JP2001087283A - キャリブレーション方法及びそれを用いる手術キャリブレーション装置 - Google Patents

キャリブレーション方法及びそれを用いる手術キャリブレーション装置

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JP2001087283A JP27306799A JP27306799A JP2001087283A JP 2001087283 A JP2001087283 A JP 2001087283A JP 27306799 A JP27306799 A JP 27306799A JP 27306799 A JP27306799 A JP 27306799A JP 2001087283 A JP2001087283 A JP 2001087283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複雑な手術経路に対応できるような
柔軟な手術キャリブレーション方法及び手術中に術者の
邪魔にならないような手術キャリブレーション方法とし
て適用可能なキャリブレーション方法及びそれを用いる
手術キャリブレーション装置を提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、被検体に位置決
め部材を装着して、被検体を撮像した画像上での位置決
め部材の座標と、実空間での位置部材の座標との対応関
係を用いて、被検体と該被検体を撮像した画像の位置姿
勢を対応させるキャリブレーション方法において、前記
被検体に上記位置決め部材とは別に目印を装着して、こ
の目印の実空間での座標と、上記対応関係を用いて、上
記目印の上記画像上で座標を求めておき、上記目印を用
いて、前記被検体と該被検体を撮像した画像の位置姿勢
を対応させることを特徴とするキャリブレーション方法
が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャリブレーション
方法及びそれを用いる手術キャリブレーション装置に係
り、特に、脳外科をはじめとする外科手術に利用するキ
ャリブレーション方法及びそれを用いる手術キャリブレ
ーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、手術ナビゲーションシス
テムを利用した脳外科をはじめとする外科手術では、手
術を受けるべき被検体の部位と該被検体の検査画像間の
位置合わせを行うことが重要である。
【0003】こうした被検体の部位と該被検体の検査画
像間の位置関係を規定する手法は、手術キャリブレーシ
ョンと呼ばれている。
【0004】その手術キャリブレーションの方法として
は、定位フレームを利用する方法が従来から考案されて
いる[文献1:R.H.Taylor(ed.),Co
mputer−Integrated Surger
y,MIT Press,1996]。
【0005】この[文献1]の方法では、金属製の固定
フレームを利用し、ねじのような金属マーカを被検体の
体表面からねじ込むことにより、固定と位置決めを行う
ようにしている。
【0006】また[文献2:N.Hata,et a
l,″Development ofa framle
ss and armless stereotact
icneuronavigation system
with ultrasonographic reg
istration,″Neurosurgery,V
ol.41,No.3,September 199
7,pp.609−614]のように特別な位置決めフ
レームを装着し、そのフレームを利用して、被検体と検
査画像間の座標符合化を行う試みがある。
【0007】この[文献2]の方法では、アクリル材で
位置決めフレームを構成し、左耳穴部と鼻突出部で位置
決めフレームを固定し、位置決めフレーム上に4個の金
属製立方体を装着して、それをマーカとして使用し、シ
リコーンゴムにより左耳穴部と鼻突出部を固定し、CT
画像でマーカを抽出し、その被検体上での位置をプロー
ブで探針し、実際の手術場面では、超音波でマーカ位置
を見ながら手術を行う方法が考案されている。
【0008】一方、特開平7−311834号公報に
は、被検体の歯形を利用したマウスピースを位置決めフ
レームとして、異種検査画像間の位置合わせを行うよう
にした補助具が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記[文献
1]の方法では、上述したように、金属製の固定フレー
ムを利用し、ねじのような金属マーカを被検体の体表面
からねじ込むことにより、固定と位置決めを行うため、
被検体に対して多大な侵襲を与えてしまうという問題点
があった。
【0010】また、上記[文献2]の方法では、上述し
たように、アクリル材で位置決めフレームを構成し、左
耳穴部と鼻突出部で位置決めフレームを固定し、位置決
めフレーム上に4個の金属製立方体を装着して、それを
マーカとして使用し、シリコーンゴムにより左耳穴部と
鼻突出部を固定し、CT画像でマーカを抽出し、その被
検体上での位置をプローブで探針し、実際の手術場面で
は、超音波でマーカ位置を見ながら手術を行うようにし
ているため、以下に示すような種々の問題点があった。
【0011】(1)基本的に二部位によって被検体に位
置決めフレームを固定する方法がなされているため、位
置決め精度が悪い。
【0012】(2)左耳穴部にシリコーンゴムを押し込
む形で被検体に固定するため、位置決めフレームをいっ
たん取り外すと、再現性よく被検体に付け直すことが困
難である。
【0013】(3)金属材料をマーカとして利用してい
るため、MRI検査画像では使用することができない。
【0014】(4)金属性マーカの形状が立方体である
ため、その検査画像内での像は、視点により大幅に異な
り、探針する位置と検査画像内での位置との規定が困難
である。
【0015】(5)構造上、フレームが大きいため、手
術中にフレームを装着したまま手術をすることが困難で
あり、かつ、手術中に清潔環境下を維持するためのドレ
ープをかけて使用することも困難である。
【0016】また、上記特開平7−311834号公報
に開示されている被検体の歯形を利用したマウスピース
を位置決めフレームとしての補助具は、上述したよう
に、基本的に異種検査画像間の位置合わせに利用するも
のであり、実際の手術に利用するには不適切な部分があ
る。
【0017】例えば、マウスピースから顔上部へとアン
テナのようなコネクタを使用し、そのコネクタの先端に
マーカを装着するため、このフレームの上からドレープ
をかけて、手術を行うようなことは困難である。
【0018】また、最近、注目を集めている鼻腔からの
内視鏡手術の場合には、中央にあるコネクタが鼻腔内へ
進入する内視鏡に対して邪魔となるという構造上の問題
点がある。
【0019】さらに、マーカはマウスピース上部に位置
するため、脳外科の手術で検査画像を撮影する位置とし
ては、口腔部付近が中心となり、頭部水平面上にマーカ
3個が配置されるため、頭部鉛直上での位置決め精度の
点で問題があるとともに、脳上部・中央部を覆っていな
いため、検査画像内でマーカを検出できたとしても、頭
部上部から中央部での位置決めに必要な座標変換パラメ
ータを算出する際、より大きな誤差を生じさせる可能性
が高くなる。
【0020】さらに、実際的な手術の場面では、必ずし
も位置決めフレーム上のマーカの位置を実空間上で計測
することが不可能な場合がある。
【0021】例えば、手術に用いる手術経路が位置決め
フレーム付近にない場合や、手術方法により位置決めフ
レームの1次マーカが、3次元位置センサによって位置
計測できない場所にならざるを得ない場合などがある。
【0022】また、手術中に位置決めフレームが邪魔に
なる場合もある。
【0023】本発明が解決しようとする課題は、1)複
雑な手術経路に対応できるような柔軟な手術キャリブレ
ーション方法であり、かつ2)手術中に術者の邪魔にな
らないようなキャリブレーション方法を提供することに
ある。
【0024】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、複雑な手術経路に対応できるような柔軟な手術キ
ャリブレーション方法及び手術中に術者の邪魔にならな
いような手術キャリブレーション方法として適用可能な
キャリブレーション方法及びそれを用いる手術キャリブ
レーション装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、 (1) 被検体に位置決め部材を装着して、被検体を撮
像した画像上での位置決め部材の座標と、実空間での位
置部材の座標との対応関係を用いて、被検体と該被検体
を撮像した画像の位置姿勢を対応させるキャリブレーシ
ョン方法において、前記被検体に上記位置決め部材とは
別に目印を装着して、この目印の実空間での座標と、上
記対応関係を用いて、上記目印の上記画像上で座標を求
めておき、上記目印を用いて、前記被検体と該被検体を
撮像した画像の位置姿勢を対応させることを特徴とする
キャリブレーション方法が提供される。
【0026】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 上記目印は複数個存在し、上記目印
の実空間での座標の測定誤差が所定の範囲以内の目印の
みを用いて、前記被検体と該被検体を撮像した画像の位
置姿勢を対応させることを特徴とする、(1)記載のキ
ャリブレーション方法が提供される。
【0027】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 手術される患者を被検体とし、
(1)または(2)記載のキャリブレーション方法を用
いて、患者と該患者の検査画像の位置姿勢を対応させる
ことを特徴とする手術キャリブレーション装置が提供さ
れる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態で利用する位置決めフレーム1を表したもの
である。
【0030】図2は、本発明の第1の実施形態で利用す
る2次マーカの一つを代表させて表したものである。
【0031】本実施形態では、マーカを含む位置決めフ
レーム(以下、位置決めフレーム上のマーカを1次マー
カと呼ぶ)1と、その位置決めフレーム1上にないマー
カ群(以下2次マーカという)を被検体に装着すること
により、手術キャリブレーションを行う方法について説
明する。
【0032】位置決めフレーム1は、図1の(a)に示
すように、メガネあるいはゴーグルを変形したような形
状を有しており、メガネ本体部2、右耳当て部3、左耳
当て部4から構成される。
【0033】そして、メガネ形状の位置決めフレーム1
に、検査画像でその形状が顕著に表出する形状を有した
複数の1次マーカを装着したものである。
【0034】この実施形態の場合には、図1の(a)に
示すように、メガネ形状の位置決めフレーム1に7個の
1次マーカ5,6,7,8,9,10,11が固定装着
してある。
【0035】図1の(b)は、メガネ形状の位置決めフ
レーム1に固定装着された1次マーカ5〜11の一つを
代表させて斜視形態12,平面形態13,側断面形態1
4を表したものである。
【0036】これらの1次マーカ5〜11は、図1の
(b)に示したような円柱構造をしており、外殻部15
はX線画像検査法で顕著に表出する人工骨のようなセラ
ミック系の素材からできている。
【0037】また、各1次マーカ5〜11の上端には探
針用窪み部17があり、この探針用窪み部17を後述す
るセンサプローブなどで探針することにより、各1次マ
ーカ5〜11の位置を計測することができるようになっ
ている。
【0038】また、各1次マーカ5〜11の内部には、
MRI画像検査法で顕著に表出する内部溶液16が充填
されている。
【0039】この内部溶液16としては、硫酸銅系の溶
液などが有効であることが知られているが、硫酸銅系の
溶液に限つたものでなく、MRI画像検査法で顕著に表
出するものであれば何でもよい。
【0040】画像検査法として、CTのみしか使用しな
いような場合には、円柱構造の1次マーカ全体が人工骨
のようなセラミック系の素材から構成されていてもよ
い。
【0041】また画像検査法として、MRIのみしか使
用しないような場合には、1次マーカの外殻部15はセ
ラミック系の素材でなくてもよく、硫酸銅系の溶液と反
応しないようなプラスティックやアクリル素材であって
も構わない。
【0042】被検体が、位置決めフレーム1をそのメガ
ネ本体部2、右耳当て部3、左耳当て部4により顔の目
の部分にかけることにより、位置決めフレーム1が被検
体の左右の耳上端部と被検体の鼻突起部で固定されるよ
うになっている。
【0043】また、検査画像撮影時以外や手術時以外の
ように、位置決めフレーム1を利用しない場合には、被
検体から取りはずすことができるようになっている。
【0044】図2は、被検体に装着する2次マーカ22
を表したものである。
【0045】この2次マーカ22は、2次マーカ本体部
23と、後述するセンサプローブで探針しやすいような
探針用窪み部24と、被検体の表面に容易に装着できる
ような接着部25を含んだものとなっており、図3に示
されるように複数の2次マーカ22が被検体の表面に容
易に装着できるようになっている。
【0046】なお、被検体に、前記メガネ形状の位置決
めフレーム1を装着して不安定な場合には、図3に示さ
れるような経時固化素材(例えば、シリコーンゴム)1
8、19をメガネ形状フレーム1と被検体の体表面の間
に挿入し、メガネ形状フレーム1上にも装着するように
固定することで、被検体に確実に固定できるようにする
ことができる。
【0047】図3では、被検体の額部に装着した経時固
化素材18と被検体の鼻部に装着した経時固化素材19
がある。
【0048】また、図3で示されるように、2次マーカ
22は複数利用され、位置決めフレーム1以外の被検体
の表面に装着されて使用される。
【0049】図4は、本発明の第1の実施形態に係る手
術キャリブレーション装置26を含むシステム構成を示
すブロック図である。
【0050】すなわち、このシステムは、被検体の表面
に装着される位置決めフレーム1及び2次マーカ22
と、被検体のX線(CT)画像やMRI画像を撮影し、
コンピュータで処理可能なディジタルイメージデータに
変換する検査画像装置27と、本発明の手術キャリブレ
ーション装置26と、実際に手術で使用される術具また
は観察具30とから構成される。
【0051】前記手術キャリブレーシヨン装置26は、
位置決めフレーム1や2次マーカ群22の探針を行うこ
とで、それらの位置を計測する3次元位置センサ28、
3次元位置センサ28が計測した位置信号を解祈して、
検査画像と被検体間の座標符合化を行うPC29から構
成される。
【0052】このPC29は、汎用のコンピュータやデ
ータ処理装置などが対応する。
【0053】次に、上記の位置決めフレーム1を利用し
た手術キャリブレーション方法について解説する。
【0054】まず、その詳細を解説する前に、本発明で
使用する用語に関して簡単に説明する。
【0055】座標系:本発明では、手術キャリブレーシ
ョンに必要ないくつかの座標系を定義している。
【0056】手術に用いる術具(含む観察具)は、例え
ば、内視鏡・手術用顕微鏡・鉗子・ピンセットなど手術
に使用する道具一般を意味する。
【0057】これら術具または観察具には、それぞれ固
有の座標系を考えることができ、この座標系Eを利用し
て術異の3次元位置姿勢を定義することができる。
【0058】いま、その座標系での位置座標(xyz座
標)をE(XE ,YE ,ZE )て表現する。
【0059】被検体を撮影した検査画像としては、MR
I・CT・SPECTなどの画像セットを考えることが
できる。
【0060】これらの3次元構造は2次元スライス像を
複数枚統合することにより構築することができる。
【0061】そして、このような3次元構造に関して、
検査画像座標系Pを定義することができる。
【0062】この座標系での座標値は(XP ,YP ,Z
P )で表現することができる。
【0063】例えば、MRI画像を例にとって説明す
る。
【0064】MRI画像の場合、被検体の体軸に沿つて
検査画像を撮影することが一般的であり、その軸を例え
ばz軸と定義すると、各スライス像はxy平面を構成す
ると考えることができる。
【0065】そこで、z軸方向のスライスピッチをdz
(mm/slice)とし、スライス像の横方向をx軸
とし、x方向の画像ピクセル解像度をdx(mm/pi
xel)とし、スライス像の縦方向をy軸とし、y軸方
向の画像ピクセル解像度をdy(mm/pixel)と
すると、検査画像撮影開始位置を例えば原点として、x
軸、y軸、z軸が定義され、かつ検査画像のx,y,z
軸方向のインデックス(i,j,k)に対して、その検
査画像での3次元位置は(idx,jdy,kdz)な
る位置座標が定義できる。
【0066】このように定義される検査画像の座標系を
検査画像座標系P(XP ,YP ,Z P )と呼ぶわけであ
る。
【0067】被検体が実在する実空間に対しても座標系
を定義することができる。
【0068】そして、被検体座標系Wは手術室内で定義
される基準座標系として考えることもできる。
【0069】この座標系での座標値をW(XW ,YW
W )で表現する。
【0070】座標符合化:こうした複数の座標系間で座
標符合化をすることは、座標系間の位置関係を規定する
ことを意味する。
【0071】すなわち、ある座標系Aと別の座標系Bを
符合することは、座標系Aから座標系Bへの座標変換
(あるいは座標系Bから座標系Aへの座標変換)を規定
することである。
【0072】もう、少し具体化すると、座標系Aから座
標系Bへの座標変換パラメータを算出するといってもよ
い。
【0073】数学的には、座標変換パラメータとして斉
次変換行列を考えると、座標系Aでの座標値(XA ,Y
A ,ZA )が座標系Bで座標値(XB ,YB ,ZB )に
対応するならば、
【0074】
【数1】
【0075】の BA で表現される4×4行列で表現さ
れる。
【0076】これらを表現する方法は、斉次変換行列を
利用する方法以外にもある。
【0077】例えば、
【0078】
【数2】
【0079】で表される回転行列Rと並進べクトルtを
利用する方法や、回転行列Rに対して四元数(quat
ernion)を利用する方法などがある。
【0080】座標変換パラメータとしては、以上のよう
な方法のいずれでもよい。
【0081】手術キャリブレーション:手術キャリブレ
ーションとは、検査画像座標系と被検体が実在する被検
体座標系との座標符合化を行う処理を意味する。
【0082】図5は、本手術キャリブレーションで使用
する座標系を表したものである。
【0083】被検体31の検査画像によって規定される
検査画像座標系32、実際の手術を行う時に被検体によ
り規定される実空間上での座標系である被検体座標系3
3、位置決めフレーム1上の1次マーカあるいは2次マ
ーカ22の被検体座標系33における3次元位置を計測
する3次元位置センサ28、そして検査画像座標系32
から被検体座標系33への座標変換34から構成され
る。
【0084】図6は、手術キャリブレーション処理の基
本的な流れを表したフローチャートである。
【0085】まず、ステップS1では、被検体に位置決
めフレーム1を装着して検査画像を撮影する。
【0086】次に、ステップS2では、その検査座標内
から位置決めフレーム1に装着されている1次マーカの
位置を検出する。
【0087】ここで、1次マーカの位置は、検査画像座
標系におけるマーカの3次元位置を意味する。
【0088】これら位置を(XP (i) ,YP (i) ,ZP
(i))(i=1,2,...,n)とする。
【0089】次に、ステップS3では、実際の手術場面
においてなされる操作である。
【0090】ステップS2で検出された1次マーカに対
して、被検体が実在する被検体座標系における1次マー
カ位置を測定し、被検体が実在する被検体座標系と検査
画像座標系との間の座標符合化を行うことで、検査画像
内に存在する目標物(ターゲット)が、実空間上でどの
位置に存在するかの位置合わせを行う作業と捉えること
ができる。
【0091】その測定された3次元位置を(XW (i) ,
W (i) ,ZW (i) )(i=1,2,...,n)とす
る。
【0092】次に、ステップS4では、ステップS2で
検出された検査画像座標系での1次マーカ位置(X
P (i) ,YP (i) ,ZP (i))(i=1,2,...,
n)とステップS3で測定された1次マーカ位置(XW
(i) ,YW (i) ,ZW (i) )(i=1,2,...,
n)を利用して、検査画像座標系と被検体が実在する被
検体座標系間の座標符合化を行う。
【0093】具体的には、検査画像座標系から被検体座
標系への座標変換が規定されることになる。
【0094】以下各ステップを詳細に解説する。
【0095】以下の解説では、MRI画像を検査画像と
した場合について解説する。
【0096】もちろんCT画像などを検査画像とした場
合にも、ほとんど同様な処理ができることは言うまでも
ない。
【0097】ステップS1:被検体に位置決めフレーム
1を装着する。
【0098】このとき、位置決めフレーム1の固定が確
実でない場合には、図3で示されるような経時固化素材
18,19を利用して、位置決めフレーム1を被検体の
鼻突出部や額部に確実に固定できるように調節する。
【0099】この後、被検体に対して、検査画像の撮影
を行い、スライス画像群から構成される検査画像データ
を得る。
【0100】ステップS2:検査画像データからマーカ
領域を抽出し、検査画像座標系における1次マーカ位置
を算出する。
【0101】いま、検出された1次マーカの数をnとし
て、それらの位置を(XP (i) ,Y P (i) ,ZP (i))
(i=1,2,...,n)で表現するものとする。
【0102】この方法に関しては、画像処理の方法を用
いて自動的に抽出してもよい。
【0103】また、ユーザが検査像を見ながら、マウス
などのポインティングデバイスを利用し、マニュアルで
位置計測を行うようにしてもよい。
【0104】ステップS3:このステップS3は、被検
体に対して手術を行う直前になされるキャリブレーショ
ン処理(座標符合化処理)に対応するものである。
【0105】次に、図7に示す、各サブステップについ
て説明する。
【0106】3−1)被検体に位置決めフレーム1を装
着する。
【0107】本ステップS31では、被検体は検査画像
を撮影したときに使用した位置決めフレーム1を再度装
着し、撮影時と同一な場所の位置決めフレーム1が装着
してあることを確認する。
【0108】この際、位置決めが確定するように経時固
化素材18,19が有効に働く。
【0109】3−2)探針可能な2次マーカ22を被検
体に装着する。
【0110】本ステップS32で2次マーカ22を装着
する場所は、図3に示されるように被験者の体表面であ
り、かつ手術に際して後述するセンサプローブにより探
針可能な位置とする。
【0111】この際、装着する2次マーカ22の個数は
少なくとも3以上であることが要求される。
【0112】3−3)位置決めフレーム1上の1次マー
カ5〜11等の位置を3次元位置センサ28で測定し、
その1次マーカ位置の被検体座標系での位置座標を求め
る(これは不潔環境下でも構わない)。
【0113】本ステップS33では、3次元位置センサ
28を利用して、位置決めフレーム1上の1次マーカの
実空間上での位置を計測する。
【0114】この位置を(XW (i) ,YW (i) ,Z
W (i) )とする。
【0115】ここで説明される3次元位置センサ28と
しては、探針用のセンサプローブなどが挙げられる。
【0116】このセンサプローブでは、実空間で定義さ
れる基準座標系(被検体座標系)において、『位置決め
フレーム状の1次マーカの先端(探針用窪み部)』を探
針することにより、被検体座標系におけるマーカの位置
を測定する。
【0117】このようなセンサプローブとしては、 (1)赤外線検知可能な光学式センサシステムや (2)機械的アームを利用した機械式センサシステム などが利用可能である。
【0118】この赤外線検知可能な光学式センサシステ
ム(1)では、センサプローブに複数の赤外線発光ダイ
オード(LED)が装着されており、その赤外線発光ダ
イオードの発光を感知する複眼CCDカメラ(ステレオ
カメラを被検体座標系に配置)で検知し、三角測量の原
理に基づいて、発光ダイオードの被検体座標系における
位置を計測するものである。
【0119】こうして個々の赤外線発光ダイオードの位
置が計測できると、センサプローブの先端の位置が、被
検体座標系で測定できるものである。
【0120】一方、機械的アームを利用した機械式セン
サシステム(2)では、アームの回転をエンコーダなど
を利用して検知し、その回転に応じて、機械的センサの
先端のプローブの位置を検知するものであり、(1)の
場合と同様に、被検体座標系における先端のセンサプロ
ーブの位置を計測することができるものである。
【0121】このようなセンサプローブを利用して、ス
テップS2で検知された位置決めフレーム1上での1次
マーカの位置が、被検体座標系内で(XW (i) ,Y
W (i) ,ZW (i))(i=1,2,...,n)として測
定されることになる。
【0122】図7において、各サブステップは、以下の
ようになる。
【0123】3−4)2次マーカの位置を3次元位置セ
ンサ28で測定し、その2次マーカ位置の被検体座標系
での位置座標を求める(これは不潔環境下で構わな
い)。
【0124】本ステップS34での位置計測は、3次元
位置センサ28を利用することによる。
【0125】その位置を(XW2(J) ,YW2(J) ,Z
W2(J))とする。
【0126】3−5)本ステップS35では、被検体座
標系から検査画像座標系への座標変換パラメータを算出
する。
【0127】具体的には、被検体座標系及び検査画像座
標系の両方の座標系で検出された位置決めフレーム1上
の1次マーカの位置座標対(Xp (k) ,Yp (k) ,Zp
(k)),(XW (k) ,YW (k) ,ZW (k))により、被検体
座標系から検査画像座標系への座標変換パラメータpH
wを算出する。
【0128】これを数学的に記述すると以下のようにな
る。
【0129】
【数3】
【0130】で示されるpHwまたは(R,t)を推定
する問題となる。
【0131】いま、両座標系での1次マーカ群の重心べ
クトルを(X mean,Y me an
mean),(X mean,Y mean,Z
mean)とすると、
【0132】
【数4】
【0133】が成立し、並進べクトルと回転行列を別々
の式で算出することができる。
【0134】i=1,2,3に対して、上記方程式を解
く方法としては、quaternion法(四元数法)
がある。
【0135】この方法の詳細は文献(B.K.P.゜H
orn,“Closed−formsolution
of absolute orientation u
sing unit quaternions,”Jo
urnal of Optical Society
of America A,Vol.4,No.4,1
987,pp.629−642.)に述べられているの
で、その詳細はここでは省略する。
【0136】このようにR,tが算出されると、斉次変
換行列pHwも容易に計算できるのは明白である。
【0137】具体的には、Rの要素をrij,tの要素を
(tx ,ty ,tz ,)としたとき、
【0138】
【数5】
【0139】と記述することができる。
【0140】3−6)本ステップS36では、2次マー
カの検査画像座標系での位置座標を算出する。
【0141】これらを2次マーカ座標として登録する。
【0142】上記サブステップ3−5)で算出された被
検体座標系から検査画像座標系への座標変換パラメータ
pHwを利用する。
【0143】具体的には、
【0144】
【数6】
【0145】により、2次マーカの検査画像座標系での
位置座標(XP2(J) ,YP2(J) ,ZP2(J))が算出できる
ことになる。
【0146】3−7)本ステップS37では、必要に応
じて、被検体から位置決めフレーム1を取り外す。
【0147】ただし、2次マーカは取り外さないことと
する(もちろん、必ずしも、位置決めフレーム1を取り
外す必要はない。)以上の処理により、位置決めフレー
ム1の使用は終了し、2次マーカ群の位置計測により、
すべての位置情報が獲得されたことになる。
【0148】3−8)本ステップS38では、手術室内
で被検体に2次マーカ22を装着したまま、必要ならば
2次マーカの上からドレープなどをかけ、手術に必要な
清潔環境を作り出す。
【0149】3−9)本ステップS39では、3次元位
置センサ28を利用し、被検体座標系における2次マー
カ22の位置を計測する。
【0150】これには、3次元位置センサ28を利用し
て、2次マーカ22の実空間上での位置を計測する。
【0151】この位置を(XW2(J) ,YW2(J) ,Z
W2(J))とする。
【0152】次に、再び、図6のフローチャートに戻っ
て説明する。
【0153】ステップS4:本ステップでは、2次マー
カの検査画像内での位置と実空間内での位置を利用する
ことにより、検査画像座標系と被検体座標系間の座標符
合化を行うことになる。
【0154】具体的には、検査画像座標系と被検体座標
系間の両方で検出された2次マーカの位置座標対(Xp2
(J) ,Yp2(J) ,Zp2(J)),(XW2(J) ,YW2(J) ,Z
W2(J))を利用することで、被検体座標系から検査画像座
標系への座標変換パラメータpH´wを算出することに
なる。
【0155】ステップS3の検査画像座標系で登録され
たすべての2次マーカ群が、3次元位置センサ28で実
際の手術室で計測できるとは限らない。
【0156】これは、ドレープ処理等を行うために起こ
るものである。
【0157】このため、本ステップS4では、対応付け
ができた2次マーカ群のみを利用して、被検体座標系か
ら検査画像座標系への座標変換パラメータを算出するこ
とになる。
【0158】これら対応付けが行えた座標値を(X
p2(k) ,Yp2(k) ,Zp2(k)),(XW2(k) ,YW2(k) ,
W2(k))(k=1,2,...,n)とする。
【0159】すると、先に述べたのと同様な方法によ
り、数学的に記述すると、以下のようになる。
【0160】
【数7】
【0161】で表される座標変換パラメータpH´wを
算出することができることになり、この結果、検査画像
座標系と被検体座標系間の座標符合化をおこなうことが
できることになる。
【0162】以上説明してきたように、第1の実施形態
で述べた位置決めフレーム1を利用することで、従来で
は問題であった実際的な手術場面においても、手術の位
置決め(キャリブレーション)に必要な処理が容易に達
成可能となる。
【0163】より具体的には、位置決めフレーム1と2
次マーカ22を同時に利用して手術キャリブレーション
を行うことにより、位置決めフレーム1を術中に使用す
る必要がなくなり、実際の手術中でも2次マーカ22は
邪魔にならないため、かつ被検体に対して負担をかけな
いようにするため、より有効な手術ナビゲーション等を
実践することができる。
【0164】このような第1の実施形態では、被検体に
固定した位置決めフレームを用いて検査画像と被検体の
位置姿勢キャリブレーションを行うキャリブレーション
方法において、被検体に上記フレーム上にないマーカ群
を装着し、上記位置決めフレームを用いて検査画像が規
定する検査画像座標系におけるマーカ群の位置を規定
し、被検体が実空間上で規定する被検体座標系における
マーカ群の位置を測定することにより、検査画像座標系
と被検体座標系との座標符合化を行うことを特徴とする
キャリブレーシヨン方法により、特に、位置決めフレー
ム上の1次マーカ以外の2次マーカも装着し、位置決め
フレーム上の1次マーカと2次マーカの両方を有効に活
用することにより、柔軟な手術方法に対応することがで
きるという効果がある。
【0165】(第2の実施形態)前述した第1の実施形
態では、2次マーカとして登録され、かつ計測可能であ
ったものをすべて利用して、被検体座標系から検査画像
座標系への座標変換パラメータを算出するようにしてい
る。
【0166】しかしながら、2次マーカの装着位置によ
っては、ドレープ処理などにより、局部的に変形が発生
する場合があり得る。
【0167】そこで、この第2の実施形態では、こうし
た2次マーカ位置の局部的な変形に対して、変形が起こ
ったと判定できた2次マーカに関して、その2次マーカ
の登録を排除し、被検体座標系から検査画像座標系への
座標変換パラメータを算出することを行うものである。
【0168】具体的には、前述した第1の実施形態のス
テップS4において、以下のような処理を追加すること
により、2次マーカの登録排除を行うことになる。
【0169】ステップ4−1:前述した第1の実施形態
のステップS3で登録され、かつ、3次元位置センサ2
8で計測することができた2次マーカ群に対して、検査
画像座標系における位置座標を(Xp2(k) ,Yp2(k) ,
p2(k))、3次元位置センサ28により計測された2次
マーカの被検体座標系における位置座標を(XW2(k) ,
W2(k) ,ZW2(k))とする。
【0170】このとき、まず、これらすべての対応点を
利用して、被検体座標系から検査画像座標系への座標変
換パラメータpH´wを算出する。
【0171】ここでpH´wは
【0172】
【数8】
【0173】で表されるとする。
【0174】この方法は、第1の実施形態で説明したの
と同様であるので、ここでは詳細は述べない。
【0175】ステップ4−2:この座標変換パラメータ
pHw,R´,t´を利用して、各2次マーカの対応度
e(k)(k=1,2,...,N)を以下の式により
算出する。
【0176】
【数9】
【0177】ステップ4−3:e(k)に対して、e
(k)<thresholdなる2次マーカkに対して
は、その2次マーカの装着部位に問題がないとして再登
録し、そうでないものに関しては、2次マーカから除外
する。
【0178】ここで、thresholdはある定めら
れた定数である(ただし、再登録された2次マーカの数
は、3以上とする)。
【0179】このようにして、再登録された2次マーカ
群の位置座標を再度(Xp2(k) ,Y p2(k) ,Zp2(k)),
(XW2(k) ,YW2(k) ,ZW2(k))として、ステップ4−
1と同様に、pH´wを算出する。
【0180】以上のようなステップをとることにより、
より信頼度のある座標変換パラメータを算出することが
可能となり、手術キャリブレーションの信頼性を向上さ
せることができる。
【0181】このような第2の実施形態では、マーカの
位置計測に誤差があらかじめ設定された値以上であると
判定できた場合には、該マーカの計測を排除して、被検
体座標系と検査画像座標系間の座標符合化を行うことを
特徴としたキャリブレーション方法により、より正確な
座標符合化を行うことができるという効果がある。
【0182】(第3の実施形態)(位置センサ付きの2
次マーカ)前述した第1の実施形態や第2の実施形態で
は、2次マーカ22を被検体に装着したのち、2次マー
カ22の位置をセンサプローブなどの3次元位置センサ
28で探針することにより、被検体座標系における3次
元位置を計測するようにしている。
【0183】これらの方法では、2次マーカ自体が、ワ
イヤレスで装着できるという利点はあるが、3次元位置
センサ28による探針が必要であった。
【0184】そこで、この第3の実施形態では、位置決
めフレーム1に装着可能なアクティブマーカプレート
と、2次マーカ自体にLED等のアクティブ型位置セン
サを埋め込むようにしたアクティブ2次マーカとを採用
することにより、センサプローブなどにより探針しない
でも手術キャリブレーションを行うことが可能となる方
法を提供するものである。
【0185】図8は、この第3の実施形態で採用する取
り外し可能なアクティブマーカプレート35を示したも
のである。
【0186】すなわち、図8は、位置決めフレーム1上
に、アクティブマーカ36を装着したアクティブマーカ
プレート35を装着した場合について示したものであ
る。
【0187】この場合、アクティブマーカプレート35
は着脱可能な構造となっており、図8に示したように装
着した場合には、位置決めフレーム1に高精度で再現性
よく装着できる構造となっている。
【0188】いま、図8に示したように装着した状態で
のアクティブマーカプレート35上のアクティブマーカ
36の位置を、アクティブマーカプレート35が規定す
るアクティブマーカプレート座標系で(XL (i) ,YL
(i) ,ZL (i))とし、同様の座標系で位置決めフレーム
1上の1次マーカ5〜11の位置を(XM (J) ,YM(J)
,ZM (J))とする。
【0189】アクティブマーカプレート35上のアクテ
ィブマーカ36の位置を、被検体座標系で規定される3
次元位置センサ28で計測することにより、アクティブ
マーカプレート座標系から被検体座標系への座標変換パ
ラメータ WL を算出することができる。
【0190】この座標変換を利用することにより、位置
決めフレーム1上の1次マーカ5〜11の被検体座標系
での位置(XW (J) ,YW (J) ,ZW (J))は、以下の式
【0191】
【数10】
【0192】により算出することができる。
【0193】すなわち、位置決めフレーム1上の1次マ
ーカ5〜11の位置を探針することなく、被検体座標系
内で算出することができることとなる。
【0194】すなわち、取り外し可能なアクティブマー
カプレート35を採用することにより、アクティブマー
カプレート35上のアクティブマーカ36の位置を直接
的に3次元位置センサ28で計測し、位置決めフレーム
1上の1次マーカ5〜11の被検体座標系での位置を算
出することができることになる。
【0195】なお、上記説明では、アクティブマーカプ
レート35を利用するようにしたが、アクティブマーカ
36は必ずしもアクティブマーカプレート35上に設置
される必要はない。
【0196】例えば、アクティブマーカ36自体が、直
接的に位置決めフレーム1上にねじ込める形態のもので
もよい。
【0197】このような場合でも、同様に、アクティブ
マーカの位置が再現性良く位置決めフレーム1上で定義
できるので、上記の方法と同様に位置決めフレーム1上
の1次マーカ5〜11を探針することなく、被検体座標
系での位置決めフレーム1内の1次マーカ5ー11の位
置を算出できることになる点で、手術キャリブレーショ
ンを簡略化することができる。
【0198】図9は、この第3の実施形態で採用するア
クティブ2次マーカ37の構造を示したものである。
【0199】該アクティブ2次マーカ37の本体部38
には、赤外線LEDセンサであるLED部39が装着さ
れており、その赤外線LED部39が発光すると、図4
で示された3次元センサ28により、実空間上で規定さ
れた被検体座標系における赤外線LED部39の3次元
位置、すなわちアクティブ2次マーカ37の3次元位置
座標を得ることができるようになっている。
【0200】この第3の実施形態の方法で、第1の実施
形態と異なる点は、図7のステップS3に対応する部分
である。
【0201】図10は、ステップS3に対応する部分の
詳細を表したものである。
【0202】33−1)まず、ステップS331では、
位置決めフレーム1にアクティブマーカプレート35を
装着する。
【0203】その後、被検体に位置決めフレーム1(ア
クティブマーカプレートごと)を装着する。
【0204】本ステップS331では、被検体に対し、
検査画像を撮影したときに使用した位置決めフレーム1
を再度装着し、撮影時と同一な場所の位置決めフレーム
1が装着してあることを確認する。
【0205】この際、第1の実施形態と同様に、位置決
めが確定するように経時固化素材18,19が有効に働
く。
【0206】33−2)次に、ステップS332では、
アクティブ2次マーカ37を被検体に装着する。
【0207】このアクティブ2次マーカ37を被検体に
装着する場所は、図3に示されるように被験者の体表面
であり、かつ手術に際して3次元位置センサ28が計測
可能な位置とする。
【0208】この際、被検体に装着するアクティブ2次
マーカ37の個数は、少なくとも3以上であることが要
求される。
【0209】33−3)次に、ステップS333では、
アクティブマーカプレート35上のアクティブマーカ3
6の位置を3次元位置センサ28で測定し、その後、位
置決めフレーム1上の1次マーカ位置の被検体座標系で
の位置座標を求める。
【0210】この方法は、先に述ベた通りである。
【0211】この位置を(XW (i) ,YW (i) ,Z
W (i))とする。
【0212】33−4)次に、ステップS334では、
アクティブ2次マーカ37の位置を3次元位置センサ2
8で測定し、そのアクティブ2次マーカ位置の被検体座
標系での位置座標を求める。
【0213】この位置計測は、3次元位置センサ28を
利用することによる。
【0214】その位置を(XW2(J) ,YW2(J) ,Z
W2(J))とする。
【0215】33−5)次に、ステップS335では、
被検体座標系から検査画像座標系への座標変換パラメー
タを算出する。
【0216】具体的には、両方の座標系で検出された位
置決めフレーム1上の1次マーカの位置座標対(X
p (k) ,Yp (k) ,Zp (k)),(XW (k) ,YW (k) ,
W (k))により、被検体座標系から検査画像座標系への
座標変換パラメータpHwを算出する。
【0217】33−6)次に、ステップS336では、
アクテイブ2次マーカ37の検査画像座標系での位置座
標を算出する。
【0218】これらをアクティブ2次マーカ座標として
登録する。
【0219】この際、上記サブステップ33−5)で算
出された被検体座標系から検査画像座標系への座標変換
パラメータpHwを利用する。
【0220】具体的には、
【0221】
【数11】
【0222】により、アクティブ2次マーカ37の検査
画像座標系での位置座標(XP2(J) ,YP2(J) ,Z
P2(J))が算出できることになる。
【0223】33−7)次に、ステップS337では、
被検体から位置決めフレーム(アクティブマーカプレー
トを含む)1を取り外す。
【0224】ただし、アクティブ2次マーカ37は取り
外さないものとする。
【0225】33−8)次に、ステップS338では、
手術室内で被検体にアクティブ2次マーカ37を装着し
たまま、必要ならばアクティブ2次マーカ37の上から
ドレープなどをかけ、手術に必要な清潔環境を作り出
す。
【0226】33−9)次に、ステップS339では、
3次元位置センサ28を利用し、被検体座標系における
2次マーカの位置を計測する。
【0227】これには、3次元位置センサ28を利用し
て、アクティブ2次マーカ37の実空間上での位置を計
測する。
【0228】この位置を(XW2(J) ,YW2(J) ,Z
W2(J))とする。
【0229】このように、ステップ3に対応する新たな
部分で得られたアクティブ2次マーカ37の被検体座標
系での3次元位置を計測することが可能となる。
【0230】この後、第1の実施形態あるいは第2の実
施形態のステップ4と同様な方法により、検査画像座標
系と被検体座標系間の座標符合化を行うことができる。
【0231】以上説明してきたように、第3の実施形態
の方法を適用することにより、2次マーカを利用しなが
らもセンサプローブ等で探針することなく、手術キャリ
ブレーションを効率的に行うことができる。
【0232】また、センサプローブによる探針の誤差を
なくすことも可能となるので、より正確な手術キャリブ
レーションを実現することができる。
【0233】このような第3の実施形態では、マーカ自
体にセンサ機能を付加することにより、手術に煩わしい
キャリブレーション操作を行うことを省略することがで
きるという効果がある。
【0234】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記9として示すような
発明が含まれている。
【0235】(付記1)被検体に位置決め部材を装着し
て、被検体を撮像した画像上での位置決め部材の座標
と、実空間での位置部材の座標との対応関係を用いて、
被検体と該被検体を撮像した画像の位置姿勢を対応させ
るキャリブレーション方法において、前記被検体に上記
位置決め部材とは別に目印を装着して、この目印の実空
間での座標と、上記対応関係を用いて、上記目印の上記
画像上で座標を求めておき、上記目印を用いて、前記被
検体と該被検体を撮像した画像の位置姿勢を対応させる
ことを特徴とするキャリブレーション方法。
【0236】(付記2)上記目印は複数個存在し、上記
目印の実空間での座標の測定誤差が所定の範囲以内の目
印のみを用いて、前記被検体と該被検体を撮像した画像
の位置姿勢を対応させることを特徴とする付記1記載の
キャリブレーション方法。
【0237】(付記3)上記目印は位置計測用のセンサ
を有していることを特徴とする付記1乃至3のいずれか
に記載のキャリブレーション方法。
【0238】(付記4)被検体と該被検体を撮像した画
像の位置姿勢を対応させる方法であり、被検体に着脱可
能に構成され、複数の第1の目印が配置された位置決め
部材を、被検体に装着し、上記位置決め部材を装着した
被検体を撮像し、上記被検体を撮像した画像に現れた上
記第1の目印の座標を、上記画像に固定された座標系に
おいて計測し、上記位置決め部材を装着した被検体に、
複数の第2の目印を装着し、上記第1の目印の座標と上
記第2の目印の座標を、実空間に固定された座標系で計
測し、実空間に固定された座標系における上記第1の目
印の座標と、上記画像に固定された座標系における上記
第1の目印の座標より、実空間に固定された座標系と上
記画像に固定された座標系との関係を求め、上記実空間
に固定された座標系における上記第2の目印の座標と、
上記関係を利用して、上記画像に固定された座標系にお
ける上記第2の目印の座標を求めておき、上記第2の目
印を用いて、被検体と該被検体を撮像した画像の位置姿
勢を対応させることを特徴とするキャリブレーション方
法。
【0239】(付記5)手術される患者を被検体とし、
付記4記載の方法を用いて、患者と該患者の検査画像の
位置姿勢を対応させることを特徴とする手術キャリブレ
ーション装置。
【0240】(付記6)被検体に固定した位置決めフレ
ームを用いて検査画像と被検体の位置姿勢キヤリブレー
ションを行うキャリブレーション方法において、上記被
検体に上記位置決めフレーム上にないマーカ群を装着
し、上記位置決めフレームを用いて検査画像が規定する
検査画像座標系における上記マーカ群の位置を規定し、
上記被検体が実空間上で規定する被検体座標系における
上記マーカ群の位置を測定することにより、上記検査画
像座標系と上記被検体座標系との座標符合化を行うこと
を特徴とする手術キャリブレーション方法。
【0241】(付記7)上記マーカの位置計測に誤差が
あらかじめ設定した値以上であると判定できた場合に
は、該マーカの計測値を排除して、上記被検体座標系と
上記検査画像座標系間の座標符合化を行うことを特徴と
した付記5記載のキャリブレーション方法。
【0242】(付記8)上記マーカは位置計測用のセン
サを有していることを特徴とする付記6または7記載の
キャリブレーション方法。
【0243】(付記9)手術される患者を被検体とし、
付記6乃至8いずれかに記載の方法を用いて、患者と該
患者の検査画像の位置姿勢を対応させることを特徴とす
る手術キャリブレーション装置。
【0244】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、複雑な手術経路に対応できるような柔軟な手術
キャリブレーション方法及び手術中に術者の邪魔になら
ないような手術キャリブレーション方法として適用可能
なキャリブレーション方法及びそれを用いる手術キャリ
ブレーション装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態で利用する位
置決めフレーム1を表した図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態で利用する2
次マーカを表した図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施形態で利用する前
記メガネ形状フレーム1を被検体に装着した図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施形態に係る手術キ
ャリブレーション装置を含むシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図5は、本発明の第1の実施形態に係る手術キ
ャリブレーションで使用する座標系を表した図である。
【図6】図6は、本発明の第1の実施形態に係る手術キ
ャリブレーション処理の基本的な流れを表したフローチ
ャートである。
【図7】図7は、図6におけるステップS3のサブステ
ップのな流れを表したフローチャートである。
【図8】図8は、第3の実施形態で採用する取り外し可
能なアクティブマーカプレート35を示した図である。
【図9】図9は、第3の実施形態で採用するアクティブ
2次マーカ37の構造を示した図である。
【図10】図10は、第3の実施形態で採用するステッ
プS3のサブステップの詳細な流れを表したフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…位置決めフレーム、 2…メガネ本体部、 3…右耳当て部、 4…左耳当て部、 5〜11…1次マーカ、 15…外殻部、 16…内部溶液、 17…探針用窪み部、 18,19…経時固化素材、 22…2次マーカ、 23…2次マーカ本体部、 24…探針用窪み部、 25…接着部、 26…手術キャリブレーション装置、 27…検査画像装置、 28…3次元位置センサ、 29…PC、 30…実際に手術で使用される術具または観察具、 31…被検体、 32…検査画像座標系、 33…被検体座標系、 34…座標変換、 35…アクティブマーカプレート、 36…アクティブマーカ、 37…アクティブ2次マーカ、 38…本体部、 39…赤外線LEDセンサであるLED部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 明人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 浅野 武夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松崎 弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 古橋 幸人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 BB05 BB27 BB28 BB29 CC16 EE00 FF05 FF09 GG07 GG13 HH14 JJ03 JJ05 JJ26 QQ00 QQ28 QQ38 TT02 4C093 AA22 CA17 DA04 FD04 FF22 GA01 4C096 AA20 AB36 DC23 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に位置決め部材を装着して、被検
    体を撮像した画像上での位置決め部材の座標と、実空間
    での位置部材の座標との対応関係を用いて、被検体と該
    被検体を撮像した画像の位置姿勢を対応させるキャリブ
    レーション方法において、 前記被検体に上記位置決め部材とは別に目印を装着し
    て、この目印の実空間での座標と、上記対応関係を用い
    て、上記目印の上記画像上で座標を求めておき、上記目
    印を用いて、前記被検体と該被検体を撮像した画像の位
    置姿勢を対応させることを特徴とするキャリブレーショ
    ン方法。
  2. 【請求項2】 上記目印は複数個存在し、上記目印の実
    空間での座標の測定誤差が所定の範囲以内の目印のみを
    用いて、前記被検体と該被検体を撮像した画像の位置姿
    勢を対応させることを特徴とする、請求項1記載のキャ
    リブレーション方法。
  3. 【請求項3】 手術される患者を被検体とし、請求項1
    または請求項2記載のキャリブレーション方法を用い
    て、患者と該患者の検査画像の位置姿勢を対応させるこ
    とを特徴とする手術キャリブレーション装置。
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