JP2001096190A - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
- Publication number
- JP2001096190A JP2001096190A JP27379299A JP27379299A JP2001096190A JP 2001096190 A JP2001096190 A JP 2001096190A JP 27379299 A JP27379299 A JP 27379299A JP 27379299 A JP27379299 A JP 27379299A JP 2001096190 A JP2001096190 A JP 2001096190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water vapor
- water
- ionized
- section
- air purifying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 86
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000011045 prefiltration Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000008236 heating water Substances 0.000 claims abstract description 4
- 230000001877 deodorizing effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000011941 photocatalyst Substances 0.000 claims description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 5
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 4
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 13
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 abstract description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 5
- 230000009965 odorless effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 abstract description 4
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 abstract description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 21
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 5
- 230000000844 anti-bacterial effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 description 1
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 description 1
- 238000006864 oxidative decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 229920000247 superabsorbent polymer Polymers 0.000 description 1
- -1 that is Chemical compound 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水蒸気によりオゾンの発生量を抑制できると
ともに、水蒸気をイオン化してＯＨラジカルを生成する
ことにより、ガス成分を分解し、親水性のガス成分を疎
水性のガス成分に変性したり、悪臭成分を無臭成分に変
えて脱臭効果を飛躍的に向上させることができるばかり
でなく、殺菌効果も非常に高い空気清浄装置を提供す
る。 【解決手段】 水槽１０からの水を水蒸気発生部１１で
加熱して水蒸気を発生し、放電ニードル１３からのコロ
ナ放電により水蒸気をイオン化し、ＯＨラジカルを有す
る水蒸気としてプレフィルタ１と集塵部３との間に放出
する。
ともに、水蒸気をイオン化してＯＨラジカルを生成する
ことにより、ガス成分を分解し、親水性のガス成分を疎
水性のガス成分に変性したり、悪臭成分を無臭成分に変
えて脱臭効果を飛躍的に向上させることができるばかり
でなく、殺菌効果も非常に高い空気清浄装置を提供す
る。 【解決手段】 水槽１０からの水を水蒸気発生部１１で
加熱して水蒸気を発生し、放電ニードル１３からのコロ
ナ放電により水蒸気をイオン化し、ＯＨラジカルを有す
る水蒸気としてプレフィルタ１と集塵部３との間に放出
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレフィルタで
大まかなホコリを除去した後、高電圧が印加される集塵
部で静電的に集塵し、その後、脱臭フィルタにて脱臭す
る空気清浄装置に関する。
大まかなホコリを除去した後、高電圧が印加される集塵
部で静電的に集塵し、その後、脱臭フィルタにて脱臭す
る空気清浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】空気清浄機の機能は、大きくは集塵と脱
臭に分けられる。集塵に関する問題の一つには、人体に
有害なオゾンの発生が挙げられる。一方、脱臭に関する
問題としては、臭気ガス成分の除去には、従来は活性炭
等にて臭気を吸着させるものしかなく、活性炭等が直ぐ
に飽和して寿命が短いという問題があった。また、吸着
できるガス成分も主に水に溶けにくい疎水性のガス成分
で、水に溶けやすい親水性のガス成分にはあまり効果が
なかった。
臭に分けられる。集塵に関する問題の一つには、人体に
有害なオゾンの発生が挙げられる。一方、脱臭に関する
問題としては、臭気ガス成分の除去には、従来は活性炭
等にて臭気を吸着させるものしかなく、活性炭等が直ぐ
に飽和して寿命が短いという問題があった。また、吸着
できるガス成分も主に水に溶けにくい疎水性のガス成分
で、水に溶けやすい親水性のガス成分にはあまり効果が
なかった。
【０００３】脱臭を効果的に行うには、疎水性のガス成
分に対しては効果がある活性炭等による吸着方式に加
え、ガスを分解する分解方式を導入することが望まし
い。ガス成分の分解は、活性炭等では吸着しにくい親水
性のガス成分を吸着しやすい疎水性のガス成分に変性し
たり、悪臭成分を無臭成分に変えたりする働きがある。
分に対しては効果がある活性炭等による吸着方式に加
え、ガスを分解する分解方式を導入することが望まし
い。ガス成分の分解は、活性炭等では吸着しにくい親水
性のガス成分を吸着しやすい疎水性のガス成分に変性し
たり、悪臭成分を無臭成分に変えたりする働きがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は上
記のような観点から、水蒸気によりオゾンの発生量を抑
制できるとともに、水蒸気をイオン化してＯＨラジカル
を生成することにより、ガス成分を分解し、親水性のガ
ス成分を疎水性のガス成分に変性したり、悪臭成分を無
臭成分に変えて脱臭効果を飛躍的に向上させることがで
きるばかりでなく、殺菌効果も非常に高い空気清浄装置
の提供を第１の目的とする。
記のような観点から、水蒸気によりオゾンの発生量を抑
制できるとともに、水蒸気をイオン化してＯＨラジカル
を生成することにより、ガス成分を分解し、親水性のガ
ス成分を疎水性のガス成分に変性したり、悪臭成分を無
臭成分に変えて脱臭効果を飛躍的に向上させることがで
きるばかりでなく、殺菌効果も非常に高い空気清浄装置
の提供を第１の目的とする。
【０００５】第２の目的は、そのような空気清浄装置に
おいて、水蒸気の発生およびそのイオン化を簡単に行え
るようにすることにある。
おいて、水蒸気の発生およびそのイオン化を簡単に行え
るようにすることにある。
【０００６】第３の目的は、水蒸気のイオン化を効率的
に行えるようにすることにある。
に行えるようにすることにある。
【０００７】第４の目的は、水蒸気をイオン化するイオ
ン化部での高電圧リークを防止することにある。
ン化部での高電圧リークを防止することにある。
【０００８】第５の目的は、水蒸気の発生量を適量に調
整できるようにすることにある。
整できるようにすることにある。
【０００９】第６の目的は、脱臭フィルタの性能向上と
長寿命化を図ることにある。
長寿命化を図ることにある。
【００１０】第７の目的は、設置場所の湿度が過剰に上
昇することを防止することにある。
昇することを防止することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記第１の
目的を達成するため、プレフィルタで大まかなホコリを
除去した後、高電圧が印加される集塵部で静電的に集塵
し、その後、脱臭フィルタにて脱臭する空気清浄装置に
おいて、水蒸気を発生させてイオン化しプレフィルタと
集塵部との間に放出するイオン化水蒸気発生部を備えた
ことを特徴とする。
目的を達成するため、プレフィルタで大まかなホコリを
除去した後、高電圧が印加される集塵部で静電的に集塵
し、その後、脱臭フィルタにて脱臭する空気清浄装置に
おいて、水蒸気を発生させてイオン化しプレフィルタと
集塵部との間に放出するイオン化水蒸気発生部を備えた
ことを特徴とする。
【００１２】また、第２の目的を達成するため、イオン
化水蒸気発生部を、水槽からの水を加熱して水蒸気を発
生する水蒸気発生部と、コロナ放電により水蒸気をイオ
ン化する放電部とで構成しことを特徴とする。
化水蒸気発生部を、水槽からの水を加熱して水蒸気を発
生する水蒸気発生部と、コロナ放電により水蒸気をイオ
ン化する放電部とで構成しことを特徴とする。
【００１３】第３の目的を達成するため、放電部は、水
蒸気発生部の孔から水蒸気が放出されるときに放電ニー
ドルからのコロナ放電にてイオン化することを特徴とす
る。
蒸気発生部の孔から水蒸気が放出されるときに放電ニー
ドルからのコロナ放電にてイオン化することを特徴とす
る。
【００１４】第４の目的を達成するため、放電ニードル
を水蒸気発生部の孔の外側に配置したことを特徴とす
る。
を水蒸気発生部の孔の外側に配置したことを特徴とす
る。
【００１５】第５の目的を達成するため、水槽から水蒸
気発生部へ流入する水量を調整する水量調整バルブを設
けたことを特徴とする。
気発生部へ流入する水量を調整する水量調整バルブを設
けたことを特徴とする。
【００１６】第６の目的を達成するため、脱臭フィルタ
に光触媒を付加したことを特徴とする。
に光触媒を付加したことを特徴とする。
【００１７】第７の目的を達成するため、帯電微細水粒
発生部の下流位置に除湿部を備えることを特徴とする。
発生部の下流位置に除湿部を備えることを特徴とする。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面にしたがって詳細に説明する。
面にしたがって詳細に説明する。
【００１９】図１に、この発明による空気清浄装置の構
成例を示す。この空気清浄装置は、空気の吸気口から送
風口に向かって、プレフィルタ１、イオン化水蒸気雰囲
気空間２、集塵部３、脱臭フィルタ４、および送風ファ
ン５を配置する。イオン化水蒸気雰囲気空間２の上側に
はイオン化水蒸気発生部６を設置し、イオン化水蒸気雰
囲気空間２の底部にはイオン化水蒸気発生部６のための
グランド板７を設置している。
成例を示す。この空気清浄装置は、空気の吸気口から送
風口に向かって、プレフィルタ１、イオン化水蒸気雰囲
気空間２、集塵部３、脱臭フィルタ４、および送風ファ
ン５を配置する。イオン化水蒸気雰囲気空間２の上側に
はイオン化水蒸気発生部６を設置し、イオン化水蒸気雰
囲気空間２の底部にはイオン化水蒸気発生部６のための
グランド板７を設置している。
【００２０】プレフィルタ１は、大まかなホコリを除去
する。集塵部３は、プラス・マイナスの電極板８・９を
交互に平行に配置したものである。各電極板８・９の表
面は、絶縁材料で被覆されている。脱臭フィルタ４は活
性炭等で構成され、これには光触媒が付加されている。
する。集塵部３は、プラス・マイナスの電極板８・９を
交互に平行に配置したものである。各電極板８・９の表
面は、絶縁材料で被覆されている。脱臭フィルタ４は活
性炭等で構成され、これには光触媒が付加されている。
【００２１】イオン化水蒸気発生部６は、上から水槽１
０と水蒸気発生部１１と放電部１２とで構成されてい
る。放電部１２は、多数本の放電ニードル１３を配列し
たもので、これら放電ニードル１３には、図２に示す高
圧電源１４から直流の高電圧が印加され、グランド板７
との間でコロナ放電する。
０と水蒸気発生部１１と放電部１２とで構成されてい
る。放電部１２は、多数本の放電ニードル１３を配列し
たもので、これら放電ニードル１３には、図２に示す高
圧電源１４から直流の高電圧が印加され、グランド板７
との間でコロナ放電する。
【００２２】図２において、水槽１０からの水は、絶縁
チューブ１５および水量調整バルブ１６を通じて水蒸気
発生部１１の絶縁性容器１７内に流下する。水量調整バ
ルブ１６は、ある時間内に一定量の水量しか供給されな
いようにするものである。これは、水が水蒸気になると
体積が２０００倍近くになるため、供給する水は極少量
で済むからである。
チューブ１５および水量調整バルブ１６を通じて水蒸気
発生部１１の絶縁性容器１７内に流下する。水量調整バ
ルブ１６は、ある時間内に一定量の水量しか供給されな
いようにするものである。これは、水が水蒸気になると
体積が２０００倍近くになるため、供給する水は極少量
で済むからである。
【００２３】絶縁性容器１７内には、その上下を区画す
るようにヒータ１８が設置されている。このヒータ１８
からの熱により絶縁チューブ１５が変形しないように、
ヒータ１８の上側は耐熱部材１９で覆われている。
るようにヒータ１８が設置されている。このヒータ１８
からの熱により絶縁チューブ１５が変形しないように、
ヒータ１８の上側は耐熱部材１９で覆われている。
【００２４】絶縁性容器１７の底部は、中央に向かって
深くなるように傾斜しており、その最も深い中央に、各
放電ニードル１３を１本ずつ貫通させる孔２０が設けら
れている。また、ヒータ１８および耐熱部材１９には、
各放電ニードル１３に対応する貫通孔２１が設けられ、
水槽１０から絶縁性容器１７内に入った水は、この貫通
孔２１を通って落下するときに、ヒータ１８により加熱
されて水蒸気となる。そして、その水蒸気は、孔２０を
通過する際に、酸素が少ない状態での放電ニードル１３
からのコロナ放電によりイオン化され、イオン化水蒸気
となってイオン化水蒸気雰囲気空間２へ放出される。
深くなるように傾斜しており、その最も深い中央に、各
放電ニードル１３を１本ずつ貫通させる孔２０が設けら
れている。また、ヒータ１８および耐熱部材１９には、
各放電ニードル１３に対応する貫通孔２１が設けられ、
水槽１０から絶縁性容器１７内に入った水は、この貫通
孔２１を通って落下するときに、ヒータ１８により加熱
されて水蒸気となる。そして、その水蒸気は、孔２０を
通過する際に、酸素が少ない状態での放電ニードル１３
からのコロナ放電によりイオン化され、イオン化水蒸気
となってイオン化水蒸気雰囲気空間２へ放出される。
【００２５】このように酸素濃度の少ない水蒸気雰囲気
中でコロナ放電してイオン化することから、オゾンの発
生は無くて、ＯＨラジカルが生成される。すなわち、一
般的にオゾンは、酸素の存在下でコロナ放電が起きると
発生するが、酸素濃度が少しでも減少すると、その発生
量は格段に減少し、しかも水蒸気雰囲気中でコロナ放電
させるので、オゾンは発生しない。また、水蒸気雰囲気
中でコロナ放電させると、水蒸気（水）が分解されてＯ
Ｈラジカルが生成される。
中でコロナ放電してイオン化することから、オゾンの発
生は無くて、ＯＨラジカルが生成される。すなわち、一
般的にオゾンは、酸素の存在下でコロナ放電が起きると
発生するが、酸素濃度が少しでも減少すると、その発生
量は格段に減少し、しかも水蒸気雰囲気中でコロナ放電
させるので、オゾンは発生しない。また、水蒸気雰囲気
中でコロナ放電させると、水蒸気（水）が分解されてＯ
Ｈラジカルが生成される。
【００２６】ＯＨラジカルは不対電子を持ち、対となっ
ている電子を求めて活発に反応するため、オゾンよりも
酸化力がはるかに大きく、殺菌力も優れ、またガス成分
を分解し、親水性のガス成分を疎水性のガス成分に変性
したり、悪臭成分を無臭成分に変えるので、脱臭効果が
飛躍的に向上する。
ている電子を求めて活発に反応するため、オゾンよりも
酸化力がはるかに大きく、殺菌力も優れ、またガス成分
を分解し、親水性のガス成分を疎水性のガス成分に変性
したり、悪臭成分を無臭成分に変えるので、脱臭効果が
飛躍的に向上する。
【００２７】次に、動作について説明する。送風ファン
５が回転して送風が行われると、汚れた空気はプレフィ
ルタ１を通って装置内部に入る。このとき、比較的大き
なホコリは、プレフィルタ１にて取り除かれる。
５が回転して送風が行われると、汚れた空気はプレフィ
ルタ１を通って装置内部に入る。このとき、比較的大き
なホコリは、プレフィルタ１にて取り除かれる。
【００２８】次に、装置内に入った空気は、イオン化水
蒸気雰囲気空間２を通るが、この際に親水性のガスはＯ
Ｈラジカルにより分解される。
蒸気雰囲気空間２を通るが、この際に親水性のガスはＯ
Ｈラジカルにより分解される。
【００２９】通常、コロナ放電を起こした場合、人体に
有害なオゾンが発生し、これが問題になるが、上記のよ
うに酸素量が少ない水蒸気雰囲気中でコロナ放電を起こ
した場合、オゾンが発生しないで殺菌作用が強いＯＨラ
ジカルが生成されるので、人体に対する影響の面でも、
イオン化水蒸気発生部６は有効な手段である。
有害なオゾンが発生し、これが問題になるが、上記のよ
うに酸素量が少ない水蒸気雰囲気中でコロナ放電を起こ
した場合、オゾンが発生しないで殺菌作用が強いＯＨラ
ジカルが生成されるので、人体に対する影響の面でも、
イオン化水蒸気発生部６は有効な手段である。
【００３０】また、放電ニードル１３に直流高電圧を印
加しているが、これは、パルス高電圧を印加する場合に
比べてエネルギー効率および帯電効率は低いが、オゾン
発生量がパルス高電圧印加よりも低いからである。しか
し、上記のように、水蒸気によりオゾン発生を抑制でき
ることから、エネルギー効率および帯電効率が良いパル
ス高電圧を印加することも可能である。
加しているが、これは、パルス高電圧を印加する場合に
比べてエネルギー効率および帯電効率は低いが、オゾン
発生量がパルス高電圧印加よりも低いからである。しか
し、上記のように、水蒸気によりオゾン発生を抑制でき
ることから、エネルギー効率および帯電効率が良いパル
ス高電圧を印加することも可能である。
【００３１】上記のようにイオン化水蒸気雰囲気空間２
で分解されたガスは、後段の集塵部３の電極板８・９に
て粉塵微粒子を捕集される。そして、脱臭フィルタ４に
て疎水性ガス成分を除去されてから、清浄空気となって
装置外へ排出される。電極板８・９の表面は絶縁材料で
被覆されているので、電極板８・９間の水蒸気による異
常放電を防ぐことができる。
で分解されたガスは、後段の集塵部３の電極板８・９に
て粉塵微粒子を捕集される。そして、脱臭フィルタ４に
て疎水性ガス成分を除去されてから、清浄空気となって
装置外へ排出される。電極板８・９の表面は絶縁材料で
被覆されているので、電極板８・９間の水蒸気による異
常放電を防ぐことができる。
【００３２】脱臭フィルタ４は、ＯＨラジカルによる酸
化分解反応を考慮して、活性炭等に光触媒（酸化剤等）
を付加してあるため、活性炭等に吸着した成分をラジカ
ルにより酸化分解し、活性炭等が飽和するまでの時間を
長くのばすことができるとともに、メンテナンスサイク
ルも長くすることができる。
化分解反応を考慮して、活性炭等に光触媒（酸化剤等）
を付加してあるため、活性炭等に吸着した成分をラジカ
ルにより酸化分解し、活性炭等が飽和するまでの時間を
長くのばすことができるとともに、メンテナンスサイク
ルも長くすることができる。
【００３３】図３はイオン化水蒸気発生部の他の例で、
放電ニードル１３を、絶縁性容器１７の外側において孔
２０から距離Ｂだけ離して配置したものである。この場
合、距離Ｂは、図２における放電ニードル１３と孔２０
の内面との距離Ａよりもかなり大きくなる（Ａ≪Ｂ）。
図２の場合には、Ｃの部分で高電圧がリークするおそれ
があり、また孔２０の部分でもリークのおそれがある
が、図３の場合、そのようなことがないとともに、放電
ニードル１３の清掃等のメンテナンスも容易になる。
放電ニードル１３を、絶縁性容器１７の外側において孔
２０から距離Ｂだけ離して配置したものである。この場
合、距離Ｂは、図２における放電ニードル１３と孔２０
の内面との距離Ａよりもかなり大きくなる（Ａ≪Ｂ）。
図２の場合には、Ｃの部分で高電圧がリークするおそれ
があり、また孔２０の部分でもリークのおそれがある
が、図３の場合、そのようなことがないとともに、放電
ニードル１３の清掃等のメンテナンスも容易になる。
【００３４】なお、上述した例では、図１に示すよう
に、帯電微細水粒発生部６の下流位置である、集塵部３
と脱臭フィルタ４との間に、たとえば高吸水性ポリマな
どの吸水剤を含んだシートに殺菌効果のある抗菌剤を配
合させた除湿部３０を備え、使用により設置場所の湿度
が過剰に上昇することを防止してなる。
に、帯電微細水粒発生部６の下流位置である、集塵部３
と脱臭フィルタ４との間に、たとえば高吸水性ポリマな
どの吸水剤を含んだシートに殺菌効果のある抗菌剤を配
合させた除湿部３０を備え、使用により設置場所の湿度
が過剰に上昇することを防止してなる。
【００３５】
【発明の効果】この発明による効果を、請求項毎に挙げ
ると、次のとおりである。 ＜請求項１＞水蒸気をイオン化してイオン化水蒸気、つ
まりＯＨラジカルを有する水蒸気としてプレフィルタと
集塵部との間に放出するので、水蒸気によりオゾンの発
生量を抑制できるとともに、水蒸気をイオン化してＯＨ
ラジカルを生成することにより、ガス成分を分解し、親
水性のガス成分を疎水性のガス成分に変性したり、悪臭
成分を無臭成分に変えて脱臭効果を飛躍的に向上させる
ことができるばかりでなく、殺菌効果の向上も図れる。
ると、次のとおりである。 ＜請求項１＞水蒸気をイオン化してイオン化水蒸気、つ
まりＯＨラジカルを有する水蒸気としてプレフィルタと
集塵部との間に放出するので、水蒸気によりオゾンの発
生量を抑制できるとともに、水蒸気をイオン化してＯＨ
ラジカルを生成することにより、ガス成分を分解し、親
水性のガス成分を疎水性のガス成分に変性したり、悪臭
成分を無臭成分に変えて脱臭効果を飛躍的に向上させる
ことができるばかりでなく、殺菌効果の向上も図れる。
【００３６】＜請求項２＞イオン化水蒸気発生部を、水
槽からの水を加熱して水蒸気を発生する水蒸気発生部
と、コロナ放電により水蒸気をイオン化する放電部とで
構成したので、水蒸気の発生およびそのイオン化を簡単
に行える。
槽からの水を加熱して水蒸気を発生する水蒸気発生部
と、コロナ放電により水蒸気をイオン化する放電部とで
構成したので、水蒸気の発生およびそのイオン化を簡単
に行える。
【００３７】＜請求項３＞水蒸気発生部の孔から水蒸気
が放出されるときに放電ニードルからのコロナ放電にて
イオン化するので、水蒸気のイオン化を効率的に行える
とともに、オゾンの発生を無くすことができる。
が放出されるときに放電ニードルからのコロナ放電にて
イオン化するので、水蒸気のイオン化を効率的に行える
とともに、オゾンの発生を無くすことができる。
【００３８】＜請求項４＞放電ニードルを水蒸気発生部
の孔の外側に配置したので、水蒸気をイオン化するイオ
ン化部での高電圧リークを防止することができるととも
に、放電ニードルの清掃等のメンテナンスも容易にな
る。
の孔の外側に配置したので、水蒸気をイオン化するイオ
ン化部での高電圧リークを防止することができるととも
に、放電ニードルの清掃等のメンテナンスも容易にな
る。
【００３９】＜請求項５＞水槽から水蒸気発生部へ流入
する水量を調整する水量調整バルブを設けたので、水蒸
気の発生量を適量に調整できる。
する水量を調整する水量調整バルブを設けたので、水蒸
気の発生量を適量に調整できる。
【００４０】＜請求項６＞脱臭フィルタに光触媒を付加
したので、コロナ放電により生じた活性種（ラジカル）
が光触媒表面を活性化させ、表面に付着した汚れを分解
するので、脱臭フィルタの性能向上と長寿命化を図るこ
とができる。 ＜請求項７＞帯電微細水粒発生部の下流位置に除湿部を
備えるので、使用により設置場所の湿度が過剰に上昇す
ることを防止することができる。
したので、コロナ放電により生じた活性種（ラジカル）
が光触媒表面を活性化させ、表面に付着した汚れを分解
するので、脱臭フィルタの性能向上と長寿命化を図るこ
とができる。 ＜請求項７＞帯電微細水粒発生部の下流位置に除湿部を
備えるので、使用により設置場所の湿度が過剰に上昇す
ることを防止することができる。
【図１】この発明による空気清浄装置の概要構成図であ
る。
る。
【図２】イオン化水蒸気発生部の概要構成図である。
【図３】イオン化水蒸気発生部の他の例の概要構成図で
ある。
ある。
１ プレフィルタ ２ イオン化水蒸気雰囲気空間 ３ 集塵部 ４ 脱臭フィルタ ５ 送風ファン ６ イオン化水蒸気発生部 ７ グランド板 ８・９ プラス・マイナスの電極板 １０ 水槽 １１ 水蒸気発生部 １２ 放電部 １３ 放電ニードル １４ 高圧電源 １５ 絶縁チューブ １６ 水量調整バルブ １７ 絶縁性容器 １８ ヒータ １９ 耐熱部材 ２０ 孔 ２１ 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０３Ｃ 3/155 Ｂ０３Ｃ 3/38 3/16 3/41 Ｂ 3/38 3/01 Ａ 3/41 3/14 Ａ
Claims (7)
- 【請求項１】 プレフィルタで大まかなホコリを除去し
た後、高電圧が印加される集塵部で静電的に集塵し、そ
の後、脱臭フィルタにて脱臭する空気清浄装置におい
て、水蒸気を発生させてイオン化し前記プレフィルタと
前記集塵部との間に放出するイオン化水蒸気発生部を備
えたことを特徴とする、空気清浄装置。 - 【請求項２】 前記イオン化水蒸気発生部を、水槽から
の水を加熱して水蒸気を発生する水蒸気発生部と、コロ
ナ放電により水蒸気をイオン化する放電部とで構成した
ことを特徴とする、請求項１に記載の空気清浄装置。 - 【請求項３】 前記放電部は、前記水蒸気発生部の孔か
ら水蒸気が放出されるときに放電ニードルからのコロナ
放電にてイオン化することを特徴とする、請求項２に記
載の空気清浄装置。 - 【請求項４】 前記放電ニードルを前記水蒸気発生部の
孔の外側に配置したことを特徴とする、請求項３に記載
の空気清浄装置。 - 【請求項５】 前記水槽から前記水蒸気発生部へ流入す
る水量を調整する水量調整バルブを設けたことを特徴と
する、請求項２、３、または４に記載の空気清浄装置。 - 【請求項６】 前記脱臭フィルタに光触媒を付加したこ
とを特徴とする、請求項１、２、３、４、または５に記
載の空気清浄装置。 - 【請求項７】 前記帯電微細水粒発生部の下流位置に除
湿部を備えることを特徴とする、請求項１、２、３、
４、５、または６に記載の空気清浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27379299A JP2001096190A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27379299A JP2001096190A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 空気清浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001096190A true JP2001096190A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17532653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27379299A Pending JP2001096190A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 空気清浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001096190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004105958A1 (ja) | 2003-05-27 | 2004-12-09 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 帯電微粒子水、および帯電微粒子水でなるミストが分散された環境の形成方法 |
| JP2010274126A (ja) * | 2003-08-05 | 2010-12-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 帯電微粒子水による不活性化方法及び静電霧化装置 |
| JP2012507689A (ja) * | 2008-11-05 | 2012-03-29 | プソン エンジニアリング カンパニー リミテッド | 廃熱回収器を備えた縦型及び横型タイプの一体型熱交換ユニット |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27379299A patent/JP2001096190A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004105958A1 (ja) | 2003-05-27 | 2004-12-09 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 帯電微粒子水、および帯電微粒子水でなるミストが分散された環境の形成方法 |
| US7473298B2 (en) | 2003-05-27 | 2009-01-06 | Panasonic Electric Works, Co., Ltd. | Charged water particle, and method for creating environment where mist of charged water particle is dispersed |
| EP2428278A2 (en) | 2003-05-27 | 2012-03-14 | Panasonic Electric Works Co., Ltd | Charged fine particulate water, and method of creating environment where mist of the charged fine particulate water is dispersed |
| EP2428278A3 (en) * | 2003-05-27 | 2012-04-25 | Panasonic Electric Works Co., Ltd | Charged fine particulate water, and method of creating environment where mist of the charged fine particulate water is dispersed |
| CN102794256A (zh) * | 2003-05-27 | 2012-11-28 | 松下电器产业株式会社 | 带电微粒子水和形成其中分散有带电微粒子水的雾状物的环境的方法 |
| CN102794256B (zh) * | 2003-05-27 | 2014-12-10 | 松下电器产业株式会社 | 带电微粒子水和形成其中分散有带电微粒子水的雾状物的环境的方法 |
| JP2010274126A (ja) * | 2003-08-05 | 2010-12-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 帯電微粒子水による不活性化方法及び静電霧化装置 |
| JP2012507689A (ja) * | 2008-11-05 | 2012-03-29 | プソン エンジニアリング カンパニー リミテッド | 廃熱回収器を備えた縦型及び横型タイプの一体型熱交換ユニット |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3773767B2 (ja) | イオン発生装置を備えた空気清浄機並びに空気調和機 | |
| RU2398614C1 (ru) | Воздухоочиститель | |
| JP3577623B2 (ja) | 空気清浄機 | |
| WO2007145280A1 (ja) | 液処理装置、空気調和装置、及び加湿器 | |
| US6680033B2 (en) | Composite deodorization system and ion deodorization system | |
| CN102512924B (zh) | 室内空气净化装置 | |
| JP2003275291A (ja) | 空気清浄装置 | |
| CN111068093A (zh) | 一种高压静电雾化空气灭菌净化装置及方法 | |
| IL278580A (en) | Multi-functional system for filtering and purifying air | |
| JP2008034220A (ja) | 放電電極素子およびイオナイザー | |
| KR101498536B1 (ko) | 탈취장치 | |
| JPH11221489A (ja) | 低温弱電離プラズマと静電フィルターを併用した空気清浄 ユニット | |
| CN112283849A (zh) | 一种等离子净化器 | |
| CN212214262U (zh) | 一种高压静电雾化空气灭菌净化装置 | |
| JPH11253545A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JP2001096189A (ja) | 空気清浄装置 | |
| KR20100123787A (ko) | 일체형 악취제거 시스템 | |
| JP2001096190A (ja) | 空気清浄装置 | |
| KR20030052266A (ko) | 습도를 조절할 수 있도록 수분 발생 장치를 갖춘 공기정화기 | |
| JP2004275290A (ja) | 空気清浄装置 | |
| CN111306663A (zh) | 基于细菌、病毒存在和传播状态的空气净化系统和空气净化方法 | |
| CN114164602A (zh) | 一种具有等离子风发生器的洗衣机及其控制方法 | |
| JP2001246289A (ja) | 金属多孔質電極２枚を流入空気に対しさえぎるように配置し、また２枚の金属多孔質電極の中心に電荷を与える放電線を張り巡らした電気集塵装置と、放電線から放出する負の電子をプラズマ領域に照射し、活性酸素の分解促進を利用した酸化脱臭機能を設けたオイルミストコレクター。 | |
| KR19980034985A (ko) | 산업용 탈취 및 유해가스 제거장치 | |
| CN114082255A (zh) | 净化器装置及相关净化方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060905 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071022 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071026 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071218 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080129 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080228 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080414 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080528 |