JP2001073462A - 建 物 - Google Patents

建 物

Info

Publication number
JP2001073462A
JP2001073462A JP24648899A JP24648899A JP2001073462A JP 2001073462 A JP2001073462 A JP 2001073462A JP 24648899 A JP24648899 A JP 24648899A JP 24648899 A JP24648899 A JP 24648899A JP 2001073462 A JP2001073462 A JP 2001073462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plane
house
outer shell
shell
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24648899A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Akatsuka
敬一 赤塚
Sumiko Ohashi
寿美子 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP24648899A priority Critical patent/JP2001073462A/ja
Publication of JP2001073462A publication Critical patent/JP2001073462A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、居住者のライフスタイルに
応じて自由に居所を変えることが可能な建物を提供す
る。 【解決手段】 持ち運び可能な面20と、この面20の
上方を覆う持ち運び可能な外殻30とを備え、外殻30
を気圧により膨張させて外部と画成させた空間と、面2
0に配設された水回り設備61,62とを有し、面20
と外殻30とを所定の場所上で組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物に関し、一箇所
にとどまることなく、居住者のライフスタイルの変化に
応じて、所望の場所に移動することが可能な建物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、パソコンやFAXの普及によ
り、情報機器のパーソナル化が進展している。また、イ
ンターネットや携帯電話の普及により、情報ネットワー
クも整備されてきている。各個人はノート型パソコンな
どの情報端末を使用して、好きな時間に好きな場所で情
報ネットワークにアクセスし、情報の送信や取得を行な
うことが可能となっている。
【0003】また、都市部には、コンビニエンスストア
をはじめドラッグストアやレストランなど、深夜営業ま
たは24時間営業を行っている店舗が多数設けられてお
り、消耗品の購入や食事の調達などを必要なときにいつ
でも行うことが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、外部との
情報のやり取りを自由に行なえる環境や、必要なものが
いつでも手に入る環境が整うなかで、一箇所に定住する
必要性を感じない世帯が出現してきている。
【0005】一箇所に定住する必要を感じない世帯と
は、地縁や血縁によることなく生活している核家族や単
身者であり、特に単身者については、自分にとってその
とき最も条件の良い場所に居を構えるようにすれば、常
に便利に暮らすことが可能となる。しかし実際には、引
越しに多くの手間や費用がかかり、ライフスタイルの変
化に応じて住居を移していくことは難しかった。
【0006】本発明の目的は、居住者のライフスタイル
に応じて自由に居所を変えることが可能な建物を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の請
求項1による建物によれば、持ち運び可能な面と、該面
の上方を覆う持ち運び可能な外殻とを備え、前記外殻を
気圧により膨張させて外部と画成させた空間と、前記面
に配設された水回り設備とを有し、前記面と前記外殻と
を所定の場所上で組み付けてなる、ことにより解決され
る。
【0008】このように、本発明の建物は、持ち運び可
能な面と、該面を覆う持ち運び可能な外殻とを備えてお
り、外殻は気圧により膨張されて外部と画成された空間
を形成するように構成されている。また、面上には水回
り設備が配設されている。
【0009】したがって、建物を住宅として使用すると
きには、居住者は、先ず所望の場所を選択し、この選択
した場所で面と外殻を組み付け、外殻を膨張させること
により、水回り設備を備えた居住空間を構築することが
できる。このように、本発明の建物を使用することによ
り、自分にとって最も便利な場所に移動しながら生活す
ることが可能となる。
【0010】また、外殻は、気圧により膨張するように
構成されているので、建物の外殻として使用していない
ときには、空気を抜いて畳んで小さくすることができ
る。このようにコンパクトに折り畳むことにより、外殻
を容易に運搬することが可能となる。
【0011】また、前記面を、持ち運び可能な複数の脚
部に水平に載置させることにより、降雨時または降雪時
に居住空間内に雨や雪が入り込むのを防止するととも
に、居住空間への採光及び通風を確保し、より快適な居
住空間とすることが可能となる。また、脚部で囲まれた
部分に、自動車などを配置させることも可能である。
【0012】なお、上記面と外殻、面と脚部、面と水回
り設備は着脱可能に形成されている。したがって、建物
を所定の場所に移動させるときには、面と外殻、面と脚
部、面と水回り設備を解体することにより、持ち運び可
能なサイズにすることができる。そして、所望の場所に
おいて、面と外殻、面と脚部、面と水回り設備を組立て
ることにより、所定の場所に建物を設置することができ
る。
【0013】なお、上記のように、面を複数の脚部に載
置したとき、面と、建物が構築される場所とを、昇降手
段で連結することにより、居住者はこの昇降手段を使用
して、建物と外部とを自由に行き来することが可能とな
る。
【0014】このように、本発明の建物は持ち運びが可
能であり、居住者の所望の場所に設置することができる
ので、居住者のライフスタイルに応じて、常に便利な場
所に居住空間を確保することができる。
【0015】そして、居住者は、携帯電話などの情報ネ
ットワークと、パソコンなどの情報端末を使用して、外
部との情報のやり取りを行う。また、近隣の店舗から生
活必需品を調達して日常生活を送る。このように、居住
者は、ライフスタイルに応じた最も条件の良い場所で、
豊富な情報量を維持しながら生活することが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の建物として、住宅Hを例
として説明する。住宅Hは、居住者が所望の場所に持ち
運んで、いつでも居住空間を形成することが可能な構成
とされている。住宅Hは、持ち運び可能な複数の脚部1
0と、これら複数の脚部に水平に載置される持ち運び可
能な面20と、この面20を覆う持ち運び可能な外殻3
0とから構成されている。
【0017】外殻30は、気密性のある2層の膜から形
成されており、膜の間に空気を送り込むことによりドー
ム状に膨張し、外部と画成させた空間としての居住空間
を形成するように構成されている。
【0018】面20上には、水回り設備60として、キ
ッチンユニット61とサニタリーユニット62とが配設
されている。サニタリーユニット62には、トイレ62
aと洗面台62bとシャワー62cが設けられており、
居住者の必要最小限の水回りとして機能するように構成
されている。
【0019】住宅Hは、立設された脚部10上に、居住
者が生活する面20が設けられているので、脚部10に
囲まれた部分には自動車を駐車させることができる。し
たがって、住宅Hを駐車スペース41に設置したとして
も、自動車の駐車や出し入れに何ら影響を及ぼすことが
ない。このように、住宅Hは、通常は利用されない空き
スペースを利用して設置されるものである。
【0020】なお、脚部10,面20,外殻30,水回り
設備60は着脱可能とされているので、居住者はこれら
各部材を解体して、持ち運び可能なサイズとし、所望の
場所に運搬する。そして全ての部材を運搬し終えたら、
脚部10,面20,外殻30,水回り設備60を組立て
て、住宅Hを形成する。
【0021】なお、本例の住宅Hでは、面20と、駐車
スペース41は、昇降手段としての伸縮式梯子50で連
結されている。居住者は、伸縮式梯子50を使用して、
住宅H内と外部との行き来を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0023】本例では建物として、単身者が生活する住
宅Hを例として説明する。図1乃至図12は本実施例の
住宅を示すものであり、図1は住宅の間取りを示す平面
図、図2は住宅の上面図、図3は住宅の側面図、図4は
住宅の正面図、図5は住宅の断面図、図6乃至図12は
住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【0024】本例の住宅Hは、居住者の所望の場所に運
搬し、設置することが可能である。住宅Hは、地縁や血
縁によらず、精神的及び社会的に自立しており、自分を
取り巻く様々な環境を自分の意思で選択できる個として
の単独世帯を対象としている。また、住宅Hは移動可能
な住宅であるため、必要最小限の設備のみが備えられて
おり、物を所有することにこだわらず、物を使用するこ
とに価値を見いだす居住者が対象とされる。
【0025】また、住宅Hには、いつでも移動できるよ
うに、必要量以上の消耗品や食料品を保有されていな
い。したがって、住宅Hは、物品の調達が容易な都市部
に設置される。なお、住宅Hの具体的な設置箇所として
は、駐車場やビルの屋上または民家の庭先など、これま
で居住空間として使用されていなかった空きスペースが
利用される。
【0026】本例の住宅Hは、脚部10と面20と外殻
30とからなる。住宅Hは、脚部10の上に面20を載
置し、面20を覆うように外殻30を配設して形成され
ている。
【0027】住宅Hは、所定の場所としての駐車スペー
ス41に設置されている。本例の住宅Hは、脚部10上
に面20が載置されているので、脚部10に囲まれた空
間12を、駐車のための空間として使用することがで
き、駐車スペースとしての機能を損なうことがないもの
である。
【0028】脚部10は、角柱状の柱部材であり、駐車
スペース41の四隅に立設される。脚部10は、図7に
示すように、頂部側に横架材11が取り付けられ、所定
間隔をおいて立設される。なお、脚部10と横架材11
とは、ねじ部材(図示せず)により着脱可能に連結され
る。
【0029】面20は、脚部10及び横架材11上に載
置されている。本例の面20は、フランジ部21を有す
る、底面が平らな矩形の皿状に形成されており、脚部1
0と横架材11に被せるようにして配置されている。面
20は、フランジ部21を、脚部10または横架材11
に図示しないねじ部材で固着することにより脚部10上
に固定されている。このようにして、住宅Hの床スラブ
が形成される。
【0030】面20には、図8に示すように穴22が設
けられており、居住者はこの穴22から外部への出入り
を行う。本例の住宅Hでは、穴22に昇降手段としての
伸縮式梯子50が配設されており、居住者はこの伸縮式
梯子50を使用して、住宅Hと駐車スペース41との行
き来を行う。
【0031】伸縮式梯子50は、梯子本体に設けられた
スイッチ(図示せず)により自動的に伸縮させることが
できるので、脚部11に囲まれた空間12に車を駐車す
るときには、このスイッチを押すことにより伸縮式梯子
50を面20側に縮める。また、伸縮式梯子50を縮め
ておくことにより、住宅Hに自由に出入りできなくなり
防犯上好適である。
【0032】なお、昇降手段としては、伸縮式梯子50
の他、固定式の階段,梯子,ロープ,踏み台など、居住者
が面20に上がる手段として使用できるものであれば良
い。
【0033】なお、本例では、横架材11で所定間隔を
保持しながら脚部10を立設し、脚部10と横架材11
に面20を被せるようにして床スラブを形成した例を示
したが、これに限らず、脚部10に面20を直接載置し
て固定しても良い。このときは、脚部10を一本ずつ面
20に取り付けて行き、最終的に脚部10で面20を載
置するように組立てれば良い。
【0034】外殻30は、図3に示すように、面20を
覆うように配設されている。本例の外殻30は、空気を
導入することにより膨張する膜部材から形成されてい
る。膜部材としては、例えば合成樹脂からなる気密性の
高い袋部材を使用する。袋部材には、空気の導入口が設
けられており、この導入口から空気ポンプで空気を送り
込むことにより、外殻30が内側に居住空間を有するド
ーム状に膨張するように構成されている。
【0035】なお、空気ポンプを可動させる電源として
は、駐車場に予め設けられている外部用電源を用いる
他、居住者が予め持ち込んでおいた発電機や蓄電池、或
いは燃料電池を使用するものとする。
【0036】上記構成からなる住宅Hの面20には、図
1に示すように、居住者のための各種設備が設けられて
いる。本例の住宅Hでは、水回り設備60と、寝具70
が設けられている。
【0037】水回り設備60としては、キッチンユニッ
ト61と、サニタリーユニット62が配設されている。
サニタリーユニット62には、トイレ62aと洗面台6
2bとシャワー62cが配設されている。サニタリーユ
ニット62は、カーテン62dで覆われており、個有の
空間が確保されるとともに、居住空間に水が飛び散らな
いように構成されている。
【0038】これらの水回り設備60を使用するため
に、面20の所定箇所には、図示しない貯水タンクと汚
水タンクが設けられている。貯水タンクは、給水管を介
して、キッチンユニット61とサニタリーユニット62
の蛇口と連結されている。また、汚水タンクは、排水管
を介して、キッチンユニット61とサニタリーユニット
62の排水口と連結されている。
【0039】なお、貯水タンクと汚水タンクは、運搬を
容易にするため、水が入っていないときには畳んで小さ
くなる袋状部材から形成すると好適である。例えば、面
20上の裏面に、貯水タンク及び汚水タンクとしての袋
状部材を取りつけておき、住宅Hの組み立てが完成した
時点で、貯水タンクとしての袋状部材に、住宅H設置箇
所の近傍の水源から水を供給する。
【0040】また、汚水タンクとしての袋状部材には、
汚水が徐々に溜められていく。そして、ある程度まで溜
まったら、袋状部材を取り外して廃棄する構成とすれ
ば、簡単に汚水の処理を行なうことが可能となる。
【0041】或いは、後述する寝具70内部の空間を、
貯水タンク及び汚水タンクとして利用しても良い。この
ときは、寝具70内部の空間を可動壁で区切り、それぞ
れの空間に、貯水タンクとしての袋状部材と、汚水タン
クとしての袋状部材をセットする。最初は、貯水タンク
側が満水になっており、寝具70内部の空間のほとんど
が貯水タンクとしての袋状部材で占められている。
【0042】そして、居住者が水回り設備60で水を使
用するにしたがって、貯水タンク側の水は減少し、汚水
タンク側の水が増加していく。このとき、寝具70内部
の空間内で可動壁が移動し、貯水タンク側と、汚水タン
ク側とで、袋状部材に含有される水の割合が変わってい
く。
【0043】なお、貯水タンクから水回り設備60に水
を汲み上げる場合や、キッチンユニット61に加熱器を
設ける場合、またはシャワー62cから温水を供給する
場合など、熱源や動力を必要とする場合には、空気ポン
プ80を可動させる場合と同様に、駐車場に予め設けら
れている外部用電源を使用したり、居住者が予め持ち込
んでおいた発電機や蓄電池、或いは燃料電池を使用す
る。また、電気だけでなく、ガスボンベを使用しても良
い。
【0044】寝具70は、組立て式のベッドであり、住
宅H内に運び入れた後、組立てて使用するものである。
なお、寝具70に収納部を設けておけば、居住者の衣服
を収納することができ好適である。また、前記したよう
に、寝具70内の空間を貯水タンクまたは汚水タンクの
収納空間として使用しても良い。
【0045】次に、本例の住宅Hの組立て方法について
図6乃至図12を参照して説明する。図6に示すよう
に、本例の住宅Hは、例えば駐車場の駐車スペース41
を利用して設置される。
【0046】居住者は、住宅Hを構成する脚部10,面
20,外殻30,水回り設備60,寝具70を、自動車
などを使用して設置箇所まで運搬する。一度で運び切れ
ない場合は、数回に分けて運搬する。
【0047】設置箇所に、住宅Hの構成部材が運搬され
たら、先ず設置箇所に脚部10を立設する。脚部10
は、頂部に横架材11を取り付け、所定間隔をおいて、
設置箇所を囲むようにして立設される。
【0048】次に、脚部10に面20を載置する。面2
0は、フランジ部21を脚部10及び横架材11に被せ
るようにして配設される。面20は、フランジ部21
と、脚部10及び横架材11とを、ねじ部材で固着させ
ることにより配設される。さらに、面20の穴22に、
昇降手段としての伸縮性梯子50を設置する。
【0049】面20が脚部10上に載置されたら、面2
0上に水回り設備60と、寝具70を設置する。さら
に、水回り設備60と、図示しない貯水タンクまたは汚
水タンクとを、給水管または排水管を介して接続する。
【0050】次に、面20上に外殻30を配置して、居
住空間を形成する。外殻30を設置するときには、先ず
図10に示すように、面20上に袋状の外殻30を載置
し、外殻30の端部と、面20の端部とを固定する。
【0051】外殻30を面20に取り付ける方法として
は、例えば、面20に予め凸部を設けておき、外殻30
に、この凸部に勘合する凹部を設けておき、凸部に凹部
を嵌合させて取り付ければ良い。或いは、面20側に、
開閉可能な挟持部材を設けておき、この挟持部材で外殻
30の端部を挟持して取り付ける。
【0052】面20に外殻30が取り付けられたら、図
11に示すように、外殻30の空気導入口に、空気ポン
プ80のホースを取り付け、外殻30に空気を送り込
む。空気が送り込まれることにより外殻30は膨張し、
図3に示すように、居住空間31が形成される。
【0053】外殻30が膨張し、十分な居住空間が形成
されたら、外殻30から空気ポンプ80のホースを引き
抜き、外殻30の空気導入口を密閉する。このようにし
て、図12に示すように住宅Hが完成する。
【0054】なお、ライフスタイルの変化により、生活
拠点を別の場所に移すときには、脚部10,面20,外
殻30,水回り設備60,寝具70の固着具を外して解
体し、新しい設置箇所へと運搬する。本例の住宅Hで
は、外殻30が袋状の膜部材から形成されているので、
運搬時には、外殻30を折り畳んで小さくし、簡単に運
ぶことが可能である。
【0055】なお、上記実施例では、駐車場の駐車スペ
ース41に、住宅Hを設置する例を示したが、これに限
らず、例えばビルの屋上や、一般住宅の庭先、またはビ
ルとビルとの隙間など、住宅Hの設置スペースが取れる
場所であればどのような場所であっても良いことは勿論
である。
【0056】なお、ビルの屋上など、採光や通風が確保
されており、設置箇所を駐車スペースなどの他の目的に
使用していない場所では、脚部10を立設せず、面20
を直接敷設し、面20を外殻30で覆うことにより住宅
Hを形成しても良い。
【0057】
【発明の効果】
【0058】以上のように、本発明の建物は持ち運びが
可能であり、居住者の所望の場所に設置することができ
るので、居住者のライフスタイルに応じて、常に便利な
場所に居住空間を確保することができる。
【0059】そして、居住者は、携帯電話などの情報ネ
ットワークと、パソコンなどの情報端末を使用して、外
部との情報のやり取りを行う。また、近隣の店舗から生
活必需品を調達して日常生活を送る。このように、居住
者は、ライフスタイルに応じた最も条件の良い場所で、
豊富な情報量を維持しながら生活することが可能とな
る。
【0060】また、建物の外殻は、気圧により膨張する
ように構成されているので、建物の外殻として使用して
いないときには、空気を抜いて畳んで小さくすることが
できる。このようにコンパクトに折り畳むことにより、
外殻を容易に運搬することが可能となる。
【0061】また、建物は、脚部を立設し、その上に、
居住者が生活する面が設けられているので、降雨時また
は降雪時に居住空間内に雨や雪が入り込むのが防止され
る。また、居住空間への採光及び通風が確保され、より
快適な居住空間とすることが可能となる。また、脚部で
囲まれた部分に、自動車などを配置させることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物を住宅として使用したときの間取
りを示す平面図である。
【図2】住宅の上面図である。
【図3】住宅の側面図である。
【図4】住宅の正面図である。
【図5】住宅の断面図である。
【図6】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図7】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図8】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図9】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図10】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図11】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【図12】住宅の組み立て工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 脚部 11 横架材 20 面 21 フランジ部 22 穴 30 外殻 41 駐車スペース 50 伸縮式梯子 60 水回り設備 61 キッチンユニット 62 サニタリーユニット 70 寝具 80 空気ポンプ H 住宅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 持ち運び可能な面と、該面の上方を覆う
    持ち運び可能な外殻とを備え、前記外殻を気圧により膨
    張させて外部と画成させた空間と、前記面上に配設され
    た水回り設備とを有し、前記面と前記外殻とを所定の場
    所で組み付けてなることを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 前記面は、前記所定の場所に立設された
    持ち運び可能な複数の脚部に載置されることを特徴とす
    る請求項1記載の建物。
  3. 【請求項3】 前記面と外殻、前記面と脚部、前記面と
    水回り設備は着脱可能に形成されたことを特徴とする請
    求項1または2記載の建物。
  4. 【請求項4】 前記複数の脚部に水平に載置される面
    と、前記所定の場所とは、昇降手段で連結されたことを
    特徴とする請求項2記載の建物。
JP24648899A 1999-08-31 1999-08-31 建 物 Withdrawn JP2001073462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24648899A JP2001073462A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 建 物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24648899A JP2001073462A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 建 物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001073462A true JP2001073462A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17149155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24648899A Withdrawn JP2001073462A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 建 物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001073462A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511789A (ja) * 2005-10-21 2009-03-19 シュレレート,トーマス 可膨張性壁を持つ建物
CN112049468A (zh) * 2020-09-03 2020-12-08 湖南兴龙环境艺术工程有限公司 一种便携式可拆装移动中空玻璃度假屋
CN113882533A (zh) * 2021-11-17 2022-01-04 航天科工哈尔滨风华有限公司 一种金属骨架外覆充气密封气囊的快速组装扩展医疗方舱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511789A (ja) * 2005-10-21 2009-03-19 シュレレート,トーマス 可膨張性壁を持つ建物
CN112049468A (zh) * 2020-09-03 2020-12-08 湖南兴龙环境艺术工程有限公司 一种便携式可拆装移动中空玻璃度假屋
CN113882533A (zh) * 2021-11-17 2022-01-04 航天科工哈尔滨风华有限公司 一种金属骨架外覆充气密封气囊的快速组装扩展医疗方舱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7765745B2 (en) Reusable worker housing and methods relating thereto
RU2418927C2 (ru) Сооружение для гигиены
US11268272B2 (en) Method and structure for increasing usable space in a parking lot
WO2008089679A1 (fr) Cabine de douche mobile
US20140109310A1 (en) Portable Half Bathroom
EP3759286B1 (en) Prefabricated sanitary modular kit
JP2007044460A (ja) 組立式簡易シャワ−ル−ム(トイレ仕様可)
US20070130684A1 (en) Trailered mobile showering facility
JP2001073462A (ja) 建 物
CN110778155A (zh) 一种共享移动式安全淋浴房
WO2013003436A2 (en) Portable compact toilet enclosure
KR101923445B1 (ko) 임시 주거용 구조물
JP6049254B2 (ja) 輸送用お風呂シャワー用コンテナ
CN216034032U (zh) 带有生活区的水域救援器材车
KR102229198B1 (ko) 휴대용 화장실로 사용 가능한 접이식 의자가 부착된 생존가방
KR20020005102A (ko) 접이식 콘테이너 간이주택
KR20200139922A (ko) 여성 돌봄 안전부스
US9993118B2 (en) Relocatable decontamination station and lavatory
CN219412004U (zh) 一种便捷的共享淋浴房
CN104481172A (zh) 一种充气移动卫浴
RU4311U1 (ru) Передвижной автономный туалет
US20220074195A1 (en) Base for use with a temporary habitable enclosure or non-enclosed area
CN210289245U (zh) 一种移动式模块化应急执勤保障集成三层装备
CN216108985U (zh) 一种模块化建筑及其应急救援站
CN214273080U (zh) 一种改进的模块化建筑及消防站

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107