JP2001076203A - 書類照合装置 - Google Patents

書類照合装置

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JP2001076203A
JP2001076203A JP25027399A JP25027399A JP2001076203A JP 2001076203 A JP2001076203 A JP 2001076203A JP 25027399 A JP25027399 A JP 25027399A JP 25027399 A JP25027399 A JP 25027399A JP 2001076203 A JP2001076203 A JP 2001076203A
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JP25027399A
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Hidesato Hata
秀聡 秦
Hisanori Takemura
尚則 竹村
Toru Fujii
徹 藤井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、提示された書類を真偽判別する
際、1種類の光線だけでなく複数種類の光線を用いて書
類を撮影することに着目し、撮影した画像データとサン
プル画像とを比較して本物度を照合することにより、高
精度の真偽判別が容易に得られる書類照合装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】この発明は、波長の異なる複数種類の光源
で書類を撮影する撮影手段と、書類の本物度を照合判定
するためのそれぞれの光源に基づいた本物度照合データ
を記憶する記憶手段と、上記撮影手段で撮影した撮影画
像データと記憶手段が記憶する本物度照合データとを比
較し、その比較照合結果を出力する比較手段を備えて、
オペレータ端末のような画面上に見比べれるように表示
させてオペレータが一目瞭然に真偽判別できるようにし
た書類照合装置であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身分証明書、免
許証等の書類を照合確認する書類照合装置に関し、さら
に詳しくは書類の本物度情報を正確に読取って真偽判別
する照合性能を高めた書類照合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の書類照合装置は、利用
者が提示した身分証明書等の書類の記載内容を光学的に
読取って照合確認している。この場合、書類の真偽判別
に際しては書類を可視光線で撮影し、その撮影した画像
データをオペレータが見て本物の書類か偽造書類かを判
断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような可
視光線で撮影した書類は市販の高性能化したカラーコピ
ー機やプリンタなどを用いて容易に偽造された書類との
区別がつかない場合が多く、また本物か偽物かの判定を
オペレータ自身が行うため、このオペレータ自身の個人
差により同一書類が本物と偽物との判断に分かれてしま
う場合があり、真偽判別の信頼性が低い問題を有してい
た。
【0004】そこでこの発明は、提示された書類を真偽
判別する際、1種類の光線だけでなく複数種類の光線を
用いて書類を撮影することに着目し、撮影した画像デー
タとサンプル画像とを比較して本物度を照合することに
より、高精度の真偽判別が容易に得られる書類照合装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
波長の異なる複数種類の光源で書類を撮影する撮影手段
と、上記書類の本物度を照合判定するためのそれぞれの
光源に基づいた本物度照合データを記憶する記憶手段
と、上記撮影手段で撮影した撮影画像データと上記記憶
手段が記憶する本物度照合データとを比較してその結果
を出力する比較手段とを備えた書類照合装置であること
を特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、本物度照合データ
を波長の異なる複数種類のそれぞれの光源で撮影したサ
ンプル画像で構成したことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、比較手段の比較結
果に基づいて本物度の判定データを出力する出力手段を
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、撮影画像データと
本物度照合データとをオペレータ端末画面に表示出力す
る出力手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、書類を真偽
判別するとき、撮影手段が波長の異なる複数種類の光源
で書類を撮影し、この撮影手段で撮影した撮影画像デー
タと、予め複数種類の光源に基づいて記憶手段が記憶し
た書類の本物度を照合判定するための本物度照合データ
とを比較手段が比較し、その比較照合結果を出力する。
【0010】例えば、可視光線のような第1波長と赤外
線のような第2波長とで書類を撮影し、これらの両撮影
画像データの濃度差を比較すると、提示された書類が本
物の場合と偽造の場合とでは、画像の濃度に違いが生
じ、その違いで偽造書類を判別することができる。
【0011】また、提示された書類と本物の書類を、例
えば赤外線のような波長で撮影し、それぞれの撮影した
画像データを比較すると、提示された書類が偽造の場合
は、可視光線では判別できないが、赤外線画像データで
は本物の書類に比べて赤外線特有の濃度差による違いが
明確に表れ、これにより偽造書類を明確に判別すること
ができる。
【0012】さらに、複数種類の波長で書類を撮影した
とき、この画像データを解析すれば、書類の真偽を高精
度に判断することができる。例えば、書類の特定部分以
外を複数種類の波長で撮影して比較した照合データと、
1種類の波長で提示された書類と本物の書類の特定部分
とを撮影して比較した照合データとを組合せれば、高精
度に本物度を判定することができる。また、光源の波長
を変えれば、様々な種類の書類に対応させて真偽判別す
ることができる。
【0013】また、波長の異なる複数種類のそれぞれの
光源で撮影したサンプル画像を本物度照合データに用い
た場合は、波長の異なる各種類の光源に対応したサンプ
ル画像を用意できるため、撮影画像データとサンプル画
像とを正確に比較照合することができる。
【0014】さらに、比較手段の比較照合結果に応じて
本物度の判定データを出力する出力手段を備えた場合
は、本物度の判定データを照合率のように数値化して出
力したり、不一致の相違部分を指摘して画面上に表示案
内できるため、高照合精度の本物度照合データが得られ
る。
【0015】また、撮影画像データと本物度照合データ
とをオペレータ端末画面に表示出力する出力手段を備え
た場合は、提示された書類の画像データと本物のサンプ
ル画像データとをオペレータ端末画面上に並べて表示す
れば、これを見比べてオペレータは一目瞭然に真偽判別
することができ、遠隔地からオペレータが真偽判別の手
助けをすることができる。さらに、本物度が低い場合
は、その根拠となる不一致の部分を画面上に表示するこ
とができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は顧客の契約カードを自動的に発行する自
動契約機11を示し、この自動契約機11は上部前面に
撮像窓12と、カード発行口13と、画像入力操作面1
4と、押圧ホルダ15と、申込書/契約書発行口16
と、接客テーブル17及び筆記トレー18とを備えて構
成される。
【0017】この自動契約機11は前面の撮像窓12の
内部にテレビカメラを内蔵して顧客を撮影し、前面のカ
ード発行口13の内部にカード発行機を内蔵して取引成
立時に作成した契約カードを発行する。
【0018】さらに、前面中央に形成される画像入力操
作面14は、顧客の入力操作及び表示案内に適した傾斜
角度を有し、この画像入力操作面14上に書類を置いて
読取り動作させる。この画像入力操作面14の内部位置
には表示器と反射検知形の2次元CCDカメラ等のイメ
ージスキャナを内蔵し、表示器では書類セット操作とそ
の操作内容を表示案内し、イメージスキャナでは画像入
力操作面14上にセットされた身分証明書等の書類の記
載データを読取る。この読取り時には、画像入力操作面
14上にセットされた書類を、上方より押圧ホルダ15
で押圧保持した状態で読取る。
【0019】図2は自動契約機の照合システム構成図を
示し、この自動契約機の照合システムは大別して画像取
込み部21と、送信側伝送制御部22と、受信側伝送制
御部23と、演算処理部24と、オペレータ端末25と
から構成される。
【0020】上述の画像取込み部21は、赤外線光源2
1aと可視光光源21bとの2種類の波長の異なる光源
21a,21bを用いて、画像入力操作面14上にセッ
トされた免許証や身分証明書等の書類21cの記載デー
タを2次元CCDカメラ21dで赤外光と可視光との種
類別にそれぞれスキャンして取込み。
【0021】この取込んだ画像を、A/D変換回路メモ
リ21eを介して送信側伝送制御部22の伝送回路22
aよりオペレータが監視する遠隔地へと送信し、遠隔地
に配設された受信側伝送制御部23の伝送回路23aに
画像を受信させる。受信された画像は演算処理部24の
演算回路24aで、赤外光より捉えた画像と可視光より
捉えた画像との両画像を比較判定するか、あるいは送信
されて来た画像と予め用意してあるサンプル画像とを比
較判定し、この比較結果から画像の本物度を算出する。
【0022】オペレータ端末25は、画像取込み部21
が取込んだ画像を解析して得られた解析データとして表
すものであり、撮影した赤外線画像25aと、可視光画
像25bと、赤外線サンプル画像25cと、そのときに
算出された本物度の照合率25dとを表示する。
【0023】ところで、書類の真偽判別に際しては、可
視光線のような波長と赤外線のような波長とで書類を撮
影し、これらの異種波長で撮影した両画像データの濃度
差を比較すると、提示された書類が本物の場合と偽造の
場合とでは、画像の濃度に違いが生じ、その違いで偽造
書類を判別することができる。
【0024】また、提示された書類と本物の書類とを、
赤外線の波長で撮影し、それぞれの撮影した画像データ
を比較すると、提示された書類が偽造の場合は、可視光
線では判別できないが赤外線画像データでは本物の書類
に比べて赤外線データに濃度差による違いが表れ、この
違いにより偽造書類を明確に判別することができる。
【0025】さらに、複数種類の波長で書類を撮影した
とき、その撮影した画像データを解析すれば、書類の真
偽を高精度に判断することができる。例えば、書類の写
真部分以外を可視光線と赤外線の波長で撮影して比較し
た第1の照合データと、赤外線の波長で提示された書類
と本物の書類の写真部分を撮影して比較した第2の照合
データとを組合せれば照合率が高まり、本物度を高精度
に判定できる。
【0026】また、様々な種類の書類が利用されること
が考えられるが、これらに対応する複数種類の異種波長
の光源を用いることにより、確実に各種の書類を正確に
真偽判別することができる。
【0027】また、波長の異なる複数種類のそれぞれの
光源で撮影したサンプル画像を本物度照合データに用い
た場合は、波長の異なる各種類の光源に対応したサンプ
ル画像を用意できるため、撮影画像データとサンプル画
像とを正確に比較照合することができる。
【0028】さらに、比較照合結果に応じて本物度の判
定データを出力させれば、本物度の判定データを照合率
のように数値化して出力したり、不一致の相違部分を指
摘して画面上に表示案内できるため、高照合精度の本物
度照合データが得られる。
【0029】また、提示された書類の画像データと本物
のサンプル画像データをオペレータ端末25の画面上に
並べて表示すれば、これを見比べてオペレータは一目瞭
然に真偽判別することができ、オペレータによる真偽判
別の手助けをすることができる。例えば、複写された書
類に本物の書類を部分的に継ぎはぎして作成された偽造
書類が使用された場合には、オペレータ端末25の画面
に表示させることにより容易に見つけ出すことができ
る。
【0030】このように構成された自動契約機11の画
像取込み動作を図3のフローチャートを参照して説明す
る。今、顧客が自動契約機11を使用するとき、正面の
画像入力操作面14には書類のセット位置やセット操作
を表示案内しており、この表示案内にしたがって顧客が
書類21cを画像入力操作面14上にセットすると、そ
の書類21cの上面を押圧ホルダ15で押圧保持し、書
類のセット操作が完了する(ステップn1 )。
【0031】この書類のセット操作完了に基づいて、画
像取込み部21は赤外線光源21aと可視光光源21b
との2種類の波長の異なる光源21a,21bを利用し
て書類の記載データをそれぞれ2次元CCDカメラ21
dで撮影し(ステップn2 )、撮影した画像データを送
信側伝送制御部22及び受信側伝送制御部23を介して
オペレータが監視する遠隔地にデータ転送し(ステップ
n3 )、転送された両画像データの違いを演算処理部2
4で比較判定する(ステップn4 )。
【0032】この比較判定結果から本物度合いを演算し
て求める。例えば、基準照合率を70%に設定した場
合、70%以上一致すれば、本物と判定して受付け許容
し、次の契約手続き操作に移行する。また、そのときの
照合データはオペレータ端末25に表示して、オペレー
タに確認させる(ステップn5 〜n6 )。
【0033】これに対し、照合率が70%未満であれ
ば、偽造書類と判定して受付け拒否し、さらにそのとき
本物との相違点をオペレータ端末25に明瞭に表示す
る。これを見て、オペレータが相違部分を指摘できるた
め、書類の真偽判別を容易に手助けすることができる
(ステップn7 )。
【0034】次に、取込んだ画像データの本物度判定処
理動作を図4及び図5のフローチャートを参照して説明
する。今、身分証明書の一例に免許証を提示して読取ら
せたとき、可視光カラーデータAの第1波長と、赤外光
グレーデータBの第2波長とで撮影し、それぞれのデー
タを同時に取込み(ステップn11)、一方の可視光グレ
ーデータAを、例えば7段階の階調に多値化(グレー
化)Aaする(ステップn12)。
【0035】この免許証のグレー化した可視光データC
の枠と、赤外データDの枠とをそれぞれ切出し(ステッ
プn13〜n14)、このうち、赤外データDの特定部分
(免許証の写真以外の部分)Daを切出し、切出した特
定部分Daの画像濃度の総和Dbを算出する(ステップ
n15〜n16)。
【0036】算出した画像データの濃度総和Dbと、本
物の赤外データの濃度総和αとを比較し、この比較結果
により写真部分以外の第1の本物度合いβを求める(ス
テップn17)。
【0037】続いて、切出された可視光データと、同じ
く切出された赤外データとの濃度差の違いを算出し、こ
の算出結果から特定部分(免許証の写真部分)Eを切出
し(ステップn18〜n19)、切出された特定部分Eの画
像濃座の総和Eaを算出する。このとき、免許証が本物
であれば、写真部分が残り、偽造であれば写真部分は残
らない(ステップn20)。
【0038】写真部分の画像濃度の総和Eaと、本物の
サンプル画像の濃度総和αaとを比較し、この比較結果
により写真部分の第2の本物度合いβaを求める(ステ
ップn21)。
【0039】そして、先に求めた写真部分以外の照合結
果である第1の本物度合いβと、第2の本物度合いβa
である写真部分の照合結果から本物度を決定し(ステッ
プn22)、決定した本物度の決定データをオペレータ端
末25の画面に表示して、オペレータに免許証の本物度
合いの判定内容を知らせる。このとき、オペレータはオ
ペレータ端末25を見て一目瞭然に真偽判別することが
でき、それゆえオペレータが遠隔地から容易に真偽判別
の手助けをすることができる(ステップn23)。
【0040】また、本物度が低い場合は、図6に示すよ
うに、その根拠となる不一致の部分をオペレータ端末2
5の画面上に、例えば枠付け表示61するなど図形によ
り部分表示して明瞭にオペレータに知らせることができ
る。このため、オペレータは免許証の真偽判別を明確に
行え、さらに相違部分を的確に指摘することができる。
【0041】ところで、図2において上述の実施例で
は、演算処理部24を遠隔地のオペレータ端末25側に
備えて自動契約機11からのデータ送信後に演算を行う
照合システムを示したが、これに限らず、演算処理部2
4を自動契約機11側に備えて自動契約機11側で演算
処理を行い、その後に遠隔地のオペレータ端末25側に
データ送信するように構成することもできる。
【0042】この演算処理機能付き自動契約機11の照
合システムの構成例を図7に示す。この場合は、自動契
約機11が設置された側に画像取込み部71と、演算処
理部72と、送信側伝送制御部73とを配設し、これに
対し遠隔地側に受信側伝送制御部74と、オペレータ端
末75とを配設して構成したものである。
【0043】このように、画像取込み部71に演算処理
部72を接続して、自動契約機11側に演算処理機能を
持たせ、画像取込み時点で、この自動契約機11側で本
物度を演算処理することができる。
【0044】次に、この演算処理機能付き自動契約機1
1の画像取込み動作を図8のフローチャートを参照して
説明する。今、顧客が自動契約機11の画像入力操作面
上に書類をセットして、書類のセット操作が完了すると
(ステップn31)、この書類のセット操作完了に基づい
て、画像取込み部71は赤外線光源と可視光光源との2
種類の波長の異なる光源を利用して書類の記載データを
それぞれ2次元CCDカメラで撮影し(ステップn3
2)、撮影された両画像データの違いを演算処理部72
で比較判定し(ステップn33)、この比較判定結果から
本物度合いを演算して求める。例えば、基準照合率を7
0%に設定した場合、70%以上一致すれば、本物と判
定して受付け許容し、次の契約手続き操作に移行する
(ステップn34〜n35)。
【0045】これに対し、照合率が70%未満であれ
ば、偽造書類と判定して受付け拒否する(ステップn3
6)。
【0046】このように判定した照合データを送信側伝
送制御部73及び受信側伝送制御部74を介してオペレ
ータが監視する遠隔地にデータ転送し、そのときの照合
データをオペレータ端末25に表示して、オペレータに
確認させる(ステップn37)。
【0047】このように照合データの判定処理に際して
は、自動契約機側で演算処理機能を持たせることもで
き、このように構成しても既述した実施例と同様な作用
効果が得られ、演算処理部の配置用途を任意に選択する
ことができる。
【0048】上述のように、書類を真偽判別するとき、
可視光線の波長と赤外線の波長とで書類を撮影し、これ
らの異種波長で撮影した両画像データの濃度差を比較す
ると、提示された書類が本物の場合と偽造の場合とで
は、画像の濃度に違いが生じ、その違いで偽造書類を判
別することができる。
【0049】また、提示された書類と本物の書類とを赤
外線の波長で撮影し、それぞれの撮影した赤外線画像デ
ータを比較すると、提示された書類が偽造の場合は、可
視光線では判別できないが赤外線画像データでは本物の
書類に比べて赤外線データに濃度差による違いが生じ、
これにより偽造書類を明確に判別することができる。
【0050】さらに、2種類あるいはそれ以上の複数種
類の波長で書類を撮影したとき、その撮影した画像デー
タを解析すれば、書類の真偽を高度に判断することがで
きる。例えば、書類の特定以外の部分を複数種類の波長
で撮影して比較した照合データ(第1の本物度)と、赤
外線の波長で提示された書類と本物の書類の特定部分を
撮影して比較した照合データ(第2の本物度)とを組合
せれば、高精度に本物度を判定することができる。ま
た、光源の波長を変えれば、様々な種類の書類に対応さ
せて真偽判別することができる。
【0051】また、波長の異なる複数種類のそれぞれの
光源で撮影したサンプル画像を本物度照合データに用い
た場合は、波長の異なる各種類の光源に対応したサンプ
ル画像を用意できるため、撮影画像データとサンプル画
像とを正確に比較照合することができる。さらに、比較
照合結果に応じて本物度の判定データを出力させれば、
本物度の判定データを照合率のように数値化して出力し
たり、不一致の相違部分を指摘して画面上に表示案内で
きるため、高照合精度の本物度照合データが得られる。
【0052】また、提示された書類の画像データと本物
のサンプル画像データとをオペレータ端末の画面上に並
べて表示すれば、これを見比べてオペレータは一目瞭然
に真偽判別することができ、遠隔地からオペレータが真
偽判別の手助けをすることができる。さらに、本物度が
低い場合は、その根拠となる不一致の部分を画面上に表
示させることができる。
【0053】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の書類照合装置は、実施例の自動
契約機11に対応し、以下同様に、光源は、赤外線光源
21aと可視光光源21bとに対応し、撮影手段は、画
像取込み部21,71に対応し、記憶手段及び比較手段
は、演算処理部24,72に対応し、撮影画像データ
は、赤外線画像25aと可視光画像25bに対応し、出
力手段は、オペレータ端末25,75に対応するも、こ
の発明は、請求項に示される技術思想に基づいて応用す
ることができ、上述の一実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動契約機の外観斜視図。
【図2】 この発明の自動契約機の照合システム構成
図。
【図3】 この発明の自動契約機の画像取込み動作を示
すフローチャート。
【図4】 この発明の自動契約機の本物度判定処理動作
を示すフローチャート。
【図5】 この発明の図4に続くフローチャート。
【図6】 この発明のオペレータ端末の画像表示例を示
す表示図。
【図7】 この発明の演算処理機能付き自動契約機の照
合システム構成図。
【図8】 この発明の演算処理機能付き自動契約機の画
像取込み動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…自動契約機 14…画像入力操作面 21,71…画像取込み部 21a…赤外線光源 21b…可視光光源 21c…書 類 21d…2次元CCDカメラ 24,72…演算処理部 25,75…オペレータ端末 25a…赤外線画像 25b…可視光画像 25c…赤外線サンプル画像 25d…照合率 61…枠付け表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 徹 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 3E041 AA01 BA11 BB01 BB10 BC06 CA10 DB01 5B072 BB00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長の異なる複数種類の光源で書類を撮影
    する撮影手段と、上記書類の本物度を照合判定するため
    のそれぞれの光源に基づいた本物度照合データを記憶す
    る記憶手段と、上記撮影手段で撮影した撮影画像データ
    と上記記憶手段が記憶する本物度照合データとを比較し
    てその結果を出力する比較手段を備えた書類照合装置。
  2. 【請求項2】上記本物度照合データを、波長の異なる複
    数種類のそれぞれの光源で撮影したサンプル画像で構成
    した請求項1記載の書類照合装置。
  3. 【請求項3】上記比較手段の比較結果に基づいて本物度
    の判定データを出力する出力手段を備えた請求項1記載
    の書類照合装置。
  4. 【請求項4】上記出力手段を、撮影画像データと、本物
    度照合データとをオペレータ端末画面に表示出力すべく
    構成した請求項3記載の書類照合装置。
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