JP2001084112A - 情報記録制御システムおよび情報記録制御方法 - Google Patents

情報記録制御システムおよび情報記録制御方法

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JP2001084112A
JP2001084112A JP25760899A JP25760899A JP2001084112A JP 2001084112 A JP2001084112 A JP 2001084112A JP 25760899 A JP25760899 A JP 25760899A JP 25760899 A JP25760899 A JP 25760899A JP 2001084112 A JP2001084112 A JP 2001084112A
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Atsushi Muramatsu
篤 村松
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オートチェンジャ装置内の複数の記憶メディア
から構成されるボリュームのサイズを動的に変更できる
ようにし、管理コストの低減を図る。 【解決手段】階層記憶制御システム21には、オートチ
ェンジャ装置22内の記録メディア毎にその使用の有無
を管理するメディア管理部212と、論理ボリュームと
してマウントされるユニットとそれを構成する記憶メデ
ィアとの対応関係を管理するためのユニット管理部21
3とが設けられている。ユニットのメディアサイズを増
加することが必要となるようなアクセスをファイルシス
テム111から受け付けたときは、メディア管理部21
2によってオートチェンジャ装置22内の記憶メディア
の中から未使用の空きメディアが検出される。そして、
その空きメディアはユニット管理部213によって、ユ
ニットを構成するメディアとして追加され、これにより
ユニットのボリュームサイズが自動的に増加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートチェンジャ装
置を記憶装置として使用する情報記録制御システムおよ
び情報記録制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機システムにおいては、ハ
ードディスク等の記憶装置は計算機システムのファイル
システムにマウントして使用される。この場合、記憶装
置のボリュームサイズは予めそのサイズをシステムフォ
ーマット時に決めておくのが通常である。
【0003】記憶装置のボリュームサイズの増減は管理
者が専用の運用管理ツール等を用いて行うという方式が
用いられており、運用中にダイナミックに行うことは出
来ない。これは、ネットワークファイルシステムについ
ても同様である。
【0004】ところで、最近では、記憶装置の大容量化
のため、ネットワーク接続されたサーバコンピュータな
どを中心にオートチェンジャ(ライブラリ)装置が記憶
装置として使用され始めている。オートチェンジャ(ラ
イブラリ)装置は光ディスクやテープなどの記憶メディ
アを自動的にドライブ装置に装填/取り外し可能なロボ
ット制御部を有している。このようなオートチェンジャ
装置を使用することにより、複数の記憶メディアを自在
に交換しながらアクセスする事が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、オ
ートチェンジャ装置を記憶装置として使用する場合であ
っても、ファイルシステムに対するマウントは1つの記
憶メディア単位で行われることが多く、複数の記憶メデ
ィアを自在に交換しながらアクセスする事ができるとい
うオートチェンジャ装置の機能は有効利用されていない
ことがほとんどであった。また、ボリュームサイズの増
減についても、ハードディスク装置などの他の記憶装置
と同様に、管理者が専用の運用管理ツール等を用いて行
うという方式が用いられており、そのボリュームサイズ
を運用中にダイナミックに変更することは出来なかっ
た。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、オートチェンジャ装置の機能を有効利用するこ
とによって任意のサイズの論理ボリュームを構成できる
ようにすると共に、その論理ボリュームのボリュームサ
イズを運用中に自動的に変更できるようにし、管理コス
トの低減を図ることが可能な情報記録制御システムおよ
び情報記録制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、オートチェンジャ装置内に収容された複
数の記憶メディアの中の所定数の記憶メディアをグルー
プ化して1つのユニットを構成し、そのユニットをファ
イルシステムに対して論理ボリュームとしてマウントし
て使用することが可能な情報記録制御システムであっ
て、前記ユニットとそれを構成する記憶メディアとの対
応関係を示すユニット管理情報を管理する手段と、前記
オートチェンジャ装置内の記録メディア毎にその使用の
有無を示すメディア管理情報を管理する手段と、前記ユ
ニットのメディアサイズを増加することが必要となるよ
うなアクセスを前記ファイルシステムから受け付けたと
き、前記メディア管理情報を参照して、前記オートチェ
ンジャ装置内の記憶メディアの中から未使用の空きメデ
ィアを検出する空きメディア検出手段と、前記ユニット
管理情報を更新することによって、前記空きメディア検
出手段によって検出された空きメディアを前記ユニット
に追加する手段とを具備することを特徴とする。
【0008】この情報記録制御システムは、オートチェ
ンジャ装置の機能を有効利用するため、ユニットとそれ
を構成する記憶メディアとの対応関係を示すユニット管
理情報を管理する手段と、オートチェンジャ装置内の記
録メディア毎にその使用の有無を示すメディア管理情報
を管理する手段とが設けられており、オートチェンジャ
装置内に収容された複数の記憶メディアの中の所定数の
記憶メディアから構成されたユニットを論理ボリューム
としてファイルシステムにマウントして使用することが
出来る。この構成において、ユニットのメディアサイズ
を増加することが必要となるようなアクセスをファイル
システムから受け付けたときは、メディア管理情報を参
照して、オートチェンジャ装置内の記憶メディアの中か
ら未使用の空きメディアを検出する処理が行われ、そし
て、ユニット管理情報を更新することにより、検出した
空きメディアをユニットに追加する処理が自動的に行わ
れる。このように、ユニットとそれを構成する記憶メデ
ィアとの対応関係を管理しておくことにより、ボリュー
ムサイズを記憶メディア単位でダイナミックに増加する
ことが可能となる。よって、管理コストの低減を図るこ
とが出来る。
【0009】また、本発明は、前記ユニットからのファ
イルの削除に応答して、1つの記憶メディア分の空きサ
イズが前記ユニット上に存在するか否かを判断する手段
と、1つの記憶メディア分の空きサイズが前記ユニット
上に存在するとき、前記ユニットを構成する記憶メディ
ア間でファイルの移動/コピー処理を実行することによ
り、前記ユニットを構成する記憶メディアの中に空きメ
ディアを確保する手段と、前記確保された空きメディア
が前記ユニットから解放されるように前記ユニット管理
情報を更新する手段とをさらに具備することを特徴とす
る。
【0010】これにより、ボリュームサイズの減少も自
動的に行えるようになり、空きメディアの数を動的に増
やすことが出来る。よって、例えばオートチェンジャ装
置内の複数の記憶メディアを複数のユニットに分割し、
それらユニットをそれぞれ論理ボリュームとして割り当
てた場合には、より多くのユーザデータの書き込みが行
われる論理ボリュームに対してより多くの記憶メディア
を割り当てる等の運用が可能となる。
【0011】また、前記ユニットへのアクセスの履歴に
基づいて、前記ユニット内に記録されているファイルの
中から重要度の低いファイルを削除候補として提示する
手段をさらに具備することにより、例えば作成/更新日
時の古いファイルやアクセス頻度の少ないファイルを自
動的に管理者に通知することが可能となり、管理作業を
支援することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の本
実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態に係
る情報記録制御システムを用いたコンピュータネットワ
ークシステムの構成が示されている。図示のように、L
ANなどのネットワーク上には、本情報記録制御システ
ムが搭載されるサーバ11と、クライアント12,13
と、他のサーバ14などが接続されている。本情報記録
制御システムは、サーバ11に設けられた階層記憶制御
システム21と、サーバ11上で実行されるデバイスド
ライバ112等によって実現されている。
【0013】階層記憶制御システム21はオートチェン
ジャ装置22を制御するためのものであり、例えばサー
バ11に装着可能な拡張ボードとその制御用のファーム
ウェアとによって構成される。具体的には、階層記憶制
御システム21には、図示のように、ホストシステムで
あるサーバ11との通信を行うためのHOST通信部2
11と、オートチェンジャ装置22内に収容された複数
の記憶メディアを管理するためのメディア管理部212
と、サーバ11のファイルシステム111に論理ボリュ
ームとしてマウントするためのユニット(記憶メディア
グループ)の管理を行うユニット管理部213と、オー
トチェンジャ装置22との間のデータ転送を制御するデ
ータ転送制御部214と、オートチェンジャ装置22の
メディア搬送機構などの制御を行うチェンジャ制御部2
15とが設けられている。
【0014】オートチェンジャ装置22は複数の記憶メ
ディアを収容可能に構成されており、かつ自動的にドラ
イブ装置にメディアを装填/取り外しするためのロボッ
ト制御部を有している。オートチェンジャ装置22には
2台のドライブ装置が内蔵されており、2枚のメディア
にまたがるアクセスを連続して行うことが出来る。
【0015】オートチェンジャ装置22内の複数の記憶
メディアによって構成されるユニットは、クライアント
12,13等からNFS(Network File System)/S
MB(Server Message Block)などを用いてアクセスす
ることができ、本コンピュータネットワークシステムの
共有ストレージとして使用される。クライアント12,
13等からのオートチェンジャ装置22内のユニットに
対するデータ書き込み/読み出しは、サーバ11のネッ
トワークインターフェイス113、およびファイルシス
テム111を介して行われる。
【0016】ここで、図2を参照して、ファイルシステ
ム111から見た共有ストレージのディレクトリ構成
と、オートチェンジャ装置22内の記録メディアとの対
応関係を説明する。
【0017】オートチェンジャ装置22をファイルシス
テム111に論理ボリュームとしてマウントすることに
より、オートチェンジャ装置22は、サーバ11、クラ
イアント12,13、他のサーバ14などからはネット
ワークドライブとして見ることが出来る。この場合、フ
ァイルシステム上のディレクトリと階層記憶制御システ
ム21のユニットとの間の対応付けは、デバイスドライ
バ112によって管理される。
【0018】オートチェンジャ装置22を記憶装置とし
て使用するネットワークドライブのトータルボリューム
サイズは、専用の管理ツールなどを用いることによって
管理者が任意に設定してそれをファイルシステム111
に対して宣言することによって決定されるが、その最大
値は、オートチェンジャ装置22に収容された全記憶メ
ディアの合計メディアサイズとなる。例えば、1枚あた
りのメディアサイズが両面で5.2GバイトのMOを記
憶メディアとして32枚まで収容可能なオートチェンジ
ャ装置22を想定すると、そのトータルボリュームサイ
ズは最大で5.2x32Gとなる。
【0019】各ユニットは、MOなどの記憶メディアを
1枚数以上まとめたものであり、図2(A)のようにネ
ットワークドライブ内のフォルダ(サブディレクトリ)
としてマウントしたり、あるいは図2(B)のようにネ
ットワークドライブ自体(ドライブのルート)としてマ
ウントすることができる。各ユニットはそれに対応する
論理ボリュームの物理記憶領域として使用される。
【0020】図2(A)は、3つのユニットを用意し、
それらユニットをそれぞれネットワークドライブ内のフ
ォルダ1,2,3に相当するボリュームとしてマウント
した場合の例である。また、図2(B)は、1つのユニ
ットを用意し、そのユニットをネットワークドライブ自
体にボリュームとして割り当てた例である。図2
(A),(B)のどちらの場合も、オートチェンジャ装
置22内の残りの記憶メディアは例えばオートチェンジ
ャ装置22を他の目的で使用したり、あるいは後にフォ
ルダを追加する場合などの為に、空きメディアとして確
保される。
【0021】本実施形態では、その空きメディアを利用
することにより、各ユニットのボリュームサイズ(メデ
ィアサイズ)を動的に増やすための制御が行われる。こ
の制御は、ユニットに空きメディアを追加して、ユニッ
トを構成するメディア枚数を増やすことによって容易に
行うことが出来る。
【0022】図3には、メディア管理部212によって
管理されるメディア管理テーブルの一例が示されてい
る。このメディア管理テーブルは、オートチェンジャ装
置22内の記録メディア毎にその使用の有無を管理する
ためのものであり、図示のように、各記録メディアを識
別するためのメディアIDフィールドと、使用/未使用
情報フィールドとを、記録メディア毎に対応づけて管理
している。図3では、最大で32枚のメディアが収容さ
れる場合を想定しており、それら32枚のメディア(I
ndex1〜Index32)それぞれについて表面
(A)と裏面(B)に分けて使用の有無が管理される。
図中、○印はユニットとして使用されているメディアを
示し、×印は未使用の空きメディアを示している。
【0023】図4には、ユニット管理部213によって
管理されるユニット管理テーブルの一例が示されてい
る。このユニット管理テーブルは各ユニットとそれを構
成する記憶メディアとの対応関係を管理するためのもの
であり、図示のように、ユニット番号を示すユニット番
号フィールド、メディアIDフィールド、カーディナル
番号フィールド、フォーマット情報フィールドなどから
構成されている。図4では、ユニット番号1のユニット
がIndex1の記録メディアの両面とIndex2の
記録メディアの両面とから構成されており、またユニッ
ト番号2のユニットがIndex3の記録メディアの両
面から構成されている場合を想定している。
【0024】カーディナル番号はユニットを構成するメ
ディアのシーケンシャルなつながりを示すものであり、
アクセス順を示す番号が管理されている。図4の例で
は、ユニット番号1のユニットのカーディナル番号は、
Index1_A、Index2_A、Index1_
B、Index2_Bの順となっている。これにより、
2台のドライブ装置に対するメディア装填/取り外し回
数の低減が可能となる。
【0025】ユニット番号1のユニットのメディアサイ
ズを増加する場合には、図示のように、ユニット番号1
のエントリーを追加し、そこに空きメディアのメディア
ID(ここでは、Index32_A)、カーディナル
番号(ここでは、5)を登録すればよい。
【0026】次に、ファイルシステム111からユニッ
トをアクセスするための対応づけの例について説明す
る。
【0027】例えば、クライアント12からのファイル
アクセスが/mnt/foo1/test.**である
とする。ここでは、/mntは仮想記憶制御システム2
1を、foo1はユニット1を示しているものとする。
すなわち、 /mnt =[階層記憶システム] /foo1=ユニット1: Volum Size
(N) test.**=ユーザデータ(ファイル単位) となる。
【0028】階層記憶制御システム21内部のユニット
管理部213は同様にユニットの管理を以下の様に行
う。
【0029】 Volum Size(N)=(Size(Index
1_A)*2 + Size(Index1_B)*
2) ここで、ネットワークドライブのトータルボリュームサ
イズ(オートチェンジャ装置22内の総メディアサイ
ズ)をTotalVolumSize(N)とすると、 TotalVolumSize(N)≧TotalUn
itSize(N) である。
【0030】次に、図5のフローチャートを参照して、
デバイスドライバ112によって実行されるユニット初
期化処理について説明する。
【0031】このユニット初期化処理はオートチェンジ
ャ装置22内の複数の記憶メディアを論理ボリュームと
してファイルシステムにマウントする際に行われるもの
であり、管理者やユーザの操作に従って実行される。管
理者やユーザから最初の1つ目として作成すべきユニッ
トのボリュームサイズが指示されると(ステップS10
1)、そのボリュームサイズがオートチェンジャ装置2
2内の総メディアサイズを越えるか否かが判断される
(ステップS102)。総メディアサイズを越える場合
には、エラー通知が発行される。
【0032】一方、指示されたボリュームサイズがオー
トチェンジャ装置22内の総メディアサイズ以下であれ
ば、そのボリュームサイズ分の記憶メディアを確保する
処理が行われ(ステップS103)、そして前述のメデ
ィア管理テーブルおよびユニット管理テーブルの更新が
なされる(ステップS104)。メディア管理テーブル
については、確保された記憶メディアを空きメディアか
ら使用中メディアに変換する処理が行われ、またユニッ
ト管理テーブルについては、ユニット番号の登録、確保
された記憶メディアのメディア番号の登録、そしてカー
ディナル番号の登録などの処理が行われる。
【0033】これにより、図6に示すように、トータル
ボリュームサイズ以下のメディアサイズからなるユニッ
ト1が作成され、それがファイルシステムに論理ボリュ
ームとして割り当てられることになる。
【0034】2つ目以降のユニットを作成する場合に
は、ステップS102では、指示されたボリュームサイ
ズがトータルボリュームサイズの残りサイズを越えるか
否かの判断が行われることになる。したがって、ユニッ
トそれぞれのメディアサイズの合計がトータルボリュー
ムサイズの範囲内であれば、ユニットはいくつでも作成
することが出来る。
【0035】次に、図7を参照して、ユニットへのデー
タ書き込み処理の手順を説明する。
【0036】ファイルシステム111は、ネットワーク
ドライブとしてマウントされたオートチェンジャ装置2
2のトータルボリュームサイズの範囲内でアクセスを要
求する。このアクセス要求で指定された論理アドレスは
デバイスドライバ112に送られ、そこでユニット上の
アドレスが計算によって求められる(ステップS20
1)。
【0037】ユニット上のアドレスはHOST通信部2
13を通じてユニット管理部213に通知される。ユニ
ット管理部213はユニット上のアドレスがユニットの
ボリュームサイズを超えるか否かにより、ファイルシス
テム111からのアクセスがユニットのボリューム範囲
を越えるアクセスであるかどうかを判断する(ステップ
S202)。例えば、2枚の記憶メディアから構成され
るユニット1のみがネットワークドライブの物理記憶領
域として使用されている場合には、先頭から5.2x2
Gの範囲内のアクセスであれば、ボリューム範囲を越え
ないアクセスであると判断される。この場合、ユニット
の該当するメディア上へのデータ書き込みが通常通り行
われる。
【0038】一方、先頭から5.2x2Gの範囲を越え
るときには、ボリューム範囲を越えたアクセスであると
判断される。この場合、デバイスドライバ112を通じ
てファイルシステム111にエラーを返すのが通常であ
るが、本実施形態では、エラーを返さずに、以下のメデ
ィア追加処理が自動的に実行される。
【0039】すなわち、まず、メディア管理部212に
空きメディアが存在するか否かの問い合わせが行われ、
空きメディアが存在するかどうかが判断される(ステッ
プS203)。空きメディアがある場合は、ユニット管
理テーブルを更新することにより、メディア管理部21
2によって検出された空きメディアをユニットに追加す
る処理が行われる(ステップS204)。また、メディ
ア管理テーブルの更新も行われ、ユニットに追加したメ
ディアの使用/未使用情報フィールドは「未使用」から
「使用中」に変更される。そして、ユニットの新たなボ
リュームサイズが計算され、それがデバイスドライバ1
12に通知される(ステップS205)。このメディア
追加処理によって、今度はボリューム範囲を越えないア
クセスとなるので、ユニットの該当するメディア上への
データ書き込みが通常通り行われる。
【0040】なお、ファイルシステムから書き込み要求
されたファイルサイズとユニットの残り空き容量とを比
較し、残り空き容量が書き込み要求されたファイルサイ
ズよりも小さいときにメディア追加処理を自動的に起動
したり、あるいはユニットの残り空き容量を定期的にチ
ェックし、残り空き容量がゼロもしくは所定値よりも低
下したときなどにメディア追加処理を自動的に起動する
ようにしてもよい。
【0041】(第2実施形態)図8には、本発明の第2
実施形態に係る情報記録制御システムを用いたコンピュ
ータネットワークシステムの構成が示されている。本第
2実施形態は、ユニットを構成する記憶メディア間でフ
ァイルの移動/コピー処理を実行するファイル管理部1
14と、ファイルシステム111からのアクセスの履歴
を管理する履歴管理部115とを追加し、ユニットから
自動的に空きメディアを作成できるようにしたものであ
り、他の構成は第1実施形態と同じである。
【0042】図9には、履歴管理部115によって管理
される履歴管理情報の一例が示されている。図示のよう
に、履歴管理部115では、ユニットに対するユーザか
らのファイルアクセス操作の履歴として、フォルダ名
(ユニット名)、ファイル名、ファイル作成/更新日
時、最終アクセス日時、アクセス回数などの情報が管理
されている。この履歴管理情報は、ユニット内に記録さ
れているファイルの中から重要度の低いファイル、例え
ば作成/更新日時が古いファイル、アクセス頻度が低い
ファイルなどを自動的に選定して、それをユーザに提示
するために利用される。
【0043】すなわち、図10のフローチャートに示さ
れているように、ユーザや管理者によってファイル削除
が要求されると、履歴管理部115は、履歴管理情報に
基づいて古いファイルやアクセス頻度の低いファイルを
削除候補一覧として抽出し、それをユーザや管理者に提
示する処理が行われる(ステップS301)。そして、
ユーザや管理者が削除候補一覧の中から削除対象のファ
イルを指定すると(ステップS302)、そのファイル
の削除処理がファイルシステム111を通じて行われる
(ステップS303)。
【0044】このファイル削除処理時には図11の処理
が実行され、ユニットから空きメディアを解放する処理
が行われる。
【0045】すなわち、ファイル削除が行われると、ユ
ニット管理部213はユニット上の空き領域の計算を行
い、空き領域のサイズが1枚分のメディアサイズを越え
るかどうか(両面記録の場合は、片面のメディアサイズ
を基準として判断してもよい)を判断する(ステップS
401,S402)。空き領域のサイズが1枚分のメデ
ィアサイズを越える場合には、ファイル管理部114に
よって記憶メディア間のデータの移動/コピー処理が実
行され、ユニットを構成している複数の記憶メディアの
中から空きメディアが作り出される(ステップS40
3)。そして、前述のユニット管理テーブルの更新が行
われ、ユニットを構成するメディア枚数が更新される
(ステップS404)。この後、メディア管理テーブル
の更新が行われ、ステップS403で作り出された空き
メディアに対応する使用/未使用情報フィールドが「使
用中」から「未使用」に変更される。これにより、その
空きメディアがユニットから解放され、ユニットの新た
なメディアサイズがデバイスドライバ112に通知され
る(ステップS405)。
【0046】以上の処理により、ユニットのメディアサ
イズの追加のみならず、減少についても自動的に行える
ようになり、管理コストの低減を図ることが可能とな
る。
【0047】(第3実施形態)図12には、本発明の第
3実施形態に係る情報記録制御システムを用いたコンピ
ュータネットワークシステムの構成が示されている。本
第3実施形態では、第1実施形態の構成に加え、ネット
ワーク上にサーバ14と統合ファイル管理部15とが追
加されている。サーバ14はサーバ11と同様の構成を
有しており、オートチェンジャ装置32を記憶装置とし
て制御するための階層記憶制御システム31が搭載され
ている。
【0048】階層記憶制御システム21,31により、
サーバ11,14の双方にオートチェンジャ装置を用い
たネットワークドライブがそれぞれ設けられることにな
る。この場合、クライアント12,13がネットワーク
ドライブ上のユニットにアクセスする場合には、ネット
ワーク全体のリソースを示すツリー表示画面からリソー
スを一つずつ辿ることが必要となり、目的のユニットに
到達するまでに時間がかかる。そこで、本実施形態で
は、統合ファイル管理部15をネットワーク上に設け、
この統合ファイル管理部15によって階層記憶制御シス
テム21と31のユニットを統合的に管理できるように
している。統合ファイル管理部15はネットワーク上の
サーバまたはパーソナルコンピュータ上に実装される。
【0049】記憶制御システム21と31のユニットは
統合ファイル管理部15によって一つの巨大な仮想ボリ
ュームとして管理される。この様子を図13に示す。ク
ライアント12,13のユーザが統合ファイル管理部1
5をアクセスすると、図13に示されているようなツリ
ー画面がクライアント12,13に提供される。クライ
アント12,13のユーザはその画面上でネットワーク
上に仮想ボリュームとしてマウントされている全てのユ
ニットを一覧することが出来、また該当するユニットへ
のアクセスを指示することが出来る。
【0050】統合ファイル管理部15においては、階層
記憶制御システム21および31それぞれのユニットに
対するアクセスパスが管理されており、クライアント1
2,13からの指示に応じて、該当するユニットへの関
連づけが自動的に行われる。なお、ボリュームの自動追
加の仕組みは第1実施形態と同じである。また、第2実
施形態と同様の空きメディア確保機能を設けてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オートチェンジャ装置の機能を有効利用することによっ
て任意のサイズの論理ボリュームを構成できるようにな
ると共に、その論理ボリュームのボリュームサイズを運
用中に自動的に変更できるようになり、管理コストの低
減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムにおけるファイルシステ
ムから見たユニットのディレクトリ構成とオートチェン
ジャ装置内の記録メディアとの対応関係を説明するため
の図。
【図3】同実施形態のシステムで使用されるメディア管
理テーブルの構成の一例を示す図。
【図4】同実施形態のシステムで使用されるユニット管
理テーブルの構成の一例を示す図。
【図5】同実施形態のシステムにおけるユニット初期化
処理の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態のシステムにおけるユニットのボリ
ュームサイズとトータルボリュームサイズとの関係を示
す図。
【図7】同実施形態のシステムにおけるユニットへのデ
ータ書き込み処理の手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図9】同実施形態で使用される履歴管理情報の一例を
示す図。
【図10】同実施形態における削除ファイル選択処理の
手順を示すフローチャート。
【図11】同実施形態においてユニットのファイル削除
時に実行される処理の手順を示すフローチャート。
【図12】本発明の第3実施形態に係るシステムの構成
を示すブロック図。
【図13】同実施形態におけるユニットの統合管理を説
明するための図。
【符号の説明】
11…サーバ 12,13…クライアント 21…階層記憶制御システム 22…オートチェンジャ装置 111…ファイルシステム 112…デバイスドライバ 114…ファイル管理部 115…履歴管理部 212…メディア管理部 213…ユニット管理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートチェンジャ装置内に収容された複
    数の記憶メディアの中の所定数の記憶メディアをグルー
    プ化して1つのユニットを構成し、そのユニットをファ
    イルシステムに対して論理ボリュームとしてマウントし
    て使用することが可能な情報記録制御システムであっ
    て、 前記ユニットとそれを構成する記憶メディアとの対応関
    係を示すユニット管理情報を管理する手段と、 前記オートチェンジャ装置内の記録メディア毎にその使
    用の有無を示すメディア管理情報を管理する手段と、 前記ユニットのメディアサイズを増加することが必要と
    なるようなアクセスを前記ファイルシステムから受け付
    けたとき、前記メディア管理情報を参照して、前記オー
    トチェンジャ装置内の記憶メディアの中から未使用の空
    きメディアを検出する空きメディア検出手段と、 前記ユニット管理情報を更新することによって、前記空
    きメディア検出手段によって検出された空きメディアを
    前記ユニットに追加する手段とを具備することを特徴と
    する情報記録制御システム。
  2. 【請求項2】 前記ユニットからのファイルの削除に応
    答して、1つの記憶メディア分の空きサイズが前記ユニ
    ット上に存在するか否かを判断する手段と、 1つの記憶メディア分の空きサイズが前記ユニット上に
    存在するとき、前記ユニットを構成する記憶メディア間
    でファイルの移動/コピー処理を実行することにより、
    前記ユニットを構成する記憶メディアの中に空きメディ
    アを確保する手段と、 前記確保された空きメディアが前記ユニットから解放さ
    れるように前記ユニット管理情報を更新する手段とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載の情報記録
    制御システム。
  3. 【請求項3】 前記ユニットに対するアクセスの履歴に
    基づいて、前記ユニット内に記録されているファイルの
    中から重要度の低いファイルを削除候補として提示する
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の
    情報記録制御システム。
  4. 【請求項4】 オートチェンジャ装置内に収容された複
    数の記憶メディアの中の所定数の記憶メディアをグルー
    プ化して1つのユニットを構成し、そのユニットをファ
    イルシステムに対して論理ボリュームとしてマウントし
    て使用することが可能な情報記録制御方法であって、 前記ユニットのメディアサイズを増加することが必要と
    なるようなアクセスを前記ファイルシステムから受け付
    けたとき、前記オートチェンジャ装置内の記録メディア
    毎にその使用の有無を示すメディア管理情報を参照し
    て、前記オートチェンジャ装置内の記憶メディアの中か
    ら未使用の空きメディアを検出する空きメディア検出ス
    テップと、 前記ユニットとそれを構成する記憶メディアとの対応関
    係を示すユニット管理情報を更新することによって、前
    記空きメディア検出ステップによって検出された空きメ
    ディアを前記ユニットに追加するステップとを具備する
    ことを特徴とする情報記録制御方法。
  5. 【請求項5】 前記ユニットからのファイルの削除に応
    答して、1つの記憶メディア分の空きサイズが前記ユニ
    ット上に存在するか否かを判断するステップと、 1つの記憶メディア分の空きサイズが前記ユニット上に
    存在するとき、前記ユニットを構成する記憶メディア間
    でファイルの移動/コピー処理を実行することにより、
    前記ユニットを構成する記憶メディアの中に空きメディ
    アを確保するステップと、 前記確保された空きメディアが前記ユニットから解放さ
    れるように前記ユニット管理情報を更新するステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の情報
    記録制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ユニットに対するアクセスの履歴に
    基づいて、前記ユニット内に記録されているファイルの
    中から重要度の低いファイルを削除候補として提示する
    ステップをさらに具備することを特徴とする請求項5記
    載の情報記録制御方法。
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