JP2001045894A - 植物栽培培地および養液栽培容器 - Google Patents

植物栽培培地および養液栽培容器

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JP2001045894A
JP2001045894A JP11220977A JP22097799A JP2001045894A JP 2001045894 A JP2001045894 A JP 2001045894A JP 11220977 A JP11220977 A JP 11220977A JP 22097799 A JP22097799 A JP 22097799A JP 2001045894 A JP2001045894 A JP 2001045894A
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nutrient solution
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culturing
plant
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English (en)
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Kunihiko Murai
邦彦 村井
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M SHIKI SUIKO KENKYUSHO KK
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M SHIKI SUIKO KENKYUSHO KK
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    • Y02P60/216

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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、野菜、果物、花類等を生産する現場
から排出される葉、茎、根等の農業廃棄物を大量有効利
用することを課題とする。 【解決手段】上記農業廃棄物を焼成して炭化物とし、該
炭化物を野菜、果物、花等を栽培する培地6として用い
る。該炭化物は多孔質で空気を大量含有し、かつ養分や
水分の保持力も大きく、かつ消毒効果もあるので、植物
の生長にとって望ましい培地となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物を栽培するため
に使用される植物栽培培地および該培地を使用した養液
栽培容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばトマト、キュウリ、ナス、カボチ
ャ、スイカ、イチゴ、メロン等を生産する現場からは、
収穫に際して葉、茎、根等が廃棄物として排出される。
また大根、ゴボウ、ニンジン等を生産する現場からは
葉、茎等が廃棄物として排出される。更にキャベツ、白
菜等を生産する現場からは表側の葉、根等が廃棄物とし
て排出される。また更にミツバ、レタス等を生産する現
場からは根等が廃棄物として排出される。また更にラ
ン、ベゴニア、チューリップ等を生産する現場からは
葉、根等が廃棄物として排出される。
【0003】上記野菜等や果物、あるいは花類等を生産
するする現場、例えば水耕栽培ファーム、ビニルハウ
ス、露地栽培ファーム等から排出される上記農業廃棄物
は、従来堆肥にしたり焼却したりすることによって処理
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記農業廃棄物
は非常に大量排出されており、堆肥にした場合には供給
過剰になり、焼却する場合には大気汚染の一因となると
いう問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、農業廃棄物の炭化物を含
む植物栽培培地(6) を提供するものである。特に該農業
廃棄物は野菜類の葉、茎、皮または根であることが好ま
しい。更に本発明では容器本体(2) 内下部に通水性支持
体(3) を張設し、該支持体(3) 上に上記植物栽培培地
(6) を充填し、該培地(6) の上方には養液Sの供給路
(7) を配置し、該支持体(3) よりも下側には容器本体
(2) 外側から排水路(8) を接続した養液栽培容器(1) が
提供される。該養液栽培容器(1) にあっては、該排水路
(8) には吸引路(12)が連絡することが望ましい。
【0006】
【作用】本発明では、農業廃棄物を酸素不足雰囲気で焼
成炭化するので、大気汚染が極めて少ない。また該炭化
物は植物栽培培地として使用するから、大量に消費され
る。そして該炭化物は、多孔質で表面積が大きく、した
がって吸着力が強くかつ空気含有量が大きい。そして養
分を多量吸着し保水力が大きく養分および水分の遅効性
効果がある。また有機物や細菌等の微生物も吸着するの
で、該炭化物中で該有機物が微生物によって分解され、
有機肥料が生成される。しかし有機物分解に併なう悪臭
も吸着されるので、悪臭の外部への漏洩も少ない。更に
該炭化物は土壌の団粒構造の形成維持にも寄与する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図1および図2に示す一
実施例によって説明すれば、図に示す養液栽培容器(1)
において、容器本体(2) 内下部には通水性支持体として
目皿(3) が配置され、該目皿(3) は容器本体(2) の底部
からスペーサー(4) によって支持されている。該目皿
(3) 上には防根シート(5) が載置され、その上には農業
廃棄物の炭化物を含む培地(6) が充填されている。該炭
化物は野菜、果物を生産する現場から排出された葉、
茎、根等を原料とするものである。該培地(6) は炭化物
のみ、あるいは炭化物と砂、土、セラミックボール、ピ
ートモス等の他の培地との混合物であってもよい。
【0008】更に望ましいのは炭化物と砂との混合物で
ある。上記混合物にあっては、炭化物は上記したように
養分や水分を保持するが、炭化物のみでは保持される養
分や水分量が過剰になるおそれがある。したがって砂を
混合することによって培地の養分や水分保持力が調節さ
れる。
【0009】本発明の炭化物は活性化されてもよい。該
炭化物を活性化するには、農業廃棄物を焼成炭化した後
1000〜1200℃において水蒸気を通じて活性化す
るか、あるいは農業廃棄物を粉砕し、塩化亜鉛、リン
酸、硫酸、アルカリ等の溶液に浸し、次いで焼成炭化し
て活性化し、不純分は水洗除去する方法が適用される。
【0010】農業廃棄物は大量積み上げて保管しておく
と腐敗するおそれがあるから、例えば上記溶液中に浸し
て保管すれば腐敗が防止される。該培地(6) の上方には
養液供給路(7) の端末が配置されるが、該養液供給路
(7) は該培地(6) に植付けられる植物Pの根部に向けら
れていることが望ましい。該容器本体(2) の底部即ち目
皿(3) よりも下側には容器本体(2) の外側から排水路
(8) が連絡し、さらに培地(6) には電導度センサー(9)
および水分センサー(9A)が挿入される。
【0011】上記養液栽培容器(1) によって栽培される
植物は、ラン、ベゴニア、チューリップ等の花類、トマ
ト、キュウリ、ナス、大根、ニンジン等の野菜類、メロ
ン、イチゴ等の果物類等種類を問わない。
【0012】上記養液栽培容器(1) は図2に示すような
システムに組み込まれることが望ましい。図において(1
0)は養液タンクであり、肥料、栄養剤等を水に溶解した
養液Sが備蓄され、該養液タンク(10)の上部には、養液
栽培容器(1) から排水路(8)が連絡し、更に養液栽培容
器(1) へ養液供給路(7) が差出され、該養液供給路(7)
には送液ポンプ(11)が介在し、該送液ポンプ(11)は養液
栽培容器(1) の水分センサー(9A)からの信号によって作
動するように設定されている。
【0013】該養液タンク(10)の上部には更に吸引路(1
2)が連絡し、該吸引路(12)は真空ポンプ、ベンチュリー
装置等の吸引装置(13)に接続する。更に該養液タンク(1
0)の上部には原液タンク(14)から原液供給路(15)が連絡
し、該原液供給路(15)には送液ポンプ(16)が介在し、該
送液ポンプ(16)は養液栽培容器(1) の電導度センサー
(9) からの信号によって作動するように設定されてい
る。なお養液供給路(7) と、排水路(8) と、吸引路(12)
にはバルブ(17,18,19)が介在している。
【0014】上記構成では、バルブ(17)を開き送液ポン
プ(11)を作動させて養液タンク(10)内の養液Sを容器
(1) の植物Pの根本に供給する。養液Sが容器本体(2)
内にある程度蓄積されたら、バルブ(18,19) を開き、バ
ルブ(17)を閉じて該容器本体(2) 内の養液Sを排水路
(8) に吸引して養液タンク(10)内に戻す。このように養
液供給、養液吸引排水を適宜行なって植物Pを栽培する
が、この際、培地(6) に含まれる養液の電導度を水分セ
ンサー(9A)および電導度センサー(9) によって測定し、
養液含有量(水分含有量) が設定値よりも大きい場合に
は、送液ポンプ(11)を停止して養液Sの供給を断ち、水
分含有量が設定値よりも小さい場合には、送液ポンプ(1
1)を作動させて養液Sを供給する。また電導度が設定値
より低い場合には送液ポンプ(16)を作動させ、原液Oを
原液タンク(14)から養液タンク(10)内の養液Sに供給し
て電導度を設定値に戻す。このようにして植物栽培容器
(1) の培地(6) には最適濃度の養液Sが必要最小限の量
で含まれる。
【0015】上記実施例では容器内の養液を吸引排水し
たが、本発明では自然排水を行なってもよい。また目皿
に代えてネット等を使用してもよい。本発明の植物栽培
培地は上記実施例のように養液栽培に使用される他、該
培地を栽培容器に充填して養液を該培地内に流す礫耕栽
培に使用されてもよく、また土壌改良剤として土壌に混
合されてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明では植物栽培の培地として農業廃
棄物の炭化物を使用するから該農業廃棄物は大量有効利
用される。そして該炭化物を培地として使用すると、培
地中の酸素量は充分維持されかつ養分や水分も充分培地
中に保持され、植物生長に望ましい環境が形成される。
特に養液栽培においては養液循環量を最小限にとどめる
ことが出来、循環に要するエネルギーを節約することが
出来る。そして培地中の細菌繁殖を抑制出来るから、悪
臭の発生も少なく、植物生長が該細菌によって阻害され
ることがなく、野菜や果物の栽培に利用すれば衛生的に
産物を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1および図2は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】側断面図
【図2】システム図
【符号の説明】
1 養液栽培容器 2 容器本体 3 目皿(通水性支持体) 6 培地(植物栽培培地) 7 供給路 8 排水路 12 吸引路 S 養液

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農業廃棄物の炭化物を含むことを特徴とす
    る植物栽培培地
  2. 【請求項2】該農業廃棄物は野菜類の葉、茎、皮または
    根である請求項1に記載の植物栽培培地
  3. 【請求項3】容器本体内下部に通水性支持体を張設し、
    該支持体上に請求項1または2の培地を充填し、該培地
    の上方には養液の供給路を配置し、該支持体よりも下側
    には容器本体外側から排水路を接続したことを特徴とす
    る養液栽培容器
  4. 【請求項4】該排水路には吸引路が連絡する請求項3に
    記載の養液栽培容器
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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