JP2001055297A - 液状原料又はペースト状原料の移送方法 - Google Patents

液状原料又はペースト状原料の移送方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の液状原料又はペースト状原料を、
配合割合を変えることなく移送することができる移送方
法を提供する。 【解決手段】 第1攪拌混合装置120内の混合ペース
ト状原料が移送用容器110に投入される。原料重量測
定部134のロードセル136を用いて、移送用容器1
10と移送用容器110に投入された混合ペースト状原
料の重量が測定される。コンピュータ132は、予め記
憶されている混合ペースト状原料の所定の重量と、計測
した混合ペースト状原料の重量とを比較する。混合ペー
スト状原料の重量が所定重量に近づくと、徐々にバルブ
128が閉じられる。混合ペースト状原料の重量が所定
重量に等しくなると、バルブ128が完全に閉じられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状原料又はペー
スト状原料を移送する移送方法に関する。特に、本発明
は、移送用容器を用いて液状原料又はペースト状原料を
原料投入部から原料排出部に移送する移送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6を参照すると、従来の原料移送装置
400においては、ミキシングステーション402に設
けられたマイクロスピードミキサー404で、水系ペー
スト状原料と油系ペースト状原料とを含む複数種類のペ
ースト状原料を所定の配合割合で混合して混合ペースト
状原料を調製する。ストックタンク406が配管408
を介してマイクロスピードミキサー404に連結され
る。クッカー410が配管412を介してストックタン
ク406に連結される。流量計414がクッカー410
とストックタンク406との間の配管412に設けられ
る。流量制御弁416がクッカー410とストックタン
ク406との間の配管412に設けられる。
【0003】マイクロスピードミキサー404で調製さ
れた混合ペースト状原料はストックタンク406に貯蔵
される。ストックタンク406の中の貯蔵されている混
合ペースト状原料は、配管412を通ってクッカー41
0の中に移送される。この際、移送される混合ペースト
状原料の体積が流量計414により測定される。流量計
414により測定された値が予め定めた値になると、流
量制御弁416を閉じる。このようにして、予め定めた
量の混合ペースト状原料がクッカー410の中に収容さ
れる。ストックタンク406の中の貯蔵されている混合
ペースト状原料が空になる前に、マイクロスピードミキ
サー404で、次の混合ペースト状原料を調製する。
【0004】次に、混合ペースト状原料を収容したクッ
カー410を排出ステーション420へ移動させる。排
出ステーション420において、クッカー410を反転
させてクッカー410の中の混合ペースト状原料をクッ
カー410から他の容器の中に排出する。ゼラチンと水
とを容器に添加して、ミキサーにより混合し、2つのタ
ンクから計量された量で容器に溶液を添加する方法が、
特開平5−305232号公報に開示されている。この
方法では、溶液を供給する導管には、ポンプ、流量計、
チェックバルブが設けられている。また、待機ステーシ
ョンと乗り移りステーションとの間にローラコンベヤを
設け、ローラコンベヤ上に作業ステーションを設け、ロ
ーラコンベヤ上を移動する移動槽を用いた多種原料によ
る生産方法が、特開平5−228362号公報に開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ストックタンクの中に混合ペースト状原料を貯蔵する方
法では、ストックタンク内、或いは、配管内で混合ペー
スト状原料が分離して、原料排出部で混合ペースト状原
料の配合割合が変わるおそれがあった。このような混合
ペースト状原料の分離を防止するために、合成乳化剤を
多量に使用する必要性があった。また、従来の配管に設
けられた流量計により混合ペースト状原料の体積を測定
する方法では、測定された値に誤差が生じやすく、予め
定められた量の混合ペースト状原料を正確に計量して移
送することができなかった。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、複数種類の液
状原料又はペースト状原料を、配合割合を変えることな
く移送することができる、液状原料又はペースト状原料
の移送方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、合成乳化剤を使用することなく、或いは、合成乳化
剤の使用量をできるかぎり少なくして、複数種類の液状
原料又はペースト状原料を、配合割合を変えることなく
移送することができる、液状原料又はペースト状原料の
移送方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
液状原料又はペースト状原料を正確に計量して確実に移
送することができる移送方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液状原料又は
ペースト状原料を移送する移送方法であって、液状原料
又はペースト状原料を収容するための移送用容器を準備
する工程と、液状原料又はペースト状原料を移送用容器
に投入する工程と、移送用容器に収容した液状原料又は
ペースト状原料の重量を測定する工程と、移送用容器に
収容した液状原料又はペースト状原料の重量が、予め設
定した値になったときに、液状原料又はペースト状原料
の移送用容器への投入を中止する工程とを含むことを特
徴とする。
【0008】本発明の移送方法は、液状原料又はペース
ト状原料を収容するための複数の移送用容器を準備する
工程と、液状原料又はペースト状原料を第1の移送用容
器に投入する工程と、第1の移送用容器に収容した液状
原料又はペースト状原料の重量を測定する工程と、第1
の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原料の
移送用容器の重量が、予め設定した値になったときに、
液状原料又はペースト状原料の移送用容器への投入を中
止する工程と、液状原料又はペースト状原料を収容した
第1の移送用容器を移動させる工程と、液状原料又はペ
ースト状原料を第2の移送用容器に投入する工程と、第
2の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原料
の重量を測定する工程と、第2の移送用容器に収容した
液状原料又はペースト状原料の重量が、予め設定した値
になったときに、液状原料又はペースト状原料の移送用
容器への投入を中止する工程と、液状原料又はペースト
状原料を収容した第2の移送用容器を移動させる工程と
を含むことを特徴とする。
【0009】このような本発明の方法により、複数種類
の液状原料又はペースト状原料を、配合割合を変えるこ
となく移送することができる。また、本発明の方法によ
り、合成乳化剤を使用することなく、或いは、合成乳化
剤の使用量をできるかぎり少なくして、複数種類の液状
原料又はペースト状原料を、配合割合を変えることなく
移送することができる。更に、本発明の方法により、液
状原料又はペースト状原料を正確に計量して確実に移送
することができる。
【0010】また、本発明の移送方法は、液状原料又は
ペースト状原料が、水系原料及び油系原料を含む場合
に、特に有効である。また、本発明の移送方法では、液
状原料又はペースト状原料の移送用容器への投入を制御
するための弁を備え、液状原料又はペースト状原料を移
送用容器に投入する前記工程が、前記弁を開くことによ
り行われ、移送用容器に収容した液状原料又はペースト
状原料の重量が、予め設定した値になったときに、液状
原料又はペースト状原料の移送用容器への投入を中止す
る前記工程は、前記弁を閉じることにより行われるのが
好ましい。このような本発明の方法により、好適に液状
原料又はペースト状原料を正確に計量して確実に移送す
ることができる。
【0011】更に、本発明は、液状原料又はペースト状
原料を移送する移送方法であって、液状原料又はペース
ト状原料を収容するための移送用容器を準備する工程
と、油系液状原料又は油系ペースト状原料を移送用容器
に投入する工程と、移送用容器に収容した油系液状原料
又は油系ペースト状原料の重量を測定する工程と、移送
用容器に収容した油系液状原料又は油系ペースト状原料
の重量が、予め設定した値になったときに、油系液状原
料又は油系ペースト状原料の移送用容器への投入を中止
する工程と、水系液状原料又は水系ペースト状原料を移
送用容器に投入する工程と、移送用容器に収容した水系
液状原料又は水系ペースト状原料の重量を測定する工程
と、移送用容器に収容した水系液状原料又は水系ペース
ト状原料の重量が、予め設定した値になったときに、水
系液状原料又は水系ペースト状原料の移送用容器への投
入を中止する工程とを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の方法では、油系液状原料又は油系
ペースト状原料の移送用容器への投入を制御するための
弁を備え、油系液状原料又は油系ペースト状原料を移送
用容器に投入する前記工程が、前記弁を開くことにより
行われ、移送用容器に収容した油系液状原料又は油系ペ
ースト状原料の重量が、予め設定した値になったとき
に、油系液状原料又は油系ペースト状原料の移送用容器
への投入を中止する前記工程は、前記弁を閉じることに
より行われ、水系液状原料又は水系ペースト状原料の移
送用容器への投入を制御するための弁を備え、水系液状
原料又は水系ペースト状原料を移送用容器に投入する前
記工程が、前記弁を開くことにより行われ、移送用容器
に収容した水系液状原料又は水系ペースト状原料の重量
が、予め設定した値になったときに、水系液状原料又は
水系ペースト状原料の移送用容器への投入を中止する前
記工程は、前記弁を閉じることにより行われるのが好ま
しい。
【0013】また、本発明の方法では、原料を移送用容
器に投入する工程の前に、移送用容器の中に油脂を入れ
る工程を含むのが好ましい。このような本発明の方法に
より、液状原料又はペースト状原料が移送用容器の内壁
に付着することを可及的かつ効果的に防止することがで
きる。
【0014】また、本発明の方法では、原料を移送用容
器に投入する工程の後に、移送用容器の中に油脂を入れ
る工程を含むのが好ましい。このような本発明の方法に
より、特に、水系の液状原料又はペースト状原料が乾燥
固化することにより、液状原料又はペースト状原料が移
送用容器の内壁に付着することを可及的かつ効果的に防
止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (1)第1の実施の形態 最初に、本発明の移送方法の第1の実施の形態に関し
て、原料として食品原料を用いる場合について説明す
る。なお、本発明の方法は、油系液状原料、油系ペース
ト状原料、水系液状原料、水系ペースト状原料、混合液
状原料、混合ペースト状原料などを移送することに適用
することができる。
【0016】食品原料の場合、上記の油系液状原料又は
油系ペースト状原料としては、例えば、ヘッド、ラード
等の動物油脂、綿実油、ナタネ油、オリーブ油等の植物
油脂等の各種の食用油脂、香味油、香辛料抽出物、食用
油脂とともに炒めた肉類等のペースト状物等が挙げられ
る。また、水系液状原料又は水系ペースト状原料として
は、例えば、乳製品、肉類・魚介類・野菜・果実等の汁
液、エキス、ブイヨン、水等が挙げられる。
【0017】本発明の移送方法の第1の実施の形態にお
ける原料の投入工程、移送工程、排出工程を図1に示
す。なお、以下の説明では、油系液状原料又は油系ペー
スト状原料を、単に「油系ペースト状原料」といい、水
系液状原料又は水系ペースト状原料を、単に「水系ペー
スト状原料」という。
【0018】図1に示す本発明の移送方法の第1の実施
の形態では、原料投入部である原料投入ステーション1
02の攪拌混合装置により複数の油系ペースト状原料と
水系ペースト状原料を攪拌混合して混合ペースト状原料
を調製する。次に、得られた混合ペースト状原料を移送
用容器110に投入する。次に、この移送用容器110
を、原料排出部である原料排出ステーション150に移
送し、原料排出ステーション150に配置されているク
ッカー(加熱攪拌調理釜)160に排出する。原料を排
出して空になった移送用容器110は、再び原料投入ス
テーション102に搬送されるか、或いは、洗浄ステー
ション(図示せず)に搬送され、洗浄ステーションにお
いて移送用容器110は洗浄される。
【0019】図2を参照すると、移送用容器110は、
筒状の胴部110aと、下端に向けて次第に先細となる
ほぼ円錐形の底部110bと、上部に開口している原料
投入口110cと、下端に設けられた原料排出口110
dとを含む。移送用容器110は、外面周囲に熱媒体を
供給するようにジャケット構造になっている。この熱媒
体によって、容器内の原料に外部から熱を加え、或い
は、容器内の原料を冷却するように構成される。すなわ
ち、低温で固化しやすい原料を移送する場合、温水を熱
媒体として利用する。高温で品質低下を生じやすい原料
を移送する場合、冷水を熱媒体として利用する。
【0020】移送用容器110は下方に複数の脚部11
0eを有する。架台112が脚部110eに取り付けら
れる。架台112を台車又はコンベヤ(図示せず)にの
せることによって、移送用容器110を移動させること
ができる。原料排出口110dを開閉するためのバルブ
手段114が原料排出口110dに設けられる。バルブ
手段114は、ボールバルブ、バタフライバルブなどで
構成される。原料排出ステーション150に配置されて
いるクッカー160の原料投入口(図示せず)と嵌め合
うための嵌合部116が原料排出口110dの下方部先
端に設けられる。移送用容器110は、原料投入口11
0cを閉鎖するための蓋部118を上方に備える。
【0021】後述するように、移送用容器110の蓋部
118にはパイプが取り付けられ、このパイプの一方の
端には、液体スプレーノズル178が、移送用容器11
0の内部で回転可能に取り付けられる。液体スプレーノ
ズル178は、移送用容器110の内壁に向けて液体を
噴射する液体スプレー装置を構成する。
【0022】再び図1を参照すると、第1攪拌混合装置
120と第2攪拌混合装置122とが原料投入ステーシ
ョン102に設けられる。図1には、一例として、2つ
の攪拌混合装置120、122を含む実施の形態を示す
けれども、攪拌混合装置の数は3つ以上にすることもで
きる。攪拌混合装置120、122は、例えば、マイク
ロスピードミキサーなどで構成される。複数の油系ペー
スト状原料と水系ペースト状原料を第1攪拌混合装置1
20と第2攪拌混合装置122で攪拌混合して混合ペー
スト状原料を調製する。
【0023】第1攪拌混合装置120の中で調製された
混合ペースト状原料はパイプ124を通して移送用容器
110に投入される。図1には、一例として、10個の
移送用容器110を図示するけれども、移送用容器11
0の数は、10個より多くてもよく、2つ以上の任意の
数にすることもできる。第2攪拌混合装置122の中で
調製された混合ペースト状原料はパイプ126を通して
移送用容器110に投入される。第1攪拌混合装置12
0から移送用容器110への混合ペースト状原料の供給
を制御するためのバルブ128がパイプ124に設けら
れる。第2攪拌混合装置122から移送用容器110へ
の混合ペースト状原料の供給を制御するためのバルブ1
30がパイプ126に設けられる。装置の動作を制御す
るためのコンピュータ132が、バルブ128、130
の開閉作動を制御するために設けられる。
【0024】図1に示す本発明の第1の実施の形態で
は、攪拌混合装置が2個あるので、一方の攪拌混合装
置、すなわち第1攪拌混合装置120の中で調製された
混合ペースト状原料を移送用容器110に投入している
間、他方の攪拌混合装置、すなわち第2攪拌混合装置1
22の中で、別の混合ペースト状原料(第1攪拌混合装
置120で調製する混合ペースト状原料と同じもの)を
調製することができる。この構成により、第1攪拌混合
装置120の中の混合ペースト状原料がなくなったとき
に、第2攪拌混合装置122から混合ペースト状原料を
移送用容器110に投入することができる。したがっ
て、この構成により、混合ペースト状原料の連続的な供
給を行うことができる。
【0025】原料投入ステーション102には、図1に
示すように、第1攪拌混合装置120からパイプ12
4、バルブ128を介して移送用容器110に投入され
た混合ペースト状原料、又は、第2攪拌混合装置122
からパイプ126、バルブ130を介して移送用容器1
10に投入された混合ペースト状原料の重量を測定する
ための原料重量測定部134が設けられる。原料重量測
定部134はロードセル136により構成される。な
お、原料重量測定部134を電子天秤計などの重量測定
装置で構成してもよい。
【0026】混合ペースト状原料の投入工程は、混合ペ
ースト状原料を収容した移送用容器110をロードセル
136の上に配置した状態で行われる。したがって、原
料重量測定部134において、移送用容器110内に投
入された混合ペースト状原料の重量を測定することがで
きる。ロードセル136の出力端子はコンピュータ13
2の入力端子に接続されている。ロードセル136が計
測した混合ペースト状原料の重量に関する信号はコンピ
ュータ132に出力される。コンピュータ132には、
移送用容器110内に投入されるべき混合ペースト状原
料の所定の重量に関するデータが予め記憶されている。
コンピュータ132は、ロードセル136が出力した移
送用容器110内に投入された混合ペースト状原料の重
量に関する信号に基づいて、バルブ128、130の開
閉動作を制御するように構成される。
【0027】混合ペースト状原料を収容した移送用容器
110を原料投入ステーション102から原料排出ステ
ーション150に搬送するための容器搬送部140が、
原料投入ステーション102と原料排出ステーション1
50との間に設けられる。容器搬送部140は、例え
ば、コンベヤ142で構成される。混合ペースト状原料
を収容した移送用容器110は、コンベヤ142の上に
のって原料投入ステーション102から原料排出ステー
ション150に搬送され、原料排出ステーション150
に配置されている4台のクッカー(加熱攪拌調理釜)1
60に順次移送される。クッカー(加熱攪拌調理釜)1
60の数は、2台以上の複数であるのが好ましい。搬送
されない残りの移送用容器110は、原料投入ステーシ
ョン102と原料排出ステーション150との間の所定
の位置で待機しているように構成される。
【0028】原料排出ステーション150において、移
送用容器110の原料排出口110dの下方部先端に設
けられた嵌合部116がクッカー160の原料投入口
(図示せず)と嵌め合わされる。原料排出用コンプレッ
サ152などの圧縮空気供給装置と、油タンク170が
原料排出ステーション150に設けられる。原料排出用
コンプレッサ152は、バルブ156を備えたホース1
58によって移送用容器110の蓋部118に設けられ
たホース接続部に接続される。原料排出用コンプレッサ
152を作動させることにより、移送用容器110の中
に上方から圧縮空気を送り込み、混合ペースト状原料を
収容した移送用容器110の中のヘッドスペースの圧力
を高めることにより、移送用容器110の中の混合ペー
スト状原料を上方から加圧して、移送用容器110の下
方の原料排出口110dから混合ペースト状原料を効率
的に排出することができる。すなわち、原料排出用コン
プレッサ152は、移送用容器110の中の混合ペース
ト状原料を排出するための原料排出用加圧手段を構成す
る。
【0029】油タンク用コンプレッサ172が油タンク
170に接続される。油タンク170は、バルブ174
を備えたホース176によって移送用容器110の蓋部
118に設けられたパイプの一方の端に接続される。液
体スプレーノズル178が、移送用容器110の内部で
パイプの他方の端に取り付けられる。液体スプレーノズ
ル178は、移送用容器110の内壁に向けて油脂を噴
射する液体スプレー装置を構成する。液体スプレーノズ
ル178は、蓋部118を閉じた状態で移送用容器11
0の内壁に向けて油脂を噴射するための複数の切り欠き
部を有する。液体スプレーノズル178は、切り欠き部
から液体を噴射したときの勢いによって回転するように
構成される。この構成により、移送用容器110の内壁
全体に液体を噴射することができる。液体スプレーノズ
ル178として、例えば、サニミジェット型の回転式噴
霧装置を用いることができる。この場合に、噴霧パター
ンは、180度下方になるようにするのが好ましい。こ
のようなサニミジェット型の回転式噴霧装置は、例え
ば、大阪市のエバーロイ商事株式会社から入手できる。
【0030】ここで、移送用容器110の内壁に噴射さ
れる液体は、原料排出ステーション150において排出
される液状原料又はペースト状原料を構成する原料の一
部分と同じ成分を有するものである。そして、この噴射
される液体と同じ成分を有する液体が、この噴射される
液体の量と等しい量だけ、原料投入ステーション102
において移送用容器110に投入される液状原料又はペ
ースト状原料から予め除去されている。なお、ここで、
予め除去される液状原料又はペースト状原料としては、
移送用容器110により搬送されるもののほか、別途配
管により搬送され得るものをも含む。要は、最終的に原
料排出ステーション150のクッカー160に排出され
るべき液状原料又はペースト状原料の一部分と同じ成分
を有するものであればよい。
【0031】油タンク170の中の油脂の量を検出する
ための油面レベルセンサー(図示せず)が油タンク17
0の中に設けられる。油脂の所定の量が油脂供給源(図
示せず)から油タンク170の中に供給される。なお、
図1に示す本発明の第1の実施の形態では、原料排出用
加圧手段を液体スプレー装置と別個に設けているが、油
タンク用コンプレッサ172を原料排出用加圧手段とし
て利用するように構成することもできる。
【0032】次に、本発明の第1の実施の形態における
原料投入工程について説明する。本発明の第1の実施の
形態では、10個の移送用容器110が用いられる。図
1に示すように、最初の移送用容器110を原料投入位
置に配置して、第1攪拌混合装置120に接続されたパ
イプ124のバルブ128を開く。第1攪拌混合装置1
20内の混合ペースト状原料がパイプ124を介して移
送用容器110に投入される。原料重量測定部134に
おいて、ロードセル136を用いて、移送用容器110
と移送用容器110に投入された混合ペースト状原料の
重量が測定される。ロードセル136が計測した混合ペ
ースト状原料の重量に関する信号は、逐次、コンピュー
タ132に出力される。コンピュータ132は、予め記
憶されている移送用容器110内に投入されるべき混合
ペースト状原料の所定の重量と、ロードセル136が計
測した混合ペースト状原料の重量(混合ペースト状原料
を収容した移送用容器110の重量から移送用容器11
0の重量を差し引いた値)とを比較する。
【0033】混合ペースト状原料の重量が、予め記憶さ
れている移送用容器110内に投入されるべき混合ペー
スト状原料の所定の重量に近づくと、コンピュータ13
2は、徐々にバルブ128を閉じる。そして、混合ペー
スト状原料の重量が、予め記憶されている移送用容器1
10内に投入されるべき混合ペースト状原料の所定の重
量に等しくなると、コンピュータ132は、バルブ12
8を完全に閉じる。本発明の第1の実施の形態により、
移送用容器110内に投入された混合ペースト状原料の
重量に基づいて、混合ペースト状原料の移送用容器11
0への投入量を段階的に減少させるので、混合ペースト
状原料が移送用容器110の中に、所定の重量より多く
投入されることを効果的に阻止することができる。
【0034】混合ペースト状原料の所定の重量が移送用
容器110の中に投入されると、移送用容器110の蓋
部118を閉じる。次に、移送用容器110は、コンベ
ヤ142の上にのって原料投入ステーション102から
原料排出ステーション150に搬送される。そして、二
番目の移送用容器110を原料投入位置に配置して、第
1攪拌混合装置120に接続されたパイプ124のバル
ブ128を開く。第1攪拌混合装置120内の混合ペー
スト状原料がパイプ124を介して移送用容器110に
投入される。第1攪拌混合装置120内の混合ペースト
状原料を移送用容器110に投入している間、第1攪拌
混合装置120内の混合ペースト状原料の原料切れに備
えるために、第2攪拌混合装置122内で混合ペースト
状原料の調製を行う。
【0035】本発明の第1の実施の形態では、上記の工
程を繰り返すことによって10個の移送用容器110内
に混合ペースト状原料を投入することができるが、この
ような工程の途中における第1攪拌混合装置120内の
混合ペースト状原料の原料切れは、例えば、以下のよう
な方法により検知することができる。混合ペースト状原
料の投入に要する時間を記憶させたタイマをコンピュー
タ132に接続する。予め記憶した所定の時間が経過し
たときに、混合ペースト状原料が移送用容器110の中
に所定の重量投入されない場合には、第1攪拌混合装置
120内の混合ペースト状原料がなくなったと判断す
る。或いは、このような場合には、第1攪拌混合装置1
20内の混合ペースト状原料の供給に詰まりが生じたと
判断する。そして、コンピュータ132は、第1攪拌混
合装置120内の混合ペースト状原料の原料切れに関す
る警報を発し、或いは、第2攪拌混合装置122からの
混合ペースト状原料の投入を開始させるように構成する
ことができる。
【0036】本発明の第1の実施の形態では、攪拌混合
装置で混合ペースト状原料を調製したならば、その調製
済みの混合ペースト状原料を攪拌混合装置内に長時間保
持することなく、或いは、調製済みの混合ペースト状原
料をストックタンクなどに溜めることなく、全ての調製
済みの混合ペースト状原料を、速やかに複数の移送用容
器110の中に所定量づつ投入するように構成されてい
る。
【0037】従来、調製済みの混合ペースト状原料を攪
拌混合装置内で長時間保持したり、或いは、調製済みの
混合ペースト状原料をストックタンクなどに一旦溜める
場合には、ストック中に混合ペースト状原料が油系と水
系に分離することにより、原料排出ステーションで排出
される混合ペースト状原料の配合条件が変わるのを防ぐ
ために、攪拌混合装置の攪拌混合を長時間継続する必要
があった。また、このような事態をさけるために、混合
ペースト状原料に乳化剤(特に、合成乳化剤)や増粘剤
を多量に配合する必要があった。
【0038】これに対して、本発明の第1の実施の形態
では、攪拌混合装置内で調製した混合ペースト状原料を
全て速やかに複数の移送用容器の中に1バッチごとに所
定量づつ投入する。したがって、もし、移送用容器の中
で混合ペースト状原料が分離したとしても、原料排出ス
テーションで、移送用容器の中の混合ペースト状原料を
全量排出することにより、混合ペースト状原料の配合の
条件は正確に保たれる。したがって、本発明の第1の実
施の形態により、攪拌混合装置内における混合ペースト
状原料の攪拌混合を必要最小限にとどめることができ
る。そのうえ、本発明により、乳化剤や増粘剤の使用を
可及的におさえることができるし、或いは、乳化剤や増
粘剤を全く使用しないようにすることもできる。しか
も、従来の流量計により混合ペースト状原料の体積を測
定する方法に換えて、原料重量測定部134により混合
ペースト状原料の重量を測定するので、混合ペースト状
原料を正確に計量することができる。
【0039】次に、本発明の第1の実施の形態における
原料排出工程について説明する。最初に、移送用容器1
10のバルブ手段114を開き、移送用容器110の原
料排出口110dとクッカー160の原料投入口とを連
通させる。次に、原料排出用コンプレッサ152を作動
させることにより、圧縮空気を移送用容器110の中に
上方から送り込む。それによって、移送用容器110の
中の混合ペースト状原料を上方から加圧し、移送用容器
110の中の混合ペースト状原料を移送用容器110の
下方の原料排出口110dから効率的に排出させる。例
えば、圧縮空気を移送用容器110の中に送り込む時間
は1分間にすることができる。
【0040】次に、液体スプレー装置の液体スプレーノ
ズル178により、移送用容器110の内壁に向けて油
脂を噴射する。このとき、液体スプレーノズル178
は、切り欠き部から油脂を噴射したときの勢いによって
回転し、それによって、移送用容器110の内壁全体に
油脂を噴射する。この油脂の噴射によって、移送用容器
110の内壁に残留している混合ペースト状原料が移送
用容器110の内壁からきれいにおとされ、移送用容器
110の原料排出口110dから排出される。液体スプ
レーノズル178から噴射された油脂は、移送用容器1
10のバルブ手段114を開いた状態で、例えば、30
秒間保持することによりきれいに排出される。
【0041】例えば、原料投入ステーションにおいて、
移送用容器110に投入された混合ペースト状原料が1
00kgである場合に、液体スプレー装置から噴射され
る油脂の量は25kgにすることができる。このときの
油脂の噴射時間は、例えば、30秒間にすることができ
る。本発明の第1の実施の形態では、液体スプレー装置
から噴射される油脂は、最終的にクッカー160に排出
される液状原料又は混合ペースト状原料の一部を構成す
るものである。したがって、液体スプレー装置から噴射
される油脂の量は、最終的にクッカー160に排出され
るべき油脂の量の応じて適宜決定される。
【0042】また、クッカー160には、上記混合ペー
スト状原料のほかに、別途計量された粉体原料や具材な
ど(図示せず)が投入され、これらの原料が、クッカー
160により加熱攪拌調理されて、目的とする食品が製
造される。本発明の方法を食品の製造に用いる場合、製
造する食品は特に制限されないが、例えば、油系ペース
ト状原料及び/又は水系ペースト状原料を含む複数種類
の原料を用い、その原料配合の差異が製品の品質に大き
く影響する食品、具体的には、カレー、シチュー、各種
スープ、ソース類、ドレッシング、焼き肉のたれなどの
液状調味料などを挙げることができる。また、本発明
は、食品に限らず、化学品の製造などに用いることもで
きる。
【0043】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態では、原料排出ステーション102で正確に計量
された混合ペースト状原料の全量をクッカー160の中
に確実に投入することができる。したがって、クッカー
160内に投入された混合ペースト状原料の配合は非常
に正確なものになっている。なお、本発明の第1の実施
の形態では、液体スプレー装置から噴射される液体とし
て油脂を用いているけれども、液体スプレー装置から噴
射される液体は、移送用容器110内に投入する原料の
種類、性質などに応じて適宜決定することができる。例
えば、移送用容器110内に投入する原料として水系の
原料を主に用いる場合には、液体スプレー装置から噴射
される液体は、油脂に代えて、温水などを用いることが
できる。
【0044】なお、本発明の第1の実施の形態では、移
送用容器110内に圧縮空気を送り込んだあとに油脂の
噴射を行っているが、圧縮空気の送り込みと油脂の噴射
を同時に行うようにすることもできる。以上のような本
発明の第1の実施の形態の方法により混合ペースト状原
料を移送用容器110から排出し、その後、空になった
移送用容器110は、再びコンベヤに載せられて、原料
投入ステーション102に搬送されるか、或いは、洗浄
ステーションに搬送される。
【0045】図3を参照すると、空になった移送用容器
110が原料排出ステーション150から洗浄ステーシ
ョン180に搬送される。空になった移送用容器110
は、洗浄ステーション180において洗浄される。台車
182に載せられて洗浄ステーション180に搬送され
た移送用容器110は、昇降装置(図示せず)により台
車182から降ろされ、所定の洗浄位置に配置される。
洗浄液タンク186が洗浄ステーション180に設けら
れる。洗浄液タンク186はコンプレッサ(図示せず)
に接続される。洗浄液タンク186は、バルブ192を
備えたホース194によって移送用容器110の蓋部1
18の液体スプレーノズル194を接続したパイプに接
続され、それによって、移送用容器110の内壁に向け
て温水などの洗浄液を噴射する洗浄液スプレー装置を構
成する。
【0046】次に、移送用容器110の洗浄工程につい
て説明する。最初に、移送用容器110のバルブ手段1
14を開き、移送用容器110の原料排出口110dを
外部と連通させる。次に、洗浄液スプレー装置の液体ス
プレーノズル194から移送用容器110の内壁に向け
て洗浄液を噴射する。このとき、液体スプレーノズル1
94は、切り欠き部から洗浄液を噴射したときの勢いに
よって回転し、それによって、移送用容器110の内壁
全体に洗浄液を噴射する。この洗浄液の噴射によって、
移送用容器110の中がきれいに洗浄される。また、こ
の際、バルブ手段114を作動させて開閉動作を繰り返
し行うことにより、バルブ手段114の洗浄も可能であ
る。
【0047】本発明の第1の実施の形態では、原料投入
ステーション、原料排出ステーション及び洗浄ステーシ
ョンの3つのステーションを備えている装置を用いた方
法について説明したが、本発明の方法は、このような装
置を用いた方法に限られず、他のステーションを適宜用
いることもできる。例えば、原料投入ステーションと原
料排出ステーションとの間に、移送用容器内に投入され
た原料を排出前に攪拌混合するための攪拌混合ステーシ
ョンを設け、この攪拌混合ステーションにおいて、原料
を排出前に攪拌混合することができる。
【0048】また、原料排出ステーションの後に、移送
用容器内に原料の残留がないかを検査するための検査ス
テーションを設けてもよい。この場合、例えば、この検
査ステーションは、原料の排出を終えた移送用容器の重
量を測定する重量測定部と、空の移送用容器の重量を予
め記憶し、この空の移送用容器の重量と重量測定部が出
力する容器の重量とを比較して、移送用容器内の原料の
残留を判定する原料残留判定部とを含むように構成する
ことができる。
【0049】(2)第2の実施の形態 次に、本発明の移送方法の第2の実施の形態に関して、
原料として食品原料を用いる場合について説明する。本
発明の移送方法の第2の実施の形態に関する以下の説明
は、主として、本発明の移送方法の第1の実施の形態と
相違する部分について行う。したがって、本発明の移送
方法の第2の実施の形態に関して、以下の説明以外の部
分は、本発明の移送方法の第1の実施の形態に関する内
容と同様である。
【0050】図4を参照すると、本発明の移送方法の第
2の実施の形態では、原料投入ステーション202で
は、前記したような複数種類の油系ペースト状原料を第
1攪拌混合装置220により攪拌混合して、油系混合ペ
ースト状原料を調製する。また、前記したような複数種
類の水系ペースト状原料を第2攪拌混合装置222によ
り攪拌混合して、水系混合ペースト状原料を調製する。
第1攪拌混合装置220に収容されている油系混合ペー
スト状原料はパイプ224を通して移送用容器110に
投入される。第2攪拌混合装置222に収容されている
水系混合ペースト状原料はパイプ226を通して移送用
容器110に投入される。
【0051】第1攪拌混合装置220から移送用容器1
10への油系混合ペースト状原料の供給を制御するため
のバルブ228がパイプ224に設けられる。第2攪拌
混合装置222から移送用容器110への水系混合ペー
スト状原料の供給を制御するためのバルブ230がパイ
プ226に設けられる。装置の動作を制御するためのコ
ンピュータ232が、バルブ228、230の開閉作動
を制御するために設けられる。
【0052】図4に示す本発明の第2の実施の形態で
は、第1攪拌混合装置220の外面周囲に温水などを供
給するように構成したジャケット構造を用いてもよい
し、及び/又は、第2攪拌混合装置222の外面周囲に
温水などを供給するように構成したジャケット構造を用
いてもよい。
【0053】原料投入ステーション202には、第1攪
拌混合装置220からパイプ224、バルブ228を介
して移送用容器110に投入された油系混合ペースト状
原料と、第2攪拌混合装置222からパイプ226、バ
ルブ230を介して移送用容器110に投入された水系
混合ペースト状原料の重量を測定するための原料重量測
定部234が設けられる。原料重量測定部234は重量
計236などにより構成される。なお、原料重量測定部
234をロードセル、電子天秤計などの重量測定装置で
構成してもよい。
【0054】油系混合ペースト状原料及び水系混合ペー
スト状原料の投入工程は、移送用容器110を重量計2
36の上に配置した状態で行われる。したがって、原料
重量測定部234において、移送用容器110内に投入
された油系混合ペースト状原料及び水系混合ペースト状
原料の重量を測定することができる。重量計236の出
力端子はコンピュータ132の入力端子に接続されてい
る。重量計236が計測した油系混合ペースト状原料及
び水系混合ペースト状原料の重量に関する信号はコンピ
ュータ232に出力される。コンピュータ232には、
移送用容器110内に投入されるべき油系混合ペースト
状原料の所定の重量と、水系混合ペースト状原料の所定
の重量に関するデータが予め記憶されている。コンピュ
ータ232は、重量計236が出力した移送用容器11
0内に投入された油系混合ペースト状原料及び水系混合
ペースト状原料の重量に関する信号に基づいて、バルブ
228、230の開閉動作を制御するように構成され
る。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態における
原料投入工程について説明する。本発明の第2の実施の
形態では、例えば、10個の移送用容器110が用いら
れる。最初の移送用容器110を原料投入位置に配置し
て、第1攪拌混合装置220に接続されたパイプ224
のバルブ228を開く。第1攪拌混合装置220内の油
系混合ペースト状原料がパイプ224を介して移送用容
器110に投入される。油系混合ペースト状原料の移送
用容器110への投入に伴い、原料重量測定部234に
おいて、重量計236を用いて、移送用容器110と移
送用容器110に投入された油系混合ペースト状原料の
重量が測定される。重量計236が計測した油系混合ペ
ースト状原料の重量に関する信号は、逐次、コンピュー
タ232に出力される。
【0056】コンピュータ232は、予め記憶されてい
る移送用容器110内に投入されるべき油系混合ペース
ト状原料の所定の重量と、重量計236が計測した油系
混合ペースト状原料の重量(油系混合ペースト状原料を
収容した移送用容器110の重量から移送用容器110
の重量を差し引いた値)とを比較する。
【0057】油系混合ペースト状原料の重量が、予め記
憶されている移送用容器110内に投入されるべき油系
混合ペースト状原料の所定の重量に近づくと、コンピュ
ータ232は、徐々にバルブ228を閉じる。そして、
油系混合ペースト状原料の重量が、予め記憶されている
移送用容器110内に投入されるべき油系混合ペースト
状原料の所定の重量に等しくなると、コンピュータ23
2は、バルブ228を完全に閉じる。それによって、油
系混合ペースト状原料の投入工程は終了する。
【0058】つぎに、第2攪拌混合装置222に接続さ
れたパイプ226のバルブ230を開く。第2攪拌混合
装置222内の水系混合ペースト状原料がパイプ226
を介して移送用容器110に投入される。水系混合ペー
スト状原料の移送用容器110への投入に伴い、原料重
量測定部234において、重量計236を用いて、移送
用容器110と移送用容器110に投入された油系混合
ペースト状原料及び水系混合ペースト状原料の重量が測
定される。重量計236が計測した油系混合ペースト状
原料及び水系混合ペースト状原料の重量に関する信号
は、逐次、コンピュータ232に出力される。
【0059】コンピュータ232は、予め記憶されてい
る移送用容器110内に投入されるべき水系混合ペース
ト状原料の所定の重量と、重量計236が計測した水系
混合ペースト状原料の重量(油系混合ペースト状原料及
び水系混合ペースト状原料を収容した移送用容器110
の重量から、油系混合ペースト状原料の重量及び移送用
容器110の重量を差し引いた値)とを比較する。
【0060】水系混合ペースト状原料の重量が、予め記
憶されている移送用容器110内に投入されるべき水系
混合ペースト状原料の所定の重量に近づくと、コンピュ
ータ232は、徐々にバルブ230を閉じる。そして、
水系混合ペースト状原料の重量が、予め記憶されている
移送用容器110内に投入されるべき水系混合ペースト
状原料の所定の重量に等しくなると、コンピュータ23
2は、バルブ230を完全に閉じる。それによって、水
系混合ペースト状原料の投入工程は終了する。本発明の
第2の実施の形態におけるこの工程以降の工程は、本発
明の第1の実施の形態の工程と同様である。したがっ
て、それらの工程の説明は省略する。本発明の第2の実
施の形態により、水系混合ペースト状原料より先に油系
混合ペースト状原料を移送用容器110に投入するの
で、特に移送用容器110の内壁に付着しやすい水系混
合ペースト状原料が、移送用容器110の内壁に付着す
ることを可及的に防止することができる。
【0061】(3)第3の実施の形態 次に、本発明の移送方法の第3の実施の形態に関して、
原料として食品原料を用いる場合について説明する。本
発明の移送方法の第3の実施の形態に関する以下の説明
は、主として、本発明の移送方法の第2の実施の形態と
相違する部分について行う。したがって、本発明の移送
方法の第3の実施の形態に関して、以下の説明以外の部
分は、本発明の移送方法の第2の実施の形態に関する内
容と同様である。
【0062】図5を参照すると、本発明の移送方法の第
3の実施の形態では、原料投入ステーション302で
は、油系混合ペースト状原料が第1攪拌混合装置220
に収容され、水系混合ペースト状原料が第2攪拌混合装
置222に収容されている。第1攪拌混合装置220に
収容されている油系混合ペースト状原料はパイプ224
を通して移送用容器110に投入される。第2攪拌混合
装置222に収容されている水系混合ペースト状原料は
パイプ226を通して移送用容器110に投入される。
【0063】更に、油脂が油タンク310に収容されて
いる。油タンク用コンプレッサ312が油タンク310
に接続される。油タンク310に収容されている油脂は
パイプ314を通して移送用容器110に投入される。
油タンク310から移送用容器110への油脂の供給を
制御するためのバルブ316がパイプ314に設けられ
る。装置の動作を制御するためのコンピュータ332
が、バルブ228、230、316の開閉作動を制御す
るために設けられる。
【0064】図5に示すように、最初に、油タンク31
0から油脂を移送用容器110に投入する。この油脂
は、図5の移送用容器110の中にで示すように収容
される。油系混合ペースト状原料及び水系混合ペースト
状原料の投入の前に、油脂を移送用容器110に投入す
ることにより、この油脂が移送用容器110の内面にひ
ろがり、その上に投入される油系混合ペースト状原料及
び水系混合ペースト状原料が移送用容器110の内壁に
付着することを可及的かつ効果的に防止することができ
る。
【0065】次に、第1攪拌混合装置220に収容され
ている油系混合ペースト状原料がパイプ224を通して
移送用容器110に投入される。この油系混合ペースト
状原料は、図5の移送用容器110の中にで示すよう
に収容される。次に、第2攪拌混合装置222に収容さ
れている水系混合ペースト状原料がパイプ226を通し
て移送用容器110に投入される。この水系混合ペース
ト状原料は、図5の移送用容器110の中にで示すよ
うに収容される。
【0066】再度、油タンク310から油脂を移送用容
器110に投入する。この油脂は、図5の移送用容器1
10の中にで示すように収容される。油系混合ペース
ト状原料及び水系混合ペースト状原料の投入の後に、油
を移送用容器110に投入することにより、水系混合ペ
ースト状原料が乾燥固化することにより、水系混合ペー
スト状原料が移送用容器110の内壁に付着しやすくな
ることを可及的かつ効果的に防止することができる。
【0067】本発明の方法では、上述したような図2に
示す移送用容器に代えて、以下に説明するような移送用
容器を用いることができる。この移送用容器は、蓋部が
移送用容器の内壁に嵌合しかつエアシリンダ機構などに
より移送用容器内を上下に摺動可能に構成されている。
そして、移送用容器の蓋部が下降することによって、上
述したような圧縮空気供給装置と同様な加圧手段を構成
することができる。このような移送用容器は、蓋部の下
側に、移送用容器の内壁に向けて液体を噴射する複数の
液体噴射口を備える。そして、この液体噴射口が油タン
クや洗浄液タンクと接続されることによって、上述した
ような油スプレー装置又は洗浄液スプレー装置と同様に
液体噴射装置を構成することができる。
【0068】
【発明の効果】本発明の方法により、複数種類の液状原
料又はペースト状原料を、配合割合を変えることなく移
送することができる。また、本発明の方法により、合成
乳化剤を使用することなく、或いは、合成乳化剤の使用
量をできるかぎり少なくして、複数種類の液状原料又は
ペースト状原料を、配合割合を変えることなく移送する
ことができる。また、本発明の方法により、液状原料又
はペースト状原料を正確に計量して確実に移送すること
ができる。更に、本発明の方法により、液状原料又はペ
ースト状原料が移送用容器の内壁に付着することを可及
的かつ効果的に防止することができる。更に、本発明の
方法により、水系混合ペースト状原料が乾燥固化するこ
とにより、水系混合ペースト状原料が移送用容器の内壁
に付着しやすくなることを可及的かつ効果的に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移送方法の第1の実施の形態を示す概
略ブロック図である。
【図2】本発明の移送方法の実施の形態に使用される移
送用容器を示す正面図である。
【図3】本発明の移送方法の実施の形態における原料排
出ステーション及び洗浄ステーションを示す概略ブロッ
ク図である。
【図4】本発明の移送方法の第2の実施の形態における
原料投入ステーションを示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の移送方法の第3の実施の形態における
原料投入ステーションを示す概略ブロック図である。
【図6】従来の原料移送装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
102 原料投入ステーション 110 移送用容器 112 架台 114 バルブ手段 116 嵌合部 118 蓋部 120 第1攪拌混合装置 122 第2攪拌混合装置 124 パイプ 126 パイプ 128 バルブ 130 バルブ 132 コンピュータ 134 原料重量測定部 136 ロードセル 140 容器搬送部 142 コンベヤ 150 原料排出ステーション 152 原料排出用コンプレッサ 156 バルブ 158 ホース 160 クッカー(加熱攪拌調理釜) 170 油タンク 172 油タンク用コンプレッサ 174 バルブ 176 ホース 178 液体スプレーノズル 202 原料投入ステーション 220 第1攪拌混合装置 222 第2攪拌混合装置 224 パイプ 226 パイプ 228 バルブ 230 バルブ 232 コンピュータ 234 原料重量測定部 236 重量計 302 原料投入ステーション 310 油タンク 312 油タンク用コンプレッサ 314 パイプ 316 バルブ 332 コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 弥栄 由次 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 佐久間 淳 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 片桐 裕 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 南 俊哉 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 Fターム(参考) 3E083 AA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状原料又はペースト状原料を移送す
    る移送方法であって、 液状原料又はペースト状原料を収容するための移送用容
    器を準備する工程と、 液状原料又はペースト状原料を移送用容器に投入する工
    程と、 移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原料の重
    量を測定する工程と、 移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原料の重
    量が、予め設定した値になったときに、液状原料又はペ
    ースト状原料の移送用容器への投入を中止する工程と、
    を含むことを特徴とする移送方法。
  2. 【請求項2】 液状原料又はペースト状原料を移送す
    る移送方法であって、 液状原料又はペースト状原料を収容するための複数の移
    送用容器を準備する工程と、 液状原料又はペースト状原料を第1の移送用容器に投入
    する工程と、 第1の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原
    料の重量を測定する工程と、 第1の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原
    料の重量が、予め設定した値になったときに、液状原料
    又はペースト状原料の移送用容器への投入を中止する工
    程と、 液状原料又はペースト状原料を収容した第1の移送用容
    器を移動させる工程と、 液状原料又はペースト状原料を第2の移送用容器に投入
    する工程と、 第2の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原
    料の重量を測定する工程と、 第2の移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原
    料の重量が、予め設定した値になったときに、液状原料
    又はペースト状原料の移送用容器への投入を中止する工
    程と、 液状原料又はペースト状原料を収容した第2の移送用容
    器を移動させる工程と、 を含むことを特徴とする移送方法。
  3. 【請求項3】 液状原料又はペースト状原料が、水系
    原料及び油系原料を含むことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の移送方法。
  4. 【請求項4】 液状原料又はペースト状原料の移送用
    容器への投入を制御するための弁を備え、 液状原料又はペースト状原料を移送用容器に投入する前
    記工程が、前記弁を開くことにより行われ、 移送用容器に収容した液状原料又はペースト状原料の重
    量が、予め設定した値になったときに、液状原料又はペ
    ースト状原料の移送用容器への投入を中止する前記工程
    は、前記弁を閉じることにより行われる、ことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の移送方法。
  5. 【請求項5】 液状原料又はペースト状原料を移送す
    る移送方法であって、 液状原料又はペースト状原料を収容するための移送用容
    器を準備する工程と、 油系液状原料又は油系ペースト状原料を移送用容器に投
    入する工程と、 水系液状原料又は水系ペースト状原料を移送用容器に投
    入する工程と、 移送用容器に収容した油系液状原料又は油系ペースト状
    原料の重量を測定する工程と、 移送用容器に収容した油系液状原料又は油系ペースト状
    原料の重量が、予め設定した値になったときに、油系液
    状原料又は油系ペースト状原料の移送用容器への投入を
    中止する工程と、 移送用容器に収容した水系液状原料又は水系ペースト状
    原料の重量を測定する工程と、 移送用容器に収容した水系液状原料又は水系ペースト状
    原料の重量が、予め設定した値になったときに、水系液
    状原料又は水系ペースト状原料の移送用容器への投入を
    中止する工程と、 を含むことを特徴とする移送方法。
  6. 【請求項6】 油系液状原料又は油系ペースト状原料
    の移送用容器への投入を制御するための弁を備え、 油系液状原料又は油系ペースト状原料を移送用容器に投
    入する前記工程が、前記弁を開くことにより行われ、 移送用容器に収容した油系液状原料又は油系ペースト状
    原料の重量が、予め設定した値になったときに、油系液
    状原料又は油系ペースト状原料の移送用容器への投入を
    中止する前記工程は、前記弁を閉じることにより行わ
    れ、 水系液状原料又は水系ペースト状原料の移送用容器への
    投入を制御するための弁を備え、 水系液状原料又は水系ペースト状原料を移送用容器に投
    入する前記工程が、前記弁を開くことにより行われ、 移送用容器に収容した水系液状原料又は水系ペースト状
    原料の重量が、予め設定した値になったときに、水系液
    状原料又は水系ペースト状原料の移送用容器への投入を
    中止する前記工程は、前記弁を閉じることにより行われ
    る、ことを特徴とする請求項5に記載の移送方法。
  7. 【請求項7】 原料を移送用容器に投入する工程の前
    に、移送用容器の中に油脂を入れる工程を含むことを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の移
    送方法。
  8. 【請求項8】 原料を移送用容器に投入する工程の後
    に、移送用容器の中に油脂を入れる工程を含むことを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の移
    送方法。
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