JP2001078596A - 給水系の流量制御方法およびその装置 - Google Patents

給水系の流量制御方法およびその装置

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JP2001078596A JP25336199A JP25336199A JP2001078596A JP 2001078596 A JP2001078596 A JP 2001078596A JP 25336199 A JP25336199 A JP 25336199A JP 25336199 A JP25336199 A JP 25336199A JP 2001078596 A JP2001078596 A JP 2001078596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定流量を超えた過剰流量となったときに給
水を遮断し、流量が設定流量以内となった状態で給水す
る流量制御が容易にできる。 【解決手段】 主開閉弁4の二次側を設定圧に保持する
主減圧パイロット弁17を主制御流路3に設ける。主制御
流路の一次側に形成したオリフィス7の一次側と二次側
との水圧の差圧が設定値を超えたとき設定流量を超えた
過剰流量として検出して主開閉弁4を開放する過剰水量
検出パイロット弁35を設ける。主減圧パイロット弁17の
二次側に過剰水量検出パイロット弁35の開放で流入する
水圧により主パイロット流路15の二次側を閉止する主水
圧制御弁18を設ける。主水圧制御弁18が主パイロット流
路15の二次側を閉止したときに主開閉弁は加圧室に主制
御流路の一次側の水圧により閉止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場にスプリンク
ラーによって散水するなどの灌漑用水の需給バランスを
保ち、圃場の灌漑管理を行う灌漑用水などの給水系の流
量制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に圃場を灌漑する灌漑用水の給水系
の管理は、従来営農者に委ねられ、水資源の有効利用を
図るとともに営農の多様化に応じた水管理灌漑用水の需
給バランスを保つことが困難であり、水資源の有効利用
を図るとともに需給バランスを保つ管理システムの構築
が重要であり、灌漑用水の有効な管理システムの開発が
望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、末端灌漑ラインなどの給水ライ
ンへの給水流量が設定流量を超えた過剰流量となったと
きに、末端給水ラインへの給水を遮断し、末端給水ライ
ンへの給水の流量が設定流量以内となったとき、末端給
水ラインへ給水されるようにし、末端の給水の需給バラ
ンスを保ち、末端の給水の管理を適切に行い、送水系の
水管理によって末端給水ラインでの水需要に応じた流
量、圧力変動に対応した調整制御ができる灌漑用水など
の給水系の流量制御方法およびその装置を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の給
水系の流量制御方法は、給水系のパイプラインとこのパ
イプラインに接続された末端給水ラインとの間に主開閉
弁を設けた主制御流路を形成し、前記主制御流路に設け
た主開閉弁の二次側を流れる水量が設定流量を超えた過
剰流量であると検出したときに、この主開閉弁の一次側
に連通する主パイロット流路の水圧によってこの主開閉
弁を閉止して前記主制御流路から前記末端給水ラインへ
の給水を遮断し、前記主開閉弁が開放したとき、この末
端給水ラインが設定流量以内の流量のときに主制御流路
からの給水を継続し、前記末端給水ラインが設定流量を
超える過剰流量のとき再度、主開閉弁を前記主パイロッ
ト流路の水圧によって閉塞して前記主制御流路から末端
給水ラインへの給水を遮断するものである。
【0005】この給水系の流量制御方法では、設定流量
の給水が例えば、圃場の末端灌漑ラインなどの末端給水
ラインに設定流量以内の水量が給水されている通常給水
時は、パイプラインを流れる水は主制御流路の一次側か
ら開放状態の主開閉弁を経て二次側に給水し、末端給水
ラインからの散布などによって灌漑される。この給水時
に、末端給水ラインに設定流量を超えて給水されると、
主パイロット流路からの水圧が高まり、この主パイロッ
ト流路の水圧により主開閉弁が閉じ、主制御流路を流れ
る給水が遮断される。
【0006】そして、灌漑散布するスプリンクラーの数
を絞るなど、設定流量以内となるように末端給水ライン
の給水量が絞り込まれた状態で主開閉弁を開放すると、
末端給水ラインの通水量が設定流量以内のとき末端給水
ラインに主制御流路から給水し、また、このとき、末端
給水ラインに設定流量を超えた過剰流量として検出され
ると再び、主開閉弁は主パイロット流路の水圧によって
閉止されて末端給水ラインに主制御流路からの給水を遮
断し、末端給水ラインに設定流量以内の給水が行われ
る。
【0007】請求項2記載の発明の給水系の流量制御方
法は、給水系のパイプラインとこのパイプラインに接続
された末端給水ラインとの間に主開閉弁を設けた主制御
流路を形成するとともに、この主制御流路と並列にこの
主制御流路を流れる流量より小流量に規制するバイパス
開閉弁を設けたバイパス制御流路を形成し、この主開閉
弁の二次側を流れる水量が設定流量を超えた過剰流量で
あると検出したときに、この主開閉弁の一次側に連通す
る主パイロット流路の水圧によってこの主開閉弁を閉止
して前記主制御流路から前記末端給水ラインへの給水を
遮断し、前記主制御流路に設けた主開閉弁の二次側を流
れる水量が設定流量を超えた過剰流量であると検出した
ときに、この主開閉弁の一次側に連通する主パイロット
流路の水圧によってこの主開閉弁を閉止して前記主制御
流路から前記末端給水ラインへの給水を遮断するととも
に前記バイパス制御流路から末端給水ラインに引き続き
低圧給水し、前記主開閉弁が開放したとき、この末端給
水ラインが設定流量以内の流量のときに主制御流路から
の給水を継続し、前記末端給水ラインが設定流量を超え
る過剰流量のとき再度、主開閉弁を前記主パイロット流
路の水圧によって閉塞して前記主制御流路から末端給水
ラインへの給水を遮断して前記バイパス制御流路から末
端給水ラインに引き続き給水するものである。
【0008】そして、主制御流路に設けた主開閉弁の二
次側を流れる給水が設定流量を超えた過剰流量となった
ことを検知してこの主開閉弁が閉止しているときには、
主制御流路と並列に接続したバイパス制御流路からのみ
主制御流路を流れる流量より小流量にバイパス開閉弁に
て規制された給水が末端給水ラインに行われ、末端給水
ラインにおける管理用水の供給が確保される。
【0009】請求項3記載の発明の給水系の流量制御方
法は、請求項1または2記載の流水系の流量制御方法に
おいて、主制御流路の主開閉弁の一次側に形成したオリ
フィスの一次側と二次側との流速による差圧が設定値を
超えたとき、末端給水ラインに流れる水量が設定流量を
超えた過剰流量として検出して主パイロット流路の加圧
水の水圧で主開閉弁が閉止し、前記主制御流路から末端
給水ラインへの給水を遮断するものである。
【0010】そして、給水時に、末端給水ラインに設定
流量を超えた水が給水されると、主開閉弁の一次側に形
成したオリフィスの水の通過流速が増大し、主制御流路
の主開閉弁の一次側に形成したオリフィスの一次側と二
次側との水の流速による差圧(動圧)が設定値以上にな
り、過剰給水を簡単な構成で確実に検知して、主パイロ
ット流路から主開閉弁の加圧室を加圧する水圧で主開閉
弁を閉止し、主制御流路の通水を遮断できる。
【0011】請求項4記載の発明の給水系の流量制御方
法は、請求項3記載の給水系の流量制御方法において、
主開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧と
の差圧を検出してこの差圧に応じて主パイロット流路か
ら前記主開閉弁の加圧室を加圧する水圧を調整し、加圧
室の水圧に応じてこの主開閉弁の開口量を調整し、この
主開閉弁の二次側の水圧を設定圧に保持するものであ
る。
【0012】そして、末端給水ラインに給水される流量
が大きくなると、主開閉体の二次側の水圧が低下し、主
開閉弁に主パイロット流路から加わる水圧が低下して主
開閉弁の開口量が大きくなり、主開閉弁の二次側の流量
が増加し、主開閉弁の二次側の圧力を一定に保持し、ま
た、末端給水ラインに給水される流量が少なくなると、
主開閉体の二次側の水圧が大きくなり、主開閉弁に主バ
イパス流路から加わる水圧が大きくなり、主開閉弁の開
口量が小さくなり、主開閉弁の二次側の流量が減少し、
主開閉弁の二次側の圧力を一定に保持し、主開閉弁の二
次側の流量変動が生じても主開閉弁の二次側の給水圧力
は設定圧に一定に保持されている。
【0013】請求項5記載の発明の給水系の流量制御方
法は、請求項4記載の給水系の流量制御方法において、
主制御流路の主開閉弁の一次側に形成したオリフィスの
一次側と二次側との水の流速による差圧が設定値を超え
たとき、主パイロット流路の前記主開閉弁を閉止する水
圧をこの主パイロット流路の水圧で自己保持して主開閉
弁の閉止状態を継続保持し、この主パイロット流路の前
記主開閉弁を閉止する水圧の自己保持を解除することに
より、前記オリフィスの一次側と二次側との水の流速に
よる差圧が設定値以内であるときに、前記主パイロット
流路から前記主開閉弁を加圧する水圧を低下させること
により前記主開閉弁を開放して前記主制御流路から末端
給水ラインに給水し、前記オリフィスの一次側と二次側
との水の流速による差圧が設定値以上であると、前記主
パイロット流路から前記主開閉弁を加圧する水圧によっ
てこの主開閉弁が閉止して前記主制御流路の通水を遮断
し、前記オリフィスの一次側と二次側との水の流速によ
る差圧が設定値以内となるまで主パイロット流路の水圧
の自己保持と解除とを反復するものである。
【0014】そして、給水時に、末端給水ラインに設定
流量を超えた水が給水されると、主開閉弁の一次側に形
成したオリフィスの水の通過流速が増大し、一次側と二
次側との差圧(動圧)が設定値以上になり、過剰給水を
簡単な構成で確実に検知して、主パイロット流路から主
開閉弁の加圧室を加圧する水圧で主開閉弁を閉止し、主
制御流路の通水を遮断できるとともに、主パイロット流
路の水圧で主開閉弁を閉止した状態の水圧がこの主パイ
ロット流路の水圧で自己保持され、主開閉弁を閉止した
状態が保持される。
【0015】また、この主開閉弁が閉止した状態のと
き、例えば、手動操作またはタイマなどにより一定周期
ごと、または、任意の時間経過ごとに主パイロット流路
の主開閉弁を閉止する水圧による自己保持を解除するこ
とにより、オリフィスの一次側と二次側との水の流速に
よる差圧が設定値以内であると、主パイロット流路から
主開閉弁を加圧する水圧を低下させて主開閉弁を開放し
て主制御流路から末端給水ラインに設定流量以内の給水
が行われる。
【0016】また、主パイロット流路の主開閉弁を閉止
する水圧による自己保持が解除されたとき、オリフィス
の一次側と二次側との水の流速による差圧が設定値以上
であると、再び、主パイロット流路から主開閉弁を加圧
する水圧によって主開閉弁を閉止し、主制御流路の通水
を遮断し、オリフィスの一次側と二次側との水の流速に
よる差圧が設定値以内となるまで主制御流路から末端給
水ラインへの給水、遮断を反復し、パイプライン、端末
給水ラインに給水される水圧の変化に伴う主開閉弁の頻
繁な開閉を防止でき、円滑な主開閉弁の開閉となり、ウ
ォーターハンマー現象の発生を防止できる。
【0017】請求項6記載の発明の給水系の流量制御方
法は、請求項2記載の給水系の流量制御方法において、
バイパス開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる
水圧との差圧を検出してこの差圧に応じてバイパスパイ
ロット流路から前記バイパス開閉弁の加圧室を加圧する
水圧を調整し、加圧室の水圧に応じてこのバイパス開閉
弁の開口量を調整し、このバイパス開閉弁の二次側の水
圧を設定圧に保持するものである。
【0018】そして、主制御流路に設けた主開閉弁の二
次側を流れる水が設定流量を超えた過剰流量となって主
開閉弁が閉止して末端給水ラインにバイパス流路から水
が通水されているとき、バイパス流路の流量が大きくな
ると、バイパス開閉体の二次側の水圧が低下し、主バイ
パス流路からバイパス開閉弁を加圧する水圧が低下して
バイパス開閉弁の開口量が大きくなり、主開閉弁の二次
側の流量が増加し、二次側の圧力を一定に保持し、ま
た、末端給水ラインの流量が少なくなると、バイパス開
閉体の二次側の水圧が大きくなり、バイパスパイロット
流路からバイパス開閉弁を加圧する水圧が大きくなり、
バイパス開閉弁の開口量が小さくなり、バイパス開閉弁
の二次側の流量が減少し、二次側の圧力を一定に保持で
き、バイパス開閉弁の二次側の流量変動が生じてもバイ
パス開閉弁の二次側の圧力は設定圧に一定に保持され
る。
【0019】請求項7記載の発明の給水系の流量制御方
法は、請求項2または6記載の給水系の流量制御方法に
おいて、タイマによる制御にて夜間時には主開閉弁を閉
止して主制御流路を流れる水を遮断し、バイパス開閉弁
にてバイパス制御流路を流れる水を昼間時の主制御流路
の設定流量より少量の設定流量に切換え制御して末端給
水ラインに給水するものである。
【0020】そして、タイマにより夜間時には主開閉弁
が閉じて主制御流路から末端給水ラインへの給水を遮断
し、主制御流路から末端給水ラインに供給される水量よ
り少ない水量でバスパス開閉弁が開放されているバイパ
ス制御流路から末端給水ラインに給水される。
【0021】また、タイマにより昼間時には主開閉弁が
開放されて主制御流路が通水され、主制御流路から末端
給水ラインに設定流量の給水が行われる。
【0022】請求項8記載の発明の給水系の流量制御装
置は、給水系のパイプラインと末端給水ラインとの間の
主制御流路に設けられ、一次側と二次側とを連通する弁
口を開閉する弁体、この弁体が弁口を閉止する方向にこ
の弁体を付勢するスプリング、流入された加圧水によっ
て弁体が弁口を閉止する方向に変形押圧されるダイヤフ
ラムにて仕切られた加圧室を有し前記主制御流路を流れ
る水圧によって前記弁体がスプリングに抗して開放する
主開閉弁と、この主開閉弁の一次側と二次側とを連通し
た主パイロット流路に設けられかつ前記主開閉弁の一次
側に連通される一次側が常時前記主開閉弁の加圧室に連
通されるとともにこの一次側とこの主開閉弁の二次側に
連通される二次側とを前記主開閉弁の一次側を流れる水
圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じて開放量が調整
されて前記主開閉弁の二次側を流れる水圧を設定圧に保
持する主減圧パイロット弁と、前記主開閉弁の一次側に
形成されたオリフィスと、前記主パイロット流路の一次
側に接続されるとともに前記オリフィスの一次側と二次
側との水圧を受けて弁体を開閉させるダイヤフラムを設
けた加圧室を有し前記オリフィスの一次側と二次側とを
流れる水の流速による差圧によって開閉されこの差圧が
設定値を超えたとき前記末端給水ラインに流れる水が設
定流量を超えた過剰流量として検出して開放される過剰
水量検出パイロット弁と、前記主減圧パイロット弁の二
次側に設けられ前記過剰水量検出パイロット弁の開放で
流入する加圧水により前記主パイロット流路の二次側を
閉止する主水圧制御弁とを備えたものである。
【0023】そして、主制御流路から末端給水ラインに
設定流量以内の給水が行われている通常給水時は、主制
御流路の主開閉弁の一次側に形成したオリフィスの一次
側と二次側との圧力差が設定値より小さいので、主減圧
パイロット弁は主パイロット流路の一次側と二次側との
差圧に応じて主開閉弁の加圧室を加圧する水圧が低く、
主開閉弁の二次側を流れる水圧を設定圧に保持して主制
御流路から末端給水ラインに給水される。
【0024】また、末端給水ラインへの給水が設定流量
を超えた過剰流量となると、オリフィスの一次側と二次
側との圧力差(動圧)が設定値より大きくなり、過剰水
量検出パイロット弁はオリフィスの一次側と二次側との
水圧を加圧室で受けて、このオリフィスの一次側と二次
側とを流れる水の流速による差圧が大きいと、弁体が開
放され、過剰水量検出パイロット弁の開放で流入する加
圧水により、主減圧パイロット弁の二次側に設けられた
主水圧制御弁は主パイロット流路の二次側を閉止し、主
パイロット流路から主開閉弁の加圧室を加圧する圧力が
高まり、主開閉弁は閉止されて主制御流路から末端給水
ラインへの給水が遮断される。
【0025】また、末端給水ラインへの流量が設定流量
以内となった状態で、オリフィスの一次側と二次側との
流速による圧力差(動圧)が設定値以内になり、過剰水
量検出パイロット弁は閉止され、主水圧制御弁は主パイ
ロット流路の一次側と二次側とを連通し、主開閉弁の加
圧室の圧力が低下し、主開閉弁は開放されて主制御流路
から末端給水ラインに給水される。
【0026】請求項9記載の発明の給水系の流量制御装
置は、請求項8記載の給水系の流量制御装置において、
過剰水量検出パイロット弁の二次側に接続されこの過剰
水量検出パイロット弁の二次側からの加圧水によって前
記オリフィスの二次側の加圧水を開放してこの過剰水量
検出パイロット弁を過剰流量出の開放状態を保持する閉
止保持制御弁と、前記過剰水量検出パイロット弁の二次
側と前記主水圧制御弁および閉止保持制御弁との間に接
続され前記過剰水量検出パイロット弁の二次側の加圧水
を開放する過剰水量検出解除弁とを設けたものである。
【0027】そして、主制御流路から末端給水ラインに
給水されているときに、主制御流路の主開閉弁の一次側
に形成したオリフィスの一次側と二次側との水の流速に
よる差圧で、末端給水ラインへの給水が設定流量を超え
ているものとして検知されたとき、主パイロット流路の
水圧が閉止保持制御弁を加圧し、この閉止保持制御弁は
過剰水量検出パイロット弁の二次側からの加圧水でオリ
フィスの二次側を開放してこの過剰水量検出パイロット
弁の開放状態を保持し、主開閉弁を閉止した状態に継続
保持する。
【0028】この主開閉弁が閉止した状態のときに、例
えば、手動操作またはタイマ制御などにより一定周期ご
とに過剰水量検出解除弁を作動させ、過剰水量検出パイ
ロット弁の二次側の加圧水を開放し、過剰水量検出パイ
ロット弁の開放状態の保持を解除したとき、オリフィス
の一次側と二次側との水の流速による差圧が設定値以内
であると、主開閉弁の主パイロット流路から加圧室を加
圧する水圧を低下させて主開閉弁を開放して主制御流路
から設定流量以内の給水行われる。
【0029】また、過剰水量検出解除弁が作動して過剰
水量検出パイロット弁の二次側の加圧水を開放し、過剰
水量検出パイロット弁の開放状態の保持を解除したと
き、オリフィスの一次側と二次側との水の流速による差
圧が設定値以上であると、主パイロット流路から主開閉
弁の加圧室を加圧する水圧によって主開閉弁を再び閉止
し、主制御流路の通水を遮断し、オリフィスの一次側と
二次側との水の流速による差圧が設定値以内となるまで
この動作を反復する。
【0030】したがって、パイプライン、端末給水ライ
ンに圧力の変化に伴う主開閉弁の頻繁な開閉を防止で
き、円滑な主開閉弁の開閉となり、ウォーターハンマー
現象の発生を防止できる。
【0031】請求項10記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項8または9記載の給水系の流量制御装置
において、主減圧パイロット弁は主開閉弁の一次側を流
れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じた開放量
を調整可能としたものである。
【0032】そして、主減圧パイロット弁は主開閉弁の
一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応
じた開放量を調整することにより、圃場の立地条件、水
利的条件などに応じて末端給水ラインへの水圧を最適に
調整できる。
【0033】請求項11記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項8ないし10のいずれかに記載の給水系
の流量制御装置において、過剰水量検出パイロット弁は
末端給水ラインに流れる水が過剰流量として検出する設
定流量を調整可能としたものである。
【0034】そして、過剰水量検出パイロット弁は末端
給水ラインに流れる水が過剰給水として検出する設定流
量を調整することにより、圃場の立地条件、水利的条件
などに応じて末端給水ラインへの設定流量を最適に調整
できる。
【0035】請求項12記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項8ないし11のいずれかに記載の給水系
の流量制御装置において、主制御流路を流れる流量より
小流量に規制するバイパス開閉弁を設けたバイパス制御
流路を主制御流路と並列に接続したものである。
【0036】そして、主制御流路に設けた主開閉弁の二
次側が設定流量を超えた過剰流量となったことを検知し
てこの主開閉弁が閉止しているときには、主制御流路と
並列に接続したバイパス制御流路からのみ主制御流路を
流れる流量より小流量にバイパス開閉弁にて規制されて
末端給水ラインに給水され、末端給水ラインにおける雑
用水などの管理用水が確保できるとともにパイプライン
および末端給水ラインの保護を図ることができる。
【0037】請求項13記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項12記載の給水系の流量制御装置におい
て、バイパス開閉弁は、一次側と二次側とを連通する弁
口を開閉する弁体と、この弁体が弁口を閉止する方向に
この弁体を付勢するスプリングと、流入された加圧水に
よって弁体が弁口を開放する方向に変形押圧されるダイ
ヤフラムにて仕切られた加圧室とを有し、前記主制御流
路を流れる水圧によって前記弁体がスプリングに抗して
開放し、このバイパス開閉弁の一次側と二次側とを連通
したバイパスパイロット流路に設けられかつ前記バイパ
ス開閉弁の一次側に連通される一次側が常時前記バイパ
ス開閉弁の加圧室に連通されるとともにこの一次側とこ
のバイパス開閉弁の二次側に連通される二次側とを前記
バイパス開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる
水圧との差圧に応じて開放量が調整されて前記バイパス
開閉弁の二次側を流れる水圧を設定圧に保持するバイパ
ス減圧パイロット弁と、このバイパス減圧パイロット弁
の二次側に設けられ前記過剰水量検出パイロット弁の開
放で流入する加圧水により前記バイパスパイロット流路
の二次側を閉止するバイパス水圧制御弁とを備えたもの
である。
【0038】そして、バイパス制御流路から末端給水ラ
インへの給水の流量が大きくなると、バイパス開閉弁の
二次側の水圧が低下し、バイパスパイロット流路からバ
イパス開閉弁の加圧室を加圧する水圧が低下してバイパ
ス開閉弁の弁口の開口量が大きくなり、バイパス開閉弁
の二次側の流量が増加し、二次側の圧力を一定に保持
し、また、末端給水ラインへの給水の流量が少なくなる
と、バイパス開閉弁の二次側の水圧が大きくなり、バイ
パス制御流路からバイパス開閉弁の加圧室を加圧する水
圧が大きくなり、バイパス開閉弁の弁口の開口量が小さ
くなり、バイパス開閉弁の二次側の流量が減少し、二次
側の圧力を保持し、バイパス開閉弁の二次側の流量変動
が生じてもバイパス開閉弁の二次側の水圧は設定圧に一
定に保持されている。
【0039】請求項14記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項13記載の給水系の流量制御装置におい
て、バイパス減圧パイロット弁はバイパス開閉弁の一次
側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じた
開放量を調整可能としたものである。
【0040】そして、バイパス減圧パイロット弁はバイ
パス開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧
との差圧に応じた開放量を調整することにより、圃場の
立地条件、水利的条件などに応じて末端給水ラインへの
管理用水の水圧を最適に調整できる。
【0041】請求項15記載の発明の給水系の流量制御
装置は、請求項8ないし14のいずれかに記載の給水系
の流量制御装置において、主開閉弁の一次側に接続され
主水圧制御弁に加圧水を流動させて前記主パイロット流
路の二次側を閉止させる夜間通水制御弁と、この夜間通
水制御を作動させるタイマとを備えたものである。
【0042】そして、タイマ制御により夜間時には夜間
通水制御弁の開放で主開閉弁の一次側に接続された主水
圧制御弁に加圧水を流動させて前記主パイロット流路の
二次側を閉止させることにより、主開閉弁が閉じて主制
御流路を流れる給水を遮断し、バスパス開閉弁が開放さ
れているバイパス流路から主制御流路の設定流量より少
量の管理用水が末端給水ラインに供給できる。
【0043】また、タイマにより昼間時には夜間通水制
御弁の閉止で主開閉弁の一次側に接続された主水圧制御
弁への加圧水を開放して主パイロット流路の二次側を開
放させることにより、主開閉弁が開放されて主制御流路
から給水され、主制御流路から末端給水ラインに設定流
量の給水が行われる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0045】図1および図12に示すとおり、給水系の
主パイプライン1と末端給水ライン、例えば末端灌漑ラ
イン2との間にこの主パイプライン1と末端灌漑ライン
2とを連通接続する主制御流路3が形成されている。こ
の主制御流路3には主開閉弁4が設けられ、この主開閉
弁4の上流側となる一次側と下流側となる二次側にはそ
れぞれコック5,6がそれぞれ設けられ、この主開閉弁
4の一次側となるコック5の上流側にオリフィス7が形
成されている。
【0046】前記主開閉弁4は図13に示すように、上
流側の一次側と下流側の二次側とを連通する弁口10を開
閉する弁体11と、この弁体11が弁口10を閉止する方向に
この弁体11を付勢するスプリング12と、加圧水によって
変形されるダイヤフラム13によって弁口10側と仕切られ
た加圧室14を有し、前記主制御流路3に水圧が掛かって
いないときには、弁体11はその自重と前記スプリング12
との付勢力で弁口10を閉止し、主制御流路3に水圧が掛
かると、前記弁体11に加わる水圧で前記スプリング12に
抗して弁体11が押圧されて弁孔10を開放し、また、一次
側から加圧室14に流入された加圧水で前記加圧室14に水
圧が掛かると、加圧室14の水圧とスプリング12との付勢
力でダイヤフラム13が変形して弁体11が弁口10を閉止す
るようになっている。
【0047】また、図1に示すように、前記主開閉弁4
の一次側のコック5とオリフィス7との間とこの主開閉
弁4の二次側のコック6の下流側とを接続してこの主開
閉弁4の一次側と二次側とを連通する主パイロット流路
15が形成され、この主パイロット流路15には一次側から
二次側にフィルタ16、主減圧パイロット弁17、主水圧制
御弁18が直列に順次に接続されている。
【0048】前記主減圧パイロット弁17は図14に示す
ように、前記主開閉弁4の一次側に連通される一次側流
入室20には流入量を調整するニードル弁体21が設けら
れ、この一次側流入室20は弁室22と前記主開閉弁4の加
圧室14に常時導通接続されている導通口20a とに連通さ
れている。この弁室22には二次側流出室22a に連通した
た弁口24が形成され、この弁口24を開閉する弁体23はこ
の弁口24の下方に配設され、この弁体23は弁口24を上側
から挿通したプランジャー23a の下端に取付けられ、こ
のプランジャー23a の上部には前記弁口24の二次側とな
る流出口側上方に位置して配設され周縁を弁室22の内周
面に密着固定されたダイアフラム25の中心部に取付けら
れ、このダイアフラム25の下部に前記二次側流出室22a
に通孔26にて連通された加圧室27が形成されている。
【0049】また、前記ダイアフラム25はプランジャー
23a にて弁体23が弁口24を開放する方向にスプリング28
にて付勢され、前記弁体23はスプリング29にて弁口24を
閉止する方向に付勢されている。さらに、前記ダイアフ
ラム25を付勢するスプリング28を押える押え板30に弁ケ
ース32の上部に螺合したねじ31の先端が係合され、この
ねじ31の進退で前記両スプリング28,29の付勢力が調節
できるようになっており、このねじ31の調整で主開閉弁
4の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧
に応じた弁口24の開放量が調整可能となっている。
【0050】そして、主減圧パイロット弁17のねじ31の
調整でねじ31がスプリング28を圧縮する方向に進出させ
ると、スプリング28を介してダイヤフラム25が押圧さ
れ、プランジャー23a はスプリング29に抗して弁体23が
弁口24を開口する方向に押圧して、弁体23が弁口24を開
口する。この主減圧パイロット弁17は弁体23が弁口24を
開口した状態に設定する。
【0051】この状態で、この主減圧パイロット弁17の
一次側の流入室20から流入する圧力水は導通口20a と弁
室22に流入し、弁室22に流入した圧力水は弁口24から二
次側流出室22a に流出され、二次側流出室22a に流出し
た圧力水の一部は通孔26から加圧室27に流入する。
【0052】そして、この主減圧パイロット弁17は加圧
室27の水圧とスプリング29の付勢力とが弁体25を開放す
る方向のダイアフラム25を付勢するスプリング28の弾性
力より大きいときに弁口24は閉止され、一次側の流入室
20からの水圧とスプリング29の付勢力とが弁体25を開放
する方向にダイアフラム25を付勢するスプリング28の弾
性力より小さいときにこのダイヤフラム25に取付けたプ
ランジャー23a に取付けた弁体23が弁口24は開放する。
すなわち、この主減圧パイロット弁17は一次側の流入室
20と二次側の流出室22a との水圧の差圧が前記主開閉弁
4の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧
となり、この差圧に応じて開放量が自動的に調整されて
前記主開閉弁4の二次側を流れる水圧を一定の設定圧に
保持するようになっている。
【0053】また、図1に示すように、前記主パイロッ
ト流路15のフィルタ16と主減圧パイロット弁17の一次側
との間に過剰水量検出パイロット弁35の一次側が接続さ
れている。この過剰水量検出パイロット弁35は前記オリ
フィス7の一次側と二次側との水圧を受けて弁体36を開
閉させるダイヤフラム37にて仕切られた加圧室38が形成
され、前記オリフィス7の一次側と二次側とを流れる水
の流速による差圧による前記ダイヤフラム37の変形で弁
体36が開閉され、この弁体36は前記オリフィス7の一次
側と二次側との差圧が設定値を超えたとき前記末端灌漑
ライン2に流れる水が設定流量を超えた過剰流量として
検出して開放されるようになっている。すなわち、前記
オリフィス7の一次側から流入された加圧水の加圧でス
プリング40に抗してダイヤフラム37が変形することによ
って弁体36が弁口を開放するとともに前記オリフィス7
の二次側から流入された加圧水の加圧でダイヤフラム37
が変形することによって弁体36が弁口を閉止して一次側
と二次側とを遮断するようになっている。
【0054】そして、この過剰水量検出パイロット弁35
には、末端灌漑ライン2に流れる水量が過剰流量として
検出する設定流量を調整可能とするねじ39が設けられ、
このねじ39にてダイアフラム37を弁体36が閉止する方向
に付勢するスプリング40の付勢力を調整することによっ
て前記主開閉弁4を通水する設定流量を調整できるよう
になっている。
【0055】また、前記主パイロット流路15の主減圧パ
イロット弁17と主開閉弁4の二次側との間に設けられた
主水圧制御弁18は、前記過剰水量検出パイロット弁35の
弁体36の開放で一次側と二次側とが連通したとき流入す
る加圧水が受圧部を加圧することにより閉止されて前記
主パイロット流路15の二次側を閉止するようになってい
る。
【0056】また、図12に示すように前記末端灌漑ラ
イン2には区画化された圃場41ごとに定流量停止弁42が
接続され、この各定流量停止弁42にそれぞれ複数のスプ
リンクラー配管43が接続され、この各スプリンクラー配
管43にそれぞれ複数のスプリンクラー44が接続されてい
る。
【0057】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0058】図12に示す各区画化された圃場41ごとに
ローテーションにしたがって各スプリンクラー44から散
水され、設定流量以内の灌漑用水がパイプライン1に接
続した主制御流路3から末端灌漑ライン2に通水されて
いる通常灌漑時は、図2に示すように、主パイプライン
1を流れる灌漑用水は、主制御流路3の主開閉弁4の一
次側に形成したオリフィス7の一次側と二次側との圧力
差が設定値より小さいので、主減圧パイロット弁17は主
パイロット流路15の一次側と二次側との差圧に応じた主
開閉弁4の加圧室14の水圧で主開閉弁4の開放量が調整
されて主開閉弁4の二次側に流れる水圧を設定圧に保持
して主制御流路3から末端灌漑ライン2に給水される。
【0059】また、図12に示す各区画化された圃場41
ごとのローテーションを乱して所定外の各スプリンクラ
ー44からも散水して、末端灌漑ライン2に通水する灌漑
用水が設定流量を超えた過剰流量となると、図3に示す
ように、オリフィス7の一次側と二次側との圧力差(動
圧)が設定値より大きくなり、過剰水量検出パイロット
弁35はオリフィス7の一次側からの水圧で加圧室38のダ
イヤフラム37が変形し、弁体36にて弁口が開放されて過
剰水量検出パイロット弁35が開放されて一次側と二次側
とが連通される。
【0060】この過剰水量検出パイロット弁35の開放で
加圧水が主減圧パイロット弁17の二次側に設けられた主
水圧制御弁18の受圧部に加わり、この主減圧パイロット
弁17は閉止されて主パイロット流路15の二次側を閉止す
る。この状態で主パイロット流路15から主開閉弁4の加
圧室14を加圧する加圧水の圧力が高まり、ダイヤフラム
13が変形して弁体11が弁口10を閉止し、主開閉弁4は閉
止されて主制御流路3から末端灌漑ライン2への給水が
遮断される。
【0061】また、主制御流路3から末端灌漑ライン2
への給水が遮断された状態で、主水圧制御弁18の受圧部
に掛かる水圧を開放して一次側と二次側とを連通させた
とき、末端灌漑ライン2の供給水量が設定流量以内とな
るように設定してあると、オリフィス7の一次側と二次
側との流速による圧力差(動圧)が設定値以内になり、
過剰灌漑検知パイロット弁35のオリフェス7の二次側の
加圧水にてダイヤフラム37は弁体36が弁口を閉止する方
向に変形され、過剰水量検出パイロット弁35は閉止され
て一次がと二次側とが遮断され、図2に示すように、主
パイロット流路15の一次側と二次側が連通し、主開閉弁
4の加圧室14を加圧する加圧水の圧力が低下し、ダイヤ
フラム13はスプリング12の付勢力と主制御流路3の水圧
とにより弁体11が弁口10を開放する方向に変形し、主開
閉弁4は開放されて主制御流路3から末端灌漑ライン2
に給水される。
【0062】次に、前記実施の形態において、図1に示
すように、過剰水量検出パイロット弁35の二次側に、一
次側を接続した過剰水量検出解除弁45の二次側と閉止保
持制御弁46の受圧部を直列に接続し、この過剰水量検出
パイロット弁35の一次側と二次側とが連通した開放動作
を閉止保持制御弁46の受圧部に掛かる水圧で保持し、パ
イプライン1、端末灌漑ライン2を通水する灌漑用水の
圧力の変化に伴う主開閉弁4の頻繁な開閉を防止でき、
円滑な主開閉弁4の開閉となるようにすることができ
る。
【0063】この過剰水量検出解除弁45は電磁三方弁に
て構成され、図3に示すとおり、前記閉止保持制御弁46
の弁体を作動させる受圧部が前記過剰水量検出パイロッ
ト弁35の二次側の加圧水で加圧されるようにこの過剰水
量検出パイロット弁35の一次側と二次側とが開放した状
態に保持され、過剰水量検出パイロット弁35の二次側と
前記閉止保持制御弁46の受圧部とを連通させ、この閉止
保持制御弁46の受圧部が前記過剰水量検出パイロット弁
35の二次側の加圧水で加圧されると、前記オリフィス7
の二次側と前記過剰水量検出パイロット弁35の加圧室38
とが遮断してこの過剰水量検出パイロット弁35の加圧室
のオリフィス7の二次側に連通する側が開放されるよう
になっている。
【0064】また、この過剰水量検出解除弁45は、ソレ
ノイド弁で、例えばタイマからの通電パルスによる励磁
で、図4に示すように、前記閉止保持制御弁46の受圧部
を加圧する前記過剰水量検出パイロット弁35の二次側の
水圧を大気側に開放させて前記閉止保持制御弁46の受圧
部に掛かる水圧を低下させ、前記オリフィス7の二次側
と前記過剰水量検出パイロット弁35の加圧室38とを連通
されるようにする。
【0065】さらに、前記過剰水量検出解除弁45は、前
記閉止保持制御弁46の弁体を作動させる受圧部に前記過
剰水量検出パイロット弁35の二次側の水圧が加えられる
ように、この過剰水量検出パイロット弁35の二次側と前
記閉止保持制御弁46の受圧部とを連通させる一次側と二
次側とが連通した状態に保持したときには(図3)、前
記主水圧制御弁18を閉止して一次側と二次側とを遮断
し、過剰水量検出パイロット弁35の二次側を前記主水圧
制御弁18の弁体を作動させる受圧側に連通させて前記主
水圧制御弁18は主減圧パイロット弁17の二次側を閉止す
るようにし、また、前記閉止保持制御弁46の受圧部を加
圧する前記過剰水量検出パイロット弁35の二次側の水圧
を大気側に開放させる二次側と分岐二次側を連通した状
態に保持したときには(図3)、前記主水圧制御弁18を
開放するように弁体を作動させる受圧側を大気側に開放
させる。
【0066】また、前記閉止保持制御弁46は、前記オリ
フィス7の二次側と前記過剰水量検出パイロット弁35の
加圧室38との間に設けられ、この閉止保持制御弁46の弁
体を作動させる受圧部が過剰水量検出パイロット弁35の
二次側の水圧で加圧されると、前記オリフィス7の二次
側と前記過剰水量検出パイロット弁35の加圧室38との連
通を遮断し、過剰水量検出パイロット弁35の加圧室38は
大気に開放されて過剰水量検出パイロット弁35の一次側
と二次側とが連通した状態に保持する。
【0067】そして、図3に示すように、灌漑時に、主
制御流路3の主開閉弁4の一次側に形成したオリフィス
7の一次側と二次側との水の流速による差圧で、末端灌
漑ライン2に流れる水が設定流量を超えているものとし
て検知されたとき、主パイロット流路15の水圧が過剰水
量検出パイロット弁35の二次側から過剰水量検出解除弁
45の開放されている一次側から二次側を経て閉止保持制
御弁46の受圧部を加圧し、この閉止保持制御弁46は過剰
水量検出パイロット弁35の二次側からの水圧でオリフィ
ス7の二次側との過剰水量検出パイロット弁35の加圧室
のオリフィス7の二次側に連通を遮断し、過剰水量検出
パイロット弁35の加圧室のオリフィス7の二次側に連通
する側を大気側に開放し、この過剰水量検出パイロット
弁35の加圧室38にはオリフィス7の一次側の水圧のみが
加えられるようにして過剰水量検出パイロット弁35の一
次がと二次側とが連通した開放状態が継続保持され、ま
た、主水圧制御弁18は主減圧パイロット弁17の二次側を
閉止する状態に保持され、主開閉弁4は閉止した状態に
継続保持される。
【0068】図3に示す主開閉弁4が閉止した状態のと
きに、例えば、制御回路47のタイマ48により一定周期ご
とに発生する過剰水量検出解除信号の通電パルスにより
過剰水量検出解除弁45が励磁作動すると、図4に示すよ
うに、この過剰水量検出解除弁45は二次側と分岐二次側
とが開放されて過剰水量検出パイロット弁35の二次側の
水圧にて加圧されていた閉止保持制御弁46の受圧部側を
大気に開放した状態に保持され、過剰水量検出パイロッ
ト弁35の開放状態の保持を解除し、また、主水圧制御弁
18の受圧部の水圧も大気に開放され、主減圧パイロット
弁17の二次側は主制御流路3の主開閉弁4の二次側に連
通される。
【0069】このとき、主制御流路3を流れる流量が設
定流量以内であると、オリフィス7の一次側と二次側と
の水の流速による差圧が設定値以内となり、主開閉弁4
の主パイロット流路15から主開閉弁4の加圧室14を加圧
する水圧を低下させて主開閉弁4を開放し、主制御流路
3から末端灌漑ライン2に設定流量以内の給水が行われ
る。
【0070】そして、制御回路47のタイマ48からの過剰
水量検出解除信号の通電パルスにより過剰水量検出解除
弁45が励磁作動した後、最大90秒以内の短時間で制御
回路47のタイマ48から過剰水量検出解除弁45の復帰信号
の通電パルスが発生し、図5に示すように、過剰水量検
出解除弁45は復帰信号の通電パルスで、一次側と二次側
とが連通され、図3に示す前記閉止保持制御弁46の弁体
を作動させる受圧部が前記過剰水量検出パイロット弁35
の二次側の水圧で加圧されるようにこの過剰水量検出パ
イロット弁35の二次側と前記閉止保持制御弁42の受圧部
とを連通させた状態に保持され、通常の灌漑通水状態に
復帰する。
【0071】また、過剰水量検出解除弁45が作動して二
次側と分岐二次側とを開放し、過剰水量検出パイロット
弁35の二次側の水圧を大気に開放し、過剰水量検出パイ
ロット弁35の開放状態の保持を解除したとき、オリフィ
ス7の一次側と二次側との水の流速による差圧が設定値
以上であると、過剰水量検出パイロット弁35が再び開放
されて、過剰水量検出パイロット弁35の二次側の水圧は
過剰水量検出解除弁45の開放されている一次側から二次
側を経て主パイロット流路15の主水圧制御弁18の受圧部
を加圧し、主開閉弁4の加圧室14を加圧する水圧によっ
て主開閉弁4は再び閉止し、主制御流路3の通水を遮断
し、オリフィス7の一次側と二次側との水の流速による
差圧が設定値以内となるまで前述の作動を繰り返して主
制御流路3の通水を遮断する。
【0072】このように、過剰水量検出パイロット弁35
の開放動作を自己保持することにより、パイプライン1
から端末灌漑ライン2に給水する水量の変化に伴う主開
閉弁4の頻繁な開閉を防止でき、ウォーターハンマー現
象の発生を防止できる。
【0073】また、前記主減圧パイロット弁17は図14
に示すように、ダイアフラム25を付勢するスプリング28
を押える押え板30に係合したねじ31を螺合回動すること
により、このねじ31が進退して両スプリング28,29の付
勢力が調節され、主開閉弁4の一次側を流れる水圧と二
次側を流れる水圧との差圧に応じた弁口24の開放量を調
整でき、この主減圧パイロット弁17は主開閉弁4の一次
側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じた
開放量を調整することにより、圃場の立地条件、水利的
条件などに応じて末端灌漑ライン2への水圧を最適に調
整できる。
【0074】さらに、図1に示す過剰水量検出パイロッ
ト弁35はねじ39にてダイアフラム37を弁体36が開放する
ように付勢するスプリング40の付勢力を調整することに
より、末端灌漑ライン2に流れる水が過剰灌漑として検
出する設定流量を調整でき、過剰水量検出パイロット弁
35は末端灌漑ライン2に流れる水が過剰灌漑として検出
する設定流量を調整することにより、圃場の立地条件、
水利的条件などに応じて末端灌漑ラインへの給水の設定
流量を最適に調整できる。
【0075】また、前記各実施の形態において、図1お
よび図12に示すように、前記主制御流路3を流れる流
量より小流量に制御するバイパス開閉弁50を設けたバイ
パス制御流路51を主制御流路3と並列に接続することも
できる。
【0076】そして、この構成では、設定流量以内の灌
漑用水がパイプライン1に接続した主制御流路3から末
端灌漑ライン2に給水されている通常灌漑時には、図2
に示すように、主減圧パイロット弁17は主パイロット流
路15の一次側と二次側との差圧に応じて主開閉弁4の加
圧室14に加わる水圧で主開閉弁4の開放量が調整されて
主開閉弁4の二次側に流れる水圧を設定圧に保持して主
制御流路3から末端灌漑ライン2に給水されると同時に
図8に示すようにこの主制御流路4と並列に接続したバ
イパス制御流路51から主制御流路3を流れる流量より小
流量の灌漑用水が末端灌漑ライン2に給水される。
【0077】また、主制御流路3に設けた主開閉弁4の
二次側を流れる灌漑用水が設定流量を超えた過剰流量と
なったことを検知してこの主開閉弁4が閉止していると
きには、主制御流路4と並列に接続したバイパス制御流
路51からのみ主制御流路3を流れる流量より小流量にバ
イパス開閉弁50にて制御された灌漑用水が末端灌漑ライ
ン2に通水され、末端灌漑ライン2における雑用水など
の管理用水が確保できるとともに主パイプライン1およ
び末端灌漑ライン2の保護を図ることができる。
【0078】このバイパス開閉弁50の上流側となる一次
側と下流側となる二次側にはそれぞれコック52,53がそ
れぞれ設けられている。
【0079】前記バイパス開閉弁50は図13に示す前記
主開閉弁4と同一構成を備え、一次側と二次側とを連通
する弁口を開閉する弁体と、この弁体が弁口を閉止する
方向にこの弁体を付勢するスプリングと、ダイヤフラム
にて仕切られた加圧室とを有し、この加圧室に掛かる水
圧によってスプリングの付勢力とともにダイヤフラムを
変形させることによって弁体が弁口を開放させるように
なっており、一次側から加圧室に掛かる水圧によってダ
イヤフラムが変形することによって弁体が弁口を閉止す
るように、前記主開閉弁4と同一の作用を有する。
【0080】また、図1に示すように、前記バイパス開
閉弁50の一次側のコック52より上流側とこのバイパス開
閉弁50の二次側のコック53の下流側とにこのバイパス開
閉弁50の一次側と二次側とを連通するバイパスパイロッ
ト流路54が形成され、このバイパスパイロット流路54に
は一次側からフィルタ55を介して高圧設定のバイパス減
圧パイロット弁56の一次側が接続され、高圧設定のバイ
パス減圧パイロット弁56の二次側がバイパス水圧制御弁
57の一次側に接続され、このバイパス水圧制御弁57の二
次側にバイパス開閉弁50の二次側が接続されている。ま
た、高圧用のバイパス減圧パイロット弁56の一次側はバ
イパス開閉弁50の加圧室に常時連通されている。
【0081】また、前記高圧用のバイパス減圧パイロッ
ト弁56の一次側とバイパス開閉弁50の加圧室との間に低
圧用のバイパス減圧パイロット弁58の一次側が接続さ
れ、この低圧用のバイパス減圧パイロット弁58の二次側
に前記バイパス水圧制御弁57の分岐一次側が接続されて
いる。
【0082】さらに、前記高圧設定のバイパス減圧パイ
ロット弁56は低圧設定のバイパス減圧パイロット弁58よ
り設定流量が大きく設定されている。この高圧設定のバ
イパス減圧パイロット弁56と低圧設定のバイパス減圧パ
イロット弁58は前記図14に示す主減圧パイロット弁17
と同一の構成を備えており、前記バイパス開閉弁50の一
次側に連通される一次側流入室はこのバイパス開閉弁50
の加圧室に常時導通接続されて一次側が常時前記バイパ
ス開閉弁50の加圧室に連通され、また、高圧設定のバイ
パス減圧パイロット弁56の二次側流出室は前記バイパス
水圧制御弁57の一次側に、また、低圧設定のバイパス減
圧パイロット弁58の二次側の流出室は前記バイパス水圧
制御弁57の分岐一次側にそれぞれ接続されている。
【0083】そして、両バイパス減圧パイロット弁56,
58は、それぞれ一次側の流入室からの水圧が弁体を開放
する方向にダイアフラムを付勢するスプリングの弾性力
より大きいときに弁口は閉止され、一次側からの圧力水
が弁体を開放する方向にダイアフラムを付勢するスプリ
ングの弾性力より小さいときに弁口は開放される。
【0084】また、前記バイパスパイロット流路54のバ
イパス減圧パイロット弁58の一次側に加わるバイパス開
閉弁50の一次側の加圧水とバイパス開閉弁50の二次側に
加わるバイパスパイロット流路54の二次側の水圧の差圧
に応じてバイパス開閉弁50の加圧室に加わる水圧でこの
バイパス開閉弁50の開放量が調整され、バイパス開閉弁
50の二次側を流れる水圧を設定圧に保持する。
【0085】また、前記両バイパス減圧パイロット弁5
6,58は図14に示すように、ダイアフラムを付勢する
スプリングを押える押え板に弁ケースの上部に螺合した
ねじの先端が係合され、このねじの進退で前記両スプリ
ングの付勢力が調節できるようになっており、このねじ
の調整でバイパス減圧パイロット弁56,58の一次側を流
れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じたバイパ
ス開閉弁の開口量が調整可能となっている。
【0086】また、前記バイパスパイロット流路54の両
バイパス減圧パイロット弁56,58とバイパス開閉弁50の
二次側との間に設けられたバイパス水圧制御弁57は、前
記過剰水量検出パイロット弁35の開放で掛かる二次側の
水圧により一次側と二次側とが遮断されるとともに分岐
一次側と二次側とが開放され、前記過剰水量検出パイロ
ット弁35の閉止で受圧部を加圧する水圧が低下すると、
一次側と二次側とが連通されるとともに分岐一次側と二
次側とが閉止されるようになっている。
【0087】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0088】設定流量以内の灌漑用水がパイプライン1
に接続した主制御流路3から末端灌漑ライン2に通水さ
れている通常灌漑時は、前記図2に示すように、主減圧
パイロット弁17は主パイロット流路15の一次側と二次側
との差圧に応じて主開閉弁4の加圧室14を加圧する加圧
水の水圧で主開閉弁4の開放量が調整されて主開閉弁4
の二次側に流れる水圧を設定圧に保持して主制御流路3
から末端灌漑ライン2に給水されるとともに、図8に示
すように主制御流路3と並列のバイパス制御流路51から
も末端灌漑ライン2に通水される。
【0089】このとき、図2に示すように、過剰水量検
出パイロット弁35は閉止され、図8に示すように、バイ
パス水圧制御弁57の受圧部は水圧が掛かっていないの
で、バイパス水圧制御弁57は一次側と二次側が開放され
ており、バイパスパイロット流路54にはバイパス開閉弁
50の一次側から二次側に高圧設定のバイパス減圧パイロ
ット弁56とバイパス水圧制御弁57とを経て給水されてい
る。
【0090】そして、バイパス減圧パイロット弁56はバ
イパスパイロット流路54の一次側と二次側との差圧に応
じてバイパス開閉弁50の加圧室に加わる水圧でバイパス
開閉弁50の開放量が調整されてバイパス開閉弁50の二次
側に流れる水圧を設定圧に保持してバイパス制御流路51
から末端灌漑ライン2に給水される。
【0091】また、図3に示すように、オリフィス7の
一次側と二次側との圧力差(動圧)が設定値より大きく
なり、過剰水量検出パイロット弁35が開放され、水圧が
過剰水量検出解除弁45を経て主減圧パイロット弁17の二
次側に設けられた主水圧制御弁18の受圧部を加圧し、こ
の主減圧パイロット弁17が閉止されて主パイロット流路
15の二次側を閉止し、主開閉弁4は閉止されて主制御流
路3から末端灌漑ライン2への通水が遮断される。
【0092】このとき、図9に示すように、過剰水量検
出パイロット弁35の開放で加圧水は過剰水量検出解除弁
45を経て、バイパス水圧制御弁57の受圧部を加圧し、バ
イパス水圧制御弁57は流路が変わり、バイパスパイロッ
ト流路54の高圧設定のバイパス減圧パイロット弁56の二
次側を遮断するとともに、低圧設定のバイパス減圧パイ
ロット弁58の二次側とバイパス開閉弁50の二次側とを連
通させる。
【0093】この状態で、低圧用のバイパス減圧パイロ
ット弁58はバイパスパイロット流路54の一次側と二次側
との差圧に応じてバイパス開閉弁50の加圧室に加わる水
圧でバイパス開閉弁50の開放量が調整されてバイパス開
閉弁50の二次側に流れる水圧を設定圧に保持してバイパ
ス制御流路51から末端灌漑ライン2に給水する。
【0094】また、末端灌漑ライン2への給水流量が設
定流量以内となった状態で、オリフィス7の一次側と二
次側との流速による圧力差(動圧)が設定値以内にな
り、過剰灌漑検知パイロット弁35を閉止した状態で、図
2に示すように、主パイロット流路15の一次側と二次側
が連通し、主開閉弁4が開放して主制御流路3から灌漑
用水が末端灌漑ライン2に供給される。
【0095】この状態時には、過剰水量検出パイロット
弁35の閉止で水圧は過剰水量検出解除弁45から大気中に
流出し、図8に示すように、バイパス水圧制御弁57の受
圧部を加圧する水圧が低下し、バイパス水圧制御弁57は
流路が変わり、バイパスパイロット流路54の高圧設定の
バイパス減圧パイロット弁56の二次側を開放するととも
に、低圧設定のバイパス減圧パイロット弁58の二次側と
バイパス開閉弁50の二次側とを遮断し、バイパスパイロ
ット流路54にはバイパス開閉弁50の一次側から二次側に
高圧設定のバイパス減圧パイロット弁56とバイパス水圧
制御弁57とを経て給水されているので、バイパス制御流
路51に通水が継続されている。
【0096】また、前記実施の形態において、夜間には
主制御流路3を閉止してバイパス制御流路51からのみ末
端灌漑ライン2に通水して通水量を少量に制御すること
もできる。
【0097】この実施の形態は、図1に示すように、主
開閉弁4の一次側に接続したフィルタ16と主減圧パイロ
ット弁17との間に電磁三方弁にて構成される夜間通水制
御弁60の一次側を接続し、この夜間通水制御弁60の二次
側を圧力選択弁61を介して前記過剰水量検出パイロット
弁35の二次側と過剰水量検出解除弁45の一次側との間に
接続し、この過剰水量検出解除弁45の二次側を主水圧制
御弁18の受圧部に接続する。
【0098】また、前記夜間通水制御弁60は制御回路47
のタイマ48からの夜間切換え信号の通電パルスが発生す
ると一次側と二次側とが連通する開放された状態に保持
され、主開閉弁4の一次側と過剰水量検出解除弁45の一
次側とを連通させ、主開閉弁4の一次側の加圧水をこの
夜間通水制御弁60の開放されている一次側から二次側を
経て過剰水量検出解除弁45の一次側から二次側に通水
し、水圧は過剰水量検出解除弁45の二次側から主水圧制
御弁18の受圧部を加圧し、前記主パイロット流路15の二
次側を閉止させ、主開閉弁4を閉止して主制御流路3の
通水を遮断する。
【0099】次にこの実施の形態の作用を説明する。
【0100】図2および図8に示すように、昼間時、例
えば、午後7時までの通常の昼間時の設定水量以内の灌
漑水量に主開閉弁4にて制御され、主制御流路3とバイ
パス制御流路51とから末端灌漑ライン2に通水されてい
る。この状態時は、主減圧パイロット弁17は主パイロッ
ト流路15の一次側と二次側との差圧に応じて主開閉弁4
の加圧室14を加圧する水圧で主開閉弁4の開放量が調整
されて主開閉弁4の二次側に流れる水圧を設定圧に保持
する。
【0101】また、この状態時に、設定流量より過剰流
量となると、図3および図9に示すように、オリフィス
7の一次側と二次側との圧力差が設定値より大きくな
り、過剰水量検出パイロット弁35の作用により主水圧制
御弁18が設定流量以内になるまで閉止し、主開閉弁4は
設定流量以内になるまで閉止されてバイパス制御流路15
からのみ末端灌漑ライン2に少量の設定水量に制御され
て通水される。
【0102】そして、図6および図10に示すように、
夜間、例えば午後7になると、制御回路47のタイマ48に
より夜間切換え信号の通電パルスが発生し、夜間通水制
御弁60は励磁動作されて一次側と二次側とが開放された
状態に保持され、主開閉弁4の一次側の加圧水がこの夜
間通水制御弁60の一次側から二次側に通水し、さらに加
圧水は過剰水量検出解除弁45を開放して連通されている
一次側から二次側に通水して主水圧制御弁18の受圧部を
加圧し、主パイロット流路15の二次側を閉止し、主開閉
弁4の加圧室の水圧を高めて主開閉弁4を閉止する。こ
の主開閉弁4が閉止されると、バイパス制御流路51から
主開閉弁4の設定流量よりも少量の設定流量にバイパス
開閉弁50に制御されて末端灌漑ライン2に給水される。
【0103】このときのバイパス制御路51を通水する灌
漑用水は図6および図10に示すように低圧設定となっ
ている。図6に示すように、主開閉弁4の一次側の水圧
がこの夜間通水制御弁60の一次側から二次側に掛り、水
圧は過剰水量検出解除弁45が開放して連通されている一
次側から二次側に掛り、バイパス水圧制御弁57の受圧部
を加圧し、バイパス水圧制御弁57は図10に示すよう
に、分岐一次側と二次側とが開放されて連通し、一次側
と二次側が閉止され、高圧設定のバイパス減圧パイロッ
ト弁56は二次側が遮断され、バイパスパイロット流路54
の水圧はバイパス開閉弁50の加圧室と低圧設定のバイパ
ス減圧パイロット弁58の一次側を加圧し、バイパスパイ
ロット流路54の低圧設定のバイパス減圧パイロット弁58
の一次側に加わるバイパス開閉弁50の一次側の水圧とバ
イパス開閉弁50の二次側に加わるバイパスパイロット流
路54の二次側の水圧の差圧に応じてバイパス開閉弁50の
加圧室に加わる水圧でこのバイパス開閉弁50の開放量が
調整され、バイパス開閉弁50の二次側を流れる水圧を設
定圧に保持する。
【0104】また、図7および図11に示すように、昼
間時には、例えば午前7時になると、制御回路47のタイ
マ48により昼間切換え信号の通電パルスが発生し、夜間
通水制御弁60は励磁動作されて一次側が遮断され、二次
側と分岐二次側が連通された状態に保持される。また、
同時に過剰水量検出解除弁45にも制御回路47のタイマ48
により昼間切換え信号の通電パルスは印加され、過剰水
量検出解除弁45は励磁動作されて一次側が遮断され、二
次側と分岐二次側が連通された状態に保持される。
【0105】この状態で図7に示すように夜間通水制御
弁60の二次側と過剰水量検出解除弁45の一次側との間の
圧力水は夜間通水制御弁60の二次側から分岐二次側に流
出して大気に排出される。また、同時に図11に示すよ
うに過剰水量検出解除弁45の二次側と主水圧制御弁18の
受圧部およびバイパス水圧制御弁57との間の圧力水は過
剰水量検出解除弁45の二次側から分岐二次側に流出して
大気に排出される。
【0106】そして、主水圧制御弁18の受圧部を加圧す
る水圧が低下し、主水圧制御弁18の一次側と二次側とが
連通し、主開閉弁4の加圧室14を加圧する水圧が低下
し、図2に示すように主開閉弁4は一次側と二次側とが
連通し、主制御流路3から給水され、通常の設定流量以
内に制御された灌漑用水が末端灌漑ラインに給水され
る。
【0107】また、バイパス水圧制御弁57の受圧部を加
圧する水圧が低下し、一次側と二次側とが連通して高圧
設定のバイパス減圧パイロット弁56の二次側がバイパス
開閉弁50の二次側に連通するとともに分岐一次側と二次
側とを遮断し、バイパス開閉弁50は高圧設定のバイパス
減圧パイロット弁56の一次側と二次側の水圧の差圧に応
じてバイパス開閉弁50の開放量が調整され、バイパス開
閉弁50の二次側を流れる水圧を設定圧に保持する。
【0108】そして、過剰水量検出解除弁47には、制御
回路47のタイマ48により復帰信号の通電パルスが印加さ
れ、図5に示すように過剰水量検出解除弁47は励磁動作
して一次側と二次側とを連通して分岐二次側を閉止し、
図に示す昼間時の通常の灌漑用水を通水する状態に復帰
する。
【0109】また、パイプライン1から末端灌漑ライン
2に水張りを行う場合に、制御回路47のタイマ48から水
張り信号の通電パルスを発生させることにより、夜間通
水制御弁60は励磁動作されて一次側と二次側とが開放さ
れた状態に保持され、主開閉弁4の一次側の加圧水がこ
の夜間通水制御弁60の一次側から二次側に通水し、さら
に加圧水は過剰水量検出解除弁45の開放されている一次
側から二次側に通水して主水圧制御弁17の受圧部を加圧
し、主パイロット流路15の二次側を閉止し、主開閉弁4
の加圧室の水圧を高めて主開閉弁4を閉止する。この主
開閉弁4が閉止された状態で、バイパス制御流路51から
主開閉弁4の設定流量よりも少量の設定流量にバイパス
開閉弁50に制御して通水することにより、少量通水から
末端灌漑ラインに通水し、続いて制御回路47のタイマ48
により通常の灌漑切換え信号の通電パルスを夜間通水制
御弁60に印加することにより、主開閉弁4が開閉される
ようにして、少量通水から漸次増量通水することがで
き、水張り時のウォーターハンマーの発生を防止でき
る。
【0110】なお、前記各実施の形態において、制御回
路47の電源として太陽電池62を用いることにより、農事
電力の制約などにより夜間電源が使用できない地域にお
いても、この流量制御が有効に利用できる。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、圃場など
の末端給水ラインに設定流量を超えた過剰流量の給水が
行われると、主開閉弁が閉じ、主制御流路から末端給水
ラインへの給水が遮断され、設定流量以内となっている
状態で主開閉弁が開放されると末端給水ラインに設定流
量以内の流量の給水を行え、主パイロット流路の水圧に
よって主開閉弁を閉止して主制御流路から前記末端給水
ラインへの給水を遮断でき、末端給水ラインの需給バラ
ンスを保ち、末端給水の管理が適切にでき、農産物の灌
漑管理などが容易となるとともに生産効率を高めること
ができる。
【0112】請求項2記載の発明によれば、主制御流路
に設けた主開閉弁の二次側を流れる給水が設定流量を超
えた過剰流量となったことを検知してこの主開閉弁が閉
止しているときには、主制御流路と並列に接続したバイ
パス制御流路からのみ主制御流路を流れる流量より小流
量にバイパス開閉弁にて規制された給水が末端給水ライ
ンに行われ、末端給水ラインにおける管理用水の供給が
確保される。また、末端給水ラインのパイプに水が張ら
れてパイプの保護に有効である。
【0113】請求項3記載の発明によれば、給水時に、
末端給水ラインに設定流量を超えた水が給水されると、
主開閉弁の一次側に形成したオリフィスの水の通過流速
が増大し、主制御流路の主開閉弁の一次側に形成したオ
リフィスの一次側と二次側との水の流速による差圧(動
圧)が設定値以上になり、過剰給水を簡単な構成で確実
に検知でき、主パイロット流路から主開閉弁の加圧室を
加圧する水圧で主開閉弁を閉止し、主制御流路の通水を
遮断でき、確実に過剰給水を阻止できる。
【0114】請求項4記載の発明によれば、末端給水ラ
インに給水される流量が大きくなると、主開閉体の二次
側の水圧が低下し、主開閉弁に主パイロット流路から加
わる水圧が低下して主開閉弁の開口量が大きくなり、主
開閉弁の二次側の流量が増加し、主開閉弁の二次側の圧
力を一定に保持し、また、末端給水ラインに給水される
流量が少なくなると、主開閉体の二次側の水圧が大きく
なり、主開閉弁に主バイパス流路から加わる水圧が大き
くなり、主開閉弁の開口量が小さくなり、主開閉弁の二
次側の流量が減少し、主開閉弁の二次側の圧力を一定に
保持し、主開閉弁の二次側の流量変動が生じても主開閉
弁の二次側の給水圧力は設定圧に一定に保持され、主制
御流路から末端給水ラインへの給水の流量変化が生じて
も、主開閉弁の二次側の水圧は設定圧に一定に保持さ
れ、送水系の水管理によって末端給水ラインでの水需要
に応じた流量、圧力変動に対応した水圧制御ができ、確
実に灌漑ができる。
【0115】請求項5記載の発明によれば、給水時に、
末端給水ラインに設定流量を超えた水が給水されると、
主制御流路の通水を遮断できるとともに、主パイロット
流路の水圧で主開閉弁を閉止した状態の水圧がこの主パ
イロット流路の水圧で自己保持され、主開閉弁を閉止し
た状態が保持され、この主開閉弁が閉止した状態のと
き、主パイロット流路の主開閉弁を閉止する水圧による
自己保持を解除することにより、オリフィスの一次側と
二次側との水の流速による差圧が設定値以内であると、
主パイロット流路から主開閉弁を加圧する水圧を低下さ
せて主開閉弁を開放して主制御流路から末端給水ライン
に設定流量以内の給水が行われ、主パイロット流路の主
開閉弁を閉止する水圧による自己保持が解除されたと
き、オリフィスの一次側と二次側との水の流速による差
圧が設定値以上であると、再び、主パイロット流路から
主開閉弁を加圧する水圧によって主開閉弁を閉止し、主
制御流路の通水を遮断し、オリフィスの一次側と二次側
との水の流速による差圧が設定値以内となるまで主制御
流路から末端給水ラインへの給水、遮断を反復し、パイ
プライン、端末給水ラインに給水される水圧の変化に伴
う主開閉弁の頻繁な開閉を防止でき、円滑な主開閉弁の
開閉となり、ウォーターハンマー現象の発生を防止でき
る。
【0116】請求項6記載の発明によれば、末端給水ラ
インへの給水が設定流量を超えた過剰流量となって主開
閉弁が閉止して末端給水ラインにバイパス流路から水が
通水されているとき、バイパス流路の流量が大きくなる
と、バイパス開閉体の二次側の水圧が低下し、主バイパ
ス流路からバイパス開閉弁を加圧する水圧が低下してバ
イパス開閉弁の開口量が大きくなり、主開閉弁の二次側
の流量が増加し、二次側の圧力を一定に保持し、また、
末端給水ラインの流量が少なくなると、バイパス開閉体
の二次側の水圧が大きくなり、バイパスパイロット流路
からバイパス開閉弁を加圧する水圧が大きくなり、バイ
パス開閉弁の開口量が小さくなり、バイパス開閉弁の二
次側の流量が減少し、二次側の圧力を一定に保持でき、
バイパス開閉弁の二次側の流量変動が生じてもバイパス
開閉弁の二次側の圧力は設定圧に一定に保持される。
【0117】請求項7記載の発明によれば、タイマによ
り夜間時には主開閉弁が閉じて主制御流路から末端給水
ラインへの給水を遮断し、主制御流路から末端給水ライ
ンに供給される水量より少ない水量でバスパス開閉弁が
開放されているバイパス制御流路から末端給水ラインに
給水され、夜間に農事電力が使用できない地域において
は、強制的に夜間給水を阻止して末端給水ラインの需給
バランスを保ち、末端の給水ラインの使用管理ができ
る。
【0118】請求項8記載の発明によれば、主制御流路
から末端給水ラインに設定流量以内の給水が行われてい
る通常時は、主開閉弁の二次側を流れる流量の変動が生
じても水圧を設定圧に保持して主制御流路から末端給水
ラインに通水され、確実に給水でき、末端給水ラインが
設定流量を超えた過剰流量となってオリフィスの一次側
と二次側とを流れる水の流速による差圧が設定値より大
きくなると、主開閉弁は閉止されて主制御流路から末端
給水ラインへの給水を遮断でき、また、末端給水ライン
への通水流量が設定流量以内とした状態で、オリフィス
の一次側と二次側との流速による圧力差(動圧)が設定
値以内になり、主開閉弁は自動的に開放されて主制御流
路から末端灌漑ラインに給水でき、確実に末端給水ライ
ンへの過剰流量を防止でき、末端給水ラインに設定流量
以内の流量の給水ができ、末端の給水の需給バランスを
保ち、末端給水の管理が適切でき、農産物の灌漑管理な
どが容易となるとともに生産効率を高めることができ
る。
【0119】請求項9記載の発明によれば、主制御流路
から末端給水ラインへの給水が設定流量を超えていると
きには、主開閉弁を閉止した状態に継続保持でき、過剰
水量検出解除弁の作動で主開閉弁を開放して主制御流路
から設定流量以内の給水ができ、さらに、過剰水量検出
解除弁が作動しても過剰流量のときには、主開閉弁を閉
止し、主制御流路の通水を再び遮断し、過剰流量が解消
されるまで主制御流路の通水を遮断するので、パイプラ
イン、端末給水ラインへの給水の圧力の変化に伴う主開
閉弁の頻繁な開閉を防止でき、円滑な主開閉弁の開閉と
なり、ウォーターハンマー現象の発生を防止できる。
【0120】請求項9記載の発明によれば、主減圧パイ
ロット弁は主開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流
れる水圧との差圧に応じた開放量を調整することによ
り、圃場の立地条件、水利的条件などに応じて末端灌漑
ラインへの水圧を最適に調整できる。
【0121】請求項11記載の発明によれば、過剰水量
検出パイロット弁は末端給水ラインに流れる水が過剰給
水として検出する設定流量を調整することにより、圃場
の立地条件、水利的条件などに応じて末端給水ラインへ
の通水の設定流量を最適に調整できる。
【0122】請求項12記載の発明によれば、主制御流
路が設定流量を超えた過剰流量となって主開閉弁が閉止
しているときには、主制御流路と並列に接続したバイパ
ス制御流路からのみ主制御流路を流れる流量より小流量
にバイパス開閉弁にて制御された給水ができ、末端給水
ラインにおける雑用水などの管理用水が確保できるとと
もにパイプラインおよび末端給水ラインの保護を図るこ
とができる。
【0123】請求項13記載の発明によれば、バイパス
制御流路から末端給水ラインへの給水の流量が変化して
も、バイパス開閉弁の二次側の水圧は設定圧に一定に保
持され、末端給水ラインにおける雑用水など管理用水の
圧力が確保されるともに末端給水ラインのパイプの水張
り効果が確実となる。
【0124】請求項14記載の発明によれば、バイパス
減圧パイロット弁はバイパス開閉弁の一次側を流れる水
圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じた開放量を調整
ことができ、圃場の立地条件、水利的条件などに応じて
末端給水ラインへの管理用水の水圧を最適に調整でき
る。
【0125】請求項15記載の発明によれば、タイマに
より夜間時には夜間通水制御弁の動作で主開閉弁が閉じ
て主制御流路を流れる給水を遮断し、バスパス開閉弁が
開放されているバイパス流路から主制御流路の設定流量
より少量の管理用水を末端給水ラインに給水でき、ま
た、タイマにより昼間時には夜間通水制御弁の動作で主
開閉弁を開放して主制御流路から給水でき、主制御流路
から設定流量を末端給水ラインに供給でき、夜間に農事
電力が使用できない地域においては、強制的に夜間給水
を阻止して末端給水の需給バランスを保ち、末端の給水
の使用管理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給水系の流量制御装置の一実施の形態
を示す流路図である。
【図2】同上給水系の流量制御装置の通常通水時の主制
御流路系の状態を示す流路図である。
【図3】同上給水系の流量制御装置の過剰通水時の主制
御流路系の状態を示す流路図である。
【図4】同上給水系の流量制御装置の過剰通水解除時の
主制御流路系の状態を示す流路図である。
【図5】同上給水系の流量制御装置の過剰通水解除後の
主制御流路系の状態を示す一部の流路図である。
【図6】同上給水系の流量制御装置の夜間通水時の主制
御流路系の状態を示す流路図である。
【図7】同上給水系の流量制御装置の夜間通水解除時の
主制御流路系の状態を示す流路図である。
【図8】同上給水系の流量制御装置の通常通水時のバイ
パス制御流路系の状態を示す流路図である。
【図9】同上給水系の流量制御装置の過剰通水時のバイ
パス制御流路系の状態を示す流路図である。
【図10】同上給水系の流量制御装置の夜間通水時のバ
イパス制御流路系の状態を示す流路図である。
【図11】同上給水系の流量制御装置の夜間通水解除時
のバイパス制御流路系の状態を示す一部の流路図であ
る。
【図12】同上給水系の流量制御装置の配管説明図であ
る。
【図13】同上給水系の流量制御装置の主開閉弁の縦断
面図である。
【図14】同上給水系の流量制御装置の主減圧パイロッ
ト弁の縦断面図である。
【符号の説明】
2 末端給水ラインの末端灌漑ライン 3 主制御流路 4 主開閉弁 7 オリフィス 10 主開閉弁4の弁口 11 主開閉弁4の弁体 12 主開閉弁4のスプリング 13 主開閉弁4のダイヤフラム 14 主開閉弁4の加圧室 15 主パイロット流路 17 主減圧パイロット弁 18 主水圧制御弁 35 過剰水量検出パイロット弁 37 過剰水量検出パイロット弁35のダイヤフラム 38 過剰水量検出パイロット弁35の加圧室 45 過剰水量検出解除弁 46 閉止保持制御弁 48 タイマ 50 バイパス開閉弁 51 バイパス制御流路 54 バイパスパイロット流路 56,58 バイパス減圧パイロット弁 57 バイパス水圧制御弁 60 夜間通水制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J071 AA12 BB11 BB14 EE02 FF14 5H307 AA08 AA10 BB06 CC12 DD15 DD17 EE02 EE09 EE12 FF03 FF13 GG04 HH04 HH11 HH14 JJ03 KK01 KK08 5H316 AA07 BB08 CC04 DD17 EE02 EE10 EE12 ES02 FF02 FF22 GG03 GG15 HH11 HH15 JJ01 JJ13 KK02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水系のパイプラインとこのパイプライ
    ンに接続された末端給水ラインとの間に主開閉弁を設け
    た主制御流路を形成し、 前記主制御流路に設けた主開閉弁の二次側を流れる水量
    が設定流量を超えた過剰流量であると検出したときに、
    この主開閉弁の一次側に連通する主パイロット流路の水
    圧によってこの主開閉弁を閉止して前記主制御流路から
    前記末端給水ラインへの給水を遮断し、 前記主開閉弁が開放したとき、この末端給水ラインが設
    定流量以内の流量のときに主制御流路からの給水を継続
    し、前記末端給水ラインが設定流量を超える過剰流量の
    とき再度、主開閉弁を前記主パイロット流路の水圧によ
    って閉塞して前記主制御流路から末端給水ラインへの給
    水を遮断することを特徴とする給水系の流量制御方法。
  2. 【請求項2】 給水系のパイプラインとこのパイプライ
    ンに接続された末端給水ラインとの間に主開閉弁を設け
    た主制御流路を形成するとともに、この主制御流路と並
    列にこの主制御流路を流れる流量より小流量に規制する
    バイパス開閉弁を設けたバイパス制御流路を形成し、 この主開閉弁の二次側を流れる水量が設定流量を超えた
    過剰流量であると検出したときに、この主開閉弁の一次
    側に連通する主パイロット流路の水圧によってこの主開
    閉弁を閉止して前記主制御流路から前記末端給水ライン
    への給水を遮断し、 前記主制御流路に設けた主開閉弁の二次側を流れる水量
    が設定流量を超えた過剰流量であると検出したときに、
    この主開閉弁の一次側に連通する主パイロット流路の水
    圧によってこの主開閉弁を閉止して前記主制御流路から
    前記末端給水ラインへの給水を遮断するとともに前記バ
    イパス制御流路から末端給水ラインに引き続き低圧給水
    し、 前記主開閉弁が開放したとき、この末端給水ラインが設
    定流量以内の流量のときに主制御流路からの給水を継続
    し、前記末端給水ラインが設定流量を超える過剰流量の
    とき再度、主開閉弁を前記主パイロット流路の水圧によ
    って閉塞して前記主制御流路から末端給水ラインへの給
    水を遮断して前記バイパス制御流路から末端給水ライン
    に引き続き給水することを特徴とする給水系の流量制御
    方法。
  3. 【請求項3】 主制御流路の主開閉弁の一次側に形成し
    たオリフィスの一次側と二次側との流速による差圧が設
    定値を超えたとき、末端給水ラインに流れる水量が設定
    流量を超えた過剰流量として検出して主パイロット流路
    の加圧水の水圧で主開閉弁が閉止し、前記主制御流路か
    ら末端給水ラインへの給水を遮断することを特徴とする
    請求項1または2記載の給水系の流量制御方法。
  4. 【請求項4】 主開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側
    を流れる水圧との差圧を検出してこの差圧に応じて主パ
    イロット流路から前記主開閉弁の加圧室を加圧する水圧
    を調整し、加圧室の水圧に応じてこの主開閉弁の開口量
    を調整し、この主開閉弁の二次側の水圧を設定圧に保持
    することを特徴とする請求項3記載の給水系の流量制御
    方法。
  5. 【請求項5】 主制御流路の主開閉弁の一次側に形成し
    たオリフィスの一次側と二次側との水の流速による差圧
    が設定値を超えたとき、主パイロット流路の前記主開閉
    弁を閉止する水圧をこの主パイロット流路の水圧で自己
    保持して主開閉弁の閉止状態を継続保持し、 この主パイロット流路の前記主開閉弁を閉止する水圧の
    自己保持を解除することにより、前記オリフィスの一次
    側と二次側との水の流速による差圧が設定値以内である
    ときに、前記主パイロット流路から前記主開閉弁を加圧
    する水圧を低下させることにより前記主開閉弁を開放し
    て前記主制御流路から末端給水ラインに給水し、前記オ
    リフィスの一次側と二次側との水の流速による差圧が設
    定値以上であると、前記主パイロット流路から前記主開
    閉弁を加圧する水圧によってこの主開閉弁が閉止して前
    記主制御流路の通水を遮断し、前記オリフィスの一次側
    と二次側との水の流速による差圧が設定値以内となるま
    で主パイロット流路の水圧の自己保持と解除とを反復す
    ることを特徴とする請求項4記載の給水系の流量制御方
    法。
  6. 【請求項6】 バイパス開閉弁の一次側を流れる水圧と
    二次側を流れる水圧との差圧を検出してこの差圧に応じ
    てバイパスパイロット流路から前記バイパス開閉弁の加
    圧室を加圧する水圧を調整し、加圧室の水圧に応じてこ
    のバイパス開閉弁の開口量を調整し、このバイパス開閉
    弁の二次側の水圧を設定圧に保持することを特徴とする
    請求項2記載の給水系の流量制御方法。
  7. 【請求項7】 タイマによる制御にて夜間時には主開閉
    弁を閉止して主制御流路を流れる水を遮断し、バイパス
    開閉弁にてバイパス制御流路を流れる水を昼間時の主制
    御流路の設定流量より少量の設定流量に切換え制御して
    末端給水ラインに給水することを特徴とする請求項2ま
    たは6記載の給水系の流量制御方法。
  8. 【請求項8】 給水系のパイプラインと末端給水ライン
    との間の主制御流路に設けられ、一次側と二次側とを連
    通する弁口を開閉する弁体、この弁体が弁口を閉止する
    方向にこの弁体を付勢するスプリング、流入された加圧
    水によって弁体が弁口を閉止する方向に変形押圧される
    ダイヤフラムにて仕切られた加圧室を有し前記主制御流
    路を流れる水圧によって前記弁体がスプリングに抗して
    開放する主開閉弁と、 この主開閉弁の一次側と二次側とを連通した主パイロッ
    ト流路に設けられかつ前記主開閉弁の一次側に連通され
    る一次側が常時前記主開閉弁の加圧室に連通されるとと
    もにこの一次側とこの主開閉弁の二次側に連通される二
    次側とを前記主開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を
    流れる水圧との差圧に応じて開放量が調整されて前記主
    開閉弁の二次側を流れる水圧を設定圧に保持する主減圧
    パイロット弁と、 前記主開閉弁の一次側に形成されたオリフィスと、 前記主パイロット流路の一次側に接続されるとともに前
    記オリフィスの一次側と二次側との水圧を受けて弁体を
    開閉させるダイヤフラムを設けた加圧室を有し前記オリ
    フィスの一次側と二次側とを流れる水の流速による差圧
    によって開閉されこの差圧が設定値を超えたとき前記末
    端給水ラインに流れる水が設定流量を超えた過剰流量と
    して検出して開放される過剰水量検出パイロット弁と、 前記主減圧パイロット弁の二次側に設けられ前記過剰水
    量検出パイロット弁の開放で流入する加圧水により前記
    主パイロット流路の二次側を閉止する主水圧制御弁とを
    備えたことを特徴とする給水系の流量制御装置。
  9. 【請求項9】 過剰水量検出パイロット弁の二次側に接
    続されこの過剰水量検出パイロット弁の二次側からの加
    圧水によって前記オリフィスの二次側の加圧水を開放し
    てこの過剰水量検出パイロット弁を過剰流量出の開放状
    態を保持する閉止保持制御弁と、 前記過剰水量検出パイロット弁の二次側と前記主水圧制
    御弁および閉止保持制御弁との間に接続され前記過剰水
    量検出パイロット弁の二次側の加圧水を開放する過剰水
    量検出解除弁とを設けたことを特徴とする請求項8記載
    の給水系の流量制御装置。
  10. 【請求項10】 主減圧パイロット弁は主開閉弁の一次
    側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との差圧に応じた
    開放量を調整可能としたことを特徴とする請求項8また
    は9記載の給水系の流量制御装置。
  11. 【請求項11】 過剰水量検出パイロット弁は末端給水
    ラインに流れる水が過剰流量として検出する設定流量を
    調整可能としたことを特徴とする請求項8ないし10の
    いずれかに記載の給水系の流量制御装置。
  12. 【請求項12】 主制御流路を流れる流量より小流量に
    規制するバイパス開閉弁を設けたバイパス制御流路を主
    制御流路と並列に接続したことを特徴とする請求項8な
    いし11のいずれかに記載の給水系の流量制御装置。
  13. 【請求項13】 バイパス開閉弁は、一次側と二次側と
    を連通する弁口を開閉する弁体と、この弁体が弁口を閉
    止する方向にこの弁体を付勢するスプリングと、流入さ
    れた加圧水によって弁体が弁口を開放する方向に変形押
    圧されるダイヤフラムにて仕切られた加圧室とを有し、
    前記主制御流路を流れる水圧によって前記弁体がスプリ
    ングに抗して開放し、 このバイパス開閉弁の一次側と二次側とを連通したバイ
    パスパイロット流路に設けられかつ前記バイパス開閉弁
    の一次側に連通される一次側が常時前記バイパス開閉弁
    の加圧室に連通されるとともにこの一次側とこのバイパ
    ス開閉弁の二次側に連通される二次側とを前記バイパス
    開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との
    差圧に応じて開放量が調整されて前記バイパス開閉弁の
    二次側を流れる水圧を設定圧に保持するバイパス減圧パ
    イロット弁と、 このバイパス減圧パイロット弁の二次側に設けられ前記
    過剰水量検出パイロット弁の開放で流入する加圧水によ
    り前記バイパスパイロット流路の二次側を閉止するバイ
    パス水圧制御弁とを備えたことを特徴とする請求項12
    記載の給水系の流量制御装置。
  14. 【請求項14】 バイパス減圧パイロット弁はバイパス
    開閉弁の一次側を流れる水圧と二次側を流れる水圧との
    差圧に応じた開放量を調整可能としたことを特徴とする
    請求項13記載の給水系の流量制御装置。
  15. 【請求項15】 主開閉弁の一次側に接続され主水圧制
    御弁に加圧水を流動させて前記主パイロット流路の二次
    側を閉止させる夜間通水制御弁と、 この夜間通水制御を作動させるタイマとを備えたことを
    特徴とする請求項8ないし14のいずれかに記載の給水
    系の流量制御装置。
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