JP2001051800A - 電子ボードシステム及び座標入力ペン - Google Patents

電子ボードシステム及び座標入力ペン

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JP2001051800A JP22374199A JP22374199A JP2001051800A JP 2001051800 A JP2001051800 A JP 2001051800A JP 22374199 A JP22374199 A JP 22374199A JP 22374199 A JP22374199 A JP 22374199A JP 2001051800 A JP2001051800 A JP 2001051800A
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    • G06F3/038Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
    • G06F3/0383Signal control means within the pointing device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標入力ペン13に装備した複数のスイッチ
操作によるクリック信号や赤外線走査ビーム18a,1
8bの検出タイミング信号などを、接続線を用いないで
電子ボード制御部14に伝える。 【解決手段】 座標入力ペン13に可視光又は赤外光を
発することのできる発光素子を設け、座標入力ペンによ
る赤外線走査ビームの検出タイミング信号や座標入力ペ
ンに装備した複数のスイッチ操作によるクリック信号を
発光素子から発せられる変調光19に乗せて送出し、固
定した位置に配置した受光器20でこの変調光を受けて
電子ボード制御部14に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの情
報入出力装置として用いられる電子ボードシステム、及
び電子ボードシステムに用いられる赤外線検出方式の座
標入力ペンに関し、特に電子ボード上を光ビームで走査
してペン位置を検出する方式の電子ボードにおいて、ペ
ンによる光ビームの検出タイミング信号やペンに設けら
れたボタンのクリック操作によって発生されるスイッチ
信号の取り扱いに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの情報入出力装置として用
いられるものの一つに電子ボードがある。電子ボード
は、コンピュータの表示画面出力を、プロジェクタによ
りボード(スクリーン)の前面又は背面から投影し、ボ
ード上での座標入力ペンの指示位置あるいは、ボード上
で座標入力ペンがなぞった軌跡を、座標データとして取
り込む機能を有するものである。
【0003】レーザ走査方式の電子ボードにおいては、
ボードの左右上端部に設けた2つのレーザスキャナから
発生される走査ビームでスクリーン等の大型表示面を走
査する。座標入力ペン位置特定のために必要な、座標入
力ペンが走査ビームを捕捉したタイミングを表す信号の
検出方法としては、(a)座標入力ペンの先端部につい
ている反射面で走査ビームを反射し、反射されたビーム
をボード上の固定点で検出する方法、(b)座標入力ペ
ンから赤外線信号をリアプロジェクタのスクリーン面に
放射してスクリーンの背後でこの信号を検出する方法、
(c)座標入力ペンで検出された走査ビーム検出信号を
電気信号として座標入力ペンから接続線で送出する方法
などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したタイミング信
号の検出方法には、それぞれ次のような欠点がある。 (a)座標入力ペンで反射された走査ビームを検出する
方法の場合、二つの赤外線走査ビームが座標入力ペンに
当たることでペンプレスの検出を行っているために、ペ
ンプレスの信号が確度高くとりにくい。マウスのような
クリックボタンを設けることができない。座標入力ペン
が傾いた場合、軽度の傾きでもペン位置の検出が困難と
なる。また、電子ボード上を走査するビームの電子ボー
ド板面からの高さについての余裕度が乏しいため、電子
ボード板面の歪みや光学走査系の仕上がり精度を厳密に
管理する必要がありコスト高となる。
【0005】(b)座標入力ペンから赤外線信号をリア
プロジェクタのスクリーン面に放射する方法の場合、フ
ロントプロジェクタのボードには使えない。また、スク
リーンサイズをはじめとするスクリーンから内部のリア
プロジェクタの光学的構造によっては、ペンから発する
光ビームに必要な到達距離が異なるために、リアプロジ
ェクタの仕様が変わる毎に座標入力ペンの設計仕様が変
わりコスト高となる。
【0006】(c)座標入力ペンから接続線で電気信号
として送出する方法の場合、接続線は時には邪魔にな
る。また、長期にわたって使用しているうちに断線や接
触不良により、使えなくなることがある。更に、フロン
トプロジェクタ方式の場合は、接続線が電子ボード上で
影になり、電子ボードを見ている人には見にくくなる。
【0007】本発明は、このような従来技術の欠点を除
き、座標入力ペンに装備した複数のスイッチ操作による
クリック信号や赤外線走査ビームの検出タイミング信号
などを、接続線を用いないでボードの固定位置に設置さ
れた電子ボード制御部に伝えることができる電子ボード
を提供することを目的とする。本発明は、また、座標入
力ペンの座標特定のための赤外線走査ビームの発生を描
画時のみに限定して電子ボードの安全性を高めることを
目的とする。
【0008】本発明は、また、座標入力ペンによる描画
に対しデータ取込が充分速く、座標入力ペンのクリック
スイッチ出力やペンプレスの信号を座標入力ペンから固
定位置に設置された電子ボード制御部に的確に伝達する
ことのできる電子ボードを提供することを目的とする。
本発明は、また、描画の際に座標入力ペンが傾いたとし
てもクリック信号や赤外線走査ビーム検出のタイミング
信号などを確実に電子ボード制御部に伝えることのでき
る電子ボードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、座標入力ペンに可視光又は赤外
光を発することのできる発光素子を設け、座標入力ペン
による赤外線走査ビームの検出タイミング信号や座標入
力ペンに装備した複数のスイッチ操作によるクリック信
号を発光素子から発せられる変調光に乗せて送出し、固
定した位置に配置した受光器でこの変調光を受けるよう
にする。座標入力ペンの中心軸に略直角方向に可視光又
は赤外線を放射するように、複数個の発光素子を座標入
力ペンの外周上に配置し、座標入力ペンが描画中に傾い
てもボード周縁部等の固定点に設けた受光器が作動する
のに充分な光線が届くように、発光素子としては座標入
力ペンの軸方向に拡がり特性を持った空間放射特性がブ
ロードなものを使用する。また、座標入力ペンは使用時
に中心軸まわりの回転具合が変化することから、上記の
座標入力ペンの中心軸まわりの放射特性はボード周縁部
等の固定点に設ける受光器の位置と個数をも勘案した上
で決定する。
【0010】しかし、単に座標入力ペンからの信号伝送
に光を用いだけであると、たとえ光学フィルタにより外
光の影響を制限しても光としての信号への混入は避けが
たい。そのために伝送すべき信号をコード化して光を変
調して伝送する。また、座標入力ペン位置検出のための
赤外線走査光と座標入力ペンからの信号伝送に用いられ
る光線の波長を違える。また、信号の伝送誤りを防止す
るために、走査光捕捉のタイミング信号やペンスイッチ
のON/OFF信号の他に、座標入力ペンからの伝送信
号に認識符号(IDビット)を複数個付加する。
【0011】更に、走査光捕捉のタイミングについて
は、座標入力ペンで受光してから、固定点に設けられた
受光器を通り、信号として復調されるまでの時間がマイ
クロ秒のオーダの確かさを必要とする。本発明では、座
標入力ペンの走査光捕捉のタイミング信号、座標入力ペ
ンのクリックスイッチ出力やペンプレスの信号を簡単な
コードにして、変復調に時間がかからないようにする。
また、走査光捕捉のタイミング信号の時間誤差発生防止
のために、伝送コードの先頭に走査光捕捉のタイミング
を示す符号(ビット)を配置し、この符号(ビット)の
到着と同時に、走査の基準点からの時間計数(走査角度
に対応する計数)を停止させ、伝送コードの最後に配置
された認識符号(IDビット)を読み取って、この伝送
コードが有効と判断できた時点で、上の時間計数値を以
後の処理へ回し、座標入力ペンの位置座標を特定する。
このように時間計数(走査角度に対応する計数)を行
っても、厳密には走査光捕捉のタイミングと、上の時間
計数(走査角度に対応する計数)を停止するまでには若
干の時間差が生じることがある。この若干の時間差が常
に一定であるように回路を配置して、時間計数(走査角
度に対応する計数)を補正することが必要である。例え
ば、時間計数に常に10マイクロ秒分の遅れがあるなら
ば、時間計数値から常に10マイクロ秒を減じて走査角
度を特定し、これをもとに座標値を計算させるようにす
る。
【0012】また、赤外線走査光の光源の点滅を座標入
力ペンがボードに接触したときに発生されるペンプレス
信号を用いて制御することで、座標入力ペンを電子ボー
ド板面に置いて描画(又は、筆書)するときだけ赤外線
走査光源を発光させ、必要時以外は赤外線を発光しない
ようにする。すなわち、本発明による電子ボードシステ
ムは、表面を交互に回転走査する赤外線走査ビームを発
生する第1及び第2の赤外線走査ビーム発生手段を備え
るボードと、赤外線走査ビームを検出するための光検出
器、先端が前記ボードに対して押されたことを検出する
ペンプレススイッチ、光検出器の検出信号及びペンプレ
ススイッチのON/OFF信号に基づいて時系列信号を
出力する電子回路、及び電子回路から出力された時系列
信号により光信号を発生する発光素子を備える座標入力
ペンと、座標入力ペンの発光素子から発生された光信号
を検出するために座標入力ペンから離れた位置に配置さ
れた受光器と、受光器の出力に基づいて座標入力ペンの
座標を求める電子ボード制御部とを備えることを特徴と
する。
【0013】本発明による電子ボードシステムは、ま
た、表面を交互に回転走査する赤外線走査ビームを発生
する第1及び第2の赤外線走査ビーム発生手段と、第1
の赤外線走査ビーム発生手段によって発生された赤外線
走査ビームを検出して第1の基準信号を発生する第1の
基準センサと、第2の赤外線走査ビーム発生手段によっ
て発生された赤外線走査ビームを検出して第2の基準信
号を発生する第2の基準センサとを備えるボードと、赤
外線走査ビームを検出するための光検出器、先端がボー
ドに対して押されたことを検出するペンプレススイッ
チ、光検出器の検出信号及びペンプレススイッチのON
/OFF信号に基づいて時系列信号を出力する電子回
路、及び電子回路から出力された時系列信号が入力され
て光信号を発生する発光素子を含む座標入力ペンと、座
標入力ペンの発光素子から発生された光信号を検出する
ために座標入力ペンから離れた位置に配置された受光器
と、第1及び第2の基準センサ並びに前記受光器の出力
に基づいて座標入力ペンの位置座標を決定する電子ボー
ド制御部とを備えることを特徴とする。
【0014】座標入力ペンはクリックスイッチを有する
ことができる。その場合、電子回路は光検出器の検出信
号、ペンプレススイッチのON/OFF信号及びクリッ
クスイッチのON/OFF信号に基づいて時系列信号を
出力する。座標入力ペンの電子回路は、光検出器の検出
信号及びペンプレススイッチやクリックスイッチ等のス
イッチON/OFF信号に認識符号を付加してコード化
した時系列信号を出力することが好ましい。認識符号の
付加により、信号の伝送誤りを減らし、かつ外来ノイズ
に対する耐力を上げることができる。
【0015】電子ボード制御部は、座標入力ペンの光検
出器の検出信号に基づく符号を受けると直ちに座標入力
ペンの座標を演算し、認識符号を確認した後で演算され
た座標を追認するように構成するのが好ましい。このよ
うな構成により、ペンが赤外線走査ビームを捕捉してか
ら、電子ボード制御部が座標入力ペンの座標情報を出力
するまでの時間が短縮され、瞬時性を確保することがで
きる。
【0016】第1及び第2の赤外線走査ビーム発生手段
から発生される赤外線の波長λ1、座標入力ペンの発光
素子から発生される光の波長λ2を異なる波長とし、λ1
<λ2とするのが好ましい。ここでλ0<λa<λ1<λb
<λ2、λ0 を可視光領域として、座標入力ペンに備え
られる光検出器の前に波長λaよりも長い波長の光のみ
を透過する光学フィルタを装着し、座標入力ペンの発光
素子から発せられる光信号を受光する受光器の前に波長
λbよりも長い波長の光のみを透過する光学フィルタを
装着することで、光源の位置や光の強度の点からもお互
いの信号が混信しないようにすることができる。
【0017】電子ボード制御部は、ペンプレススイッチ
がONになったと判定したとき赤外線走査ビーム発生手
段中の光源を点灯し、ペンプレススイッチのOFF状態
が所定時間以上継続したと判定したとき赤外線走査ビー
ム発生手段中の光源を消灯する制御を行うこと、すなわ
ち、描画(又は、筆書)すべく座標入力ペンをボード面
に置いたときに走査赤外線の発光を開始させ、描画(又
は、筆書)を終えて座標入力ペンが一定時間以上ボード
面から離れたときに走査赤外線の発光を止めるようにす
ることが好ましい。
【0018】電子ボード制御部は、第1の赤外線走査ビ
ーム発生手段による赤外線走査ビーム発生中に座標入力
ペンから光検出信号が発生されたと判定したときに第1
の赤外線走査ビーム発生手段中の光源を消灯して第2の
赤外線走査ビーム発生手段中の光源を点灯し、第2の赤
外線走査ビーム発生手段による赤外線走査ビーム発生中
に座標入力ペンから光検出信号が発生されたと判定した
ときに第2の赤外線走査ビーム発生手段中の光源を消灯
して第1の赤外線走査ビーム発生手段中の光源を点灯す
る制御を行うことが望ましい。このような制御を行うこ
とにより、第1の赤外線走査ビーム発生手段と第2の赤
外線走査ビーム発生手段が固定周期で交互に走査ビーム
を発生する場合に比較して座標入力ペンの座標検出の応
答性を高めることが可能になる。
【0019】本発明の電子ボードシステムは、電子ボー
ド制御部から発生される前記座標入力ペンの座標情報が
入力されるコンピュータと、コンピュータに接続され前
記座標情報で指示された前記ボード上の位置にマークを
表示する表示手段とを更に備えることができる。また、
本発明による座標入力ペンは、ボードの表面に平行に2
個所から交互に回転走査される2本の赤外線走査ビーム
を検出してペンの位置座標を特定し座標入力を行うため
の座標入力ペンにおいて、軸部と、軸部の先端に軸方向
に可動に配置された受光部と、受光部の軸方向の位置に
応じてON/OFF信号を発生するペンプレススイッチ
と、受光部による赤外線走査ビームの検出信号及びペン
プレススイッチのON/OFF信号に識別信号を付加し
てコード化した時系列信号を出力する電子回路と、電子
回路から出力された時系列信号によって光信号を発生す
る発光素子とを備えることを特徴とする。
【0020】受光部は表面が粗面の透明な円錐形状の部
材と、前記部材の内部に散乱された赤外線を検出する受
光素子とを備えることができる。本発明の座標入力ペン
は、更にクリックスイッチを備えることができる。この
とき、電子回路は、受光部からの検出信号、ペンプレス
スイッチのON/OFF信号及びクリックスイッチのO
N/OFF信号に識別信号を付加してコード化した時系
列信号を出力する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明による赤外線検出電
子ボードシステムの構成例を示すブロック図である。図
示した赤外線検出電子ボードシステムは、キャラクタ及
びグラフィック画面を表示するボード(表示板)11、
ボード11の左右上端部に設けられた赤外線走査ビーム
発生部12a,12b、赤外線走査ビーム発生部12
a,12bから図に矢印で示す方向に回転走査される赤
外線走査ビーム18a,18bを検出して位置基準信号
を発生する基準センサ17a,17b、赤外線走査ビー
ム18a,18bを検出して検出信号を光信号19とし
て発生する座標入力ペン13、座標入力ペン13から発
生された光信号19を検出する受光器20、座標入力ペ
ン13の座標位置を決定したり赤外線走査ビーム発生器
12a、12b中の光源を制御する電子ボード制御部1
4、座標入力ペン13の軌跡を表示させるパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCと略称する)15、画面表示用
プロジェクタ16を備える。受光器20は、座標入力ペ
ン13の姿勢や座標入力ペン13の中心軸まわりの回転
具合如何によらず常に有効に座標入力ペン13からの光
信号19を捕捉するためには複数個設けておくことが必
要である。
【0022】赤外線走査ビーム発生部12a,12b
は、例えば図2に略示するように、光源としての赤外線
レーザダイオード25と、一定速度で回転するビーム走
査用のポリゴンミラー26を含む構成とすることができ
る。赤外線走査ビーム発生部12a,12bは、ボード
11の表面を一定の角速度で回転走査する赤外線走査ビ
ーム18a,18bを交互に発生する。すなわち、一方
の赤外線走査ビーム発生部12aから発生された赤外線
走査ビーム18aがボード11の表面を回転走査してい
るとき、他方の赤外線走査ビーム発生部12bは赤外線
走査ビームを発生せず、逆に赤外線走査ビーム発生部1
2bから発生された赤外線走査ビーム18bがボード1
1の表面を回転走査しているとき他方の赤外線走査ビー
ム発生部12aは赤外線走査ビームを発生しない。従っ
て、座標入力ペン13に2本の赤外線走査ビーム18
a,18bが同時に入射することはない。
【0023】座標入力ペン13からは、後述するよう
に、赤外線走査ビーム発生部12a,12bから発生さ
れる赤外線とは波長の異なる光線による光信号19が発
生される。また、ボード11の上部など適当な場所に複
数個配置される受光器20の前面には、赤外線走査ビー
ム18a,18bの波長を通さず光信号19の波長のみ
を通す光学フィルタ21が設けられており、受光器20
は座標入力ペン13から発せられた光信号19のみを検
出する。ボード11は、リアプロジェクタ用スクリー
ン、フロントプロジェクタ用スクリーン、プラズマディ
スプレイ、フラットブラウン管、ディスプレー機能のな
い既存のホワイトボード、黒板等、任意のものとするこ
とができる。
【0024】図3は、信号の流れを説明するための信号
系統図である。図1の左上端部の赤外線走査ビーム発生
部12aから発生される赤外線走査ビーム18aは基準
センサ17a及び座標入力ペン13で検出され、図1の
右上端部の赤外線走査ビーム発生部12bから発生され
る赤外線走査ビーム18bは基準センサ17b及び座標
入力ペン13で検出される。座標入力ペン13は赤外線
走査ビーム18a,18bの検出信号を光信号19に乗
せて送信し、受光器20はそれを検出する。
【0025】基準センサ17a,17bによる検出信号
95a,95b、及び受光器20による検出信号70は
電子ボード制御部14に入力され、それらの信号に基づ
いて座標入力ペン13を見込む図示の角度α、βが求め
られ、ボード11上における座標入力ペン13の位置が
決定される。座標入力ペン13の位置情報はPC15で
処理され、画面表示用プロジェクタ16を介してボード
11上に座標入力ペン13の軌跡が表示される。電子ボ
ード制御部14は更に、基準センサ17a,17b及び
受光器20による検出信号に基づいて赤外線走査ビーム
発生部12a,12bを制御し、左右の赤外線走査ビー
ム18a,18bを交互に発生させるとともに座標入力
ペンによる描画が行われていない時には赤外線走査ビー
ム18a,18bの走査を停止させる。
【0026】図4は、本発明による座標入力ペンの一例
の外観図である。この座標入力ペン13は、先端に赤外
線走査ビーム受光部31を有し、軸部32に複数個の発
光素子33を備える。また、軸部32に第1クリックス
イッチ34と第2クリックスイッチ35を備える。図4
では発光素子33を座標入力ペンの先端に近い位置に図
示してあるが、座標入力ペンの握り部の先端側又は後尾
側(ペン先の反対側)のいずれに設けることも可能であ
る。要は、発光素子33から発生された光信号19が受
光器20に確実に受光されればよいのである。軸部32
に設けた第1クリックスイッチ34と第2クリックスイ
ッチ35を用いることで、パソコン用マウスの左クリッ
ク、右クリック、ダブルクリックと同様の操作を行なう
ことができる。また、これらのスイッチに、パソコン用
キーボードのエンターキーなどの任意のキーの機能を割
り付けることも可能である。
【0027】図5は、座標入力ペン13の内部構造の一
例を示す模式図である。赤外線走査ビーム受光部31
は、ペン軸32の先端部に軸方向に可動にはめ込まれて
いる。赤外線走査ビーム受光部31の背面の中央部に
は、光学フィルタ42を備えるフォトダイオード(光検
出器)41が固定されており、また、背面の一部は軸部
32に固定されたペンプレススイッチ36に接触してい
る。従って、描画のために座標入力ペン13の先端(赤
外線走査ビーム受光部31)をボード11に押しつける
と、ペンプレススイッチ36がONになる。また、描画
が終わって座標入力ペン13をボード11から離すと、
ペンプレススイッチ36がOFFになる。このペンプレ
ススイッチ36のON,OFFによって座標入力ペン1
3が描画状態にあるか否かを判断することができる。そ
の他、ペン軸32内には外部に向かって光線を放出でき
るように配置された複数の発光素子33、フォトダイオ
ード41やペンプレススイッチ36からの信号を処理し
て発光素子33を発光させるための電子回路43、電源
としての電池44が収容されている。
【0028】図6は、赤外線走査ビーム受光部31の詳
細図である。ここに示す赤外線走査ビーム受光部31は
赤外線に透明な材料例えばアクリル等のプラスチックや
ガラス製のほぼ円錐形のブロックからなり、表面は赤外
線走査ビーム18a,18bを赤外線走査ビーム受光部
31内で上方(軸方向)に向けて散乱できるように粗面
とされている。また、円錐の底面に相当する平面37に
は小穴38が設けられ、その小穴38に受光面側を下方
に向けてフォトダイオード41が埋め込まれている。フ
ォトダイオード41の前面には赤外線走査ビーム18
a,18bのみを通し、可視光を遮断する光学フィルタ
42が設けられている。
【0029】座標入力ペン13と交差した赤外線走査ビ
ーム18a(18b)は、座標入力ペン先端部の円錐形
をした赤外線走査ビーム受光部31の表面(粗面)にて
散乱されて、赤外線走査ビーム受光部31の内部を全体
として上方(軸方向)に進行し、フォトダイオード41
で受光される。ここで、フォトダイオード41の受光面
42の前面に赤外線のみを透過し可視光線を遮断するフ
イルタ42を設置したことにより、室内光の状態など座
標入力ペン13を使用している環境の状態に依存せず赤
外線走査ビーム18a,18bを正確に検出することが
可能となる。
【0030】図7は、図4から図6に例示した座標入力
ペン13による赤外線走査ビーム18a,18bの受光
状態を説明する図である。図7(a)はボード11の表
面にひずみがある場合の受光状態を示し、図7(b)は
座標入力ペン13が傾いたときの受光状態を示す。図7
(a)に示すように、赤外線走査ビーム18a(18
b)は、ボード11に対して座標入力ペン13が予め定
められた位置関係にあるとき検知されるように設計され
ている。いま、ボード11が実線で示す本来の位置から
破線11aで示すように変形したとする。この場合、座
標入力ペン13aは、赤外線走査ビーム18a(18
b)の走査面に対して位置ずれを起こすことになるが、
赤外線走査ビーム受光部(矢印の三角形の部分)31を
例えば2cm程度の長さにすることにより、通常生じる
ボードの変形にも十分対応できる。また、図7(b)に
示すように、手書き入力中に座標入力ペン13がボード
11に垂直な状態から13b、13cのように傾いた場
合でも、赤外線走査ビーム受光部(矢印の三角形の部
分)31を例えば2cm程度の長さにすることにより、
座標入力ペン13の傾きが45°程度となっても赤外線
走査ビーム18a(18b)を正常に受光、検出するこ
とができる。
【0031】座標入力ペンを用いた文字や図形の手書き
入力時には、ある程度スクリーン等のボードに歪みや変
形が生じたり、ボードに対して座標入力ペンが傾斜する
ことが避けられない。この点、図4から図6に例示した
座標入力ペン13は赤外線走査ビーム受光部31、すな
わち座標入力ペンの赤外線走査ビーム検知部を軸方向に
長くとることができるため、ボード11の歪みや変形あ
るいは座標入力ペン13の傾き等があっても赤外線走査
ビーム18a,18bを確実に検知でき、座標入力ペン
13の軌跡を正確に再現することができる。
【0032】図8は、座標入力ペンの内部に備えられて
いる電子回路の一例を示す概略図である。座標入力ペン
13のフォトダイオード41による検出信号は波形整形
回路51で波形整形されて、論理和回路58に入力され
る。ペンプレススイッチ36からのON信号は波形整形
回路52で波形整形されてバッファレジスタ56に入力
されるとともに、切り抜き回路57に入力される。
【0033】図9は、切り抜き回路57の機能を説明す
る図である。座標入力ペン13がボード11に押圧され
ると、ペンプレススイッチ36からは図9(a)に示す
ように、ON信号110が出力し続ける。切り抜き回路
57は、ペンプレススイッチ36のON信号110を、
図9(b)に破線111で示すように切り抜く。その結
果、切り抜き回路57からは、図9(c)に示すような
パルス信号112が出力される。
【0034】切り抜き回路57の出力は、論理和回路5
8にて波形整形回路51の出力との論理和がとられる。
論理和回路58の出力はバッファレジスタ56に入力さ
れると共に、シフトレジスタ駆動回路59に入力され
る。シフトレジスタ駆動回路59は、シフトレジスタ6
0の各素子61〜68に格納された信号を時系列信号と
して出力するタイミングを与える回路である。切り抜き
回路57と波形整形回路51の出力を論理加算するの
は、ペンプレス信号が途絶えてから一定期間が経過して
左右の赤外線走査ビーム18a,18bがともに消灯し
ている状態でペンプレスしたときにも、所定の形式の光
信号(図示の例の場合8ビットのコード信号)19が送
信されるようにするためである。
【0035】また、第1クリックスイッチ34のON信
号は波形整形回路53で波形整形され、第2クリックス
イッチ35のON信号は波形整形回路54で波形整形さ
れて、それぞれバッファレジスタ56に入力される。ま
た、認識コード発生器55は、予めセットされている4
ビットの認識コードをバッファレジスタ56に入力す
る。バッファレジスタ56に格納された信号は所定のタ
イミングでシフトレジスタ60の各素子61〜68に移
され、シフトレジスタ60はシフトレジスタ駆動回路5
9からの信号を待って各素子61〜68に格納されてい
る信号を時系列信号として発光素子駆動回路69に送
る。発光素子駆動回路69は発光素子33を駆動して光
信号19を発信する。
【0036】図10は、座標入力ペン13に設けられた
発光素子33から送信される光信号19の一変調例を示
す模式図である。図10の左から右へ時間が推移してい
る。図10(a)は、各符号の相対的タイミングのみを
示す図であり、先頭から、座標入力ペン13のフォトダ
イオード41が赤外線走査ビーム18a(18b)を検
知したことを示すタイミング符号71、ペンプレス符号
72、第1クリックスイッチON符号73、第2クリッ
クスイッチON符号74、コード認識用の第1〜第4符
号75〜78である。コード認識符号75〜78は、雑
音等による誤情報を排除するために付加されている。万
一、何らかの外来信号によってコード信号の前の4符号
(ビット)71〜74が到来しても、連続して予め取り
決められたコード認識符号75〜78、例えば1011
が付いていないと後述するID確認信号が発生せず、到
来した信号は有効に取り込まれない。
【0037】符号71〜78のうちコード認識符号75
〜78は座標入力ペン13に固定の符号であり座標入力
ペン13の使用中不変であるが、他の符号71〜74は
座標入力ペン13の使用状態に応じて変化し、それぞれ
ONのときにはコード認識符号75〜78に先だって図
示したタイミング位置に光パルスが発生し、OFFのと
きにはコード認識符号75〜78に先立つ図示したタイ
ミング位置に光パルスが発生しない。例えば、コード認
識符号が1011であるとして、ペンプレススイッチ3
6がON、第1及び第2クリックスイッチ34,35が
OFFの状態でフォトダイオード41が赤外線走査ビー
ム18aを受光したとする。このとき、座標入力ペン1
3の発光素子33から送信される光信号19は、図10
(b)に示すように、符号71,72,75,77,7
8のみがONとなった光信号である。
【0038】ペンプレス信号は、座標入力ペンを用いた
描画が行われていることを示す信号であり、座標入力ペ
ン13のペン先がボードに押しつけられてペンプレスス
イッチ36がONになったとき発生される。このペンプ
レス信号は、赤外線走査ビーム発生部12a,12bに
備えられているレーザダイオード25の点灯制御に用い
られる。電子ボード制御部14のスイッチを入れたと
き、図2に概略を示す赤外線走査ビーム発生部12a,
12b中のポリゴンミラー26は一定の角速度で回転を
始め、その後、電子ボード制御部14のスイッチを切る
まで一定角速度で回転し続ける。しかし、赤外線レーザ
ダイオード25は、電子ボード制御部14のスイッチを
投入しただけでは点灯せず、実際に座標入力ペン13を
用いた描画が開始されると点灯し、描画動作が終了する
と消灯するように構成されている。
【0039】この描画が行われている間だけ赤外線レー
ザダイオード25を点灯する制御は、ペンプレス信号を
利用することで可能となる。すなわち、電子ボード制御
部14は、ペンプレス信号がONのとき左右の赤外線走
査ビーム発生部12a,12bの赤外線レーザダイオー
ド25を交互に点灯する制御を行い、ペンプレス信号が
OFFのとき赤外線レーザダイオード25を消灯する。
2つの赤外線走査ビーム発生部12a,12bの赤外線
レーザダイオード25を交互に点灯させる順序は固定に
し、左右の赤外線走査ビーム発生部12a,12bの赤
外線レーザダイオード25の点灯制御をペアにして行う
のが好ましい。例えば、ペンプレス信号がONになった
とき、最初に左上端部の赤外線走査ビーム発生部12a
の赤外線レーザダイオード25を点灯し、次に左上端部
の赤外線走査ビーム発生部12aの赤外線レーザダイオ
ード25を消灯したうえで、右上端部の赤外線走査ビー
ム発生部12bの赤外線レーザダイオード25を点灯
し、更にそののち右上端部の赤外線走査ビーム発生部1
2bの赤外線レーザダイオード25を消灯する制御を1
制御単位として制御を行う。
【0040】ペンプレス信号がONのとき、電子ボード
制御部14は左右の赤外線走査ビーム発生部12a,1
2bの赤外線レーザダイオードを交互にON/OFFす
るが、このとき、左上端部の赤外線走査ビーム発生部1
2aの赤外線走査ビーム18aが左基準センサ17aを
通り座標入力ペン13で受光された時点で左上端部の赤
外線走査ビーム発生部12aの赤外線レーザダイオード
を消灯し、直ちに右上端部の赤外線走査ビーム発生部1
2bの赤外線レーザダイオード25を点灯させる。同様
に、赤外線走査ビーム18bが右基準センサ17bを通
り座標入力ペン13で受光された時点で右上端部の赤外
線走査ビーム発生部12bの赤外線レーザダイオードを
消灯し、直ちに左上端部の赤外線走査ビーム発生部12
aの赤外線レーザダイオード25を点灯させるようにす
る。左右の赤外線走査ビーム発生部12a,12bをこ
のように制御することで、座標入力ペン13の座標位置
を時間遅れなく計測することが可能になる。
【0041】なお、座標入力ペン13によって絵を描画
したり文字を書く際には、筆順等の関係で瞬間的にペン
先がボードから離れることが不可避的に生じる。座標入
力ペン13がボード11から離れるとペンプレススイッ
チ36はOFFになるが、この描画中に瞬間的にペンプ
レススイッチ36がOFFになった時にも赤外線走査ビ
ーム18a,18bが消えるようでは座標入力ペン13
の座標検出に抜けが生じてしまい、座標入力ペン13の
軌跡を正確に再現することができない。そのため、電子
ボード制御部14は、座標入力ペン13からのペンプレ
ス信号がOFFになっても直ちに赤外線走査ビーム発生
部12a,12bの赤外線レーザダイオード25を消灯
することなく、ペンプレス信号がOFFの状態が一定の
時間、例えば5秒間継続したときに始めて描画動作が終
了したと判断して左右の赤外線走査ビーム発生部12
a,12bの赤外線レーザダイオード25を消灯する。
【0042】図11は、図10に示すように変調された
光信号19のコードを復調するために電子ボード制御部
14に備えられるコード復調回路の一例を概念的に示し
たブロック図である。変調された光信号19が受光器2
0で受光され、電気信号に変換された検出信号70が8
素子のシフトレジスタ80の素子81〜88を順次通り
抜ける。コードの中で先頭のタイミング信号71のみ
は、シフトレジスタ80に入力すると同時に、レジスタ
93を通じて時間カウンタ94に送られる。時間カウン
タ94は、基準センサ17aが赤外線走査ビーム18a
を検出したとき基準センサ17aから発生される基準タ
イミング信号95a、あるいは基準センサ17bが赤外
線走査ビーム18bを検出したとき基準センサ17bか
ら発生される基準タイミング信号95bによって起動さ
れて時間カウントを開始し、レジスタ93を通して送ら
れたタイミング信号71によって時間カウントが停止さ
れる。時間カウンタ94の時間カウント値は、そのまま
基準点から座標入力ペンまでの暫定角度情報としてレジ
スタ96に送られ、後述するコードのID確認信号92
が発生するまでレジスタ96に保存される。 伝送コー
ドは8素子のシフトレジスタ80の素子81〜88を順
次埋め、同時にバッファレジスタ90に蓄えられる。論
理積回路91には予め取り決めた第1〜第4認識用符号
が回路として組み込まれている。バッファレジスタ90
の最後の4桁(ビット)が予め定められた認識コード7
5〜78に合致すると、論理積回路91からID確認信
号92が送出される。レジスタ96は、このID確認信
号92が入力されると、保持しているカウント値を確立
したペン位置の角度情報として演算回路100に送出す
る。演算回路100では前記時間カウント値からペンの
位置座標を演算し、後述する論理回路102から有効ペ
ンプレス信号103が演算回路100に入力されていれ
ば、その情報を送信回路101に出力する。
【0043】基準センサ17aによる基準タイミング信
号95aによって時間カウントが開始され、信号70に
含まれるタイミング信号71によって時間カウントが停
止された時間カウンタ94の時間カウント値は、図1に
示す角度αに対応する。また、基準センサ17bによる
基準タイミング信号95bによって時間カウントが開始
され、信号70に含まれるタイミング信号71によって
時間カウントが停止された時間カウンタ94の時間カウ
ント値は、図1に示す角度βに対応する。座標入力ペン
13から光信号19に乗せたタイミング符号71を電子
ボード制御部が受け取ったとき、そのタイミング符号
は、直前に光を検出した基準センサからの角度を示す情
報として処理される。
【0044】演算回路100は、角度αと角度βの情報
から、例えばボード11の左上隅を原点とし、x軸を右
方向に、y軸を下方向に正として座標入力ペン13の
(x,y)座標位置を演算する。座標入力ペン13の
(x,y)座標位置は、例えば左右の赤外線走査ビーム
発生部12a,12bの間の距離をaとするとき、次式
で計算される。
【0045】x=atanβ/(tanα+tanβ) y=xtanα
【0046】演算回路100で求められた座標入力ペン
13の(x,y)座標位置の情報は、論理回路102か
らの有効ペンプレス信号103を待って送信回路101
に出力される。論理回路102から有効ペンプレス信号
103が発生されない場合、レジスタ93に取り込まれ
た信号はタイミング符号71以外の信号であり、演算回
路100の出力は座標入力ペン13の(x,y)座標位
置を表すものではないため、送信回路101に出力され
ない。
【0047】なお、左右の赤外線走査ビーム18a,1
8bが発生していない状態で描画を開始すると、前述の
ように、最初はペンプレススイッチ36のON信号によ
ってタイミング符号が擬似的に発生される。この擬似的
なタイミング符号が図11に示すコード復調回路のレジ
スタ93に取り込まれると、基準タイミング信号95
a,95bが発生しておらず時間カウンタ94が計時を
開始していないため、演算回路100では図1の角度α
=0、β=0に対して定義された座標が求められる。し
かし、この座標情報は実際の座標入力ペンの座標に対応
しておらず、無効な情報であるため演算回路100から
送信回路101に出力されない。
【0048】無効な座標情報か否かの判断は、演算回路
100で基準タイミング信号95a(95b)を参照す
ることによって行うことができる。すなわち、基準タイ
ミング信号95a(95b)が出力されていない状態で
演算回路100にレジスタ96から時間カウント値が入
力されたときは、その時間カウント値は無効と判断する
ことができる。また、演算回路100で基準タイミング
信号95a(95b)を参照するようにすると、レジス
タ96から入力された時間カウント値が図1の角度αに
対応するものか、角度βに対応するものか容易に確認す
ることができる。
【0049】演算回路100における無効な座標情報か
否かの判断は、また、求められた座標値によって、ある
いは演算回路100への時系列的な信号入力状態によっ
て行うことができる。座標入力ペン13で描画を行って
いるとき、演算回路100にはレジスタ96から一連の
信号が時間的に連続して入力されるが、この一連の信号
の途中に疑似タイミング信号が含まれることはない。ペ
ンプレススイッチ36のON信号による擬似タイミング
信号が発生するのは、レジスタ96から暫く(電子ボー
ド制御部14が赤外線走査ビーム発生部12a,12b
の赤外線レーザダイオード25を消灯するのに必要なペ
ンプレス信号OFF継続時間より長い時間)信号入力が
無かった後に、時間的に連続した一連の信号入力が開始
されたときである。演算回路100は、レジスタ96か
ら供給される信号の時間間隔を監視し、前回の信号入力
から規定の時間以上の時間間隔をおいて一連の信号入力
があった場合には、その最初の信号は疑似タイミング信
号に基づくものと判断して読み捨てる。
【0050】図11に戻って、レジスタ99に保持され
たコードは、ID確認信号92を待ってペンプレス符号
として論理回路102に出力される。論理回路102
は、バッファレジスタ90の先頭符号とレジスタ99の
出力の論理積により、有効ペンプレス信号103及びペ
ンプレス&タイミング信号104を発生する。有効ペン
プレス信号103は、前述のように演算回路100に入
力され、ペンプレス&タイミング信号104は赤外線源
制御部105に入力される。
【0051】また、レジスタ97,98に保持されたコ
ードもID確認信号92を待って、それぞれ第2クリッ
クスイッチON信号、第1クリックスイッチON信号と
して送信回路101に出力される。送信回路101は、
これらの信号をPC15に送信する。PC15は、ペン
位置情報に基づいてプロジェクタ16により座標入力ペ
ン13の位置あるいは軌跡をボード11上に表示する。
また、第1クリックスイッチON/OFF信号及び第2
クリックスイッチON/OFF信号の状態によって、P
Cにおけるマウス操作での左ダブルクリックや右クリッ
クなどの動作を行う。
【0052】赤外線源制御部105は、ペンプレス&タ
イミング信号104を監視した上で、描画(又は、筆
書)を止めて(即ち、ペンプレススイッチ36がOFF
になって)一定時間(例えば、5秒間)が経過したとき
は、赤外線走査ビーム発生部12a,12bを制御し、
赤外線走査ビーム18a,18bの発生を停止する。一
旦、赤外線ビームの発生を停止した後、再び、ペンプレ
ススイッチ36がONになると切り抜き回路57によっ
て、擬似的に赤外線走査ビーム18a,18bを受光し
たことになりコード信号が成立して光信号19が送出さ
れ、すぐに赤外線走査ビーム18a,18bが発生さ
れ、正常の動作状態に入る。赤外線源制御部105に
は、また基準センサ17a,17bから発生される基準
タイミング信号95a,95bも入力されており、論理
回路102からペンプレス&タイミング信号104が入
力されたとき、その直前に入力された基準タイミング信
号の属する赤外線走査ビーム発生部の赤外線レーザダイ
オードを消灯し、他方の赤外線走査ビーム発生部の赤外
線レーザダイオードを点灯することによって、左右の赤
外線走査ビーム18a,18bを交互に発生する制御を
行う。
【0053】ここで、赤外線源制御部105における赤
外線走査ビーム発生部の赤外線レーザダイオードの点
灯、消灯制御は、赤外線走査ビーム発生部12a,12
bと基準センサ17a,17bの位置関係、赤外線走査
ビーム18a,18bの回転走査方向などを考慮して行
われる。例えば、図1に示した基準センサ17a,17
bの配置と赤外線走査ビーム18a,18bの回転走査
方向の設定の場合、角度αあるいは角度βを求めるに
は、まず基準タイミング信号95a(95b)が出力さ
れ、次に座標入力ペン13から赤外線走査ビーム18a
(18b)の検出タイミング符号が送出される必要があ
る。従って、赤外線源制御部105における赤外線走査
ビーム発生部の赤外線レーザダイオードの点灯、消灯制
御もそれを考慮したものとされる。
【0054】すなわち、赤外線走査ビーム発生部12a
(12b)におけるポリゴンミラー26の回転状態と赤
外線源制御部105からの赤外線レーザダイオード25
に対する点灯指示タイミングによっては、基準センサ1
7a(17b)と座標入力ペン13の中間点から赤外線
走査ビーム18a(18b)が回転走査を開始すること
がある。その場合、電子ボード制御部14に基準センサ
17a(17b)から基準タイミング信号が95a(9
5b)が入力されないうちに、座標入力ペン13からタ
イミング符号71を含む光信号19が送出され、それを
検出した電子ボード制御部14では論理回路102から
ペンプレス&タイミング信号104が発生される。赤外
線源制御部105が、このペンプレス&タイミング信号
104に基づいて赤外線レーザダイオード25の消灯制
御を行ってしまうと座標入力ペン13の座標計算に必要
な角度情報を取得することができない。そこで、赤外線
源制御部105は、基準センサ17a(17b)からの
基準タイミング信号95a(95b)の入力があって、
次にペンプレス&タイミング信号104が入力されたと
きという条件下において、赤外線走査ビーム発生部12
a(12b)の赤外線レーザダイオード25の消灯制御
を行う。
【0055】演算回路100も、一つの基準タイミング
信号95a(95b)に対してレジスタ96から2種類
の時間カウント値が入力されたときは、時間的に後の方
の時間カウント値を真正なカウント値として取り扱う。
演算回路100が基準タイミング信号95a(95b)
を参照している場合には、基準タイミング信号95a
(95b)の入力がない状態で演算回路100にレジス
タ96から時間カウント値が入力されたときは、その時
間カウント値は無効として読み捨てればよい。
【0056】図12は、座標入力ペン13の使用状態に
応じて変化する光信号19のコードを示す説明図であ
る。図12(a)は描画していない状態を示す。このと
き光信号19は発生されない。図12(b)は、座標入
力ペン13をボード11に押しつけて描画を開始した状
態を示す。このとき光信号19には、図8にて説明した
ように、ペンプレススイッチ36がONになったことに
よるペンプレス符号72と、ペンプレススイッチON信
号を切り抜き回路57で切り抜いた信号に基づく疑似タ
イミング符号71が出現する。最後に、コード認識符号
75,77,78が現れる。
【0057】受光器20からこの符号の検出信号が入力
された電子ボード制御部14に備えられるコード復調回
路の赤外線制御部105(図11参照)は、赤外線走査
ビーム発生部12a,12bの一方、例えば右上端部の
赤外線走査ビーム発生部12aの赤外線レーザダイオー
ド25を点灯制御して、赤外線走査ビーム18aを発生
させる。また、演算回路100は、演算された座標入力
ペンの座標情報を無効な情報と判断して読み捨てる。
【0058】図12(c)は、座標入力ペン13が左赤
外線走査ビーム18aを検出した状態を示す。このとき
の光信号19は、赤外線走査ビーム18aを検出したこ
とによるタイミング符号71、ペンプレススイッチ36
がONであることによるペンプレス符号72、及びコー
ド認識符号75,77,78を含む。この光信号の先頭
符号71が受光器20で検出されると、図11に示すコ
ード復調回路では、これに先だって基準センサ17aか
らの信号によってカウントを開始している時間カウンタ
94のカウントが停止され、カウント値がレジスタ96
に移される。その後、検出された全ての符号がシフトレ
ジスタ80からバッファレジスタ90に移され、コード
認識符号が入力された論理積回路91からID確認信号
92が発生されると、レジスタ96の内容は演算回路1
00に移される。また、レジスタ99から論理回路10
2に出力が出され、論理回路102は演算回路100に
有効ペンプレス信号103を出力すると共に、赤外線源
制御部105にペンプレス&タイミング信号104を出
力する。
【0059】赤外線源制御部105では、基準センサ1
7aからの基準タイミング信号95aが入力された後で
ペンプレス&タイミング信号104が入力されたことに
よって左赤外線走査ビーム18aによる角度αの検知が
終了したと判断し、左上端部の赤外線走査ビーム発生部
12aの赤外線レーザダイオードを消灯し、右上端部の
赤外線走査ビーム発生部12bの赤外線レーザダイオー
ドを点灯する制御を行う。これによって左赤外線走査ビ
ーム18aが消滅し、代わって右赤外線走査ビーム18
bが走査を開始して角度βの計測に取り掛かる。
【0060】図12(d)は、座標入力ペン13が右赤
外線走査ビーム18bを検出した状態を示す。この時の
光信号19に含まれる符号は図12(c)と同じである
が、タイミング符号71は右赤外線走査ビーム18bの
検出に基づく点が異なる。この光信号が検出されると、
電子ボード制御部14では、左赤外線走査ビーム18a
の検出の場合と同様にして、基準センサ17bからの基
準タイミング信号95bも用いて角度βを求め、先に求
めた角度αの情報と合わせて座標入力ペン13の座標を
演算する。演算された座標入力ペン13の座標情報は送
信回路101からPC14に送信される。PC15は、
その情報を処理して画面表示用プロジェクタ16を介し
てボード11上の座標入力ペン13による描画位置にペ
ンの軌跡を表示する。
【0061】また、赤外線源制御部105では、基準セ
ンサ17bからの基準タイミング信号95bが入力され
た後でペンプレス&タイミング信号104が入力された
ことによって右赤外線走査ビーム18bによる角度βの
検知が終了したと判断し、右上端部の赤外線走査ビーム
発生部12bの赤外線レーザダイオードを消灯し、左上
端部の赤外線走査ビーム発生部12aの赤外線レーザダ
イオードを点灯する制御を行う。これによって右赤外線
走査ビーム18bが消滅し、代わって左赤外線走査ビー
ム18aが再び走査を開始して角度αの計測に取り掛か
る。
【0062】図12(e)は、座標入力ペン13をボー
ド11に押しつけて描画しながら第1クリックスイッチ
34を操作した状態を示す。この時の光信号19には、
赤外線走査ビームを検知したことによるタイミング符号
71、ペンプレススイッチ36がONであることによる
ペンプレス符号72、第1クリックスイッチON符号7
3、及びコード認識符号75,77,78が含まれる。
この光信号が検出されると、電子ボード制御部14は、
PC15に第1クリックスイッチON情報を送信し、P
Cではその情報に基づく処理を行う。タイミング符号7
1の検出に基づく座標データの演算処理、左右の赤外線
走査ビーム18a,18bの切り換え制御は図12
(c)あるいは(d)の場合と同様である。
【0063】図12(f)は、座標入力ペン13をボー
ド11に押しつけて描画しながら第1クリックスイッチ
35を操作した状態を示す。この時の光信号19には、
赤外線走査ビームを検知したことによるタイミング符号
71ペンプレススイッチ36がONであることによるペ
ンプレス符号72、第2クリックスイッチON符号7
4、及びコード認識符号75,77,78が含まれる。
この光信号が検出されると、電子ボード制御部14は、
PC15に第2クリックスイッチON情報を送信し、P
Cではその情報に基づく処理を行う。タイミング符号7
1の検出に基づく座標データの演算処理、左右の赤外線
走査ビーム18a,18bの切り換え制御は図12
(e)の場合と同様である。
【0064】図12(g)は、描画終了した瞬間に座標
入力ペン13から送出された光信号19を示す図であ
る。座標入力ペン13がボード11から離れてペンプレ
ススイッチ36がOFFになったときに、赤外線走査ビ
ームが検出されたため、光信号19にはペンプレス符号
が含まれず、タイミング符号71とコード認識符号7
5,77,78だけが含まれている。この光信号が検出
されても、図11に示すコード復調回路の論理回路10
2からは有効ペンプレス信号103もペンプレス&タイ
ミング信号104も出力されないため、電子ボード制御
部14は何も行わない。
【0065】図12(h)は、描画終了して座標入力ペ
ン13がボード11上から完全に離れた状態を示す。ペ
ンプレススイッチ36がOFFであり、フォトダイオー
ド41からも出力がないため、図8に示す電子回路のシ
フトレジスタ駆動回路59は出力を発生せず、光信号1
9も送出されない。このような状態が予め定められた一
定時間(例えば5秒)継続すると、図11に示すコード
復調回路の赤外線源制御部105は、ボード11の表面
を回転走査している赤外線走査ビームの光源である赤外
線レーザダイオード25を消灯制御し、待機状態に移
る。
【0066】なお、以上では赤外線ビーム受光部31の
背面に光検出器(フォトダイオード)42を配置したタ
イプの座標入力ペン13について説明したが、赤外線ビ
ーム受光部31の先端に光検出器を有するタイプの座標
入力ペンを用いてもよい。また、赤外線走査ビーム18
a,18bと光信号19の混信を避けるための方法とし
て、両者の波長を異ならせると共に受光器20と座標入
力ペン13の光検出器41に透過波長域の異なる光学フ
ィルタを組み合わせるて必要な光線を選択的に検出する
例について説明したが、赤外線走査ビーム18a,18
bと光信号19を異なる周波数で高周波変調した同じ波
長の光線とし、変調周波数(搬送周波数)の違いによっ
て両者を選択的に検出するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
座標入力ペンに装備した複数のスイッチの信号や赤外線
走査ビームの検出タイミング信号などを、接続線を用い
ることなく電子ボード制御部に伝達することができる。
また、座標入力ペンの座標特定のための赤外線走査ビー
ムを描画時のみ発生するようにして電子ボードの安全性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による赤外線検出電子ボードシステムの
構成例を示すブロック図。
【図2】赤外線走査ビーム発生部の構成例を示す図。
【図3】信号の流れを説明するための信号系統図。
【図4】座標入力ペンの構成例を示す模式図。
【図5】座標入力ペンの内部構造の一例を示す模式図。
【図6】赤外線走査ビーム受光部の詳細図。
【図7】座標入力ペンによる赤外線走査ビームの受光状
態を説明する図。
【図8】座標入力ペンの内部に備えられている電子回路
の一例を示す概略図。
【図9】切り抜き回路の機能を説明する図。
【図10】発光素子から送信される光信号の変調例を示
す模式図。
【図11】電子ボード制御部に備えられるコード復調回
路の一例を概念的に示したブロック図。
【図12】座標入力ペンの使用状態に応じて変化する光
信号のコードを示す説明図。
【符号の説明】
11…ボード(表示板)、12a,12b…赤外線走査
ビーム発生部、13…座標入力ペン、14…電子ボード
制御部、15…パーソナルコンピュータ、16…画面表
示用プロジェクタ、17a,17b…基準センサ、18
a,18b…赤外線走査ビーム、19…光信号、20…
受光器、21…光学フィルタ、25…赤外線レーザダイ
オード、26…ポリゴンミラー、31…赤外線走査ビー
ム受光部、32…軸部、33…発光素子、34…第1ク
リックスイッチ、35…第2クリックスイッチ、36…
ペンプレススイッチ、38…小穴、41…フォトダイオ
ード(光検出器)、42…光学フィルタ、43…電子回
路、44…電池、51〜54…波形整形回路、55…認
識コード発生器、56…バッファレジスタ、57…切り
抜き回路、58…論理和回路、59…シフトレジスタ駆
動回路、60…シフトレジスタ、61〜68…シフトレ
ジスタの素子、69…発光素子駆動回路、70…入力信
号、71…タイミング符号、72…ペンプレス符号、7
3…第1クリックスイッチON符号、74…第2クリッ
クスイッチON符号、75〜78…コード認識符号、8
0…シフトレジスタ、81〜88…シフトレジスタの素
子、90…バッファレジスタ、91…論理積回路、92
…ID確認信号、93…レジスタ、94…時間カウン
タ、95a,95b…基準タイミング信号、96…レジ
スタ、97…レジスタ、98…レジスタ、99…レジス
タ、100…演算回路、101…送信回路、102…論
理積回路、103…有効ペンプレス信号、104…ペン
プレス&タイミング信号、105…赤外線源制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新海 良一 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 竹内 一郎 埼玉県所沢市久米1344−8 (72)発明者 塚本 勇次 東京都東久留米市八幡町1−9−28−B− 1404 (72)発明者 並木 純 東京都東村山市栄町3−1−28 東都久米 川マンション205 Fターム(参考) 5B087 AA02 AE02 BC03 BC12 BC17 BC19 BC26 BC32 DG02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を交互に回転走査する赤外線走査ビ
    ームを発生する第1及び第2の赤外線走査ビーム発生手
    段を備えるボードと、 前記赤外線走査ビームを検出するための光検出器、先端
    が前記ボードに対して押されたことを検出するペンプレ
    ススイッチ、前記光検出器の検出信号及び前記ペンプレ
    ススイッチのON/OFF信号に基づいて時系列信号を
    出力する電子回路、及び前記電子回路から出力された時
    系列信号により光信号を発生する発光素子を備える座標
    入力ペンと、 前記座標入力ペンの発光素子から発生された光信号を検
    出するために前記座標入力ペンから離れた位置に配置さ
    れた受光器と、 前記受光器の出力に基づいて前記座標入力ペンの座標を
    求める電子ボード制御部とを備えることを特徴とする電
    子ボードシステム。
  2. 【請求項2】 表面を交互に回転走査する赤外線走査ビ
    ームを発生する第1及び第2の赤外線走査ビーム発生手
    段と、前記第1の赤外線走査ビーム発生手段によって発
    生された赤外線走査ビームを検出して第1の基準信号を
    発生する第1の基準センサと、前記第2の赤外線走査ビ
    ーム発生手段によって発生された赤外線走査ビームを検
    出して第2の基準信号を発生する第2の基準センサとを
    備えるボードと、 前記赤外線走査ビームを検出するための光検出器、先端
    が前記ボードに対して押されたことを検出するペンプレ
    ススイッチ、前記光検出器の検出信号及び前記ペンプレ
    ススイッチのON/OFF信号に基づいて時系列信号を
    出力する電子回路、及び前記電子回路から出力された時
    系列信号が入力されて光信号を発生する発光素子を含む
    座標入力ペンと、 前記座標入力ペンの発光素子から発生された光信号を検
    出するために前記座標入力ペンから離れた位置に配置さ
    れた受光器と、 前記第1及び第2の基準センサ並びに前記受光器の出力
    に基づいて前記座標入力ペンの位置座標を決定する電子
    ボード制御部とを備えることを特徴とする電子ボードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子ボードシステ
    ムにおいて、前記座標入力ペンはクリックスイッチを有
    し、前記電子回路は前記光検出器の検出信号、前記ペン
    プレススイッチのON/OFF信号及びクリックスイッ
    チのON/OFF信号に基づいて時系列信号を出力する
    ことを特徴とする電子ボードシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の電子ボードシ
    ステムにおいて、前記座標入力ペンの電子回路は、前記
    光検出器の検出信号及び前記スイッチのON/OFF信
    号に認識符号を付加してコード化した時系列信号を出力
    することを特徴とする電子ボードシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子ボードシステムにお
    いて、前記電子ボード制御部は、前記座標入力ペンの光
    検出器の検出信号に基づく符号を受けると直ちに前記座
    標入力ペンの座標を演算し、前記認識符号を確認した後
    で前記演算された座標を追認することを特徴とする電子
    ボードシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の電子
    ボードシステムにおいて、前記第1及び第2の赤外線走
    査ビーム発生手段から発生される赤外線の波長と前記座
    標入力ペンの発光素子から発生される光の波長が異なる
    ことを特徴とする電子ボードシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の電子
    ボードシステムにおいて、前記電子ボード制御部は、前
    記ペンプレススイッチがONになったと判定したとき前
    記赤外線走査ビーム発生手段中の光源を点灯し、前記ペ
    ンプレススイッチのOFF状態が所定時間以上継続した
    と判定したとき前記赤外線走査ビーム発生手段中の光源
    を消灯する制御を行うことを特徴とする電子ボードシス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の電子
    ボードシステムにおいて、前記電子ボード制御部は、前
    記第1の赤外線走査ビーム発生手段による赤外線走査ビ
    ーム発生中に前記座標入力ペンから光検出信号が発生さ
    れたと判定したときに前記第1の赤外線走査ビーム発生
    手段中の光源を消灯して前記第2の赤外線走査ビーム発
    生手段中の光源を点灯し、前記第2の赤外線走査ビーム
    発生手段による赤外線走査ビーム発生中に前記座標入力
    ペンから光検出信号が発生されたと判定したときに前記
    第2の赤外線走査ビーム発生手段中の光源を消灯して前
    記第1の赤外線走査ビーム発生手段中の光源を点灯する
    制御を行うことを特徴とする電子ボードシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項記載の電子
    ボードシステムにおいて、前記電子ボード制御部から発
    生される前記座標入力ペンの座標情報が入力されるコン
    ピュータと、前記コンピュータに接続され前記座標情報
    で指示された前記ボード上の位置にマークを表示する表
    示手段とを更に備えることを特徴とする電子ボードシス
    テム。
  10. 【請求項10】 ボードの表面に平行に2個所から交互
    に回転走査される2本の赤外線走査ビームを検出してペ
    ンの位置座標を特定し座標入力を行うための座標入力ペ
    ンにおいて、軸部と、前記軸部の先端に軸方向に可動に
    配置された受光部と、前記受光部の軸方向の位置に応じ
    てON/OFF信号を発生するペンプレススイッチと、
    前記受光部による前記赤外線走査ビームの検出信号及び
    前記ペンプレススイッチのON/OFF信号に識別信号
    を付加してコード化した時系列信号を出力する電子回路
    と、前記電子回路から出力された時系列信号によって光
    信号を発生する発光素子とを備えることを特徴とする座
    標入力ペン。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の座標入力ペンにおい
    て、前記受光部は表面が粗面の透明な円錐形状の部材
    と、前記部材の内部に散乱された赤外線を検出する受光
    素子とを備えることを特徴とする座標入力ペン。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の座標入力ペ
    ンにおいて、更にクリックスイッチを備え、前記電子回
    路は、前記受光部からの検出信号、前記ペンプレススイ
    ッチのON/OFF信号及び前記クリックスイッチのO
    N/OFF信号に識別信号を付加してコード化した時系
    列信号を出力することを特徴とする座標入力ペン。
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