JP2001051474A - トナーカートリッジ収容体 - Google Patents

トナーカートリッジ収容体

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JP2001051474A
JP2001051474A JP2000219157A JP2000219157A JP2001051474A JP 2001051474 A JP2001051474 A JP 2001051474A JP 2000219157 A JP2000219157 A JP 2000219157A JP 2000219157 A JP2000219157 A JP 2000219157A JP 2001051474 A JP2001051474 A JP 2001051474A
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color
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JP2000219157A
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Hiroshi Terada
浩 寺田
Hajime Yamamoto
肇 山本
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像記録装置において、露光用の
レーザ光を像形成ユニット群内部に取り入れるのに無駄
な容積を使わず像形成ユニット群を小型する。 【解決手段】 像形成ユニット1Bk、1C、1M、1
Yを略円周方向に、且つ、露光用のレーザ光を内部に導
入する空間を確保する間隔で相互に隣接させて配置す
る。このようにすることで、露光用のレーザ光を像形成
ユニット群内部に取り入れるのに無駄な容積を使わず像
形成ユニット群を小型にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファックス等に応用できるカラー
画像記録装置に用いて好適なトナーカートリッジ収容
体。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真でカラー画像を形成する
ためには、イエロ、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナ
ー像を転写材上で重ね合わせてカラー像を形成する方法
がとられている。このカラー像の形成方法としては、ひ
とつの感光体上に順次各色のトナー像を形成し、転写ド
ラムに巻き付けた転写材を回転させて繰り返しこの感光
体に対向させ、そこで順次形成される各色のトナー像を
重ねて転写していく転写ドラム方式と、複数の像形成部
を並べて配置しベルトなどで搬送される転写材にそれぞ
れの像形成部の位置を通過させて順次各色のトナー像を
転写して重ねていく連続重ね方式が一般的である。
【0003】前者の転写ドラム方式を用いたものに、特
開平1−252982号公報に示されているカラー画像
記録装置の例がある。
【0004】図4はこの従来例の全体構成の概要を示す
ものであり、以下この構成と動作を簡単に説明する。図
4において、101は感光体でこれに対向して帯電器1
02と、現像部103と、転写ドラム104、クリーナ
105が設けられている。現像部103は、イエロ色の
トナー像をつくるためのY現像器106、マゼンタ色の
ためのM現像器107、シアン色のためのC現像器10
8、黒色のためのK現像器109とで構成され、全体が
回転して各々の現像器が順次感光体101に対向して現
像可能の状態にできるようになっている。
【0005】転写ドラム104と感光体は動作中は対向
しながらそれぞれ矢印方向に一定速度で回転している。
【0006】まず、動作が開始すると感光体101が矢
印方向に回転するとともに、その表面が帯電器102に
よって一様に帯電される。
【0007】その後感光体表面は、1色目のイエロの像
を形成するための信号で変調されたレーザビーム110
を照射されて、潜像が形成される。さらにこの潜像は最
初に感光体に対向しているイエロの現像器106に現像
されて、イエロのトナー像が形成される。形成されたイ
エロのトナー像が転写ドラム104に対向する位置にく
る時までに、すでに転写ドラム104の外周には給紙部
111から送られた転写材としての1枚の用紙が先端を
爪部112でつかまれて巻き付けられており、その用紙
の所定の位置に感光体上のイエロのトナー像が対向して
出会うようにタイミングがとられてトナー像は形成され
る。
【0008】感光体上のイエロのトナー像が転写帯電器
113の作用により用紙に転写された後、感光体表面は
クリーナ105により清掃されて、次の色の像形成の準
備がなされる。続いてマゼンタ、シアン、黒のトナー像
も同様に形成されるが、そのとき現像部103は色に応
じてもちいる各現像器を感光体に対向させて現像可能の
状態にする。転写ドラムの径は最長の用紙が巻き付けら
れかつ各色の像間で現像器の交換が間に合うように充分
の大きさを持っている。
【0009】各色の像形成のためのレーザビーム110
の照射は、回転につれて感光体上の各色のトナー像と転
写ドラム上の用紙に既に転写されたトナー像とが位置的
に合致されて対向するようにタイミングがとられて行な
われる。この様にして4色のトナー像が転写ドラム10
4上で用紙に重ねて転写されて、用紙上にカラー像が形
成される。全ての色のトナー像が転写された後、用紙は
剥離爪114により転写ドラム104から剥されて、搬
送部115を経て定着器116により上のトナー像が定
着され、装置外へ排出される。以上が従来例の構成と動
作の簡単な説明である。
【0010】一方連続転写方式を用いたカラー画像記録
装置の例としては特開平1−250970号公報等があ
る。この例では4色の像形成のためにそれぞれが感光
体、光走査手段などを含んだ4つの像形成ステーション
が並んでいて、ベルトに搬送された用紙がそれぞれの感
光体の下部を通過してトナー像が重ね合わされていく。
【0011】さらにまた、転写材上に異なる色のトナー
像を重ねてカラー像を形成する他の方法として、感光体
上に順次形成される各色トナー像を中間転写材上にいっ
たん重ねて、これを最後に一括して転写材に移す方法が
特開平2−183276号公報等で開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来例の
うち転写ドラム方式では、異なる色のトナー像の位置を
合わせて重ねるために転写ドラムを用いている。この転
写ドラムを感光体に対して同速度で回転させさらに像の
先端のタイミングを合わせることによって、カラー像を
形成する場合の各色のトナー像の相互の位置を合致させ
ている。しかしながら上記のような構成においては、転
写ドラムに用紙を巻き付ける必要があるため、転写ドラ
ムの径が一定の大きさ以上必要であり、かつその構造が
非常に複雑なため、装置が大がかりなものとなってい
た。
【0013】また葉書や厚紙など腰の強い用紙は、転写
ドラムに巻き付けることができないため使用不可能であ
った。
【0014】一方連続転写方式は、色数に対応した像形
成位置を有しており、そこに用紙を次々と通過させれば
よいため転写ドラムが不要であるが、この場合には感光
体上に潜像を形成するためのレーザ光学系などの潜像形
成手段が色の数に対応して必要でありこの部分で構造が
非常に複雑で高価になる。さらにまた、像形成位置が複
数箇所あるため、各色の像形成部の相対的な位置関係が
色ズレに大きく影響してくる。特に潜像形成手段による
潜像の各色間の位置合わせは正確に行う必要があり、特
開平1−250970号公報の例にも示されているよう
に、潜像形成手段である像露光系の相当の工夫と複雑な
構成が必要であるという問題点があった。
【0015】さらに、中間転写材を用いる特開平2−1
83276号公報に開示されている例では、各色現像部
によってひとつの感光体上に各色のトナー像を形成でき
るようにするために、感光体の形状が大きくなり、例え
ばベルト状の感光体が必要になったりする。かつ各色の
現像器や、感光体のメンテナンスも困難であるという問
題があった。例えば各現像器は、メンテナンス時に感光
体との間で画像調整や位置調整が必要であったり、感光
体を交換するときも同様であったりする。
【0016】本発明の目的は上記問題点に鑑み、複雑な
転写ドラムが不要で、像露光系の位置合わせのための複
雑な構成も不要な、小型でシンプルな構成で色同士の位
置合わせが正確におこなえる、なおかつ感光体や現像器
を含むトナー像形成部の構成が簡単で小型化になりかつ
メンテナンス性の良い、優れたカラー画像記録装置に使
用するトナーカートリッジ収容体を提供するものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーカートリ
ッジ収容体は、少なくともトナー収容部を有する複数の
トナーカートリッジを略円周方向に、且つ、露光用のレ
ーザ光を内部に導入する空間を確保する間隔で相互に隣
接させて配置する構造を有する。この構造によれば、複
数のトナーカートリッジを略円周方向に並べて配置し、
しかもこの間隔が、露光用のレーザ光を内部に導入でき
る大きさであるため、露光用のレーザ光をカートリッジ
群内部に取り入れるのに無駄な容積を使わずカートリッ
ジ群を小型にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のトナーカートリッジ収容
体は、次のようなカラー画像記録装置に用いて好適であ
る。 (1)各々が少なくとも回動する静電像担持体とそれぞ
れ色の異なるトナーを有する現像手段とを備えていて、
前記静電像担持体上にそれぞれ異なった色のトナー像を
形成できる、複数の移動可能な像形成ユニット(トナー
カートリッジに対応)と、単一の転写位置で前記静電像
担持体上のトナー像を転写材に転写する転写手段と、前
記転写位置に対応づけられた単一の露光位置で像露光を
行う露光手段と、前記複数の像形成ユニットのそれぞれ
を、前記露光位置に対応しかつ前記転写位置に対応する
像形成位置に順次位置せしめるため前記像形成ユニット
群全体を回転移動させる移動手段とを有し、前記像形成
位置と異なる位置にある像形成ユニットを、単独で装置
外に引き出し可能な構成とした、転写材上に異なる色の
トナー像を、位置を合わせて重ねて転写し、カラー像形
成を行うカラー画像記録装置。 (2)各々が少なくとも回動する静電像担持体とそれぞ
れ色の異なるトナーを有する現像手段と、前記静電像担
持体上のトナーを清掃する清掃手段を備えていて、前記
静電像担持体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成
できる、複数の移動可能な像形成ユニットと、単一の転
写位置で前記静電像担持体上のトナー像を転写材に転写
する転写手段と、前記転写位置に対応づけられた単一の
露光位置で像露光を行う露光手段と、前記複数の像形成
ユニットのそれぞれを、前記露光位置に対応しかつ前記
転写位置に対応する像形成位置に順次位置せしめるため
前記像形成ユニット群全体を回転移動させる移動手段と
を有し、かつ、前記像形成位置は、前記像形成ユニット
の前記現像手段を静電像担持体に対し上側に位置せし
め、前記清掃手段を静電像担持体に対し下側に位置せし
める像形成位置である、転写材上に異なる色のトナー像
を、位置を合わせて重ねて転写し、カラー像形成を行う
カラー画像記録装置。
【0019】(3)各々が少なくとも回動する静電像担
持体とそれぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とを
備えていて、前記静電像担持体上にそれぞれ異なった色
のトナー像を形成できる、複数の移動可能な像形成ユニ
ットと、単一の転写位置で前記静電像担持体上のトナー
像を転写材に転写する転写手段と、前記転写位置に対応
づけられた単一の露光位置で像露光を行う露光手段と、
前記複数の像形成ユニットのそれぞれを、前記露光位置
に対応しかつ前記転写位置に対応する像形成位置に順次
位置せしめるため前記像形成ユニット群全体を回転移動
させる移動手段とを有し、かつ、前記像形成ユニット
は、前記回転移動の中心軸に対し直角な断面内でほぼ扇
型の形状をなした、転写材上に異なる色のトナー像を、
位置を合わせて重ねて転写し、カラー像形成を行うカラ
ー画像記録装置。
【0020】上記の構成によって、複雑な構成の転写ド
ラムを用いないためシンプルであり、かつ露光及び転写
を含めた各色の像形成がすべて同一の像形成位置で行わ
れるため、簡単な構成で正確な色同士の位置合わせが行
える。また各色毎に現像手段と感光体をセットで構成で
きるため、あらかじめ調整済みの像形成ユニットのみを
外部から交換することができる等のメンテナンス性も優
れたものとなる。
【0021】また像形成ユニットは、像形成時には現像
手段が上側で清掃手段が下側になった位置にあるため、
現像手段内や清掃手段内に現像剤の送り機構や撹拌機構
等が不必要でユニットの構成がシンプルで小型となるも
のである。
【0022】さらにまた、像形成ユニットが扇型である
ため、信号光をユニット群内部に取り入れるのに無駄な
容積を使わずユニット群を小型にできる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例のカラー画像記録装
置について図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本実施例のカラー画像記録装置の全
体構成図である。まず、ほぼ中央に黒、シアン、マゼン
タ、イエロの各色用の4組の扇型をした像形成ユニット
(トナーカートリッジに対応)1Bk、1C、1M、1
Yが像形成ユニット群を構成し、図のように円環状に配
置されている。 各像形成ユニットは、中にいれる現像
剤をのぞきそれぞれ同じ構成部材よりなっているので、
説明を簡略化するため黒用の像形成ユニットについて説
明し、他の色については省略する。なお、各色用につい
て、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の区別を
つける必要がある場合は、符号に各色を示す文字を付
す。図2に黒用像形成ユニット1Bkを詳細に示す。
【0025】図2において、9はフタロシアニンをポリ
カーボネート系バインダ樹脂に分散した有機感光体、1
0は感光体9と同軸で固定された回転しない磁石、11
は感光体をマイナスに帯電する帯電ローラ、13はレー
ザビームによる信号光、14は現像剤ホッパーである。
【0026】現像剤ホッパー14内には、表面をシリコ
ーン樹脂でコートした粒径50μmのフェライトキャリ
ヤ24Bkとトナー25Bkを混合した2成分現像剤2
6Bkをいれ、磁力により感光体9表面に付着させた。
用いるトナーはポエステル樹脂に顔料を分散して、さら
に添加剤を加えたものである。
【0027】17はアルミニウム製の回転可能な回収電
極ローラ、16はその内部に同軸で固定された回転しな
い磁石、18は回収電極ローラに電圧を印加する交流高
圧電源、19は回収電極ローラ上のトナーをかきおとす
ポリエステルフィルム製のスクレーパである。感光体9
の直径は30mmで、周速60mm/sで矢印方向に回転さ
せ、回収電極ローラ17は直径16mmで、周速60mm
/sで矢印方向に回転させた。
【0028】27は転写後の感光体表面に残ったトナー
を清掃するクリーナである。以上のように構成された像
形成ユニットについて、以下図2を用いてその動作を説
明する。感光体9を帯電ローラ11で、−500Vに帯
電させた。この感光体9にレーザビームによる信号光1
3を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体の露光
電位は−100Vであった。
【0029】この感光体9表面上に、2成分現像剤26
Bkを現像剤ホッパー14内で磁力により付着させた。
次に感光体9表面を回収電極ローラ17の前を通過させ
た。感光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ17
には交流高圧電源18により、0Vの直流電圧を重畳し
た750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の
交流電圧(周波数1kHz)を印加した。その後、−5
00Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体9表面の
通過時には、電極ローラ17には交流高圧電源18によ
り、−350Vの直流電圧を重畳した750V0-p(ピ
ーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数
1.5kHz)を印加した。すると、感光体9上のキャ
リヤと帯電部分に付着したトナーは電極ローラ17に回
収され、感光体9上には画像部にのみネガポジ反転した
トナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ17
に付着したキャリヤとトナーは、スクレーパ19によっ
てかきとり、再び現像剤ホッパー14内に戻し次の像形
成に用いた。
【0030】こうして感光体9上には黒色のトナー像が
得られる。なお、図2の像形成ユニットは、黒用の像形
成ユニットであるとともに、像形成位置にある像形成ユ
ニットの上下位置をも示している。図で現像剤26Bk
を収納した現像剤ホッパー14は上側に、クリーナ27
は下側に位置しているため、現像剤ホッパー内部やクリ
ーナ内部で、現像剤やトナーを移動させるための送り機
構や撹拌機構を設けなくても、スムースに現像やクリー
ニングを行うことができる。すなわち現像剤ホッパー内
では自重で現像剤が感光体9上に供給され、クリーナ内
ではブレードにかきおとされたトナーが自重でクリーナ
底部に落下して感光体から離れる。
【0031】黒色以外の他の現像器1C、1M、1Yに
ついても同様の構成を有し、動作が行われる。
【0032】再び、図1を用いて、プリンタ部の構成を
説明する。円環状に配置されている像形成ユニット1B
k、1C、1M、1Yは支持体(図示せず)に支持され
ており、全体として、移動手段である制御回路29に制
御された移動モータ30に駆動され、円筒状の固定され
て回転しない軸31の周りに矢印方向に回転移動可能に
なっている。各像形成ユニットは、順次、後述の中間転
写ベルト32を支持する第1転写ローラ33に対向した
像形成位置50に移動され、位置決めされる。像形成位
置50は信号光13による露光位置でもある。
【0033】3はレーザ露光装置で、プリンタ部に入力
された信号で変調されたレーザビームによる信号光13
を発生するが、これは図1の像形成ユニット1Bkと1
Yの扇型の間に構成された光路を通って、軸31の一部
に開けられた透明の窓4を通して軸31内部に固定され
たミラー5に入射し、反射されて像形成位置50にある
像形成ユニットの感光体9に照射され潜像を形成する。
図1の状態では黒用の像形成ユニット1Bkに作用す
る。
【0034】ここでミラー5までの光路は両隣の扇型の
像形成ユニットの壁面に沿っているため、像形成ユニッ
ト群の占有面積として無駄になっている部分はほとんど
無い。また、ミラーは5は像形成ユニット群の中央部に
設けられているため、固定されたただひとつのミラーで
構成することができ、シンプルでかつ位置合わせ等に対
して信頼性が高い構成となる。
【0035】32は中間転写ベルトで、厚さ100μm
のエンドレスベルト状の半導電性のウレタンを基材とし
たフィルムよりなり、周囲に低抵抗処理をしたウレタン
フォームを成形した第1転写ローラ33およびステンレ
ス性のローラ34に巻回し、矢印方向に移動可能になっ
ている。ここで、中間転写ベルト32は、その周長がA
4用紙の長手方向の長さより若干長く設定している。第
1転写ローラ33は、中間転写ベルト32を介して像形
成位置のユニット1Bkの感光体9に軽く圧接されてい
る。ローラ34には、中間転写ベルト32を介して上記
の第1転写ローラ33と同様の構成の第2転写ローラ3
5が、従動回転可能に軽く圧接している。
【0036】中間転写ベルト32と第2転写ローラ35
の圧接されたニップ部には、給紙部36aおよび36b
から用紙が送られてくるように用紙搬送路が形成されて
いる。
【0037】40は、中間転写ベルトを清掃するベルト
クリーナを含むベルトクリーナ部である。
【0038】44は転写後の用紙上のトナー像を定着す
る定着器、45は定着後の用紙を排出する排出ローラで
ある。以上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明で
ある。
【0039】次に、この装置のカラー像形成時の動作を
説明する。まず最初は、各像形成ユニットは図1に示す
ような位置にあり、かつ黒用の像形成ユニット1Bkは
像形成位置50で位置決めされている。これはまた第1
転写ローラ33に対向している。レーザ露光装置3によ
り黒の信号光が像形成ユニット1Bkに入力され、黒ト
ナーによる像形成が行われる。この時像形成ユニット1
Bkの像形成の速度(感光体の周速に等しい)と中間転
写ベルトの移動速度は同一になるように設定されてお
り、像形成されるとともに同時に第1転写ローラ33の
作用で、黒トナー像が中間転写ベルトに転写されてい
く。黒のトナー像がすべて転写し終わった直後に、像形
成ユニット群1Bk、1C、1M、1Yは全体が移動モ
ータ30に駆動されて一体的に図1の矢印方向に回転移
動し、ちょうど90度回転して像形成ユニット1Cが像
形成位置50に達した位置で止まり、像形成ユニット1
Cが位置決めされる。この移動の間は、像形成ユニット
の感光体以外の現像剤ホッパー14(図2参照)の部分
は感光体先端の回転円弧より内側に位置しているので、
中間転写ベルトが像形成ユニットに接触することはな
い。
【0040】像形成ユニット1Cが像形成位置50に到
着後、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装置
が像形成ユニット1Cに信号光を入力しシアンのトナー
像の形成と転写が行われる。このとき中間転写ベルトが
一回転してきて、前に転写された黒のトナー像に次のシ
アンのトナー像が位置的に合致するようにシアンの信号
光の書き込みのタイミングが制御される。この間、第2
転写ローラ35とベルトクリーナ部40は中間転写ベル
トから少し離されており、その上のトナー像には何も作
用しないようになっている。
【0041】以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い中間転写ベルト上には4色のトナー像が位
置的に合致して重ね合わされカラー像が形成される。最
後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像はタイミ
ングを合わせて給紙部36aもしくは36bから送られ
てくる用紙に、第2転写ローラ35の作用で一括転写さ
れる。用紙に転写されたトナー像は定着器44により定
着される。用紙はその後排出ローラ45を経て装置外に
排出される。中間転写ベルト上に残った転写残りのトナ
ーは、ベルトクリーナ部40の作用で清掃され次の像形
成に備える。
【0042】次に単色モード時の動作を説明する。単色
モード時は、まず所定の色の像形成ユニットが像形成位
置に移動され位置決めされる。次に前と同様にして所定
の色の像形成および中間転写ベルトへの転写を行い、今
度は転写後そのまま続けて、次の第2転写ローラにより
給紙部から送られてくる用紙に転写をしていく。
【0043】次にこの装置の、メンテナンスに関する説
明をする。特定の色の現像剤が消費されてなくなったり
して、メンテナンスをする場合を想定する。まず、作業
者からの指令(図示しないスイッチによる)により制御
回路29に制御された移動モータ30の作用により、像
形成ユニット群が回転され、注目の色の像形成ユニット
を上部位置(図1の像形成ユニット1Cの位置)に移動
する。そして図3に示すように、作業者は装置本体上部
に位置したカバー46をあけて、そこから注目の像形成
ユニットのみを装置外に取り出す。次に、あらかじめ像
形成ユニットとして調整済みの新しいその色の像形成ユ
ニットを装着する。
【0044】したがって装着後は、なんらの調整をする
ことなく像形成が開始できる。また交換すべき像形成ユ
ニットは、像形成位置とは異なる上部位置で交換できる
ため、転写部等の関連部材に邪魔されることなく、かつ
位置決めもされていないので、容易に装置外に取り出す
ことが可能でメンテナンス性が優れたものとなる。
【0045】以上が実施例の構成と動作の説明である。
本発明は上記した構成によって、複雑な構成の転写ドラ
ムを用いずに各色の像形成がすべて同一の像形成位置で
行われるため、シンプルな構成で正確な色同士の位置合
わせが行え、かつ像形成ユニットは各色ごとにそれぞれ
独立してひとつの像形成ユニットとして完結しているた
め構成が単純で、また各色毎に簡単にこれを交換するこ
とができる等のメンテナンス性も優れたものとなる。
【0046】また本構成では、感光体を含む各像形成ユ
ニットが単独で外部で調整できるため、例えば工場出荷
時に既に調整されたユニットを、現場で無調整で容易に
交換することが可能である。
【0047】さらにまた本構成では、カラー像を連続で
形成するときも、各々の感光体は他の色を形成している
間は毎回休止しているため、静電疲労がなく安定した画
像が得られる。
【0048】なお以上の実施例では、像形成ユニットに
用いる現像法として特定のものを用いたが、他の現像法
を用いた構造の像形成ユニットの場合でも、本発明の本
質と作用効果は変わることがない。以上のように本実施
例のカラー画像記録装置は、複雑な構成の転写ドラムを
用いないためシンプルな構成であり、かつ各色の像形成
がすべて同一の像形成位置で行われるため、簡単な構成
で正確な色同士の位置合わせが行える。かつ像形成ユニ
ットは各色ごとにそれぞれ独立してひとつの像形成ユニ
ット1Bk、1C、1M、1Yとして完結しているため
構成が単純で、また各色毎にあらかじめ調整された像形
成ユニットを簡単に交換することができる等のメンテナ
ンス性も優れたものとなる。また像形成ユニット1B
k、1C、1M、1Yは、像形成時には現像剤ホッパー
14が上側でクリーナ27が下側になった位置にあるた
め、現像剤ホッパー14内やクリーナ27内に現像剤の
送り機構や撹拌機構等が不必要でユニットの構成がシン
プルで小型となるものである。さらにまた、像形成ユニ
ット1Bk、1C、1M、1Yが扇型であるため、信号
光をユニット群内部に取り入れるのに無駄な容積を使わ
ずユニット群を小型にできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のトナーカートリッジ(実施例では像形成ユニッ
ト)を略円周方向に並べて配置し、しかもこの間隔が、
露光用のレーザ光を内部に導入できる大きさであるた
め、露光用のレーザ光をトナーカートリッジ群内部に取
り入れるのに無駄な容積を使わずカートリッジ群を小型
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラー画像記録装置の
構成図
【図2】本発明の実施例におけるカラー画像記録装置に
用いられる像形成ユニットの構成図
【図3】像形成ユニットの交換を説明する図
【図4】従来のカラー画像記録装置の構成図
【符号の説明】
1Bk、1C、1M、1Y 像形成ユニット 3 レーザ露光装置 5 ミラー 9 感光体 13 信号光 32 中間転写ベルト 33 第1転写ローラ 35 第2転写ローラ 50 像形成位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともトナー収容部を有する複数の
    トナーカートリッジを略円周方向に、且つ、露光用のレ
    ーザ光を内部に導入する空間を確保する間隔で相互に隣
    接させて配置する構造を有することを特徴とするトナー
    カートリッジ収容体。
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