JP2001039386A - 緊急浮上用送気装置 - Google Patents

緊急浮上用送気装置

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JP2001039386A
JP2001039386A JP11249118A JP24911899A JP2001039386A JP 2001039386 A JP2001039386 A JP 2001039386A JP 11249118 A JP11249118 A JP 11249118A JP 24911899 A JP24911899 A JP 24911899A JP 2001039386 A JP2001039386 A JP 2001039386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便でかつ安全に作動する信頼性の高い緊急
浮上用送気装置を提供すること。 【解決手段】 緊急浮上用送気装置Aは緊急用空気タン
ク1を備え、その一端部の導管部2の係合端3に気密に
取り付けられた第1減圧装置11を介して緊急送気管1
4に接続する。緊急送気管14は接続金具15を介して
第2減圧装置16に接続する。第2減圧装置16の他端
は、マニホールド19の第1の接続口20と接続する。
マニホールド19はさらにヘルメットに送気するための
送気管25に腰バルブ24を介して接続する第2の接続
口20と、低圧コンプレッサーからの通常送気用空気を
送気する送気管30が接続する第3の接続口22とを有
する。第3の接続口22とマニホールド19の間には逆
止弁29が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緊急浮上装置に関
し、特にヘルメット潜水式緊急浮上用送気装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヘルメット潜水の歴史は古く約200年
以上になろうとしている。この間若干の品質向上の努力
がなされているが、基本的な構造は特に目立った改良が
なされていなかった。現在、ヘルメット潜水は日本式と
も呼ばれる「キリップ式ヘルメット方式」と呼ばれる方
式に従っている。この方式は、船上または陸上にあるコ
ンプレッサーからの送気が送気管の逆止弁を押し、ヘル
メット内部に送気され、排気弁で空気調節を行いなが
ら、潜降及び浮上等の作業を繰り返すことができるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンプ
レッサーとヘルメット間のホース(送気管)の長さが用
途により20m〜100mと異なり、長くなるほど外
傷、繰り返し使用による傷の発生頻度が増し、またホー
スに何らかの外傷、切断があった場合には、送気がホー
ス(送気管)から漏れてしまい、送気の供給が断たれる
結果、ヘルメット内に残存する空気のみでは潜水者が水
面まで浮上できず、生命の危険を含むかなり危険な状態
下におかれてしまうことがあり、不都合であった。そこ
で、簡便でかつ安全に作動する信頼性の高い緊急浮上用
送気装置が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究した
結果、小型の緊急用空気タンクを携行し、緊急時にこの
緊急用空気タンクから送気することにより上述の問題が
解決されることを見出し、本発明を完成した。
【0005】本願の請求項1の発明に係る緊急浮上用送
気装置は、空気タンクと、該空気タンクからの送気の圧
力を調節する減圧手段と、該減圧された送気をコンプレ
ッサーからヘルメットへの送気系に導入する送気流路結
合手段とを備えることを特徴とする。
【0006】本願の請求項2の発明に係る緊急浮上用送
気装置は、請求項1記載の緊急浮上用送気装置におい
て、前記減圧された送気をコンプレッサーからヘルメッ
トへの送気系に導入する送気流路結合手段は、前記空気
タンクから緊急用空気を送気する送気管を接続する第1
の接続口と、ヘルメットへ送気する送気管の端部に設け
られた腰バルブに接続する第2の接続口と、コンプレッ
サーからの通常送気用空気を送気する送気管を接続する
第3の接続口と、を有するマニホールドを備えることを
特徴とする。
【0007】本願の請求項3の発明に係る緊急浮上用送
気装置は、請求項1または2記載の緊急浮上用送気装置
において、前記第1の接続口は前記マニホールドに逆止
弁を介して接続されていることを特徴とする。
【0008】本願の請求項4の発明に係る緊急浮上用送
気装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の緊急浮上用
送気装置において、前記空気タンクを使用者の腰部に取
り付けるための固定具を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態の一例を説明するが、本発明はこれに限定
されない。
【0010】図1は、本発明の緊急浮上用送気装置を示
す概略斜視図である。図2は、図1の緊急浮上用送気装
置の空気タンクの端部の詳細を示す斜視図である。図に
おいて、緊急浮上の際に使用するための空気を貯留する
緊急用の空気タンク1は、ダイバーの腰部に装着してダ
イバーの潜水行動を実質的に妨げない程度のサイズであ
り、その一端部に設けられた、圧縮空気を導入・導出す
る導管部2に連続して、外形がほぼ矩形状の中空の係合
部3が設けられている。この係合部3には開閉バルブの
つまみ4が設けられこれを軸周りに回転することによ
り、導管部2と係合部が中空であることにより形成され
ている圧縮空気の流路5を開閉することができる。係合
部3の解放端部にはほぼ円柱状の係合端部6が一体に形
成され、その円柱の両端に臼状の凹部7,8が形成され
ている。凹部7にはその底部近傍に流路5の入出口9が
開口している。また、凹部7の縁部には環状の溝または
段部10が設けられている。
【0011】第1減圧装置11には固定金具12が取り
付けられている。さらに第1減圧装置11には空気タン
ク1内の残存空気圧を計量表示する残圧計13が取り付
けられ、一方では、緊急空気送気ホース14に接続して
いる。固定金具12は締め付けハンドル12aを有し、
これを軸線周りに回動して後述するように空気タンク1
の導管部2の係合端部3に気密に係合し、係合端部3内
に形成された流路5を外界に対して気密に第1減圧装置
11に接続、連通させる。緊急空気送気ホース14の他
端14aは、いわゆるワンタッチ金具と呼ばれる接続金
具15を介して脱着可能かつ気密に第2減圧装置16に
接続している。なお、図では、ワンタッチ金具15は係
合を脱した状態で示してあるが、使用時は係合してい
る。第2減圧装置16は減圧弁調整ハンドル17を操作
することにより圧力調整が可能である。
【0012】第2減圧装置16の他端18は、マニホー
ルド19にその第1の接続口20を介して接続する。マ
ニホールド19は、別に第2の接続口21および第3の
接続口22を有し、第2の接続口21は逆止弁23、腰
バルブ24を介して送気ホース25に接続する。送気ホ
ース25は逆止弁26(図4)を介してヘルメット27
(図4)に接続する。腰バルブ24は調整ハンドル28
を有し送気ホース25内を通る空気の流量を調整可能で
ある。また、第3の接続口22は逆止弁29を介して船
上のコンプレッサー(図5の72)からの通常送気を送
気するための送気ホース30と接続する。マニホールド
19のこれら第1〜第3の接続口20,21,22はこ
れらに対応する部材と例えばネジ係合により気密に接続
される。上述のように本発明において用いられる送気流
路結合手段はマニホールド19を主な構成要素として含
む。
【0013】本発明では、上述のように第1および第2
減圧装置11,16を備えており、法規上の要請を満た
している構造となっている。
【0014】緊急用の空気タンク1はシリンダー状であ
り、両端が同じ側にやや反り返った担持プレート31の
ほぼ中央部に長手方向に設けられた2つの平行スリット
(図示省略)に通されたナイロン製締め付けベルト32
で、空気タンク1の胴部を巻き、担持プレート31に脱
落したり緩んだりしないようにしっかりと締着する。締
め付けベルト32の端部はベルクロ式(いわゆるマジッ
クテープ)の面係合によりしっかりと止めることができ
る。担持プレート31の両端部33,34はそれぞれ担
持プレート31の長手方向に直角に設けられた2つのス
リット(図示省略)にナイロン製の腰ベルト35を通
し、潜水者の潜水服の腰回りにまわし、バックル36で
締めるつけ固定することによって潜水者にしっかりと締
着される。このため、潜水中の作業時にも脱落するおそ
れがない。なお、腰ベルト35は締め付けベルト32と
空気タンク1の胴部との間に通されている。
【0015】図3(A)は、本発明の緊急浮上用送気装
置の空気タンクの端部に第1減圧装置11を固定するの
に用いる固定金具を示す概略斜視図であり、(A)は係
合を脱した単独の状態、(B)は空気タンクの端部と係
合した状態を示す。図に示すように、第1減圧装置11
に結合された固定金具12は、フレーム41を備える。
このフレーム41は第1および第2の円環部42,43
と、これらを連結するアーム44,45から構成されて
おり、第1の円環部42の内側面には締め付けハンドル
12aのネジ山46に対応するネジ溝(図示省略)が形
成され、締め付けハンドル12aを回動することにより
締め付けハンドル12aの先端部47を進退させること
ができる。フレーム41は、第1減圧装置11に対して
回動可能に取り付けられる。すなわち、第1減圧装置1
1に固定接続される中空軸部48が第2の円環部43の
空間部(図示省略)を貫通して設けられ、これに円形リ
ム49を有する6角形の台座部50が中空軸部48に固
着され、台座部50は固定金具12のフレーム41の上
面51の一部を円環部43の空間部が覆われるように張
り出しており、台座部50の下面とフレーム41とはフ
レームが回動可能であるように十分な遊びを持つ。これ
により、固定金具12により空気タンク1の係合端部6
と係合固定した後も、送気ホース14の自由度および残
圧計13の連絡ホース13aの自由度が保たれるので、
潜水者の動作によって過度の力がかかることがなく、接
続に不具合を来すなどの不都合が確実に回避できる。
【0016】図2(B)に示す係合端部6の臼状の凹部
8が上を向くように持ち、これを、締め付けハンドル1
2aの先端部47が上方に位置するように(後退するよ
うに)回動された状態でフレーム41のアーム44,4
5の間に挿入し、臼状の凹部9の縁部に設けられた溝ま
たは段部10を台座部50の円形リム49に係合させて
から、締め付けハンドル12aを逆向きに回動して先端
部47を下げて締め付ける。これにより流路5、入出路
9(図2(A))、中空軸部48の流路52(図3
(A))を連通する外界に対して気密な流路が形成され
る(図3(B))。
【0017】図4は 本発明の緊急浮上用送気装置の装
着状態を示す模式的斜視図であり、(A)はダイバーの
前面側、(B)はダイバーの背面側の状態を示す。本発
明の緊急浮上用送気装置は、上述のように、図1に示す
腰ベルト35とバックル36により空気タンク1をダイ
バー(潜水服)の腰部に装着し、腰バルブ24に第2の
接続口21で接続されたマニホールド19の第1の接続
口20に接続した状態にある第2減圧装置16にワンタ
ッチ金具15の係合により緊急送気管14を接続するこ
とで、容易に使用待機状態にすることができる。本発明
の緊急浮上用送気装置Aを取り外す場合は、ワンタッチ
金具15の係合を解き、腰ベルト35を外すことによっ
て容易にダイバー(潜水服)から取り外すことができ
る。潜水を開始する前に開閉バルブのつまみ4を回動し
て開閉バルブを開く。これにより残圧計13に空気タン
ク1内の空気圧が表示されるので、開閉バルブが開であ
ること、空気タンク1が使用可能状態にあるかの確認が
できる。解放バルブを開にしたときに空気タンク1内の
圧縮空気が適切な圧力に減圧されるように第1および第
2減圧装置11,16を調整整備しておくことで、緊急
時に開閉バルブのつめみ4を開に操作するだけで緊急送
気の開始が可能になる。
【0018】図5は本発明の使用方法を説明する模式図
である。図において、船上潜水装置系60は送気系61
と通信系62を含む。63は水面である。送気系61は
空気吸入ホース71から大気中の空気を低圧コンプレッ
サー72で吸入、圧縮し、空気清浄機73を通して清浄
化された空気を逆止弁を介して潜水空気槽および予備空
気槽74に送り、流量計75および逆止弁76とを介し
て送気ホース30に送る。潜水空気槽および予備空気槽
74には圧力スイッチ付き圧力計77,安全弁78,切
り替えバルブ79を有する。本発明の緊急浮上用送気装
置Aを腰に装着したダイバーは送気ホース30より逆止
弁29を介して送られる通常送気を受けながら潜水し、
通信系62を構成する水中電話81および水中スピーカ
ー82により船上の潜水支援者との連絡を取りながら潜
水作業を行う。緊急浮上用の空気タンク1には通常4L
(200kg/cm)(状圧で約800L)の圧縮空
気が貯留されている。
【0019】送気ホース30が外傷を受けたり、切断し
たり、あるいは船上の送気系61が故障してダイバーに
十分な空気を送気できなくなったりした緊急時におい
て、ダイバーは水中電話で船上と連絡をとり、あるいは
さらに緊急を要する場合には直ちに本発明の緊急浮上用
送気装置を作動させる。すなわち、開閉バルブのつまみ
4を操作して開閉バルブを開にする(潜水時はタンクを
解放する関係法規上の義務がある)。第2減圧装置その
他はすべて潜水前に開閉バルブが開になったときに適正
に緊急送気が行われるように調整してあるので、単に開
閉バルブをするだけで、緊急浮上用空気タンク内に貯留
されている緊急送気が送気管14および第1の接続口2
0を介してマニホールド19に導入され、第2の接続口
21を経てヘルメット27への送気管25に送られる。
この場合、切断等の何らかの異常を生じたコンプレッサ
ー側の送気系61または送気ホース30への逆流が逆止
弁29により防止されるため、緊急用送気は切断された
送気ホースから漏出して失われる等の危険がなく、確実
にヘルメット27内に送気され、ダイバーの安全が確保
される。ダイバーは残量計13で空気タンク1内の空気
の残存量を確認しながら浮上速度を選択することができ
る。浮上速度は通常、日本式減圧表では10m/分、米
国海軍式減圧表では18m/分(第1減圧点まで)と規
定されているが、本発明の緊急浮上用送気装置は、緊急
用であるため、多少上述の値から外れても、ダイバーが
海中で見失われるようなことがなく、確実に浮上し、救
助されることが優先される。
【0020】本発明者は、海底深度の相違による必要送
気量をそれぞれ5回実験した。得られた結果は、下表1
に示す通りであり、本発明の緊急浮上用送気装置に用い
る空気タンクの容量は十分であるとともに安全性を見込
んだ値に設定されていることがわかる。
【0021】
【表1】
【0022】本発明の緊急浮上用送気装置の空気タン
ク、接続口等の各部材は、特に海水中での使用を考慮し
て、通常金属で構成されるものには真鍮、アルミニウム
等の非鉄金属製の部材を使用するのが好ましい。また、
ベルト等はナイロン等の丈夫で柔軟性のあるプラスチッ
ク製のものが好適に使用できる。
【0023】本発明を図面を参照してその一実施の形態
について説明したが、本発明はそれに限定されず、種々
の変更、変形を加えることができることは当業者には明
らかである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、空気タンク1と、該空
気タンク1からの送気の圧力を調節する減圧手段と、該
減圧された送気をコンプレッサーからヘルメットへの送
気系に導入する送気流路結合手段とを備えることで、簡
便でかつ安全に作動する信頼性の高い緊急浮上用送気装
置が提供される。
【0025】本発明によれば、減圧された送気をコンプ
レッサーからヘルメットへの送気系に導入する送気流路
結合手段は、空気タンクから緊急用空気を送気する送気
管を接続する第1の接続口と、ヘルメットへ送気する送
気管の端部に設けられた腰バルブに接続する第2の接続
口と、コンプレッサーからの通常送気を送る送気管を接
続する第3の接続口22と、を有するマニホールドを備
えることで、コンプレッサーからの送気管に接続されて
いて、緊急時には空気タンクの開閉バルブを単に開にす
るだけで緊急送気が適切な減圧状態で安全にダイバーに
送気される。
【0026】本発明により、第3の接続口22は前記マ
ニホールドに逆止弁29を介して接続されていること
で、空気タンク1からの緊急送気が逆流して失われるこ
となくダイバーに確実に送気される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緊急浮上用送気装置を示す概略斜視図
である。
【図2】本発明の緊急浮上用送気装置の空気タンクの端
部の詳細を示す概略斜視図であり、(A)は空気タンク
からの圧縮空気の流路と連通する側から視た状態、
(B)はその反対側から視た状態を示す。
【図3】本発明の緊急浮上用送気装置の空気タンクの端
部に第1減圧装置を固定するのに用いる固定金具を示す
概略斜視図であり、(A)は係合を脱して単独の状態、
(B)は空気タンクの端部と係合した状態を示す。
【図4】本発明の緊急浮上用送気装置の装着状態を示す
模式的斜視図であり、(A)はダイバーの前面側、
(B)はダイバーの背面側の状態を示す。
【図5】本発明の緊急浮上用送気装置の使用方法を説明
する模式図である。
【符号の説明】
A 緊急浮上用送気装置 1 空気タンク 2 導管部 3 係合部 4 開閉バルブのつまみ 5 流路 6 係合端部 7,8 凹部 9 入出口 10 溝または段部 11 第1減圧装置 12 固定金具 12a 締め付けハンドル 13 残量計 13a 連絡ホース 14 緊急空気用送気ホース 14a 緊急空気用送気ホースの他端 15 接続金具(ワンタッチ金具) 16 第2減圧装置 17 減圧弁調整ハンドル 18 第2減圧装置の他端 19 マニホールド 20 第1の接続口 21 第2の接続口 22 第3の接続口 23 逆止弁 24 腰バルブ 25 送気ホース 26 逆止弁 27 ヘルメット 28 調整ハンドル 29 逆止弁 30 送気ホース 31 担持プレート 32 締め付けベルト 33,34 担持プレートの端部 35 腰ベルト 36 バックル 41 フレーム 42 第1の円環部 43 第2の円環部 44,45 アーム 46 ネジ山 47 先端部 48 中空軸部 49 円形リム 50 台座部 51 フレームの円環部の上面 52 流路 60 船上潜水装置系 61 送気系 62 通信系 63 水面 71 空気吸入ホース 72 低圧コンプレッサー 73 空気清浄機 74 潜水空気槽および予備空気槽 75 流量計 76 圧力スイッチ付き圧力計 77 安全弁 78 切り替えバルブ 81 水中電話 82 水中スピーカー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月29日(1999.9.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第2減圧装置16の他端18は、マニホー
ルド19にその第1の接続口20を介して接続する。マ
ニホールド19は、別に第2の接続口21および第3の
接続口22を有し、第2の接続口21は腰バルブ24を
介して送気ホース25に接続する。送気ホース25
止弁26(図4)を介してヘルメット27(図4)に接
続する。腰バルブ24は調整ハンドル28を有し送気ホ
ース25内を通る空気の流量を調整可能である。また、
第3の接続口22は逆止弁29を介してマニホールド1
9に取り付けられ、一方、船上のコンプレッサー(図5
の72)からの通常送気を送気するための送気ホース3
0と接続する。マニホールド19のこれら第1〜第3の
接続口20,21,22はこれらに対応する部材と例え
ばネジ係合により気密に接続される。上述のように本発
明において用いられる送気流路結合手段はマニホールド
19を主な構成要素として含む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図4は 本発明の緊急浮上用送気装置の装
着状態を示す模式的斜視図であり、(A)はダイバーの
前面側、(B)はダイバーの背面側の状態を示す。本発
明の緊急浮上用送気装置は、上述のように、図1に示す
腰ベルト35とバックル36により空気タンク1をダイ
バー(潜水服)の腰部に装着し、腰バルブ24に第2の
接続口21で接続されたマニホールド19の第1の接続
口20に接続した状態にある第2減圧装置16にワンタ
ッチ金具15の係合により緊急送気管14を接続するこ
とで、容易に使用待機状態にすることができる。本発明
の緊急浮上用送気装置Aを取り外す場合は、ワンタッチ
金具15の係合を解き、腰ベルト35を外すことによっ
て容易にダイバー(潜水服)から取り外すことができ
る。潜水を開始する前に開閉バルブのつまみ4を回動し
て開閉バルブを開く。これにより残圧計13に空気タン
ク1内の空気圧が表示されるので、開閉バルブが開であ
ること、空気タンク1が使用可能状態にあるかの確認が
できる。開閉バルブを開にしたときに空気タンク1内の
圧縮空気が適切な圧力に減圧されるように第1および第
2減圧装置11,16を調整整備しておくことで、緊急
時に開閉バルブのつまみ4を開に操作するだけで緊急送
気の開始が可能になる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】送気ホース30が外傷を受けたり、切断し
たり、あるいは船上の送気系61が故障してダイバーに
十分な空気を送気できなくなったりした緊急時におい
て、ダイバーは水中電話で船上と連絡をとり、あるいは
さらに緊急を要する場合には直ちに本発明の緊急浮上用
送気装置を作動させる。すなわち、開閉バルブのつまみ
4を操作して開閉バルブを開にする(潜水時はタンクを
開放する関係法規上の義務がある)。第2減圧装置その
他はすべて潜水前に開閉バルブが開になったときに適正
に緊急送気が行われるように調整してあるので、単に開
閉バルブを開にするだけで、緊急浮上用空気タンク内に
貯留されている緊急送気が送気管14および第1の接続
口20を介してマニホールド19に導入され、第2の接
続口21を経てヘルメット27への送気管25に送られ
る。この場合、切断等の何らかの異常を生じたコンプレ
ッサー側の送気系61または送気ホース30への逆流が
逆止弁29により防止されるため、緊急用送気は切断さ
れた送気ホースから漏出して失われる等の危険がなく、
確実にヘルメット27内に送気され、ダイバーの安全が
確保される。ダイバーは残量計13で空気タンク1内の
空気の残存量を確認しながら浮上速度を選択することが
できる。浮上速度は通常、日本式減圧表では10m/
分、米国海軍式減圧表では18m/分(第1減圧点ま
で)と規定されているが、本発明の緊急浮上用送気装置
は、緊急用であるため、多少上述の値から外れても、ダ
イバーが海中で見失われるようなことがなく、確実に浮
上し、救助されることが優先される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 A 緊急浮上用送気装置 1 空気タンク 2 導管部 3 係合部 4 開閉バルブのつまみ 5 流路 6 係合端部 7,8 凹部 9 入出口 10 溝または段部 11 第1減圧装置 12 固定金具 12a 締め付けハンドル 13 残量計 13a 連絡ホース 14 緊急空気用送気ホース 14a 緊急空気用送気ホースの他端 15 接続金具(ワンタッチ金具) 16 第2減圧装置 17 減圧弁調整ハンドル 18 第2減圧装置の他端 19 マニホールド 20 第1の接続口 21 第2の接続口22 第3の接続口 24 腰バルブ 25 送気ホース 26 逆止弁 27 ヘルメット 28 調整ハンドル 29 逆止弁 30 送気ホース 31 担持プレート 32 締め付けベルト 33,34 担持プレートの端部 35 腰ベルト 36 バックル 41 フレーム 42 第1の円環部 43 第2の円環部 44,45 アーム 46 ネジ山 47 先端部 48 中空軸部 49 円形リム 50 台座部 51 フレームの円環部の上面 52 流路 60 船上潜水装置系 61 送気系 62 通信系 63 水面 71 空気吸入ホース 72 低圧コンプレッサー 73 空気清浄機 74 潜水空気槽および予備空気槽 75 流量計 76 圧力スイッチ付き圧力計 77 安全弁 78 切り替えバルブ 81 水中電話 82 水中スピーカー
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気タンクと、該空気タンクからの送気
    の圧力を調節する減圧手段と、該減圧された送気をコン
    プレッサーからヘルメットへの送気系に導入する送気流
    路結合手段とを備えることを特徴とする緊急浮上用送気
    装置。
  2. 【請求項2】 前記減圧された送気をコンプレッサーか
    らヘルメットへの送気系に導入する送気流路結合手段
    は、前記空気タンクから緊急用空気を送気する送気管を
    接続する第1の接続口と、ヘルメットへ送気する送気管
    の端部に設けられた腰バルブに接続する第2の接続口
    と、コンプレッサーからの通常送気用空気を送気する送
    気管を接続する第3の接続口とを有するマニホールドを
    備えることを特徴とする請求項1記載の緊急浮上用送気
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の接続口は前記マニホールドに
    逆止弁を介して接続されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の緊急浮上用送気装置。
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