JP2001069163A - Usbデータモニタ装置 - Google Patents

Usbデータモニタ装置

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JP2001069163A
JP2001069163A JP24057099A JP24057099A JP2001069163A JP 2001069163 A JP2001069163 A JP 2001069163A JP 24057099 A JP24057099 A JP 24057099A JP 24057099 A JP24057099 A JP 24057099A JP 2001069163 A JP2001069163 A JP 2001069163A
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data
usb
memory
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circuit
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Takashi Nagao
隆 長尾
Motohito Hata
源人 畑
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
    • G06F11/3466Performance evaluation by tracing or monitoring
    • G06F11/349Performance evaluation by tracing or monitoring for interfaces, buses

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  • Debugging And Monitoring (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、入力されたデータ信号の同
期パターンと終了パターンを検出し、データ信号中の有
効なデータのみをメモリに記録することを可能とするU
SBデータモニタ装置を提供することである。 【解決手段】 USBデータモニタ装置1は、同期パタ
ーンを検出する同期検出回路4と終了パターンを検出す
る終了検出回路5とを備えている。そして、同期検出回
路4から出力される同期検出信号と終了検出回路5から
出力される終了検出信号とに基づいて、制御回路7はデ
ータ信号の有効なデータのみをメモリ8に記録する。そ
の際、アイドル時間計数回路6は、その記録されるデー
タと関連づけて、記録されるデータを受信する直前のア
イドル時間をメモリ8に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータとその周辺機器を結ぶユニバーサルシリアルバス
(USB)のデータをモニタするUSBデータモニタ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニバーサルシリアルバス(Universal
Serial Bus;以下、「USB」と呼ぶ。)は、パーソナ
ルコンピュータ等において、周辺装置の拡張性の自由度
を高めるために開発された周辺デバイス仕様であり、キ
ーボード、マウス、カメラ、プリンタ、あるいはモデム
等の様々なUSB対応デバイスとの通信に共通に使用で
きるシリアルインターフェース規格である。
【0003】また、USBは、物理的には、スター型の
ネットワーク構造のバスであり、論理的には、ホストの
クライアントソフトウェアとデバイスが1対1で通信す
る。このような物理的、論理的な接続形態を実現するた
めに、最下層のプロトコルは時分割で通信し、ホストが
そのスケジューリングを行う。
【0004】そして、USBは、上述したような様々な
デバイスに対して、バス利用率やパフォーマンスを下げ
ることなく、通信を可能にするために、コントロール転
送、バルク転送、割り込み転送、あるいはアイソクロナ
ス転送等をサポートしている。
【0005】USBのコントロール転送は、突発的で非
周期的な通信のうち、リクエスト・レスポンス形態の通
信である。USBのバルク転送は、突発的で非周期的な
通信のうち、遅延が問題にならない用途に使用されるデ
ータ転送である。USBの割り込み転送は、非周期低、
低頻度のイベントをデバイスからホストに通知する通信
である。そして、USBのアイソクロナス転送は、連続
的で、周期的な通信に使用される。
【0006】上述したように、USBは、これらの転送
をサポートし、転送モードを切り替えることにより、バ
ス利用率やパフォーマンスを下げることなく、データ通
信を行うことを目標としている。
【0007】従来技術によるこのようなUSBデータモ
ニタ装置は、図3に示すような内部構成を持ち、USB
上のデータがモニタされる。図3(a)は、従来技術に
よるUSBデータモニタ装置11の内部構成を示す図で
あり、図3(b)は、従来技術によるUSBデータモニ
タ装置11のデータモニタ方式を示すタイミングチャー
トである。
【0008】まず、図3(a)の構成図において、従来
技術によるUSBデータモニタ装置11の内部構成を説
明する。
【0009】図3(a)において、従来技術によるUS
Bデータモニタ装置11は、シリアルバス15と16、
フェイズロックループ回路12、メモリ書込制御部1
3、そしてメモリ14によって構成されている。
【0010】シリアルバス15と16は、入力されるデ
ータ信号VPとVM用のツイスト・ペア線である。US
Bにおいて、入力されたデータ信号は基本的には差動信
号として扱われるため、データ信号用のバスとして、1
組のツイスト・ペア線が使用される。よって、USBデ
ータモニタ装置11においても、入力されるデータ信号
VPとVM用に、ツイスト・ペア線であるシリアルバス
15と16が使用される。
【0011】フェイズロックループ(以下、「PLL」
と呼ぶ。)回路12は、入力されたデータ信号の変換点
を検出して、データ・サンプリング・クロックを生成す
る。USB上には、入力されたデータ信号をサンプリン
グするためのクロックは出力されていない。その代わり
に、各データ信号のデータ・パケットの先頭に、同期パ
ターンが付加されている。よって、USBデータモニタ
装置11では、各データ信号をモニタするために、入力
されたデータ信号VPとVMの差動データ信号の変換点
を検出し、その変換点に応じて、データ・サンプリング
・クロックを生成する。
【0012】メモリ書込制御部13は、データ信号がメ
モリ14に到着した順に、その到着したデータ信号をメ
モリ14に記録するためのメモリアドレスを生成する。
【0013】メモリ14は、データ信号がこのメモリ1
4に到着した順に、メモリ書込制御部13によって生成
されたメモリアドレスに従って、到着したデータ信号を
記録する。
【0014】次に、図3(b)のタイミングチャートに
おいて、図3(a)で示した構成を持つUSBデータモ
ニタ装置11の動作概要を説明する。
【0015】図3(b)に示すように、USBデータモ
ニタ装置11には、データ信号VPとVMが入力され
る。USBデータモニタ装置11に入力されたデータ信
号VPとVMは、差動信号であり、データ信号の転送速
度モードに応じて、データ信号VPとVMをデータ信号
として使用する。USBデータモニタ装置11では、入
力されたデータ信号をサンプリングするためのクロック
は出力されないので、PLL回路12により、入力され
たデータ信号の変換点を検出し、そのデータ信号に対し
て、データ・サンプリング・クロックを生成する。
【0016】データ区間d1からd2へ、同様に、デー
タ区間d2からd3へ、データ区間d3からd4へ、デ
ータ区間d4からd5へ、データ区間d5からd6へ、
データ区間d6からd7へ、データ区間d7からd8
へ、データ区間d8からd9へ、データ区間d9からd
10へ、データ区間d10からd11へ、そしてデータ
区間d11からd12へと、データ区間が変わる際のデ
ータ信号の変更点を検出する。同様にまた、データ区間
d12からアイドル区間i1へ、アイドル区間i1から
i2へ、そしてアイドル区間i2からi3へと、区間が
変わる際のデータ信号の変更点も検出する。そして、こ
れら検出したデータ信号の変更点に応じて、データ・サ
ンプリング・クロックを生成する。
【0017】次いで、メモリ書込制御部13は、この生
成されたデータ・サンプリング・クロックに対応して、
データ信号がメモリ14に到着した順に、データ信号を
メモリ14に記録するためのメモリアドレスを生成す
る。メモリ書込制御部13によってメモリアドレスが生
成されると、その生成されたメモリアドレスを持つメモ
リ14に、データ信号を記録する。
【0018】データ区間d1のデータ信号は、メモリ書
込制御部13によってメモリアドレス“N−5”を割り
当てられ、メモリアドレス“N−5”を持つメモリ14
に記憶される。同様に、データ区間d2のデータ信号は
メモリアドレス“N−4”を、データ区間d3のデータ
信号はメモリアドレス“N−3”を、データ区間d4の
データ信号はメモリアドレス“N−2”を、データ区間
d5のデータ信号はメモリアドレス“N−1”を、デー
タ区間d6のデータ信号はメモリアドレス“N”を、デ
ータ区間d7のデータ信号はメモリアドレス“N+1”
を、データ区間d10のデータ信号はメモリアドレス
“M−3”を、データ区間d11のデータ信号はメモリ
アドレス“M−2”を、そしてデータ区間d12のデー
タ信号はメモリアドレス“M−1”を、メモリ書込制御
部13によって割り当てられ、各々のメモリアドレスを
持つメモリ14に記録される。
【0019】同様に、アイドル区間i1のデータ信号は
メモリアドレス“M”を、アイドル区間i2のデータ信
号はメモリアドレス“M+1”を、そしてアイドル区間
i3のデータ信号はメモリアドレス“M+2”を、メモ
リ書込制御部13によって割り当てられ、各々のメモリ
アドレスと持つメモリ14に記録される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにUSB
は、様々なデバイスに対して、バス利用率やパフォーマ
ンスを下げることなく、通信を可能にするために、様々
な転送モードをサポートし、それら転送モードを切り替
えているが、それら転送モードによっては、USB上で
のデータ信号の通信量であるトラフィックの変化は、非
常に大きい。その上、USB上でのトラフィックが少な
い場合には、1ms中のデータ信号が数バイトの場合も
ある。
【0021】つまり、従来技術によるUSBデータモニ
タ装置11において、データ信号をメモリ14に記録す
る方法では、入力され、受信されたデータ信号の全てを
データとしてメモリ14に記録するため、本来必要のな
い非データ部分、つまりアイドルデータもメモリ14に
収容してしまう。その結果、メモリ14に記録されたデ
ータの大部分が不要なアイドルデータとなる可能性も生
じる。
【0022】一方、USBデータモニタ装置11におけ
るデータ信号をメモリ14に記録する方法では、入力さ
れ、受信されたデータ信号の全てをデータとしてメモリ
14に記録するため、正確にアイドル時間を計数するこ
とが可能となる。
【0023】そこで、本発明の課題は、入力されたデー
タ信号の同期パターンと終了パターンを検出し、データ
信号中の有効なデータのみをメモリに記録することを可
能とするUSBデータモニタ装置を提供することであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ユニバーサルシリアルバス(USB)のデータをモニタ
するUSBデータモニタ装置において、USB上のデー
タの同期パターンと終了パターンとを検出する検出回路
(例えば、図1に示す同期検出回路4と終了検出回路
5)を備え、この検出回路により検出された同期パター
ンと終了パターンとに基づいて、前記データのデータ区
間とアイドル区間とを区別して、データ区間のデータの
みをメモリ(例えば、図1に示すメモリ8)に記録する
ようにしたことを特徴としている。
【0025】請求項1記載の発明のUSBデータモニタ
装置1によれば、ユニバーサルシリアルバス(USB)
のデータをモニタするUSBデータモニタ装置におい
て、USB上のデータの同期パターンと終了パターンと
を検出する検出回路を備え、この検出回路により検出さ
れた同期パターンと終了パターンとに基づいて、前記デ
ータのデータ区間とアイドル区間とを区別して、データ
区間のデータのみをメモリに記録する。
【0026】請求項2記載の発明は、請求項1記載のU
SBデータモニタ装置において、前記検出回路には、同
期パターンを検出する同期検出回路(例えば、図1に示
す同期検出回路4)と終了パターンを検出する終了検出
回路(例えば、図1に示す終了検出回路5)とを含むこ
とを特徴としている。
【0027】請求項2記載の発明のUSBデータモニタ
装置1によれば、前記検出回路には、同期パターンを検
出する同期検出回路と終了パターンを検出する終了検出
回路とを含んでいる。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1記載のU
SBデータモニタ装置において、前記検出回路(例え
ば、図1に示す同期検出回路4と終了検出回路5)を用
いて、データの正確なアイドル時間を検出し(例えば、
図1に示すアイドル時間計数回路6)、検出されたアイ
ドル時間を前記メモリ(例えば、図1に示すメモリ8)
に記録することを特徴としている。
【0029】請求項3記載の発明のUSBデータモニタ
装置1によれば、前記検出回路を用いて、データの正確
なアイドル時間を検出し、検出されたアイドル時間を前
記メモリに記録する。
【0030】請求項4記載の発明は、請求項1記載のU
SBデータモニタ装置において、前記検出回路を用いて
検出されたデータ区間のデータ(例えば、図1に示す同
期検出回路4と終了検出回路5とを用いて検出されたデ
ータ)とデータのアイドル時間(例えば、図1に示すア
イドル時間計数回路6を用いて計数されたアイドル時
間)とを対応づけて前記メモリに記録することを特徴と
している。
【0031】請求項4記載の発明のUSBデータモニタ
装置1によれば、前記検出回路を用いて検出されたデー
タ区間のデータとデータのアイドル時間とを対応づけて
前記メモリに記録する。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項2記載のU
SBデータモニタ装置において、前記同期検出回路(例
えば、図1に示す同期検出回路4)は、データの同期パ
ターンに応じて同期検出信号を出力し、前記終了検出回
路(例えば、図1に示す終了検出回路5)は、データの
終了パターンに応じて終了検出信号を出力し、これら出
力された信号に基づいて、前記データの前記メモリ(例
えば、図1に示すメモリ8)への記録制御を行う制御回
路(例えば、図1に示す制御回路7)を更に備えたこと
を特徴としている。
【0033】請求項5記載の発明のUSBデータモニタ
装置1によれば、前記同期検出回路は、データの同期パ
ターンに応じて同期検出信号を出力し、前記終了検出回
路は、データの終了パターンに応じて終了検出信号を出
力し、これら出力された信号に基づいて、前記データの
前記メモリへの記録制御を行う制御回路を更に備えてい
る。
【0034】したがって、請求項1、2、及び5記載の
発明によって、同期検出回路が同期パターンに応じて同
期検出信号を出力し、終了検出回路が終了パターンに応
じて終了検出信号を出力し、出力された同期検出信号と
終了検出信号とに基づいて、制御回路がデータのメモリ
への記録を制御することによって、データの有効部分の
みをメモリに記録することができる。よって、USB上
でのデータのトラフィックが少ない場合の、データのメ
モリへの記録効率を向上させることが可能となる。
【0035】そして、請求項3及び4記載の発明によっ
て、同期検出回路から出力された同期検出信号と終了検
出回路から出力された終了検出信号とに基づいて、デー
タのアイドル時間が計数されることによって、データの
全てをメモリに記録していた場合と同様に、データのア
イドル時間を正確にメモリに記録することができる。よ
って、メモリに記録されるデータを受信する直前のアイ
ドル時間をデータに対応づけて記録することができ、デ
ータの解析を容易にすることが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して本発
明のUSBデータモニタ装置の実施の形態について説明
する。
【0037】図1は、本実施の形態のUSBデータモニ
タ装置1の内部構成を示す図であり、図2は、図1に示
した本実施の形態のUSBデータモニタ装置1のデータ
モニタ方式を示すタイミングチャートである。
【0038】このUSBデータモニタ装置1は、同期パ
ターンを検出する同期検出回路4と終了パターンを検出
する終了検出回路5とを備えている。そして、同期検出
回路4から出力される同期検出信号と終了検出回路5か
ら出力される終了検出信号とに基づいて、制御回路7は
データ信号の有効なデータのみをメモリ8に記録する。
その際、アイドル時間計数回路6は、その記録されるデ
ータと関連づけて、記録されるデータを受信する直前の
アイドル時間をメモリ8に記録する。
【0039】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態におけるUSBデータモニタ装置1の内部構成を示す
図である。
【0040】図1において、本実施の形態のUSBデー
タモニタ装置1は、シリアルバス9と10、フェイズロ
ックループ回路2、符号変換回路3、同期検出回路4、
終了検出回路5、アイドル時間計数回路6、制御回路
7、そしてメモリ8によって構成されている。
【0041】シリアルバス9と10は、従来技術による
USBデータモニタ装置11の場合と同様、入力される
データ信号のツイスト・ペア線である。本実施の形態の
USBデータモニタ装置1においても、入力されたデー
タ信号は差動信号として扱われる。よって、USBデー
タモニタ装置1のデータ信号の転送速度モードに応じ
て、ツイスト・ペア線であるシリアルバス9と10を介
して入力されたデータ信号の差動信号の極性を符号変換
回路3において選択し、処理を実行する。
【0042】フェイズロックループ(以下、「PLL」
と呼ぶ。)回路2は、入力されたデータ信号の変換点を
検出して、データ・サンプリング・クロックを生成す
る。本実施の形態のUSBデータモニタ装置1における
USB上にも、入力されたデータ信号をサンプリングす
るためのクロックは出力されていない。その代わりに、
各データ信号のデータ・パケットの先頭に、同期パター
ンが付加されている。よって、データ信号をモニタする
ために、入力されたデータ信号の変換点を検出し、その
変換点に応じて、データ・サンプリング・クロックを生
成する。
【0043】符号変換回路3は、NRZI(Non Return
to Zero Invert)のコード化方式でコード化されたN
RZIデータ信号をNRZ信号に復号化して、後述する
同期検出回路4と終了検出回路5とに出力する。USB
上では、データ信号のデータ列は、最終的にこのNRZ
Iのコード化方式でコード化される。よって、本実施の
形態のUSBデータモニタ装置1におけるUSB上で
も、データ信号のデータ列は、NRZIのコード化方式
でコード化されている。従って、後述する同期検出回路
4と終了検出回路5によって、入力されたデータ信号か
ら同期パターンと終了パターンを検出した後、データ部
分はこの符号変換回路3において、コード化されたNR
ZIデータ信号がNRZデータ信号に復号化される。
【0044】図3(a)において示した従来技術による
USBデータモニタ装置11においては、符号変換回路
は構成要素に含まれていなかったが、符号変換回路を構
成要素としてもよく、符号変換回路を構成要素として含
む場合もある。
【0045】同期検出回路4は、入力されたデータ信号
から同期パターンを検出する。上述したように、USB
データモニタ装置1のUSB上では、各データ信号のデ
ータ・パケットの先頭に、サンプリングするためのクロ
ックではなく、同期パターンが付加されている。このデ
ータ信号に付加されて同期パターンを、同期検出回路4
は検出し、その同期検出信号を後述するアイドル時間計
数回路6と制御回路7に出力する。
【0046】終了検出回路5は、入力されたデータ信号
から終了パターンを検出する。上述した同期検出回路4
の場合と同様、データ信号に付加されている終了パター
ンを、終了検出回路5は検出し、その終了検出信号を後
述するアイドル時間計数回路6と制御回路7に出力す
る。
【0047】アイドル時間計数回路6は、上述した同期
検出回路4により出力された同期検出信号と、終了検出
回路5により出力された終了検出信号とに基づいて、ア
イドル時間の計数を開始し、また計数を停止し、アイド
ル時間を正確に計数して、後述する制御回路7に出力す
る。
【0048】制御回路7は、上述した同期検出回路4に
より出力された同期検出信号と、終了検出回路5により
出力された終了検出信号とに基づいて、データ信号中の
有効データのみをメモリ8に対して記録する記録の開始
と終了を制御する。
【0049】メモリ8は、制御回路7によりデータ信号
の記録開始と終了を制御され、データ信号中の有効なデ
ータのみを記録する。
【0050】次に動作を説明する。図2は、図1に示し
たUSBデータモニタ装置1の動作概要を示すタイミン
グチャートである。
【0051】USBデータモニタ装置1にデータ信号が
入力されると、シリアルバス9と10を介して、PLL
回路2と符号変換回路3にデータ信号が入力される。P
LL回路2にデータ信号が入力されると、PLL回路2
は、入力されたデータ信号の変換点を検出し、そのデー
タ信号に対して、データ・サンプリング・クロックを生
成する。また、符号変換回路3にデータ信号が入力され
ると、符号変換回路3は、NRZIのコード化方式でコ
ード化されたNRZIデータ信号をNRZデータ信号に
復号化する。そして、PLL回路2と符号変換回路3か
ら各々出力された2つのデータ信号は、同期検出回路4
と終了検出回路5とに入力される。
【0052】次いで、図2に示すように、USBデータ
モニタ装置1において、PLL回路2と符号変換回路3
から各々出力されたデータ信号が同期検出回路4に入力
されると、同期検出回路4は、この入力されたデータ信
号から同期パターンを検出し、同期検出信号を出力す
る。同様に、PLL回路2と符号変換回路3から各々出
力されたデータ信号が終了検出回路5に入力されると、
終了検出回路5は、この入力されたデータ信号から終了
パターンを検出し、終了検出信号を出力する。そして、
同期検出回路4と終了検出回路5から出力された同期検
出信号と終了検出信号は、アイドル時間計数回路6と制
御回路7とにそれぞれ入力される。
【0053】同期検出回路4から出力された同期検出信
号を制御回路7が受信すると(図2のt1)、制御回路
7は、データ信号がデータ区間にあると判定し、メモリ
8へのデータの記録を開始する。そして、メモリ8への
データの記憶は、制御回路7が終了検出信号を受信する
まで続けられ、終了検出回路5から出力された終了検出
信号を制御回路7が受信すると(図2のt2)、制御回
路7は、データ信号がデータ区間からアイドル区間へ移
行したと判定し、メモリ8へのデータの記録を中断す
る。
【0054】終了検出回路5から出力された終了検出信
号をアイドル時間計数回路6が受信すると(図2のt
2)、アイドル時間計数回路6は、データ信号がアイド
ル区間に入ったと判定し、アイドル時間計数をクリア
し、アイドル時間計数を開始する。そして、アイドル時
間計数は、アイドル時間計数回路6が同期検出信号を受
信するまで続けられ、同期検出回路4から出力された同
期検出信号をアイドル時間計数回路6が受信すると(図
2のt3)、アイドル時間計数回路6は、データ信号が
アイドル区間からデータ区間へ移行したと判定し、アイ
ドル時間計数を停止し、アイドル時間計数結果を制御回
路7に出力して、メモリ8に記録させる。
【0055】アイドル時間計数結果がメモリ8に記録さ
れる際、このアイドル時間計数結果と、アイドル時間計
数結果の指すアイドル区間後のデータ区間におけるデー
タ信号のデータとを関連づけてメモリ8に記録すること
により、データ信号の有効なデータを受信する直前のア
イドル時間の記録が可能となる。
【0056】以上のように、本発明を適用した実施の形
態におけるUSBデータモニタ装置1は、同期パターン
を検出する同期検出回路4と終了パターンを検出する終
了検出回路5とを備えている。そして、同期検出回路4
から出力される同期検出信号と終了検出回路5から出力
される終了検出信号とに基づいて、制御回路7はデータ
信号の有効なデータのみをメモリ7に記録する。その
際、アイドル時間計数回路6は、その記録されるデータ
と関連づけて、記録されるデータを受信する直前のアイ
ドル時間をメモリ8に記録する。
【0057】従って、同期検出回路が同期パターンに応
じて同期検出信号を出力し、終了検出回路が終了パター
ンに応じて終了検出信号を出力し、出力された同期検出
信号と終了検出信号とに基づいて、制御回路がデータ信
号のメモリへの記録を制御することによって、データ信
号の有効なデータのみをメモリに記録することができ
る。よって、USB上でのデータ信号のトラフィックが
少ない場合の、データのメモリへの記録効率を向上させ
ることが可能となる。
【0058】また、出力された同期検出信号と終了検出
信号とに基づいて、アイドル時間計数回路が、データ信
号のアイドル時間を計数することによって、データ信号
の全てをデータとしてメモリに記録していた場合と同様
に、データ信号のアイドル時間を正確にメモリに記録す
ることができる。よって、メモリに記録されるデータを
受信する直前のアイドル時間をデータに対応づけて記録
することができ、データの解析を容易にすることが可能
となる。
【0059】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で適宜変更可能である。例えば、PLL回路により各デ
ータ信号に付加される情報は、各データ信号のデータ・
パケットの先頭に付加される同期パターンであったが、
これに限られるものではない。各データのトークンの先
頭にフラグを付加するなど、特徴を持たせたフラグを各
データに付加し、その付加されたフラグに基づいて、各
データ信号の解析を行うようにしてもよい。
【0060】また、本実施の形態においては、記憶媒体
としてメモリを利用したが、ハードディスク等を使用し
てもよく、記憶媒体としてハードディスク等を使用する
ことによって、より大容量のデータを記録することが可
能となる。
【0061】
【発明の効果】請求項1、2、及び5記載の発明のUS
Bデータモニタ装置によれば、同期検出回路が同期パタ
ーンに応じて同期検出信号を出力し、終了検出回路が終
了パターンに応じて終了検出信号を出力し、出力された
同期検出信号と終了検出信号とに基づいて、制御回路が
データのメモリへの記録を制御することによって、デー
タの有効部分のみをメモリに記録することができる。よ
って、USB上でのデータのトラフィックが少ない場合
の、データのメモリへの記録効率を向上させることが可
能となる。
【0062】請求項3及び4記載の発明のUSBデータ
モニタ装置によれば、同期検出回路から出力された同期
検出信号と終了検出回路から出力された終了検出信号と
に基づいて、データのアイドル時間が計数されることに
よって、データの全てをメモリに記録していた場合と同
様に、データのアイドル時間を正確にメモリに記録する
ことができる。よって、メモリに記録されるデータを受
信する直前のアイドル時間をデータに対応づけて記録す
ることができ、データの解析を容易にすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるUSBデータモニタ装
置1の内部構成を示す図である。
【図2】図1に示したUSBデータモニタ装置1の動作
概要を示すタイミングチャートである。
【図3】図3(a)は、従来技術によるUSBデータモ
ニタ装置11の内部構成を示す図であり、図3(b)
は、図3(a)に示したUSBデータモニタ装置11の
動作概要を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 USBデータモニタ装置 2 フェイズロックループ回路 3 符号変換回路 4 同期検出回路 5 終了検出回路 6 アイドル時間計数回路 7 制御回路 8 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニバーサルシリアルバス(USB)のデ
    ータをモニタするUSBデータモニタ装置において、 USB上のデータの同期パターンと終了パターンとを検
    出する検出回路を備え、 この検出回路により検出された同期パターンと終了パタ
    ーンとに基づいて、前記データのデータ区間とアイドル
    区間とを区別して、データ区間のデータのみをメモリに
    記録するようにしたことを特徴とするUSBデータモニ
    タ装置。
  2. 【請求項2】前記検出回路には、同期パターンを検出す
    る同期検出回路と終了パターンを検出する終了検出回路
    とを含むことを特徴とする請求項1記載のUSBデータ
    モニタ装置。
  3. 【請求項3】前記検出回路を用いて、データの正確なア
    イドル時間を検出し、検出されたアイドル時間を前記メ
    モリに記録することを特徴とする請求項1記載のUSB
    データモニタ装置。
  4. 【請求項4】前記検出回路を用いて検出されたデータ区
    間のデータとデータのアイドル時間とを対応づけて前記
    メモリに記録することを特徴とする請求項1記載のUS
    Bデータモニタ装置。
  5. 【請求項5】前記同期検出回路は、データの同期パター
    ンに応じて同期検出信号を出力し、前記終了検出回路
    は、データの終了パターンに応じて終了検出信号を出力
    し、これら出力された信号に基づいて、前記データの前
    記メモリへの記録制御を行う制御回路を更に備えたこと
    を特徴とする請求項2記載のUSBデータモニタ装置。
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