JP2001083639A - プロジェクタ用パターンマスク - Google Patents

プロジェクタ用パターンマスク

Info

Publication number
JP2001083639A
JP2001083639A JP26238799A JP26238799A JP2001083639A JP 2001083639 A JP2001083639 A JP 2001083639A JP 26238799 A JP26238799 A JP 26238799A JP 26238799 A JP26238799 A JP 26238799A JP 2001083639 A JP2001083639 A JP 2001083639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
block
luminance value
average
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26238799A
Other languages
English (en)
Inventor
Labo Stephen
ラボー ステファン
Derahaya Olivier
デラハヤ オリビエ
Yasuhisa Nakayama
恭央 仲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Gentech Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Gentech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd, Gentech Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP26238799A priority Critical patent/JP2001083639A/ja
Publication of JP2001083639A publication Critical patent/JP2001083639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画像を利用して、短時間に測定可能な、
精度に合わせて3次元形状の再構成が可能なプロジェク
タ用パターンマスクを提供することを課題としている。 【解決手段】 3次元空間における対象物体面に光模様
を投射し、該3次元物体の形状等を再構成するためのプ
ロジェクタにおいて、該プロジェクタ用パターンマスク
のパターン模様をドットパターンで形成し、該ドットパ
ターンは該パターン領域を複数のブロックに分割し、分
割された小ブロックとそれ等から合成される大ブロック
との間に一定の関係を持たせ、ブロック毎にドットの輝
度値の平均値が異なる値となるように指定したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3次元画像計測
の技術分野に属し、更に具体的には、3次元空間内の対
象物体の形状等を再構成するためのプロジェクタ用パタ
ーンマスクの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から三角測量を利用して三次元物体
の形状等を再構成する技術が開発されてきた。この技術
として、3次元空間内の対象物体(以下、3次元物体と
いう)の複数(又は2枚)の撮影画像から三次元物体の
形状等を再構成する技術が3次元画像計測の分野で知ら
れている。この技術はカメラの姿勢やレンズの焦点距離
等のカメラパラメータが既知であるとして、2枚の撮影
画像の対応点を決定すること、いわゆるマッチング処理
により対応点を求め、求めた対応点に対して射影変換を
して3次元空間内の対象物体の点を求めて形状を再構成
する方法である。
【0003】このステレオ画像法においては、対応点を
求めるマッチング処理は従来から3次元物体のテクスチ
ャやエッジ等が利用されている。しかし、この方法は模
様がなく、例えば卵形ように、一様な滑らかな表面を持
った物体に対してはマッチング処理ができず、従って形
状を再構成できないという問題点がある。上記のように
光模様を投射しない受動的計測法に対して、点や直線又
は濃淡のパターンを有する光模様を対象に投射して対応
点を求める能動的計測法がある。これは一方のカメラの
代わりに光模様を発するプロジェクタに置き換えたもの
であり、スポット光を投影する方法、スリット光を投影
する方法、空間コード化パターン光を投影する方法等が
知られている。以下に、これらの方法について説明す
る。
【0004】図7にスポット光投影法を示す。図7にお
いて、スポット光源51よりレーザビームを放射し、該
レーザビームは走査ミラー52により投影座標面54の
点S(x、y)を通過して対象物体53の点Pに照射さ
れる。点Pの像はカメラにより撮影画像55の点R
(x、y)として観測される。投影座標の点Sと撮影画
像の点Rが観測されると三角形(SoRoP)は一つに
定まる。従って、点Pの座標も定まる。走査ミラー52
により投影座標の点S(x、y)を変化させながら点P
の座標を求めることによって対象物体53の形状が再構
成可能となる。なお、上記三角形を決定するために必要
な情報は投影座標の点Sの座標(x、y)の代わりに走
査ミラー52の駆動信号からビームの投影方向∠Soを
求めてもよい。
【0005】スポット光投影法はスポット像の輝度がレ
ーザ光源のために十分に高く、簡単なピーク検出で点R
(x、y)が得られるので信頼性の高い計測(対象物体
の3次元形状の再構成)が可能である。しかし、1点毎
に計測を行うので処理時間が長く問題であった。この問
題を解決するために、スリット光投影法が開発された。
スリット光投影法では1本のスリット61を有するスリ
ットプロジェクタ62の投影方向を少しずつ図の矢印方
向に移動させて、観測空間63内の観測対象(図示省
略)を走査し、TVカメラ等に像を撮影して3次元形状
データを得る方法である。
【0006】スリット光投影法では、図8に示すよう
に、スリット光源66の中心を主点60に置き、そこか
ら発する光がカメラレンズの主点67を通り、走査線に
平行な直線上に来るようにスリット光源66を配置す
る。スリット61はの長さ方向がこの直線に直交するよ
うにプロジェクタ62を配置する。また、スリット光は
幅方向は厚さがゼロで、光軸方向には光束が放射状に広
がっていくようなものでなければならない。
【0007】スリット光投影法は信頼性の高い3次元入
力法であり、現場で実際に利用できる技術である。しか
し、画像入力の回数がスリットの本数に等しいため、計
測精度を高めて密度の高いスリット画像を得ようとする
と計測時間が長くなるという問題点がある。このため
に、対象空間の1点1点を符号化することによって、少
ない投影回数で距離画像を入力する方法が幾つか提案さ
れている。例えば、疑似ランダムコード化パターン投影
法がある。
【0008】これはパターンに局所的な特徴を与えて空
間をコード化するもので、図9に一例を示す。図9
(A)は一種のM系列コードで点列パターンを疑似ラン
ダムコードにしたパターンである。図9(B)は上記パ
ターンをプロジェクタとして対象物体に照射して撮影し
た画像である。この方法は空間コード化の効率を高める
ためにパターンを複雑にするとパターンの点と画像の点
の対応関係が不明となり、判定ミスが多くなるという問
題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
スポット光投影法やスリット光投影法では対応関係が明
確であり、対象物体の形状の再構成を容易に行うことが
できるが、精度を高めると長時間を要するという大きな
欠点があり、課題である。また、空間コード化パターン
光投影法では測定時間は短時間で済む。しかし、図9に
示したようにプロジェクタのパターン(A)と対象物体
の撮影画像に撮影されたパターン(B)との対応を調べ
る必要があり、この場合に対象物体の輪郭等の手がかり
等が利用できないことから判定ミスが多くなり、又は判
定が不能になるという問題がある。
【0010】更に、3次元形状を再構成する場合には、
精度が粗くてもよい場合や、精度を細かくしたい場合が
ある。上記の空間コード化パターン光投影法では精度に
合わせてプロジェクタ用パターンマスクを作成し、測定
しなければならないという不都合がある。この発明は、
上述のような背景の下になされたもので、複数(又は2
枚)の撮影画像を利用して、短時間に測定可能な、しか
も撮影画像を撮り直すことなく精度に合わせて3次元形
状の再構成が可能なプロジェクタ用パターンマスクを提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
記載の発明は、3次元空間における対象物体面に光模様
を投射し、該3次元物体の形状等を再構成するためのプ
ロジェクタにおいて、該プロジェクタ用パターンマスク
のパターン模様をドットパターンで形成し、該ドットパ
ターンは該パターン領域を複数のブロックに分割し、分
割された小ブロックとそれ等から合成される大ブロック
との間に一定の関係を持たせ、かつ、ブロック毎にドッ
トの輝度値の平均値が異なる値となるように指定したこ
とを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、前記パターンマスクは、該パターンの模
様を投射された対象物体を複数の視点から撮影し、該模
様によって該複数の撮影画像間の対応点が求められるよ
うにブロックのドットの平均輝度値を指定したことを特
徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の発明において、前記パターンマスクは、前
記パターン領域を複数回小ブロックに分割し、第1回目
に分割されたブロックのドットの平均輝度値を乱数によ
り指定し、第2回目に分割されたブロックのドットの平
均輝度値を第1回目に分割されたブロックに指定された
平均輝度値を平均値とする乱数により指定し、第3回目
以降も同様に分割されたブロックの平均輝度値を分割前
のブロックに指定された平均輝度値を平均値とする乱数
により指定し、最後に分割された小ブロックのドットの
輝度値を上記手順によって指定された平均輝度値と同一
の輝度値を指定し、又はその平均輝度値を平均値とする
乱数によって指定したことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
発明において、前記分割されたブロックのドットの平均
輝度値を定める乱数は、正規分布乱数を使用し、分割回
数の増加に従って分散値が減少する乱数であることを特
徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の発明において、前記パターンマスクは、前
記パターン領域を複数回小ブロックに分割し、第1回目
に分割されたブロックのブロック輝度値を分布幅w1の
一様乱数により指定し、2回目に分割されたブロックの
ブロック輝度値を分布幅w2の一様分布により指定し、
第3回目以降の分割も同様に指定し、前記分布幅を分割
回数に従って減少させると共に、最後に分割された小ブ
ロックの各ドットの輝度値は、上記分割より指定された
ブロック輝度値の総和を前記分布幅を用いて基準化し、
該基準化された輝度値と同一の輝度値を指定し、又は該
基準化された輝度値を基準として一様乱数により指定し
たことを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項
5に記載の発明において、前記パターンマスクは、ドッ
トの輝度値を略256段階のグレイ濃度の輝度値とした
ことを特徴としている。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項
4に記載の発明において、前記パターンマスクは、ドッ
トの輝度値が2値の輝度値からなることを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施形態】<実施形態1>図1、図2は本発明
の実施形態1のプロジェクタ用マスクのパターンの構成
例を示す。以下、図面を参照してこの発明の実施形態1
について説明する。図1において、パターン領域10を
ブロックA1〜A4に4分割し、各ブロックに平均輝度
値μ1〜μ4を割り当てる。これは乱数により指定して
もよいし、各ブロックが判別できるような値を指定して
もよい。次に、ブロックA1〜A4の各々を更に4分割
し、ブロックB1(i)〜B4(i)、i=1〜4とす
る。A1を分割したブロックB1(1)〜B4(1)に
は平均輝度値がμ1である乱数によってμ1(i)〜μ
4(i)、(i=1〜4)を指定する。
【0019】ブロックA2、A3、A4も同様に分割
し、分割したブロックB1(i)〜B4(i)、(i=
2、3、4)とする。また、それ等の平均輝度値につい
ても同様にして平均輝度値μ1(i)〜μ4(i)(i
=2〜4)を分割前の平均輝度値μi持つ乱数によって
定める。同様にして、ブロックB1(i)〜B4(i)
(i=1〜4)を更に4個の小ブロックC1(ij)〜
C4(ij)(i,j=1〜4)に分割し、同様な手順
で平均輝度値μ1(ij)〜μ4(ij)を指定する。
この手順をn回(任意回)繰り返す。
【0020】最後の最小ブロックK(K1、K
2、...)は、図2に示すように、平均輝度が上記手
続きにより指定された平均値となるような乱数により各
ドットの輝度を定める。なお、分割回数(n)が大きい
場合は、最後の最小ブロックの全てのドットに平均輝度
値と同一の輝度値を指定して、最小ブロック内のドット
輝度値を同一にしてもよい。また、ドットの輝度値は2
56段階のグレイ濃度にしてもよいし、2値濃度として
もよい。
【0021】図3は正規分布N(μ、σ)による乱数で
平均輝度値を指定した場合の分割回数とブロック及び平
均輝度値等との関係を示す。なお、輝度値分散σ
1...σnは同じ分散値としてもよいし、異なる値と
してもよい。分散を増加させる場合、即ちσ1<...
<σnの場合は最終の小ブロックの輝度値分布が一様乱
数に近ずくので精度を細かくしたい3次元画像計測に適
し、分散を減少させる場合、即ちσ1>...>σnの
場合は平均輝度値が最初の分布に大きく影響されるため
粗い画像計測に適す。この場合、例えば、σk=σ1÷
k(但し、k=1〜n)としてもよいし、他の減少関数
により定めてもよい。
【0022】<実施形態2>実施形態2は、領域を分割
する方法は実施形態1と同様であるが、輝度値の決定方
法が異なる。即ち、パターン領域10を図1に示すよう
に、A1〜A4に4分割し、各ブロックA1〜A4に分
布幅W1の一様乱数によりブロック輝度値p1〜p4を
指定する。ブロックA1〜A4を更に分割する。例え
ば、第2回目のブロックA1をブロックB1〜B4に4
分割し、各ブロックB1〜B4に分布幅W2の一様乱数
によりブロック輝度値p11〜p14を指定する。以
下、同様にしてn回分割を行う。分割回数nは最小ブロ
ックが列及び行方向にドットを少なくとも1個含むよう
にし、複数個含んでもよい。
【0023】最後に分割された最小ブロックをK1、K
2、・・・とする。仮に、最小ブロックK1が属するブ
ロックに指定されたブロック輝度値をpi、pij、p
ijk、・・・とし、総和をQ1=pi+pij+pi
jk+・・・とする。pi、pij、・・はブロックK
1が属するブロックAi、Bj、・・・のブロック輝度
値である。次に、総和Q1を以下の手順により基準化す
る。即ち、総和Q1を分布幅の和W=W1+W2+・・
・+Wnで割り算し、その商にドット濃度Gの範囲を乗
算して整数化する。
【0024】例えば、ドット濃度Gが0〜255のグレ
イ濃度(256段階)の場合は以下のように行う。ま
ず、Q1’=Q1÷Wを求め、基準化された輝度値R1
をR1=[Q1’×256]により求める。ここで、
[x]は実数値xの整数化を示す。次に、最小ブロック
K1内の各ドット輝度値として輝度値R1を指定し、ブ
ロックK1のドットパターンを形成する。他の最小ブロ
ックについても同様にして基準化された輝度値を算出
し、ブロックのドットパターンを形成する。
【0025】図4は実際に作成したドットパターンの一
例を示す。図4においては、一様乱数の分布幅Wmは、
Wm=256÷mとした。m(=1、2、・・・、n)
は分割回数である。なお、実施形態2の上記説明では、
最小ブロックの各ドット輝度値を一様としたが、上記に
求められた基準値を基準にし、乱数により異なる輝度値
を採用してもよい。また、一様乱数の分布幅はパターン
の重要性を考慮して重みを付けてもよい。
【0026】図5は2枚の撮影画像21と22の対応点
を調べる方法を説明した図である。撮影画像21の点P
1に対応する撮影画像22の対応点P2を探すには、例
えばNXNドットを有するウィンドウ23を走査して、
相関が最大となる点を探すようにしてもよい。図6は相
関を求めるためのブロック構成を示す。ウィンドウ24
の中心を点P1に移動させ、データを読み込む。次にウ
ィンドウ23を左右上下に走査しながら、データを読み
とる。同時に相関器26により相関を演算し、判断器2
8により相関の最大値を見いだし、点P2の座標をディ
スプレイ29に表示する。
【0027】なお、2枚の撮影画像上の対応点を求める
ためには、上記したように光パターンのみから求める方
法の他に、対象物体の輪郭等の情報と本方法を組み合わ
せてもよい。例えば、撮影画像における対象物体の輪郭
を考慮して、対応する輪郭を基準にして、その基準から
上下又は左右にウィンドウを移動させて走査する方法を
採用してもよい。これによって走査範囲が狭められ、有
効な走査ができる。
【0028】本実施形態によるプロジェクタ用パターン
マスクは上記のように構成されているので、1回の投影
操作及び撮影で、2枚の撮影画像上の対応点を求めるこ
とができるので測定時間が短時間で済むという効果があ
る。また、2枚の撮影画像上の対応点を求める場合に
は、対象物体の輪郭等の手がかりも利用できるため判定
ミスを少なくすることができる。
【0029】また、本実施形態では小ブロック(たとえ
ば分割ブロックC)とそれらを合成して構成される大ブ
ロック(例えば分割ブロックB)間に一種の相関を持た
せている。即ち、実施形態1の例では、複数の小ブロッ
クの平均輝度値を合成した大ブロックに指定された平均
輝度値を平均とする乱数により指定されているので粗い
撮影画像(画素数が少ない場合)に対しても細かい撮影
画像(画素数の多い場合)に対しても対応点を見つける
ことが可能であり、形状の再構成を粗くも細かくもでき
るという効果がある。
【0030】また、上記効果の他に、以下の効果も考え
られる。即ち、パターンに課せられる条件が緩い。パタ
ーン投射装置の位置を正確に知る必要がない。パターン
による空間コード化の必要がない。パターンの各点が投
射パターン・フィルム上のどの点に対応するかを知る必
要がない。対象物体の形状や反射率に応じて容易にパタ
ーンを差し換えることができる。パターン投影された複
数の視点からの画像間の対応点探索に相関法、オプティ
カル・フロー法などを用いることができる。
【0031】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例え
ば、パターン領域の分割法は前記した4分割に限られな
い。列方向と行方向を交互に複数個に分割してもよい
し、他の分割法でもよい。また、光模様は単色の明暗模
様であってもよいし、カラー模様であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、1回の投影操作及び撮影で2枚の撮影画像上の
対応点を求めることができるので測定時間が短時間で済
むという効果がある。また、2枚の撮影画像上の対応点
を求める場合には、対象物体の輪郭等の手がかりも利用
できるため判定ミスを少なくすることができる。更に、
分割された小ブロックとそれ等から合成される大ブロッ
クとの間に一定の関係を持たせたことにより、粗い撮影
画像の場合でも、細かい撮影画像の場合でも形状を再構
成できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のプロジェクタパターンの
構成例を示す。
【図2】 上記実施形態のパターンの最小ブロックの構
成例を示す。
【図3】 正規分布N(μ、σ)による乱数で平均輝
度値を指定した場合の分割回数とブロック及び平均輝度
値等との関係を示す。
【図4】 本実施形態の実際に作成したドットパターン
の一例を示す。
【図5】 2枚の撮影画像の対応点を調べる方法を説明
した図である。
【図6】 相関を求めるためのブロック構成を示す。
【図7】 従来のスポット光投影法を示す。
【図8】 従来のスリット光投影法を示す。
【図9】 (A)、(B)は従来の空間コード化パター
ン光投影法を示す。
【符号の説明】
10 パターン領域 21、22 撮影画像 23 ウィンドウ 26 相関器 28 判断器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オリビエ デラハヤ 東京都渋谷区広尾5−19−9広尾ONビル 株式会社ゲン・テック内 (72)発明者 仲山 恭央 東京都渋谷区広尾5−19−9広尾ONビル 株式会社ゲン・テック内 Fターム(参考) 2H059 AA18 AA38 5B057 AA20 BA02 DA08 DA11 DB03 DB09 DC22 DC34 5C061 AA29 AB04 AB08 AB24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元空間における対象物体面に光模様
    を投射し、該3次元物体の形状等を再構成するためのプ
    ロジェクタにおいて、該プロジェクタ用パターンマスク
    のパターン模様をドットパターンで形成し、該ドットパ
    ターンは該パターン領域を複数のブロックに分割し、分
    割された小ブロックとそれ等から合成される大ブロック
    との間に一定の関係を持たせ、かつ、ブロック毎にドッ
    トの輝度値の平均値が異なる値となるように指定したこ
    とを特徴とするパターンマスク。
  2. 【請求項2】 前記パターンマスクは、該パターンの模
    様を投射された対象物体を複数の視点から撮影し、該模
    様によって該複数の撮影画像間の対応点が求められるよ
    うにブロックのドットの平均輝度値を指定したことを特
    徴とする請求項1に記載のパターンマスク。
  3. 【請求項3】 前記パターンマスクは、前記パターン領
    域を複数回小ブロックに分割し、第1回目に分割された
    ブロックのドットの平均輝度値を乱数により指定し、第
    2回目に分割されたブロックのドットの平均輝度値を第
    1回目に分割されたブロックに指定された平均輝度値を
    平均値とする乱数により指定し、第3回目以降も同様に
    分割されたブロックの平均輝度値を分割前のブロックに
    指定された平均輝度値を平均値とする乱数により指定
    し、最後に分割された小ブロックのドットの輝度値を上
    記手順によって指定された平均輝度値と同一の輝度値を
    指定し、又はその平均輝度値を平均値とする乱数によっ
    て指定したことを特徴とする請求項1又は請求項2の何
    れか1に記載のパターンマスク。
  4. 【請求項4】 前記分割されたブロックのドットの平均
    輝度値を定める乱数は、正規分布乱数を使用し、分割回
    数の増加に従って分散値が減少する乱数であることを特
    徴とする請求項3に記載のパターンマスク。
  5. 【請求項5】 前記パターンマスクは、前記パターン領
    域を複数回小ブロックに分割し、第1回目に分割された
    ブロックのブロック輝度値を分布幅W1の一様乱数によ
    り指定し、2回目に分割されたブロックのブロック輝度
    値を分布幅W2の一様乱数により指定し、第3回目以降
    の分割も同様に指定し、前記分布幅を分割回数に従って
    減少させると共に、最後に分割された小ブロックの各ド
    ットの輝度値は、上記分割より指定されたブロック輝度
    値の総和を前記分布幅を用いて基準化し、該基準化され
    た輝度値と同一の輝度値を指定し、又は該基準化された
    輝度値を基準として一様乱数により指定したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2の何れか1に記載のパター
    ンマスク。
  6. 【請求項6】 前記パターンマスクは、ドットの輝度値
    を略256段階のグレイ濃度の輝度値としたことを特徴
    とする請求項1〜請求項5の何れか1に記載のパターン
    マスク。
  7. 【請求項7】 前記パターンマスクは、ドットの輝度値
    が2値の輝度値からなることを特徴とする請求項1〜請
    求項4の何れか1に記載のパターンマスク。
JP26238799A 1999-09-16 1999-09-16 プロジェクタ用パターンマスク Pending JP2001083639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26238799A JP2001083639A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 プロジェクタ用パターンマスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26238799A JP2001083639A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 プロジェクタ用パターンマスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001083639A true JP2001083639A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17375064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26238799A Pending JP2001083639A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 プロジェクタ用パターンマスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001083639A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031334A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Sharp Corp プロジェクタ及びプロジェクタの投射方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031334A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Sharp Corp プロジェクタ及びプロジェクタの投射方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102096806B1 (ko) 3차원 센서 시스템 및 3차원 데이터 획득방법
US20190156557A1 (en) 3d geometric modeling and 3d video content creation
JP4290733B2 (ja) 3次元形状計測方法及びその装置
US9501833B2 (en) Method and system for providing three-dimensional and range inter-planar estimation
Zhang et al. Rapid shape acquisition using color structured light and multi-pass dynamic programming
JP3714063B2 (ja) 3次元形状計測装置
JP4915859B2 (ja) 物体の距離導出装置
US6252623B1 (en) Three dimensional imaging system
JP2006528770A (ja) 対象物の3次元表面再構築の方法およびシステム
US20120176478A1 (en) Forming range maps using periodic illumination patterns
JP2002213931A (ja) 3次元形状計測装置および3次元形状計測方法
JP3482990B2 (ja) 3次元画像撮影装置
WO2007015059A1 (en) Method and system for three-dimensional data capture
CN105306922A (zh) 一种深度相机参考图的获取方法和装置
Herakleous et al. 3dunderworld-sls: An open-source structured-light scanning system for rapid geometry acquisition
JP3384329B2 (ja) 3次元画像撮影装置
JP2004110804A (ja) 3次元画像撮影装置及び方法
Gu et al. 3dunderworld-sls: an open-source structured-light scanning system for rapid geometry acquisition
JP2004077290A (ja) 3次元形状計測装置および方法
JP6456084B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2001083639A (ja) プロジェクタ用パターンマスク
JP2001235819A (ja) カメラのキャリブレーション方法および装置ならびに対応点探索方法
JP3852285B2 (ja) 3次元形状計測装置および3次元形状計測方法
JP2006308452A (ja) 3次元形状計測方法および装置
KR20190103833A (ko) 실시간 3차원 데이터 측정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613