対するアクセスの要求を、アク
    セスを要求するオブジェクトの範囲を特定する変数の指
    定と共に受付け、作成の結果、指定された変数で特定さ
    れる範囲に含まれることになるオブジェクトのみを作成
    することを特徴とするデータベース統合システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータベース統合システム
    であって、 前記変数は、前記オブジェクトに含まれるデータの種別
    と、その値もしくは値の範囲を規定し、 前記オブジェクト作成手段は、作成の結果、指定された
    変数が規定する種別の、指定された変数が規定する値と
    等しい、もしくは、値の範囲に含まれる値を有するデー
    タを含むことになるオブジェクトのみを作成することを
    特徴とするデータベース統合システム。
  4. 【請求項4】アプリケーションが、相互に異なるアクセ
    ス法によってアクセスされる複数のデータベースのデー
    タへ同じアクセス法でアクセスできるよう、前記アプリ
    ケーションの前記各データベースのデータへのアクセス
    を仲介するデータベース統合方法であって、 1または複数のデータベースのデータを含むオブジェク
    トの構造を定義するオブジェクトモデルを記憶するオブ
    ジェクトモデル記憶ステップと、 前記アプリケーションから、前記オブジェクトに対する
    アクセスの要求を所定のアクセス法によって受け取るス
    テップと、 前記オブジェクトモデル記憶手段に記憶されたオブジェ
    クトモデルに従って、前記データベースに当該データベ
    ースのアクセス法によってアクセスして、オブジェクト
    に含めるべきデータを収集し、オブジェクトを作成する
    オブジェクト作成ステップと、 前記アプリケーションからアクセスを要求されたオブジ
    ェクトに、要求されたアクセスを行い、その結果を前記
    アプリケーションに応答するオブジェクトアクセス処理
    ステップとを有することを特徴とするデータベース統合
    方法。
  5. 【請求項5】電子計算機によって読み取られ実行される
    プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記プログラムは、 複数のデータベースと、アプリケーションからの要求に
    従って前記データベースのデータにアクセスするサーバ
    であって、1または複数のデータベースのデータを含む
    オブジェクトの構造を定義するオブジェクトモデルを記
    憶するオブジェクトモデル記憶手段と、 前記アプリケーションから、前記オブジェクトに対する
    アクセスの要求を受け取った場合に、前記オブジェクト
    モデル記憶手段に記憶されたオブジェクトモデルに従っ
    て、前記データベースにアクセスして、オブジェクトに
    含めるべきデータを収集し、オブジェクトを作成するオ
    ブジェクト作成手段と、 作成したオブジェクトに、前記アプリケーションから要
    求されたアクセスを行い、その結果を前記アプリケーシ
    ョンに応答するオブジェクトアクセス処理手段とを有す
    るサーバを、前記電子計算機上に構築することを特徴と
    する記憶媒体。
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