JP2001075944A - コンテンツ生成方法及び装置、並びに、プログラム提供媒体 - Google Patents

コンテンツ生成方法及び装置、並びに、プログラム提供媒体

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JP2001075944A
JP2001075944A JP2000005843A JP2000005843A JP2001075944A JP 2001075944 A JP2001075944 A JP 2001075944A JP 2000005843 A JP2000005843 A JP 2000005843A JP 2000005843 A JP2000005843 A JP 2000005843A JP 2001075944 A JP2001075944 A JP 2001075944A
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Atsushi Asai
淳 浅井
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送番組用のマルチメディア符号化アプリケ
ーションを生成する。 【解決手段】 配信コンテンツのうち各放送番組間で共
有可能な部分はBML記述言語形式で暫定コンテンツと
して生成し、放送番組毎に固有の情報を記述するための
ブランク・ファイルを別途生成する。暫定コンテンツ中
にはブランク・ファイル中の記入項目を参照するための
APIが含まれている。ブランク・ファイルをタグの定
義が任意なXML言語で記述して、記述に関するチェッ
ク項目をDTDで規定する。該当する番組固有情報をブ
ランク・ファイル中に記入し、次いで、これを暫定コン
テンツ中に挿入することで、配信用のBMLコンテンツ
が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル衛星デー
タ放送をはじめとするデータ放送や、インターネットを
はじめとするデータ通信などにおいて配信されるコンテ
ンツを制作するための技術に係り、特に、データ構造を
表現することを目的としたコンピュータ言語の命令で構
成される配信コンテンツを制作する技術に関する。ここ
で、データ構造を表現することを目的としたコンピュー
タ言語の命令で構成されるデジタル・データは、例え
ば、データをタグにより区切ることでデータ構造を表現
することを目的とした言語(すなわち、マークアップ言
語)で記述される。
【0002】更に詳しくは、本発明は、例えば、BML
(Broadcast Markup Languag
e)のようなマークアップ言語で記述された配信コンテ
ンツを制作するための技術に係り、特に、放送番組本体
に付随する放送番組情報の表示・出力の有様を記述した
マルチメディア符号化アプリケーションを制作する技術
に関する。
【0003】
【従来の技術】放送の技術分野において、データのデジ
タル化が急速に進められている。これは、デジタル・デ
ータの方がアナログ・データよりも帯域を効率よく利用
できることや、映像や音声以外のデータとの親和性が高
いことなどに依拠する。
【0004】例えば衛星放送の場合、既存のBS(Br
oadcast Satellite)などアナログ衛
星放送からデジタル衛星放送に移行しつつある。デジタ
ル衛星放送に代表されるデジタル放送システムでは、従
来の映像及び音声からなる衛星番組本編の放送サービス
に加えて、デジタル形式のデータを放送し、番組の付加
情報としてユーザに提示することによって、より付加価
値の高い放送サービスを提供することができる。このよ
うな放送サービスのことを、本明細書中では「データ放
送サービス」と称することにする。また、番組の付加情
報として放送するデータのことを、「データ放送用コン
テンツ」または単に「配信コンテンツ」と称することに
する。
【0005】データ放送用コンテンツの持つ特徴とし
て、マルチメディア情報を扱えることと、インタラクテ
ィブ性を持つことが挙げられる。ここで、マルチメディ
ア情報とは、映像及び音声のみならず、静止画、文字、
図形などの各種モノメディアを組み合わせた情報を指
す。また、インタラクティブ性とは、視聴者がリモコン
などの入力装置を介して、対話的にコンテンツを操作で
きることを指す。
【0006】ここで、データ放送用コンテンツとして配
信されるコンテンツ(以下、「配信コンテンツ」とも呼
ぶ)の構造について、図7を参照しながら説明してお
く。
【0007】図7に示すように、配信コンテンツは、テ
キスト・データや、静止画、動画、音声などの各モノメ
ディア・データと、これら符号化された各モノメディア
・データに関する画面出力時の位置関係や時間関係など
を指定して、放送番組情報の有様を規定する表示・出力
制御プログラムとで構成される。この表示・出力制御プ
ログラムは、「マルチメディア符号化アプリケーショ
ン」とも呼ばれる。表示・出力制御プログラムには、各
モノメディア・データに対する参照(リンク)情報を組
み込むことができる。
【0008】また、データ放送用コンテンツの例を、図
9を参照しながら説明する。同図において、参照番号1
3で示されるものが、当該データ放送サービスに対応す
るテレビ受像機であり、また、参照番号14で示される
表示内容がデータ放送サービスの画面例である。同画面
において、右上の領域には映像及び音声、すなわち従来
通りのテレビ放送のサービスすなほち放送番組が提示さ
れる。また、同画面の下部及び左部には、映像及び音声
の内容すなわち放送番組自体と関連した情報が、文字及
び静止画、図形などの形態で提示される。また、画面に
は、上記以外に、メニューやボタンなどのGUI(Gr
aphical User Interface)を提
示することも可能であり、同図において参照番号15で
示すようなリモート・コントローラなどの装置により、
ユーザがインタラクティブに表示中のコンテンツを操作
することができる。
【0009】データ放送用コンテンツは、パーソナル・
コンピュータを始めとする汎用コンピュータ・システム
など、テレビ受像機以外の情報機器との親和性も高い。
例えば、汎用コンピュータ・システムにデジタル放送用
チューナ・カードを取り付けて、映像及び音声と同時に
放送される付加的なデータとしてデータ放送法コンテン
ツを受信することで、コンピュータ・ディスプレイ上に
データを表示したりマウスやキーボードなどのユーザ入
力装置を介してデータを操作したりすることができるの
で、前述のテレビ受像機と同等のサービスを受けること
が可能である。勿論、受信したデータ放送用コンテンツ
を、コンピュータ・システムに備え付けの内蔵ハード・
ディスクにそのままデジタル録画することも可能であ
る。
【0010】日本では、ARIB(Associati
on of Radio Industries an
d Businesses:電波産業会)が中心となっ
て、デジタル放送に関する標準化作業が進められてい
る。その一環として、デジタル放送においてデータ放送
サービスを実現するための規格に関しても標準化作業が
行われており、コンテンツの記述方式としてBML(B
roadcast Markup Language)
が採用されている。日本国内では、BMLで記述された
配信コンテンツによるデータ放送サービスが、西暦20
00年に開始することが予定されている。
【0011】BMLでは配信コンテンツのデータ構造を
表現する記述方法として、XML(eXtended
Markup Language)を採用している。X
MLはデータ構造を表現するための汎用なマークアップ
言語である。以下、XMLによるデータ構造の表現につ
いて説明しておく。XMLでは、表現したいデータの内
容を要素と呼ばれる単位に分割し、各々の要素を開始タ
グと終了タグにより挟むことでデータに意味付けをす
る。開始タグは要素の名前を”<”と”>”で挟んだも
のであり、終了タグは要素の名前を”</”と”>”で
挟んだものである。このような記述法は、一般に「マー
クアップ」と呼ばれる。
【0012】図10には、XMLによるデータ構造の表
現の例を示している。同図において、参照番号16で示
されるものがまだ構造化されていないデータである。こ
れに対して、参照番号17で示されるものがXMLによ
り構造化されたデータである。XMLは、参照番号19
で示されるXMLインスタンスと、参照番号18で示さ
れるDTD(Document Type Defin
ition:文書型定義)とで構成される。XMLイン
スタンスの中で、開始タグ”<title>”及び終了
タグ”</title>”、開始タグ”<date>”
及び終了タグ”</date>”、開始タグ”<tim
e>”及び終了タグ”</time>”、開始タグ”<
member>”及び終了タグ”</member
>”、並びに、開始タグ”<person>”及び終了
タグ”</person>”で囲まれている各々の個所
が要素に相当する。タグで囲むことにより、例えば
「“忘年会”という文字列が”title”という意味
を持つものである」という意味付けが実現される。ま
た、要素を入れ子にすることで、データの構造を規定す
ることが可能である。同図に示す例においては、”me
mber”要素の中に”person”要素が入れ子に
なっている(「入れ子」の構造は、テキスト文中でイン
デントによって表現される)。”memeber”要素
は、複数の”person”要素から構成されるという
データ構造を表現している。
【0013】また、タグの中には、対象となるデータに
関する付加的な情報を記述することが出来る。これは一
般に「属性」と呼ばれる。図10に示す例において
は、”person”要素の開始タグ内に記述されてい
る”post”や、”age”、”sex”が属性に相
当する。各要素に対してこのような属性を付与すること
により、例えば”person”要素により表現される
データ”Sony太郎”、”Sony次郎”、“Son
y花子”に関する付加的な情報をさらに表現することが
できる。
【0014】XMLの特徴の1つとして、要素や属性の
名前や出現ルールをDTDによって自由に定義できる点
が挙げられる。図10に示す例では、DTDによって、
このデータ中で要素party、title、dat
e、time、member、personが利用され
ることが定義されている。また、要素partyの子要
素として要素title、date、time、mem
berがこの順に現れ、要素memeberの子要素と
して要素personが1回以上現われ、要素dat
e、time、personの内容は文字列であること
が定義されている。さらに、要素personに対して
属性post、age、sexが指定できることが定義
されており、属性postは文字列であり指定が必須で
あることや、属性ageは数字(正確には、数字で開始
できる文字列)であり指定は任意であること、並びに、
属性sexは”male”又は”female”であり
指定が必須であることが定義されている。
【0015】DTDには、当該XMLインスタンス中に
現れる要素及び属性(上述の例では、party、ti
tle、date、time、memeber、per
son、post、age、sex)と、その出現ルー
ルを定義することができる。但し、それらの要素又は属
性がデータ中に現れた際にアプリケーションがどのよう
に振る舞うかについては定義されない。これはXMLの
対象外とするところである。
【0016】XMLを利用したデータを送受信する際に
は、XMLインスタンスに先立ってDTDを送受信する
ことで、受信側が、そのXMLインスタンス内で使用さ
れている要素や属性の種類、並びに、出現ルールについ
てあらかじめ知ることができる。このような運用の形態
を「検証済みXML」と呼ぶ。一方、仮にXMLで表現
されたデータを送る側と受ける側の双方がDTDに記述
されている内容を暗黙に了解している場合、DTDを敢
えて送受信する必要はなく、XMLインスタンスのみを
送受信すればよい。このような形態を「ウェルフォーム
ドXML」と呼ぶ。ウェルフォームドXMLの利点とし
て、DTDを送受信する必要がないため通信に必要な帯
域が少なくて済むことや、また、XMLで表現されたデ
ータを処理するための計算機負荷が軽くなることが挙げ
られる。一方、ウェルフォーム度XMLの欠点として
は、あらかじめ規定された要素や属性しか利用できない
点が挙げられる。
【0017】BMLが対象としているサービス分野であ
るデータ放送では、その受信システムが一般的には組込
み機器である。この種の組み込み機器は、パーソナル・
コンピュータを始めとする汎用コンピュータと比較する
と、計算処理時間や取り扱えるデータ容量に対して厳し
い制約がある。従って、受信システムの負荷を軽減する
ために、BMLではウェルフォームドXMLを採用して
おり、BMLにおける配信コンテンツを表現するための
要素や属性はあらかじめARIB(前述)において規定
若しくは標準化されたものを使う必要がある。
【0018】次いで、図11を参照しながら、BMLに
よる配信コンテンツの構成について説明する。同図にお
いて、参照番号20で示されるものがデータ放送用コン
テンツである。また、参照番号21で示されるファイル
がBML文書であり、配信コンテンツの構成及び動作を
規定する役割を持つ。以下、本明細書中では、このよう
な役割を持つデータのことを、「マルチメディア符号化
アプリケーション」、又は、単に「アプリケーション」
と称することにする。同図に示す例では、BMLで記述
されたアプリケーションによって、配信コンテンツを構
成する文字図形や、静止画や本編の映像、音声が表現さ
れており、またこれらのメディアの提示位置などの情報
が表現されている。例えば、BML文書中で<p>とい
うタグで囲まれた要素は、画面に表示すべきテキストを
意味しており、タグの中に記述された”style”と
いう属性で、その表示位置が規定されている。また、参
照番号23は、放送番組本編の映像及び音声ストリーム
を示しており、BML文書からは<object>とい
うタグで囲まれた要素を使い、”type”という属性
でそれが映像/音声のストリームであることを示し、”
data”という属性でそのストリームへの参照を指定
することにより、これを配信コンテンツの一部として画
面に表示することができる。さらに、参照番号24で示
されるファイルnews01.txt及び参照番号25
で示されるファイルphoto01.bmpは、それぞ
れテキスト情報、ビットマップ情報を格納しており、B
ML文書からは<object>というタグで囲まれた
要素を使い、”data”という属性でファイル名を指
定し、また”type”という属性でそのデータの種別
を指定することにより、これら外部のファイルのデータ
を参照し、配信コンテンツの一部として画面に表示する
ことができる。図11に示す例に対応するディスプレイ
への表示例を図12に示しておく。
【0019】BML文書中には、配信コンテンツ実行時
の表示を制御したり、視聴者のリモコン操作に対応する
挙動を規定するために、スクリプト言語であるECMA
(European Computer Manufa
cturers Association:欧州電子計
算機工業会)スクリプトを記述することができる。ま
た、ECMAスクリプトからBML文書中の各要素を指
定して、操作するためのAPI(Applicatio
n Program Interface)として、D
OM(Document Object Model)
が採用されている。図11に示した例においては、参照
番号22で示される個所がスクリプト部分に相当する。
この例では、”changeHeadline”という
名前で関数を定義しており、この関数を呼び出すと、”
id”という属性の値が”headline1”である
要素が表示するテキストを”3時のニュース”に変更す
る、という処理が行われる。実際の関数の呼び出しは、
ユーザによるリモコン操作などに割り付けることが出来
る。
【0020】次いで、データ放送のシステム形態につい
て、図13を参照しながら説明する。図中、参照番号2
6で示されるデータ放送送信システム(以下、単に「送
信システム」とする)側では、放送事業者によって放送
番組本体を構成する映像及び音声のデータ(AVデー
タ)と放送番組に付随するデータ放送用コンテンツが並
行して制作される。AVデータは、一時的に蓄積された
後、当該コンテンツの放送時刻になると、放送番組本体
及びデータ放送用コンテンツは多重化された上で、衛星
波として放送される。また、AVデータを含まず、デー
タ放送用コンテンツのみを放送するようなサービス形態
も考えられる。
【0021】一方、参照番号26で示されるデータ放送
受信システム(以下、単に「受信システム」とする)側
では、データ放送用コンテンツは、放送番組本体を表示
出力するディスプレイ・スクリーンの一部の領域を使用
して表示される。この受信システムは、通常は、放送波
を受信・選局・デコードする受信機(セット・トップ・
ボックス:STB)と、表示出力するテレビ受像機とで
構成され、一般家庭内に設置される。
【0022】データ放送サービスは、放送番組本体の内
容が切り替わるのに合わせて、配信コンテンツも内容を
切り替えるような形態が一般的である。以下、本明細書
中では、このような切り替わりの単位、すなわち、ある
期間を持った、内容に基づくアプリケーションの単位の
ことを「イベント」と称することにする。
【0023】また、配信コンテンツは、主にディスプレ
イへの表示を目的として、放送番組本体のタイトルや日
付、番組の出演者など各イベントに関する固有の情報を
含むことができる。また、配信コンテンツが含むデータ
の種類やデータ構造は、番組本体が提供するサービス内
容に応じて系統化することができる。例えば、料理番組
における献立や食材に関する情報や、選挙速報番組にお
ける時々刻々更新される得票状況、プロ野球中継におけ
る各選手の打撃・投球に関する個人成績やチーム順位な
ど、番組サービスをカテゴライズして、各カテゴリ内で
は番組に関連する情報を記述するためのデータ構造を画
一化することができる。
【0024】以上、BMLを用いた放送分野でのデータ
放送サービスの実現形態について述べた。但し、BML
は、インターネットにおけるWWWコンテンツを記述す
るためのマークアップ言語であるHTML(Hyper
Text MarkupLanguage)と比較し
て、要素の種類など様々な共通点を有しているので、イ
ンターネットのような通信分野においても、BMLによ
る上述した形態と同様のサービスを想定することは可能
である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】データ放送用コンテン
ツは、放送事業者などのコンテンツ配信者が、放送局内
などに設置された設備において、BMLコンテンツ制作
用として開発されたデータ放送用コンテンツ制作システ
ムを用いて開発するのが一般的となっている。ここで言
うデータ放送用コンテンツ制作システムとは、テキスト
や音声・画像などの複数のモノメディア・データを統合
するアプリケーションを開発することにより、配信コン
テンツを制作するためのツールのことである。データ放
送用コンテンツ制作システムは、通常、ワークステーシ
ョンやパーソナル・コンピュータ等の汎用コンピュータ
・システム上で稼動するアプリケーション・プログラム
である。
【0026】前述したように、各種さまざまのマルチメ
ディア符号化アプリケーションコンテンツを、適用され
るサービスの内容に基づいて分類することができる。す
なわち、放送番組が提供するサービス内容毎に配信コン
テンツは系統化されており、取り扱うサービスが共通す
れば配信コンテンツどうしの類似性が高いことが多い。
【0027】例えば、ニュース番組という同じサービス
のイベント同士であれは、取り扱うサービスが共通する
ので、それらの配信コンテンツ間で共有できる情報は多
い。すなわち、ニュースのヘッドラインを始め、番組タ
イトルや放映時刻、司会者名などのイベント毎に固有な
データを差し替えるだけで、別のニュース番組の配信コ
ンテンツを容易に再構成することができる。また、料理
番組や選挙速報、プロ野球中継など、他のサービスにつ
いても同様のことが当てはまる。言い換えれば、同一の
放送番組では、各イベント毎に配信されるコンテンツ間
で共有できるコード部分は比較的多い訳である。以下、
本明細書中では、各イベントに固有すなわち共有不能な
情報及びそのデータ構造のことを、「番組固有情報」と
称することにする。
【0028】アプリケーション開発において、複数のプ
ログラム製品間で共有できるコードやモジュールを可能
な限り共有して納期を短縮しコストを削減する、という
手法は、既に導入され、且つ、定着しつつある。
【0029】BMLを用いた配信コンテンツの開発を例
では、配信コンテンツ中で、番組固有情報に属するデー
タは全てテキスト形式の外部ファイルとして用意し、B
ML文書で記述されたアプリケーションからはそのファ
イル名を指定、すなわち参照することでそれらのデータ
を取り込むという手法を採ることにより、アプリケーシ
ョンは各イベントの内容から完全に独立したものとな
り、各イベントでアプリケーションの共有が可能にな
る。以下、このような手法により共有化を実現した配信
コンテンツであり、各イベントの情報を挿入する以前
の、雛形の状態の配信コンテンツを「テンプレート」と
称する。
【0030】テンプレートは、サービス毎に1つもしく
は複数制作する(例えば、ニュース番組用テンプレー
ト、料理番組用テンプレートなど)。このテンプレート
では一般的に、各イベントに固有の情報、すなわち番組
固有情報の部分にはブランク状態か、またはダミーのデ
ータが入っている。番組固有情報の例は、番組タイトル
(program_title)、放映日時(onai
r_date)、出演者名(caster)などの番組
の実データである(例えば、同じニュース番組であって
も、「正午のニュース」と「3時のニュース」では、番
組タイトルを共有することはできない)。ブランク部分
またはダミーの部分は、コンテンツの配信時など後の段
階で逐次的に、実際の実データを挿入するといった編集
作業をすればよい。
【0031】図8には、データ放送用コンテンツ制作シ
ステムにおいて提供されるテンプレート、及び、番組固
有情報を用いて最終的な配信コンテンツを生成するフロ
ー(従来例)を模式的に図解している。
【0032】同図の例で、参照番号1は、各イベント間
で共有可能な雛形の状態の配信コンテンツ、すなわちテ
ンプレートを指し示している。テンプレートを構成する
参照番号3により示される部分はBMLによって記述さ
れたアプリケーションであり、各イベントに固有な情報
から独立した、共有して利用が可能なものである。ま
た、参照番号4〜6は、各番組固有情報として実際のデ
ータを挿入するための外部参照ファイルであり、その内
容はブランクになっているものとする。同図の例では、
各ファイルは、番組タイトル、放映日時、出演者名を扱
うものであり、それぞれ、”program_tilt
e.txt”、”onair_date.txt”、”
caster1.txt”、”caster2.tx
t”、…というファイル名を有しているものとする。ア
プリケーション3は、これらの各ファイル4〜6に対す
る参照情報を含んでいる。
【0033】このように、テンプレート中の番組固有情
報の部分を、内容をブランク(空の文字列)にした状態
のテキスト形式のファイルで提供することによって、異
なるイベント間でアプリケーション3の共有化を実現し
ている。なお、説明の簡素化のため、内容がブランクな
ファイル4〜6は全てテキスト形式のファイルとした
が、必ずしもこのデータ・フォーマットに限定されな
い。
【0034】テンプレート1中に残されたこれらブラン
ク部分4〜6に挿入すべき各番組固有情報(以下では、
「番組実データ」とも呼ぶ)は、例えば同じ放送局内の
番組編成サーバ8においてデータベース9として管理さ
れている。番組編成サーバ8には、例えば番組作成を行
う各現場スタッフの手により、番組実データが収集され
るものとする。
【0035】各イベントに対応した配信コンテンツを制
作するために、テンプレートを所定の変換ソフトウェア
7に投入する。この変換ソフトウェア7は番組編成サー
バ8のデータベース9を検索して、該アプリケーション
中の各ブランク部分4〜6に相当する番組固有情報を取
り出して、これらに挿入する(同図の参照番号10〜1
2を参照されたい)。この例では、各ブランク・ファイ
ル”program_tilte.txt”、”ona
ir_date.txt”、”caster1.tx
t”に対して、それぞれ”正午のニュース”、”99/
06/30”、及び、”ソニー太郎”が挿入される。こ
の結果、特定のイベント、すなわち特定の放送番組にカ
スタマイズされた配信コンテンツが完成することにな
る。
【0036】変換ソフトウェア7は、単にブランク・フ
ァイルに番組固有情報を記入するだけでなく、番組固有
情報が正しいデータ・フォーマットで記入されたか、あ
るいは最終的に生成されたアプリケーションが必要な番
組実データを包含しているか、などのチェックを行う必
要がある。このチェック処理の第一の例として、番組固
有情報の例としてニュースのヘッドラインについて考察
してみる。
【0037】ニュースのヘッドライン情報はテキスト形
式の外部参照ファイルとして用意され、実際のニュース
のヘッドラインのデータ(例えば“東京で20日連続の
真夏日”など)は取材現場で制作され、番組編成サーバ
8中に蓄積されているものとする。変換ソフトウエア7
ではヘッドラインのデータがテンプレート中の外部参照
ファイルに格納され、アプリケーションがそれを参照す
ることによって最終的に画面上にヘッドラインを表示す
る機能を実現する。
【0038】ここで、画面へのヘッドラインの表示に関
して、その位置や表示範囲はアプリケーションに記述さ
れることになる。同一の番組でも複数のテンプレートを
利用するような運用の場合、結果として同一のヘッドラ
インのデータでもテンプレートによって表示する位置や
表示範囲が異なることになる。この際、あるテンプレー
トにおいて、ヘッドラインのデータの表示エリアを小さ
く設定してあった場合、挿入されるヘッドラインのデー
タが長い文章であると、表示範囲からはみ出してしまう
恐れがある。
【0039】このように、テンプレートによってヘッド
ラインの文字列長、すなわち挿入されるデータに対する
制約が異なる場合、変換ソフトウエア7において番組固
有情報をテンプレートに挿入する前に、ヘッドラインの
データの文字列長を取得し、当該テンプレートのヘッド
ラインの表示範囲に収まっているかを判定しなければな
らない。
【0040】チェック処理の第二の例として出演者のリ
スト表示について考察してみる。出演者の氏名に関する
情報は複数のテキスト形式の外部参照ファイル(”ca
ster1.txt”、”caster2.tx
t”、”caster3.txt”、、、)として用意
され、実際の出演者の氏名(“Sony太郎”、”So
ny花子”など)は番組編成サーバ8中に蓄積されてい
るものとする。変換ソフトウエア7では出演者の氏名が
存在すれば、それを順に外部参照ファイルに格納してい
き、アプリケーションがそれを参照することによって最
終的に画面上に出演者をリスト表示する機能を実現す
る。
【0041】この際、テンプレートによっては、それぞ
れの外部参照ファイルに氏名のデータが格納されないも
のがあっても正しく表示される場合と、全ての外部参照
ファイルに氏名のデータが格納されていなければ正しく
表示されない場合とが想定される。
【0042】このように、テンプレートによって出演者
の氏名の数、すなわちデータの出現回数に制約が生じる
場合、変換ソフトウエア7において番組固有情報をテン
プレートに挿入する前に、出演者の氏名のデータの出現
回数をあらかじめ取得し、当該テンプレートの氏名デー
タの出現回数の制約に収まっているかを判定しなければ
ならない。
【0043】これら、上記の第一及び第二の例で述べた
チェック処理を実現するためには、当該テンプレートで
扱う番組固有情報の属性や番組固有情報の出現回数に関
する情報を各テンプレートに持たせておき、変換ソフト
ウエア7はその情報に従ってチェックを行う必要があ
る。また、変換ソフトウエア7に汎用性を持たせるため
には、その情報のフォーマットは特定の番組に依存しな
い汎用的なものである必要がある。
【0044】この要件を満たす手法として、BML文書
中にこれらの番組固有情報に関する属性や出現回数に関
する情報をXML形式で記述することが考えられる。X
MLは汎用的でかつ、データ構造やそれに関する付加情
報を柔軟に記述できる。
【0045】しかし、BMLでは前述したようにウェル
フォームドXMLを採用しており、放送事業者などのユ
ーザが任意に要素や属性を追加または変更することがで
きない。仮にそのようなアプリケーションを放送したと
しても、受信システム側では、追加又は変更された要素
や属性を解釈することができないので、配信コンテンツ
を正しく再生すなわち画面表示することができない。
【0046】このようなコンテンツのチェック処理に関
する技術的課題が、現状では未だ解決されていない。こ
のため、各サービス内容毎にカスタマイズした変換ソフ
トウエアを用意して(例えば、「ニュース番組用変換ソ
フト」、「料理番組用変換ソフト」など)、各放送サー
ビス毎に固有のチェックを実現するより他にない。とこ
ろが、多種類の変換ソフトウェアを揃えることは、開発
コストの著しい増大を招来するので、現実的ではない。
また、同一のサービス内で複数のテンプレートを利用す
る場合に、各テンプレートで扱う番組固有情報のデータ
属性(例えばヘッドラインの文字列の長さなど)は統一
せざるを得ない。
【0047】本発明は、上述したような技術的課題に鑑
みたものであり、その目的は、デジタル放送やインター
ネットなどの通信で配信されるデジタル・データを好適
に制作することができる、優れた配信コンテンツ生成技
術を提供することにある。
【0048】本発明の更なる目的は、BML(Broa
dcast Markup Language)に代表
されるマークアップ言語形式で記述されたデータ放送用
コンテンツを好適に制作することができる、優れた配信
コンテンツ生成技術を提供することにある。
【0049】本発明の更なる目的は、放送番組本体に付
随する放送番組情報の表示・出力の有様を記述した配信
コンテンツを好適に制作することができる、優れた配信
コンテンツ生成技術を提供することにある。
【0050】本発明の更なる目的は、同じサービス内容
を提供する放送番組間で共通するコード部分を共有化し
つつ、共有が許されないイベント固有のデータを正確に
挿入して、各イベント毎にカスタマイズされた配信コン
テンツを生成することができる、優れた配信コンテンツ
生成技術を提供することにある。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、データ
構造を表現することを目的としたコンピュータ言語の命
令で構成され、イベントを構成するコンテンツを生成す
る方法又は装置であって、複数のイベント間で共有可能
な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ又は手
段と、イベント毎に固有な情報を書き込むためのブラン
クを含んだ記述部を生成する第2のステップ又は手段
と、前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を
書き込む第3のステップ又は手段と、前記記述部に書き
込まれたイベントに固有な情報を前記暫定的なコンテン
ツに挿入して、イベントを構成するコンテンツを完成さ
せる第4のステップ又は手段と、を具備することを特徴
とするコンテンツ生成方法又は装置である。
【0052】また、本発明の第2の側面は、タグの定義
が固定的なマークアップ言語形式で記述され、イベント
を構成するコンテンツを生成する方法又は装置であっ
て、複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツ
を生成する第1のステップ又は手段と、イベント毎に固
有な情報を書き込むためのブランクを含んだ記述部を生
成する第2のステップ又は手段と、前記記述部のブラン
ク中にイベントに固有な情報を書き込む第3のステップ
又は手段と、前記記述部に書き込まれたイベントに固有
な情報を前記暫定的なコンテンツに挿入して、イベント
を構成するコンテンツを完成させる第4のステップ又は
手段と、を具備することを特徴とするコンテンツ生成方
法又は装置である。
【0053】また、本発明の第3の側面は、BML(B
roadcast MarkupLanguage)言
語形式で記述され、イベントを構成するコンテンツを生
成する方法又は装置であって、複数のイベント間で共有
可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ又
は手段と、イベント毎に固有な情報を書き込むためのブ
ランクを含んだ記述部を生成する第2のステップ又は手
段と、該記述部のブランク中にイベントに固有な情報を
書き込む第3のステップ又は手段と、該記述部に書き込
まれたイベントに固有な情報を該暫定的なコンテンツに
挿入して、イベントを構成するBMLコンテンツを完成
させる第4のステップ又は手段と、を具備することを特
徴とするコンテンツ生成方法又は装置である。
【0054】また、本発明の第4の側面は、放送番組に
付随して配信される放送番組情報の表示又は出力を制御
するアプリケーション・プログラム及びデータで構成さ
れる配信コンテンツを生成する方法又は装置であって、
提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間で共
有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ
又は手段と、提供するサービス内容が略同一な複数の放
送番組間であっても共有不能で放送番組毎に固有な番組
固有情報を記述するためのブランクを含んだ記述部を生
成する第2のステップ又は手段と、前記記述部のブラン
ク中に番組固有情報を書き込む第3のステップ又は手段
と、前記記述部に書き込まれた番組固有情報を前記暫定
的なコンテンツに挿入して、放送番組情報の表示又は出
力を制御するアプリケーション・プログラムを完成させ
る第4のステップ又は手段と、を具備することを特徴と
するコンテンツ生成方法又は装置である。
【0055】ここで、前記記述部は、例えば、イベント
間で共有不能な番組固有情報を書き込むためのブランク
を含んだファイル形式で構成される。該記述部は、タグ
の定義が任意なマークアップ言語形式で記述することが
できる。タグの定義が任意なマークアップ言語の一例
は、XML(eXtensible Markup L
anguage)である。そこで、記述部をXML形式
で記述することにより、DTD(Document T
ype Definition:文書型定義)ドキュメ
ントを用いてイベント固有情報のデータ構造及びデータ
・フォーマット等の付加情報を自由に規定することがで
き、イベント間で共有不能な番組固有情報が書き込まれ
た後において、書き込まれた番組固有情報のデータ構造
及びデータフォーマット等の付加情報のチェックを行う
ことができるようになる。
【0056】また、前記暫定的なコンテンツは、前記記
述部中の対応する番組固有情報書き込み部分への参照情
報を含む。該参照情報は、例えば、API(アプリケー
ション・プログラミング・インターフェース)形式で記
述される。ここで言うAPIとは、ソフトウェアの作成
の際に、そのソフトウェアが利用する各種のハードウェ
ア/ソフトウェア資源やOS(Operating S
ystem)のシステム機能を呼び出すためのインター
フェース(関数の集まり)のことである。
【0057】また、本発明の第5の側面は、データ構造
を表現することを目的としたコンピュータ言語の命令で
構成され、イベントを構成するコンテンツを生成するた
めの処理をコンピュータ・システム上で実行せしめるた
めのコンピュータ・プログラムをコンピュータ可読な形
式で提供するプログラム提供媒体であって、前記コンピ
ュータ・プログラムは、複数のイベント間で共有可能な
暫定的なコンテンツを生成する第1のステップと、イベ
ント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含んだ
記述部を生成する第2のステップと、前記記述部のブラ
ンク中にイベントに固有な情報を書き込む第3のステッ
プと、前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報
を前記暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成
するコンテンツを完成させる第4のステップと、を具備
することを特徴とするプログラム提供媒体である。
【0058】また、本発明の第6の側面は、タグの定義
が固定的なマークアップ言語形式で記述され、イベント
を構成するコンテンツを生成するための処理をコンピュ
ータ・システム上で実行せしめるためのコンピュータ・
プログラムをコンピュータ可読な形式で提供するプログ
ラム提供媒体であって、前記コンピュータ・プログラム
は、複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツ
を生成する第1のステップと、イベント毎に固有なイベ
ントに固有な情報を書き込むためのブランクを含んだ記
述部を生成する第2のステップと、前記記述部のブラン
ク中にイベントに固有な情報を書き込む第3のステップ
と、前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を
前記暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成す
るコンテンツを完成させる第4のステップと、を具備す
ることを特徴とするプログラム提供媒体である。
【0059】また、本発明の第7の側面は、BML(B
roadcast MarkupLanguage)言
語形式で記述され、イベントを構成するコンテンツを生
成するための処理をコンピュータ・システム上で実行せ
しめるためのコンピュータ・プログラムをコンピュータ
可読な形式で提供するプログラム提供媒体であって、前
記コンピュータ・プログラムは、複数のイベント間で共
有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ
と、イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランク
を含んだ記述部を生成する第2のステップと、該記述部
のブランク中にイベントに固有な情報を書き込む第3の
ステップと、該記述部に書き込まれたイベントに固有な
情報を該暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構
成するBMLコンテンツを完成させる第4のステップ
と、を具備することを特徴とするプログラム提供媒体で
ある。
【0060】また、本発明の第8の側面は、放送番組に
付随して配信される放送番組情報の表示又は出力を制御
するアプリケーション・プログラム及びデータで構成さ
れる配信コンテンツを生成するための処理をコンピュー
タ・システム上で実行せしめるためのコンピュータ・プ
ログラムをコンピュータ可読な形式で提供するプログラ
ム提供媒体であって、前記コンピュータ・プログラム
は、提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間
で共有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステ
ップと、提供するサービス内容が略同一な複数の放送番
組間であっても共有不能で放送番組毎に固有な番組固有
情報を記述するためのブランクを含んだ記述部を生成す
る第2のステップと、前記記述部のブランク中に番組固
有情報を書き込む第3のステップと、前記記述部に書き
込まれた番組固有情報を前記暫定的なコンテンツに挿入
して放送番組情報の表示又は出力を制御するアプリケー
ション・プログラムを完成させる第4のステップと、を
具備することを特徴とするプログラム提供媒体である。
【0061】ここで、前記記述部は、例えば、イベント
間で共有不能な番組固有情報を書き込むためのブランク
を含んだファイル形式で構成される。該記述部は、タグ
の定義が任意なマークアップ言語形式で記述することが
できる。タグの定義が任意なマークアップ言語の一例
は、XML(eXtensible Markup L
anguage)である。そこで、記述部をXML形式
で記述することにより、DTD(Document T
ype Definition:文書型定義)ドキュメ
ントを用いて番組固有情報のデータ構造及びデータ・フ
ォーマット等の付加情報を自由に規定することができ、
イベント間で共有不能な番組固有情報が書き込まれた後
において、書き込まれた番組固有情報のデータ構造及び
データ・フォーマット等の付加情報のチェックを行うこ
とができるようになる。
【0062】また、前記暫定的なコンテンツは、前記記
述部中の対応する番組固有情報書き込み部分への参照情
報を含む。該参照情報は、例えば、API(アプリケー
ション・プログラミング・インターフェース)形式で記
述される。ここで言うAPIとは、ソフトウェアの作成
の際に、そのソフトウェアが利用する各種のハードウェ
ア/ソフトウェア資源やOSのシステム機能を呼び出す
ためのインターフェース(関数の集まり)のことであ
る。
【0063】
【作用】本発明は、例えば、放送番組に付随して配信さ
れる放送番組情報に関する配信コンテンツを生成するた
めのデータ放送用コンテンツ制作システムに適用するこ
とができる。この配信コンテンツは、放送番組情報に関
する表示又は出力を制御するアプリケーション及びデー
タで構成される。日本国内で2000年度から運用が開
始されるBSデジタル放送では、このアプリケーション
の符号化方式として、ARIB(Associatio
n of Radio Industryand Bu
ssiness)が中心となって標準化を行ったBML
(Broadcast Markup Languag
e)の採用が予定されている。
【0064】放送番組情報の配信コンテンツは、放送番
組本体において提供されるサービス内容に応じて系統化
することができる。すなわち、番組のサービス内容が略
同一であれば、各々のコンテンツの構成は概ね同様の構
造となる。したがって、サービス内容が同一となる放送
番組間では、その配信コンテンツに含まれるアプリケー
ションのコードの大部分についてある程度の共有化が許
容される。
【0065】その一方で、サービス内容が同一の放送番
組間でさえ共有化が不可能な、各放送番組毎に固有なデ
ータがある。例えば、番組タイトルや放映日時、出演者
名などのデータは放送番組間で共有することができな
い。また、選挙速報やプロ野球中継などの実況形式の放
送番組では、時々刻々変動するリアルタイム・データ
(例えば、各候補者の得票に関する集計データや、各選
手の打撃又は投球に関する個人成績データやチーム順位
など)は放送番組間での共有が許されない。
【0066】本発明は、BMLのように固定的なタグの
集合でデータ構造が規定されるマークアップ言語形式で
配信コンテンツ(すなわちマルチメディア符号化アプリ
ケーション)を制作する場合に、特に好適に適用され
る。
【0067】本発明では、配信コンテンツのうち、提供
するサービス内容が略同一な複数の放送番組間で共有可
能なアプリケーションのコード部分は、BML記述言語
形式で暫定的なコンテンツとして生成される。但し、暫
定的なコンテンツは、必ずしも、最終的なコンテンツと
同じBML形式で記述されている必要はなく、他の言
語、例えばXMLで記述されていてもよい(後者の場合
には、制作したコンテンツを、配信コンテンツの標準に
従ったBML形式に変換する処理を必要とする)。
【0068】また、暫定的コンテンツとは別に、提供す
るサービス内容が略同一な放送番組間でさえ共有が不可
能で放送番組毎に固有な情報を記述するための記述部が
用意される。この記述部は、番組に固有な情報を書き込
むためのブランクを含んだファイル形式で構成される。
【0069】記述部は、タグの定義が任意なマークアッ
プ言語形式で記述することができる。タグの定義が任意
な言語の一例は、検証済みXML(eXtensibl
eMarkup Language)である。イベント
固有情報は、各放送番組毎に固有のデータ構造を持つ。
記述部をXML形式で記述する意義は、DTD(Doc
ument Type Definition:文書型
定義)ドキュメントを用いてその配信コンテンツが利用
するイベント固有情報のデータ構造、及び各データに関
する属性を定義することで、ブランクの記入内容に関す
るチェックを容易に行うことができる点にある。
【0070】上記したような各放送番組毎に固有な番組
固有情報は、放送番組の製作者としての放送局内等にお
いて、番組編成情報として別途データベース化されて管
理されている。
【0071】配信コンテンツを配信する時期若しくは時
刻に達すると、先ず、この番組編成情報データベースに
アクセスして、記述部の各ブランクに該当する番組固有
情報を記入する。この番組固有情報の記入処理に際し
て、DTDドキュメント中の要素及び属性の定義に従っ
て、データの記入内容の正誤をチェックすることができ
る。
【0072】BML記述言語形式(あるいは他の記述言
語形式)で暫定的に生成された配信コンテンツ中には、
記述部中の対応する番組固有情報に対する参照情報が埋
め込まれている。この参照情報は、例えばAPI(アプ
リケーション・プログラミング・インターフェース)で
指定される(APIとは、ソフトウェアが各種ハードウ
ェア/ソフトウェア資源やOS(Operating
System)のシステム機能を呼び出すためのインタ
ーフェース(関数の集まり)のことである)。暫定的な
状態の配信コンテンツと番組固有情報記入後の記述部フ
ァイルとを所定の変換ソフトウェアに投入すると、この
ようなAPIを利用することで、記述部ファイルに書き
込まれた各番組固有情報を暫定的な配信コンテンツ中の
該当する箇所に挿入することができる。
【0073】番組固有情報を挿入後のコンテンツは、規
定のフォーマットを満たしていないため、データ放送用
の配信コンテンツとしては受信側で再生すなわち画面表
示することができない場合もある。このような場合に
は、さらに他の変換処理を適用することで、データ放送
サービスに適したBMLコンテンツに仕上げることがで
きる。
【0074】本発明によれば、各放送番組毎の相違は、
検証済みXML言語形式で記述された記述部ファイルを
用いることで吸収される。したがって、放送番組のサー
ビス内容に応じて複数の変換ソフトウェアを用意する必
要がなくなり、コスト削減につながる。また、本発明を
適用したオーサリング・ツールの成果物である配信コン
テンツ自体は、XMLではなくBML言語形式で記述さ
れる。したがって、現在日本国内において運用が進めら
れているBMLベースのデジタルデータ放送にそのまま
対応することができる。
【0075】要するに、本発明によれば、XMLのデー
タ構造記述言語としての側面を活用することで、汎用性
や柔軟性に富んだBML言語形式の配信コンテンツ制作
ツールを実現することができる訳である。
【0076】本発明の第5乃至第8の各側面に係るプロ
グラム提供媒体は、例えば、様々なプログラム・コード
を実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コ
ンピュータ・プログラムをコンピュータ可読な形式で提
供する媒体である。媒体は、CD(Compact D
isc)やFD(Floppy Disc)、MO(M
agneto−Optical disc)などの着脱
自在で可搬性の記憶媒体、あるいは、ネットワーク(ネ
ットワークは無線、有線の区別を問わない)などの伝送
媒体など、その形態は特に限定されない。
【0077】このようなプログラム提供媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・プログラム
の機能を実現するための、コンピュータ・プログラムと
提供媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義した
ものである。換言すれば、本発明の第5乃至第8の各側
面に係るプログラム提供媒体を介して所定のコンピュー
タ・プログラムをコンピュータ・システムにインストー
ルすることによって、コンピュータ・システム上では協
働的作用が発揮され、本発明の第1乃至第4の各側面と
同様の作用効果を得ることができる。
【0078】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0080】図1には、本発明の実施に供される全体シ
ステムの処理の構成を模式的に示している。このシステ
ムは、例えばデジタル衛星放送番組及びデータ放送用の
配信コンテンツの制作及び配信に適用することができ
る。
【0081】図1に示すように、このシステムは、放送
番組本体である映像データ及び音声データを取得して編
集するAudio/Video制作システム35と、編
成後の放送番組本体に係るAVデータを蓄積するAud
io/Videoデータ蓄積サーバ36と、データ放送
用コンテンツ制作システム28と、送出システム37と
で構成される。
【0082】データ放送用コンテンツ制作システム28
は、放送番組本体に付随するデータ放送用の配信コンテ
ンツのテンプレートを制作するオーサリング・ソフトウ
ェア11と、各番組間で共有不能な番組固有情報34を
収集し蓄積管理する番組編成サーバ32と、番組編成サ
ーバ32によって蓄積管理された番組固有情報を適宜取
り出してテンプレート中に挿入してデータ放送用の配信
コンテンツを完成させるなどの機能をもつ変換ソフトウ
ェア30と、データ放送用の配信コンテンツを一時蓄積
する蓄積サーバ31とで構成される。ここで言うオーサ
リング・ソフトウェア28と変換ソフトウェア35は、
図2に示すデータ放送用コンテンツ制作システム28上
で稼動するアプリケーション・プログラムであると把握
されたい。オーサリング・ソフトウェア29及び変換ソ
フトウェア30で扱う配信コンテンツや、該配信コンテ
ンツに含まれる番組固有情報のデータ構造及びデータ属
性はサービス毎に、DTD(Document Typ
e Definition:文書型定義)ドキュメント
33を用いて定義することができる。
【0083】Audio/Video蓄積サーバ35に
蓄積されたAVデータと蓄積サーバ36に蓄積された配
信コンテンツの各々は、送出システム37が同期的に所
定の放送時刻に取り出して、衛星波などの放送波として
放送するようになっている。
【0084】Audio/Video制作システム35
は、現実には複数の制作現場(図示しない)を備えてい
る。各制作現場は、放送局内のスタジオ、屋外その他の
中継地など様々である。また、Audio/Video
制作システム35が供給するAVデータには、リアルタ
イム性を有する生中継と、Audio/Video蓄積
サーバ36に一旦保管されて編集加工される録画中継と
がある。Audio/Video制作システム35とA
udio/Video蓄積サーバ36は、放送番組本体
に関するデータ・ストリームを構成するが、本発明の要
旨には直接関連しないので、本明細書ではこれ以上説明
しない。また、送出システム37は、各放送コンテンツ
の圧縮符号化や多重化、多重化データ(トランスポート
・ストリーム)の変調処理等を含むが、これも本発明の
要旨には直接関連しないので、本明細書ではこれ以上説
明しない。
【0085】オーサリング・ソフトウェア29や変換ソ
フトウェア30を実行する「データ放送用コンテンツ制
作システム」は、「ワークステーション」又は「パーソ
ナル・コンピュータ」と呼ばれる汎用コンピュータ・シ
ステムで構成することができる。汎用コンピュータ・シ
ステムの一例は、OADG(PC Open Arch
itecture Developer’s Grou
p)仕様に準拠した米IBM社のPC/AT(Pers
onal Computer/Advanced Te
chnology)機、及びその互換機又はこれらの後
継機である。
【0086】図2には、このデータ放送用コンテンツ制
作システム28のハードウェア構成を模式的に示してい
る。以下、該システム28の各部について説明する。
【0087】プロセッサ38は、データ放送用コンテン
ツ制作システム28全体の動作を統括的に制御するメイ
ン・コントローラであり、その実体は、画像処理等の各
種処理を実行する所定のアプリケーション・プログラム
を起動するCPU(Central Processi
ng Unit)である。すなわち、プロセッサ38
は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、
各種のアプリケーション・プログラムを実行する。
【0088】データ放送用コンテンツ制作システム28
は、このプロセッサ38がアプリケーションとしてのオ
ーサリング・ソフトウェア29や変換ソフトウェア30
を稼動するという形態で具現化される。データ放送用コ
ンテンツ制作システム28は、要するに、データ放送用
のマルチメディア符号化アプリケーションを開発するた
めのツールである。マルチメディア符号化アプリケーシ
ョンは、テキストや音声、画像などの符号化された各モ
ノメディア・データに関する画面出力時の位置関係や時
間関係などを指定して、放送番組情報の有様を規定する
表示・出力制御プログラムのことである(前述)。本実
施例に係るデータ放送用コンテンツ制作システム28
は、BML(Broadcast Markup La
nguage)言語形式で記述されたマルチメディア符
号化アプリケーションを生成する機能を持つ。但し、デ
ータ放送用コンテンツ制作システム28によるアプリケ
ーション生成処理手順については後述する。
【0089】RAM(Random Access M
emory)39は、プロセッサ38が実行プログラム
・コードをロードしたり、作業データを一時格納するた
めに使用される書き込み可能なメモリであり、通常は複
数個のDRAM(Dynamic RAM)チップで構
成される。また、ROM(Read Only Mem
ory)40は、製造時に格納データが恒久的に書き込
まれる読み出し専用の不揮発メモリである。ROM40
上には、例えば、データ放送用コンテンツ制作システム
28を電源投入したときに実行する自己診断テスト・プ
ログラム(POST)や、ハードウェア入出力操作を実
行するためのコード群(BIOS)が格納されている。
【0090】入力部41は、ユーザからのコマンド入力
などを受容する装置である。キャラクタ・ベースでコマ
ンド入力を行うキーボードや、座標指示形式でコマンド
入力を行うマウスなどの入力装置がこれに含まれる。例
えば、BMLやXML(eXtensible Mar
kup Language)言語形式で記述されるソー
ス・コードを、入力部41を介してユーザ入力すること
ができる。
【0091】表示部42は、処理画像やコマンド入力の
ためのメニューなどを含んだ作業画面をユーザに提示す
るための装置であり、CRT(Cathode Ray
Tube:陰極線管)ディスプレイやLCD(Liq
uid Crystal Display:液晶表示デ
ィスプレイ)がこれに該当する。表示部42の表示画面
上にはGUI(Graphical User Int
erface)環境が提供されるのが一般的となってい
る。
【0092】外部記憶装置43は、例えば、ハード・デ
ィスク・ドライブ(HDD)のような、比較的大容量で
再書き込み可能且つ不揮発の記憶装置であり、データ・
ファイルを蓄積したり、プログラム・ファイルをインス
トールするために使用される。インストールされるプロ
グラム・ファイルの一例は、本実施例に係るオーサリン
グ・ソフトウェア29や変換ソフトウェア30である。
また、データ・ファイルの一例は、オーサリング・ソフ
トウェア29及び変換ソフトウェア30によって制作さ
れたBML形式の配信コンテンツである。
【0093】メディア・ドライブ44は、着脱自在で可
搬式の記録メディアを装填して、該記録メディア表面上
の担持データを読み書きするための装置である。ここで
言うメディアとして、MO(Magneto−Opti
cal disc)、CD−ROM、DVD(Digi
tal Versatile Disc)などが挙げら
れる。例えば、本実施例に係るオーサリング・ソフトウ
ェア29や変換ソフトウェア30は、可搬型記録メディ
アを媒介としてコンピュータ間を移動すなわち流通し、
メディア・ドライブ44によって外部記憶装置43にイ
ンストールすることができる。あるいは、オーサリング
・ソフトウェア29及び変換ソフトウェア30によって
制作されたBML形式の配信コンテンツも同様に、可搬
型記録メディアを媒介として配布することができる。
【0094】ネットワーク・インターフェース45は、
データ放送用コンテンツ制作システム28を所定の通信
プロトコル(例えば、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Int
ernet Protocol)プロトコル)に従って
ネットワーク接続するための装置である。ネットワーク
上には、複数のコンピュータ・システム(以下では、
「リモート・システム」とも呼ぶ:図示しない)が存在
する。本実施例のデータ放送用コンテンツ制作システム
28は、ネットワークを介してリモート・システムから
オーサリング・ソフトウェア29や変換ソフトウェア3
0などのアプリケーションの供給を受けることもでき
る。あるいは、オーサリング・ソフトウェア29及び変
換ソフトウェア30を用いて制作されたマルチメディア
符号化アプリケーションも同様に、ネットワーク経由で
リモート・システムに供給することもできる。
【0095】なお、データ放送用コンテンツ制作システ
ムとしての汎用コンピュータ・システム28を実際に構
成するためには、図2に示した以外にも多くのハードウ
ェア・コンポーネントが必要である。但し、これらは当
業者には周知であり、また、本発明の要旨を構成するも
のではないので、本明細書中では省略している。また、
図面の錯綜を回避するため、図中の各ハードウェア・ブ
ロック間の接続も抽象化して図示していない点を了承さ
れたい。(例えば、プロセッサ38を構成するCPU
は、一般には、各周辺機器を自己の外部ピンにローカル
接続せず、各種の入出力インターフェースを介してバス
接続する。また、このバス上の各機器には固有のI/O
アドレス(又はメモリ・アドレス)が割り振られてお
り、プロセッサ38はI/Oアドレス(又はメモリ・ア
ドレス)を指定することで、所望の機器に対してデータ
やコマンドを転送することができる。)
【0096】番組編成サーバ32も、所定の番組情報管
理用のアプリケーションを稼動する汎用コンピュータ・
システムで構成することができる。番組編成サーバ32
のローカル・ディスク(図示しない)には、番組編成に
関する情報がデータベース化して配置されている。
【0097】番組編成サーバ32が管理する上記のデー
タベースには、各放送番組に関する固有情報が随時入力
され、且つ、データベース上に記録・更新される。ここ
で言う番組固有情報には、番組タイトル、放映日時、出
演者名などが含まれる。また、番組固有情報には、選挙
速報番組における各候補者の得票数、プロ野球中継番組
におけるスコアや各選手の打撃・投球等に関する個人成
績、チーム順位などのような、時々刻々と更新されるリ
アルタイム性のデータを含めることができる。
【0098】番組編成サーバ32は、イベントすなわち
放送番組のサービス種別毎に分類して、番組固有情報を
管理している。例えば、「ニュース」というサービス内
容のカテゴリに対しては、以下の[表1]に示すような
データベースが構築される。同表において、イベント識
別子01に関するレコードは放送番組「正午のニュー
ス」の番組固有情報を格納し、また、イベント識別子0
2に関するレコードは「3時のニュース」の番組固有情
報を格納している。
【0099】
【表1】
【0100】本明細書では敢えて記述しないが、「料理
番組」や「プロ野球中継」など他のサービス内容のカテ
ゴリに対しても、同様のデータベースが構築され且つ保
管されているものと理解されたい。
【0101】次に、本実施例に係るデータ放送用コンテ
ンツ制作システム28を用いて、配信コンテンツとして
のマルチメディア符号化アプリケーションを生成する処
理手順について、図3を参照しながら説明する。但し、
図3は、ニュース番組に関するマルチメディア符号化ア
プリケーションを生成する例を図解しているものとす
る。
【0102】データ放送用コンテンツ制作システム28
は、最終的にはBML形式のマルチメディア符号化アプ
リケーションを制作結果として出力するものであるが、
第1段階としては、そのテンプレートを生成する(図3
参照番号46を参照のこと)。このテンプレートは、暫
定BMLアプリケーションと、番組固有情報記述部と、
各モノメディア・データとで構成される。
【0103】暫定BMLアプリケーションは、提供する
サービス内容が略同一な複数の放送番組間において共有
可能なコードで構成される暫定的な形態のファイルであ
る。例えば、「ニュース番組」というサービス内容のカ
テゴリであれば、表示画面上でのレイアウトなどの表現
形式は非常に似通っており、複数のニュース番組同士で
該アプリケーションのコード・データやデータ構造の大
部分を共用することが可能である。
【0104】図3に示す例では、参照番号49で示され
る暫定BMLアプリケーションもBML形式で記述され
ているが、必ずしもこれに限定されない(但し、この場
合は最終的にデータ放送用のBML形式コンテンツに変
換するための後処理工程が必要となる。参照番号50を
参照のこと)。
【0105】番組固有情報記述部は、提供するサービス
内容が略同一な放送番組間で共有不能でそれぞれに固有
な情報(例えば[表1]を参照のこと)を記述するため
のブランクな個所を含んだテキスト・ファイルである。
【0106】本実施例では、番組固有情報記述部は、D
TD(Document TypeDefinitio
n:文書型定義)が任意、すなわちタグの定義を自由に
取り決めることができる検証済みXML言語形式で記述
される。図3参照番号51に示す例では、XML言語形
式の番組実データ記述部は、”program_tit
le(番組名)”、”onair_date(放映日
時)”、及び、”caster(出演者)”という3種
類の番組固有情報を記入するための各要素及び、要素”
program_title”に付加された属性”ma
xsize”で構成されている。初期状態の各要素のデ
ータ値はブランク状態である。
【0107】番組固有情報記述部をBML言語ではなく
検証済みXML言語形式で作成する意義は、後者は要素
の定義が任意であることに依拠する。すなわち、各サー
ビスに対応したデータ構造をDTDドキュメントを用い
て規定することで、番組固有情報に関する記入内容やデ
ータ構造等のチェックを容易に行うことができる訳であ
る。
【0108】本実施例では、暫定BMLアプリケーショ
ン中には、番組固有情報記述部の該当する番組固有情報
記述フィールドへの参照情報が含まれている。この参照
は、本実施例では、BML文書中に記述されたECMA
スクリプトから、DOM(Document Obje
ct Model)を介して実現されている。DOMは
API(Application Program I
nterface)形式の一種である。ここで言うAP
Iとは、ソフトウェアの作成の際に、そのソフトウェア
が利用する各種のハードウェア/ソフトウェア資源やO
S(Operating System)のシステム機
能を呼び出すためのインターフェース(関数の集まり)
のことである。
【0109】図3において、参照番号49で示す例で
は、ECMAスクリプトの記述として、”textAr
ea1.text.data = news.prog
ram_title.text.data”が、暫定B
MLアプリケーション中に埋め込まれているが、これは
番組固有情報記述部においてニュース番組のタイトルを
記述する要素”program_title”を参照
し、その情報を暫定BML文書中の、識別子が”tex
tArea1”で示される要素の内容として代入してい
る。番組実データ記述部の中の各要素への参照は、BM
Lの基本機能に対する拡張であり、かかる処理記述を含
んだままのコンテンツは、ARIB(Associat
ion of Radio Industries a
nd Businesses:電波産業会)を中心とし
て標準化されたデータ放送用コンテンツの形式には合致
しない(すなわち、通常の受信機では処理できない)と
いう点を充分理解されたい。
【0110】モノメディア・データは、テキスト、音
声、画像(静止画及び動画の双方を含むことができる)
などの各モノメディアを符号化したデータであり、通常
は各メディア毎にファイル化されている。これらモノメ
ディア・データのテレビ受像機への画面出力時の有様
は、マルチメディア符号化アプリケーションによって制
御される。
【0111】図4には、図3参照番号51に示したXM
L言語形式テンプレートについてのDTDドキュメント
のソース・コードのリスト(但し、一部抜粋)を示して
いる。同リスト中の第2行目の”〈!ELEMENT
news(program_title, onair
_date, caster+)〉”なるコードは、”
news”すなわちニュース番組に関するテンプレート
は、”program_title(番組名)”、及
び、”onair_date(放映日時)”、及び、”
caster*(出演者)”という3種類のカスタマイ
ズ・データを必須要素とすることを規定している。ま
た、文字列”caster+(出演者)”の最後尾に付
された”+”文字は、当該データの個数が1以上(すな
わち出演者が1人あるいは複数人)であることを意味す
る。
【0112】また、第3〜第5行目のコードは、これら
各カスタマイズ・データが文字データ(#PCDAT
A)のフォーマットで構成されることを規定している。
さらに、要素”program_title”に対して
属性”maxsize”が定義されている。この属性値
として指定された整数値を番組名のテキスト長の最大値
と規定することによって、テンプレート毎に番組名の文
字列の長さの最大値を指定することができる。要する
に、このDTDドキュメントが放送番組に固有のデータ
構造及び各データに対する付加情報を規定しているとい
うことを充分理解されたい。
【0113】既に述べたように、各放送番組に関する番
組固有情報は、放送局(すなわちデータ放送用コンテン
ツ制作システム28)内において、番組編成サーバ32
が管理している。
【0114】図3において参照番号46に示すテンプレ
ートとして制作した時点における暫定BMLアプリケー
ションは、番組固有情報が記入されていない未完成なも
のであり、また、ARIB等によって標準化されたマル
チメディア符号化アプリケーションのフォーマットにも
合致していない。そこで、データ放送用コンテンツ制作
システム28は、番組編成サーバ32においてデータベ
ース管理される番組固有情報をテンプレートに挿入す
る。ここで「データ放送用コンテンツ制作システム」と
は、図1に示したオーサリング・ソフトウエア29と、
変換ソフトウエア30を合わせたものである。この結
果、番組固有情報のブランク部分すなわち各要素には、
該当する番組固有情報が挿入される。
【0115】図3において参照番号47に示す例で
は、”program_title(番組名)”、”o
nair_date(放映日時)”、及び、”cast
er(出演者)”という各要素に対して、取り出したエ
ントリが包含する「正午のニュース」、「99/06/
30」、及び、「ソニー太郎」という各々のテキスト・
データが記入されることになる。
【0116】また、この各番組固有情報の記入に際し
て、データ放送用コンテンツ制作システム28は、DT
D文書に記述された規定(図4を参照のこと)に従っ
て、タグ・データの記入内容やデータ構造を正誤チェッ
クすることができる。
【0117】本実施例では例えば、要素program
_titleに対する属性maxsizeがDTDにお
いて規定されている。仮に、あるテンプレートにおい
て、画面上に表示できる番組タイトルの文字列長が8文
字であった場合、このテンプレート中の番組実データ記
述部の当該属性値に“8”を指定する。この属性値はテ
ンプレート毎に異なった値を指定することが可能であ
り、変換ソフトウエアにおいては、番組編成サーバ32
中の番組実データとして用意されている番組タイトル名
をテンプレートに挿入する際に、この属性値を参照する
ことによってデータが最終的に正しく画面に表示できる
かチェックすることが可能になる。
【0118】さらに、ニュース番組以外のサービスでも
同様に、ある要素に対してmaxsizeという属性を
指定した場合には、その要素に挿入可能な文字列長を表
すものと規定すれば、サービス毎に変換ソフトウエアを
カスタマイズすることなく、汎用性を確保することが出
来る。
【0119】上述したように、暫定的BMLアプリケー
ションの中には、番組固有情報記述部の対応する要素へ
の参照情報が埋め込まれている。この参照情報は、例え
ばAPI(Application Program
Interface)という形式で記述されている。図
3において参照番号52に示す例では、番組固有情報”
program_title”、すなわちテンプレート
の番組実データ記述部の要素program_titl
eに対する参照情報が、”news.program_
title.text.data”という文字列で記述
されている。同様に、番組固有情報”onair_da
te”、すなわちテンプレートの番組実データ記述部の
要素onair_dateに対する参照情報が、”ne
ws.onair_date.text.data”と
いう文字列で記述されている。
【0120】データ放送用コンテンツ制作システム28
は、暫定的BMLアプリケーションと、番組固有情報記
入後の記述部ファイルを、変換ソフトウェア30に投じ
る。変換ソフトウェア30は、暫定的BMLアプリケー
ション中の参照情報すなわちAPIコマンドを手掛かり
にして、各テンプレートの番組実データ記述部の各要素
に書き込まれた番組固有情報を、暫定的BMLアプリケ
ーション中の該当する箇所に挿入する。
【0121】上述した一連のアプリケーション生成処理
の結果として、配信コンテンツがデータ放送用コンテン
ツ制作システム28から出力される。配信コンテンツ
は、図3において参照番号48に示すように、BMLに
よって記述されたマルチメディア符号化アプリケーショ
ンと、各モノメディア・データとからなる。配信コンテ
ンツは、蓄積サーバ31に一旦蓄積される。その後、A
udio/Video蓄積サーバ36に蓄積されたAV
データと蓄積サーバ31に蓄積された配信コンテンツの
各々は、所定の放送時刻に送出システム37によって同
期的に取り出され、放送波として送出される。
【0122】但し、データ放送用コンテンツ制作システ
ム28が出力した時点のアプリケーションは、未だ、A
RIB等により標準化されたデータ放送用のマルチメデ
ィア符号化アプリケーションの形式に合致していない場
合もある。この場合は、さらにデータ放送用の形式に変
換するための最終処理を適用すればよい。
【0123】次いで、データ放送用コンテンツ制作シス
テム28が提供するGUI(Graphical Us
er Interface)環境下でマルチメディア符
号化アプリケーションを開発する手順について、図5及
び図6を参照しながら説明する。
【0124】処理(A):オーサリング・ソフトウェア
11において、テンプレート制作者は、コンピュータ1
00のGUI環境を利用して、テンプレートを制作す
る。
【0125】テンプレート制作者が、オーサリング・ソ
フトウェア29が提供するGUI画面上で、本実施例に
従ったサービスを選択すると、オーサリング・ソフトウ
ェア29は、当該サービスで扱う番組固有情報のデータ
構造を定義したDTDドキュメント33を読み込み、テ
ンプレート制作者に対して当該サービスにおいて利用可
能なデータの一覧とそのデータ構造を提示する。
【0126】テンプレート制作者は、このGUI画面上
で、テンプレートを構成する各画面毎に、画面上で利用
するデータを選択する。オーサリング・ソフトウェア2
9は、製作者による選択結果に従い、当該画面で使用す
るデータをXML形式で生成する。
【0127】また、オーサリング・ソフトウェア29
は、テンプレート作成者のコンテンツ開発作業の出力と
して、暫定BMLアプリケーションを含むテンプレート
形式のコンテンツ46を生成する。暫定BMLアプリケ
ーションは、番組固有情報に対する参照情報が含まれて
いる。
【0128】なお、暫定BMLアプリケーションは、最
終的にBML形式で記述されたマルチメディア符号化ア
プリケーションを目標とするものであるが、それ自体は
BML形式で記述されている必要はない。
【0129】処理(B):変換ソフトウェア30におい
て、当該サービスに関するDTDドキュメント33を読
み込み、当該サービスのデータ構造を解釈する。
【0130】次いで、このデータ構造とオーサリング・
ソフトウェア29から送信されたテンプレート46中の
番組固有情報記述部とを比較して、その整合性をチェッ
クする。
【0131】次いで、番組固有情報記述部の各要素に対
応する番組固有情報を、番組編成サーバ32が管理する
データベースから取り出し、当該データが各要素の属性
値で規定されている各種の制約を満たしているかチェッ
クする。そして、チェック結果が肯定的であった上で、
当該データを各タグに挿入する。この結果、暫定BML
アプリケーション内は中間的な状態になる。
【0132】処理(C):さらに、変換ソフトウェア3
0において、暫定BMLアプリケーション内で、BML
に対して拡張されたAPIにより番組固有情報を参照し
ている部分を、当該参照されているデータで置き換え
る。この結果、暫定BMLアプリケーションは、通常の
受信機で解釈可能なBML形式に変換される。
【0133】完成されたマルチメディア符号化アプリケ
ーションは、モノメディア・データとともに、配信コン
テンツとして蓄積サーバ31に送信され蓄積される。
【0134】上述した本実施例に係るデータ放送用コン
テンツ制作システム28では、番組固有情報を検証済み
XML形式で表現し、且つ、そのデータ構造をDTDド
キュメントで定義するようにした。番組が提供するサー
ビス内容に応じたDTDドキュメントを規定することに
より、サービス毎にカスタマイズが必要な部分を、マル
チメディア符号化アプリケーション本体とは切り離して
定義することが可能となる。言い換えれば、マルチメデ
ィア符号化アプリケーションの汎用性を著しく向上させ
ることができる。
【0135】また、マルチメディア符号化アプリケーシ
ョンの中で番組固有情報を処理するために、これら番組
固有情報を参照するためのAPIを該アプリケーション
内に用意することにした。番組固有情報を記述部のブラ
ンク部分に記入した後、参照箇所を番組固有情報で置換
することで、最終的にデータ放送用のコンテンツとして
配信可能なフォーマットのアプリケーションを得ること
ができる。したがって、固定のタグ・セットしか解釈で
きないBMLに関しても、本発明の作用効果を奏するこ
とができる。
【0136】なお、上述では説明しなかったが、アプリ
ケーションの記述フォーマットとしてHTML(Hyp
er Text Markup Language)や
MHEG(Multimedia and Hyper
media codingExperts Grou
p)などを採用した場合であっても、同様に、本発明の
効果が得られることは言うまでもない。
【0137】また、DTDドキュメントを用いて各サー
ビス毎のデータ構造を定義するので、複雑なデータ構造
であっても明確に規定することができる。この結果、マ
ルチメディア符号化アプリケーションの柔軟性及び信頼
性を著しく向上させることができる。
【0138】また、各サービスに関するデータ構造をD
TDドキュメントとして定義しておくことにより、オー
サリングソフトウェアのGUI環境において、図5のオ
ーサリングソフトウエアの中に示したTemplate
ParametersのGUI例の様に、テンプレー
ト制作者に対して当該サービスが利用可能なデータ及び
データ構造をユーザ・フレンドリすなわち目視で直感的
に理解できる形態で提示することができる。また、各サ
ービスのデータ構造を制作ソフトウェアから切り離して
定義することにより、オーサリング・ソフトウエアの汎
用性を著しく向上させることができる。
【0139】また、本実施例に係る制作システムは、デ
ータ放送用の配信コンテンツの開発以外にも適用するこ
とができる。例えば、インターネット上で展開されるW
WW(World Wide Web)などの広域情報
提供システムにおいて取り扱われるHTMLなどのコン
テンツ制作に適用することも充分に可能である。
【0140】《追補》以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0141】《用語の説明》 (1)マルチメディア・コンテンツ …放送サービスにおいて、番組本編の映像及び音声以外
のアプリケーション及びデータを指す。静止画やテキス
ト情報などのデータや、インタラクティブな機能を提供
することができる。 (2)アプリケーション …マルチメディア・コンテンツの構成要素のうち、静止
画やテキスト情報などの各種モノメディア・データの提
示や動作を制御したり、インタラクティブな機能を実現
したりする部分を指す。 (3)モノメディア・データ …マルチメディア・コンテンツの構成要素のうち、アプ
リケーションによって制御され、提示される静止画やテ
キスト情報など、データ本体部分を指す。通常の放送や
データ転送において、各モノメディア・データは、アプ
リケーションとは別のファイルとして取り扱われる。 (4)サービス …野球中継番組や料理番組など各種放送サービスのこと
を指す。本明細書中では、マルチメディア・コンテンツ
のうち、アプリケーションの多くの部分を共有できるグ
ループを、サービスの1つの単位とする。 (5)番組 …同一のサービスのうち、その内容が切り替わる各時間
帯の区切りのことを指す。 (6)テンプレート …各番組間で共有することができる部分で構成されるマ
ルチメディア・コンテンツのことをさす。 (7)コンテンツ …テンプレートに対して各番組の固有のデータが挿入さ
れたものであり、各番組において放送される最終形態の
マルチメディア・コンテンツを指す。
【0142】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
デジタル衛星放送などにおいて配信されるデータ放送用
コンテンツを好適に政策することができる、優れた配信
コンテンツ生成技術を提供することができる。
【0143】また、本発明によれば、BML(Broa
dcast Markup Language)に代表
されるマークアップ言語形式で記述された配信コンテン
ツを好適に制作することができる、優れた配信コンテン
ツ生成技術を提供することができる。
【0144】また、本発明によれば、放送番組本体に付
随する放送番組情報の表示・出力の有様を記述したマル
チメディア符号化アプリケーションを好適に制作するこ
とができる、優れた配信コンテンツ生成技術を提供する
ことができる。
【0145】また、本発明によれば、同じサービス内容
を提供する放送番組間でコード部分を共有しつつ、共有
が許されない放送番組毎に固有のデータを正確に挿入し
て、各放送番組毎にカスタマイズされたマルチメディア
符号化アプリケーションを制作することができる、優れ
た配信コンテンツ生成技術を提供することができる。
【0146】本発明によれば、各放送番組毎の相違は、
XML言語形式で記述されたテンプレートを用いること
で吸収される。したがって、放送番組のサービス内容に
応じて複数の変換ソフトウェアを用意する必要がなくな
り、コスト削減につながる。また、本発明を適用した制
作システムの成果物である配信コンテンツ自体は、BM
L言語形式で記述されるので、日本国内において現在運
用が進められているBMLベースのデジタル衛星データ
放送にそのまま対応することができる。
【0147】要するに、本発明によれば、XMLのデー
タ構造記述言語としての側面を活用することで、汎用性
や柔軟性に富んだBML言語形式の配信コンテンツ制作
ツールを実現することができる訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される全体システムの処理の
構成を、データ放送用コンテンツ制作システム28の概
略構成を中心に模式的に示した図である。
【図2】本実施例に係るデータ放送用コンテンツ制作シ
ステム28のハードウェア構成を模式的に示した図であ
る。
【図3】データ放送用コンテンツ制作システム28によ
ってマルチメディア符号化アプリケーションを生成する
処理手順を図解したものである。
【図4】図351に示した番組固有情報記述部のDTD
ドキュメントのソース・コードである。
【図5】データ放送用コンテンツ制作システム28が提
供するGUI(Graphical User Int
erface)環境下でマルチメディア符号化アプリケ
ーションを開発する手順を図解したものである。
【図6】データ放送用コンテンツ制作システム28が提
供するGUI(Graphical User Int
erface)環境下でマルチメディア符号化アプリケ
ーションを開発する手順を図解したものである。
【図7】デジタル伝送データとして配信コンテンツのデ
ータ構造を模式的に示した図である。
【図8】マルチメディアコンテンツ制作システムを用い
てマルチメディア符号化アプリケーションを生成するフ
ロー(従来例)を模式的に示した図である。
【図9】データ放送用コンテンツのサービス例を模式的
に示した図である。
【図10】XMLによる、構造を持つデータの記述例を
示した図である。
【図11】BMLによるデータ放送用コンテンツの記述
例を示した図である。
【図12】図11に示したデータ放送用コンテンツの記
述例に対応する画面表示の例を示した図である。
【図13】データ放送システムの概要を模式的に示した
図である。
【符号の説明】
1…データ放送用コンテンツ(テンプレート状態) 2…データ放送用コンテンツ(配信可能状態) 3…マルチメディア符号化アプリケーション 4…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(ブランク状態) 5…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(ブランク状態) 6…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(ブランク状態) 7…従来の変換ソフトウエア,8…番組編成サーバ 9…番組実データ 10…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(データ挿入後) 11…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(データ挿入後) 12…番組実データを挿入するための外部参照ファイル
(データ挿入後) 13…テレビ受像機,14…データ放送用サービスの画
面例 15…リモートコントローラー,16…構造化されてい
ないデータの例 17…XMLにより構造化されたデータ,18…DTD
の例 19…XMLインスタンスの例 20…BMLによるマルチメディアコンテンツの例,2
1…BML文書 22…ECMAScriptの例,23…本編映像/音
声のストリーム 24…テキスト形式の外部参照ファイル 25…Bitmap形式の外部参照ファイル 26…データ放送送信システム、27…データ放送受信
システム 28…データ放送用コンテンツ制作システム 29…オーサリングソフトウエア,30…変換ソフトウ
エア 31…蓄積サーバ,32…番組編成サーバ 33…当該サービスのDTD 34…番組固有情報 35…Audio/Video制作システム 36…Audio/Video蓄積サーバ,37…送出
システム 38…プロセッサ 39…RAM,40…ROM, 41…入力部,42…表示部 43…外部記憶装置,44…メディア・ドライブ 45…ネットワーク・インターフェース 46…データ放送用コンテンツ(テンプレート状態) 47…データ放送用コンテンツ(実データが挿入された
状態) 48…データ放送用コンテンツ(配信可能な状態) 49…BMLによるマルチメディア符号化アプリケーシ
ョン(暫定的な状態) 50…BMLによるマルチメディア符号化アプリケーシ
ョン(配信可能な状態) 51…番組固有情報記述部(実データ挿入前) 52…番組固有情報記述部(実データ挿入後)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ構造を表現することを目的としたコ
    ンピュータ言語の命令で構成され、イベントを構成する
    コンテンツを生成する方法であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き
    込む第3のステップと、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4のステップと、を具備するこ
    とを特徴とするコンテンツ生成方法。
  2. 【請求項2】タグの定義が固定的なマークアップ言語形
    式で記述され、イベントを構成するのコンテンツを生成
    する方法であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き
    込む第3のステップと、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4のステップと、を具備するこ
    とを特徴とするコンテンツ生成方法。
  3. 【請求項3】BML(Broadcast Marku
    p Language)言語形式で記述され、イベント
    を構成するコンテンツを生成する方法であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 該記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き込
    む第3のステップと、 該記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を該暫定
    的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するBML
    コンテンツを完成させる第4のステップと、を具備する
    ことを特徴とするコンテンツ生成方法。
  4. 【請求項4】放送番組に付随して配信される放送番組情
    報の表示又は出力を制御するアプリケーション・プログ
    ラム及びデータで構成される配信コンテンツを生成する
    方法であって、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間で共
    有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ
    と、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間であ
    っても共有不能で放送番組毎に固有な番組固有情報を記
    述するためのブランクを含んだ記述部を生成する第2の
    ステップと、 前記記述部のブランク中に番組固有情報を書き込む第3
    のステップと、 前記記述部に書き込まれた番組固有情報を前記暫定的な
    コンテンツに挿入して、放送番組情報の表示又は出力を
    制御するアプリケーション・プログラムを完成させる第
    4のステップと、を具備することを特徴とするコンテン
    ツ生成方法。
  5. 【請求項5】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部中
    の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への参
    照情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテ
    ンツ生成方法。
  6. 【請求項6】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部中
    の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への参
    照情報をAPI(アプリケーション・プログラミング・
    インターフェース)形式で記述することを特徴とする請
    求項1に記載のコンテンツ生成方法。
  7. 【請求項7】前記アプリケーション・プログラムは、B
    ML(Broadcast Markup Langu
    age)言語形式で記述されることを特徴とする請求項
    4に記載のコンテンツ生成方法。
  8. 【請求項8】データ構造を表現することを目的としたコ
    ンピュータ言語の命令で構成され、イベントを構成する
    コンテンツを生成する装置であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1の手段と、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2の手段と、 前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き
    込む第3の手段と、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4の手段と、を具備することを
    特徴とするコンテンツ生成装置。
  9. 【請求項9】タグの定義が固定的なマークアップ言語形
    式で記述され、イベントを構成するコンテンツを生成す
    る装置であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1の手段と、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2の手段と、 前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き
    込む第3の手段と、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4の手段と、を具備することを
    特徴とするコンテンツ生成装置。
  10. 【請求項10】BML(Broadcast Mark
    up Language)言語形式で記述され、イベン
    トを構成するコンテンツを生成する装置であって、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1の手段と、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2の手段と、 該記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き込
    む第3の手段と、 該記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を該暫定
    的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するBML
    コンテンツを完成させる第4の手段と、を具備すること
    を特徴とするコンテンツ生成装置。
  11. 【請求項11】放送番組に付随して配信される放送番組
    情報の表示又は出力を制御するアプリケーション・プロ
    グラム及びデータで構成される配信コンテンツを生成す
    る装置であって、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間で共
    有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1の手段と、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間であ
    っても共有不能で放送番組毎に固有な情報を記述するた
    めのブランクを含んだ記述部を生成する第2の手段と、 前記記述部のブランク中に番組に固有な情報を書き込む
    第3の手段と、 前記記述部に書き込まれた番組に固有な情報を前記暫定
    的なコンテンツに挿入して、放送番組情報の表示又は出
    力を制御するアプリケーション・プログラムを完成させ
    る第4の手段と、を具備することを特徴とするコンテン
    ツ生成装置。
  12. 【請求項12】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部
    中の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への
    参照情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のコン
    テンツ生成装置。
  13. 【請求項13】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部
    中の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への
    参照情報をAPI(アプリケーション・プログラミング
    ・インターフェース)形式で記述することを特徴とする
    請求項8に記載のコンテンツ生成装置。
  14. 【請求項14】前記アプリケーション・プログラムは、
    BML(Broadcast Markup Lang
    uage)言語形式で記述されることを特徴とする請求
    項11に記載のコンテンツ生成装置。
  15. 【請求項15】データ構造を表現することを目的とした
    コンピュータ言語の命令で構成されイベントを構成する
    コンテンツを生成するための処理をコンピュータ・シス
    テム上で実行せしめるためのコンピュータ・プログラム
    をコンピュータ可読な形式で提供するプログラム提供媒
    体であって、前記コンピュータ・プログラムは、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 前記記述部のブランク中にイベントに固有ば情報を書き
    込む第3のステップと、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4のステップと、を具備するこ
    とを特徴とするプログラム提供媒体。
  16. 【請求項16】タグの定義が固定的なマークアップ言語
    形式で記述されイベントを構成するコンテンツを生成す
    るための処理をコンピュータ・システム上で実行せしめ
    るためのコンピュータ・プログラムをコンピュータ可読
    な形式で提供するプログラム提供媒体であって、前記コ
    ンピュータ・プログラムは、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 前記記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き
    込む第3のステップと、 前記記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を前記
    暫定的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するコ
    ンテンツを完成させる第4のステップと、を具備するこ
    とを特徴とするプログラム提供媒体。
  17. 【請求項17】BML(Broadcast Mark
    up Language)言語形式で記述されイベント
    を構成するコンテンツを生成するための処理をコンピュ
    ータ・システム上で実行せしめるためのコンピュータ・
    プログラムをコンピュータ可読な形式で提供するプログ
    ラム提供媒体であって、前記コンピュータ・プログラム
    は、 複数のイベント間で共有可能な暫定的なコンテンツを生
    成する第1のステップと、 イベント毎に固有な情報を書き込むためのブランクを含
    んだ記述部を生成する第2のステップと、 該記述部のブランク中にイベントに固有な情報を書き込
    む第3のステップと、 該記述部に書き込まれたイベントに固有な情報を該暫定
    的なコンテンツに挿入して、イベントを構成するBML
    コンテンツを完成させる第4のステップと、を具備する
    ことを特徴とするプログラム提供媒体。
  18. 【請求項18】放送番組に付随して配信される放送番組
    情報の表示又は出力を制御するアプリケーション・プロ
    グラム及びデータで構成される配信コンテンツを生成す
    るための処理をコンピュータ・システム上で実行せしめ
    るためのコンピュータ・プログラムをコンピュータ可読
    な形式で提供するプログラム提供媒体であって、前記コ
    ンピュータ・プログラムは、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間で共
    有可能な暫定的なコンテンツを生成する第1のステップ
    と、 提供するサービス内容が略同一な複数の放送番組間であ
    っても共有不能で放送番組毎に固有な情報を記述するた
    めのブランクを含んだ記述部を生成する第2のステップ
    と、 前記記述部のブランク中に番組に固有な情報を書き込む
    第3のステップと、 前記記述部に書き込まれた番組に固有な情報を前記暫定
    的なコンテンツに挿入して、放送番組情報の表示又は出
    力を制御するアプリケーション・プログラムを完成させ
    る第4のステップと、を具備することを特徴とするプロ
    グラム提供媒体。
  19. 【請求項19】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部
    中の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への
    参照情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のプ
    ログラム提供媒体。
  20. 【請求項20】前記暫定的なコンテンツは、前記記述部
    中の対応するイベントに固有な情報を書き込む部分への
    参照情報をAPI(アプリケーション・プログラミング
    ・インターフェース)形式で記述することを特徴とする
    請求項15に記載のプログラム提供媒体。
  21. 【請求項21】前記アプリケーション・プログラムは、
    BML(Broadcast Markup Lang
    uage)言語形式で記述されることを特徴とする請求
    項15に記載のプログラム提供媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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