JP2001047518A - 立体物の製造方法および立体物製造装置 - Google Patents

立体物の製造方法および立体物製造装置

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JP2001047518A
JP2001047518A JP2000130686A JP2000130686A JP2001047518A JP 2001047518 A JP2001047518 A JP 2001047518A JP 2000130686 A JP2000130686 A JP 2000130686A JP 2000130686 A JP2000130686 A JP 2000130686A JP 2001047518 A JP2001047518 A JP 2001047518A
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nozzle
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Atsushi Takabe
篤 高部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パーソナルコンピュータを利用し、簡単にかつ
低コストで模型等の立体物を作製可能とする。 【解決手段】情報処理装置から制御指令が与えられる
と、立体物製造装置は、この制御指令により与えられる
移動経路にそって、ノズル5と形成台3とを相対的に移
動させながら、この制御指令により与えられるタイミン
グで、溶融した臘6等が付着した粒状物7をノズル5か
ら形成台3に向けて吐出させる。このときノズル5から
順次吐出された粒状物7は、その表面の臘6等によっ
て、形成台3上の臘付き粒状物6,7の表面に付着し、
適当な冷却時間経過後にそこに固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体地図等のジオ
ラマ、模型、臘型の製造に適した、立体物の自動製造技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】模型、臘型、ジオラマ等の立体モデル
は、通常、木、石膏等で作製された型にプラスチック成
形材料等を流し込み、それを硬化させることによって形
成されたり、NC旋盤等による切削加工によって形成さ
れることが多い。また、最近では、エポキシ樹脂を膜状
にして、レーザ照射して積み上げる加工方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のいずれの技術の実施にも、相当な労力を費やされる
上、NC旋盤、レーザ照射装置等、大がかりで高価な加
工機も必要となる。さらに、上記従来の技術は、いずれ
も、それに携わる作業者に高度な熟練を必要とするもの
である。
【0004】そこで、本発明は、単純な構成の製造装置
で実施することができる、立体物の製造方法を提供する
ことを第一の目的とする。また、立体物を簡単に製造す
ることができ、しかも、装置構成が単純な立体物製造装
置を提供することを第二の目的とする。そして、これら
の課題の達成により、パーソナルコンピュータを利用
し、簡単にかつ低コストで模型等の立体物を作製可能と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、立体物を自動的に製造する、立体物の製
造方法であって、接着力を有する粒状物、または、接着
力を有する塗膜が付着した粒状物を1以上のノズルから
形成台に向けて放出させながら、前記形成台と前記1以
上のノズルとを相対的に移動させることにより、前記粒
状物群で前記立体物の断層パターンを前記形成台上に形
成するステップ、および、前記形成台と前記1以上のノ
ズルとを相対的に移動させながら、当該1以上のノズル
から接着剤を形成台に向けて放出させ、当該接着剤の付
着領域に付着するように当該1以上のノズルから粒状物
を放出させるステップ、のうちのいずれか一方のステッ
プを、前記断層パターンの積層により前記立体物が形成
されるまで繰り返すことを特徴とする、立体物の製造方
法を提供する。
【0006】また、本発明は、この、立体物の製造方法
の実施に適した装置として、立体物を自動的に製造する
立体物製造装置であって、前記立体物が形成される形成
台と、1以上のノズルと、外部からの制御指令に応じ
て、前記形成台と前記1以上のノズルとを相対的に移動
させる移動手段とを備え、前記1以上のノズルは、接着
力を有する粒状物、および、接着力を有する塗膜が付着
した粒状物のうちの何れか一方を、外部からの制御指令
に応じて前記形成台に向けて放出する、または、外部か
らの制御指令に応じ、前記形成台に接着剤を向けて放出
するとともに、当該接着剤の付着領域に付着するように
粒状物を前記形成台に向けて放出する、ことを特徴とす
る立体物製造装置を提供する。
【0007】ここで、接着力を有する粒状物、または、
接着力を有する塗膜が付着した粒状物は、ノズルから放
出されたときに、他のものに接着し得る粒状のものであ
れば足り、ノズル内部における貯蔵状態がどのようであ
るかは問わない。
【0008】また、接着力を有する粒状物は、立体物を
構成するときに固体であれば足り、ノズルから放出され
たときに、液状であるか、固体であるかも問わない。
【0009】なお、以上において、本発明を特定するた
めに必要な事項として挙げた構成要件は、可能な限りの
組合せの自由度を有し、その組合せのいずれもが発明を
構成するものとする。その組合せの具体例を本発明の実
施形態として以下に説明するが、以下に示す実施形態
は、あくまでも一例であって、そこで示した発明特定事
項の一部を適宜に削除した形態を、本発明の実施の形態
から排除することを意味するものではない。
【0010】また、以下において具体的に示された各構
成要件は、いずれも、機能において同一とされる上位概
念に含まれる下位概念の1つに過ぎないものであるた
め、機能において同一の他の構成によって代替すること
ができる。したがって、いずれも、それと同一の機能を
有する手段として包括的に表現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係るの実施の一形態について説明する。
【0012】本実施の形態に係る立体物製造装置は、主
として、立体形成物の模型や、臘型や、立体地図等のジ
オラマを自動的に形成するものであり、図1に示すよう
に、基台2と、該基台2の上に移動可能に積層させた立
体物1を上面に形成する形成台3と、該形成台3の上方
に備えたノズル機構4b、該ノズル機構4bに備えた単
数又は複数のノズル5と、少なくとも表面が貼着状態に
ある溶融物質又は粒状物7をノズル5の先端から送出さ
せる送出手段、前記形成台3およびノズル機構4bのう
ちのいずれか一方を移動させる横方向移動手段8と縦方
向移動手段9と高さ方向移動手段10とを備え、横方向
と縦方向と高さ方向との三次元情報を入力したコンピュ
ータに入力された三次元情報に基づいて横方向移動手段
8と縦方向移動手段9と高さ方向移動手段10によって
形成台3とノズル5との相対位置を最初の設定位置に位
置させると共に前記三次元情報に基づいた相対位置を順
次移動させながら、ノズル5の先端から、少なくとも表
面が貼着状態にある溶融物質又は粒状物7を送出させる
ものである。
【0013】即ち、本発明の立体物1の形成装置の実施
例は、図1に示すように、基台2と、該基台2の上に移
動可能に積層させた上面に立体物1を形成するための形
成台3と、該形成台3の上方に配設されたノズル機構4
bとからなるものである。
【0014】そして、前記基台2の四角には棒螺子10
3a,103bをそれぞれ回動可能に貫通させて立設さ
せており、四角の棒螺子の内、それぞれ前後方向の一対
の棒螺子の上方には板状のノズル機構台104a,10
4bをそれぞれ回動可能に貫通させており、更に、それ
ぞれのノズル機構台104a,104bには後述する横
方向移動手段8を付設すると共に、後述するノズル機構
4bが搭載されたヘッド4をスライド自在とするスライ
ド杵84を横設しているものである。
【0015】つまり、ヘッド4には、スライド杵84が
スライド自在に貫通しており、ノズル機構4bは、ヘッ
ド上部に後述する溶融物質又は粒状物7の基材を投入す
るホッパ4aを備え、ホッパ4aと連通させて単数又は
複数のノズル5をヘッド下部に備えている。そして、該
ノズル5には後述する送出手段を備えている。
【0016】そして、溶融物質又は粒状物7は金属、合
成樹脂、臘等であり、少なくとも表面が溶離状態又は接
着剤塗布状態等の貼着状態にあるもので、図4に示すも
のは、溶融物質又は粒状物7がノズル機構4bのノズル
5から送出されており、表面が貼着状態にあるため順次
貼着され立体物1を形成するものである。
【0017】更に、実施例の図3(a)に示したものは、
ノズル5に充填させた粒状物7であり、ノズル5の先端
辺には送出手段とする接着剤供給管52を接続させ、接
着剤6を電熱器53で加熱するもので、図3(b)に示し
たものは、電熱器53で加熱することにより接着剤6を
液化させ粒状物7の表面に塗布され、図3(c)に示すよ
うに、粒状物7はノズル5の先端より送出させるもの
で、表面は貼着状態となっており、送出された粒状物7
は順次貼着されるものである。
【0018】次いで、次実施例の図10(a)に示したも
のは、ノズル5の上方に出没自在としたストッパー54
を設け、該ストッパー54の上方に粒状物7を充填さ
せ、ノズル5の先端辺をやや長めの管状部として、管状
部に粒状物7を通過させる際に加熱する電熱器53aを
設けているものであり、図10(b)に示すように、スト
ッパー54を操作して管状部に粒状物7を一粒ずつ通過
させ電熱器53aで加熱することにより表面を貼着状態
として、図10(c)に示すように、粒状物7はノズル5
の先端より送出され、送出後は周辺雰囲気の温度により
低温と成り凝固して順次貼着されるものである。
【0019】更には、他の実施例の図11(a)に示した
ものは、ノズル5に充填させた溶融物質7であり、ノズ
ル5の先端辺に電熱器53を設け、図11(b)に示すよ
うに、溶融物質7を電熱器53で加熱することにより液
化させ、図11(c)に示すように、一定量ずつ切れてノ
ズル5の先端より送出するもので、図11(d)に示すよ
うに、溶融物質7は表面張力により滴下状態で送出され
ると共に、溶融物質7の表面は液化され貼着状態と成っ
ているもので、送出された溶融物質7は周辺雰囲気の温
度により低温と成り凝固して順次貼着されるものであ
る。
【0020】尚、ノズル5の先端より送出された一定量
の溶融物質又は粒状物7は周辺雰囲気によって順次貼着
させるものであるが、貼着を促進させるために空冷、水
溶液、薬品等の吹き付けることも可能である。
【0021】そして、横方向移動手段8は、図1に示す
ように、ノズル機構台104a,104bに横方向駆動
モータ82を付設して、該横方向駆動モータ82の駆動
軸とプーリー81,85、ベルト83等を介装してノズ
ル機構4bに接続させ、横方向駆動モータ82を駆動さ
せることによってノズル機構4bはスライド杵84に沿
って横方向、つまり、図1における左右方向に移動する
ものである。
【0022】縦方向移動手段9は、前記基台2に縦方向
駆動モータ92を内装し、該縦方向駆動モータ92の駆
動軸とプーリー93,94、ベルト91等を介装して形
成台3に接続させ、縦方向駆動モータ92を駆動させる
ことによって形成台3を縦方向、つまり、図1における
前後方向に移動させるものである。
【0023】そして、高さ方向移動手段10は、前記基
台2に高さ方向駆動モータ101を内装し、該高さ方向
駆動モータ101の駆動軸とギア等を介装して接続させ
た棒螺子103a,103bを回動させるものであり、
棒螺子103a,103bを回動させることによって、
棒螺子103a,103bを回動可能に貫通させたノズ
ル機構台104a,104bが高さ方向、つまり、図1
における上下方向に移動するものである。
【0024】前記横方向移動手段8、縦方向移動手投
9、及び、高さ方向移動手段10は実施例では駆動源と
して電動モータ82、92、101を用いているもので
あるが、エア、オイルシリンダー等で移動させるように
したものでも構わないものであり、又、形成台3側又は
ノズル機構4b側のいずれに設けても良く、形成台3と
ノズル5との相対位置が設定できるものなら構わないも
のである。
【0025】更に、コンピュータ(図示しない)は横方向
と縦方向と高さ方向との三次元情報を入力しており、横
方向移動手段8と縦方向移動手段9と高さ方向移動手段
10とに情報を出力し、形成台3とノズル5との相対位
置を最初の設定位置に位置させると共に、ノズル5から
溶融物質又は粒状物7を送出させるものである。 そし
て、最初の設定位置でのノズル5から溶融物質又は粒状
物7の送出が完了すると順次三次元情報に基づいた相対
位置を移動させながら、ノズル5の先端から溶融物質又
は粒状物7を送出させるものである。
【0026】即ち、コンピュータは横方向と縦方向と高
さ方向との三次元情報で設定した最初の設定位置でノズ
ル5の先端から溶融物質又は粒状物7を送出するもので
あり、溶融物質又は粒状物7は表面が貼着状態となって
おり、形成台3の上面に最初の溶融物質又は粒状物7を
貼着させるものであり、次いで、横方向移動手段8を移
動させて立体物1の最初の一列を形成するものである。
【0027】立体物1の最初の横方向の一列の形成後
は、縦方向移動手段9を駆動させて縦方向に溶融物質又
は粒状物7の大きさ分移動させて2列目を形成するもの
であり、前記を順次繰り返すことにより立体物1の最下
段の一段目を形成するものであり、次いで、前述を繰り
返すことにより二段目以降を形成するものである。
【0028】更に、立体物1に色の指定がある場合は、
溶融物質又は粒状物7を予め着色してノズル機構4bに
充填するもので、複数のノズル5を用いることによって
多色を用いた配色を可能とするものであり、更には、予
め混合による色合いの表現を計算して、隣合う色合いの
溶融物質又は粒状物7によって色彩効果を演出すること
も可能である。
【0029】以下、さらに、より具体的に説明する。
【0030】まず、図1および図3により、本実施の形
態に係る立体物製造装置の構成について具体的に説明す
る。なお、本実施の形態では、複数色の立体物1、例え
ば、立体地図等のジオラマ、複数色の模型、複数色の臘
型等を製造対象とする場合を例に挙げる。
【0031】本実施の形態に係る立体物製造装置は、図
1に示すように、ベース2(基台)、ベース2上にのせら
れた形成台3、ヘッド4、形成台3をX方向に往復移動
させるX方向送り機構9(縦方向移動手段)、ヘッド4を
YZ方向に往復させるY方向送り機構8(横方向移動手
段)およびZ方向送り機構10(高さ方向移動手段)、各
送り機構の駆動モータを制御するモータコントローラ
(不図示、図2の200)を備えている。
【0032】ベース2には、X方向への案内面2aが形
成されている。形成台3は、この案内面2a上にのせら
れている。また、ベース2には、X方向送り機構9の固
定具(後述)が移動するための長孔が案内面2aに沿って
形成されている。さらに、ベース2の4つのコーナー部
には、それぞれ、貫通孔が形成されている。
【0033】X方向送り機構9は、駆動モータ92、駆
動モータ92の駆動軸の回転が伝達する駆動プーリー9
3、駆動プーリー93とX軸方向に並ぶように形成台3
(固定部不図示)に固定された従動プーリー94、2つの
プーリー93,94間にX方向にかけ渡されたベルト9
1、ベルト91に形成台3を固定した固定具95を備え
ている。このような構成において、駆動モータ92の駆
動軸の回転が駆動プーリー93に伝えられると、従動プ
ーリー94との間に張られたベルト91が送られ、この
ベルト91に固定具95で接続された形成台3がX方向
に往復移動する。
【0034】Z方向送り機構10は、ベース2の各コー
ナー部の貫通孔に回転可能に支持された歯車103c付
きの送りネジ103a,103b(棒ねじ)、X方向に並
んだ2本の送りネジ103a,103bのネジ部にはま
る雌ネジが切られた2つの移動台104a,104b(ノ
ズル機構台)、各送りネジごとに設けられた駆動モータ
101(1台のみ図示)、駆動モータ101の動力を送り
ネジ103a,103bに伝達するためのスプライン軸
102(1本のみ図示)を有している。このような構成に
おいて、各駆動モータ101の駆動軸の回転がスプライ
ン軸102を介して送りネジ103a,103bの歯車
103cに伝えられると、それらの送りネジ103a,
103bにネジ部同士でかみあった移動台104a,1
04bがZ方向に往復移動する。なお、ヘッド4は、後
述するように、これら2つの移動台104a,104b
の間にかけ渡された2本の軸84(スライド杵)に取り付
けられているため、これら2つの移動台104a,10
4bとともにZ方向に往復移動する。
【0035】Y方向送り機構8は、Z方向送り機構10
の2つの移動台104a,104bの間にかけ渡された
2本の軸84(スライド杵)、軸84の一端部に配置され
た駆動モータ82、駆動モータ82の駆動軸の回転が伝
達する駆動プーリー81、軸84の他端部に取り付けら
れた従動プーリー85、2つのプーリー81,85間に
Y方向にかけ渡されたベルト83、ベルト83とヘッド
4とを固定した固定具(不図示)を有している。そして、
2本の軸84(スライド杵)に、ヘッド4がスライド可能
に取り付けられている。このような構成において、駆動
モータ82の駆動軸の回転が駆動プーリー81に伝えら
れると、従動プーリー85との間に張られたベルト83
が送られ、このベルト83に固定具で接続されたヘッド
4がY方向に往復移動する。
【0036】ヘッド4には、立体物1の形成材料(後述)
を形成台3に向けて放出するノズル機構4bが搭載され
ている。このノズル機構4bは、適当な粒径(例えば、
直径数μm〜数mm程度)の粒状物(金属粒子、樹脂粒子
等)が投入される複数(本実施の形態では4つ)のホッパ
4a、互いに異なるホッパ4aの底部につながった複数
のノズル5、各ノズル5に設けられている後述の加熱素
子に電圧を印加する電源回路(不図示、図2の201)を
備えている。
【0037】そして、各ノズル5の内部には、それぞ
れ、図3(a)に示すように、ホッパ4aから落下してく
る粒状物をノズル孔へと1粒ずつ導くための第一材料供
給路51が形成されている。なお、この第一材料供給路
51は、ノズル孔付近の内壁だけ摩擦が大きくされてい
る等により、次述の第二材料供給路からの吐出物の勢い
で粒状物がノズル孔から放出するようになっている。
【0038】また、各ノズル5には、さらに、ノズル孔
近傍で第一材料供給路につながる適当な太さ(例えば、
直径μオーダ)の第二材料供給路52が、第一材料供給
路51に沿って形成されている。そして、この第二材料
供給路52には、ノズル孔から粒状物7等を送出させる
ための加熱素子53が付設されている。例えば、各ノズ
ル5の第二材料供給路52に臘6(例えば、みつろう等)
を充填し、この臘6を、図3(b)に示すように、各ノズ
ル5の加熱素子53によって瞬時(例えば、数十μs以
下)に加熱させれば、そのときの圧力によって、図3
(c)に示すように、粒状物7が1個ずつ溶融臘6の液滴
とともにノズル孔から吐出する。または、各ノズル5の
第二材料供給路52に充填された臘6を、各ノズル5の
加熱素子53によって溶融させ、その溶融液滴の重みで
粒状物7がノズル孔から落下するようにしてもよい。い
ずれの方法により粒状物をノズルから放出させることと
しても、互いに異なる色に着色した粒状物を各ホッパ4
aに投入しておけば、各ノズル5から、互いに色の異な
る粒状物7を溶融臘6の液滴とともに吐出させることが
できる。すなわち、少なくとも表面の一部に溶融臘6の
塗膜が付着した粒状物7、理想的には溶融臘の塗膜6で
完全に被覆された粒状物7(図9参照)を各色ごとに吐出
させることができる。ここで用いる粒状物7としては、
図7で示したような中実のものを採用してもよいし、材
料の節約と立体物の軽量化のため、図8に示したような
中空のものを採用してもよい。
【0039】なお、本実施の形態では、ヘッド4と形成
台3との双方を移動させるようにしているが、ヘッド4
と形成台3とが相対的にXYZ方向に移動させることが
できれば、必ずしも、このようにする必要はない。例え
ば、形成台3を固定して、ヘッド4だけがXYZすべて
の方向に移動するようにしてもよいし、ヘッド4を固定
して、形成台3だけがXYZすべての方向に移動するよ
うにしてもよい。
【0040】また、本実施の形態では、複数色の立体物
を製造するために、ホッパ4aおよびノズル5を複数設
けているが、単一色の立体物を製造する場合には、必ず
しもそのようにする必要はない。単一色の立体物を製造
するのであれば、ホッパ4aおよびノズル5は、少なく
とも1つずつ設けられていれば足りる。ただし、単一色
の立体物を製造する場合であっても、ノズル5を複数設
けておけば、複数のノズル5から粒状物等を吐出させな
がら、ヘッド4および形成台3を相対的に移動させるこ
とによって、製造速度の向上を図ることができる。
【0041】また、本実施の形態では、形成台3等を移
動させる動力源としてモータを用いているが、モータに
代えて、エアシリンダ、オイルシリンダ等を用いてもよ
い。
【0042】さて、本実施の形態に係る立体物製造装置
は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって
制御される。具体的には、図2に示すように、各送り機
構8,9,10のモータ82,92,101を制御するモー
タコントローラ200と、ノズル機構4bの各ノズル5
の加熱素子53に電圧を印加する電源回路201とに、
情報処理装置202からの制御指令、具体的には、ヘッ
ド4および形成台3の移動先の位置情報(予め定義され
た三次元座標系におけるXYZ座標値)、加熱素子への
電圧印加タイミングが与えられる。
【0043】このように、情報処理装置から制御指令が
与えられると、本実施の形態に係る立体物製造装置は、
この制御指令により与えられる移動経路にそって、ヘッ
ド4と形成台3とを相対的に移動させながら、この制御
指令により与えられるタイミングで、溶融臘6が付着し
た粒状物7をノズル5から形成台3に向けて吐出させ
る。このときノズル5から順次吐出された粒状物7は、
図4に示すように、その表面に付着した溶融臘6(また
は半溶融臘)によって、形成台3上の臘付き粒状物6,7
の表面に付着し、適当な冷却時間経過後そこに固定され
る。これを繰り返すことによって、所期の3次元形状を
なすように臘で接着された粒状物群を得ることができ
る。本実施の形態に係る立体物製造装置は、このことを
利用して立体物1を製造する。以下、図5および図6に
より、この製造方法について説明する。なお、ここで
は、説明の便宜上、単一色の立体物を製造対象とする。
【0044】立体物製造装置の各部は、情報処理装置2
02からの制御指令にしたがって、以下のように動作す
る。
【0045】まず、形成台3およびヘッド4の移動によ
り、所定の位置a0にノズル5の先端が位置合わせされ
る。その後、所定のノズル5が、立体物1の三次元形状
の断層パターン(最下層)の形状に応じた領域内を走査す
るように、移動台3とヘッド4とがそれぞれ移動する。
具体的には、図5(a)に示すように、ノズル5が、Y方
向に往復移動しながら、粒状物3の直径に相当する距離
dずつY方向に間欠的に移動するように、移動台3とヘ
ッド4とがそれぞれ移動する。この間、ノズル5の加熱
素子53には一定時間おきに電圧が印加されているた
め、ノズル5から一定時間おきに臘6および粒状物7が
ノズル5から吐出される。そして、ノズル5の先端が移
動開始位置a0から最終位置anまで移動すると、その間
のノズル5からの吐出物6,7によって、図5(b)に示
すように、立体物1の最下層断層パターン300a1
形成台3上に形成される。このとき、空気、揮発性の水
溶液等を吹き付けて、臘6の硬化を促進するようにして
もよい。
【0046】その後、形成台3およびヘッド4の移動に
より、立体物1の最下層断層パターン300a1上の所
定の位置(第二層目の断層パターンの形成開始位置)にノ
ズル5の先端が位置合わせされる。そして、最下層パタ
ーン形成の場合と同様にして、ノズル5が、一定時間お
きに臘6および粒状物7を吐出しながら、図6(a)に示
すような経路に沿って、立体物1の三次元形状の断層パ
ターン(第二層目)の形状に応じた領域内を走査する。そ
して、ノズル5の先端が移動開始位置b0から最終位置
nまで移動すると、図6(b)に示すように、先に形成
された最下層断層パターン300a1上に積み重なるよ
うに、立体物1の第二層目の断層パターン300a2
形成される。
【0047】このように、所期の三次元形状の断層パタ
ーンを下層側から順次形成してゆくことにより、最終的
には、所期の三次元形状の立体物1が形成台3上に完成
される。なお、複数色の立体物1を製造対象とする場合
には、立体物1の断層パターンの単位面積当たりの各色
の粒状物7の占有面積率が適当な値になるように、各ノ
ズルの加熱素子53への電圧印加タイミングを適宜に調
整すれば、各種の色を立体物の色として再現することが
できる。
【0048】このように、本実施の形態に係る立体物製
造方法によれば、所期の三次元形状の断層パターンを下
層側から順次形成してゆくだけで立体物を製造すること
ができる。このような製造方法は、図1に示したよう
な、ノズルと形成台とを相対的に移動させる移動機構、
粒状物等を放出するノズル機構を備えるだけの簡略な構
成の装置、すなわち、NC旋盤等よりも単純な構成でか
つ安価に実現できる装置によって実施可能である。そし
て、この装置を情報処理装置が制御するようにすれば、
ユーザは、熟練や手間が要求されることもなく、プリン
タから画像を出力するような感覚で立体物を簡単に自動
製造させることができるようになる。
【0049】さて、以上においては、立体物1の形成材
料として、粒状物7および臘6を用いているが、形成台
に落下したときに接着力を有する粒状物、または、形成
台に落下したときに接着力を有する塗膜が付着した粒状
物を形成できれば、どのようなものを用いてもよい。す
なわち、予備実験等によりそのようなことを可能とする
性質が確認されれば、どのような材料を用いてもよい。
また、形成台3上で粒状物群が凝集するのであれば、必
ずしも、形成台に落下したときに、粒状物が、接着力、
接着力のある塗膜を有する必要もない。以下、それらの
具体例(1)〜(4)を挙げる。
【0050】(1)接着剤を形成台3に向けて噴霧または
滴下し、その接着剤が付着した領域に粒状物を放出する
ようにしてもよい。このようにする場合には、図14に
示すように、前述のノズル5の代わりに、1対のノズル
5c1,5c2を用いればよい。
【0051】この1対のノズル5c1,5c2のうち、一
方のノズル5c2は、その先端部が下方に向けられ、か
つ、その末端がホッパ4aの底部につながっている。ま
た、このノズル5c2には、ホッパ4aとノズル孔との
間を開閉する開閉弁、例えば、粒状物7の進行をスライ
ドして阻止するストッパ55を有している。したがっ
て、このストッパ55が開かれたとき、ノズル5c2
先端のノズル孔から粒状物7が1粒ずつ形成台3に向け
て落下する。
【0052】他方のノズル5c1の末端は、接着剤を供
給する接着剤供給装置につながれている。このため、接
着剤供給装置の接着剤が、このノズル5c1の先端のノ
ズル孔から噴霧または滴下する。
【0053】このような1対のノズル5c1,5c2と形
成台3とを、一方のノズル5c2のノズル孔が他方のノ
ズル5c1のノズル孔の軌跡を走査するように相対的に
移動させれば、接着剤が付着した領域に粒状物を落下さ
せることができる。これにより、前述の場合と同様、接
着剤で接着された粒状物群、すなわち、立体物1が完成
する。
【0054】(2)臘6の代わりに、はんだ、熱可塑性接
着剤そのほかの熱可塑性物質を用いることにしてもよ
い。特に、それが適当な温度で蒸発する熱可塑性接着剤
であれば、急激な加熱でノズル孔から吐出させる方法を
採用する場合にも臘6の代わりとして用いることができ
る。なお、熱可塑性接着剤を用いる場合には、空気、揮
発性の水溶液等吹付けの他、熱可塑性接着剤に化学変化
を起こさせる薬品等の噴霧によって、熱可塑性接着剤の
硬化を促進するようにしてもよい。
【0055】(3)熱可塑性物質だけを、立体物1の形成
材料としてもよい。このような粒状物の一例としては、
臘、ハンダ、エチレン塩化ビニール等の熱可塑性樹脂等
が挙げられる。このような形成材料を用いる場合には、
その溶融液滴を粒状物として形成台3上へと放出させる
ため、前述のノズル5の代わりに、例えば、図11(a)
に示すような構造のノズル5bを用いる。
【0056】このノズル5bには、前述のノズル(図3
参照)と異なり、ホッパ4aの底部につながる第一材料
供給路51が形成されおらず、ノズル孔につながった第
二材料供給路52だけが形成されている。そして、この
第二材料供給路52は、その先端部が下方に向けられ、
かつ、その内壁面にテフロン加工等が施されている。
【0057】例えば、図11(b)に示すように、この第
二材料供給路52に臘7a(例えば、みつろう等)を充填
し、この臘7aを、各ノズル5の加熱素子53の熱によ
って溶融させると、図11(c)(d)に示すように、その
溶融臘7aが表面張力によって粒状物7となってノズル
孔から適下する。または、この第二材料供給路52に充
填された臘7aを加熱素子53によって瞬時(例えば、
数十μs以下)に加熱溶融させ、そのときの圧力によっ
て、溶融臘の粒状物7としてノズル孔から吐出させるよ
うにしてもよい。いずれにしても、溶融臘の液滴が粒状
物7として落下する。この粒状物7は、適度に硬化した
状態で形成台3上に落下する。このような粒状物群が凝
集し、適当な冷却時間経過後に立体物1として完成する
点は、前述の場合と同様である。
【0058】(4)熱等で溶融する粒状物を、粒状物7お
よび臘6の代わりに用いることにしてもよい。このよう
な粒状物の一例としては、臘の粒状物、ハンダの粒状
物、熱可塑性樹脂の粒状物等が挙げられる。なお、この
粒状物も、中実のものであると(図7参照)、中空のもの
であるとを問わない(図8参照)。
【0059】このような、熱等で溶融する粒状物を用い
る場合には、少なくともノズルから吐出された時点にお
いて、粒状物の少なくとも表面の一部を半溶融状態また
は溶融状態にすることによって、粒状物自体に接着力を
もたせる必要がある。したがって、このような粒状物を
用いる場合には、前述のノズル5の代わりに、例えば、
図10(a)に示すような構造のノズル5aを用いればよ
い。このノズル5aには、前述のノズル(図3参照)と異
なり、第二材料供給路52が形成されておらず、ホッパ
4aの底部につながる第一材料供給路51のみが形成さ
れている。そして、この第一材料供給路51は、先端部
が下方に向けられており、かつ、その内壁面にはテフロ
ン加工等がされている。
【0060】また、このノズル5aは、第一材料供給路
51を開閉する開閉弁、例えば、第一材料供給路51内
のおける粒状物7の進行をスライドして阻止するストッ
パ54を有している。さらに、このノズル5aには、ス
トッパ54よりも先端側に、適当な大きさの加熱素子5
3aが付設されている。
【0061】図10(b)に示すように、ストッパ54が
開かれると、ホッパ4aから押し出された粒状物7が、
1粒ずつ、ノズル孔に向かって第一材料供給路51内部
をさらに進行する。ここを通過中に、粒状物7は、加熱
素子53aからの熱によって、その表面から溶融し始め
る。そして、少なくとも表面の一部が半溶融状態または
溶融状態となってから、図10(c)に示すように、ノズ
ル孔から形成台3に向かって落下する。ノズルからの粒
状物群が凝集し、適当な冷却時間経過後に立体物1とし
て完成する点は、前述の場合と同様である。
【0062】なお、このノズル5aについては、ストッ
パ54からノズル孔までを、第一材料供給路51を通過
中の粒状物が適度な熱を得ることができる適当な距離に
することが望ましい。
【0063】ところで、本実施の形態に係る立体物製造
装置には、必要に応じて他の機構を付加しても構わな
い。
【0064】例えば、テフロン加工されたならし用部材
(ローラ、へら等)、このならし用部材を移動させる移動
機構をさらに付加することによって、後述の各断層パタ
ーンが形成されるごとに、その断層パターンのうえから
ならし用部材で押しならすようにしてもよい。このよう
にすれば、立体物内部の空隙を少なくすることができ
る。
【0065】また、図12に示すように、立体物1をレ
ーザ加工するためのレーザビームを出射するレーザ12
00、レーザビームの照射部から溶融物等を吹き飛ばす
ためのエアを噴射するエアノズル1201をヘッド4に
取り付けてもよい。粒状物として貴金属を使用した場合
等には、それを回収する吸引ノズルをエアノズル120
1の代わりに取り付けてもよい。これらがヘッド4に取
り付けられていれば、図13に示すように、大きめに形
成された立体物1を所期の三次元形状にあうように加工
することが可能となる。なお、加工圧力を検知する圧力
センサー1202をヘッド4に取り付けて、圧力センサ
ー1202の出力が情報処理装置202にフィードバッ
クされるようにしてもよい。また、レーザ1200の代
わりに、臘等を溶融させる発熱体を取り付けてもよい。
【0066】なお、本実施の形態に係る立体物製造装置
は、以上において説明したノズルのうちの1種類だけを
1以上備えてもよいし、複数種類を複数備えていてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、単純な構成の製造装置
で立体物を簡単に製造することができる。また、立体物
を自動製造することができ、しかも、単純な装置構成で
実現される立体物製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る立体物製造装置の斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る立体物製造装置の制
御系のブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るノズルの断面図であ
る。
【図4】立体物が形成される過程を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の一実施形態に係る立体物製造方法を説
明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る立体物製造方法を説
明するための図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る粒状物の断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態に係る粒状物の断面図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態に係る、層状構造の粒状物
の断面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るノズルの断面図で
ある。
【図11】本発明の一実施形態に係るノズルの断面図で
ある。
【図12】本発明の一実施形態に係る立体製造装置の工
具部の拡大図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る立体物製造方法を
説明するための図である。
【図14】本発明の一実施形態に係るノズルの断面図で
ある。
【符号の説明】 1…立体物 2…ベース(基台) 2a…案内面 3…形成台 4…ヘッド 4a…ホッパ 4b…ノズル機構 5,5a,5b…ノズル 51…第一材料供給路 52…第二材料供給路(送出手段) 53,53a…加熱素子(電熱器) 6…臘(または接着剤) 7…粒状物 8…Y方向送り機構(横方向移動手段) 81…駆動プーリー 82…駆動モータ 83…ベルト 84…軸(スライド杵) 85…従動プーリー 9…X方向送り機構(縦方向移動手段) 91…ベルト 92…駆動モータ 93…駆動プーリー 94…従動プーリー 95…固定具 10…Z方向送り機構(高さ方向移動手段) 101…駆動モータ 102…スプライン軸 103a,103b…歯車付きの送りネジ(棒ねじ) 104a,104b…移動台(ノズル機構台) 200…モータコントローラ 201…電源回路 1200…レーザ(または発熱体) 1201…エアノズル(または吸引ノズル) 1202…圧力センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体物を自動的に製造する立体物製造装置
    であって、 前記立体物が形成される形成台と、 1以上のノズルと、 外部からの制御指令に応じて、前記形成台と前記1以上
    のノズルとを相対的に移動させる移動手段とを備え、 前記1以上のノズルは、 接着力を有する粒状物、および、接着力を有する塗膜が
    付着した粒状物のうちの何れか一方を、外部からの制御
    指令に応じて前記形成台に向けて放出する、 または、 外部からの制御指令に応じ、前記形成台に接着剤を向け
    て放出するとともに、当該接着剤の付着領域に付着する
    ように粒状物を前記形成台に向けて放出する、 ことを特徴とする立体物製造装置。
  2. 【請求項2】立体物を自動的に製造する、立体物の製造
    方法であって、 接着力を有する粒状物、または、接着力を有する塗膜が
    付着した粒状物を1以上のノズルから形成台に向けて放
    出させながら、前記形成台と前記1以上のノズルとを相
    対的に移動させることにより、前記粒状物群で前記立体
    物の断層パターンを前記形成台上に形成するステップ、 および、 前記形成台と前記1以上のノズルとを相対的に移動させ
    ながら、前記1以上のノズルから前記形成台に接着剤を
    向けて放出させるとともに、前記接着剤の付着領域に付
    着するように前記1以上のノズルから粒状物を放出させ
    るステップ、 のうちのいずれか一方のステップを、前記断層パターン
    の積層により前記立体物が形成されるまで繰り返すこと
    を特徴とする、立体物の製造方法。
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