JP2001067478A - 実装部品の検査装置および実装部品の検査方法 - Google Patents

実装部品の検査装置および実装部品の検査方法

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JP2001067478A
JP2001067478A JP24258299A JP24258299A JP2001067478A JP 2001067478 A JP2001067478 A JP 2001067478A JP 24258299 A JP24258299 A JP 24258299A JP 24258299 A JP24258299 A JP 24258299A JP 2001067478 A JP2001067478 A JP 2001067478A
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Kazuya Nishiyama
和也 西山
Kenji Hatsuzawa
健次 初澤
Kuniyoshi Aoki
邦芳 青木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像比較による部品検査で基準モデル画像の
登録作業の簡素化、記憶領域の削減、部品有無判定の信
頼性向上を図ること。 【解決手段】 本発明は、基板S上の部品搭載位置にお
ける画像を取り込み、部品Bの有無を検査するもので、
部品Bのリードを挿入する穴の形状データを格納するデ
ータベースDBと、データベースDBに格納される穴の
形状データに基づき、その穴を中心とした基準モデル画
像を生成する画像生成部12と、画像生成部12で生成
した基準モデル画像と、部品搭載位置で取り込んだ取り
込み画像とを比較する画像比較部14と、画像比較部1
4による比較結果に基づき部品Bの有無を判定する判定
部15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板等
の基板上に部品のリードを挿入して実装するにあたり、
その部品が実装されているか否かを検査する実装部品の
検査装置および実装部品の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICやトランジスタ、抵抗器、コンデン
サ等の電子部品は、パッケージから延出するリードをプ
リント配線板等に設けられた穴に挿入し、半田付けする
ことによって電気的および機械的に接続される。このよ
うな電子部品がプリント配線板上に実装されているか否
かの検査を行う方法として、プリント配線板上に正常搭
載された検査対象部品の画像を基準モデル画像として予
め登録しておき、この登録しておいた基準モデル画像
と、プリント基板上の検査対象部品の入力画像とを比較
して、その類似度を得て、類似度が所定の閾値より大き
ければ部品有り、小さければ部品無しとして判別する方
法が知られている。
【0003】また、検査対象部品が搭載される位置の基
板パターンを基準モデル画像として予め登録しておき、
この登録した基準モデル画像と、プリント配線板上の検
査対象部品の入力画像とを比較し、類似度を得て、類似
度が所定の閾値より小さければ部品有り、大きければ部
品無しとして判別する方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな実装部品の検査には次のような問題がある。すなわ
ち、プリント配線板に実装される電子部品に傾きや位置
ずれが生じていたり、部品の特性等を示すバー(バーコ
ード)、文字(数字)の幅や位置などが部品によってば
らついていたり、また、部品の色とプリント配線板の色
との差が捉えにくい場合、部品の特徴を安定した画像で
得ることができず、カメラで得た画像と基準モデル画像
との比較が困難となって、搭載有無の判定における信頼
性低下を招くという問題が生じる。
【0005】例えば、図5(a1)、(a2)、(a
3)に示すような画像が各々の基準モデル画像として登
録されており、傾いて搭載された電子部品の画像を真上
から取り込んだ画像が図5(b3)に示されるような画
像となっている場合、図中破線枠で示す検査領域1内で
の対応する基準モデル(a3)との類似度が小さくなる
ことから、部品無しと判定する可能性が高くなる。
【0006】また、搭載された部品の特性を示すバー
(バーコード)、文字(数字)の幅や位置などが部品に
よってばらついている場合の真上から取り込んだ画像が
図5(b2)、(b3)に示されるような画像となって
いる場合も、図中破線枠で示す検査領域1内での対応す
る基準モデル画像(a2)、(a3)との類似度が小さ
くなることから、部品無しと判定する可能性が高くな
る。
【0007】さらに、基準モデル画像が登録されていな
い部品を検査するたびに、部品の基準モデル画像を登録
しなければならないため、検査の前準備に非常に手間が
かかるという問題もある。
【0008】また、部品未搭載の基板パターンを登録し
た基準モデル画像と、検査対象部品の取り込み画像とを
比較して搭載有無を判定する方法では、基準モデル画像
の登録を、部品搭載データベースの搭載位置データ、部
品形状データなどを用いて自動的に行うことができるも
のの、基板の印刷(スクリーン印刷)が基準モデル画像
に含まれ、検査対象の基板における印刷がずれている場
合、部品が搭載されていないにもかかわらず、基準モデ
ル画像と取り込み画像との比較で類似度が小さくなって
部品有りの判定をしてしまう可能性がある。
【0009】例えば、図6(a1)、(a2)、(a
3)に示すような基準モデル画像が登録されており、部
品未搭載で基板上の印刷にずれがある場合の真上からの
取り込み画像が図6(b1)、(b2)、(b3)に示
されるようなものであるとすると、図中破線枠で示す検
査領域1内での対応する基準モデル画像(a1)、(a
2)、(a3)との類似度が小さくなることから、部品
有りと誤判定する可能性が高くなる。
【0010】さらに、検査する部品の種類、搭載方向に
応じて基準モデル画像を登録する必要があり、同じ部品
であっても搭載方向が異なるものを検査する場合、新た
にその搭載方向に沿った部品の基準モデル画像を登録し
なければならず、登録作業の煩雑化や登録領域(メモリ
領域)の増大化を招いている。
【0011】例えば、図7(a)に示すように、同じ部
品が異なる向きに搭載されており、部品Bと部品B’と
を各々検査する場合、基準モデル画像として図7(b)
に示す向きに対応した画像と、図7(b’)に示す向き
に対応した画像の2種類を登録しておく必要があり、同
じ部品でも2つの基準モデル画像を登録しなければなら
ないことになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された実装部品の検査装置および
実装部品の検査方法である。すなわち、本発明の実装部
品の検査装置は、基板上の部品搭載位置における画像を
取り込み、部品の有無を検査する実装部品の検査装置で
あり、部品のリードを挿入する穴の形状データを格納す
るデータベースと、データベースに格納される穴の形状
データに基づき、その穴を中心とした基準モデル画像を
生成する画像生成部と、画像生成部で生成した基準モデ
ル画像と、部品搭載位置で取り込んだ取り込み画像とを
比較する画像比較部と、画像比較部による比較結果に基
づき部品の有無を判定する判定部とを備えている。
【0013】このような本発明では、データベースに格
納された、部品のリードを挿入する穴の形状データに基
づき、その穴を中心とした基準モデル画像を画像生成部
で生成しているため、別途部品の基準モデル画像を登録
する必要がなくなる。また、この穴を中心とした基準モ
デル画像と、部品搭載位置で取り込んだ穴を中心とする
取り込み画像とを画像比較部で比較することから、部品
の傾きや位置ずれ、印刷に影響を受けることなく画像比
較を行うことができ、部品有無の判定信頼性を向上させ
ることができる。
【0014】また、本発明の実装部品の検査装置は、基
板上の部品搭載位置における取り込み画像と、予め登録
した基準モデル画像とを比較して部品の有無を検査する
実装部品の検査装置であり、部品の搭載方向データを格
納するデータベースと、データベースに格納される搭載
方向データに基づき、予め登録された基準モデル画像の
方向を変換する画像変換部と、画像変換部で方向の変換
された基準モデル画像と、部品搭載位置で取り込んだ取
り込み画像とを比較する画像比較部と、画像比較部によ
る比較結果に基づき部品の有無を判定する判定部とを備
えるものでもある。
【0015】このような本発明では、データベースに格
納される部品の搭載方向データに基づき、予め登録され
た部品の基準モデル画像の方向を画像変換部で変換する
ことから、同じ部品で搭載方向のみが異なるものを検査
する場合、1つの基準モデル画像から方向の異なる基準
モデル画像を生成して、取り込んだ画像との比較を行う
ため、搭載方向毎に基準モデル画像を登録する必要がな
くなる。
【0016】また、本発明の実装部品の検査方法は、基
板上の部品搭載位置における画像を取り込み、部品の有
無を検査する実装部品の検査方法であり、部品のリード
を挿入する穴の形状データに基づき、その穴を中心とし
た基準モデル画像を生成する工程と、生成した基準モデ
ル画像と、部品搭載位置で取り込んだ取り込み画像とを
比較する工程と、基準モデル画像と取り込んみ画像との
比較結果に基づき部品の有無を判定する工程とを備えて
いる。
【0017】このような本発明では、部品のリードを挿
入する穴の形状データに基づき、その穴を中心とした基
準モデル画像を画像生成部で生成しているため、別途部
品の基準モデル画像を登録する必要がなくなる。また、
この穴を中心とした基準モデル画像と、部品搭載位置で
取り込んだ穴を中心とする取り込み画像とを比較するこ
とから、部品の傾きや位置ずれ、印刷に影響を受けるこ
となく画像比較を行うことができ、部品有無の判定信頼
性を向上させることができる。
【0018】また、本発明の実装部品の検査方法は、基
板上の部品搭載位置における取り込み画像と、予め登録
した基準モデル画像とを比較して部品の有無を検査する
実装部品の検査方法であり、部品の搭載方向データをデ
ータベースに格納する工程と、データベースに格納され
た搭載方向データに基づき、予め登録された基準モデル
画像の方向を変換する工程と、方向の変換された基準モ
デル画像と、部品搭載位置で取り込んだ取り込み画像と
を比較する工程と、方向の変換された基準モデル画像と
取り込み画像との比較結果に基づき部品の有無を判定す
る工程とを備えるものでもある。
【0019】このような本発明では、データベースに格
納される部品の搭載方向データに基づき、予め登録され
た部品の基準モデル画像の方向を画像変換部で変換する
ことから、同じ部品で搭載方向のみが異なるものを検査
する場合、1つの基準モデル画像から方向の異なる基準
モデル画像を生成して、取り込んだ画像との比較を行う
ため、搭載方向毎に基準モデル画像を登録する必要がな
くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実装部品の検査装
置および実装部品の検査方法における実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、第1実施形態を説明する構
成図である。すなわち、第1実施形態に係る実装部品の
検査装置は、主として、基板移動機構10、画像入力部
11、データベースDB、画像生成部12、画像記憶部
13、画像比較部14および判定部15から構成され
る。
【0021】このうち、基板移動機構10は、プリント
配線板等から成る基板Sを搭載し、データベースDBか
ら得た部品搭載位置に基づき、検査対象となる部品Bが
画像入力部11の視野範囲内に収まるような位置に基板
Sを移動する。
【0022】また、画像入力部11は、基板S上の部品
搭載位置における画像を取り込み、画像比較部14へ出
力する。画像生成部12は、データベースDBに格納さ
れた穴の形状データに基づき、その穴を中心とした基準
モデル画像を生成する。画像記憶部13は、画像生成部
12で生成した基準モデル画像の記憶を行う。
【0023】画像比較部14は、画像入力部11で取り
込んだ部品搭載位置における取り込み画像と、画像記憶
部13に記憶された基準モデル画像(部品Bのリードを
挿入する穴を中心とする画像)との比較を行い、類似度
を出力する。判定部15は、画像比較部14から出力さ
れた類似度に基づき、部品Bが基板Sの部品搭載位置に
実装されているか否かの判定を行い、検査結果を出力す
る。
【0024】このような構成から成る実装部品の検査装
置では、データベースDBに登録された部品Bのリード
を挿入する穴の形状データに基づき、画像生成部12で
その穴を中心として基準モデル画像を生成することか
ら、実際の穴の画像と取り込むことなく形状データから
基準モデル画像を自動生成することができ、基準モデル
画像の登録の手間を大幅に軽減することが可能となる。
【0025】また、画像比較部14では、画像生成部1
2で生成した基準モデル画像すなわち部品Bのリードを
挿入する穴を中心とした基準モデル画像と、検査対象の
部品Bのリードを挿入する基板Sの穴の取り込み画像と
を比較するため、部品Bの傾きや位置ずれ、部品Bや基
板Sの印刷状態に影響を受けることなく画像比較を行う
ことができ、部品Bの実装有無を的確に判定することが
できるようになる。
【0026】次に、この実装部品の検査装置を用いた検
査方法について説明する。先ず、データベースDBは、
部品Bに関する部品搭載位置データ、部品Bの部品挿入
穴形状データ(リードを挿入する穴のランド形状を含
む)を画像生成部12に出力する。
【0027】部品Bに関する部品挿入穴形状データを得
た画像生成部12は、図2(a)に示すように、穴の内
部をランド部分と同色に埋めるようグラフィックス処理
を施した基準モデル画像を自動的に生成し、画像記憶部
13に登録する。この際、穴のランド形状の種類分のみ
基準モデル画像を生成し、登録するだけで基板上の全部
品検査に対応することができる。
【0028】基準モデル画像が準備できた状態で、部品
搭載が完了した基板Sを基板移動機構10にセットし、
データベースDBから検査対象となる部品Bに関する位
置(部品搭載位置データ)を基板移動機構10に出力
し、基板移動機構10を移動させる。そして、画像入力
部11の視野に入った検査対象の部品Bにおける周辺を
含む画像を取り込む。
【0029】ここで、図2(b1)、(b2)、(b
3)は、部品が正常に搭載されている場合の取り込み画
像を示す図、図2(c1)、(c2)、(c3)は、部
品が位置ずれして搭載されたり、傾いて搭載されている
場合の取り込み画像を示す図、図2(d1)、(d
2)、(d3)は、部品が未搭載の場合の取り込み画像
を示す図、図2(e1)、(e2)、(e3)は基板の
印刷にずれがあり部品が未搭載の場合の取り込み画像を
示す図である。
【0030】このように画像入力部11で画像を取り込
んだ後は、その取り込み画像内に図中破線枠で示す検査
領域1を設定し、その検査領域1内で基準モデル画像と
の比較を行う。すなわち、取り込み画像の中からリード
を挿入する穴の部分を中心とした検査領域1を設定し、
この検査領域1の画像と画像記憶部13に登録された基
準モデル画像とを画像比較部14で比較する。
【0031】基板に部品が搭載されている場合には、部
品のリード部と穴に埋められた半田の影響によって部品
未搭載の場合と反射が異なる。あるいは、部品が搭載さ
れていることで、部品(パッケージ)自体が穴を隠す状
態となる。これにより、部品が搭載されている場合に
は、検査領域1の画像と基準モデル画像とに違いが現れ
るようになる。
【0032】また、部品が未搭載の場合は、部品のリー
ドを挿入する穴が半田で埋められ、取り込み画像の検査
領域1ではランド部と穴部との境目がなくなり、白い四
角(または円)状に反射し、基準モデル画像(図2
(a))と類似した画像として捉えることができる。
【0033】例えば、図2(b1)、(b2)、(b
3)に示すように、部品が正常に搭載されている状態の
画像を取り込んだ場合、図2(a)に示す基準モデル画
像との類似度は小さくなり、判定部15によって部品有
りとの検査結果を出力することができる。
【0034】また、図2(c1)、(c2)、(c3)
に示すように、部品が位置ずれして搭載されていたり、
傾いて搭載されている状態の画像を取り込んだ場合に
も、先と同様、図2(a)に示す基準モデル画像との類
似度は小さくなり、判定部15によって部品有りとの検
査結果を出力することができる。この場合、図2(c
1)では部品に印刷されるバー(バーコード)がずれて
いるものの、このような印刷ずれには影響を受けること
なく部品有りの判定を行うことができる。また、図2
(c2)では部品に特性を示す数字が印刷されているも
のの、このような印刷に影響を受けることなく部品有り
の判定を行うことができる。
【0035】一方、図2(d1)、(d2)、(d3)
に示すように、部品未搭載の画像を取り込んだ場合、図
2(a)に示す基準モデル画像との類似度が大きくな
り、判定部15によって部品無しとの検査結果を出力す
ることができる。また、図2(e1)、(e2)、(e
3)に示すように、基板上の印刷(例えば、部品の回路
図を示すスクリーン印刷)がずれて印刷されている場合
でも、これには影響を受けることなく図2(a)に示す
基準モデル画像との類似度が大きくなることから、判定
部15によって部品無しとの検査結果を出力することが
できる。
【0036】したがって、搭載される部品の種類、実装
状態、基板への印刷の状態とは無関係に部品の有無を的
確に判断することが可能となる。
【0037】次に、第2実施形態の説明を行う。図3は
第2実施形態に係る実装部品の検査装置を説明する構成
図である。すなわち、この検査装置は、主として、基板
移動機構10、画像入力部11、データベースDB、検
査領域算出部16、モデル画像変換部17、モデル画像
登録部18、画像比較部14および判定部15から構成
される。
【0038】このうち、基板移動機構10は、プリント
配線板等から成る基板Sを搭載し、データベースDBか
ら得た部品搭載位置に基づき、検査対象となる部品Bが
画像入力部11の視野範囲内に収まるような位置に基板
Sを移動する。また、画像入力部11は、基板S上の部
品搭載位置における画像を取り込み、画像比較部14へ
出力する。
【0039】検査領域算出部16は、データベースDB
から部品搭載位置データと部品図番データとを得て、部
品図番に対応した部品サイズ(リード挿入穴のピッチ
等)をテーブルデータとして格納し、このテーブルデー
タを用いて検査領域の算出を行う。
【0040】モデル画像変換部17は、後述するモデル
画像登録部18から基準モデル画像を得るとともに、デ
ータベースDBから部品搭載方向データを得て、部品の
搭載方向に応じた基準モデル画像の回転を行う。
【0041】モデル画像登録部18は、モデル画像変換
部17で回転した基準モデル画像の記憶を行う。画像比
較部14は、画像入力部11で取り込んだ部品搭載位置
における取り込み画像と、モデル画像登録部18に記憶
された基準モデル画像(部品搭載方向に応じて回転され
た画像)との比較を行い、類似度を出力する。判定部1
5は、画像比較部14から出力された類似度に基づき、
部品Bが基板Sの部品搭載位置に実装されているか否か
の判定を行い、検査結果を出力する。
【0042】このような構成から成る実装部品の検査装
置では、モデル画像変換部17により、基準モデル画像
を部品の搭載方向に応じて回転し、新たな基準モデル画
像を生成することから、同じ部品で搭載方向のみが異な
るものを検査する場合、1つの基準モデル画像から方向
の異なる基準モデル画像を生成して、取り込んだ画像と
の比較を行うため、搭載方向毎に個々に基準モデル画像
を登録する必要がなくなる。つまり、同じ部品が異なる
方向に搭載されている場合、1つの基準モデル画像から
搭載方向に応じて回転した新たな基準モデル画像を用い
て画像比較を行うことができ、煩雑な登録作業や多大な
登録領域(メモリ領域)を必要としないで実装有無の検
査を行うことができるようになる。
【0043】次に、この実装部品の検査装置を用いた検
査方法について説明する。先ず、基準モデル画像の登録
方法について説明する。基板Sを基板移動機構10に搭
載した状態で、検査対象となる部品Bの部品搭載位置デ
ータをデータベースDBから取得し、その部品Bが画像
入力部11の視野に入るよう基板Sを移動する。
【0044】この状態で部品Bの画像を取り込む。画像
を取り込んだ後は、ポインティングデバイスにより検査
対象となる部品Bに例えば外接する矩形領域から成る画
像の切り出しを行う。図4(a)は切り出した画像を示
す図である。次に、この切り出した画像をモデル画像変
換部17へ送り、データベースDBから取得した基準と
なる部品搭載方向に沿って自動回転させる。図4
(a’)は、図4(a)に示す切り出した画像を、基準
となる部品搭載方向に沿って回転させた状態を示してい
る。
【0045】モデル画像変換部17によって画像の回転
を行った後は、この回転後の画像を基準モデル画像とし
てモデル画像登録部18へ登録する。なお、この登録さ
れた基準モデル画像は、モデル画像変換部17によって
任意の角度に回転することが可能である。
【0046】このような基準モデル画像の登録によっ
て、基板上に同じ部品が異なる向きで搭載されている場
合でも、1つの基準モデル画像を回転させて使用するこ
とができ、登録作業の簡素化および登録領域(メモリ領
域)の削減を図ることが可能となる。
【0047】次に、検査方法を説明する。先ず、部品搭
載が完了した基板Sを基板移動機構10にセットし、検
査対象となる部品Bの位置(部品搭載位置データ)をデ
ータベースDBから取得して、基板移動機構10を移動
させる。そして、画像入力部11の視野に入った検査対
象の部品Bの画像を取り込む。
【0048】図4(b)は、画像入力部で取り込んだ取
り込み画像を示す図である。この際、モデル画像変換部
17は、データベースDBから検査対象となる部品Bの
部品搭載方向データを取得し、モデル画像登録部18に
登録してあるその部品Bの基準モデル画像(図4
(a’)参照)の方向を図4(a’’)に示す方向すな
わち部品搭載方向に合わせるよう回転させる。
【0049】次に、図4(b)に示す取り込み画像のう
ち、検査領域算出部16のテーブルデータから求めた検
査領域(図中破線枠で示す検査領域1)を設定し、その
検査領域1内の画像と、図4(a’’)に示す回転後の
基準モデル画像とを画像比較部14で比較する。
【0050】画像比較部14では、検査領域1内の画像
と、図4(a’’)に示す回転後の基準モデル画像との
類似度を算出して判定部15に出力する。判定部15で
は、画像比較部14から出力された類似度が所定の閾値
を越えている場合には部品Bが実装されているものと
し、越えていない場合には部品Bが実装されていないも
のとする検査結果を出力する。
【0051】ここで、同じ部品が異なる向きで同じ基板
S上の異なる位置に実装されている場合は、その部品の
部品搭載方向データに沿ってモデル画像登録部18に登
録された基準モデル画像を回転し、画像入力部11で取
り込んだ画像との比較を行う。このように、同じ部品で
異なる方向毎に基準モデル画像を持つのではなく、1つ
の基準モデル画像を回転して使用することで、モデル画
像登録部18の記憶容量を大幅に削減できるようにな
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実装部品
の検査装置および実装部品の検査方法によれば次のよう
な効果がある。すなわち、部品のリードを挿入する穴の
形状データに基づき、その穴を中心とした基準モデル画
像を自動生成していることから、部品自体の基準モデル
画像を登録、保存する必要がなくなる。つまり、登録作
業の自動化を図ることができ、作業の省力化が可能とな
る。また、部品のリード挿入穴の画像を基準モデル画像
とするため、搭載される部品の傾きや位置ずれ、部品に
付されたバー(バーコード)、文字(数字)のばらつ
き、基板の印刷(スクリーン印刷)のずれ等がある場合
でも、また、部品色と基板色との差がほとんどない状態
であっても部品の有無を的確に判断することが可能とな
り、信頼性の高い検査を行うことが可能となる。
【0053】また、同じ部品で搭載方向のみことなるも
のを検査する場合でも、1つの基準モデル画像を部品の
搭載方向に沿った回転し、方向の異なる基準モデル画像
を自動生成することから、部品の搭載方向毎に基準モデ
ル画像を登録する必要がなくなり、基準モデル画像の登
録作業の簡素化、および登録領域(メモリ領域)の削減
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明する構成図である。
【図2】検査方法を説明する図である。
【図3】第2実施形態を説明する構成図である。
【図4】切り出し画像を示す図である。
【図5】従来例を説明する図(その1)である。
【図6】従来例を説明する図(その2)である。
【図7】従来例を説明する図(その3)である。
【符号の説明】
10 基板移動機構 11 画像入力部 12 画像生成部 13 画像記憶部 14 画像比較部 15 判定部 16 検査領域算出部 17 モデル画像変
換部 18 モデル画像登録部 B 部品 DB データベース S 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 邦芳 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA56 BB02 CC01 CC28 DD03 FF01 FF42 HH02 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 PP12 QQ05 QQ21 QQ24 QQ32 QQ36 QQ39 RR05 RR07 SS13 5B057 AA03 BA24 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD03 CE09 DA02 DB02 DB09 DC30 DC34 DC39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の部品搭載位置における画像を取
    り込み、部品の有無を検査する実装部品の検査装置にお
    いて、 前記部品のリードを挿入する穴の形状データを格納する
    データベースと、 前記データベースに格納される穴の形状データに基づ
    き、その穴を中心とした基準モデル画像を生成する画像
    生成部と、 前記画像生成部で生成した基準モデル画像と、前記部品
    搭載位置で取り込んだ取り込み画像とを比較する画像比
    較部と、 前記画像比較部による比較結果に基づき前記部品の有無
    を判定する判定部とを備えていることを特徴とする実装
    部品の検査装置。
  2. 【請求項2】 基板上の部品搭載位置における取り込み
    画像と、予め登録した基準モデル画像とを比較して部品
    の有無を検査する実装部品の検査装置において、 前記部品の搭載方向データを格納するデータベースと、 前記データベースに格納される搭載方向データに基づ
    き、予め登録された基準モデル画像の方向を変換する画
    像変換部と、 前記画像変換部で方向の変換された基準モデル画像と、
    前記部品搭載位置で取り込んだ取り込み画像とを比較す
    る画像比較部と、 前記画像比較部による比較結果に基づき前記部品の有無
    を判定する判定部とを備えていることを特徴とする実装
    部品の検査装置。
  3. 【請求項3】 基板上の部品搭載位置における画像を取
    り込み、部品の有無を検査する実装部品の検査方法にお
    いて、 前記部品のリードを挿入する穴の形状データに基づき、
    その穴を中心とした基準モデル画像を生成する工程と、 生成した前記基準モデル画像と、前記部品搭載位置で取
    り込んだ取り込み画像とを比較する工程と、 前記基準モデル画像と前記取り込んみ画像との比較結果
    に基づき前記部品の有無を判定する工程とを備えている
    ことを特徴とする実装部品の検査方法。
  4. 【請求項4】 基板上の部品搭載位置における取り込み
    画像と、予め登録した基準モデル画像とを比較して部品
    の有無を検査する実装部品の検査方法において、 前記部品の搭載方向データをデータベースに格納する工
    程と、 前記データベースに格納された搭載方向データに基づ
    き、予め登録された基準モデル画像の方向を変換する工
    程と、 方向の変換された基準モデル画像と、前記部品搭載位置
    で取り込んだ取り込み画像とを比較する工程と、 方向の変換された基準モデル画像と前記取り込み画像と
    の比較結果に基づき前記部品の有無を判定する工程とを
    備えていることを特徴とする実装部品の検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112379A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Omron Corp 画像処理装置および画像処理プログラム
CN107661867A (zh) * 2016-07-28 2018-02-06 精工爱普生株式会社 电子部件搬送装置以及电子部件检查装置

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