JP2001041406A - 管寄せ支持装置 - Google Patents
管寄せ支持装置Info
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- JP2001041406A JP2001041406A JP11214070A JP21407099A JP2001041406A JP 2001041406 A JP2001041406 A JP 2001041406A JP 11214070 A JP11214070 A JP 11214070A JP 21407099 A JP21407099 A JP 21407099A JP 2001041406 A JP2001041406 A JP 2001041406A
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- wall
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炉壁と管寄せに熱伸び差があっても、炉壁の
変形破損や、側板と壁取付部材との溶接接合部及び炉壁
と壁取付部材との溶接接合部に割れ等が発生する恐れの
ないボイラの管寄せの支持構造を提供する。 【解決手段】 管寄せ2の両端を上下方向に支持する一
対の側板14を支持部材13に固定する。そして、ピン
12を介して壁取付部材10に支持部材13を支持させ
る。また、管寄せ2を側板14に水平方向移動自在に支
持させる。炉壁1と管寄せ2に熱伸び差が発生すると、
支持部材13はピン12を支点として回転し、両者の間
には曲げモーメントが発生しない。
変形破損や、側板と壁取付部材との溶接接合部及び炉壁
と壁取付部材との溶接接合部に割れ等が発生する恐れの
ないボイラの管寄せの支持構造を提供する。 【解決手段】 管寄せ2の両端を上下方向に支持する一
対の側板14を支持部材13に固定する。そして、ピン
12を介して壁取付部材10に支持部材13を支持させ
る。また、管寄せ2を側板14に水平方向移動自在に支
持させる。炉壁1と管寄せ2に熱伸び差が発生すると、
支持部材13はピン12を支点として回転し、両者の間
には曲げモーメントが発生しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管寄せをボイラの
炉壁外部で支持する管寄せ支持装置に係り、特に、管寄
せとボイラ炉壁との温度差に起因する伸びの差を吸収す
る機能を有する管寄せ支持装置に関する。
炉壁外部で支持する管寄せ支持装置に係り、特に、管寄
せとボイラ炉壁との温度差に起因する伸びの差を吸収す
る機能を有する管寄せ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラの管寄せ支持装置は、伝熱管で発
生した蒸気の回収等を行う管寄せを所定位置で支持する
装置である。図8は、このようなボイラの管寄せ支持装
置を示す正面図、図9は側面図である。図8及び図9に
おいて、管寄せ2はボイラの炉壁1に固定された一対の
取り付け部材4と側板5を介して炉壁1に取り付けられ
ている。管寄せ2は炉壁1の前面に炉壁1とほぼ平行か
つ水平に配置されている。この管寄せ2には、炉内から
炉壁1を貫通して突出した伝熱管3が接続されている。
伝熱管3は、1本の管寄せ2に対して数10から数10
0本が管寄せ2の長手方向に溶接により連通した状態で
固定されている。伝熱管3の外径は、管寄せ2の外径の
約1/10程度である。壁取付部材4は、それぞれ一端
が炉壁1の側面に溶接により固定され、他端は炉壁1の
外側に突出し、その突出した部分に側板5の上端部が溶
接により固定されている。この側板5には、管寄せ2の
挿通孔が形成され、管寄せ2は当該挿通孔を通った状態
で側板5に溶接により固定されている。また、1本の管
寄せ2に対して1ないし2本(図では1本)の連結管6
が溶接により固定されている。連結管6の外径は管寄せ
2の外径に略等しい。なお、A−Aは炉壁1及び管寄せ
2の長手方向の中心である。
生した蒸気の回収等を行う管寄せを所定位置で支持する
装置である。図8は、このようなボイラの管寄せ支持装
置を示す正面図、図9は側面図である。図8及び図9に
おいて、管寄せ2はボイラの炉壁1に固定された一対の
取り付け部材4と側板5を介して炉壁1に取り付けられ
ている。管寄せ2は炉壁1の前面に炉壁1とほぼ平行か
つ水平に配置されている。この管寄せ2には、炉内から
炉壁1を貫通して突出した伝熱管3が接続されている。
伝熱管3は、1本の管寄せ2に対して数10から数10
0本が管寄せ2の長手方向に溶接により連通した状態で
固定されている。伝熱管3の外径は、管寄せ2の外径の
約1/10程度である。壁取付部材4は、それぞれ一端
が炉壁1の側面に溶接により固定され、他端は炉壁1の
外側に突出し、その突出した部分に側板5の上端部が溶
接により固定されている。この側板5には、管寄せ2の
挿通孔が形成され、管寄せ2は当該挿通孔を通った状態
で側板5に溶接により固定されている。また、1本の管
寄せ2に対して1ないし2本(図では1本)の連結管6
が溶接により固定されている。連結管6の外径は管寄せ
2の外径に略等しい。なお、A−Aは炉壁1及び管寄せ
2の長手方向の中心である。
【0003】以上の構成において、各伝熱管3から管寄
せ2に送られた蒸気は、管寄せ2の内部で混合され、温
度が均一になる。そして、均一な温度になった蒸気が連
絡管6を通り、次の管寄せに送られる。
せ2に送られた蒸気は、管寄せ2の内部で混合され、温
度が均一になる。そして、均一な温度になった蒸気が連
絡管6を通り、次の管寄せに送られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10は炉壁1及び管
寄せ2の熱変形の様子を示す図で、(a)はボイラ起動
時の状態を、(b)は通常運転時の状態をそれぞれ示し
ている。火炉で生成される熱により、炉壁1及び管寄せ
2は、いずれもA−Aを中心として長手方向に伸縮す
る。この場合、ボイラ起動時は、炉壁1の温度が管寄せ
2に比べて高くなるため、(a)に示すように、側板5
は内側に変形する。また、通常運転時は、管寄せ2の温
度が炉壁1に比べて高くなるため、(b)に示すよう
に、側板5は外側にハの字状に変形する。そして、熱変
形量の差(以下、熱伸び差という。)に起因する熱伸び
差反力は、壁取付部材4を介して炉壁1に伝達され、側
板5と壁取付部材4との接合部及び炉壁1と壁取付部材
4との接合部に曲げ応力が発生することになる。
寄せ2の熱変形の様子を示す図で、(a)はボイラ起動
時の状態を、(b)は通常運転時の状態をそれぞれ示し
ている。火炉で生成される熱により、炉壁1及び管寄せ
2は、いずれもA−Aを中心として長手方向に伸縮す
る。この場合、ボイラ起動時は、炉壁1の温度が管寄せ
2に比べて高くなるため、(a)に示すように、側板5
は内側に変形する。また、通常運転時は、管寄せ2の温
度が炉壁1に比べて高くなるため、(b)に示すよう
に、側板5は外側にハの字状に変形する。そして、熱変
形量の差(以下、熱伸び差という。)に起因する熱伸び
差反力は、壁取付部材4を介して炉壁1に伝達され、側
板5と壁取付部材4との接合部及び炉壁1と壁取付部材
4との接合部に曲げ応力が発生することになる。
【0005】近年、ボイラの高効率化及び大型化に伴
い、管寄せ2と炉壁1との熱伸び差は増大傾向にある。
熱伸び差反力は熱伸び差に比例するので、このような熱
伸び差の増大は、炉壁1の変形破損や、側板5と壁取付
部材4との溶接接合部及び炉壁1と壁取付部材4との溶
接接合部に割れ等が発生するおそれが増大していること
を意味する。
い、管寄せ2と炉壁1との熱伸び差は増大傾向にある。
熱伸び差反力は熱伸び差に比例するので、このような熱
伸び差の増大は、炉壁1の変形破損や、側板5と壁取付
部材4との溶接接合部及び炉壁1と壁取付部材4との溶
接接合部に割れ等が発生するおそれが増大していること
を意味する。
【0006】本発明はこのような背景に鑑みてなされた
もので、その目的は、ボイラの炉壁と管寄せに熱伸び差
があっても、炉壁の変形破損や、側板と壁取付部材との
溶接接合部及び炉壁と壁取付部材との溶接接合部に割れ
等が発生するおそれのない管寄せ支持装置を提供するに
ある。
もので、その目的は、ボイラの炉壁と管寄せに熱伸び差
があっても、炉壁の変形破損や、側板と壁取付部材との
溶接接合部及び炉壁と壁取付部材との溶接接合部に割れ
等が発生するおそれのない管寄せ支持装置を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、一端をボイラの炉壁の外側に突出するよ
うにして他端を前記炉壁の側面に固定した一対の取付部
材により、管寄せをボイラの炉壁の外部で支持する管寄
せ支持装置において、前記管寄せの両端を上下方向に支
持する一対の支持部材を設け、前記支持部材と前記取付
部材とを回動可能に結合し、管寄せと炉壁の熱伸び差を
回動動作によって吸収して、前記熱伸び差に起因する過
剰な応力の発生を防止するように構成した。
め、本発明は、一端をボイラの炉壁の外側に突出するよ
うにして他端を前記炉壁の側面に固定した一対の取付部
材により、管寄せをボイラの炉壁の外部で支持する管寄
せ支持装置において、前記管寄せの両端を上下方向に支
持する一対の支持部材を設け、前記支持部材と前記取付
部材とを回動可能に結合し、管寄せと炉壁の熱伸び差を
回動動作によって吸収して、前記熱伸び差に起因する過
剰な応力の発生を防止するように構成した。
【0008】この場合、前記管寄せの炉壁に対して近接
離間する方向の移動を規制する規制部材、前記管寄せの
回転方向の移動を規制する規制部材、および、前記管寄
せの軸方向の移動を規制する規制部材などの規制部材を
設け、移動範囲を規制することが望ましい。
離間する方向の移動を規制する規制部材、前記管寄せの
回転方向の移動を規制する規制部材、および、前記管寄
せの軸方向の移動を規制する規制部材などの規制部材を
設け、移動範囲を規制することが望ましい。
【0009】なお、回動自在に結合する手段としてピン
結合を用いることができる。
結合を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。なお、以下の説明において、
前述の従来例と同等な各部には同一の参照符号を付し、
重複する説明は省略する。
施形態について説明する。なお、以下の説明において、
前述の従来例と同等な各部には同一の参照符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0011】図1は本発明の第1の実施形態に係るボイ
ラの要部斜視図、図2は支持部の側面図、図3は支持部
の正面図である。これらの図において、支持アーム10
は、一端が炉壁1の外側に突出するようにして他端が炉
壁1の側面に溶接されている。支持アーム10の前記一
端にはそれぞれ軸受板11が所定の間隔をあけて溶接さ
れている。この軸受板11にはピン12が支持アーム1
0の長手方向に装着されている。このピン12は、支柱
13の上端に開設された穴13aに挿入され、この支柱
13は前記軸受板11に前記ピン12を介して揺動可能
に取り付けられている。また、この支柱13には側板1
4が固定されている。
ラの要部斜視図、図2は支持部の側面図、図3は支持部
の正面図である。これらの図において、支持アーム10
は、一端が炉壁1の外側に突出するようにして他端が炉
壁1の側面に溶接されている。支持アーム10の前記一
端にはそれぞれ軸受板11が所定の間隔をあけて溶接さ
れている。この軸受板11にはピン12が支持アーム1
0の長手方向に装着されている。このピン12は、支柱
13の上端に開設された穴13aに挿入され、この支柱
13は前記軸受板11に前記ピン12を介して揺動可能
に取り付けられている。また、この支柱13には側板1
4が固定されている。
【0012】側板14には管寄せ取り付け用の穴14a
が設けられている。この穴14aは内径が管寄せ2の外
径よりも半径方向に数mm大きく形成され、この穴14
aに管寄せ2が挿入される。前記穴14aに対応する管
寄せの炉壁1側とその反対側の側面にはラグ15が設け
られている。一方、図2に示すように前記穴14aの水
平方向の対向部の側板14には、案内板16が取り付け
られている。この案内板16には、凹状の案内溝16a
が形成され、前記ラグ15がこの案内溝16aに挿入さ
れる。管寄せ2はラグ15の下面が前記案内溝16aの
下側の面に当接することにより、案内板16によって上
下方向に支持される。なお、ラグ15の上面及び前後方
向は溝16aとの間に、それぞれ所定の隙間を設けてあ
る。また、ラグ15水平方向の長さは、炉壁1と管寄せ
2の熱伸び差が最大の時でも溝16aから外れない長さ
に設定されている。
が設けられている。この穴14aは内径が管寄せ2の外
径よりも半径方向に数mm大きく形成され、この穴14
aに管寄せ2が挿入される。前記穴14aに対応する管
寄せの炉壁1側とその反対側の側面にはラグ15が設け
られている。一方、図2に示すように前記穴14aの水
平方向の対向部の側板14には、案内板16が取り付け
られている。この案内板16には、凹状の案内溝16a
が形成され、前記ラグ15がこの案内溝16aに挿入さ
れる。管寄せ2はラグ15の下面が前記案内溝16aの
下側の面に当接することにより、案内板16によって上
下方向に支持される。なお、ラグ15の上面及び前後方
向は溝16aとの間に、それぞれ所定の隙間を設けてあ
る。また、ラグ15水平方向の長さは、炉壁1と管寄せ
2の熱伸び差が最大の時でも溝16aから外れない長さ
に設定されている。
【0013】また、炉壁1の側面には、上面が支柱13
と隙間を持ち、かつ一端が炉壁1の外側に突出すように
してアーム20の他端が溶接されている。このアーム2
0の先端の上面には、ストッパ21が立設されている。
このストッパ21は、それぞれ支柱13と所定の間隔を
あけて溶接されている。また、連絡管6は大きなループ
を持たせて管寄せ2に固定してある。なお、この実施形
態におけるボイラでは、前記一対の側板14の間隔は約
10m、支持アーム10の炉壁1からの突出量は、約
1.5mである。
と隙間を持ち、かつ一端が炉壁1の外側に突出すように
してアーム20の他端が溶接されている。このアーム2
0の先端の上面には、ストッパ21が立設されている。
このストッパ21は、それぞれ支柱13と所定の間隔を
あけて溶接されている。また、連絡管6は大きなループ
を持たせて管寄せ2に固定してある。なお、この実施形
態におけるボイラでは、前記一対の側板14の間隔は約
10m、支持アーム10の炉壁1からの突出量は、約
1.5mである。
【0014】このように大略構成された管寄せ支持装置
は、図4のボイラの運転状態と側板14との相対位置を
示す説明図に示すように、ボイラ休止時は、実線で示す
ほぼ鉛直な位置にある。この位置からボイラが起動され
ると、ボイラ起動時は、炉壁1の温度が管寄せ2の温度
よりも先に上昇するので、炉壁1の伸びが管寄せ2の伸
びより大きくなり、側板14は図4の2点鎖線で示すよ
うに内側に傾く。また、運転状態が進行し、所定の運転
時間が経過した後、もしくは定常運転時は、炉壁1と管
寄せ2との温度差が200℃程度になる結果、管寄せ2
は炉壁1によりも前記長さの場合、約15mm余計に伸
びる。この伸びにより、側板14は図4において点線で
示すようにハの字状に傾く。そして、いずれの場合も支
柱13が支持アーム10に対して回転することにより、
管寄せ2と炉壁1の熱伸び差は吸収される。この結果、
側板14および支持アーム10に加わる曲げモーメント
は僅かである。なお、溝16aとラグ15の間に設けた
上下方向の隙間により、溝16aの上端とラグ15の上
端が干渉することはない。なお、前記間隔は、干渉しな
ような間隔に設定される。
は、図4のボイラの運転状態と側板14との相対位置を
示す説明図に示すように、ボイラ休止時は、実線で示す
ほぼ鉛直な位置にある。この位置からボイラが起動され
ると、ボイラ起動時は、炉壁1の温度が管寄せ2の温度
よりも先に上昇するので、炉壁1の伸びが管寄せ2の伸
びより大きくなり、側板14は図4の2点鎖線で示すよ
うに内側に傾く。また、運転状態が進行し、所定の運転
時間が経過した後、もしくは定常運転時は、炉壁1と管
寄せ2との温度差が200℃程度になる結果、管寄せ2
は炉壁1によりも前記長さの場合、約15mm余計に伸
びる。この伸びにより、側板14は図4において点線で
示すようにハの字状に傾く。そして、いずれの場合も支
柱13が支持アーム10に対して回転することにより、
管寄せ2と炉壁1の熱伸び差は吸収される。この結果、
側板14および支持アーム10に加わる曲げモーメント
は僅かである。なお、溝16aとラグ15の間に設けた
上下方向の隙間により、溝16aの上端とラグ15の上
端が干渉することはない。なお、前記間隔は、干渉しな
ような間隔に設定される。
【0015】ところで、ボイラ休止時、起動時及び運転
時には、伝熱管3及び連絡管6も熱により長手方向に伸
縮する。伝熱管3及び連絡管6が長手方向に伸縮する
と、管寄せ2には炉壁1と直角の方向の力及び回転方向
の力が加わる。本実施形態では、ストッパ21が管寄せ
2の炉壁1に対して直交する方向の移動を制限し、案内
板16がラグ15を介して管寄せ2の回転を制限するか
ら、伝熱管3が過大に変位して管寄せ2の接合部に過大
な応力が加わることを防止できる。なお、ストッパ21
を設けない場合、管寄せ2は炉壁1と直交する方向に1
0mm程度移動する。そのため、前記ストッパ21と支
柱13との間隔は数mm程度の間隔に設定される。
時には、伝熱管3及び連絡管6も熱により長手方向に伸
縮する。伝熱管3及び連絡管6が長手方向に伸縮する
と、管寄せ2には炉壁1と直角の方向の力及び回転方向
の力が加わる。本実施形態では、ストッパ21が管寄せ
2の炉壁1に対して直交する方向の移動を制限し、案内
板16がラグ15を介して管寄せ2の回転を制限するか
ら、伝熱管3が過大に変位して管寄せ2の接合部に過大
な応力が加わることを防止できる。なお、ストッパ21
を設けない場合、管寄せ2は炉壁1と直交する方向に1
0mm程度移動する。そのため、前記ストッパ21と支
柱13との間隔は数mm程度の間隔に設定される。
【0016】図5は本発明の第2の実施形態に係る支持
部の側面図である。なお、以下の説明において、前述の
第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。
部の側面図である。なお、以下の説明において、前述の
第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0017】この実施形態は図2に図示した第1の実施
形態における支持アーム10とアーム20を側面視コの
字形の支持アーム30としてボイラ1の側面に固定し、
側板14を支持アーム30に水平方向に回動自在に取り
付けた構成に特徴がある。回動自在に取り付けるため
に、支持アーム30の垂直部30aの上下に所定間隔を
おいてピン12が嵌合する穴が開設された一対の軸受ブ
ロック32を溶接により固定し、側板14の上下の端部
に固定された軸受板33と前記軸受ブロック32とをピ
ン12により結合したものである。
形態における支持アーム10とアーム20を側面視コの
字形の支持アーム30としてボイラ1の側面に固定し、
側板14を支持アーム30に水平方向に回動自在に取り
付けた構成に特徴がある。回動自在に取り付けるため
に、支持アーム30の垂直部30aの上下に所定間隔を
おいてピン12が嵌合する穴が開設された一対の軸受ブ
ロック32を溶接により固定し、側板14の上下の端部
に固定された軸受板33と前記軸受ブロック32とをピ
ン12により結合したものである。
【0018】このように構成すると、炉壁1と管寄せ2
の熱伸び差を前記ピン12を中心とする回動動作で吸収
することができる。この第2の実施形態では、第1の実
施形態に比べて支持アーム30の上下方向の寸法を小さ
くできることから、管寄せ2の上下方向の支持スペース
が狭い場合に有効である。その他、特に説明しない各部
は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能
する。
の熱伸び差を前記ピン12を中心とする回動動作で吸収
することができる。この第2の実施形態では、第1の実
施形態に比べて支持アーム30の上下方向の寸法を小さ
くできることから、管寄せ2の上下方向の支持スペース
が狭い場合に有効である。その他、特に説明しない各部
は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能
する。
【0019】ところで、図6に示すように、穴13aあ
るいは軸受板33(または軸受ブロック32)の穴を長
穴にしておき、支柱13あるいは側板14(または支持
アーム30)がピン12に対して水平方向に移動できる
ようにすると、側板14を常に炉壁1に対して垂直位置
に保つことができ、側板14および支持アーム10に加
わる曲げモーメントをほぼ0にすることができる。
るいは軸受板33(または軸受ブロック32)の穴を長
穴にしておき、支柱13あるいは側板14(または支持
アーム30)がピン12に対して水平方向に移動できる
ようにすると、側板14を常に炉壁1に対して垂直位置
に保つことができ、側板14および支持アーム10に加
わる曲げモーメントをほぼ0にすることができる。
【0020】この場合、図7に示すように、ラグ15の
端部に水平方向の一対のストッパ34を設けると、管寄
せ2が側板14に対して水平方向に移動する範囲を制限
でき、伝熱管3が過大に変位して管寄せ2との接合部に
過大な応力が加わることを防止できる。
端部に水平方向の一対のストッパ34を設けると、管寄
せ2が側板14に対して水平方向に移動する範囲を制限
でき、伝熱管3が過大に変位して管寄せ2との接合部に
過大な応力が加わることを防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管寄せの両端を上下方向に支持する一対の支持部材を設
け、支持部材と取付部材とを回動自在に結合したので、
炉壁と管寄せに熱伸び差があっても、両者の間に曲げモ
ーメントが発生せず、炉壁の変形破損や、側板と壁取付
部材との溶接接合部及び炉壁と壁取付部材との溶接接合
部に割れ等を予防することができる。
管寄せの両端を上下方向に支持する一対の支持部材を設
け、支持部材と取付部材とを回動自在に結合したので、
炉壁と管寄せに熱伸び差があっても、両者の間に曲げモ
ーメントが発生せず、炉壁の変形破損や、側板と壁取付
部材との溶接接合部及び炉壁と壁取付部材との溶接接合
部に割れ等を予防することができる。
【0022】また、管寄せの炉壁に対する近接離間方向
の移動、回転方向の移動及び長手方向の移動を規制する
ようにしたので、伝熱管および伝熱管の管寄せ接続部に
過大な応力が加わることを防止できる。
の移動、回転方向の移動及び長手方向の移動を規制する
ようにしたので、伝熱管および伝熱管の管寄せ接続部に
過大な応力が加わることを防止できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るボイラと管寄せ
支持装置の斜視図である。
支持装置の斜視図である。
【図2】図1の管寄せの支持部側面図である。
【図3】図1の管寄せの支持部正面図である。
【図4】本発明に係るボイラ運転休止時及び運転時の側
板の炉壁に対する相対位置を示す説明図である。
板の炉壁に対する相対位置を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る支持部の側面図
であ。
であ。
【図6】本発明の支持部の変形例を示す図である。
【図7】本発明の管寄せ支持部の変形例を示す図であ
る。
る。
【図8】従来のボイラにおける管寄せ支持装置の正面図
である。
である。
【図9】従来のボイラにおける管寄せ支持装置の側面図
である。
である。
【図10】従来の炉壁及び管寄せの熱変形の様子を示す
図である。
図である。
2 管寄せ 10 壁取付部材 12 ピン 13 支持部材 14 側板
フロントページの続き (72)発明者 楠部 辰一 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 東川 謙示 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 一端をボイラの炉壁の外側に突出するよ
うにして他端を前記炉壁の側面に固定した一対の取付部
材により、管寄せをボイラの炉壁の外部で支持する管寄
せ支持装置において、 前記管寄せの両端を上下方向に支持する一対の支持部材
を設け、前記支持部材と前記取付部材とを回動可能に結
合したことを特徴とする管寄せ支持装置。 - 【請求項2】 前記管寄せの前後方向の移動を規制する
規制部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の管
寄せ支持装置。 - 【請求項3】 前記管寄せの回転方向の移動を規制する
規制部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に
記載の管寄せ支持装置。 - 【請求項4】 前記管寄せの軸方向の移動を規制する規
制部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし3にい
ずれか1項に記載の管寄せ支持装置。 - 【請求項5】 前記回動可能に結合するためにピン結合
としたことを特徴とする請求項1記載の管寄せ支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214070A JP2001041406A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 管寄せ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214070A JP2001041406A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 管寄せ支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001041406A true JP2001041406A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16649760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11214070A Pending JP2001041406A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 管寄せ支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001041406A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012159499A1 (zh) * | 2011-06-23 | 2012-11-29 | 上海锅炉厂有限公司 | 多功能集箱装配架 |
CN109869737A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-06-11 | 大唐华银电力股份有限公司金竹山火力发电分公司 | 一种防膨胀拉裂的“w”火焰锅炉系统 |
CN109869738A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-06-11 | 大唐华银电力股份有限公司金竹山火力发电分公司 | 一种锅炉防膨胀拉裂治理方法 |
JP2021014940A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 三菱パワー株式会社 | 管寄せ管台及びボイラ |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP11214070A patent/JP2001041406A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP7313215B2 (ja) | 2019-07-11 | 2023-07-24 | 三菱重工業株式会社 | 管寄せ管台及びボイラ |
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