JP2001095420A - 鑑賞用水槽の空気圧式循環濾過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鑑賞用水槽内に設置し液体中の濁りや魚等の
排泄物を空気圧だけで液体を循環させ濾過し酸素供給を
する状態を、肉眼で見ることができる空気圧式循環濾過
装置と銅薄板を付けた底板濾過板を提供する。 【解決手段】 透明の合成樹脂製であり鑑賞用水槽の液
体中に設置し濾過器は液面上になるように調整する、流
入弁付き気密容器に液体が自然侵入し空気口から圧縮空
気を配管に送ると気密容器内の液体は、循環配管を通り
濾過器まで押し出される時に内圧上昇により液面下の安
全弁が働き空気を開放し酸素を供給する、その為内圧は
急激に低下し流入弁が開き液体を再び気密容器に導く、
それを交互に繰り返すこれらは全て圧縮空気のみで動作
する、そして別の特徴を持つ底板濾過板の表面に銅薄板
を張ってあり、銅イオンの細菌殺菌作用により魚の伝染
病等に効果があり液体のぬめりの減少も認められる事に
より魚の快適環境を保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、水槽内の水中に
設置し、液面より上部に液体を送ることができ液体中の
濁りや魚の排泄物などを空気圧のみで自動的に循環濾過
する合成樹脂製の空気圧式循環濾過装置で、主に電動水
中ポンプのスペースがない水槽や、電源ケーブルが液体
中の漏電となりそうな液体槽や、水槽の水を浄化濾過し
たい槽や、長距離搬送する魚飼育小型水槽、薬液槽の薬
液循環濾過などの利用。

【０００２】

【従来の技術】従来からの循環濾過装置は、鑑賞用水槽
から液体を、電動水中ポンプで吸い上げるか、槽から配
管で外部に出し、電動ポンプで循環させる方法が主であ
り肉眼で液体が循環している状態や濾過の状態の確認が
しにくかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】それには次のような欠
点があった。 イ．槽内の液体汲み上げ電動ポンプが必要であったり、
構造が複雑であった。 ロ．液体槽外部に設置されている装置のメンテナンスが
やりにくい。 ハ．液体の循環や濾過がスムーズに行われているのかが
判りにくかった。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】装置は透明の合成樹脂製
の円筒製で気密室として使用、空気配管、循環配管を内
蔵しており本装置のみでも使用可能で、また、底面濾過
板と接続し細石を施した槽全体の循環濾過装置としての
利用である、フィルター入りの濾過器が液面上にくるよ
う調節する、弁付き気密容器内に液体の充満があり、空
気配管に圧縮空気を送ると液体を押し上げ濾過器から液
体が槽に戻る時、安全弁（７）が働き空気を放出し攪拌
や酸素供給などが全て空気圧のみで働く水中ポンプとな
る、これらの動作が肉眼で見える魚だけでなく本装置も
鑑賞用である。本発明は、以上の構成よりなる、空気圧
式循環濾過器である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 （イ）気密室（２）に液体流入弁（１）を取り付けるこ
の弁は気密室の内側にしか開かないし補助流入弁（３）
も同じく内側にしか開かない。 （ロ）液面が安全弁（７）より上になる位置までこの装
置を沈め濾過器（９）は液面上部に出るように循環配管
（８）で調節する。 （ハ）液体流入弁（１）と補助流入弁（３）に液体が自
然侵入し、気密室（２）内に程よい充満後、空気口
（５）から圧縮空気を送ると各流入弁は閉じ循環配管
（８）内に押し上げられて濾過器（９）まで達し液体は
濾過器の下孔より、液体中に戻る。 （ニ）液体の押し出しと同時に内圧が高くなった時、水
面下にある安全弁（７）が働き空気を開放その瞬間内圧
は急激に低下、液体流入弁（１）補助流入弁（３）より
再び液体の侵入が始まりその後安全弁（７）は元の状態
にもどる。 本発明は以上の構成よりなっている。本発明を使用する
ときは安全弁（７）の材質としてステンレス製の重りを
使い内圧を一定の圧力まで保つように調整し使用するか
ゴム状のコーティングをしそれを安全弁として使用す
る、保護ケースは３ｍｍの孔を上下段にあけ空気開放時
の拡散をさせる、流入弁はポリプロピレン製の０．２か
ら０．５ｍｍの薄板を使用濾過器（９）の下部は一列に
３ｍｍの孔を等間隔に１２箇程明けている、フィルター
は魚類や液体により用途にあったものを使用、装置とパ
イプは透明の合成樹脂製で、濾過器も槽の大きさにより
サイズを変えるようにする

【図１】の水槽は参考水槽でツーピース型で下層はポン
プ室と電原室があり乾電池とＡＣ１００Ｖの両用式、補
強装飾のステンレス丸棒で上部フックで吊ることも可能
である

【図２】下層の（１５）空気溜めより上層にパイプを貫
通してありゴム状の逆止弁を付けてある、上層の液体槽
に突き出ている短いパイプが空気口（５）と接続するこ
とにより水槽内の空気ホースを不要としている

【図３】の循環装置の単体としても使用でき、その場合
は金具や吸盤等の取付けにより水槽の液体の循環濾過装
置として使用の場合は、（５）空気口予備のキャップを
下の（５）空気口へ付けることにより空気ポンプのホー
スを予備に繋ぐ事で働きをし、また装置本体と

【図４】の（１１）水槽内の底板濾過板端の角孔と装置
下部の液体流入弁の角口の接続により細石を敷いたとき
の排泄物、餌のたべかす等の汚れを濾過する、（１１）
の底板濾過板表と裏には０．１ｍｍの銅薄板（酸化皮膜
処理）を張りつけてあり、３ｍｍの孔が無数に空けてあ
り裏側は直径３０ｍｍ程度の孔を３ヵ所空け掃除をする
為のものである。

【０００６】

【発明の効果】本発明を使用することによってポンプを
兼ねた装置として液体の循環は完全に行われ、液体槽内
は空気の開放により攪拌や酸素供給と濾過で排泄物など
の浄化が促進される、この状態を全て肉眼で確認するこ
とができ、もう一つの特徴は、（１１）の底板濾過板の
表面には銅薄板（酸化皮膜処理）が張りつけてあり、細
石等を敷きつめる水槽に使用すれば、銅イオンは細菌の
殺菌作用が認められている事などから、白点病の伝染病
に有効であることは本装置の金魚等飼育では確認してい
る、銅の薄板使用により魚の伝染病減少や水槽内のぬめ
りの減少は飼育環境の進歩となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の使用状態を示す断面図

【図３】本発明の部品組立図

【図４】本発明の部品図

【符号の説明】

１ 液体流入弁 ２ 気密室 ３ 補助流入弁 ４ 空気配管 ５ 空気口 ５ 空気口予備 ６ 空気液体配管 ７ 安全弁（空気止め重り） ８ 循環配管 ９ 濾過器 １０ フィルター １１ 底板濾過板 １２ 安全弁保護ケース １３ 銅板（酸化皮膜処理） １４ 槽下部ポンプ室

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年１２月２７日（１９９９．１２．
２７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図４】

【図３】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液体槽、水槽の底面濾過板と装置を液体中
   に設置し電動水中ホンプを必要とせず圧縮空気の力で液
   体を配管等から押し上げ安全弁（７）からの空気開放を
   して液体の循環や液面上の濾過器の通過を肉眼で確認で
   きる合成樹脂製の円筒型の空気圧式循環濾過装置です。