JP2001050813A - 受光センサ - Google Patents

受光センサ

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JP2001050813A
JP2001050813A JP11226472A JP22647299A JP2001050813A JP 2001050813 A JP2001050813 A JP 2001050813A JP 11226472 A JP11226472 A JP 11226472A JP 22647299 A JP22647299 A JP 22647299A JP 2001050813 A JP2001050813 A JP 2001050813A
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wavelength
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Hiroshi Iwasako
洋志 祝迫
Etsuro Shimizu
悦朗 清水
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短波長領域などの特定波長領域の微弱な信号
をノイズの影響を受けることなく安定して測定可能な受
光センサを提供する。 【解決手段】 離散的に1次元状に配列したフォトダイ
オード3a〜3eに対して、右端のフォトダイオード3
eを除いたフォトダイオード3a〜3dの光入射面に、
透過波長領域が短波長側から長波長側へ順次異なるフィ
ルタ素子6a〜6dを配置し、フォトダイオード3eに
はフォトダイオード3aと同じ特性のフィルタ素子6a
を配置して、受光センサユニット1a〜1eを形成し、
受光センサユニット1aと1eとを電気的に接続して受
光センサを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分光光度計など
に適用される受光センサ、特に多波長測定の可能な受光
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図7を用いて、従来の受光セ
ンサについて説明する。図5は、特開平7−98251
号公報に開示されている受光センサの断面を示す図で、
この公報開示の従来の受光センサ101 は、セラミックケ
ース102 内に複数のフォトダイオード103 が離散的に並
ぶように形成されたフォトダイオードアレイ104 が実装
されている。フォトダイオードアレイ104 の光入射面に
は、単色光に応じた光透過特性を有するフィルタ、すな
わち透過波長領域が単色光の分散する方向に沿って順次
異なるフィルタ素子106a,106b,106c,106d,106eが、それ
ぞれ対応するフォトダイオード上に位置するように、紫
外領域から赤外領域まで透過する透明樹脂などで接着さ
れている。ここで、フィルタ素子106aが紫から紫外の短
波長光を、フィルタ素子106eが赤から赤外の長波長光
を、フィルタ素子106b,106c,106dがその間の段階的に異
なる波長の光を透過するようになっている。すなわち、
フォトダイオードアレイ104 には、フィルタ106 により
単色光の分散方向に沿って短波長側から長波長側へ順次
段階的に波長の異なる光が入射するようになっている。
【0003】そして、フィルタ106 の光入射面前方に
は、透明保護部材としての保護ガラス107 がセラミック
ケース102 に透明樹脂などで接着され、該セラミックケ
ース102 内には不活性ガスが気密封止されている。ま
た、各フォトダイオード103 の出力は、それぞれ対応す
る出力ピン105 から取り出すように構成されている。
【0004】図6は、この種の従来の受光センサを分光
光度計に適用した状態を示す図で、図7は便宜上、光路
を一直線上に示した断面図である。図6及び図7におい
て、図5に示した受光センサ101 と対応する部分には同
一符号を付して示している。図6及び図7に示すよう
に、例えば試料液中を透過する光の種々の波長での吸光
度を測定する場合、レンズ112 を介して光源ランプ111
から照射され、試料液中113 を透過した光は、スリット
114 を介して分散素子115 ,例えば回折格子などで各単
色光に分光される。これら各単色光が分散している方向
に上記構成の受光センサ101 を配置して、単色光、すな
わち波長毎の強度、すなわち吸光度を検出するようにな
っている。
【0005】なお、試料液中を透過した光は、分散素子
115 により1次光、2次光、3次光、・・・・・と順次
光量を弱めながら各単色光に分光されるが、従来の分光
光度計では1次光のみを測定に用いている。したがって
受光センサとしては、1次光のみの短波長から長波長に
かけての全波長域をカバーできればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受光センサで高精度の測定を行おうとすると、次のよう
な問題が生じる。第1に、分光された単色光の単位面積
当たりの光量は波長によって異なり、特に短波長(紫か
ら紫外)側の単色光は、他の波長の単色光に比べて光量
が小さいのが普通である。ところが、本受光素子を使用
した測定は、短波長から長波長まで、極短い時間での測
定が要求される。そこで、短波長領域の電気的な増幅度
を、長波長の増幅度に比較して、大きくとることによっ
て、短波長の単色光測定を行っていた。ところが、元々
微小な信号を、増幅度を上げることで測定するために、
ノイズの影響を受けやすいという問題があった。更に、
短波長領域に代表されるように波長毎の単位面積当たり
の光量は一定ではないため、波長毎の出力信号にばらつ
きがあり、均一な出力信号を得るのが難しいという問題
もあった。
【0007】第2に、光源ランプの経年変化を考えたと
き、初期において光量が不規則に変化する時期を経て、
その後光量が安定な期間に入る。しかし、その後は時間
の経過と共に光量が徐々に落ちていくことが自明であ
る。加えて、その光量の変化の態様は波長毎に異なる。
したがって、受光素子に入力される光量も波長毎に変化
する。
【0008】ところで、より精密な測定をしたいとき、
ダイナミックレンジを小さくせざるを得ないことがあ
る。しかし、前述したように光量の変化により、このダ
イナミックレンジをオーバーすることがある。
【0009】本発明は、従来の受光センサにおける上記
問題点を解消するためになされたもので、各波長での高
精度の吸光度測定が可能な受光センサを提供することを
目的とする。請求項毎の目的を述べると、請求項1に係
る発明は、短波長領域などの特定波長領域の微弱な信号
をノイズの影響を受けることなく安定して測定可能な受
光センサを提供することを目的とする。請求項2に係る
発明は、請求項1に係る受光センサにおいて短波長領域
の信号を安定して測定できる具体的な構成を提供するこ
とを目的とする。請求項3に係る発明は、光量の変化に
対してもダイナミックレンジを損なうことなく、精密な
測定可能な受光センサを提供することを目的とする。請
求項4に係る発明は、ばらつきをなくすと共に均一な信
号を出力させて、安定した高精度の吸光度測定可能な受
光センサを提供することを目的とする。請求項5に係る
発明は、請求項3又は4に係る受光センサにおいて高精
度の測定が可能な具体的な構成を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、単色光が分散する方向に離
散的に1次元状に配列された複数の受光素子と、該受光
素子の光入射面に近接ないし接触するように前記単色光
が分散する方向に沿って光透過特性が異なるように配列
されたフィルタとを少なくとも備えた受光センサにおい
て、特定波長測定用受光素子を複数個設け、該複数個の
受光素子を電気的に接続して構成したことを特徴とする
ものである。また請求項2に係る発明は、請求項1に係
る受光センサにおいて、前記特定波長は、紫から紫外領
域の短波長であることを特徴とするものである。
【0011】このような構成とすることにより、特定波
長領域、例えば単位面積当たりの光量が他の波長に比べ
て微弱な紫から紫外領域の波長に対しても、ノイズの影
響を受けることなく、安定した吸光度の測定が可能とな
る。
【0012】請求項3に係る発明は、単色光が分散する
方向に離散的に1次元状に配列された複数の受光素子
と、該受光素子の光入射面に近接ないし接触するように
前記単色光が分散する方向に沿って光透過特性が異なる
ように配列されたフィルタとを少なくとも備えた受光セ
ンサにおいて、前記受光素子自体を複数に分割し、該分
割された受光素子毎の感度を異ならせるように構成した
ことを特徴とするものである。
【0013】このような構成により、例えば光源ランプ
の経年変化などにより光量が変化しても、ダイナミック
レンジを損なうことなく、吸光度の精密な測定が可能と
なる。
【0014】請求項4に係る発明は、単色光が分散する
方向に離散的に1次元状に配列された複数の受光素子
と、該受光素子の光入射面に近接ないし接触するように
前記単色光が分散する方向に沿って光透過特性が異なる
ように配列されたフィルタとを少なくとも備えた受光セ
ンサにおいて、前記受光素子毎の感度を測定波長に対応
させて異ならせるように構成したことを特徴とするもの
である。
【0015】このような構成により、ばらつきを抑えて
均一な信号を出力させて、安定した高精度な吸光度測定
が可能となる。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項3又は4に
係る受光センサにおいて、前記受光素子の感度は、受光
素子の大きさを変えることにより異ならせるように構成
したことを特徴とするものである。これにより、請求項
3又は4に係る安定した高精度の吸光度測定が可能な受
光センサの具体的な構成を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の実施の形態において、受光素子と
その入射面上のフィルタからなる受光センサの基本的な
構造は従来技術と同様であり、その構成が異なるもので
ある。
【0018】〔第1の発明の実施の形態〕まず、第1の
発明の実施の形態について説明する。図1及び図2は、
本発明に係る受光センサの第1の実施の形態を示す平面
模式図及び断面図である。本実施の形態は、従来の受光
センサの構成に加えて、新たな受光センサユニットを付
加することにより、分散素子により分光された単色光の
うち、1次光のみならず2次光、それも2次光の特定波
長分の測定も同時に行えるようにするものである。な
お、分光光度計の構成は従来例と同様である。
【0019】本発明に係る受光センサ1は、セラミック
ケース2内に実装された複数の受光素子、ここではフォ
トダイオード3a,3b,3c,3d,3eが離散的に
1次元状に配列されたフォトダイオードアレイ4と、該
フォトダイオードアレイ4の光入射面に接着されたフィ
ルタ素子6a〜6dからなるフィルタ6とで構成されて
いる。ここでフォトダイオード3a,3b,3c,3
d,3eは全て同一のものである。右端のフォトダイオ
ード3eを除くフォトダイオードアレイ4の光入射面に
は、近接ないし接触するように単色光に応じた光透過特
性を有するフィルタ、すなわち透過波長領域が単色光の
分散する方向に沿って順次異なるフィルタ素子6a,6
b,6c,6dが、それぞれ対応するフォトダイオード
上に接着され、左端から受光センサユニット1a,1
b,1c,1dが形成されている。ここでフィルタ素子
6aが短波長(紫から紫外)側、フィルタ素子6dが長
波長(赤から赤外)側の光透過特性をもつものとする。
したがって、受光素子(フォトダイオード)3aには紫
から紫外領域の短波長光が、フォトダイオード3dには
赤から赤外領域の長波長光が、フォトダイオード3b及
び3cにはその間の段階的に異なる波長光が入射するこ
とになる。すなわち、受光センサユニット1aは単色光
のうち短波長光測定用、1dは長波長光測定用、1b及
び1cはその間の波長光測定用となる。
【0020】フォトダイオードアレイ4の右端のフォト
ダイオード3eの光入射面には、フォトダイオード3a
と同様にフィルタ素子6aが装着され、受光センサユニ
ット1eが形成される。ここでフィルタ素子6aは短波
長側のみに光透過特性を有するものであるから、右端の
受光素子(フォトダイオード)3eには紫から紫外領域
の短波長のみが入射することになる。したがって、受光
センサユニット1eは、受光センサユニット1aと同一
の機能を有し、単色光のうち短波長光測定用となる。そ
して、同一の波長光測定用の受光センサユニット1aと
1eとを電気的に接続している。
【0021】なお、各フォトダイオードの出力は、図示
はしないが従来例と同様に、それぞれ対応する出力ピン
から取り出すようにする。また、フィルタの光入射面前
方には透明保護部材としての保護ガラス7が、セラミッ
クケース2に透明樹脂などで接着されている。
【0022】次に、このように構成されている受光セン
サの動作原理を簡単に説明する。受光センサ1におい
て、受光センサユニット1aから1dを1次光の測定
用、受光センサユニット1eを2次光の測定用とする。
ここで、2次光は1次光と比べても光量的にはほとんど
遜色がないため、2次光のみでも十分な出力が得られ
る。受光センサユニット1aと1eはいずれも短波長光
測定用であり、電気的に接続されているため、短波長光
に関しては、1次光と2次光との和が出力されることに
なる。一方、短波長以外の光は1次光のみの出力とな
る。
【0023】本実施の形態に係る受光センサを分光光度
計に適用した場合には、従来通りに分光された単色光の
吸光度が測定できると共に、他の波長に比べて微弱な信
号の短波長領域の吸光度もノイズの影響を受けることな
く、安定して測定可能となる。
【0024】また本実施の形態では、2次光の短波長成
分のみを新たに設けた受光センサユニットにより測定
し、1次光との和を出力するようにしたものを示した
が、短波長成分のみならず、必要に応じて2次光の他の
波長成分を測定するように構成してもよい。また、2次
光のみならず、3次光以降の単色光の測定を行ってもよ
い。
【0025】〔第2の発明の実施の形態〕次に、第2の
発明の実施の形態について説明する。図3は、第2の実
施の形態に係る受光センサ11を示す平面模式図である。
この実施の形態は、受光センサを構成する受光素子の形
状、構成を変えることで、分光光度計の光源ランプの光
量の経年変化等による被測定光の長期的変動が発生して
も、測定のレンジをオーバーすることなく、測定を行え
るようにしたものである。
【0026】本実施の形態に係る受光センサは、フォト
ダイオードの形状及び構成が異なるのみで、受光センサ
の基本的な構成及び構造は、第1の実施の形態と同様で
ある。したがって、ここではフォトダイオードの形状及
び構成に関してのみ説明することとする。
【0027】図3において、同一波長光測定用のフォト
ダイオード13a,13b,13c,13d,13eは、それぞれ
複数の分割されたフォトダイオード素子から構成されて
いる。フォトダイオード13aに注目すると、大きさの異
なる3つの分割されたフォトダイオード素子13a1,13
a2,13a3から構成され、面積的には分割フォトダイ
オード素子13a1と13a3が同一で、分割フォトダイオ
ード素子13a2は前者に比べて十分大きく形成されてい
る。
【0028】このようにフォトダイオード13aを構成す
る分割されたフォトダイオード素子13a1,13a2,13
a3には、同一波長をもつ単色光が入力されるが、入射
光量はほぼ各分割フォトダイオード素子の面積に比例す
る。なお、フォトダイオード13b,13c,13d,13eも
同様に分割されたフォトダイオード素子13b1,13b
2,13b3,13c1,・・・・・13e3により構成され
る。
【0029】なお、各分割フォトダイオード素子の出力
は従来例と同様に、それぞれ出力ピンから取り出され、
フォトダイオード13aであれば、分割フォトダイオード
素子13a1,13a2,13a3の3つの電気信号が出力さ
れる。
【0030】次に、この実施の形態の動作原理を簡単に
説明する。今、被測定光の単色光の光量が光源ランプの
経年変化により徐々に少なくなっていく場合、光源ラン
プの使用状態が初期であれば、分割フォトダイオード素
子13a2の出力をフォトダイオード13aの出力として使
用し、分割フォトダイオード素子13a1,13a3の出力
は使用しない。徐々に光量が落ちてきて、低出力信号が
測定レンジから逸脱する可能性が出てきた場合、分割フ
ォトダイオード素子13a1,13a2の出力を加算した信
号を、フォトダイオード13aの出力として使用する。更
に光量が落ちた場合には、分割フォトダイオード素子13
a1,13a2,13a3の3つの出力を加算した信号を、
フォトダイオード13aの信号として使用する。なお、フ
ォトダイオード13b,13c,13d,13eも同様な方法に
より使用する。
【0031】以上のように、本実施の形態に係る受光セ
ンサを分光光度計に適用した場合には、従来、光源ラン
プの出力低下により測定レンジをオーバーし、測定不可
能になっていたものが、測定レンジをオーバーすること
なく測定可能となる。
【0032】なお、被測定光の単色光の光量の変化は、
使用する光源ランプの違いや波長の違いによって様々で
ある。例えば、初期から一定時間までは徐々に光量が増
加し、その後光量が減少していく場合や、初期から終期
まで、ごくわずかではあるが、光量が徐々に増加してい
く場合などがある。このような場合には、分割されたフ
ォトダイオード素子13a1,13a2,13a3の使用方法
を光量の変化に合わせて選択することで対応が可能であ
る。
【0033】また、本実施の形態では、同一波長光測定
用フォトダイオードを3つのフォトダイオード素子に分
割し、面積的にも2種類のフォトダイオード素子を用い
たものを示したが、これに限定されるものでなく、必要
に応じて分割方法、分割数あるいは面積なども自由に設
定可能である。
【0034】〔第3の発明の実施の形態〕次に、第3の
発明の実施の形態について説明する。図4は、本実施の
形態に係る受光センサ21を示す平面模式図である。本実
施の形態は、受光素子の形状を変えることにより、測定
波長による光量のばらつきをなくすと共に均一な信号を
出力させて、安定した高精度な吸光度測定を行えるよう
にしたものである。
【0035】この実施の形態に係る受光センサは、フォ
トダイオードの形状及び構成が異なるのみで、受光セン
サの基本的な構成及び構造は第1及び第2の実施の形態
と同様である。したがって、ここではフォトダイオード
の形状及び構造に関してのみ説明することとする。
【0036】図4において、段階的に異なる波長光が入
射する受光素子、ここではフォトダイオード23a,23
b,23c,23d,23eが離散的に1次元状に配列されて
いる。そして、フォトダイオード23a,23b,23c,23
d,23eは短波長側に位置しているフォトダイオード23
aの面積が一番大きく、長波長側にいくにしたがって、
面積が小さくなり、すなわちフォトダイオード23eの面
積が一番小さいように構成されている。
【0037】このような構成によれば、波長毎に光量の
異なる単色光を測定しようとする場合(特に本実施の形
態では短波長側の光量が長波長側に比較して少ない)で
も、ばらつきを抑えて均一な信号を出力させて、安定し
た高精度な吸光度測定が可能となる。
【0038】本実施の形態におけるフォトダイオードの
構成の他に、波長毎にフォトダイオードの形状、大き
さ、すなわち感度を自由に設定できることは言うまでも
ない。
【0039】なお、上記第1から第3の実施の形態で
は、受光素子としてフォトダイオードを用いたものを示
したが、これに限定されるものでなく、同様な機能を有
する受光素子であれば何でもかまわない。また、上記各
実施の形態ではいずれも単独での形態を示したが、上記
各実施の形態を組み合わせて構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、短波長領域等の特定波長領域の微
弱な信号をノイズの影響をうけることなく安定して測定
可能な受光センサを提供することができる。また、光量
の変化に対してもダイナミックレンジを損なうことな
く、精密な測定が可能な受光センサを提供することがで
きる。また、ばらつきをなくすと共に均一な信号を出力
させて、安定した高精度の吸光度測定の可能な受光セン
サを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受光センサの第1の実施の形態を
示す平面模式図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態に係る受光セン
サの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す平面模式図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す平面模式図で
ある。
【図5】従来の受光センサを示す断面図である。
【図6】図5に示した受光センサを分光光度計に適用し
た態様を示す図である。
【図7】図6に示した分光光度計の光路を一直線上に示
した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 受光センサ 2 セラミックケース 3a,3b,3c,3d,3e フォトダイオード 4 フォトダイオードアレイ 6 フィルタ 6a,6b,6c,6d フィルタ素子 7 保護ガラス 11 受光センサ 13a,13b,13c,13d,13e フォトダイオード 13a1,13a2,・・・・・13e3 分割フォトダイオ
ード素子 21 受光センサ 23a,23b,23c,23d,23e フォトダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単色光が分散する方向に離散的に1次元
    状に配列された複数の受光素子と、該受光素子の光入射
    面に近接ないし接触するように前記単色光が分散する方
    向に沿って光透過特性が異なるように配列されたフィル
    タとを少なくとも備えた受光センサにおいて、特定波長
    測定用受光素子を複数個設け、該複数個の受光素子を電
    気的に接続して構成したことを特徴とする受光センサ。
  2. 【請求項2】 前記特定波長は、紫から紫外領域の短波
    長であることを特徴とする請求項1に係る受光センサ。
  3. 【請求項3】 単色光が分散する方向に離散的に1次元
    状に配列された複数の受光素子と、該受光素子の光入射
    面に近接ないし接触するように前記単色光が分散する方
    向に沿って光透過特性が異なるように配列されたフィル
    タとを少なくとも備えた受光センサにおいて、前記受光
    素子自体を複数に分割し、該分割された受光素子毎の感
    度を異ならせるように構成したことを特徴とする受光セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 単色光が分散する方向に離散的に1次元
    状に配列された複数の受光素子と、該受光素子の光入射
    面に近接ないし接触するように前記単色光が分散する方
    向に沿って光透過特性が異なるように配列されたフィル
    タとを少なくとも備えた受光センサにおいて、前記受光
    素子毎の感度を測定波長に対応させて異ならせるように
    構成したことを特徴とする受光センサ。
  5. 【請求項5】 前記受光素子の感度は、受光素子の大き
    さを変えることにより異ならせるように構成したことを
    特徴とする請求項3又は4に係る受光センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003014648A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Toshiba Corp 発光検出装置
JP2003046188A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Nec Corp 波長安定化レーザモジュール及びレーザ光の波長安定化方法

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