JP2001087104A - 組立て式三点支持台座 - Google Patents

組立て式三点支持台座

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JP2001087104A
JP2001087104A JP30746199A JP30746199A JP2001087104A JP 2001087104 A JP2001087104 A JP 2001087104A JP 30746199 A JP30746199 A JP 30746199A JP 30746199 A JP30746199 A JP 30746199A JP 2001087104 A JP2001087104 A JP 2001087104A
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Japan
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pedestal
present
notch
shape
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JP30746199A
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Riichi Takemoto
利一 竹本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 曲線及び曲面を基調とし、美的観点に優れた
デザインの組立て式三点支持台座を形成する。 【解決手段】 内周10d及び外周10eが円弧三角形
の形状である環状の枠体の各頂点部分に、底溝線10c
を中心として、V字状の切欠きを設け、このV字状切欠
きにより形成された二面の切欠き面を接合することによ
り、枠体を湾曲させ立体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一の構造体であ
って、平面状態から立体化することができ、テーブルの
脚等に利用できる組立て式の台座、特に植木鉢台等のよ
うな比較的小型のテーブルの脚等に利用するのに適した
組立て式の台座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テーブル等の台座は、形状が直線
や平面を基調としたデザインで、複数の脚から成り、決
められた一つの使用方法でしか用いることができないも
のが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、曲線及び曲
面を基調とし、美的観点に優れたデザインで、単一の構
造体であって、極めて簡易に平面状態から立体化するこ
とができ、上下逆転しても使用できる組立て式三点支持
台座を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の組立て式三点支
持台座(以下本発明台座という)は、内周及び外周が円
弧三角形の形状で、全周にわたり略同一の厚さを有する
枠体を用い、この枠体の内周の頂点と夫々の外縁として
対応する外周の頂点とを結ぶ線が、切欠きの底溝線とな
るように、この枠体の同一面において厚さ方向にV字状
に切欠きを設け、このV字状切欠きにより形成された二
面の切欠き面を合わせるか、あるいは、この切欠き面の
一方の面に係止凸状部を、他方の面にこの係止凸状部を
嵌合できる係止凹状部を設け、この係止凸状部と係止凹
状部とを嵌合することにより、この枠体を湾曲させ立体
化させたことを特徴とする。
【0005】本発明台座に用いられる枠体としては、内
周及び外周が円弧三角形の形状で、全周にわたり略同一
の厚さを有するものが用いられる。特に、内周あるいは
外周が正三角形の一辺の長さを半径として各頂点を中心
に円弧を描いた等辺円弧三角形であるルーロー形で、他
方がその同心円状の円弧三角形である形状は、得られる
台座の美的観点の上で好ましい。そして、この枠体の内
周の頂点と夫々の外縁として対応する外周の頂点とを結
ぶ線が、切欠きの底溝線となるように、この枠体の同一
面において厚さ方向にV字状に切欠きを設け、このV字
状切欠きにより形成された二面の切欠き面を合わせる
か、あるいは、この切欠き面の一方の面に係止凸状部
を、他方の面にこの係止凸状部を嵌合できる係止凹状部
を設け、この係止凸状部と係止凹状部とを嵌合すること
により、この枠体を湾曲させ立体化させることにより本
発明台座が得られる。
【0006】上記枠体の材質としては、特に限定されな
いが、切削加工や成型等を行うという観点から合成樹脂
が好ましく、中でも、切欠き部の強度の点からポリプロ
ピレンがより好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一例を図面を参照
して説明する。
【0008】図1は本発明台座1の実施の一例を示す斜
視図である。また、図2は本発明台座1に用いた枠体1
0を示す平面図である。図2に示すように、枠体10の
内周10dは破線で示した一辺の長さが200mmの正
三角形の各頂点を中心に半径200mmの円弧を描いた
等辺円弧三角形であるルーロー形であり、枠体10の外
周10eは前記破線で示した正三角形の各頂点を中心に
半径210mmの円弧を描いた円弧三角形である。従っ
て、上記内周10dと上記外周10eは互いに同心円状
であり、同心円状部分の幅は10mmとなる。本実施例
では板厚5mmのポリプロピレン板から上記枠体10を
切出したものとしたが、枠体10は厚板から切出すだけ
でなく射出成型やその他の方法で成形することも可能で
ある。また、枠体10を切出す時に同時に切出される、
内周10dの形状を外周縁とするルーロー形板は、後記
する天板20として利用することができる。
【0009】図3は図2の枠体10の斜視図である。図
3に示すように、枠体10の内周10dの頂点と夫々の
外縁として対応する外周10eの頂点とを結ぶ線が、切
欠きの底溝線10cとなるように、約0.5mmの厚み
を残して、同一面において厚さ方向に120°の角度で
V字状に切欠き10aを設ける。そして、この切欠き1
0aによって形成された二面の切欠き面10b、10b
を合わせることにより、この枠体10を湾曲させ立体化
させて本発明台座1を得た。このようにして得られた本
発明台座1を示した斜視図が図1である。また、枠体1
0のV字状切欠き10aの角度は任意である。
【0010】図4は図1の本発明台座1の正面図であ
る。図4に示すhを本発明台座1の高さとすると、本発
明台座1の高さhと枠体10のV字状切欠き10aの角
度との間には、枠体10のV字状切欠き10aの角度が
大きい程、本発明台座1の高さhは大きくなるという関
係がある。本実施例では枠体10のV字状切欠き10a
の角度は120°、枠体10の内周10dの三つの頂点
からなる正三角形の一辺の長さは200mm、枠体10
の内周10dと枠体10の外周10eとの幅が10m
m、板厚5mmなので、本発明台座1の高さhは、h=
(200−200sin60°)sin60°+10s
in60°+5cos60°で、これを計算するとh=
34となり、よって、本発明台座1の高さは約34mm
となる。ただし、上記の計算には、枠体10の湾曲によ
る影響などが含まれていないが、その影響は比較的小さ
いので上記の値はおおよその目安にはなる。
【0011】図5は本発明台座1を用いて組立てたミニ
テーブルの一例を示す斜視図である。図5に示すよう
に、この組立て式ミニテーブルは本発明台座1を底板3
0の舌片31に係止して固定し、その上に、前記枠体1
0を切出す時に同時に切出される内周10dの形状であ
るルーロー形を外周縁とする天板20を置くことにより
組立てたものである。
【0012】まず、底板30の舌片31を起こし、本発
明台座1を係止し、底板30と固定させる。この時、本
発明台座1自体が湾曲することによって生じる反発弾性
力が、舌片31と拮抗することによって固定されるの
で、舌片31は本発明台座1と底板30とが接するおよ
その位置に区画すれば良く、多少この位置がずれていて
もしっかりと固定される。また、本実施例では、舌片3
1の起き上がりの角度は60°とした。
【0013】上記底板30の大きさは、舌片31が適当
な位置に区画できる大きさであれば任意であり、形状も
円形、六角形、ルーロー形等任意である。また、底板3
0の材質の種類によっては、底板30の係止部の形体を
舌片以外に突起等にしても良い。例えば、材質が金属の
場合等は底板自体を折り曲げて係止部とすることもでき
る。従って、底板30の材質は任意である。本実施例で
は、底板30は板厚3mmのポリプロピレン板から切出
したものとし、大きさと形状は前記枠体10の外周10
eの形状である円弧三角形の内接円とし、係止部の形体
は舌片とした。また、舌片31の形状は半円形、台形、
三角形等任意であり、本実施例では半円形とした。
【0014】そして、底板30に固定させた本発明台座
1の上に、前記天板20を置けばミニテーブルが組立て
られるのであるが、このままでは多少滑りやすいので、
本実施例では、本発明台座1の三か所の屈曲部夫々に凹
状部を形成する切欠きを、天板20の三か所の頂点部夫
々には凸状部を形成する切欠きを設け、この凹状部と凸
状部とが嵌合することによって、より安定して固定され
るようにした。また、天板20は本発明台座1の上にバ
ランス良く水平状態に設置できる大きさ及び形状であれ
ば、材質、大きさ、形状共に任意である。
【0015】組立て前の状態に戻すには、天板20を取
りはずし、本発明台座1に力を加えて強めに湾曲させ、
舌片31との係止をはずすことによって分離させれば良
い。そして、本発明台座1の平面状態である枠体10の
中空き部に天板20をはめ込むと一枚の板状になり、底
板30も舌片31を倒すと一枚の板状になる。
【0016】図6は図5のミニテーブルの天板20をは
ずし、上下逆転させて載置した状態を示す正面図であ
る。図6に示すように、本発明台座1は、このように利
用してもミニテーブルとすることができる。これは他の
材質や形状の底板においても同様である。
【0017】図7は本発明台座1の他の実施の一例に用
いる枠体10の一部拡大斜視図である。図7に示すよう
に、前記枠体10の三か所の切欠き部夫々の二面の切欠
き面10bの一方の面の中央部に直径3mm、高さ2m
mで、先端部が若干のふくらみのある略半球状の係止凸
状部11を、他方の面の中央部に直径3mm、深さ2m
mで、底部が若干のふくらみのある略半球状の係止凹状
部12を設け、この係止凸状部11及び係止凹状部12
とを嵌合することにより、この枠体10を湾曲させ立体
化させて、本発明台座1の他の実施の一例を得ることが
できる。このようにして得られた本発明台座1は立体化
した状態で固定しているので、この上に天板20を置け
ば台座と天板だけで組立てられるミニテーブルとなる。
また、上記係止凸状部11及び係止凹状部12の位置や
大きさ及び形状等は任意であり、必要に応じて複数設け
ても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明台座の構成は上述の通りであるの
で、本発明台座によれば、単一の構造体であって、極め
て簡易に平面状態から立体化することができ、立体化し
た状態の外観は曲線及び曲面を基調とし、美的観点に優
れたデザインであり、上下逆転しても使用できるので用
途が広く、また、本発明台座に用いる枠体を一枚の厚板
から切出して成形する場合は、同時に切出される円弧三
角形板を天板として利用することができるので製造効率
が良く、本発明台座の平面状態である上記枠体の中空き
部に上記天板をはめ込むと一枚の板状になり、使わない
時はコンパクトに収納でき便利であり、商品のパッケー
ジや包装も小さくすることができるので、輸送コストや
管理コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明台座の実施の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明台座に用いた枠体を示す平面図である。
【図3】図2の枠体の斜視図である。
【図4】図1の本発明台座の正面図である。
【図5】本発明台座を用いて組立てたミニテーブルの一
例を示す斜視図である。
【図6】図5のミニテーブルの天板をはずし、上下逆転
させて載置した状態を示す正面図である。
【図7】本発明台座の他の実施の一例に用いる枠体の一
部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 本発明台座 10 枠体 10a 切欠き 10b 切欠き面 10c 底溝線 10d 内周 10e 外周 11 係止凸状部 12 係止凹状部 20 天板 30 底板 31 舌片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周及び外周が円弧三角形の形状で、全
    周にわたり略同一の厚さを有する枠体を用い、この枠体
    の内周の頂点と夫々の外縁として対応する外周の頂点と
    を結ぶ線が、切欠きの底溝線となるように、この枠体の
    同一面において厚さ方向にV字状に切欠きを設け、この
    V字状切欠きにより形成された二面の切欠き面を合わせ
    るか、あるいは、この切欠き面の一方の面に係止凸状部
    を、他方の面にこの係止凸状部を嵌合できる係止凹状部
    を設け、この係止凸状部と係止凹状部とを嵌合すること
    により、この枠体を湾曲させ立体化させたことを特徴と
    する組立て式三点支持台座。
JP30746199A 1999-09-21 1999-09-21 組立て式三点支持台座 Pending JP2001087104A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112236052A (zh) * 2018-03-08 2021-01-15 那提萨有限公司 陈设部件和生产方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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