JP2001066492A - 機器の移動制御装置 - Google Patents
機器の移動制御装置Info
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- JP2001066492A JP2001066492A JP23830099A JP23830099A JP2001066492A JP 2001066492 A JP2001066492 A JP 2001066492A JP 23830099 A JP23830099 A JP 23830099A JP 23830099 A JP23830099 A JP 23830099A JP 2001066492 A JP2001066492 A JP 2001066492A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機器の移動制御装置に関し、地上や宇宙ステ
ーション、船、地上構造物等に設置し、本体を被観測体
に向けて容易に移動でき、かつ、本体移動の際に発生す
る慣性力を吸収する。 【解決手段】 本体1は本体基部8に取付けられ、底部
に反射鏡6、上部に集光器2、その直下にカメラ3が取
付けられている。本体基部1底面には磁性体11が取付
けられ、台20上面は曲面21を形成し、曲面21には
全面にリニアモータ固定コイル12、中心から放射状に
移動用リニアモータ固定コイル12が布設され、本体1
は磁気浮上し、曲面21の任意の位置へ移動できる。台
20には移動空間22が形成され、下面全面にカウンタ
ウェイト用リニアモータ固定コイル、放射状に移動用リ
ニアモータコイル24が布設され、カウンタウェイト3
0は移動可能である。本体1の移動と逆方向にカウンタ
ウェイト30を移動させるので発生する慣性力が吸収さ
れる。
ーション、船、地上構造物等に設置し、本体を被観測体
に向けて容易に移動でき、かつ、本体移動の際に発生す
る慣性力を吸収する。 【解決手段】 本体1は本体基部8に取付けられ、底部
に反射鏡6、上部に集光器2、その直下にカメラ3が取
付けられている。本体基部1底面には磁性体11が取付
けられ、台20上面は曲面21を形成し、曲面21には
全面にリニアモータ固定コイル12、中心から放射状に
移動用リニアモータ固定コイル12が布設され、本体1
は磁気浮上し、曲面21の任意の位置へ移動できる。台
20には移動空間22が形成され、下面全面にカウンタ
ウェイト用リニアモータ固定コイル、放射状に移動用リ
ニアモータコイル24が布設され、カウンタウェイト3
0は移動可能である。本体1の移動と逆方向にカウンタ
ウェイト30を移動させるので発生する慣性力が吸収さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙又は船上、地上
の建造物等、圧力又は慣性力の発生が好ましくない箇所
に設置する望遠鏡又は、アンテナ、その他指向性を要す
る計測装置、等の移動制御装置に関する。本発明の移動
制御装置は、特に、宇宙ステーション上又は人工衛星に
望遠鏡又はアンテナを設置する場合には、これらを動か
すと大きな慣性力が発生して宇宙ステーションに又は人
工衛星本体、或いは船体に作用し、ステーション自身の
姿勢制御に不具合を発生するので、このような慣性力が
発生せず、宇宙又は海上、又は地上において正確に作動
するような構成にしたものである。
の建造物等、圧力又は慣性力の発生が好ましくない箇所
に設置する望遠鏡又は、アンテナ、その他指向性を要す
る計測装置、等の移動制御装置に関する。本発明の移動
制御装置は、特に、宇宙ステーション上又は人工衛星に
望遠鏡又はアンテナを設置する場合には、これらを動か
すと大きな慣性力が発生して宇宙ステーションに又は人
工衛星本体、或いは船体に作用し、ステーション自身の
姿勢制御に不具合を発生するので、このような慣性力が
発生せず、宇宙又は海上、又は地上において正確に作動
するような構成にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の大型天体望遠鏡(ハブル宇宙望遠
鏡等)は望遠鏡本体を被写体に向けるのに望遠鏡全体を
動かしており、そのために大きなエネルギーを必要とし
ている。特に宇宙に打ち上げて宇宙空間で作動する望遠
鏡では、図示省略するが、衛星本体に反射望遠鏡が組み
込まれており、宇宙において観測すべき被写体に向けて
衛星本体自身を姿勢制御しなければならない。このよう
な望遠鏡の姿勢制御は、衛星本体にCMG(Control Mo
ment Gyro )を搭載し、姿勢を制御するか、又はガスを
噴射して位置の制御を行っており、宇宙望遠鏡自体を動
かすために大がかりで、大きなエネルギーを必要として
いる。又、望遠鏡を宇宙ステーションに設置し、宇宙ス
テーション上で望遠鏡を操作すると、大きな慣性力が発
生し、このような慣性力は宇宙ステーションにおいては
許容されず、望遠鏡を被写体に向けて動かしても慣性力
が発生しないような構造が望まれている。又、宇宙アン
テナ等の装置についても望遠鏡と同様に、指向対象に装
置を指向する場合、CMG等の反力を用いる。
鏡等)は望遠鏡本体を被写体に向けるのに望遠鏡全体を
動かしており、そのために大きなエネルギーを必要とし
ている。特に宇宙に打ち上げて宇宙空間で作動する望遠
鏡では、図示省略するが、衛星本体に反射望遠鏡が組み
込まれており、宇宙において観測すべき被写体に向けて
衛星本体自身を姿勢制御しなければならない。このよう
な望遠鏡の姿勢制御は、衛星本体にCMG(Control Mo
ment Gyro )を搭載し、姿勢を制御するか、又はガスを
噴射して位置の制御を行っており、宇宙望遠鏡自体を動
かすために大がかりで、大きなエネルギーを必要として
いる。又、望遠鏡を宇宙ステーションに設置し、宇宙ス
テーション上で望遠鏡を操作すると、大きな慣性力が発
生し、このような慣性力は宇宙ステーションにおいては
許容されず、望遠鏡を被写体に向けて動かしても慣性力
が発生しないような構造が望まれている。又、宇宙アン
テナ等の装置についても望遠鏡と同様に、指向対象に装
置を指向する場合、CMG等の反力を用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の宇
宙望遠鏡では衛星に望遠鏡を組み込んで、被写体に向け
て動かすために衛星本体を姿勢制御している。従って望
遠鏡自体を動かすために大がかりな構造と大きなエネル
ギーを必要としており、簡単な構造で望遠鏡の姿勢を制
御でき、しかも正確に姿勢を制御できる構造の望遠鏡の
開発が強く望まれていた。
宙望遠鏡では衛星に望遠鏡を組み込んで、被写体に向け
て動かすために衛星本体を姿勢制御している。従って望
遠鏡自体を動かすために大がかりな構造と大きなエネル
ギーを必要としており、簡単な構造で望遠鏡の姿勢を制
御でき、しかも正確に姿勢を制御できる構造の望遠鏡の
開発が強く望まれていた。
【0004】又、特に宇宙ステーション、衛星、船、地
上構造物、等設置する箇所が微小な揺れや振動を生じる
物に望遠鏡、アンテナ、或いは観測機器を搭載する場合
には、これらを作動すると大きな慣性力が発生し、この
慣性力が宇宙ステーション側に加わり、特に宇宙ステー
ション、人工衛星の姿勢制御にも重大な問題を起こすの
で、このような慣性力の発生は許されず、宇宙ステーシ
ョンや人工衛星で用いられる慣性力を発生しないような
構造の望遠鏡、アンテナ等の開発が望まれていた。
上構造物、等設置する箇所が微小な揺れや振動を生じる
物に望遠鏡、アンテナ、或いは観測機器を搭載する場合
には、これらを作動すると大きな慣性力が発生し、この
慣性力が宇宙ステーション側に加わり、特に宇宙ステー
ション、人工衛星の姿勢制御にも重大な問題を起こすの
で、このような慣性力の発生は許されず、宇宙ステーシ
ョンや人工衛星で用いられる慣性力を発生しないような
構造の望遠鏡、アンテナ等の開発が望まれていた。
【0005】そこで本発明では、望遠鏡やアンテナ等を
目的の方向に向けて動かすための単純な構成を採用し、
任意の方向へ正確に移動できる移動制御装置を提供し、
又、望遠鏡やアンテナ等を被写体に向けて作動させて
も、発生する慣性力を打消すような構造を採用し、宇宙
ステーションに搭載しても慣性力を発生させずに宇宙で
の適用を可能とする移動制御装置を提供することを課題
としてなされたものである。
目的の方向に向けて動かすための単純な構成を採用し、
任意の方向へ正確に移動できる移動制御装置を提供し、
又、望遠鏡やアンテナ等を被写体に向けて作動させて
も、発生する慣性力を打消すような構造を採用し、宇宙
ステーションに搭載しても慣性力を発生させずに宇宙で
の適用を可能とする移動制御装置を提供することを課題
としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の(1)〜(3)の手段を提供する。
決するために次の(1)〜(3)の手段を提供する。
【0007】(1)底面に反射鏡、上部に集光器及び同
集光器直下に支持されたカメラ又は接眼レンズからなる
本体と、同本体底部を支持し底面が前記反射鏡の曲面形
状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性体から
なる本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に当接
し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同台の
上面を網羅するように敷設された固定側コイル及び同台
上面の中心から径方向に放射状に敷設された複数本の移
動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コイルを励磁
し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体基部
の移動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
機器の移動制御装置。
集光器直下に支持されたカメラ又は接眼レンズからなる
本体と、同本体底部を支持し底面が前記反射鏡の曲面形
状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性体から
なる本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に当接
し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同台の
上面を網羅するように敷設された固定側コイル及び同台
上面の中心から径方向に放射状に敷設された複数本の移
動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コイルを励磁
し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体基部
の移動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
機器の移動制御装置。
【0008】(2) 中心部にアンテナを立設させたア
ンテナ本体と、同本体底部を支持し底面が前記アンテナ
本体の曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面
が磁性体からなる本体基部と、同本体基部の底面が浮上
可能に当接し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台
と、同台の上面を網羅するように敷設された固定側コイ
ル及び同台上面の中心から径方向に放射状に敷設された
複数本の移動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コ
イルを励磁し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前
記本体基部の移動を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする機器の移動制御装置。
ンテナ本体と、同本体底部を支持し底面が前記アンテナ
本体の曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面
が磁性体からなる本体基部と、同本体基部の底面が浮上
可能に当接し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台
と、同台の上面を網羅するように敷設された固定側コイ
ル及び同台上面の中心から径方向に放射状に敷設された
複数本の移動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コ
イルを励磁し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前
記本体基部の移動を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする機器の移動制御装置。
【0009】(3)前記台内部には台上面の曲面形状に
沿った形状で一定の深さの空間部を設け、同空間部内に
移動自在に挿入され底面が磁性体からなるカウンタウェ
イトと、前記空間部底面を網羅するように敷設された固
定用コイル及び同空間部底面に同底面中心から径方向に
放射状に敷設された複数本の移動用コイルとを設け、前
記制御手段は前記台上面の固定側及び移動用コイルの励
磁を制御すると共に、前記空間部の固定側及び移動用コ
イルも同時に励磁し、前記カウンタウェイトを空間部底
面から浮上させ、前記本体基部の移動方向と反対方向へ
動かすように制御することを特徴とする(1)又は
(2)記載の機器の移動制御装置。
沿った形状で一定の深さの空間部を設け、同空間部内に
移動自在に挿入され底面が磁性体からなるカウンタウェ
イトと、前記空間部底面を網羅するように敷設された固
定用コイル及び同空間部底面に同底面中心から径方向に
放射状に敷設された複数本の移動用コイルとを設け、前
記制御手段は前記台上面の固定側及び移動用コイルの励
磁を制御すると共に、前記空間部の固定側及び移動用コ
イルも同時に励磁し、前記カウンタウェイトを空間部底
面から浮上させ、前記本体基部の移動方向と反対方向へ
動かすように制御することを特徴とする(1)又は
(2)記載の機器の移動制御装置。
【0010】本発明の(1)は望遠鏡の移動制御、
(2)はアンテナの移動制御にそれぞれ適用されるもの
である。これら(1)と(2)の発明においては、制御
手段が台上面に敷設されている固定側コイルを励磁する
と、本体基部の磁性体と固定側コイルとの反発力により
本体が台上面から磁気浮上する。更に制御手段は複数の
移動用コイルのうち本体を移動させたい位置に配置され
ているコイルを励磁すると、本体底面の磁性体と励磁さ
れた移動用コイルとの吸引用により本体は移動すべき位
置に浮上した状態で移動する。位置が所望の位置へ移動
すると制御手段は固定側コイルの励磁を解除し、本体基
部が台上面上に当接し、固定され、設定された位置で被
写体を観測することができる。
(2)はアンテナの移動制御にそれぞれ適用されるもの
である。これら(1)と(2)の発明においては、制御
手段が台上面に敷設されている固定側コイルを励磁する
と、本体基部の磁性体と固定側コイルとの反発力により
本体が台上面から磁気浮上する。更に制御手段は複数の
移動用コイルのうち本体を移動させたい位置に配置され
ているコイルを励磁すると、本体底面の磁性体と励磁さ
れた移動用コイルとの吸引用により本体は移動すべき位
置に浮上した状態で移動する。位置が所望の位置へ移動
すると制御手段は固定側コイルの励磁を解除し、本体基
部が台上面上に当接し、固定され、設定された位置で被
写体を観測することができる。
【0011】本発明の(3)においては、上記のように
本体が移動すると同時にカウンタウェイトを本体移動方
向とは逆方向に動かし、本体の移動により生じ、台側に
加わる慣性力を打消す。即ち、制御手段は空間部底面の
固定側コイルを励磁してカウンタウェイトの磁性体との
反発力でカウンタウェイトを空間部底面から浮上させ、
移動用コイルのうち本体の移動方向と反対側に位置する
移動コイルを励磁し、カウンタウェイトを吸引力によ
り、その位置へ移動させる。従って発生する慣性力を打
消すことができる。
本体が移動すると同時にカウンタウェイトを本体移動方
向とは逆方向に動かし、本体の移動により生じ、台側に
加わる慣性力を打消す。即ち、制御手段は空間部底面の
固定側コイルを励磁してカウンタウェイトの磁性体との
反発力でカウンタウェイトを空間部底面から浮上させ、
移動用コイルのうち本体の移動方向と反対側に位置する
移動コイルを励磁し、カウンタウェイトを吸引力によ
り、その位置へ移動させる。従って発生する慣性力を打
消すことができる。
【0012】望遠鏡を星等の被写体に向けて回動させた
り、又アンテナを移動させたりすると、大きな慣性力が
発生し、特に宇宙ステーションに搭載する場合には、こ
の慣性力がステーション側に加わり微少重力環境に重大
な影響を及ぼすので、このような慣性力の発生は許容さ
れない。本発明の(3)では、このような慣性力はカウ
ンタウェイトにより逆方向の力を発生させて打消される
ので、宇宙ステーションにおいても適用することができ
る。
り、又アンテナを移動させたりすると、大きな慣性力が
発生し、特に宇宙ステーションに搭載する場合には、こ
の慣性力がステーション側に加わり微少重力環境に重大
な影響を及ぼすので、このような慣性力の発生は許容さ
れない。本発明の(3)では、このような慣性力はカウ
ンタウェイトにより逆方向の力を発生させて打消される
ので、宇宙ステーションにおいても適用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る望遠鏡の断面図であり、図2は図1
におけるA−A矢視図である。図1において、望遠鏡は
移動する本体1と固定側の台20からなり、本体1が台
20上面を自由に移動できる構造となっており、次に詳
しく説明する。
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る望遠鏡の断面図であり、図2は図1
におけるA−A矢視図である。図1において、望遠鏡は
移動する本体1と固定側の台20からなり、本体1が台
20上面を自由に移動できる構造となっており、次に詳
しく説明する。
【0014】図1において、1は本体で、2は集光器で
あり、集光器支持材5で本体1の中心上部に支持されて
いる。3はカメラであり、集光器2の直下に配置されカ
メラ支持部材4で集光器2の周囲から支持されている。
6は反射鏡であり、被観測天体から入射する光を反射
し、上部の集光器2に集光させる。7は本体支持部材で
あり、本体1の底面を複数本で支持し、この本体支持部
材7は本体基部8に固定されている。
あり、集光器支持材5で本体1の中心上部に支持されて
いる。3はカメラであり、集光器2の直下に配置されカ
メラ支持部材4で集光器2の周囲から支持されている。
6は反射鏡であり、被観測天体から入射する光を反射
し、上部の集光器2に集光させる。7は本体支持部材で
あり、本体1の底面を複数本で支持し、この本体支持部
材7は本体基部8に固定されている。
【0015】本体基部8は本体1の底部を構成し、その
底面は下方へ向って凸状のなめらかな曲面を有し、その
表面には永久磁石等の磁性体11が設けられ、後述する
ように台20上の曲面上に浮上して移動可能となってい
る。台20の上面は本体基部8の底面と一定間隔が保て
るような凹状のなめらかな曲面21が形成されており、
その表面には全面にリニアモータ固定コイル12が敷設
されており、本体基部8が浮上して所定の微少隙間を保
ち、移動できるようになっている。
底面は下方へ向って凸状のなめらかな曲面を有し、その
表面には永久磁石等の磁性体11が設けられ、後述する
ように台20上の曲面上に浮上して移動可能となってい
る。台20の上面は本体基部8の底面と一定間隔が保て
るような凹状のなめらかな曲面21が形成されており、
その表面には全面にリニアモータ固定コイル12が敷設
されており、本体基部8が浮上して所定の微少隙間を保
ち、移動できるようになっている。
【0016】台20の曲面21には、更に、移動用リニ
アモータコイル10が曲面21の中心から放射状に敷設
されており、本体基部8が曲面21上で任意の位置へ移
動する際の制御を行うことができる。台20の曲面21
の下部には曲面21の形状に合せた形状で所定深さの移
動空間22が形成されており、空間22内には下面が磁
性体からなるカウンタウェイト30が移動自在に挿入さ
れている。移動空間22の底面にはカウンタウェイト用
リニアモータ固定コイル23と移動用リニアモータコイ
ル24が敷設されている。なお、リニアモータ固定コイ
ル23と移動用リニアモータコイル24の配置は台20
の曲面21のコイル10と12の配置と同じ構成である
ので図示省略している。
アモータコイル10が曲面21の中心から放射状に敷設
されており、本体基部8が曲面21上で任意の位置へ移
動する際の制御を行うことができる。台20の曲面21
の下部には曲面21の形状に合せた形状で所定深さの移
動空間22が形成されており、空間22内には下面が磁
性体からなるカウンタウェイト30が移動自在に挿入さ
れている。移動空間22の底面にはカウンタウェイト用
リニアモータ固定コイル23と移動用リニアモータコイ
ル24が敷設されている。なお、リニアモータ固定コイ
ル23と移動用リニアモータコイル24の配置は台20
の曲面21のコイル10と12の配置と同じ構成である
ので図示省略している。
【0017】図2は図1におけるA−A矢視図であり、
台20の曲面21にはリニアモータ固定コイル12が細
目状に配置されており、更に中心からは放射状に移動用
リニアモータコイル10が図の例では8本布設されてい
るが、8本以上であれば更に細い制御が可能である。本
体1は図の例では中心より左側に移動した状態を示して
おり、被観測の天体の星に向けて反射鏡6、集光器2、
カメラ3が一体となって移動した状態である。この状態
では後述するようにカウンタウェイト30は本体1とは
逆方向の右側に移動した状態を示しており、本体1の移
動に伴う慣性力を打消すようにしている。
台20の曲面21にはリニアモータ固定コイル12が細
目状に配置されており、更に中心からは放射状に移動用
リニアモータコイル10が図の例では8本布設されてい
るが、8本以上であれば更に細い制御が可能である。本
体1は図の例では中心より左側に移動した状態を示して
おり、被観測の天体の星に向けて反射鏡6、集光器2、
カメラ3が一体となって移動した状態である。この状態
では後述するようにカウンタウェイト30は本体1とは
逆方向の右側に移動した状態を示しており、本体1の移
動に伴う慣性力を打消すようにしている。
【0018】図3は図1における移動部の詳細な断面図
であり、本体基部8が磁性体11とリニアモータ固定コ
イル12との反発力で隙間tで磁気浮上しており、後述
するように移動用リニアモータコイル10の作用で左側
に移動した状態を示している。これに対してカウンタウ
ェイト30は、同じ要領でカウンタウェイト用リニアモ
ータ固定コイル23との反発力で移動空間22内で磁気
浮上し、移動用リニアモータコイル24の作用で、本体
基部8とは反対側の左側に移動した状態を示し、これら
両移動は同時に同期してなされ、発生する慣性力を打消
すことができる。
であり、本体基部8が磁性体11とリニアモータ固定コ
イル12との反発力で隙間tで磁気浮上しており、後述
するように移動用リニアモータコイル10の作用で左側
に移動した状態を示している。これに対してカウンタウ
ェイト30は、同じ要領でカウンタウェイト用リニアモ
ータ固定コイル23との反発力で移動空間22内で磁気
浮上し、移動用リニアモータコイル24の作用で、本体
基部8とは反対側の左側に移動した状態を示し、これら
両移動は同時に同期してなされ、発生する慣性力を打消
すことができる。
【0019】図4は本発明の実施の形態における作用を
示す図である。本図と図1,図2を参照し、作用を説明
する。まず、(a)では本体1とカウンタウェイト30
とは、8本の移動用リニアモータコイル10の中心に位
置しており初期の状態である。この状態において、曲面
21上の全面に敷設されたリニアモータ固定コイル12
を励磁すると、本体1の本体基部8底面の磁性体11と
コイル12とが反発して本体1は浮上する。なお、この
場合にはコイル12には磁性体11とは同極性となるよ
うに励磁し、互に反発力が発生するようにする。
示す図である。本図と図1,図2を参照し、作用を説明
する。まず、(a)では本体1とカウンタウェイト30
とは、8本の移動用リニアモータコイル10の中心に位
置しており初期の状態である。この状態において、曲面
21上の全面に敷設されたリニアモータ固定コイル12
を励磁すると、本体1の本体基部8底面の磁性体11と
コイル12とが反発して本体1は浮上する。なお、この
場合にはコイル12には磁性体11とは同極性となるよ
うに励磁し、互に反発力が発生するようにする。
【0020】(b)において、本体1が磁気浮上した状
態で、8本の移動用リニアモータコイル10のうち、図
中の太線で示すコイルを励磁すると、本体1の本体基部
8底面の磁性体11との吸引力により本体1は図示のよ
うに左側に移動する。この場合の移動用リニアモータコ
イル10のうち細線のコイルは無励磁であり、太線のコ
イルは本体基部8の磁性体11とは吸引力が働くような
極性で励磁される。
態で、8本の移動用リニアモータコイル10のうち、図
中の太線で示すコイルを励磁すると、本体1の本体基部
8底面の磁性体11との吸引力により本体1は図示のよ
うに左側に移動する。この場合の移動用リニアモータコ
イル10のうち細線のコイルは無励磁であり、太線のコ
イルは本体基部8の磁性体11とは吸引力が働くような
極性で励磁される。
【0021】この時カウンタウェイト30は同様に移動
空間22内のカウンタウェイト用リニアモータ固定コイ
ル23で浮上し、移動用リニアモータコイル24とで上
記と同じ要領で図中の左側に移動し、これら両移動は同
時に起こり、本体1の移動に伴い発生する慣性力を打消
す。
空間22内のカウンタウェイト用リニアモータ固定コイ
ル23で浮上し、移動用リニアモータコイル24とで上
記と同じ要領で図中の左側に移動し、これら両移動は同
時に起こり、本体1の移動に伴い発生する慣性力を打消
す。
【0022】(c)においては、8本の移動用リニアモ
ータコイル10のうち、右側の太線で示す3本を励磁
し、同様に本体1を右側に移動させた状態を示し、逆に
カウンタウェイト30は左側に移動させて本体1の移動
に伴い発生する慣性力を打消すように作用する。
ータコイル10のうち、右側の太線で示す3本を励磁
し、同様に本体1を右側に移動させた状態を示し、逆に
カウンタウェイト30は左側に移動させて本体1の移動
に伴い発生する慣性力を打消すように作用する。
【0023】又、(d)では同様に8本の移動用リニア
モータコイル10のうち、上方の3本を太線で図示する
ように励磁し、本体1を上方へ移動させ、カウンタウェ
イト30は逆に下方に移動させる。更に(e)では、本
体1を同様の作用で下方へ移動させ、カウンタウェイト
30を逆に上方へ移動させてそれぞれ慣性力を打消すよ
うにする。
モータコイル10のうち、上方の3本を太線で図示する
ように励磁し、本体1を上方へ移動させ、カウンタウェ
イト30は逆に下方に移動させる。更に(e)では、本
体1を同様の作用で下方へ移動させ、カウンタウェイト
30を逆に上方へ移動させてそれぞれ慣性力を打消すよ
うにする。
【0024】上記のように本体1を被観測対象に向けて
任意の位置へ移動させることができ、本体1は台20の
曲面21に沿って移動するので反射鏡6、集光器2、カ
メラ3を一体的に希望する方向に向けることができる。
位置が決定すると台20のリニアモータ固定コイル12
の励磁を解除し、本体基部8の底面を台20の曲面21
に設置させ、固定することができる。
任意の位置へ移動させることができ、本体1は台20の
曲面21に沿って移動するので反射鏡6、集光器2、カ
メラ3を一体的に希望する方向に向けることができる。
位置が決定すると台20のリニアモータ固定コイル12
の励磁を解除し、本体基部8の底面を台20の曲面21
に設置させ、固定することができる。
【0025】図5は上記に説明した望遠鏡の制御系統図
であり、設定器41で本体1のX,Y座標の2次元での
位置データが与えられると、制御装置40では、まずリ
ニアモータ固定コイル12を励磁して本体1を台20か
ら磁気浮上させる。次に、制御装置40は本体1が移動
すべき位置の移動用リニアモータコイル10を選び、こ
れを励磁して本体1を移動させると同時に、カウンタウ
ェイト用リニアモータ固定コイル23を励磁すると共に
本体1の移動方向と反対の対称位置に相当する移動用リ
ニアモータ24を選び、これを励磁することによりカウ
ンタウェイト30を反対方向へ移動させるように制御す
る。本体1の位置が決定すると設定器41からの指示に
よりリニアモータ固定コイル12の励磁を解除し、本体
1を台20上に固定する。
であり、設定器41で本体1のX,Y座標の2次元での
位置データが与えられると、制御装置40では、まずリ
ニアモータ固定コイル12を励磁して本体1を台20か
ら磁気浮上させる。次に、制御装置40は本体1が移動
すべき位置の移動用リニアモータコイル10を選び、こ
れを励磁して本体1を移動させると同時に、カウンタウ
ェイト用リニアモータ固定コイル23を励磁すると共に
本体1の移動方向と反対の対称位置に相当する移動用リ
ニアモータ24を選び、これを励磁することによりカウ
ンタウェイト30を反対方向へ移動させるように制御す
る。本体1の位置が決定すると設定器41からの指示に
よりリニアモータ固定コイル12の励磁を解除し、本体
1を台20上に固定する。
【0026】図6は本発明の実施の第2形態に係る機器
の移動制御装置を示す断面図である。図において、本実
施の第2形態では実施の第1形態における符号1〜7か
らなる望遠鏡に代えて、アンテナ本体50を用いたもの
で、アンテナ本体50が搭載される台20の構成は図3
に示すものと同じである。
の移動制御装置を示す断面図である。図において、本実
施の第2形態では実施の第1形態における符号1〜7か
らなる望遠鏡に代えて、アンテナ本体50を用いたもの
で、アンテナ本体50が搭載される台20の構成は図3
に示すものと同じである。
【0027】図6において、アンテナ本体50の本体基
部50は本体50の底部を構成し、その底面は下方に向
かって凸状のなめらかな曲面を有し、その表面には永久
磁石等の磁性体52が設けられ、台20の曲面上に浮上
して移動可能としている。
部50は本体50の底部を構成し、その底面は下方に向
かって凸状のなめらかな曲面を有し、その表面には永久
磁石等の磁性体52が設けられ、台20の曲面上に浮上
して移動可能としている。
【0028】台20は図3と同じ構造でありるので、そ
の説明は省略するが、曲面21の表面にリニアモータ固
定用コイルが敷設され、本体50が実施の第1形態で説
明した原理と同じように浮上して自由に移動できるもの
である。その作用は図4、図5と同じであるので説明は
省略する。このような本実施の第2形態においても、ア
ンテナ本体50を台20上に磁気浮上させることにより
希望する任意の位置、方向に簡単に移動することができ
る。
の説明は省略するが、曲面21の表面にリニアモータ固
定用コイルが敷設され、本体50が実施の第1形態で説
明した原理と同じように浮上して自由に移動できるもの
である。その作用は図4、図5と同じであるので説明は
省略する。このような本実施の第2形態においても、ア
ンテナ本体50を台20上に磁気浮上させることにより
希望する任意の位置、方向に簡単に移動することができ
る。
【0029】なお、上記の実施の第1形態では望遠鏡、
第2形態ではアンテナを、それぞれ台20に搭載した例
で説明したが、本発明は、これらに限定するものではな
く、これらの例以外に指向性を有する計測装置、測定装
置、等に適用しても同様の効果が得られるものである。
第2形態ではアンテナを、それぞれ台20に搭載した例
で説明したが、本発明は、これらに限定するものではな
く、これらの例以外に指向性を有する計測装置、測定装
置、等に適用しても同様の効果が得られるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の(1)は望遠鏡の移動制御、
(2)はアンテナの移動制御にそれぞれ適用されるもの
であり、(1)の発明は、底面に反射鏡、上部に集光器
及び同集光器直下に支持されたカメラ又は接眼レンズか
らなる本体と、同本体底部を支持し底面が前記反射鏡の
曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性
体からなる本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に
当接し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同
台の上面を網羅するように敷設された固定側コイル及び
同台上面の中心から径方向に放射状に敷設された複数本
の移動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コイルを
励磁し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体
基部の移動を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
している。このような構成により、制御手段で望遠鏡の
本体を台上面に磁気浮上させることにより希望する任意
の位置へ望遠鏡を簡単に移動することができる。
(2)はアンテナの移動制御にそれぞれ適用されるもの
であり、(1)の発明は、底面に反射鏡、上部に集光器
及び同集光器直下に支持されたカメラ又は接眼レンズか
らなる本体と、同本体底部を支持し底面が前記反射鏡の
曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性
体からなる本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に
当接し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同
台の上面を網羅するように敷設された固定側コイル及び
同台上面の中心から径方向に放射状に敷設された複数本
の移動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コイルを
励磁し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体
基部の移動を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
している。このような構成により、制御手段で望遠鏡の
本体を台上面に磁気浮上させることにより希望する任意
の位置へ望遠鏡を簡単に移動することができる。
【0031】本発明の(2)は、中心部にアンテナを立
設させたアンテナ本体と、同本体底部を支持し底面が前
記アンテナ本体の曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有
し、かつ底面が磁性体からなる本体基部と、同本体基部
の底面が浮上可能に当接し、同底面と同じ曲面形状の上
面を有する台と、同台の上面を網羅するように敷設され
た固定側コイル及び同台上面の中心から径方向に放射状
に敷設された複数本の移動用コイルと、同固定側コイル
及び移動用コイルを励磁し、前記本体基部を前記台から
浮上させ、前記本体基部の移動を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。このような構成により、
制御手段でアンテナ本体を台上面に磁気浮上させること
により希望する任意の位置へ簡単に移動することができ
る。
設させたアンテナ本体と、同本体底部を支持し底面が前
記アンテナ本体の曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有
し、かつ底面が磁性体からなる本体基部と、同本体基部
の底面が浮上可能に当接し、同底面と同じ曲面形状の上
面を有する台と、同台の上面を網羅するように敷設され
た固定側コイル及び同台上面の中心から径方向に放射状
に敷設された複数本の移動用コイルと、同固定側コイル
及び移動用コイルを励磁し、前記本体基部を前記台から
浮上させ、前記本体基部の移動を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。このような構成により、
制御手段でアンテナ本体を台上面に磁気浮上させること
により希望する任意の位置へ簡単に移動することができ
る。
【0032】本発明の(3)は、上記(1)又は(2)
において、前記台内部には台上面の曲面形状に沿った形
状で一定の深さの空間部を設け、同空間部内に移動自在
に挿入され底面が磁性体からなるカウンタウェイトと、
前記空間部底面を網羅するように敷設された固定用コイ
ル及び同空間部底面に同底面中心から径方向に放射状に
敷設された複数本の移動用コイルとを設け、前記制御手
段は前記台上面の固定側及び移動用コイルの励磁を制御
すると共に、前記空間部の固定側及び移動用コイルも同
時に励磁し、前記カウンタウェイトを空間部底面から浮
上させ、前記本体基部の移動方向と反対方向へ動かすよ
うに制御することを特徴としている。このような構成に
より望遠鏡本体又はアンテナ本体の移動により台側に加
わる慣性力は、カウンタウェイトを本体と逆方向に動か
すことにより打消すことができ、大きな慣性力の発生が
許されない宇宙ステーションにおいても適用することが
できる。
において、前記台内部には台上面の曲面形状に沿った形
状で一定の深さの空間部を設け、同空間部内に移動自在
に挿入され底面が磁性体からなるカウンタウェイトと、
前記空間部底面を網羅するように敷設された固定用コイ
ル及び同空間部底面に同底面中心から径方向に放射状に
敷設された複数本の移動用コイルとを設け、前記制御手
段は前記台上面の固定側及び移動用コイルの励磁を制御
すると共に、前記空間部の固定側及び移動用コイルも同
時に励磁し、前記カウンタウェイトを空間部底面から浮
上させ、前記本体基部の移動方向と反対方向へ動かすよ
うに制御することを特徴としている。このような構成に
より望遠鏡本体又はアンテナ本体の移動により台側に加
わる慣性力は、カウンタウェイトを本体と逆方向に動か
すことにより打消すことができ、大きな慣性力の発生が
許されない宇宙ステーションにおいても適用することが
できる。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る機器の移動制御
装置を示し、望遠鏡に適用した場合の断面図である。
装置を示し、望遠鏡に適用した場合の断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図1に示す本体と台との移動部分の詳細な断面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の第1形態に係る望遠鏡の作用を
示す図であり、(a)は本体が中心の位置、(b),
(c)の位置で(d),(e)は本体がそれぞれ左右上
下に移動した状態を示す。
示す図であり、(a)は本体が中心の位置、(b),
(c)の位置で(d),(e)は本体がそれぞれ左右上
下に移動した状態を示す。
【図5】本発明の実施の第1形態に係る望遠鏡の制御系
統図である。
統図である。
【図6】本発明の実施の第2形態に係る機器の移動制御
装置を示し、アンテナに適用した場合の断面図である。
装置を示し、アンテナに適用した場合の断面図である。
1 本体 2 集光器 3 カメラ 4 カメラ支持部材 5 集光器支持部材 6 反射鏡 7 本体支持部材 8,51 本体基部 10,24 移動用リニアモータコイル 11,52 磁性体 12 リニアモータ固定コイル 20 台 21 曲面 22 移動空間 23 カウンタウェイト用リニアモータ固定コ
イル 30 カウンタウェイト 40 制御装置 41 設定器 50 アンテナ本体
イル 30 カウンタウェイト 40 制御装置 41 設定器 50 アンテナ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 15/14 H01Q 15/16 15/16 B64G 1/66 C // B64G 1/66 G02B 7/18 700
Claims (3)
- 【請求項1】 底面に反射鏡、上部に集光器及び同集光
器直下に支持されたカメラ又は接眼レンズからなる本体
と、同本体底部を支持し底面が前記反射鏡の曲面形状と
ほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性体からなる
本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に当接し、同
底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同台の上面を
網羅するように敷設された固定側コイル及び同台上面の
中心から径方向に放射状に敷設された複数本の移動用コ
イルと、同固定側コイル及び移動用コイルを励磁し、前
記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体基部の移動
を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする機器の
移動制御装置。 - 【請求項2】 中心部にアンテナを立設させたアンテナ
本体と、同本体底部を支持し底面が前記アンテナ本体の
曲面形状とほぼ同じ形状の曲面を有し、かつ底面が磁性
体からなる本体基部と、同本体基部の底面が浮上可能に
当接し、同底面と同じ曲面形状の上面を有する台と、同
台の上面を網羅するように敷設された固定側コイル及び
同台上面の中心から径方向に放射状に敷設された複数本
の移動用コイルと、同固定側コイル及び移動用コイルを
励磁し、前記本体基部を前記台から浮上させ、前記本体
基部の移動を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する機器の移動制御装置。 - 【請求項3】 前記台内部には台上面の曲面形状に沿っ
た形状で一定の深さの空間部を設け、同空間部内に移動
自在に挿入され底面が磁性体からなるカウンタウェイト
と、前記空間部底面を網羅するように敷設された固定用
コイル及び同空間部底面に同底面中心から径方向に放射
状に敷設された複数本の移動用コイルとを設け、前記制
御手段は前記台上面の固定側及び移動用コイルの励磁を
制御すると共に、前記空間部の固定側及び移動用コイル
も同時に励磁し、前記カウンタウェイトを空間部底面か
ら浮上させ、前記本体基部の移動方向と反対方向へ動か
すように制御することを特徴とする請求項1又は2記載
の機器の移動制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23830099A JP2001066492A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 機器の移動制御装置 |
DE60040521T DE60040521D1 (de) | 1999-03-10 | 2000-03-08 | Spiegelteleskop |
US09/763,022 US6519084B1 (en) | 1999-03-10 | 2000-03-08 | Telescope and movement control device |
EP00907941A EP1126300B1 (en) | 1999-03-10 | 2000-03-08 | Reflecting telescope |
PCT/JP2000/001395 WO2000054088A1 (fr) | 1999-03-10 | 2000-03-08 | Telescope et dispositif de commande des mouvements |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23830099A JP2001066492A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 機器の移動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001066492A true JP2001066492A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17028160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23830099A Withdrawn JP2001066492A (ja) | 1999-03-10 | 1999-08-25 | 機器の移動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001066492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204006A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Sony Corp | 電磁アクチュエータおよび電子機器 |
CN110667895A (zh) * | 2019-09-19 | 2020-01-10 | 上海卫星工程研究所 | 面向空间碎片监测的非接触扫描卫星平台及装配方法 |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23830099A patent/JP2001066492A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204006A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Sony Corp | 電磁アクチュエータおよび電子機器 |
JP4615318B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2011-01-19 | ソニー株式会社 | 電磁アクチュエータおよび電子機器 |
CN110667895A (zh) * | 2019-09-19 | 2020-01-10 | 上海卫星工程研究所 | 面向空间碎片监测的非接触扫描卫星平台及装配方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |