JP2001041708A - 移動体の定位置検出装置 - Google Patents

移動体の定位置検出装置

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JP2001041708A
JP2001041708A JP11220208A JP22020899A JP2001041708A JP 2001041708 A JP2001041708 A JP 2001041708A JP 11220208 A JP11220208 A JP 11220208A JP 22020899 A JP22020899 A JP 22020899A JP 2001041708 A JP2001041708 A JP 2001041708A
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fixed position
detection sensor
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Toshiyuki Kono
寿之 河野
Ryokichi Hirata
亮吉 平田
Kenji Matsukuma
研司 松熊
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットの検出に安価なPSDを使用して
効率良い位置検出が可能な移動体の定位置検出装置を提
供する。 【解決手段】 物体側101に半円柱状のターゲット1
02を2個取付け、移動体108の側面に2個のレンズ
103と2個の1次元PSD104とその間に光源10
5を配置した光源検出センサ106a、106bをター
ゲットに対向する移動体の前後に2個取付け、光源検出
センサのレンズと1次元PSDはターゲットの軸方向と
垂直になるように取り付けられて、光源からの発射光は
ターゲット面上で反射して、各レンズを通り各1次元P
SD上に光源スポットが結像する。前後2個の光源検出
センサの検出結果より移動体と物体間の距離、傾きを求
めて寄り付き制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の定位置検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の定位置検出装置には、例えば、特
開平6−237409に提示の「移動体の追尾システ
ム」などが上げられる。このシステムは、ターゲットに
光源を設置し他方のロボット側にCCDによる撮像手段
を設けて光源位置をCCDにより検出するもので、光源
から発射された光を装置内部のCCDセンサに導き、C
CD画面内の2次元位置がセンタになるように縦軸心
θ、横軸心φを調整し、その値からターゲットの方向を
検出して、θ、φがある決められた値になるように移動
体を移動させ、追尾制御を行うものである。その他の定
位置検出の従来方式としては、無軌道全方向移動台車が
対象物体等に寄り付こうとして、対象物体上のマークに
より自己位置を測定して位置決めする、図11の自己位
置測定の原理図に示すような方式がある。図11(a)
はマーク(バーコード・マーク等)との位置関係が基準
位置にある場合を表している。図11(a)では、光源
701から発した光はマーク702で反射し、レンズ7
03を通って1次元CCD704上で像705を、又、
レンズ706を通り1次元CCD707上で像708を
結ぶ。像705と像708をCCD704、707によ
って2値化した情報を処理装置で解析した結果、ほぼ同
一であることが分かれば、マークのある対象物体上の壁
面702と台車との距離は先の基準位置にあると判断で
きる。次に、図11(b)の場合はマークとの距離が基
準位置よりも近付いた場合を表している。この場合は像
705と像708上でのマーク中心からのズレ量を、図
11(a)の場合との比較で認識できれば、マーク70
2と台車の位置が近付いた分の位置関係を算出できる。
図11(c)の場合はマークの位置が壁に平行な方向
(例えば、台車の前進方向)に離れている場合を表して
いる。この場合も像705と像708上でのマーク中心
のズレ量を認識できれば、マーク702との台車が進ん
で離れた分の位置関係を算出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、光源を常に発光させておく必要がある
ので電力消費量が大きく、CCDを含む撮像手段を動作
させる駆動部(レーザ測長器などによる光源の距離測定
値を基に作動するズーム制御等)を必要とした。つまり
通常のCCDカメラレンズ系においては焦点距離が限ら
れているので、壁に接近する方向において正確にマーク
を読取れる範囲は狭い範囲に限られることになり、この
場合に幅広い位置範囲で焦点が正確に合うようにして、
広範囲でマークを読取可能なレベルにCCD上に結像さ
せようとすると、精密に加工されたレンズを用いる電動
ズーム機構、正確な距離測定を可能にする自動焦点検出
機構などの高価なシステムを必要とし、更に、CCDの
画素分解能も高いものが必要とされるという問題があっ
た。そこで、本発明は、光源を必要時のみ発光させて省
電力を図り、ターゲットの検出にはCCDよりも安価で
駆動部を必要としないPSD(PositionSen
sitive Device)を使用して効率的な位置
検出を行うことが可能な移動体の定位置検出装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、移動体が寄り付こうとす
る物体側に、移動体側から発射した光を円柱平面の垂線
方向に反射させる半円柱状のターゲットを備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のターゲ
ットに対向する移動体の側面に、2個のレンズと2個の
1次元PSDとその間に光源を配置した光源検出センサ
を前記レンズとPSDが前記ターゲットの軸方向と垂直
になるように取り付けている。また、請求項3に記載の
発明は、請求項1記載のターゲットを物体側の移動体の
寄り付き面の前後の位置に2個と、請求項2記載の光源
検出センサを前記移動体側の寄り付き面の前後の位置に
2個取り付けている。また、請求項4に記載の発明は、
移動体が寄り付こうとする物体に、移動体側から発射し
た光を球平面の垂線方向に反射させる半球状のターゲッ
トを備えている。また、請求項5に記載の発明は、請求
項4記載のターゲットに対向する移動体の側面に、1個
のレンズと1個の2次元PSDと光源を配置した光源検
出センサを前記ターゲットの球と高さが同じでない平面
に取り付けている。また、請求項6に記載の発明は、請
求項4記載のターゲットを物体側の移動体の寄り付き面
の前後の位置に2個と、請求項5記載の光源検出センサ
を前記移動体側寄り付き面の前後の位置に2個取り付け
ている。また、請求項7に記載の発明は、移動体が寄り
付こうとする物体に光源と電源および赤外線などの無線
信号用の受信機を配置して外部からの信号を前記受信機
で受信することにより前記光源をオン/オフできる機能
を持つターゲットを備えている。また、請求項8に記載
の発明は、請求項7記載のターゲットに対向する移動体
の側面に、レンズと1次元PSDの組合せを2個あらか
じめ決められた角度を持って対向して取り付けて前記光
源位置を検出する光源検出センサを備えている。また、
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の光源検出セン
サの2個のレンズおよび1次元PSDの検出軸と請求項
7記載のターゲットを同一水平平面内に配置している。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7記載のター
ゲットに対向する移動体の側面に、1個のレンズと1個
の2次元PSDを配置した光源検出センサを請求項7記
載のターゲットと高さが同じでない平面に取り付けてい
る。また、請求項11に記載の発明は、請求項7記載の
ターゲットを物体側の移動体の寄りつき面の前後の位置
に2個と請求項10記載の光源検出センサを前記移動体
側の寄りつき面の前後の位置に2個取り付けている。こ
の移動体の定位置検出装置によれば、光源を移動体側に
取付けターゲットを円柱状にして寄り付き対象物側に配
置し、ターゲットに対向する移動体の側面に2個のレン
ズと2個の1次元PSDとその間に光源を取り付けた光
源検出センサを、レンズとPSDがターゲットの軸方向
と垂直になるように取付け、対象物体上のターゲットを
移動体の寄り付き面に前後に2個、光源検出センサを移
動体側に2個配置して位置測定を行うので、移動体がタ
ーゲットの前に来た時に制御信号等のタイミングによっ
て光源をオン/オフすることは、自分自身側に光源を搭
載しているので容易であり、光源から発光した光はター
ゲットで反射して光源検出センサに戻り、2つの1次元
PSDがあらかじめ決められた角度で対向して配置され
た光源検出センサによって、1つのターゲットから反射
して来た光を異なった位置で検出することで、PSD上
の位置とレンズの関係よりターゲットの位置を確実に認
識することができる。あるいは、球状のターゲットを物
体側に取付け、ターゲットに対向する移動体の側面に、
1個のレンズと1個の2次元PSDと光源で構成する光
源検出センサを、球状のターゲットと異なる高さに配置
して、ターゲットは物体側の寄り付き面に2個、光源検
出センサは移動体側に2個設置したので、2次元PSD
のX方向が移動体とターゲットのX方向の位置ずれ量、
Y方向が移動体とターゲットのY方向のずれ量となり、
最終寄り付き時の値をあらかじめ記憶しておけば、この
値からのずれ量で位置を制御できる。あるいは、移動体
側に同一平面上に2つのPSDを決められた角度で対向
させ赤外線発信装置を設けた光源検出センサと、物体側
に光源とその電源と赤外線受信機を設けたターゲットを
配置したので、移動体がターゲットの前にきた時にデッ
ドレコニング信号等のタイミングで、無線信号を発して
ターゲットの光源をオン/オフすることが可能であり、
光源の発光を2つのPSDにより異なった位置で検出で
きる光源検出センサにより検出することで、ターゲット
の平面内での位置を検出することができる。これによっ
て、移動体が寄り付き時の必要な期間だけ光源を発光さ
せるオン/オフ動作が可能になり、光源寿命が延び省電
力が可能になる。また、位置固定されたPSDからの信
号によりターゲットの位置情報を得ているので、光源検
出センサの駆動装置が必要なくなり、効率のよい安価な
光源検出センサが得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図を参照して説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態に係る移動体の定位置検出装置の上面図であ
る。図2は図1に示す光源検出センサとターゲットの詳
細図である。図3は図1に示す移動体の定位置検出装置
の側面図である。図4は図1に示す移動体の定位置検出
装置の位置検出原理を示す図である。図1において、対
象物体101に取り付けられた2個のターゲット102
に、無軌道全方向移動台車108が位置決めしようとし
ている。台車108上には2つの光源検出センサ106
a、106bが搭載されている。各光源検出センサ10
6a、106bは、それぞれ光源105と2個のレンズ
103と1次元PSD104を有している。109は信
号処理、光源105のオン/オフ、ターゲットの位置検
出、台車108の進行、寄り付き等、全ての処理を制御
するマイコンによる制御部である。図2は光源検出セン
サ106とターゲット102の具体的な配置例を示した
図で、光源検出センサ106の内部には、1次元PSD
104とレンズ103が所定の角度で固定配置されてい
る。光源105から発射された光は半円柱状ターゲット
102面で垂直方向へ反射して、レンズ103を通して
1次元PSD104に結像するように調整されている。
輝度を絞ると図2のように光源スポット以外は黒く写り
光源検出が容易である。この1次元PSD104は、光
源スポットの検出領域が、例えば、X方向(主走査方
向)が主となる安価なPSDである。又、ターゲット1
02は本発明では半円柱形状であり、従来例等に使用さ
れている円柱形状に比較して特徴がある。光の反射面は
所定の円柱平面の垂線方向へ反射させるように表面処
理、又は、反射用シート(金メッキ処理等を有する)等
が貼られて形成されている。図3は側面図であり、光源
105、レンズ103、1次元PSD104は同一面内
になるように構成されている。
【0006】つぎに図4を参照して位置検出動作につい
て説明する。図4に示す本実施の形態の位置検出原理は
基本的には三角測量法に基づくもので、例えば、一定の
距離Lを置いて一定の角度で対向する2個のレンズ10
3と、ターゲット102とで形成されるような三角形で
は、レンズ間距離Sと両端角θa、θbとが分かれば、
ターゲット102までの距離(この場合は座標Ya相
当)は一意に決定されるという三角測量の原理が前提と
なっている。ここで、両レンズ103間の距離Sは、S
=Sa+Sbと一定で既知であり、ターゲット102の
位置が変化してSa、Sbの長さの比が変わっても、レ
ンズ間の距離Sは、Sa’+Sb’=Sで常に一定であ
る。今、ターゲット102の位置が図4のように、両レ
ンズ103、PSD104の中間の基準位置Pから、座
標P’(Xa,Ya)の位置に移ったとすると、光源1
05からの反射光線は両レンズ103の中点を通って、
両PSD104上の基準位置の場合の中心点の結像点か
ら、それぞれ左方向に−Ta、−Tb(この場合矢印方
向が+方向となる)だけ、ずれた位置に結像点(光源像
スポット)が現れる。この−Ta、−Tbの座標値はス
ポット位置として制御部109によって検出される。こ
の場合の左側の角の変化分θb’は、 θb’=tan-1(−Tb/Lb) (1) として算出できる。この場合、−Tb、およびレンズと
PSD間の距離Lbは、共に既知であるので、角変化分
θb’は式(1)より求まる。同様に、右側の角変化分
θa’も次のようにして求まる。 θa’=tan-1(−Ta/La) (2) ここで、−Ta、およびレンズとPSD間の距離La
は、共に既知である。以上より、ターゲット102の位
置座標値P(Xa,Ya)を求める演算の既知のパラメ
ータは、レンズ間距離Sa+Sb=S、スポット位置−
Ta、−Tb、レンズPSD間距離La、Lb、両端角
θa、θb、角変化分θa’、θb’、これより得られ
る変化角(θb−θb’)、(θa+θa’)、とな
る。ここで、aおよびbを次のように置く。 a=tan(θb−θb’) (3) b=tan(θa+θa’) (4) ここで、2つのPSD104上のスポット位置より、そ
れぞれターゲット102の座標Xa、Yaを変数として
求める式を、 Ya=a・Xa−Sb (5) Yb=b・Xa+Sa (6) と立て、式(5)、(6)の連立方程式を解けば、 Ya=(a・Sa−b・Sb)/(b−a) (7) Xa=(Sa+Sb)/(a−b) (8) を求め、ターゲット102の位置座標Xa、Yaを求め
ることができる。係数a、bは両角θa、θb、θ
a’、θb’のパラメータとして変換テーブルを作成
し、制御部109における座標値Xa、Yaの演算時に
参照できるようにすれば、演算時間を短縮できる。台車
108の寄り付き動作は、図1に示すように、台車10
8がターゲット102の前方に近付くと、監視用のデッ
ドレコニング信号等を参照して制御部109は光源10
5をオン(点灯)させ、前後2つの光源検出センサ10
6により角係数a、bテーブルにより、それぞれターゲ
ット102の位置Xa、Yaを検出して、前後2組の検
出値を基に台車108全体の、台車108の物体101
に対する傾き度θを算出する。求めたθと記憶する寄り
付き位置(基準位置)を比較して進路を修正し、寄り付
き制御を行う。寄り付き制御の場合も、台車108と物
体101の位置データX、Y、θの関係をLUT(ルッ
クアップテーブル)等のテーブル形式で保持すれば迅速
な寄り付き制御が可能になる。
【0007】次に、本発明の第2の実施の形態について
図を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施の形
態に係る移動体の定位置検出装置の上面図である。図6
は図5に示す光源検出センサとターゲットの詳細図であ
る。図7は図5に示す移動体の定位置検出装置の側面図
である。図5に示す第2の実施の形態は第1の実施の形
態において、光源検出センサに2個使用している1次元
PSD104を1個の2次元PSD503に代え、ター
ゲット501も半球状に代えたものである。図6は光源
検出センサとターゲット501の詳細図であり、光源検
出センサは2次元PSD503とレンズ502がある一
定の角度、間隔で設置されて、光源105から発射され
た光線が球面ターゲット501上で反射して、レンズ5
02を通して2次元PSD503に結像するように調整
されている。2次元PSD503はCCDと同様なエリ
ヤセンサ型の位置検出センサである。つぎに動作につい
て説明する。図7は定位置検出装置の側面図であって、
光源検出センサの配置は、光源105、球状ターゲット
501、レンズ502、2次元PSD503の高さはそ
れぞれ異なり、下側から発射された光は球状ターゲット
で上方へ反射して2次元PSD503上に結像するが、
基準位置は、例えば、2次元PSD503の中点の結像
位置として、この場合、台車108は高さ方向(Z方
向)の調整は必要がないので、台車(移動体)108と
ターゲット501間の距離は、そのまま2次元PSD5
03上のY方向(上下方向)の出力として制御部109
より座標点出力される。つまり、図7からも明らかなよ
うに、台車108がターゲット501に近付くと、ター
ゲット501からの反射光は上向き角度が大となり、2
次元PSD503上の光源スポットもY方向(上方向)
へ移動する。台車108とターゲット501の横ずれ、
つまり台車108の進行方向への位置ずれは、2次元P
SD503上のX方向(左右方向)の出力として、制御
部109より座標点出力され、光源スポットは画面左右
方向への移動となる。従って、制御部109は前後2個
のセンサの検出座標値より、台車全体の壁面101に対
する傾きθを算出して、台車108はターゲット501
に対して各センサのX、Y座標値が決められた値(位置
決め完了時の値、図6では原点=中心点)になるように
位置制御されて、2次元PSD503の座標出力が原点
=中心点になった場合に位置決め制御が完了となる。
【0008】次に、本発明の第3の実施の形態について
図を参照して説明する。図8は本発明の第3の実施の形
態に係る移動体の定位置検出装置の上面図である。図9
は図8に示す光学検出センサとターゲットの詳細を示す
図である。図10は図8に示す定位置検出装置の側面図
である。図8において、対象物体101にはターゲット
603a、603bが取り付けられ、台車108上には
赤外線発信装置604と、2つの光源検出センサ602
a、602bが搭載されていて、図9に示すように、光
源検出センサ内には1次元PSD610、611とレン
ズ609、612がある角度を持って対向するように一
定位置に配置されている。前後2個の光源検出センサ6
02a、602bに対向して、物体101側には2個の
ターゲット603a、603bが配置され、夫々、赤外
線受信用の受信機607と、光源608とを有してい
る。ターゲット603上の光源608からの光は、レン
ズ609、612を通して1次元PSD610、611
上に結像するように調整されている。図10は側面図
で、光源608、レンズ609、1次元PSD610は
各々同一平面内に構成されている。つぎに動作について
説明する。台車108が対象物体101のターゲット6
03に近付くと、図9に示すように、デッドレコニング
信号等のタイミングで赤外線発信装置604より赤外線
信号を発し、ターゲット603側の受信機607で受信
されたら光源608の電源をオンする。光源608から
発射された光はレンズ609、612を通って1次元P
SD610、611上にスポット結像する。2個の1次
元PSD610、611上の結像点より光源の位置(座
標点Xa、Ya)を検出する検出原理は、第1の実施の
形態において図4に示した検出方式と全く同じであり、
同様にして光源位置座標Xa、Yaを検出する。制御部
は、こうして求めた前後2個の光源検出センサ602
a、603bによる光源座標値X、Yより台車108の
物体101に対する傾きθを算出して、基準位置と比較
し位置制御を行う。ここまでは、無軌道全方向移動台車
108が対象物体101のターゲットとの間の距離を確
認して、位置決め修正を行いながら、予め設定され記憶
する寄り付き位置に寄り付き制御される例に基づいて説
明したが、無人搬送台車以外の移動体の位置制御、追尾
制御等にも適用範囲を拡大することが可能である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体に備えた光源の光により半円柱状のターゲットか
ら反射された光を、2個の1次元PSDを組合わせた光
源検出センサにより検出し、その光源検出センサを移動
体の前後に2個配置して移動体のターゲットからの位置
と傾きを検出するか、若しくは、半球状のターゲットか
ら反射された光を1個の2次元PSDにより構成する光
源検出センサで検出し、その光源検出センサを移動体の
前後に2個配置して移動体のターゲットからの位置と傾
きを求めて寄り付き制御を行うか、若しくは、移動体側
に配置された赤外線発信装置からの信号をターゲット側
で受信して光源をオンし、光源からの光を2個の1次元
PSDで構成する光源検出センサにより検出し、その光
源検出センサを移動体の前後に2個配置して移動体のタ
ーゲットからの位置、傾きを求めて寄り付き制御を行う
ように構成したので、光源を必要な時だけ発光させるよ
うにして光源の寿命を延ばして省電力を図り、固定され
たPSDを使用する光源検出センサの信号によりターゲ
ットの位置情報を得ることによって光源検出センサから
駆動装置を省き、光源検出センサを安価なPSDを用い
て構成する、こと等によって安価に製作できるようにし
た移動体の定位置検出装置によって、効率のよい移動体
の寄り付き制御が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動体の定位
置検出装置の上面図である。
【図2】図1に示す光源検出センサとターゲットの詳細
図である。
【図3】図1に示す移動体の定位置検出装置の側面図で
ある。
【図4】図1に示す移動体の定位置検出装置の位置検出
原理を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る移動体の定位
置検出装置の上面図である。
【図6】図5に示す光源検出センサとターゲットの詳細
図である。
【図7】図5に示す移動体の定位置検出装置の側面図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る移動体の定位
置検出装置の上面図である。
【図9】図8に示す光源検出センサとターゲットの詳細
を示す図である。
【図10】図8に示す移動体の定位置検出装置の側面図
である。
【図11】従来の台車における自己位置検出の原理図で
ある。
【符号の説明】
101 対象物体 102 半円柱状ターゲット 103、502、609、612 レンズ 104、610、611 1次元PSD 105、608 光源 106、602 光源検出センサ 108 移動体 109 制御部 501 半球状ターゲット 503 2次元PSD 603 ターゲット 604 赤外線発信装置 607 赤外線受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松熊 研司 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA04 AA06 AA07 AA20 BB28 DD01 DD02 DD06 FF09 GG12 HH02 JJ02 JJ03 JJ05 JJ16 LL04 LL19 MM07 NN20 PP03 PP22 TT02 UU02 2F112 AA07 AB03 BA02 BA04 BA05 BA11 DA04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体が寄り付こうとする物体側に、移
    動体側から発射した光を円柱平面の垂線方向に反射させ
    る半円柱状のターゲットを備えたことを特徴とする移動
    体の定位置検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のターゲットに対向する移
    動体の側面に、2個のレンズと2個の1次元PSDとそ
    の間に光源を配置した光源検出センサを前記レンズとP
    SDが前記ターゲットの軸方向と垂直になるように取り
    付けたことを特徴とする移動体の定位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のターゲットを物体側の移
    動体の寄り付き面の前後の位置に2個と、請求項2記載
    の光源検出センサを前記移動体側の寄り付き面の前後の
    位置に2個取り付けたことを特徴とする移動体の定位置
    検出装置。
  4. 【請求項4】 移動体が寄り付こうとする物体に移動体
    側から発射した光を球平面の垂線方向に反射させる半球
    状のターゲットを備えたことを特徴とする移動体の定位
    置検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のターゲットに対向する移
    動体の側面に、1個のレンズと1個の2次元PSDと光
    源を配置した光源検出センサを前記ターゲットの球と高
    さが同じでない平面に取り付けたことを特徴とする移動
    体の定位置検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のターゲットを物体側の移
    動体の寄り付き面の前後の位置に2個と、請求項5記載
    の光源検出センサを前記移動体側寄り付き面の前後の位
    置に2個取り付けたことを特徴とする移動体の定位置検
    出装置。
  7. 【請求項7】 移動体が寄り付こうとする物体に光源と
    電源および赤外線などの無線信号用の受信機を配置して
    外部からの信号を前記受信機で受信することにより前記
    光源をオン/オフできる機能を持つターゲットを備えた
    ことを特徴とする移動体の定位置検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のターゲットに対向する移
    動体の側面に、レンズと1次元PSDの組合せを2個あ
    らかじめ決められた角度を持って対向して取り付けて前
    記光源位置を検出する光源検出センサを備えたことを特
    徴とする移動体の定位置検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光源検出センサの2個の
    レンズおよび1次元PSDの検出軸と請求項7記載のタ
    ーゲットを同一水平平面内に配置したことを特徴とする
    移動体の定位置検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のターゲットに対向する
    移動体の側面に、1個のレンズと1個の2次元PSDを
    配置した光源検出センサを請求項7記載のターゲットと
    高さが同じでない平面に取り付けたことを特徴とする移
    動体の定位置検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載のターゲットを物体側の
    移動体の寄りつき面の前後の位置に2個と請求項10記
    載の光源検出センサを前記移動体側の寄りつき面の前後
    の位置に2個取り付けたことを特徴とする移動体の定位
    置検出装置。
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