JP2001072016A - 中空弾性体の保形保存方法 - Google Patents

中空弾性体の保形保存方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】中空弾性体を自然形状で真空パックする。 【解決手段】真空パック用袋2の底部2a側をブラダ1
の内表面1eに被せた後、前記袋2の折り部2bを折り
曲げ、該袋2の口部3側を前記ブラダの外表面に被せる
とともに、前記袋2の口部3より排気減圧し真空密封す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空弾性体の保
形保存方法に係わり、特に、アキュムレータのブラダの
様に、開口部を有する中空弾性体を真空パックにより保
形保存する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータのブラダは、弾性体、例
えば、ゴムを用いて製造され、空気に触れる状態で部品
倉庫等に保管されている。ところが、弾性体であるゴム
には、大別すると天然ゴムと合成ゴムの2種類があるの
であるが、このうち、天然ゴム又は生ゴムは分子構造に
二重結合があり、空気中に放置すると、この部分が酸素
によってゆっくり酸化されるので、次第にゴム特有の弾
性を失い、老化する。
【0003】又、合成ゴムは、イソプレンやイソプレン
に似た単量体を、触媒を用いて付加重合させて得られる
が、天然ゴムによく似た性質を備えている。その一例と
して、耐熱性・耐油性に優れたフッ素ゴムや、耐熱性・
耐寒性に優れたシリコーンゴムなどがあり、これらは前
記二重構造を持たない。
【0004】しかし、これら合成ゴムも、表面は非常に
微生物に冒され易いのである。微生物により表面が粘液
層で被われると、そのような層は更に微生物の増殖基盤
となり、このことは、材料の腐食をもたらす原因となっ
ている。
【0005】また、耐光性の悪いゴムは、太陽光線によ
り合成ゴムの表面にクラックが入り、それが原因で伸縮
した時破損してしまう。
【0006】そこで、ブラダを真空パックすることによ
り上記問題を解決することが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブラダをポリ
袋に収納して真空パックすると、該ブラダ内の空気も減
圧される為、外部から押しつぶされた格好となり、該ブ
ラダの自然形状が維持できないのである。そして、長期
間この状態で保管すると、使用時に真空パック袋から該
ブラダを取り出しても、自然形状に復元しない。そのた
め、ブラダの作動に支障が生ずることがある。
【0008】この発明は、上記事情に鑑み、中空弾性体
を自然形状で真空パックし保存することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、開口部を有
する中空弾性体の保形保存方法であって;真空パック用
袋の底部側を該中空弾性体の内表面又は外表面のいずれ
か一方の表面に被せる第一被覆工程と;前記真空パック
用袋の折り部を折り曲げ、該真空パック用袋の口部側を
前記他方の表面に被せる第二被覆工程と;前記真空パッ
ク用袋の口部より排気減圧する真空密封工程と;を備え
ていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者は、中空弾性体に真空パ
ック用袋を被せて排気する際、該中空弾性体の開口部を
真空パック用袋で閉じない様にすれば、自然形状で真空
パックできることに気が付いた。
【0011】そこで、真空パックする際に、中空弾性体
を真空パック用袋に収納し、該袋で該中空弾性体の内外
表面を被覆した後、該袋の口部より排気減圧し、真空パ
ックすることにした。
【0012】
【実施例】本発明に係る中空弾性体の保形保存方法の実
施例について、図面を参照しながら説明する。第1図に
おいて、1は開口部を有する中空弾性体であり、一例と
してアキュムレータのブラダを記載した。このブラダ1
は縦断面U字状に形成され、中空部1aと、肉厚な底部
1bと、フランジの付いた開口部1cと、を備えてい
る。又、2は真空パック用袋であり、その長さは、前記
ブラダ1の軸心方向の長さの2倍以上に形成されてい
る。2aは該袋2の底部、2bは折り部、3は該袋の口
部である。この口部3の直径はブラダ1の胴部1dの直
径より大きく形成されているが、必要に応じて適宜選択
できる。
【0013】該袋2は、真空パックに耐えられる強度と
密閉性を有しているものであればよく、その材質や大き
さ等は用途に応じて適宜選択される。例えば、前記袋2
として、単層のポリエチレン製等の袋を用いるが、多層
のラミネート層としてもよい。このラミネート層の構成
は、例えば、最外層と中間層がポリエチレン製であり、
中間層は、ポリビニルアルコール(ボバール)系樹脂又
はポリ塩化ビニリデンコート(Kコート)が、夫々使わ
れる。
【0014】次に、本実施例の手順につき説明する。ま
ず、図1に示すように、ブラダ1の開口部1cから該袋
2の底部2aを中空部1a内に差し入れ、少なくとも該
中空部1aの内表面1eを被覆するに充分な程度に挿入
し、前記内表面1eと前記袋2の底部側外面2fとを対
向させる。この時、該ブラダ1の該内表面1e又は該袋
外面2fに予め液体等を塗布すれば、この挿入を容易に
できる。又、挿入時に圧搾空気を吹き込むと、該袋外面
2fと該ブラダ内表面1eを密着させられる。
【0015】次に、該袋の口部3をA1方向に移動さ
せ、図2に示す如く、該ブラダ1の開口部1c近傍の折
り部2bで折り返し、該ブラダ1の外表面2fを被覆す
る。このようにすることにより、該ブラダ1は、中空部
1aの開口部1cを開放した状態で内外表面を該袋にて
被覆される。
【0016】そして、該袋2の口部3から図示しない適
当な減圧装置を用いて、該袋2内の空気を抜き、真空パ
ックにした後、該口部3をしっかりと閉じる。この口部
3の閉じ方は、前記袋2が熱可塑性樹脂から成っていれ
ば、加熱封止であってもよいし、又、加熱封止でなくて
も、該口部3をシールできるものであればよい。
【0017】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、中空弾性体として種々の形状を採用すること
ができ、筒体、例えば、図3,図4に示す直円筒体10
を用いることもできる。この直円筒体10を真空パック
する時には、真空パック用袋2内に直円筒体10を挿入
して、該直円筒体10の外表面10fと該袋2の内表面
2eとを対向させ、該外表面10fを覆う様にする。
【0018】次に図4に示す様に、該袋2を折り部2b
で内側に折り曲げ、該口部3を開口部10cから中空部
10a内に挿入し、該袋2の内表面2eを該直円筒体1
0の内表面10eと対向させ、該内表面10eを覆う様
にする。
【0019】この状態において、口部3から排気減圧し
真空パックにするが、この時直円筒体が極めて変形し易
い場合には、中空部10aにスペーサ11を挿着すると
良い。なおこのスペーサ11は、真空パック作業終了
後、取り外しても直円筒体10は自然形状を保持でき
る。
【0020】この発明の実施例として、中空弾性体1の
材料を仮にゴムとして説明してきたが、これに限定され
るものではなく、真空パック対象物が真空パックされる
ことで中空の形状を維持できなくなる様な、変形可能性
のあるものに適用できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、中
空弾性体は自然形状を維持した状態で真空パックされ
る。そのため、従来例の様な問題の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の手順1を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明の第一実施例の手順2を示す縦断面図で
ある。
【図3】本発明の第二実施例の手順1を示す縦断面図で
ある。
【図4】本発明の第二実施例の手順2を示す図である。
【符号の説明】
1 中空弾性体 1e 内表面 2 真空パック用袋 2a 底部 2b 折り部 3 口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する中空弾性体の保形保存方法
    であって;真空パック用袋の底部側を該中空弾性体の内
    表面又は外表面のいずれか一方の表面に被せる第一被覆
    工程と;前記真空パック用袋の折り部を折り曲げ、該真
    空パック用袋の口部側を前記他方の表面に被せる第二被
    覆工程と;前記真空パック用袋の口部より排気減圧する
    真空密封工程と;を備えていることを特徴とする中空弾
    性体の保形保存方法。
  2. 【請求項2】前記中空弾性体は、ブラダであることを特
    徴とする請求項1記載の中空弾性体の保形保存方法。
  3. 【請求項3】前記中空弾性体は、筒体であることを特徴
    とする請求項1記載の中空弾性体の保形保存方法。
  4. 【請求項4】前記中空弾性体は、縦断面U字状体である
    ことを特徴とする請求項1記載の中空弾性体の保形保存
    方法。
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