JP2001072235A - 物品のグルーピング装置 - Google Patents

物品のグルーピング装置

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JP2001072235A
JP2001072235A JP25196399A JP25196399A JP2001072235A JP 2001072235 A JP2001072235 A JP 2001072235A JP 25196399 A JP25196399 A JP 25196399A JP 25196399 A JP25196399 A JP 25196399A JP 2001072235 A JP2001072235 A JP 2001072235A
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fingers
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driving
products
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Mikio Moriki
幹男 森木
Masaru Kagei
勝 影井
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OM Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品コンベアを走行中の製品群の寸法にばら
つきが生じても装置を停止させることなくフィンガー群
の間隔を簡単に補正できるようにする。 【解決手段】 前記第1又は第2チェーン3a,3bに
設けた先行のフィンガー2a(2b)が製品コンベア4
4内に突出している間に前記第1又は第2チェーン3
a,3bに設けた後行のフィンガー2a(2b)が製品
41を所定個数並べた寸法Lとなる所定間隔Pだけ離れ
た位置で製品コンベア44内に突出するように駆動手段
を駆動制御する。次にグルーピングする製品群の走行方
向の寸法L1を測定する間隔測定手段7と、前記後行の
フィンガー2a(2b)が製品コンベア44上に突出す
るまでに前記フィンガー間の所定間隔Pが前記間隔測定
手段7での測定値L1と一致するように前記駆動手段の
駆動量を変更する間隔補正手段8とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は物品のグルーピン
グ装置、特に、連続して流れて来る物品を所定の個数毎
にグルーピングして搬送供給する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続して流れて来る製品を、所定の個数
毎にグルーピングする装置として、既に、図13、図1
4に示すように、製品41を載せて搬送する為の製品コ
ンベア44と、グルーピングチェーン48とを組み合わ
せたものが知られている。
【0003】このグルーピングチェーン48は、前記製
品41をグルーピングする為のフィンガー43a,43
b群を所定個数の製品41群の寸法Lと一致した間隔P
に配置した構成であり、前記グルーピングチェーン48
の走行速度は、製品コンベ44の走行速度よりも遅く設
定されている。また、前記フィンガー43a,43b群
が前記製品コンベア44に対して所定の位置で上方に突
出し且つ所定の位置で下方に潜り込むように、前記グル
ーピングチェーン48の走行軌跡が設定されている。し
たがって、先行するフィンガー43a群が製品コンベア
44内に突出している時には、その後方の製品41群は
この先行のフィンガー43aによって堰き止められた状
態で先行のフィンガー43a群と同じ速度で搬送され
る。このあと、所定の間隔Pだけ離れた位置で後行のフ
ィンガー43b群が搬送コンベア44内に突出すると、
先行のフィンガー43a群が製品コンベア44の面より
下降して製品41群より抜ける。これで、これらの先行
の製品41群は先行のフィンガー43a群による規制を
受けなくなるため、製品コンベア44のスピードで、後
行のフィンガー43b群で規制されている後続の製品4
1群から切り離されて所定個数毎にグルーピングされた
状態で搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グルー
ピング装置に供給される製品41が例えばペットボトル
の如く可撓性のある容器に詰めたものでは、走行中に前
後の製品41に挟まれたり、その内容物の温度によって
膨張・収縮したりして胴径に大きなばらつきが生じるこ
とがあり、そのため走行中の製品41群の寸法Lは走行
前の製品41群の寸法Lと比べて短くなったり長くなっ
たりして変化するため、この状態で後行のフィンガー4
3bが製品コンベア44上に上昇すると製品41間の隙
間部分に上昇せず、製品41の底面を突き上げてしまう
という問題があった。この場合、所定個数の製品41群
にグルーピングできないし、しかも、装置を停止して転
倒した製品41を取り除いたりフィンガー43a,43
b群の間隔Pを調整したりする必要があるから作業効率
が低下する。
【0005】本発明は、『製品コンベア上を整列されて
連続して流れて来る製品間に、前記製品コンベアよりも
遅いスピードで移動するフィンガーを、順次下方より製
品間に入り込ませることにより前記製品の移動速度を規
制すると共に、前記フィンガーのうち先行のフィンガー
が或る時点で下降して製品から外れると、同フィンガー
間の所定個数の製品群が前記製品コンベアのスピードで
搬送されてグルーピングされる装置』において、製品コ
ンベアを走行中の製品群の寸法にばらつきが生じても装
置を停止させることなくフィンガー群の間隔を簡単に補
正できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
講じた本発明の技術的手段は次のようである。まず、第
1番目のものとして、『前記製品コンベアとは別に相互
に独立して駆動する第1チェーン及び第2チェーンと、
前記第1チェーン及び前記第2チェーンの夫々に設けた
フィンガーと、前記第1、第2チェーンを走行駆動する
駆動手段と、前記第1又は第2チェーンに設けた先行の
フィンガーが製品コンベア内に突出している間に前記第
1又は第2チェーンに設けた後行のフィンガーが製品を
所定個数並べた寸法となる所定間隔だけ離れた位置で製
品コンベア内に突出するように前記駆動手段を駆動制御
する制御手段と、次にグルーピングする製品群の走行方
向の寸法を測定する間隔測定手段と、前記後行のフィン
ガーが製品コンベア上に突出するまでに前記フィンガー
間の所定間隔が前記間隔測定手段での測定値と一致する
ように前記駆動手段の駆動量を変更する間隔補正手段
と、を具備することを特徴とする。』このものによる
と、前記制御手段で前記第1、第2チェーンの走行を制
御することにより、製品コンベア上では先行のフィンガ
ーと後行のフィンガーとが所定間隔だけ離れた位置関係
となるから、前記フィンガー間の間隔が製品を所定個数
並べた寸法に設定される。
【0007】この際、前記フィンガー間の間隔は、間隔
補正手段によって間隔測定手段での測定値と一致するよ
うに補正されるから、次にグルーピングする製品群の走
行方法の寸法となる。これにより、走行中に胴径のばら
つきが生じるような製品であっても、後行のフィンガー
が製品コンベア上に上昇するときには製品間の隙間部分
に確実に入り込み、製品の底面を突き上げることはな
い。
【0008】そして、この状態で先行のフィンガーが製
品コンベアから下降すると、後行のフィンガーによって
後続の製品群は規制される一方、先行の所定個数の製品
群は製品コンベアの走行速度で搬送されるから、所定個
数の製品群毎に確実にグルーピングされる。
【0009】次に、第2番目のものとして、『前記製品
コンベアとは別に相互に独立して駆動する第1チェーン
及び第2チェーンと、前記第1チェーン及び前記第2チ
ェーンの夫々に設けたフィンガーと、前記第1、第2チ
ェーンを走行駆動する駆動手段と、前記第1又は第2チ
ェーンに設けた先行のフィンガーが製品コンベア内に突
出している間に前記第1又は第2チェーンに設けた後行
のフィンガーが製品を所定個数並べた寸法となる所定間
隔だけ離れた位置で製品コンベア内に突出するように前
記駆動手段を駆動制御する制御手段と、前記制御手段で
設定されたフィンガー間の所定間隔と次にグルーピング
する製品群の走行方向の寸法との差を入力する入力手段
と、前記後行のフィンガーが製品コンベア上に突出する
までに前記フィンガー間の所定間隔が前記入力手段での
入力値に応じて補正されるように前記駆動手段の駆動量
を変更する間隔補正手段と、を具備することを特徴とす
る。』このものによると、前記フィンガー間の間隔は製
品を所定個数並べた寸法に設定されるが、入力手段に所
定の入力値を入力することにより、間隔補正手段によっ
て前記間隔が入力値に応じて補正されるから、走行中の
ある時点で前後の製品に圧縮されて胴径が短くなった
り、内容物の温度によって製品の胴径が膨張・収縮等し
ていた場合でも、後行のフィンガーが製品コンベア上に
上昇するときには製品間の隙間部分に確実に入り込み、
製品の底面を突き上げることはない。
【0010】前記入力手段としては、例えば、数値デー
タを直接入力できるキーボードや入力ボタンを押すこと
で入力値を入力するタッチパネルなどで構成でき、ま
た、前記入力値としては製品コンベア上を走行中の製品
を観察して決定することができる。
【0011】なお、前記駆動手段は、『前記第1チェー
ンを走行駆動する第1速度可変モータと前記第2チェー
ンを走行駆動する第2速度可変モータとで構成された』
ものでも良い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によると、走行中の
製品群の寸法にばらつきが生じても装置を停止すること
なくフィンガー間の間隔を間隔補正手段によって簡単に
補正できるから、所定個数の製品群毎に確実にグルーピ
ングでき、且つ、装置の生産効率を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しながら説明する。この実施の形態では、
製品41はペットボトル入り飲料や缶ビール等の円柱状
の製品であり、製品コンベア44は6列に亙って走行す
る搬送チェーン40からなる。このため、図3に示すよ
うに、前記製品コンベア44は、上流端のスプロケット
S1と下流端のスプロケットS2との間に張設された6
本の搬送チェーン40からなり、各搬送チェーン40を
挟むように、その走行面の両側にガイド板45が平行に
配置されている。そして、この製品コンベア44の中程
にグルーピング装置Gが設けられている。
【0014】このグルーピング装置Gは、図1、図2に
示すように、前記搬送チェーン40(図3参照)からな
る製品コンベア44とは別に、相互に独立して駆動され
る第1チェーン3aと第2チェーン3bとを設け、前記
第1チェーン3aの半周毎にこれらのチェーン間に架設
される支持棒21に植設されるフィンガー2a群と、前
記第2チェーン3bの半周毎にこれらのチェーン間に架
設される支持棒23に植設されるフィンガー2b群と、
前記第1チェーン3aを駆動する第1駆動軸J1、第2
チェーン3bを駆動する第2駆動軸J2と、これら第
1、第2駆動軸J1,J2の一方の端部に連設される第
1、第2差動歯車装置A1,A2と、前記各第1、第2
差動歯車装置A1,A2の入力軸B1,B2に設けたス
プロケット30相互を第3チェーン3cを介して駆動す
る定速モータSM−1と、前記第1、第2差動歯車装置
A1,A2の出力軸の回転を制御するための制御入力軸
C1,C2相互を逆転伝動するための逆転伝動機構R
と、一方の制御入力軸C1を駆動する速度可変モータS
M−2と、前記速度可変モータSM−2の回転数制御を
するコントローラ(制御手段)9と、前記速度可変モー
タSM−2の回転数を変更する間隔補正手段6と、この
間隔補正手段6に接続された間隔測定手段7とを具備す
る。なお、図2では1つのフィンガー2a群と支持棒2
1のみを図示し他の3つのフィンガー群及び支持棒は省
略している。
【0015】前記コントローラ9は製品コンベア44上
で先行のフィンガー2a(2b)と後行のフィンガー2
b(2a)とが所定間隔Pとなるように速度可変モータ
SM−2の回転数制御を行うものであり、詳細は後述す
る。前記間隔補正手段6は、後行のフィンガー2a(2
b)が製品コンベア44上に上昇するまでに前記フィン
ガー2a,2b間の間隔Pがグルーピングする製品41
群の走行方向の寸法Lと一致するように前記速度可変モ
ータSM−2の回転数を変更するものであり、マイクロ
プロセッサや所定プログラムを組み込んだソフトウエア
により構成される。また、前記間隔測定手段7は、グル
ーピング装置Gにおいて次にグルーピングする製品41
群の走行方向の寸法L1を測定すると共にこの測定値を
前記間隔補正手段6に入力するものである。この間隔測
定手段7は、例えば製品コンベア44を走行中の製品4
1の画像を読み取る画像検査装置やアナログ光電子スイ
ッチにより構成でき、図3に示すようにグルーピング装
置Gの上流側に配置される。本例では、この間隔測定手
段7により、前記6列に搬送される製品41に対して各
列ごとの寸法を測定した上で、これら測定寸法の平均値
を前記製品41群の走行方向の寸法L1として間隔補正
手段6に入力する。これら、間隔補正手段6と間隔測定
手段7は、図4のブロック構成図に示すように接続され
ており、また、間隔補正手段6は速度可変モータSM−
2の回転数制御を行うための前記コントローラ9に接続
されており、更にコントローラ9は間隔補正手段6から
の回転数補正データに基づいて速度可変モータSM−2
の回転数制御を行っている。
【0016】上記製品コンベア44と前記フィンガー2
a,2bとの関係は、図5(グルーピング装置G部分の
断面図)に示す関係にある。なお、図5では、1つのフ
ィンガー2a群と支持棒21、及び、1つのフィンガー
2b群と支持棒23のみを図示している。グルーピング
装置Gの部分では、各搬送チェーン40と対応して一対
のフィンガー2aが配置されてフィンガー2a群を構成
し、夫々のフィンガー2aは各搬送チェーン40とガイ
ド板45との間の間隙から製品コンベア44の搬送面の
上方に突出する。なお、フィンガー2bも各搬送チェー
ン40とは同様の関係にある。
【0017】そして、これらフィンガー2a群、フィン
ガー2b群は共に対応するチェーン3a,3bが一周す
る間にその姿勢が制御されるようになっている。このた
め、フィンガー2a群を植設する支持棒21の両端に
は、基体Fの側壁にループ状に設けたカム溝Kとかみ合
う腕22が設けられている。フィンガー2b群を植設す
る支持棒23の両端にも同様の腕22が設けられてい
る。従って、第1チェーン3aによって走行されるフィ
ンガー2a群及び第2チェーン3bによって走行される
フィンガー2b群は、ループ状の前記カム溝Kが第1、
第2チェーン3a,3bの走行軌跡に沿って所定の経路
で形成されていることから、グルーピング装置Gに於け
る製品コンベア44の下流側では前記フィンガー2a,
2bが第1、第2チェーン3a,3bの走行軌跡に対し
て直立するように設定され、上流側のスプロケット31
の部分に達すると、走行軌跡に対して直立した姿勢から
走行方向に向かって傾斜するように案内される構成であ
る(図8参照)。これにより、第1、第2チェーン3
a,3bの走行域の上流側では、フィンガー2a,2b
群が製品コンベア44の搬送面に対して直交するように
下方から突出するように動作することとなる。
【0018】前記第1、第2差動歯車装置A1,A2の
構成は、詳細には図6に示す。これら第1、第2差動歯
車装置A(A1,A2)は、入力軸Bに連設されるかさ
歯車と、これに対向する制御入力軸C側のかさ歯車とが
相対回動自在に対向しており、この例では駆動軸J(J
1,J2)に対して回転自在に外嵌している。これらの
一対のかさ歯車の間には、前記一対のかさ歯車と直交す
る態様でかみ合うように一対の仲介かさ歯車A0が介在
され、これら仲介かさ歯車A0は前記駆動軸Jに固定さ
れた支軸によって回転自在に支持されている。従って、
この支軸は前記仲介かさ歯車A0の公転に同期して前記
駆動軸Jと一体回転する関係にあり、差動歯車装置Aの
出力軸A3となる。そして、制御入力軸Cが固定のとき
には駆動軸Jは入力軸Bと同方向に回転し、制御入力軸
Cを回転するとその方向と回転数に応じて駆動軸Jは入
力軸Bに対してその回転方向と回転数が変化する。
【0019】前記制御入力軸CにはウオームホイールH
が一体的に取付けられており、このウオームホイールH
とかみ合うウオームWが、駆動軸Jと直交する姿勢で基
体Fの外面に取付けられている。前記ウオームWの軸J
3は、図7に示すように、基体Fにて上下方向に平行に
支持されており、前記軸J3の上端はタイミングベルト
Vによって同方向に回転されるように伝動されている。
そして、第1駆動軸J1側のウオームW1はこれとかみ
合うウオームホイールH1の右側に位置し、第2駆動軸
J2側のウオームW2はこれとかみ合うウオームホイー
ルH2の左側に位置するようになっている。従って、前
記ウオームW1,W2が同方向に回転するとしても、前
記ウオームホイールH1,H2相互は逆転する。
【0020】前記第1駆動軸J1側に取付けた第1差動
歯車装置A1のウオームホイールH1とかみ合うウオー
ムW1の軸J3には、速度可変モータSM−2としての
サーボモータの出力軸が連結されている。
【0021】前記第1、第2差動歯車装置A1,A2の
入力軸B1,B2と制御入力軸C1,C2のかさ歯車と
これらにかみ合う仲介かさ歯車A0との歯数比は所定の
値(この例では2:1)に設定されているから、入力軸
B1,B2の1回転に対して第1、第2駆動軸J1,J
2の回転は減速又は増速されたものとなる。
【0022】以上の構成により、製品コンベア44によ
って搬送された製品41は、グルーピング装置Gに達す
ると、所定の個数にグルーピングされる。この動作の詳
細を図8、図9に基づいて説明する。
【0023】第1、第2チェーン3a,3bのフィンガ
ー2a,2bの関係は、図8に示すように、間隔Pが最
大値P1になるように初期設定されており、第1、第2
チェーン3a,3bの一周を4等分した位置にフィンガ
ー2a群,フィンガー2b群が交互に配置されるように
なっている。この最大値P1でグルーピングするときに
は、速度可変モータSM−2は停止され、制御入力軸B
1,B2が固定されている。従って、フィンガー2a群
とフィンガー2b群との間隔Pが前記最大値P1に維持
されたままで定速走行する。これにより最大値P1に見
合った製品41群のグルーピングを行うことができる。
【0024】次に、搬送する製品の変更やグルーピング
数の変更に伴って前記間隔Pを最大値P1から短い間隔
P2に変更するには、コントローラ9により速度可変モ
ータSM−2の回転を制御して第1、第2駆動軸J1,
J2の回転数を定速回転する定速モータSM−1に対し
て、図9中の、のように変化させる。このことを、
フィンガー2a群が先行し、フィンガー2b群が後行す
る場合を例にとって詳述する。
【0025】前記間隔Pが最大値P1のとき、後行のフ
ィンガー2b群の先端が製品コンベア44の走行面から
上方に突出する瞬間の位置(以下O2点という)から、
このときの先行のフィンガー2a群の位置までが前記最
大値P1である。
【0026】よって、後行のフィンガー2b群がO2点
より手前のO1点に達したとき、速度可変モータSM−
2により第1駆動軸J1側の制御入力軸B1を逆転駆動
させて第1駆動軸J1の回転数を減速させると(図9−
,O1点〜O2点)、逆転伝動機構Rとの連動により
第2駆動軸J2側の制御入力軸B2を対称的に正転駆動
させて第2駆動軸J2の回転数を増速(図9−,O1
点〜O2点)させるようにする。そして、後行のフィン
ガー2bが前記O2点に達したときに先行のフィンガー
2aが前記O2点から短い間隔P2の位置に先行してい
るようにする。これにより、前記フィンガー2a,2b
間の間隔Pが最大値P1から短い間隔P2に変更され
る。なお、この間隔P2は製品41の胴径が一定である
との前提において所定個数製品41を並べたときの寸法
Lと対応したものとなる。従って、製品41によっては
製品コンベア44上を走行中にその胴径が大きくばらつ
いて走行中の製品41群の走行方向の寸法L1が走行前
の前記製品41群の寸法Lと異なることがある。
【0027】よって、本例では、前記フィンガー2a,
2b間の間隔Pを、製品コンベア41を走行中の製品4
1群の寸法L1と一致させるように補正する。すなわ
ち、前記速度可変モータSM−2を駆動する回転数は、
前記間隔測定手段7によって測定された次のグルーピン
グ対象の製品41群の走行方向の寸法L1(各列ごとの
寸法の平均値)に基づき、前記間隔補正手段6によって
調整され、これにより前記フィンガー2a,2b間の間
隔Pは、グルーピングする製品41群の走行方向の寸法
L1と一致するように補正される。従って、例えばペッ
トボトル入り飲料のような走行中に胴径のばらつきが生
じる製品41であっても、後行のフィンガー2bが製品
コンベア44上に上昇するときには製品41間の隙間部
分に確実に入り込み、製品41の底面を突き上げること
が防止される。
【0028】その後、第1、第2駆動軸J1,J2を定
速回転するようにして、所定のタイミングで先行するフ
ィンガー2a群が下流側のスプロケット32に沿って製
品コンベア44から下方に潜り込む。これで前記フィン
ガー2b群の下流側の製品41群が製品コンベア44に
よって搬送される。
【0029】そして、前記後行のフィンガー2b群が先
行する状態(図8のカッコ書きの状態)になってこれに
続くフィンガー2a群がO1点に達した時点では速度可
変モータSM−1の作動により前記フィンガー2b群が
減速し且つ前記フィンガー2a群が増速して、間隔Pが
短い間隔P2となるように変更されると共に、この間隔
Pは前記間隔補正手段6によって次にグルーピングされ
る製品41群の寸法L1と一致するように補正される。
【0030】このように、第1、第2チェーン3a,3
bが、それぞれ図9に示すように、「定速−減速・増速
−定速−増速・減速」の対称的動作をくり返すことによ
り、製品コンベア44上を走行する製品41は前記減速
・増速度合に応じた短い間隔P2に連続的にグルーピン
グされる。これは、1つの定速モータSM−1と1つの
速度可変モータSM−2によってグルーピング間隔Pが
設定できる。しかも、グルーピングのための第1、第2
チェーン3a,3bによる搬送力は、主として前記定速
モータSM−1によって付与されるものであるから、二
つの速度可変モータによって前記搬送力を付与するもの
に比べて速度可変モータSM−2の出力が小さくてもよ
い。しかも、第1、第2チェーン3a,3bを対称的に
制御することによりグルーピングに見合った間隔Pに設
定できるから、制御が簡単である。
【0031】また、前記フィンガー2a,2b間の短い
間隔P2に変更する度に、この間隔P2が間隔補正手段
6によって次にグルーピングする製品41群の走行方向
の寸法L1と一致するように補正されるから、グルーピ
ングに際し製品41の底面を突き上げるようなこともな
い。よって、従来のようにフィンガー2a(2b)によ
って製品41を突き上げて転倒させることもなく、その
ために装置を停止させるようなこともないから生産効率
を向上できる。
【0032】尚、上記実施の形態では、逆転伝動機構R
をウオームホイールH、ウオームW及びタイミングベル
トVによる伝動の組み合せとしたが、これを、けさ掛け
方式によるベルト伝動機構、あるいは、歯車伝動機構等
を用いた逆転伝動機構としてもよい。
【0033】さらに、制御入力軸Cの回転を制御するこ
とにより、フィンガー2a群、フィンガー2b群がO1
点に達した時点からO2点に達するまで第1、第2チェ
ーン3a,3bの速度を増減させる際、その速度変化率
は製品又は物品の搬送の安定性を保てるかぎり、任意に
設定できる。いずれにしても、制御入力軸Cが逆転伝動
機構Rを介して伝動されていることから、定速モータS
M−1によって走行される定速度に対する相対的な第
1、第2チェーン3a,3bの速度変化度合は対称的に
なる。
【0034】また、上記実施の形態では、間隔補正手段
6に間隔測定手段7を接続した例を示すが、図10に示
すように、この間隔測定手段7に代えて、次にグルーピ
ングする製品41群の走行方向の寸法L1とフィンガー
2a,2b間の間隔Pとの差を入力するための入力手段
8(例えばタッチパネル)を設けたものでも良い。これ
によると、入力手段8に所定の入力値を入力することに
よって、フィンガー2a,2b間の間隔Pが補正される
から、ある時点で、走行中の製品41が前後の製品41
に圧縮されたり、内容物の温度によって膨張・収縮した
りして胴径に大きなばらつきが生じ、グルーピングする
製品41群の寸法Lが変化した場合であっても所定個数
の製品41群に確実にグルーピングすることができる。
なお、入力手段8への入力値は、例えば作業者が製品コ
ンベア44上の製品41を観察することにより決定され
る。
【0035】また、他の例として、本発明のグルーピン
グ装置は、図11のブロック図に示すように、前記間隔
測定手段7と前記入力手段8の両方を具備するようにし
ても良い。
【0036】さらに、他の例として、本発明のグルーピ
ング装置は、図12に示すように、前記製品コンベア4
4とは別に相互に独立して駆動する第1チェーン3a及
び第2チェーン3bと、前記第1チェーン3a及び前記
第2チェーン3bの夫々に設けたフィンガー2a,2b
と、前記第1チェーン3aを走行駆動する第1駆動軸J
1及び前記第2チェーン3bを走行駆動する第2駆動軸
J2と、前記第1駆動軸J1に回転入力を付与する第1
速度可変モータSM−21及び前記第2駆動軸J2に回
転入力を付与する第2速度可変モータSM−22と、前
記製品コンベア44上で先行のフィンガー2a(2b)
と後行のフィンガー2b(2a)との間隔Pが前記所定
個数の製品41群の寸法Lとなるように第1速度可変モ
ータSM−21及び第2速度可変モータSM−22の回
転数制御をするコントローラ90と、前記後行のフィン
ガー2b(2a)が製品コンベア44上に上昇するまで
に前記フィンガー2a,2b間の間隔Pがグルーピング
する製品41群の走行方向の寸法Lと一致するように前
記第1速度可変モータSM−21及び前記第2速度可変
モータSM−22の回転数を変更する間隔補正手段60
と、次にグルーピングする製品41群の走行方向の寸法
L1を測定すると共にこの測定値を前記間隔補正手段6
1に入力する間隔測定手段7と、を具備するものでも良
い。このものによっても、コントローラ90で第1速度
可変モータSM−21及び第2速度可変モータSM−2
2の回転数制御して、前記第1チェーン3aと前記第2
チェーン3bとを夫々独立して駆動することにより、図
8、図9に示す如く、製品コンベア44上では先行のフ
ィンガー2a(2b)と後行のフィンガー2b(2a)
との間隔Pが走行前の所定個数の製品41群の寸法Lに
設定されるが、この際、前記間隔補正手段61によっ
て、後行のフィンガー2b(2a)が製品コンベア44
上に上昇するまでに前記フィンガー2a,2b間の間隔
Pは、次にグルーピングする製品41群の走行方向の寸
法L1と一致するように補正されるから、走行中に胴径
のばらつきが生じるような製品41であっても、後行の
フィンガー2b(2a)が製品コンベア44上に上昇す
るときには製品41間の隙間部分に確実に入り込み、製
品41の底面を突き上げることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態によるグルーピング装置Gの概略を
示す模式図である。
【図2】図1に示すグルーピング装置Gの要部の構成を
示す模式図である。
【図3】図1に示すグルーピング装置Gを含む搬送ライ
ンの概略を示す模式図である。
【図4】図1に示すグルーピング装置Gの間隔補正手段
を示すブロック図である。
【図5】フィンガー2a群、フィンガー2b群と製品コ
ンベア44との関係を示すグルーピング装置G部分の断
面図である。
【図6】差動歯車装置Aの構成を示す断面図である。
【図7】逆転伝導機構Rの構成を示す模式図である。
【図8】フィンガー2a群、フィンガー2b群の動作を
説明する模式図である。
【図9】フィンガー2a群、フィンガー2b群の動作の
変化度合のグラフである。
【図10】他の例のグルーピング装置の概略構成を示す
模式図である。
【図11】他の例のグルーピング装置の要部の構成を示
すブロック図である。
【図12】他の例のグルーピング装置の概略構成を示す
模式図である。
【図13】従来のグルーピング装置を示す側面図であ
る。
【図14】従来のグルーピング装置を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2a,2b フィンガー 3a 第1チェーン 3b 第2チェーン 6,61 間隔補正手段 7 間隔測定手段 8 入力手段 9,90 コントローラ(制御手段) 21,23 支持棒 22 腕 30,31,32 スプロケット 40 搬送チェーン 41 製品 44 製品コンベア 45 ガイド板 48 グルーピングチェーン A0 仲介かさ歯車 A1 第1差動歯車装置 A2 第2差動歯車装置 A3 出力軸 B1,B2 入力軸 C1,C2 制御入力軸 G グルーピング装置 H1,H2 ウオームホイール J1 第1駆動軸 J2 第2駆動軸 K カム溝 L 製品群の寸法 P フィンガー間の間隔 R 逆転伝動機構 S1,S2 スプロケット SM−1 定速モータ SM−2,SM−21,SM−22 速度可変モータ W1,W2 ウオーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品コンベア上を整列されて連続して流
    れて来る製品間に、前記製品コンベアよりも遅いスピー
    ドで移動するフィンガーを、順次下方より製品間に入り
    込ませることにより前記製品の移動速度を規制すると共
    に、前記フィンガーのうち先行のフィンガーが或る時点
    で下降して製品から外れると、同フィンガー間の所定個
    数の製品群が前記製品コンベアのスピードで搬送されて
    グルーピングされる装置であって、 前記製品コンベアとは別に相互に独立して駆動する第1
    チェーン及び第2チェーンと、 前記第1チェーン及び前記第2チェーンの夫々に設けた
    フィンガーと、 前記第1、第2チェーンを走行駆動する駆動手段と、 前記第1又は第2チェーンに設けた先行のフィンガーが
    製品コンベア内に突出している間に前記第1又は第2チ
    ェーンに設けた後行のフィンガーが製品を所定個数並べ
    た寸法となる所定間隔だけ離れた位置で製品コンベア内
    に突出するように前記駆動手段を駆動制御する制御手段
    と、 次にグルーピングする製品群の走行方向の寸法を測定す
    る間隔測定手段と、 前記後行のフィンガーが製品コンベア上に突出するまで
    に前記フィンガー間の所定間隔が前記間隔測定手段での
    測定値と一致するように前記駆動手段の駆動量を変更す
    る間隔補正手段と、を具備することを特徴とする物品の
    グルーピング装置。
  2. 【請求項2】 製品コンベア上を整列されて連続して流
    れて来る製品間に、前記製品コンベアよりも遅いスピー
    ドで移動するフィンガーを、順次下方より製品間に入り
    込ませることにより前記製品の移動速度を規制すると共
    に、前記フィンガーのうち先行のフィンガーが或る時点
    で下降して製品から外れると、同フィンガー間の所定個
    数の製品群が前記製品コンベアのスピードで搬送されて
    グルーピングされる装置であって、 前記製品コンベアとは別に相互に独立して駆動する第1
    チェーン及び第2チェーンと、 前記第1チェーン及び前記第2チェーンの夫々に設けた
    フィンガーと、 前記第1、第2チェーンを走行駆動する駆動手段と、 前記第1又は第2チェーンに設けた先行のフィンガーが
    製品コンベア内に突出している間に前記第1又は第2チ
    ェーンに設けた後行のフィンガーが製品を所定個数並べ
    た寸法となる所定間隔だけ離れた位置で製品コンベア内
    に突出するように前記駆動手段を駆動制御する制御手段
    と、 前記制御手段で設定されたフィンガー間の所定間隔と次
    にグルーピングする製品群の走行方向の寸法との差を入
    力する入力手段と、 前記後行のフィンガーが製品コンベア上に突出するまで
    に前記フィンガー間の所定間隔が前記入力手段での入力
    値に応じて補正されるように前記駆動手段の駆動量を変
    更する間隔補正手段と、を具備することを特徴とする物
    品のグルーピング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の物品のグルー
    ピング装置において、 前記駆動手段は、前記第1チェーンを走行駆動する第1
    速度可変モータと前記第2チェーンを走行駆動する第2
    速度可変モータとで構成されたことを特徴とする物品の
    グルーピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007038827A1 (de) * 2007-08-16 2009-02-26 Khs Ag Vorrichtung zur Bildung von Produktgruppen
JP2016202126A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 有限会社新潟システム制御 茸収穫機

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