JP2001037509A - 腕時計用の迅速固定装置 - Google Patents

腕時計用の迅速固定装置

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JP2001037509A
JP2001037509A JP11201843A JP20184399A JP2001037509A JP 2001037509 A JP2001037509 A JP 2001037509A JP 11201843 A JP11201843 A JP 11201843A JP 20184399 A JP20184399 A JP 20184399A JP 2001037509 A JP2001037509 A JP 2001037509A
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quick
band
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Pekinie Emile
ペキニエ エミール
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Montres Pequignet SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンド(4)と一体な連結要素(6)と、ケー
ス(5)と一体な連結要素(7)とからなる固定具(2)
を有し、2つの連結要素(6、7)が互いに嵌合し合っ
て係合する、バンド(4)の端部(3)を腕時計(1)の
ケース(5)に一体化するための迅速固定装置の改良。 【解決方法】 2つの連結要素(6、7)が嵌合状態から
解放される少なくとも1つの開口位置と互いに嵌合一体
化される少なくとも1つの閉位置との間で移動できよう
に、一方の連結要素(6または7)がそれと一体な部材
(4または5)上に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はバンドの両端をケー
スに迅速に固定するための固定装置に関するものであ
り、特に、時計バンドの両端を腕時計のケースに迅速に
固定するための腕時計/バンド迅速固定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】腕時計のバンドに互換性をもたせるため
に腕時計のケースにバンドを短時間で確実に取り付ける
ための迅速固定装置は当業者に多数知られている。公知
の迅速固定装置の大部分はほぼ同じ作動原理を用いてい
る。その作動原理は、まず最初に腕時計のバンドおよび
ケースとそれぞれ一体な2つの連結要素を互いに嵌合さ
せ、次いで、収容部を構成する方の連結要素の一部をブ
ロック部材で少なくとも部分的に塞いで上記の嵌合状態
をロックするものである。この型式の迅速固定装置はブ
ロック部材が存在するため、腕時計全体の調和バランス
が損なわれる。ブロック部材の寸法を小さくても美観が
良くないという欠点があり、固定用の各部品の寸法を小
さくすると信頼性が不十分になる。
【0003】ブロック部材を腕時計に合った形にすると
別の問題が生じる。特にブロック部材をケースに取り付
ける方法が問題になり、四角形の腕時計の構造および/
または形式を大幅に変更しなければならず、製造コスト
が大幅に上がる。寸法の大きなブロック部材の存在は美
観の大きな部分を占めるので、形の変形に制限がない場
合でも、この構成は腕時計全体の設計に不利になる。ま
た、このような迅速固定装置を既存の腕時計に合せるの
は困難であり、実際には逆のアプローチが用いられ、腕
時計をブロック部材に合せることになる。
【0004】これらの重大な欠点に加えて、上記の固定
装置は殆ど実用的でないことが多く、顧客に対する魅力
はかなり低い。これらの固定装置は迅速性と信頼性の利
点を得るのは困難である。すなわち、一方の性質を得よ
うとする他方の性質が犠牲になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する技術的課題は、バンドと一体な連結要素とケースと
一体な連結要素とを有し、連結要素が互いに嵌合して係
合することで腕時計のケースにバンドの端部を一体化さ
せる形式の迅速固定装置において、従来技術の問題がな
く、迅速且つ高い信頼性で使用でき、適合性および美観
に優れ、妥当なコストで製造できる迅速固定装置を提案
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために、本発明の固定装置では2つの連結要素が嵌
合状態から解放される少なくとも1つの開口位置と、互
いに嵌合一体化される少なくとも1つの閉位置との間を
移動できように、一方の連結要素がそれと一体な部材上
に取付けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】開口位置では2つの連結要素は互
いに独立し、少なくとも嵌合方向に係合・取外しが自由
にできる状態になる。一方、閉位置では嵌合方向が閉じ
られているので、互いに組立てられた2つの連結要素は
永久的に結合する。既に述べたように、可動な方の連結
要素は少なくとも1つの開口位置と少なくとも1つの閉
位置とが利用できる限り、任意に移動できればよい。す
なわち、可動な連結要素は並進運動、回転運動、わずか
に複雑な運動等の任意の運動で可動であればよい。
【0008】可動な連結要素をどらか側の部品にも取付
けできるようにするのが好ましい。本明細書で可動な連
結要素を取り付けた部材とはケースまたはバンドを意味
し、可動な連結要素がケースと一体か、バンドと一体か
で決まる。本発明の1つの特徴は、可動な連結要素が2
つの連結要素が少なくとも部分的に互いに嵌合して組み
合わされた時の雌型部分を構成する点にある。そのため
に可動な連結要素は雄型部分を構成する他方の連結要素
に形成されたほぼ反対形状の突起部を収容する少なくと
も1つの収容部を備えている。連結要素のこの性質と連
結要素がそれと一体な部材に対して可動であることによ
って、雌型部分の収容部に自由に接近できる少なくとも
1つの開口位置と、上記部材の表面の一部によって塞が
れる少なくとも1つの閉位置とを容易に規定することが
できる。
【0009】連結要素が任意の運動で可動であったとし
ても、移動方向はそれとは全く別の話しである。本発明
の他の特徴は、可動な連結要素と一体な部材の平面に対
してほぼ直角な方向に連結要素が可動である点にある。
この構成によって腕時計の通常使用時にケースとバンド
との間に加わる機械的応力(主として引張り応力)に対
して最大の抵抗力が与えられる。この構成にする目的は
可動な連結要素が不用意に移動する(予期せずに外れ
る)危険を無くすことにあるのは理解できよう。本発明
では可動な連結要素を閉位置でロックするための特殊な
ロック手段を備える必要はない。
【0010】ケースとバンドとの間の機械的応力の大部
分が加わる方向に対してほぼ横断方向に可動であるの
で、可動な連結要素は全ての力に対して有効に抵抗で
き、取外し位置すなわち開口位置へ可動な連結要素が移
動する危険はない。本発明では可動な連結要素の移動は
機械的応力が最小になる方向(通常の使用状態ではほと
んどありえない方向)に沿って行われる。本発明の好ま
しい実施例では、連結要素は可動な連結要素が移動する
方向に対してほぼ直角な方向から嵌合係合する。すなわ
ち、連結要素の係合・取外し方向はケースとバンドとの
間に機械的応力が主として加わる方向に対してほぼ平行
な方向を向いている。
【0011】連結要素はケースとバンドとの間の相対距
離(ズレ)に対応する係合方向からの嵌合で係合して、
ケースとバンドとの間に加わる引張力に対して固定装置
が自然に抵抗するようにするのが好ましい。閉位置では
連結要素は可動な連結要素と接触する部材の表面の一部
に対してほぼ直角に延びるので、連結要素の係合方向・
取外し方向を上記のようにすることによって、閉位置で
連結要素を外すことは全く不可能である。支持部材の表
面の一部は、可動な連結要素に形成された他方の連結要
素の雄型部分を収容する収容部へのアクセスを阻止する
ストッパーの役目をする。すなわち、連結要素の取外し
運動は可動な連結要素と一体な支持部材に対する可動な
連結要素の位置によって完全に制御される。
【0012】本発明では連結要素の嵌合をロックするた
めの特殊な固定部材を全く必要としないでバンドを腕時
計へ迅速に固定できるという点で本発明は極めて単純で
あるという利点がある。すなわち、本発明ではロックの
役目を閉位置で可動な連結要素が移動および/または位
置決めされるケースの表面の一部が行う。この概念の単
純化によって信頼性は高くなり、迅速に使用でき、コス
ト減となる。
【0013】本発明の他の実施例では、可動な連結要素
が移動する方向に対して連結要素がほぼ平行な方向から
嵌合係合する。すなわち、連結要素の係合・取外し方向
はケースとバンドとの間の機械的応力の大部分が加わる
方向に対してほぼ直角な方向になる。従って、ケースと
バンドとの間に加わる引張力(場合によっては押圧力)
に対して固定装置は自然に抵抗する。しかし、この構成
では連結要素の嵌合をロックするための手段を備えるこ
とが必要不可欠であり、第1実施例と同様に可動な連結
要素が取付けられる部材の表面の一部によってこの機能
を果たすことができない。従って、この場合には表面の
一部と係合・取外し方向とをほぼ平行とし、上記の表面
の一部がストッパーの役目をすることはない。
【0014】本発明のこの第2実施例では、可動な連結
要素を支持する部材がストッパーを形成する少なくとも
部分を備え、可動な連結要素が閉位置来た時にそれが可
動な連結要素と接触し、係合する。ストッパーを形成す
る上記の部分は連結要素の係合・取外し方向に対してほ
ぼ直角に延びている。上記実施例の通り、本発明の迅速
固定装置では可動な連結要素を閉位置で保持するロック
手段は必須ではないが、ロック手段を備えることもでき
る。その目的は安全性を向上させ、固定の信頼性をより
高めることのみにある。以下、添付図面を参照して本発
明をさらに詳細に説明するが、本発明が下記実施例に限
定されるものではない。
【0015】
【実施例】図面を明瞭にするために各図では同じ要素に
は同じ参照符号を付けてある。また、本発明の理解に必
須の要素のみを示し、縮尺は概念的なものである。図1
と図2に示す実施例から分かるように、腕時計1は互い
に同一で対称な2つの迅速固定具2を備えている。この
迅速固定具2はバンド4の端部3を腕時計1のケース5
に取付けるためのものであり、互いに嵌合して係合する
2つの連結要素6、7からなる。第1の連結要素6はバ
ンド4と一体で、嵌合時に雄型を構成し、第2の連結要
素7はケース5と一体で、雌型の役目をする。本発明の
一つの実施例では、連結要素7は2つの連結要素6、7
が嵌合一体化される閉位置と、互いに解放される複数の
開口位置との間を移動可能な状態で取付けられている。
この実施例では、連結要素7はケース5とバンド4との
間に加わる機械的応力が作用する方向に対してほぼ直角
なケース5の平面と平行な軸線を中心に回転移動する。
【0016】この実施例では連結要素7はロッド8の形
をしており、このロッド8はケース5と一体なピボット
10によってケース5の側面の1つ9に回転自在な状態で
取付けられている。ロッド8の両端部には収容部11a、1
1bが形成されている。各収容部11a、11bには他方の連結
要素6に形成されたほぼ逆の形の突起部12a、12bの1つ
が嵌合係合する。連結要素6はU字型部品13の形をして
いる。バンド4の端部3はこのU字型部品13に挿通でき
るので、バンド4は着脱自在である。この特徴によって
バンド4のみを交換でき、利用可能なバンド数とは無関
係に連結要素6の数は1つでよい。U字型部品13の両端
部には突起部12a、12bが設けられている。
【0017】2つの連結要素6、7の嵌合は可動な連結
要素6が移動する平面に対して直角な方向からか、バン
ド4とケース5との間の離間距離に沿った係合方向から
行われる。そのために、収容部11a、11bへのアクセスは
ケース5の方向を向いている。この収容部11a、11bは可
動な連結要素7が閉位置に来た時に側面の一部9によっ
て塞ぐことができる。ケース5の側面9に対して可動な
連結要素7を確実に固定するために、可動な連結要素7
の回転を防止するロック手段14を設けるのが好ましい。
このロック手段は互いにほぼ逆の形をした2つの固定要
素15、16で構成され、固定要素15、16は可動な連結要素
7およびそれを支持する部材5にそれぞれ設けられてい
る。この2つの固定要素15、16は可動な連結要素7が閉
位置にあるときに弾性戻し手段17の作用で互いに嵌合係
合している。
【0018】図1および図2に示す実施例からわかるよ
うに、固定要素16は収容部(mortaise)を構成する凹部
18であり、この凹部18はケース5の側面9に直接形成し
たものである。固定要素15は溝(tenon) を有するするプ
レート19で構成され、このプレート19は2つの固定ネジ
20a、20bによってロッド8に着脱自在に取付けられてい
る。ロッド8上にプレート19を完全に位置決めするため
にロッド8には凹部21が形成されており、この凹部21は
ケース5に設けた凹部18内に嵌合されないプレート19の
一部の逆の形をしている。凹部18と21の合計容積はプレ
ート19全体の寸法と正確に一致するのが好ましい。そう
することによって閉位置にあるときにプレート19を凹部
18内に完全に嵌合させ、ロッド8とケース5とをピッタ
リと接触させることができる。
【0019】固定要素15、16の係合・取外しは、可動な
連結要素7が回動自在に取付けられている軸線に沿った
並進運動によって行われる。すなわち、ロッド8はピボ
ット10に対して並進運動できるように取付けられてい
る。具体的には、ピボット10は円筒形の盲穴23の内部へ
軸線方向に摺動可能なヘッド22を有している。、この盲
穴23はロッド8に横向きに形成されており、盲穴23の寸
法はヘッド22の寸法に対応している。ロッド8の開口が
プレート19によって部分的に塞がれるとヘッド22は盲穴
23内に閉じ込められる。プレート19にはピボット10の本
体25の寸法にほぼ対応する小さい寸法の横断ボア24が形
成されている。
【0020】この構成にすることによって、ピボット10
に対してロッド8を自由に回転でき、連結要素7を可動
にできるという点は理解できよう。固定要素15、16を確
実に係合させるために弾性戻し手段17が備えられてい
る。弾性戻し手段17はヘッド22とプレート19の内面との
間でピボット10の本体25の周りに位置決めされたコイル
バネ26の形をしている。ピボット10がケース5と一体で
あるためヘッド22は固定されていると考えられ、バネ26
の力は軸線方向に並進運動可能な状態で取り付けられた
ロッド8にしか加わらない。従って、可動な連結要素7
は側面9の方向へ強制的に移動され、固定要素15、16が
閉位置で互いに嵌合した時には両者は完全に整合する。
【0021】図3〜図5から分かるように、図1および
図2に示す腕時計のバンド4の分解は極めて簡単に行わ
れている。先ず最初に図3で、バンド4の各部分27、28
を引張って固定要素15、16のロックを外し、2つの可動
な連結要素7を閉位置から離す。次に、可動な連結要素
7をケースに対して回動させて、互いに嵌合している雄
型と雌型部分が取外しできるような開口位置にする。図
4に示すケース5とバンド4とが互いに直角な位置にあ
る開口位置は多くの可能な開口位置の1つに過ぎない。
最後に、図5に示すように、連結要素6、7を離す。こ
の状態でバンド4の各部分27、28の連結要素6を取外し
て新しいバンドの各端部に再度挿入することができる。
再取付けは逆の操作を行えばよい。すなわち、可動な連
結要素7を回動させると固定要素15、16が弾性戻し手段
17の力で自動的にロックされ、連結要素6、7が再係合
する。
【0022】図3に示す分解操作時に固定具2に引張り
力を加えると、ピボット10に沿ってロッド8が軸線方向
に摺動し、ヘッド22に対してプレート19が近づくとバネ
26は縮む。固定要素15、16のロックが外れたとき(すな
わちプレート19が凹部18から完全に離れたとき)には、
ロッド8はピボット10の周りで自由に回転できる。この
運動は、ヘッド22と盲穴23との接触係合およびピボット
10の本体25と横断ボア24との接触係合によって完全に案
内される。例えば図4のような望ましい開口位置に来た
時に、図5に示すようにケース5とバンド4とを接近さ
せて2つの連結要素を外す。
【0023】図6の部分図に示した腕時計30は単純な変
形例の1つで、連結要素31、32の位置を第1実施例の対
応物に対して単純に逆にしたものである。すなわち、可
動な連結要素31をバンド33と一体にしてある。しかし、
この迅速固定装置35の必須の構造および作動原理は図1
〜図5に示したものと基本的に同じである。すなわち、
可動な連結要素31の回転可動性および可動な連結要素31
が閉位置から開口位置へまたはその逆へ移動する方向対
してほぼ直角な方向からの連結要素31、32の嵌合方法は
同じである。唯一の構造上の相違点は連結要素32がケー
ス34と一体化されている点であり、そのためにいくつか
の変更が必要になるが、可動な連結要素31の構造と固定
要素の構造はその対応物と完全に同一であり、雄型部分
は類似のものである。
【0024】図7〜図10は当業者に理解できる全ての変
形例の中のいくつかを極めて概念的に示している。各迅
速固定具90、91、92、93において、可動な連結要素40、
41、42、43がケース50、51、52、53と一体であると仮定
してある。当然、同じ原理で、バンドと一体な可動な連
結要素を選択する他の実施例を考えることもできる。図
7は第1実施例、すなわち回転移動する連結要素40を有
する迅速固定具90に対応している。これと組合わされる
連結要素60との嵌合は可動な連結要素40の可動面に対し
てほぼ直角な方向に沿って行われる。図8の場合は可動
な連結要素41が並進運動で移動する。この可動な連結要
素41も可動な連結要素41の可動面に直角な方向から他方
の連結要素61に嵌合係合する。
【0025】図9、図10に示す2つの変形例は、連結要
素42、43;62、63の嵌合が可動な連結要素42、43の可動
面に対して平行な方向から行われる点で上記の2つの変
形例とは異なる。この場合には、可動な連結要素42、43
を2種類の可動性すなわち図9の回転運動および図10の並
進運動で嵌合できる。この後者の2つの実施例では、連
結要素42、43;62、63の嵌合をロックするための特殊な
手段が設けられる。最も単純な場合、すなわち図10に示
す並進運動の場合には、ケース53は連結要素43、63の係
合方向に対して直角に延びる端縁部73を取外し方向の反
対側に有している。端縁部73は可動な連結要素43の長さ
ととほぼ同じ長さを有し、閉位置での可動な連結要素43
に形成された収容部83へのアクセスが端縁部73によって
完全に塞がれるようになっている。
【0026】連結要素42が回転運動するように取付けら
れた図9の場合では、可動な連結要素42の互いに反対側
の面に設けた2つの収容部82a、82bをロックできるよう
にするために、ストッパーを構成する2つの羽根72a、7
2bをケース52に設ける必要がある。この2つの羽根72
a、72bはケース52の上側面および各下側面から連結要素
42、62の係合方向に対して直角に延びている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の迅速固定装置を備えた
腕時計の平面図。
【図2】 図1の腕時計の縦方向断面側面図。
【図3】 図1と図2の腕時計を備えた迅速固定装置の
作動原理を示す平面図。
【図4】 図1と図2の腕時計を備えた迅速固定装置の
作動原理を示す別の平面図。
【図5】 図1と図2の腕時計を備えた迅速固定装置の
作動原理を示す別の平面図。
【図6】 本発明の第2実施例の腕時計の平面図。
【図7】 本発明の変形例を示す概念図。
【図8】 本発明の変形例を示す別の概念図。
【図9】 本発明の変形例を示す別の概念図。
【図10】 本発明の変形例を示すさらに別の概念図。
【符号の説明】
1、30 腕時計 2、35、90、91、92、93 迅速固定装置 3 バンドの端部 4、33 バンド 5、34、50、51、52、53 ケース 6、31、60、61、62、63;7、32、40、41、42、43 連結
要素 13 U字型部品 14 ロック手段 15、16 固定要素 17 弾性戻し手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド(4)と一体な連結要素(6)と、
    ケース(5)と一体な連結要素(7)とからなる固定具
    (2)を有し、2つの連結要素(6、7)が互いに嵌合し
    合って係合する、バンド(4)の端部(3)を腕時計
    (1)のケース(5)に一体化するための迅速固定装置に
    おいて、 2つの連結要素(6、7)が嵌合状態から解放される少な
    くとも1つの開口位置と互いに嵌合一体化される少なく
    とも1つの閉位置との間で移動できように、一方の連結
    要素(6または7)がそれと一体な部材(4または5)上に
    取付けられていることを特徴とする迅速固定装置。
  2. 【請求項2】 可動な連結要素(7)が少なくとも部分
    的に相互勘合して2つの連結要素(6、7)を組み合せる
    嵌合用雌型部分によって構成される請求項1に記載の迅
    速固定装置。
  3. 【請求項3】 可動な連結要素(7)がそれと一体な部
    材(5)の面に対してほぼ直角な方向に移動可動である
    請求項1または2に記載の迅速固定装置。
  4. 【請求項4】 2つの連結要素(6、7)が可動な連結要
    素(7)が移動する方向に対してほぼ直角な方向で嵌合
    して係合する請求項1〜3のいずれか一項に記載の迅速
    固定装置。
  5. 【請求項5】 2つの連結要素(6、7)がケース(5)
    とバンド(4)との間の距離に対応する係合方向で嵌合
    した係合する請求項1〜4のいずれか一項に記載の迅速
    固定装置。
  6. 【請求項6】 閉位置での2つの連結要素(6、7)の係
    合・解放方向が可動な連結要素(7)と接触した部材
    (5)の表面の一部に対してほぼ直角である請求項1〜5
    のいずれか一項に記載の迅速固定装置。
  7. 【請求項7】 連結要素(42、43;62、63)が可動連結
    要素(42、43)が移動しながら動くように取付けられて
    いる方向に対してほぼ平行な方向に沿って嵌合によって
    係合する請求項1〜3のいずれか一項に記載の迅速固定
    装置(92、93)。
  8. 【請求項8】 可動な連結要素(42、43)を支持する部
    材(52、53)が閉位置で可動な連結要素(42、43)と接触
    するストッパーを形成する少なくとも一つの部分(72
    a、72b、73)を有し、この部分(72a、72b、73)は連結
    要素(42、43)の係合・解放方向に対してほぼ直角に延
    びている請求項7に記載の迅速固定装置(92、93)。
  9. 【請求項9】 2つの連結要素(42、43;62、63)が可
    動でない連結要素(62、63)とストッパーを形成する部
    材(52、53)の一部分(72a、72b、73)との間の距離に
    対応する係合方向で嵌合して係合する請求項7または8
    に記載の迅速固定装置(92、93)。
  10. 【請求項10】 閉位置で可動な連結要素(7)を保持
    するロック手段(14)を有する請求項1〜9のいずれか一
    項に記載の迅速固定装置。
  11. 【請求項11】 ロック手段(14)が可動な連結要素
    (7)とそれを支持する部材(5)とにそれぞれ設けられ
    た互いに反対形状をした2つの固定要素(15、16)で構
    成され、これらの固定要素は可動な連結要素(7)が閉
    位置にあるときに弾性戻し手段(17)の力で互いに嵌合
    係合する請求項10に記載の迅速固定装置。
  12. 【請求項12】 バンド(4)と一体な連結要素(6)が
    バンド(4)の端部(3)に着脱自在に取付けられている
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の迅速固定装置。
  13. 【請求項13】 バンド(4)の端部(3)に着脱自在に
    取付けられた連結要素(6)がバンド(4)の端部(3)
    に挿通されたU字型部品(13)である請求項12に記載
    の迅速固定装置。
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