JP2001087004A - 樹脂スパイク - Google Patents

樹脂スパイク

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JP2001087004A
JP2001087004A JP26487099A JP26487099A JP2001087004A JP 2001087004 A JP2001087004 A JP 2001087004A JP 26487099 A JP26487099 A JP 26487099A JP 26487099 A JP26487099 A JP 26487099A JP 2001087004 A JP2001087004 A JP 2001087004A
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resin
spike
hardness
soft
protrusions
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JP26487099A
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Akihiro Miyauchi
章裕 宮内
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Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はゴルフシューズに装着する樹脂スパ
イクに関するものであり、耐摩耗性とグリップ性を両立
する樹脂スパイクを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明に係る樹脂スパイク(1)は、ネ
ジ部(6)を有し、靴底本体に螺着される樹脂スパイク
において、フランジ部(4)の接地面側に複数の独立し
た樹脂突起(2)(3)を有し、2種類以上の異なる硬
度の樹脂で形成された接地部分を有する樹脂突起が混在
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフシューズに装
着する樹脂スパイクに関するものであり、硬度の異なる
少なくとも2種類以上の樹脂でスパイクの突起を形成す
ることにより、耐摩耗性とグリップ性を両立する樹脂ス
パイクを提供することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂スパイクのスパイク突起部は
比較的低硬度の1種類の弾性樹脂材料で作られていた。
たとえば、実開平6−19517号公報には、座板の表面中央
にスパイクピンが形成された超硬部材からなるスパイク
ヘッドの裏面中央に、固定用ネジがスポット溶接又はレ
ーザー溶接された金属製鋲において、座板とスパイクピ
ンを、合成樹脂製外被材で被包して、スパイクピンの根
本部分を凹み曲線に形成するとともに、合成樹脂製外被
材の頂部に、スパイクピンの先端に通ずる孔を開設した
ことを特徴とするゴルフ鋲が開示されている。
【0003】また、特開平6−133807号公報には、芝を
痛めることなく、ゴルファーに対して必要な摩擦力を提
供することを目的に、耐久性プラスチック材料から単一
の一体形態で成形された主たるクリート本体を有し、ほ
ぼ凹状−凸状のフランジの底部表面には、複数の摩擦用
リブが形成され、そのリブがフランジの中央から放散す
る放射状形態で配置された三角形断面のリッジ等に形成
された樹脂スパイクが開示されている。
【0004】さらに、実開平6−45506号公報には、硬い
場所を歩行する場合に足に対する衝撃を緩和する目的
で、ネジ付き台座にゴム製の突起を接着したゴルフ靴用
の取り替えスパイクが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
樹脂スパイクは、少なくとも接地部分が比較的低硬度の
1種類の弾性樹脂材料で作られていた。その理由は、接
地部分に用いられる低硬度の樹脂は、弾性率が低いため
変形し易く、高硬度の樹脂突起に比べて芝生に突き刺さ
り難いためグリーンを傷め難い事、また、その変形のし
易さから、クラブハウス内やカート道等の硬い路面では
滑り難く安全であること、また、歩行時の衝撃を吸収し
易く疲労しにくいこと、といったものである。
【0006】しかしながら低硬度樹脂はその変形のし易
さから耐摩耗性に劣るため、これらの樹脂スパイクは数
ラウンドの使用で樹脂突起が摩り減り、グリップ性を損
なってしまうと言う問題点があった。したがってゴルフ
ァーは摩り減った樹脂スパイクを新たな樹脂スパイクと
頻繁に交換する必要があり、非常に不経済かつ手間もか
かっていた。
【0007】これに対して、高硬度の樹脂のみから形成
される樹脂スパイクにおいては、突起の弾性率が高いた
め変形し難く、芝生等の軟らかい路面に対して突き刺さ
り易いため高いグリップ性を発揮する。また、その変形
し難さから耐摩耗性にも優れる。しかしながら、高硬度
の樹脂からなる突起は芝生に突き刺さり易いため、グリ
ーンを傷めやすいといった問題があった。また、高硬度
の樹脂突起は、芝生以外の硬い路面での使用、特に湿潤
時の使用においては滑りやすいという問題点もあった。
【0008】そこで以上の様な事情に鑑み、グリーンを
傷め難く、芝生等の軟らかい路面に対しては高いグリッ
プ性を発揮するとともに、硬い路面でも滑り難いといっ
た特長を維持しながらも耐摩耗性に優れた樹脂スパイク
の開発が広く望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では高硬度の樹脂
突起と低硬度の樹脂突起を混在させる事で、両者の特長
を持ち合せた樹脂スパイクを設計する事が出来た。すな
わち、本発明の請求項1に係る樹脂スパイクは、ネジ部
を有し、靴底本体に螺着される樹脂スパイクにおいて、
フランジ部の接地面側に複数の独立した樹脂突起を有
し、2種類以上の異なる硬度の樹脂で形成された接地部
分を有する樹脂突起が混在してなることを特徴とする樹
脂スパイクである。
【0010】本発明の請求項2に係る樹脂スパイクは、
ネジ部を有し、靴底本体に螺着される樹脂スパイクにお
いて、フランジ部の接地面側に複数の独立した樹脂突起
を有し、2種類以上の異なる硬度の樹脂で形成された樹
脂突起が混在してなることを特徴とする樹脂スパイクで
ある。
【0011】このように、複数の独立した樹脂突起の接
地部分又は樹脂突起自体を2種類以上の異なる硬度の樹
脂で形成することにより、低硬度の樹脂からなる突起は
固い路面に対し優れた防滑性を発揮し、高硬度の樹脂か
らなる突起は柔らかい路面に対して優れたグリップ性を
それぞれ独立して発揮することができる。また、各突起
がそれぞれ独立して形成されるため、常に樹脂スパイク
への荷重は高硬度の樹脂突起と低硬度の樹脂突起に分散
され、変形し難い高硬度樹脂突起が低硬度樹脂突起の変
形を抑制する事により、各突起の耐摩耗性が向上する。
すなわち、従来、低硬度樹脂のみを用いた樹脂スパイク
の摩耗の一因となっていた過度の変形を防ぐ効果を奏す
るうえに、高硬度樹脂自体の耐摩耗性が優れている事も
全体としての耐摩耗性向上に寄与することになる。
【0012】本発明の請求項3に係る樹脂スパイクは、
請求項1に係る樹脂スパイクを具体的に示したものであ
り、前記樹脂突起の接地部分が、高硬度の樹脂からなる
硬質突起と、低硬度の樹脂からなる軟質突起が混在して
なることを特徴とする樹脂スパイクである。
【0013】本発明の請求項4に係る樹脂スパイクは、
請求項2に記載された樹脂スパイクを具体的に示したも
のであり、前記樹脂突起が、高硬度の樹脂からなる硬質
突起と、低硬度の樹脂からなる軟質突起が混在してなる
ことを特徴とする樹脂スパイクである。このように構成
することにより、芝生等の軟らかい路面に対するグリッ
プ性は硬質突起が受け持つ。該硬質突起は、弾性率が高
く変形し難いので芝生に突き刺さり易く、またゴルフス
イング時のせん断方向(水平方向)への応力に対する抵
抗が大きい。したがって芝生に対してのグリップ性は高
硬度の樹脂突起の方が優れている。一方、軟質突起は、
弾性率が低く変形しやすいため、クラブハウス内やカー
ト道等の硬い路面では滑り難く安全であること、また、
歩行時の衝撃を吸収し易く疲労しにくいといった長所を
有する。このように、硬質突起と軟質突起を混在させる
事により、本来軟質突起がもつ長所を維持しながら芝生
に対するグリップ性を向上させる事が出来る。
【0014】本発明の請求項5に係る樹脂スパイクは、
前記接地部分が低硬度の樹脂からなる軟質突起のうち、
少なくとも一個の軟質突起が、低硬度の樹脂からなる外
被部分と高硬度の樹脂からなるコア部分から形成された
ことを特徴とする樹脂スパイクである。このように構成
することにより、高硬度の樹脂からなるコア部分が軟質
突起に剛性を付与し、せん断方向の応力に対して変形し
難くするすることができる。そのため、軟質突起の長所
である防滑性や衝撃吸収性を保持しつつ、付与された剛
性により、柔らかい路面にも刺さり易くグリップ性が向
上し、また、軟質突起が折れて千切れたりする不都合を
回避することができる。
【0015】本発明の請求項6に係る樹脂スパイクは、
前記軟質突起の高さが前記硬質突起の高さよりも高いこ
とを特徴とする樹脂スパイクである。このように構成す
ることにより、歩行時に軟質突起が先に接地し、適度に
変形することと各突起が独立して形成されていることが
あいまって、軟質突起の防滑性と衝撃吸収性を十分に発
揮することができる。
【0016】本発明の請求項7に係る樹脂スパイクは、
前記ネジ部の一端に形成された金属座部が、高硬度の樹
脂に被覆され、前記フランジ部を形成していることを特
徴とする樹脂スパイクである。このように構成されるこ
とにより、ネジ部を保持する金属座部が前記フランジ部
に強固に固着され、樹脂部分の脱落を防ぐことができ
る。
【0017】本発明の請求項8に係る樹脂スパイクは、
前記金属座部の接地面側の略中央部に膨出部が一体に形
成され、膨出部が低硬度の樹脂からなる外被部分に被覆
されて軟質突起を形成することを特徴とする樹脂スパイ
クである。このように構成することにより、前記膨出部
が軟質突起に剛性を付与することができるため、芝生な
どの柔らかい路面に対するグリップ性を向上させる事が
出来るとともに、軟質突起が折れて千切れたりする不都
合を回避することができる。
【0018】本発明の請求項9に係る樹脂スパイクは、
樹脂スパイクの略中央部に形成した軟質突起が略星型形
状をなし、前記フランジ部の外周に沿って設けられた複
数の硬質突起が、鉛直方向に対してフランジ部の外側に
向かって傾いた形状をなすことを特徴とする樹脂スパイ
クである。このように構成することにより、各突起が独
立して形成されていることとあいまって、軟質突起の星
型形状の稜線部の側壁が、ゴルフスイング時に該樹脂ス
パイクの中心軸回りに生じる回転の応力に対する抵抗力
を発揮するため、より有効な防滑性を発揮するととも
に、外側に開いた硬質突起が芝生などの柔らかい路面に
より有効なグリップ性を付与し、しかもスパイクの安定
性を向上させることもできる。
【0019】すなわち、本発明に係る樹脂スパイクは、
各突起がそれぞれ独立して形成されていて、高硬度の樹
脂からなる突起が発揮する耐摩耗性と芝生に対するグリ
ップ性と、低硬度の樹脂からなる突起が発揮するグリー
ン上の芝の保護作用、更に硬い路面におけるすぐれたグ
リップ性を相殺することなく発揮することができる。
【0020】また、本発明に係る樹脂スパイクは、硬質
突起と軟質突起が1つの樹脂スパイクとして形成されて
いるため、硬質突起と軟質突起とを別体に形成し、それ
ぞれ靴底に螺着するスパイクに比べて経済的である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
る。本発明に係る樹脂スパイクは、該樹脂スパイクを靴
底に螺着するためのネジ部を有し、靴底の接地面側にそ
の裏面が当接するフランジ部を有する。該ネジ部は、従
来から用いられてきた金属製のビスであってもよいし、
前記フランジ部が高硬度の樹脂から形成される場合に
は、該フランジ部と同一の素材で一体的に形成すること
も可能である。前記フランジ部は、、直径18.0〜2
5.0mm程度の略円盤形状を有しており、その接地面
側には複数の独立した樹脂突起を有する。該樹脂突起
は、2種類以上の異なる硬度の樹脂で形成されるが、突
起全体が2種類以上の異なる硬度の樹脂で成形すること
も可能であり、また、突起の先端付近の接地部分のみを
2種類以上の樹脂で成形し、該突起の付け根部分は単一
の樹脂で成形することも可能である。
【0022】前記樹脂スパイクの低硬度の樹脂からなる
軟質突起のうち、少なくとも一個の軟質突起は、低硬度
の樹脂からなる外被部分と高硬度の樹脂からなるコア部
分から形成することも可能である。該コア部は前記フラ
ンジ部と一体的に形成されることが好ましいが、別体に
形成されることも可能である。
【0023】本発明係る樹脂スパイクは、前記軟質突起
の高さが前記硬質突起の高さよりも高く形成されること
が望ましい。具体的には、フランジ部の接地面から軟質
突起の高さが2.5〜7.5mm程度であって、約4.
0mmが好適であり、、硬質突起の高さが2.0〜4.
0mm程度であって、約2.5mmが好適である。この
場合、前記フランジ部の中央部に位置する突起を低硬度
の樹脂で形成し、フランジ部の外周に沿って設けられた
突起を高硬度の樹脂で形成しても良いが、高硬度の樹脂
突起と低硬度の樹脂突起が混在しておれば、この突起配
置に限られるものではない。
【0024】本発明係る樹脂スパイクは、前記ネジ部の
一端に金属座部を形成し、該金属座部が、高硬度の樹脂
で被覆するとともに該高硬度の樹脂で前記フランジ部を
形成することも可能である。この際、前記金属座部に
は、フランジ部内でアンカー効果を発揮しうるように、
複数個の貫通孔を穿設したり、金属座部の外周縁部に複
数個の切り欠き部を形成することも可能である。
【0025】本発明に係る樹脂スパイクは、前記金属座
部の接地面側の略中央部に高さ1.5〜6.5mm程度
の膨出部を一体に形成し、該膨出部が低硬度の樹脂から
なる外被部分に被覆されて軟質突起を形成することを特
徴とする樹脂スパイクである。
【0026】本発明に係る樹脂スパイクは、樹脂スパイ
クの略中央部に形成した軟質突起が略星型形状を有する
ように形成し、前記フランジ部の外周に沿って設けられ
た複数の硬質突起が、鉛直方向に対してフランジ部の外
側に向かって傾いた形状に形成することが好適である。
この場合、軟質突起の星型形状は、3稜型から8稜型が
好適であるが特に限定されるものではない。該星型形状
の軟質突起はその中心部を最も高くし各稜線を前記フラ
ンジ部の外周部付近にまで伸ばした形状を有する。ま
た、前記フランジ部の外周部付近であって、前記星型軟
質突起の各稜線の間に独立した前記硬質突起を形成す
る。該硬質突起は鉛直方向に対して、若干の角度をもっ
てフランジの外側に向かって傾斜している。
【0027】本発明に係る樹脂スパイクの成形方法は、
前記ネジ部を金型内にインサートし、所定の硬度を有す
る樹脂を順次射出して成形するインジェクション成形法
や、予め成形された軟質突起パーツとネジ部を金型内に
インサートし、硬質樹脂を射出して成形するインサート
成形法など、従来から用いられている各種成型法にて成
形される。
【0028】本発明に係る樹脂スパイクに用いられる樹
脂は、高硬度の樹脂としては、JISA硬度90〜10
0、或いはSHORE D硬度45〜70程度、好ましくはS
HORED硬度55程度のポリウレタン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂または
これらの合成樹脂にガラス繊維やカーボン繊維を混入し
て強化した樹脂等があり、低硬度の樹脂としては、JIS
A硬度65〜90、好ましくはJIS A硬度80のポ
リウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等がある。
【0029】
【実施例】本発明に係る樹脂スパイクの実施例を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明による樹脂スパイク
を接地面側から見た概要図である。樹脂スパイク1のフ
ランジ部4の略中央に6稜星形の軟質突起3が形成され
ている。該軟質突起3には、JIS A硬度80のポリウ
レタン樹脂が使用されている。また、前記フランジ部4
の外周に沿って、6個の硬質突起2がそれぞれ前記軟質
突起3の稜線部12の間に独立して形成されている。該
硬質突起2には、SHORE D硬度55のポリウレタン樹
脂が使用されている。本実施例においては、前記フラン
ジ部4も前記硬質突起と同一素材で一体的に形成されて
いる。該フランジ部4の接地面側には、靴底への螺着す
る際にレンチを挿入するためのレンチ穴5が二個所設け
られている。
【0030】図2は、図1のA−A断面を表わす。図2
に示すように、低硬度の樹脂で形成された星形の軟質突
起3は、高硬度の樹脂で形成されている硬質突起2より
も高く設計されている。すなわち、前記軟質突起3の中
心部の高さH1は、前記フランジ部の接地面側ベース面
より4.0mmの高さに形成され、前記硬質突起2の高
さH2は、同じく2.5mmの高さに形成されており、
軟質突起3のほうが硬質突起2よりも1.5mm高く形
成されている。また、図2及び図3から分かるように、
各硬質突起2は、それぞれ鉛直方向に対し、フランジ部
4の外側に向けて傾いた形状をしている。更に、ネジ部
6の一端には一体的に座部7が形成されており、該座部
7を前記フランジ部4が包囲するように形成されてい
る。該座部7は略円盤状に形成されているが,フランジ
部4内でのアンカー効果を発揮させるために、切り欠き
部8が等間隔に4個所設けられている。図3は図1のB
−B断面を表わす。図1及び図3から分かるように、該
切り欠き部8のうち2個所は前記レンチ穴5と同軸に配
されるため、レンチ穴5を補強し、螺着のトルクに耐え
うるように設計されている。
【0031】図4は、本発明に係る樹脂スパイクの他の
実施例を説明する断面図で、図1のA−A断面に相当す
る断面図である。本実施例においては、樹脂スパイク1
の中央部に設けられた星型の軟質突起3は、低硬度の樹
脂からなる外被部10とフランジ部4と一体的に形成さ
れた高硬度の樹脂からなるコア部分9から形成されてい
る。
【0032】図5は、さらに他の実施例を説明する断面
図で、図1のA−A断面に相当する断面図である。本実
施例においては、前記座部7の接地面側の中央部には、
前記フランジ部4の接地面側ベース面より高さ2.5m
mの膨出部11を座部7と一体に形成し、該膨出部11
をコア部として、低硬度の樹脂で星型の軟質突起3を形
成する構造をとる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る樹脂スパイクは、硬質突起
と軟質突起をそれぞれ独立させて混在させる事により、
それぞれの突起の持つ長所を維持しながら耐摩耗性を向
上させ、かつ芝生に対するグリップ性をも向上させる事
が出来る。
【0034】また、従来、樹脂スパイクでは、保持力不
足で使用出来なかった低剛性の低硬度樹脂を突起材料と
して使用出来るので、樹脂硬度選択の自由度が飛躍的に
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による樹脂スパイクを接地面側か
ら見た概要図。
【図2】図2は第1図のA−A断面図。
【図3】図3は第1図のB−B断面図。
【図4】図4は他の実施例を説明する第1図のA−A断
面相当図。
【図5】図5は他の実施例を説明する第1図のA−A断
面相当図。
【図6】図6は従来の樹脂スパイクを接地面側から見た
概要図。
【図7】図7は第6図のC−C断面図。
【符号の説明】
1 樹脂スパイク 2 硬質突起 3 軟質突起 4 フランジ部 5 レンチ穴 6 ネジ部 7 座部 8 切り欠き部 9 コア部 10 外被部 11 膨出部 12 稜線部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ部を有し、靴底本体に螺着される樹
    脂スパイクにおいて、フランジ部の接地面側に複数の独
    立した樹脂突起を有し、2種類以上の異なる硬度の樹脂
    で形成された接地部分を有する樹脂突起が混在してなる
    ことを特徴とする樹脂スパイク。
  2. 【請求項2】 ネジ部を有し、靴底本体に螺着される樹
    脂スパイクにおいて、フランジ部の接地面側に複数の独
    立した樹脂突起を有し、2種類以上の異なる硬度の樹脂
    で形成された樹脂突起が混在してなることを特徴とする
    樹脂スパイク。
  3. 【請求項3】 前記樹脂突起の接地部分が、高硬度の樹
    脂からなる硬質突起と、低硬度の樹脂からなる軟質突起
    が混在してなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂
    スパイク。
  4. 【請求項4】 前記樹脂突起が、高硬度の樹脂からなる
    硬質突起と、低硬度の樹脂からなる軟質突起が混在して
    なることを特徴とする請求項2に記載の樹脂スパイク。
  5. 【請求項5】 前記接地部分が低硬度の樹脂からなる軟
    質突起のうち、少なくとも一個の軟質突起が、低硬度の
    樹脂からなる外被部分と高硬度の樹脂からなるコア部分
    から形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1に記載の樹脂スパイク。
  6. 【請求項6】 前記軟質突起の高さが前記硬質突起の高
    よりも高いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1に記載の樹脂スパイク。
  7. 【請求項7】 前記ネジ部の一端に形成された金属座部
    が、高硬度の樹脂に被覆され、前記フランジ部を形成し
    ていることを特徴とする請求項1乃至は6のいずれか1
    に記載の樹脂スパイク。
  8. 【請求項8】 前記金属座部の接地面側の略中央部に膨
    出部が一体に形成され、膨出部の少なくとも先端部が低
    硬度の樹脂からなる外被部分に被覆されて軟質突起を形
    成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に
    記載の樹脂スパイク。
  9. 【請求項9】 樹脂スパイクの略中央部に形成した軟質
    突起が略星型形状をなし、前記フランジ部の外周に沿っ
    て設けられた複数の硬質突起が、鉛直方向に対してフラ
    ンジ部の外側に向かって傾いた形状をなす事を特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれか1に記載の樹脂スパイク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102121765B1 (ko) * 2019-02-27 2020-06-11 이호영 임업용 장화
US10953564B2 (en) 2017-09-08 2021-03-23 Équipements Boifor Inc. Spike for harvester heads and debarker rollers

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