JP2001079530A - 厨芥処理システム - Google Patents

厨芥処理システム

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JP2001079530A
JP2001079530A JP26143999A JP26143999A JP2001079530A JP 2001079530 A JP2001079530 A JP 2001079530A JP 26143999 A JP26143999 A JP 26143999A JP 26143999 A JP26143999 A JP 26143999A JP 2001079530 A JP2001079530 A JP 2001079530A
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JP
Japan
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pipe
garbage
piping
disposal system
water supply
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JP26143999A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Shimizu
康利 清水
Konosuke Matsushita
幸之助 松下
Yoshimitsu Takara
佳充 高良
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉砕厨芥を確実に配管搬送する厨芥処理シス
テムを提供する。 【解決手段】 厨芥破砕手段を設けた配管に、配管洗浄
媒体供給部等より成る粉砕厨芥滞留防止手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業所や家庭など
で発生する厨芥などの有機性廃棄物を処理する厨芥処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】厨芥等の有機性廃棄物は、腐敗により異
臭、液だれを起こし、生活空間、作業空間の衛生性を著
しく損なう。特開平03−89954号公報、特開平0
4−305284号公報や、特開平10−180236
号公報に開示される厨芥処理システムは、家庭の台所や
事業所で有機性廃棄物の発生場所から、発生の都度処理
できるため、台所や事業所の作業空間の衛生性向上には
極めて有効なシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシステムを有効に活用するためには、厨芥粉砕機とし
てのディスポーザで処理された厨芥を完全に流しきるべ
く配管設計する必要があるが、そのための有効な設計指
針、配管流動手段は提案されていない。住宅等において
は、建物の建築エネルギー、消費資材の削減のため、集
合化が進み、集合規模が大型化、高層化する傾向にあ
る。そのため、各住戸の排水は、縦配管に集合し、さら
に、横主管に大量に流れ込むことになるが、粉砕厨芥の
混入により、配管の合流部で配管閉塞の危険性が増大す
るという問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、本発明は、厨芥処理システムの機能を
完全に発揮させるため、合流部を有する配管でも粉砕厨
芥を流しきる厨芥処理システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係わる厨芥処理システムでは、粉砕厨芥を移送
する配管の縦配管と横配管の合流部か、さらに縦配管側
および/もしくは横配管上流部より配管に定期的に配管
洗浄媒体を供給して配管内への粉砕厨芥の堆積を防止し
た。供給する配管洗浄媒体には、上水、中水、雨水等が
使用可能で、その節水のため、供給流体に水に気体を混
合させた気液2相流や、間欠的供給、水と気体を交互に
流すことも有効である。さらに、業務用厨房、住宅のキ
ッチンシンクから排出される含油排水による配管の汚損
により粉砕厨芥の配管内流動性が著しく低下することか
ら、配管内汚損洗浄を兼ねて、水の加温供給や、アルカ
リ、酵素などの洗浄薬剤を含む薬剤の添加も有効であ
る。また、配管洗浄媒体にスポンジボ−ル、プラスチッ
クビ−ズといった粒体、粉体等の固体を同伴させて流動
させることは、配管内へ滞留した粉砕厨芥の洗浄だけで
なく、配管の長期使用時に起こる配管内壁の汚損の回復
に特に有効である。本願の第1、第2発明である。な
お、縦配管、横配管は、空気調和・衛生工学会等で規定
され、一般に広く認知された配管設計上の定義に準ず
る。
【0006】なお、粉砕機には、粉砕厨芥を配管移送さ
せるための水等の流体を供給する移送媒体供給部を有す
るが、配管洗浄媒体を供給する配管洗浄も移送媒体供給
手段としての移送媒体供給部より併せて供給すること
で、配管内での粉砕厨芥の堆積防止を、簡単な部品構成
で実現するものとした。部品構成点数の削減は、使用時
の故障の可能性低減に有効である。また、集合住宅等
の、ディスポーザ等の厨芥粉砕手段に繋がる配管が縦配
管と、横配管で構成される場合は、縦配管部分で、厨芥
固形物は管内を落下し、排水は、管壁に沿って流れるた
め、厨芥固形物と排水の分離が起こり、先行して落下す
る厨芥固形物により縦配管と横配管の継ぎ手部分に閉塞
が生じる。そこで、縦配管長さ(階高さ)情報、縦配管
に至る横枝管の設計情報等により、厨芥粉砕が始まる前
に事前給水し、縦−横配管接合部での固液の到達時間差
による管内閉塞を回避するものとした。本願の本願の第
3、第7、第8発明である。なお、横枝管、横枝管勾
配、空気調和・衛生工学会等で規定され、一般に広く認
知された配管設計上の定義に準ずる。
【0007】また、配管内に堆積した粉砕厨芥の洗浄を
定期的に、あるいは、粉砕厨芥の配管内滞留を検知して
効率的に行うことで、運転の省エネルギー、節水を図る
ものとした。本願の第4から第6発明である。
【0008】配管の分岐部、曲がり部では、排水中の汚
濁成分の滞留、沈着が起きやすくなる。そのため、最少
の分岐部、曲がり部で構成する必要がある。ところで、
通常、配管内の定期検診、定期洗浄のために、配管に分
岐を取り、点検口を設ける必要があるが、配管への洗浄
水の供給機構も配管への分岐部として設置する必要があ
るため、両機能を一本化し、配管洗浄水供給部に配管の
点検口を併設することで、配管の分岐部の増加を抑え
た。本願の第9発明である。
【0009】
【発明の実施の形態】厨芥等の有機性廃棄物をディスポ
ーザ等の厨芥粉砕手段にて粉砕し、水で配管移送して、
発生場所近傍、住宅では、戸建て住宅、市街区単位、集
合住宅単位で、工場では工場単位等で設置した廃棄物処
理部まで移送し、廃棄物処理施設にて浄化処理する。あ
るいは、下水処理場で生活排水とともに一括浄化処理す
る。有機性廃棄物は、その発生場所、住宅では台所に設
置したディスポーザ等の厨芥粉砕手段で処理されるた
め、廃棄物の発生の都度処理が出来、住宅内への厨芥な
どの有機性廃棄物を行政等のゴミ回収日まで保管する必
要がなくなり、住空間、作業空間の衛生性が向上する。
また、住宅内等でのゴミの保管時に、有機性廃棄物を事
前に分別できることから、他の乾燥した廃棄物の保管が
衛生的になるだけでなく、保管場所を有機性廃棄物の腐
敗を前提に密閉構造等にする必要がなくなり、保管が容
易となる。また、有機性廃棄物以外の乾燥した廃棄物を
まとめてゴミに出し、回収後、機械等で分別し、リサイ
クルする工程においても、有機性廃棄物の事前分別を提
供する本システムは、リサイクル工程の作業性を大幅に
向上させる。
【0010】この厨芥処理システムの環境効果を引き出
すためには、ディスポーザ等の厨芥粉砕手段で粉砕した
厨芥を確実に後段の工程に移送する必要がある。本発明
は、厨芥処理システム実用化の鍵となる粉砕厨芥の確実
なる配管移送システムを提供するものである。
【0011】
【実施例】本発明の内容をより理解しやすくする為、以
下に発明の実施例を図に基づいて説明する。
【0012】本発明の実施例を図1に示す。集合住宅に
設置したディスポーザにおいて、粉砕厨芥は、各住戸の
横枝管を介して縦配管に供給され、横配管に送られる。
その場合、縦配管と横配管の合流部に粉砕厨芥の滞留が
生じる。そこで、合流部の上流側より定期的に、あるい
は、粉砕厨芥の滞留を反射式の界面検出装置等を利用し
て検知し、配管洗浄水を供給するものとした。
【0013】図2は、配管洗浄水供給部を配管点検口に
併設した場合の概略を、図3は、ディスポーザに設置し
た自動給水機構で配管洗浄水供給と移送水供給を行う場
合の概略を示した。自動給水機構では、図4に示すごと
く、ディスポーザの運転に先立つ給水部を有し、事前給
水部の長さ(a)は、縦配管の長さ(h)あるいはディ
スポーザ設置部分の階高さと正の相関をもって設定し、
縦配管部分で生じる粉砕厨芥排水の固液分離を回避し
て、縦配管−横配管接合部での配管閉塞を回避するもの
とした。事後給水部の長さ(b)も配管設計情報により
可変とすることで、粉砕厨芥の配管内移送、配管洗浄に
必要十分な給水量に設定して過剰な給水を防止し、節水
が図れる。
【0014】また、節水のため、エジェクタ−等を利用
して水あるいは上記水溶液に気泡を混在させた気液2相
流を用いることも有効である。気液2相流では、2相流
での乱流促進効果、気泡破壊時のキャビテ−ション効果
により洗浄力の向上も期待できる。2相流では2相混合
容量を供給容量とする。2相流、単相流での水相は、上
水だけでなく、雨水、中水も利用できる。本システムの
後段に排水処理部を持つときは、その処理水を前述の水
相とすることも有効である。また、プログラム給水にお
いても給水を間欠的に行うことにより粉砕厨芥の移送、
配管洗浄性を確保しつつ、節水を図ることも有効であ
る。
【0015】
【発明の効果】住宅用、業務用のディスポーザシステム
は、次世代のゴミ分別回収の社会資本の一つと位置付け
られる。そなわち、厨芥等の有機性廃棄物は、その発生
場所に設置したディスポーザで処理することで、他の廃
棄物との混合を防ぎ、別系統で処理、あるいはリサイク
ルを図る。そのためには、ディスポーザで粉砕された厨
芥が確実に後工程に搬送される必要があるが、有効な方
法が見いだされていなかった。本発明は、確実なる搬送
システムを提供することにより、ディスポーザを社会資
本の一部として利用することを可能とするものある。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】厨芥処理システム概略図
【図2】厨芥処理システム概略図
【図3】厨芥処理システム概略図
【図4】自動給水プログラム概略図
【符号の説明】
1…ディスポ−ザ、2…横枝管、3…水供給部、4…縦
配管、5…横配管、6…配管洗浄機構、7…クロスコネ
クション防止部、8…タイマ−制御フラッシュ弁、9…
配管内滞留検知センサ−、10…配管点検口、11…自
動給水機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA03 AC02 AC07 CA04 CA40 CB13 CB43 CB45 CB50 CC03 DA01 DA02 DA11 DA16 DA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥等の有機性廃棄物を粉砕する厨芥破
    砕手段と前記厨芥破砕手段により破砕された破砕厨芥を
    移送する配管と、前記破砕厨芥を配管中を移送させるた
    めの移送媒体を供給する移送媒体供給手段とを有する厨
    芥処理システムにおいて、 縦配管と横配管が合流する部分より上流側に、滞留防止
    を目的とした配管洗浄手段を設けたことを特徴とする厨
    芥処理システム。
  2. 【請求項2】 前記配管洗浄手段は、配管洗浄媒体を液
    体および/もしくは気体とし、液体・気体のいずれかを
    流す、あるいは液体と気体を交互等制御して流す、ある
    いは気体と液体を混合して流す、あるいはこれらの方法
    を組み合わせて流すか、これらの流体に固体を同伴させ
    て流す機構であることを特徴とする請求項1に記載の厨
    芥処理システム。
  3. 【請求項3】 前記配管洗浄手段は、移送媒体供給手段
    と共用とし、厨芥粉砕手段部へ流体を供給することを特
    徴とする請求項2に記載の厨芥処理システム。
  4. 【請求項4】 前記配管洗浄手段に該配管洗浄手段の運
    転を制御する制御手段を設けるとともに、前記制御手段
    が運転を時間制御により行うようにしたことを特徴とす
    る請求項2から3に記載の厨芥処理システム。
  5. 【請求項5】 前記配管洗浄手段に該配管洗浄手段運転
    を制御する制御手段を設けるとともに、前記制御手段
    は、厨芥粉砕機から出力されるその運転状態を示す信
    号、あるいは厨芥粉砕機の運転を制御する信号、あるい
    はその両信号、およびタイマー信号とを組み合わせて運
    転を行うようにしたことを特徴とする請求項2から4に
    記載の厨芥処理システム。
  6. 【請求項6】 前記配管洗浄手段には、配管への粉砕厨
    芥の滞留を検知する検知手段を有し、検知手段の信号に
    より、あるいは検知手段の信号と、タイマ−信号、前記
    厨芥粉砕手段の運転状態を示す信号等を任意に組み合わ
    せて、その運転を制御する制御手段を有することを特徴
    とする請求項2から5に記載の厨芥処理システム。
  7. 【請求項7】 前記の移送媒体供給手段と共用とした配
    管洗浄手段は厨芥粉砕手段への自動給水機構とし、該自
    動給水機構には、厨芥粉砕機と接続される配管の設計情
    報に合わせて給水流量、給水時間、給水間隔を可変でき
    る制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載の
    厨芥処理システム。
  8. 【請求項8】 前記厨芥粉砕機の運転に先立つ給水部を
    設け、前記自動給水機構の制御手段を給水プログラムに
    より制御するとともに、 前記給水プログラムは、本事前給水長さを厨芥粉砕機が
    接続される配管の縦管長さ,横枝管勾配,横枝管長さ,
    縦管形状,寸法,縦−横管継ぎ手の形状,横配管の形
    状,配管勾配,寸法情報により可変できることを特徴と
    する請求項7に記載の厨芥処理システム。
  9. 【請求項9】 前記配管洗浄手段には、前記配管の点検
    口あるいは/および洗浄器具挿入口を有することを特徴
    とする請求項1から8に記載の厨芥処理システム。
JP26143999A 1999-09-16 1999-09-16 厨芥処理システム Pending JP2001079530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246373A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nishihara Engineering Co Ltd 厨芥処理システム
JP2020069418A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 衛生用品処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246373A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nishihara Engineering Co Ltd 厨芥処理システム
JP2020069418A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 衛生用品処理装置
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