JP2001054348A - 押動式散布機 - Google Patents

押動式散布機

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JP2001054348A
JP2001054348A JP11231146A JP23114699A JP2001054348A JP 2001054348 A JP2001054348 A JP 2001054348A JP 11231146 A JP11231146 A JP 11231146A JP 23114699 A JP23114699 A JP 23114699A JP 2001054348 A JP2001054348 A JP 2001054348A
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守 岩本
Kiyohisa Kawaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前輪と後輪を有する移動台車に動力散布装置
および薬剤タンクを配設した押動式散布機において、該
押動式動力散布機の操作性を向上させることを課題とす
る。 【解決手段】 ワンウェイクラッチを介して、前輪9を
モータ10により駆動するとともに、エンジン3に設け
た発電機より発電された電力をバッテリ12およびモー
タ10に供給し、モータ10の制御を行うスイッチ6を
ハンドル5に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力散布機を移動
台車に搭載した押動式散布機の回路の構成に関するもの
である。より詳しくは、押動式動力散布機に配設される
駆動用モーター制御およびの電力源であるバッテリーへ
の充電構成である。
【0002】
【従来の技術】従来、走行台車に背負い式動力散布機を
乗せて、畦畔を押して行くもの(実開平01−1242
58)や、送風機のエンジンの動力を利用した自走式動
力散布機(特開平8−224513)などが知られてい
る。自走式動力散布機は、送風機のエンジン駆動力の一
部が減速され、後輪を駆動する構成になっている。ま
た、後輪への駆動の伝達はクラッチにより断接される構
成になっており、貯留タンクの下方に送風機が配設され
ている。また、原動機は送風機の上方に配設されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−22451
3に示す自走式動力散布機においては、駆動輪である後
輪の駆動力はクラッチにより行われるため、送風機によ
り薬剤を散布しながら自走式動力散布機の走行速度を調
節することが困難である。また、比較的に重量の大き
な、遠心式送風機の回転軸および原動機のクランク軸が
垂直方向に向けられているため、送風機の駆動速度の変
化、およびエンジンの回転数の変化により、自走式動力
散布機に垂直軸周りのモーメントがかかる。このため、
進行方向維持を維持するには作業者がそれに対抗する力
を与える必要がある。また、貯留タンクと原動機が送風
機上方に配設されるため、貯留タンクに薬剤が満たされ
ている場合には重心位置が高くなり、安定性が低下する
場合がある。そして、後輪を駆動するため、凸凹の大き
な畦畔等を走行させる際に、機体を制御し難くい場合が
あり、スタックする可能性もある。コンクリート畔上を
走行させ作業する際には、多大な注意力が必要であり、
作業者に大きな負担を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決し、押動式散布機の操作性および走行性を向上させ
るべく、請求項1に記載のごとく、前輪と後輪を有する
移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設した押動
式散布機において、ワンウェイクラッチを介して、前輪
をモータにより駆動するとともに、該モータに電力を供
給するバッテリに、エンジンに設けた発電機より発電さ
れた電力を供給し、モータの制御を行うスイッチをハン
ドルに配設した。請求項2に記載のごとく、前輪と後輪
を有する移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設
した押動式散布機において、動力散布機のエンジンに設
けた発電機より発電した電力を、バッテリを介して前輪
を駆動するモータに伝達する。請求項3に記載のごと
く、前輪と後輪を有する移動台車に動力散布機および薬
剤タンクを配設した押動式散布機において、動力散布機
のエンジンに設けた発電機より発電した電力を、前輪を
駆動するモータに電力供給するバッテリの充電に用い
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。図1は押動式動力散
布機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく
後面図、図4は押動式動力散布機の前部側面図、図5は
押動式動力散布機の前部前面図、図6は押動式動力散布
機の前部平面断面図、図7は押動式動力散布機の駆動装
置の電気的接続を示す図、図8は押動式動力散布機の駆
動を行う構成の第一実施例を示す図、図9は同じく第二
実施例を示す図である。
【0006】図1、図2および図3において、押動式動
力散布機1の全体構成について説明する。押動式動力散
布機1は、移動台車16および動力散布装置17により
構成される。動力散布装置17は移動台車16のフレー
ム上に固設されている。移動台車16にはハンドル5が
接続されており、該移動台車16の下部には前輪9およ
び後輪11が配設されている。作業者はハンドル5によ
り、移動台車16の押し引きおよび方向転換を行うもの
である。操向可能な移動台車16上に動力散布装置17
配設するので、該動力散布装置17を作動させ、薬剤も
しくは肥料を散布しながら、移動することができる。移
動台車16の前部には駆動部21が構成されており、該
駆動部21により前輪9を駆動できる構成になってい
る。そして、移動台車16の前下部には、ガイド装置2
2が配設されている。ガイドローラ装置22は駆動部が
構成されており、ガイドローラ装置22は移動台車16
の後部に配設されたガイドローラ操作レバー23により
上下に回動操作できる構成になっている。
【0007】移動台車16の構成について説明する。移
動台車16は、フレーム8、前輪9および後輪11a・
11bにより構成されている。フレーム8は、一本のパ
イプを平面視U字状に成形し、構成されており、前部は
上方に向けられ、中央部および後部は水平に構成されて
いる。フレーム8の後部には支持フレーム8bが垂直方
向に立設されており、該支持フレーム8bとフレーム8
に動力散布機17が固設されている。フレーム8の中央
部および支持フレーム8bにはカバー8aが固設されて
おり、フレーム8の剛性が向上するとともに、動力散布
機17を保護する構成になっている。カバー8aとフレ
ーム8の前部はステー8cにより接続されており、薬剤
タンク2の導入管7との接続部を保護する構成になって
いる。支持フレーム8bの上部には、ハンドル5の基部
が接続される構成になっている。ハンドル5は基部を支
持フレーム8の上部に挿入し、ピンもしくはボルトを螺
装し該ハンドル5を固設するものである。
【0008】移動台車16の前輪9は駆動部21に接続
されたチェンケース31およびフレーム8の前部に固設
されたステー32により支持されている。後輪11a・
11bはフレーム8の後部に接続された支持アーム33
の下端間に配設されている。支持アーム33は後面視逆
U字状に構成されており、該下端間には枢軸が配設され
ている。支持アーム33の下端間に配設された枢軸には
後輪11a・11bが挿嵌され、回動自在に枢支されて
いる。該後輪11a・11b間にはカラー11cが配設
されており、該カラー11cにより後輪11a・11b
の間隔が設定されている。
【0009】次に動力散布機17の構成について説明す
る。動力散布機17はファンケース4、エンジン3、薬
剤タンク2、散布管14により構成されている。該動力
散布機17は前記移動台車16の後部に配設されてお
り、前方より、薬剤タンク2、散布管14、ファンケー
ス4、エンジン3、燃料タンク24の順に配置されてい
る。ファンケース4内には図示しないファンが内装され
ている。該ファンケース4の後部にはエンジン3が接続
されており、該エンジン3により前記ファンが駆動され
る。薬剤タンク2とファンケース4は、導入パイプ7に
より接続されている。ファンにより発生した風は、薬剤
タンク2の下部を介して、散布管14に送られる。導入
パイプ7により薬剤タンク2の下部に導入された風は、
薬剤薬剤とともに散布管14に送られる。これにより、
薬剤タンク2内の薬剤がファンケース4内のファンより
の送気で、散布管14より圃場に散布される。散布管1
4の向きは左右および上下方向に回動可能であり、任意
の回動位置において固定することができる。前記ハンド
ル5の左側にはアクセルレバー5aが配設されており、
該アクセルレバー5aにより散布機17のエンジン3の
出力を調節するものである。
【0010】次に駆動部21の構成について、図4、図
5および図6を用いて説明する。駆動部21はフレーム
8の前部に固設されたステー21b上に配設されてい
る。駆動部21の配設位置は前輪9上方でもあり、駆動
部21により該前輪9を駆動するものである。駆動部2
1はモータ10およびバッテリ12により構成されてい
る。バッテリ12の電力によりモータ10を駆動し、該
駆動力をチェンケース31に内装されるチェン31bに
より前輪9に伝達するものである。モータ10の駆動力
は減速機10bを介して前輪9に伝達することもでき
る。前輪9はチェンケース31およびステー32により
支持されている。チェンケース31は断面積が大きく取
れるため、高い支持剛性を得ることができる。チェンケ
ースと前輪支持部材を1つのチェンケース31により構
成するため、部品点数を減少できる。
【0011】本実施例において、前輪9はワンウェイク
ラッチ機構を介して駆動されるものである。ワンウェイ
クラッチの配設位置としては、前述の減速機10bもし
くは前輪9のハブ部分に配設することができる。これに
より、モータ10の駆動力を押動式動力散布機1を押動
する際のアシスト的な駆動力として使用することができ
る。モータ10の駆動力がアシスト的に使用されるた
め、消費電力を減少できる。モータ10の駆動力によ
る、押動式動力散布機1の走行のアシストは、コントロ
ーラ6により調節できる。前輪9の走破性を向上させる
ため、前輪9の径を大きくすると、前輪9のモーメント
が大きくなり、前輪9が転がりにくくなるが、該前輪9
はモータ10により、アシストされるため、前輪9の大
径化に伴うモーメントの増大を解消し、走破性を向上さ
せながら操作性を向上できる。これにより、押動式動力
散布機1を走行させる際の労力を軽減で切るとともに、
該押動式動力散布機1の操作性も向上できる。更に、前
輪9が駆動されるため、悪路の走破性向上し、溝、ぬか
るみ、道路と田の坂道などにおける作業者の負担を軽減
する。
【0012】上記の構成においてバッテリ12は前輪9
の中心より前方に配設されており、モータ10は前輪9
の中心直上に配設されている。これにより、バッテリ1
2の荷重を前輪9に十分にかけ、前輪9の接地性を確保
することができる。駆動部21を固設するステー21b
は前方に張り出した構成になっており、ステー21bに
より駆動部の前部が保護される。駆動部21にはカバー
21cが装着されており、該カバー21cにより、バッ
テリ12およびモータ10を雨水、塵埃より保護するも
のである。
【0013】駆動部21は前記ハンドル5により制御さ
れる。前記ハンドル5には、図2および図3に示すごと
く、モータ10の駆動力を調節するコントローラ6が配
設されており、該コントロールスイッチ6によりモータ
10の駆動力が調節される。コントロールスイッチ6は
作業者が、ハンドル5を持った際に手元に位置するよう
に配設されている。さらに、コントロールスイッチ6に
おいては、モータ10の駆動の入・切または連続的な駆
動力の調節を行える構成になっており、作業者は手元で
モータ10の駆動制御を行える構成になっている。モー
タ10に係ける電圧を調節することにより、モータ10
のトルクを調節し、駆動力を調節できる。これにより、
押動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作
業者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減でき
る。コントロールスイッチ6によるモータ10の駆動力
調節方法は特に限定されるものではなく、モータ10の
駆動力を調節可能であればよい。可変抵抗によりモータ
10にかかる電圧を調節する方法、トランジスタのベー
ス電圧を調節しモータ10に流れる電流を調節する方
法、コントロールスイッチ6によりモータ10に接続し
たリレーを断続し、モータ10の駆動を制御する方法な
ど、一般的にモータの駆動力を調節するものであればよ
い。
【0014】次に、押動式動力散布機1のレイアウトに
ついて、図1ないし図4を用いて、説明する。押動式動
力散布機1は、前輪9の上方にバッテリ12およびモー
タ10により構成される駆動部21を配設し、中央部に
薬剤タンク2を配設し、後部にエンジン3を配設してい
る。使用状況下においては、バッテリ12、薬剤タンク
2およびエンジン3は押動式動力散布機1の重量の大部
分を占めるものである。これら、バッテリ12、薬剤タ
ンク2およびエンジン3が、それぞれ押動式動力散布機
1の前部、中央部、後部に配設されるため、該押動式動
力散布機1の重量バランスを良くできる。薬剤タンク2
は前輪9の中心をとおる垂直線に対してバッテリの反対
側に、後輪11aの中心をとおる垂直線に対してエンジ
ンの反対側に位置する。このため、バッテリ12および
エンジン3は薬剤タンク2のカウンタウェイトとなり、
フレーム8の一部に過大な荷重がかかるのを防ぐもので
ある。すなわち、前輪9の中心より上前方にバッテリ1
2を配設し、後輪11a後方にエンジン3を配設するた
め、フレーム8の一部にかかる過大な荷重を解消でき
る。これにより、フレーム8の耐久性を向上でき、押動
式動力散布機1の耐久性を向上できる。そして、押動式
動力散布機1の重量バランスを良くできるため、操作性
が向上する。
【0015】薬剤タンク2は、拘束具により下部を導入
パイプ7に接続する構成になっている。散布機17の薬
剤タンク17は押動式動力散布機1より取り外し可能に
構成されている。薬剤タンク2の前方に配設されている
駆動部21は薬液タンク2の上部より低い位置に構成さ
れており、接続部7bの側方はカバー8aにより被装さ
れていない。これにより、薬剤タンク2の取り外しが容
易に行える。押動式動力散布機1の前方より、薬剤タン
ク2を取り外す際にも、駆動部21が低い位置に配設さ
れているため、邪魔にならない。
【0016】散布管14は薬液タンク2とエンジン3の
間に位置し、支持フレーム8b近傍に位置するものであ
る。散布管14には薬剤の吐出方向を上下左右方向に調
節する機構が配設されており、散布管14の側方には薬
剤の散布量を調節する調節レバー35が配設されてい
る。調節レバー35はファンケース4より高い位置に配
設されている。散布管14は薬液タンクよりハンドル5
側に配設されており、エンジン3およびファンケース4
は散布管14より低い位置に配設されるため、作業者が
散布管14の位置調節を行う際に障害物がなく、容易に
調節を行うことができる。
【0017】次に、押動式動力散布機1の駆動の構成に
ついて、図7を用いて説明する。バッテリ12よりの電
力は、制御回路42に供給され、該制御回路42により
モータ10に電力が供給される。制御回路42には、ハ
ンドル5に配設されたスイッチ6が接続されている。該
スイッチ6により、制御回路42を介してモータ10へ
の電力の供給の入切を制御することができる。そして、
モータ10の駆動力はチェン31bを介して前輪に伝達
される。すなわち、スイッチ6により前輪9の駆動を制
御することができる。バッテリ12には、レギュレタ4
1を介して動力散布機17のエンジン3の発電コイル
(発電機)が接続されている。これにより、動力散布機
17を始動させることにより、コイルの回転により交流
電流が発生し、レギュレタ41により整流してバッテリ
12に供給され、該バッテリ12が充電される。上記の
ごとく、動力散布機17のエンジン3に設けた発電機よ
り発電を行い、モータ10に電力を供給するバッテリ1
2の充電を行うので、バッテリ12を商用電源などによ
り充電する必要が無く、押動式動力散布機1を効率的に
使用することができる。さらに、動力散布機17を使用
することによりバッテリ12が充電されるため、押動式
動力散布機1を連続的に長時間使用できる。バッテリ1
2が過放電され、寿命が短くなる可能性が減少する。
【0018】上記の構成において前輪9はワンウェイク
ラッチを介してモータ10により駆動される。このた
め、モータ10による前輪9の駆動力は、前輪9を前方
に駆動する方向に常にかかる。前輪9を直流モータによ
り構成した場合に、一定電圧下では、モータのトルク
は、モータの回転回転数に比例して減少する。作業者が
押動式動力散布機1を押している際に路面の抵抗などに
より、前輪9の回転速度が低下した際には、モータ10
による駆動トルクが増す。そして、抵抗の少ない路面に
おいては作業者が容易に押動式動力散布機1を押し動か
せるため、前輪9の回転速度が速く、モータ10の駆動
トルクは低下する。すなわち、モータ10により、ワン
ウェイクラッチを介して前輪9を駆動し、該モータ10
にかかる電圧を予め設定しておくことにより、前輪9の
駆動補助を前輪9の回転速度に応じて行うことができ
る。ワンウェイクラッチを介してモータ10により前輪
9を駆動するので、簡易な構成により動力補助を行うこ
とができる。モータ10を駆動する回路に複雑なものを
使用する必要が無く、耐久性を向上でき、整備および修
理を容易にすることができる。
【0019】次に、図8を用いて押動式動力散布機1の
モータ10による動力補助の、第一実施例の構成につい
て説明する。図8において、モータ10にはスイッチ6
および可変抵抗43を介して、バッテリ12が接続され
ている。スイッチ6を入れるとバッテリ12より電流が
流れ、モータ10に電力が供給される。可変抵抗43
は、モータ10に供給する電圧の調整を行うためのもの
であり、該可変抵抗43によりモータ10のトルクを制
御できるものである。そして、動力散布機17のエンジ
ン3に配設されているロータ44の内側には複数個の磁
石45が固設されており、該ロータ44の内側にはパル
サーコイル46およびコイル47が配設されている。パ
ルサーコイル46は図示しないイグニッションコイルを
介してプラグに接続されている。ロータ44はエンジン
3のクランク軸の回転に伴い回動する構成となってお
り、該ロータ44が回転することによりパルサーコイル
46とコイル47に電流がながれる。コイル47は前述
のレギュレタ41を介してバッテリ12に接続されてい
る。これにより、ロータ44の回転により発生した電力
をバッテリ12に供給し、該バッテリ12に充電を行う
ことができる。
【0020】コイル47より、電力が絶えず一定量が供
給される場合には、モータ10は主にコイル47よりの
電力により駆動される。そして、コイル47より供給さ
れる電力がバッテリ12の電圧より低くなった場合に
は、バッテリ12より電力がモータ10に供給される。
コイル47より発生した電力がバッテリ12の電圧より
高い場合には、電力がバッテリ12にも供給され、モー
タ10に供給される電力が安定化される。すなわち、動
力散布機17のエンジン3より電力を供給することによ
り、モータ10を駆動して前輪10を駆動するものであ
る。そして、動力散布機17が停止している場合には、
バッテリ12によりモータ10が駆動される。バッテリ
12を介して電力を供給するので、過剰な電力がバッテ
リ12の充電に用いられ、モータ10を安定的に駆動で
きる。
【0021】次に、モータ10による駆動補助の第二実
施例について、図9を用いて説明する。図9において、
制御回路42は抵抗51、トランジスタ52およびリレ
ー53により構成されている。制御回路42に接続され
たスイッチ6を入にすることにより、トランジスタ52
のベース電流が流れる。これにより、リレー53に電流
が流れ、リレー53において、モータ10に電力を供給
する側に接続が行われ、モータ10が駆動される。コイ
ル47とバッテリ12はブリッジ式のレギュレタ41を
介して接続されており、該レギュレタ41により交流が
直流に整流されバッテリ12に供給される。リレー53
によりモータ10への電力の供給を行うため、スイッチ
6には高い電圧がかからない。このため、スイッチ6に
おける電力損失がほとんどなくなる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、前輪と後輪を
有する移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設し
た押動式散布機において、ワンウェイクラッチを介し
て、前輪をモータにより駆動するとともに、該モータに
電力を供給するバッテリに、エンジンに設けた発電機よ
り発電された電力を供給し、モータの制御を行うスイッ
チをハンドルに配設したので、モータの駆動制御を容易
に行うことが可能であり、発電機により発電された余剰
の電力はバッテリに供給されるため、モータには安定し
た電力が供給される。これにより、押動式散布機の駆動
力が安定化さあれる。バッテリの放電量を抑え、過放電
によるバッテリの寿命の減少を防止できる。
【0023】請求項2に記載のごとく、前輪と後輪を有
する移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設した
押動式散布機において、動力散布機のエンジンに設けた
発電機より発電した電力を、バッテリを介して前輪を駆
動するモータに伝達するので、モータ10に安定的に電
力を供給することができる。押動式散布機の操作性が向
上する。そして、モータ10に電力を供給する回路の耐
久性を向上できる。
【0024】請求項3に記載のごとく、前輪と後輪を有
する移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設した
押動式散布機において、動力散布機のエンジンに設けた
発電機より発電した電力を、前輪を駆動するモータに電
力供給するバッテリの充電に用いるので、バッテリの放
電量を抑え、過放電によるバッテリの寿命の減少を防止
できる。これにより、押動式散布機の耐久性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】押動式動力散布機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】押動式動力散布機の前部側面図である。
【図5】押動式動力散布機の前部前面図である。
【図6】押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【図7】押動式動力散布機の駆動装置の電気的接続を示
す図である。
【図8】押動式動力散布機の駆動を行う構成の第一実施
例を示す図である。
【図9】同じく第二実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 薬剤タンク 3 エンジン 4 ファンケース 5 ハンドル 6 スイッチ 9 前輪 10 モータ 12 バッテリ 41 レギュレタ 42 制御回路 44 ロータ 45 磁石 46・47 コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪を有する移動台車に動力散布
    機および薬剤タンクを配設した押動式散布機において、
    ワンウェイクラッチを介して、前輪をモータにより駆動
    するとともに、該モータに電力を供給するバッテリに、
    エンジンに設けた発電機より発電された電力を供給し、
    モータの制御を行うスイッチをハンドルに配設したこと
    を特徴とする押動式散布機。
  2. 【請求項2】 前輪と後輪を有する移動台車に動力散布
    機および薬剤タンクを配設した押動式散布機において、
    動力散布機のエンジンに設けた発電機より発電した電力
    を、バッテリを介して前輪を駆動するモータに伝達する
    ことを特徴とする押動式散布機。
  3. 【請求項3】 前輪と後輪を有する移動台車に動力散布
    機および薬剤タンクを配設した押動式散布機において、
    動力散布機のエンジンに設けた発電機より発電した電力
    を、前輪を駆動するモータに電力供給するバッテリの充
    電に用いることを特徴とする押動式散布機。
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